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( ブルトレ『あさかぜ』復活運行 博多駅) 2010/9/25 15:30撮影
■2010/9/25(土) 晴
かつて東京~下関を走っていた伝説のブルートレイン『あさかぜ』
確か運行を開始したのは、1956年。 当時は、「走るホテル」と言われた。
9/25 ED76の三連機関車という極めて珍しい連結で、ただ1日限り
門司港~博多間を復活運行した。
北九州~博多の沿線には、三脚や一眼レフを抱えた数多くの「鉄」が
集結していた。
博多駅の5番・6番ホームにも続々と「鉄」が集まって、まるで
磁石に吸い寄せられる砂鉄を想像したら正しいかと思う。
その砂鉄のひとつが、私なのでもあるが。
天に広がるいわし雲から優しい日差しがふりそそいでいて、関西より
九州の方が、秋の訪れが早いと感じていた15:30 その 「あさかぜ」は、
吉塚の方向からゆっくりとホームに入ってきた。
まわりでは連射シャッターを切る音、数々のフラッシュ、電子音と光りの
お出迎えは、まるでスーパースターの来福のようだった。
三連機関車のブルートレインは、極めて稀、果たして次に生で
見れるのは、いつだろう。
『あさかぜ』が昼、秋風に乗ってやってきた。
「秋風便乗朝風なり。」とメモ帳に書き留めた。
博多駅ホームで感じた風の過ぎ行くひとときに、懐かしく幸せな
気分を感じたのだった。
(寅)
朝の会社最寄駅でも、下りホームにカメラマンたちがいることがあり、何を撮影するのかいつも気になります
ご一家、鉄道ファンなんですね。
私の撮りだめした鉄道写真の中に、何かいいものが見つかれば提供したいと思います。
もっとも私は、「鉄」ではないので、満足いただけるものかどうかは、自信ありませんけど。
「鉄道まつり」などに行くと本当に鉄ファンのパワーには圧倒されてしまいます。
私も今まで以上にホームを気にするようにしますね。 (寅)