ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

そこにニーズはあるのか?「鳥居坂46」設立で懸念される、人気共倒れ、楽曲質低下、大量卒業 [28Jun15]

2015-06-28 19:00:00 | 芸能
[映画] 『アイズ』全国ロードーショー中
6月6日(土)からイオンシネマ板橋ほか各地の映画館
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
映画『アイズ』予告編
映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
追加上映されるイオンシネマ新百合ケ丘の公式サイト
秋葉原アキバシアターにおける特別追加上映の情報
舞台挨拶の情報

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が7月10日(金)から全国ロードショー開始
乃木坂による単独主演映画。
映画の公式サイト

[地デ] 『初森ベマーズ』が7月10日(金)深夜から放送開始
7月10日(金) 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』初回
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。毎週金曜日深夜に放送。
テレビ東京の番組公式サイト


乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[AM] 日曜夜8時30分
6月28日(日) 20 : 30 ~ 21 : 00 文化放送『乃木坂の「の」』
乃木坂のラジオにおける冠番組。星野みなみMCで、今回は、川後陽菜と永島聖羅が出演。
『乃木坂の「の」』番組公式サイト

[CS] 日曜夜11時30分
6月28日(日) 23 : 30 ~ 24 : 00 TBSチャンネル 『乃木坂46えいご#1』
7月4日(土) 10 : 30 ~ 11 : 00 TBSチャンネル (再放送)
川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、AKB48の平田梨奈がレギュラーの英語を学ぶ教養番組が6月末にスタート。初回ゲストは桜井玲香とドランクドラゴンの鈴木拓。出演メンバーの顔ぶれから、ワクワク、ドキドキの展開になりような予感が(笑)。
TBSチャンネル公式の番組紹介サイト

[地デ] 日曜深夜0時
6月28日(日) 24 : 00 ~ 24 : 30 テレビ東京『乃木坂工事中』
今回フィーチャーされる星野みなみがバク転に挑戦。
テレビ愛知の『乃木坂工事中』番組公式サイト
乃木坂公式サイトの関連記事

[地デ] 土曜正午から
7月4日(土) 12 : 00 ~ 日テレ『THE MUCIS DAY 音楽は太陽だ』
日本テレビ系の11時間に渡る生放送大型音楽番組に乃木坂46が出演。総合司会は嵐の櫻井翔。
日テレの番組公式サイト
ナタリーの関連記事

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



12枚目シングル表題曲「太陽ノック」に続いて、TypeC収録のアンダー曲「別れ際、もっと好きになる」とセブンイレブン盤限定曲「羽の記憶」が、金曜夜にラジオで音源公開。

昨日土曜は、『じょしらく』チーム「ら」の最終公演をライブビューイングで鑑賞し、帰宅後、TBS『音楽の日』における「太陽ノック」のステージを録画でチェック。

最近、次々に情報が出てきて、整理するのも一苦労だなあと思っていた矢先、今朝、眠気まなこに、いきなり「乃木坂46に続く坂道シリーズ」の文字が。


グループ名を読んだとき、一瞬、「出川哲郎が宇宙人に捕獲!」的な冗談かと思ったけど(笑)、乃木坂公式サイトに、メンバー募集の告知がデカデカと載っていて、一気に目が覚めました。

やるようですね、本気のマジで、

「鳥居坂46」を。


新グループに関する詳細な情報は出てないですが、秋元康氏がプロデュースする以上、アイドルグループであることは間違いないでしょう。

であれば、そこから現時点での個人的感想を述べることは出来ます。

最初に言いたいのは、今、姉妹的な新グループを創設するのは、極めて危険な拡大路線ということです。


乃木坂46は、2011年8月に「AKB48の公式ライバル」という触れ込みで誕生しました。

この時期の発足は、乃木坂にとって、「ソニー」が関わるアイドルという以上に、大きな追い風になった可能性があります。

次の表は、AKB48のCDセールスの変遷を示しています。

(表1) AKB48歴代シングルのオリコン第1週と累計

凡例
総選挙サイクル記号 : オリコン初動 [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「現在の累計」は、2015年06月29日付[06/15(月)~06/21(日)]までの、オリコン週間ランキングによる売り上げ枚数の単純累計。

2010年度
A 16枚目:051 [074] 2010/05/26「ポニーテールとシュシュ」
B 17枚目:053 [088] 2010/08/18「ヘビーローテーション」
C 18枚目:083 [104] 2010/10/27「Beginner」
D 19枚目:060 [069] 2010/12/08「チャンスの順番」
E 20枚目:094 [108] 2011/02/16「桜の木になろう」

2011年度
A 21枚目:133 [161] 2011/05/25「Everyday、カチューシャ」
B 22枚目:135 [163] 2011/08/24「フライングゲット」
C 23枚目:130 [146] 2011/10/26「風は吹いている」
D 24枚目:120 [130] 2011/12/07「上からマリコ」
E 25枚目:129 [144] 2012/02/15「GIVE ME FIVE!」

2012年度
A 26枚目:162 [182] 2012/05/23「真夏のSounds good!」
B 27枚目:118 [132] 2012/08/29「ギンガムチェック」
C 28枚目:113 [126] 2012/10/31「UZA」
D 29枚目:107 [121] 2012/12/05「永遠プレッシャー」
E 30枚目:104 [113] 2013/02/20 「So long!」

2013年度
A 31枚目:176 [196] 2013/05/22「さよならクロール」
B 32枚目:133 [155] 2013/08/21「恋するフォーチュンクッキー」
C 33枚目:120 [129] 2013/10/30「ハート・エレキ」
D 34枚目:103 [109] 2013/12/11「鈴懸の木(略)」
E 35枚目:109 [115] 2014/02/26 「前しか向かねえ」

2014年度
A 36枚目:166 [178] 2014/05/21「ラブラドール・レトリバー」
B 37枚目:101 [106] 2014/08/27「心のプラカード」
C* 38枚目:113 [120] 2014/11/26「希望的リフレイン」
D* 39枚目:100 [104] 2015/03/04「Green Flash」

2015年度
A 40枚目:167 [178] 2015/05/20「僕たちは戦わない」


乃木坂が結成された2011年8月は、AKB48が、22枚目「フライングゲット」をリリースした月です。

その前年、2010年に、16枚目「ポニーテールとシュシュ」と17枚目「ヘビーローテーション」で本格的ヒットに辿り着いたAKB48は、18枚目「Beginner」で初めてミリオンセラーを叩き出します。

そして、20枚目「桜の木になろう」が2枚目のミリオンセラーとなった後、上表のように、21枚目「Everyday、カチューシャ」と22枚目「フライングゲット」が、連続で第1週ミリオンを達成、AKB48の人気は不動のものになっていきます。


つまり、乃木坂46が生まれた2011年8月は、AKB48のいわば絶頂期であり、だからこそ「公式ライバル」という言葉が、一般層にもインパクトを持って響く素地がありました。

実際、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」に収録された「会いたかったかもしれない」は、2012年1月の有線問い合わせランキングで1位となり、乃木坂46への関心の高さが窺えます。

また、2012年2月22日(水)に発売されたこのシングルは、表題曲「ぐるぐるカーテン」が、「明治手づくりチョコレート」のテレビCMソングに採用され、大手チョコレート会社のバレンタインデー商戦の主力イメージを担うことになる。

新人アイドルとしては、破格の待遇だったと言えるでしょう。


AKB48の人気がもっとも勢いを増していた頃、「公式ライバル」という「反作用」を利用する形で、乃木坂46はロケットスタートに成功した面があります。

その後、48Gとは異なる、楽曲、ダンス、ファッション、MVを通して人気を徐々に上昇させ、やがて、4枚目「制服のマネキン」と5枚目「君の名は希望」に辿り着き、乃木坂独自のファンを獲得していきます。

6枚目「ガールズルール」以降は、握手会人気を軸に、CDセールスを伸ばす戦略に傾倒、「右肩上がり」のオリコン売り上げが、グループの特徴となり、10枚目「何度目の青空か?」と11枚目「命は美しい」は、連続で累計60万枚を越えるCDセールスとなっています。

(表2) 乃木坂46歴代シングルのオリコン第1週と累計

凡例
シングル番号 : オリコン初動 [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「現在の累計」は、2015年06月29日付[06/15(月)~06/21(日)]までの、オリコン週間ランキングによる売り上げ枚数の単純累計。

01枚目 : 13.6 [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 [61.9] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 [61.6] 2015/03/18「命は美しい」


では、「鳥居坂46」が結成される2015年の夏、つまり現在、AKB48はどうなっているかというと、(表1)のように、2014年度、薄氷のミリオンが続き、年間のシングルリリースは、従来の5枚から4枚に減らさざるを得なくなっています。

また、看板イベントである「総選挙」は、投票券付きCDの店頭販売と開票イベント中継番組の瞬間最高視聴率が、2014年、2015年と、2年連続で下落、一般層やライトファンがAKB48Gから離れつつあることを窺わせます。

さらに深刻なのは、個別握手会のセールス効率が年々低下していることです。

今年の総選挙投票券付きシングルは、個別握手会の総部数を、昨年の2倍以上にまで増やしたにも関わらず、第1週の売り上げ枚数は6%の伸びに留まり、コアファンの勢いが頭打ちになっていることを示唆しています。

一般層、ライトファン、コアファンのあらゆるレベルで、人気の陰りがいよいよ顕著になってきた感があります。

AKB48総選挙の視聴率を読む、止まらない人気の退潮傾向と危惧される「祭りの後」効果 [09Jun15]


「鳥居坂46」は、2011年の夏に乃木坂46がスタートダッシュの切っ掛けにしたような、アイドル界の盛り上がりは期待出来ません。

唯一の頼みは、乃木坂46への関心度ですが、本格的なヒット曲がない中、その「姉妹グループ」あるいは、「ライバルグループ」といった触れ込みで、一般層の注目を惹き付けるのは、なかなか難しい。

以下は、有線ランキングの成績です。

有線ランクを上げるプロモーションをするかどうかで、順位は大きく変わります。

しかし、誰もが知っている人気のある曲は、自然と上位に食い込むわけで、乃木坂に本格的なヒット曲がないことを示す数字と言わざるを得ません。

(表3) 乃木坂46歴代シングル表題曲の有線ランキング

凡例
シングルNo. 有線ランクイン回数 {初登場が発売何週目か} [最高順位] 曲名 (発売日)

01枚目 07回 {+1週目} [54位] ぐるぐるカーテン (2012/02/22)
02枚目 08回 {-2週目} [44位] おいでシャンプー (2012/05/02)
03枚目 07回 {+2週目} [69位] 走れ!Bicycle (2012/08/22)
04枚目 07回 {+1週目} [66位] 制服のマネキン (2012/12/19)
05枚目 03回 {+2週目} [112位] 君の名は希望 (2013/03/13)
06枚目 04回 {+1週目} [96位] ガールズルール (2013/07/03)
07枚目 00回 {-----} [圏外] バレッタ (2013/11/27)
08枚目 20回 {-1週目} [8位] 気づいたら片想い (2014/04/02)
09枚目 00回 {-----} [圏外] 夏のFree&Easy (2014/07/09)
10枚目 17回 {-2週目} [15位] 何度目の青空か? (2014/10/08)
11枚目 06回 {+3週目} [63位] 命は美しい (2015/03/18)


乃木坂に対する一般層の関心を当てに出来なければ、コアファンを中心とした握手会人気が、当面、「鳥居坂46」を支える基盤になるでしょう。

しかし、乃木坂46が、AKB48Gのファンを、「再吸収」して握手会人気を上昇させてきた面があるように、「鳥居坂46」に、乃木坂46のコアファンが流れて行くかもしれない。

とくに、アンダー回数の少ない1期や2期など、知名度が低く、CDセールスが伸び悩んでいるメンバーが、新グループの発足によって、より厳しい状況に陥る危険があります。


CDセールス、ダウンロード配信、有線リクエスト、テレビ視聴率、CM起用など、現在、多くの指標が、AKB48Gと乃木坂46に対する関心度全体が減少傾向にあることを示しており、アイドルグループ間で、パイの分捕り合戦が起こっていると見ていい。

とくに、握手会を支えるコアファンの争奪戦は、オリコンの数字を大きく左右するもので、現在のところは、乃木坂46がやや優勢になって、好調なCDセールスを維持していますが、パイ全体が増えている様子はありません。

パイがジリジリと縮小する中、新潟のNGTに加えて、東京、しかも、乃木坂のすぐ隣に、新しい握手会系アイドルグループを作るのは、非常にリスキーな拡大路線だと思います。


新グループの創設は、さらに、別の問題を孕んでいます。

AKB48Gと乃木坂46の楽曲は、すべて秋元康氏が作詞を担当して、制作の中心になっています。

しかし、近年、あまりに作るべき楽曲数が多くなっていて、音楽的なクオリティの低下が懸念されます。

12枚目表題曲「太陽ノック」も、歌詞を作り込む必要のある、抑揚や変調を多用するメロディではなく、単調な曲になっていて、スポ根ドラマの主題歌という理由で片付けていいものかどうか、聴いてて戸惑う部分があります。

「鳥居坂46」が誕生して、CDデビューとなると、さらに秋元氏が作らなければならない楽曲の数が増えるわけで、果たして、多くの人の心に届くような、良曲が生み出せるのか、制作システムとして疑問を感じます。


さらに、もう一つの問題点は、アンダー曲、アンダーライブ、『じょしらく』、ユニット活動、ネット番組テレビラジオへの出演など、非選抜メンバーにあれこれ機会を設けている乃木坂ですら、選抜に仕事が偏り過ぎて、37人全員の才能を、十分生かし切ることが出来ていません。

とくに2期メンバーは、「皆で育てて下さい」との手紙まで付けて、運営が7th選抜のセンターに大抜擢した堀未央奈ですら、12枚目でアンダーに行かされ、現在までに選抜入りしたのは、堀ちゃんに加えて、北野日奈子、相楽伊織、新内眞衣の4人だけです。

さらに、2期の半数以上を占めていた、個人ブログすら持てない研究生6人が、正規に昇格したのはたった4ヶ月前で、オーディション合格以来、長期に渡って担当楽曲がなく、握手会が主要な仕事という日々を送っていました。


ファンやメディアからのニーズが劇的に拡大することはあり得ないので、「鳥居坂46」のオーディション合格者が、乃木坂2期メンバーと同じ経験をする可能性は、むしろ高いと見た方がいい。

AKB48Gと外仕事の種類や枠が被ることが少なくない中、「鳥居坂46」が誕生して、事実上の3期加入となり、乃木坂の総人数がさらに増えたら、メンバー間の競争が一層激しさを増し、今まで以上に、多くの人が延々と仕事を待ち続ける状況に陥ってしまいます。

これは、AKB48Gで現在起こっているような大量卒業のまさに主原因であって、乃木坂も、「グループ化」すれば、同じ環境に近づくのは避けられません。


「鳥居坂46」が握手会を行なわない、乃木坂46とは全く別コンセプトのグループであれば、話は違ってきます。

しかし、「冠番組」や「ライブ」など、漏れ出てくる断片的な情報からは、いわゆる握手会系のアイドルグループである可能性は高い。

そして、運営の目的が、乃木坂のCDセールスを、2グループによる「合同握手会」によって、ミリオンに押し上げることにあるのではないか、そんな疑念が頭から去りません。

つまり、「鳥居坂46」の設立は、優れた芸能タレントの発掘を目指す以上に、握手会スターの早期育成を意図しているのではないかという懸念です。


新グループが誕生すれば、運営は新しいマネージャーが必要となり、新しいチーフマネージャーや新しい委員長も置いた方がいいかもしれない(笑)。

つまり、組織にとっては、ポジションが増えるチャンスであるけど、ニーズがないのに、供給を増やすのは、結局、組織にとって宜しくない。

商売を始める際、需給バランスを考えるのは、当たり前のことなので、プロである乃木坂運営は、十分に勝算があるから、新グループ設立に踏み切ったと考えるのが普通です。

しかし、ソニーは、優秀な人間ばかりが集まっている筈の大企業なのに、信じられない額まで赤字をこじらせてしまったわけで、運営の「勝算」を素直に信じる気にはなりません。

まあ、今さら、何を言っても無駄という気はしますが(笑)。


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// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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「太陽ノック」MV公開、生駒の笑顔は魅力も濃いAKB色と無難な着地に感じる乃木坂物語力の行方 [25Jun15]

2015-06-25 16:00:00 | 芸能
[映画] 『アイズ』全国ロードーショー中
6月6日(土)からイオンシネマ板橋ほか各地の映画館
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
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映画『アイズ』特別追加上映(秋葉原)の詳細
映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
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イオンシネマ新百合ケ丘で追加上映決定:6月27日(土) ~ 7月3日(金)。伊藤万理華他による舞台挨拶を、7月2日(木)19 : 00からの上映回にて開催。
イオンシネマ新百合ケ丘の公式サイト

[舞台]『じょしらく』AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷) で上演中
6月27日(土) 13 : 00 ~ チーム「ご」(飛鳥)、17 : 00* ~ チーム「ら」(星野)
6月28日(日) 13 : 00* ~ チーム「く」(高山)、17 : 00* ~ チーム「ご」(衛藤)
# (括弧)内は落語の高座を担当するメンバー
# 「*」は各チームの最終公演
チーム「ら」山崎怜奈、堀未央奈、斉藤優里、伊藤万理華、星野みなみ
チーム「く」中田花奈、佐々木琴子、松村沙友理、高山一実、井上小百合
チーム「ご」中元日芽香、衛藤美彩、北野日奈子、能條愛未、齋藤飛鳥
ネルケプランニングの『じょしらく』公式サイト

[LV] 土曜日曜に全国映画館で舞台『じょしらく』各チーム千秋楽のライブビューイング
6月27日(土) 17 : 00 ~ チーム「ら」最終公演のLV (みなみ)
6月28日(日) 13 : 00 ~ チーム「く」最終公演のLV (高山)
6月28日(日) 17 : 00 ~ チーム「ご」最終公演のLV (衛藤)
LIVE VIEWING JAPAN の情報サイト


乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[地デ] 土曜昼2時から
6月27日(土) 14 : 00 ~ TBS『音楽の日 ONGAKUNOHI 2015』
TBSの生放送大型音楽番組。司会は安住紳一郎と中居正広。乃木坂46出演。『じょしらく』で参加出来ない斉藤優里の代わりに伊藤かりん、さらに、川村真洋、永島聖羅、寺田蘭世が出演とのこと。
TBSの番組公式サイト
伊藤かりんの2015/06/25_12:48ブログ

[CS] 日曜夜11時30分
6月28日(日) 23 : 30 ~ 24 : 00 TBSチャンネル 『乃木坂46えいご#1』
7月4日(土) 10 : 30 ~ 11 : 00 TBSチャンネル (再放送)
川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、AKB48の平田梨奈がレギュラーの英語を学ぶ教養番組が6月末にスタート。初回ゲストは桜井玲香とドランクドラゴンの鈴木拓。出演メンバーの顔ぶれから、ワクワク、ドキドキの展開になりような予感が(笑)。
TBSチャンネル公式の番組紹介サイト

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



「太陽ノック」MV、今日、フルバージョンが無料公開されましたね。

昨日の記事に、「今日明日にMVが公開されても、不思議ではない」けど、「12枚目のドラマ主題歌という特殊性を考えると、それよりずっと遅くなる確率は、決して低くない」と書いたんですが、24時間も経たないうちに、ど~んとアップされてしまいました。

運営から「考え過ぎだわな~!」と言われたような気分です(笑)。

まあ何はともあれ、まだ観てない方は、以下のリンクから視聴出来ますので、ご鑑賞下さいませ。

YouTubeで公開された「太陽ノック」MV
# クリックするとすぐに動画が始まるので、音声などにご注意下さい。
乃木坂公式サイトの関連記事



率直な感想を述べると、ダンスの練習シーンをメインに据えて、シンプルに作った、あっさりしたMVという印象です。

どちらかというと、完成したMVというよりは、メイキング映像を観ているような気になる。

生駒里奈がセンターの重圧に耐えかねて苦しんだり、前センター西野七瀬の複雑な心境など、何らかの物語を想起させる部分はあるけど、深く掘り下げて描いているわけではない。

ドラマの骨組みとしては、「大声ダイヤモンド」MVに近いですが、ストーリーの抑揚や緊迫感は乏しく、最後も、オチやどんでん返しはなく、スーと静かに幕が引かれるエンディングになっています。

「Dance Ver.」というより、「Dance Making Ver.」というか、ダンスを巡るイメージビデオというか、とにかく印象がライトですね。


MVとしての出来を問われると、悪くはないけど、良くもない、としか言いようがありません。

メンバーの美しく可愛いルックスを、心安らかに鑑賞できるのはナイスだけど、心に強く訴えかけてくるもの、夏の躍動感だったり、引き込まれるドラマだったり、度肝を抜くダンスだったり、そういうパンチはなくて、「えっ?もう終わり?」と、物足りない気持ちは残ります。

気分が落ち込んだ時、何も考えずに観ると、重度の乃木坂ファンである私には、癒し効果があるかもしれないけど(笑)、12枚目シングルを象徴する表題曲のプロモーションビデオとして、ファン以外の人に、ぜひ観て下さいと、お薦めする勇気は出ないです。


悪くはないけど、良くもなく、コアな乃木坂ファンには受けるかもしれないけど、一般アピール力はどうなんだろう?、という感想は、昨夜放送された『テレ東音楽祭(2)』のパフォーマンスに対しても、同じく抱きました。

