乃木坂19枚目シングルを、映画『あさひなぐ』の主題歌「いつかできるから今日できる」を表題にして、10月11日(水)に発売するという情報は、本当でしたね。
日曜日のお昼、ポートメッセなごやの全国握手会ミニライブで、サプライズ発表があったと、複数のネットソースが報じ始めたため、今後、考えられる日程を、急遽ツイートしたものの、そんなに早くリリースする?と若干疑念があって、万一誤報だったら困るなと、ちらちら乃木坂公式サイトをチェックしていました。
すると、ほどなく次シングルの発売を伝える記事が載り、同じ情報を確認して、「そんなに早く出すんだ!」と、あらためて驚きました(笑)。
とりあえず、 19枚目「いつかできるから今日できる」の10月11日(水)発売が、いかに異例なスケジュールか、過去のシングルと比べてみましょう。
(表1) 乃木坂歴代シングルにおける、選抜活動期間とCDリリース間隔
凡例
シングル番号 : 選抜活動期間 [選抜発表日] CDリリース間隔 [CD発売日] タイトル
#「選抜活動期間」は、そのシングルの選抜発表日から次シングルの選抜発表日までの期間
#「CDリリース間隔」は、そのシングルのCD発売日から次シングルのCD発売日までの期間
# 選抜発表日は、ライブや握手会における先行発表があった場合でも、すべて『乃木坂って、どこ?』又は『乃木坂工事中』で放送された日曜の日付を採用している
01枚目 : 10週 [2012/01/08(日)] 10週 [02/22(水)] ぐるぐるカーテン
02枚目 : 13週 [2012/03/18(日)] 16週 [05/02(水)] おいでシャンプー
03枚目 : 16週 [2012/06/17(日)] 17週 [08/22(水)] 走れ!Bicycle
04枚目 : 13週 [2012/10/07(日)] 12週 [12/19(水)] 制服のマネキン
05枚目 : 15週 [2013/01/06(日)] 16週 [03/13(水)] 君の名は希望
06枚目 : 24週 [2013/04/21(日)] 21週 [07/03(水)] ガールズルール
07枚目 : 16週 [2013/10/06(日)] 18週 [11/27(水)] バレッタ
08枚目 : 15週 [2014/01/26(日)] 14週 [04/02(水)] 気づいたら片想い
09枚目 : 12週 [2014/05/11(日)] 13週 [07/09(水)] 夏のFree&Easy
10枚目 : 24週 [2014/08/03(日)] 23週 [10/08(水)] 何度目の青空か?
11枚目 : 16週 [2015/01/18(日)] 18週 [03/18(水)] 命は美しい
12枚目 : 16週 [2015/05/10(日)] 14週 [07/22(水)] 太陽ノック
13枚目 : 22週 [2015/08/30(日)] 21週 [10/28(水)] 今、話したい誰かがいる
14枚目 : 18週 [2016/01/31(日)] 18週 [03/23(水)] ハルジオンが咲く頃
15枚目 : 19週 [2016/06/05(日)] 15週 [07/27(水)] 裸足でSummer
16枚目 : 15週 [2016/10/16(日)] 19週 [11/09(水)] サヨナラの意味
17枚目 : 23週 [2017/01/29(日)] 20週 [03/22(水)] インフルエンサー
18枚目 : ??週 [2017/07/09(日)] 09週 [08/09(水)] 逃げ水
乃木坂シングルの場合、冠番組における選抜発表は、その選抜が活動を開始する合図のようなもので、それ以降、MV制作やレコーディングなどが本格化することが多い。
従って、そこから次シングルの選抜発表までを、「活動期間」と捉えることが出来ます。
上表が示すように、過去もっとも短かった活動期間は、1st「ぐるぐるカーテン」選抜の10週です。
デビュー当時は、複数の音楽番組に次々出演するような、分厚い新曲キャンペーンはなく、短いと言っても、それほど慌ただしい感じはなかったかもしれない。
しかし、近年は、テレビ朝日『MUSIC STATION』を筆頭に、さまざまな番組やイベントへ出演し、表題曲のみならず、タイアップの関係から、カップリング曲を披露することも少なくない。
こういった状況を反映して、2015年以降は、15週以上の活動期間が続いています。
19th選抜のメンバー発表が、いつ行われるのか、まだ告知されていませんが、表題曲「いつかできるから今日できる」は、映画『あさひなぐ』の中で流れる主題歌なので、全国ロードショーが始まる9月22日(金)までに放送される可能性が濃厚です。
乃木坂の主演映画が封切られ、乃木坂の新曲が流れているのに、主人公の西野七瀬を含め、どのメンバーが歌っているか未公表なんて(笑)、さすがにあり得ないでしょう。
従って、9月3日(日)、10日(日)、17日(日)の『乃木坂工事中』が、19th選抜発表の有力候補になりますが、次週予告から、3日ではないようなので、10日と17日に絞り込める。
この二つの候補日を使って、18th選抜の活動期間を計算すると、以下のようになります。
(表2) 18th選抜の活動期間シミュレーション
凡例
シングル番号 : 選抜活動期間 [18th選抜発表日〜19th選抜発表候補日] CDリリース間隔 [CD発売日] タイトル
18枚目 : 09週 [2017/07/09(日)〜09/10(日)] 09週 [08/09(水)] 逃げ水
