中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

雲南省 麗江 藍月谷と印象麗江

2021-05-27 00:05:27 | <雲南省>

玉龍雪山景区では、山上の氷河の寒帯から麓の亜熱帯まで美しい景色が楽しめます。

藍月谷には氷河の雪解け水が源流となっている白水河が流れています。

 

 

観光エリアには川を堰き止めた、

玉液湖、鏡潭湖、藍月湖、聴濤湖の4つの小さな湖があります。

 

 

堰は滝のようになっていたり、石灰棚だったり。

背景に玉龍雪山の雄大な姿を収めることができます。

 

 

石灰棚は観光用に造ったニセモノです。

まぁ、中国らしいという感じなのですが、言われなければ気付きません。

 

 

澄みきった川の水は、光の加減で青やエメラルドグリーンになり、

小九塞溝とも呼ばれているそうです。(まだ九塞溝には行ったことがありませんが。。)

 

 

チベットや雲南の高地で家畜として多く飼育されているヤクも、

ここでは記念撮影用に綺麗な身だしなみで。

 

 

藍月谷はそう広くありませんので、ゆっくり歩いて周ることができます。

歩きやすいきれいな遊歩道が整備されていますので安心。

 

 

高地なので無理せずに有料の乗り合い電動カートの利用もありだと思います。

4つの湖で乗り降りできて、最後は景区入り口へ帰るバス乗り場付近まで戻ってくれます。

 

 

玉龍雪山の麓には、他にも甘海子や雲杉坪といった草原や原生林が楽しめる場所もあります。

雲杉坪へは藍月谷からロープウエイなどで行けます。

甘海子は玉龍雪山景区の駐車場、バスターミナルのすぐそばにあります。

 

 

高地で観光に体力の不安を感じるとか、あまり歩きたくない人には、

”印象麗江”という民族舞踊や歌の舞台がお薦めです。

 

 

場所は甘海子と同様に、玉龍雪山景区の入り口、駐車場、バスターミナルのすぐそばにあります。

玉龍雪山などの大自然がそのまま舞台背景の野外劇場になっています。

 

 

舞台演出は中国を代表する世界的な映画監督のひとり、張芸謀(チャン・イーモウ)が手掛けています。

日本では、”HERO”や高倉健主演の”単騎、千里を走る”などの作品が有名です。

 

 

上演時間は1時間ほど、雨の日は中止になります。

出演している500名は、プロの役者さんではなく雲南で暮らす、10の少数民族の人達だそうです。

 

 

舞台構成は古道馬幇、対酒雪山、天上人間、打跳組歌、鼓舞祭天、祈福儀式の6つ、

玉龍雪山をバックに踊ったり歌ったり、馬が駆けたりと見所がたくさん。

 

 

麗江に来たら玉龍雪山景区へも是非。(必ず来るとは思いますが)

体力や高山病の心配で山へ登ることが無理でも麓からの景色や草原、綺麗な水など、

自然を楽しめる場所はたくさんあります。

 

 

ただし麓でも標高は3000m以上ありますので油断は禁物。

また、印象麗江の公演時間は午前と午後の2回(繁忙期は3回)だけなのでご注意を。

食事場所はロープウエイ乗り場周辺に店が集まっていてケンタッキーなどもあります。

昔のスキー場のゲレ食を思い起こさせるような大きなセルフ大食堂もありますが、

こちらは超がつくぐらい不味いです。

 

 

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雲南省 麗江 玉龍雪山

2021-05-20 00:05:20 | <雲南省>

雲南省の麗江にある玉龍雪山の最高峰は5596m。

山のある一帯は世界自然遺産に登録されています。

 

 

先月、初めて雲南省へ観光に行ってきました。

雲南省は亜熱帯から亜寒帯までと多様な気候と自然が楽しめます。

また、北はチベットと接し、南にはミャンマーやラオス、ベトナムとの国境があります。

 

 

玉龍雪山は麗江に住むナシ族の信仰する神の山で聖地になっています。

このため玉龍雪山主峰への登頂は禁止されています。

 

 

4500mを越えるところまでロープウエイがあるので、

この高さでも気軽に軽装で登れてしまいます。

 

 

麓の駅ですでに標高3356m。

もし息苦しさを少しでも感じるなら無理せず早めに酸素補給を。

 

 

ロープウエイの全長は約3kmで標高差1150m。

山の麓は亜熱帯、山の上は寒帯の氷河と気候が一気に変わります。

 

 

所要時間10分ほどで、標高4506mの終点、氷河公園駅に到着です。

玉龍雪山には北半球で最も南に位置する氷河があります。

 

 

生まれて初めての標高4000m越えはちょっときつかったです。

幸い、高山病にはなりませんでしたが、少し動くだけで息苦しく体も思うように動きません。

 

 

やっぱり山登りは朝一番で行くのがよいのですね。

綺麗な青空でも曇り空でも美しい雪山の景色が楽しめます。

お昼前頃になると人もかなり多くなりました。

 

 

