こんばんは。
全国各地で、ゲリラ豪雨や雹、竜巻などなど荒天が続いています。
お気をつけ下さい。
【梨泰院群衆事故から1年】
今日も渋谷では「警戒」が続いているようです。
『渋谷はハロウィーン会場ではありません。来ないで下さい』との渋谷区の呼びかけ。それでも来るんですね。
渋谷にある店舗も、おろらく迷惑でしょう。休業することろや、「仮装した人の入場お断り」など。人が集まっても商売にならないのが実情でしょう。
そして、「路上飲み」。そして、その残骸の放置。ゴミの山です。
ハロウィーンを楽しむのはいいですが、ルールは守り、迷惑をかけない形でお願いしたいですね。
ちなみに、福岡でも天神地区を中心に警戒区域が設けられ、今年は警察ヘリも飛ばして監視するそうです。更に、天神中心にある「警固公園」など2つの公園は立ち入り禁止とするようで。
是非、事故などないように過ごしてもらいたいものです。
そして、明日は。
『韓国梨泰院群衆事故』から1年になります。
昨年の10月29日に発生しました。
韓国からの速報が流れ、衝撃的に混雑した映像が飛び込んできました。
亡くなった方は、日本人2人を含む158人。
その後、あの場に友人と3人で行き、友人2人を亡くし、何とか生き残った男子高校生が自殺したとのこと。
NHK+で、『アナザーストーリーズ 韓国イテウォン群衆事故~あれから1年被害者たちの闘い』という番組を観ました。
インタビューに答えたのは、1年後に結婚を控え、あの日、結婚式の衣装などを選びに2人で出かけ、食事をした後に梨泰院に出かけ事故に巻き込まれ、女性が亡くなった男性でした。
更に、報道された動画で『押せ!』と叫んだ人物。ネット上での犯人捜しが始まり、当時ニュースにも出てきた『うさぎ耳の男』とされた男性。
ネット上で個人情報も晒され、自分も家族も非難され。
でも、彼は事故当時は別な場所に居て。
韓国で、被害者の遺族が立ち上がり動いたのですが、国民からの非難の嵐だったと。「そんなところに行くから悪いんだ」など、もっとひどい誹謗中傷も受けたそうです。
先に書いた男子高校生も。
自責の念にかられていたけれども、友人の葬儀に出席し、友人の遺族から「二人の分も生きて」と言われ、本人も前を無効としていたそうです。
そして、その思いをSNSに書き込んだのですが、誹謗中傷の嵐で。両親は「そんなものは見ないように」と伝え、常に男子高校生を見守るように心がけてきたそうです。
でも、ある日、仕事中の母親に「学校に行く」との連絡があったそうで、「無理して良いと」伝えたそうですが。これが男子高校生との最後の連絡になったそうです。
韓国は、日本にもましてネット社会です。
そして、(何故か)自殺者の多い国です。
事故後に、遺族が集まり、「政府に事の真相を確認するように。責任の所在をはっきりさせるように」求めたそうですが、(ユン大統領に代わってからでしたので)保守系団体から『政権批判だ』と抗議を受けたそうです。
その後、警察で捜査がされ、梨泰院のある区の区長や、警察署長が「業務上過失」で逮捕されたのですが、真相解明には至らなかったとのことです。
事故後の早い時期から、20年ほど前の日本の「明石歩道橋事故」との共通性が指摘されていたそうです。ただ、多くのメディアは大きくは取り上げなかったそうですが。
あるメディアの女性記者が、日本への留学経験もあり、「明石歩道橋事故」の遺族の本を読み、是非、遺族を取材したいと明石を訪ね、遺族の代表をされていた方に取材をしたそうです。
そして、「明石歩道橋事故」の時にも、遺族に対して、「何故、子どもをあんなところに連れて行ったんだ」など非難されたそうです。
ただ、「明石歩道橋事故」の遺族が違ったのは、明石市が設置ちた「第三者委員会」(花火大会の主催は明石市)に遺族も立ち会わせるように要求をしたこと。更には、遺族がいろいろな形で集めた情報、証拠などを「第三者委員会」に提出し、「結果報告書」を作成したこと。
そして、「現場で被害にあった人たちには何も責任がない」ことを明記したとのことです。
そして、この女性記者は記事をメディアに公開し、遺族を勇気付けたと。
更には、「明石歩道橋事故」の遺族と、「梨泰院群衆事故」の遺族を引き合わせ、会合を持ち、「明石」の場合はどうしてきたのかの情報を共有されたそうです。
韓国では、あの「梨泰院群衆事故」があり、あれから1年。
デパートなどでの「ハロウィーン・イベント」も自粛。
今年は、警備体制も整えるようです。
渋谷では、数年前に「軽自動車を横転させ」てまでして騒ぐ若者が居て、結局、動画が拡散していたこともあり、逮捕者まで出ました。
『一歩間違えれば、大事故に繋がる』ことを意識し、「悪ふざけはしないでほしい」。「路上飲み」をしないなどルールは守ってほしい。
10月末まで、残念なニュースが届かないよう、願いたいものです。
では、また。