18枚目 : 10週 [2017/07/09(日)〜09/17(日)] 09週 [08/09(水)] 逃げ水
18枚目 : 11週 [2017/07/09(日)〜09/24(日)] 09週 [08/09(水)] 逃げ水
念のため、9月24日(日)も入れておきましたが、余程の事情がない限り、映画公開後の19th選抜発表はないと思います。
ということで、18th選抜の活動期間は9週か10週になる。
そして、歴代シングルの最短が1st選抜の10週なので、最短記録更新か、最短タイを叩き出す公算が大きい。
シングルとなると、多数のユニットを組み、7曲以上をレコーディングした上に、MVを5本以上制作し、それらを引っさげて、多数の番組とイベントに出演する、最近の乃木坂において、18th選抜の活動期間が、デビュー選抜と同じか、かえって短くなるかもしれないのは、かなり強烈な話だと思います(笑)。
ところで、(表1)を眺めると、これまでの選抜で、活動期間が20週を越えているのは、「ガールズルール」と「何度目の青空か?」の24週、「インフルエンサー」の23週、「今、話したい誰かがいる」の22週で、白石麻衣が表題曲センターを務めたシングルが、すべて入っています。
ここぞというシングルでは、運営がまいやんにセンターを託しているということでしょうか。
個人的には、橋本奈々未が「卒業」センターだった「サヨナラの意味」選抜が、ものすごく長かった気がしたのですが、計算してみると、15週と、むしろ相当に短い方で、意外でした。
FNS歌謡祭、Mステスーパーライブ、紅白歌合戦など、大舞台が続くのに、ななみんは腰の具合が良くなかったようで、選抜期間中、今回は大丈夫か?次は大丈夫か?と、ずっとその心配をしていたため、長く感じたのかもしれません(笑)。
このように、18th選抜が超短期で終わるのは、ほぼ確定的です。
しかし、19枚目の10月11日(水)発売が衝撃的なのは、新シングルの個別握手会応募が、前シングルの応募と、前例のないレベルで、がっつり重なってしまうことです。
(表3) 個別握手会応募の18枚目から19枚目への移行シミュレーション
凡例
18枚目と19枚目の個別握手会応募 [受付期間] →(オリコン初動へ算入可能な応募分の最大次数)→ CD発売[19枚目発売の日付]
18th09次 : 19th01次[08/31(木)01(金)] →(06次)→ CD発売[10/11(水)]
18th10次 : 19th01次[09/07(木)08(金)] →(05次)→ CD発売[10/11(水)]
18th11次 : 19th01次[09/14(木)15(金)] →(04次)→ CD発売[10/11(水)]
ここでも念のため、初動に流し込む応募の最大次数を、4次までシミュレーションしていますが、まあ、6次一択でしょう(笑)。
であれば、18枚目、前シングルの9次受付に重ねる形になる。
いやいや、今までの経験で言えば、もっとも早くて、14次といった感じで、これほど小さい次数での移行は、記憶にありません。
確かに、18枚目個別握手会の7次応募終了時点において、総部数930部中、838部完売で、販売率は、部数ベースで90.1%、枚数ベースでは推定99.3%に達しています。
ほとんど売り切ったと捉えて差し支えない、そんな状況です。
しかし、非完売部が少しでも残っていれば、しつこく応募を続けるのが、乃木坂運営のこれまでの姿勢で、次シングルの応募を始めるタイミングも、かなり遅め遅めに設定してきた印象がある。
前作の9次受付に、次作の1次応募を被せるのは、従来のやり方から考えて、びっくりするような「方針転換」と言うべきで、19枚目「いつかできるから今日できる」と映画『あさひなぐ』の成功に対する、乃木坂運営の並々ならぬ執念を感じます。
実際、映画の宣伝を兼ねた、新曲キャンペーンを行うのであれば、9月22日(金)全国ロードショー、10月11日(水)主題歌シングル発売は、理想的なスケジュールです。
表題曲MVの公開は、CD発売の3週間前あたりなので、ちょうど映画の公開スタートと時期が重なる。
さらに、映画公開後の4〜5週間で、19枚目表題曲、つまり主題歌を、音楽番組で次々と披露する日程になり、高い宣伝効果を期待できます。
こういった日程的アドバンテージを考えると、18枚目のCDセールスや楽曲セールスに、マイナスの影響があったとしても、映画公開に照準を合わせて、新曲をリリースする方がお得であると判断したように思えます。
19枚目「いつかできるから今日できる」のプロモーションが最優先課題になったのは、映画『あさひなぐ』だけでなく、18枚目「逃げ水」のセールスが、伸び悩んでいることも関係しているかもしれない。
(表4) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂直近4シングル表題曲の配信初期4Wまでの順位帯分布週単位変遷
凡例
対象週の番号
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 対象週の日付期間
#「対象週の番号」は、配信開始日から最初の日曜までを「1W」、次の月曜から日曜までの1週間を「2W」、次の月曜から日曜までの1週間を「3W」と数えたもの
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 各表題曲は、逃げ水、インフルエンサー、サヨナラの意味、裸足でSummerと、色分けで示している
01W
