今のところ実践はしていないが、想像的な読解力養成を狙った素材としてジョーク以外で使えそうなもののアイディアがいくつかある。
ジョークに近いものとしては4コマ漫画。手法自体は入試問題やライティング教材としてすでにおなじみである。気をつけたいのは適度な「落ち」があるものを選び、その部分を考えさせること。英検の2次試験のように絵の説明に留まってしまえば単に表現力のための課題になってしまう。手元あるCathyやPeanutsが上手く使えそうである。
よくある手法では歌詞も使える。歌詞を読ませたり歌を聴かせた上でどのような状況か想像させるのだ。スティービー・ワンダーの「心の愛」とかビートルズの「イエスタデイ」などが思いつくだろう。「ホテル・カリフォルニア」は実はドラッグの世界を歌ったものだという記事がたしか昔の「英語教育」に載っていた。 でも、これらは想像だけで真意にたどり着けるものではないので駄目。
田尻大先生が認知症になった夫についての歌を講演でよく紹介されているが、あのパターンが理想的。ただし、使えそうな素材を見つけるのは本当に大変である。
歌詞が素材として適しているのは、すべてが歌詞の中に表現されていないからである。つまり、読み手に想像の余地をわざと残しているのだ。同じ理由で詩にも教材として大きな可能性があると言える。
やや易しめの素材としては寓話が考えられよう。すべての寓話には教訓がある。というよりも、教訓を分かりやすく伝えるために寓話はあると言った方がよいかもしれない。寓話を読ませた後に教訓は何か考えさせるのである。
そして王道はやはり小説。文学を英語教育から排除しようという動きなど本当に愚かとしか言いようがない。
ジョークに近いものとしては4コマ漫画。手法自体は入試問題やライティング教材としてすでにおなじみである。気をつけたいのは適度な「落ち」があるものを選び、その部分を考えさせること。英検の2次試験のように絵の説明に留まってしまえば単に表現力のための課題になってしまう。手元あるCathyやPeanutsが上手く使えそうである。
よくある手法では歌詞も使える。歌詞を読ませたり歌を聴かせた上でどのような状況か想像させるのだ。スティービー・ワンダーの「心の愛」とかビートルズの「イエスタデイ」などが思いつくだろう。「ホテル・カリフォルニア」は実はドラッグの世界を歌ったものだという記事がたしか昔の「英語教育」に載っていた。 でも、これらは想像だけで真意にたどり着けるものではないので駄目。
田尻大先生が認知症になった夫についての歌を講演でよく紹介されているが、あのパターンが理想的。ただし、使えそうな素材を見つけるのは本当に大変である。
歌詞が素材として適しているのは、すべてが歌詞の中に表現されていないからである。つまり、読み手に想像の余地をわざと残しているのだ。同じ理由で詩にも教材として大きな可能性があると言える。
やや易しめの素材としては寓話が考えられよう。すべての寓話には教訓がある。というよりも、教訓を分かりやすく伝えるために寓話はあると言った方がよいかもしれない。寓話を読ませた後に教訓は何か考えさせるのである。
そして王道はやはり小説。文学を英語教育から排除しようという動きなど本当に愚かとしか言いようがない。