48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

試験勉強を始める(柔道編)

2014年10月10日 01時41分02秒 | 柔道の月次試験・試合
10月7日 柔道の練習

走ってる分には肘は関係ないので、痛みを感じる事は無いのですが、柔道は・・・こりゃあ痛みが来るなあ(笑)。
先日の情けない試合で痛めた肘は、曲げると痛いし伸ばしても痛くて、ピキピキします。

中学校の更衣室に入ると、本日は柔道部の3年生の連中がいた。君たち受験は大丈夫なのかー(笑)。
という訳で中学の柔道部連中がうじゃうじゃ・・・という事は、乱取りは休憩する間が無いという事である。パスして休憩しようにも、前に立って「お願いします!」ときたら、「オジサンは今回は休むから」なんて言えないのです。
つい見栄を張ってやってしまうのです。で振り回されて息も絶え絶えになるのです(笑)。

一般部の先生方も今日は多いので、柔道場は人でいっぱい。全部で25名くらい?
準備運動の時にT下先生が、
「T岡さん、体重はどのくらいです?」
「えーと、77kg・・・落ちたから76kgですかねえ」
「形の試験はまだなんですよね。うちの子供と出ません?」
「???」
一瞬何の事だか分らなかったが(笑)、相手のいない私にとっては大喜びなのだー!
「いいんですかー?」
T下君は体重が私と近いので、十分出来るそうです。試しに肩車をされるとすんなり持ち上がった。
「いけるいける!お前、T岡さんとやってみろ」
先生、私のほうが持ち上げれないかもしれません(笑)。
受験は来月だそうである・・・って事は1ヶ月しかない!
7月に実技試験合格してから、ずっとサボってたー。いかん!ちょっと力入れて練習せんとあかん!
T下君は小学生の頃から形の試合に出ているので、初段ぐらいの形なら完璧に出来るのである。それに比べて私は、半年前に形講習を受けてから、動画で2~3回見ただけ。今や脳細胞のどこにも記憶が無い。ダメじゃん。
とにかく動画動画、時間があれば何度でも見て、家で練習する事からだ。
次回からT下君と練習になると思うが、それまでに流れだけでも覚えとかないといかん。

という訳で、急遽形の試験を受ける事に。
でもありがたいです。形試験を受けずに、うろうろしてる私を見かねて、T下先生や先生の奥様が考えて下さったんだろうと思います。私の所属している柔道会や周りの人達は、素晴らしい人が沢山います。足向けて寝れません。
やはり私の事を見て心配なのであろうか。I瀬先生が、打ち込みの時間に自分の練習を潰して、形のワンポイントレクチャーをして下さった。
「形というのは、柔道の基本的な技とか動きが凝縮されてるんですよ。僕も中学・高校時代は、『形なんて試験のためだけ』って思ってたんですが、年齢を重ねる度に、重要性を意識し始めたんです。ただ単に漠然とするよりも、意味を考えながらすると、より深いものが身に着きます。
ただ初段のためなので、あまり深くは出来ないと思うのですが、いくつかのポイントを」
という事で、受けの時の受け身について教えていただいた。
受けの時には、綺麗に足を伸ばして受け身を取るのが基本・・・という実演を何度か繰り返して教えていただいた。なるほど基本基本とはこの事なのか。
時間が無かったので、本日はそこまでだったが、これより試験モードに切り替えます。

さて乱取りです。
現金なもので、目先の目標があると人間やる気が出てくるのだ。目の前にニンジンがある馬と同じである。そういう意味で「大会」とか「試験」というのは、やはり必要かもしれません。
「1人で毎日ジョギングしてるから、別に大会なんて出なくてもいいもん」
というランナーの人もいる事はいるのだが(かつての私がそうだった)、やはり何か目標があると、モチベーションが上がります。
そう、私は単純な男なので、メラメラ燃えてきてるのだ(笑)。
今回の乱取りは久しぶりに1回も休憩無しで、大人3名中学生3名とぶっ続けで乱取しました。ひいはあ、ぜいぜい。
そうなるとオジサンも死に物狂いです。特に相手が中学生の場合、下手くそなりにもプライドがあるので、転がしまくりました。
「転がれえー!」
「倒れろー!」
大声は出しませんでしたが(笑)、以上のセリフを呟きながら乱取。変なオジサンだ。
なんてカッコよく書いておりますが、I瀬先生やD口先生相手では、くしゃくしゃにされましたよ。
最期はチアノーゼと酸欠で乱取を終えました。しかし中学生は強くなって来たなあ。

そうです、もう一人にお礼を言わなければ。
先日市民大会で挨拶をしました、碧南市柔道会の女性の方ですが、なんと新ルールのテキストを送っていただきました。
子供が、
「お父さん、司書の先生から柔道のテキストを頂いたよ」
と持ってきたのです。
先日お会いした時に、「旧ルールのテキストしかない」と言ったので、わざわざ私の為にコピーして、司書の先生を通して送って下さったのです。ありがとうございます!
私の周りの柔道関係者は、皆さんいい人ばかりです。ホント感謝します。

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柔道市民大会に出た その2

2014年10月07日 07時48分27秒 | 柔道の月次試験・試合
10月5日 市民柔道大会 (私の試合)

開始線に移動するまでに、役員席からK谷先生が、
「T岡さん、行ける行ける」
と声を掛けて下さる。
先生、そうであってほしいのですが・・・(笑)。
開始線で礼をして、「始め!」

お互いにすぐに近づかずに、ちょっと様子見。近づいて釣り手を伸ばす。意外とすんなり奥襟を取れた。と思ったら相手も襟を取ってきた。
これで五分と五分だあ、と思ってたら、相手の引手が強烈に引き付けてきた。
いかん!前屈みになってしまう。相手の肘近くの袖を持って引き落とそうとするも、釣り手は関係無く引き付けてくる。
うわああ、なんちゅうパワーだー!
必死で堪えるが頭が下がってきた。相手がぶち当たってきたと思った瞬間、倒された。
「技有!」
やられたー!そのまま寝技になるかと思ったら、相手も寝技は仕掛けてこなかったので、そのままで「待て」
仕切り直しで再度組手。ってここでも素直に釣り手を取れた。でしかも相手の釣り手が襟ではなく紋の所しか掴んでない。しめたー、とばかりに強引に大外を掛けようとしたら、返された。どどっともつれて倒れる。
「技有!」
合せて一本である。完敗である。
写真はうちの子供が遠くから撮った写真です。写りは悪いのですが完敗した瞬間。完全なパワー負け・基礎体力負けです。
引き付けられた時に、無理して突っ張って、肘ミシっとした感じが・・・あー!肘をやっちゃったー。時間が経つにつれて痛くなってきました。

礼をして外に出ると、一色教室のS山先生が、
「T岡さんよりパワーがあるんですねえ、次にあの人と僕が当たるんですよ」
先生、わたし完敗です(泣)。同年代で同じ白帯で力負けしたの初めてです。基礎体力が凄い人でした。
ちょっとの間へたり込んで試合見物。隣の試合場では師匠のI瀬先生と、T原さんがそれぞれ闘っておりました。
で第一試合場では、私が完敗したN藤さんと、S山先生に試合が開始された。
この試合が物凄い試合になりました。

S山先生とN藤さんはゆっくりと組む。お互い様子見で、場内を動くが、N藤さんが引き付けて踏み込む。S山先生が崩れ落ちる。
「おお!」と一般の部に参加する先生達がどよめく。凄いパワーだ。
S山先生はそのまま下から引込みに入る。どこをどう取ったのかがわからんが、いつの間にやら腕を取ってねじって行く・・・N藤さんが耐えて最後まで決まらない。
「待て!」
見物の先生方は溜息、私も溜息。
すいません、ここからは高度な寝技になるので、私理解できません。思い出しながら書くのですが、間違ってたら教えてください。
S山先生は立ち技から寝技にシフトして、相手を崩すなり下から引込んで行きます。何をどうやってるのか見当もつかないのですが(笑)、いつの間にやら手首を取って肘を伸ばしてるんですよ。私からしたらマジックです。
「おお!取った!」
何度かそういう場面があったのですが、決まってるように見えても、その度に外したり堪えて「待て」になっております。もちろんその度にどよめき有り。
結局は時間切れで判定になり、始終責めていたS山先生が勝利。でも凄い試合でした。
S山先生のくるくると変化する寝技も凄かったのですが、その度に耐えて時間まで引っ張ったN藤さんも凄かったです。この人は本当に白帯か?S山先生は確か五段で形のアジアチャンピオンなんだが・・・ったく凄い人が居るもんだ。

帰って来られたS山先生は、
「疲れたー!」
と仰って、畳の上に崩れました。
近くにいてS山先生を応援してた一色教室の生徒に、
「ほれ、お前さん方、先生の手足を揉め」
と言って一緒に揉んでました(笑)。
何とヘトヘトのS山先生は、その後も半分の年齢の若い先生相手にほぼフルタイムで戦い抜いて勝ち(凄い)、その後3分休憩後に準決勝戦。人間の体力ではありません。
その他にも数多くの熱戦があったのですが、S山先生の激闘が一番印象強かったです。

高校生の試合が続いてる間、先ほど相手をしていただいたN藤さんに挨拶。
「いや完敗です。最初から組負けしてましたー」
という事で色々お話しをお聞きしたのですが、一度平坂の教室にも御嬢さんと出稽古に来られた際に、うちの子供の乱取も相手して下さったそうです。そういえば確か一般の部に来られていた人が・・・すいません、私老化が始まって覚えてません(笑)。
安城桜井の杉山道場に御嬢さんと通われてるそうです。安城桜井の杉山道場と言えば、うちの会社の近所です。
「うちにも出稽古に来て下さいよ(笑)」
その他お話しを聞いてたのですが、なんと格闘技は柔道が初めてだそうです。びっくり!私は何か格闘技の経験者だと思ってました。

他にも碧南柔道会に通われている女性の方に、
「ブログの方ですねー」
と挨拶をされてしまいました。
「子供さんに、『お父さんはどの人?』と聞いてきたんですよー」
いやー、気恥かしいです(笑)。
その方とも短い間でしたが沢山のお話をさせていただきました。でも女性で途中から柔道を始めるなんて凄い事ですよね。男性でもあまりいないのに、凄く勇気のいる事だと思います。
もう本当に、今日お会いしたN藤さんと碧南女性様には、ただただ頭が下がります。
私お二人に比べて精進が足りませぬ。

一般の部が終了して、子供の所に戻ると、
「お父さん、今回は1分ちょっともってたよー。秒殺でなくて良かったねえ」
あのなあ。褒めてんのか貶してんのか(笑)・・・内容は親子揃って完敗だー!

閉会式が終わりかた付けも終わる頃に、I瀬先生が今日に試合のポイントを教えて下さいまし。
「T岡さん、相手が自分より強い力の場合って、あまり経験した事がないと思うんですけど」
はい、あまりありません。
「その時はいつものように奥衿を持つのではなく、相手の肩甲骨のこの辺りを持って手首を返して突っぱねると、相手は引き付けを出来にくくなるんですよ」
といって実演して下さった。ああ、なるほど。
「T岡さん、僕も負けてしまったので、来年一緒にリベンジしましょう!」
そうなのだ、こういう風に応援して下さる人がいる限り、凹んではいかんのだ。
「先生、火曜日も練習お願いします!」

なんてカッコよく終わろうと思ったが、夜に「肘が痛くて痛くて・・・」って事を嫁さんに言ったら、
「あんた!今日に試合、力負けしてたよ。筋トレしなさい、筋トレ!」
うちの嫁は厳しい。

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柔道市民大会に出た その1

2014年10月06日 23時48分08秒 | 柔道の月次試験・試合
10月5日 柔道市民大会 その1

朝起きて走ろうかと思ったけど、いくらなんでも大会当日はやめておこう。それぐらいは理性がある(笑)。
先日K谷先生に集合時間をお聞きした所、
「中学生はアップもあるので11時半には来ておいた方が良いです」
との事なので、ちょっと早めに家を出ました。
西尾市の中央体育館は、柔道の市民大会で駐車場がいっぱいです。体育館併設の一般のトレーニングジムの方は、ちょっと迷惑かもしれませんが、許して許して(笑)。
体育館に着いたところ、ちょうど小学生の部が終了し、閉会式が始まる所でした。
うちの道場の子供達も、何名か入賞しておりますので表彰されました。パチパチ、拍手!
(後日西三河柔道協会のホームページとかに、記録がアップされます)
入口に対戦表を掲示してあったので、子供と確認する。
子供は「中学2年生男子の部」、私は「一般男子の部」
中学生が先にやり、その後高校生と一般男子だそうです。
「お父さん、緊張してきたよー」
「ダメもとで行けー」
そうなのだ、師匠のI瀬先生が仰る通り、負けてもガンガン行けば得るものがあるのだ。
ちなみに私の目標は、「秒殺されない事」・・・わははー、低い目標。
って何しろ昨年は開始30秒で巴投げで一本負けであり。汗をかく間も無かったのだ。

なんて子供と言ってると、D口先生夫妻が来られて、
「T岡さん、勝ち抜けば僕と当たりますよ」
んなアホな(笑)。先生冗談もほどほどに。
「いえいえ、可能性はあります」
何てウダウダ話してると、お若いカッコいいお父さんから声を掛けられました。
「もしかして、ブログの方ですか?」
はあそうですか。
「読んでますよー!」
うわああ、恥ずかしい!マラソン大会などでよく声を掛けられるのですが、柔道関係ではほとんど無いので、むっちゃ恥ずかしいです。しばしその方とお話。

