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退院できない高齢者―原発事故の悲劇

2014-11-12 21:58:38 | 震災

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森田知宏 Headshot

退院できない高齢者―原発事故の悲劇

投稿日: 2014年11月11日 22時39分 JST 更新: 2014年11月11日 22時39分 JST
FUKUSHIMA HOSPITAL
 

原発事故が介護難民を生み出す―こんなことを3年前誰が思いついただろうか。いま、私のいる福島県相馬地方では、急速に高齢化が進んでいる。震災や原発事故の影響で、多くの若い人が避難してしまったからである。南相馬市では2011年3月11日で高齢化率が26%(18547/71561)だったが、2014年6月30日には30%(19414/64731)に上昇している。急速な高齢化は、介護者と被介護者の割合を激変させた。南相馬市では、要支援・要介護認定者数の増加に拍車がかかっている。2011年3月では2613人であったが、2014年8月では3874人と1.5倍に増加している。これは、家族の少なくなった高齢者が増えたために、介護サービスの需要が高まったためと考えている。

問題は高齢化のスピードである。介護・医療の需要が急速に高まるなかで、供給は追いつかない。医療スタッフ・介護スタッフも高齢化しているからである。相馬地方の看護師のうち40歳以上の割合は、平成16年では46%であったが、平成24年には60%に上昇している。(図1)他の地域を見ると、例えば福島県全体では43%から52%に、東京都では30%から40%に上昇しており、全体的な高齢化の波はあるとしても、明らかに相馬地方の高齢化のスピードは早い。このままだと、夜間の救急医療など、体力的に負担の大きい医療を支える担い手がますます減少することは自明である。介護面でも、スタッフが少ないために南相馬市の介護施設はすべて満員である。その結果、介護が必要な高齢者の退院先が見つからず、退院できない患者も多い。以前は南相馬市で顕著であったが、現在では相馬市にもその影響は出ている。当院でも介護施設待ちの患者が増えており、私の担当患者でも、そのような患者が常に半分以上いる。一方で、入院患者は増えており、明らかに看護師数から考えられるキャパシティを超えた患者数を抱えている。現場の看護師にかかる負担も増えていると感じる。

それでも、医療面での明るい話題はある。一番大きいのは相馬地方の研修医の増加であろう。10月23日、医学生のマッチング結果発表が行われ、今年度に大学を卒業する新米医師たちの来年度の勤務先がほぼ決まった。相馬地方では、南相馬市立総合病院が4名、公立相馬総合病院が2名の研修医枠を持っている。今年は、両病院ともに枠いっぱいの研修医の応募があったため、来年は相馬地方に6名の新米医師が赴任する予定となった。相馬地方の研修医の歴史は2013年度から始まり、2名、3名、6名(予定)と順調に増加している。新卒の医師が入ることで、相馬地方の医療が活性化することは間違いない。

一方で、若手看護師の確保には難渋している。看護師は、医師のように転勤を繰り返す職種ではないため、現地出身の看護師が多い。相馬地方には相馬看護専門学校、公立双葉准看護学院の2校の看護学校があったが、原発から4kmほどしか離れていない公立双葉准看護学院は閉鎖されてしまった。その結果、相馬地方では年間40名しか新卒の看護師がいない。もちろん、相馬出身で他地域の看護学校に行って卒業後帰ってくる看護師もいるが、逆に出て行く看護師もいる。明らかに現地の看護師養成数は少ない。新しい看護学校をつくることは、相馬地方にとって喫緊の課題だと考える。

南相馬市の高齢化率は20年後の東京都の高齢化率と等しいと言われている。高齢化率が同じということは、介護者と被介護者の比率も変わらないということだ。現在の南相馬の状況は必ず東京で再現される。私はこれまで、千葉県鴨川市、福島県相馬市と、高齢化率30%の自治体で医師の経験を積んできた。どこでも、退院できない患者がいた。首都圏は人口が多いため、医療資源が相対的に少ない。相馬市よりもひどい状況が起きる可能性が十分にあるだろう。山積する課題に対して、今のうちに各地域が個別の対策を示していく必要があるだろう。