歌が始まった最初は、前作「命は美しい」と違って、メンバーのにこやかな笑顔が溢れていて、「やっぱり乃木坂はスマイルだよな」と、しみじみ感動を覚えます。

「命は美しい」はガチのダンス曲で、決めるべきところを決めないと、どんどん迫力がなくなる、減点法のパフォーマンスですが、「太陽ノック」は、笑顔と可愛さで勝負できる、加点法で、フリが合ってないとか、ステップがとか、余計なことを考えず、ゆったりした気持ちで観ていられる(笑)。


しかし、HKT48「12秒」を彷彿させる衣装は、紺とグレイが交互にストライプになっていたり、チェーンや花のアクセサリーが付いていたり、従来の乃木坂ファッションに比べて、コテコテした造りになっていて、AKB48Gっぽい雰囲気が濃く漂っている。

乃木坂の制服やステージ衣装は、あまり小物を使わず、色使いや構成も、シンプルにスッキリまとめたものが多い。

昨夜のステージは、マイナーながら独自色のあった乃木坂が、ファッションの面で、メジャーアイドルAKB48に近づき、もともとの個性を失っていくのではという危惧を抱かせる面がありました。


さらに、音楽とダンスも、思い切った変調あるいは不思議な振り付けなど、チャレンジングな攻めの姿勢やオリジナリティへのこだわりを感じさせる部分に乏しく、AKB48Gのさまざなまな歌を混ぜ合わせたような、「既聴感」のある、無難なアイドルソングという印象を受けました。

ファッション、音楽、ダンスにおいて、AKB48Gの夏ソングと言えば、こんな風になるだろうというイメージが、真ん中を貫いていて、「ああ、なるほど、よくあるね」というメジャー感があり、落ち着いて鑑賞出来るものの、「で、乃木坂って、どんなグループなの?」と、個性が伝わってこない気がします。

AKB48Gの平均値的夏ソングを、平均から少し乃木坂寄りにアレンジした衣装で、パフォーマンスしている、そんな印象です。


こういったAKB48Gに寄せたアイドルソングが出来た理由は、音楽、ダンス、ファッションを担当したクリエーターの感性という以上に、12th選抜のメンバー構成にあると思います。

フロントから3列目まで、お姉さんメンバーと年少メンバーが、統一感やコンセプトなく、バラまかれたように並んでいて、そこから自然に物語が浮かんでくるような構造になっていない。

センター生駒里奈を生田絵梨花と西野七瀬で挟んで、どんな関係性を持たせようとしたのか、また、このトップ3の両端にいる白石麻衣と橋本奈々未はどんな立場なのか。

さらに、3列目中央には、星野みなみ、齋藤飛鳥、伊藤万理華、井上小百合という、超ど級に可愛いメンバーが集まっているけど、目が離せなくなるほどインパクトのあるこのグループは、全体の中でどういう役割を担っているのか。

ん~、全然、相互の関係性が見えてきません。

MVにおいて、生駒と西野に、現センターと前センターという関係を越える物語がなく、他のメンバーも、私のような長年のファンですら、生駒との関係を読み切れず、登場人物のキャラがなかなか立ってこない。


どういうコンセプトを持ったチームにするかを考えて、選抜構成を決めていないので、クリエーターに明確なイメージを抱かせる力が弱く、そのため平均的なアイドル像やアイドルソングが出来てしまうんじゃないでしょうか。

そして、『テレ東音楽祭(2)』でも歌の間ずっと、「乃木坂48」とテロップを出されたように(笑)、乃木坂は48Gの一員という意識が広く流布しているので、AKB48Gの平均になってしまう。

何と言っても、プロデューサーが同じですから(笑)。


伊藤万理華は、クリエーターに自分の使用法を誤らせない、強い物語力によって、MVや個人PVそして映画『アイズ』など、ほとんどの出演作品を成功させてきました。

一方、今の乃木坂選抜は、チームとしてのキャラが弱く、独自のコンセプトを引き寄せる、自己プロデュース力が弱いのだと思います。

例えば、星野みなみと齋藤飛鳥のライバル関係、伊藤万理華と井上小百合の師弟関係、夜の生田絵梨花を抑え込む中元日芽香の親子関係(笑)など、現実にある関係性を反映させた選抜にすれば、クリエーターは、それらから具体的なインスピレーションを受けるので、より個性的で迫力のある、音楽、ダンス、MVが生まれる確率が高まると思います。

実際、「無口なライオン」MVは、若月佑美と桜井玲香の「どレ…」、いや「信頼」関係をベースに置き(笑)、主人公である「七瀬」に、弱さと頑固さという、実際の西野七瀬に近い性格を設定することで、魅力的な作品に仕上がっています。

本物には、観るものを惹き付ける、迫力があるんですね(笑)。


楽曲やパフォーマンスから「乃木坂らしさ」が消えつつあるのだとすれば、それは、乃木坂そのものが、「乃木坂らしさ」とは何かを見失いかけているからじゃないでしょうか。

メンバー同士の個人的関係やチームとしてのコンセプトを無視して、握手会人気や「貢献度」だけで、選抜構成を決め続ける限り、乃木坂は「乃木坂らしさ」を失い続けるでしょう。

星野みなみと堀未央奈の友情など、乃木坂には、多くの魅力的な関係性が存在して、豊かな物語がすでにあるのだから、それらを選抜に取り込んでチームを作れば、本当の「乃木坂らしさ」をクリエーターに提示出来ると思います。

清楚で美しいといった、抽象的な「乃木坂らしさ」を上から押し付けるのではなく、メンバーの今を懸命に生きている、ありのままの姿にこそ、「乃木坂らしさ」が宿っていて、そこから出発するべきじゃないでしょうか。


最後に、二つ資料を載せておきます。

(表1) 乃木坂の歴代シングルにおける、表題曲MVの公開とCD発売の日程関係

01枚目:MV公開[2012/01/31(火)] =22日=> CD発売
02枚目:MV公開[2012/04/15(月)] =17日=> CD発売
03枚目:MV公開[2012/08/08(水)] =14日=> CD発売
04枚目:MV公開[2012/11/25(日)] =24日=> CD発売
05枚目:MV公開[2013/02/13(水)] =28日=> CD発売
06枚目:MV公開[2013/06/07(金)] =26日=> CD発売
07枚目:MV公開[2013/10/30(水)] =28日=> CD発売
08枚目:MV公開[2014/03/06(木)] =27日=> CD発売
09枚目:MV公開[2014/06/09(月)] =30日=> CD発売
10枚目:MV公開[2014/09/11(月)] =27日=> CD発売
11枚目:MV公開[2015/02/25(水)] =21日=> CD発売
12枚目:MV公開[2015/06/24(水)] =28日=> CD発売


結局、「太陽ノック」のMVは、ごく普通のスケジュールで公開され、『初森ベマーズ』の主題歌であることは、影響しませんでした。

シングル発売前に、収録曲のMVを、ネット上に、フルバージョンで無料公開するのは、乃木坂ファンにはお馴染みですが、一般的にはかなり思い切ったプロモーションだと思います。

とくに、ドラマのイメージを左右するオープニングテーマとなると、番組側とすれば、放送開始に合わせて、楽曲展開して欲しいだろうし、将来のDVD化を考えても、ネットでのフルバージョン無料公開は、実害はともかく、あまり気持ちの良いものじゃない気がします。

「太陽ノック」MVが、とくに当たり障りのない、ある意味「ソフト」な内容になったのは、乃木坂運営が、ドラマイメージに干渉しないよう、番組側に配慮したからという見方もあります。

例えば、「バレッタ」MVのような、あまりにドラマチックな内容だと、さすがにマズいということですが、考え過ぎでしょうか(笑)。


二つ目は演奏時間です。

(表2) 「太陽ノック」が披露された番組とその演奏時間

[凡例]
『コンサートや番組の名称』
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
#「5 : 07」は5分7秒を表す。

(MV)
3 : 56 =「太陽ノック」
6月24日(水)YouTube公開
# 2015/07/22発売12枚目表題曲
作詞:秋元康、作曲:黒須克彦、編曲:長田直之

(テレビ放映された音楽番組)
『テレ東音楽祭(2)』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (橋本ポジ : 川村真洋)
6月24日(水) テレビ東京


2分半は決して短いステージではなく、テレビ東京は、乃木坂の新曲をしっかり流してくれたと思います。

まあ、「妖怪二つ増やし(46->48)」は、退治して頂きたいですが(笑)。

この土日で舞台『じょしらく』が終わると、いよいよ本格的な新曲キャンペーンが始まり、噂が飛び交っているカップリング曲も、明らかになっていくでしょう。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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「太陽ノック」は『じょしらく』で披露されるか?ドラマOP曲のためMV公開が遅れる可能性も [24Jun15]

2015-06-24 16:00:00 | 芸能
[映画] 『アイズ』全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
映画『アイズ』特別追加上映(秋葉原)の詳細
映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
News!
イオンシネマ新百合ケ丘で追加上映決定:6月27日(土) ~ 7月3日(金)。伊藤万理華他による舞台挨拶を、7月2日(木)19 : 00からの上映回にて開催。
イオンシネマ新百合ケ丘の公式サイト

[舞台]『じょしらく』AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷) で上演中
6月24日(水) 19 : 00 ~ チーム「く」(松村)
# (括弧)内は落語の高座を担当するメンバー
チーム「ら」山崎怜奈、堀未央奈、斉藤優里、伊藤万理華、星野みなみ
チーム「く」中田花奈、佐々木琴子、松村沙友理、高山一実、井上小百合
チーム「ご」中元日芽香、衛藤美彩、北野日奈子、能條愛未、齋藤飛鳥
ネルケプランニングの『じょしらく』公式サイト
松村沙友理の2015/06/24_15:12ブログ

[LV] 土曜日曜に全国映画館で舞台『じょしらく』各チーム千秋楽のライブビューイング
6月27日(土) 17 : 00 ~ チーム「ら」最終公演のLV
6月28日(日) 13 : 00 ~ チーム「く」最終公演のLV
6月28日(日) 17 : 00 ~ チーム「ご」最終公演のLV
LIVE VIEWING JAPAN の情報サイト


乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[地デ] 水曜夜6時30分から
6月24日(水) 18 : 30 ~ 22 : 48 テレビ東京 『テレ東音楽祭(2)』
乃木坂46が出演する生放送の大型音楽番組。総合MCはTOKIOの国分太一。乃木坂46は生駒里奈センターの12th選抜が「太陽ノック」のダンス付きパフォーマンスを録画で披露するとのこと。
テレビ東京公式の番組紹介サイト

[地デ] 土曜昼2時から
6月27日(土) 14 : 00 ~ TBS『音楽の日 ONGAKUNOHI 2015』
TBSの生放送大型音楽番組。司会は安住紳一郎と中居正広。乃木坂46出演。
TBSの番組公式サイト

[CS] 日曜夜11時30分
6月28日(日) 23 : 30 ~ 24 : 00 TBSチャンネル 『乃木坂46えいご#1』
7月4日(土) 10 : 30 ~ 11 : 00 TBSチャンネル (再放送)
川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、AKB48の平田梨奈がレギュラーの英語を学ぶ教養番組が6月末にスタート。初回ゲストは桜井玲香とドランクドラゴンの鈴木拓。出演メンバーの顔ぶれから、ワクワク、ドキドキの展開になりような予感が(笑)。
TBSチャンネル公式の番組紹介サイト

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



凄いですね、映画『アイズ』。

秋葉原アキバシアターに続いて、イオンシネマ新百合ケ丘での追加上映が決まったそうです。

テレビ不況、映画不況の昨今、打ち切りの話は耳にするけど、次々と上映規模が広がっていく作品なんて、滅多にないと思うんですが。


一見、定型的なジャパニーズホラーかと思いきや、徐々にサスペンスの要素が強くなり、家族愛に溢れた物語だと納得しかけると、最後に真の恐怖が待っていて、ん~、やっぱりホラーだったなと(笑)。

こういった二重三重に起こるストーリーの相変化が、伊藤万理華を始めとする出演者の演技と映像技法によって、巧みに表現され、観るものを『アイズ』の世界に引きずり込んでいく。

やはり、この映画、相当に出来が良いのだと思います。


新百合ケ丘での上映は、6月27日(土)から7月3日(金)までの1週間ですが、お客さんの入り次第では期間延長もあるとのこと。

伊藤万理華が参加する舞台挨拶を、7月2日(木)夜の上映回に開催するそうで、お近くの方はぜひ観に行かれてはどうでしょう。

上映館が遠過ぎるという方は、iTunes Store でダウンロード視聴も出来ますよ。

1回目はネットで観て、2回目は、夏休みに秋葉原で観るなんてのも、おしゃれじゃないでしょうか。


ちなみに、私は『アイズ』の営業マンではないです(笑)。

関係者でも何でもない、単なる1乃木坂ファンがお薦めしたくなるほど、観て損のない映画ということで。

まあ、乃木坂ファンという時点で、多分に贔屓が入っているという話はありますが(笑)。


さて、今夜、『テレ東音楽祭(2)』という、素っ気ないタイトルのテレビ歌謡番組で、12th選抜が「太陽ノック」を初披露します。

「太陽ノック」のラジオ音源には大いに不満を感じているけど、楽曲そのものとメンバーによるダンス付きパフォーマンスは全く別もので、生駒里奈を中心に、どういうステージを見せてくれるか、楽しみにしています。

今夜のステージを皮切りに、7月22日(水)のCD発売に向けて、新曲キャンペーンが本格化すると思われます。

そこで、今日は、12枚目表題曲「太陽ノック」のMV公開やステージ初披露について、ちょっと考えてみます。

まずは、MVの公開日を予想してみましょう。

(表1) 乃木坂の歴代シングルにおける、表題曲MVの公開とCD発売の日程関係

01枚目:MV公開[2012/01/31(火)] =22日=> CD発売
02枚目:MV公開[2012/04/15(月)] =17日=> CD発売
03枚目:MV公開[2012/08/08(水)] =14日=> CD発売
04枚目:MV公開[2012/11/25(日)] =24日=> CD発売
05枚目:MV公開[2013/02/13(水)] =28日=> CD発売
06枚目:MV公開[2013/06/07(金)] =26日=> CD発売
07枚目:MV公開[2013/10/30(水)] =28日=> CD発売
08枚目:MV公開[2014/03/06(木)] =27日=> CD発売
09枚目:MV公開[2014/06/09(月)] =30日=> CD発売
10枚目:MV公開[2014/09/11(月)] =27日=> CD発売
11枚目:MV公開[2015/02/25(水)] =21日=> CD発売


歴代シングルの表題曲MVは、CD発売の14日前から30日前に、フルバージョンがYouTubeで無料公開されてきました。

とくに、6枚目「ガールズルール」以降に絞ると、21日前から30日前の範囲に入っている。

これを12枚目に当てはめると、以下のようになります。

(表2) 12枚目表題曲MVの公開日予想

MV公開[06/22(月)] =30日=> CD発売[07/22]
MV公開[06/26(金)] =26日=> CD発売[07/22]
MV公開[07/01(水)] =21日=> CD発売[07/22]
MV公開[07/08(水)] =14日=> CD発売[07/22]

# オレンジ色は「予想」の意。


もっとも遅くて7月8日(水)公開との予想ですが、6枚目以降の例にならえば、7月1日(水)まで、つまり1週間以内にYuouTubeにアップされる見通しになる。

今日明日にMVが公開されても、不思議ではない状況です。


しかし、「太陽ノック」に関しては、これまでの表題曲と異なる特徴があります。

乃木坂の連続ドラマ『初森ベマーズ』のオープニングテーマ曲ということです。

テレビドラマのオープニング(OP)には、専用の映像作品が流れるのが普通で、シングルに収録されるMVと、どういう関係にあるかで、話が変わってきます。


もし、OP映像と同じか、もしくはドラマの内容が出てくるような、同系列のものであれば、放送開始前に、MVをYouTubeで無料公開するのは、ちょっと考えにくい。

地上波テレビの新作ドラマの一部を、YouTubeで先行公開するのは、さすがにテレビ東京が首を縦に振らないでしょう。

乃木坂運営が、「太陽ノック」のパフォーマンスを最初に披露する場として、先週金曜日の『MUSIC STATION』ではなく、今夜の『テレ東音楽祭(2)』を選んだのも、主演ドラマを制作・放送してくれるテレビ東京に対する「気遣い」に見えます。

テレビ局にこれほど気を使っている以上、MVとドラマOPの内容が重なるのであれば、YouTubeでの公開は間違いなく後回しになるでしょう。


ただ、MVの内容がドラマと関係ない場合でも、従来通りの公開日程を取るかとどうかは微妙です。

7枚目「バレッタ」収録の「月の大きさ」は、テレビ東京『NARUTO-ナルト-疾風伝』の2013年10月からのオープニングテーマ曲ですが、MVはメンバーによる時代劇で、アニメのOPとは内容が全然違います。

ところが、「月の大きさ」MVのYouTube無料公開は11月6日(水)で、主題歌としてテレビで流れてから、かなり経った頃に行なわれている。

その公開日を選んだ本当の理由を知る術はないけど、同じ曲なので、ドラマのイメージに干渉しないよう、テレビ放映が始まって、かなり経ってから公開したという推測は、かなり説得力があります。


12th選抜は生駒里奈がセンターで、一方、『初森ベマーズ』の主役級は、西野七瀬と白石麻衣なので、「太陽ノック」MVが、ドラマOPと無関係な内容である可能性は高い。

ただ、運営のテレ東に対する配慮を見ても、ドラマを優先させ、MV無料公開を、7月10日(金)深夜の放送開始後に行なうことは、十分あり得ると思います。

従って、遅くとも7月8日(水)、多分1週間以内のMV公開というのは、過去の例を当てはめたらという条件付きの予想で、12枚目のドラマ主題歌という特殊性を考えると、それよりずっと遅くなる確率は、決して低くないと言えます。


白石麻衣をセンターとする6th選抜が、「ガールズルール」を、2013年6月1日(土)に、「16人のプリンシパル deux」大阪公演2日目舞台で初披露して以来、乃木坂運営は、表題曲のパフォーマンスお披露目を、観客を入れた会場で行なうことにこだわってきました。

そして、表題曲のステージ初披露は、MV公開とほぼ同じ時期に行なわれるのが通例です。

(表3) 6枚目以降各シングルの新曲キャンペーンを開始するタイミング

凡例
シングル番号 : ステージ初披露からCD発売までの日数「タイトル」
Stage初披露 =間隔日数=> MV公開 =間隔日数=> CD発売
ステージで初披露された日付と場所

06枚目:32日「ガールズルール」
Stage初披露 =06日=> MV公開 =26日=> CD発売
2013/06/01(土)「16人のプリンシパル deux」大阪公演2日目舞台

07枚目:24日「バレッタ」
MV公開 =04日=> Stage初披露 =24日=> CD発売
2013/11/03(日)「ロックの学園 2013」

08枚目:31日「気づいたら片想い」
Stage初披露 =04日=> MV公開 =27日=> CD発売
2014/03/02(日)第6回「バレッタ」個別握手会 in パシフィコ横浜

09枚目:24日「夏のFree&Easy」
MV公開 =06日=> Stage初披露 =24日=> CD発売
2014/06/15(日)「16人のプリンシパル trois」千秋楽舞台

10枚目:50日(1) or 39日「何度目の青空か?」
Stage初披露(1) =23日=> MV公開 =27日=> CD発売
Stage初披露(2) =12日=> MV公開 =27日=> CD発売
(1) 2014/08/19(火) HTC新型携帯のプレス向けカンファレンス
(2) 2014/08/30(土)「真夏の全国ツアー」最終東京公演 in 明治神宮野球場

11枚目:24日「命は美しい」
Stage初披露 =03日=> MV公開 =21日=> CD発売
2015/02/22(日)「3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」 in 西武ドーム


シングル表題曲のパフォーマンスを、『テレ東音楽祭(2)』のようなテレビ番組で、しかも録画で初披露するのは、それ自体が相当に異例なことです。

主題歌効果とでも呼ぶべき「気遣い」がムンムンと感じられます(笑)。

ただ、乃木坂運営が、ファンが見守るステージでの初披露という、これまでのこだわりを完全に捨てるかどうかは、まだ分からない。


では、「太陽ノック」を踊るステージはどれが適切かとなると、以下のスケジュール表から明らかなように、舞台『じょしらく』しかありません。

(表4) 6月7月の重要イベント日程

====== 6月 (Jun) =====

06月06日(土) 伊藤万理華の主演映画『アイズ』公開初日
06月07日(日) 11枚目第5回個別握手会 in パシフィコ横浜
06月14日(日) 11枚目第6回最終個別握手会 in ポートメッセ名古屋
06月17日(水) 2nd LIVE DVD『乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE 2014.2.22 YOKOHAMA ARENA』発売
06月18日(木) 舞台『じょしらく』初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)
06月24日(水) 18 : 30 ~ テレビ東京 『テレ東音楽祭(2)
06月27日(土) 17 : 00 ~ 全国の映画館 舞台『じょしらく』チーム「ら」最終公演のライブビューイング
チーム「ら」万理華 優里 星野 堀 山崎
06月28日(日) 13 : 00 ~ 全国の映画館 舞台『じょしらく』チーム「く」最終公演のライブビューイング
チーム「く」高山 松村 井上 佐々木 中田
06月28日(日) 17 : 00 ~ 全国の映画館 舞台『じょしらく』チーム「ご」最終公演のライブビューイング
チーム「ご」中元 衛藤 北野 能條 飛鳥
06月28日(日) 舞台『じょしらく』千秋楽

