毎年、この時期になると入試問題を生徒と一緒に解いてみることになる。中にはつまらないものもあるものの、ちょっとした楽しい経験ができることもある。
見ていたのは昨年のK大学の問題。大問が4問の構成で、1問目は英文学における子どもの扱い、2問目は睡眠と記憶について、3問目はちょっと妙な物語。これに加えて最後は和文英訳である。
http://nyushi.yomiuri.co.jp/10/sokuho/kobe/zenki/eigo/images/mon.pdf
「おや」と思ったのは3問目。女性と女の子が食料品店で財布を見つけ、それを持ち主に届けに行く話である。二人は50ドル程度の「お礼」を期待するのだが、持ち主は渡さない。
ここだけ読んだのではよく分からないことが多すぎるので、オリジナルはないかとネットを捜したらありました。
http://www.fivechapters.com/2009/soleil/
内容的にそのままでは大学入試には使えないなとは思ったが、なかなか楽しめる。なんと言っても、女性の最後のセリフが良いのである。
"O, grow up."
読んだときには思いつかなかったのだが、授業中に第1問と呼応していることに気がついた。なるほど、そういうわけで設問が本文の内容に届いていないこの問題を採用したのかと。
まあ、高校生でこの仕掛けが見抜けるまで探求しようとする人は少ないでしょうけど。
見ていたのは昨年のK大学の問題。大問が4問の構成で、1問目は英文学における子どもの扱い、2問目は睡眠と記憶について、3問目はちょっと妙な物語。これに加えて最後は和文英訳である。
http://nyushi.yomiuri.co.jp/10/sokuho/kobe/zenki/eigo/images/mon.pdf
「おや」と思ったのは3問目。女性と女の子が食料品店で財布を見つけ、それを持ち主に届けに行く話である。二人は50ドル程度の「お礼」を期待するのだが、持ち主は渡さない。
ここだけ読んだのではよく分からないことが多すぎるので、オリジナルはないかとネットを捜したらありました。
http://www.fivechapters.com/2009/soleil/
内容的にそのままでは大学入試には使えないなとは思ったが、なかなか楽しめる。なんと言っても、女性の最後のセリフが良いのである。
"O, grow up."
読んだときには思いつかなかったのだが、授業中に第1問と呼応していることに気がついた。なるほど、そういうわけで設問が本文の内容に届いていないこの問題を採用したのかと。
まあ、高校生でこの仕掛けが見抜けるまで探求しようとする人は少ないでしょうけど。