一番上の展望台までずっと綺麗な遊歩道と階段が続いています。

大した距離ではないそうですが、歩いてみるとかなり遠く感じます。

 

 

生まれて初めて見る氷河と峰々の雄大な姿を楽しみながら、

本当にゆっくりゆっくり上りました。

 

 

一番上の展望台がゴール地点、標高は4630mです。

高山病の予防には、ゆっくりしっかり息を吐いてから吸う呼吸方法と、

こまめな水分補給も大事だそうです。

 

 

気軽に登れるが故、毎年数人の死者が出ています。

遊歩道の所々に売店があり、保安員もいますので、

少しでも異変を感じたら早めに水分、糖分、酸素補給が必要です。

高山病の症状が出てからでは、糖分や酸素補給しても治りません。

 

 

心配しすぎかもしれませんが、私は高山病になりにくいという薬(栄養ドリンク)を

街の薬局や麓の売店で買って飲みました。

このドリンクも症状が出てからではもう遅いので、山へ登る前に飲みます。

飲んでから30分ほどは水を飲んではいけません。

 

 

日本でもきっと玉龍雪山のような景色が楽しめる山はあるかと思いますが、

絶対に体験できないのがこの標高、しかもこんな軽装で。。

 

 

今回の雲南旅行は1週間ほど。

撮りためた写真がなかなか整理できず。。記事を書く頃には季節もズレそうです。

少々時間がかかりますがこちらもゆっくりと紹介していきます。

 

 

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蘇州 新型コロナワクチン接種

2021-05-13 00:05:13 | <蘇州>生活

蘇州では上海などと同様に外国人でも希望すればワクチン接種が可能になっています。

私の住んでいる高新区のマンションでも3月末から予約案内が張り出されていました。

 

 

日本にいつ帰られるかも分からず、帰られたとしても1ヶ月以上の長期休暇なんて不可能なので、

一時帰国している間に2回接種も絶対に無理。。

まずは中国でワクチン接種を受けることにしました。

 

 

マンションの張り紙に従って申し込みQRコードをWechatで読み込むと、

健康高新区ミニアプリが開き、ここから予約登録ができるようになっています。

が。。案の定、パスポート番号では登録できません。

 

 

マンション(小区)を管轄している社区の事務所へ直接申し込みに行きました。

予想通りの”来なくてもスマホから予約できるよ”という窓口の対応に、

いつも通りの”パスポート番号では登録できないよ”説明をした後に事務室に行って、

PCで直接入力してもらって予約は完了。

ここで、英語版と中国語版の接種同意書にサイン。

 

 

中国語版はこちら、

蛇足ですが、中国では日本の市区町村レベルにあたる行政単位の下にまだ、

街道、社区、小区というの3つの管理組織があります。

夫々の役割の詳細を説明できる知識はありませんが、

主に環境や安全衛生、福利厚生など日常生活関わる部分を担当しており、

蘇州でのワクチン接種は、社区レベルでの管理となっているようです。

 

 

4月中旬に予約申し込みは済ませましたが、その後は全く音沙汰なし。

労働節の連休中に園区は予約なしでもワクチン接種できるという情報を耳にしたので、

新区で予約済みでも園区で接種できるか試しに行ってきました。

 

 

予約なしでも大丈夫と聞いたのは、園区の唯亭鎮、他の場所のことは全く分かりません。

医療機関の中に入ってみると接種受付にずらっと人が並んでいます。

係の人に外国人でも接種できるか聞いてみると問題ないとの答えでした。

 

 

ただし、ここでも並んでいる間にスマホでの予約登録が必要。。

QRコードをスキャンしてみると、園区では育苗通というミニアプリから登録。

 

 

どんなアプリでもパスポート番号では登録できないことは分かっているので、

慌てず、騒がず、静かに受付へと進みます。

 

 

受付で外国人はアプリから登録できないことを伝えて直接登録してもらいます。

入力に少々時間はかかりましたが、無事1回目と2回目の接種用の用紙をもらいました。

新区での予約データが連動しているかどうかは分かりません。

新区で予約した時の同意書は必要ありませんでした。

 

 

受付を済ませるといよいよ接種。

看護師さんが手慣れた手つきでどんどん注射していきます。

筋肉注射は結構痛いというのを過去に経験済みなのでどんな感じかと思っていたら、

拍子抜けするぐらい全く痛みを感じることもなく、あっという間に終了。

 

 

用紙に接種時刻と1回目済サインが記入されました。

ワクチンの種類、製造元も印刷されています。

私が接種したのは中国医薬集団(シノファーム)の不活化ワクチンです。

 

 

接種後30分間は待機所で様子を見ます。

30分過ぎたことを確認してもらうまでは外に出ることはできません。

 

 

もし何か異変があれば、係の人に申し出ます。

私が待っている間には誰も不調を訴える人はいませんでした。

 

 

