こんにちはー!!!
本日の写真は数年前に買った、初心者用のYAMAHAのコルネット(笑)
ベッソンのコルネット持ってたんですけど、なんだか変な趣味でして、子供用の安い楽器の方がいい音するような錯覚に陥り、シルキーを買う時にバックのほぼ新品の1本と合わせて、売ってしまって、、、
でも手元にコルネットがないってのも心細いからってんで、お目当て通りのYCR2330IIですよん。
今日、小学校に持って行ったら、みんなにキャーキャー言われました。おいおい、いつもの楽器の方が、10倍くらい(大袈裟か??)高いんだよ(笑)
そんなことはどうでも良いのです。。。
ところで、
今度のジュニアオーケストラのクリスマス会の管打アンサンブルでもやるのですが、スターウォーズ!!
カッコいいですよねー。
うん、めっちゃかっこいい。
でも、いやー、、、白状するとああいうのが実は得意じゃない(笑)
心の歌みたいなのとか、ムード音楽は得意ジャンルですが、トランペットだよねー!!ってみんなが思うようなパンパカパーンってフレーズはほぼ得意じゃない(笑)
でも、ときどきはやらなきゃいけないことがあるんで、そういう時はもちろん腹を括って、頑張るんですけどねッ!!
なので、12月までにB合奏のトランペットの子たちと楽しく吹けるように準備するわけですけど、
これがなんの偶然か、全くの別件で、
ここ何年かレッスンに行っている小学校もスターウォーズやるっていうんですよ!!
子どもだから、きっと勢いでいけちゃうんだろーなー!なんて羨ましく思っていたけど、
数週間前、1年ぶりくらいに行ってみたら、みんな全くテンションが上がらず、、、、
レッスン始まるよと言っても、音を出してみる気力もない、、、
ふざけてるとかじゃなくて、もう気が重いんですよ、オープニングからパーーーーんと出なきゃだけど、出せる気がしない的な。
それは何となく見てて伝わってきて、、、
何とかしてやらにゃーと思うけど、
とても真面目な子たちだから、適当にオリャーとかならない。
まぁ、私も真面目さんですから(え??ツッコミ、ナシな笑)、気持ちはとーーーーっても分かります。
で、形式的に「レッスン」って形で、しかも授業の中でやるってことで、どうしても「教える側」と「習う側」になる。
一方的になっちゃうんだよねー、どうしても。
で、今日もその学校へ行くってわけで、何かいい考えはないかなぁ、、、と考えながら、毎度お馴染みのモーニングノートを付けてたわけです。
そしたら、
毎日、ノートに3ページも文字を書いてるもんだから、ここ何年か文章は書いてるけど、キーボードをパチパチやってるだけで、リアルに字は書いてなくて、
それでも昔は写経をしたりしてたもんで、字は自分では書くのが楽しいし、自分の字も結構好きだったんですけど、
ここ何年かは、愛用の万年筆が変わったせいか???ってことにしたいくらい、思ったように字が書けなくて、
あぁ、私の字、こんなヘンテコな字だったけ???ヤダなぁ、、、
って思っちゃってて、字を書くのも見るのもあまり楽しくなくなってたんだけど、
そう!!毎日書くもんだから、次第に安定してきて、昔のように書けるようになってきた!!
こりゃ、万年筆のペン先が私に馴染んできたってことかも知れないけど、でも自分の方も毎日の積み重ねが効いてきて、自分の思ったように書けるようになってきたんだなーって。。。
あら?????
あれ??????
思ったように?????
ここで、何かが降ってきた。。。。
もしかして、人間って自分の思い通りにできることがとっても楽しかったり、自分自身と感じたり、親しみを持ったり、肯定感を持ったりするのかな???
赤ちゃん(うちにはいなかったから、想像だけど)が、飽きずに立ち上がろうとしたり、手を伸ばしたり、ティッシュを引き出したり、、、
それって、自分の体が思い通りに動かせていく、その楽しさがヤメられないってヤツじゃないか???
楽器の練習が楽しくてヤメられない時も、自分の思い通りになる時じゃないかな???
あるいは、思い通りにできそうだけど、あとちょっっと!!!!!もうちょいなんだぁーーーーーっってときに、もうひとふんばり、、あと1回、もうちょっと!!!とヤメられなくなる気がしないかな???
できるなんて考えもつかないモノなのに、1ヶ月後にはやらないといけないとかは、どMの方の中には楽しい人もいるかもだけど、大抵はちょっと絶望するよね。
自分に置き換えても、昨日は「自分の思いが楽器から自然と出せた」から、とっても楽しくて嬉しかったワケだ。
うーん!!!やはり人は「自分の思い通りになる体」ってのが、楽しさの源に違いない!!