====== 7月 (Jul) =====

07月01日(水) 若月佑美の主演舞台『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』初日 in あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
07月04日(土) 12 : 00 ~ 日テレ『THE MUCIS DAY 音楽は太陽だ
07月05日(日) 『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』千秋楽
07月09日(木) 11枚目発売記念スペシャルプレゼントの「サイン会」 in 都内某所
07月10日(金) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』公開初日
07月12日(日) 【第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』―決戦のマイムマイム― 東京公演初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)。井上小百合と樋口日奈がWキャストのヒロイン役で出演
07月20日(月祝) 『帝一の國』東京公演 千秋楽
07月22日(水) 12枚目シングルのCD発売
07月25日(土) 12枚目第1回全国握手会+セブン-イレブン限定ライブ in 京都パルスプラザ
07月25日(土) 『帝一の國』大阪公演 初日
07月26日(日) 12枚目第1回個別握手会 in 京都パルスプラザ
07月26日(日)『帝一の國』大阪公演 千秋楽
07月31日(金) 12枚目個別握手会第13次応募終了


さすがに、若月佑美の主演舞台『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』に押し掛けて、「太陽ノック」というわけにはいかない(笑)。

『じょしらく』の最終公演に、12th選抜がサプライズ登場して、新曲をパフォーマンスする方が、まだ現実味があります。

もし、『テレ東音楽祭(2)』のスタジオ初披露を、従来のステージ初披露に代えるのなら、CD発売の28日前で、(表3)が示すように、過去の平均に近い時期と言えます。

「太陽ノック」Studio初披露 =28日=> CD発売
2015/06/24(水) テレビ東京『テレ東音楽祭(2)』

また、かりに『じょしらく』最終公演でサプライズ披露があるとしても、以下のように、CD発売の24日前で、前作「命は美しい」と同じ時期で、やや遅めながら、通常の範囲に入っている。

Stage初披露 =24日=> CD発売
2015/06/28(日) 舞台『じょしらく』最終公演 in 渋谷 AiiA 2.5 Theater Tokyo

時期的には、良い頃合いということです。


『じょしらく』で「太陽ノック」を披露するかどうかは、運営の基本方針を知る上で、重要なポイントだと思います。

役を固定し、チームを作って演じる『じょしらく』は、毎公演、オーディションで役を決める『プリンシパル』とは、全く異なる発想の芝居です。

従って、その開催自体が、乃木坂運営の方針転換を疑わせます。

その上、6枚目以降守り続けてきた、観客入り舞台、つまりファンの眼前での表題曲パフォーマンス初披露まで、完全に捨て去るのだとすれば、運営に今何が起こっているのか、気になって仕方ありません(笑)。


12枚目で起こっていることは、『乃木坂工事中』にしても、『じょしらく』にしても、生駒里奈のセンター復帰にしても、なくなりかけている表題曲パフォーマンスのファン前お披露目にしても、6枚目から11枚目とは異なる印象のものが多く、2015年4月に、運営内部でかなり大きな人事異動があった可能性も考えられる。

『NOGIBINGO!4』最終回では、チーフマネジャーとして、菊地友氏ではなく、女性の野中さんという方が登場しています。

チームマネジャーが複数いる可能性は否定しきれないけど(笑)、この春に運営の人事が動いたことを示唆するシーンではあります。


新しいトップが就任した場合、最初に手掛ける選抜を、従来から大幅変更する可能性は小さい。

しかし、2回目から、つまり13th選抜からは、「独自色」をより鮮明にすることは十分あり得ます。

12枚目「太陽ノック」において、どのような新曲キャンペーンが、どのような手順で行なわれるのか。

今後、乃木坂が進む方向を測るためにも、注意深く見ていきたいです。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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映画『アイズ』の成功と伊藤万理華の物語力、「太陽ノック」詞と曲の乖離が損ねる歌の躍動感 [23Jun15]

2015-06-23 16:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画] 全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館 『アイズ』
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト

[舞台]『じょしらく』AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷) で上演中
6月23日(火) 19 : 00 ~ チーム「ら」(山崎)
# (括弧)内は落語の高座を担当するメンバー
チーム「ら」山崎怜奈、堀未央奈、斉藤優里、伊藤万理華、星野みなみ
チーム「く」中田花奈、佐々木琴子、松村沙友理、高山一実、井上小百合
チーム「ご」中元日芽香、衛藤美彩、北野日奈子、能條愛未、齋藤飛鳥
ネルケプランニングの『じょしらく』公式サイト

今日![地デ] 水曜夜6時30分から
6月24日(水) 18 : 30 ~ 22 : 48 テレビ東京 『テレ東音楽祭(2)』
乃木坂46が出演する生放送の大型音楽番組。総合MCはTOKIOの国分太一。乃木坂46は生駒里奈センターの12th選抜が表題曲「太陽ノック」のダンス付きパフォーマンスを録画で披露。「太陽ノック」は連続ドラマ「初森ベマーズ」のオープニング曲。
テレビ東京公式の番組紹介サイト

[地デ] 土曜昼2時から
6月27日(土) 14 : 00 ~ TBS『音楽の日 ONGAKUNOHI 2015』
TBSの生放送大型音楽番組。司会は安住紳一郎と中居正広。乃木坂46出演。
フジテレビの番組公式サイト

[LV] 全国の映画館で舞台『じょしらく』各チーム千秋楽のライブビューイング
6月27日(土) 17 : 00 ~ チーム「ら」最終公演のライブビューイング
6月28日(日) 13 : 00 ~ チーム「く」最終公演のライブビューイング
6月28日(日) 17 : 00 ~ チーム「ご」最終公演のライブビューイング
LIVE VIEWING JAPAN の情報サイト

[CS] 日曜夜11時30分
6月28日(日) 23 : 30 ~ 24 : 00 TBSチャンネル 『乃木坂46えいご#1』
7月4日(土) 10 : 30 ~ 11 : 00 TBSチャンネル (再放送)
川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、AKB48の平田梨奈がレギュラーの英語を学ぶ教養番組が6月末にスタート。初回ゲストは桜井玲香とドランクドラゴンの鈴木拓。出演メンバーの顔ぶれから、ワクワク、ドキドキの展開になりような予感が(笑)。
TBSチャンネル公式の番組紹介サイト

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



伊藤万理華さん、共演者の皆さん、福田監督を始めとする制作スタッフの方々、映画『アイズ』の秋葉原での追加上映決定、おめでとうございます。

映画『アイズ』特別追加上映(秋葉原)の詳細

東京のど真ん中、しかもエンターテイメント激戦区とも呼べる秋葉原で、夏休み期間を含む7月8月の2ヶ月に渡る上映は、大きな宣伝効果を期待出来ます。

海外からのオファーと併せると、『アイズ』という作品が評価を得つつあるのは間違いないと思います。


乃木坂メンバーが関わった外仕事で、ここまで明確にプラスの結果が出たのは、初めてじゃないでしょうか。

福田彩乃との二人芝居による若月佑美の『2LDK』、生田絵梨花主演の『虹のプレリュード』、桜井玲香と衛藤美彩がWキャストでヒロインを務めたスーパーエキセントリックシアターの『Mr. カミナリ』。

過去にも高い評価を得た作品はありますが、いずれも、本人がステージに立たないと話が始まらない舞台で、人気を目に見える形に広げていくのが難しかった。


しかし、『アイズ』は映画なので、観客動員数、上映館数、上映期間、海外からのオファーなど、人気を示す具体的な指標が多い上に、鑑賞後、コメントや評価を書き込むサイトが多数ある。

つまり、映画は成功不成功が見えやすい配信方法で、それゆえ、厳しい結果が出ると、主演俳優や監督が叩かれたりすることもある。

そんな中、『アイズ』は、高評価の感想が続き、すべての映画館が上映期間を延長、かつ秋葉原での追加上映が決まるという、快進撃を続けているわけで、伊藤万理華を始めとする出演俳優、そして福田監督ら制作スタッフは、人気映画を作れるという、評判を獲得しつつあると思います。

まりっかが所属する乃木坂にとっても、大きな成功と言えるんじゃないでしょうか。


伊藤万理華が主演する、鈴木光司原作のホラー映画と聞いたとき、「これはいけるかもしれない」と強い期待感を抱きました。

乃木坂のシングルに収録された個人PVとMVで、伊藤万理華が中心となって関わった作品は、ほとんど外れがないんですね。

まあ、バラエティにおいては、『乃木坂工事中』で本人が悩みを吐露したように、今一つキャラが立ってない、というより、そもそもあまりしゃべらない印象が(笑)。

しかし、芝居に入ると、「生まれたままで」MVのように、明るく楽しげな表情から、「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」MVにおける、友情と嫉妬の間で揺れ動く屈折した表情まで、多彩に演じることが出来て、観るものを物語世界に引きずり込む「凄み」を発揮します。

鈴木氏原作の映画は、ホラーの恐怖表現と、家族の絆を描く愛情表現の両方を要求される印象があるけど、まりっかは、そのどちらをも得意とするイメージがあって、これは良い作品になるんじゃないかと思い、公開初日に、イオンシネマ板橋に駆けつけたわけです(笑)。


『アイズ』では、伊藤万理華の「自然」な演技が、注目を集めていますが、演技力という言葉は、人によって抱く印象が微妙に異なるようです。

演技力に関して、明確な定義はないと思いますが、個人的には、作品から切り離して存在するものではなく、ストーリーと映像が作る世界の中で、初めて意味を持つ概念だと考えています。

「棒読みの琴子」であっても(笑)、面白いキャラとして、それが劇を盛り上げているのならば、一種の演技力だし、逆に、繊細な感情表現が出来る役者であっても、それを必要としない芝居だと話が違ってくる。

演技力は、作品と不可分なもので、独立して論じるタイプのものじゃない。

堺雅人には堺雅人が輝く作品があり、水谷豊には水谷豊が生きる作品があり、松平健には松平健にしか出来ない作品がある。

そして、それぞれのドラマを、それぞれの役者が、魅力的なものに仕上げている状況を、高い演技力と捉えるのが自然という発想です。


流れるような台詞回しによるものであっても、美しい容姿によるものであっても、役柄と風貌性格のフィット感によるものであっても、あるいは棒読みの面白さであっても、役者が作品を輝かせていれば、それこそが演技力じゃないかと。

そして、作品を離れた、俳優の「演技力」なんてものは、追求してもあまり意味がないと思っています。

ただ、観客が物語世界にのめり込む妨げになるような、つまり夢から醒めるような、芝居をぶっ込んでくる場合は(笑)、ああ、この役者は演技が下手だなと感じますね。


伊藤万理華は、豊かな表現力を備えている上に、ドラマの制作者が、彼女の使用法を過たないほど、明確な雰囲気を持っていると思います。

まりっかには、彼女をその中に置いてみたい世界や、言わせたい台詞が自然と頭に浮かんでくる、物語が自動的に始まってしまうようなワクワクする魅力がある。

そして、それらを手掛かりにして、制作者がまりっかのイメージに合う役柄や台詞を提示すれば、観客が、彼女の演技を「自然」だと感じ、鮮やかな印象を受ける確率が高くなります。

自身の使用法を誤らせない雰囲気、つまり自分に合った物語を引き寄せる能力、それがまりっかの「自然」な演技の根底にある。

これは、生まれながらの女優と呼びたくなるほど、ハイレベルな演技力じゃないでしょうか(笑)。


乃木坂46には、自分で物語を作り出す、強力な才能を持ったお薦めのメンバーが(笑)、伊藤万理華以外にもう1人います。

星野みなみです。

「シャキイズム」MVでの存在感は抜群でしたが、みなみの出演する個人PVやMVは、まりっかと同じく、外れが少ない。

みなみを使うときに、クリエーターは、明確なメッセージを受け取るので、作品の方向性を決めやすいのだと思います。

今は、「可愛い」という物語を引き寄せて、自分をプロデュースしているけど(笑)、スケールの大きな女優になる潜在力を秘めているので、そろそろドラマなどの外仕事によって、芝居のキャリアを始めて欲しいです。


ちなみに、若月佑美は、系統が異なる様々な役で、作品を盛り上げる、万能型演技力の持ち主という印象がある。

カッコいい男性的な役から、華奢でキュートな少女まで、幅広い役を要求に応じて、自在にこなせる。

女優としてステップアップするためには、さまざまな端役を上手く演じることも必要で、若月さんには、それをこなす器用さがあると思います。

将来、複数のドラマを掛け持ちするような、売れっ子女優になることを、期待しています。


ところで、映画『アイズ』の主題歌は、SuGというロックバンドによる「teenAge dream」です。

この曲が、物語と映像によく合っていて、映画を引き立てていると思います。

「teenAge dream」を中心に据えた以下の予告編は、まりっかの魅力が炸裂しまくっていて、個人的に、非常に気に入っています。

映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
# クリックすると、すぐに動画が始まるので、音声などにご注意下さい。


アンガールズ田中によると、コケと鉱物だけでは、Eテレに1年に1回呼ばれる程度らしいので(笑)、バラエティ的には、別のジャンルを模索した方が良いんでしょうね。

まあ、クレヨンしんちゃん級の「美尻」にスポットを当てれば、大きく道が拓ける気がするけど、この方向性は、乃木坂的に限度があるかも(笑)。

演技やダンスといった明らかな自分の得意分野には目もくれず、コケや鉱石といった、ガチの専門分野をまず作ろうとする発想が、そもそもアイドルの出発点として違う気もしますが(笑)、それこそまりっからしいと言うべきでしょう。

そうですね、とりあえず、『タモリ倶楽部』狙いで、どうでしょう?、お尻とも縁が深い番組なので、思わぬ展開があるかもしれないし(笑)。



さて、先週金曜日に『MUSIC STATION』が放送されて以降、iTunes Store のトップソングで、ゲスの極み乙女。の「ロマンスがありあまる」が1位を走っています。

さらに、[Alexandros] の「ワタリドリ」も、現在19位と上位に食い込んでおり、私も、ダウンロードしてしまいました(笑)。

二つのグループのランキング上位入りは、強力なMステ効果と言うべきですが、乃木坂46の「命は美しい」は162位に留まっていて、上昇気流に乗り切れていない。

そこで、『MUSIC STATION』をもう一度振り返ってみました。

以下の表は、各グループの「演奏時間」を示したものです。

(表) 2015年6月19日(金)に放送されたテレビ朝日『MUSIC STATION』における各アーティストの演奏時間

[凡例]
[演奏順番] アーティスト名
演奏時間 = 「曲名」

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
#「2 : 59」は2分59秒を表す。

[1] Hey! Say! JUMP
3 : 00 =「Hey! Say! JUMP SPメドレー」
# 内訳
1 : 14 =「ウィークエンダー」
1 : 45 =「キラキラ走れ」

[2] 氣志團
2 : 18 =「Don't Feel, Think!!」

[3] 乃木坂46
2 : 59 =「命は美しい」
# 11th選抜
松井ポジ : 川村真洋, 高山ポジ : 斎藤ちはる, 松村ポジ : 新内眞衣

[4] ゲスの極み乙女。
2 : 28 =「ロマンスがありあまる」

[5] でんぱ組.inc
2 : 32 =「おつかれサマー!」

[6] [Alexandros]
2 : 30 =「ワタリドリ」


実は、3分というもっとも長いステージを貰ったのは、Hey! Say! JUMPと乃木坂46で、ゲスの極み乙女。、でんぱ組.inc、[Alexandros]は、2分半と、それより短い時間でした。

つまり、番組は、乃木坂を、かなり優遇してくれたんですね。

おそらく、CDセールスから考えて、Hey! Say! JUMPと乃木坂46のファン人数が多く、視聴率の引き上げ効果を期待出来ることから、演奏時間を長めに割り振ってくれたのでしょう。

しかし、注目アーティストの紹介という形で出演した3組は、2分半のステージながら、ネットで話題となり、楽曲のダウンロード数も伸びていった。


2014年大晦日の紅白歌合戦の後、「Dragon Night」のダウンロード数が急上昇して、それが SEKAI NO OWARI ブームと呼んでいいような状況につながっていきました。

また、紅白に出場した他のアーティストも、ダウンロード数ランキングで上位に入るケースが続出。

しかし、AKB48Gは、初出場のHKT48を含め、ほとんど順位に変化がなく、紅白効果の恩恵に預かることが出来なかった。


乃木坂46も、同じMステに出演した、ゲスの極み乙女。、でんぱ組.inc、 [Alexandros] が注目を集める中、より長いステージを披露したにも関わらず、関心が顕著に高まった様子はありません。

人気音楽番組に出演して、パフォーマンスを披露しても、AKB48Gと乃木坂46は、なぜ一般関心度の上昇を引き起こせないのか。

以前から、気になっていたことですが、最近、その原因が、秋元康氏の創作スタイルにあるのではと、考え始めています。


どのような手法で歌が作られているのか、詳細は不明ですが、多数のストックから、曲を選び、そこに詞を乗せると聞いたことがあります。

実は、乃木坂の歌を聴いていて、歌詞とメロディが合っていないと感じる部分が少なくない。

例えば、「太陽ノック」は、サビ部分の冒頭、「ノック」という言葉が入るけど、メロディに合わせるため、促音である「ッ」ではなく、「ノヲク」という感じに延ばして発音しています。

その結果、発音として違和感を覚えるだけでなく、「ノック」が持つ躍動感が失われている気がします。

「タッチ、タッチ、ここにタッチ」ではないけど(笑)、「ノック」を通常の発音で、歌に入れ込むためには、メロディ上の工夫が必要になるけど、「太陽ノック」では、そういった言葉とメロディの擦り合わせは行なわれていないようです。


「太陽ノック」に限らず、作曲者と作詞者の間で、十分なやりとりがないまま、歌が作られていると、思いたくなる部分は、以前から結構ありました。

言葉本来の発音とメロディが乖離して、歌詞を曲に、人工的に割り振ったような仕上がりだと、軽快なリズム感は生まれにくい。

単語や文章には、固有のリズムが内臓されているので、それを無視して、ある部分では、間延びさせ、別の部分では、短縮するといったことを、頻繁に行なうと、言葉の持つ力が弱くなってしまいます。

歌詞が自然な形でメロディに乗っていないと、聴く人の心に言葉がテンポ良く届かず、歌のパワーを損ねてしまいます。

「太陽ノック」に対して、今のところ、批判的な意見は少なくないようですが、楽曲メロディを、言葉本来のリズムに沿った形に手直しするだけで、随分と印象が変わる気がします。


さらに、もう一点、問題を感じるのは、メンバーが今直面している葛藤や抱いている夢といったものが、歌詞に反映されている節がないことです。

歌い手の想いを、そのまま歌詞にして、メロディに乗せて届けるのは、非常にインパクトのある表現手法で、かりに文章がキレイでなくとも、聴き手の心を揺さぶる可能性が高くなる。

「太陽ノック」は、ドラマの主題歌という話があるので、乃木坂メンバーの気持ちを、そのまま流し込むタイプの曲には出来ないのかもしれません。

しかし、11枚目表題曲「命は美しい」やアルバム中心曲「僕がいる場所」で歌われている、「死」を巡る心情に、10代後半から20代前半の女性が、どこまで共感出来るのか、疑問を感じるものがある。

伊藤万理華の「まりっか'17」、星野みなみの「お願い☆マイハート!!」、衛藤美彩の「いたずらな片想い」など、個人PVでの楽曲が、ファンから総じて高い評価を得ているのは、本人の気持ちに寄り添った歌詞と曲作りがなされているからだと思います。


等身大の自分を歌うというのは、もっともパワーのあるパフォーマンスで、歌詞やメロディの出来を越えた、インパクを持っています。

ただ、これを実現するためには、歌手本人が作詞するか、そうでなければ、作詞者作曲者が、メンバーとよく話し合って、今悩んでいること、憧れているもの、目指す夢などを聞き出して、それらを理解する必要がある。

しかし、秋元康氏は、乃木坂メンバーとはほとんど会っていないようで、メンバーが、自分の気持ちを歌っていると感じられる曲は、今後も、作るのが難しいんじゃないでしょうか。


ゲスの極み乙女。の「ロマンスがありあまる」は、ボーカルの川谷絵音が作詞作曲、さらに、[Alexandros] の「ワタリドリ」も、ボーカルの川上洋平が作詞作曲しています。

自分自身の内面を、自分の音楽に乗せ、自分の声で歌っていて、二曲とも迫力があります。

一方、でんぱ組.incの「おつかれサマー!」は、作詞作曲両方の欄に、ゆずの北川悠仁とヒャダインこと前山田健一の名前が入っていて、二人が緊密に協力しながら作ったと推測されます。

実際、台詞のような言葉が、メロディに乗って、テンポ良く、ポンポン飛び出してくる歌で、作詞と作曲の二つの秀逸なコラボ作品という印象を受けます。


秋元康氏は、「プロデューサーを探している」とコメントしたようですが、問題の核心は、プロデュースの仕方以上に、、楽曲の制作プロセスにあるのではないかと思います。

歌い手、作詞者、作曲者が、緊密に連絡を取り合う、チームとして仕事を進めないと、人の心を動かす歌を生み出すことは厳しい。

かつて、2011年に「ポニーテールとシュシュ」や「ヘビーローテーション」をリリースした頃、「支店」は、SKE48がメジャーデビューして間がなく、秋元氏とメンバーの距離も、今よりもっと近かった筈です。

