ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

遅れる乃木坂15th題名発表、ソロ曲連発の危険と控えめな「オフショアガール」披露 [29Jun16]

2016-06-29 18:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月29日(水) 『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』のBlu-ray&DVDが発売。2015年2月22日に西武ドームで開催された8時間ライブ映像。セブンイレブンの店頭またはセブンネットで予約購入した人から、抽選で1,000名を、10月に開催する「セブン-イレブン 乃木坂46店」のお買いものイベントに招待。

06月29日(水) 18 : 25 〜 [地デ_生放送] テレビ東京『TV TOKYO MUSIC FESTIVAL 2016』。3回目となるテレ東音楽祭に、乃木坂と欅坂が出演。テレビ東京の番組公式サイト

07月02日(土) 12 : 00 〜 [地デ_生放送] 日テレ『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』。11時間に渡って生放送される大型音楽番組に、乃木坂と欅坂が出演。

あしゅみなみが地上波ドラマでW主演!
07月03日(日) 25 : 40 〜 26 : 40 [地デ] テレビ朝日『少女のみる夢』。第15回「テレビ朝日新人シナリオ大賞」の受賞作品をドラマ化したもので、齋藤飛鳥と星野みなみがW主演として登場。関東ローカルの深夜枠ながら、地上波1時間ドラマの主演は相当なインパクトがあります。芝居の経験は少ないものの、ドラマ系MVの出演作は、高い評価を受けるものが多く、豊かな素質を感じさせる二人なので、どんな演技を見せてくれるのか楽しみです。乃木坂公式サイトの関連記事


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重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



15枚目シングルは、情報の出し方が、不思議な展開を見せていますね(笑)。

昨日、乃木坂が、昨年に引き続き、飲料水「FromAQUA」の新CMに出演して、15th選抜メンバーが中心となって、イメージキャラクターを担当するとの発表会見がありました。

テレビCMが、7月4日(月)から関東エリアで放送され、バックに流れるCMソングは、15枚目シングルにカップリングとして収録される「オフショアガール」という曲で、白石麻衣のソロだそうです。

シングルのタイトルが発表される以前に、カップリング曲の題名が出て来るのは、それ自体、珍しいことです。

ただ、さらに奇妙な感じがするのは、乃木坂と「FromAQUA」のコラボ発表について、多くのメディアが取り上げているのに、CMソングの詳細、つまり「オフショアガール」という曲名、白石麻衣のソロであること、15枚目のカップリング曲といった情報を載せたのは、私が調べた限り、modelpressの記事と、乃木坂公式サイトのみです。

今朝放送された『めざましテレビ』でも、音楽付きでコラボCMを一部流していましたが、どういうわけか、曲名、まいやんソロ、15th収録という情報には触れなかったようです。

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乃木坂が新CMに出演し、CMソングまで担当するという発表会見を行う以上、その曲は、誰が歌う、どんな曲なのか、もっと大々的に情報が発信されてしかるべきなんですが、昨日から今日に掛けての動きを見ていると、奥歯にものが挟まったかのようで、どこかアピールが薄い。

携帯サイズのミネラルウォーターは、「天然水」「いろはす」「エビアン」「ボルヴィック」など、複数の大手企業が関与する激戦商品で、本格的な夏を前に、さまざまな配慮が絡み合うため、「FromAQUA」の新CMを記事にする際、マスコミが自ら、若干ブレーキを掛けてしまっているんでしょうか(笑)。

しかし、乃木坂メンバーがどういう服装で現れるとか、落ちないキャップがポイントだといった、商品やCMに関する細かい内容を報じているのだから、CMソングの部分だけ、スルーするのは、どうにもスルー出来ないものがある(笑)。


思うに、乃木坂運営としては、「オフショアガール」より先に、15th表題曲をお披露目したかったんじゃないでしょうか。

というのも、新しいシングルを、ファンが今か今かと待っているとき、最初に出て来た情報は、それが曲名であれ、メロディーであれ、歌詞であれ、とくに心に残ります。

実際、「オフショアガール」という言葉がネットを駆け巡ったとき、これこそ15枚目シングルのタイトルだと捉えてしまった人が、少なくなかったようです。


15枚目シングルについては、個別握手会の第5次応募が明日始まろうかという現段階でも、未だに、タイトルが発表されず、初回限定盤4種と通常盤1種という構成以外、どういう内容なのか、ほとんど、明らかになっていません。

しかも、AKB48の45枚目シングルが、両A面の「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」であると、今日発表されました。

その結果、以下のように、7月から8月に掛けての坂道シリーズとAKB48Gのリリースラッシュの中で、CD発売がもっとも早い乃木坂15枚目だけが、タイトル未定のままです。

7月27日(水) 乃木坂46「タイトル未定」(15枚目)
8月03日(水) NMB48「僕はいない」(15枚目)
8月10日(水) 欅坂46「世界には愛しかない」(2枚目)
8月17日(水) SKE48「金の愛、銀の愛」(20枚目)
8月31日(水) AKB48「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」(45枚目)


ちなみに、「LOVE TRIP」は、日テレ土曜ドラマ「時をかける少女」の主題歌、「しあわせを分けなさい」が、リクルートの結婚情報誌『ゼクシィ』のCMソングだそうで、分厚いコラボを仕掛けています。

この記事の最後に紹介しますが、AKB48は、44枚目「翼はいらない」の楽曲セールスが目を疑うほど厳しい状況に陥っていて、曲をある程度ヒットさせないと、いよいよ完全ピークアウトのレッテルを貼られてしまう。

45枚目を両A面にして、これでもかとばかり、タイアップを付けているのは、こういった危機感を、AKB48運営も持っていることの表れじゃないでしょうか。


一方、新曲発表が遅れに遅れている乃木坂の運営は、一体何をしているのか?ですが(笑)、「オフショアガール」に関する情報の出し方を見ても、深謀遠慮があって、わざとタイトルを出し惜しみしているというより、純粋に、表題曲が仕上がらないのだと思います。

北野日奈子が、6月23日(木)夜に投稿したブログには、

私的に今回の表題曲
乃木坂すきな楽曲ランキングの中でも
ベスト5に入るくらい!

まだ、仮歌でしか聞いたことないけど
もうすでにだいすき!!!

早くみなさんに聞いてもらえたら嬉しいな!


北野日奈子の2016/06/23_23:56ブログ

とあって、「か、かりうた?」と、しばし呆然となるようなことを、サラッとぶっ込んでくれてます(笑)。


そうなってくると、2ndアルバム個別握手会が幕張メッセで行われた6月25日(土)の夜にアップされた一文、

また、感想や衣装は次のブログで載せます!

握手会のあとですがこれから
選抜のみんなでお仕事があるので
本当に一言ですが。。。

また次のブログまで握手会のことは
まっていてください!


北野日奈子の2016/06/25_23:42ブログ

を読んで、「レコーディング?!」と呟いてしまった。


まあ、シングル制作のスケジュールが綱渡りなのは毎度のことで、北野日奈子が正直過ぎるだけなのかもしれませんが(笑)、さすがに今回ちょっと遅くないですかという空気が、ネットにも漂い始めていて、最近、きいちゃんのブログをドキドキしながら眺めてます。

昨日夜にアッップした記事に、

そうだ!新曲のレコーディングをし終わったんですが、
終わった後にレコーディングのスタッフさんに
北野!上手くなったな!って言われて
嬉しかったー!!!


北野日奈子の2016/06/28_23:54ブログ

とあるので、さすがに、CDは仕上がりつつあるんじゃないでしょうか。

この「新曲」が表題曲とは限りませんが(笑)。


折しも、秋元真夏は、「タイトルって意外と迷うの(OωO )445」というタイトルのブログを、一昨日投稿していて、

タイトル決まらなすぎて気づいたら
30分近く経っていたので思い切って
諦めてみました


秋元真夏の2016/06/27_23:06ブログ

と、味わい深いことを書いている。

ブログのタイトルは「諦めて」も大丈夫だけど、シングルCDのタイトルは、さすがに「未定」のままではマズいわけで(笑)。

あるいは、シングルCDのタイトルなんて、ちゃちゃっと付けちゃえば良いじゃん?と、簡単に考えているファンに向けて、真夏さんが、そんなもんじゃないんですよ、びっくりするくらい考えなきゃいけないことが多くて、と暗にメッセージを送っているんでしょうか。

ファンの気持ちを察知して、迅速かつ的確にそれに応えることこそ、秋元真夏を超人気メンバーに押し上げた原動力なので、今回のブログも、案外、そういう意図が隠されているかもしれません、まあ、深読みし過ぎな気はしますが(笑)。


15枚目に関しては、カップリング曲の方が、先に出て来ましたが、表題曲とカップリング曲の人気には、相乗効果があって、前者が後者を引き上げるだけでなく、後者が前者をさらに輝かせることも少なくない。

例えば、4枚目「制服のマネキン」には「指望遠鏡」が入っており、5枚目「君の名は希望」は「シャキイズム」「13日の金曜日」、6枚目「ガールズルール」は「世界で一番 孤独なLover」「他の星から」「扇風機」など、ファンの間で人気の高いシングルは、優れた表題曲だけでなく、印象に残るカップリング曲を持っている。

表題曲とカップリング曲、両者の魅力が重なることで、シングル全体に厚みが出て、楽曲の乃木坂という評価を獲得してきたのだと思います。


逆に、カップリング曲の人気が跳ねなければ、表題曲の勢いもしぼみがちで、シングル全体のセールスに元気がなくなってしまうことがある。

そして、乃木坂が最近リリースしたシングルの楽曲セールスにも、そういった関係を想起させる点があります。

(表1) iTunes Store トップソングの配信後30日間における順位帯分布 〜 13枚目と14枚目

凡例
[順位] A-B-C-D-E / F-G-H (200位圏内ランクイン日数; 確認された最高順位)「曲名」

#「順位」は「200位圏内ランクイン日数」の多い順で、同日の場合は、最高順位の高い方を上位にしている
# 上記 A〜H は、示された週における、以下の順位帯へのランクイン日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)
# 深夜24:00の前後2時間以内に、1度だけその時点での順位を調べ、その日の順位としている
# 配信開始後30日間が対象
# 曲名後の「*」は、そのシングルにMVが収録されていることを示す

乃木坂_13枚目シングル (2015/10/28)
[1] 09-05-07-00-03 / 06-00-00 (30日; 4位)「今、話したい誰かがいる」*(表題)
[2] 00-02-01-03-03 / 02-02-01 (14日; 16位)「悲しみの忘れ方」
[3] 00-00-00-01-01 / 05-05-02 (14日; 38位)「ポピパッパパー」*
[4] 00-00-00-00-00 / 02-06-01 (09日; 96位)「嫉妬の権利」*(共通, アンダー)
[5] 00-00-00-00-00 / 02-04-01 (07日; 79位)「隙間」
[6] 00-00-00-00-00 / 00-02-02 (04日; 124位)「大人への近道」*

乃木坂_14枚目シングル (2016/03/23)
[1] 02-03-04-06-04 / 11-00-00 (30日; 05位)「ハルジオンが咲く頃」*(表題)
[2] 00-00-01-01-01 / 00-02-01 (06日; 25位)「釣り堀」*(西野ソロ)
[3] 00-00-01-01-00 / 01-01-01 (05日; 27位)「急斜面」*(白石橋本松村)
[4] 00-00-00-01-00 / 01-01-01 (04日; 36位)「不等号」*(アンダー)
[5] 00-00-00-00-01 / 01-01-01 (04日; 44位)「憂鬱と風船ガム」
[6] 00-00-00-01-00 / 01-01-00 (03日; 39位)「強がる蕾」*(深川ソロ)
[7] 00-00-00-00-00 / 01-01-00 (02日; 96位)「遥かなるブータン」(共通)


カップリング曲は表題曲に比べ、どうしてもプロモーションが弱くなるので、NHK連続テレビ小説の主題歌に採用されたAKB48の「365日の紙飛行機」のように、iTunes Store トップソングに長期間ランクインすることは、滅多にありません。

しかし、それでも、カップリング曲としては、長くランクインを続けるものと、直ぐに圏外に去ってしまうものがあって、人気を比較することが出来ます。

上表は、カップリング曲を評価するため、表題曲では短めとなる配信開始後30日間に絞って、ランキング推移を調べています。


「ハルジオンが咲く頃」は「今、話したい誰かがいる」と比べ、配信後30日間に限っても、30位以内へのランクイン日数が少なく、31位から200位までへの日数が多くなっています。

また、13枚目のカップリング曲「悲しみの忘れ方」「ポピパッパパー」「嫉妬の権利」「隙間」は、200位圏内に14日、14日、9日、7日ランクインしたのに対して、14枚目「釣り堀」「急斜面」「不等号」「憂鬱と風船ガム」「強がる蕾」は、それぞれ6日、5日、4日、4日、3日と、軒並み短い数字が並んでいる。

表題曲だけでなく、カップリング曲を比べても、14枚目より、13枚目の方が、セールスに勢いを感じます。


両者が明暗を分けた理由ですが、一番大きかっただろうと推察されるのは、仕掛けたタイアップの差だと思います。

「今、話したい誰かがいる」は、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』のテーマ曲に採用され、作品が人気となる中、エンディングとして流されたこの曲が、アニメファンを巻き込んで、反響を呼んでいきます。

さらに、「悲しみの忘れ方」は、乃木坂46の主演映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の主題歌、「ポピパッパパー」は、『Samantha Thavasa Petit Choice』のCMソングに採用されている。


こういったタイアップに加えて、堀未央奈、中元日芽香、北野日奈子、寺田蘭世、中田花奈の13thアンダーフロント5人による「大人への近道」は、選抜メンバーが入らないユニット曲としては珍しく、MVが制作され、しかも独自ロケを敢行したドラマ系作品であり、さらに5人に対して「サンクエトワール」というユニット名まで付けられ、注目を集めます。

この5人を中心としたアンダーによる「嫉妬の権利」MVは、全員がフィーチャーされる、作り込んだ映像作品に仕上がっていて、和田まあやがストーカー役を演じるなど、ファンの間で評判となります。

また、「隙間」は、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、中田花奈、西野七瀬、若月佑美という、「他の星から」メンバーが担当し、通常盤の三番目曲に至るまで、話題性を持たせている。


一方、14枚目は、表題曲「ハルジオンが咲く頃」が、スマホアプリ『sizebook』と『乃木恋』のCMソングに採用されたものの、13枚目に比べると、外部へ向けて、大々的にコラボキャンペーンを展開する感じではなかった。

むしろ、深川麻衣の卒業を軸に、既存ファンを手堅く取り込み、CDセールスを伸ばすことに主眼が置かれた節がある。

特徴的なのが、「釣り堀」は西野七瀬、「強がる蕾」は深川麻衣、「急斜面」が白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理の3人と、ソロや少人数ユニットによる曲が3つもあり、しかも、すべてにMVが作られている。

つまり収録された5つのMVのうち、表題曲とアンダー曲を除く残り全部が、ソロ曲と3人ユニット曲で、たった5人のメンバーが音楽映像コンテンツの半分以上を占める構成です。


西野、深川、白石、橋本、松村は、握手会で高い人気を持つメンバーですが、5人のファンが、全乃木坂ファンのほとんどを占めるわけではない。

にもかかわらず、限りあるMVの大部分を、5人に割り振ったため、14枚目は、彼女たち以外のメンバーのファンにとって、魅力の乏しいシングルとなり、セールスが広がりを持たなかった可能性がある。

「釣り堀」「強がる蕾」「急斜面」のランキング推移は、順位は比較的高いレベルまで上昇したものの、短期間で急落していて、一定のファンが買った後、それ以上、人気が波及することなく、終わってしまった印象を受けます。


グループアイドルのシングルにとって、ソロ曲や少人数ユニット曲を連発するのは、楽曲セールスを引き下げかねない、危険な手法だと思います。

上述したように、フィーチャーされた人以外のメンバーのファンが興味を失ってしまう以上に、とくに問題なのは、MVやライブにおいて、多人数ダンスの魅力が使えないことです。

例えば、MVを作る場合、メンバーが複数いれば、全員が踊るだけでも、それなりの絵になって、一つの見どころになるけど、1人だと、ドラマが中心とならざるを得ず、脚本や背景によほど工夫を凝らさないと、迫力が出てこない。

もし「サイレントマジョリティー」が平手友梨奈のソロ曲で、彼女が1人で踊るMVだったら、ここまで評価されたでしょうか。

つまり、多くのファンを魅了するようなMVを作りづらくなって、シングルとしての発信力を弱めてしまう。


T.M.Revolution の西川貴教は、以前、自身がMCを務めるラジオ番組で、確か、BABYMETAL に言及したとき、「複数メンバーで踊ると、ステージに勢いが出るので、羨ましい」と述べたことがあります。

西川さんほど、傑出した歌唱力を持ち、強烈なオーラを発するアーティストでも(笑)、ソロでパフォーマンスすることの辛さを感じるわけで、グループアイドルのメンバーが1人でステージに立って、観客を魅了するのは、非常に難しい。

もちろん、歌やダンスが圧倒的に上手ければ問題ないけど、そこまでの力量は、期待する方が酷と言うものでしょう。

そのため、ソロ曲や少人数ユニット曲の披露は、全国ツアーなどの単独ライブに限られ、テレビの音楽番組や複数アーティストによるフェスで、パフォーマンスする機会がほとんどなくなってしまいます。

お茶の間の視聴者や他アーティストのファンが、何気なく観ているステージは、乃木坂の魅力を広める貴重なチャンスで、そこから無料公開のMVに誘導して、新規ファンを獲得したいところですが、最新シングルのMV付き5曲のうち、3曲を披露出来ないのだとすれば、グループの外部発信力が下がってしまうのは避けられません。


「ハルジオンが咲く頃」は、「今、話したい誰かがいる」に比べて、タイアップの数が少なかった上に、ソロと少人数ユニットによる曲が、MV付きで3つも入っていて、自ら発信力を弱めてしまった感があります。

生田絵梨花が、伊藤万理華、衛藤美彩、齋藤飛鳥、堀未央奈、若月佑美との6人ユニットによる「遥かなるブータン」のMVを制作しようとしたのは、セールス面から考えても、理に適った発想だと思います。

6人ユニットであれば、MV内のダンスやドラマに賑やかさが出てくる上、ライブステージでも、それなりの華やかさが出せるので、披露可能な機会が多くなるでしょう。

また、6人のファンが興味を持ってくれるので、より注目度が高くなり、MVが提供する話題性と相俟って、コアファン、ライトファン、ソフトファンを巻き込む効果を期待出来ます。

「他の星から」は、そういったタイプの楽曲で、発売後、長きに渡って反響を呼び続け、乃木坂の魅力を広く発信する、強力なツールとなってきました。

もし、最初から「遥かなるブータン」MVを、シングルに入れておけば、「ハルジオンが咲く頃」の楽曲セールスは、もう少し元気になったかもしれません。


大人数グループのファン総体は、それぞれのメンバーのファンの集合体なので、トップメンバーだけをフィーチャーしても、全体としては、なかなか盛り上がらない。

個々のメンバーにファンが付いていて、集めると相当な数に上るため、主要メンバーのファン以外が持つ、グループ全体の人気を左右する影響力には、無視出来ないものがある。

シングル全体を活気付かせて、楽曲セールスを引き上げるためには、こういったファンを振り向かせることが重要で、出来るだけ、多くのメンバーにスポットライトを当てる工夫が必要だと思います。

乃木坂の主演ドラマ『初森ベマーズ』が、あまり評判を呼ばなかったのは、メンバー全員出演と謳いながら、実際には、出番が特定メンバーに大きく偏っていて、乃木坂ファンを隅々まで魅了して、全員をテレビの前に座らせることが出来なかったからじゃないでしょうか。


「ハルジオンが咲く頃」は、iTunes Store ランキングやMVの再生数といった楽曲セールスが、過去のシングルと比べて、決していい成績ではないですが、一方で、CDセールスは、オリコン初動が75.0万枚の歴代最高を記録しています。

極めて高いCDセールスと、脆弱な楽曲セールス。

売り上げ枚数が伸びたのだから、深川麻衣の卒業に絡めたセールス展開や、ソロ曲、少人数ユニット曲の連発は効果的だったとの見方はあるけど、一方で、CDセールス最優先による、楽曲人気や音楽発信力の低下が何をもたらすのか、最近、これまで心配してきたことが、いよいよ現実化しつつあるように感じます。

とくに、乃木坂の音楽に惹かれていた、ライトファンの離脱が本格化している節がある。

実際、15枚目個別握手会の完売状況は、少数のトップメンバーがいつもと変わらぬ好調さを見せているのと裏腹に、多くのメンバーが重たい伸び悩みに直面しつつあります。

AKB48が辿ったのとよく似た道を、乃木坂が歩み始めている怖さがあるけど、本家はもっと凄まじい域に達しています。

(表2) iTunes Store トップソングの配信後28日間における順位帯分布 〜 AKB48の44枚目

凡例
[順位] A-B-C-D-E / F-G-H (200位圏内ランクイン日数; 確認された最高順位)「曲名」

# 表記法は(表1)と同じ
# 06/28(火)時点で配信28日目で、そこまでを対象としている

AKB48_44枚目シングル (2016/06/01)
[1] 00-00-01-02-01 / 13-09-01 (27/28日; 27位)「翼はいらない」「翼はいらない」*(表題)
[2] 00-00-00-00-00 / 01-01-01 (03/28日; 84位)「夢へのルート」*(Team8)
[3] 00-00-00-00-00 / 00-02-00 (02/28日; 109位)「君はどこにいる?」(NGT48)
[4] 00-00-00-00-00 / 00-00-02 (02/28日; 152位)「考える人」*(Team4)
[5] 00-00-00-00-00 / 00-00-01 (01/28日; 189位)「恋をすると馬鹿を見る」*(TeamB)
[6] 00-00-00-00-00 / 00-00-01 (01/28日; 196位)「Set me free」*(TeamA)
#「哀愁のトランペッター」*(TeamK)は200位以内へのランクインを確認出来ず


