中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

江蘇省 宜興 宜興へ日帰りドライブ

2023-06-29 00:06:29 | <江蘇省>観光

蘇州が梅雨入りする前、日中の気温は30℃を越える真夏日が続きました。

涼を求めて、宜興へ日帰りドライブに出かけてきました。

 

 

宜興は、蘇州から見ると太湖のちょうど対岸ぐらいの場所になります。

高速道路を使う場合は、京沪高速(G2)→沪宜高速(S48)のパターンで約137km。

蘇錫高速(S83)→沪常高速(S58)→沪宜高速(S48)のパターンで約125km。

 

 

太湖沿いの高速道路、沪常高速(S58)の太湖隧道が2021年末に開通し、

いつも無錫で渋滞する京沪高速(G2)を通らずに対岸へ行くことができるようになりました。

太湖隧道の全長は10.79kmで水面下にあるトンネルとしては中国最長です。

 

 

高速料金は、京沪高速→沪宜高速の方が安いのですが、渋滞を避けたいので沪常高速を使う方が多いです。

でもこの日はあちこちで渋滞が発生。。

ナビは蘇錫高速も使わずに312国道を通るように指示するもこちらも渋滞でした。

沪常高速に乗ったら、今度は片側が補修工事で対面通行になっていました。

 

 

蘇州から宜興の間の高速道路には3カ所サービスエリアがあります。

武進太湖サービスエリアは、沪常高速にある新しいサービスエリアです。

 

 

カフェテリア形式の食堂や、軽食や麺の店など、一通りの店は揃っています。

日本人好みの店はありませんが、トイレも綺麗ですしガソリンスタンドも混んでおらず、

使い勝手の良いサービスエリアです。

 

 

沪宜高速に入ると、宜興までの間には宜興サービスエリアがあります。

ここは、昔ながらの古いサービスエリアのままで、お世辞にも綺麗とは言えません。

どうしてもトイレに行きたい場合以外に利用することはないです。

 

 

渋滞がなければ高速に乗っている時間は1時間半ほどで宜興のインターに着きます。

今回は2時間以上かかりました。。

 

 

高速を降りると、街路樹の多い田舎道が続きます。

中国の郊外では木々の中を通る感じになる道が多いので、運転していても気持ちが良いです。

 

 

今回は、久しぶり(6年ぶり?)に鍾乳洞の張公洞と、まだ行ったことがなかった玉女潭に行きました。

張公洞と玉女潭はまた後で記事を書くとして、先に帰りの様子を。

 

 

沪常高速は片側通行になっていたので、帰りは少し遠回りの京沪高速を利用しました。

こちらのルートも無錫でほぼ必ず渋滞するのですが、案の定しっかり巻き込まれました。

 

 

無錫にある梅村サービスエリアは、蘇州・上海方向への渋滞がちょうど解消されるぐらい位置にあります。

こちらは改修されて、今はとても綺麗で使いやすいサービスエリアになっています。

 

 

トイレも綺麗ですし、飲食店の種類も多くバーガーキングもあります。

無錫らしく、今の季節はお土産用の桃をたくさん売っています。

 

 

最近、中国ではコーヒーの需要がとても増えています。

ここには、広州発祥のチェーン店、猫尿珈琲がありました。

 

 

小さな男の子が店番をしていた、浮雲面包というパン屋さん。

きっと隣の浮雲茶というドリンクスタンドに親がいて、子供もお手伝いしているのでしょう。

 

 

割引販売していたので試しに買ってみることに。

結構普通のパンで、安いのになかなかいけます。

まだまだ中国では高級店以外に普通のパンを見つけるのは難しいのです。

 

 

こちらは、つくね風の豚ミンチ(たぶん)を挟んで焼いたパン。

中華香辛料は使っていない感じで、見た目以上にボリュームがあります。

このパンは気に入りました。次に立ち寄る時までお店が続いていればいいのですが。

 

 

江蘇省内では新しくできたサービスエリアはもちろん、

古いサービスエリアも改修されて綺麗になっているところが増えました。

蘇州からだと無錫や宜興とは反対方向(上海方面)の陽澄湖サービスエリアなどは、

ちょっとした観光地のようになっています。

過去記事

蘇州 新人気スポット 陽澄湖サービスエリア

 

以前は、車で遠出する時には食料をたくさん買い込んで出かけていましたが、

今は、サービスエリアに寄ることもドライブの楽しみのひとつになっています。

 

 