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 2017/08/02(水)06(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 2017/03/15(水)19(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 2016/11/02(水)06(日)
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 2016/07/20(水)24(日)
02W
3-2-2-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/07(月)13(日)
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/20(月)26(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/07(月)13(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/25(月)31(日)
03W
0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0] : 08/14(月)20(日)
0-3-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/27(月)02(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/14(月)20(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/01(月)07(日)
04W
0-0-1-1-2 / 3-0-0 [0] : 08/21(月)27(日)
0-0-6-1-0 / 0-0-0 [0] : 04/03(月)09(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 11/21(月)27(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 08/08(月)14(日)
「逃げ水」は、配信2W以降の順位下落が速く、踏み止まる粘りに乏しい。
4Wでは、「サヨナラの意味」の順位も、かなり落ち込んでいますが、実は、翌5Wから、年末大型音楽祭での相次ぐステージ披露が追い風となって、反転上昇を開始します。
一方、「逃げ水」の場合は、そういった強力なブーストをあまり期待出来ないので、結構、シビアな見通しにならざるを得ない。
また、18枚目のカップリング曲であり、映画『ワンダーウーマン』のイメージソングに採用された「女は一人じゃ眠れない」が、ネットで派手に取り上げられた割には(笑)、 YouTubeのMV再生数、iTunes Storeトップソング順位ともに跳ねなかった。
そんなのワンダーウーマンじゃない的な、批判コメントが多かったものの、あれだけ曲名が飛び交っているのだから、楽曲セールスを押し上げる効果はあるかもと、密かに期待したけど、売り上げアップにはつながらなかったようです。
マーケッティングの分野では、炎上商法やインフルエンサー商法は、最近、効果を疑問視されていると聞いたことがあります。
叩くだけ叩かれて効果がないなんてお話にならないわけで(笑)、好感度がとくに重要な「アイドル」である以上、ネガティブな方向にヒートしそうなやり方は、避けるのが賢明じゃないでしょうか。
表題曲のセールスが思うように伸びず、娯楽超大作映画とタイアップした共通曲が弾けず、2期生曲「ライブ神」が、13枚目以降、初めてトップソング完全圏外を喫するなど、18枚目「逃げ水」は、順風満帆とは言いづらい展開になっています。
さらに厳しいのは、18枚目シングルが苦戦しているだけでなく、直前にリリースした3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」も、リード曲「スカイダイビング」の200位以内ランクインが29日に留まり、2ndアルバム「それぞれの椅子」のリード曲である「きっかけ」の67日を大きく下回ってしまった。
2017年の夏に入って、乃木坂の音楽に対する期待や人気が、減速しつつあるように見えます。
(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂アルバムリード曲の配信全期間に渡る順位帯分布
凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017/08/27(日)までのデータを示している
00-00-01-02-07 / 03-07-09 [067] (029/096日; 25位) スカイダイビング
00-00-01-03-03 / 21-22-17 [393] (067/460日; 26位) きっかけ
19枚目「いつかできるから今日できる」の新曲キャンペーンは、映画『あさひなぐ』を宣伝するだけでなく、乃木坂の楽曲セールスを巡る、ここ最近の重い空気を吹き飛ばすことも求められている。
18枚目「逃げ水」の発売から、あまり時間が経っていない時期に、早々と、19枚目のスケジュールを開始することが、グループの音楽人気にどういう結果をもたらすのか、今後、注視すべき点になると思います。
