中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 周庄古鎮

2020-11-26 18:18:18 | <蘇州>観光

周庄は元代から明代の建物が多く残る江南の水郷古鎮です。

江南一の水郷と称される、中国国内では有名な観光地のひとつです。

 

 

古鎮は映画やドラマのロケ地にも使われており、

CNNが選んだ世界で最も美しい町ランキングのTOP10入りをしたこともあります。

 

 

ずいぶん前に何度か行ったことがあるのですが、

いつも観光客で混雑していて、しばらく足が遠のいていました。

 

 

場所は上海と蘇州のちょうど境目ぐらいで車がないとちょっと不便です。

地下鉄もなく、公共交通を利用する場合は長距離バスなど使うことになります。

 

 

観光バスや自家用車用の駐車場から、古鎮の入り口までは少々距離があります。

昔から三輪自転車に客を乗せて運ぶ商売をする人がいますが、今は少なくなっているようです。

”歩くと1時間かかるよ”という誘い文句は昔と同じでしたけど。。

実際に歩く時間は15分ぐらいでしょうか。

 

 

ここが周庄と呼ばれるようになったのは北宋の時代です。

明、清代にはシルク、刺繍、食品などの生産や流通で大いに栄えました。

 

 

江南一の豪商だった瀋万三の邸宅、瀋庁や、明代に建てられた張庁など、

当時の豪商の邸宅や民家が今でも残されています。

 

 

古鎮の建物と同様に、古い橋もたくさんあります。

再建されたものも含めて14の古石橋が水路に架かっています。

 

 

中でも人気があるのが、世德橋、永安橋が直角に交わっていることから、

2つを合わせて双橋と呼ばれる橋です。

橋の近くまで行くと皆さんここで記念撮影をしています。

 

 

富安橋は周庄の中で最も古い橋で、1355年に架けられたそうです。

橋の両側が楼閣になっているのが特徴です。

 

 

古鎮の水路は”井”型になっていて水路沿いの家には必ず船着き場があります。

今は観光客を乗せるだけの役目ですが、昔は物流に小舟が大活躍していたのでしょう。

 

 

湖畔にある全福寺は、この地に暮らす周迪功郎が信仰心から自宅を寺にしたものと言われています。

また開墾した田畑を寺に寄付したことなどから周庄と呼ばれるようになったそうです。

 

 

余談ですが、蘇州や上海などの観光地のトイレはずいぶん綺麗になっています。

ここ周庄もびっくりするぐらい綺麗なトイレがありました。

格付けもあるようで、こんな感じのトイレなら女性も安心だと思います。

 

 

ここを訪れるのはもう10年ぶりぐらいです。

古鎮周辺もずいぶん綺麗になった感じがします。

夜になるとライトアップされるので昼間とはまた違った雰囲気も楽しめます。

久しぶりなので古鎮の夜景を少し楽しんでから帰ることにしました。

 

 

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大連 蒸海鮮 海味当家

2020-11-19 00:11:19 | <遼寧省>

大連に行った時には、たまに海鮮を食べに行きます。

海味当家は大連市内に数店舗ある蒸海鮮のお店です。

 

 

食材は生け簀の中から自分で選びます。

イセエビなどの高級食材もありますが、さすがに高くて手が出ません。

 

 

高級店ではないので、海鮮としてはそんなに高くはないと思うのですが、

欲望のおもむくままに発注するとそれなりの金額にはなります。

 

 

調理はテーブルの蒸し器に食材を入れてもらって、蒸し上がったら蓋を開けてお皿へ。

すべて店の人にお任せです。

最初に蒸鍋の底にお米を入れておいて、食材から出たダシでお粥を作ります。

これが食べたいから蒸海鮮の店に行くと言っても過言ではありません。

 

 

前菜にオクラのニンニク醤油和えを発注。

イカの稚魚(と思います)みたいなものも入っていて酒のつまみに最高です。

 

 

せっかくなのでビールは地元ブランド大連干啤(大連ドライビール)で。

最近は中国各ビールメーカーから、ちょっと濃いめのものも出ていますが、

脂っこい料理にはさっぱり系がよいのか基本的に中国のビールはどれも薄味。

 

 

アサリはちゃんと砂抜きしてあるようで安心。

塩味が効いているので何も付けずにそのまま食べても大丈夫です。

値段もお手頃ですが、店の勧めるままに量を決めてしまうと多すぎて食べきれないかも。

 

 

うには生食用のものもあります。

でも、中国では確実に信頼できる店以外では、

生ものは食べないようにしているのでこれもしっかり蒸してから。

 

 

名前が何だったか忘れましたがいかにも岩場に生息していそうな根魚。

日本の魚で言うとカサゴ(ガシラ)みたいな感じで、見た目はいまいちですが白身で美味しいです。

 

 

海老と鮑は同時蒸しで。

鮑は店員さんが貝殻から取り出してくれます。

普段なら海老は殻を剥くのが面倒であまり食べませんが、蒸海鮮の時だけは自ら積極的に剥きます。

 

 

中国でのホタテの食べ方で一番好きなのがニンニクと春雨を乗せて蒸す方法。

蒸し上がったら醤油ダレをかけて頂きます。

 

 

食材を蒸す順番も店員さん任せです。

一番最後にお待ちかねの海鮮ダシお粥も完成。

 

 

前菜のニンニク醤油はお粥にも合います。

少しお粥にたらすと味の変化が楽しめます。

蒸し上がりに食べきれなかった海老や貝などもここで投入。

 

 

