中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

長春 久しぶりに長春へ

2020-08-27 00:08:27 | <長春>生活

ここ数年は上海の仕事が多く、時々長春に戻るという生活が続いていましたが、

新型コロナの影響でずっと戻るに戻れず状態でした。

前回はいつだったか忘れてしまったぐらい久しぶりです。

 

 

行きの便は安いチケットなのに運よく無料アップグレード。

機内食はまだ復活していないのでほんの少しだけ豪華?な軽食ですが、

上海~長春は飛行時間が約3時間あるので、それだけでもう十分お得。

 

 

やっぱり長春の空は青いです。

抜けるような青空。

この空は蘇州や上海では滅多に見ることはありません。

 

 

本来なら4月末頃にはビザ更新の手続きでしばらく滞在する予定でしたが、

結局のところ、”上海の住所で更新するから戻ってこないで”という感じの

ありがたい特例措置のおかげで上海滞在のままビザ更新も済ませました。

 

 

現在、吉林省では新たなコロナ感染者は発生しておらず、

(先月の大連で発生したクラスターの関係者が1名だけ)

長春はずっとゼロのまま、日常生活はほぼ通常状態になっています。

 

 

でも。。

上海や広州など外国人が多く暮らす大都市と違って、

外国人が長春を訪れるためには、若干ハードルがあります。

 

 

空港バスの始発(龍嘉空港、全安広場)では、

基本的に自動券売機で乗車券を買うように変わっていますが、

購入には中国人の身分証以外は使えません。

パスポートでは自動販売機から買えないので、

空港の場合は、カウンターの人にパスポートを提示して乗車券を購入します。

全安広場の場合は、外国人だから券売機で買えないことを説明して、

パスポート番号と連絡先電話番号を手書きで台帳に記入します。

運賃はバスの中に設置されている支払機で微信、支付宝から支払います。

始発の全安広場から乗らず、途中から乗る場合は身分証の提示も必要ありませんので、

途中から乗る方が楽かもしれません。。

 

 

また、外国人の宿泊可能なホテルが限定されていますので予約時に確認必須です。

シャングリラや金安など、日本人の社宅になっているような5つ星クラスなら問題ないですが、

如家などのビジネスホテルチェーンは外国人の宿泊を拒否していますので、安いホテルを探すのは苦労します。

ちなみに吉林省賓館(旧ヤマトホテル)は4つ星扱いですがダメでした。

 

 

地下鉄では、白い防護服の人達が検温と健康码の確認をしますが、

長春の健康码、吉事办は外国人には登録できません。

(長春に住所があって政府に申請した外国人のみ登録されます)

吉事办が使えなくても国家政務平台の健康码があれば認めることになっていますが、

このルールを理解できていない白い防護服の人もいます。

何か文句を言われて抵抗したところでどうにもならないので、

空港バスの時と同じように台帳に必要事項を記入して乗車します。

 

 

ほんの少しの時間、人民広場から南関まで散歩してみました。

この辺りは大きな病院と住宅と小さな商店があるだけなのですが。

 

 

車の多い大通りを避けて長春の生活空間を久しぶりにぶらぶらと。

地下鉄南関駅の近くには屋台村ができていました。

夜になるとここは賑わっているのでしょうか。

 

 

今回は仕事の都合で2日間のみの滞在でした。

8月末にはもう長袖が必要で、11月には暖房が始まる長春。

次に戻る時はもう完全防寒体制だと思います。

 

 

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蘇州 山塘街の新民橋菜市場(農発新民橋市場)

2020-08-20 00:08:20 | <蘇州>生活

山塘街は蘇州有数の観光地ですが、

観光客で賑わう川沿いから少し離れると普通の庶民の暮らしがあります。

 

 

新民橋菜市場は、地下鉄2号線の山塘街駅を出てすぐの場所にあります。

駅前なので便利なのですが、徒歩圏内の人々が買い物に来るところなので、

あまり地下鉄の存在は関係ありません。。

 

 

この野菜市場、売り場面積がすごく広いです。

1階はほぼすべて野菜類、2階が肉類や魚介類、果物などなど。

 

 

上海の野菜市場では、少量を買おうとするとちょっと嫌な顔をされたり、

この量以下は売らないようなことを言われることもありますが、

ここでは、嫌な顔もせず普通に売ってくれます。(店によるかもしれませんが)

 

 

野菜の値段は、スーパーは言わずもがな他の蘇州の野菜市場と比べても安いです。

 

 

中国で魚といえば、淡水魚になります。

魚売り場に並んでいるものの多くは淡水魚ですが、ここでは海産物を扱っている店も多いです。

 

 

おかげで2階は結構生臭いです。。

そんな問題のあるようなものは売っていないとは思うのですが、

かなり中国慣れしてきたとはいえ、こういう所で海の魚を買う勇気はまだありません。

 

 

肉類を扱う店もずらっと並んでいます。

牛肉、豚肉、羊肉とそれぞれ専門に扱うお店があります。

肉類の値段は普通の野菜市場と変わりません。

 

 

日本に帰ると果物の値段を見ただけで手が出なくなりますが、

中国だと安いのであれやこれやと平気で買うことができます。

 

 

野菜類に関しては、個人的にはスーパーで買うより野菜市場を信用しています。

百貨店で売っている高級な野菜はもっと安心かもしれませんが、

そんなところで毎日買い物できるような身分ではないし。。

 

 

小腹が空いたので、市場にある小さなお店を覗きに行ってみました。

でも入ってみてもいいかなと思えるような店はなかなか見つかりません。

店内が明るめのワンタン屋さんへ。

 

 

大きな肉ワンタンの値段は11元。

味はごく普通で問題なし、量が多いのでお腹いっぱいになります。

小籠包や生煎(焼き小籠包)などもあります。

 

 

山塘街の人ごみに疲れたら、ちょっと冷やかしに寄ってみるのはいかがでしょう。

地下鉄駅の目の前なので、買い物してから帰っても大丈夫??

