中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 陽澄湖の映画村 華誼兄弟電影世界

2023-01-26 00:01:26 | <蘇州>観光

華誼兄弟電影世界は蘇州の陽澄湖半島にある大きな映画村です。

地下鉄5号線の終点、陽澄湖南駅が最寄駅になります。

 

 

オープンしたのは2018年だったと思います。

外からは何度も見たことがありますが、中に入ったのは初めてです。

(行ったのは冬になる前、まだ健康コードが必要だった時です)

 

 

大人の入園料は228元です。

蘇州には、休閑カードという蘇州と近郊の観光地に入園できる年パスがあり、

華誼兄弟電影世界に1回だけ入れるセットもあります。

 

 

遊園地のアトラクションは別料金になっています。

子供向けの乗り物から絶叫マシンまでいろいろと揃っています。

さすがにこの年になって乗るようなものはありません。。

 

 

園内は、星光大道、非誠勿擾、集結号、陽澄宝貝地盤、太極、通天帝国の6つのエリアに分かれており、

それぞれ中国の名作映画をモデルにした舞台や街並みなどが造られています。

また、各エリアごとに踊りのショーがあったり、舞台劇やパレードを見ることができます。

 

 

入園してすぐの場所にあるのが星光大道エリア。

ここでは、映画作りの体験や記念撮影などができるようでした。

 

 

星光大道エリアへ入り口から向かう道沿いは、

公式HPを見ると昔のニューヨーク?をイメージしていると書かれています。(たぶん)

 

 

非誠勿擾エリアは映画「非誠勿擾」(邦題は狙った恋の落とし方)シリーズをテーマに作られています。

中国人の北海道ブームの引き金となった有名な映画です。

見ていない映画なので詳細は分かりませんが、ロケ地は北海道の道東だったかと思いますが、

説明によると非誠勿擾エリアの街並みのイメージは小樽なのだそうです。

ここでは非誠勿擾の主人公、秦奮にちなんで秦奮征婚啓事(秦奮征婚のお知らせ)という、

踊りや歌のショーを見ることができます。

 

 

非誠勿擾エリアやそれ以外の場所でも日本料理店の看板は見かけるのですが、

単なる飾りなのか、撤退したのか、営業はしていませんでした。

そじ坊が本物で営業していたら絶対食べに入ったと思います。

 

 

太極エリアは、太極1従零開始、太極2英雄崛起という映画がテーマになっており、

舞台では陳家溝市集 怪咖闖天関というカンフーのショーがあります。

 

 

集結号エリアは集結号(邦題は戦場のレクイエム)がテーマです。

街並みは1950年代の中国北方都市のイメージだそうです。

 

 

ここのショーは見なかったのですが、戦闘シーンなのでしょうか。

映画は、中国によくある何があっても死なない主人公が敵をなぎ倒す”抗日映画”ではなく、

国民党軍と共産党軍の争いの中で、部下を全滅させてしまった主人公の苦悩を描いています。

 

 

華誼兄弟電影世界のメインエリア、通天帝国には巨大な観音像がそびえています。

香港の映画スター、アンディ・ラウが主演した「狄仁傑之通天帝国」や、

「狄仁傑之神都竜王」という大ヒット映画がテーマです。

 

 

通天帝国エリアでは、屋外のショー以外に屋内舞台劇やパレードを見ることができます。

少しづつ時間を空けて順々にすべて見られるようになっています。

 

 

舞台劇は2種類あって曜日によって変わるようです。

この日は驚天奇案という劇でした。

 

 

盛世風華大巡遊というパレードでは様々の衣装をまとった役者さんたちが、

観音像の前の広場を山車と共に行進したり、踊ったりします。

子供達が手を振るとちゃんと応えてくれます。

 

 

この時は休日でもあまり混んでいませんでした。

食事の店もそれなりには揃っていて、こちらも混雑はしていないようでした。

値段は高めの設定ですが、テーマパーク内だと思えばそんなものかという感じです。

 

 

華誼兄弟電影世界は大人から子供まで楽しめる場所だと思います。

もちろん好みは人それぞれですが、変化しなければ何度もリピートするほどもないかも。

経営している映画配給会社の華誼兄弟は新型コロナの影響もあり、

業績はかなり厳しい状況が続いているようです。

今年の春節、数年ぶりに観光地は大賑わいなので、ここも賑わっていることかと思います。

 

 

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蘇州 拙政園の雪景色

2023-01-19 00:01:19 | <蘇州>観光

今週の日曜日は蘇州でも気温が下がり朝から雪が降りました。

せっかく休日に降ってくれたので園林の雪景色を見に出かけてきました。

 

 

あまり記憶が定かではないのですが、

前に蘇州園林の雪景色を撮りに行ったのは、2018年だったかと。

 

 

正しければ5年ぶりのことになります。

過去記事

蘇州 園林の雪景色(芸圃と環秀山荘)

 

 

