中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

上海 お散歩 老埠頭周辺

2020-03-26 00:03:26 | <上海>生活

外灘の南にある老埠頭は、清代末期から中華民国時代に栄えた上海で最も古い港の一つです。

その頃は十六舗と呼ばれており大きな船着き場や市場で賑わっていたそうです。

 

 

以前はこの辺りにも上海特有の石庫門と呼ばれる建物が並んでいました。

同様に石庫門の建物が多く残る新天地のような観光地を目指して再開発が行われたようです。

 

 

広場にある噴水の周りには、

ちょっとお洒落な感じのレストランや商業施設などが並んでいます。

日本料理屋さんもありました。

 

 

まだ新型コロナの影響で営業している店も少なかったせいもあるかと思いますが、

ちょっとイマイチ感のあるような場所。。二番煎じだからでしょうか。

 

 

地下鉄の最寄駅は地下鉄9号線の小南門駅です。

小南門駅の周辺はかつての上海中心部、まだ下町の雰囲気が残っている場所です。

良く言えば昔懐かしい感じの、悪く言えば中心部にまだこんな小汚い場所がみたいな。。

 

 

今は大規模な再開発が進んでおり、大きな商業ビル群の建設が進んでいます。

この辺りの建物もまもなく取り壊されるのでしょう。

 

 

老埠頭の周りももう少し古い建物を残すかうまく再現すれば、

もっと観光地らしくなったかも。

 

 

気分を変えて黄浦江沿いの遊歩道に出てみると、

浦西側も浦東側も人出が元に戻りつつあるのが実感できます。

 

 

先週ぐらいから観光船の一部は運行を始めています。

この辺りの大きな船ももうすぐ動き始めるか、すでに再開しているかもしれません。

 

 

渡船(水上バス)に乗って対岸へ渡ることにしました。

老埠頭の近くには2ヵ所渡船乗り場がありそれぞれ行先が異なります。

 

 

船の往来が多い場所なので、川を横切る渡船は船が通り過ぎるのを待つこともあります。

それでも船旅の時間は5分ほど、両岸の景色を眺めているとすぐに浦東側に到着です。

 

 

浦東側から外灘の建物の向こうに沈む夕日を眺めて本日のお散歩は終了。

上海ではコロナ肺炎の新規患者は海外からの輸入症例のみになっています。

とは言え、いきなり遠くへ出かけるのもちょっと。。

というわけで、まだまだマスク着用で近場への散歩がてらのお出かけです。

 

 

先日、長春市政府から長春日本商工会を通してマスクの差し入れがありました。

単なる外国企業への支援だけではなく、中国が新型コロナで大変だった時に、

日本から支援物資を提供したお返しの意味もあると思います。

長春市政府と日本の皆様に感謝しつつ、ありがたく頂戴しました。

 

 

いつ急に対応が変わるか分かりませんが、上海市に滞在する場合、

3月23日から症状や濃厚接触がなく入国時の検査で陰性だった日本からの渡航者は、

隔離措置がなくなりました。22日に入国された方は残念。。

ただし、隔離しないと通達したのは上海市だけで他の省では隔離です。

また上海でもマンションごとに個別管理があるので絶対に隔離されない保証はありません。

 

 

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青島 八大関景区

2020-03-19 00:03:19 | <山東省>

八大関景区は、青島市の東部にある洋風建築が集まっている場所で、

1930年代、多くの主に外国人の別荘がこの地に建てられました。

 

 

諸外国の領事館などの建物も残っています。

日本人が建てた別荘で元帥楼という建物をはじめ、

20以上の国々の建築様式が見られることから「万国建築博覧区」とも言われるそうです。

 

 

青島駅周辺から行く場合は、地下鉄3号線青島駅から、

3つ目の中山公園駅または次の大平角公園駅で下車です。

 

 

中山公園駅から海の方向へ歩いて行くと、

いかにも別荘地らしい風情の通りや建物が見えてきます。

八大関にある建物のほとんどは豪勢な感じの造りではありません。

ぱっと見は普通の家と大差ない感じです。

 

 

別荘地にある8つの道には万里の長城にある関所の名前が付いており、

これが「八大関」と呼ばれる由来だそうです。

 

 

