中村きみえ日本共産党市議会議員ブログより転載
教育未来常任委員会
本日、教育未来常任委員会が開催されました。(私は今年度も教育未来常任委員となりました。)
本日年度初めての委員会ということで、職員紹介が行われた後、2件の議案につい
〇議案第90号 財産の取得について(千葉市立打瀬小学校の増築校舎)
増築校舎の買い戻しについての案件です。当初、普通教室4つ、特別支援教室1つなどの増築が行われていますが、人口の見通し等を伺いました。
打瀬小学校は、今後6年で、児童数が半減。海浜打瀬は若干減少、美浜打瀬は、やや減少傾向のため、今後の打瀬地域の住宅予定などの見通しも質問。
若葉地区で住宅開発が見えてこないとのこと。この間、千葉港の地域に住宅地になったり、稲毛区に大型マンションが建ち子どもたちの学区変更で教育委員会が翻弄されてきたことなど指摘し、緑区で学区変更も含めた話が出ているなど、将来的には、学区の問題についても検討が必要になるのではないかと指摘しました。賛成全員で可決です。
〇議案第92号議決事件の一部変更について(千葉市磯辺中学校大規模改造工事に係る工事請負契約)
工事の工期中にインフレを起こして、工事費用を変更するという案件です。
今回の請負契約によって、工期の変更の有無、インフレスライドの原因、
基準日の定義は?、工事請負契約約款第25条第6項の解釈。議案93号のインフレスライドと、工事請負者が、同一であること、請負者が1%持つ根拠を質問し、適正な工事が実施されるよう求め、賛成しました。賛成全員で可決です。
議案については、私以外は誰も委員が発言しませんでした。
〇請願第8号小中学校・特別支援学校のすべての教室にエアコン設置を求める請願 新日本婦人の会から出されました。
公明:「重要なこと」と言いながら、緊急性、費用対効果で考えないといけない。老朽化は優先順位高い。暑い日は何日か。国に補助の要望は何を?と質問。
2800教室一気にはできない。学校の老朽化、トイレ整備、教員配置も必要。要旨の中で考え異なるとして反対。
自民:孫が小・中学校に行っている。トイレの要望切実。自民党は国に全額出すよう要望している。請願の意はわかるがまだ先。
自民:ミストシャワー、グリーンカーテンの進捗状況を質問。クーラーを入れたために汗をかいて冷えて体調を崩したこともある。政令市で導入したケースのメリットデメリットは?強い精神を付けることも必要と反対。
民主:必要性を認識していると主張。補助の向上を求めるが、財政の緊急性から気持ちは理解するが反対。
みんな:老朽化遅れているのを取組むこと必要。エアコン設置必要性分かるが賛成しかねる。
未来:教育環境整備は必要。老朽化、トイレ、教員配置の優先順位は高い。エアコン安易に入れないでほしいという意見も高校ではあった。導入前に検証必要。時期尚早と反対。
私からは、エアコン設置の問題はかねてから求め続けてきたこと。政令市20市中、10市が実施。関東近県での政令市で実施していないのは千葉市のみ。導入している政令市のメリットを再確認した後、光化学スモッグ、28度以上の日数を質問。ミストシャワーでは、外で涼を取るのみ。特別支援教室に設置することは良いとしても、普通教室に整備することが必要と強調。
学校の屋根など活用し整備を進めることも指摘、堺市では中学3年から随時エアコン整備を進め、平成25年度から中学三年の普通教室にエアコン整備、債務負担行為で2億9500万円かけて整備をし、中学、小学と拡大し順次計画しており、子どもたちの環境を最優先し、開発をやめ、整備しています。千葉市でも、箱モノ行政を改めて、対応を求めました。エアコン整備は、子どもたちの学ぶ環境を整える上で、重要であり、熱中症で倒れる子が続出してからでは、間に合わず必要性をを主張しました。
ところが、上記の様に、賛成したのは共産党のみ。ほかの政党は全て反対し不採択となりました。
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