最初は楓橋景区と寒山寺に行こうと思ったのですが、

バスの窓から見た感じであまり雪が積もっているように見えなかったので、拙政園まで行くことに。

 

 

1月に入ってからは、おそらく省外からと思われる団体旅行客も増えています。

拙政園や獅子林、蘇州博物館も賑わいが戻りつつあります。

 

 

蘇州では滅多に一面の銀世界とはなりませんが、

今回の雪でも建物の屋根や木々はうっすらと雪化粧しています。

 

 

この程度の雪だと止むとすぐにとけてなくなってしまうので、

広い拙政園では、ある意味時間との闘い?になります。

 

 

梧竹幽居付近から見る、借景という技法を用いた北寺塔の遠景、

北寺塔借景は、季節ごとに違った景色が楽しめる人気の場所です。

いつ来てもここの写真は必ず撮っています。

 

 

とりあえず東園、中園、西園を急ぎで周ります。

遠香堂と倚玉軒の屋根もしっかり白くなってきました。

 

 

拙政園の観光客が最も多いのは蓮の花が咲く夏、小さな紅葉や菊の花が楽しめる秋。

季節ごとに楽しめる世界遺産なのですが、冬はどちらかというと少し寂しい感じです。

 

 

それでも雪が積もってくれると滅多に見ることのない景色が楽しめます。

拙政園の雪景色を見るのは初めてです。

 

 

せっかく開花した老梅も雪が積もって寒そうです。

 

 

私は大阪出身なのですが、子供の頃は年に数回は雪だるまが作れるぐらいの雪が降っていました。

地元の人に聞くと、以前の蘇州も同様だったそうです。

これも温暖化の影響なのでしょうか。

 

 

拙政園の特徴は自然と、建物や橋など構造物との調和です。

明代に拙政園を築いた王献臣は、きっと四季折々の景色を楽しんだのでしょう。

 

 

急いで周ったのですが、天気予報よりも長い時間雪は降り続きました。

もう少しゆっくりしても大丈夫だったようです。。でも手が悴むぐらい寒かったです。

拙政園を出て、暖かい蘇州麺を食べて帰りました。

 

 

タイミングよく休日に雪が降ってくれないと園林の雪景色は見られないので、

今年は運が良かったのかと思います。

駆け足でしたが数年ぶりに雪の園林を楽しんできました。

 

中国では1月21日から27日までが春節の連休になります。

蘇州では、今年の春節連休中は園林や周辺の観光地の入園料と、

地下鉄やバスの運賃が無料になります。

中国各地の有名な観光地でも無料にする政策がとられている所も多く、

久しぶりに旅行客で賑わう春節になりそうです。

 

 

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蘇州 2023年の初詣(玄妙観)

2023-01-12 00:01:12 | <蘇州>生活

今年の初詣は玄妙観に行ってきました。

玄妙観は蘇州の観光地、観前街にある道教のお寺です。

 

 

玄妙観は何度も訪れたことがありますが、初詣は初めてです。

元旦の観前街は例年と比べると人が少ないですが、それでも結構な人出で賑わっていました。

 

 

蘇州では12月上旬ごろからコロナの第一波が始まりましたが、

最初の方で感染した人達(私も含めて)はもう陰性になり、普通の生活に戻っています。

 

 

中国では、よく挨拶代わりに吃飯了吗?(もうご飯食べた?)と言いますが、

今は陽过了吗?(もうコロナ陽性になった?)が挨拶になっています。

 

 

玄妙観は歴史のあるお寺で、276年に創建され当初は真慶道院という名前だったそうです。

1295年、元の皇帝の命によって玄妙観の名に改称されました。

 

 

お寺の境内に入るのは無料ですが、本殿の三清殿に入るには10元の拝観料が必要です。

 

 

三清殿は南宋代の1179年に再建され、1982年には国の重要文化財に指定されています。

江南地方で現存する宋代木造建築物の中では最大級とのことです。

 

 

初詣なので線香も買いました。

三清殿の前の売店で買うと最も安いので3本20元します。

西園と違って持ち込み可能なので、門前の売店で買ってから三清殿に入るのが正解かと思います。

 

 

本殿に入る前に線香に火をつけ、東西南北全ての方向へお祈りします。

(仏教寺院でも道教寺院でも同じだと思います、たぶん)

お祈りが終わったら、線香の火は消さずに香炉に挿します。

 

 

道教の最高神格である三清は、三清殿の正面中央に高さ17mの元始天尊と、

その両側に霊宝天尊と道徳天尊が安置されています。

三清殿の中には、三清以外にもたくさんの神様が安置されていて、

全ての神様の前でお祈りする人も多いです。

 

 

門前には古くからある売店の他にもたくさんの露店が出ています。

わざわざここで買うものもないのですが、露店の前に人が並んでいるのを見ると、

ちょっとした正月気分を味わえます。

 

 

中国では、元旦と春節の2回、新年を迎えることができます。

蘇州で日本と同じように大晦日と元旦にお参りに来るのは、

仏教寺院の寒山寺や西園なので、玄妙観に来る人は少ないです。

 

 

中国の入国後隔離が完全になくなったので、

春節には日中間の飛行機も増便されることを期待したのですが、

まさかの日本側で増便を禁止して発着空港も制限するとは。。その気持ちは理解できますけど。

 

 

今年の春節は、やっと(みなさん3年ぶり?)帰国を予定している人でも、

もし陽性判定がでたら、何もできずにそのまま隔離ホテルから中国へ戻ることになるかも?