44枚目「翼はいらない」は、『総選挙』投票券を封入したシングルCDで、事実上、割安となる個別握手会券とともに、強力な特典を備えており、オリコン初動で144万枚を売り上げています。

ところが、表題曲の最高順位は27位で、50位圏内へのランクインは4日、200位圏内は27日で、配信開始後28日現在、リストに曲名は載っていません。

また、カップリング曲の200位圏内ランクインは、Team8「夢へのルート」の3日が最高で、TeamK「哀愁のトランペッター」は、私がチェックした限りでは、一度も確認出来ませんでした。

かりにランクインしていたとしても、非常に短期間だったのだと思います。


色んな売り方はあると思いますが、初動で144万枚も売れたシングルの表題曲が、iTunes ランキングで最高27位にしか届かず、カップリング曲は、200位圏内に最長で3日しか留まらないというのは、あまりにも歪なセールスじゃないでしょうか。

おまけの特典で円盤を売っているのであって、収録されている楽曲は、ほとんど関心を持たれていない。

しかし、2016年5月30日(月)から6月5日(日)を集計対象とする、6月13日付チャートは、オリコンもBillboard JAPAN も「翼はいらない」が1位。

つまり、この週、日本で段違いの人気を博した曲が「翼はいらない」ということになるわけで、J-POPシーンは、もはや行き着くところまで行き着いてしまった感があります(笑)。

AKB48Gも乃木坂欅坂も、音楽文化の一翼を担っているのは間違いないのだから、さすがに、こんな偏った状況は何とかすべきだと、そろそろ立ち止まって考えた方がいいんじゃないでしょうか。

音楽文化を衰退させたら、結局、アイドル文化もなくなってしまうので。


シングルにせよ、ドラマにせよ、特定メンバーに偏った構成は宜しくないと、この記事を昨日から書いていた矢先に、15枚目カップリングに白石麻衣のソロ曲「オフショアガール」と発表されて、ややズッコケました(笑)。

ただ、収録曲にタイアップがあるのは良いことだし、MVを付けるかどうかも分からないので、シングル全体に対する評価は、もっと先にならないと、コメントの仕様がありません。

何と言っても、タイトルすら発表されてないですから(笑)。


表題曲のタイトル発表とパフォーマンス披露は、今夜の『テレ東音楽祭(3)』か、もしくは明後日土曜の日テレ『The MUSIC DAY 夏のはじまり。』の可能性があります。

ただ、表題曲を音楽番組で披露するなら、事前アナウンスによる宣伝がある筈で、今のところ、歌唱楽曲に関して情報が出ていないので、今夜は、「きっかけ」かなと思っています(笑)。

欅坂の主演連続ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』の制作が優先されて、乃木坂への楽曲提供が遅れている気もしますが、ゆっくり待つしかないですね。

ちなみに、「ハルジオンが咲く頃」MVは、CD発売の3週間前に公開されたので、15枚目表題曲が同じスケジュールであれば、来週の火曜か水曜、つまり7月5日6日あたりに、新曲MVのお披露目となります。

きいちゃんはレコーディングが終わったと記しているので、まあ、大丈夫でしょう。


最後に、「サイレントマジョリティー」カップリング曲の配信成績を、載せておきます。

(表3) iTunes Store トップソングの配信後28日間における順位帯分布 〜 欅坂46の1枚目

凡例
[順位] A-B-C-D-E / F-G-H (200位圏内ランクイン日数; 確認された最高順位)「曲名」

# 表記法は(表1)と同じ

欅坂46_デビューシングル (2016/04/06)
[1] 29-01-00-00-00 / 00-00-00 (30日; 1位)「サイレントマジョリティー」*(表題)
[2] 00-00-01-01-00 / 03-08-03 (16日; 25位)「渋谷川」*
[3] 00-00-02-00-00 / 01-02-01 (06日; 26位)「キミガイナイ」
[4] 00-00-00-01-00 / 01-01-01 (04日; 39位)「手を繫いで帰ろうか」*(共通)
[5] 00-00-00-00-00 / 02-00-01 (03日; 53位)「乗り遅れたバス」
[6] 00-00-00-00-00 / 02-01-00 (03日; 55位)「山手線」*


「渋谷川」が最高25位、16日間ランクインするなど、デビューシングルとしては、上出来過ぎるほどのランキング推移だと思います。

この表からも、「サイレントマジョリティー」はヒットしたと言えるでしょう。

ん〜、『NOGIBINGO!』の後、『KEYABINGO!』が放送されるという噂も流れていて、デビュー曲をヒットさせたアイドルグループに対する「期待感」が、怒濤のオファーを生み出しているのかもしれません。

乃木坂も、15枚目を引っさげて、一緒に上昇気流に乗って欲しいですね。


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プチNogi 〜 欅坂「世界には愛しかない」発売8週前でBillboard総合に初登場 [24Jun16]

2016-06-24 01:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月25日(土) 2ndアルバム第2回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
06月25日(土) 18 : 56 〜 20 : 54 [地デジ] テレビ朝日『世界が驚いた!スゴ〜イデス!!視察団』に、秋元真夏が出演

06月27日(月) 19 : 00 〜 [地デ] テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。神田うのが講師の授業に生田絵梨花、MAXが先生では高山一実が生徒として出演。

06月29日(水) 『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』のBlu-ray&DVDが発売。2015年2月22日に西武ドームで開催された8時間ライブ映像。セブンイレブンの店頭またはセブンネットで予約購入した人から、抽選で1,000名を、10月に開催する「セブン-イレブン 乃木坂46店」のお買いものイベントに招待。
06月29日(水) 18 : 25 〜 [地デ] テレビ東京『TV TOKYO MUSIC FESTIVAL 2016』。3回目となるテレ東音楽祭に、乃木坂と欅坂が出演。テレビ東京の番組公式サイト


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重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



沖縄の次は、茨城ですか(笑)。

15枚目MVの公開が近づいてきて、地元で乃木坂を見かけたという情報が、あれこれネットを飛び交ってます。

ただ、高山一実は、23日(木)夜に投稿したブログで、

昨日は休みだったのですが
スーパーのレジで「ありがとうございます」
くらいしか会話をしませんでした。

家でパソコンと向き合ってました。
さっきようやく原稿を提出してきたので
今日はこれから打ち合わせしてきます。


(高山一実の2016/06/23_21:23ブログ)

と述べていて、MVの撮影ロケに行ったような感じはないんですが。

ここまで来ると、アリバイのないメンバーは誰?とばかり、ミステリーの謎解きをやっているような気分になります(笑)。

まあ、15枚目は初回限定盤が4タイプあって、表題曲、アンダー曲を含め、MVはおそらく5作品用意されると思うので、全国の複数箇所で乃木坂が目撃されても、何ら不思議はないわけで、これまでの目撃情報が、すべて正しいこともあり得ます。


斎藤ちはるは、23日(木)の午前0時、つまり22日(水)深夜に投稿したブログに、

明日の朝がとてつもなく早いんだ〜!
3:30起き!


(斎藤ちはるの2016/06/23_00:00ブログ)

と書いています。

さらに、

明日のお仕事楽しみ〜!
どんなのが出来上がるかな〜!


とも述べているので、23日(木)の茨城はアンダー曲MV、もしくはユニット曲MVの撮影だったんじゃないでしょうか。


一方、悲願の選抜入りを果たした中元日芽香が、番組全体で応援してくれていた『らじらー!SUNDAY』の、発表後初めてとなる出演回を休むなんて、余程のことがない限りやらない筈で、19日(日)20日(月)に、相当な遠隔地で、極めて重要な仕事が行われたのは間違いない。

また、22日(水)が休みで、23日(木)に原稿を仕上げた高山一実は、「怒涛の日々」という言葉で、15枚目制作が強烈なハードスケジュールだったことを仄めかし、北野日奈子は19日(日)に、朝早く起きてどこかへ行き、20日(月)の午前中、「太陽の日差しの下」で過ごしたと記している。

これらを考え併せると、19日(日)20日(月)に目撃情報の出ている沖縄で、表題曲MVが撮影された可能性は十分あると思います。


MVが、いつ、どこで撮影されたかを、目撃情報や公式ブログなど、様々な情報から推測するのは、ロケ地巡りならぬ、ロケ地探しといった趣のある(笑)、結構、面白い作業で、シングルの楽しみ方の一つかもしれません。

しかし、15枚目に関して残念なのは、シングルのタイトルが未だに発表されてないことです。

タイトルが分かっていれば、乃木坂がMVを撮っていたと話題になったとき、ネット上で、その曲名が盛んにやりとりされ、Billboard JAPAN Hot100 の「ツイート数」が伸びて、早い段階で、総合100位にランクインする可能性が出てきます。

つまり、ネットにおける、ロケ地の推理コメントは、タイトルが伴えば、現実の音楽チャートを押し上げる効果があるけど、曲名がなければ、いくら呟いても、さすがにカウントされません(笑)。

実は、欅坂の2枚目「世界には愛しかない」は、先週17日(金)に、冠ラジオ番組で初オンエアされたこともあり、最新チャートで「ツイート数」が6位に上昇、CD発売のなんと8週も前に、総合67位で、Hot100に初登場しています。

(表1) Billboard JAPAN Hot100 における、「世界には愛しかない」のランキング推移

08週前 : (総合)67位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]06位 [M]00位 [F]01回

# CD発売週を01週目としている
# 各項目の意味は、[S] ストリーミング数、[R] ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 動画再生回数、[F] Hot100ランクイン回数
#「00位」は100位圏外
# 08週目は、最新チャートの2016/06/27付 [集計期間 : 06/13(月)〜19(日)]


「サイレントマジョリティー」のHot100初登場は、CD発売の3週前だったので、初登場のタイミングかいかに早いかが分かります。

曲が予想外に早く公開されたことが、「ツイート数」を伸ばした面はあると思いますが、Hot100に曲名が載ると、それ自体が宣伝効果を持つので、欅坂は、2枚目のセールスにおいても、良好なスタートを切ったと言えるでしょう。

一応、1枚目「サイレントマジョリティー」に関しても、最新チャートまでの動きを載せておきます。

(表2) Billboard JAPAN Hot100 における、「サイレントマジョリティー」のランキング推移

03週前 : (総合)23位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]12位 [F]01回
02週前 : (総合)40位 [S]00位 [R]89位 [L]00位 [T]13位 [M]04位 [F]02回
01週前 : (総合)31位 [S]00位 [R]28位 [L]00位 [T]05位 [M]08位 [F]03回
01週目 : (総合)01位 [S]01位 [R]07位 [L]01位 [T]02位 [M]03位 [F]04回
02週目 : (総合)02位 [S]03位 [R]16位 [L]02位 [T]02位 [M]01位 [F]05回
03週目 : (総合)03位 [S]05位 [R]20位 [L]02位 [T]01位 [M]02位 [F]06回
04週目 : (総合)04位 [S]06位 [R]50位 [L]01位 [T]11位 [M]01位 [F]07回
05週目 : (総合)03位 [S]06位 [R]56位 [L]02位 [T]11位 [M]02位 [F]08回
06週目 : (総合)10位 [S]17位 [R]00位 [L]03位 [T]21位 [M]02位 [F]09回
07週目 : (総合)13位 [S]22位 [R]86位 [L]08位 [T]17位 [M]02位 [F]10回
08週目 : (総合)21位 [S]30位 [R]00位 [L]11位 [T]25位 [M]03位 [F]11回
09週目 : (総合)22位 [S]29位 [R]00位 [L]12位 [T]22位 [M]07位 [F]12回
10週目 : (総合)27位 [S]41位 [R]00位 [L]16位 [T]45位 [M]09位 [F]13回
11週目 : (総合)36位 [S]49位 [R]00位 [L]17位 [T]50位 [M]15位 [F]14回

# 表記法は(表1)と同じ
# 11週目は、最新チャートの2016/06/27付 [集計期間 : 06/13(月)〜19(日)]


発売11週目に入っても、今なお、総合36位に留まっていて、「動画再生回数」は15位という高い成績を維持しています。

「ストリーミング数」が47位なのは、おそらくiTunes Store などの配信が好調であるからだと思います。

実際、「サイレントマジョリティー」は、有料音楽配信で10万ダウンロードを達成し、ゴールド認定されたというニュースが流れていましたね。

また、「ルックアップ」が17位と高いのは、レンタルCDの好調を示していると思います。

特典イベントがほとんど終了し、CDセールスが下火になっても、ネット配信、レンタルCD、ツイート、動画再生数などに、まだまだ勢いがあるため、長くHot100に留まっているわけで、「サイレントマジョリティー」が、楽曲として高い人気を呼んでいることが、浮き彫りになっています。


一方、乃木坂なんですが、15枚目は、タイトルが出て来ないだけでなく、個別握手会セールスも、今のところ、14枚目と比べて、絶好調とは言えない雰囲気が漂っています。

(表3) 乃木坂の14枚目と15枚目の個別握手会セールス比較

凡例
シングル番号応募次数 : 完売部数/総部数 (完売率; 推定売上枚数)
# 「推定売上枚数」は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒として計算

14枚目03次終了 : 375部/780部 (0.481; 38.7万枚)
15枚目03次終了 : 258部/630部 (0.410; 27.9万枚)


まだ、第4次応募に入った段階で、本格的な分析はこれからですが、関東会場を1つ保留して、総部数を減らしているのに、15枚目の完売率は41.0%で、14枚目の48.1%を下回っています。

2ndアルバムとの競合もあるため、品薄感を出すため、総部数を抑えているのだと思いますが、肝心の完売スピードが上がってこない。

握手会人気の極めて高いメンバーは、14枚目と変わらず、完売を積み上げている感があるけど、それ以外のメンバーは、セールスが重たい印象があります。


一方、欅坂の2枚目「世界には愛しかない」は、前作を遥かに越える完売スピードで、セールスを伸ばしています。

(表4) 欅坂の1枚目と2枚目の個別握手会セールス比較

# 表記法は(表3)と同じ
# 「推定売上枚数」は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を10秒として計算

01枚目02次応募終了 : 081部/315部 (0.257; 09.3万枚)
02枚目02次応募終了 : 197部/337部 (0.585; 15.7万枚)


完売部数、完売率ともに、前作の2倍以上の数字を叩き出していて、凄まじい勢いを感じます。

コアファンの興味と財布が、乃木坂から欅坂に流れている懸念と、真剣に向き合わざるを得ないほど、両グループの握手会セールスは、くっきり明暗を分けている。

乃木坂は、15枚目のタイトルを早急に発表するのはもちろん、MVや楽曲を大々的に宣伝して、存在感をアピールすべきだと思います。

とくに、土曜ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』が始まると、既存ファンの関心を、欅坂に根こそぎ持っていかれる危険がある。

そうなると、15枚目の楽曲人気はおろか、CDセールスすら、前作割れするかもしれません。

乃木坂15枚目と欅坂2枚目の個別握手会セールスは、これまで密かに心配していたことが、シャレで済まなくなりつつあることを、静かに示し始めているように見えます。


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プチNogi 〜 乃木坂15枚目MVの撮影が19日、20日に沖縄で行われた可能性 [23Jun16]

2016-06-23 02:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月25日(土) 2ndアルバム第2回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
06月25日(土) 18 : 56 〜 20 : 54 [地デジ] テレビ朝日『世界が驚いた!スゴ〜イデス!!視察団』に、秋元真夏が出演

06月27日(月) 19 : 00 〜 [地デ] テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。神田うのが講師の授業に生田絵梨花、MAXが先生では高山一実が生徒として出演。

06月29日(水) 『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』のBlu-ray&DVDが発売。2015年2月22日に西武ドームで開催された8時間ライブ映像。セブンイレブンの店頭またはセブンネットで予約購入した人から、抽選で1,000名を、10月に開催する「セブン-イレブン 乃木坂46店」のお買いものイベントに招待。


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前回記事の冒頭、ネットに流れている、沖縄での乃木坂目撃情報は、別のアイドルじゃないかと書きましたが、どうやら、本当に15枚目MVの撮影だった可能性が濃厚になってきました。

北野日奈子の6月19日(日)付ブログに、

今日お家に帰って
明日の昼前くらいまで
お家でダラダラできるよー♪

と書かれていたので、19日(日)夜から20日(月)昼まで、きいちゃんは「お家」にいたのだと思っていました。

ところが、ブログをあれこれ読み返すうち、この文章における「今日」は、19日(日)ではなく、20日(月)を指している気がしてきました。

投稿が深夜になったため、この部分の「今日」だけ、1日進んでしまったケースです。

というのも、翌20日(月)付ブログに、

今日は朝から昼過ぎまで
太陽の日差しの下にずっといました♪
やけちゃったかな〜?ちょっとヒリヒリします(ノ_・。)。。。

とあって、「お家でダラダラ」という感じではなく、その後の文章と併せると、何らかの仕事を行ったように見えます。

しかも、このブログのタイトルは「マングース」で(笑)、「ヒリヒリ」と併せて、南国を示唆する言葉が踊っている。


さらに、19日(日)付ブログは、

今日は早起きして
お仕事で家を出たので
1日長く感じます!!!

と、長距離移動を想起させる文で始まっている。

19日(日)早朝に東京を出発して、陽射しが強い南の地域、例えば、目撃情報が出ている沖縄に向かい、20日(月)に海辺で撮影して、その日のうちに東京に戻ってきたとすれば、ブログの文章と合致します。


また、中元日芽香が『らじらー!SUNDAY』を休んだのは、まさに19日(日)の夜で、伊藤かりん、能條愛未、和田まあやという、代打出演した3人の中に、15th選抜メンバーは含まれていない。

ひめたんが、選抜の仕事で遠隔地にいると考えれば、辻褄の合う欠席とキャスティングです。

そして、もし沖縄で何かを撮影していたのであれば、公開期限が迫っていることから、表題曲MVの制作でほぼ間違いないでしょう。


ん〜、沖縄ロケが本当だとすれば、信じられない強行軍です。

いくら若いからって、さすがに限度を越えてるでしょう(笑)。

加えて、齋藤飛鳥は学校の方、大丈夫なんでしょうか、高校3年生って大変だと思うんですが。


これで15枚目MVに、水着シーンが登場する可能性が高くなってきました。

MVの再生回数をアップするのは、乃木坂の重要課題ではあるけど、夏だから水着で行っちゃえ!みなさんも観たいでしょ?、というコンセプトなんでしょうか(笑)。

個人的には、ビキニであれ、何であれ、MVの全体的な出来さえ良ければOKなので、楽しみに待っています。

そうそう、取り敢えず、タイトルを教えて下さい(笑)。


関連サイト

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出て来ない乃木坂15枚目の情報、『総選挙』特番視聴率が示すAKB48の危機 [22Jun16]

2016-06-22 17:30:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

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06月25日(土) 18 : 56 〜 20 : 54 [地デジ] テレビ朝日『世界が驚いた!スゴ〜イデス!!視察団』に、秋元真夏が出演

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乃木坂メンバーが沖縄の海で、何かを撮影していたという噂が、ネットに流れていますね。

水着姿で踊るMVなんて、夢と賛否が広がりまくる、とてもイイお話ですが(笑)、かりにアイドルグループが沖縄の海辺にいたとしても、乃木坂である可能性は低い気がします。

目撃されたのは、20日月曜の午前中らしいですが、19日日曜夜に投稿された北野日奈子のブログに、

今日お家に帰って
明日の昼前くらいまで
お家でダラダラできるよー♪

北野日奈子の2016/06/19_23:46ブログ

と書かれています。

20日朝に沖縄で撮影を行うためには、少なくとも、19日夜には現地入りする必要があり、きいちゃんは15th選抜のメンバーなので、表題曲MV絡みであれば、必ず、帯同している筈です。

従って、北野日奈子が、20日のお昼前まで家にいたのであれば、沖縄で目撃された人たちは、乃木坂ではないか、あるいは、表題曲MVとは関係ないかと。


21日火曜に、東京都内で寝具ブランド「エアウィーヴ」のプレス向けイベントが行われ、伊藤万里華、生田絵梨花、白石麻衣、西野七瀬、桜井玲香、若月佑美の、15th選抜福神4人を含むメンバーが参加しています。

18日土曜深夜に、京都の個別握手会から帰京し、テレビ朝日の『総選挙』特番に、ちょこっと中継で生出演し、19日日曜に沖縄に向かい、20日月曜に撮影を済ませ、21日火曜に都内のイベントに臨む。

乃木坂のスケジュール設定が、時として、常軌を逸してハードになることはありますが(笑)、3日間に渡る46時間TV、静岡での深川麻衣卒業ライブ2Days、京都個別握手会という流れを考えると、さすがに、1日2日は休みにするか、少し仕事を減らすんじゃないでしょうか。