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“戦争させない”国会包囲 安倍政権追い込む 7000人の熱気 志位委員長スピーチ

2014-11-12 21:14:58 | 日記

しんぶん赤旗           2014年11月12日(水)

“戦争させない”国会包囲 安倍政権追い込む 7000人の熱気

志位委員長スピーチ

写真

(写真)日本を戦争する国にするなと国会にむけて抗議する人たち=11日、国会正門前

 「戦争する国」へと突き進む安倍政権を国民の力で退陣に追い込もうと11日夜、「戦争させない・9条壊すな!11・11総がかり国会包囲行動」が行われました。国会正門前、議員会館前、首相官邸前、国会図書館前に7000人(主催者発表)が参加し、「集団的自衛権反対」「安倍はやめろ」とコールしました。主催は、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」と「戦争をさせない1000人委員会」です。

(関連記事)


 国会正門前でスピーチした、日本弁護士連合会憲法問題対策本部の山岸良太本部長代行は、安倍政権の「戦争する国づくり」について「戦争は最大の人権侵害です。みなさんと連帯してたたかいぬく」と語りました。

 日本共産党の志位和夫委員長がスピーチし、「憲法違反の『閣議決定』は撤回せよ。『閣議決定』を具体化する一切の作業を中止せよ。この声で安倍政権を包囲しよう」と呼びかけました。

 国会図書館前では、「憲法共同センター」が行動。主催者あいさつした全日本民医連の岸本啓介事務局長が「民主主義のかけらも道理もない安倍政治を破綻させるのは国民の共同した力です」と訴え。「戦争をさせない1000人委員会」の代表は「私たち国民の力で安倍政権を引きずりおろそう」と呼びかけました。

 神奈川県横須賀市から仕事帰りに参加した男性(50)は、「安倍首相はとにかく国民の声を聞かない。私たちが戦争の加害者にも被害者にもならないために声を上げていきたい」といいます。さいたま市から参加した女性(37)は、「今の政権はとにかく怖い。私たちの不安や怒りの声をすくいあげるのが民主主義国家だと思います。声を上げ続けて安倍政権を倒したい」と語りました。

 包囲行動には、日本共産党の笠井亮衆院議員、井上哲士、仁比聡平、吉良よし子の各参院議員、社民、民主の議員が参加し、あいさつしました。


南相馬市 マツタケ 10万2900ベクレルのセシウム検出 他のキノコ類も高濃度汚染もの多数検出

2014-11-12 21:07:15 | 原発

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福島・南相馬市産のマツタケから 10万2900ベクレルのセシウム検出 他のキノコ類も高濃度汚染もの多数検出(FGW)

マツタケは値段も高いが、セシウム濃度も高い

マツタケは値段も高いが、セシウム濃度も高い

秋の味覚が豊かに市場に出回っているが、やはりキノコ類は放射性物質濃度が高く、産地の確認と放射性濃度に要注意だ。福島県の最新データによると、南相馬市で採れたマツタケから10万2900ベクレルもの高濃度のセシウムを検出したほか、福島県各地で、万ベクレル単位の汚染キノコが相次いで検出されている。

 

10万ベクレルを上回るセシウムを検出したのは南相馬市の原町区横川。また同地域周辺から採取したマツタケからも、2万8240ベクレル、1万7058ベクレルなどの高レベルのセシウムが検出された。また飯館村では大倉地区で10月中旬に採取したイノハナ(コウタケ)から5万4200ベクレル、同じく蕨平のイノハナからも2万5160ベクレル、本宮市で10月末に採取したキノコからも2万7848ベクレルなどが検出されている。

 

すでに福島市で9月にショウゲンジから4万4593ベクレルが検出されたことを伝えた(http://financegreenwatch.org/jp/?p=47715)が、キノコ類の汚染は福島県全土に及んでいることが改めて確認された。

 

福島県ではこれらのキノコ類を出荷停止にしているほか、個人が野山で採取して自家消費しないように、注意を呼び掛けている。消費者は、秋の味覚の代表であるマツタケなどのキノコ類を食卓にのせる際は、産地の確認を十分にする必要がある。

