てんもく日記

ヒゲ親父が独特の感性で記録する日記。このブログがずっと未来に残るなら、子孫に体験と思いを伝えたい。

ブラオイラ#444(中能登からの氷見・高岡・福光編)

2023年03月19日 20時06分30秒 | 【ヒゲ親父】ブラオイラ
今日のような春の陽気な日は、


オイラ的には無理してでも出掛けなければなりません。


海も見たいし、山も見たいし

ということで今回は、
中能登から峠越えして氷見に入り、高岡でも行って立山連峰でも拝んでこようと、
テストの採点の赤丸のように時計回りのルートでブラオイラをすることにしました。


白尾インターから、のと里山海道へ、


宝達山系の麓の地区へ来ました。


中能登で行きたい場所があります。
以前、雨宮古墳群に行ったとき⇒ブラオイラ#338
施設の係の方からの説明で記憶に残っている話がありました。
「古代このあたりの能登地域は、まだ奈良の大和政権の影響が十分ではなかったので中央から皇子がやってきたんです。
向こう側の碁石ヶ峰の麓の集落にその皇子の墓がありますよ」と・・・。

目的の場所に来ると何とも不思議な光景が現れました。

もや? 煙!? 手前の神秘的な大木といい、なんか神がかっとるやんけ!

ここが小田中親王塚古墳です。

古墳の造営年代は4世紀後半から末期にかけてと推測されています。

「崇神天皇皇子 大入杵命墓」とあり、宮内庁と書いてあるので本物です。

石川県内で宮内庁が管理している場所を初めて見ました。

大入杵命(おおいりきのみこと)は能登国造祖でもあります。

崇神天皇は実質の初代の天皇といわれています。

塚の周りを歩いてみよう。


小さい古墳なので、2分程で周ることができました。


ちなみに神秘的な煙は近くの住民の方が焚き火をしていたのでした。

興味深い場所ですが、説明板(解説)が無かったのが残念です。
(詳しく知りたいがネットでも詳細がありません)

では、碁石ヶ峰を越えて富山の氷見に行きます。


富山県に入り、


今回カミさんが行きたかった場所に寄ります。吉がけ牧場。


カミさんはYouTubeで猫とか犬の動画をよく視聴するのですが、
最近ではヤギなんかもお気に入りで、ここの牧場の配信動画も見てるんだって。


残念ながら外には出ていませんでしたが、


ちゃんと小屋の中にいましたよ。

めぇ~♪


山を下り、氷見市街に入ります。


マリーナからの立山連峰です。


雨晴海岸の道の駅がある名所スポットは予想通りの混雑渋滞です。


海岸沿いを走る氷見線の観光列車がフォトスポットで撮影停車しています。



高岡市街地に入り、古い町並みのある金屋町へ、

初めて訪れます。

ここは重要伝統的建造物群保存地区であり、


高岡鋳物発祥の地となり、高岡銅器産業の中心として大いに栄えた地域です。


資料館。


こんな小道が面白い。


驚いたのは家の外壁に銅板を使っていました。さすが銅器の町です。


火の鳥!?


これは!?


鋳造所とあり、説明板には地金を溶解するための建造物とあります。

反射炉みたいなものでしょう。

さて昼飯は富山名物、ブラックラーメンです。

オイラはくどいの好きですが、カミさんはさっぱり系のラーメンにしてました。

走行中にちらちら見える立山連峰が輝いてあまりに美しいのでよく見ることができそうな場所へ来ました。

高岡おとぎの森公園。家族連ればかりで50代夫婦はちと恥ずい

展望室へ、


ここならきっと、


美しい立山連峰見えました。




南砺市の福光で、棟方志功の施設への案内看板が見えたので寄ってみます。


棟方 志功(むなかた しこう)1903年 - 1975年 版画家。
青森県に生まれ画家を志し上京し国内外の美術展で高い評価を受ける。昭和20年から約7年間に富山県福光町に疎開し、浄土真宗の僧侶たちや県内外の文化人と親交された。昭和45年には文化勲章を受章された。

疎開の際に住まれていた住居地や、


家屋が移築され当時のまま残っています。


係りの方に案内され、詳しく説明してくれました。


型破りな芸術家だったようで、
便所の天井やら、壁やら、


居間の板戸やらと自宅だからといって遠慮なくあちこちに描きまくっています。

左の赤いのは鯉、右は亀とナマズとウナギだそうで。

柱の傷は子どもの成長記録。


昭和26年の北陸銀行のカレンダーも手掛けたんだって。


棟方志功っぽく面白いカレンダーですな、なんか日の並びが面白い月もありますね。


資料館に入ります。


いいね。


棟方作品はなんとも、


迫力があって見入ってしまいます。


こういうのをちゃんと残しているのがいいですね。

福光をあとにして山越えで帰宅しました。


それにしても今日は大変気持ちいい一日でした。
コメント (2)
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