建物内部が一般公開されている主なものは、公主楼、花石楼、蝴蝶楼(たぶん)です。

公主楼はデンマークのお姫様が避暑に来る別荘でした。

外からは建物がよく見えないのですが、観光用に可愛らしい庭も造ってあります。

 

 

花石楼は花崗岩を使ったゴシック風建築です。

帝政ロシアの領事館として建てられ、後に蒋介石の別荘になりました。

 

 

中は、蒋介石が使っていた家具などが展示されており、窓から海がよく見えます。

ここから見える海は海水浴場になっていて、夏場は大勢の人で賑わいます。

 

 

海の方へ出てみました。

浜辺には遊歩道もあるのでお散歩にもいい感じです。

 

 

見晴らしの良いベンチでちょっと休憩。

 

 

八大関に来て驚いたと言うか、いいなと思ったのがトイレ。

ここのトイレは安心です。

建物はどれも別荘風になっており、中もしっかり清掃されていて綺麗でした。

 

 

旅行案内など見てみると八大関に来る良い季節は秋のようです。

別荘地の街路樹や公園の木々の紅葉が風情を増してくれそうです。

 

 

今回の青島旅行は1泊2日で、海の近くをブラブラしてみました。

上海から青島までの飛行時間は1時間半ほど、冬は航空運賃も安いので、

ちょこっとお出かけ気分で行ってきました。

次に行けるのはいつごろになるのか。。

 

先週末から上海や蘇州では公園や娯楽施設などが営業を再開しています。

中国のコロナ肺炎は、湖北省以外では収束しつつあります。

蘇州のある江蘇省、長春のある吉林省ではもう確定患者数は0になりました。

 

当分日本には帰れません、今帰ると日本で隔離2週間、中国戻るとまた隔離2週間。。

今回のコロナ騒動では、マスク購入、日本への一時帰国や上海~蘇州~上海の移動などなど、

偶然も重なって本当に運よく先回り先回りでき、うまく切り抜けることができました。

もし予定を変えなかったり、数日行動が遅れていたらもっと大変なことになっていたと思います。

もちろんまだ油断はできませんが。。

 

 

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青島 お散歩 桟橋周辺

2020-03-12 00:03:12 | <山東省>

記事の前に今週の上海の様子を。

今週に入って通勤時間帯の地下鉄は満員にはならずともかなりの人になってきました。

私が行く場所には日本人を含め外国人の姿はほとんど見かけません。

通常営業を始めた食事の店も増えましたが、まだまだ皆さん警戒しているようで、

店内で食事をする人はとても少ないです。

 

青島に泊りで来たのは初めてです。

せっかくなので青島駅、桟橋周辺へ朝晩の散歩に出かけてみました。

 

 

夜の青島駅はライトアップが綺麗です。

終端駅なので駅舎は3方向にあります。

 

 

冬だからというのもあるのでしょうが、駅も桟橋も夜になると人は少ないです。

 

 

青島のお年寄りは元気です。

真冬でも朝から水着で浜辺をランニング、寒中水泳をしている人もいます。

 

 

カモメ用の餌(揚げパンを小さくちぎったもの)が売られているので、

カモメがたくさん寄ってきます。

浜辺のカモメは手から直接餌をとりませんが、

桟橋のカモメは取りに来るので桟橋で餌をやる方がおもしろいです。

 

 

青島はドイツの租界だった時期、日本によって占領されていた時期などがあるため、

近代西洋建築や日本様式も取り入れた建築物などが残っています。

 

 

現在は、韓国からの投資が最も多く、韓国を結ぶフェリー航路もあります。

そのせいもあるのでしょう、青島の外国人観光客の多くは韓国人です。

 

 

中山路には、ドイツ様式の建物があちらこちらに残っていて、

近代建築好きの私にとっては散歩に外せない通りです。

 

 

青島天主教会もドイツ人によって設計された教会です。

正式な名称は”聖ミカエル教会”というのだそうです。

 

 

ゴシック様式とロマネスク様式が組み合わされた立派な教会で、

塔の高さは60mあります。少し離れた中山路からもよく見えます。

 

 

古い建物は、今でも銀行や商業施設として使われているものが多いです。

ちょっと気になる古い建物があったので中に入ってみると。

 

 

建物の向こう側の路地には海鮮串焼きなどを売っているお店がたくさん。

 

 