 

http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005b/kennai-hoshanoukensa.html

 

 

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県外最終処分法廃案も 中間貯蔵廃棄物 衆院解散、参院で不成立なら

2014-11-12 13:54:04 | 原発

福島民報より転載

県外最終処分法廃案も 中間貯蔵廃棄物 衆院解散、参院で不成立なら

 中間貯蔵施設で保管した除染廃棄物を30年以内に県外で最終処分すると明記した日本環境安全事業株式会社法(JESCO法)改正案は、衆院が解散した場合、参院で可決・成立できず、廃案となる可能性が出てきた。廃案になれば政府が目指す来年1月の中間貯蔵施設の供用開始、市町村からの廃棄物搬入の遅れにつながる。

■施設供用遅れ懸念
 衆院が解散すると今国会は閉会し、一般的に成立前の法案は廃案になる。JESCO法改正案は衆院で可決し、11日に参院で審議入りした。参院議案課によると、最短で19日の本会議で可決、成立が可能だ。しかし、審議日程は流動的で、解散のタイミング次第では不成立となる恐れもある。 
 廃案になれば、法案は例年1月に開会する通常国会に再提出され、衆院と参院でそれぞれ審議される。成立は2月以降にずれ込む可能性がある。 
 県は改正案の成立を中間貯蔵施設への廃棄物搬入の条件の一つに挙げている。県中間貯蔵施設等対策室は「国の対応を見守っていく」としている。これまで竹下亘復興相ら政府関係者は、地権者との交渉や関連施設整備などに時間がかかるとして来年1月の供用開始は極めて困難との見方を示している。

(2014/11/12 11:26)


津波被災の「さけますふ化場」が復旧・大槌

2014-11-12 09:05:55 | 震災

河北新報より転載

津波被災の「さけますふ化場」が復旧・大槌

復旧した第2ふ化場の飼育水槽

 東日本大震災から3年8カ月となった11日、津波被害に遭った岩手県大槌町さけます第2ふ化場の復旧工事が完了し、現地で式典があった。大槌町は南部鼻曲がりサケ発祥の地で、ふ化事業は105年の歴史がある。今季の秋サケの不漁が心配される中、関係者は本格復旧を喜んだ。
 大槌川水系の源水川沿いにある第2ふ化場は敷地約3900平方メートル。地下水を水源にし、卵をふ化させる浮上槽、長さ15メートルの飼育水槽各38基を整備した。
 不漁に伴い不足する卵の確保策として定置網で捕獲したサケを成熟させて採卵する蓄養水槽、水槽の自動掃除機など最新設備を導入。強い稚魚を継続的に生産する体制を整えた。
 生産能力は1000万尾。2012年に復旧した隣接の第1ふ化場と合わせ計2000万尾の放流が可能になった。事業費は3億9100万円。国の復興交付金などを活用した。
 町の委託で管理運営する新おおつち漁協は、来春の放流に向け準備を始める。同漁協の阿部力組合長は「サケの回帰が進み、水産業復興の原動力になるよう期待したい」と話した。

 

2014年11月12日水曜日

関連ページ:岩手文化・暮らし

鮭の日、20回目の誕生日 野田村「のんちゃん」

2014-11-12 08:43:54 | 日記

岩手日報より転載

鮭の日、20回目の誕生日 野田村「のんちゃん」

 「鮭(さけ)の日」の11日、サケの稚魚をモデルとする野田村のマスコットキャラクター「のんちゃんが、20回目の誕生日を迎えた。

 1994年の誕生以来、地域のイベントなどで活躍。公式サイトもあり、野田小の授業に参加した同日も、児童にすぐに囲まれる人気ぶりだった。

 晴れて大人の仲間入りと思いきや「永遠のゼロ歳」の設定。おなかの膨らみを「地域の幸せのバロメーター」としており、こちらの成長は歓迎―。

【写真=20回目の誕生日を迎えた「のんちゃん」】

 

 

(2014/11/12)

あきらめず声をあげよう

老いも若きも安心して暮らせる世の中を 最低年金月七万円 戦争する国つくりダメダメ 投票に行かなければ何も変わらない