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蘇州 お散歩 金鶏湖と蘇州中心の皇品田苑など

2023-06-22 00:06:22 | <蘇州>生活

6月も中旬を過ぎて、晴れた日は真夏を感じる日差しが照り付けるようになりました。

暑いのは苦手なので、なかなか出かける気になれません。

 

 

そうは言っても、休みの日にずっと家に籠っているとストレス発散もできませんし、

木陰のある場所を狙ってお散歩に。

 

 

蘇州園区にある金鶏湖は、湖の周りに遊歩道や公園などが整備されていて、

ハーフマラソンの大会なども催されます。

 

 

少し前はアジサイの花が見頃になっていました。

(ちょっと行くのが遅かったので、もう終わりかけでしたが)

 

 

今はとても便利になって、金鶏湖の周りには地下鉄1号線、3号線、5号線が通っています。

地下鉄5号線は無人運行されている路線で、車両に運転席はありません。

 

 

休日や昼間の地下鉄5号線の先頭車両は、家族連れや孫を連れたお年寄り達に人気です。

左側の少年は、窓の映り込みがないようする写真の撮り方をレクチャーしてくれました。

 

 

地下鉄は景色もなく、スマホを見るか寝る以外にすることがないので、

たまに童心に帰って?先頭車両に乗って写真や動画を撮ったりしています。

 

 

金鶏湖へ散歩に行くと、だいたいいつも蘇州中心に寄ってから帰ります。

日本食が食べたい時に行くのが蘇州中心南区の3回にある日本料理屋さんの皇品田苑。

 

 

この店はお魚が割と美味しく頂けます。

これは、大黄魚(イシモチ)の開き。

開きも珍しいですし、蘇州でこんな大きいイシモチを焼いて食べられる店はあまりないかと思います。

 

 

うな重。めったに食べませんが、お味は大丈夫。

うな重だけは美団などのクーポンが使えて少しだけ安くなります。

 

 

ここのちらし寿司が好きで、以前はこれを目当てに来ていました。

見た目も綺麗ですし、値段の割にはちょっとした贅沢感も味わえました。

 

 

それが。。まず、この綺麗なちらし寿司などがメニューから消えて、

(店員さん曰く、料理人が変ったと)

切り落としの魚にカシューナッツとアボガドがトッピングされたちらし寿司に変わって。。

 

 

今回はとうとう、イクラもなくなってと、とても分かりやすいコストダウンです。

見た目は日本のスーパーの総菜コーナーで売っているちらし寿司と同等になりました。

でも酢飯だけは変わらずちゃんとしています。

 

 

自分の好きな料理がずっと変わらず食べられる、というのは中国ではとても難しいかもです。

見た目や味が安定している料理屋さんは、中華でも日本料理でも類を問わず少ないと思います。

 

 

とりとめのない話になってしまいました。。

コロナが終わって、日本からの駐在の方々も戻ってきたとはいえ、以前よりはずっと少なくなっています。

蘇州新区の商業街も昔は駐在員の方々が食べたり飲んだりする場所でしたが、

今はすっかり中国人観光客がメインターゲットになっていて、

昼の食事でもメニューは1人200元ぐらいの食べ飲み放題だけだったりと、

定食が食べられるような店はすっかり減ってしまいました。

中国の物価もどんどん上がっていますし、円安ですし、

日本円で給料を貰っている方は何かと大変なのだろうと思います。

 

 

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蘇州 観前街の緑楊ワンタン店

2023-06-15 00:06:15 | <蘇州>食事・喫茶

国土の広い中国で、基本的にどこに行っても食べることができる料理の一つがワンタン。

中国語で馄饨(hun tun)、IMEで変換すると出てくる雲呑は広東語です。

 

 

緑楊ワンタン店は、蘇州の老舗ワンタン屋さんで、蘇州市内に数店舗あります。

たぶん、蘇州人なら誰でも知っているお店なのだと思います。

 

 

観前街の店の前には、緑楊ワンタン店の由来を紹介する置物があります。

読んでみると、小吃の店として清代の1802年に始まったようです。

 

 

観前街店の場所は、玄妙観の近く観前街からひとつ南側の通り、太监弄にあります。

余談ですが、最近、観前街で外国人に声をかけるニセモノ時計商売人が復活しています。

中国人と大差のない服装のつもりでも一発で見破られます。彼らの目を侮ることはできません。

 

 

老舗四川料理の川福楼の対面側です。

間口の小さい店なので油断すると見過ごすかもしれません。

近くにはこちらも老舗蘇州料理の松鶴楼もあります。

 

 