12時にはあちこちの中学生達が集まってきた。皆着替えてアップを始める。一般はまだまだなので、私服のままでまったりと待つ。うちの子供は午前中から来ていた平坂中学の子のアップに混ぜてもらってます。
しかし昔より人数が少なくなったような・・・どうなんですかね?初めて出た時は、中学高校生がアップを始めると、足の踏み場もない状態であったんだが・・・私の気のせいなのか。
遅れて嫁さんが来た。
「もうすぐ開会式だよー」
開会式の時に一般の部の参加者が集まる中、一人の同年代の方に声を掛けられました。
「T岡さんですか」
「はい、そうですが?」
「私、N藤です」
あー!対戦表に合った名前だー。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
眼と眼が合って火花バチバチ・・・って事は全然ありません(笑)。そんなガキみたいな事しませんです(笑)。
実はびっくりしたのが、相手のN藤さんも私と同じ白帯であったのだ。という事は、この方も「中高年から始める柔道」の方なんだろうか?でもはっきり言って強そうです。
ええい、何をビビっておるのだあ!同じ人間ではないかあ!同じ中年ではないかあ!同じ白帯ではないか!
でもこの時の予想は当たっておりました。それは試合のルポに詳しく書きますので、しばしお待ちを。

という事で開会式後早々に各会場に分かれて試合が始まった。
中学2年生男子は、参加人数20~以上。もちろんトーナメント形式。うちの子供は7番目の試合であった。
相手はやはり頭一つ大きい(笑)。最初は普通に襟を取られてたので、1発目の投げは何とかしのいだが、仕切り直しで2回目に組んだ時、相手の釣り手が奥襟にかかった。
「しまった!」
と小さな声で言うと、嫁さんが、
「何?」
「頭押さえられてる!」
まずい組手だよこれ。と言う間に払い腰で投げられた。うーむ秒殺。何もかも圧倒されてた。
子供が親にいる所まで帰ってきた。あのなあ、試合会場の横で並んで待つんだぞ。で他の知り合いの子供さんや同じ道場の中学生を見学。
子供と同じ中学の同級生や、同じ平坂の道場生たちも、勝ったり負けたり。みんな頑張ってるべえ。
中学生がほぼ終わり、一般と高校生の部が始まった。
私は第二会場で試合。番号だと2試合目である。ちょっと緊張してきました・・・ってのは、相手が黒帯の方だと「負けて当然」と開き直れるんですが、同じ白帯なので緊張します。あかんあかん、月次の対高校生戦の時のようになってきた(笑)。
典型的な「気が強くて気が小さい」性格なのである。
番号と名前が呼び出された。さて頑張るべえ。

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初段戦月次5回目は、予想外であった

2014年07月15日 01時36分14秒 | 柔道の月次試験・試合
7月13日 月次初段戦5回目

2月から受け始めた月次初段戦ですが今回5回目。先月は地元用水路の掃除でお休みし、来月は法事のために行けないので、是が非でも本日行かなければいけません。予定が見えないサラリーマンは辛いです。
愛知県の場合、1回4試合で1勝1点、引き分け0.5点、負け0点。1回でも3点取れば合格ライン累積10点。3点以上が無ければ累積13点です。今まで2.5点以上取った事はありません(笑)。大抵後半バテて取りこぼします。
現在8.5点なので、残り4.5点です。単純計算で4勝1引き分けです。これで合ってるのか? 麻雀ではないが、点数計算はややこしい(笑)。
あと3~4回は行かなあかんやろなあ。9~10月くらいには実技試験は終了させたいですね。
というのはそれ以降は、マラソン大会がガンガン入って来るので、予定が組みにくくなります。

今日の受験者は物凄い人数でした。春から中学生が受け始めてる?のが要因ですかね。
荷物を棚にしまい、すぐに受付。その後着替えて貴重品袋を作り準備万全。隅のほうでストレッチをする。どんどんン人が増えて、足の踏み場も無くなった。
狭い中で集合して準備運動が始まり、右左に手足をぶつけながら受け身。前方回転で前の人の足にぶつかり、もうごちゃごちゃ(笑)。
整列して開会式なのですが、会長の仰る新ルールでの運営だそうなので、指導に気をつけなければいけません。前回より新ルール適用だそうですが、前回の6月は受けてないので、どんなものなのか・・・。
まあ何とかなるか。

先に2級戦・1級戦なので、初段戦の受験生は3階剣道場へ移動し待機。そこで周りを見渡すと・・・ほとんどが中学高校生で、一般は米田柔整の名前の人や、〇〇クラブとかの若い人が何人か。中年オジサンは私を含めて3名でした。
今回2級1級も人が多いみたいで、中々初段戦の集合が掛からず、トイレに行って時間つぶし。ようやく呼出しがあったのが10時半ごろであった。
「なになに中学・・・、なになに中学・・・、なになに中学〇〇、西尾平坂教室T岡」
「ハイ!」
ついに呼出しかあ。
集まったメンバーを見て、げげっ!物凄くデカい中学生が・・・。どうやら双子の兄弟で受験されてるようですが(同じ顔の中学生がいた)、どう見ても体重は100kg前後・・・あかん、これは潰される。
他のメンバーは・・・50kg台の小柄な中学生がひとり、他は60kg台のいかにも体育会系の中坊という精悍な顔つきの子達である。全員中学生。
こんなこと言うと怒られるかもしてませんが、まず100kgの中学生は捨て(←最初から諦めるなよ)、小柄な中学生で確実に1勝し、残り2人でどこまでポイント取れるか・・・という戦略に絞りました。この戦略は見事大外れします。

4回の道場に移動し・・・控えのスペースが狭い・・・今回受験者が多いので、待機する場所も狭くて全員座れません。何人か立膝で見てました。
先生が来られ会場を移動し、点呼して試合開始。

「3番〇〇、4番T岡!」
「はい!」
やはり初っ端は100kg君か。体重差25kgかあ・・・負けるよなあ・・・負けたくないなあ。
下手糞なくせして点数なんか計算する俺はバカだー!当たって砕けろだ!一丁行ったらんかい!
「始め!」
「えいやあ!」
組手争いは・・・してこない!じゃあ奥襟掴んで引付け様に小外で転がした。
「技有!」
おおお!行ける!
上から抑え込もうとしたが、100kg引っくり返すの無理(笑)。
待て、の後再度開始。
次も奥襟をすんなり取らせてくれた。
よし、行ける。
引手を引っ張り足を踏み込んで内股に・・・無理だ動かん(笑)。でも相手は警戒してくれた。もう一度引手釣り手踏み込みで内股に行くと見せて、体を預けて(ほとんどボディアタックでした)の小外。
どーん!転んでくれた。
「技有!合わせて1本」
よっしゃ―!取ったぞー!
冷静に考えてみると、相手の中学生君は、体重はあるけど柔道の経験はまだ少ないようです。組手争いも全くありませんでした。今まで秒殺された事は多々ありましたが(ホントいっぱいある)、自分と同等の体重の相手を秒殺した事は初めてです。
諦めてた試合でしたが、まずは1勝1点。

次の試合は小柄な中学生君。
いきなり引手で袖を引っ張ってきた。おお!組手争いかあ。すばしっこくて捕まえにく・・・捕まえた(笑)。奥襟を引付けて体落としで決まった。
「1本!」
今回もほとんど疲れることなく短い時間で試合が終わった。うーむ今まで月次とは違う。相手によってこんなに違うのか。

「2番△△、4番T岡!」
先程待っている間に話をしてた愛想のよい中学生。でも色は黒くて精悍な顔つきをしてます。前の試合を見ていたのか、組手争い発生。奥襟を取らせてくれない。
そんならと、左手で前の襟を取ってから引付けて右で奥襟を取る。
奥襟を掴まれた瞬間、投げを打ってきたので、足払いで返し・・・相手がこけた。
「有効!」
そのまま横四方へ。相手はガッチリ抑え込まれたのを感じて力を抜いてる。なるほど、次の試合へのスタミナ温存だな(笑)。それも戦略。
「やめ!合せて一本!」
よし!これで3勝3点。念願の3点奪取だ!

最後も中学生。相手は腰が引けて取らせてくれない。捕まえても腰が引けて、投げにくい。
うーむ横か後ろに転がすかあ。
と技に入りに来た所を大外刈り。
「一本!それまで!」
よっしゃー!4勝だあ!
今回は相性が良かったのか、全勝させていただきました。中学生君と話をしたのですが、私みたいな背の高い相手と組手争いをあまりした事がないそうです。だから皆すんなり取らせてくれたのかー。
先生から点数の確認があり解散。今回は4試合全勝で4点GETでした。今回は試合時間が短かった事もあって、ほとんど疲れてません。怪我は・・・おしりの筋肉が痛い。
点数票が返って来るまで、しばし会場の隅で見学。
今日初めての2級戦を受けたT君がいた。
「どうだった?」
「えーと、一人腕を骨折して3点でした」
「おお合格じゃん!おめでとう!」
「ありがとうございます」
嬉しいのか始終ニコニコしてました。
初段戦のO君は頭一つ大きい相手に有効を取ってました。凄いなあ。元H坂柔道教室のメンバー、H坂中学柔道部のメンバーは、皆頑張ってます。

点数表を受け取りに行くと、目の前にS先生がおられたので、確認してみた。
「S先生、これで実技試験は終りなんでしょうか?」
「えーと、どれどれ・・・あっ、終りですねえ」
今回の得点で、合計12.5点。実に効率の悪い取り方です。最初に3~4点取っておけば、効率がいいのですが、その分試合を楽しめましたので、良かったと思います。
でもこれで月次が終わってしまうと思うと寂しいですね。勝ったり負けたりを繰り返しましたが、ほぼ同じキャリア・習得度の相手で試合をしてきました。中学生高校生ならいざ知らず、一般の大人でこんな経験はまずできません。楽しかったです。
S先生に、
「形攻守を受講した印を、初段戦カードに転記してもらうよう受付で頼んでみなさい」
と言われたので、そうしていただきました。
残りは筆記テストと形試験です。実はこれが問題。
筆記試験は何とかなるでしょう。全く勉強してませんが(笑)、問題集はあるし新ルールも何とか勉強できます。自分さえコツコツやれば何とかなる事です。

問題は形試験。
昨年私が形試験と練習の相手がいない事を教室で相談したところ、I川先生が、
「私でよければ練習も付き合いますし、試験も出ますよ」
との事で、月次試験の実技試験が終わる夏以降に、練習して秋~冬に受験してみようと考えておりました。
が、I川先生が現在体を悪くされて現在療養中です。ドクターストップがかかった状態です。
「申し訳ないT岡さん。相手をすると言いながら出来ないようになってしまいました」
いえいえ、その気持ちだけでも嬉しいです。
I川先生とは10月の「しまだ大井川リバティフルマラソン」も一緒に出る予定でしたが、先生は残念ながら不参加。さぞかしもどかしい思いを抱いてると思います。
形の練習は・・・I川先生が焼いてくれたDVDがありますので、それを元にうちの子供相手に夏休みぐらいから家で練習します。何だったら形講習を受けるのではなく、付添いのPTAに混じってもう一度見てこようと・・・あっそうか!子供に受けさせりゃいいんだ(笑)。
まあ何とかなるでしょう。出来ないなら出来ないなりの練習方法がある。
形試験は・・・仕方がない、会場で先生方にお願いし、相手を探してもらう一発勝負で(笑)。

その日は昼から子供の部活用のTシャツを買いに、西尾のスポーツデポに行った。偶然空手道場のM先生と、ランニングコーナーで会った。
しばしマラソン談義。
「M先生、無理矢理どこかのマラソン大会に出ましょうよー。申し込んじゃえば、否応なく練習しますよ」
相変わらず強引なオヤジである。

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柔道月次初段戦、愛知県武道館で受験

2014年05月14日 07時10分27秒 | 柔道の月次試験・試合
5月11日、愛知県武道館

前日の晩に地図で調べたのだが、愛知県武道館は名古屋の南部にあり、車で行くのが一番良いとの事らしい。時間がどのくらいかかるかわからないので、7時10分に家を出た。
って23号線むっちゃ空いとるやないかあ。
8時前には県武の前に到着してしまった。県武の駐車場が空くのを待つ車がずらり順番待ち。
ちょっと離れた近所の公園の駐車場を発見し、そこに駐車した。
天気もいいし、まあ800mくらい歩くのもええやろ。
公園のトイレを借りて出すもんを出し、すぐ近くのコンビニで巻き寿司を食べて、荷物を担いで武道館まで歩いた。いい天気だ。

武道館の前には開場を待つ柔道関係者がぎっしり・・・もう既に柔道着を着てる奴もいる。
???
すねの下15センチしかないズボン???そんなのあり?
開場して武道館の中に入ると、本日の催し物の記述には、「名古屋柔道協会 月次試験」
の横には、「空手道東海学生大会」の文字が・・・。
伝統空手の大学の大会であった。柔道着ではなく伝統空手の道着でした。
西三河柔道協会の安城体育館と手続きの方法が違います。
安城の場合は、初めての方以外は成績表・登録証・身分証明書・代金を受付に持って行き、成績表を預けます。
県武は初めての方もそれ以外の方も、最初に申込書を書いて成績表・登録書・貴重品袋・代金を持って行き、受付後は成績表は戻ってきて本人保管です。
事前に半田柔道会のホームページに県武での手続きの方法が書いてあり、それを読んで来ましたので、戸惑わなくて良かったです。

