第1ラウンドは70球、第2ラウンドは85球、決勝ラウンドは100球。また、50球以上は中4日、30球以上は中1日、30球未満でも連投の場合は中1日。さらに、準決勝で30球以上は決勝で投げられない。
今回のWBCに適用された特別ルールである。
メジャー側からの強い要望で導入されたルールだが、終わってみれば、その恩恵を一番受けたのは、日本だった。
球数と連投に制限があると、素晴らしいピッチャーが一人いても、完投は出来ないので、それだけでは勝てない。どうしても、後続の「使える」ピッチャーを何人か、用意する必要がある。
例えば、先の日本シリーズでは、西武が、調子の良い岸と涌井に、ペナントレースでは考えられない壮絶な連投をさせて、日本一に輝いた。
もし、球数・連投制限があったら、総戦力で優る巨人が優勝した可能性が高い。
ひるがえって今回のWBC、
アメリカチームは、トップクラスの投手が、出場を辞退したために、実績のある選手は、準決勝の日本戦で登板したオズワルトくらいで、ややお寒い台所事情となってしまった。
韓国は、キム・グァンヒョン、ポン・ジュングン、ユン・ソクミンが三本柱だが、ユン・ソクミンは準決勝で投げ、キム・グァンヒョンは打ち崩されている。
残りの投手では、チョン・ヒョンウクとリュ・ヒョンジンあたりが、信頼出来るピッチャーだが、この二人を使い切ると、ソン・ミンハンは不調で使えず、チャン・ウォンサムとイ・ジェウは、すでに打たれていて、緊迫した試合では使いづらい。あとはリーグ戦で5勝くらいの投手ばかりで、相当に苦しくなる。
一方、日本は、岩隈の後に、ダルビッシュ、杉内、渡辺、涌井、小松、内海、田中、藤川、山口と、「使える」一流ピッチャーがずらりと控えている。
結局、ポン・ジュングンが球数制限でマウンドから降りれば、何とかなる日本と、岩隈を打っても、次から次へと力のある投手を相手にしなければならない韓国。
日本リーグと韓国リーグの規模の違いが原因だが、この投手層の厚さの差が、WBCの特別ルールによって、顕著に勝敗を左右する結果となった。
松坂大輔投手は、この球数制限を嫌がっていたが、参加国中、もっとも充実した投手陣を用意した日本が、このルールのおかげで非常に有利になったと思う。
ぜひ、次の大会でも適用して欲しいルールである(笑)。
WBCネタは、区切りをつけたつもりだったんですが、何だか、また書いちゃいました。どうも、世の中も、まだ優勝の余韻に浸ってる感じで、ついつい、あれこれ書きたくなってしまうんですよ(笑)。
プロ野球ファンとしては、近年にない、幸せなオフシーズンですね。
今回のWBCに適用された特別ルールである。
メジャー側からの強い要望で導入されたルールだが、終わってみれば、その恩恵を一番受けたのは、日本だった。
球数と連投に制限があると、素晴らしいピッチャーが一人いても、完投は出来ないので、それだけでは勝てない。どうしても、後続の「使える」ピッチャーを何人か、用意する必要がある。
例えば、先の日本シリーズでは、西武が、調子の良い岸と涌井に、ペナントレースでは考えられない壮絶な連投をさせて、日本一に輝いた。
もし、球数・連投制限があったら、総戦力で優る巨人が優勝した可能性が高い。
ひるがえって今回のWBC、
アメリカチームは、トップクラスの投手が、出場を辞退したために、実績のある選手は、準決勝の日本戦で登板したオズワルトくらいで、ややお寒い台所事情となってしまった。
韓国は、キム・グァンヒョン、ポン・ジュングン、ユン・ソクミンが三本柱だが、ユン・ソクミンは準決勝で投げ、キム・グァンヒョンは打ち崩されている。
残りの投手では、チョン・ヒョンウクとリュ・ヒョンジンあたりが、信頼出来るピッチャーだが、この二人を使い切ると、ソン・ミンハンは不調で使えず、チャン・ウォンサムとイ・ジェウは、すでに打たれていて、緊迫した試合では使いづらい。あとはリーグ戦で5勝くらいの投手ばかりで、相当に苦しくなる。
一方、日本は、岩隈の後に、ダルビッシュ、杉内、渡辺、涌井、小松、内海、田中、藤川、山口と、「使える」一流ピッチャーがずらりと控えている。
結局、ポン・ジュングンが球数制限でマウンドから降りれば、何とかなる日本と、岩隈を打っても、次から次へと力のある投手を相手にしなければならない韓国。
日本リーグと韓国リーグの規模の違いが原因だが、この投手層の厚さの差が、WBCの特別ルールによって、顕著に勝敗を左右する結果となった。
松坂大輔投手は、この球数制限を嫌がっていたが、参加国中、もっとも充実した投手陣を用意した日本が、このルールのおかげで非常に有利になったと思う。
ぜひ、次の大会でも適用して欲しいルールである(笑)。
WBCネタは、区切りをつけたつもりだったんですが、何だか、また書いちゃいました。どうも、世の中も、まだ優勝の余韻に浸ってる感じで、ついつい、あれこれ書きたくなってしまうんですよ(笑)。
プロ野球ファンとしては、近年にない、幸せなオフシーズンですね。