よく言われるように、学問にリベラルアーツとサイエンスという大きな枠組みがあるとすれば、それぞれのコアにあるのが国語と数学であるように思う。さらに、いわゆる文系科目は国語を主エンジンとしたもっとも根本的なレベルでの応用であり、同様に理科系科目は数学の上に乗った応用であると捉えられる。これらの科目を学ぶことは、思考の拡大・深化につながり、学ぶものがより真実に近づける可能性を高め、その結果として「生」のクオリティを高めうる。
翻って英語はどうか。どう見ても、立ち位置が別次元であるのは明らかだ。なぜ英語を学ぶのかが話題になることは多いが、その議論の多くは英語は学ぶ意義があるのだという前提の上でなされているように感じる。「英語教師に必要なのは学習者のスキルを磨くこと、それ以外に何がある」とおっしゃる方々もいる。そんな意見に正面から向き合ってみればなにか新しい突破口が見えてくるのではと感じているのである。
翻って英語はどうか。どう見ても、立ち位置が別次元であるのは明らかだ。なぜ英語を学ぶのかが話題になることは多いが、その議論の多くは英語は学ぶ意義があるのだという前提の上でなされているように感じる。「英語教師に必要なのは学習者のスキルを磨くこと、それ以外に何がある」とおっしゃる方々もいる。そんな意見に正面から向き合ってみればなにか新しい突破口が見えてくるのではと感じているのである。