失敗したのが時間。
安城の場合は、9時に一斉受付なのですが、県武は2級1級が9時受付、初段が9時半受付でした。8時に着いてから1時間半(笑)。でもじっくり体育館内を見物できました。
暇なので空手の大学選手権を遠くから見てると、大学生達が私を関係者だと思ったらしく、
「おはようございます!」
と何度も挨拶されてしまいました(笑)。
2階の会場に行くと、2級1級の受験者と保護者関係の方が沢山。3階の更衣室に行き、着替えて貴重品袋を作り、荷物と共に会場に行く。
2級1級の準備運動が終わり、2級からの呼び出しをする所であった。初段戦の呼び出しはもう少し後だな。もう一度トイレを済ませる。
安城にしろ県武にしろ、呼出しは1回しかないので、名前を聞き漏らすと大変です。聞き漏らして後で行く中学生高校生がよく怒られてます(笑)。
春という事なので今回は2級の受験者が多いらしい。中年のオジサンは私以外には一人おられました。確か2~3か月前に安城でお見かけした事があります(←ちょっとうろ覚え)。
それ以外の一般の方は、○田柔整と名前の入った体のごついお兄ちゃん・・・こんな人と当たりたくない。

2級戦1級戦が終わるまで、道場の隅で準備運動を行う。
その後呼び出し・・・私は6人の組に入りました。中学生1名高校生2名。三河なら高校の名前が分かるのですが、名古屋方面は分かんないので、高校生か一般なのかわからん長髪の人2名。そしてオジサン1名(私です)。
どう見ても他の方は20歳以下。50オーバーは私一人。これはきついぞー(いつもの事ですが)。

まず最初は小柄な中学生と。でここでオヤジは油断した。
「小柄な中学生かー、よっしゃあ、ここで1点ゲット!」
バカです。取らぬ狸の皮算用です。
中学生君、恐ろしく速い。とにかく追い切れません。下手くそな技はことごとく逃げられました。
結局追い切れず、時間いっぱい闘ってしまった。わちゃー、スタミナがあ。
ぜいぜい、体が重い・・・。

次は170~175センチくらいの男前の精悍な青年。おそらく体重は私よりも10キロは軽いと思うが・・・途中まで決め手が無い。
払い腰に入ろうとしたところを返され転がされた。
「技あり!」
しまった!
そのまま時間切れで負け。ここでもフルタイム戦ってしまった。ぜいぜい。手が重くて動かん。

3試合目は長髪のお兄さん。
小外で転がしたのは良いが中途半端。そのまま上になられ袈裟固めに。
首が動かん。首が動かん!・・・相手の帯に手が届かん・・・もうだめ諦めよう・・・時間長いなあ。
見事な1本負けです。
その長髪青年君に、「力強いですねえ」と言われてしまったが、力だけではどうにもなりません。1分ぐらいしかやってないので、今回は抑え込まれていたのでスタミナは回復(笑)。
やばいなあ、3試合して2敗1引き分け。0.5点しか取ってない。うわああ、このままだと最低点だあ。くやしいなあ。
残り1試合絶対取る!

最期の試合は170センチぐらいのひょろひょろ高校生君。体重差は15キロぐらいありそうだ。
次の試合までちょっと時間がある。
「次ですねえ。よろしくお願いします」
「あっいえ、こちらこそ」
シャイな高校生である。ここでオジサンは一発かます。
「見ての通り・・・ぜいぜい・・・スタミナ使い果たしてボロボロですわー(笑)」
と話しかけ、回復してるにもかかわらずわざとゼイゼイ。
「あなたが勝つと思うけど、怪我の無いように綺麗に投げてね(笑)・・・ぜいぜい」
とウブな高校生相手に三味線を引く(←古い表現だ)。
呼ばれて開始線(本当は無いけど、畳の筋)に立つ。この時も大きくゼイゼイと言いながらいかにも疲れてるように見せる。
「始め!」
とともに、のろのろとした動作で近づく。高校生君は疲れ果てたオジサンに遠慮してか、ゆっくり手を伸ばしてくる。
今だ!
相手に飛び込んですかさず奥衿を取り、そのまま巻き込みながら払腰。
「どわああああ!」
よし、決まったあ!
「技あり!」
えっ?一本じゃないのかあー!
と、そのまま袈裟固めに移行。合わせて一本であった。
何とか最後に1勝できた。今回は腹黒いオヤジでした(笑)。

先生の点数確認があり、一番の受験生が全員の成績表を預かって、本部席に行って成績表に記入してもらうそうである。これも安城とは少し違います。
今回は筋肉痛ぐらいで済みそうです。別段痛めた個所はありません。良かった良かった。
成績表が帰ってくる間、長髪の受験生君と他の初段戦を見て話してました。目の前には100キロを超えてそうなまんまるい高校生と思われる受験生が、半分の体重もなさそうな人と試合してます。
「あんな人と闘いたくないですねえ」
「そうですねえ、潰されます」
その100キロがこっちに吹っ飛んできた。相手を巻きこんで投げて、私と長髪さんとの足の上にドン!逃げる暇が無い。
グギ!
「いててて!」
左足の小指の付け根に乗られて痛めた!
その時は少し痛いだけでしたが、帰りの車の中で腫れてきて、痛くて靴を脱いで運転してた。
試合で怪我せずに見物で怪我しました、間抜けです(←ホントだよ)。
今回は今までの中で最低の点数1.5点でした。今までの点数の推移は、
2級戦 4点
1級戦 3点
初段戦1回目 2.5点
初段戦2回目 2.5点
初段戦3回目 2点
初段戦4回目 1.5点
・・・だんだん点数が下がってる・・・俺って弱くなってるのかあ!
次は1点???

3点なんぞ夢の又夢。でも0.5点でもいいから少しずつ貯めていきます(笑)。

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左足ふくらはぎ破壊のため、月次試験は今回見送り

2014年05月06日 01時14分05秒 | 柔道の月次試験・試合
5月4日 柔道月次はパスしました

何とかして月次試験を受けたかったのですが・・・GW最期の日曜日は家族サービス優先。
月次は今回パスしました。

と言うのは建前(笑)。わははは。
左足ふくらはぎの痛みもまだ引いておりません。ウルトラマラソンの疲労と破壊力は凄いものがありますね。
1週間たってようやくトイレで座るのに、
「よっこらしょ!」
と気合入れなくても済むようになりました。まだ足は引きずっております。
実は1~2日目はよくトイレでひっくり返っておりました(笑)。階段でもひっくり返りました。
歩き方だけ見れば、よぼよぼのお爺さんですわ。
この状態で月次に出ても、0.5点1点ぐらいは稼げるでしょうけど、怪我をする確率は数倍に跳ね上がります。それでは本末転倒。
左腕の肉離れもかなり良くなりました。左肩腱板の痛みもほとんど無くなりました。左腕の痺れは相変わらずです。これ以上悪化させられません。
月次試験は来月4回目と言う事で(笑)。

同じ柔道ブログ仲間のichiro様も大きな怪我をされて、次回の月次参加をどうしようか迷ってられるようです。Ichiro様のところは年に5回しか月次試験がありません。
うちの所と同じように年12回ある所なら、
「来月にしなさいよー!」
と簡単に言えるのでしょうが、年5回だと切実ですね。
皆さんは怪我をされた時は、試合・試験とかはどうされてるんでしょうか?

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月次3回目 刑務官に秒殺される

2014年04月08日 22時44分29秒 | 柔道の月次試験・試合
4月6日 柔道の月次3回目

体調は最悪である。わははは!もう笑うしかない。
消費税関係で連日のパニック。
仕事中から「だー!」「わぎゃあー!「死ぬー!」の叫び・・・というのは無いけれど(笑)、叫びたいくらいである。
怪我も治らん。かえって悪化している。
頸椎症治してえー。肉離れ治してえー。悪い頭治してえー(←無理だ)。悪い顔治してえー(←絶対無理だ)。

朝起きて月次に行くかどうか迷った。
でも朝嫁さんと子供から、
「お父さん、柔道の試験頑張ってねー!」
と言われてしまった。
そんな言葉を言われたら、
「今日は体調悪いし怪我してるから休む」
なんて言えないではないかあ!
「よっしゃあ!頑張ってくるわあ!」
と見栄を張って家を出た。俺はどうしようもないバカだ。

安城体育館前に行くと、相変わらず人混みが凄い・・・というか道着姿の小学生がいっぱいいた。
???・・・胸には「寛水流」「闘神会館」・・・なんだなんだ空手の大会ではないか。
どうやらアリーナでは空手のオープントーナメントが開かれてるようです。
4階に上がり受付を済ませ着替えて待つ。人数は前回の2/3位である。学校が始まってすぐなので少ないのか?

とここで、前々回前回と一緒になったBさんに会いました。
「おお、今回も参加ですか」と旧交を温め直す。
準備運動が終わり会長の挨拶も終わり、3階の剣道場にて2級戦1級戦が終わるのを待つ。
その間は暇なのでずーっとBさんと話をしてました。
Bさんも20歳代とは言えその年齢で柔道を始めるだけあって、格闘技は大好きだそうである。しかも別の格闘技の経験者らしく、いろいろ詳しいのだ。
呼出しが来るまで延々と格闘技の話をしてました(笑)。お互い好きだなあ。

先生が来られて名前の呼び出しが始まった。
「11組、1番〇〇けい、・・・・、2番某高校・・・・、3番西尾柔道会T岡、4番一般・・・・、5番某尾張地方高校・・・・」
がーん!中学生がおらん。高校2名と一般3名の組やんかー。なんだこの一般の多さは?
集まったメンツを見て、1番の何とかケイ・・・・さんは、〇刑の刺繍。これって刑務官?
刑務官の人って体つきが凄いではないか。俺なんてぐしゃぐしゃにされそうだ(←この予想は当たります)。
他のメンバーも顔つきが鋭い。
ダメだ・・・とても勝てそうにない。今回は0点だ。
「ゴメン、今の組み分けは間違い」となって、中学生に代ってくれんかなあ。
・・・って、やる前から負ける事を考えるバカがどこにいるんじゃあ!当たって砕けんかい!
という事で、一人ぐらいには勝って目標は1勝1点(笑)。
4階の会場に移り、先生に連れられて試合開始。
その刑務官さんの試合を目の前で見た。高校生に見事に払い腰(?)で一本勝ち。まさに秒殺。強い。
この人とやる時は、無理しないでおこう(笑)。

で次は私ともう一人の一般の人。
組手争いになると思ったが、割合すんなり奥襟を取らせてくれたので、そのまま引き付けて足払いでこかせる。
「1本!」
良かったー!目標の1勝達成だあ!(←低い目標だ)
スタミナもロスしていない。よし、次は引き分けを狙って0.5点だ・・・と言ったが左腕が痛い。肉離れの悪化だとすれば黄信号点滅である。

2試合目は高校生君。背は私より低いが体重は同じ程度か。
組んだ途端、
「あっ、この子は力強い」
とわかった。
掛かりはしないがどんどん踏み込んで掛けて行く。相手は指導を2回とられた。
焦って力任せに来た所を大外で転がした。強引な大外であったが、有効を取れた。
よっしゃあ!このまま流せー!
でタイムアップ。
力任せの勝ち星であったが2勝目。ぜいぜい。スタミナが尽きた。

休んでる間、隣の一般の方と話をした。
その方は32歳で2年ぶりに再会したとの事。やはり好きな方はどこでもおられるんだなあ。
ニコニコと楽しそうに柔道の話をされておられました。


しばらくすると目の前で、刑務官さんと、もう一人の高校生君が凄い戦いを繰り広げていた。その高校生君はうちのグループでは一番体格が小さいにもかかわらず、ガンガン攻めたてて、何と技有を取った。
「おお!凄い!」
「速い!」
先ほどの一般の方と一緒に思わず唸ってしまいました。
刑務官さんも技有を取り返し最後は引き分け。高校生君は息遣いが荒い。

私の3試合目は、その刑務官さん。
組んで投げを捌いてたのだが、刈り技の途中で投げに変化してきた。
「あわわ!」
とこかされそうになり声を出した途端、払い腰(?)で綺麗に投げられた。
「一本!」
悔しいどころかあまりの技の綺麗さに感動してしまった。同じ白帯同士でここまで完璧に投げられたのは初めてです。ここまで実力差があると悔しいよりも相手の凄さに感心してしまいます。
開始から30秒も経ってません。秒殺されてしまいましたー!あっという間に負けたので全然疲れてない(笑)。

その高速高校生君(と勝手に名付けた)は今まで全試合フルで闘っているのだ。凄いスタミナである。
休憩中にその子と話をした。
「次は君と当たるねえ。よろしくお願いします」
「ぜいぜい、こちらこそよろしくお願いします」
「君は凄いなあ、頼むから投げる時は綺麗に投げてくれ、怪我だけは避けたいからね、あははは!」
「そんな事ないです。僕なんか下手です。もうスタミナがありません」

さてさてその高速高校生君との試合である。
組もうとしたが組めない。組手争いから速い。いかん押されてるよ俺。
開始から1分ほどで強引に足払いでこかせて有効を取る。
「よっしゃあ!」
勝てる勝てる、夢の3点である。
いかんいかん、気を引き締めろ。相手のスピードを捌け。がここで指導を取られる。あちゃー!
・・・・
ここでバッテリーが切れた(笑)。
・・・・
もう動けません。指導をまた取られたー!いかん、2回目だ。
わああああああ!という所で大内だったと思うが、転ばされて技有を取られた。だー!
ぜいぜい、そのまま時間切れで負け。
すんません、擬音が多い説明で分かりにくいと思います。記憶があいまいなので勘弁して。

