( 澤屋まつもと「守破離」 王寺「kibun」)
昨年から今年前半にかけて、新しい味わいだなと印象に残った日本酒が二つある。
日本酒New Wave を感じた酒 と言ってもいいかもしれない。
ひとつが、福岡の「山の壽」 そしてもうひとつが京都の「澤屋まつもと」
他と違う味わいに思わず「美味しい」と言わせてしまうシーンを何度も目撃した。
野球の球種に例えるならば スプリット になるだろうか。
打てると思ってもバットが空を切るか、当たっても凡打。決してヒットを許さない。
そんな会心のピッチングをする投手のような気分。
「澤屋まつもと」を初めて呑んだ時、私の最初のひとことは「えっ、これ京都の酒?!」
今まで呑んできた京都のどの酒とも違っていたからだ。
以来 関西で「澤屋まつもと」を発見すると真っ先に頼むようになった。
な~るほど「守破離」か・・・ 「山の壽」との巌流島決戦を見てみたい。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
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(寅)