ところが、今、「支店」はSKE48、NMB48、HKT48の3グループとなり、公式ライバルの乃木坂46も存在している。

これだけアーティストが増え、必要とされる曲数は膨大なものになっているのに、今でも、秋元康氏がすべての歌の作詞を1人で担当している。

印象的な歌を出し続けるには、さすがに無理のある体制と言うべきじゃないでしょうか。


AKB48Gと乃木坂46が、人気音楽番組に出演して、歌を披露しても、人々が反応しなくなってしまったのは、歌そのものに原因がある。

「忙」という字は「心を亡くす」という成り立ちですが(笑)、制作スケジュールがあまりにタイトで、歌に心が入らなければ、聴いた人の心を動かせないのは当然です。

ステージパフォーマンスを一般関心度の上昇に繋げるためには、質の高い楽曲を世に問うことが重要で、そのためには、創作手法の抜本的な見直しが不可欠だと思います。


人の心を奮わせる歌を、必ず生み出す「ビジネスモデル」は存在しません。

正解の分からない中で、常に試行錯誤を繰り返すしか道はないのだと思います。

だからこそ、いつの時代でも、音楽はチャレンジであり続け、魅力的なのでしょう。


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Mステ「命は美しい」上々の出来も他グループが強烈、既聴感滲む「太陽ノック」はノックに違和感 [20Jun15]

2015-06-20 15:30:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画]『アイズ』全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
伊藤万理華の絶賛に値する女優第1歩、映画『アイズ』は家族の愛と狂気を描いたサスペンスホラー [07Jun15]
12枚目第5次後分析、個別握手セールス推定32万枚、第1週40万枚に迫る勢いで初動前作越え濃厚 [12Jun15]
12枚目セブンイレブン限定盤はオリコン算入されるか?映画『アイズ』は「信じ切れない愛」が怖い [17Jun15]

[舞台] 『じょしらく』渋谷 AiiA 2.5 Theater Tokyo で上演中
6月22日(月) 19 : 00 ~ チーム「ご」(中元)
# (括弧)内は落語の高座を担当するメンバー
チーム「ら」山崎怜奈、堀未央奈、斉藤優里、伊藤万理華、星野みなみ
チーム「く」中田花奈、佐々木琴子、松村沙友理、高山一実、井上小百合
チーム「ご」中元日芽香、衛藤美彩、北野日奈子、能條愛未、齋藤飛鳥
ネルケプランニングの『じょしらく』公式サイト

[AM] 日曜夜8時5分
6月21日(日) 20 : 05 ~ 23 : 00 NHKラジオ第1『らじらー!SUNDAY』
オリエンタルラジオの中田敦彦と藤森慎吾がMCを務めるラジオの生放送番組。中元日芽香がアシスタントを担当し、乃木坂ゲストは井上小百合。乃木坂が登場するのは、これまで通りならば、9時半以降。
『らじらー!』の番組公式サイト

[AM] 日曜夜8時30分
毎週日曜 20 : 30 ~ 21 : 00 文化放送『乃木坂の「の」』
星野みなみMCで、伊藤純奈と和田まあやが出演。みなみが一番年長の、珍しいけど、未来型乃木坂を象徴する回(笑)。
『乃木坂の「の」』番組公式サイト

[地デ] 水曜夜6時30分から
6月24日(水) 18 : 30 ~ 22 : 48 テレビ東京 『テレ東音楽祭(2)』
乃木坂46が出演する生放送の大型音楽番組。総合MCはTOKIOの国分太一。乃木坂46は生駒里奈センターの12th選抜が「太陽ノック」のダンス付きパフォーマンスを録画で披露するとのこと。
テレビ東京公式の番組紹介サイト

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



昨夜、生放送の音楽番組、テレビ朝日『MUSIC SATION』に乃木坂46が出演、「命は美しい」を披露しました。

以下の表は、これまでの音楽番組での「演奏時間」を示したものです。

(表) 「命は美しい」のダンスが披露された番組とその演奏時間

[凡例]
コンサートや番組の名称
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
#「5 : 07」は5分7秒を表す。
# 青色はフルバージョン緑色は3分バージョンオレンジ色は2分半バージョン

(CD)
5 : 07 =「命は美しい」
2015/03/18発売11枚目収録

(テレビ放映されたライブ又は音楽番組)
3rd Year BIRTHDAY LIVE in 西武ドーム
5 : 07 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
2月22日(日) BSスカパー

スカパー!音楽祭 2015
5 : 07 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井ポジ : 川村真洋)
2月25日(水) BSスカパー

ミュージックドラゴン
2 : 31 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
3月20日(金)深夜 日テレ

乃木坂46SHOW!
5 : 07 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井ポジ : 川村真洋)
3月20日(土) NHK BSプレミアム

乃木坂って、どこ?
2 : 31 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
3月21日(日)深夜 テレビ東京

UTAGE! 2時間SP
2 : 30 =「命は美しい」
# 11th選抜 (生駒ポジ : 川村真洋)
3月31日(火) TBS

Rの法則
5 : 07 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井ポジ : 川村真洋, 高山ポジ : 井上小百合)
4月1日(水) NHK Eテレ

MUSIC FAIR
2 : 59 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
4月4日(土) フジテレビ

MUSIC JAPAN
2 : 31 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
4月5日(日)深夜 NHK総合

MUSIC STATION
2 : 59 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井ポジ : 川村真洋, 高山ポジ : 斎藤ちはる, 松村ポジ : 新内眞衣)
6月19日(金) テレビ朝日


「命は美しい」のダンス付きステージは、5分7秒のフルバージョン3分の短縮バージョン、さらに短い2分半のコンパクトバージョンの3タイプに分けられます。

フルバージョンは、『3rd Year BIRTHDAY LIVE in 西武ドーム』『スカパー!音楽祭 2015』『乃木坂46SHOW!』『Rの法則』で披露され、それ以外の音楽番組では、コンパクトにまとめた2分半バージョンがほとんどでした。

昨日の『MUSIC STATION』は、4月4日(土)放送のフジテレビ『MUSIC FAIR』以来2度目となる珍しい3分バージョンで、通常よりも長い尺を取って流してくれたことが分かります。


演奏時間以外にも、他番組とやや異なった点がありました。

全体フォーメーションを俯瞰で映すシーンが比較的少なめで、メンバーの胸から上のアップが多かったことです。

顔をクローズアップすることで、乃木坂の美しいビジュアルが強調され、印象的なライブ映像になっていたと思います。


ダンスの出来としては、少なくとも映ったシーンで、観ていて「うっ!」と声を上げたくなるような、大きなミスはなく(笑)、一定レベル以上のまとまったステージだと感じました。

フリを揃える精度や動きのシャープさが、多くの観客を魅了するほど十分かと言われると、『乃木坂46SHOW!』で放送された振り付けの先生による模範ダンスには遠く及ばないし、E-girlsやモーニング娘。と比べても、まだ全然練習が足りないという感想になってしまいます。

しかし、乃木坂は基本的に、ハイレベルなダンスで勝負というより、華やかなルックスと多彩な表情で魅せるビジュアルグループなので、まあ、ここまで持ってくれば、スキルとしては合格点と言えるんじゃないでしょうか。


さらに、『MUSIC STATION』の制作スタッフが、カメラとスイッチングを通して、良い点を引き出し、上手くプレゼンテーションしてくれていました。

各メンバーの顔をアップで撮るカットが多く入ったのも、乃木坂の魅力がビジュアルにあることを、よく理解していたからだと思います。

とくに、スタッフの中に生田絵梨花のファンがいる?と思いたくなるくらい(笑)、いくちゃんのアップが随所で印象的に使われ、映像構成の軸になっていると感じました。

番組側が、生田絵梨花のビジュアルこそ、乃木坂や楽曲のイメージを象徴すると考えたのかもしれません。


ただ、川村真洋と生田絵梨花が並んで踊るシーンで、最初は二人を撮りながら、カメラが寄ると、最後はいくちゃんのソロショットになって、ろってぃは不満だったかもしれない。

ステージ後半、ろってぃがカメラに背を向けて移動するシーンで、本来なら後ろ姿しか映らないけど、顔を後ろに振り向けて、対称ポジションなんだから「私も撮って」とばかり、カメラ目線を入れてきたのは、ちょっと可愛かった(笑)。

正規の選抜メンバーじゃないなんて、到底思えなほど、ろってぃはフリをよくマスターしていて、ダンスのキレもピカイチなので、個人的には、もっと彼女を観たかった気持ちは残ります。

まあ、18人のパフォーマンスを3分間で流すのだから、こういった不満は、どのメンバーのファンも持つことで、言ってもしょうがないんですが。


それから、このブログで、「トテトテ感が気になる」と何回か指摘した、白石麻衣の、客席から観て左から右へのステップ移動も、今回は、気になりませんでした。

というのも、このシーンは右斜め前からのアングルで撮っていて、まいやんがこちらに向かって来る映像となり、ダンスのスピード感を維持出来ていました。

おそらく、事前のリハーサルで、このシーンを正面から撮ると、全体の流れが変調することに、番組スタッフが気づいて、アングルを工夫して、映像面から修正してくれたのだと思います。

さすがは『MUSIC STATION』と言うべき秀逸なテクニックで、だからこそ、多くの歌手が、「MUSIC STATION(仮)」とスケジュール表に書き込みながら、この番組への出演を夢見ているのでしょう(笑)。


ダンススキルが安定してきたことと、番組側の優れたカメラワークによって、「命は美しい」は上々の出来だったと思います。

しかし、今回は、他のグループがあまりに強烈なステージを披露したため、乃木坂の存在が吹き飛ばされてしまった感があります。

とくに凄かったのが、女性6人のアイドルユニット(?)、でんぱ組.incの「おつかれサマー!」。

メンバー全員が本物のオタクだそうですが、根暗感ゼロの超ハイテンションステージで、しかも、音楽的にも普通じゃない。

舞台の台詞をメロディに乗せて叫び続けているような感じで、歌というより、アニメ声優によるコミカルなミュージカルを観ているようで、いや~、楽しかった(笑)。


実は、この曲を作ったのは、ヒャダインこと前山田健一と、ゆずの北川悠仁で、面白いことに、作詞作曲の両方に、二人の名前が入っている。

確かに、メロディと歌詞、というより台詞が渾然一体となって炸裂するので、作詞と作曲は不可分の作業だったのだと思います。

ステージ上では、6人が踊りまくり動きまくって、この不思議な音楽世界を作り出していて、新しいアイドル像というか、もはやアイドルというジャンルの区切りさえ無意味にするような、パンチのあるパフォーマンスでした。


でんぱ組.inc以外にも、ゲスの極み乙女。の「ロマンスがありあまる」は、しっかりした演奏テクニックに支えられつつも、どこか怪しげな雰囲気の音楽を届けていて、これも非常に心引かれるものがありました。

もの凄いドヤ顔をカメラ目線でぶっ込んで来る、あからさまなS系女ドラマーが、とくにシビレましたね(笑)。

シャンデリアを何個も吊るし、背景のセットにもこだわったステージで、曲の最後には、上から大量のトランプが降って来て、キーボードが演奏しにくいことこの上なかったと思いますが(笑)、独特の世界観を演出していました。

ちなみに、作詞作曲の川谷絵音さんは、キーボード兼ギター兼ボーカルの方で、東京農工大学工学部応用分子化学科出身で、しかも男性なんですね(笑)。

ロマンス以上に、ツッコミどころが「ありあまる」バンドだけど(笑)、でんぱ組.incと同じく、楽しいステージでした。


さらに、[Alexandros]は4人組の本格的ロックバンドで、作詞作曲して、ボーカルも担当する川上洋平の「ワタリドリ」は、これでもかと高音パートが続くハイテンションな曲で、素直にカッコいいです。

シリア出身というのも、何だか無闇にアナーキーな壮絶感が漂って、バンドイメージにフィットしてます。

[Alexandros]も、でんぱ組.incやゲスの極み乙女。と同じく、他の曲を聴いてみたくなりました。

とくに、低音パートが中心の曲はあるのか、あるとすれば、どういう感じに仕上がってくるのか、雰囲気のあるボーカルなので、その辺は興味が湧きますね。


この強烈な3組に加え、氣志團が、「死亡遊戯」におけるブルースリーの黒ライン黄色ツナギをアレンジしたファッションで、「Don't Feel, Think!!」を踊りながら歌うステージを披露。

コテコテのステージパフォーマンスに加えて、綾小路翔が、話を振られると切れ目のないマシンガントーク、VTRが流れると、これでもかというほどクドいワイプ芸、もうお腹一杯です(笑)。

今回のMステは、とくに個性の強いグループが集まった感があって、正統派アイドルである乃木坂46が爪痕を残すには、厳しい環境でした(笑)。

放送後のツイート数では、でんぱ組.inc、氣志團、ゲスの極み乙女。、[Alexandros]が上位にランクインする中、乃木坂はあまり奮わなかったそうで、持って行かれた感があります。

また、iTunes Store トップソングで、ゲスの極み乙女。の「ロマンスがありあまる」が現在1位、[Alexandros]の「ワタリドリ」は11位に入っていて、明らかに、Mステ効果が出ています。


しかし、これらのグループ、単にインパクトがあるだけではない。

音楽的にしっかりした基礎の上に、あれこれ面白い工夫がしてあって、だからこそ、多くの人を惹き付けるステージなのだと思います。

乃木坂は、観客や視聴者を魅了する工夫をしているのか、ちょっと考えさせられました。


「制服のマネキン」のダンスは、エキセントリックな振り付けが随所にあって、そのため、ダンススキルがそれほどでなくとも、観ていて楽しめる作りになっています。

しかし、「命は美しい」は、オーソドックスな王道ダンスなので、フリがどれだけ揃っているか、腕や脚はどれだけシャープに動いているか、そういった基本的なスキルが、ダイレクトに出来不出来を左右します。

従って、これまで以上に、細かい部分への集中力が不可欠で、このブログでかなりしつこく指摘してきたのは、そのためです。


ただ、乃木坂は、E-girlsのように、毎日毎日、みっちりダンス練習に打ち込むようなグループではなく、筋力を付けてキレ味を鋭くする場合でも、腕が太くなることを心配する雰囲気があって(笑)、それが目指すエンターテイメントの方向性なのだと思います。

ルックスや表情で魅了するアイドルグループなのに、ガチのダンス勝負に持ち込んでしまったことが、「命は美しい」において、乃木坂の存在感が今ひとつ大きくならなかった原因じゃないでしょうか。

「なんじゃそれ?」という斬新さや、「おお~!かわいい~!」というキュートさを封印して、「クールでカッコいい」を前面に出すステージでは、裏付けとなる高度なダンステクニックが不可欠で、それがなければ、とくに引っかかりのない、印象の薄いステージになってしまいます。

でんぱ組.incのパンチがあり過ぎるステージを観ていると、乃木坂は演出上の戦略をもっと練って、得意分野での勝負に持ち込んだ方がいいという気がしました。

「命は美しい」によって、全体のダンススキルは向上したと思うけど、同時に乃木坂の限界も見えた感がある。

E-girlsではなく、BABYMETALでもなく、でんぱ組.incでもないとすれば、乃木坂はどんなステージを目指すべきなのか、結成5年目に向けて、あらためてグループの方向性を考え直す必要があるんじゃないでしょうか。


『MUSIC STATION』の後、AMラジオで『乃木坂46オールナイトニッポン』が放送され、その最後に、12枚目表題曲『太陽ノック』が初めて公開されました。

ネット上の感想を見ると、賛否両論のようです。

満足したファンが多い場合は、「神曲」という言葉が溢れ返るんですが(笑)、「太陽ノック」に対しては、褒めている場合でも、割と冷静な意見が目立つので、現時点では、さほど評価は高くないのだと思います。


私は、曲を聴いて、三つのことを感じました。

一つ目は、SKE48かNMB48で、もの凄く似た曲があったような「既聴感」が強いこと。

二つ目は、メロディラインが単調で、変化に乏しいこと。

三つ目は、「太陽ノック」という言葉が、歌の中にも出てくるのだけど、語感としても、意味合いとしても、今ひとつぴったりせず、浮いた感じがすることです。

まあ、あまりピンと来なかったということです(笑)。


とくに、「ノック」という単語を使う必然性が見えなくて、居心地が良くない。

歌詞を見ると、太陽があなたの心の扉をノックしている、といった意味に取れるけど、「ノック」という言葉をわざわざ選択する理由が、分からない。

リズムに乗っていない気がするし、もっと適切な別表現がいくらでもあるように思うのですが。

例えば、「制服のマネキン」は、奇抜な言葉ではあるけど、大人の言うことに従うばかりで、自分の意見を持たない少女を表現するにはピッタリで、歌詞の中で言葉が生きている気がします。


しかし、ソフトボール部を舞台にした『初森ベマーズ』の主題歌に使われるのであれば、「ノック」という言葉が別の意味で生きてくるのかもしれません。

また、メロディラインが単純でも、スポ根ものドラマであれば、むしろフィットすることはある。

さらに、乃木坂の表題曲は、MVとセットで鑑賞して、初めて作品として完成する面があり、MVの中で、「太陽ノック」という言葉が輝く可能性もある。

ラジオによる音源公開は、表題曲の一端を明かしただけで、MVやダンス付きパフォーマンス、さらに今回は『初森ベマーズ』が始まらないと、全容は見えてこないと思います。


センターである生駒里奈がどのようなイメージに仕上がっているのかも、注目ポイントなので、本格的な評価は、もっと後になってから行なうつもりです。

ただ、現時点では、AKB48Gの楽曲イメージと重なる、変なタイトルの単調な歌という印象なので(笑)、CDまで買おうという気持ちには、正直、あまりならないです。

制作日程がタイトというのも、心配になる部分で、カップリング曲やそのMVも見ながら、12枚目シングルの出来を判断したいと思っています。


そうそう、ノックで思い出しましたが、以前、「命は美しい」のダンスで、白石麻衣の左移動ステップに「トテトテ感」があるのは、ソフトボール部のとき、右を軸足にしていたことが原因かもしれないと書きました。

「命は美しい」MV制作の超タイト日程が『Rの法則』で判明、白石麻衣のステップとソフトボール [04Apr15]

ところが、調べてみると、まいやんは、右投げ左打ちだったんですね。

じゃあ、ソフトボールはあまり関係ないのかと思って、念のため、『乃木坂って、どこ?』の特技審査企画で、白石さんが、バッティングセンターに行った回を見直してみました。


驚いたのは、確かに左打ちなんですが、右足への重心移動が非常に早くて、球を体の前でさばくバッティングになっている。

そのため、右へ左へ、広角に球を打ち分けることが出来て、見事なバットコントロールです。

このフォームは、練習でノックをするときの打ち方に近い。

速い球を呼び込んで、力負けせず、遠くに飛ばすことは厳しいけど、緩い球であれば、望む方向に打球を飛ばすことが可能で、内野の間を抜くような繊細なヒットが期待出来ます。


おそらく、まいやんは、右利き右投げで、軸として、右足がかなり強いのだと思います。

そして、左打ちでも、右足を軸にして、体の前面に壁を作り、広角打法を実現していたんじゃないでしょうか。

そうなると、ダンスにおいて、右足で繰り返し蹴り出すステップは、左足よりスピードが乏しくなっても不思議ではなく、「トテトテ感」の原因がソフトボール部でのプレイスタイルにあるという説は、考えてみる価値があることになります。

『初森ベマーズ』では、白石さんが打つシーンがあると思うので、重心移動に注目すると、面白いかもしれません。

ドラマの見方としては、あまりにマニアックという話もありますが(笑)。


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『水曜歌謡祭』で白石麻衣が杏里と「悲しみがとまらない」、安定の不安定歌唱も笑顔は好感度高し [18Jun15]

2015-06-18 16:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画] 全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館 『アイズ』
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト

[舞台] 渋谷で上演中
6月19日(金) 19 : 00 ~ AiiA 2.5 Theater Tokyo 舞台『じょしらく』2日目
チーム「く」(中田花奈、佐々木琴子、松村沙友理、高山一実、井上小百合)の担当公演初日。落語を披露するのは井上さゆにゃん。
ネルケプランニングの『じょしらく』公式サイト
井上小百合の2015/06/19_08:48ブログ
中田花奈の2015/06/19_13:24ブログ

[地デ] 金曜夜8時
6月19日(金) 20 : 00 ~ テレビ朝日 『MUSIC STATION』
乃木坂46が出演で「命は美しい」を披露。兼任終了の松井玲奈に代わって川村真洋、舞台『じょしらく』で出演出来ない高山一実と松村沙友理の位置に斎藤ちはると新内眞衣がそれぞれ入る予定。
テレビ朝日の番組公式サイト
斎藤ちはるの2015/06/14_22:00ブログ

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



『水曜歌謡祭』は、視聴率の奮わない回が続いていますが、昨夜の2時間スペシャルを観て、その原因の一端が分かる気がしました。

篠原ともえ、柴田理恵、松本明子、前園真聖、ふなっしーなどが、歌わないゲストとして、ひな壇芸人的に出演しています。

そして、トークや説明の部分が、所々、長めに挿入され、テンポ良く歌を聴かせる流れになっていない。

進行に冗長さを感じました。


主に音楽ファンが観ていることを考えると、視聴者は良質のステージを望んでいるのであって、バラエティ的な面白さを求めているわけじゃないと思います。

呼ばれたゲストも、例えば、曲にまつわるトークにどう絡めばいいのか、番組内での立ち位置が手探り状態で(笑)、実力のある人が揃っているのに、スタジオの空気が今ひとつ盛り上がってこない。

