ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

アリみたいな宇宙人だったら

2008-01-16 18:29:56 | 超常現象
宇宙人はいるけど、地球には来ていない

宇宙人に関するブログやコメントを読むと、今は、こういった考え方が、主流になりつつある気がします。私が子供の頃、「緊急木曜スペシャル」なんかを放送していた時代は、「宇宙人の存在」自体を疑う人が、もっと多かったはずで、隔世の感があります。

ところで、「宇宙人」と言う場合、地球外生命体でも、バクテリアのような原始的なものを指すのではなく、文明社会を形成している「知的な」生命体、というイメージですね。

UFOに乗って、地球に来ている可能性は低いけど、もしコンタクトが取れれば、われわれ人類と意思の疎通が出来る。そんな感じでしょうか。

ただ、この定義は、「宇宙人」存在のハードルを、かなり上げている可能性があると思います。

そもそも、地球でも、人間と意思疎通が可能なのは、ペットの犬、サル回しの猿、イルカショーのイルカといった、ごく一部のほ乳動物くらいで、それもどこまで理解し合っているのか疑わしい。これは、人間の「知性」というものが、地球上においてすら、特殊なものであることの証明です。

例えば、アリは、秩序正しい社会を形成して、個々の行動も、合理的に見えます。しかし、アリには、「知性」はない。我々と、コミュニケーションも取れない。これは、アリが、人間より馬鹿であるというよりは、彼らの「知性」の形が、我々のそれと、全然異なっているためだと思います。

もし、どこかの惑星に宇宙人がいても、アリのように、我々と「知性」のあり方が、まるっきり違っていたなら、意思の疎通は不可能でしょう。彼らの社会を研究して、我々なりにそれを理解することは可能かもしれないけど、お互いに、分かり合うことは出来ない。

この地球に出現した、あまたの生物の中で、人間のような「知性」を持ったものは、我々だけです。つまり人間型「知性」の発生確率は、非常に低いと言わざるを得ない。

12月22日のブログ「おぎやはぎ型宇宙人」に、宇宙人が地球に来る際の障害として、「距離の壁」と「時間の壁」を書きましたが、もう一つ「人間型知性発生の壁」を、加える必要がありますね。

夜空の星々を眺めて、「あそこまで行ってみたい、異星人と会ってみたい」と思うこと自体が、かなり特殊な精神構造なのかもしれません。地球から、何千何万光年も離れた惑星の生命体が、我々のすぐ足下で生活するアリですら考えないことを、考えてくれている可能性は、絶望的なくらい低い気がします。

でも、それでも、可能性はゼロではない。宇宙戦艦ヤマトのガミラスみたいに、どこから見てもドイツ人の「知的」生命体が、椅子に座って、優雅に酒を飲んでて、「地球の人間は、下等動物である」などと、話し合っている星が、あるかもしれない(笑)。

アリのような宇宙人を想像するより、そっちの方が、ホッとした気分になります。なぜでしょう?不思議ですね(笑)。


「おぎやはぎ型宇宙人」





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「おぎやはぎ」型宇宙人

2007-12-22 18:24:51 | 超常現象
『与えられた任意の角を、三等分する線分を、コンパスと定規を使って作図する』

これは、「角の三等分問題」と言われるもので、数学的に、不可能であることが証明されています。もちろん、特定の角度であれば、可能です。例えば、直角ならば、30度を作図すればよいので、簡単に出来ます。

しかし、ぽんと与えられた、任意の角に対しては、どんなに頑張っても、三等分線を引くことは出来ない。

ところが、世の中には、「出来ない」「不可能」という言葉が、大嫌いなひとがいる。「弱気過ぎる」「努力もしないで言うな」「頑張れば、不可能なことなんてない」と猛反発する。そして、「じゃあ、オレが作図してやる」と、本当に、三等分線を引こうとする。

これが、「角の三等分家」で、アメリカでは、結構な数、いるそうです。彼らは、「作図例」を、大学などに送ってくる。もちろん、送られてくる「作図例」は、全部、間違いです。一見どんなに上手くいってるように見えても、100%、誤りがある。それは、見る前から分かっている。

では、『宇宙人は、地球に来ている』という主張は、どうでしょう。「証拠」を見る前に、100%否定出来るでしょうか?

色んなブログを読んでいると、「宇宙人は存在するけど、地球には来ていない」という考え方のひとが、多い気がします。

近年、太陽系以外にも、数多くの惑星系があることが、分かってきて、その中には、地球に近いタイプの惑星も、ちらほら見つかり始めている。我々の太陽系は、特別な存在というより、あまたの惑星系の一つに過ぎない可能性が、高くなっている。こういう話を聞くと、宇宙人がいても、不思議じゃない気持ちになります。

さらに、NASAが、「火星には生命の痕跡があるかもしれない」、「木星の衛星には、水があって、生命が存在するかもしれない」など、地球外生命体の存在に、期待を持たせる発言をする。なぜか、予算の時期に合わせて情報が出てくる(笑)。このことも、「宇宙人の存在」を信じる気持ちを、後押ししているかもしれません。

