こんばんは。
世界情勢が非常に不安定になっていますね。
【ガザ病院爆破の考察】
ガザ地区の病院が爆撃され、役500人が亡くなったとのニュースが流れました。そして、ハマスは「イスラエルの空爆だ」主張しており、イスラエルは「ガザの武装組織イスラム聖戦がロケット弾の発射に失敗したのが原因だ 」と主張しています。
トルコなど世界各地でパレスチナ系住民を主体として、パレスチナ支持の「反発」が起きています。
「病院への爆撃」は、本当に卑劣なことですが。
どちらの主張が本当なのか。または、事実は別にあるのか。
その前に、「ロシアのウクライナ侵略」では、ロシア軍の攻撃が、病院や学校など民間施設にも及んでいました。
ただ、ロシアの主張は、『ウクライナ軍が拠点としていたから』と病院や学校など民間施設が「軍事拠点とされている」とか、その攻撃の結果を映した映像に対しては「フェイクだ」と主張していました。
ただ、個人的に、このケースに関しては、明らかに「ロシアの仕業」としか思えません。残忍な戦争犯罪です。
もう一つ、「ロシアのウクライナ侵略」。仕掛けたのは「ロシア」です。
今回の「イスラエル・ハマス戦争」は、仕掛けたのは「ハマス」です。
それも、コンサート会場に居た民間人や、ガザ地区近くの集落で、民間人に対する無差別の銃撃などで殺害し、更には、多数の人質もとっています。
イルラエルは、その奇襲攻撃に対して、反撃しているという形になります。
イスラエルに対して「奇襲攻撃」をかければ、反撃があることはハマスも想定していたはずです。
そして、今日、バイデン大統領がイスラエルに到着しました。
気になるのは、このタイミングです。
バイデン大統領は、イスラエルでネタニアフ首相と会談し、その後、ヨルダンで、ヨルダン国王、エジプト大統領、そして、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談する予定でしたが、この「ガザの病院爆破」によって会談はキャンセルされました。
この「ガザの病院爆破」。
イスラエルにとっては、そういう影響があるのか。
『病院への攻撃』は、国際的にも批判を招くもので、イスラエル軍がやったとなれば、イスラエル寄り、イスラエル支持の国も「批判」しない訳にはいきません。支援にも影響がでる可能性があります。
通常でも、そういう事が想定されるのに、バイデン大統領の訪問直前に、そんなん事をやるだろうか。
では、ハマスにとっては。
『誰』がやった事であっても、『ガザの病院が爆撃され』『約500人の死者が出た』という事実は、「パレスチナ、ハマスへの同情」などに繋がり、「イスラエル批判」に繋がるでしょう。
ただ、もしハマスがやったということが分かれば、パレスチナ住民を含め支持は得られなくなるでしょう。
後は、ガザの武装組織イスラム聖戦 (ハマスとは別組織)にとっては。
ハマスが「イスラエルへの奇襲攻撃」をかけ、多くの住民を殺害し、「イスラエルvs.ハマス」が表立って取り上げられています。
「ガザの武装組織イスラム聖戦」は、その中では目立たず、埋もれています。
イスラエル軍が主張するように、意図的ではなくても、「ロケット弾の発射に失敗した 」はありえなくはないと思われます。
また、イスラエルが「イスラエル軍がやったことではない」ということで、「ガザの武装組織イスラム聖戦がロケット弾の発射に失敗したのが原因だ 」と主張しているのみで、実際に、報道もなにも「イスラム聖戦」には向いていません。
というところからすると。
イスラエルが主張している「ガザの武装組織イスラム聖戦がロケット弾の発射に失敗したのが原因だ 」が、一番可能性が高いのではないか。と私は考えます。
ただ、『ガザ地区』の『病院』が攻撃されたのは事実で、「イスラエル」に目が向くのでしょうね。
イスラエル軍が侵攻して地上戦を始めれば、もっと双方での犠牲者は増えるでしょう。
南部に避難した住民も、電気も水道もなく、支援物資も届かず、医療・薬品もなく。ガザ地区から出ることもできず。そのままでも多数の犠牲者が出る可能性があります。
イスラエルも「パレスチナ(ガザ)住民」と「ハマス」「イスラム聖戦」とは分けて、検問所を開き、少なくとも支援物資を内部に入れる。電気や燃料などを支援する。など、『人道支援』に関しては行うべきでしょう。
バイデン大統領なども、『人道支援』を行えるようにすることは主張するとは思いますが。
この事態で、おそらく、ロシアは助かっていると思います。
「世界の目が中東に向いている」からで。
逆に、ウクライナは、「支援」を含め、影が薄くなるのではないかと心配なのではないかと思います。
「世界の目を向けるため」と、ハマスの様な考えで、何かを起こさなければいいのですが。
とにかく、早く収まってもらいたいものです。
では、また。