実際、北野日奈子が家でちょっと「ダラダラ」出来たのも(笑)、そういう配慮の一環のように思えます。


しかも、センターである齋藤飛鳥は、高校3年生なので、東京からそんな遠い場所で、平日にMV撮りというのは、ちょっと考えにくい。

表題曲MVをまだ撮っていないのであれば、次の土曜日曜あたりに、関東のどこかでロケというのが現実的な気がします。

実は、水着シーンがあるかどうかより、今、もっとも心配しているのは、そもそも曲は出来ているのか?、という点です(笑)。

NMB48の15枚目「僕はいない」が、8月3日(水)に発売されると発表され、以下のように、3月4月と同じく、7月8月も、AKB48Gと "坂道シリーズ" のリリースラッシュになっています。

07月27日(水) 乃木坂46の15枚目「タイトル未定」
08月03日(水) NMB48の15枚目「僕はいない」
08月10日(水) 欅坂46の2枚目「世界には愛しかない」
08月17日(水) SKE48の20枚目「金の愛、銀の愛」
08月31日(水) AKB48の45枚目「タイトル未定」


ただ、気になるのは、CD発売が後になる、NMB48、欅坂46、SKE48のシングルは、すでにタイトルがアナウンスされ、欅坂に至っては、曲そのものがラジオでお披露目されているのに、乃木坂の15枚目は、未だにタイトルすら発表されていない。

乃木坂はCD発売の3週間前に、表題曲のフルバージョンMVを、YouTubeにアップし、リリース日を境にショートバージョンに切り換えるのが、最近のやり方なので、おそらく7月5日(火)のMV公開を目指していると思います。

編集作業を考えると、もうそんなに時間はないわけで、いくら何でも今週末に撮影しなければ、3週間前公開に、間に合わない懸念が出てくる。

MV撮影に関する噂が飛び交うのも、ファンの間に、「そろそろ始めないと、ヤバくないですか?」という思いが、あるからかもしれません。


上のリストに載せたNMB48「僕はいない」は、卒業直前の渡辺美優紀がセンターを務めるようです。

「ハルジオンが咲く頃」は、卒業を控えた深川麻衣をセンターに初抜擢したシングルで、乃木坂14枚目セールスの数字を見ながら、こういった手法は効果的であると、NMB48運営は捉えたのでしょうか。

確かに、14枚目は、前作「今、話したい誰かがいる」に比べて、オリコン初動が12.3万枚もアップしており、個別握手会の総部数増加が65部に留まっていることを考えると、店頭販売CDの好調さなど、まいまいの卒業を絡めた売り方が、功を奏した面はあるかもしれない。

もちろん、多彩な特典の効果が、CDセールスを押し上げた、一番の原因だと思いますが、全国握手会にしても、深川麻衣に会えるのはこれが最後であることを、センター抜擢がクローズアップした節がある。

また、卒業コンサートと連動させれば、CDとライブの両方が盛り上がって、セールスに対して、通常以上の追い風を期待出来ます。


しかし、「ハルジオンが咲く頃」は、CDセールス以外に目を向けると、iTunes Store トップソングの順位推移が、前作表題曲「今、話したい誰かがいる」より、明らかに低調です。

また、MVの再生数も、Billboard JAPAN Hot100 の「国内動画再生回数」順位などを考えると、前作ほどの人気があるようには見えない。

CDセールスでは、前作を大きく越えた14枚目ですが、特典が関係しない、楽曲そのものの人気を示す、これらの指標は、むしろ前作を下回っている感がある。

もし、15枚目においても、iTunes ランキングやMV再生数が、「ハルジオンが咲く頃」より低い数字に留まると、2作連続での下落となり、乃木坂のライトファン層が縮小傾向にある危険が出てきて、一大事になってくる。


欅坂46が、近年の女性アイドルとしては、滅多に見ないほど高い数字を、これらの指標で叩き出しており、その対比によって、乃木坂の楽曲人気の低下が浮き彫りになっている面はある。

15枚目で楽曲指標をアップさせるのは、CDセールスを伸ばす以上に重要なポイントで、水着だろうが、何だろうが、曲の魅力がバンバン伝わってくる(笑)、良作MVになるのであれば、どんどん新しいことに挑戦して欲しい。

例えば、46時間TVで披露した「きっかけ」や「遥かなるブータン」のMVのように、メンバーが制作に関わるタイプは面白いので、CD収録ではなく、YouTube公開という形であっても、ぜひ観てみたいです。

ただ、何はともあれ、15枚目については、とにかく時間がないわけで、未だに表題曲のタイトルすら出て来ないなんて、本当に大丈夫なんでしょうか。


さて、先週土曜日に新潟で行われた、AKB48『総選挙』開票イベントに関して、生中継したフジテレビの番組視聴率が発表されました。

この視聴率は、『総選挙』に対する一般関心度を測る貴重な数字で、AKB48の人気を知るバロメーターと言っても過言ではない。

そこで、明らかになった2016年の視聴率を、過去のものと比べながら、人気の変遷を考えてみます。

発表された数字から。

(表1) AKB48『総選挙』開票イベントを生中継した特別番組の2014年、15年、16年の時間帯別平均視聴率

凡例
年度 (イベント回数; その『総選挙』選抜が担当したシングル)
[セクション] 開始時刻 - 終了時刻 (時間の長さ) 平均視聴率
[瞬間最高]時刻 {その時点で起こったイベント} 瞬間最高視聴率

2014年 (第6回; 37th「心のプラカード」)
放送日:2014年6月7日(土)
会場:東京都調布市・味の素スタジアム

[第1部] 18 : 30 - 19 : 00 (0時間30分) 09.7%
[第2部] 19 : 00 - 21 : 22 (2時間22分) 16.2%
[第3部] 21 : 22 - 23 : 10 (1時間48分) 11.4%
[瞬間最高] 21 : 04 {渡辺麻友1位判明} 28.7%

2015年 (第7回; 41st「ハロウィン・ナイト」)
放送日:2015年6月6日(土)
会場:福岡県福岡市・ヤフオクドーム

[第1部] 18 : 30 - 19 : 00 (0時間30分) 07.5%
[第2部] 19 : 00 - 20 : 55 (1時間55分) 10.3%
[第3部] 20 : 55 - 21 : 54 (0時間59分) 18.8%
[瞬間最高] 21 : 43 {指原莉乃1位判明} 23.4%

2016年 (第8回; 45th「タイトル未定」)
放送日:2016年6月18日(土)
会場:新潟県新潟市・HARD OFF ECOスタジアム新潟

[第1部] 18 : 30 - 19 : 00 (0時間30分) 06.2%
[第2部] 19 : 00 - 20 : 51 (1時間51分) 08.7%
[第3部] 20 : 51 - 21 : 24 (0時間33分) 17.6%
[瞬間最高] 21 : 10 {指原莉乃連覇確定} 19.9%


『総選挙』の「平均視聴率」が分かりにくいのは、毎年、番組を違った形にセクション分割して、それぞれについての数字を出してくるので、単純比較出来ないためです。

ただ、中継番組の流れには、一貫したパターンがあります。

2014年の番組が、その典型例を示しています。


まず、午後6時30分から午後7時までの30分を、第1部として放送します。

これは、2015年、2016年と、同じ形になっていて、曜日も同じ土曜なので、平均視聴率を直接に比べることが出来る。

すなわち、2014年は9.7%、2015年が7.5%、そして2016年に6.2%となり、毎年、下落しています。


次に、2014年の第2部ですが、午後7時から始まり、午後9時あたりで渡辺麻友が1位だと判明し、その15分後くらいに、このセクションが終わります。

午後7時開始で、午後9時台に1位が確定して、それから15分くらいで終了という流れが、基本的なパターンで、2015年と2016年にも、受け継がれています。

ただ、2015年には、最後の1時間を取り出して第3部とし、2016年は、さらに短く最後の30分を切り取って、第3部にしている。

つまり、視聴率がもっとも高くなる、順位発表のクライマックスを、第2部から独立させ、そのセクションの平均視聴率が上がるような措置を取っているわけです。


2014年の第3部は、順位発表が終わったあと、結果を見ながら、インタビューや討論を行うセクションで、2015年と2016年は、これに相当する番組は設定されていません。

従って、2014年の第2部は、2015年の第2部プラス、もっとも美味しいラスト1時間の第3部、2016年の第2部プラス、もっとも美味しいラスト30分の第3部、と時間帯と長さがほぼ同じになっていて、比べるのであれば、これらの「平均視聴率」を並べる必要がある。

第2部と第3部を合体させた番組の平均視聴率は、個々の平均視聴率と時間の長さから、簡単に計算出来て、以下のようになります。

(表2) AKB48『総選挙』開票イベントを生中継した特別番組の時間帯を合わせての平均視聴率比較

ほぼ同じ時間帯で比べた推定平均視聴率
2014年 : 16.2% [第2部; 19:00 - 21:22 (2時間22分)]
2015年 : 13.2% [第2+3部; 19:00 - 21:54 (2時間54分)]
2016年 : 10.7% [第2+3部; 19:00 - 21:24 (2時間24分)]
# 参考
2014年 : 14.1% [第2+3部; 19:00 - 23:10 (4時間10分)]


2014年第2部と同じ意味を持つ時間帯の平均視聴率は、2014年が16.2%、2015年は13.2%、2016年に10.7%と、こちらも、第1部同様、毎年、落ち続けています。

とくに、今年は、平均視聴率が11%を割るレベルに下がっていて、土曜夜のゴールデンタイムに、2時間半の尺を使って放送する番組としては、物足りないと批判が出るかもしれない数字ではある。


さらに、瞬間最高視聴率も、比べてみましょう。

(表3) AKB48『総選挙』開票イベントを生中継した特別番組の瞬間最高視聴率比較

瞬間最高視聴率
2013年:32.7%
2014年:28.7% (21:04)
2015年:23.4% (21:43)
2016年 : 19.9% (21:10)


これも、毎年下がっていて、今年は、20%を切っています。

2016年第3部の平均視聴率が17.6%なのに、瞬間最高は19.9%しかなく、全然、跳ねてないやんか〜い〜!とツッコミたくなった(笑)。

第3部は30分番組なので、こんなことが起きるんですが、それにしても、終盤だけ独立させる構成が、本当に視聴率を上げているのか、若干の疑問は感じます。


(表1)、(表2)、(表3)が示すように、第1部の平均視聴率、2014年第2部相当時間帯の平均視聴率、そして瞬間最高視聴率と、直接比べられる数字はすべて、毎年、下がり続けており、AKB48『総選挙』に対する一般関心度は、間違いなく低落傾向にあると言えます。

そして、今年は、第2部プラス第3部の平均視聴率が10.7%となり、このままでは、来年、10%を割り込む危険が出て来ました。

おそらく、2017年は、何とかして、生中継番組を維持すると思いますが、そこで1桁台の数字が出てしまったら、2018年は、いよいよ地上波は難しくなっていく可能性がある。

『総選挙』の開票イベントが地上波生中継されない状況は、AKB48Gにとって、一つの区切りを意味する筈で、グループの改編、廃止、統合など、女性アイドル界全体を巻き込んだ、大変動が勃発するかもしれません。


また、乃木坂46も、2018年は、白石麻衣と松村沙友理が26歳になる年で、グループを支えてきた中心メンバーが、「卒業」を含めた大きな決断をして、激しい変革期に突入していても不思議ではない。

『総選挙』開票イベントの中継番組視聴率の変遷は、AKB48というアイドルグループが、毎年、人気を落とし続けていることを示しており、根本的な改革を必要とする期限が、近づきつつあるように思えます。

数字を見る限り、そのタイムリミットは、2018年にもやって来そうで、番組時間帯の分割で平均視聴率を上げるといった小手先の対処法では、止めようがないほど、足音をより大きく響かせながら、目前まで迫ってきているように感じます。


最後に、AKB48が直面する、もう一つの危機について。

(表4) AKB48『総選挙』関連シングルのオリコン初動の変遷

『総選挙』投票券が入ったシングルのオリコン初動
2013年 : 176万枚「さよならクロール」
2014年 : 166万枚「ラブラドール・レトリバー」
2015年 : 167万枚「僕たちは戦わない」
2016年 : 144万枚「翼はいらない」

『総選挙』選抜が担当するシングルのオリコン初動
2013年 : 133万枚「恋するフォーチュンクッキー」
2014年 : 101万枚「心のプラカード」
2015年 : 128万枚「ハロウィン・ナイト」
2016年 : ???万枚「タイトル未定」


投票券の入った今年のシングル「翼はいらない」は、前年同時期の「僕たちは戦わない」と比べて、オリコン初動が、20万枚以上も落ち込んでいます。

投票券封入シングルの売り上げは、『総選挙』の人気を表す指標という見方も出来るので、個別握手会の日数と総部数を増やすなど、さまざまな手法を凝らして、2013年、14年、15年と、160万枚を越える初動を、何とか維持してきたのですが、遂に、140万台という枚数に下がってしまった。

中継番組の視聴率は、『総選挙』に対する一般関心度と連動するものですが、一方、投票券シングルのCDセールスは、コアファンの勢いを表している。

つまり、一般層も、コアファンも、ともに『総選挙』に対する関心を低下させつつあり、AKB48にとって、二重の危機が同時発生している危険があります。


AKB48のCDセールスが、年々、脆弱になりつつあるのは、2014年まで年5枚ペースでシングルをリリースしていたのに、2015年から年4枚ペースにダウンさせていることからも分かります。

さらに、42枚目「唇にBe My Baby」は、遂に、初動が100万枚を割り込んでしまい、累計でも、現在110万枚に届いていません。

もし、『総選挙』選抜による45枚目が、初動ミリオンを達成出来なければ、いよいよ「AKB48はオワコン」という記事やコメントが舞い踊ることになるので(笑)、運営としては、絶対に避けたい事態でしょう。


あれだけ大々的に報じられている開票イベントですから、『総選挙』選抜のシングルが100万枚を下回るなんて、あり得ない気がしますが、実は、2014年の「心のプラカード」は、初動101万枚で、薄氷を踏む初動ミリオンだった。

このときのセンター、つまり『総選挙』1位は渡辺麻友で、危なげなく初動ミリオンを達成した2013年「恋するフォーチュンクッキー」と2015年「ハロウィン・ナイト」は、ともに指原莉乃が1位センターだった。

CDセールスが厳しさを増す中、45枚目について、渡辺麻友と指原莉乃のどちらにセンターを任せたいかとなると、運営の気持ちが、より確実にミリオンを達成出来そうな方、つまり「フォーチュンクッキー」よ再び!に、傾いても不思議ではない。

『総選挙』に投票するとき、国内のファンも、中国のファンも、同じことを考えた人が多かったから、さっしーがまゆゆを大きく引き離して、1位に輝いたのかもしれません(笑)。

いずれにせよ、CDセールスの実績を考慮し、45枚目のミリオンを意識するならば、指原莉乃の1位獲得は、とてもリーズナブルな結果だと思います。


関連記事

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『総選挙』と乃木坂、生駒、松村、井上、万理華、深川の「キャラ」を巡る冒険 [19Jun16]

2016-06-19 19:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月25日(土) 2ndアルバム第2回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
06月25日(土) 18 : 56 〜 20 : 54 [地デジ] テレビ朝日『世界が驚いた!スゴ〜イデス!!視察団』に、秋元真夏が出演

06月29日(水) 『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』のBlu-ray&DVDが発売。2015年2月22日に西武ドームで開催された8時間ライブ映像。セブンイレブンの店頭またはセブンネットで予約購入した人から、抽選で1,000名を、10月に開催する「セブン-イレブン 乃木坂46店」のお買いものイベントに招待。乃木坂公式サイトの関連記事


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重要日程(Jun~Jul16)
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昨日、AKB48の『総選挙』開票イベントが新潟で行われ、それに伴って、複数の新情報が発表されました。

45枚目は、やはり8月31日(水)に発売されるようです。

SKE48の20th「金の愛、銀の愛」は、8月17日(水)のリリースがすでに告知されており、7月27日(水)に乃木坂の15枚目、2週間後の8月10日(水)に欅坂2枚目「世界には愛しかない」、1週間後のSKE48で、さらに2週間後にAKB48と、7月から8月に掛けてのスケジュールが大体、出揃いました。


一方、予想外だったのは、NGT48のデビューです。

ソニー・ミュージック系のレーベルからメジャーデビューすると発表されましたが、CDをいつ発売するのか、まだ確定していないようです。

しかも、ORICON STYLE のニュース記事は、関係者が、「年明け早々には」デビューさせたいと述べたと、伝えている。


NGT48は、欅坂46とほぼ同じ時期である、2015年夏に結成され、すでに1年が経とうとしているので、新潟での開票イベントにおいて、8月か9月、遅くとも年内のCDデビューが、日付と一緒にアナウンスされるのだと思っていました。

東京の地上波キー局が生中継する地元開催の大イベントなので、デビューシングルの表題曲を披露し、選抜メンバー、タイトル、CD発売日を一気に発表すれば、NGT48の華々しい船出をアピール出来た筈ですが、何か予定通りことが運ばず、先延ばしになってしまったんでしょうか。

『日経エンタテイメント!』が発表した、2016年度のタレントパワーランキングによると、女性アイドルは、乃木坂を除いて、グループ、個人ともに、ほとんどがスコアを下げており、アイドルを取り巻く環境は厳しさを増しています。

あるいは、NGT48のデビュー日が、なかなか決まらないことは、女性アイドルが直面するシビアな現実を、反映しているのかもしれません。


小嶋陽菜の「近いうちに卒業する」発表(笑)と指原莉乃の1位は、あまりに想定内感が強過ぎて、何の感慨も湧きませんでした。

ただ、地上波の生放送はインパクトがあるようで、YouTube公開の「翼はいらない」MVは、土曜日に、再生回数が急上昇しています。

(表1) AKB48「翼はいらない」MVの再生回数推移

凡例
日付(曜日) : 24時間換算の平均再生回数 (累計再生回数)

# YouTubeに公開されているMVが対象
#「24時間換算の平均再生回数」は、その日深夜に計測したYouTube表示の再生回数から前日深夜に計測したものを引き、経過時間で割って、24時間換算した数値。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「累計再生回数」は、その日深夜に計測したYouTube表示の再生回数

06/10(金) : 1.4万回/日 (92万回)
06/11(土) : 1.7万回/日 (94万回)
06/12(日) : 1.8万回/日 (95万回)
06/13(月) : 1.5万回/日 (97万回)
06/14(火) : 1.1万回/日 (98万回)
06/15(水) : 1.5万回/日 (100万回)
06/16(木) : 1.0万回/日 (101万回)
06/17(金) : 1.3万回/日 (102万回)
06/18(土) : 2.5万回/日 (104万回) ← 「総選挙」開票イベント

#「翼はいらない」の公開は2016/04/28(木)で、06/13(月)〜19(日)は公開8週目


今週はMV公開の8週目に当たり、1.0〜1.5万回/日の再生数で推移していましたが、土曜深夜に行った計測では、金曜深夜からの24時間換算再生回数が2.5万回/日と、1万回/日ほどアップして、明らかな「総選挙」効果が認められます。

しかし、その一方、「支店」グループのMVは、以下のように、ほとんど変動がありませんでした。

(表2) SKE48、HKT48、NMB48の最新曲MVの再生回数推移

# 表示仕様は(表1)と同じ

SKE48「チキンLINE」

06/10(金) : 0.2万回/日 (44万回)
06/11(土) : 0.2万回/日 (45万回)
06/12(日) : 0.2万回/日 (45万回)
06/13(月) : 0.2万回/日 (45万回)
06/14(火) : 0.2万回/日 (45万回)
06/15(水) : 0.2万回/日 (45万回)
06/16(木) : 0.1万回/日 (46万回)
06/17(金) : 0.2万回/日 (46万回)
06/18(土) : 0.2万回/日 (46万回) ← 「総選挙」開票イベント

#「チキンLINE」の公開は2016/03/06(日)で、06/13(月)〜19(日)は公開15週目

HKT48「74億分の1の君へ」

06/10(金) : 0.2万回/日 (50万回)
06/11(土) : 0.2万回/日 (50万回)
06/12(日) : 0.2万回/日 (50万回)
06/13(月) : 0.2万回/日 (50万回)
06/14(火) : 0.1万回/日 (50万回)
06/15(水) : 0.2万回/日 (50万回)
06/16(木) : 0.1万回/日 (51万回)
06/17(金) : 0.2万回/日 (51万回)
06/18(土) : 0.2万回/日 (51万回) ← 「総選挙」開票イベント

#「74億分の1の君へ」の公開は2016/04/04(月)で、06/13(月)〜19(日)は公開11週目

NMB48「甘噛み姫」

06/10(金) : 1.0万回/日 (162万回)
06/11(土) : 1.1万回/日 (163万回)
06/12(日) : 0.8万回/日 (163万回)
06/13(月) : 0.7万回/日 (164万回)
06/14(火) : 0.6万回/日 (165万回)
06/15(水) : 0.7万回/日 (165万回)
06/16(木) : 0.7万回/日 (166万回)
06/17(金) : 0.8万回/日 (167万回)
06/18(土) : 0.8万回/日 (168万回) ← 「総選挙」開票イベント