接種後すぐには全く痛みを感じませんでしたが、

夜になると腕に筋肉注射特有の鈍い痛みが出ました。

私の場合、2回目の接種は7週間後以降、6月の後半から可能になっています。

中国製のワクチンは有効性が低いなど言われていますが、

技術的に確立されている不活化ワクチンならとりあえず安心ですし、

接種するメリットはリスクを十分上回ると思っています。

もしRNAやアデノウイルベクターワクチンだったらちょっと躊躇したかもです。

 

※この記事を書いている最中に高新区からも接種の連絡が来ました。

 蘇州全域でワクチン接種が進んでいるようです。

 

 

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蘇州 2021年の労働節

2021-05-06 00:05:06 | <蘇州>生活

昨年からずっとコロナ対策で連休中の遠出を控えるように通達が出されたり、

団体旅行の制限が出されたりしていましたが、ついに労働節には規制や通達がなくなりました。

 

 

今年の労働節は5月1日から5日までの5連休でした。

日本のニュース映像にも流れていたかと思いますが人出は完全復活。

中国各地の有名な観光地では多くの人で賑わったようです。

 

 

蘇州にも大勢の観光客が押し寄せました。

久しぶりにどこに行っても人だらけという光景です。

おかげさまで、”人が多くてどこにもでかける気がしない”という、いつもの連休に戻りました。

運輸や観光業にとっては久々の書き入れ時になったのでしょう。

 

 

という訳で今年は蘇州市内や郊外へ少し出かけたぐらいでほとんどどこにも行かず。。

車で出かけても渋滞や駐車場待ちが面倒で、歩くか公共交通でお出かけ。

 

 

蘇州では昨年末ぐらいから京杭運河沿いが綺麗に整備されています。

まだ完成はしていませんが、今まではお世辞にも綺麗と言えなかった運河(世界遺産)沿いに、

遊歩道や公園が造られていて、絶好の散歩道になっています。

 

 

連休前半は晴天の日が続きました。

寒山橋から楓橋景区まで京杭運河をお散歩。

こんなに人の多い楓橋風景区や寒山寺を見るのはいつぶりでしょうか。

 

 

もはや恒例行事?になりつつある、連休の人出チェックに観前街と平江路へ。

観前街はいつも通りの込み具合、でも春節の時とは違って、

きっとここにいる多くは遠くから観光に来た人達です。

 

 

平江路も今まで見た中では最も混んでいたかもしれません。

すれ違ったり、追い越したりするのも一苦労なぐらい。

せっかく来たなら少々人が多くても景色だけは撮っておかないと。

 

 

園区の蘇州中心と金鶏湖にも久しぶりに行ってみました。

5月1日の夜、金鶏湖ではレーザー光線のショーも行われていました。

 

 

せっかくのお休みなので、せめて美味しいものでもと蘇州中心のまん福で日式炭火焼肉。

このお店、リーズナブルなお値段で美味しい焼き肉が頂けます。

 

 

店内は綺麗で排煙もしっかりしていいるので服が焼肉臭くなることもありません。

天街のあじや亡き後、小綺麗な焼肉屋さんを探していましたが、ここならOKかも。

新区からはちょっと遠いんですけどね。。

 

 

連休後半は強風が吹いたり、雨が降ったりと天気には恵まれませんでしたが、

木読の霊岩山へ行ってみました。

 

 

人が少なくなる午後に行ってきましたが、天候のせいか予想以上に人がいませんでした。

庭園が無料になってから逆に団体旅行のコースから外れたのでしょうか?

 

 

おかげで緑の中をゆっくりと山登り。(山登りというほどではなく坂を上がる程度ですが)

連休中でもこんな静かだとちょっと贅沢している気分になります。無料ですけど。

 

 

しばらく来ないうちに霊巌山寺の麺屋さんがお寺の外に出ていました。

店主に聞くと移ったのはもう3年ほど前とのことでしたので、

思い起こしてみると確かに前回来たのは4年も前。。月日の流れるのは早いこと早いこと。

 

 

霊巌山寺の麺は、一般的な蘇州麺とは違って太めでほんの少しだけコシのある麺です。

スープの味もちょっとだけ日本の食堂で食べる中華そば風の感じです。

きっと日本から来て食べる人にはいやいや全然違うと言われそうですが、

蘇州麺を食べ慣れている人なら、この”ちょっと中華そば風の感じ”に賛同してくれる方もいらっしゃるかも。

お試しされる方、15元の一番安い麺で十分です。

もし、もっとチャレンジしたい方なら、隣の店には28元で素食自助餐(精進料理バイキング)もありますよ。

 

 

現在、公共交通や鉄道、飛行機などではマスク着用が義務付けられていますが、

蘇州では商業施設などでの着用義務はなくなっており、健康コードのチェックもありません。

それでもやはりまだマスクを着けている人は多いです。

地元の人はマスクなし、観光客はマスクという感じがしないでもないです。

 

蘇州でも上海などと同様に外国人でもワクチン接種ができることになっており、

私は1ヶ月ぐらい前に新区で予約しましたが何の連絡も来ないので、

園区に行って接種を受けることにしました。

接種の流れはまた後ほどレポートします。

 

 

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