挨拶して待機の場所に戻ったが、しんどすぎて立ってられんので、膝をついてしまった。正座のほうが楽だ。
ぜいぜい。
目の前では最後の試合をやってるが、全然目に入らない。ぜはぜは。

息が大分楽になってきた頃に体中を点検する。
左腕は痺れるが、前とそんなに変わらない。痺れの原因である頸椎の部分も、大丈夫そうだ。左腕の痛み(肉離れ)はやはり痛い。筋肉痛で少し痛くなったくらいか。
まあ何とか大丈夫そうである。大きな怪我が無くてホッとしました。
先生からの講評があり、やはり力任せで相手を崩す基本に戻って、という事であった。やはり基本かあ。地道な練習が必要ですね。
今回は2勝2敗で2点止まりであった。中学生がいないメンバーで、しかも怪我だらけの体調からすれば上出来のほうかも。これで合計7点です。
思い出しても情けないのは、前回の取りこぼしである。今更仕方がないので、次回まで腕の怪我を治しチャレンジである。

今まで3回受験したが、点数が一番低かった(2点)だが、内容的には一番効率が良かったと思う。
一番非効率的だったのが1回目の受験で、フルパワーで力比べをしたため、投げられてもいないのに肉離れを起こしてしまった事である。
オハナ接骨院の先生によると、
「力が強い人は、自分で自分の筋肉を破壊してしまうんですよ。必要な時だけ使う・緩急つける事を考えてやってみてください」
とのアドバイスを受けました。
2回目3回目はそのことを念頭に試合に臨みましたが、確かに怪我は発生してません(悪化はしてますが、笑)。そこで得た余裕を勝ちに結び付ける所までは行ってない(笑)。
柔道は奥が深くて難しいです。そして面白いです。

その後はしばらく見学させていただいた。
とそこで試合が終わったらしいBさんに出会った。
「お疲れ様です!どうでした?」
「合格です。これで初段です」
「おめでとう!」
という事で、Bさんの記念撮影である。パチパチ、拍手!
真面目なBさんは、はにかんでおられたが、部活でやってるわけではない一般の人が、道場に通って学んでこられ努力して得た段位です。立派なもんです。
朝に弱音を吐いてた自分が情けない。私も周回遅れですが頑張ります!

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初段戦月次2回目、2勝1敗1分の壁

2014年03月26日 00時40分56秒 | 柔道の月次試験・試合
3月23日 月次2回目

本日は柔道の月次試験2回目である。
前回初段戦初参戦では警察学校にボロ負けし、しかも左肩から腕にかけて肉離れを起こし(未だに治って無い)、その後頸椎症まで出てしまったのだ(月次の3日後に出た症状なので、月次が原因とは限らないのですが、笑)。
2勝したとはいえ怪我をしてしまった事で、実質的には勝ったとは言えん。特に肉離れで稽古を2回も休んでしまい、1回はほとんど乱取りをせず休憩していたのだ。

今回の目標は、「怪我をしない」・・・低い目標だなあ(笑)。

前回受験者が少なかったので、柔道場も準備運動を割合広く使えたのですが、今回はパンパン。後ろ受け身をその場でやってて、横の人にぶつかった(笑)。ゴメン。

1級戦2級戦が先なので、初段戦のメンバーは下の剣道場で待つ・・・って前回挨拶をしたBさん(仮名)と出会った。
前回どうでした?から話をしウダウダ話をする。
Bさん曰く、
「打ち込みお願いします」
との事なので私もさせていただきました。
個人のプライバシーになるのであまり詳しくは書けませんが、20歳代のBさんは町の道場に通われてる方です。20歳代から柔道を始めるのは、中年の私が始めるのと違って、別の事で非常に勇気のいる事だと思います。
自分が20歳代の時に、一回り近く年下の子達と一緒に、柔道を習ったり試験を受けたりするなんてそんな状態になったら、気恥ずかしくてすぐに辞めてたでしょう(笑)。この年だからある程度肝も据わって、恥ずかしいと思わなくなって来てますが。

とBさんとの話は月次対策に成りました。課題は「どうやったら点数を取れるか?」・・・(笑)。
私の対策は、
「ガチで中学生高校生相手に4人も闘うと、先月みたいに怪我をしてどうにもならん」
ので、
「勝てそうな相手に力を絞る」「最初の一人目二人目だけに全力を尽くす」
という作戦(笑)。
中年は4人の中高生相手にはスタミナが持ちません。
で勝てそうな相手に全力で力を注ぎます。
①スタミナを消耗する寝技をしない。
②寝技を掛けられて逃げられなくなったら、早いタイムから諦める(←事実上のギブアップだ)。
③先に有効・技有を取ったら、その後は掛けるふりしてそのまま流す。スタミナ温存。
・・・いやあ書いてて自分の姑息な事を痛感(笑)。
そんな事考えるくらいなら、技を磨けー!(←という自分で突っ込み)
後にこの戦法はあまり役に立たなかった事がわかる。Bさんもオヤジのこの戦法を笑っておられた。

呼出しがあり、グループごとに並んだが、やはりその中には前回(初段戦)前々回(1級戦)と同じ〇×高校のH君がいた。同じ市内の高校である。
「おお!また君とかあ」
と再会を祝す。
もしかしたら彼と運命の糸で繋がれているかもしれない・・・嘘嘘(笑)。彼の体重が77kg、私が78kgなので、体重別だとほぼ同じグループになるのは当然なのだ。
彼が教えてくれたのだが、今回のグループは中学生3人、高校生のH君、そしてオヤジの5人であった。2人で話してたのだが、今日はもしかしたら3点ゲットのチャンスかもしれない(笑)。前回は高校生3名、警察学校1名、オヤジの5人だったから、2人とも3点は取れなかったのだ。
あっ、説明します。愛知県の月次は1回受験につき4試合できます。勝つと1点、引き分けで0.5点です。で13点集めなければいけない。
だけど1回でも3点取ったら、13点のハードルが10点に下がります。で皆目の色変えて3点を目指すのです(笑)。
今回は・・・取れるかなあ。同じ体重の中高生相手にどれだけ通用するかなあ。いつも練習してるH坂中学生は、皆軽量~中量級なので力負け体格負けした事がありません。
でも今日の中学生は体重がほぼ同じくらいなので、皆いかつそうである。後に彼らの実力を思い知らされました。

会場に移っても、時間が余ったので彼と共通の知り合いの先生の話題を・・・決して噂話や悪口ではない(笑)。
「某先生とは一度挨拶をした事があるけど、多分忘れられてるだろうなあ。でも礼儀正しい温和な先生だね」
「とんでもない、あの先生は僕らにとってはオニ尊敬する人ですよ」
という事にしておく。

他人の試合を見る余裕はないので、自分の試合だけを解説する。
1人目は中学生で、いかつそうな顔をしていた。顔だけで言うと高校生と言ってもいい。我がグループの高校生H君の顔が優男に見える(そんなこと言っちゃいかんか)。
最初技を掛けて来た所を足払いでこかせて有効。転がせたのはいいが寝技をする気はないので、上になって適当にウダウダしてたら「待て!」になった。
仕切り直しで、奥襟を取ってすぐに大外を掛けると、そのまま一本が取れた。
よっしゃあ!まずは1勝(1点)だあ!
1分半ほどの試合だったので、スタミナも温存。

2人目は高校生H君。
仲良くなった彼には悪いが、最初から抱きつき小外で倒してそのまま一本。スタミナを消耗する事無く決めた。
よしよし、これで2連勝。残り2試合だ。

3人目は小柄だが丸く太った中学生君であったが、この彼も私と同じ2連勝であった。とにかく投げが速い。巻き込んで来るので要注意。
相手が投げをする。こちらも返しで掛ける。1分ぐらいで相手の技をすかした瞬間に足を引っ掛けて押し倒した。
「有効!」
よっし!このまま行くぞー!
ぜいぜい、しんどい。この子うちのグループで一番背が低いけどむちゃ上手いわ。
気が抜けん。力を抜けん。
と思ってたら、残り30秒ぐらいで巻き込み喰らって横の倒されて有効を取られた、
「あちゃー!」
残りの時間が来て引き分けになった。ああああ、残念!勝てる試合を勝てなんだー!
俺はバカだあ!

ぜいぜい。3人目の中学生との試合で、精も根も尽きてしまった。負けはしなかった者の、前回の警察学校の時と同じだ。スタミナを消耗して体が動かん。
とりあえず3分休もう。
と思ってたら、私の前で試合してる高校生H君が相手を秒殺して勝利。
「おめでとう」
と言いながら、すぐに終わったら次の俺が休めんじゃねえかあ!(←凄く身勝手な発言だ)
4人目に相手は、まだ1勝もできていない中学生君である。普通だったら勝てるモノを、チアノーゼで乳酸だらけのオヤジは、いとも簡単に振り回され、転がされて(有効)抑え込まれて1本負け。負けてもしばらく立ち上がれなかった。
礼をして戻る。ぜはぜは。
待ってる間今の試合を振り返るが、最後勝てる試合を取りこぼした。むっちゃ悔しい!

最初有効を取りながら、油断して同じ有効を取られてしまい、引き分けになった第三試合。
勝てる相手にもかかわらず、スタミナ切れを起こして、引き分けどころか抑え込まれて1本負けしてしまった第四試合。
勝てる所を2つも落としてしまった!ぐやじい!
確かに最初の作戦、
「第1第2試合で早目に決めて確実に取り、スタミナは温存する」作戦は成功した。が残りの2試合が下手こいてしまった。
前回の敗戦は実力が飛び抜けていた警察学校君だったので、悔しいけどあまり後悔はありません。今回は自分の油断・ミスのなので物凄く悔しい。
ものすごい自己嫌悪。
ホントに初段取れるのかねー。後ろ向きの気持ちになってしまった。
前回と同じ、2勝1敗1引き分け。俺って進歩ねえ(泣)。

私は今回2.5店で合計5点。H君は今回2点で合計5.5点。何故かほぼ同じ進捗ぶりであった。
4月も行く予定なので、多分そこで顔を合わせるだろう。すまんH君、腐れ縁だと思って諦めてくれ(笑)。

彼と別れて道場の他の試合を見てると、K先生に会った。
「どうしたんです?T岡さん、最後負けてしまって・・・」
すいません、先生。最後スタミナ切れで中学生にボロ負けです。情けないです。
「まあ次も頑張りましょう」
ハイ、不肖の弟子(←ホントだよ)は元気出して練習します。次の休みに整体行きます(笑)。

昼までに帰ればいいので、しばらく試合を観戦する。
っと、遠くで朝挨拶したBさんが試合をされていた。相手と4つに組んで、そのまま左の体落とし。綺麗に決まった!
教科書通りの綺麗な体落としで秒殺である。久しぶりに完璧な技を見ました。
試験が終わり出てくるBさんを捕まえて、
「綺麗な体落としでしたねー!すごいすごい!」
「いやあタイミングが決まって」
グダグダの力技のオヤジは、ああいう技に憧れますね。今度教えてねー!
「じゃあ、次回もお会いしましょう!」
とお別れした。

帰ろうとすると、2級戦で一緒になった中学生君(名前忘れた)に偶然出会い挨拶をされた。おお久しぶり!元気にしてる?もうすぐ3年生だなあ。
ニコニコしながら、彼に尋ねられた。
「今何点でしょうか?」
「オジサンは2回目で5点だよ」
「凄いですねえ。僕3回通ってまだ3.点なんです」
体の線が細い子で、苦労してるみたいだ。
「受験に入るまでには、何としても取りたいです。何度でも通って頑張ります
何度でも通って頑張ります・・・かあ。そういうセリフが似合う青年だね。面構えが力強いしまぶしい。

車の中で考えた。
先ほどまで点数の取れなかった自分の下手さ加減に、自己嫌悪だったのだが、かの中学生のセリフ、
何度でも通って頑張ります
にガーンと打ちのめされた。こいつ立派やん。前向きやん。
オッサン、自己嫌悪はもうやめだあ。後ろ向きの考えは捨てる。
俺も0点でもいいから何度でも通ってやるわあ。
1500円払えば、ほぼ同じ実力同士同じ体重で4試合も出来る。一般で習ってるオッサンにとっては、こんな機会は少ない。
いろんな人に出会えるし、知り合いにもなった。
それに月次って楽しいやん。勝ったり負けたりして、ぎゃあぎゃあ喚いて(俺だけか?)、こんなん高校時代以来やわ。この歳でこういう事を体験できるなんてありがたい(笑)。
何回通うか分からんが、勝っても負けても通えるだけ通って、徹底的に楽しもうと思います。
次回は仕事とバッティングしなければ、4月6日です。

今回は筋肉痛だけで済んだ。手の痺れは変化なし。良かった良かった。

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月次で警察学校にボロ負け

2014年02月18日 00時25分45秒 | 柔道の月次試験・試合
2月16日 月次試験初段戦

3か月ぶりの月次試験です。仕事やら怪我やらでずっと受けれなかったので、ちょっぴり緊張しております(笑)。
昨年9月に月次2級を受け、何とかストレート合格。11月に1級を受け薄氷の合格。今回は初段戦です。