#「甘噛み姫」の公開は2016/04/02(土)で、06/13(月)〜19(日)は公開12週目


今回の『総選挙』では、指原莉乃が断然の1位を獲得したものの、HKT48「74億分の1の君へ」MVの再生数は、上昇する気配がありません。

さらに、松井珠理奈が3位、山本彩が4位と躍進したそうですが、二人が主役と言っていい、SKE48「チキンLINE」とNMB48「甘噛み姫」のMVも、今のところ、目立った再生数の上昇は見られない。

開票イベントによって、AKB48のMVは再生数がアップしているのに、中心メンバーがTOP5に入った、HKT48、SKE48、NMB48のMVは、そういった恩恵を受ける様子がない。

『総選挙』は、AKB48本店への注目度を上げる一方、「支店」メンバーが票を集め、上位にランクインしても、所属グループへの関心は高まらないようです。

松井珠理奈と山本彩は、所属グループへの危機感から、最近、AKB48との「兼任」を解除して、SKE48とNMB48の活動に専念すると宣言しましたが、『総選挙』こそ、ファンの目を「支店」から「本店」に向けている、最大の装置である可能性があって、そこで活躍すればするほど、足元の人気が揺らいでしまう、皮肉な構図になっているかもしれません。


ところで、開票イベントが終わったあと、深夜に放送された、テレビ朝日の『総選挙』特番に、乃木坂メンバーが出演したことには驚きました。

2ndアルバムの個別握手会が、京都で開催される日なので、関連番組への出演を含め、乃木坂は『総選挙』に、一切関わらないと思っていたんですが、どうやら帰京の新幹線を品川駅で降り、バス内に作られた簡易セットを背景に、スタジオと中継を結んで、松村沙友理、白石麻衣、生駒里奈、橋本奈々未、西野七瀬がインタビューを受けるという、凄まじいスクランブル登板でした(笑)。

しかも、ここまで強引に乃木坂を差し込んでおきながら、コーナーの時間が短く、しかも、このメンバーに、こんな質問が行くといった、事前打ち合わせのほとんどない、フリートークに任せた作りになっている。

そうなると、疲れている上に、開票イベントの中継を、観る暇のなかったメンバーが、突っ込んだコメントを言えるわけもなく、ごく当たり障りのない一般論がひらひらと宙を舞い、西野七瀬と橋本奈々未に至っては、結局、質問ゼロ、発言ゼロで、いつ自分に振られるか警戒して、キョロキョロと目を彷徨わせるだけで終わってしまった(笑)。

一体、何のために、無理無理、スケジュールをこじ開け、乃木坂を呼んだんだろうと、大いに疑問を感じるインタビューで、大人のみなさん、乃木坂ちゃんを、早く家に帰してあげて下さい、と心底、言いたくなりました(笑)。


ただ、AKB48の『総選挙』に対してコメントを求められたとき、かりにスケジュールに余裕があり、開票イベントをじっくり観ていたとしても、乃木坂メンバーは、なかなか突っ込んだ感想は言えない気がします。

松井玲奈との「交換留学」によって、乃木坂で唯一、AKB48「兼任」となり、『総選挙』に立候補した生駒里奈が経験した握手会人気の変遷は、多くのメンバーにとって、強烈な教訓になっている可能性がある。

(表3) 各シングル個別握手会セールスにおける、生駒里奈の最終的な完売状況

凡例
シングル番号 [推定売り上げ枚数による順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売した次数_その部数を全完売した人の中での完売速度による順位/その部数を全完売した人数)

# 個別握手会応募の最後1つ前受付が終了した時点での完売状況を載せている
# 3枚目「走れ!Bicycle」」から14枚目「ハルジオンが咲く頃」までの成績を示している

03枚目 [04位] 10部/18部 (0.56)
04枚目 [11位] 03部/23部 (0.13)
05枚目 [08位] 05部/23部 (0.22)
06枚目 [12位] 05部/28部 (0.18)
07枚目 [11位] 19部/28部 (0.68)
08枚目 [13位] 07部/30部 (0.23) ←「兼任」発表 (04次応募週)
09枚目 [12位] 04部/29部 (0.14)
10枚目 [18位] 04部/29部 (0.14)
11枚目 [21位] 04部/22部 (0.18) ←「解除」発表 (10次応募週)
12枚目 [18位] 14部/22部 (0.64)
13枚目 [20位] 17部/19部 (0.89)
14枚目 [22位] 18部/18部 (1.00; 11次_1位/1人)

# 参考資料
(シングル番号 CD発売日 タイトル名)
03枚目 2012/08/22 走れ!Bicycle
04枚目 2012/12/19 制服のマネキン
05枚目 2013/03/13 君の名は希望
06枚目 2013/07/03 ガールズルール
07枚目 2013/11/27 バレッタ
08枚目 2014/04/02 気づいたら片想い
09枚目 2014/07/09 夏のFree&Easy
10枚目 2014/10/08 何度目の青空か?
11枚目 2015/03/18 命は美しい
12枚目 2015/07/22 太陽ノック
13枚目 2015/10/28 今、話したい誰かがいる
14枚目 2016/03/23 ハルジオンが咲く頃


生駒里奈の握手会人気は、3枚目「走れ!Bicycle」で18部中10部完売と5割を越える率を出したものの、4枚目「制服のマネキン」で23部中3部完売、5枚目「君の名は希望」は23部中5部完売と、伸び悩んでいました。

握手会セールスの低空飛行が、6枚目「ガールズルール」におけるセンター交代の一因かもしれませんが、その後、生駒ちゃんは、7枚目「バレッタ」で、28部中19部完売という良好な成績を叩き出します。

7th選抜センターに大抜擢された堀未央奈に対し、多くの1期メンバーが複雑な気持ちを抱く中、生駒里奈は、「自分が支えていく」と最初から宣言して、ファンの注目を集めますが、秋田出身の純朴な「不動のセンター」から「頼れる先輩」への、こういったイメージチェンジが、生駒里奈への評価を高め、完売部数を押し上げた可能性がある。

そして、2期メンバーの指導役と目されるようになった生駒ちゃんは、グループのことを何より第一に考える、乃木坂「愛」の強いメンバーとして、キャラを再構築していく。


7枚目個別握手会での好調な成績を受けて、8枚目「気づいたら片想い」では、担当部数が最高である30部にアップされます。

3枚目以降、生駒里奈が最高部数を受け持ったのは、このシングルだけで、運営の期待感が伝わってくる。

しかし、8枚目個別握手会の第4次応募が行われている週に、AKB48との「兼任」、そして松井玲奈との「交換留学」が発表されます。


「兼任」の活動内容がよく分からなかった8枚目は、30部中7部の完売を出し、7枚目の勢いを維持していた節がある。

しかし、『総選挙』へ立候補し、14位として37th選抜メンバーとなり、AKB48の活動がクローズアップされるのと軌を一にして、風向きが変わっていき、9枚目「夏のFree&Easy」と10枚目「何度目の青空か?」では、29部中4部の完売率14%という低い水準に、2作続けて陥ってしまいます。

AKB48で活動する以上、外から来た自分が、選抜の椅子をオリジナルメンバーから奪ってしまうこともあるわけで、ことあるごとに、そのグループの素晴らしさをコメントするのは当然のことです。

ただ、乃木坂への誰よりも強い「愛」を謳って、7枚目でキャラを再構築した直後、8枚目から、公式ライバルである筈のAKB48を称賛する姿は、松村沙友理のように、「生駒ちゃん、乃木坂捨てるんや」(笑)と受け取る人を、少なからず生み出したかもしれない。


11枚目「命は美しい」個別握手会の第10次応募週に、ようやく「兼任」解除の発表があり、生駒里奈は乃木坂に戻り、松井玲奈は2015年の『総選挙』辞退を経て、SKE48卒業へ進んでいきます。

そして、再び、センターに抜擢された12枚目「太陽ノック」では、22部中14部を売り切り、「兼任」発表直前の7枚目以降、5作ぶりに完売率が60%を越える水準に回復します。

生駒里奈が個別握手会セールスを落としていた時期は、AKB48の「兼任」時期とピッタリ重なり、両者に因果関係があるとする説は、相当な説得力を持っています。


少なからぬ乃木坂ファンが、AKB48との「コラボ」に対して、強い反発を示すことは、もはや否定のしようがなく、生駒里奈「兼任」の顛末を通して、運営だけでなく、個々のメンバーも、公式ライバルとの関係は、慎重にならざるを得ないデリケートな件として、認識したんじゃないでしょうか。

自分の発言がそのまま流れる生放送特番において、『総選挙』の結果に対して、どう思うかという質問は、答え次第では、ファンから、想像以上に強い反響を呼んでしまうおそれがある。

ボロボロに疲れている出演メンバーが、生駒里奈本人を含め、緊張しながら、慎重に言葉を選び、その結果、当たり障りのないコメントになってしまうのは、無理からぬことで、こういう企画を、こういう形でセッティングすること自体に、問題があると思います。


そんな中、松村沙友理だけは、昨年の18位から、7位へのランクアップで選抜入りした、SKE48の須田亜香里を取り上げ、ファン目線を主軸に、さゆりんご流に、『総選挙』を語っていました(笑)。

これほど厳しい状況でも、ちゃんと面白いコメントを返してくるのは、さすがと言うべきで、なぜ松村沙友理が呼ばれるのか、大いに頷けるインタビューになっていて、正直、感心しました。

ただ、自分の感じたことを言葉にして、生放送であっても、果敢に面白いコメントを目指すキャラが、松村沙友理の握手会人気を、あと一歩、伸び悩ませているという見方もある。

(表4) 各シングル個別握手会セールスにおける、松村沙友理の最終的な完売状況

# 表示仕様は(表3)と同じ

03枚目 [1位] 19部/20部 (0.95)
04枚目 [1位] 25部/25部 (1.00; 05次_01位/02人)
05枚目 [1位] 25部/25部 (1.00; 06次_02位/02人)
06枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 12次_03位/04人)
07枚目 [5位] 28部/30部 (0.93)
08枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 08次_03位/04人)
09枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 12次_07位/08人)
10枚目 [5位] 35部/35部 (1.00; 10次_05位/07人) ← 文春記事 (10次応募週)
11枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 16次_09位/09人)
12枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 15次_11位/11人)
13枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 13次_14位/14人)
14枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 10次_13位/17人)


松村沙友理の握手会人気は、白石麻衣と並ぶほど、もともと圧倒的なトップクラスだったけど、2014年10月の文春記事を境に急落して、未だに、十分には回復していないというイメージがあります。

ところが、白石麻衣と人気を二分するほど握手会人気が高かったのは、5枚目「君の名は希望」までで、初めてフロント入りした6枚目「ガールズルール」から、最高部数を売り切るものの、完売速度がなかなか上がってこない悩みを抱え続けてきました。

例えば、9枚目「夏のFree&Easy」では、全完売を達成したのが12次で、速度による順位では、30部全完売8人中7位の成績。

当時の最高部数である25部を、白石麻衣より早く全完売し、速度と枚数の両方で、乃木坂No.1の握手会人気を誇っていた、4枚目「制服のマネキン」の頃に比べると、最高部数の全完売は変わらないものの、グループ内における相対順位が下がってきた印象は否めない。


文春記事を受けて、文化放送『レコメン』において、説明と謝罪を述べたとき、「煮詰まっていた」という言葉があったと思います。

確かに、7枚目「バレッタ」、8枚目「気づいたら片想い」、9枚目「夏のFree&Easy」は、他のメンバーが握手会セールスを伸ばす中、完売スピードがなかなか上がらず、2列目以上の福神はキープしていたものの、ジリジリした気分を抱えていても不思議ではない。

そして、10枚目個別握手会の第10次応募週に、例の記事が出てしまう。


しかし、文春「スキャンダル」は、こうやって振り返ってみると、個別握手会セールスに対して、致命的なダメージには、ならなかったように見えます。

11枚目「命は美しい」では、30部全完売達成が16次となり、最終応募が19次であるので、ギリギリまで掛かってしまった感はあるけど、その後、12枚目は15次、13枚目は13次、14枚目は10次と、30部を全完売する次数は、徐々に少なくなっている。

最近、握手会人気を急速に上げるメンバーが何人も出て来たので、相対順位は上昇していないけど、6枚目と9枚目の30部全完売次数は12次なので、完売の絶対速度としては、文春「スキャンダル」前の水準に戻っています。


松村沙友理の完売スピードが伸びてこない原因は、文春記事の影響以上に、初期の頃から模索し続けている、お笑い系キャラと関係している気がします。

さゆりんは、何かイベントがあったとき、前後に行われる囲み取材で、「総選挙」に出たい!、自分が一番!といった、パンチのある本音発言をぶっ込んでくることが多かった。

記者としては、優等生的なコメントばかりだと、記事が面白くならないので、「爆弾発言」は有り難い筈で、さゆりんは、そういったニーズに応えるべく、自分を鼓舞しながら、本音をやや誇張したキャラを演じてきたのだと思います。


また、好評だった『初森ベマーズ』の「ユウウツ」役にしても、コミカルながら、アリに名前を付けて飼うなど(笑)、どこかに狂気を感じさせるキャラになっている。

若干の行き過ぎ感を持たせた、お笑い系キャラが、まっつんのはまり役で、ドラマ、取材、インタビューにおいて、存在感を発揮し、乃木坂を対外的にアピールする、一つの強力なツールとなってきました。

ところが、このキャラには、「非常識」や「攻撃性」が、絶対必要な基本成分として潜んでいるので、個別握手会という空間では、ほんのちょっとだけ、ファンから避けられる可能性があって、そのため、30部全完売ながら、白石麻衣や西野七瀬に比べると、完売速度が遅いという結果を招いているのかもしれません。


井上小百合と伊藤万理華は、松村沙友理と同じ方向性の問題に直面している気がします。

二人とも、かなり当たりの強い、Sっ気を含んだキャラを持っていて、ひとたび舞台に上がると、強烈な輝きを放っていく。

そして、さゆにゃんが、コミカルで陽性な成分を、キャラに含ませているのに対して、まりっかは、シリアスな成分がほとんどで、そこに面白い個性の違いがある。

ただ、お笑い系をこなせるキャラは、オファーを受ける確率が高くなるようで、実際、井上小百合は、コントグループ「大人のカフェ」による舞台『飲みかけで帰ったあの娘』にゲストヒロインとして招かれ、テレビ朝日の戦隊シリーズ『動物戦隊ジュウオウジャー 』の第13話に出演するなど、数多くの外仕事が舞い込んでいます。

パンチのあるキャラだからこそ、色んな人の目に留まり、仕事の依頼が来るのでしょう。


もし、井上小百合と伊藤万理華のキャラに、「癒し」や「甘さ」の成分がもっと混入していれば(笑)、握手会人気はさらにワンランク上がって、2列目や福神が視野に入ってくるかもしれない。

ただ、それは、今のキャラが内蔵し、外仕事を呼び込む原動力になっている「S性」や「狂気」の割合を薄めることになる。

自分が培ってきたキャラが、グループの内においても、外においても、同じように有効に機能すれば、これ以上素晴らしいことはないのだけど、握手会という大きな「内仕事」を抱える乃木坂メンバーにとって、両方を満足させるキャラを身につけるのは、至難の業なのだと思います。


深川麻衣の聖母キャラは、「癒し」成分100%で、グループ内では、メンバーに慕われ、ファンを呼び込み、極めて有効に機能してきました。

ただ、聖母キャラによって、外仕事のオファーが来るかとなると、かなり厳しいものがある。

松村沙友理、井上小百合、伊藤万理華のように、どこかに「狂気」や「攻撃性」を宿すキャラでないと、外からなかなか目に留まらないかもしれない。

(表5) 各シングル個別握手会セールスにおける、深川麻衣の最終的な完売状況

# 表示仕様は(表3)と同じ

03枚目 [9位] 03部/14部 (0.21)
04枚目 [7位] 07部/19部 (0.37)
05枚目 [6位] 09部/21部 (0.43)
06枚目 [7位] 21部/28部 (0.75)
07枚目 [8位] 25部/28部 (0.89)
08枚目 [5位] 29部/30部 (0.97)
09枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 08次_04位/08人)
10枚目 [4位] 35部/35部 (1.00; 08次_02位/07人)
11枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 05次_03位/09人)
12枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 04次_02位/11人)
13枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 06次_07位/14人)
14枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 03次_03位/17人)


高橋みなみは、AKB48に在籍していたとき、「総監督」というキャラを持っていて、それによって、メンバーからも、ファンからも、高く評価されてきました。

しかし、卒業すると、芸能界に「総監督」枠はないので、行き場を探しつつ、新しいキャラを模索する必要に迫られる。

取り敢えず、近い雰囲気のある「ご意見番」的役割を任されることが多いようですが、次々と俎上に載せられる話題に、気の利いたコメントを発するのは、「総監督」とやや違った仕事なので、上手くいくかどうかは、やってみないと分からない。

そして、「聖母」枠となると、「総監督」枠より、さらに観たことがない役割で、卒業後は、新しい方向性を一から探すことにならざるを得ないでしょう。

高橋みなみは、AKB48にいる限り、「総監督」であることを求められ、深川麻衣も、乃木坂に留まる限り、「聖母」であることを求められる。

グループ内では、重要で意味のあるキャラであり、本人も手応えを感じてきたと思いますが、一方で、卒業後も、それを背負って、ずっと歩き続けられるようなタイプのものではない。


深川麻衣がなぜ、乃木坂を卒業する決心をしたのか。

随分と時が経ち、本音を言える環境が整い、本人に当時を振り返ってもらう日まで、本当のところは、誰にも分からないでしょう。

ただ、今の場所では積み上げられない何かを、どこか別の場所に行き、新たに積み上げる時期に来ている、そう判断したのかなと、感じるものはあります。


小嶋陽菜のように、天然セクシー系という、グループの内でも、外でも通用するキャラを持っているなんて、ごく稀にしかない幸せなケースで、だからこそ、彼女は、AKB48を卒業する気持ちが起きなかったのだと思います。

多くのメンバーは、かなりラッキーな場合でも、内仕事と外仕事のどちらか一方で機能するキャラしか持てません。

そして、どちらで機能するキャラが欲しいかとなると、グループに加入した最初は、内仕事であっても、卒業を意識する頃になると、外仕事になるのは自然なことです。

いや、むしろ、自分のやりたい外仕事を呼び込めていないからこそ、卒業を意識するわけで、内仕事が上手く回っていようがいまいが、年齢がいくつだろうが、実は、あまり関係ないのかもしれません。

まあ、乃木坂の場合は、最大の内仕事である握手会で結果を出さないと、なかなか外仕事が回ってこないことが、一番シビアなんですが(笑)。


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深川麻衣卒業、握手会セールス「右肩上がり」の超優等生が直面する「聖母」の憂鬱 [16Jun16]

2016-06-16 20:45:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月15日(水)『乃木坂46 真夏の全国ツアー2016』01日目 in 静岡・静岡エコパアリーナ(第01公演18:30〜)
06月16日(木)『乃木坂46 真夏の全国ツアー2016』02日目 in 静岡・静岡エコパアリーナ(第02公演18:30〜)
上記2公演は「深川麻衣卒業コンサート」

06月17日(金) 23 : 55 〜 24 : 25 [地デ] 日テレ『another sky-アナザースカイ-』に、西野七瀬が出演。旅行先はパリ。

06月18日(土) 2ndアルバム第1回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun〜Jul]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 31Mar16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Apr〜May]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov〜'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」



14日火曜の夜は、記事が読めなくなったり、最新投稿分でリンクが機能しなかったり、いろいろとご不便をお掛けして、失礼しました。

14日の午前0時から午後2時までの14時間に渡り、システムを止めて行ったgooのメンテナンス直後、再開されたブログ全体においてトラブルが発生し、記事が読めない、投稿出来ないなど、不安定な状況に陥ったようです。

その後、深夜には、安定的なアクセスが回復し、現在では、以前と変わらず、ブログが読めるようになっています。


ただ、今回のメンテナンスによって、投稿記事に関するルールが、幾つか変更されたようで、読むには何ら問題ないんですが、記事を書く際、以前出来たことが、出来なくなってしまった部分があって、やや戸惑っています。

とくに気になっているのは、記事内リンクを作るとき、テキストにHTMLタグをコピペしたものは拒否され、goo側のエディタを使って、リンクを生成する方法しか、許容されなくなったらしいことです。

このブログでは、最新記事にこまめにリンクを貼って、すぐに関連サイトを参照出来るようにしてきました。

自分のエディタで書いたタグをそのまま使えたので、記事内に、多くのリンクを簡単に用意出来たんですが、今後は、かなり手間が掛かりそうで、リンク数を減らさざるを得ないと思います。

記事の最後に置いている特集ページなどへのリンクは、「ブックマーク」にまとめようかと考えています。

「ブックマーク」を使ったことがないので、どんな感じか、よく分からないんですが。


また、タイトルの文字数制限が、より厳しくなっており、これまでの長さでは弾かれるので、ブログの見出しが、ややシンプルになると思います。

すでにアップしている記事でも、内容を手直しする場合、新しい文字数制限が適用されるようで、「アレチの素敵な乃木坂業務連絡」を「アレチの業務連絡」に変えないと、中味を更新出来ないなんてことが起こりそうです。

