てんもく日記

ヒゲ親父が独特の感性で記録する日記。このブログがずっと未来に残るなら、子孫に体験と思いを伝えたい。

ブラオイラ#445(しば・しば・しばの福井三国編)

2023年04月09日 18時55分11秒 | 【ヒゲ親父】ブラオイラ
変なタイトルですが、しばしばお付き合いを・・・?

いい歳になると蕎麦が好きになるというのはよく聞く話ですが、
オイラも蕎麦は大好きで、越前そばが無性に食いたくなる時があります。

越前おろし蕎麦・・・昭和天皇も行幸の際におかわりを所望するほど気に入られ、東京に帰ってからも「あの越前の蕎麦が・・・」と懐かしんだと言われます。

今日はその越前そばを食べに福井へ向かいます。


どうせ福井に行くのなら・・・、
一度行きたかった司馬遼太郎が見たあの場所に行ってみよう・・・。

一つめの「しば」は司馬遼太郎の「しば」です。

街道をゆく18 越前の諸道

もうボロボロ

下流の畔(ほとり)という章があって、


司馬遼太郎は九頭竜川の下流域にある木部新保という地区で堤防に立ち、川を見てしばし物思いにふけったとのこと。

これは是非とも行きたい場所であります。

福井県の北部の坂井市にやって来ました。


まずは主目的である蕎麦を食べようと、いい感じのお店を見つけたので入ります。


入口に石のカレンダーがありました。


木のぬくもりが感じられるいい雰囲気のお店です。


まってました!天ぷらおろし蕎麦 これは絶対に旨いやつ!

予想通り大変旨し

さらに良いのは、すぐ隣にファミマがあって食後のスイーツとコーヒーを買うことができるのです。

今度また来よう。


木部新保の畔に到着しました。


司馬遼太郎が見た風景・・・。


本にはこう書いてあります。


まことに木部新保で見るこの川は、
「論語」のなかで孔子が川のほとりに立ち、「逝く者は斯の如きか、昼夜を舎かず」とつぶやくくだりが湧くような感情とともに思い出されてくる。ただ単に水が流れている。しかし時もまたこのように過ぎてゆく。

(イメージ画像:中国の長江)

河原に菜の花が咲いています。


ちなみに、「逝く者は斯の如きかな昼夜を舎かず」の意味は、
川の水が夜となく昼となく間断なく流れていくように時間は刻々と流れ去ってゆくことをいう。人生の過ぎやすくはかないことを意味し、だから一瞬といえども怠ることは許されぬことにたとえる。
だそうです。


木部新保の集落の入口に、それはそれは可愛らしい神社がありました。


なんせ小さいのです。


思わず、狛犬の頭を撫でてしまいました。


三国の方へ行ってみます。


三国神社に来ました。


ここは初めてです。


隋神門。立派ですね。


ほぉ、


根が面白いです。


これも凄い。





本殿・拝殿です。


御朱印ゲッツ!


境内には立派な苔も生えていました。




川岸の公園に大きなピンクがあるのが見えたので行ってみると、
綺麗なシバザクラがありました。


2つめの「しば」はシバザクラの「しば」

気持ちいいですねぇ、


おっ絵葉書みたい。


ここへ来る途中にもシバザクラをたくさん見ました。
赤やピンクや白のシバザクラがお宅の庭や田んぼのあぜ道にも、
ちなみに先ほどの蕎麦屋さんの前にもこれがありました。


三国の町の丘陵の上にある特徴的な建物にやって来ました。

坂井市龍翔博物館とあります。残念、リニューアル工事中でした。

一応、海を見ておこうか、


いいね、左に伸びているのは三国港突堤です。


さてそろそろ帰ろうか、

あっ、3つめの「しば」は・・・、


これです。

帰路途中に寄った芝寿しのお店、笹寿司を一個だけ買います。
これ旨いんだよなぁ・・・。
そのあたりの芝生(しば・ふ)で食おうかな・・・
コメント (3)
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