一方、「UFOに乗って、地球に来ている」可能性は、確かに、低いように見えます。まず、宇宙は、ものすごく広い。例えば、地球から100光年という、ごく近くに宇宙人がいて、光速の百分の一という、べらぼうなスピードでUFOを飛ばしても、我々と会うのに、1万年掛かる。1000光年なら、10万年。遠い、遠すぎる。

こういう距離の壁に加えて、時間の壁もあります。例えば、宇宙の年齢を100億年、地球の有史文明の歴史を5千年とします。すると、宇宙の歴史を1年間に置き換えると、我々の文明は、たった16秒しか、存在していない計算になる。

ある人に会うため、家を訪ねる。でも、その人は、1年に16秒しか家にいない。これは、相当に会うのが難しい。

ただ、ある日道を歩いていて、空から円盤が降りてきて、中から、ETみたいなのが出てきて、「ヤア、コンニチハ、トオクノギンガカラヤッテキタモノデスガ、ソレガナニカ?」と言われた瞬間、こういう議論は吹っ飛んじゃいます。はい、宇宙人は間違いなく存在します、しかも地球に来てます(笑)、という感じに。

距離の壁、時間の壁は、ものすごく大きいけど、宇宙人に出会える可能性はゼロじゃない。出会えたら奇跡に近いけど、絶対あり得ない、とは言えない。可能性がゼロであるのと、低いけど、ゼロではないのと、この違いは、非常に大きい。

つまり、UFOの写真、ビデオ、目撃談などは、「角の三等分線の作図例」と違って、見る前から、嘘だと決めつけられない。丹念に、一個ずつ吟味して、偽物か、本物か、見分けなきゃいけない。何万という「UFOの証拠」が、間違いであっても、もし、一つでも、確かなものがあったら、それだけで宇宙人とUFOの存在が証明される。

そういう意味では、「UFO研究家」は、角の三等分家ではない。矢追純一氏のレポートの中に、本物のUFOが混ざっている可能性を、完全否定はできない。いつも、大槻教授に怒られてる、UFO雑誌編集長の韮崎さんも、一つの本物を持ってくれば、人類史上に名を残す人物になってしまう(笑)。

このギャンブル感、大穴ねらい感が、UFO情報を吟味するときの醍醐味ですね。次こそは本物があるんじゃないか、次こそは何か来るんじゃないか。その期待感で、多くの人が、UFOに、夢中になるのかもしれません。

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軽井沢での、ちょっと不思議な体験

2007-11-21 18:45:08 | 超常現象
以前の日記に書いたように、私は、オカルト関係の話が大好きですが、自分自身の心霊体験というのは、ほとんどありません。ただ、二三ですが、不思議な経験をしたことがあって、今日は、その一つを紹介します。

今から、十年以上前のことですが、夏休みに、軽井沢に遊びに行ったことがあります。天気が良かったので、軽井沢銀座で、自転車を借りて、街をサイクリングすることにしました。

軽井沢駅の南の方に、レイクニュータウンという場所があります。比較的新しい別荘地ですが、中心部に、人工の小さな湖を作って、その周りに、お土産物屋や木工博物館などが立ち並んでいて、遊べる空間になっています。

サイクリングには、ちょうど良い距離なので、行ってみました。駅からは、右折が一本だけの、簡単な道筋でした。地図を見る必要もなく、看板だけを頼りに、迷うことなく、一時間弱で着きました。

レイクニュータウンで、しばらく遊んだ後、そろそろ帰ろうと、軽井沢銀座に向けて、走り始めました。二、三十分走ったとき、ちょっとした交差点を通り過ぎました。行く先の道は、両側が林になっていて、緩やかに右に曲がっていました。

ふっと、どこからか、線香の匂いがしました。

このまま、あの林の道に行っていいのか、急に不安になりました。それで、自転車を止めて、交差点に戻りました。

往きの経験から、ここは真っ直ぐで良いはずでした。ところが、今度は、自分がどの道を走ってきたのか、分からなくなっていました。今さっき来た道なのに、本当に分からないんです。貸し自転車屋で貰った地図を見ましたが、観光地によくある、大ざっぱなもので、今どこにいるのかさえ、分かりませんでした。

そこで、交差点に立って、回りを眺めてみました。小さな道も合わせると、六差路でしたが、ある道の傍らから、線香の煙が立ち上っていました。近寄ってみると、板状の大きな石碑がありました。「あさま山荘事件慰霊」と書かれていました。誰かが、線香と菓子を、お供えしていました。

あさま山荘事件は、今から数十年前、連合赤軍のメンバー数人が、長野県のあさま山荘で起こした、人質立てこもり事件です。犯人グループは、銃や弾薬を持っていたため、立てこもりは何日にもわたり、警察との銃撃戦もあり、最後は強行突入で終わった大事件、その程度の知識しかありませんでした。

