宇宙人はいるけど、地球には来ていない
宇宙人に関するブログやコメントを読むと、今は、こういった考え方が、主流になりつつある気がします。私が子供の頃、「緊急木曜スペシャル」なんかを放送していた時代は、「宇宙人の存在」自体を疑う人が、もっと多かったはずで、隔世の感があります。
ところで、「宇宙人」と言う場合、地球外生命体でも、バクテリアのような原始的なものを指すのではなく、文明社会を形成している「知的な」生命体、というイメージですね。
UFOに乗って、地球に来ている可能性は低いけど、もしコンタクトが取れれば、われわれ人類と意思の疎通が出来る。そんな感じでしょうか。
ただ、この定義は、「宇宙人」存在のハードルを、かなり上げている可能性があると思います。
そもそも、地球でも、人間と意思疎通が可能なのは、ペットの犬、サル回しの猿、イルカショーのイルカといった、ごく一部のほ乳動物くらいで、それもどこまで理解し合っているのか疑わしい。これは、人間の「知性」というものが、地球上においてすら、特殊なものであることの証明です。
例えば、アリは、秩序正しい社会を形成して、個々の行動も、合理的に見えます。しかし、アリには、「知性」はない。我々と、コミュニケーションも取れない。これは、アリが、人間より馬鹿であるというよりは、彼らの「知性」の形が、我々のそれと、全然異なっているためだと思います。
もし、どこかの惑星に宇宙人がいても、アリのように、我々と「知性」のあり方が、まるっきり違っていたなら、意思の疎通は不可能でしょう。彼らの社会を研究して、我々なりにそれを理解することは可能かもしれないけど、お互いに、分かり合うことは出来ない。
この地球に出現した、あまたの生物の中で、人間のような「知性」を持ったものは、我々だけです。つまり人間型「知性」の発生確率は、非常に低いと言わざるを得ない。
12月22日のブログ「おぎやはぎ型宇宙人」に、宇宙人が地球に来る際の障害として、「距離の壁」と「時間の壁」を書きましたが、もう一つ「人間型知性発生の壁」を、加える必要がありますね。
夜空の星々を眺めて、「あそこまで行ってみたい、異星人と会ってみたい」と思うこと自体が、かなり特殊な精神構造なのかもしれません。地球から、何千何万光年も離れた惑星の生命体が、我々のすぐ足下で生活するアリですら考えないことを、考えてくれている可能性は、絶望的なくらい低い気がします。
でも、それでも、可能性はゼロではない。宇宙戦艦ヤマトのガミラスみたいに、どこから見てもドイツ人の「知的」生命体が、椅子に座って、優雅に酒を飲んでて、「地球の人間は、下等動物である」などと、話し合っている星が、あるかもしれない(笑)。
アリのような宇宙人を想像するより、そっちの方が、ホッとした気分になります。なぜでしょう?不思議ですね(笑)。
「おぎやはぎ型宇宙人」
宇宙人に関するブログやコメントを読むと、今は、こういった考え方が、主流になりつつある気がします。私が子供の頃、「緊急木曜スペシャル」なんかを放送していた時代は、「宇宙人の存在」自体を疑う人が、もっと多かったはずで、隔世の感があります。
ところで、「宇宙人」と言う場合、地球外生命体でも、バクテリアのような原始的なものを指すのではなく、文明社会を形成している「知的な」生命体、というイメージですね。
UFOに乗って、地球に来ている可能性は低いけど、もしコンタクトが取れれば、われわれ人類と意思の疎通が出来る。そんな感じでしょうか。
ただ、この定義は、「宇宙人」存在のハードルを、かなり上げている可能性があると思います。
そもそも、地球でも、人間と意思疎通が可能なのは、ペットの犬、サル回しの猿、イルカショーのイルカといった、ごく一部のほ乳動物くらいで、それもどこまで理解し合っているのか疑わしい。これは、人間の「知性」というものが、地球上においてすら、特殊なものであることの証明です。
例えば、アリは、秩序正しい社会を形成して、個々の行動も、合理的に見えます。しかし、アリには、「知性」はない。我々と、コミュニケーションも取れない。これは、アリが、人間より馬鹿であるというよりは、彼らの「知性」の形が、我々のそれと、全然異なっているためだと思います。
もし、どこかの惑星に宇宙人がいても、アリのように、我々と「知性」のあり方が、まるっきり違っていたなら、意思の疎通は不可能でしょう。彼らの社会を研究して、我々なりにそれを理解することは可能かもしれないけど、お互いに、分かり合うことは出来ない。
この地球に出現した、あまたの生物の中で、人間のような「知性」を持ったものは、我々だけです。つまり人間型「知性」の発生確率は、非常に低いと言わざるを得ない。
12月22日のブログ「おぎやはぎ型宇宙人」に、宇宙人が地球に来る際の障害として、「距離の壁」と「時間の壁」を書きましたが、もう一つ「人間型知性発生の壁」を、加える必要がありますね。
夜空の星々を眺めて、「あそこまで行ってみたい、異星人と会ってみたい」と思うこと自体が、かなり特殊な精神構造なのかもしれません。地球から、何千何万光年も離れた惑星の生命体が、我々のすぐ足下で生活するアリですら考えないことを、考えてくれている可能性は、絶望的なくらい低い気がします。
でも、それでも、可能性はゼロではない。宇宙戦艦ヤマトのガミラスみたいに、どこから見てもドイツ人の「知的」生命体が、椅子に座って、優雅に酒を飲んでて、「地球の人間は、下等動物である」などと、話し合っている星が、あるかもしれない(笑)。
アリのような宇宙人を想像するより、そっちの方が、ホッとした気分になります。なぜでしょう?不思議ですね(笑)。
「おぎやはぎ型宇宙人」