まあ、齋藤飛鳥のブログじゃないので、さほどダメージはないですが(笑)、新システムに慣れるまで、しばらくの間、ブログ形式のマイナーチェンジを、ちょこちょこ行うかもしれません。


さて、静岡エコパアリーナで行われている乃木坂のライブ公演が2日目を迎え、いよいよ深川麻衣の卒業が近づいてきました。

選抜常連であり、かつフロントやセンターを経験したメンバーの卒業は初めてで、本人にとってだけでなく、グループにとっても、未知の経験と言えます。

中心メンバーとして、グループを長く支えてきた人なので、今後、どのような芸能活動を行うのか、あるいは、違う分野を目指すのかは、乃木坂とは何だったのかを考える上で、少なからぬ意味を持っており、他のメンバーも注目していると思います。

今日は、深川麻衣の「これまで」を振り返り、「これから」に思いを巡らせてみます。


現在、間違いなく乃木坂の中軸メンバーと言えるまいまいですが、彼女が、どうやってフロントやセンターにまで上がってきたのか、あれこれ思い返しても、これと言ったインパクトのあるターニングポイントが浮かんできません。

例えば、衛藤美彩は、7枚目「バレッタ」で悲願の選抜入りを果たし、8枚目「気づいたら片想い」では、まさかの選抜落ちを喫するも、それをバネにして、9枚目「夏のFree&Easy」で返り咲き、中心メンバーとしての道を歩み始めています。

ところが、深川麻衣には、みさみさの選抜入りがサプライズ発表された、2014年10月6日(日)夜公演のような、エポックメイキングなシーンがあまりなく、シングルの度、静々と、しかし着実に序列を上げ、いつの間にか、フロントメンバーになっていたような印象がある。


では、どういう変遷を経て、まいまいは、14th選抜のセンターに抜擢されたのでしょう。

(表1) 深川麻衣の選抜序列の変遷

凡例
シングル番号 : 1列目-2列目-3列目-アンダー [説明]

# その列に配されている場合は「1」、そうでない場合は「0」
#「3列目(6番/6人)」は、6人構成3列目の左から6番目にいるとの意
# ピンク色の「1」は、福神であることを示す

01枚目 : 0-0-0-1 [アンダー]
02枚目 : 0-0-0-1 [アンダー]
03枚目 : 0-0-1-0 [3列目(6番/6人)]
04枚目 : 0-0-1-0 [3列目(5番/8人)]
05枚目 : 0-0-1-0 [3列目(6番/8人)]
06枚目 : 0-0-1-0 [3列目(7番/8人)]
07枚目 : 0-0-1-0 [3列目(5番/8人)]
08枚目 : 0-1-0-0 [2列目(5番/5人)]
09枚目 : 0-1-0-0 [2列目(4番/5人) 福神]
10枚目 : 0-1-0-0 [2列目(5番/5人) 福神]
11枚目 : 0-1-0-0 [2列目(5番/5人) 福神]
12枚目 : 0-1-0-0 [2列目(5番/5人) 福神]
13枚目 : 1-0-0-0 [1列目(4番/4人) 福神]
14枚目 : 1-0-0-0 [1列目(3番/5人) 福神&センター]
15枚目 : 0-0-0-0 [卒業]


ん〜、深川さんは、時間を掛けながらも、着々と、堅実に、乃木坂内での位置を上げていったことが、よく分かります。

この表を見て、初めて気づいたんですが、まいまいは、一度も列を下げられたことがないんですね。

これは凄いことで、おそらく、乃木坂で列「降格」を経験していないメンバーは、深川麻衣以外だと、白石麻衣のみじゃないでしょうか。

西野七瀬ですら、2列目だった3枚目「走れ!Bicycle」から、4枚目「制服のマネキン」では、3列目に下げられている。

これこそが、秋元真夏に複雑な感情を抱くに至った原因なのだと思いますが(笑)、選抜内の列移動によって、「意外性」や「新鮮味」を演出したがる乃木坂においては、なーちゃんですら、降格対象になったことがある。


そんな中、深川麻衣は、前選抜の列を維持するか、そうでなければ列昇格し、さらに、福神になって以降、一度も、福神から外れたことがなく、最後には、センターになってしまった。

もちろん、14枚目をもって卒業するので、降格ゼロの記録が途切れることはありません。

何だか、豊臣秀吉ばりの出世伝説を目の当たりにしているようで、表を眺めていると、「まいまい、スゲー!」と叫びたくなります(笑)。


実は、星野みなみが、深川麻衣と同じく、福神を6回経験しているので、比較のために、序列の動きを調べてみました。

(表2) 星野みなみの選抜序列の変遷

凡例
シングル番号 : 1列目-2列目-3列目-アンダー [説明]

01枚目 : 1-0-0-0 [1列目(3番/3人) 福神]
02枚目 : 0-0-1-0 [3列目(6番/9人)]
03枚目 : 1-0-0-0 [1列目(3番/4人) 福神]
04枚目 : 1-0-0-0 [1列目(3番/3人) 福神]
05枚目 : 1-0-0-0 [1列目(3番/3人) 福神]
06枚目 : 0-0-1-0 [3列目(5番/8人)]
07枚目 : 0-0-0-1 [アンダー]
08枚目 : 0-0-0-1 [アンダー]
09枚目 : 0-0-1-0 [3列目(4番/7人)]
10枚目 : 0-0-1-0 [3列目(4番/6人)]
11枚目 : 0-0-1-0 [3列目(6番/8人)]
12枚目 : 0-0-1-0 [3列目(3番/8人)]
13枚目 : 0-1-0-0 [2列目(6番/6人) 福神]
14枚目 : 0-1-0-0 [2列目(5番/5人) 福神]
15枚目 : 0-0-1-0 [3列目(2番/6人)]


山あり谷あり、波瀾万丈で、これはこれで、「みなみ、スゲー!」と言いたくなります(笑)。

とくに、2枚目「おいでシャンプー」と6枚目「ガールズルール」では、フロントから3列目へ、一気に落とされている。

こういった2段階降格を、2回も食らったのは、おそらく全メンバー中、星野みなみだけで、台本片手の本番舞台や生放送MCの寝坊大遅刻と、何かと大騒ぎなみなみですが、序列の変遷も、まあ、超派手でございます(笑)。

福神の回数は同じでも、星野みなみは、深川麻衣とは真逆の序列移動を経験してきたわけで、いかに、まいまいが安定した「右肩上がり」の出世コースを実現してきたかが分かります。


なぜ、まいまいは序列をアップさせ続けることが出来たのか、その原因は、個別握手会での売り上げが、シングルごとにどう変わったかを調べると、一目瞭然です。

(表3) 各シングル個別握手会セールスにおける、深川麻衣の最終的な完売状況

凡例
シングル番号 [推定売り上げ枚数による順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売した次数_完売速度による順位)

# 個別握手会最終応募で判明する、その1つ前受付終了時点での完売状況を載せている
# 3枚目「走れ!Bicycle」」から14枚目「ハルジオンが咲く頃」までの成績を示している

03枚目 [9位] 03部/14部 (0.21)
04枚目 [7位] 07部/19部 (0.37)
05枚目 [6位] 09部/21部 (0.43)
06枚目 [7位] 21部/28部 (0.75)
07枚目 [8位] 25部/28部 (0.89)
08枚目 [5位] 29部/30部 (0.97)
09枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 8次_4位)
10枚目 [4位] 35部/35部 (1.00; 8次_2位)
11枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 5次_3位)
12枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 4次_2位)
13枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 6次_7位)
14枚目 [1位] 30部/30部 (1.00; 3次_3位)


3枚目「走れ!Bicycle」の個別握手会では、14部中3部完売が深川麻衣の、ほぼ最終的な成績で、今では考えられないほど、低い数字に留まっている。

ところが、ここからミラクルが始まります。

3枚目で21%だった完売率が、4枚目に37%、5枚目43%、6枚目75%、7枚目89%、8枚目97%と、シングルの度、気持ちが良いほど、数字が上がっていく。

そして、初めて最高30部を任された9枚目において、全完売を8次で達成します。


14枚目では、30部を全完売するメンバーが17人も出現しましたが、9枚目でそれを達成したのは、白石麻衣、西野七瀬、秋元真夏、橋本奈々未、深川麻衣、桜井玲香、松村沙友理、衛藤美彩の8人だけで、まいまいは、この時点で、乃木坂のトップ8に入ったと言えます。

(表1)の序列変遷でも、8枚目に初めて2列目に昇格、9枚目で初の福神となり、個別握手会セールスで明確な結果を叩き出した時期に、選抜内での扱いが、はっきりと良くなっていることが分かります。

隙のない、見事な握手会主義です(笑)。


その後、10枚目、11枚目、12枚目、13枚目、14枚目と、最高部数の全完売、しかも若い次数での売り切りを続け、13枚目で初のフロント入り、14枚目でセンター抜擢へと進んでいく。

これほど着実に握手会セールスを伸ばすのは、まいまいと一度握手した人が、次のシングルでも、かなりの確率で再びレーンを訪れてくれる、と考えざるを得ません。

つまり、リピーターを生み出す能力が極めて高いレーンなんじゃないでしょうか。


あるいは、深川麻衣の握手対応には気分のムラがなく、安定しているのかもしれません。

というのも、握手会を行うと、必ずと言っていいほど、1人2人のメンバーが体調不良に陥り、握手を急遽中止するアクシデントが発生しますが、6枚目以降、3年に渡り、50会場以上で7.5時間に及ぶ5部を担当してきたのに、まいまいのレーンが止まって、別日へ振り替えになったという話は記憶にない。

体力があり、精神が安定していて、変わらぬ笑顔で対応出来る。

ファンが安心して楽しめるレーンだからこそ、リピーターが増え続け、他に類を見ないほど、握手会人気の着実な「右肩上がり」が実現した、そんな風に考えたくなります。


深川麻衣は、握手会セールスと選抜選考を連動させた乃木坂システムにおいて、もっとも成功を収めたメンバーの一人と言えます。

しかし、卒業後も芸能活動を続けるとして、その「成功」を、生かすことが出来るかとなると、気掛かりな点は少なくない。

とくに心配なのは、これほどのトップメンバーでありながら、外仕事が物足りないことです。


一足先に乃木坂を巣立った永島聖羅は、ラジオのレギュラーを2本持っており、こういった実績は、次の仕事を探すときに、明らかに、自分自身を売り込むアピールポイントになる。

MCやアシスタントをやったことのないタレントより、少しでも経験のある人の方が、採用されやすいのは当然で、乃木坂時代にこなした外仕事は、有力な宣伝材料と言えます。

まいまいの場合は、「ACミラン」をフィーチャーするCS放送の『ミラノミラン』に、レギュラー出演していました。

ただ、それ以外となると、地方局制作のドラマやネット配信番組はあるけど、キー局のバラエティやラジオのレギュラーなど、より発信力の強いメディア露出は少ない印象がある。


さらに、舞台への出演が限られています。

『すべての犬は天国へ行く』は、「聖母」というイメージの殻を破るためにも、出演して存在感を発揮する絶好のチャンスだったと思うのですが、ステージに立つことはなかった。

15th選抜では、伊藤万理華と井上小百合がアンダーになりましたが、この二人は、『犬天』での演技が高い評価を受け、それ以外の舞台あるいは映画でも、目立った活躍を見せている。

卒業後のことを考えると、福神であったり、フロントである以上に、外仕事における実績が重要な筈で、まりっかとさゆにゃんは、将来につながる、充実した乃木坂ライフを送っているように見えます。


ここ数シングル、2列目と3列目を行ったり来たりしている桜井玲香は(笑)、『Mr. カミナリ』『すべての犬は天国へ行く』『リボンの騎士』など、演劇の外仕事で、圧倒的な実績を誇っていて、そこで培った人脈や磨いたスキルから、将来、乃木坂を離れてもやっていけそうな雰囲気が漂い始めている。

生田絵梨花に至っては、舞台、ピアノ、写真集、バラエティと、活躍の幅が広過ぎて(笑)、どの分野に的を絞るのか、選べなくて苦労するんじゃないかとさえ思います。

どんなに凄いピアニストでも、3万人の観衆を前に演奏した人は、滅多にいない筈で、その上、ミュージカルの主演を2度務め、ソロ写真集を10万部近く売ったとなると(笑)、日本広しといえど、いくちゃんオンリーになるわけで、それぞれのジャンルにおいて、経験と実績が半端ではない。

もちろん、前田敦子や大島優子が、なかなか結果を出せてない現状を見ると、そんな簡単なもんじゃないという意見はもっともですが、この人なら、卒業しても何とかやっていくんじゃないかと、周りに感じさせる実績や経験がなければ、やはり厳しいのは間違いないでしょう。


深川麻衣が、卒業してから、何をやりたいのか、今のところ、よく分かりません。

しかし、個人的には、ひょっとすると、まいまいは演技が好きなんじゃないかと感じたことがあります。

7枚目「バレッタ」初回限定盤に収録された「月の大きさ」MVで、彼女は、忍者数名を引き連れた小部隊の長を演じています。

駆け出し剣士の生駒里奈を、追いつめるシーンがあって、そこで見せる表情が、ちょっとイジワルで、かなり男前で、グッと来ました(笑)。


自分より弱い若輩者を、隠しきれない喜びをのぞかせながら、じりじり追いつめる忍者の隊長なんて、優しく慈愛に溢れた「聖母」からは程遠いイメージですが、いつもの深川麻衣から感じたことがないほど、Sっ気がたっぷり詰まった、小気味良い雰囲気が漂っていた。

こういう演技が出来るのであれば、「聖母」イメージなんて捨て去って、女優として、どんどん攻めていけば面白いし、本人も楽しそうに見えたので、手応えを感じているのではと思いました。

しかし、その後、この方向性の新しいイメージは開拓されず、『犬天』への出演など、女優として、イメージの幅を広げるチャンスもなかなか訪れなかった。


14枚目「ハルジオンが咲く頃」には、深川麻衣のソロ曲「強がる蕾」が収録され、MVも作られています。

このMVを見ましたが、心優しく、癒し系の「聖母」キャラから、ほとんど一歩も出ている節がなく、作品そのものの出来はともかく、まいまいから、新しい何かを引き出そうとするワクワク感は、ありませんでした。

永島聖羅は、乃木坂在籍時、明るく元気で、みんなを笑顔で引っ張っていく役割を求められ、バラエティ適性が高いからと、女優仕事が回ってこなかった節がある。

そして、乃木坂にいる限り、求められるキャラから抜け出せず、ドラマ『仮面ティーチャー』や『NOGIBINGO!』の花魁ショットで見せたような、シリアスで、陰のある、違うイメージを膨らませることが出来ないのであれば、乃木坂を出て行くしかないと、思ったのかもしれません。


深川麻衣が、握手会という世界で、大きな成功を収めたキャラではなく、もっと別のイメージを追求したかったが故に、乃木坂を離れる決心をしたのであれば、らりんと同じく、切ないものを感じざるを得ません。

グループの中にいながら、様々なイメージを試すことが出来、その中から、「使える」キャラを身につけ、やがて実績を引っさげて卒業していくのが、個人的には、一番望ましいと思っています。

しかし、まいまいは、卒業後、そういった模索を、一人で行わなければならない可能性があって、そうなると、良い事務所や良いマネージャーに出会わない限り、いばらの道になってしまう。

乃木坂での日々は、卒業するメンバーに、何をプレゼントしてあげられるのか。

今後、それが問われる場面が多くなるかもしれません。


最後に、まいまいが担当した楽曲を、以下に載せておきます。

(表4) 深川麻衣が参加した楽曲

凡例
シングル番号 : 参加楽曲数 [参加MV数]
曲名 {パフォーマンスした人の所属}

#「*」は、表題曲、アンダー曲、アルバムリード曲の意
# 選抜とアンダーの両方が参加しているときは、深川麻衣の所属をアンダーラインで示している

01枚目 : 3曲 [MV2]
左胸の勇気* {アンダー全員}
乃木坂の詩 {乃木坂全員}
失いたくないから {選抜全員 + アンダーの一部(4人)}

02枚目 : 2曲 [MV1]
狼に口笛を* {アンダー全員}
心の薬 {選抜全員 + アンダーの一部(4人)}

03枚目 : 4曲 [MV3]
走れ!Bicycle* {選抜全員}
人はなぜ走るのか? {選抜全員 + アンダーの一部}
音が出ないギター {選抜全員 + アンダーの一部}
せっかちなかたつむり {選抜の一部(7人)}

04枚目 : 3曲 [MV2]
制服のマネキン* {選抜全員}
指望遠鏡 {選抜全員}
やさしさなら間に合ってる {選抜の一部(8人)}

05枚目 : 4曲 [MV3]
君の名は希望* {選抜全員}
シャキイズム {選抜全員}
ロマンティックいか焼き {選抜全員}
でこぴん {選抜の一部(5人)}

06枚目 : 3曲 [MV2]
ガールズルール* {選抜全員}
世界で一番 孤独なLover {選抜全員}
人間という楽器 {乃木坂全員}

07枚目 : 3曲 [MV3]
バレッタ* {選抜全員}
月の大きさ {選抜全員}
そんなバカな… {選抜全員 + アンダーの一部}

08枚目 : 4曲 [MV2]
気づいたら片想い* {選抜全員}
ロマンスのスタート {選抜全員}
吐息のメソッド {選抜全員 + アンダーの一部}
ダンケシェーン {選抜の一部(8人)}

09枚目 : 3曲 [MV2]
夏のFree&Easy* {選抜全員}
何もできずにそばにいる {選抜全員}
その先の出口 {選抜の一部(9人)}

10枚目 : 3曲 [MV2]
何度目の青空か?* {選抜全員}
転がった鐘を鳴らせ! {選抜全員}
Tender days {選抜の一部(9人)}

1stアルバム : 2曲 [MV0]
僕がいる場所* {10th選抜全員}
革命の馬 {10th選抜の一部(6人)}

11枚目 : 2曲 [MV2]
命は美しい* {選抜全員}
立ち直り中 {選抜の一部(7人)}

12枚目 : 3曲 [MV3]
太陽ノック* {選抜全員}
魚たちのLOVE SONG {選抜の一部(4人)}
羽根の記憶 {選抜全員}

13枚目 : 3曲 [MV2]
今、話したい誰かがいる* {選抜全員}
ポピパッパパー {選抜全員}
悲しみの忘れ方 {12th選抜(= 選抜全員 + アンダーの一部)}

MV集 : [MV2]
新曲はないものの、深川麻衣参加楽曲の中、以下の2曲に新たにMVが作られた
せっかちなかたつむり (3枚目)
悲しみの忘れ方 (13枚目)

14枚目 : 2曲 [MV2]
ハルジオンが咲く頃* {選抜全員}
強がる蕾 {ソロ}

全作品 : 44曲 [MV33]


深川麻衣さん、乃木坂での5年間、本当にお疲れ様でした。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 〜 関連記事の目次 (02Sep15 〜)

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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星野みなみの46時間TV!「きっかけ」Mステ披露で「ハルジオン」MV再生数急上昇 [14Jun16]

2016-06-14 17:15:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月13日(月) 22 : 00 〜 25 : 00 [AM] 文化放送『レコメン!』で、「乃木坂祭!」が連続3日間開催され、メンバーが順番に出演。この日は、生駒里奈、深川麻衣、堀未央奈。深川麻衣の2016/06/07_12:12ブログ

06月14日(火) 22 : 00 〜 25 : 00 [AM] 文化放送『レコメン!乃木坂祭!』に、秋元真夏と齋藤飛鳥が出演

06月15日(水)『乃木坂46 真夏の全国ツアー2016』01日目 in 静岡・静岡エコパアリーナ(第01公演18:30〜)
06月15日(水) 22 : 00 〜 25 : 00 [AM] 文化放送『レコメン!乃木坂祭!』で、静岡エコパアリーナにおける全国ツアーライブ会場との中継があり、深川麻衣が登場する予定。

06月16日(木)『乃木坂46 真夏の全国ツアー2016』02日目 in 静岡・静岡エコパアリーナ(第02公演18:30〜)
上記2公演は「深川麻衣卒業コンサート」

06月17日(金) 23 : 55 〜 24 : 25 [地デ] 日テレ『another sky-アナザースカイ-』に、西野七瀬が出演。旅行先はパリ。

06月18日(土) 2ndアルバム第1回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun〜Jul]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 31Mar16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Apr〜May]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov〜'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」



メンバーのみなさん、『乃木坂46時間TV』、お疲れ様でした。

今回も、時間の経つのが早いんだか遅いんだか、よく分からないまま、しかし、身体の奥深いところに、着実に疲労が溜まっていく感じの、独特な見応えがありました(笑)。

個人的な見どころは、3日間に渡って、笑って、凹んで、泣いてと、様々な表情を見せてくれた、星野みなみに尽きます。


みなみは、堀未央奈と共にMCを担当する予定だった最終日の朝、あろうことか、思いっきり寝坊してしまい、代わりに、伊藤かりんが急遽、進行を務めることに。

生放送のスタジオに、センスを感じさせる普段着で現れ(笑)、「起きたら仮面ライダーをやっていた」という凄まじい名言まで飛び出して(笑)、乃木坂の歴史に、またまた忘れられない名シーンを書き込んでしまいました。