ウニや海老、イカに牡蠣などなどいろんな海鮮が並んでいて見た目は美味しそうです。

ヒトデや中国ではあまり見かけないタコもあります。

ビール博物館前のビール通りで海鮮を食べるぐらいだったら、

値段も半分ぐらいになるこの近辺の方がよいかもしれません。

お腹を壊さない保証はできませんけど。。

 

 

以前、青島に来た時にはまだ地下鉄は開通していませんでしたが、

今回は地下鉄も利用できて移動しやすくなったので、

続いて八大関にも行ってみることにしました。

(青島では外国人は交通系のアプリが使えず現金が必要なのがちょっと残念)

 

 

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青島 青島ビール博物館

2020-03-05 00:03:05 | <山東省>

記事の前にお知らせです。

3月4日から上海市でも韓国、日本、イタリア、イランからの渡航者は14日間隔離する通達が出ました。

実行されていれば、虹橋、浦東空港で入国し上海で宿泊(自宅、ホテルとも)の場合、

入国後、即隔離されることになります。

上海経由で別の場所へ移動でも隔離される可能性が否定できない状況ですのでご注意下さい。

隔離期間14日なのでビザなし渡航の場合、隔離されるためだけに来ることになりますね。。

 

中国の新型コロナは湖北省以外では治まりつつあるものの、

まだまだ市や省をまたいで出かけられる状況ではありません。

しばらくは昨年出かけた場所などを記事にしようと思います。

 

 

青島といえば青島ビール、ビールと言えばビール博物館というわけで、

ビール博物館の見学に行ってきました。

 

 

青島ビール(チンタオビール)は、1903年に製造を開始した、

中国で最も歴史のあるビールブランドです。

ビール博物館は、創業100周年の記念事業として設立されました。

 

 

入館料はいろいろと種類があります。

ガイド付き、食事付きなどなど、たくさんありすぎてすぐに判断できません。

迷った挙句、ガイドなしでお土産付きC定制啤酒票をチョイス。

Cコースには、原浆(濾過されていないビール)とおつまみ、

純生ビールとお土産用の小瓶ビールが付いてきます。

このコースを選んでおきながらですが、

見学のついでにちょっとビールを味わいたいなら50元の普通門票、

ビールをたくさん飲みたいなら1時間飲み放題付80元のA純生畅飲がお薦めです。

 

 

博物館の中は、中庭、A区、B区に分かれてます。

中庭と青島ビールの歴史などが紹介されているA区だけなら無料で見学できます。

 

 

歴代青島パッケージもずらりと並んでいます。

深夜食堂バージョンもあったんですね。知りませんでした。

 

 

B区はビール工場の見学とビールの試飲です。

まずは麦やホップの説明や昔の醸造工程の見学です。

 

 

ずいぶん前のことですが、日本でもビール工場の見学に行ったことがあるので、

ガイドがなくてもなんとなく分かります。

私の語学力では中国語のガイドだと半分以上理解できないので大差ありません。

 

 

お待ちかね、最初の試飲はビールの原酒(なのかな)原浆です。

 

 

日持ちしないので普通に売られていることはなく、

青島市内以外ではめったにお目にかかれないものだそうです。

見た目はヘーフェヴァイツェンと同じ感じで、よく冷やしてあります。

深みがある味というのでしょうか、とても美味しいです。

 

 

工場見学の最後は、ビールを缶や瓶につめて梱包する最終工程。

コンベアに大量の瓶と缶が流れて行きます。

 

 

工場を出るとバーやレストラン、お土産物屋さんがあります。

ここで次の試飲、純生をいただきます。

 

 

食事付きコースの場合はここで食べながらビールが飲めるのだと思います。

おつまみ用にベーグルとソーセージを買ってビールを楽しみました。

 

 

お土産用のビールもここで受け取ります。

スマホなどで撮った写真データを渡すと印刷したオリジナルラベルを貼ってくれます。

 

 

ビール博物館の周辺は海鮮料理のお店がずらっと並んでいて、

夜になると賑やかな感じになります。

観光客相手の店がほとんどなので本当に美味しいものがあるかは分かりません。

 

 

青島では毎年8月にビール祭りが催されます。

この時期は観光客で最も賑わう季節ですが、

ゆっくり見学したいなら冬場のほうがよいかも。

私が知っているビール祭りは青島とハルピン、

ビール大好きなので機会があればどちらも行ってみたいものです。

 

 

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