新選抜のメンバー発表は、19枚目シングル最初のプロモーションと言えますが、とくに2期と3期の起用法が重要です。
18枚目で唯一、目の覚めるような快進撃を見せたのが、「ひと夏の長さより…」の配信成績だった。
乃木坂のカップリング曲に関して、iTunes Store トップソング200位以内への配信開始からの連続ランクインは、これまで14日が最長で、13枚目「悲しみの忘れ方」「ポピパッパパー」、16枚目「ないものねだり」、17枚目「Another Ghost」の4曲が達成していました。
対して今回、「ひと夏の長さより…」は連続23日という断トツの記録を打ち立てています。
フジテレビの夏イベント『お台場みんなの夢大陸2017』に、テーマソングという形でタイアップしたことが、楽曲人気を伸ばす原動力になったと思います。
とりわけ、7月15日(土)に、地上波フジテレビで放送された、イベント会場からのステージライブは、「ひと夏の長さより…」をフルバージョン披露するもので、大変なインパクトがあった。
舞台などの外仕事で参加できなかった生田絵梨花、生駒里奈、若月佑美の代わりに、北野日奈子、樋口日奈、渡辺みり愛が入ったことが、想像以上にプラスの効果を与えたと思います。
というのも、それによって、18人の18th選抜中、2期が4人、3期が2人となって、バランスのいい配分になった上、3期の大園桃子と与田祐希が、センターではなく、星野みなみが「教育係」となって引率するような、自然なポジションを割り振られ、かえって生き生きとした表情と動きを見せていました。
加えて、秋元真夏と松村沙友理が、センターという新鮮な役割を与えられ、それぞれのメンバーが、自分の立ち位置で、フル稼働して、全員で選抜チームを作り上げているような、充実感と一体感が、ステージに漲っていた。
ダンスそのものは、かなりヨレヨレだったけど(笑)、これほど全員が躍動しているパフォーマンスを観たのは久しぶりで、強い感銘を受けました。
その後、「ひと夏の長さより…」が、iTunes Store トップソングで、乃木坂のカップリング曲として最高となる13位をマークし、連続23日の200位以内ランクインを達成したことで、次世代乃木坂の鍵は、7月15日の「めざましライブ」選抜にあるんじゃないかと、考え始めています。
1期の年長メンバーがほとんどを占め、センターとフロントだけが、突出してクローズアップされる、既存序列重視の縦型選抜ではなく、1期2期3期、年少年長が入り乱れながら、それぞれに個性を発揮するような、水平選抜の方が、より多くのファンを惹きつけられる気がします。
センターである秋元真夏や松村沙友理のダンスが危うければ、それを誰かがカバーすればよく、むしろ周りを巻き込んだ、広がりのあるチームになっていく。
本来、センターというのは、自分が輝くだけでなく、周りを引き立てる役目を担っていて、そのため、むしろ、どこか隙があったり、ポンコツ感のある方が、かえってチームとして盛り上がる。
そして、確かに、かつて生駒里奈がセンターだったときは、一人でグイグイ引っ張るというより、自分との関係性によって周りを巻き込み、フロントの生生星、2列目の御三家、キャプテンと真夏さんなど、複数メンバーがそれぞれ多様なキャラを出しながら、選抜パフォーマンスを作り上げていた。
平手友梨奈が強力に引っ張る欅坂のスタイルとは異なるけど、乃木坂は、グループやファンの気質から、センター支配型ではなく、全員野球型の方が合っているのかもしれない。
3期Wセンターの18th選抜が担当する「逃げ水」のセールスが伸び悩んでいるのは、こういった乃木坂の風土を運営が読み誤って、ファンの間に3期への反発と警戒が生じてしまった可能性があります。
しかし、3期の選抜起用は、センター大抜擢は論外としても、止まらず続けていく必要があって、19th選抜において、2期を4枠以上確保した上で、現在の2枠を維持するのが、将来を見据えた、賢いやり方じゃないでしょうか。
「めざましライブ」選抜のように、1期、2期、3期が、バランスよく、適材適所に配置されていることが大事で、18th選抜のように、2期枠だけを大幅に削減するようなことは、絶対に避けるべきだと思います。
3期による舞台『見殺し姫』は、10月6日(金)から15日(日)まで上演されますが、この期間は、19枚目「いつかできるから今日できる」の発売日10月11日(水)を、ほぼど真ん中に置く形になっている。
稽古の期間を入れると、3期メンバーが選抜入りした場合、音楽番組でのステージパフォーマンスに、ほとんど参加できない懸念があります。
例えば、テレビ朝日『MUSIC STATION』への出演は、「裸足でSummer」がCD発売週の金曜、「サヨナラの意味」「インフルエンサー」「逃げ水」は発売前週の金曜と、かなりタイミングにこだわっている。
「いつかできるから今日できる」も、CD発売日の直前か直後の金曜に、Mステ披露するのであれば、舞台『見殺し姫』の本番公演と重なって、3期はまず出演できないでしょう。
19枚目新曲キャンペーンの真っ最中に、3期の舞台を入れたのは、ただの偶然なのか、それとも19th選抜に3期を入れないつもりなのか、非常に気になる点です。
2期と同じく、3期も、出来るだけ多くのメンバーに選抜を経験させ、育てていくのは当然で、Wセンターの次は、3期ゼロといった、支離滅裂なやり方はだけは止めて欲しい。
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