2014年の『プリンシパル trois』では、台本を片手に本番の舞台をこなすという、演劇史上に残る驚愕のシーンを披露したみなみが、再び、期待を越える大活躍です。


また、お昼に行われた「クイズ!スタッフ100人くらいに聞きました」では、朝の遅刻がまだ尾を引いて、げっそり凹みまくっているのに、スタッフがアンケートで答えたみなみの「良いところ」を当てるため、「私は可愛い」「声が可愛い」など、褒められそうなポイントを、強制的に言わされ、針のむしろに置かれる中、止めを刺すかのように、正解の一つが「時間を守ること」だったというミラクルが発生。

さらに、スタッフによるみなみ評の中に、嫌いな事は絶対やらない大物感溢れる「スター」という、軽くディスりながら、笑いを取るタイプのものがあり、MCも、その方向で話を広げようとするのだけど、「スターだから遅刻もOK!」なんてジョークを飛ばすわけにもいかず、ひたすら恐縮するしかないみなみ。

最後は、さすがに、メンタルが持たなくなったのか、「なんで寝過ごしちゃったかな」と、ほろほろ目から涙が溢れてきて、MCの一人、早出明弘さんが慌てて、フォローのつもりで、「遅刻は前フリだよね」と話しかけ、空気がさらに微妙になって、もう大騒ぎです。


日曜日は、思わぬ寝坊から、「あちゃー」な1日になってしまいましたが(笑)、この46時間TV、みなみにとって、実は、絶好調のスタートでした。

金曜深夜の「人狼」ゲーム2回戦では、まさに羊の皮を被った狼よろしく、最後まで「人狼」であることを悟られず振る舞い、その信頼感をベースに、真正直すぎる占い師の生田絵梨花を闇夜に襲撃、能條愛未の「人狼」感をさりげなく強調して多数決で追放、さらに、みなみを市民だと信じて守ろうとした騎士川村真洋もきっちり襲撃。

いくちゃんの捨て身のアナウンス攻撃で、もう一人の「人狼」斎藤ちはるが追放された後、あれよあれよという間に市民を減らしてゆき、最後は、ピュアすぎる深川麻衣と樋口日奈に、「理屈ではない!人は、むしろ見かけで判断すべし!」と(笑)、強烈な目線圧力を掛け、二人に井上小百合を追放させ、鮮やかな逆転勝利を収めてしまいます。


決心のきっかけは理屈ではなくて
いつだってこの胸の衝動から始まる

アルバム収録曲「きっかけ」の一節を彷彿させる幕切れ中、キャッキャと大喜びするみなみ、呆然とするまいまい&ひなちま、「何をやってるんだ!」と、血相を変えて二人に詰め寄るさゆにゃん。

みなみファンとして、勝利の瞬間、「よっしゃ!」と、思わずガッツポーズをしたけど、すぐ、深川麻衣は今後、1人でちゃんとやっていけるんだろうか?と、本気で心配になりました(笑)。


まあ、優しく純朴な人には、いつも味方が現れるので、案外、大丈夫という意見は一理あって、「自分は騙されない」と変に自信を持っている方が、かえって危ないかもしれません、って今、なぜか、高山一実が頭に浮かんできました(笑)。

でも、少しは理屈も重視した方がいいと思うな(笑)。

いくちゃんは、さゆにゃんを市民だと占っていて、ろってぃは騎士として二人を守ったと述べている。

しかも、ほぼ100%の「人狼」ちはるんを追放者に指名しなかったのは、星野みなみと能條愛未だけで、じょーさんがいなくなった後もゲームは終わらなかった。

ん〜、「バカかお前は!」と叫んだ井上小百合の気持ち、よく分かります(笑)。


ところで、ゲーム開始直後の、いくちゃんの自分は占い師だというカミングアウト、強烈でしたね〜。

「占った後、人狼を名指しするならともかく、まだ一度も夜になってへんのに、素性を明かすのは、かえって怪しい」とろってぃに指摘され、ハッと表情が変わり、何か、とても大事なことに気づいたようで、クッションに顔を埋めながら、「た、す、け、て、下さい」と、小さな声で弱々しく囁く生田絵梨花19歳。

もはや、人狼ゲームを観ているというより、慣れないルールに、右往左往する乃木坂メンバーを鑑賞するコーナーの様相を呈していて、少なくとも、ファンとしてはもの凄い見応えがありました(笑)。


ゲームを制して最高のスタートを切ったみなみも、結局、こういった慣れない「夜更かし」がダメージとなったのか、2日後、生放送のMC担当なのに寝坊という、壮絶な憂き目を見るわけで(笑)、禍福は糾える縄の如し、を地で行くような3日間でした。

どっちに転んでも、派手で面白くて、可愛いのがみなみの素晴らしさで、こんな波瀾万丈のジェットコースターがあるから、みなみファンは止められません。

そう言えば、『プリンシパル trois』でも、19番昼公演で、星野みなみは、9度目挑戦の末に、生田絵梨花を抑えて「ルイーダ」役をゲットし、狂喜乱舞の大喜びで、「良いプリンシパルじゃった」という雰囲気が漂っていました。

ところが、翌日千秋楽の昼公演で、台詞を全然覚えてない「ベル」役に選ばれてしまって、「誰ですか〜!私に投票したのは?」と、もはやどうしようもないことを叫びながら、昨日とは一転、大泣きするはめに。

凄く良いことがあると、それに見合うくらい、宜しくないことが起きる、そんな大騒ぎする展開を呼び込んでしまうところが、星野みなみの「スター性」なのかもしれません。

とにもかくにも、病気や怪我なく、無事に46時間を終えることが出来て、何よりです。


金曜日の夜9時、『乃木坂46時間TV』が始まる直前、深川麻衣を除く14th選抜が『MUSIC STATION』に出演し、「きっかけ」を披露しました。

5月25日(水)に発売された2ndアルバム「それぞれの椅子」のリード曲ですが、今まで、ダンス付きパフォーマンスを見せたことがない筈で、おそらく初めての本格的な楽曲プロモーションだと思います。

Mステのステージでは、生田絵梨花のピアノ伴奏が入り、衣装は、アルバムのジャケット写真に載っている、メンバーごとに、赤と青に分かれたドレスでした。

そして、ビジュアルの素晴らしさはいつも通り、歌唱が「被せ」なのもいつも通りで(笑)、いくちゃんなど、数人の声が生で少し聴こえるかなという感じです。

さらに、ダンスも、乃木坂のバラード系によくある、ゆったりしたタイプの振り付けで、乃木坂にあまり興味がない、一般視聴者の目を釘付けにするインパクトはなかったかもしれません。


バラード系であれば、歌唱の魅力で、ダンス系であれば、インパクトのある振り付けで、お茶の間にアピールして欲しいんですが、この辺は、いつまで経っても「いつも通り」で、変わっていく気配がないですね。

そして、音楽グループとしての期待感が薄いためか、折角、アルバムを出しても、ダウンロード購入のような、特典が関係しないセールスは、ヒットとは言い難い成績になっています。

しかし、Mステでパフォーマンスしたこと、さらに、続く『乃木坂46時間TV』で、メンバーが黒板アートを制作し、この映像と「きっかけ」の音楽を組み合わせて、MVのような作品を流したことは、楽曲セールスに、プラスの効果をもたらしたようです。

(表1) iTunes Store トップソングにおける「きっかけ」の順位変動

凡例
「曲名」
配信開始からの経過週: A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A〜H と Z は、示された週における、以下の順位帯へのランクイン日数を表す
A : 1〜10位
B : 11〜20位
C : 21〜30位
D : 31〜40位
E : 41〜50位
F : 51〜100位
G : 101〜150位
H : 151〜200位
Z : 200位圏外

# 深夜24:00の前後2時間以内に、1度だけその時点での順位を調べ、その日の順位としている
# 01週目、02週目、03週目 … が意味する1週間は、月曜から始まり日曜で終わる7日。「きっかけ」の01週目は、配信開始日2016/05/25(水)を含む、05/23(月)から05/29(日)まで、02週目は05/30(月)から06/05(日)までで、以下、同じように続く
# 配信開始が水曜なので、01週目の日数合計は5日で、02週目以降は合計が7日になっている
# 配信開始週とCD発売週は同じ

「きっかけ」
19日(最高26位)/19日間配信

(週単位変動)
01週目 : 0-0-1-2-1 / 1-0-0 [0]
02週目 : 0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0]
03週目 : 0-0-0-1-0 / 3-3-0 [0] ← 先週

(03週目の日単位変動)
06/06(月) 082位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/07(火) 104位 : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/08(水) 130位 : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/09(木) 123位 : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/10(金) 080位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ Mステ & 46時間TV_開始
06/11(土) 057位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/12(日) 040位 : 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] ※ 46時間TV_終了
06/13(月) 043位 : 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0]


「きっかけ」は、昨日、13日月曜から、配信開始の4週目に入っています。

ただ、上表の「週単位変動」が示すように、配信1週目で、すでに50位を割り込み、2週目は、101から150の順位帯に落ちている。


3週目も、6日月曜に82位だったランキングが、7日火曜に104位、8日水曜は130位と続落します。

ところが、Mステへの出演が終わり、46時間TVが始まった10日金曜に、再び80位に上昇、翌11日土曜は57位まで浮上し、46時間TVが終了した12日日曜には40位にまで達します。

13日月曜も43位につけ、6日月曜より、さらに高い順位に反転回復しており、Mステと46時間TVの相乗効果と捉えて良いんじゃないでしょうか。


しかし、今後、30位、20位と、より上位を狙うほどの勢いは、今のところ感じられません。

「きっかけ」に関しては、アルバム発売直前まで、舞台『じょしらく弐』の公演が続き、音楽番組でのステージもほとんどなく、プロモーション不足の感が否めない。

さらなる上昇気流を呼び込むためには、もっと楽曲の宣伝が必要で、実際、Mステ出演と46時間TVは、iTunes ランキングを50ポイント以上アップさせています。


とくに、メンバーが描いた黒板アートによるMVは、乃木坂ファンに大きな印象を残したと思います。

折角、苦労して作ったこのMVを、番組での披露だけに留めるのは勿体ない限りで、公式チャンネルでの無料公開に踏み切れば、「きっかけ」の楽曲セールスが、波に乗っていく可能性がある。

まあ、そいういった声が高まるのを、運営は待っているのかもしれませんが(笑)、14日火曜になって、微妙に下降傾向を見せ始めている iTunes ランキングの推移から考えて、ここで何らかのブスートを仕掛けなければ、15枚目が控えていることもあり、上昇させるのは、かなり厳しくなる気がします。


iPhone で iTunes ランキングをチェックするとき、トップページに載るのは36位までの曲で、そこに入れば、ワンランク上の宣伝効果が得られるでしょう。

「きっかけ」は、今、40位付近に上がってきており、もう一歩のレベルまで来ています。

メンバー自作の黒板アートMVは、ファン以外の関心を集める可能性があるので、15枚目の特典映像とかではなく(笑)、今すぐ、ネットで公開して欲しい。


実は、乃木坂のMVついて、先週末、面白い現象が起こっています。

「きっかけ」がMステで披露された後、無料公開されている「ハルジオンが咲く頃」ショートバージョンMVの再生数が急激に上昇したんですね(笑)。

(表2) 先週から今週にかけての「ハルジオンが咲く頃」MV(short ver.)の1日当たり再生数の変動

凡例
日付(曜日) : 1日当たり平均再生数 (累計再生数)

# 「1日当たり平均再生数」は、毎日深夜24:00前後にMVの累計再生数を計測し、前日と当日の差を経過時間で割り、24時間に換算した値。「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入した数字を載せている
#「累計再生数」は「万回」単位で表し、小数点以下1桁目を四捨五入
# 06/09(木)分のみ、07(火)から09(木)までの1日当たり平均。水曜深夜に記録し忘れたので(笑)

06/06(月) : 0.95万回/日 (65.4万回)
06/07(火) : 0.70万回/日 (66.0万回)
06/09(木) : 0.22万回/日 (66.5万回)
06/10(金) : 2.06万回/日 (69.5万回) ※ Mステ & 46時間TV_開始
06/11(土) : 0.53万回/日 (69.8万回)
06/12(日) : 0.49万回/日 (70.3万回) ※ 46時間TV_終了
06/13(月) : 0.57万回/日 (71.0万回)


「ハルジオンが咲く頃」ショートバージョンMVは、現在、公開13週目に入っていますが、少なくとも計測を始めた8週目以降、1日当たり平均再生数が、1万回/日を越えることはなく、0.5〜0.9万回/日で推移しています。

ところが、先週金曜日の深夜、YouTubeに載っている再生数を、何気なく Excel に入力して、目を疑いました。

2.06万回/日という、このMVに関しては見たことのない数字が弾き出されていて、「あれ、関数式がどこかおかしいのかな?」と、数式バーを見直してしまいました。


しかし、式に問題があるのではなく、どうやら、「ハルジオンが咲く頃」側の問題のようで(笑)、1日当たり再生数が、突然、通常の2倍以上のレベルにまで、一気に伸びている。

もし、Mステでパフォーマンスしたのが、「ハルジオンが咲く頃」であれば、とくに驚かないですが、「きっかけ」のテレビ初披露で、別曲MVの再生数が加速するとは思わなかった。

なぜ、こんなことが起きるんだろうと考えると、ある推測が頭に浮かんできました。

Mステの「きっかけ」ステージを観て興味を持った視聴者が、YouTube の乃木坂公式チャンネルで、「きっかけ」のMVを探したのではないかと。

そして、「きっかけ」のMVは、フルもショートも一切ないので、多くの人が、一番最初に載っている「ハルジオンが咲く頃」のMVをクリックしたんじゃないでしょうか。

『MUSIC STATION』放送後、そういった行動を取る人が、かなりの数に上ったため、普段は1万回/日を越えないMVの再生数が、2万回/日を上回る数字に跳ね上がった。


しかも、ハルジオンMVの再生数を引き上げた人々の多くは、今まで、乃木坂に興味を持っておらず、Mステを通して、初めて、どんなグループなのか、どんな楽曲世界を展開しているのかと、関心を寄せた可能性がある。

というのは、11日金曜に急上昇した1日当たり平均再生数は、翌12日土曜以降、ごく普通のレベルに戻ってしまった。

Mステ放送直後から、46時間TVが始まり、日曜深夜には、乃木坂工事中で深川麻衣の卒業企画がオンエアされています。

もし、既存の乃木坂ファンが、Mステの「きっかけ」を切っ掛けに(笑)、YouTube公開のMVを、久しぶりに観てみようと思い立ったのなら、その後に続く先週末の「乃木坂祭り」は、そういった流れを加速した筈です。


再生数の上昇が、金曜1日に限定されたのは、46時間TVや乃木坂工事中を観ないような人が、Mステに登場した美少女グループに興味を抱き、その場で、スマホのYouTubeアプリをタップして、検索を掛けたと考えると、辻褄が合う。

しかし、肝心の「きっかけ」は見つからず、おそらく最初に出てくるだろう、14枚目表題曲MVをクリックした。

これが、新規ファンを生み出す「きっかけ」になったかどうかは分かりませんが、少なくとも言えることは、もし「きっかけ」のMVを用意していれば、より強力なアピールが出来たということです。


乃木坂運営は、2015年12月23日(水)のMV集発売を期に、それまで無期限で無料公開してきたフルバージョンMVを、すべてショートバージョンに差し替え、その後のシングルにおいても、フルバージョンMVの公開はCD発売までの数週間に限定しています。

乃木坂は、もともと、シングル収録の全MVを、フルバージョンで無料公開するという、他のアーティストと比べて、むしろ太っ腹なやり方を続けてきたのに、2016年に入って、方針を180度転換してしまった。

運営の真意は分かりませんが、MVの無料公開に消極的な姿勢は、新規ファンの獲得にマイナスの影響を及ぼし、とくにライト層充実のブレーキとなっている懸念がある。


14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、iTunes Store での楽曲セールスが、13枚目「今、話したい誰かがいる」を下回っている節があります。

(表3) iTunes Store トップソングの配信後50日間における順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z]「曲名」

# 上記 A〜H と Z は、示された週における、以下の順位帯へのランクイン日数を表す
A : 1〜10位
B : 11〜20位
C : 21〜30位
D : 31〜40位
E : 41〜50位
F : 51〜100位
G : 101〜150位
H : 151〜200位
Z : 200位圏外
# 順位の記録方法は、(表1)と同じ
# すべての曲に関して、配信開始後50日間の順位を対象にしている
#「きっかけ」と「翼はいらない」は、まだ50日に達していないので、06/13(月)までの成績を載せている

09-05-07-00-06 / 23-00-00 [00]「今、話したい誰かがいる」(14枚目)
02-03-04-06-04 / 12-11-08 [00]「ハルジオンが咲く頃」(15枚目)

29-08-11-01-01 / 00-00-00 [00]「サイレントマジョリティー」(欅坂46)

00-00-00-01-01 / 01-01-01 [45]「74億分の1の君へ」(HKT48)
00-00-00-00-00 / 07-05-06 [32]「甘噛み姫」(NMB48)

00-00-01-03-02 / 08-06-00 [00] (20日)「きっかけ」(2ndアルバム)
00-00-01-02-01 / 09-00-00 [00] (13日)「翼はいらない」(AKB48)


上表が示すように、「今、話したい誰かがいる」は、「ハルジオンが咲く頃」に比べ、30位以上の高い順位帯へのランクイン日数が多く、逆に、101位以下には、配信後50日間、一度も落ちていない。

乃木坂は、2016年の大晦日に、NHK紅白歌合戦への初出場を果たしたのだから、14枚目は、13枚目以上に注目を集めるべきシングルの筈で、iTunes Store トップソングにおける順位が、明らかに、より低調な推移を見せているのは、気になる点です。

FNS歌謡祭でのパフォーマンスなど、テレビを介した楽曲プロモーションに違いがあるので、一概には言えませんが、「今、話したい誰かがいる」は、主題歌に採用されたアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』が、MVの役目を果たして、楽曲セールスの追い風になった可能性がある。


エンディンテーマは、観客が物語の感動を、そこに重ねながら聴いてくれるので、映画の質が高ければ(笑)、非常に効果的な楽曲プロモーションになります。

「今、誰」も、「ハルジオン」も、乃木坂のオリジナルMVは、フルバージョン公開がCD発売前の3週間に限られ、その後は、ショートバージョンに差し替えられました。

しかし、13枚目の表題曲は、人気のあるアニメ映画が、有効なプロモーションビデオとして機能し続けた可能性があるのに対して、14枚目は、オリジナルMVが頼みの綱だったものの、フルバージョンは3週間で観られなくなってしまった。

iTunes Store トップソングにおける両曲の勢いの違いは、この辺から生じているように思えます。


(表3)に載せたように、「きっかけ」の順位推移は、まだ20日目ながら、「今、誰」はもちろん、「ハルジオン」と比べても、遥かに芳しくない。

上述したように、音楽番組での披露を含め、明らかなプロモーション不足ですが、Mステでのパフォーマンスと46時間TVによって、順位上昇の兆しが見えています。

面白いのは、「ハルジオン」MVの再生数上昇が金曜1日で終わったのに対し、「きっかけ」の iTunes ランキング回復は、46時間TVの配信中も続き、既存の乃木坂ファンが、あらためて、このアルバムリード曲に注目しつつあることを示唆しています。

分厚いファン層を誇る乃木坂、その最新曲である「きっかけ」が、iTunes トップソングの20位圏内に一度も入らないなんて、ここ数シングルの動向と比較しても、かなり珍しいケースです。

2ndアルバムに興味を抱く乃木坂ファンが、これまで少なかったのは、ほぼ間違いがなく、46時間TVの黒板アートMVなどを通して、アルバムの存在を再認識する人が急激に増えたんじゃないでしょうか。

しかし、アルバム曲のプロモーションについて、さらに新たな手を打たなければ、「きっかけ」の順位が再び下降するのは、まず避けられないでしょう。


CDセールスを上げるためには、質、量ともに充実した特典イベントを用意しなければならないように、iTunes Store などの楽曲セールスをアップするにも、質、量ともに充実したプロモーションが必要で、魅力的なフルバージョンMVの無料公開は、その中核を成すものです。

「指望遠鏡」「シャキイズム」「世界で一番 孤独なLover」「そんなバカな」「生まれたままで」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」など、乃木坂には、表題曲MVだけでなく、カップリング曲MVの中にも、高く評価される作品が数多く存在します。

そして、シングル発売ごとに、表題曲、カップリング曲を併せた、魅力的なMV群が無料無期限で公開され、乃木坂の楽曲人気を牽引してきました。


ところが、最近、フルバージョンMVの無料公開という、一種の「投資」を、運営が嫌がるようになった節があり、ファンがMVを話題にすることも、以前よりずっと少なくなった気がします。

一方、特典イベントに使うお金は減る気配がなく、2ndアルバム「それぞれの椅子」は、収録曲のMVが一切ないのに、「握手会」「豪華クルーズ」「ボーリング大会」「黒ひげ危機一髪」「屋形船ツアー」と、これでもかと言うほど、多彩で手間の掛かる企画が用意されている。

こういった楽曲プロモーションの軽視で危惧されるのは、楽曲に惹かれるライトなファン層が脆弱になり、やがて、AKB48Gと同じように、それなりに良い曲を出し、「恋するフォーチュンクッキー」や「365日の紙飛行機」など、いくつかヒットを飛ばしても、もはやファンが反応しなくなり、主要メンバーが卒業する度に、なす術なく人気を落とし続ける体質に陥ってしまうことです。