試合では勝ちが1点、引き分けが0.5点、負けが0点。月次1回で4試合あります。
愛知県の場合、初段戦は13点取らなければなりません。単純に言えば13回勝たんとあかん。
13回も勝たなあかんなんて、しんどいなあ。想像するだけで嫌になってくる(笑)。月次1回で4試合しか出来ませんので、13点取るまで何回も通わないといけません。
ただし抜け道がありまして、月次で1回でも3点以上取ると、累積点数のハードルが13点から10点に下がるとのこと。
うーむ3点取れるかなあ。3点取れば行くのが1~2回省略が出来る。
さてさてどうなりますやら。

安城体育館前に、開場10分前に到着。体育館前はあまり混んでません。中学生は試験前なので今回は少なそうです。

会場で初段戦のカードをいただき受験料¥1,500を払って着替えて待つ。やはり普段の半分ぐらいでしょうか。足の踏み場もないような前回とは違って、荷物の置き場所も多少は余裕がありました。
前回2級戦で一緒のグループで戦った西尾市I高校のH君がいた。
「こんにちは!」と元気よく挨拶されてからしばらく話す。
彼は柔道を始めてから、90キロだった体重が70キロに減ったそうだ。
「凄いじゃない。それだけ練習してるんだ」
「でも先生には怒られてます。もっと太れって」
うははは、そうかもしれん。
彼は前よりも精悍な面構えになっております。やだなあ当たりたくない。
彼のような明るくて礼儀正しい若い人を見ると、ほっとします。普段はロクでもないだらしない若い奴しか見ませんので(笑)。

集合し挨拶をして初段戦受験者は、下の階の剣道場で待機。
このとき若い男性から、声を掛けられました。
「初段戦は受験後はどこでカードを受け取るんでしょうか?」
その事についてお答えしていおると、その方が、
「もしかして、ブログの方ではありませんか?」
はいそうです!よくご存知で。
「安城体育館で検索していて拝見したんですよー」
ありがとうございます!
その後うだうだとお話しさせていただいたのですが、一般のまだお若い方で警察の道場とかに通われておられるそうである。偉いなあ。
中学生・高校生・警察学校や学校の先生ならともかく、お若い方で一般の道場で練習されている方は、ほとんどいないのではないでしょうか?
孤独な練習・闘いというものは、精神的にはかなり辛いものがあります。私も時々しんどい事があります。そういう中で頑張ってる方は凄く尊敬しますね。
一人で地道に頑張られている人の事を、「地の塩」と呼ぶそうです。まさしく彼は「地の塩」と呼ぶにふさわしい人かもしれない。私が大学時代に先生に教えていただいた一番好きな言葉です。私も「地の塩」になりたいですね。

呼び出しが始まったので、グループごとに別れる。
「警察学校○○、・・・・・、I高校H、西尾柔道会T岡」
うへええ!警察学校だあ、しかもさっきの高校生H君もいる。
集まった時にH君に聞いてみると、今回このグループには中学生が1人もおらず(!)、警察学校1名、大学生らしい人1名、高校生2名、オッサン1名という構成だそうである。
中学生しか勝てないオヤジには、非常に酷なグループです。逃げ出したい。

会場を柔道場に移し、そこでしばし2級戦1級戦が終わるまで待機。それからほどなく空いた所に移動し試合は開始された。
最初は警察学校対高校生。警察学校さんがあっけなく秒殺。
やだよー怖いよ。

オヤジの第一試合は、その警察学校さんと当たりました。
相手は10センチほど低く、体重も15キロぐらいは少ないみたいですが、さすがは警察官の卵、精悍な面構えです。
組んだ瞬間、奥衿を掴むオヤジに対して外側から奥衿を掴みなおしてきた。うへえ!なんて力だ。
相手は盛んに中に入り込もうとするが、こちらも上背を生かして踏ん張る。時間は半分ほど過ぎたころであろうか。一瞬の隙に奥衿を先に取られ崩された。しまった!
足を掛けられグダグダに倒れた所で、袈裟固めに押さえ込まれてしまった。ぐわああああ、動けん!ダメだあ!
15秒ほど暴れていたのですが、もうダメだと分かった瞬間一気に力が抜けてしまいました。
しかし抑え込まれてる間の時間が長い。早く負けを宣告してくれないかなあ。
・・・何か不謹慎な事を考えてるよ俺・・・。
試合が終わり1本負けが宣告。
ぜいぜいはあはあ、しんどい。一気にスタミナが無くなった。座り込みたい。

2試合目は高校生H君相手に小外で技ありで何とか勝ち。
3試合目は大学生(?)君で投げに来た所を大外で破り、30秒ほどで勝った事を覚えてます。早く終わった!ああ休める。
4試合目は高校生相手にバテて引分け。何でこの時もうちょっと頑張って、勝ちに行かんかったんやー!そしたら合計3点やんか・・・。
本当はもっと思い出して試合の事を書かなければいけないのですが、すいません、はっきり覚えてません(笑)。もう無我夢中でした。
結局2勝1敗1引き分けで、点数は2.5点でした。残り10.5点、道は遠い。

先生から点数確認と講評。私は「背中を取った際に正中線に気を付けなさい」と、アドバイスいただきました。自分でもわかるのですが、ぎりぎりの所を掴んでます。
あとやはり力が入りすぎてますね。この事で後でえらい目に会います。

解散となりトイレに行こうとした所で、F居先生にばったり。
「おおT岡さん、何点でした?」
2.5点です。
「うーむ、3点ではなかったんですか。残念」
警察学校さんにボコボコにされてしまいました。悔しいです。
「T岡さんて何歳でしたっけ?」
50歳です。もう数か月で51才ですか、あははは。
「その御年でそれだけできれば大したものですよ」
F居先生は慰めてくれる。優しいなあ。

これもまた荷物を取りに行く時に、K谷先生とお会いした。
「どうでした?」
いやあ、警察学校の人に負けましたー!もうホント強いですわ。あの人達だけ別でやって欲しいです・・・。
と、しばし情けない愚痴を聞いていただいた(笑)。

荷物の所に戻って、コンタクトを外したり水分補給をしながらへたり込む。全身乳酸の塊。
ようやく汗も引いてきたのだが、この時から体の調子がおかしくなってきた。
左腕・左肩・左胸の部分が猛烈に痛くなってきた。
あれれ、さっきまで何ともなかったのに・・・。
アバラが折れてるのとは違う、大胸筋・左上腕部の筋肉が痛くなって来ている。
今回の試合では投げられた記憶がありません。負けの試合の時も、崩されて袈裟固めだったので、打撲とかは無いはずですが・・・。
ああそうか、力の入れすぎだ。筋肉疲労か軽い肉離れだ。足では何回も経験した事があるが、大胸部分や腕では初めてです。でも痛い。
これくらいで弱音を吐くなー(と自分に言い聞かせるオヤジ)。

出口の受付で初段用のカードをもらい、トイレ前でへたり込んでると、西尾柔道会御大I藤先生とお会いしたので挨拶。
「おお!頑張ってるねえ!その意気その意気!」
ありがとうございます。先生頑張ります。
ちょっと元気をいただきました。

元気をいただいたところで、胸の痛みを我慢して着替え、近くにいたH君に挨拶をしてから家に帰った。

車に乗りながらいろいろ考えた。
一番考えたのは負けた事。とてもとても悔しい。
2級戦・1級戦と違って、相手は高校生・警察学校が増えてくる。今回のように全員が高校生以上という事も何度もあり得るのだ。当然今までのようにストレートで合格できなくなる。
もうちょっと気を入れて臨んだ方が良いと思う。でも気を入れた所で、短期間で何がどう変わるかと言えばあんまり変わらんでしょう(笑)。でも諦めたくはないので、何度も何度も足を運んでコツコツとやります。皆さんアドバイスをお願いします。
とカッコよく書いて終わりにしたかったが、イテテテ。早く治そう。

追記:最近ブログ村の柔道カテゴリーで、柔道注目記事ランキングには全然入らへんのに、空手カテゴリーの注目記事ランキングの7位になっていた。
まあ確かに空手の記事も書いてるのではあるが、主目的の柔道はスルーされ(笑)、空手で注目されているのは笑ってしまいました。
多分前の流派の古い仲間たちが見て下さってるんでしょうね。何にせよありがたいです。

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オヤジ、月次1級を受験

2013年11月19日 06時21分36秒 | 柔道の月次試験・試合
11月17日 日曜日 柔道の月次1級受験

昨日は仕事で柔道の練習に行けんかった、ぐやじい。
ここ2か月、アバラのヒビ・ムチ打ちなど怪我が重なったので、週2回の柔道の練習が1回ぐらいに減っている。いかんよなあ。
明らかに練習不足です。
こんな状態で月次試験を受けて、通るんかいな。
行くか行くまいかちょっとだけ迷ったのですが、私の人生の原則として、
「やるかやらまいか、迷った時はやるのだ!」
というのがありまして(笑)、安城総合体育館の試験に行ってきました。

注:上記の人生原則は、カッコよく書いてはおりますが、実際やってみて後悔する事が山のようにあり、嫁からは、
「あんた、もう少し考えてからやりなさい!」
「後先考えずに挑戦するのは、『無謀!』って言うのよ、わかった!」

とよく怒られております、ハイ。すいません。

安城総合体育館の公園は、写真のように秋であった。落ち葉の似合う落ち目の中年のオッサンは、俺ぐらいである。
そんな道を体育館に向かって、歩く中学生高校生の受験者は、秋を感じさせない春らしい青年だ。
あー!俺も年なんか取りたくねえ。俺の年齢を皆に分けてやるから、中学生諸君!君たち貰ってくれい!
いかんいかん、興奮してしまった。落ち着けT岡。試験の前で緊張してるのは分るが、ここでパニクっては自滅だぞ。
武道場の受付で、登録証・受験票・免許証を出し、手続きを済ませ、更衣室で早々に着替えてからトイレ。
相変わらず物凄い人である。
さてカメラは終わるまで一時封印。
9時に簡単な開会式があり、その後準備体操。一人畳半畳分も無い所で後ろ受け身(笑)。すまん横の人、手が当たった。
1級2級は一所に集まり、先生からの呼び出しを待つ・・・って5組目で呼ばれました。
「では皆こちらに来てね」
と先生の先導で、道場の中央付近に移動。

この時、同じ組の他の4人をまじまじと見た。
前の二人は私より頭一つ半ほど背が低いのですが、見事なアンコ型で重そうです。後ろの人は、もう少し背が高くもちろんアンコ型で体重はもしかして俺と同じくらい?
一番後ろの人は・・・俺と同じくらいの身長。待ってる間こそっと移動して横に並び、背を比べてみました。目線を少し上にあげると相手の目・・・ってことは、俺より背が高い?181~2cmあるかも。
前回2級は、もう一回り小さな中学生が主だったのですが、今回は高校生が2名、中学生が2名、変なおじさん1名(私だ)。その中で背が高い人と、体重が重そうな人が高校生です。
この時点でオヤジは確信した。みんな重量級のクラスだ。ダメだ、今回は死ぬ。
どう見ても「月月火水木金金」で練習している柔道部の青年である。白帯とはいえ柔道着の着こなしも様になっているいかつい青年だ。どう見ても俺が一番弱い(笑)。
こんな青年たちの中に、一人場違いなオヤジではあるが、私がビビってるのと同じように、中坊や高校生もビビっているであろう。
「何このオッサン、強いのかな弱いのかな、嫌だなあこんなのに当たるの」
多分そう思っているのだろう。心配しなくていいよ、このオッサン見かけ倒しだから(笑)。

他県の方に説明すると、愛知県の月次試験は、2級戦、1級戦、初段戦、の3段階の実技試験。初段戦と同時進行の形試験、筆記試験の5つがあります。
実技は、試合に勝てば1点、引き分けで0.5点、負けで0点。
2級戦、1級戦とも、それぞれ4試合して、3点以上取らないと合格できません。
「今回は2点だった。来月も受けるぞ」という2回以上にわたる場合は、累積合計5点取らないと合格できないそうです。
ちなみに初段は12点なので、最低3回は月次に通わないといけない(一部例外規定があるらしいのですが、詳しくは西三河柔道協会のホームページをお読みください)。

今回オヤジが一発合格するには、もちろん全勝が望ましいのですが、ダメでも3勝1敗か2勝2引分しかないのです。

オヤジの1試合目は、いきなり重たそうな高校生君であった。
奥襟を掴み引き付けようとするが動かん。胸を合わせて投げの形に・・・ダメだ、向こうのパワーも凄い。動けええええ!
いきなりフルパワーである。もう何が何だかわからん。大内だったか?(←記憶があいまい)でこかしたのは覚えております。何とか勝ちました。ひいはあぜいぜい。しんどい。

はあはあ、息が苦しい。腕が重い・・・乳酸で動かない。特に左の袖を掴んでた左手がプルプル痙攣をおこしてる。
ダメだあ、次の試合まで復活するかなあ。

1試合を挟んで、オヤジの2試合目。相手は中学生。丸くて重そうだ(笑)。腕が回復しないので、攻めて来た所を払いでこかせて抑え込み。袈裟固めで1本。ぜいぜい。寝技は体力を使う。しんどい。

インターバル中に水を補給するが、回復の兆し全く無し。特に左手の握力が無い。

3試合目も丸っこい中学生であったが、バテた。
引き分けに終わった。
・・・あーしまった!ここで勝たんでどうすんねん!次は俺と身長が変わらん高校生やぞ!