あとチョイってところもまたいいワケ。
その、「思い通りになる状態に向かっていく過程」であれば、楽しいし嬉しいのだ。
ということは、、、、
この可哀想にテンションが上がらないで怒られている(であろう)子どもたちは、スターウォーズを吹く前に、もっとやることがある!!!
それは、トランペットを自分の思った通りに吹ける、
という、感覚だ。
何でも吹けるとか、上手に吹けるとかじゃなくていい。
トランペットは自分のやった通りに音が出せるよ!!という感覚がまず必要なんだ!!
だから、自分が吹きたいなーって思う曲を吹いてみれたらいいよね。
そう思って、ついでに子どもたちと同じ楽器の方がいいな、と思ってこのコルネットを持って出掛けたワケ。
で、「今日はレッスンじゃないよー、遊ぼうよー!!」って言ってスタート!!
何か好きな曲ある??って聞いたけど、パッと出てこなかったから、カエルの歌にしてみた笑
できるだけ教えない。でもできなくて悲しくならないように。。。
で、ハ長調は行けそうだってんで、せっかくだから輪唱しようってんで、ジャンケン!!
ここで、ジャンケンは大人げなく!!「最初はグーッ!!!!」
子どもたちは最初は楽しく乗っちゃいけない、、だってレッスンだから、、、って感じだったけど、あまりにも大人げない先生の本気ジャンケンに、面白くなってきたらしく、みんな本気!!
で、順番決めて、
楽しく輪唱!!
もっと早くても行ける??
じゃあさー、ファから始めても吹ける???
えー、じゃあさー上のドからはー???
そんな調子でやってたもんだから、うっかりつられて、五線の上のラがみんな出た!!
4年生もなかなかいい感じでチャレンジしてる!!
で、そのまま調子に乗って、こっちがハイBとか出してると、子どももおんなじ気にもうすっかりなってるから、負けじと上がってくる!!
えー???じゃーどこまで行けるー???
そしたら、結局みんなハイBが出た。
1人なんかめっちゃ美しく素晴らしく普通に出た!!
ずーっとEsdurのスターウォーズに手こずってた子とは思えない(笑)
で、そのままスターウォーズを吹いてたら、真似してやってくるから、さすが子ども!!
軽々吹いてらー!!!(笑)
そんな中で、つい普通に譜面に戻ったり、これなら行けるね、みたいな話で現実にちょっと触れてしまったら、ちょっと思い出しちゃって、硬くなっちゃってたけど、
それでも、なんだ!!自分たちってやれるんだー!!って思ったみたいで、元気になってたー!!
うーおー!!!
こういう風にありたいねー。
もうちょっとで出来そうで楽しいからチャレンジする。たまにできて嬉しい!もっと出来たいからもっとやる、、、
で、本当にできるようになる。
このキャッキャウフフな、一番楽しいはずの時間を、
効率とか規律とか、そういうことで取り上げちゃって、
それでちゃんとやりましょうって言っちゃー、可哀想なんだよね、きっと。
それでも今の子って、そういう状態に慣れてるから、それでもやるんだけど、
上手になれば、多分どっちにしろ楽しいんだけど、そうじゃなかったら、楽しくないよね。
でも、自分の思い通りにっていう基準でやっていくなら、世間でいうところの上手とか下手とか関係なくて、自分がそれ(体とか楽器とか)を操れるんだ!!ということ自体が楽しいし、出来たら嬉しい。
そこをもっともっとやって行きたい。
今日は、実は自分は思ったように吹けてないんだけど、でも子どもたちがちょっといい顔になって、自信も持って、しかも本当に吹けたから、三段跳びで嬉しいかったですよん!!
自分の方はね、わかったわ。こう吹きたいなーより前に、これは「先生なんだから」「プロなんだから」こう吹けねばならない、、、みたいな机上の空論的な、自分が歌ってるんじゃない歌が、上手くいかない何年かの間に「悪い見本」て形で完成してて、それが先に出ちゃってるんだってことが、わかったわけ。
だから、自分の中のこう吹きたいを数秒前にちょっと持ってこれると、姿勢も変わるし、体の使い方も変わるので、思ったように吹ける。そこにパッと行けるかどうか、、、焦って、すぐやんなきゃ!!と思ったときに、咄嗟に非常用の吹き方が出来ちゃってて、それが思い通りじゃなくて、気持ち悪いんだってのが、わかったんだよねー。。。これは本当に収穫だわ!!
子どもたちが楽しくなるのに負けないように、私も楽しく吹くからねー。
来週も一緒に遊びましょー😊
他の子たちにもそういうアプローチで、もっと楽しくしてあげたい。
私が楽しくなることが先決かもだけど、でもそんなの待ってらんないから、一緒にどんどん楽しくなろうー💕
そんな、素敵な気づきでした。