「こんなところに、慰霊碑があったのか」

その黒い石碑を、しばらく見ていました。顔を上げて、もう一度、回りを見渡したとき、自分が、どの道から来たのか、急に思い出しました。

「なんだ、あの林の道で、よかったんだ。おれは、なに迷ってんだろ」

再び、自転車で走り始めました。確かに、林の道で、駅に戻れました。

東京に帰って、少し気になったので、「あさま山荘事件」を調べてみました。あさま山荘は、レイクニュータウンにありました。強行突入のときに、警察官二人が、亡くなっていました。あの石碑は、その方達の魂を慰霊するものでした。

そのとき、何気なく、強行突入の日付を見て、驚きました。

それは、私の誕生日でした。

ある夏の日、軽井沢で急に道に迷った、自分の誕生日に終結した、あさま山荘事件の慰霊碑を見つけた、それをしばらく見ていた、そして急に道を思い出した。

それだけのことです。ただ、私の中では、あの線香の匂いを感じたとき、「おい、ちょっとぐらい寄ってけよ。お前の誕生日に、ここで、こんな事件があったんだぞ」と、誰かが囁いた。そんな気がしています。少なくとも、あの石碑を見つけるまでは、事件のことなど、微塵も、頭に浮かびませんでしたから。

勿論、これは偶然の産物で、心霊体験ではないと、自分に言い聞かせています。

事件について書かれた、Wikipedia のサイトは、ここです

では、では。

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UFOふれあい館

2007-11-18 01:48:22 | 超常現象
霊感が強い、UFOをよく見る、木星に行ったことがある(笑)、そういうことは全くないですが、オカルト関係のテレビ番組を見たり、本を読むのが、子供の頃から、好きでした。

今でも、その手の番組は、ほとんど見てますが、特に記憶に残っているのが、緊急木曜スペシャルです。放送されたのは、小学生くらいのときでしたが、心霊現象、UFOの写真、超能力、ネス湖のネッシーなど、オカルトてんこ盛り状態で、食い入るように見てました。

ただ、番組の最後に、いつも、ナスカの地上絵が出てきて、あれはUFOが離着陸するための滑走路で、宇宙人が作ったという話で終わる。子供心に、「ああー、その話は、前の緊急木曜スペシャルのときにも聞いたよ」って思ってました。

ナスカの地上絵は、番組放映時でも、発見されてから半世紀以上経ってるわけで、今なら、「どこが緊急なんだ?」って突っ込みたくなる(笑)。そもそも、緊急なのに木曜スペシャル、ってのもすごい。今すぐ、放送しろよ(笑)。でも、その当時は、文句を言わずに、真剣に見てましたね。

ちなみに、ナスカの地上絵がUFOの滑走路という話は、ドイツのフォン・デニケンというひとが、60年代に出した「未来の記憶」という本の中で、言い出したことだそうです。彼によると、エジプトのピラミッド、イースター島のモアイ像、イギリスのストーンヘンジ、メキシコのピラミッドなども、宇宙人が、古代人を手伝って作ったらしい。

この「古代宇宙飛行士説」は、学者からは、勿論、総スカンを食ったものの、本はバカ売れして、デニケンは、その後も、続々と著作を発表したそうです。当時も、こういうオカルトっぽい話が好きなひとが、いっぱい居たってことですね。

確かに、話は荒唐無稽だけれど、宇宙人が古代遺跡を作ったなんて、なかなか思いつかない。今の我々は、SF映画やアニメを通して、そういうアイデアに、慣れっこになってるけど、初めて聞いたひとは、強烈な衝撃を受けたと思います。

ところで、最近のUFO映像は、CG技術の向上のお陰で、迫力のあるものが多いですね(笑)。その中で、これはスゲーなと思ったのが、ミステリーサークルが出来る瞬間を撮影したビデオ。麦畑が映ってて、野球のボールくらいの白い物体が、飛んできて、畑のごく上を、円を書いてグルッと一周する。その動きと同時に、麦がさーっと倒れて、見事なミステリーサークルが出現する。

一分足らずの映像ですが、美しくて素晴らしい。これが本物だったら世紀の発見だし、CGだとしても、もの凄い技術で、もう本物か作り物か、どっちでもよいくらい、すごい(笑)。ちなみに、これを撮影したひとは、今は、テレビ局で、CG関係の仕事をしているそうで、ちゃんと話にオチがついている(^_^;)。

さすが、英国はUFOの本場。シャレも本格的と思っていたら、日本にも、強烈なのがありました。福島県の飯野町というところに、町が運営する「UFOふれあい館」があるそうです。UFO関係の資料、映像が見られるそうで、3Dシアターなんかもあって、結構、お金掛かってます。

館長によると、一番の見所は、UFOに関するアメリカ政府の秘密文書。「SECRET」と印が押された、数ページの英語の文書が、ガラスの陳列ケースに、堂々と公開されてました。あるルートから入手したもので、内容については、まだ翻訳してないので、よく分からないとのこと(笑)。はやく訳せよ(笑)。こういう施設を税金で作るなんて、この町の人は、器がでかいっス。

こうやって見ると、宇宙人の話は面白いけど、それを取り巻く地球人の話は、もっと面白いですね(笑)。

「UFOふれあい館」の公式サイトは、こちら。PCサイトなので、携帯の方は、注意して下さい。

http://www.mixpink.com/ufo/ufo_index.html

では、では。

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