はたと気がつけば、エントリーの多くが受験指導と研修の感想になっている。少し前向き、あるいは英語教育らしい書き込みを・・・ということで、昨年行ったスピーチ指導から感じたことを箇条書き的に。
1 コミュニケーション活動はプロセスで力がつく。
例えばスピーチをさせるときには実際のスピーチというよりも、スクリプトを書かせたり、デリバリーの練習をさせたりするときに力がつくのではないか。試合だけでは力はつかないというのはスポーツと同じ。
予め用意した題材をもとに話をさせることにより、即興的なコミュニケーションの力を直接育むことはできないかもしれないが、それを可能にするための手数を増やす下地になるのは間違いない。
2 短めの活動を何度もさせる。
生徒は友人の活動を見て刺激を受け、次回はもっとうまくやりたいと感じてくれる。大きなプロジェクトを数少なく行うよりも、短い時間でできる小さな活動をいくつも投入した方が効果的である。
3 ファストラーナーをしっかり育てる。
生徒の中には音読がうまい生徒や、コミュニケーション能力の高い生徒が必ず何人かいる。浮きこぼれ感を感じさせずに、その力をクラスの前で披露できる環境を作ることが大切。彼らを少数派のままにしておかず、徐々に輪を広げる仕掛けが必要。また、ファストラーナーを褒めるときは慎重に。クラス全体の前で褒めると逆効果になることがある。
4 スピーチをしやすくするための雰囲気を作る工夫をする。
・指導者がお手本を見せる。ただし、あまり上手にやっては意味がない。自分にもできそうだと感じさせるのがよい手本。
・スピーチ大会をするときにはクラス全員を輪の形で座らせ、自分の席の前に立ってスピーチをさせる。教室の前まで出て行く時間が節約できるし緊張感も減らせる。
・スピーチの後には、予め用意した自分のスピーチに関する質問を2つ級友に問いかける。男女一名ずつ指名して質問に答えさせる。このときに質問に答えられないのは自分の責任だとスピーチをしたものの多くが分かっているのに気づいたのだ。
2年生の皆さん、重ね重ね途中で一旦お別れすることになり申し訳ない。来年、より楽しい授業を皆さんと体験したいと切に願っています。
1 コミュニケーション活動はプロセスで力がつく。
例えばスピーチをさせるときには実際のスピーチというよりも、スクリプトを書かせたり、デリバリーの練習をさせたりするときに力がつくのではないか。試合だけでは力はつかないというのはスポーツと同じ。
予め用意した題材をもとに話をさせることにより、即興的なコミュニケーションの力を直接育むことはできないかもしれないが、それを可能にするための手数を増やす下地になるのは間違いない。
2 短めの活動を何度もさせる。
生徒は友人の活動を見て刺激を受け、次回はもっとうまくやりたいと感じてくれる。大きなプロジェクトを数少なく行うよりも、短い時間でできる小さな活動をいくつも投入した方が効果的である。
3 ファストラーナーをしっかり育てる。
生徒の中には音読がうまい生徒や、コミュニケーション能力の高い生徒が必ず何人かいる。浮きこぼれ感を感じさせずに、その力をクラスの前で披露できる環境を作ることが大切。彼らを少数派のままにしておかず、徐々に輪を広げる仕掛けが必要。また、ファストラーナーを褒めるときは慎重に。クラス全体の前で褒めると逆効果になることがある。
4 スピーチをしやすくするための雰囲気を作る工夫をする。
・指導者がお手本を見せる。ただし、あまり上手にやっては意味がない。自分にもできそうだと感じさせるのがよい手本。
・スピーチ大会をするときにはクラス全員を輪の形で座らせ、自分の席の前に立ってスピーチをさせる。教室の前まで出て行く時間が節約できるし緊張感も減らせる。
・スピーチの後には、予め用意した自分のスピーチに関する質問を2つ級友に問いかける。男女一名ずつ指名して質問に答えさせる。このときに質問に答えられないのは自分の責任だとスピーチをしたものの多くが分かっているのに気づいたのだ。
2年生の皆さん、重ね重ね途中で一旦お別れすることになり申し訳ない。来年、より楽しい授業を皆さんと体験したいと切に願っています。