こんばんは。
【昨日の続き】
昨日、「パレスチナが何故、今、大規模攻撃に出たのか」について、ハマス幹部のインタビューで、『国際社会の目を向けさせるため』と書きましたが。
ハマス、やりすぎたのではないでしょうか。
野外コンサートの会場を奇襲し、240人くらい殺害しています。
報道陣に公開された村では、人口400人くらいの内100人が殺害されたそうで、その内40人が子どもだといいます。
更には人質を100人くらい。それを「盾」にしています。
ロシアのウクライナ侵略で、(ロシアは否定していますが)キーウ近くのブチャの悲劇は、世界に衝撃を与え、ロシアの「戦争犯罪」を目の当たりにして、
ロシアを非難する声が大きくなりました。
とにかく、(無防備な)民間人を殺害するという行為は、どんな理由があっても最大限に非難されるべきこと。
『国際社会の目を向けさせる』という目的にしては、犯罪行為を繰り返しては、良くは見られません。
ただ、こんなニュースもありました。(検証できている訳ではありませんが)
実は、今回の「ハマス」の大規模な奇襲攻撃の前に、エジプトからイスラエルに「用心するように」との情報提供があったそうです。
でも、ネタニアフ首相は意に介さなかったとのこと。
そこで言われているのは、ネタニアフ首相は、「ハマスを攻撃するための口実にしたのではないか」という疑いです。
実際、今回のハマスの奇襲攻撃の前には、政治的に国を二分する分断が起きていて、下手をすると内乱になるのではという状況であったそうです。
それが、この「ハマスの奇襲」によって、多くのイスラエル人の犠牲が出て、「敵」であるパレスチナ、ハマスへの報復などでイスラエル国民が団結してしまった訳です。
だとすると、(個人的には)どっちもどっちという思いです。
日本人の多くの方と同じように、『八百万の神』が根底にあって、『無宗教』ではなく、「正月には『神社』に初詣に行き」、「子どもが生まれれば『神社』にお宮参り、その後、七五三」。バレンタインデーやハロウィン、クリスマスを楽しみ、「結婚式では『神前』や『チャペル』で式を挙げ」、「亡くなると『お寺』で葬式、お墓はお寺に」という様な具合。
なので、『宗教』や『民族』に起因する『争い(戦争)』などは理解できません。
本来、どの『宗教』も、『救いを求める拠り所』であって、『争い』『殺戮』『差別』を肯定している宗教などないはず。なのに、争いは絶えず。
イスラム教では、宗派によっての争いもあり、過激な思想になるもの、アフガニスタンのタリバンの様に、不当に女性を差別し、学問も社会生活も制限したり、イランの様にヒジャブのかぶり方がだめだと取り締まられたり。
根の深い問題なのでしょう。
ロシアのウクライナ侵略戦争同様、ハマス(パレスチナ)とイスラエルの間の戦闘は、先が見えない状況です。残念ながら、国連を含め、仲介して争いをやめさせる力はどこにもありません。
1日も早く、収束に向かってもらいたいものです。
【システム障害】
私は長年、システム関係の仕事に従事しています。
とは言っても、「社内システム」が中心で、一般に公開されているシステムはあまり担当していません。
3連休後の10日に、2つの大きな『システム障害』が発生しました。
とくに、影響が大きく、長引いたのが『全銀システム』の障害です。
もうひとつは、ゆうちょ銀行のシステムでした。
両社は、互いに関係のない『システム障害』ですが。
共通していることは『この3連休を利用して、システムの更新を行っている』ことです。
現在稼働中の「システム」を更新する際には、テストを繰り返し、リハーサルを行ってから「システム更新」をするのですが。
「システム更新」の際には、『システム改修時のバグ(障害)』や、『手順の誤り』、『(データ量や容量の)見積誤り』が起こりがちです。
充分のテストして、検証して、スケジュールして、「OK」が出されて、いざ、「GO」となっている訳ですが、「何かの間違い」が潜んでいて、それが突然表に現れてしまいます。
『全銀システム』では、運用開始から50年、大きな問題が起こったことはなかった。が、かえって仇になってしまったかも知れません。
ニュースでの簡易な説明を観ると、『中継システム』がいくつかあり、何行かがその『中継システム』の1つのルートを使用しているようで、今回、その中の1つが不具合を起こしたのか、10行くらいに影響が出ました。
ただ、不測の事態に備えて、『二重化』をすることがあります。片方が不具合を起こしても、もう一方で処理を継続できるようにする。ただ、膨大なコストがかかります。
もう一つは、いくつかのルートがあるなら、「予備ルート」を設けることです。ある『中継システム』に不具合が起きた場合、他の『中継システム』に迂回するルートを用意しておく方法です。ただ、迂回した先ではデータが集中するため処理速度が低下したりすることはありますが、処理が「止まる」ことは防げます。
今回の『全銀システム』の状況を観ていると、不具合が起きた場合の『予備』が準備されていなかったんだろうな。と思います。
(全銀システムがそういうシステムかは分からないので想像ですが)『二重化』か『迂回ルートの準備』ができていれば、ここまで大きな問題にはならなかったのではないか、と思います。
『50年間何も起こらなかった』ため、『安心』していて『備え』がおろそかになっていた。のかも知れません。
金融機関や通信会社(携帯電話など)が、いつ、『システム更新』を行うかは、「告知」した上で、数日止めて行う場合などは、私たちも把握はできますが、知らない間に行われている場合もあります。
もしかしたら、「複数銀行に分散しておく」など、長時間の『システム障害』でのサービス停止が起こっても困らない対策は、個人でもしておかないといけないかも知れません。
長くなりました。
では、また。