「志」の英語教育

英語教育実践について日々の雑感を語ります。

Going Underground

2015-05-09 21:13:26 | 研修
今日は中学生の娘の参観日ということで、そちらへお邪魔して授業参観。娘のクラスは数学の授業。計算練習が中心だったので、そちらの方はそこそこに、他のクラスの授業の様子を覗いてみました。

その中でよかったのが国語の授業。ある詩を教材に、イメージ化と論理的な推測により、その詩の題名を考えさせるというもの。グループワークで話し合わせたのち全体でアイディアをシェアし論理性を検討するところなど、自分の授業の日本語版を見ているようでした。教材自体かなり気に入ったので、英訳し自分の授業でも使おうかなと考えています。

教員の立場で行ったのなら、授業者の先生にいくつか質問したかったところですが、今回は一保護者ですのでぐっと我慢。その代わり娘に「父がすごくいい授業だったと感動していました」と伝えておいてくれと頼みました。いい授業を見せていただいたときに、授業者の先生にポジティブ・フィードバックを返すのは同業者の義務だと思っていますから。

ネットで検索したら、阪本越郎という詩人さんの作で、国語の教材としてはある程度有名なもののようです。英語の先生方でもアンテナの高い方はご存知かもしれません。授業研究の材料として非常に有益だと思いますので引用させていただきます。

私は毎日棺に入る
見知らぬ人といっしょに
私はあわただしく釘を打つ
自分の棺に
そうして都会の方へ
生き埋めにされに行く

この詩の指導を通して得られるリーディング授業のヒントもネットで見つかりますのでご興味のある方は検索してみてください。