協調学習校内研修の続き、後半はワークショップ形式で。
雲はなぜできるのかというお題が与えられ、まずは、それに関するいくつかの基本的な仕組みに関する知識を、分割されたエキスパート・グループ内でシェア。私のグループは空気の垂直方向の移動の仕組みというテーマでノルマ知識を学習。その後、新グループで異なる分野の知識を持ち寄り、それを統合して雲ができる仕組み全体を解明するというわけ。
グループワークを体験しながら初めに考えたのは、複雑で紛らわしい課題を、独立した分かりやすい別々のパーツに分けてそのパーツ一つのみを理解し、色々なパーツの持ち主が集まって意見交換することによって問題を解決するという手法。例えば、英文法の準動詞の分野に分類される問題に、分詞、不定詞、動名詞のエキスパート知識を持つものが集まったグループで取り組み、その過程で必要に応じてそれぞれのエキスパート知識を持つ者が解説するというもの。
しかし、より深く考えるにつれ、この手法で準動詞のグループ学習を行うのはあまりよさそうではないことが分かってきた。なぜなら、すべてがすでに分かってしまっているファストラーナーには茶番に見えてしまうだけだからだ。
課題の設定レベルが低い場合、指導者がそれをさらに細分化することは、できる学習者にとっては、まどろっこしいだけだ。だから、教科書を読めばわかる程度の課題では、この手法の真価は発揮されそうにない。このことは、グループワークで長い文章を手分けして訳し、それをシェアするのが協同学習にならないのと同様である。
おそらくキーになるのは「角度の違い」であり「重なり」であろう。つまり、色々な角度から撮った写真から立体を再構築するようなイメージ、あるいは、0.1を10個集めて1にするのではなく、1を10個集めてより本質的な1の姿を探るということなのかもしれない。
雲はなぜできるのかというお題が与えられ、まずは、それに関するいくつかの基本的な仕組みに関する知識を、分割されたエキスパート・グループ内でシェア。私のグループは空気の垂直方向の移動の仕組みというテーマでノルマ知識を学習。その後、新グループで異なる分野の知識を持ち寄り、それを統合して雲ができる仕組み全体を解明するというわけ。
グループワークを体験しながら初めに考えたのは、複雑で紛らわしい課題を、独立した分かりやすい別々のパーツに分けてそのパーツ一つのみを理解し、色々なパーツの持ち主が集まって意見交換することによって問題を解決するという手法。例えば、英文法の準動詞の分野に分類される問題に、分詞、不定詞、動名詞のエキスパート知識を持つものが集まったグループで取り組み、その過程で必要に応じてそれぞれのエキスパート知識を持つ者が解説するというもの。
しかし、より深く考えるにつれ、この手法で準動詞のグループ学習を行うのはあまりよさそうではないことが分かってきた。なぜなら、すべてがすでに分かってしまっているファストラーナーには茶番に見えてしまうだけだからだ。
課題の設定レベルが低い場合、指導者がそれをさらに細分化することは、できる学習者にとっては、まどろっこしいだけだ。だから、教科書を読めばわかる程度の課題では、この手法の真価は発揮されそうにない。このことは、グループワークで長い文章を手分けして訳し、それをシェアするのが協同学習にならないのと同様である。
おそらくキーになるのは「角度の違い」であり「重なり」であろう。つまり、色々な角度から撮った写真から立体を再構築するようなイメージ、あるいは、0.1を10個集めて1にするのではなく、1を10個集めてより本質的な1の姿を探るということなのかもしれない。
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