そうそう!
ここまでの一連の鑑賞教室フェスティバルで思ったこと。
よく共演している仲間の口から、「中学生はやだ」「高校生やりづらい」と言うのを聞く。
聞いてみると、小学生などは「わー!!」とか「すごーい!」と素直なリアクションが返って来るし、校歌は大合唱、踊りがあればもうカーニバル!!
それに比べると中・高校生のリアクションは少し冷めていて、ときには寝てる子もいるし、歌は歌わないし、シラーっとしてる…
と言うことらしい。
まあ、そういわれればそんな気はする…。
でも私はぜーんぜん気にならない。それでいいの?!と人は言うかもしれないけど、それでも全く気にならん。
それよりも、だからってこちらがちょっとしかめっ面になってたり、「盛り上がれよな…」みたいなテンションになっていることが、メチャメチャイヤだ。
私はきっとちょいと天の邪鬼だから、中高生の気分に近いのかもしれない。
楽しい時に素直に「楽しそうにする」、歌いたい時に人目を憚らず全力で「歌う」、感動した時には「泣く」…それが素直にできる人ってかなりの幸せ者。あるいはメチャメチャ勇気のある人。
私はこういうのを仕事にしてるから、人々に手を振り、笑いながらトランペットを吹き、盛り上げ、踊り狂ったりするけど、もしも仕事にしてなくてもできるか?!と言ったら甚だ疑問。
自分ができないことは、基本的には人もできなくても仕方ないと思うから、たとえ楽しかろうとつまらなかろうと、それが即リアクションで返って来なくても、本当に楽しんでくれたか、何か心に残せたかが問題で、リアクションは二の次と思うのさ。
それが証拠に、中高生はコンサートのあとに楽器体験をやったりして、1対1の関係になるとメチャメチャ喜怒哀楽ハッキリ出すし、しら~っとしてたみたいな学校の公演でも、終わったあと「感動しました~」と生徒が詰め掛けることもある。
要するに、集団の中での自己表現が上手くできない(あるいは集団に合わせるということがある程度できるようになったからこそ)、しら~としてるかのようにしている場合もあるのだ。
それをこちらが目くじらを立てたり、イヤだ!と言う風にしてしまうと、相手は説教染みた気分になったり、怒られているような気分になって、余計気持ちを表さなくなるって思うんだ。
だからいつだって、こっちは精一杯やればいい。
それに相手が聞いてないんだとすれば、それはこっちの力が足りないだけさ!
話す言葉の1つ1つにも心理学的に盛り上げることができる言葉と、物凄く盛り下がる言葉がある。
大人より子供の方がそういう言葉に敏感だから、同じ意味でも言う順番や使う単語を気をつけないといけない。
大抵、相手がもりあがらず焦ったり苛立ったりするとNGワードの方が出てきやすい。
またこちらの表情にも非常に敏感だから、常に相手にしていてほしいのと同じ表情をしているのがいい。
自分はしかめっ面で、相手には笑顔を要求するのは無理だもんね!!
おっ!ライオンに着いた!!
準備するバーイ(^O^)/
今日も頑張ろうー!!オー!