食材を選んだり注文するのが苦手、面倒な方なら、

美団などのアプリからセットメニューを選んで発注することもできます。

食べ終わった後からでも店員に相談すれば、

会計時にアプリからセットを注文したことにして割引の対応もしてくれたりします。

(数十元程度のほんの少しの割引ですけどね)

 

 

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大連 七賢嶺森林公園

2020-11-12 00:12:34 | <遼寧省>

季節が過ぎてしまいましたが、特に夏の大連でちょっと穴場かな、

と思っている公園が、七賢嶺森林公園です。

 

 

公園ができたのは2009年、おそらく周辺の開発に合わせて造られたのかと思われますが、

観光客が足を延ばすような場所でもないので人はそう多くありません。

 

 

公園から海岸にも出られるようになっているので、

夏場は水遊びやバーベキューをする人たちを見かけます。

 

 

入園は無料です。

地下鉄の最寄駅は1号線の七賢嶺で軽軌やバスもあります。

駅から1km弱ほど歩くと七賢中路に小さな入り口があります。

 

 

何の案内もないので油断すると通り過ぎそうです。

たぶんこちら側は裏口のような所できっと別の場所に正門があると思います。

七賢中路から森の中の階段を上って行きます。

 

 

細い道でマンションの裏手みたいなところも通るので、

本当にここで合っているのかなぁと少々不安になりますが、

どんどん進むと海が見えてきます。

 

 

何ヵ所か浜辺まで降りられる階段がついています。

ただし、砂(砂利)浜は小さいので入り口に近い方はそれなりに混んでいます。

 

 

でも、少し別の場所まで行けば人は少なくなります。

ちょっとした水遊びならこんな感じの場所でも十分かと。

 

 

海の水は上海近郊と違って安心の透明です。

 

 

公園自体には木がたくさん生えているだけで何もありません。

休憩用のベンチやちょっとした遊具があるぐらいです。

 

 

大連市街の外れだった七賢嶺は地下鉄も通り便利になりました。

今ではマンションやオフィスビルが立ち並ぶ場所になっています。

 

 

大連の海水浴場がある無料の公園に星海公園がありますが、

こちらは夏になると大勢の人達で賑わっているので、

ちょっと静かに海辺で遊びたいと思うならこちらのほうがお薦めだと思います。

 

 

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上海 無料の公園巡り 世博公園と後灘公園

2020-11-05 00:11:05 | <上海>生活

上海浦東にある世博公園と後灘公園は2010年の上海万博跡地にある公園です。

纏めて上海世博後灘公園という呼び方もあるようです。

 

 

黄浦江沿いに遊歩道や芝生の広場、池などが造られています。

地元の人達が散歩に来る雰囲気の公園ですが、喫茶店やマリーナもあります。

 

 

地図を見ると確かに2つの公園の名前が載っていて、

別々の公園のように見えますが実際には繋がっています。

 

 

公園の中に入ってみても、どこからが世博でどこからが後灘なのか分かりません。

たぶん、後灘公園の方が後から造られたのではと思います。

特に何かしら特徴があるわけではありませんが、

季節ごとの花が植えられたりしていて、綺麗に整備された公園です。

 

 

地下鉄の最寄駅は8号線の中華芸術宮駅が世博公園側、13号線の世博大道駅が後灘公園側です。

両方の公園を散歩するなら8号線で来て13号線で帰るかその逆になります。

公園の中や外に飲食店などが多いのは中華芸術宮駅の近くです。

 

 

湿地公園風になっているのが後灘公園です。

菜の花が植えられているので、春にはちょっとした花畑も楽しめます。

 

 

公園の中の池や小川には魚もたくさん泳いでいて、子供たちに交じって大人も魚を取っています。

ただし魚を採るのは禁止のようで保安員に見つかると叱られます。

保安員がいなくなるとすぐに魚取りを再開していますけど。。

 

 

公園の上に架かる巨大な橋は、2003年に完成した盧浦大橋。

橋の長さは750m、アーチ部分が550mで、鉄製では世界最長のアーチ橋です。

 

 

昔、この辺りは製鉄所や船の修理ドックなどがある重工業地域でした。

今でも大きなクレーンが公園のオブジェとして残されています。

 

 

製鉄所があったころの環境汚染はかなり酷かったと思われます。

現在は人工の湿地を作り、水の浄化も行っているようです。

 

 

世博公園側には大きな広場があって、後ろに上海万博の中国館、現在の中華芸術宮が見えます。

地下鉄8号線の中華芸術宮駅もすぐそばにあります。

 

 

梅賽徳斯奔馳文化中心(読めますか?”メルセデスベンツ”アリーナです)は、

元上海万博アリーナです。2011年にベンツが冠になっています。

日本の歌手やアイドルグループもここでコンサートを開いています。

 

 

上海万博があったころを思い返してみると、

その頃は、蘇州へは3ヶ月毎ぐらいに行っていたハズですが、

浦東空港で入国してそのまま空港バスで蘇州へ移動していたので、

上海市内に立ち寄ることは年に1度あるかないかぐらいでした。

 

 

ほんの数年前までは、蘇州から上海への移動ですら、

今のようにその日の思い付きで行くことは少々やっかいでした。

鉄道の切符も前もって駅で並んで買う必要があり、

比較的簡単に乗れる上海行きの長距離バスに乗って出かけたり。。

そう言えば、以前は長距離バスの乗車に身分証、パスポートも不要でした。

そんなことを思い出しながら川沿いの遊歩道をのんびり散歩して帰りました。

 

 

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