西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1093 【市民感覚】

2023-10-10 19:46:43 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今日は、体調の良くなくて、リモートでの仕事に切り替えてもらいました。
それで、朝、連絡をしたのですが。
今の仕事のサブリーダーをしている女性の方。彼女も体調不良でお休みと。
急に気温が下がってきたりして、体調管理に気を付けないとです。
私も気を付けます。

【市民感覚】
私がこの事を知ったのは。
『埼玉県議会の条例案に、PTAが反対表明』のニュースでした。

その内容が、
▼子どもを車の中に置き去りにすること
▼子どもたちだけの自宅での留守番など
▼未成年の高校生に小学生などのきょうだいを預けて買い物に出かける行為
▼子どもだけ家に残してゴミ捨てに行く行為
▼子どもたちだけで公園などで遊ぶこと
▼子どもたちだけでの登下校
▼子どもにおつかいさせる行為 
ここで言う「子どもたち」は10歳以下の様ですが。
更に、これを『虐待』と定義しているようで。
また、これらを認知したら『通報の義務がある』と。

確かに、これまでも悲惨な事件、事故は起きています。
本当に、『虐待』も行われており、犠牲になった子どももいます。
それには、当然、何らかの対策や法整備も必要かも知れません。

ただ、『市民感覚』とのズレが激しいと言わざるを得ないかな、と思います。
一般的な『親』(共働き世帯など)に、これを求めるか?
実際に、それが出来ると思っているのか?
『親』や『市民』同士に『監視』させるのか?

埼玉県の自民党県議団の『感覚』が理解できません。
この「案」で縛れば、『虐待』は減るのでしょうか。減らせると考えているのでしょうか。
だとすれば、まったく『市民感覚』がないのでは。

結局、(自民党が多数なのでしょうが)委員会も通過して、13日には本会議で可決するところまできていたものを、今日、『取り下げた』と。
理由は、『諸般の事情』だそうですが。
あまりに世間の風当たりが強くて、引かざるを得ないかった。そもそも『間違っていた』のでは。

ニュースで出ていましたが、自民党のある国会議員が、「これだから『自民党は』と言われるんだ」と言っていたそうです。

この条例案で、対象としているケース。通常、日常的に各家庭で行われているものです。ある意味、子どもの自立にもつながるものです。

私は、個人的にはあまり好きではないのですが。
テレビ番組の『はじめてのおつかい』。人気あるようですが。
この条例の定義でいけば、この番組も「虐待」になってしまいます。

私たちは、長女(小学3年)と長男(小学1年)を二人だけで、博多バスターミナルから熊本バスセンター行きの高速バスに乗せ、熊本バスセンターで天草行(本渡バスセンター)のバスに乗り換え、本渡バスセンターで更にバスを乗り継ぐという『(かみさんの実家への)旅』をさせたことがあります。
実際には、熊本バスセンターでも、本渡バスセンターでも、親戚などのサポートを受けた訳ですが。
『子供たちだけでできた』を経験させたい思いでのことです。

長女については、熊本に住んでいた当時、小学1年か2年の時の夏休みに、熊本空港から大阪伊丹空港への飛行機に『キッズ対象の旅』の様な航空会社の企画で、兵庫県西宮市に住む、かみさんの妹家族のところに行かせたことがあります。妹夫婦には長女と同級生の女の子が居て、何度もかみさんの実家で、盆正月に会っていたので、ひとりで行かせました。
もちろん、空港まで妹たちが迎えに来てくれて、帰りも送ってくれて、私たちが熊本空港まで迎えに行って。

私は、福井県福井市の生まれですが。
小学校は、1年から4年までは分校でした。
5年、6年は、2kmほど離れた本校に通うのですが。
福井も雪の多い地域です。
年に何度か、分校の子供も本校に行くことがあります。
その時には、5、6年生が、1年から4年までの低学年の子を連れていきます。雪の中では、5、6年生が先頭で、雪を踏み固めで小さい子が歩きやすいようにしながら連れていきます。

これらの経験は、子どもにとっても大事なことだと思うのですが。

『虐待』を少しでもなくすために政治や行政がするべきことは。
「児童相談所」などの機能を強化し、「児童相談所」などの権限などについて、法的に強化することではないでしょうか。

今日は、体調不良でリモートにしたので、昼のテレビを観ることができたのですが。
NHKの番組で、『いいいじゅー!!』という番組が、お昼のニュースの後にあります。たまたま今日は、「福井に移住した人」でした。
移住した彼は、名古屋で「お笑い芸人」をしていたそうですが、芸人としていろいろ自分を作っている間に自分が見えなくなって、『うつ病』と診断されるまでになってしまったそうで。
お笑いコンビを解散して、訪ねてきたのが福井県で。
(映像からすると、あれは東尋坊だと思うのですが)海岸の絶壁のところに座っていたそうです。
でも、福井で雇ってくださる方が居て、海岸の売店で仕事をしながら、今は、仲間と『ご当地ヒーロー』を立ち上げて、イベントなどでなどで演じているそうですが。

その中のセルフ(ギャグ)で、『福井は何にもないという人が多いけれど、何もないことろが「幸福度No.1」にはならない』というのがあります。
この番組で、福井でインタビューした大人も子供も「今、幸せですか?」との問いに『幸せですよ』とみんな答えていました。
福井は、子育てサポートも充実していて、「待機児童はゼロ」というだけでなく、「放課後の児童館などの施設も利用しやすい」ようです。

福井の「何が実際、どうなのか」は、福井を離れて何十年にもありますのでわかりませんが。大人も子供も『幸せです』と答えるのは、その理由があるはずで。
福井だけではありませんが、「子育て支援の拡充」や「いろいろな施設の充実」、制度の拡充で、特に若い子育て世代の移住が進んでいる自治体はいろいろあります。
どこか忘れましたが(確か、千葉県だったかな)。駅前のビルに幼稚園児などを預かる施設があって、市内の各幼稚園からそこへお迎えのバスが来てくれる。なので、親は、通勤途中の駅で子どもを預け、帰りは駅で子どもを迎えられる。これは「アイデア」、「発想」ですが、行政が、『どうすれば子育てしやすくなるのか』を考えて実現していること。

単に、条例で『虐待防止』のために、(子育て世代の親には無理筋の)「あれダメ、これダメ」とするよりは、『いかに安心して子育てできるか』『子育てが難しい場合、いかに支援するのか』。そちらに頭も予算も使うべきだと思います。

とにかく『取り下げ』になって良かったですが。
是非、自民党議員団の方々には、もっと柔軟で、『市民感覚』に添った政治をお願いしたいものです。

では、また。