今回もまた、「癌はこれで治る 」の補足になりますが、がんの治療法の4番目に、
◆酵素と共に物理療法を行う
とあって、物理療法として、ビワの葉の青汁の蒸気で患部を蒸す方法を以前ご紹介しました。
これについて、同じ著者が書いた『ガンにならない健康法』(大浦孝秋:著、潮文社:1975年刊)に、その進化形ともいえるビワの葉療法が書かれていたのでご紹介します。
1.ビワの大樹の老葉を使用すること(新芽や若葉は無効)
2.ビワの葉を刻み、アルコールに5日間つけておく → ビワの葉エキス
3.ビワの葉エキスを蒸しタオルに振りかけ、脊柱、腹部、患部にあてる
4.タオルが冷めないうちに別のタオルを準備し、交換する
5.1回の所要時間は40分で、1日3回実施する
これを毎日自宅で実行するのは大変かもしれませんが、以前ご紹介した「全身生姜罨法 」よりは簡単そうですね。ポイントは、ビワの古い葉を使うことと、患部だけでなく、脊柱や腹部にもビワの葉エキスの蒸しタオルをあてることだそうです。
なお、アルコールは、薬局で売っている消毒用エタノールのことと思われます。また、ビワの葉が手近にない場合は、通信販売で購入するのも一案かと思います。
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【追記】 2023年8月6日 上記のアルコールは、35度の焼酎でもよいそうです。参考文献:『病気と症状別 漢方薬と民間療法』(柿崎泰賢:著、有紀書房:1966年刊)
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このビワの葉を使った治療法は古くから知られていたようで、一般には金地院の河野禅師が有名だそうですが、『茶碗屋茶話』(芳野町人:著、山名書房:1925年刊)という本にも面白い話があるのでご紹介しましょう。
この本の「病床雑筆」という記事によると、著者が40度以上の高熱で入院していたときに、名古屋陶磁器貿易同業組合長の松村八次郎氏がやってきて、氏が長年研究してきたビワの葉の秘法を施してくれたところ、その翌日から高熱が著しく下がったそうです。
その秘法というのは、大きなビワの葉に秘密の経文を墨で書き、丹田に力を込めて、そのビワの葉で患部をさするだけのことだそうです。これで、肋膜炎は3日間、リウマチは7日間で治癒すると松村氏は確信していたそうです。
しかも、松村氏は非常に高潔な人格者で、何の報酬も求めず、人助けに没頭していたそうです。松村氏は、このビワの葉の秘法によって数百名の難病を治療したことを『奇蹟の現実』という本に書いているそうなので、いずれ調べてご紹介したいと思います。
次に酵素ですが、酵素は飲むだけでなく、塗ったり、入浴剤として使っても効果があるそうです。『ガンにならない健康法』には、
「ある新聞記者の夫人は、子宮ガンを患い、そのため悪臭がひどかったが、酵素のタンポンを膣内に挿入するとたちまち悪臭が消え、わずか4日間の手当てでガン腫は崩壊し、血の塊とともに根こそぎガンは消失した。」
と書かれていて、酵素を患部に直接塗ることによって特効を示す場合もあるようです。
この酵素については、大浦孝秋氏のご子孫が経営されている「人間医学社」で、今も「ネオパパ」という製品が購入できるようです。また、同社のホームページには、「富元酵素」という、「酵素科学研究所」が製造している酵素も紹介されています。
また、他には、「万田酵素21」という製品が有名なようです。『天然酵素でいのちと健康がよみがえる』(飯野節夫:著、現代書林:1988年刊)という本には、万田酵素によって、がんだけでなく様々な病気が改善したという愛用者の投稿が掲載されています。
なお、インターネットで検索してみると、酵素風呂というものが全国各地にあるようです。かなり発汗するそうなので、病気の方には不向きかと思われますが、一般の人の健康には良さそうなので、酵素にご興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?
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