『デンジャラスビューティー』のような
真正面にさわやかな映画を見た後だったので
ちょっとクセの強いものが見たくなり
ウディ・アレン作品を再見。
2001年だって。もうずいぶん経ってしまったのね。
このときすでにおじいさんだと思ったけど
まだウディ・アレンはウディ・アレンとして生きている。
敬遠するひとも多いですけど、
こういう軽いコメディ作品はオススメです。
わたしはウディ・アレンの明るい面が出たほうのやつが好き。
ロマンチックで格好いい。
あと
きっと日本で芸人さんだったら
誰よりも大喜利が得意なんじゃないかな?って思う。
今回の設定も。
主演ウディの役柄は
腕利きの保険調査員。
タフガイ役を細くてなよなよしたウディが
トレンチコートとハットできめている。
自分を完全に分かってる設定だな。
いちいち全部おかしい。
聞きこみとか他のタフガイを罵るところとか。
美女に言い寄られるところとか。
渋いをきどっとる。
古い体制を好むウディ演じるCWブリックス(名前も格好いい)と
会社に新風を巻き込むべく雇われた女性上司ヘレン・ハントが対立しているなか
ある日、誕生会で行ったマジックショーでふたりが相思相愛になる催眠術をかけられる。
ミステリーが本筋で
完全なるラブコメディってわけじゃないけど
面白くてロマンチックで素敵です。
あとヘレン・ハントね。
親しみとセクシーとおもしろさを持っていて
どんな憎まれ役をやっても嫌いになれない。
テレビシリーズも好きだったし。
ジェニファー・アニストンとかもそうですけど
ずるいよねー。女性人気を持ってくよねー。
って自分の中のミーハーが言う。
The Curse of the Jade Sorpion
ヒスイ蠍の呪い
って原題です。
催眠術に蠍のネックレスを使うのだ。