私はもう野菜を抱えて地下鉄に乗るのもすっかり平気になりました。

 

 

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上海 南翔老街

2020-08-13 00:08:13 | <上海>観光

南翔の歴史は古く、1500年以上あるそうです。

南翔老街には宋代、明代、清代の史跡が残る街並みがあります。

 

 

今回は先に古猗園に行ってから南翔老街に向かったので、古猗園を出て古猗園路を北へ、

橋を渡って左折、和平街を西方向へというルートで行きました。

到着まで距離にして600mぐらいです。

和平街も古いアパートを上手く改装して観光地らしい雰囲気を作っています。

 

 

南翔老街の面積はさほど大きくありません。

水路も狭く浅いので、同じく上海にある水郷古鎮の朱家角ような観光船もありません。

 

 

人民街、共和街、解放街の3つの道沿いに観光客向けの店や小籠包の店が並んでいます。

メインストリートの人民街には小籠包のお店がいっぱい。

観光客も結構います。

 

 

細くていい感じの路地の共和街にも駄菓子屋さんやお土産物屋さんがありますが、

短い通りなのですぐに終点になります。

 

 

双塔は五代(907年~960年)に造られました。

この塔が南翔老街のシンボルになっています。

 

 

双塔の塔と塔の間にあるのが解放街です。

この道は少し広いのですが、特に大した見所はありません。

 

 

雲翔寺の歴史は古く南北朝時代に建立されました。

双塔よりも400年以上前にあったことになりますが、

残念ながら今のお寺は近年修復されたもののようです。

 

 

南翔老街で最も人気がありそうな小籠包の店は雲翔寺の近くにある長興楼です。

が。。ちょっと人が多すぎて密密状態なのでここで食べるのは断念。

 

 

他の人民街の店に行って小籠包を食べることに。

ほとんどの店は外から見える場所で小籠包を包んでいます。

たぶん味の方はどの店でもそう大差ないとは思いますが、

見える場所で包んでいる店を選ぶ方が無難かと。

 

 

メニューを見るとあんかけおこげもあったので試しに頼んでみましたが、これは失敗。

予想に反して甘かった。。

ちゃんと揚げたておこげの上から、ジュ―という音を立ててあんをかけてくれただけに、

さらに残念度も上がってしまいました。

 

 

老街を一通り周るのに1時間も必要ないぐらいです。

共和街には、明代に造られて近年修復、一般開放された檀園があるので、

時間があれば、庭園なども覗いてみてもよいかと思います。

 

 

せっかく南翔に来たのなら老舗の小籠包もと思われる方なら、

古猗園路の小籠包店と食べ比べしてみるのはいかがでしょう。

古猗園と南翔老街、小籠包と合わせて駆け足なら半日程度、

のんびり周っても1日で十分です。

ちょっとした日帰り観光にお勧めです。

 

 

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上海 古猗園(gu yi yuan)

2020-08-06 00:08:08 | <上海>観光

古猗園は嘉定区の南翔鎮にある明代に造られた庭園で、

上海五大古典園林のひとつです。

 

 

上海五大古典園林とは、日本人にもお馴染みの豫園と、

酔白池、曲水園、秋霞園、ここ古猗園になります。

 

 

蘇州の園林と同様、江南の庭園らしい池を中心に配置された、

回廊や橋、明清代の建物などの景色が楽しめます。

 

 

明代には猗園と呼ばれていました。

中国最古の詩集、 詩経の中にある一節、緑竹猗猗から名付けられたと言われています。

 

 

名前の由来通り庭園には数か所に竹林が造られており、

竹の種類も豊富で80種ほどあるそうです。

 

 

竹林があると真夏でも涼しげな感じがします。

 

 

時代ごとに何度も持ち主が変わり増改築が繰り返されてきました。

現在の庭園の姿は清代にほぼ完成したようです。

 

 

園内は、逸野堂景区、戯鵝池景区、松鶴園景区、青清園景区、

鴛鴦湖景区、南翔壁景区に分かれています。

 

 

分かれていると言ってもぶらぶら散策しているだけだと、

どれがどれなのか分かりませんが。。

 

 

最近でもまだ増改築されているようで、

古いものから新しいものまで見所はたくさんあります。

 

 

古猗園の最寄駅は地下鉄11号線の南翔駅です。

駅から古猗園を通るバスも出ていますが、歩いても15分~20分ぐらいの距離です。

 

 

園内では季節に合わせて催し物があるようで、

春は牡丹、夏は蓮、秋は上海民族祭り、冬は新春園遊会と、四季を通じて楽しめます。

 

 

今年は鼠年なので、芝生の広場や周辺には、いかにも中国っぽい鼠がいっぱい。。

 

 

間違いなく最近造られたと思われる銅像が。

この人は豫園で有名な南翔小龍包の元祖、黄明賢さんです。

ここ南翔は小龍包発祥の地です。

 

 

南翔は上海の中では歴史のある街です。

せっかく南翔に来たのなら、お散歩と小籠包を食べて帰るのが定番?です。

古猗園路には元祖をはじめ老舗の小籠包屋さんが並んでいますが、

散歩をかねて南翔老街まで行ってから小籠包を食べることにしました。

 

南翔老街編に続きます。

 

 

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