小さな町で幸せ探し

団塊世代の夫婦の日々・・
夫が生まれて育った故郷で暮らしています。
悲喜こもごものスローライフの物語。

神戸新聞の「イイミミ」から

2013-04-02 11:13:41 | 日記

裏山を削った場所に咲いたツルニチニチソウ。
雨にも風にも当たりにくく乾燥した場所を承知で
「蔓延ると場所を取る」と言う手前勝手な理由で植えました。
なのに上画像・なかなか「絵になる」と思いません・・か? 

                          

神戸新聞朝刊の「イイミミ」。
電話で読者が「声」を投稿する、私の楽しみにしている欄。
先日ですが「ええ男やったなぁ」のタイトルで73歳の御婦人。
夫婦喧嘩の絶えなかった夫に先立たれ寂しいとのこと。
で、仏壇に向って「あんたほどええ男はおらなんだ」とつぶやいたら
それ聞いた娘さんが一言「生きてる時に言わな」って。
死んでから仏壇に向って言っても遅いがな・ってところでしょう。
そしてやはり夫に先立たれたその方のお友達も。
一人になり寂しくて「あんたええ男やったなぁ」と言ったら 
そしたら全く同じく
この方は息子さんから「生きとるときに言うたりいな」って。

ププッ・・まさしく頷ける一言
若者(言った子供は40歳代?)の、シビアでもっともな牽制球。
でも仏壇やお墓に向って何かと語りかける人は多いのでしょうね。
今、連れ合いとケンカが絶えない御夫婦がおられたら
これからはケンカの変わりに「アンタ、ええ人やから私は幸せ」
なんてどうでしょう?

え?まず先に自分自身が言えばですって?・・正にそうでしたわ 

                     

私の信心は薄っぺらなもの。
墓や仏壇にむかって、あの世の人に語りかけることはしない方。
何かを言うべきかな?と、心の中だけで言ってみることはあります。
亡き両親に語りかけることはしない・できない。
何かの拍子に生前の両親との思い出に浸って
捉えどころのない虚しさ寂しさで切なくなることはよくある。

でも連れ合い(夫婦)となると違うのかもしれませんね。
寂しくて仏壇に向って言うようになるのかな・・?

ま・どちらが先に逝くとしても、我が家
死ぬまでそこそこ健康で、その瞬間の訪れが
ず・・・・・・・・・っと、先のことになりますように。南無・・