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ウクライナが政府軍を東部に再配備、親ロシア派から攻撃の恐れ
11月12日、ウクライナは、親ロシア派が攻撃を再び開始する恐れがあるとして、東部に政府軍を再配備していると明らかにした。ロシア側は、親ロ派の戦力増強に部隊を派遣しているとの見解を否定している。(2014年 ロイター/Maxim Zmeyev)
[キエフ/ドネツク 12日 ロイター] - ウクライナは12日、親ロシア派が攻撃を再び開始する恐れがあるとして、東部に政府軍を再配備していると明らかにした。ロシア側は、親ロ派の戦力増強に部隊を派遣しているとの見解を否定している。
北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のブリードラブ最高司令官は、NATOが過去数日でロシア兵や戦車のウクライナ侵入を確認したと明らかにした。
ブリードラブ最高司令官は「ウクライナでロシアが軍事的に直接関与しているということに疑問を差し挟む余地はもうない」と指摘。
ロシアの国防省当局者はそうした見解の根拠となる事実は「これまでも、そして現時点でもない」と反論した。
一方、ウクライナのポルトラク国防相は、「(反政府)武装勢力の行動に対応し、軍を再配置している。私の主要任務は軍事行動に備えることだ」と述べたが、どのような形で配備しているかの詳細は明らかにしなかった。