笑いの要素は渡部建のちょっとしたツッコミ程度で良くて、こんなに大勢の応援団は要らないんじゃないでしょうか。


さらに、出演アーティストも多過ぎると思います。

演奏楽曲のジャンルと年代が、あまりに多岐に渡っていて、しかも選曲を貫くテーマが見えないので、焦点がぼやけて、観ている側が集中力を保てません。

懐メロを、ランダムに聴かされているような構成で、結局、番組全体として何を伝えたかったのか、分からないまま中途半端に終わった印象です。

ヒットした年代、曲のジャンル、あるいはキーワードを絞り込み、もちろん出演アーティストも厳選して、トーク部分抑えめで、次々と質の高いステージを披露する方が、見応えがあると思います。


『水曜歌謡祭』、次回は7月8日(水)で、再び2時間スペシャルだそうです。

毎週放送だった筈が、ここにきて飛び飛びになっているのは、4%を切る低視聴率と併せて考えると、不気味な兆候ですが(笑)、内容や構成の抜本的な見直しを図らないと、マジで打ち切りになりかねません。

乃木坂を、結構な頻度で呼んでくれる、貴重な音楽番組なので、何とか存続して欲しいです。


昨夜は、乃木坂から白石麻衣1人が出演、杏里の「悲しみがとまらない」(1983)を、水曜シンガーズのバックコーラスで、本人とコラボしました。

グループNo.1との呼び声が高い、圧倒的な美貌が、ステージを華やかに彩り、視聴者にインパクトを与えたんじゃないでしょうか。

とくに笑顔が良かった。

緊張感を強いられる生歌のステージで、にこやかな微笑みを絶やさないのは、難しいことだと思うけど、さすがに、モデル兼任でステージ経験が豊富な白石まいやん、好感度の高いスマイルをキープし続けていました。


番組の序盤に、前田敦子が太田裕美の「木綿のハンカチーフ」(1975)を、本人とコラボしたのですが、前田さん、喉を痛めていたようで、全然声が出なくて、ハイレベルな歌唱ステージが続く中、彼女のパートだけ、とんでもない別世界になってました(笑)。

ただ、喉だけでなく、体調そのものを崩しているのか、表情に色味が乏しく、張り付いたような笑顔になっていて、これが一番残念でした。

歌がダメなら、笑顔で勝負がアイドルの基本で(笑)、白石麻衣は、その点では十分な仕事をしたと思います。


一方、まいやんの歌はどうかというと、このブログで何度も指摘してきた、「安定して音を取れない」弱点が、今回も安定して出ていました(笑)。

「安定して音を取る」というのは、ある音符をしっかり発声し、次の音符にスムーズに移って、またしっかり発声するという意味ですが、白石さん、これが、なかなかキレイに決まらない。

ある音符を正確に発声することが出来ない上に、次の音符に移るとき、さぐりさぐりになって、音が彷徨ってしまう。

そのため、ソロパートでは、入りが不安定で、流れを掴んでも、音が常に彷徨って、「あれ?下手ではないけど、こんな感じだっけ、この歌?」という印象になる。


昨日のステージでは、白石麻衣が、杏里と交代しながら、ほぼ同じ長さのフレーズを順番に歌っていく構成で、合唱パートを含め、相当に出番が多く、その分、音もあちこちで彷徨ってました。

例えば、まいやんのソロパートの一つである

ふたりはシンパシー感じてた
昼下がりのカフェテラス

は、後半に進むほど、音が不安定になって、「カフェテラス」では、歌がどっかに行きそうに。


さらに、杏里と一緒に歌うパートでは、音の不安定感がはっきりと出てきます。

象徴的だったのが、「I Can't Stop The Lonliness」のあと、

どうしてなの悲しみがとまらない

と続くパートの「とまらない」です。

音が安定しない上に、この部分、下げるのか、上げるのか、迷いがあって、杏里との合唱がグズグズになってしまった。

メロディが頭に入っていない感じで、ここは歌い込み不足という気がしました。


一方、杏里の方は、「これはマズい」と感じたのでしょう、続く「I Can't Stop The Lonliness」からの

だれか救けて悲しみがとまらない

のパート、ここも二人のユニゾンですが、「とまらない」に入るとき、まいやんの方を向き、左手の指を胸の前で上に立てつつ、アイコンタクトを取っていました。

「今度の「とまらない」は、上だよ」という合図で、さらに、フレーズに入ると同時に左手を上に挙げていく、念の入れようです(笑)。


かつて和田アキ子と合唱したときも、同じことが起こっています。

アッコさんが、まいやんを見ながら、手で合図して、まだ行くな、そうそう、ここで上だと、指示してくれていました。

まいやんとのユニゾンで、和田アキ子と杏里の二人ともが、音階を手で教えたわけで、プロの歌手からすると、白石麻衣の不安定に彷徨う音は、相当気になるのでしょう。


杏里との合唱はさらに続き、三度目の「I Can't Stop The Lonliness」から

こらえ切れず悲しみがとまらない

杏里さん、この「とまらない」では、合図を送らなかったけど、まいやんの音が気になったのでしょう、チラッと、彼女の方を見ていました。

こういう歌唱中のチラ見は、和田アキ子、さらには華原朋美も白石麻衣とのコラボでやっていて、この光景を見るのは3度目です。

ただ、和田アキ子と杏里は、華原朋美のように、ステージの最中、吹き出すなんてことはせず、白石麻衣の歌唱の問題点を冷静に把握して、必要なときに、必要な指示を出してくれたわけで、さすがに、大人のプロシンガーだと思います。


昨夜の杏里とのコラボステージ、笑顔は100点だけど、歌唱はいつもと同じ問題を含んでいて、高い点数は付けられません。

まいやんは、忙しい中、毎回、喉のコンディションを整え、歌詞を覚えて、よく頑張っていると思います。

しかし、では、もっとトレーニングを積めば、音感が良くなって、安定的に音が取れるようになるかというと、それは難しいかもしれない。

2013年の「FNSうたの夏まつり」以来、2年近くまいやんの生歌を聴いてきたけど、不安定な音程という弱点は、克服されていません。


音楽番組に乃木坂の代表として出演すると、視聴者、共演者、スタッフは、その人が、グループでトップの歌唱レベルを持っていると考えるので、そのステージが乃木坂の上限と見なされてしまいます。

「NOGIBINGO!」のカラオケ企画で、川村真洋が絢香の「三日月」を歌った後、審査員だった高橋ジョージとLUNA SEAのドラマー真矢は、その歌唱力を絶賛していました。

さらに、中元日芽香も、「音が若干よれている」という指摘がありながらも、二人から高く評価された。

実績のあるプロのアーティストが、他のメンバーのときとは、明らかに違う顔つきになり、身を乗り出して褒めたのが、川村と中元の二人です。

であれば、彼女たちを音楽番組に出して歌わせれば、同じく実績を持ったアーティストである共演歌手や、番組制作を仕切る音楽プロデューサーが、評価してくれる可能性が高くなるでしょう。

ちなみに、カラオケ企画には白石麻衣も出場して、最後まで歌い切りましたが、この二人の審査員はほとんどコメントせず、消極的な評価という印象を受けました。


映画『アイズ』で主演を務めた伊藤万理華は、乃木坂ファン以外からも、演技力を評価され始めています。

これは全然不思議なことではない。

万理華は、「ナイフ」や「まりっか'17」などの個人PVで一緒に仕事をした、柳沢翔氏や、福島真希氏など、プロのクリエーターから、もともと高く評価されていて、「バレッタ」MVでは、選抜3列目にも関わらず、冒頭にソロシーンがある破格の扱いを受けています。

さらに、CSの番組『エムオン!』が乃木坂のMV特集を放送したとき、表題曲以外で唯一流れたのは、伊藤万理華が主演する「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」で、番組スタッフが彼女の作品を評価していることが分かります。

以前から、プロがこれだけ評価していたのだから、映画の主演として活躍する可能性は高かった言えます。

しかるべき才能を、しかるべき場所で起用すれば、そのメンバーと乃木坂がブレイクする確率が、飛躍的に上がるということです、間違いなく。


歌手である乃木坂にとって、音楽番組はもっとも重要な活躍の舞台で、そこに誰を起用するかは、選抜序列ではなく、プロによる歌唱力評価に基づいて選んで欲しい。

もし、この2年間、川村真洋と中元日芽香を中心に、スパーエキセントリックシアター記念公演『Mr. カミナリ』のヒロインに指名された衛藤美彩と桜井玲香、ミュージカル『虹のプレリュード』で主演を務めた生田絵梨花といったメンバーから、音楽番組への出演者を選んでいれば、乃木坂の歌唱力に対する評価は、全然違ったものになっていた可能性がある。

紅白歌合戦に代表される、有名な大型音楽祭の出場歌手選考において、CDセールスの数字だけでなく、「歌が上手い」という評価が大きな力を持つのは当然です。

乃木坂は、握手会によるCD売り上げに関しては、おそらく、日本でもっとも効率の高いグループで、それはコアファンの充実を意味します。

ここに歌唱力とダンススキルを加味して、ライトファンや一般層をより強く引き込めば、乃木坂は、手がつけられない人気グループになる危険があって(笑)、紅白出場も近づいてくるでしょう。


視聴率低迷に喘ぐ『水曜歌謡祭』側にすれば、乃木坂に期待するのは、ずば抜けた歌唱力ではなく、美しいルックスであって、それゆえに、白石麻衣が選ばれたのかもしれません。

まいやんは、はっきり音を外すほど、歌が下手というわけではないけど、音感の切れ味があと一歩足りないのだと思います。

そのため、高精度に音を取るのが当たり前のプロ歌手によるステージで、共演者、制作スタッフ、そして観客を唸らせるほどの歌唱は、さすがに厳しい気がします。

乃木坂にそこまでの歌唱力は要らない、ビジュアル中心のステージで良いという声はあるかもしれません。

しかし、音楽業界において、乃木坂が今の殻を破って、大きくステップアップするには、周囲の度肝を抜くような歌唱ステージを披露することが不可欠で、それを実現出来るかもしれないメンバーは、これまでのプロによる評価から、大体分かっています。


乃木坂は、グループ発展のために、歌唱力強化の方向に舵を切るべきだと、私は思います。

女性アイドルグループがブレイクする時期が、デビューして10年後なんてことはまずなくて(笑)、数年以内に切っ掛けを掴むのが普通です。

2011年の8月に誕生した乃木坂46は、この夏から、いよいよ結成5年目に入ります。

AKB48に置き換えると、16枚目「ポニーテールとシュシュ」と17枚目「ヘビーローテーション」をリリースし、18枚目「Beginner」が最初のミリオンセラーとなった時期に当たります。

正直、乃木坂がブレイク出来る期間は、そろそろ終わりに差し掛かっている感があって、早く仕掛けて、何らかの音楽的ヒットに辿り着かないと、失速期に入ってしまうかもしれない。

そして、一度、人気の低落が始まると、モーニング娘。が典型例ですが、グループ内の世代交代を進めても、回復基調に乗せるのは難しい。

乃木坂に残された時間は、決して長くないという意識を持った方が良いんじゃないでしょうか。


最後に、昨夜の『水曜歌謡祭』で心に残ったステージを挙げておきます。

まず、渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」(1978)、それから、前田敦子のパートを除いた(笑)、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」(1975)です。

どちらも40年も昔の歌なのに、二人とも、驚くほどよく声が出ていて、素晴らしいステージでした。

きっと、長年、歌手として研鑽を積んでこられたのだと思います、その歌への情熱と姿勢にも感動します。


さらに、平原綾香が水曜シンガーズをバックに、小柳ゆきとコラボした「Jupiter」(2013)。

平原さんは、年齢が上がり、当時より、歌に艶っぽさが出てきました。

大人の色気を感じさせる平原綾香の歌唱に、小柳ゆきの力強い歌声がよく合い、壮大で美しいミュージカルの一場面を観ているかのような、豪華なステージでした。

平原綾香は期待を裏切りません、登場すると、必ず、観客を満足させるパフォーマンスを披露してくれます。

ん~、しかもイイ女っす(笑)。

この歌唱力、この華やかさ、この色気、乃木坂メンバーも参考にしてはどうでしょう(笑)。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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12枚目セブンイレブン限定盤はオリコン算入されるか?映画『アイズ』は「信じ切れない愛」が怖い [17Jun15]

2015-06-17 16:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画] 全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館 『アイズ』
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト

[地デ] 水曜夜7時
6月17日(水) 19 : 00 ~ フジテレビ 『水曜歌謡祭2時間SP』
2時間スペシャルに白石麻衣が出演。通常は午後7時57分開始の1時間番組。
フジテレビの番組公式サイト

[地デ] 金曜夜8時
6月19日(金) 20 : 00 ~ テレビ朝日 『MUSIC STATION』
乃木坂46が出演で「命は美しい」を披露。兼任終了の松井玲奈に代わって川村真洋、舞台『じょしらく』で出演出来ない高山一実と松村沙友理の位置に斎藤ちはると新内眞衣がそれぞれ入る予定。
テレビ朝日の番組公式サイト
斎藤ちはるの2015/06/14_22:00ブログ

乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



西野七瀬の可能性を感じた「ジタック46 後編」

月曜深夜に放送された『NOGIBINGO!4』の「ジタック46 後編」、和田まあやの宝物が13年前の「お父さんの爪」というのが衝撃的でした。

以前、『乃木坂って、どこ?』において、トイレ系の話がまあやのツボにハマって、笑いが止まらなくなったことがあります。

小学校低学年くらいの年齢なら納得出来る話ですが(笑)、今回の「お父さん」大好きエピソードと併せると、まあやは17歳にして、まだ反抗期に入っていない可能性があって、ちょっと心配にすらなってきます。

中学1年で上京、4年間、芸能界で仕事をしてきたのだから、年齢より大人びているのなら理解しやすいのですが。


あるいは、乃木坂という女子集団の最年少メンバーとして、「子ども」の役割を求められたことが、「幼いまあや」の原因かもしれません。

考えてみると、実際には長女で、そういった気質をふんだんに備えている星野みなみも、年上のお姉さんメンバーの中で過ごすうちに、「妹」として振る舞うようになり、無敵の「可愛い」を身に付けたのだと思います(笑)。

みなみは、実家から通っていて、帰ると妹さんがいるので、まだ長女の部分を失わず、『乃木坂の「の」』のMCといったポジションを与えられると、それが前面に出て来る。


しかし、まあやは、親元を離れて暮らしているので、乃木坂での役割が、自分のアイデンティティとなったのかもしれない。

中学高校時代は人格形成期で、その時期を、どこで誰と過ごすかが、その後に大きな影響を与えると言われます。

乃木坂という運命共同体的女子グループに属していることが、みなみやまあや、そして他の中学高校生メンバーの性格醸成を左右しているのは間違いなさそうで、我々はその成長過程を見ているのでしょう。

若いメンバーを預かってアイドルグループを運営するって、信じられないほど責任重大なことです。


ちなみに、「ジタック46 後編」で、個人的に一番心に響いたのは、西野七瀬の自宅メシ。

「納豆は普通に食べて、豆腐はこのまま行きます、でも、味が物足りなければ、納豆を掛けて食べます・・・。どうでしょうこんな感じで?」

あり得ないほど、ありきたりかつマイペースで、かえってシビレました(笑)。

こういった逆方向に振れ幅の大きい笑いはあまりないので、ななせまるには、超薄味の食レポをやって欲しい。

「あっ、カレーですね。福神漬けが合います。・・・。水が美味しい」とコメントして、こんな感じでどうでしょう?と、窺うように、カメラに目線を送ったら、むしろ受けるんじゃないかと(笑)。

なーちゃんは、乃木坂の人気No.1ということで、「いじれない」雰囲気になっているけど、本質的には、強力なボケキャラなので、それを生かさないのは勿体ない。

乃木坂が和田まあやの人格形成に及ぼした影響を考えさせられ、西野七瀬の可能性を感じた「ジタック46 後編」、なかなか見どころの多い回でした(笑)。

『NOGIBINGO!4』、次が最終回のようです。


一線を越えたセブンイレブン限定盤の販売

前回のブログで、12枚目「太陽ノック」のセブンイレブン限定盤を予約出来なかった話をしましたが、早速、4千円以上の値段で、ネットオークションに出始めています。

予約開始から1時間もせずになぜ売り切れたのか、詳しいことは分かりませんが、転売目当ての購入が少なからずあったことは間違いないでしょう。

京都、名古屋、幕張の3日間全国握手会と同日同会場で行なうライブに、のべ4万人というのは、実現すれば超満員の筈で、そこまで大きな需要があったとは考えにくい。

もし、本当に4万枚が完売したのだとすれば、時間と共に値崩れする可能性があって、オークションの価格推移は何が起こったかを知る一つの目安になると思います。


今回のライブチケット付CDの限定販売、乃木坂運営は、いよいよ一線を越えてしまった感がある。

従来の初回限定盤にも、ミニライブ参加券が入っているけど、それでも全国握手会券としても使えたので、まだライブチケットとしての性格が薄められていました。

しかし、セブンイレブン限定盤に入っているのは、ライブ参加券のみなので、完全なチケットです。

しかも、「太陽ノック」というタイトルの曲が入ることが発表されているだけで、収録楽曲の詳細はほとんど分からない。

明らかに、ライブチケットの販売がメインであって、これをCDの「おまけ」だと主張するのは無理がある。


ライブチケットにCDを「おまけ」で付けるような商売は、CDセールスを歪め、結局、音楽業界のためにならないから止めようという声が、最近、高まっています。

オリコンが、CDの売り上げ枚数を算出する際、ライブチケット付きCDを合算しないと宣言したことは、少し前、大きくニュースとして取り上げられました。

収録楽曲の魅力でCDを売り、ランキングを正常化して、音楽と真摯に取り組んでいるアーティストに、もっとスポットライトを当てようという動きは、徐々に加速しているように見えます。

また、一部のレコード会社は、長期化するCD不況への対策として、各アーティストの収益を、CDセールスだけでなく、ライブやグッズ販売などでバランス良く支える「360度ビジネス」に乗り出しているそうです。


こういった流れにも関わらず、乃木坂運営は、ライブチケット付CDの販売に手を出し、商売として問題が多く、社会的批判の少なくない、特典商法をさらに強化してしまった。

とくに数量を限定したため、予約開始と同時にチケット争奪戦が勃発して、収録楽曲を目当てにCDを買おうとする本来の客が、弾き飛ばされてしまう最悪の事態になっています。

音楽を配布するツールである筈のCDが、付属特典によって一瞬で買い占められ、当然ながら、高額な値段でネットに出回る。

乃木坂運営は、自分たちが何をやっているのか、一度立ち止まって、真剣に見つめ直すべきだと思います。


アイドルは、社会的好感度が最大の商品です。

CDが売れるからという理由で、なりふり構わず突き進んでいると、肝心の好感度を失ってしまいます。

そうなると一番困るのは、運営ではなく、個々のメンバーで、将来、芸能活動を続けていく確率が低くなっていくでしょう。


限定盤がカウントされるかどうかで変わる「上り坂」戦略

ライブチケット付CDであるセブンイレブン限定盤の売り上げを、オリコンがカウントするかどうかは、分かりません。

もし、乃木坂運営がオリコンと事前に接触して、承諾を得ていれば、もちろん大丈夫でしょう(笑)。

しかし、そういった話し合いがなく、蓋を開けてみるとカウントされていなかったとなると、前作割れの危険が出てきます。


12枚目のオリコン初動を、運営は、前作より少し多い52万枚から53万枚にしたいと考えている可能性がある。

あまり高くすると、13枚目初動の前作越えが厳しくなるからです。

ところが、セブンイレブン限定盤の4万枚を当てにしている場合、それがカウントされなければ、48万枚から49万枚に留まることになり、「太陽ノック」の初動は前作割れします。

かと言って、12枚目初動を55万枚以上まで伸ばすと、13枚目には、もっと強力な特典を付けて、売り上げ枚数を引き上げないと、紅白歌合戦を目前にして、前作割れの「下り坂」となる。

まあ、オリコンは、握手会券付CDの合算停止を行なう気配がなく、AKB48Gや乃木坂46にとても優しいので(笑)、セブンイレブン限定盤に関しても、話は付いていると思いますが、気になる点ではあります。


一方、サウンドスキャンはセブンイレブン限定盤を調査対象としない可能性がある。

4万枚のセールスであれば、TOP20の上位に確実にランクインする筈で、オリコンと違って、サウンドスキャンは発売後のランキングで、カウントされたかどうかが、簡単に判明します。

それは売れた楽曲の数ではなく、売れたチケットの数なんですが(笑)。


「太陽ノック」がダサいのはタイトルだけにして欲しい

衛藤美彩が、『「太陽ノック」ってダサくない?』と言ったファンをいさめたという話が出回っています。

本当の話かどうかは分かりませんが、いやいや、メンバーの中にも、「ええっ?」と思った人は少なくないんじゃないでしょうか。

『乃木どこ?』の後番組が『乃木坂工事中』だと、バナナマン設楽が伝えたとき、その場に居た多くのメンバーが「うそ、本当に?」と真顔で聞き返してましたよね(笑)。

「制服のマネキン」や「君の名は希望」と比べて、「太陽ノック」がダサい上に意味不明という意見はもっともで、少なくとも私は、タイトルを聞いて、購買意欲が減退しました。