4試合目は180を超える高校生。まだ線が細く体重が私ほど重くないのが幸いした。
奥襟を取り合う試合になったが、お互いバテテるので、投げが不完全で結局は時間切れ引き分け。ぜいぜい。
もうこんなキツイ試験はヤダ。
結局2勝2引分け。

残りの試合の間、最初に試合したアンコ型高校生君と話をしてました(何故かこのオヤジは、あちこちでよくいろんな人に話しかけられます)。
高校生君は○色高校の柔道部だそうで、高校になってから柔道を始めたらしいのだ。中学からやってる生徒が多い中、柔道部でも一人白帯から頑張っているらしい。素直で明るくて、こういう子はすぐに上達する。
人懐っこく、しかも礼儀正しい青年である、感心感心。
こういう性格の子は、上から可愛がられる子なんだろうなあ。
「同じ市なんだから、H坂教室にも練習に来てね」とアピールしておいた。

先生の所に集まり成績確認。
今回3点以上取れたのは、オヤジ・私と最初に試合した○色高校生君であった。○色高校生君は、オヤジに負けた以外は星を全部勝った。あの背の高い高校生君にも勝ってます・・・すいません、しんどくてへたり込んでて見てません。ごめんね。

今回は薄氷の合格です。ギリギリやっと。

解散となり、本部席の西尾柔道会のI藤先生・M川先生に挨拶し、着替えてから見学しておりました最初ほうの審査で終わってしまったので、見学し放題です(笑)。
やはり気になると言えば、同じ一般の方達ですねー。私以外に3~4人ほど中学生に揉まれておりましたが、皆さん頑張っておられますね。見ているだけで元気が出てきます。
重たい高校生相手に戦っただけで、弱音を吐いちゃいかんわなあ。
初段戦が始まり、H坂中学の4人組を見つける。形試験の受付は昼の12時だそうだ。試験は1時頃かららしい。総合公園前のラーメン屋で飯を食べ、12時頃に会場に戻る。

と、会場では有段者の恐ろしい方達が、恐ろしい試合をしております。どんどん試合が進んでおります。この人達にチアノーゼという言葉は無いのか?インターバルほとんど無しで、何試合もこなしております。見てる私がしんどくなってきた。
中には白髪の方もおられました。カッコ良かったです。

会場にはほとんどの受験生は残っておりません。
えっ?帰らないの?・・・という疑問があると思いますが、以前吉良のオハナ接骨院のN村先生に、
「見学できますよ。形試験は何をやるのか勉強できますよ」
とお聞きしていたので、今回居残って見学し、勉強のためにカメラで動画を撮らせていただいたのだ。
「皆さん集まって!形試験だけ受験の人、学科試験だけの人、両方受験する人、それぞれに分かれてください」
なるほど、片方だけでもいいし両方も受験できるんだ。知らんかった。

H坂中学4人組は両方だった。最初は学科試験。皆さん亀になって(笑)記入しております。
その後に形試験が始まります。
皆上手い。H坂中学の連中に、
「おい!他の人達はむっちゃ上手いやん。君らここまで細かく練習したか?」
と言ったら、
「皆上手いですよー、僕たちヤバいヤバいです!ああっどうしよう」
と慌てておりました(笑)。中学生をからかってどうすんねん。

でも撮影しながら見ていたのですが、H坂中学の子達も結構上手です。タイミングもあってるし技もきれいでした。
ヤバいのはこのオヤジです。
まず相手がいない。相手はどうすんねん!今回もK中学の子が、相手がおらずうろうろしてて、先生の世話でH坂中の子が相手をすることになった。
オヤジも半年後受験するにしても、会場で無理やり見つけるしかないのかー!
H坂中の4人組は、ほぼ毎日中学の柔道場で練習し、H坂教室の練習でもF居先生・M川先生の特訓を受けておりました。社会人のオヤジにそれだけの練習時間は取れませぬ。
家で撮影した動画を見ながら、ひとりエア柔道形試験をしなければならないのか?
うーむうーむ。
近隣の道場の方で、同じ頃に形試験を受ける一般の人っていないだろうな(笑)。万が一おられましたら連絡ください(笑)。

話が外れた。

I藤先生と残りの時間を雑談。先生に形試験のコツというものをいっぱい教えていただきました(笑)。ありがとうございます。

結果発表では、形試験は全員合格!ただし学科試験は3名ほど不合格なので、先生が怒っておられました(笑)。
「形試験は、受験生の練習環境やら当日の緊張とかで、失敗したり差が出るのは仕方がない。それで落ちる事もあります。
学科試験は単純に勉強の差なので、落ちた人は大いに反省しなさい」
まさにその通りです。予習の嫌いな私としては、耳が痛い(笑)。

H坂中の4人組のうち、一人黒帯誕生しました。おめでとう!本人は大喜びです。
残りのみんなもすぐに取れるでしょう。あんだけ練習しているのだから。
下手糞なオヤジも何とか1級を合格させていただきました。今までお世話になった先生方に感謝!
仕事とかち合う事がなければ、来月から初段戦です。頑張ります。

その夜はお祝いで鍋をしてくれたのだが、握力が全然戻らず、豆腐の入った鉢を落としそうになった。やはり相手が同じ白帯とはいえ、体重差があまりない高校生相手はきつい。
「明日は全身筋肉痛」という嫁の予想は、的中率100%ですな(笑)。

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オヤジ、秒殺される!

2013年10月08日 06時56分55秒 | 柔道の月次試験・試合
10月6日 日曜日 市民柔道大会の日

夜明けと共に起きるのが我が家の法則です。
起きて近所を歩くと、

おおっ!幻想的な・・・田舎(笑)。
こりゃあ幸先ええなあ。なんて思っておりましたが、後にとんでもない事になります(笑)。
午前中は畑仕事でした。夏野菜の跡地を小型耕耘機で耕してました。これが結構重労働です。
畑仕事を終えシャワーを浴び、自転車で西尾市中央体育館へ行きました。やはり駐車場は満杯でした。更衣室に行くと、Y崎先生とK先生が着替えておられました。挨拶をし聞かれた。
「T岡さん、アバラはどう?」
「ほぼ完治しました。大丈夫です」
前屈しても腰を回しても、咳をしても大丈夫である。
会場は人でいっぱい。
こんな感じです。座る所が無い。荷物を端においてると、嫁さんと子供が応援に来た。
「どこに座ればええの?」
「こっち混んでるから、奥に行こう」
奥に行くと、遠くに昨年までH坂教室で子供と一緒に習っていたOくんがいた。背が伸びたなあ。
1時になり開会式が始まる。会長の挨拶でお聞きした事なのですが、参加者は、中学生が120名、高校生が80名、一般その他が25名くらい・・・一般錯昨年より多いではないですか。しかも体がごっつい人が何人もいる。あの人は100キロ超えるなあ。あの人もそうだよなあ。
こりゃあ殺されるわい。
開会式が終わり、先に中学生が始まる。H坂中学の2年生連中も、一番遠くの試合場でやっている。皆頑張ってるなあ。
40~50分もすると、中学生の部が終わり、高校生の部も始まった。一般の部も招集がかかり、オッサンを中心にワラワラと集まる。
説明があり、2面を使って行うとの事。空いた方からどんどん試合を進めて行くので、いつ呼ばれるかわからん。とりあえず黒板の進行票の前にて待機。
K先生が、
「いかんなあ、緊張してきた~。どうしよう!」
先生、先生が緊張すると私にも伝染します(笑)。あー、おしっこしたい(さっきしたばかりなんだが)。
先生曰く、
「T岡さん、1試合目は相手が欠場見たいですよ。不戦勝です」
先生、これは喜んで良いのでしょうか?それとも悲しむべきなんでしょうか?
「いきなり2試合目からですからねえ。相手次第ですね」
相手がわからん。不安になるやん。

試合はどんどん進んでいく。先生方も勝ったり負けたりである。横で見てはいるが、見てないのと同じ。全然頭に入ってません。
写真は子供が撮った緊張するオヤジです。半分上の空です(笑)。
進行の係りの先生から呼ばれた。
「不戦勝なので試合場にて礼をしてください」
よく分らないまま、主審の指示に従い前に出て礼。棚からぼた餅である。
ここで喜んではいけない。棚からぼた餅の後には、大抵とんでもない事が起こるのだ。俺の人生はいつもそうである。このプチ予言は当たった。

「T岡さーん、赤紐を巻いて用意してくださいー」
前の試合が終わり、欄外で待つ。相手が来たので礼をし開始線へ。始まった。
引手を取られそうになり、一旦切って離れる。

こんな感じです。

再度組合うも、左肘を取られたかと思ったら、いきなり顎下の襟を取られた。しまった!
こちらも取ろうとして掴みにかかるが、右肘を取られてコントロールされてる。右手が動かん。

力でもがいてるうちに、あっという間に取られて頭を下げさせられた。とその瞬間、

巴投げを食らってしまった。天井が見えました。投げられた自分でもわかったくらい、きれいな1本。くわあああ、見事としか言えない切れ味です。
あまりのきれいな投げに、オヤジは放心状態。礼をし欄外にて座り込む。

何にも出来んかった。あまりの実力差に唖然としました。終わった後、何故かニタニタしていました(壊れたか?)。
あっけなく負けたので、汗一つ掻いてません(笑)。
遠くから見ていた子供と嫁さんによると、時間は35~40秒くらいです。秒殺でした。

ここでようやく我に返った。うちの道場の先生方の試合が、目に飛び込んできたのだ。
「あーA先生が勝った」
「うわっ、B先生が投げられた」
うちの道場で鬼のように強い先生方が負けているのである。
なんちゅう人達だ。あなた達は化け物ですか?その強さに唖然としてました。
柔道は奥が深いなあ。

嫁と子供は、大笑いしてました。
子供は開口一番、
「お父さん!凄い写真撮れたよ!投げられる瞬間!見て!」
あのなあ、会っていきなりそれかい!なに喜んでんねん!
「お父さん、まあこんなもんだよ」
家族は優しい。でも目がドブに落ちた子犬を見るような目なのはなぜだー?
「まあ、そんな事は気にしないで、今晩は飲もうよ」
そうです。6日間禁酒してましたので、今日は飲める!ヤケ酒ではない、残念酒だあ。
閉会式があり、お世話になった何人かの先生に挨拶をし、着替えて帰宅した。I瀬先生は、
「怪我はしませんでした?」と聞いてきました。
うるうる、優しさが身に染みる中年オヤジであった。

家に帰って日が明るいうちに酒をしこたま飲み、買い物ついでに隣の集落の祭りに行って来た。もう既にべろんべろんである(笑)。
酒飲んで落ち込んでるオヤジに喝!(と自分で自分に入れる)

来週の日曜日は、柔道月次試験1級戦の予定でしたが、地元の祭りの準備仕事とバッティングしたため、今回はパスします。田舎なので出ないと何言われるかわからん(笑)。
月次は11月に受ける予定です。

それ以外では、スポーツ関係のイベント予定では・・・
11月3日(日)愛知県の秘境豊根村にて、
「とよね・みどり湖ハーフマラソン」に参戦します!もちろん仮装で!
地元一色マラソンにて知り合った仮装ランナー「達磨大師」さん(←仮名)も、参戦!
酒飲んで湖西連峰を走る、豊橋のダンディオヤジことノイさんも、参戦予定です。
純情朴訥な村おこしイベントを、「バカの祭典」に変えましょう!
一緒に走ってくれるバカを募集します!皆さん掲示板に連絡してねー!