実は中国に来るまで、ワンタンを食べたことはありませんでした。

水餃子も1度食べたことがあるぐらい。

水餃子はお湯で茹でた後に取り出して醤油や黒酢、辣油を付けて食べますが、

その食べ方を知ったのは中国に来てからです。

ワンタンと同じようにスープの中に入っているのが水餃子だとずっと思っていました。

 

 

それに大きいのが餃子で小さいのがワンタンだとも思い込んでいました。

中国の大ワンタン(普通のワンタン)は餃子と同じ大きさ、もしくはワンタンの方が大きかったりします。

小ワンタンは、確かに小さくて具がほとんど入っておらず、ツルっとした皮の食感を味わう感じで、

強引に例えるとエースコックのワンタンメンのワンタンに近いです。

 

 

緑楊ワンタン店のスープはちょっと優しい感じの鶏スープ。

安いワンタンのお店はどこにでもありますが、スープの味は塩と化学調味料だったりします。

ワンタン自体の味はどの店で食べてもそんなに大差ありません(と私は思います)。

 

 

小籠包も人気です。蟹粉小籠包(25元)を頼んでみました。

値段は10年前と比べると3倍以上値上がりしています。

ちなみに最初の写真のワンタンは、香菇肉馄饨(椎茸と肉のワンタン)で18元。

もう1枚の写真のワンタンは荠菜肉馄饨(ナズナと肉のワンタン)で18元。

どちらも一番安いワンタンです。

 

 

ここの小籠包は、無錫小籠包に近い味だと思います。

熱々の甘いスープがたっぷり入っています。

どちらかというと甘くない小籠包が好きなので甘い小籠包には黒酢をつけて頂きます。

 

 

食後に地下鉄4号線の察院場駅から、楽橋駅まで新しくできた地下道、察楽TOD通道へ行ってみました。

この地下道を作った目的は何なのかはよく分かりません。

 

 

店があるわけでもなく、本当にただの長い地下通路。

昔はこの辺りに人民路を横断するための地下道がありました。

その地下道には小さな店が並んでいて、薄暗くて人も多くてスリもたくさんいたと思います。

 

 

今の地下道は所々にオブジェや展示物もあってとてもきれいです。

でも。。人はいません。

真夏になると老人たちが孫を連れて涼みに来るようになるかもしれません。

蘇州では夏になると涼みに来る人達のためのスペースが設けられる地下鉄駅もあります。

 

 

この日は蘇州園林カードの更新にも行ったのでした。

同じような機能の休閑カードはオンラインで更新できるのですが、

園林カードだけは未だにパスポート非対応、窓口まで行く必要があります。

数回園林に行くだけで元は取れるので、毎年窓口に行っています。

 

 

今年は例年より暑くなるのが少し遅かった気がします。

旧暦で考えるとまだ4月末なのでそんなものなのかもしれません。

でもさすがにもう最高気温は30℃を余裕で超えるようになりました。

暑いのは苦手です。。なかなか外に出かける気になりません。

 

 

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蘇州 10年ぶりの太湖国家湿地公園

2023-06-08 00:06:08 | <蘇州>観光

久しぶりに太湖国家湿地公園へ行ってきました。

前回行ったのが2013年の秋頃、ほぼ10年ぶりです。

 

 

公園の中で船に乗ったことと、パンダを見た記憶がおぼろげに残っていますが、

ほかのことはもう、あまり憶えていません。

 

 

以前書いた記事を見返してみたのですが、今とそんなに変わっていないようです。

過去記事

蘇州 太湖湿地公園

 

 

今回は、快線3路のバスを利用しました。

蘇州駅南広場始発の快線3路の終点は太湖湿地公園です。

蘇州駅から乗ると乗車時間は2時間近くになりますが、終点なので寝てしまっても大丈夫。

 

 

正門から入って少し歩くと右手に湿地文化展示館があります。

以前からあったのかは分かりません、でもここに入るのはたぶん初めて。

 

 

小さな建物が並んでいて、湿地の自然や養蚕、絹、稲作、などの農工業、食文化などの展示があります。

エアコンが効いているので、真夏の休憩場所?としても使えそうです。

 

 

船の値段は10元だったのが30元になっていました。

前に来た時は、船に乗るのも行列ができていましたが、今はそんなでもないようです。

 

 

公園の中をゆっくり歩いた記憶もないので、今回は船に乗らずに歩いてみることにしました。

水の上の木道以外は木陰も結構多いです。

 

 

正門に最も近い遊湖埠頭からパンダのいる大熊猫科普館までは約2km。

とりあえずパンダの場所まで歩いてみて、その後で同じ道を戻るか湖の周りを一周するか考えてみることに。

 