『乃木坂工事中』もそうですが、今年度に入ってから、どうもネーミングにセンスを感じないんですが、どういうことなんでしょう?(笑)。

タイトルにセンスがなくても、中味が良ければ問題はないけど、12枚目の制作スケジュールを見ていると、不安になる要素が溢れている。

5月10日(日)の選抜発表から7月22日(水)のCD発売は、10週プラス3日の期間で、むしろ長い部類に入ります。

しかし、この中に舞台『じょじらく』の稽古と11日間に渡る公演、連続ドラマ『初森ベマーズ』の収録が入っており、シングル制作に割ける時間は限られています。

実際、メンバーのブログを読むと、非常に忙しいという言葉をよく目にします。


また、6月6日(土)に、AKB48の最大イベントである「総選挙」の開票が行なわれました。

秋元康氏が、「総選挙」前後の忙しい中、どの程度、乃木坂のシングル制作に目配せ出来るのか、気になるところです。

6月24日(水)の『テレ東音楽祭(2)』で、表題曲「太陽ノック」を歌うという情報が流れていて、おそらく初披露になるのでしょう。

まずは、それを見てからですが、表題曲MVや『初森ベマーズ』の出来も絡んでくるので、「太陽ノック」が本当にダサいかどうか、ファンが決められるのは、まだ先のことですね。

もちろん、センター生駒里奈が輝いている、魅力的な楽曲であることを願っています。


一番信頼している人が「バケモノ」かもしれない恐怖

ここからは、映画『アイズ』の話を。

6月6日(土)の公開から、10日以上が経過しましたが、結構、お客さんが入っているようです。

YAHOO!JAPAN映画のトップページに載ったり、王様のブランチで紹介されたり、広く宣伝されたためか、ここにきて、乃木坂のことを知らない方が、映画を観て、コメントを残すケースが増えていて、高い評価をして下さる人も少なくない。

そういうコメントには、自分の感じ方と似ている部分が多かったりして、伊藤万理華が主演する映画に対して、ファンとしての贔屓目が多分に入っているかもしれないという心配を払拭出来て、嬉しくなります。


私の感想については、公開翌日の記事『伊藤万理華の絶賛に値する女優第1歩、映画『アイズ』は家族の愛と狂気を描いたサスペンスホラー [07Jun15]』に書きましたが、観てない方も多い筈なので、ネタバレしないよう、かなり抽象的なコメントに抑えました。

今日は、公開からある程度時間が経って、踏み込んだ感想も出始めているので、少し詳しく自分の感じたことを述べてみます。

サスペンスの謎解きに関わるネタバレはありませんが、話を具体的にするため、ストーリーを説明してる箇所があるので、まだ一度も観ていない方は、ご注意下さい。

念のため、もう一度言います。

かなり突っ込んで感想を書いているので、気をつけて下さいね(笑)。





映画『アイズ』のポイントは、伊藤万理華演じる主人公山本由佳里の父親和弘が、何を行ない、何を考えているのか、だと思います。

もっと正確に言えば、父親の行動と感情によく分からない部分があって、それが複数の異なる解釈を生み出し、この映画特有の「怖さ」につながっている。

とくに、同期入社した社長の娘との関係が重要で、本人が言うように、単なる仕事上のつきあいなのか、それとも母親が主張する「浮気」なのか。

もし浮気であれば、事故で亡くなったお腹の子の父親は和弘である可能性が高く、彼が由佳里と息子の翔太に寄せる思いにも、微妙な陰を落とすことになる。


この不幸な事故で出世街道から逸れてしまった父親が、もう一度社長の娘に近づいたのは、由佳里たち家族を純粋に愛しているからなのか、それとも本当に愛する人は別であるのか、あるいは、誰をも愛しておらず、己の栄達のみが目的なのか。

映画の後半、シーンごとに、頭の中をさまざまな推測が駆け巡り、明るい気持ちになったり、重苦しい不安に襲われたり、心理的に揺さぶり続けられます。

和弘は自分の家族を本当に愛しているのか?、分からない、信じ切れない、もどかしい思いが募ってくる。

ここに、『アイズ』という映画が持つ、通常のホラーとは異なる「怖さ」がある。


しかも、信じたいのだけど、父親の愛情に疑問符を付けるシーンが幾つも出てくる。

映画の冒頭、バスに乗っていた由佳里の親友が、トラックとの衝突事故で命を落とします。

その後、学校に残された遺品を届けるため、親友の家を訪れ、由佳里がその母親と対面するシーンがある。

悲嘆に暮れる母親は、事故を起こした加害者の謝罪どころか、友人である由佳里の訪問すら、娘を思い出すから苦痛で、止めて欲しいと発言します。


不慮の事故で愛する我が子を失ったら、母親は原因を作った人との接触を嫌がるということが、このシーンから伝わってくる。

しかし、社長の娘は、似たような境遇にありながら、事故後、由佳里の家族に対して、まったく異なるアプローチをしている。

人はそれぞれ性格が違うので、一概には言えないのだけど、本当に、彼女は赤の他人なんだろうか、そういう思いが強くなっていくわけです。


さらに、社長の娘が「事件」を起こしたときに、父親が取った行動にも、家族を愛しているとは到底思えないものがある。

もちろん、あまりの出来事に動揺して、咄嗟にとんでもないことをしてしまったのかもしれません。

しかし、和弘は、その後時間が経っても、自分の行動を後悔している様子がなく、娘思いの、優しい父親であり続けている。

こうなると、彼の微笑みが、ゾクゾクするほど怖い。

あれだけのことをして、良心の呵責を一切感じることなく、ニコニコと家族と暮らしている。

あくまで一つの解釈なんですが、ひょっとしたら、和弘はモンスターなのかもしれない。

少なくとも、その可能性を否定し切れないわけです。


多くの解釈が可能なんだけど、その中に、由佳里の父親は、血も涙もない、冷酷な人間であるという選択肢が含まれている。

そうであれば、今後、由佳里の行動によっては、彼女の命さえ危なくなるかもしれない。

そういうリスクの中、家族を思う言葉と笑顔の続く日常生活が続いていく。

怖いです、めちゃめちゃ怖いです(笑)。


表札のアルファベットが、どうやって出現したかに関しても、複数の解釈が可能で、その一つには、起こった出来事すべてを、霊や怨念といった超自然的な存在を仮定せず、説明出来てしまう考え方があります。

実際、不可思議な現象は、由佳里の前でしか起こっていない。

もちろん、本当に霊の仕業かもしれないし、そうでないかもしれない。

父親の純粋な家族愛、霊や怨念の存在。

信じるか信じないかは、まさに、あなた次第です(笑)。


実は、重要な情報は、終盤、一気に出て来るので、ここで書いてる「怖い」という感情は、映画を観ているとき以上に、見終わった後、シーンを脳内で再生するとき、より一層強くなる。

初めて映画を観たとき、前半は、色んなことを知らずに物語を追っているので、それほど怖さを感じないのだけど、後半に入って、徐々に事実が明らかとなり、登場人物への見方が少しずつ変わっていくにつれ、怖さが出てきます。

さらに、映画が終了して、すべてを知ったとき、そのとき何気なく見過ごしていた、登場人物の表情や台詞が、違った意味を持ち始め、思い出して、ゾクっとする感覚を味わう。

確かに、2回、3回と観ると、1回目とは全然違う景色が広がっている筈で、そういう意味で、独特の構造を備えた映画だと思います。

「思い出し笑い」という言葉があるけど、「思い出しホラー」という感じですね(笑)。


ところで、鈴木光司氏が書いた原作の「しるし」を読んでみましたが、こちらは、映画『アイズ』と違って、複数の解釈を生むような物語ではありません。

しかも、超常現象が含まれているけど、不思議と怖くなくて、むしろ読み終わったあと、ジーンと感動させられました。

結局、映画『アイズ』が怖いのは、何だか分からない、最後まで得体の知れないものと付き合わなければならない点だと思います。

どんなモンスターであっても、全貌が明るみに出れば、怖さは減っていくけど、分からないと、どんどん恐怖が募っていく。

ましてや、一緒に生活している家族が、その表情や言葉の通り、笑顔の絶えない優しい人なのか、それとも、計算高い極めて冷酷な人物なのか、「分からない」ことは、最高レベルに怖い状況です。

映画『アイズ』は観たけど、原作「しるし」は読んでいない方には、ぜひ一読をお勧めします。

きっと、ホッとする方が少なくないんじゃないかと(笑)。

そして、ホッとしながら、なぜ映画『アイズ』が怖いのか、新たな視点が見つかるかもしれません。


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乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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ウンザリするセブンイレブンとの乃木坂流タイアップ商法、自らの音楽を届ける熱意が感じられない [15Jun15]

2015-06-15 16:30:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画] 全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館 『アイズ』
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
伊藤万理華の絶賛に値する女優第1歩、映画『アイズ』は家族の愛と狂気を描いたサスペンスホラー [07Jun15]

[地デ] 月曜深夜1時29分
6月15日(月) 25 : 29 ~ 25 : 59 日テレ『NOGIBINGO!4』
メンバーが自宅で撮った映像からクイズを出題する「ジタック46」の後編。
『NOGIBINGO!4』の番組公式サイト

[地デ] 水曜夜7時
6月17日(水) 19 : 00 ~ フジテレビ 『水曜歌謡祭2時間SP』
2時間スペシャルに白石麻衣が出演。通常は午後7時57分開始の1時間番組。
フジテレビの番組公式サイト

[地デ] 金曜夜8時
6月19日(金) 20 : 00 ~ テレビ朝日 『MUSIC STATION』
乃木坂46が出演で「命は美しい」を披露。兼任終了の松井玲奈に代わって川村真洋、舞台『じょしらく』で出演出来ない高山一実と松村沙友理の位置に斎藤ちはると新内眞衣がそれぞれ入る予定。
テレビ朝日の番組公式サイト
斎藤ちはるの2015/06/14_22:00ブログ

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



昨日の昼、近所の店で、12枚目シングルのセブン-イレブン限定盤を予約しようとしたら、すでに売り切れていると言われました。

# 以後、SEはセブンイレブンの意

念のため回線で調べてもらったのですが、やはり在庫は残っていないようでした。

いやいや、発売1ヶ月以上前の予約開始日、午前10時1分のスタートで、午後2時頃に申し込みに行って、4万枚がすでに全完売って、どういうこと?笑

収録楽曲の詳細ははっきりしないけど、公式サイトに書かれてる説明を読むと、このDVD付きSE限定盤には、他の4種類、つまりTypeA、B、C、通常盤にない楽曲とMVが入っている可能性がある。

それを目当てに、一応押さえておこうと、予約スタートの初日に早速セブンイレブンへ行ったのですが、悲しいお知らせを聞かされただけでした。


おそらく、限定ライブの参加券が欲しくて、予約が殺到したのだと思いますが、不思議なのは、京都、名古屋、幕張の全国握手会と同日同会場で行なわれるイベントなのに、4万枚があっと言う間にソールドアウトしたことです。

全国握手会は、関東の会場ですら、来場者数が1万人を越えるようなレベルに達すると、大混雑するのが現状です。

地方会場はさらに小規模な筈で、3会場を併せて、SE限定ライブにのべ4万人の観客が押し掛けるのは、ちょっと考えにくいのですが。


そうなると、転売目的などによる大量購入が頻発したか、4万枚より少ない枚数しかまだ販売していないか、そのどちらか、あるいは両方の可能性が疑われます。

まあ、今後の推移を見れば、何が起こったか、見当は付くと思います。

もし、「好評につき、追加応募決定!」といった告知があれば、最初に売り出した枚数は4万枚より少なかった可能性がある(笑)。

実際、AKB48の40枚目シングル「僕たちは戦わない」は、出荷数300万枚と言われながら、現在のオリコン累計枚数は177万枚で、100万枚以上少ない売り上げになっています。

一方、本当に4万枚が完売したのだとすれば、今後、SE限定ライブ参加券がネットで盛んに売買されるものの、開催日が近づくにつれて大幅な値崩れが起こるでしょう。


個人的には、収録楽曲とMVにしか興味がないので、何の特典も入っていない盤を、普通に売って欲しいのだけど、私のようなファンは希少過ぎるのか(笑)、否応なくイベント券が付いてくる。

その結果、予約期間が6月14日(日)から7月18日(土)まで、1ヶ月以上に渡って設定されている応募に対して、受付開始の4時間後に申し込んでも、手遅れになるわけです。

アルバム「透明な色」以降、CDの特典があまりに大量かつ煩雑で、ウンザリしていたのですが、セブンイレブンとコラボした12枚目は、さらにエスカレートした感があり、純粋に曲を聴いて、音楽ビデオを観たいだけのファンが、いよいよCDをゲット出来ないという異様な事態が発生しています。

店に置いてあった小さなパンフには、この商品を買えばブロマイド、あの商品ならクリアファイルと、こまごまと書き込まれているのだけど、肝心の音楽を聴くためCDを欲しいと思っている人に、CDが行き渡らないのなら、何のための新曲キャンペーンなんだと、だんだん腹が立ってきました(笑)。

そんなに限定ライブが人気なのであれば、CDとセットにするのではなく、チケットとして別に売るべきです。

まあ、「生生星」のクリアファイルや、いくちゃんの特大ポスターくらいなら、まだ許容出来るけど(笑)、発売直後に数万枚の予約が見込めるような、人気ライブのチケットを特典にするのはおかしいでしょう。


「太陽ノック」CDへの購買意欲は、タイトルを聞いたとき、かなり減退したけど(笑)、第5のMVが入っているかもしれないCDをゲット出来ないことで、トドメを刺された気分です。

そもそも、どのCDにどんな楽曲が入っているのか、SE限定盤には他と違う新曲とMVが収録されているのか、そういった重要情報を明かさないで、予約を始めることには大きな問題があります。

特典商法には熱心な一方、収録楽曲の情報はなかなか出て来ない。

しかも、これほど入手困難な特典ありきの売り方をしたら、そのCDだけに収録された楽曲やMVはかえって広まりにくくなり、作曲者や担当したメンバーの知名度向上に不利になってしまう。


運営には、乃木坂の音楽をファンや一般の人に、広く聴いて貰うという心持ちが乏しいとしか思えません。

こういった音楽軽視とも思える手法を見ていると、12枚目シングルは、買う価値のあるCDに仕上がっているのかどうか、今ひとつ信頼出来なくなってきました。

YouTubeでMVを観て、iTunes Store でダウンロードすれば、楽曲のチェックは大体出来るので、今回は、発売と同時にCDを入手というのではなく、ネット配信でしばらく様子を見ようかと思っています。


まあ、私が数枚のCDを買おうが買うまいが、運営は痛くも痒くもないでしょう(笑)。

12枚目個別握手会は、第11次応募までオリコン初動に流し込めるし、第5次までの完売状況は絶好調。

しかも、店頭販売CDは、SE限定盤が加わって、全5種類となり、従来より1種類多くなっていて、前作割れどころか、初動が伸び過ぎる心配をした方が良い状況です。


サウンドスキャンのランキングでは、SE限定盤はカウントされない可能性があって、売り上げ実態が明るみに出ないかもしれません。

すると、4万枚売れている体になる「店頭販売」の一部と、個別握手会セールスの二つがブラックボックスとなり、オリコン初動の数字は普段より調整しやすくなる。

こう考えると、前回のブログに書いたように、12枚目「太陽ノック」初動は、11枚目「命は美しい」の50万枚を少し上回る程度、52万枚から53万枚に収まる可能性があります。

しかし、もし、55万枚を越えるような高い数字になったとすれば、それは、乃木坂運営の、13枚目ではなく、12枚目を紅白歌合戦への勝負曲にする意図をほのめかすもので、13th選抜の発表日程を予想する際に、考慮すべき要素となります。

いずれにせよ、個別握手会セールスが順調に伸び、SE限定盤が1時間足らずで売り切れたため、運営は豊富な持ち駒を揃えたと見ることが出来、12枚目CDセールスの数字をどうするのか、自らの意思を反映する余裕があると思います。

12枚目第5次後分析、個別握手セールス推定32万枚、第1週40万枚に迫る勢いで初動前作越え濃厚 [12Jun15]


しかし、こういったバラ色の見通しに、もし「誤算」が生じるとすれば、考えられるのは、映画、舞台、ライブ、お買い物キャンペーンなどで、コアファンの財布と乃木坂熱が疲弊して、初回限定盤の売り上げが、従来より落ち込むことです。

さらに、12枚目で多額の出費をしたファンの不満が、13枚目に顕在化して、乃木坂ファンの減少を招く危険があります。

伊藤万理華主演の『アイズ』のように、満足度の高い作品というのは、そうそう簡単に用意出来るものではない。

しかも、出費が重なると、ファンの要求レベルも上がっていきます。


舞台『じょしらく』、映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』、ライブ『真夏の全国ツアー2015』、SE限定ライブ、そして12枚目の個別握手会と全国握手会。

乃木坂は現在、多数のイベントを用意して、それらを大々的に宣伝、ひたすらお金を集めている段階です。

しかし、一連のイベントが終わったとき、ファンが出費に見合った満足を得たかどうかが重要になってくる。

もし多くの人が割高だと感じた場合、乃木坂のファン数が減少に転じる危険がある。


AKB48は、毎年、CDセールスが勢いをなくし、頼みの総選挙は、中継番組の視聴率と投票券付き店頭販売CDの売り上げが2年連続で低下、その上、スキャンダルは止まらず、有名無名を問わず、メンバーが絶え間なくグループを去っていく。

こういった人気低落の根本には、提供するサービスが、ファンの期待に応えられていない状況があると思います。

期待感でお金を集めることは可能でも、貰った額に見合うレベルのクオリティを持ったものを返さないと、やがてお客が離れていくのは、どんな商売でも同じです。

手法のマンネリ化、人気メンバーの卒業、企画の練り込み不足、不適材不適所な抜擢、ダンスやボイトレなど基礎訓練の不足などなど、さまざまな原因が挙げられますが、逆に、ファンの期待に応え続けるのは、並大抵のことじゃないとも言えます。


集中的なイベント開催とタイトな日程で行なわれる12枚目シングルの制作、作品の質を保つのは至難の業だと思いますが、2015年の秋に、乃木坂がファン離れの危機を迎えないよう、頑張って欲しいですね。

もちろん、質の高い楽曲とMVであれば、ためらいなくCDを買うつもりです。

SE限定盤は、もう手に入らないかもしれないけど(笑)。

AKB48総選挙の視聴率を読む、止まらない人気の退潮傾向と危惧される「祭りの後」効果 [09Jun15]


最後に、現在分かっている主要イベントのスケジュールをまとめておきます。

(表) 重要イベントの日程

====== 6月 (Jun) =====

06月06日(土) 伊藤万理華の主演映画『アイズ』公開初日
06月07日(日) 11枚目第5回個別握手会 in パシフィコ横浜
06月14日(日) 11枚目第6回最終個別握手会 in ポートメッセ名古屋
06月17日(水) 2nd LIVE DVD『乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE 2014.2.22 YOKOHAMA ARENA』発売
06月18日(木) 舞台『じょしらく』初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)
06月24日(水) 18 : 30 ~ テレビ東京 『テレ東音楽祭(2)
06月27日(土) 17 : 00 ~ 全国の映画館 舞台『じょしらく』チーム「ら」最終公演のライブビューイング
チーム「ら」万理華 優里 星野 堀 山崎
06月28日(日) 13 : 00 ~ 全国の映画館 舞台『じょしらく』チーム「く」最終公演のライブビューイング
チーム「く」高山 松村 井上 佐々木 中田
06月28日(日) 17 : 00 ~ 全国の映画館 舞台『じょしらく』チーム「ご」最終公演のライブビューイング
チーム「ご」中元 衛藤 北野 能條 飛鳥
06月28日(日) 舞台『じょしらく』千秋楽

====== 7月 (Jul) =====

07月01日(水) 若月佑美の主演舞台『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』初日 in あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
07月04日(土) 12 : 00 ~ 日テレ『THE MUCIS DAY 音楽は太陽だ
07月05日(日) 『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』千秋楽
07月09日(木) 11枚目発売記念スペシャルプレゼントの「サイン会」 in 都内某所
07月10日(金) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』公開初日
07月12日(日) 【第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』―決戦のマイムマイム― 東京公演初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)。井上小百合と樋口日奈がWキャストのヒロイン役で出演
07月20日(月祝) 『帝一の國』東京公演 千秋楽
07月22日(水) 12枚目シングルのCD発売
07月25日(土) 12枚目第1回全国握手会+セブンイレブン限定ライブ in 京都パルスプラザ
07月25日(土) 『帝一の國』大阪公演 初日
07月26日(日) 12枚目第1回個別握手会 in 京都パルスプラザ
07月26日(日)『帝一の國』大阪公演 千秋楽
07月31日(金) 12枚目個別握手会第13次応募終了

====== 8月 (Aug) =====

08月01日(土) 12枚目第2回全国握手会+セブンイレブン限定ライブ in ポートメッセなごや
08月01日(土) 生駒里奈の主演映画『コープスパーティ』公開初日
08月02日(日) 12枚目第2回個別握手会 in ポートメッセなごや
08月05日(水)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第01公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月06日(木)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第02公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月07日(金) 12枚目個別握手会第14次応募終了
08月08日(土)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第03公演(17:00) in 日本ガイシホール
08月09日(日)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第04公演(11:00)&第05公演(16:00) in 日本ガイシホール
08月14日(金) 12枚目個別握手会第15次応募終了
08月15日(土)『真夏の全国ツアー2015 広島』第06公演(17:00) in 広島サンプラザホール
08月16日(日)『真夏の全国ツアー2015 広島』第07公演(11:00)&第08公演(16:00) in 広島サンプラザホール
08月21日(金) 12枚目個別握手会第16次応募終了
08月22日(土)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第09公演(17:00) in 福岡国際センター
08月23日(日)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第10公演(11:00)&第11公演(16:00) in 福岡国際センター
08月25日(火)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第12公演(18:00) in 大阪城ホール
08月26日(水)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第13公演(13:00)&第14公演(18:00) in 大阪城ホール
08月28日(金) 12枚目個別握手会第17次応募終了
08月30日(日)『真夏の全国ツアー2015 東京』第15公演(17:00) in 明治神宮野球場
08月31日(月)『真夏の全国ツアー2015 東京』千秋楽第16公演(18:00) in 明治神宮野球場