怖いのは、ファンがグループの音楽に興味を持たなくなる、もっと正確に言えば、グループの音楽に興味のあるファンが大挙して去っていくことで、そうなってしまうと、様々な要因で大きく変動する、主要メンバーの「人気」だけが頼りになって、グループの人気を安定して保つのは難しい。

「制服のマネキン」MVを作って、その音楽とダンスの魅力でファンを増やすことは、握手会などの特典イベントでファンを増やすより、実はより効率的で、しかも、そうやって出来上がるファン層は、グループに何を求めているのかが明確なので、人気を維持させやすいと思います。


乃木坂運営のMVに対する姿勢に、やや後ろ向きなものが混じっていると、メンバーも感じているのか、46時間TVでは、14枚目共通カップリング曲「遥かなるブータン」のMVを、作ってくれないなら、自分たちで作っちゃえとばかり、生田絵梨花を始めとするユニットメンバー6人が、なんと手作りしてましたね(笑)。

上野の森美術館で現在開催中の『ブータン』展会場をロケ地に、スマホで照明や撮影を行う、自主制作MVです。

スマホによる映像が、素朴な手作り感を醸し出していて、メンバーの意気込みと楽しさが伝わってくる、味のある作品になっていました。

生田絵梨花の2016/06/12_22:28ブログ


「きっかけ」の黒板アートMVもそうですが、メンバーが制作に参加する作品は、ファンにとって、間違いなく、楽しく魅力的なわけで、どんどんやって欲しいですね。

そして、YouTubeの乃木坂公式チャンネルで公開すれば、これまた間違いなく、その楽曲の人気がアップすると思います。

実際、いくちゃんがクリエイティブディレクターとして制作した「遥かなるブータン」MVを観ていて、思わず、iTunes Store から、曲をダウンロードしそうになった。

「ハルジオンが咲く頃」のCDを全タイプ持っていることに気づいて、何とか踏み止まりましたが(笑)、メンバー制作MVは、ファンにとって、もの凄く吸引力の強い代物なんだと、思い知らされました。


豪華クルーズやボーリング大会といった特典イベントに凝るのではなく、メンバーが制作に参加するなど、遊び心のある映像作品をあれこれ用意して、その魅力でCDや楽曲を売れば、乃木坂は、もっとファン層を分厚く出来るんじゃないでしょうか。

Mステで披露された「きっかけ」のパフォーマンスを観て、YouTubeの乃木坂公式チャンネルを初めて訪れた人が、「きっかけ」のMVがないことを訝りながら、「ハルジオンが咲く頃」のショートバージョンMVを眺め、他のMVにもフルバージョンがないことに気づくとすれば、グループの魅力を伝える絶好のチャンスを、十分生かす仕組みになっていないのではと言いたくなります。

(表3)が示すように、「総選挙」という大イベントですら、「翼はいらない」の楽曲セールスを押し上げる力を失っている今、ひたすら特典イベントにお金と労力を注ぎ続ける姿勢には、強い疑問を感じざるを得ない。

フルバージョンMVの無期限無料公開は、音楽を売るための投資であって、それが有効だからこそ、多くのアーティストが、代表曲のMVをYouTubeにアップしているわけです。

優先的に投資するのは、特典イベントか、それともMVの制作と公開か。

その選択が、グループの未来を左右するのは、言うまでもないことです。


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欅坂2ndは早い展開の握手会日程で初動算入を9次分確保、後手に回る乃木坂15thに前作割れの危惧 [09Jun16]

2016-06-09 01:30:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月09日(木) 深川麻衣の1stソロ写真集『ずっと、そばにいたい』が幻冬舎から発売。乃木坂公式サイトの関連記事

06月09日(木) 19 : 25 ~ 19: 54 [地デ] NHK Eテレ『オトナヘノベル』。今回のテーマは「お父さんにイライラ どうすれば?」で、番組内ドラマ「Dear Dad」に、チャンカワイの娘役として、星野みなみが登場。先週の堀未央奈に続き、2週連続での乃木坂メンバーによる主演ドラマ。

06月10日(金) 21 : 00 ~ 12日(日) 19 : 00 [Web]『乃木坂46時間TV』

06月10日(金) 20 : 00 ~ [地デ] テレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂が出演して2ndアルバムの収録曲「きっかけ」をテレビ初披露。

06月10日(金) 24 : 50 ~ 25 : 20 [地デ] テレビ朝日「『ぷっ』すま」に、生田絵梨花が出演

06月11日(土) 22 : 20 ~ [地デ] NHK 総合『バナナ♪ゼロミュージック』。バナナマンは司会を務める音楽バラエティに、乃木坂から生田絵梨花、橋本奈々未、松村沙友理がゲストとして登場。いくちゃん主演のミュージカル『リボンの騎士』において、桜井玲香の母親である魔女ヘル役で、別次元の見事な歌唱を披露した「はいだしょうこ」さんも出演。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun~Jul]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 31Mar16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Apr~May]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」



欅坂46の2枚目シングル発売が、8月10日(水)と発表されました。

表題曲は、テレビ東京土曜24時枠の連続主演ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』の主題歌で、7月から地上波で流れるので、視聴率が確実に高い、浅い回の内に、出来るだけ早くCDを出したい(笑)。

しかし、乃木坂15枚目がリリースされる7月27日(水)の前だと、初動に流し込める個別握手会の応募次数が少なくなり、オリコン第1週の前作越えが厳しくなる。

一方、8月に入ると、中旬がお盆、下旬はAKB48の45枚目リリースがあり、うかうかしていると9月になってしまう。

そんなこんなで、やはり、8月上旬、E-girlsのシングルと同日だけど、乃木坂15枚目の2週間後、というチョイスになったのだと思います。


欅坂の2枚目は、発売日と一緒に、全国握手会と個別握手会の全日程がアナウンスされ、さっそく今日から、個別握手会の応募受付が始まるようです。

「坂道シリーズ」による夏シングルのスケジュールが明らかになったことで、秋シングルの予定も、かなり見えてきました。

今日は、乃木坂と欅坂が、2016年後半に、どのようなリリース戦略を想定しているのか、日程面から考えてみます。


まずは、欅坂2枚目について。

(表1) 欅坂1枚目、2枚目シングルにおける個別握手会セールスの初動算入次数

1stシングル「サイレントマジョリティー」
第1次応募[02/08(月)12(金)] =(初動算入8次分)=> CD発売[04/26(水)]

2ndシングル「タイトル未定」
第1次応募[06/09(木)10(金)] =(初動算入9次分)=> CD発売[08/10(水)]

#「第1次応募[02/08(月)12(金)]」は、02/08(月)から02/12(金)までの期間に、第1次応募が受付けられたことを意味する


デビューシングル「サイレントマジョリティー」は、個別握手会の8次応募分までを初動に流し込む設定でしたが、2枚目は、9次分にアップされています。

個別握手会の日数は、関東3日、名古屋1日、京都1日と、1枚目と同じ5日に据え置かれているものの、初動算入する次数を1次上げており、前作越えをバックアップする意図が見えます。

また、個別握手会への参加が発表されているメンバーは、今のところ前作と同じ21人ですが、平仮名の「けやき坂」が、「ガールズルール」における乃木坂2期のように、ペア握手会といった形で加わる可能性も否定出来ません。

漢字「欅」と平仮名「けやき」が、どのような関係になるのか、さっぱり分かりませんが、合同で握手会を行えば、人数が多い分だけセールスも伸びるので、間違いなく、CDの売り上げ枚数は上昇します。

「欅坂」に加えて、「けやき坂」を敢えて作ったのは、多分、それが目的じゃないかと思うんですが、どうなんでしょう(笑)。


次に、まだ告知されていない選抜発表日を、一応、予想しておきます。

個別握手会の第1回応募週とCDの発売日が判明しているので、もはや、あまり意味はないんですが、気になるのは気になるので(笑)。

(表2) 欅坂2nd選抜の発表日予想

1stシングル「サイレントマジョリティー」
選抜発表[02/28(日)] =(前倒し3次、5週+3日)=> CD発売[04/26(水)]

2ndシングル「タイトル未定」
選抜発表[06/12(日)] =(前倒し1次、8週+3日)=> CD発売[08/10(水)]
選抜発表[06/19(日)] =(前倒し2次、7週+3日)=> CD発売[08/10(水)]
選抜発表[06/26(日)] =(前倒し3次、6週+3日)=> CD発売[08/10(水)]
選抜発表[07/03(日)] =(前倒し4次、5週+3日)=> CD発売[08/10(水)]

#「前倒し3次、5週+3日」は、選抜発表の前に個別握手会応募が3次分受付けられ、選抜発表からCD発売までの期間が5週プラス3日だったことを示す
# オレンジ色は予想


「サイレントマジョリティー」は、個別握手会を3次まで応募した後、平手友梨奈をセンターとする選抜構成が、『欅って、書けない?』で発表され、そこからCD発売まで、5週プラス3日の期間がありました。

乃木坂においても、「前倒し」応募が4次以上になったケースはなく、3次までに抑えられているので、上表後半に列挙した候補日で、7月3日(日)はちょっとあり得ないかなと。

また、『欅書け?』6月5日放送回の予告編を観ると、次回6月12日は、選抜発表ではないようなので、結局、6月19日(日)か26日(日)が有力ということになります。

2枚目は、シングルの制作が、ドラマの撮影と重なるので、出来るだけ余裕を持ったスケジュールにしたい筈で、6月19(日)に、さっさと2nd選抜を発表するんじゃないか(笑)、そう思っています。


ところで、欅坂2枚目の握手会スケジュールを、乃木坂15枚目のそれと並べてみると、ある特徴的な対比が見えてきます。

(表3) 乃木坂15枚目と欅坂2枚目の握手会日程

# 青色は乃木坂のイベントピンク色は欅坂のイベント
#「SE限定ライブ」は、乃木坂2ndアルバムのセブンイレブン特典である限定ミニライブ
# アンダーラインは、それがシリーズの最終回であることを示す

07/27(水) 15th発売

08/10(水) 欅2nd発売
08/13(土) 欅2nd第1回全国握手会(愛知・ポートメッセなごや)
08/14(日) 欅2nd第1回個別握手会(愛知・ポートメッセなごや)

08/28(日) 欅2nd第2回個別握手会(神奈川・パシフィコ横浜)

09/02(金) SE限定ライブ第1回公演(千葉・幕張メッセ)
09/03(土) 欅2nd第2回全国握手会(千葉・幕張メッセ)

09/11(日) 欅2nd第3回個別握手会(千葉・幕張メッセ)

09/17(土) SE限定ライブ第2回公演(愛知・ポートメッセなごや)

09/22(木祝) 欅2nd第4回個別握手会(京都・みやこメッセ)
09/25(日) 15th第1回個別握手会(神奈川・パシフィコ横浜)

09/30(金) SE限定ライブ第3回最終公演(京都・京都パルスプラザ)
10/02(日) 15th第2回個別握手会(京都・京都パルスプラザ)

10/09(日) 欅2nd第5回最終個別握手会(千葉・幕張メッセ)

10/16(日) 欅2nd第3回最終全国握手会(京都・京都パルスプラザ)

10/23(日) 15th第3回個別握手会(神奈川・パシフィコ横浜)

11/06(日) 15th第4回個別握手会(愛知・ポートメッセなごや)

11/13(日) 15th第5回個別握手会(神奈川・パシフィコ横浜)


欅坂2枚目は、8月10日(水)にCDをリリースした後、その週の土曜日曜に、さっそく、全国と個別の握手会が開催されます。

乃木坂15枚目の第1回個別握手会は、CD発売から2ヶ月近く経った9月25日(日)なので、欅坂のスタートがいかに早いかが分かります。

さらに、乃木坂最初の個別握手会が開かれた2週間後、10月9日(日)に、欅坂は、なんと最後の個別握手会を迎え、翌週の10月16日(日)には、全国握手会もすべて終えてしまいます。

CDリリースは、乃木坂の方が2週間早いのに、欅坂の方が、握手会全日程を、1ヶ月も早く終了するスケジュールになっていて、特典イベントの消化スピードにおいて、両者は際立った違い見せています。


乃木坂は、8月に全国ツアーがあるので、7月末にCDをリリースしても、特典イベントの本格的な開始は、9月以降になってしまいます。

しかし、ここまで欅坂の握手会が先行すると、乃木坂との「兼任」ファンが、取り敢えず、そちらにお金と時間を注いでしまい、15枚目個別握手会の完売部数が、低い次数において、なかなか伸びない危険がある。

もちろん、西野七瀬や白石麻衣の握手会人気は、猛烈に熱心なコアファンに支えられているので(笑)、余程のことが起きない限り、すぐには変化しないと思います。

しかし、「浮動票」のより多いメンバーは、外部因子に左右されやすく、人気の高い「妹」グループが、CD発売後2ヶ月間に、次々と握手会を開くとなると、本来獲得出来た票が、少なくとも応募開始の初期に、欅坂へ流れてしまうかもしれません。


応募次数が大きくなっていくと、消化していない握手会の残っている乃木坂に、じわじわファンがお金を投入してくれる可能性はある。

ただ、「完売は完売を呼ぶ」と同じように、「非完売は非完売を呼ぶ」こともあって、応募初期の完売スピードが遅いと、後半に入っても、勢いがなかなか回復しないことは十分あり得ます。

とくに、気になっているのは、14枚目で30部全完売を10次以降に達成したメンバー、すなわち、伊藤万理華、井上小百合、高山一実、星野みなみ、松村沙友理らの完売スピードが、15枚目でどう変化するかです。


乃木坂がこれまでCDセールスをぐいぐい押し上げてきたのは、シングル毎に30部全完売メンバーを増やしてきたからですが、その背景には、うかうかしていると、売り切れてしまうと、ファンの側が感じるような、応募初期における圧倒的な完売スピードがある。

もし、30部メンバーの立ち上がりが目に見えて遅くなると、乃木坂は後で買えばいいや、という雰囲気が広がって、全体としセールスが低調になってしまうかもしれない。

展開の早い欅坂の影響をより受けやすいと考えられる、10次以降の30部全完売メンバーが、前作通りの完売スピードを維持出来るかどうかは、15枚目CDセールスの成否を左右する、重要なポイントになると思います。

万が一、応募初期の完売スピードが軒並み低下し、15枚目で初動前作割れが起きると、「常に右肩上がり」という乃木坂の成長神話に陰りが出て、16枚目からのCDセールスにも影を落とす可能性がある。

15枚目の完売部数推移は、乃木坂の今後、さらには「坂道シリーズ」の行方を占う上で、注目せざるを得ないデータになるでしょう。


個別握手会応募が2ndアルバムと重なるにも関わらず、15枚目のCD発売を7月27日(水)に持ってきて、7月中に収めたのは、NHK紅白歌合戦の出場歌手選考を睨んで、秋シングルを10月中に出したいという、乃木坂運営の気持ちが、背景にあるんじゃないでしょうか。

また、8月末の神宮ライブは、2014年、2015年、ともに新選抜がステージに登場して、秋シングルの表題曲を披露しており、2016年も、同じことが起きる可能性が高い。

乃木坂16枚目を巡る、こういった条件を考えると、欅坂3枚目を含めて、2016年後半の新曲リリースの流れを、ある程度予想することが出来ます。

(表4) 乃木坂15枚目、16枚目、欅坂2枚目、3枚目に関する、予想される握手会応募スケジュールとCD発売日

凡例
個別握手会の応募日程 {CD発売候補日} 乃木坂2ndアルバム[受付次数] 乃木坂15th[受付次数] 欅坂2nd[受付次数] 乃木坂16th[受付次数] 欅坂3rd[受付次数]

#「個別握手会の応募日程」は、続く日付でCDがリリースされたとき、オリコン初動に算入される最後の応募期間を示している
#「06/02(木)03(金)」の行に「Ab[06]」とあるのは、6月2日(木)~3日(金)に、乃木坂2ndアルバムの第6次応募が行われていることを示す
# 色付きの部分は、すでに発表された確定スケジュールで、それ以外は現在未定ながら、予測されるスケジュール
# 緑色は2ndアルバム青色は15枚目ピンク色は欅坂2枚目を表している
# 最終個別握手会の開催日を越えて、応募が行われることはないので、そういった可能性ゼロの日程を、「Ab[00]」「15th[00]」「欅2nd[00]」で示している
# オレンジ色は予想されるCD発売日

06/02(木)03(金) {06/08(水)} Ab[06] 15th[01]
06/09(木)10(金) {06/15(水)} Ab[07] 15th[02] 欅2nd[01]
06/16(木)17(金) {06/22(水)} Ab[08] 15th[03] 欅2nd[02]
06/23(木)24(金) {06/29(水)} Ab[09] 15th[04] 欅2nd[03]
06/30(木)01(金) {07/06(水)} Ab[10] 15th[05] 欅2nd[04]
07/07(木)08(金) {07/13(水)} Ab[11] 15th[06] 欅2nd[05]
07/14(木)15(金) {07/20(水)} Ab[00] 15th[07] 欅2nd[06]
07/21(木)22(金) {07/27(水)} Ab[00] 15th[08] 欅2nd[07]
07/28(木)29(金) {08/03(水)} Ab[00] 15th[09] 欅2nd[08]
08/04(木)05(金) {08/10(水)} Ab[00] 15th[10] 欅2nd[09]
08/11(木)12(金) {08/17(水)} Ab[00] 15th[11] 欅2nd[10]
08/18(木)19(金) {08/24(水)} Ab[00] 15th[12] 欅2nd[11]
08/25(木)26(金) {08/31(水)} Ab[00] 15th[13] 欅2nd[12]
09/01(木)02(金) {09/07(水)} Ab[00] 15th[14] 欅2nd[13] 16th[01]
09/08(木)09(金) {09/14(水)} Ab[00] 15th[15] 欅2nd[14] 16th[02] 欅3rd[01]
09/15(木)16(金) {09/21(水)} Ab[00] 15th[16] 欅2nd[15] 16th[03] 欅3rd[02]
09/22(木)23(金) {09/28(水)} Ab[00] 15th[17] 欅2nd[16] 16th[04] 欅3rd[03]
09/29(木)30(金) {10/05(水)} Ab[00] 15th[18] 欅2nd[17] 16th[05] 欅3rd[04]
10/06(木)07(金) {10/12(水)} Ab[00] 15th[19] 欅2nd[18] 16th[06] 欅3rd[05]
10/13(木)14(金) {10/19(水)} Ab[00] 15th[20] 欅2nd[00] 16th[07] 欅3rd[06]
10/20(木)21(金) {10/26(水)} Ab[00] 15th[21] 欅2nd[00] 16th[08] 欅3rd[07]
10/27(木)28(金) {11/02(水)} Ab[00] 15th[22] 欅2nd[00] 16th[09] 欅3rd[08]
11/03(木)04(金) {11/09(水)} Ab[00] 15th[23] 欅2nd[00] 16th[10] 欅3rd[09]
11/10(木)11(金) {11/16(水)} Ab[00] 15th[24] 欅2nd[00] 16th[11] 欅3rd[10]
11/17(木)18(金) {11/23(水)} Ab[00] 15th[00] 欅2nd[00] 16th[12] 欅3rd[11]
11/24(木)25(金) {11/30(水)} Ab[00] 15th[00] 欅2nd[00] 16th[13] 欅3rd[12]
12/01(木)02(金) {12/07(水)} Ab[00] 15th[00] 欅2nd[00] 16th[14] 欅3rd[13]
12/08(木)09(金) {12/14(水)} Ab[00] 15th[00] 欅2nd[00] 16th[15] 欅3rd[14]
12/15(木)16(金) {12/21(水)} Ab[00] 15th[00] 欅2nd[00] 16th[16] 欅3rd[15]


いつもの計算尺ですが(笑)、乃木坂15枚目と欅坂2枚目の日程が、おおよそ確定したので、話を進めやすくなりました。

16枚目を10月中にリリースするならば、もっとも遅い10月26日(水)の発売でも、9月1日(木)~2日(金)に、個別握手会応募をスタートしなければ、15枚目と同じ8次分の初動算入は望めません。

ただ、この応募開始は、15枚目の第14次に重なっていて、よく行われてきた接続パターンである上に、直前である8月28日(日)深夜放送の『乃木坂工事中』で16th選抜を発表すれば、神宮ライブ2日目、3日目に、新曲を初披露するお膳立てが整います。

運営が、15枚目の7月発売という、アルバムとの関係から、やや無理のある日程を組んだ目的が、10月中の秋シングル発売であるなら、この移行スケジュールしか、選択の余地はないと思います。

7月27日(水)に15枚目をリリースして、8月末に16th選抜と秋曲を披露するなんて、相当にタイトな進め方ですが、16枚目を10月にリリースし、かつ初動算入を8次分確保したければ、やるしかないということです(笑)。


乃木坂16枚目のスケジュールは、このように、ほぼ機械的に決まってしまいますが、欅坂3枚目については、選択肢がいくつもあります。

上表に載せたのは、乃木坂16枚目発売の2週間後に欅坂3枚目をリリースして、さらに、初動算入を2枚目同様、9次分まで確保する条件での、予想日程です。

しかし、乃木坂の秋シングルともっと離したい、あるいは、初動算入をもっと大きい次数確保したいと考えれば、11月後半や12月に入ってからの3枚目リリースでも、問題ないように見えます。