を恐れて躊躇する人もいるかもしれませんね。

私の知っている日本人の皆様は、全て”陽过了”の方々なので、問題なしかと思いますが。

今年こそ、日本と中国の往来が通常状態に戻りますように。

 

 

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蘇州 2023年のお正月

2023-01-05 00:01:05 | <蘇州>生活

中国の今年の年末年始は31日から1月2日までの3連休でした。

せっかくの連休でしたが、まだ油断できる状況ではないのでおとなしく蘇州で過ごしました。

 

 

とは言え、ずっと部屋に閉じこもっているのも何なので、

大晦日から元旦は、蘇州新区のシャングリラホテルで1泊してきました。

 

 

12月には周りの8割以上が新型コロナに感染し、私ももれなく頂戴しましたが、

12月30日のPCR検査では無事に陰性に変わりました。

 

 

シャングリラに泊まるのは、もう10年以上ぶりです。

なぜ、わざわざシャングリラに1泊しようと思ったかというと。。

ここにはちょっと値段お高めの西村という日本料理屋さんがあって、

大晦日ぐらいはプチ贅沢しても良いかなと思ったからでした。

 

 

でも西村さん、営業していませんでした。。大失敗。

年越しそばも食べたいし、日本料理で年を越すつもりだったので、

仕方なく新区商業街(淮海街)へ。

 

 

今は、第一波で感染した人達も、私と同じように陰性に変わっているので、

商業街は例年と同じぐらいの人出になっていました。

お蕎麦屋さんは混んでいるようなので居酒屋の増増さんに。

 

 

大晦日の晩ごはんは栄養のバランス?も少しだけ考えて、まずツナサラダ。

ここのツナサラダは、ツナにみじん切りの玉ねぎを和えています。

 

 

マグロとアボカド。

マグロは漬けにしてあるので味は濃いめ。

おかずにもなるし、お酒のおつまみにもなります。

 

 

主食はサイコロステーキ。柔らかくて美味しかったです。

元旦に誰とも会う約束がないので、フライドオニオンも気にする必要ありません。

 

 

サイコロステーキとビールには、やっぱりフライドポテトも付けたくなります。

結局バランスなんてどうでもよくてカロリーも気にせずに、大晦日だし。

 

 

お魚を一つ追加して鮭とばも。

厨房はコロナの影響で料理人が1人だけということで、料理が出てくるのは超遅かったです。

でも、急いで食べる必要もないし、ビールを飲みながらのんびり頂きました。

 

 

一番最初に注文して最後に出て来た出汁巻き。

美味しいですけど、すでにお腹はいっぱいに近い。。

 

 

それでも締めはざるそばで。

蕎麦屋さんではないので乾麺を茹でただけなのですが、やっぱり年越しそばは食べておかないと。

 

 

ホテルに戻ってこちらも10年ぶりに紅白歌合戦を生放送で見ました。(途中からですけど)

日本にいる時でも最初から最後まで通して見たことはありません。

ゆく年くる年も見て、さだまさしの途中で終了。お風呂にも2回入って爆睡です。

 

 

私の場合、日本のテレビが見られるような契約はしていないので、

高級ホテルに泊まった時ぐらいしか日本のテレビを見ることはありません。

シャングリラホテルの場合は、NHKの国際放送が見られて、ネットも規制がありません。

(VPNなしでSNSやGooブログも見ることができます)

 

 

元旦の朝はしっかりホテルの朝ごはん。

5つ星ホテルでも昔に比べると朝食のグレードはずいぶん下がりました。

それでも普段はあまり食べないものが並んでいるのを見ると、ちょっとワクワクします。

 

 

昔はスモークサーモンなんかをよく食べていた記憶がありますが、

最近はもう見かけることがすっかりなくなりました。

たぶん超高級以外はどこのホテルも似たような感じなのかと思います。

きっとコロナの影響だけではない気がします、もちろんその分宿泊費も下がっていますけど。

 

 

12月に入って、感染拡大で外にいる人がすっかり減ってリモートワークの会社も多かったのですが、

年末の通勤時間帯には地下鉄の乗客もかなり多くなり、

感染道路や高架道路では渋滞も発生するぐらいに回復しています。

軽症者の多い、オミクロンで一気に集団免疫を獲得しようとする政策は成功するのでしょうか。

すでに感染済みの人達は、普通の生活に戻っています。

 

 

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