子どもの誕生日が近い。
誕生日当日は
平日のため
夜は
子どもとふたりでサッと誕生の祝いをしよう
と
夕飯はなにがいい?
と聞いた。
焼き肉?不二屋?マックでもいいよ。
すると子どもはなんでもいいの?
と私の顔色をうかがう。
もちろんいいとも。
高額でも受けて立とうではないか。
と胸を張ると、
「え?ホントになんでもいいの?
ユズの好きなものでも?」
としつこい。
何がいいのかと問いただすと
「ハムエッグとか
カレーとか?
シチューとか」
がいい。
「いつもママがつくってくれてる、おいしいものがいい」
とのこと。
…うっ、ありがとうねぇ
と目頭を押さえようとしましたが
待てよ。
わたしがいつも作ってるものって…
なんて芸のない。
代表作が、ハムエッグって。
貧乏なうえに毎日の貧相な食生活がバレる。
「野菜炒めでもいいよお」
前日のメニューですね。それに、あれ、焦がして失敗したやつ。
とにかく誕生日の日は
家でわたしがちゃんとご飯をつくることにしました。
何を作ろうかしら。
無理をして失敗するってことも多々あるので、
考えなくては。
ケーキだけ、今日予約をしてきました。
そして今日の夕飯は早速ハムエッグ。
「誕生日まだだよ」
と娘。
ハムエッグはそんな特別なメニューではないっ。
ってことに気づくのはいつの日か。
今日はいつもより多めにいろんな食材を副菜にした。
娘は、ハムエッグを最後まで大事に取っておいて、
ゆっくり貴重そうに食べてました。やれやれ。