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市民大会出場決定(柔道編)

2013年09月26日 00時10分39秒 | 柔道の月次試験・試合
9月24日 柔道の練習日
本日は用事がありません。一日丸々休みです。
朝、嫁さんに、
「今日は走る?」
と聞いたら、
「妹と走る」
との事。どうやら私はほったらかしらしい。
仕方がないので、一人で茶臼山山麓一周をした。
自宅を出て、平原の滝の入り口を素通りし幸田町に入る。
すげえ柿!
この幸田町は、別名「筆柿の里」と呼ばれている所。あちこちの農家は柿でいっぱいです。
この道なんか柿のトンネル状態。
この後道の駅で休憩し水分補給とパンを食べました。峠を越えて西尾市吉良町に入り、茶畑の横を走って帰りました。
腰が痛くなってきました。原因はアバラを庇うような走り方をしていたら、腰に来た(笑)。救助に行こうとして二重遭難になってしまったような・・・俺ってアホだなあ。
久しぶりの2時間半走です。距離は20km。

夜は柔道の練習日。
ホントの事言うと、直前まで休むつもりでした。アバラがまだ痛い(笑)。
でも今日休むと2週間丸々空いてしまうので、
「この根性無し!男だったら行かんかい!」
と自分を叱咤し重い腰を上げましたよ。
アバラの事は先生方に言って、乱取りは手を抜かせてもらいます(笑)。

今日はやはり人数が少ない。中学が中間テストなので、H坂中学柔道部の部員も、うちの子供もお休み。最初は安城のY田先生だけでした。
少年部が終わり、一般部は誰もまだ来ないので、Y田先生と打ち込み。この後Y山先生も来られたので再び打ち込み。
やっぱりアバラに響きますが・・・まあ何とか我慢我慢。Y山先生にアバラの事を伝えると、力を抜いてやってくれました。助かりました。
Y山先生が、
「T岡さん、市民大会は出ないんですか?」
「出たいんですけど、手続きは誰に言えばよろしいです?」
と言うと、T先生に出場の事を言っていただき、急遽出場する事になりました。締め切りは過ぎているらしいのですが、何とかなりそうです(笑)。(←多分ですが)
まだ確定ではないのですが、10月6日(日)西尾市体育大会 市民柔道大会 出ます!
・・・それまでにアバラを治さないとねえ・・・

人数が少なかったので、自然に乱取りが始まり・・・私もえいやっ!とばかりに乱取りに混ぜてもらいましたが、投げられた際にやはり左胸下が痛い。
先生相手に1本でギブアップ。
テーピングしてるけど、やはり柔道の受け身すると響く。
2本目休憩(笑)。

3本目小学生T弟君。
アバラを押さえてたら、
「大丈夫?」
と心配してくれた。
「オジサンねえ、ちょっと怪我しててねえ」
「今日は鼻血は大丈夫?」
この間K先生との乱取りで、鼻血を出した時の事を覚えてるみたいだ。
「今日は大丈夫だ!鼻血は出てないよ」
T兄君といいT弟君といい、この兄弟は優しいねえ。

4本目は御大K谷先生ですが、天井を見た時アバラに響きました。天井を見たという事は、綺麗に足払いを喰らいました(笑)。
怪我の事があったので、5本目からは乱取りに加わらず、K谷先生に頼んで「足払い」の時の崩し方・フェイントの掛け方など、詳しくレクチャーしていただきました。
「ここを持ってこう押し出すとね。君の右足に体重がかかるだろう」
「はい、かかりますねえ」
「でここで、この部分をちょっと引っ掛けると、綺麗に転ぶんだよ」
おお!達人技!オヤジは天井を見てます!
「こういうふうに引いた場合は、ここで」
「このタイミングなら、こちら方向に」
先生、脳細胞が枯渇しつつあるオヤジは覚えきれません(笑)。
「最初は基本的な崩しからやってみましょう」
その後、覚えの悪いオヤジのために、個人レッスンを20分もしていただいた。ありがとうございます。

帰り際に、先ほどのK谷先生・F川先生に聞かれました。
「T岡さん、市民大会は出るの?」
「ええ、さっきT先生にお願いしました。締め切り過ぎていますが、多分出れると思います」
「おお、楽しみだねえ」
「1回戦負けですが(当たり前だ)・・・でも挑戦してみます!」(←とカッコよく言ってるつもり)
「おお!その意気その意気!」
先生曰く、「一つの試合は、乱取り5本に相当するから、機会があったらどんどん出なさい」
先生の仰る通りです。何事も経験経験。
負けるのがわかってるけど逃げるの嫌なので、出ます!

・・・とカッコよく書いたものの、相手は黒帯のキャリアうん十年の先生達なので、ちょっとビビってます。生きて帰れるだろうか?

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オヤジ、柔道の形講習を受ける

2013年09月16日 19時52分42秒 | 柔道の月次試験・試合
9月15日 西三河柔道協会 形の講習会

アバラの痛みは相変わらずである。朝布団から起き上がれない。ホントにこんな状態で柔道の講習会に出れるのか?
月次試験みたいな試合ではないから、多分大丈夫と思うが・・・。
痛み止めを飲みテーピングをしようと思ったら、テープが切れて無い(笑)。仕方が無い、テーピング無しで行こう。

8時過ぎに会場の安城体育館に着き、駐車場を歩いていると、うちの教室のF居先生にお会いしました。先生、こんなオヤジですがご迷惑をおかけします。先生と会場までしばし話をしながら歩く。
西三河柔道協会の形講習は年3回あり、9月の次は来年3月だそうです。期間が空くので今日は人が多いかも・・・との事。

今までは形講習は初段戦に入らないと受講できませんでしたが、今回から2級1級でも受講できるようになりました。ただ形試験は、初段戦に入ってからしか受験できません。
西三河の月次システムは、2級戦、1級戦、初段戦と実技3段階で、それ以外に初段戦に入ってからの形試験と筆記試験があります。形試験は形講習を受講してからしか受験できません。
オヤジの黒帯への道は、まだまだ遠いです(笑)。

受付を済ませ着替えて柔軟をする。前屈をした途端、ビキッと痛みが走った。イテテテ、準備運動はやめ。
会場には約100名近いの中学生・高校生が集まった。やはり狭い。いつも一緒に練習してるH坂中学の柔道部の6人組も来ておりました。
集合がかかり、ペア同士で並ぶが、ペアのいない何人かはそこで即製のコンビ結成。オヤジの相方は中学生のS田君である。
さて即席コンビは漫才が出来るであろうか?(←違うだろ)
どちらがボケでツッコミ?・・・いや違った、受けと取りであろうか。

柔道をやられている方ならご存知だと思いますが、初段には礼法と9つの形の実技試験があります。
手技(浮落、背負投、肩車)、
腰技(浮腰、払腰、釣込腰)、
足技(送足払、支釣込足、内股)です。
ふーむ、内股って腰技ではなく足技なんだ。そうだったのか。知りませんでした。

初段の形の受講者は80名ほどで、先生が実演された事を、見よう見まねで練習する。狭いので10組ずつ実技練習なのだが、取りと受けを一通り2回ぐらい繰り返して終わる。覚えの悪いオヤジは、本当はもっと練習したかったのであるが、人が多すぎて交代でしか柔道場が使えません。待ってる間、S田君と手順を練習してました。
「僕は体重が70kgなんです」
「オジサンは80kgだよ。すまん重くて」
S田君は、高浜〇中学の柔道部3年生で、初段戦の点数は取れており、あとは形講習と形試験のみだとの事。
「凄いねえ、俺は2級だからずっと強いねえ」
と言ったら、恥ずかしそうにしておりました。真面目な中学生です。
形は練習してるの?の問いには、
「いえ、初めてです」
とのこと。
柔道部の顧問の先生が、本来柔道の先生ではないらしく、あまり詳しくは教えてもらっていないらしい。一人で来て受講するとは、なかなか前向きな中学生です。

最初の浮落を見て、
「これならできる」
と安易に思ったのであるが、これが大きな間違いであった。
まず最初にS田君が取りで、私が受け役。1、2、3で前に思いっきり斜め前に1回転したのは良いが、アバラに激痛が走った!
「・・・うううっ・・・」
オヤジ我慢せい!声を出すな!中学生の手前恥ずかしいだろう。
しまった、アバラ痛めてる事を忘れてた。次はもうちょっと軽く受身しよう。
今度は取り役であるが、最初から失敗した。投げた後、体が正面を向かず投げた方向に向いてる。しかも足先は死に足になってる(柔道をされてる方ならわかると思います)
全然ダメ。
も一つダメなのが、逆の組手(左自然体?)にして投げを打つ時。全然出来ない。
浮落だけではなく、他の技も逆の組手で行う投げ技が全然出来ん。手足バラバラ。
相方のS田君も、
「すいません、逆が出来ません!」
と悲鳴を上げていた。
廻りを見るとやはり、普段使う反対側の投げは、皆手こずってるようである。

受講内容を細かく書くと、10ページで治まらないので端折りますが、オヤジは反対側の投げが全然出来ません。特に腰技。
逆が出来ない以外に、足の位置や手の位置など凄く細かい所まで決まっおり、オヤジの脳みそはパンク寸前でした。
受け側も取り役のしやすいように手の位置など決まっているので、ぼーっと技を受けてるだけではいけません。先生に細かく教えていただいたのですが、担ぎ上げられる際の腰に当てる手の位置で、取り手の技が成功するかどうかが決まるそうです。
沢山の参加者がいる中で、先生には毎回見ていただきました。やはり中学生に混じっておっさんが受けてるのは珍しいのでしょうか。でもありがたいことです。
人数が多くて簡単にしか練習できなかったが、9時から始まった形講習も12時には終了しました。
アバラは何とか持ちましたが、痛みは消えることなく続いております。今週は大人しくしておこうと思います(←ほんまかー?)。

高浜〇中のS田君よ、こんなオヤジの練習相手になってくれてありがとう。最後はカードの返却で挨拶する暇もなく分れたが、どうか高校になっても柔道を続けてください。いつの日かどこかで出会う事がありましたら、下手くそオヤジに柔道を教えてください。

帰りの車の中で考えた。
こりゃあ結構難しいぞ。ちょっと甘く見すぎた。
とにかく技は下手糞でも、手順ぐらいはきちっと覚えておかないと。暇な時に家で練習しよう。

でも試験の時の相方(パートナー)はどうすんだ?

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オヤジ、月次試験2級受けた

2013年09月03日 00時24分07秒 | 柔道の月次試験・試合
9月1日 初めての月次試験

柔道を習い始めて1年半を越え、48歳の半ばだったのが50歳、子供は中学生になり、嫁は相変わらず怒り狂い、季節は移ろいで行くのであった。
関係無い事を書いてしまったが、何人かの先生から、
「早く受けなさいよ」
と言われていた月次試験を受けることになった。
懸念していた仕事の予定も午前中は何とかクリアし、安城体育館に駆け付けたら、体育館前は中坊でいっぱい。

最近の柔道部ってイガグリ君は少ないんですねー。これも時代の流れですか。
入り口付近で待っていたところ、松川先生が通った。
「おはようございます」
「あっT岡さん、頑張ってくださいね!くれぐれも怪我の無いように」
そうです。勝つことよりも怪我の無い事が一番・・・午後から仕事なので(笑)。

開門と同時に4階の柔道場に移動。広い柔道場も受験者でいっぱいなので、人人人・・・って感じ。
いや違った、中坊中坊中坊・・・って光景が(笑)。そんな中に1人だけ50歳のオヤジがいるので、漢字で表現すると・・・。

中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊オヤジ中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊中坊引率の先生中坊中坊中坊中坊中坊中坊役員の先生中坊中坊中坊

あははは。
でも社会人らしい受験者は何人かおりますねー。私も含めて皆居心地悪そうにしてました。
受付で成績表を購入し(100円)貴重品袋を購入し(1500円)、それらに名前を書き、推薦状と連盟の登録証を持って申し込みをした。
以前先生にお聞きしたのですが、初回に推薦状がなぜ必要かというと、時々「俺を受験させろ!」とばかりに、柔道を習った事も無いような人が、いきなり来るらしいのです。
うーむ、そんな道場破りみたいなやつが、空手だけではなく柔道でもいるんですねー。

トイレに行って空っぽにし(何を)、狭苦しい更衣室で着替え、柔道場の隅っこで柔軟。
しかし人数が多い。暑い。入口が狭いので、ごった返してた。
すいません、写真はありません。全員顔見知りの空手の道場ならいざ知らず、不特定多数のプライバシーになり、許可も出ないと思うので、会場内では撮影しておりません。解除の外から写した遠景ならありますが。

この写真は見にくい(笑)。人人人でしたねー。
狭い隙間を利用して、打ち込みを始める中学生もいる。君たち、試合前に疲れてどうすんんだー!

狭苦しい更衣室で着替え、隅っこで柔軟をしていると、役員の方から集合の号令があり、全員並ぶ。ざっと見て300人ぐらいか?
会長の挨拶があり、
「皆さん怪我をしないように十分注意しましょう。試験は負けても何度でも受けれますが、怪我をした場合は受けれませんから」
そうです、敵は相手ではなく怪我です。中高年が最も気を付けなければいけない事。
「怪我自慢」は若い奴・青臭い奴のする事。
えっ?私も言ってたっけ?
「ムチウチになったー!」「痛風で関節がー!」
あれには自慢は入ってるんではないかー!
・・・すいません、ちょこっと入ってます(笑)・・・謝りますゴメンなさい。

300人が一斉に準備運動をし(狭い)、横の中学生に足が当たった、ゴメン。
全員隅に寄せられ、呼ばれてグループ別に分かれるが・・・。
「西尾市H坂中学 T岡!」
???中学生で俺と同じ名前???H坂中学柔道部は、俺と同姓はいないはずだが・・・。
「おーい!西尾市H坂中学 T岡」
・・・これ、俺だよ・・・。
「はい!私だと思いますが、所属名が・・・」
「あっすいません!間違えました。H坂・・・教室でしたね」
まあ、こんな老けた中学生はおりません(笑)。

6人呼ばれて先生に連れられて説明を受ける。
4試合し、勝ちで1点・引き分けで0.5点・負けで0点。合計3点で2級合格。
「試験の経験者は?」の問いに、一人が手を上げる。あとは全員初めての人。そこでようやく周りを見る余裕が出来たので、全員を眺める。高校生が1人・中学生が4人。ちょっと嬉しかったのが、全員オヤジより小さい(笑)。一番大きな高校生で、170cm65kgぐらいだろうか。
この体格差はデカい(笑)・・・とほくそ笑む腹黒オヤジ。

1試合目2試合目と進んでいく。中学生は必死である。次かあ。
3試合目で番号が呼ばれ、開始線に立ち挨拶。
号令と共にすぐ奥襟を取れた。逃げ回る相手を引きつけて小外で転がす。
「技あり!」
そのまま亀を引っくり返そうとするが、逃げられ「待て」が入る。
再度組むが相手は奥襟を警戒して、引手だけしかつかめないので、足を引っ掛けてこかした。そのまま上からこけた相手を引っくり返し、横四方で抑え込み。
横四方をやりながら考えた。
えーっと、横四方ってどうすんだっけ?ズボンを掴む位置は、ここで良かったかなあ?
寝技の下手くそなオヤジです。思い出しながらやっております(笑)。
先生のカウント20で終了。合わせて1本勝ちでした。わ―嬉しいなあ。