====== 9月 (Sep) 以降=====

09月04日(金) 12枚目個別握手会第18次応募終了
09月12日(土) 12枚目第3回全国握手会+セブンイレブン限定ライブ in 幕張メッセ
09月13日(日) 12枚目第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
09月22日(火祝) 12枚目第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

10月18日(日) 12枚目第5回個別握手会 in 幕張メッセ

11月22日(日) 12枚目第6回最終個別握手会 in パシフィコ横浜


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12枚目第5次後分析、個別握手セールス推定32万枚、第1週40万枚に迫る勢いで初動前作越え濃厚 [12Jun15]

2015-06-12 20:30:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画] 全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館 『アイズ』
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



伊藤万理華主演の『アイズ』、アジアを中心に海外から多数の上映オファーが来ているそうで、凄いですね。

公開初日に、イオンシネマ板橋の昼公演を観に行ったとき、福田陽平監督が開口一番、「満員ですね、もっと会場が小さければ」と、軽いジョークを飛ばしてましたが(笑)、明日からの舞台挨拶付き上映は、次々とチケットが完売しているようで、1週間経って、人気に勢いが出てきた感があります。

観た人の感想ツイートや映画サイトのレビューコメントが軒並み高評価で、さらに、福田陽平監督や出演俳優の皆さんが、ネット、街頭、映画館、握手会とあらゆる機会を捉えて、積極的に宣伝されていて、効果が徐々に出ているのだと思います。

当ブログの6月7日付け記事『伊藤万理華の絶賛に値する女優第1歩、映画『アイズ』は家族の愛と狂気を描いたサスペンスホラー [07Jun15]』も、福田監督がツイートをお気に入り登録して下さって、ありがとうございます。

自分が観て面白かった映画の感想に、監督さんが反応してくれると、作品がより身近に感じられて、嬉しいものですね(笑)。


主演アイドルのファンが、甘~い「推し」目線で観て(笑)、映画の評価を吊り上げているという声をちらほら見かけます。

しかし、少なくとも、私は、握手会に行くような万理華ファンではないけど、『アイズ』は面白い作品だと感じたし、多くの人が高い評価をしても、不思議ではない映画だと思います。

映画館にわざわざ足を運んで、2千円近く払って90分以上も観る作品ですから、いくら乃木坂や伊藤万理華が好きでも、満足しなければ、厳しい点を付けて、辛口のことを書くでしょう。

乃木坂ファン、とくにコアな層は、それぞれのメンバーを「推す」セクションの集合体という側面があって、生駒里奈の総選挙参加が典型例だったけど、メンバーの仕事を、どんなものでも、異口同音に評価するほど一枚岩というわけではない。

実際、乃木坂メンバーが出演したドラマ、映画、舞台などで、見終わった後、ここまで多くの人が、作品を褒めるのは、ほとんど初めて見る光景です。

しかも、海外の映画ディーラーで、興味を示している人が多数いるわけで、つまらない作品を主演アイドルのファンが力任せに持ち上げているのとは、状況が全然違います。


伊藤万理華の演技力は、以前からファンだけでなく、柳沢翔氏など、個人PVやMVを通して彼女と関わったクリエーターに評価されてきました。

さらに、鈴木光司氏は、ハリウッドでリメイクまでされた大ヒット映画『リング』の原作者で、家族愛をベースにした秀逸なジャパニーズホラーを生み出す能力は折り紙付きです。

私が、今回、『アイズ』だけは、絶対観に行こうと考えたのは、こういった実績と才能への信頼があったからです。


そして、公開初日の映画館で、まりっかの自然な演技と、鈴木氏の原作を福田監督が脚本化した優れた物語を目の当たりにして、やはり期待を裏切らない作品だったと、感銘を受けました。

さらには、共演俳優と制作スタッフの力量と情熱にも素晴らしいものがある。

『アイズ』は単なるアイドル映画ではなく、才能豊かな無名の若手女優が、実績のある作家と新進監督による野心的な新感覚ホラーに挑んだ映画と捉えるべきで、ヒットする条件をむしろ十分に備えている作品じゃないでしょうか。


原作者以外の知名度は決して高くないけど、伊藤万理華のように、まだ世に出ていない才能が集まり、限られた予算の中、情熱を傾けて作り上げている。

上映館数はまだ少ないですが、キラキラと魅力的に輝くものが散りばめられているこの作品、1人20回も良いけど、出来るだけ多くの人に観て欲しいです。

まあ、シンガポールやタイで上映するのなら、池袋の映画館で観られない?と言いたくなることはあります(笑)。

でも、内外に評判が広まれば、そのうち上映館数も増えていくでしょう。


さて、昨日から今日に掛けて、12枚目個別握手会第6次応募受付が行なわれ、それに伴って、第5次応募終了後の完売状況が明らかになりました。

乃木坂のCDセールスと握手会人気は今どういう状態なのか、それを知るために、ちょっと分析してみましょう。

まずは、各メンバーの推定売り上げ枚数による順位を。

(表1) 12枚目個別握手会第5次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名

#「*」は12th選抜メンバーで、続く(括弧)内の記号は、「F」1列目、「S」2列目、「T」3列目を表す。「c」はセンター。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# オレンジ色は二期生
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。

[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬*(F)
[01] 30部/30部 (1.00; 04次) 白石麻衣*(F) 橋本奈々未*(F) 秋元真夏*(S) 深川麻衣*(S)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 衛藤美彩*(T)
[07] 26部/30部 (0.87) 生田絵梨花*(F)
[08] 25部/30部 (0.83) 若月佑美*(S)
[09] 18部/30部 (0.60) 齋藤飛鳥*(T)
[10] 17部/30部 (0.57) 桜井玲香*(S)
[11] 05部/30部 (0.17) 松村沙友理*(T)
[12] 05部/28部 (0.18) 高山一実*(S)
[13] 04部/30部 (0.13) 星野みなみ*(T)
[14] 02部/29部 (0.07) 伊藤万理華*(T)
[15] 04部/22部 (0.18) 堀未央奈
[16] 03部/22部 (0.14) 生駒里奈*(Fc) 斉藤優里*(T)
[18] 03部/19部 (0.16) 井上小百合*(T)
[19] 01部/22部 (0.05) 中田花奈
[20] 03部/16部 (0.19) 北野日奈子
[21] 00部/22部 (0.00) 永島聖羅 中元日芽香
[23] 05部/10部 (0.50) 寺田蘭世
[24] 00部/20部 (0.00) 新内眞衣*(T)
[25] 00部/16部 (0.00) 相楽伊織
[26] 02部/10部 (0.20) 能條愛未
[27] 00部/14部 (0.00) 渡辺みり愛
[28] 00部/12部 (0.00) 佐々木琴子
[29] 00部/11部 (0.00) 樋口日奈 川後陽菜
[31] 00部/10部 (0.00) 伊藤かりん
[32] 00部/08部 (0.00) 川村真洋
[33] 00部/06部 (0.00) 和田まあや 斎藤ちはる 鈴木絢音 伊藤純奈

1期完売率:49.2% (294部/598部)
2期完売率:09.1% (012部/132部)
全体完売率:41.9% (306部/730部)
推定売り上げ枚数:31万6千枚


1位から11位までに、担当30部の「1期10」メンバーが全員入っており、相変わらず、高い握手会人気を維持しています。

ただ、従来と異なるのは、第5次応募という早い段階で、すでに30部中18部を完売した齋藤飛鳥が、9位にランクインしていることです。

あしゅは現時点で個人完売率60%なので、ほぼ全完売に近い売り上げと推定され、いよいよ11人目の握手会スターが誕生したと言って良いんじゃないでしょうか。


12th選抜18人の成績という視点で眺めると、新内眞衣がまだ完売がなく、24位とやや出遅れているものの、それ以外の17人は、全員が18位以内に入っています。

アンダーで唯一18位以内をマークしているのは、22部中4部完売で15位の堀未央奈です。

なぜ堀未央奈が選抜に入らなかったのか、選抜発表の時に感じたと同じ疑問が、この順位表からも湧いてきます。

ただ、その一方で、これだけ選抜メンバーと握手会人気上位が一致していると、13th選抜でも、今回同様、「誰も落とせない」状況になる可能性があって、3列目の予想はまたまた胃の痛くなるような作業になる気がします。


次に、前作11枚目同次応募終了後と比べた、推定枚数の伸びによる順位を見てみます。

(表2) 12枚目と11枚目の個別握手会第5次応募終了時点の推定売り上げ枚数の差による順位表のトップ10

凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名

#「完売部数の伸び」「担当部数の伸び」「推定売り上げ枚数の伸び」とは12枚目5次後の完売部数、担当部数、推定売り上げ枚数から、11枚目5次後のそれぞれを引いたもの。
# この表は、「推定売り上げ枚数の伸び」によって順位を付けている。
# 「推定売り上げ枚数の伸び」は、万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入。
#「-2部」は2部減少したことを示す。
# 11枚目シングルのタイトルは「命は美しい」、12枚目シングルのタイトルは現時点(2015/06/12)で発表されていない。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。

[01] +15部/+2部 (+0.84万枚) 齋藤飛鳥
[02] +5部/-2部 (+0.40万枚) 高山一実
[03] +5部/+4部 (+0.40万枚) 寺田蘭世
[04] +4部/+0部 (+0.35万枚) 堀未央奈
[05] +3部/+0部 (+0.29万枚) 生駒里奈
[06] +0部/+8部 (+0.28万枚) 星野みなみ
[07] +3部/+0部 (+0.26万枚) 北野日奈子
[08] +2部/+4部 (+0.26万枚) 能條愛未
[09] +3部/-3部 (+0.21万枚) 井上小百合
[10] +1部/+1部 (+0.21万枚) 伊藤万理華


齋藤飛鳥、ぶっちぎりで伸びてます、伸び盛りです(笑)。

11枚目第5次応募後は、28部中3部完売でしたが、今回、12枚目では、30部中なんと18部完売していて、信じられません。

何が起こったのか分からないですが、取り敢えず、「飛鳥の奇跡」とでも呼んでおきましょう(笑)。

それ以外の1期では、高山一実と生駒里奈に勢いがあって、2列目とセンターへの昇格が、スタートダッシュを呼び込んだ形になっています。

かずみん、「トップギア」作戦、今のところ成功です(笑)。


二期生では、寺田蘭世が好調で、伸び枚数で3位に入っています。

実は、二期生で現在完売を出しているのは、堀未央奈4部/22部、北野日奈子3部/16部、寺田蘭世5部/10部の三人だけで、完売部数は蘭世さんが一番多いんですね。

第6次応募から、寺田蘭世は担当が1部増えて、11部となりますが、第5次応募で個人完売率50%達成という絶好調ぶりを見て、運営がもっと行けると踏んだのでしょう。

こちらも、あしゅと同じく、急激なセールス上昇の理由を絞り込むのは難しいですが、「蘭世の勢い止まランゼ」の状況なのは、間違いないでしょう(笑)。


(表1)の最後に載せたように、12枚目個別握手会第5次応募終了時点での推定売り上げ枚数は、31万6千枚です。

発売日が7月22日(水)なので、今回は、第11次応募分までオリコン初動に流し込めるのですが、では、個別握手会分がどの程度まで積み上げられるのかを考えてみましょう。

(表3) 11枚目と12枚目に関する、個別握手会応募受付の日程と推定売り上げ枚数

凡例
[個別握手会の応募受付次数] 前次からの積み上げ完売部数 {そこまでの累計完売部数/その時点での総部数, 推定売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。

11枚目「命は美しい」
発売日:2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締切:2015年3月22日(日)
初動算入:第8次分まで確実
初動算入分:35.0万枚

[01次] +11 {011/720, 01.9万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 11.8万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 18.4万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 24.1万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 27.2万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +46 {295/713, 30.9万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +25 {320/713, 32.6万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
[08次] +33 {353/713, 34.8万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] +12 {365/713, 35.5万枚} (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] +14 {379/713, 36.3万枚} (2015/03/26~03/27, +05d)
[11次] +13 {392/713, 37.0万枚} (2015/04/02~04/03, +12d)
[12次] +25 {417/713, 38.2万枚} (2015/04/09~04/10, +19d)
[13次] +21 {438/713, 39.1万枚} (2015/04/16~04/17, +26d)
[14次] +17 {455/713, 39.6万枚} (2015/04/23~04/24, +33d)
[15次] +11 {466/713, 40.1万枚} (2015/04/30~05/01, +40d)
[16次] +09 {475/713, 40.4万枚} (2015/05/07~05/08, +47d)
[17次] +15 {490/713, 40.9万枚} (2015/05/14~05/15, +54d)
[18次] +03 {493/713, 41.0万枚} (2015/05/21~05/22, +61d)
[19次] +?? {???/713, ???万枚} (2015/05/28~05/29, +68d) {最終}

12枚目「タイトル未定」
発売日:2015年7月22日(水)
オリコン初動集計締切:2015年7月26日(日)
初動算入:第11次分まで確実
初動算入分:??万枚

[01次] +001 {001/740, 00.2万枚} (2015/05/07~05/08, -79d)
[02次] +122 {123/740, 16.0万枚} (2015/05/14~05/14, -72d)
[03次] +084 {207/730, 24.1万枚} (2015/05/21~05/22, -65d)
[04次] +060 {267/730, 28.8万枚} (2015/05/28~05/29, -58d)
[05次] +039 {306/730, 31.6万枚} (2015/06/04~06/05, -51d)
[06次] +??? (2015/06/11~06/12, -44d)
[07次] +??? (2015/06/18~06/19, -37d)
[08次] +??? (2015/06/25~06/26, -30d)
予想日程
[09次] +??? (2015/07/02~07/03, -23d)
[10次] +??? (2015/07/09~07/10, -16d)
[11次] +??? (2015/07/16~07/17, -09d)
[12次] (2015/07/23~07/24, -02d)
[13次] (2015/07/30~07/31, +05d)


11枚目第5次応募終了時点での推定売り上げは27万2千枚で、12枚目の31万6千枚は、前作を2万8千枚上回るペースになっています。

もちろん、今後、「1期10」と齋藤飛鳥が全完売に近づき、積み上げスピードは鈍ってくるでしょう。

しかし、松村沙友理、星野みなみ、堀未央奈はまだまだ伸びる余地があり、そこに、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、中田花奈、永島聖羅が完売を積み上げてくる。

さらに、生駒里奈と高山一実が、より前のポジションに置かれたことで、前作より大幅に売り上げを伸ばす可能性もある。


11枚目第11次応募終了後の推定売り上げ枚数は37万枚ですが、12枚目はこれを上回ると考えたくなる要素が少なくない。

従って、12枚目第11次応募後においても、第5次後の差である2万8千枚くらいは期待して良いんじゃないかということで、オリコン初動に計上される個別握手会分は39万8千枚あたり、つまり40万枚に迫るか、場合によっては越える数字だと、現時点では、予想しておきます。

控えに見積もって39万枚とすれば、そこに初回限定盤などの店頭販売分を加えた、オリコン初動はどうなるでしょう。

(表4) 乃木坂46歴代シングルに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移とその内訳

凡例
シングル番号 : オリコン初動 (一般販売第1週売り上げ+特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年06月15日付[06/01(月)~06/07(日)]までの、オリコン週間ランキングによる売り上げ枚数の単純累計。200位以内に入った週の数字のみ足し合わせている。

01枚目 : 13.6 (08.3+05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (07.3+08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (06.1+12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (06.6+16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (07.2+17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (09.7+24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (09.0+30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (11.8+34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (11.0+31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (11.7+36.2) [61.9] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 (15.0+35.0) [61.5] 2015/03/18「命は美しい」

12枚目 : 51.0* (12.0*+39.0*) 2015/07/22「タイトル未発表」
#「*」は予想値。


11枚目の店頭販売第1週は、15万枚という記録的な売り上げ枚数となっています。

ミニライブ付き全国握手会が地方でも復活したことが、売り上げを押し上げた可能性があります。

但し、全国握手会券のように身分証明なしで使える特典は、売買の対象になりやすく、人気上昇を見越した思惑買いを呼ぶ面がある。

実際、11枚目では、全国握手会券のネットオークションが盛んに行なわれていた印象があります。


従って、12枚目に反動で店頭販売が下がってしまう可能性も否定出来ず、15万枚を越える数字を予想値にするのは、勇気が要ります(笑)。

しかし、とは言っても、メンバー全員が参加するミニライブ付き全国握手会は人気イベントの筈で、10万枚を割り込むことはちょっと考えにくい。

そこで(表4)のように、店頭販売第1週を12万枚と予想すると、個別握手会分である39万枚と合わせて、オリコン初動51万枚という数字が出てきます。


まあ、政治的な観点からすると、11枚目を2~3万枚上回る初動が、13枚目へのプレッシャーが少なく理想的なので(笑)、運営は、52万枚から53万枚の初動を目指す気がします。

そして、現在の好調な完売状況であれば、十分な持ち駒を確保出来るので、この辺りの売り上げ枚数に落とせるんじゃないでしょうか。

つまり、12枚目のオリコン初動は、すでに前作越えの算段が付いていて、何万枚ほど上乗せするかを検討出来るほどの余裕があると見ていいと思います。


ところで、AKB48に関して、再び週刊文春のスキャンダル記事が出ましたね。

とくに興味は湧かないけど、国民的アイドルグループのトップメンバーとジャニーズのイケメン人気タレントが、ホテルや旅館の一室で仲良くハグしながらのツーショットというのは、もう「百点満点」のスキャンダルです(笑)。

今後本人たちのコメントが出れば、話は違ってくる可能性があるけど、スルーするのであれば、松村沙友理のケースと違って、「事実」に関しては、争う余地はなさそうなので、あとは双方のファンがどう捉えるかという問題になるのでしょう。


アイドルがこのスキャンダルから学ぶべき点は、お忍びでデートしているときは、どんなに信頼出来ると思える人物であっても、ツーショット写真を撮らせちゃダメってことですね(笑)。

週刊誌の記者に撮られるのを防ぐのは難しいけど、撮られると分かっていて、許可しちゃいけません。

あとあと、トラブルの種になる危険があるってことです。


文春にスッぱ抜かれたこのAKB48のメンバーは、握手会では、かなり良対応の人と聞いたことがあって、今回のスキャンダルが、彼女の完売状況にどういう影響を与えるのか、ちょっと興味があります。

松村沙友理の文春記事出た後、それがダイレクトに反映された11枚目個別握手会では、変わらず30部全完売を達成したものの、完売スピードが遅くなるという現象が起きました。

(表5) 西野七瀬、松村沙友理、衛藤美彩の全完売達成応募次数の変遷

凡例
シングル番号:全完売を達成した応募次数 [その時の完売部数/担当部数] 発売日「タイトル」
# 担当部数が設定された受け持ち上限部数でないときは、(max30)などと、最高部数を参考に示している。

西野七瀬
08枚目:05次 [30部/30部] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目:06次 [30部/30部] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目:07次 [35部/35部] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目:02次 [30部/30部] 2015/03/18「命は美しい」
12枚目:02次 [30部/30部] 2015/07/22「タイトル未発表」

松村沙友理
08枚目:08次 [30部/30部]
09枚目:12次 [30部/30部]
10枚目:10次 [35部/35部]
11枚目:16次 [30部/30部]
12枚目:??次 [05部/30部 at 05次]

衛藤美彩
08枚目:11次 [29部/29部(max30)]
09枚目:14次 [30部/30部]
10枚目:10次 [30部/30部(max35)]
11枚目:08次 [30部/30部]
12枚目:05次 [30部/30部]


松村沙友理は、8枚目、9枚目、10枚目では、10次前後の応募で、全完売を達成してきましたが、文春記事の影響が出た11枚目は16次までずれ込み、明らかに完売スピードが鈍っています。

ああいった記事を読んで、ショックを受けて、握手会に行かなくなるのは、メンバーへの想いをかなり真剣に育んでいるファンの可能性がある。

つまり、いわゆる「ガチ恋」ファンがいなくなったことで、完売スピードが鈍るのだとすれば、逆に、完売スピードの上昇は、そういうタイプのファン比率が高いことを意味しているかもしれない。

確かに、乃木坂で驚異的な完売速度を誇る西野七瀬に、「ガチ恋」ファンが多いというのは、よく言われることで、この仮説は幾ばくかの真理を含んでいる気がします。


そして、実は、衛藤美彩は、最近まで、完売スピードはゆっくりだけど、着実に部数を積み上げてくるメンバーという印象がありました。

ところが、11枚目では第8次、そして、12枚目では、なんと第5次応募で全完売を達成してしまった。

どんどん完売スピードが上がっているわけです。

あるいは、みさみさのファンで、「ガチ恋」傾向のある人が増えているんでしょうか。


面倒見の良い姉御肌で、物をはっきり言うイメージのあったみさ先輩ですが、選抜固定が決定的になってからは、気分的にも落ち着いたのか、柔らかく女性的な部分が目立つようになっています。

『乃木坂工事中』の「1人家飲み」企画では、これでもかというくらい、可愛くセクシーで、その上、寂しがりやさんのみさみさ全開で、正直、私も、酒を飲みながら釣られそうになった(笑)。