 

4人乗りの自転車や電動カートのレンタルもできます。

歩く人が最も多いですが、乗り物を使う人も結構います。

 

 

景色は他の湿地公園と大差ありません。

来月には蓮の花も楽しめるようになるのでしょう。

 

 

売店はありますが、園内のレストランや喫茶店はほとんど営業していないようで、

所々に屋台村のような感じで食べ物屋さんが出ています。

 

 

普通の食事ができるのは、望湖埠頭の近くにある湖景閣だけかと思います。

大熊猫科普館のすぐそばにある、パンダのレストランはファストフードのみになっていました。

 

 

お目当ての大熊猫科普館。

ここには2頭のパンダがいます。以前と同じパンダなのでしょうか。

 

 

見えたのはお昼寝の姿のみ。

相変わらず薄汚れていて、10年前の記憶がよみがえります。

前回は少し動いてくれましたが今回は微動だにせず。

 

 

太湖湿地公園に来てパンダを見ない人はきっといないと思いますが、混んではいません。

動きがないので、皆さん、ささっと見てすぐに行ってしまいます。

 

 

他の大きい施設では、世博蘇州新館という結構立派な建物がありますが、

こちらは以前と全く変わらず、何も(は言い過ぎかも)見るものはありません。

夏場はエアコンが効いて涼しいはずなので、休憩場所としてはここもお薦めです。

広いトイレもあります。

 

 

太湖国家湿地公園の入園料は60元です。

たぶん昨年ぐらいから蘇州の休閑カードで入園できるようになりました。

園内は広いので一周歩くと結構な距離になります。

確か舟は何度か乗り降りできるはずなので、真夏は船と歩きを併用する方法も良いかと思います。

正門の場所は刺繍街の近くですので、行き帰りに刺繍のお店に立ち寄ることもできます。

 

 

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蘇州 蘇州美術館の風景画

2023-06-01 00:06:01 | <蘇州>生活

少し前のことですが、蘇州美術館に蘇州の風景画がたくさん展示されているという話を聞いて、

どんな絵があるのか見に行ってきました。

 

 

そういえば、顔文梁記念館にも風景画があったような気がしたので、

蘇州美術館に行く前に少し立ち寄ってみました。

 

 

顔文梁記念館の絵はそうそう入れ替わることもなく、ここに来る人のほとんどが、

SNS用の写真を撮るか、結婚写真を撮りに来るかの人達です。

外にあったカフェもこの日は閉まっていました。

 

 

ここにある風景画のうち、すぐにどこか分かった絵は、拙政園に虎丘。(字もありますしね)

 

 

それと、双塔。

街の風景の絵もありますが、見たことがあるようなないような景色。

でもどこなのか分かりませんでした。

 

 

顔文梁記念館を出て、北寺塔の近くにある蘇州美術館へ。

美術館は、劇場、図書館などと共に、蘇州公共中心の敷地内にあります。

 

 

ここの前は何度も通っていますし、近くのシルク博物館にも行ったことがありますが、

美術館の中に入るのは初めてです。

 

 

入館は無料です。

もちろん、顔文梁記念館も蘇州美術館も写真撮影は問題ありません。

 

 

ここにある風景画の中には、すぐどこか分かる絵もありました。

今、蘇州に住んでいる人なら必ず分かる東方之門。

 

 

さっき行ったばかりの顔文梁記念館(旧蘇州美術館)。

 

 

この庭園は顔文梁記念館の隣にある世界遺産、滄浪亭だと思います。

 

 

どこだろう。。絶対に見覚えのある景色なのですが。。

耦園の後ろだと思うのですが合っていますかね。

 

 

これは間違いなく山塘街のハズ。

 

 

無錫旅情の歌詞が思わず浮かんでくるような太湖の絵。

(歌詞が浮かぶ人は50歳より上ですよね、きっと)

 

 

大きな建物ですが、展示があるのは1階の一部分だけでした。

見学者もおらず、監視の職員さんが私の後ろをずっとついてくる感じになって、

見張られている感が半端ないです。

 

 

落ち着いて蘇州の風景画をじっくり見たのは今回が初めてです。

見慣れた景色や園林の絵もあれば、どこなのか全く分からない絵もありました。

展示されている風景画の多くが最近描かれたもので、とても身近に感じる絵も多かったです。

もしかすると、Wechatや百度アプリで絵をスキャンすると場所が出てきたりするのでしょうか。

今度試してみようと思います。

Googleでも出てきたらもっとすごいですね。

 

 

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