久しぶりの寝技なので、手が疲れました。腕に乳酸が~。2試合間隔があいたので、その間に腕をマッサージ。
私の2試合目は中学生。開始とともに組手争いも無く奥襟を掴んで引きつけたらこけた。
そのまま横四方に移行し抑え込み。
押さえながら、「あーしんど、固め技2連発は体力使うなあー。早く終わらんかなあ」
相手が帯を取りに来たので、胸に体重をかけたら動けなくなったらしく、25秒まで長く感じた。何とか1本勝。

「あと1勝あと1勝」と念仏のように唱えながら、腕をマッサージ。スタミナ的には問題ないので、懸念するのは腕の重さだけ。
3試合目も同じ展開であったが、良く動き回る相手だったので、なかなか掴ませてくれなかった。が掴んでこかした所を抑え込み。またもや横四方(笑)。
背中はどこを掴むんだっけ?と思い出しながら(←勉強しろよ)抑え込んだ。
しかし俺って寝技下手くそだなあ。相手が体の小さい中学生だから何とかなったが、もう一度練習し直さんといかんなー。
という事で25秒経過。これもパワーだけで1本勝ち。嬉しいが自分の課題が山積みであることを実感。上では通用しません。

4試合目は体重の重そうな中学生。こりゃあ重そうだな。65kgぐらいかな。
最初奥襟を取らず、普通通りに組んでみた。途端投げを打ってきた。もう一度組み直して、ちょっと待ってみると、投げを打ってきたので、それに合わせて大外を出したら、綺麗に決まった。1本取れた。
技というのはフォームが良くてタイミングが合えば、力を入れなくてもきれいに決まるんですねー。こんなにきれいに決まったのって久しぶりです。柔道は力学であることを実感しました。

全員が終わるまで自分の試合を振り返ったのですが、技らしい技は小外と大外しか出してません。2試合目3試合目は、こけてくれた所を抑え込んだだけ。相手は(中学生では大きい方かもしれませんが)いずれの人も体重が軽いので、組し易かった。
体の大きさ・パワーで勝てたようなもんです。技を掛けて勝ちたいのですが、今後の課題にします。

全員が終わり、点数確認。4点はオヤジともう一人。その後先生からの一人一人講評がありました。
「T岡さん。力を入れすぎているので、もう少し抜いて」
うーむやはりそうであったか。分かってるのに直らんなあ。自覚と反省のオヤジであった。

解散となったが、試合した中学生のお父さんに話しかけられました。
「今日は息子がありがとうございました」
いえいえ・・・勝ってしまってすいません。犬にか噛まれたと思って諦めてください(←言ってる意味が不明)
「失礼ですがお年は・・・」
50歳になりました。息子と一緒に習い始めて、オヤジがはまってしまいました。
「凄いですねー。私も昔やっておりまして・・・」
今はされてないんですか?
「ええ、今は空手をやっておりまして」
おおっ、私もやっております。どちらの流派で?
「不動会の豊橋の支部です」
私は蒲郡の日新会という小さなフルコンタクト空手です。
という事で、そのお父さんと短時間ながらうだうだ話をしてしまいました。ここにも居ましたよー、格闘技にはまってる中年男が(笑)。

自分の点数カードがすぐには出来ないので、しばし会場を見学。
とここで、いつもH坂教室で一緒に練習してる、H坂中学柔道部のW部君が目の前にいた。
「あれっ?君も受けるの?」
「はい!受けます」
「何を受けんの?」
「初段です」
「おおっ!オジサンよりずっと先行ってる、凄いやん!」
という訳で、しばらく見学させてもらった。どうやら柔道部の他のメンバーも来ているらしい。遠くにN村君がいた。
彼に聞いたのだが、前回の持ち点は1.5点。1勝2敗1引き分けらしい。初段は確か10点以上いるらしいので、少しでも勝って点数を稼ぐ・・・
「これが本当の点数稼ぎ!あははは!」
とギャグを飛ばしたが、試合直前の緊張する彼の耳には入らず、シカトされてしまった。とほほほ、俺はアホだ。
1試合目は頭半分大きいパワーのある相手に引き分け。相手の投げを何とかしのいでた。
「一回り大きい相手に、引き分けは上出来だよー」
「いやーでも勝てませんでしたー」
2試合目は怒涛の攻めで勝利!
3試合目も4試合目も勝利!
「おお!君凄いぞ!」
「いやー、ありがとうございます」
「これで一気に3.5点獲得かあ。凄いなあ」
「いえ、とんでもないです。まだまだです」
「追い着いてやるから覚悟しておけー!(笑)」
と言ってはいるが、追い着くのは無理です(笑)。彼の方が上達のスピードが速いし、強くなります。来年ぐらいはもう勝てんだろうなあ。
3勝1引き分けという事で、嬉しかったのであろうか、始終ニコニコしてた。
H坂中学の柔道部で稽古に来るのは5人ほどだが、W部君が断トツで稽古に来る回数が多いです。テストとか行事で重なる日以外は、ほとんど出席している。
彼のそういう生真面目な所・練習熱心な所は、ぐうたらなオヤジは見習わないといかんと思う。年齢や強さは関係ありません。私にとっては彼も立派な先生です。

字随分遅れたが点数カードを取りに行き、そこに合格印を押してもらいました。F居先生がおられたので挨拶をし帰りました。
初心者なんで、こんなんでも嬉しいですねー!
来月仕事とバッティングしなければ1級を受験します。1級も4試合し3点以上です。さてさてどうなりますやら。

家に帰ったら、嫁に受験した事を伝えると、めっちゃ怒られました。
「後から言うなー!」
「仕事に行くと言って、柔道に行ってるやないかー!嘘つき!」
平謝りに謝った。

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オヤジ初陣

2012年10月09日 15時29分26秒 | 柔道の月次試験・試合
10月7日 日曜日 市民体育大会午後 オヤジ初陣
少年大会が終わり、中学生高校生がぞろぞろ100名近く集まり、武道場で所狭しと準備運動を始めた。しかし目の前で100名近い人間が打ち込みやら受身やら投げ込みやらやられると、無茶無茶迫力ありますねえ。
俺ってこんな奴らと闘うのか・・・ちとビビってしまってます。
いかんいかん緊張している。このままじゃ駄目だ!
「あんた、ご飯どうすんの?」と嫁。
「いらん、緊張で胃が受け付けん」

オヤジは、典型的な「気が強くて気が小さい男」である(笑)。
ちょっと早めに着替えて、ストレッチを行って体をほぐすことにした。
広くなった荷物置き場にて、首から足首までの関節をポキリポキリとほぐしていく。関節が終わったら筋肉をじっくりほぐし始める。
「T岡さんね、無段の部はね、高校生が相手だから、相手に技を掛けさせて体格を生かして返し技で行きなさい。下手にこちらから技をかけると、隙を突かれるから。有段の部は、最初から思い切ってどんどん行こう」
「先生、私緊張してます」
「初めての試合は緊張するよ!大丈夫大丈夫!普段の乱取りと同じつもりで」
お世話になってるK谷先生が、役員席からわざわざオヤジのもとに来られて、アドバイスをいただきました。ありがたい事です。ちょっとだけ緊張がほぐれました。
別のK先生に打ち込みの相手をしていただき、だんだん平常心になって行きました。
M川先生も駆けつけていただき、
「本当に大丈夫?今なら『有段のに部』棄権出来ますよ」
正直言ってこの時ちょっとだけ心が迷いました(笑)。
でも・・・逃げてはいけません。子供に笑われます。子供の手前やせ我慢です。
心配してくれるのはありがたいのですが、やります。

開会式が始まり、中学生から試合が始まった。これまた目の前で凄い迫力。大声を上げながらでっかい奴に突っ込んでく兄ちゃん。負けて蹲まって泣く女の子。うんうん君達は立派だよ。カッコいいよ。将来は男前・美人になるよ。
中学生が終わり、武道場の奥で一般の試合が・・・とここで予想していなかった思わぬ事態が!

思わぬ事態とは、一般の部の進行の事である。
実は私は、一般の試合はまず「無段の部」から始まり、それが終わってから「有段の部」だと勝手に思ってました。
でも召集は「有段の部」が先でした。ええっ!それほんと?
有段でへとへとになったら、無段で負けてしまうではないですかあ!
仕方が無い、後の事は後で考えよう。まずは黒帯の先生相手に玉砕だ。
一般有段の部では、第三試合であった。それまでうちの道場の先生が試合をされていたのですが、緊張のため全然目に入っておりません。
さて自分の試合ですが、すいません。ほとんど覚えておりません。覚えているのは・・・試合中に、袂からゴミがポロリ・・・。
あーっ!、しまったああ!捨ててくるの忘れたあ!実は試合前に、ストレッチをしていた目の前の中学生?が、ゴミをぽいと畳の隅に捨て、どこかへ走り去って行くのを目撃。
「何じゃあ、神聖な畳の上にゴミ捨てるなんて!」と、プンプン怒りながらゴミを拾い、後で捨てようと懐に入れていて、緊張し忘れておりました。そのまま懐に入れたまま、試合の最中に出た(笑)。
すいません、結果的にゴミを捨てた中学生と同じ事してます。神聖な畳にしかも試合中にゴミ落としたのはオヤジでした(←バカ)。
組手を掴めたのですが、相手が岩のようで全く動かず、技をかけるどころか崩しも出来ません。途中までは必死に耐えていたのですが、投げられ袈裟固めで一本取られてしまいました。ひいはあひいはあ。
当然と言えば当然ですが、何も出来ませんでした。悔しいです。ぜいぜい。
「有段の部」は、1回戦敗退で終わりました、ひいはあ。

試合会場の端に戻ってへたり込んでるオヤジに、審判の先生が、
「では隣の会場で、無段の部を始めましょうか」
ぜいぜい・・・えっ、私終わったばかりなんですけど・・・ぜいぜい。有段の部はまだこれからずっと続きますよ。有段の部が終わってからではないのですか?並行して行うんですか?
「並行して行います。あっ、高校生がまだ試合が終わってなくて、来てませんね。もう少し待ちましょう」
ああっ、良かったあ。ちょっと休める・・・ぜいぜい。
高校生は、高校の部の試合が終わってから、無段の部に出場するらしい。俺と条件は同じだが・・・いや条件は違います。年齢が・・・体力が違う。もう一人の一般出場のSさんも23歳という若い方である。40オーバーは私一人だけです。
とにかく先ほどの試合で、全身乳酸の塊になってしまい、手足がどーんと重い。腕が上がりません。水分補給して屈伸するのですが、30キロの登山の荷物を背負ったような体の重さです。早く回復してくれえ・・・。
試合に出る高校生が来られ、審判の先生より説明がありました。もう一人の高校生が急遽欠場の為3名で行うのだが、トーナメント方式をやめて総当たりで試合を行うとのこと。でその試合の順番を決めるのにじゃんけんをし、私は第一試合と第三試合になりました。
ああっ良かった。真ん中インターバルが取れる・・・連チャンでなくて良かった。

「無段の部」第一試合は、身長160センチぐらいの高校生で、素直な性格らしく組手争いも無く、奥襟を持たせてくれました。ですが体の重いオヤジは技をかける事も出来ず、しばし膠着状態に。ぜいぜい。
「いかん、このままでは勝てん」
と思い、下手くそオヤジの必殺技を出しました
その必殺技は・・・「ブン回し」
技の無いオヤジが、スタミナが切れた際に、体格を生かして中学生相手に出す技です。子供曰く、
「それは技ではないよ。振り廻してるだけだよ」
悪かったなあ、でも何とか相手をこかして勝ちました。ぜいぜい。
第二試合はその高校生と同じ道場のSさんの試合でしたが、またもや全身乳酸の塊になったオヤジは、全然見ておりません。水分補給し、ゴロンと座り込んで、ひたすら回復に努めてました。ひいはあ。

さて第三試合にもなると、オヤジも落ち着き始めた。
相手はSさんである。Sさんは連チャンで疲れてそうだ。よし、オヤジにも勝機がある。
試合が始まると、相変わらずSさんは早くて掴めない、触ることすらできない。しばし鬼ごっこ状態だったのだが、相手も息が上がってきているらしい。段々動きが遅くなってきている。次第に捕まえ始めた。
捕まえたと言っても、こちらも沈没寸前のオッサンなので体が動きません。で必殺技「ブン回し」で何とか技ありから袈裟固めに持ち込み、1本勝ちしました。
終わった瞬間考えた事は、
「俺って下手くそだなあ」という事。そして、
「楽しかったあ!」 これにつきます。


一位の賞状を貰うなんて、高校以来ですね(←と言ってもたった3名出場の試合ですが)。
一般有段の部は、H坂教室の新鋭T原さんが、並居る強敵を退けて優勝しました。すんませんT原さん。自分に精いっぱいで全然見ておりません。普段お世話になっているにもかかわらず申し訳ない。
怪我は・・・左脇腹を痛めました、突き指が2か所。何とか無事です。

その夜は焼き肉でした。子供の残念会と私の優勝祝勝会を兼ねて宴会です。
10日ぶりに酒を飲んだオヤジは、全身乳酸だらけの体にアルコールを入れたため、その日の深夜○痢になり、朝までトイレに這いつくばっていました。
これは神様が禁酒しろって事を言ってるのかあ!

祝勝会をしてくれるのは嬉しいのだが、鬼嫁に一言言いたい、
「優勝者に、焼肉代を払わすなあ!」

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