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メンバーに対して恋愛感情に近い思いを抱くファンが多ければ多いほど、完売スピードがアップするというのは、今後も、検証していきたい仮説です。

ただ、あるネット記事によると、アンケートを行なってみると、アイドルの恋愛スキャンダルにショックを受けると回答したのは、ファン全体の3分の1くらいだったそうです。

3分の1のファンが、個別握手会応募受付の開始と同時に、躊躇なく申し込み、早い速度で完売部数が増えていく。

そしてスキャンダルの発覚によって、そういった断固たるオファーが激減して(笑)、完売スピードが落ちていく。

しかし、3分の2は行動パターンを変えないので、普段と同じく、お金と時間の都合が付いたら申し込む形となり、それ故に、徐々に完売部数が増えていく。

松村沙友理の11枚目全完売を支えたのは、こういったスキャンダルに動じない多数のファンだったのかもしれません。

女性アイドルの恋愛スキャンダルって、思っている以上に、致命的なものではない可能性がありますね、こう考えると(笑)。



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2015-06-09 16:00:00 | 芸能
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[映画] 全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館 『アイズ』
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
伊藤万理華の絶賛に値する女優第1歩、映画『アイズ』は家族の愛と狂気を描いたサスペンスホラー [07Jun15]

[地デ] 火曜夜7時56分
6月9日(火) 19 : 56 ~ 日テレ『踊る! さんま御殿!!』
松村沙友理と高山一実が出演。この番組に乃木坂が登場するのは、生駒里奈と白石麻衣以来の、2回目かと思います。さゆりんとかずみんは、バラエティ力の高いメンバーなので、何とか爪痕を残して、再度呼ばれることを目指して欲しいっす。さんまは、リアクションの弱い出演者には、話を振らなくなるので(笑)、最初から派手にいった方が良いかと。
TBSチャンネル公式の番組紹介サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


48度のお風呂って、ある程度以上の年齢になったら、無闇に入らない方が身のためという温度ですよね(笑)。

そんな熱湯風呂が好きな星野みなみ、『乃木坂工事中』のフィーチャー回では、バク転に挑戦するそうだし、フワフワした雰囲気にも関わらず、想像以上にアグレッシブな性格という気がしてきます。

それにしても、各メンバーが自宅で面白いものを撮ってくる、昨夜の『NOGIBINGO!4』、カメラワークというのは、なかなか難しいことがよく分かりました。

撮影されることに慣れている筈のメンバーでも、撮影する側に回ると、思うに任せないようで、「え~?」と突っ込みたくなるVTRが少なくない(笑)。


生駒里奈が紹介した、秋田県美郷町六郷地区の名水を使った「仁手古 サイダー」は興味深いけど、サイダーのアップが多くて、家じゃなくて、楽屋で撮っても変わらない気がするんですが。

さらに、美しい髪を洗面所で乾かす伊藤万理華のVTR、自宅の雰囲気は出ているけど、ドライヤーがうるさくて声が聞こえない上に、レンズに何か小さな糸くずのようなものが付いていて、その動きについつい目が行くので、撮影前によく拭いた方が良いかと(笑)。

そして、冒頭の星野みなみに至っては、風呂場のスイッチパネルを映して終了。

入浴シーンを撮って欲しいとは言わないけど(笑)、風呂場の俯瞰と、アッツアツのお湯に手を突っ込むシーンなんかは、あって良いんじゃないかな。


そんな中、秋元真夏がカニクリームコロッケを作って食べるVTRは、アングルが良くて、台所での手順が分かりやすいし、完成した料理を食卓に並べて上から撮った映像も、皿の配置、盛りつけ、色味がキレイで、とても美味しそうでした。

多分、撮影時の光量が適切なんだと思います、家の内観も料理も栄えて見えたのは。

合間に挟んでくるトークも、「あなたは、お風呂派?、ごはん派?、それともまなったん派?」など、真夏さんらしさが炸裂していて(笑)、観ていて楽しい。

これだけのクオリティに持って行くのは簡単ではない筈で、やはり、秋元真夏という人は、頭が良いというか、只ものではないですね。

もともとカメラマンやディレクターの素質があるのか、あるいは、自分が被写体のとき、カメラにどう映っているのか、その辺をいつも考えながら、撮影に臨んでいて、逆の立場になったとき、その経験を生かしているのか、どうなんでしょう。


ところで、乃木坂46初の連続ドラマ『初森ベマーズ』に関して、新しい情報が出てきました。

テレビ東京の毎週金曜日深夜に放送、初回は7月10日(金)。

乃木坂以外の出演者として、「バレッタ」MVで、闇組織の「マエストロ」を演じ、まりっかの太腿をペチペチ叩いていた(笑)、手塚とおる、「無口なライオン」MVに主人公西野七瀬の父親役で出演した津田寛治、さらに、いとうまい子、野間口徹、諏訪太朗などの名前が発表されています。

手塚とおるさんは、2014年の真夏の全国ツアーでも、10枚目選抜センターである生田絵梨花を、ライブに出られないよう監禁する悪役を演じ、千秋楽の神宮ライブにいくちゃんが登場することがバレバレの中、壮大な茶番劇を最後までやり切ってくれました。

乃木坂ファンには馴染みの深い役者さんで、その演技力は主役メンバーの存在感を吹き飛ばすほどハイレベルなので(笑)、「初森ベマーズ」への出演は心強いことで、今度はどんな手塚ワールドを見せてくれるのか楽しみです。

[地デ] 来月第2金曜深夜0時12分
7月10日(金) 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』初回
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。毎週金曜日深夜に放送。
朝日新聞デジタルの関連記事


さて、AKB48の総選挙が終わり、生中継したフジテレビ特別番組の視聴率が出てきました。

今日は、これらの数字を分析して、AKB48の人気の現状と今後を考えてみます。

(表1) AKB48総選挙を生中継した特別番組の2014年及び15年の時間帯別平均視聴率

凡例
[セクション] 開始時刻 - 終了時刻 (時間の長さ) 平均視聴率
[瞬間最高]時刻 {その時点で起こったイベント} 瞬間最高視聴率

放送日:2014年6月7日(土)
会場:東京都調布市・味の素スタジアム

[第1部] 18 : 30 - 19 : 00 (0時間30分) 09.7%
[第2部] 19 : 00 - 21 : 22 (2時間22分) 16.2%
[第3部] 21 : 22 - 23 : 10 (1時間48分) 11.4%
[瞬間最高] 21 : 04 {渡辺麻友の1位発表} 28.7%

放送日:2015年6月6日(土)
会場:福岡県福岡市・ヤフオクドーム

[第1部] 18 : 30 - 19 : 00 (0時間30分) 07.5%
[第2部] 19 : 00 - 20 : 55 (1時間55分) 10.3%
[第3部] 20 : 55 - 21 : 54 (0時間59分) 18.8%
[瞬間最高] 21 : 43 {指原莉乃の1位発表} 23.4%

2014年総選挙特番の視聴率に関する記事
2015年総選挙特番の視聴率に関する記事


昨年の総選挙は、今年と同じく、6月の第1土曜日に行なわれ、特番は、午後6時半から始まり、午後7時に第1部が終了しています。

第1部の平均視聴率は、2014年が9.7%に対して、15年は7.5%と低い数字になっている。

次に、昨年、第2部は、午後7時から午後9時22分までで、平均視聴率は16.2%でした。

そして、第2部終盤の午後9時4分、渡辺麻友の1位が発表された時に、瞬間最高視聴率28.7%が記録されています。


一方、今年は、午後7時から午後8時55分までが第2部で、平均視聴率は10.3%。

ただし、1位の発表は、昨年と違って第2部では行なわれず、第3部に持ち越されます。

第3部は午後8時55分から午後9時54分で、平均視聴率が18.8%。

そして、指原莉乃の1位がコールされた第3部終盤の午後9時43分に、瞬間最高視聴率23.4%をマークします。


2014年の平均視聴率は、第2部の16.2%がもっとも高く、一方、15年は第3部の18.8%だったので、この二つを比べて、「平均視聴率が去年より上昇した」という記事が出ています。

しかし、これは明らかに不適切な比較ですね。

昨年の第2部16.2%は、午後7時から約2時間半での平均視聴率で、一方、今年の第3部18.8%は、午後8時55分から約1時間の平均です。

7時台、8時台、9時台の2時間半を平均した数字と、9時台の1時間を平均したものを比べているわけで、対象とする時間帯と時間の長さが大きく異なっています。


1位が発表される時刻は、昨年が第2部の終盤、今年は第3部の終盤に当たり、いずれもそこで最高視聴率が出ている。

発表される順位が1位に近づき、知名度の高いメンバーが次々とステージに登場、視聴率が徐々に上昇して、1位メンバーの名前がコールされて最高視聴率に達するという流れだと考えられます。

2015年第3部の平均視聴率は、分刻みの視聴率が高まってくる、発表のラスト1時間を対象とするのだから、比べるのであれば、14年は、第2部の終了時刻から1時間だけ遡って平均視聴率を計算する必要があります。

ところが、2014年の第2部は、1時間遡っても、開始時刻まで1時間半も残っており、発表の前半で、分刻みの視聴率が低い時間帯が、大きく平均計算に入っている。

これでは、意味のある比較になりません。


そこで、よりマシな比較を行なうために、今年の第2部と第3部を合わせた時間帯を設定して、そこでの平均視聴率を、昨年の第2部と比べてみました。

(表2) AKB48総選挙特番の2014年と15年をほぼ同じ条件で比較したときの平均視聴率

2014年
[第2部] 19 : 00 - 21 : 22 (2時間22分) 16.2%
2015年
[第2部開始-第3部終了] 19 : 00 - 21 : 54 (2時間54分) 13.2%
[第2部途中-第3部終了] 19 : 32 - 21 : 54 (2時間22分) 14.5%max


昨年の第2部は、午後7時から午後9時22分までの2時間22分です。

一方、今年の第2部に第3部を加えると、午後7時から午後9時54分までの2時間54分という新たな時間帯が生まれます。

両者ともに、7時台、8時台、9時台に渡る時間帯で、長さは32分の違いがあるものの、いずれも終盤に瞬間最高視聴率が記録される1位の発表があり、14年第2部と15年第3部を比べるよりは、遥かに比較する意味があります。

今年の第2部10.3%と第3部18.8%から、二つを合わせた時間帯の平均視聴率は簡単に計算出来て、13.2%になります。

昨年の16.2%よりずっと低い値です。


また、32分の違いを嫌うならば、今年、第2部の途中である午後7時32分から終了の午後8時55分までを、第3部に繋げて、昨年第2部と同じ2時間22分の時間帯を作ることが出来ます。

この時間帯の平均視聴率を計算する場合、第2部後半の視聴率をどう見積もるかがポイントになります。

第2部全体の平均視聴率は10.3%と分かっているので、第2部前半である午後7時から午後7時32分の平均を、第1部と同じ7.5%という控えめな値にすると、第2部後半の平均は11.4%になります。

しかし現実には、第2部前半である7時から7時半までの平均視聴率は、第1部である6時半から7時までのそれより高い可能性が濃厚です。

従って、上記のように、両者を同じとするのは、第2部前半の視聴率があり得ないほど低いと仮定することを意味し、そこから導かれる第2部後半の平均視聴率は、逆に、実際より高めになると考えられます。

つまり、11.4%は、第2部後半の平均視聴率としては、あり得ないほど高いということです。

これを使って、第2部途中から第3部終了までの2時間22分を対象に、平均視聴率を計算すると、14.5%という数字が出てきます。

14.5%はこれ以上高い値はまず考えられない、平均視聴率の上限ですが、それでも昨年の16.2%を下回っています。


つまり、2014年と15年の総選挙特番を、時間帯を出来るだけ揃えて比較すると、平均視聴率は16.2%から下がている可能性が極めて高く、「平均視聴率が去年より上昇した」とは到底言えません。

確かに、瞬間最高視聴率は2014年28.7%、15年23.4%で、昨年の方が今年より、はっきりと高いわけで、時間を揃えた場合の平均視聴率が下落しているという推測を裏付けています。

さらに、時間帯が完全に一致する第1部でも、昨年9.7%、今年7.5%と、やはり下落しています。


AKB48運営とフジテレビが、今年、第3部を9時台の1時間に短く限定したのは、人気メンバーが1位を巡ってしのぎを削る、発表のクライマックスを、それ以前の部分から切り離して独立させ、平均視聴率として高い数字が出ることを目指したからだと思います。

まあ、ちょっとしたトリックですね(笑)。

ただ、実際に18.8%という数字が発表されると、平気視聴率は同じ時間帯で比較しなければ意味がないという当然の原則がどこかに吹き飛んでしまって、去年の16.2%を上回ったという声が溢れ、「AKB48はまだまだ勢いがある!」という流れが出来ていく。

そういう評判を作って、一般層の関心を高め、スポンサーを呼び込むことが、AKB48運営の一つの狙いじゃないでしょうか。


しかし、(表2)のように時間帯を揃えて平均視聴率を比べると、今年の総選挙は、昨年より注目度が落ちている可能性が濃厚になります。

そして、人気の低落傾向を示す数字は、平均視聴率だけではありません。

(表3) 2013年から15年までの総選挙特番「瞬間最高視聴率」と投票券付きシングル「店頭販売第1週売り上げ」の推移

特番の瞬間最高視聴率
2013年:32.7%
2014年:28.7%
2015年:23.4%

投票券付きシングルの店頭販売全種類CDの第1週売り上げ枚数
2013年:58.6万枚「さよならクロール」
2014年:48.8万枚「ラブラドール・レトリバー」
2015年:42.8万枚「僕たちは戦わない」


瞬間最高視聴率は、それ以上の視聴率が出なかったという上限で、番組の勢いや注目度をよく反映する数字だと思います。

AKB48総選挙特番は、2014年、15年と、2年連続で瞬間最高視聴率が下がっています。

(表2)の平均視聴率の推移と併せると、特番の視聴率は年々落ちていると考えるのが妥当です。


さらに、総選挙への関心は、投票券付きシングルのCDセールスからも推測出来ます。

その中でも、初回限定盤を含む店頭販売CDの売り上げ枚数は、ライトファンの動向を示す傾向が強く、一般人気にもつながる指標という面がある。

そして、(表3)で示されたように、店頭販売第1週売り上げは、2014年、15年と、2年連続して下がっています。

生中継特番の視聴率と投票券付きシングルの店頭セールスがともに2年連続の下落で、総選挙への関心が、徐々に下がっていて、人気の退潮傾向に歯止めが掛かっていない現状が浮き彫りになってきます。


しかし、土曜日の9時台に平均視聴率が19%に迫る番組というのは、今の時代、貴重な存在であるのは間違いありません。

もちろん、昨年も、発表終盤の1時間を対象にすれば、さらに高い平均視聴率だった筈で、おそらく20%を越えていたでしょう。

つまり、視聴率は毎年下がっていて、今年も下がったのだけど、それでもまだ18.8%に踏み止まっているというのが妥当な捉え方だと思います。

従って、来年の総選挙では、少なくとも、上位を発表するラストの1時間は、それを生中継する番組が作られると思います。


一方、総選挙への関心を高めるため、AKB48は、数多くの音楽番組に出演して、投票券付きシングルの表題曲「僕たちは戦わない」を披露してきました。

ところが、2週連続で出演したテレビ朝日『MUSIC STATION』も、フジテレビ『水曜歌謡祭』も、いずれも数字を取れなかった。

これは、特番を観て平均視聴率18.8%を支えた人たちは、総選挙に興味があるのであって、AKB48の歌を聴きたいわけではないことを示唆しています。


そうなると、総選挙へ向けて、通常シングル以上の頻度で、AKB48が歌番組に集中的に出演する光景は、来年は見なくなるかもしれない。

音楽番組は、『水曜歌謡祭』だけでなく、『MUSIC STATION』ですら、視聴率獲得に頭を悩ませているのが現状です。

AKB48を出せば、総選挙で盛り上がる多くのファンが観てくれて、数字が取れると思ったのに、期待外れだったとすれば、番組側は、次回から考え方を変える可能性があるということです。


今回の総選挙に関しては、メディアを巻き込んで、とりわけ派手な宣伝活動が行なわれていたので、投資した額に見合うだけのバックがあったのかどうか、収支が気になるところです。

開票イベントを、AKB48の本拠地である東京ではなく、遠く離れた福岡で行なうことも、少なからぬ出費増を招いた可能性がある。

さらに、「僕たちは戦わない」の個別握手会は、全メンバーが最高18部を担当する、総部数5千2百部という、度肝を抜く規模に設定されています。

昨年の投票券付きシングル「ラブラドール・レトリバー」の2倍以上の部数で、レーン設置には、剥がしと警備員をそれぞれ1人は配置する必要があり、人件費の増加はかなりのレベルに達すると思われます。

こういった収支は、データがほとんど出て来ないので、確たることは言えないですが、2015年の総選挙関連費用が相当に大きなものであることは間違いないでしょう。


巨額の出費を埋め合わせるためには、40枚目「僕たちは戦わない」だけでなく、41枚目以降のCDセールスが重要になってきます。

ところが、決して楽観的な見通しは持てません。

(表4) AKB48シングルCD売り上げの総選挙サイクル

凡例
総選挙サイクル記号 : オリコン初動 (店頭販売第1週売り上げ, 特定販売第1週売り上げ) 発売日「タイトル略記」

# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入

2013年度
A 31枚目:176 (59, 118) 2013/05/22「クロール」
B 32枚目:133 (44, 89) 2013/08/21「恋する」
C 33枚目:120 (31, 90) 2013/10/30「エレキ」
D 34枚目:103 (20, 83) 2013/12/11「鈴懸」
E 35枚目:109 (24, 92) 2014/02/26 「前しか」

2014年度
A 36枚目:166 (49, 117) 2014/05/21「レトリバー」
B 37枚目:101 (23, 78) 2014/08/27「プラカード」
C:通常なら2014/10/29あたり
C* 38枚目:113 (21, 92) 2014/11/26「希望的」
D:通常なら2014/12/10あたり
D* 39枚目:100 (18, 82) 2015/03/04「Green Flash」
E:通常なら2015/02/18あたり

2015年度
A 40枚目:167 (43, 125) 2015/05/20「戦わない」


上表の2013年度のように、5月下旬に発売される投票券付きシングルをAとして、8月下旬にB、10月下旬にC、12月前半にD、2月下旬にEを発売するサイクルを、AKB48は何年も続けてきました。

そして、店頭販売第1週は、Aシングルを頂点に、B、C、Dと続落して、Eで少し戻すパターンを毎年見せており、オリコン初動の推移にも反映されています。

Aシングルの後、CDセールスが落ちていく。

総選挙という「祭り」にお金と気持ちを没入させると、それが終わったあと、次のシングルへの関心が薄れるのかもしれません。

こういった「祭りの後」効果は、年々顕著になっていて、2014年度は、Aシングルである「ラブラドール・レトリバー」がオリコン初動166万枚となったものの、その後は、薄氷のミリオンが続きました。

しかも、シングルの年間発売数を、5個から4個に減らして、ファンの懐に余裕を持たせたにも関わらず、CDセールスを上昇気流に乗せることが出来なかった。


2013年度のAシングル「さよならクロール」から、個別握手会券の入った特定販売CDにも、総選挙投票券が付けられ、CDセールスが大幅に増加します。

というのは、1枚1千円のCDを買って、入っている総選挙投票券をネットオークションに持ち込めば、7百~8百円くらいで売れるそうで、個別握手会券とCD本体は、事実上、2百~3百円で手に入ることになる。

つまり、投票券付きシングルの個別握手会は、普段の20~30%という安い値段でメンバーと握手出来るわけで、握手会への参加は1年に1回、このシングルだけにして、そこに資金を集中させるファンも少なくないと思います。


「僕たちは戦わない」の特定販売CDは125万枚売れている計算で、総部数を思い切って増やしたため、昨年のAシングルより、さらに売り上げ枚数が多くなっています。

総部数を2倍以上にしたのに、個別握手会の売り上げは、117万枚から125万枚と、6%しか増えなかったことに、まず大きな問題があるのですが、さらに、コアファンに一気にお金を出させたことが、今後に響いてくる可能性がある。

総選挙にファンがお金を投じれば投じるほど、「祭りの後」効果が大きくなって、Bシングル以降のCDセールスに、深刻なダメージを与える確率が高まります。


総選挙への関心度が低落傾向にある中、2015年度に発売される今後のシングルが、どこまで売り上げを維持出来るのか。

もしCDセールスが大きく落ち込んでしまったら、連続ミリオン記録が途切れること以上に、収支バランスがいよいよ厳しい水域に入っていく危険があります。

総選挙は、AKB48の勢いを示す、年1回のチャンスであると同時に、「祭りの後」効果によって、その後のCDセールスを低下させる負の面があります。


また、グループとして総選挙にのめり込み過ぎると、歌手としてのイメージを弱めてしまい、音楽番組に出演しても、注目を集められなくなる虞れ(おそれ)がある。

総選挙特番と出演音楽番組を比べると、視聴率に衝撃的な乖離があって、この危険性を提示しています。

歌っているより、スピーチしている方が魅力的と感じるファンが多くなれば、そういう現象が起こっても不思議ではない。

「祭りの後」効果を緩和するためには、やはり音楽的ヒットを飛ばすことが必要で、指原莉乃がセンターの41枚目、柳の下に二匹目のドジョウがいるのかどうか(笑)、先ずは、その辺に注目したいですね。


AKB48の総選挙サイクルに興味のある方は、以下の記事をご覧下さい。

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2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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