欅坂が、今年の大晦日に紅白出場を果たすならば、年間のCD売り上げ枚数や単独ライブでの観客動員数というより、「サイレントマジョリティー」のヒットが、抜擢理由の大部分だと思うので、3枚目をいつ出すかに、こだわる必要はないんじゃないかと。

とくに、11月12月は、多くのアーティストが、シングルやアルバムなどを、盛んにリリースする時期なので、むしろ、そちらとの兼ね合いを考えながら、発売日を設定する気がします。

嵐やEXILEとの同日発売なんて、絶対、避けたいですからね(笑)。


「サイレントマジョリティー」の評判があまりに良いので、欅坂の2枚目に対しては、ハードルが上がり過ぎていると、懸念するファンが少なくないようです。

デビュー曲だけの「一発屋」で終わるのではないかと、心配する声すらある(笑)。

しかし、新曲はどういったイメージになるのか、「サイレントマジョリティー」を越えられるのか、といった声が多数沸き上がり、記事にまでなっているのは、2枚目に極めて高い注目が集まっていることを示しており、現時点で、すでに大成功を収めていると言っていい。

近々リリース予定の新曲に対して、どんなイメージの曲で、前作の出来を越えられるのかといった関心を、多くの人が寄せるなんて、福山雅治や宇多田ヒカルならともかく(笑)、新人アイドルとしては、破格の出来事です。


そもそも、「一発屋」というのは、シンガーソングライターやバンドに対して、そうならないよう心配することはあっても、活動期間の短い女性アイドルで、問題になることは少ないかと。

というのも、二十なん歳という若さで次々「卒業」するような、活動形態そのものが、期間限定の潔い「一発屋」的な雰囲気を帯びている(笑)。

しかも、女性アイドルは、楽曲の魅力以上に、ビジュアルやタレント性で勝負する部分が大きいので、もし、一般層にも届くような、本格的なヒット曲を一つでも手にすることが出来れば、「一発屋」どころか、J-POPの歴史に残るアイドルになると思います。

だからこそ、乃木坂に対して、ヒットを目指して欲しいと書いてきたのですが、欅坂にあっさり先を越されてしまったわけで、「よ、よかったね」と、やや動揺しながら言うしかない複雑な心境です(笑)。


15枚目は、齋藤飛鳥という若くフレッシュなセンターを起用し、乃木坂に新風を吹き込みたいという気持ちの片鱗は見えましたが、結局、フロントの顔ぶれは、ほとんど変わっていないし、何より、運営とプロデューサーが同じなので(笑)、少なくとも今のところ、否応なく期待が高まっていく風ではない。

また、今回は、楽曲のイメージ以上に、CDセールスそのものもが、握手会のスケジュール設定や店頭販売CDの種数などから考えて、初動での苦戦を予感させるものがある。

ただ、「サイレントマジョリティー」がそうだったように、魅力的な楽曲とMVが目の前に現れたら、一気に風向きが変わって、広範な層から、乃木坂を称賛する声が沸き起こることはあり得ます。

それこそが音楽の持つ不思議な力で、普通の少女を、一夜にして、輝けるスターに変えてしまう魔法が潜んでいる。

あしゅには、気負わず、焦らず、責任を感じず(笑)、出来る限り楽しみながら、自分らしいパフォーマンスを届けて欲しい、そう願っています。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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井上・万理華の魅力を生かせなかった乃木坂、新センター齋藤飛鳥で華やかな外向きの物語を [07Jun16]

2016-06-07 03:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

06月07日(火) 14枚目発売記念スペシャルプレゼントAコース「サイン会」 in 都内某所。メンバー1人が参加者5名の私物にサイン。乃木坂公式サイトの関連記事

06月08日(水) 深川麻衣の1stソロ写真集『ずっと、そばにいたい』のお渡し会が、福家書店新宿サブナード店にて開催(18:00~)。申し込み期間は、5月15日(日)10:00~5月18日(水)22:00。乃木坂公式サイトの関連記事

06月09日(木) 深川麻衣の1stソロ写真集『ずっと、そばにいたい』が幻冬舎から発売。乃木坂公式サイトの関連記事

06月09日(木) 19 : 25 ~ 19: 54 [地デ] NHK Eテレ『オトナヘノベル』。今回のテーマは「お父さんにイライラ どうすれば?」で、番組内ドラマ「Dear Dad」に、チャンカワイの娘役として、星野みなみが登場。先週の堀未央奈に続き、2週連続での乃木坂メンバーによる主演ドラマ。

06月10日(金) 21 : 00 ~ 12日(日) 19 : 00 [Web]『乃木坂46時間TV』

06月10日(金) 20 : 00 ~ [地デ] テレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂が出演して2ndアルバムの収録曲「きっかけ」をテレビ初披露。

06月10日(金) 24 : 50 ~ 25 : 20 [地デ] テレビ朝日「『ぷっ』すま」に、生田絵梨花が出演

06月11日(土) 22 : 20 ~ [地デ] NHK 総合『バナナ♪ゼロミュージック』。バナナマンは司会を務める音楽バラエティに、乃木坂から生田絵梨花、橋本奈々未、松村沙友理がゲストとして登場。いくちゃん主演のミュージカル『リボンの騎士』において、桜井玲香の母親である魔女ヘル役で、別次元の見事な歌唱を披露した「はいだしょうこ」さんも出演。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun~Jul]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 31Mar16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Apr~May]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」



中元日芽香さん、15枚目での選抜入り、おめでとうございます。

この1年、握手会成績を伸ばし、『らじらーSUNDAY』などの外仕事で評価を受け、毎シングル、選抜入りの有力候補となっていたのに、名前が呼ばれない発表が延々と続いて、本当に大変だったと思います。

このブログでは、昨年の夏シングル、12枚目「太陽ノック」の選抜発表直前に、「中元有力」との記事を載せ、その後、13枚目「今、話したい誰かがいる」で、今度こそ行くだろうと主張、14枚目「ハルジオンが咲く頃」では、さすがに当確の筈で、これで選ばれなかったら、ファンは「ひめたんを選抜に!」というプラカードを持って、乃木坂ビルにデモを仕掛けた方がいいかもしれないと書いて、ことごとく予想を外してきました(笑)。

アンダーからの抜擢がゼロだった12枚目以降、選抜の固定化が急速に進んだため、極端に狭き門となり、十分な実力を持ちながら、選抜入りを果たせなかった。


14枚目個別握手会は、30部を5次で全完売し、全体で8位の成績を収めていたので、15枚目は、余程のことがない限り大丈夫と思っていました。

しかし、セブンイレブンが、あまりに早く店頭販売CDの予約を開始し、外付け特典であるクリアファイルの絵柄に、14th選抜から深川麻衣を除いた16人がそのまま起用されていたので、スポンサーとの契約で、今回も新規抜擢なしの、完全な据え置きかもしれないという不安を、最後まで拭い去れませんでした。

結局、蓋を開けてみると、アンダーと選抜で2人分の入れ替えという、最近では、かなりダイナミックな部類に入る変動があって、中元日芽香と北野日奈子が、数少ないチャンスをものにすることが出来た。


15th選抜発表の1週間ほど前に、北野日奈子のブログを読んでいて、あることに気づきました。

きいちゃんも、選抜入りの有力候補として、名前が挙がっていたメンバーで、本人も強い意欲を抱いていたと思います。

選抜発表回のオンエアが迫っていたので、さぞかし、熱い文章が炸裂しているのだろうと期待していたんですが、実際には、むしろ普段のブログよりあっさりした印象で、ちょっと拍子抜けしました。


選抜発表に関しては、放送前に情報が漏れないよう、厳しいチェックが入るようで、メンバーのブログから、事前に結果を知るのは、まず不可能なんですが、経験上、判断材料になる点が一つある。

実は、選抜発表で良いことが起こったメンバーは、オンエアが近づいた時期、ブログを更新しないか、または、更新しても、ライトな感じの当たり障りのない記事を書くことが多い。

逆に、宜しくないことが起こったメンバーのブログは、取り上げる話題のジャンルに関わらず、ファンへの想いや今後の抱負を語るような、熱量の高い文章を載せる傾向がある。


きいちゃんは、毎日毎日、気合いの入ったブログをアップしているので、かりに熱さを感じても、さほど気にしなかったけど、意外なほど、冷静に文章を綴っていて、かえって「あれ、選抜入っちゃった?」と(笑)、伝わってくるものがあった。

そして、北野日奈子が選抜入りして、中元日芽香が起用されないのは、まずあり得ないので、15枚目は、二人とも抜擢されたのではないかと、密かに期待を膨らましていました。

セブンイレブンのクリアファイルの絵柄や10月にオープンする「乃木坂46店」での役職から、14th選抜の16人は据え置きと見ていたので、15th選抜は、そこにひめたんときいちゃんを加えた18人だろうと。


そういう読みをしていたので、昨夜、『乃木坂工事中』の冒頭、15thは16人とアナウンスされたときは、中元日芽香と同じく、今回もダメかと、顔が引きつりました。

ただ、結果としては、中元・北野の選抜見送り以上に、想定していなかった、伊藤万理華と井上小百合のアンダー行きが起こり、その上、齋藤飛鳥が想定外の位置から、想定外のシングルでセンターに抜擢された。

15枚目は、運営のこれまで保持してきた方針が、明らかに一部変更された選考が行われていて、ここ数シングルと違い、メッセージ性を感じさせる選抜でした。


まずは、15th選抜の顔ぶれについて、14枚目個別握手会の成績と15枚目の担当部数を比較してみましょう。

(表1) 各メンバーの15枚目担当部数と14枚目での握手会成績

凡例
[15枚目の現時点の担当部数(予想される最終的な担当部数)] 14枚目の完売部数/担当部数 (完売率; 全完売ならば達成次数) メンバー名

#「15枚目の現時点の担当部数」は、公表された5会場についての合計
#「予想される最終的な担当部数」は、追加される関東1会場分を予測して足したもの
# 14枚目おける成績は、最終受付1つ前である第17次応募終了後のもの
# 同じ行における複数メンバーの並び方に意味はない
# メンバー名の色は、15th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目
#「c」はセンター、「"」は2期メンバー

[25部(30)] 30部/30部 (1.00; 02次) 白石麻衣 西野七瀬
[25部(30)] 30部/30部 (1.00; 03次) 生田絵梨花 衛藤美彩 橋本奈々未
[25部(30)] 30部/30部 (1.00; 04次) 秋元真夏 齋藤飛鳥(c)
[25部(30)] 30部/30部 (1.00; 05次) 桜井玲香 中元日芽香 若月佑美
[25部(30)] 30部/30部 (1.00; 08次) 堀未央奈"
[25部(30)] 30部/30部 (1.00; 10次) 伊藤万理華 星野みなみ 松村沙友理
[25部(30)] 30部/30部 (1.00; 12次) 井上小百合
[25部(30)] 24部/24部 (1.00; 07次) 北野日奈子"
[23部(28)] 22部/24部 (0.92) 新内眞衣" 寺田蘭世"
[23部(28)] 21部/24部 (0.88) 中田花奈
[22部(27)] 30部/30部 (1.00; 10次) 高山一実 {10/23横浜 : 2部のみ}
[18部(22)] 16部/18部 (0.89) 斉藤優里
[14部(18)] 18部/18部 (1.00; 11次) 生駒里奈 {09/25横浜 : 不参加}
[13部(16)] 10部/16部 (0.63) 樋口日奈
[13部(16)] 11部/14部 (0.79) 渡辺みり愛"
[12部(14)] 08部/08部 (1.00; 06次) 山崎怜奈"
[10部(12)] 06部/06部 (1.00; 09次) 相楽伊織"
[08部(10)] 07部/14部 (0.50) 伊藤かりん"
[08部(10)] 05部/12部 (0.42) 能條愛未
[08部(10)] 04部/06部 (0.67) 川村真洋
[07部(08)] 05部/12部 (0.42) 川後陽菜
[07部(08)] 06部/06部 (1.00; 05次) 鈴木絢音"
[06部(07)] 05部/12部 (0.42) 伊藤純奈"
[05部(06)] 01部/14部 (0.07) 和田まあや
[05部(06)] 06部/12部 (0.50) 斎藤ちはる
[05部(06)] 01部/06部 (0.17) 佐々木琴子"

(参考)
15th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「タイトル未定」
(3列目) 北野日奈子" 星野みなみ 若月佑美 生駒里奈 堀未央奈" 中元日芽香
(2列目) 高山一実* 衛藤美彩* 松村沙友理* 秋元真夏* 桜井玲香*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 齋藤飛鳥*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年06月05日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月27日(水)
# メンバー名は正面から観て左から順に記している
#「*」は福神


30部を全完売するスピードに応じて、選抜の1列目、2列目、3列目と順に起用されていくのは、従来通りです。

また、16枚目の設定部数から眺めると、かずみんの27部は外仕事が原因なので、「30部担当メンバー + 生駒里奈」と呼べる構成になっている。

つまり、最高部数を割り振られなければ、原則として、選抜に入れないという形になっていて、握手会主義は今回も至って健在です(笑)。

しかし、いつもと違う点が一つあります。

30部全完売ながら、達成次数が10次以降のメンバーは、同じ成績であっても、人によって扱いが大きく異なっています。


10次全完売のメンバーは、伊藤万理華、星野みなみ、松村沙友理、高山一実の4人です。

ところが、さゆりんとかずみんは2列目、みなみは3列目、まりっかはアンダーと、明暗が分かれています。

さらに、30部12次全完売の井上小百合もアンダーで、一方、24部7次全完売の北野日奈子は選抜に起用されている。


今回のまりっかとさゆにゃんのように、30部全完売の実績を持ちながら、選抜に入らなかったのは、おそらく乃木坂史上初めてで、今後は、最高部数を売り切っても、達成次数が大きいと、選抜に入らないこともあり得るという、強烈な前例になってしまいました。

そうなると、16枚目以降、選抜入りの安全圏はどの辺かが気になる点ですが、15th選抜で同成績ながら行き先を、2列目、3列目、アンダーに振り分けられたのは、10次以降のメンバーで、ちょうど14枚目個別握手会セールスの初動算入ラインである10次と重なっています。

15枚目の初動算入ラインは、8次に設定されているので、16th選抜の選考では、30部全完売を8次までに達成できるかどうかが、一つの目安になるかもしれません。


一方、誰がどこの列に振り分けられるのかは、メンバーごとに期待されている役割で決まるように思えます。

例えば、15th選抜の3列目には、もっともテレビ露出の多い生駒里奈、バラエティ方面での活躍が目立つ若月佑美、最近、NHK『オトナヘノベル』の番組内ドラマに出演した堀未央奈がおり、ここに『らじらーSUNDAY』のレギュラーMCである中元日芽香と、派手さがあってテレビ栄えする北野日奈子が加わっている。

どうやら、3列目は、バラエティなど、テレビやラジオの個人仕事をこなすメンバーが集められている節があって、星野みなみも、そういう役割を期待されているのかもしれません。

実際、今週9日(木)に放送される『オトナヘノベル』の番組内ドラマは、みなみが、堀ちゃんに続いて主演する予定で、さっそく、テレビの外仕事が入っています。

06月09日(木) 19 : 25 ~ 19: 54 [地デ] NHK Eテレ『オトナヘノベル』。


一方、伊藤万理華と井上小百合は、中元日芽香と北野日奈子という中軸メンバーが抜けたアンダーを、再び、引っ張って欲しいという期待があり、さらには、映画、ドラマ、舞台の大きな外仕事があるのかもしれません。

ただ、個人的には、万理華・井上のアンダーは、残念な気持ちの方が強い。

選抜には選抜の役割があり、アンダーにはアンダーの役割があって、どちらも重要なので、選抜からアンダーに行くこと自体を、残念とは思いません。

しかし、選抜にいた期間、二人の魅力と能力は、表題曲のパフォーマンスやMVに、十分反映されていただろうかと考えると、悔しさが心に沸き上がってきます。


伊藤万理華と井上小百合は、演技力、ダンス力、雰囲気など、秀逸なものを持っていて、アンダー曲である「生まれたままで」「ここにいる理由」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」のステージやMVが示すように、素晴らしい作品を生み出してきた。

しかし、まりっかが選抜入りした11枚目「命は美しい」から、14枚目「ハルジオンが咲く頃」まで4つの表題曲において、二人はステージでも、MVでも、あまり目立たない役割しか与えられず、その優れた能力が存分に活用されたとは感じませんでした。

何のために、これほどハイスキルなメンバーを選抜に入れているのか、まったく理解出来ない抜擢という印象がある。


上記4つの表題曲は、過去のものと比べても、3列目の存在が希薄になっていて、その最たる例が「今、話したい誰かがいる」です。

このMVは、西野七瀬と白石麻衣の二人芝居の様相を呈しており、他のメンバーは、橋本奈々未、生田絵梨花、生駒里奈の登場シーンが少しある程度で、1列目に初めて抜擢された衛藤美彩と深川麻衣ですら、どこに出てくるのか見逃してしまうほど、チームとしての意味を感じさせない作品だった。

そして、伊藤万理華と井上小百合に至っては、参加していることを確認すること自体が難しいレベルになっている。


例えば、「バレッタ」MVは、その内容に賛否両論あるものの(笑)、少なくとも、センター堀未央奈と1列目2列目の八福神は、1人1人、丁寧にフィーチャーされていました。

また、3列目のメンバーも、ドラマ冒頭に、伊藤万理華が「マエストロ」の手塚とおるに、太腿ペチペチを食らわされる印象的なシーンがあり(笑)、剥製人形としてステージでお披露目されるシーンは複数人がアップで映っていた。

以前の表題曲は、福神と3列目で軽重はあるけど、なるべく選抜メンバー全員を起用しようという意欲があって、それが多くのファンを惹き付ける理由でもあった。

ところが、11枚目以降の表題曲は、センターだけをひたすらクローズアップする演出に傾いてしまい、その流れの中で、「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」MVで名場面を連発した伊藤万理華と井上小百合が、ほとんど存在感を示すことなく、今、選抜を去ろうとしている。

ファンとして、これほど残念なことはなく、心底、勿体ないと感じます。


齋藤飛鳥のセンター抜擢は、いつかは実現すると予想してたけど、思ったより早かったという声が多い。

これまで何回か指摘してきたように、前選抜に入っているメンバーが、新選抜のセンターになる場合、1列目か2列目中央から起用されるのが慣例でした。

こういう手順を踏むと、そのメンバーが、フロントやセンター裏など、かなり目立つ位置に配されて、注目度が高まるので、いよいよセンターに抜擢されたとき、ファンが受け入れやすいという効果があります。

ところが、あしゅは、14th選抜は2列目端で、1列目や2列目中央は、以下のように、これまで一度も入ったことがない。

(表2) 齋藤飛鳥の各シングルにおけるポジション

凡例
シングル番号 : 所属列(その列を正面から見て左端を1番として数えた位置番号 / 列の人数)

01枚目 : 3列目(4/9)
02枚目 : アンダー
03枚目 : アンダー
04枚目 : 3列目(2/8)
05枚目 : アンダー
06枚目 : アンダー
07枚目 : 3列目(3/8)
08枚目 : アンダー
09枚目 : アンダー
10枚目 : アンダー
11枚目 : 3列目(3/8)
12枚目 : 3列目(4/8)
13枚目 : 2列目(1/6)
14枚目 : 2列目(1/5)
15枚目 : 1列目(3/5, センター)


齋藤飛鳥のセンター抜擢が、唐突に感じられるのは、通常行われる「地ならし」がなかったためで、「早過ぎる」という声が出るのは、そのためだと思います。

14枚目で24部を全完売した北野日奈子も、15枚目で30部を売り切る実績を作ってから、16枚目で選抜入りするのが、運営の好む流れですが、それを待たず、敢えて15枚目で3列目に起用している。

齋藤飛鳥と北野日奈子、仲の良い二人が、通常のステップを端折る形で、センターと3列目に起用されたのは、単なる偶然ではなく、乃木坂を取り巻く環境を睨んで、運営が意図的に行った仕掛けじゃないでしょうか。


「サイレントマジョリティー」が想像を遥かに越えるヒットとなり、欅坂46への注目度は、現在、予想を上回るスピードでぐんぐん上昇しています。

そして、大勢の乃木坂ファンが、欅坂に流れている節があって、実際、14枚目「ハルジオンが咲く頃」と2枚目アルバム「それぞれの椅子」の個別握手会セールスにおいて、マイナスの影響を疑いたくなる動きがある。

しかも、7月27日(水)に発売される15枚目の個別握手会応募と新曲キャンペーンは、欅坂46の主演ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』がスタートする時期に行われ、主題歌が収録されるだろう欅坂の2枚目と、スケジュールが重なる可能性が高い。


つまり、15枚目では、乃木坂から欅坂へのファン流出が、14枚目以上に加速する危険があって、歯止めになるような策を、早急に打つ必要があった。

ネットを眺めていても、これまで乃木坂ファンだった人が、いつの間にか欅坂の話をしていて、どちらかというと、そちらの比率が高くなってしまっているなんて例は、まあ、私もその一人かもしれませんが(笑)、枚挙に暇がないほど多く見かけるわけで、乃木坂側が危機感を募らせてもおかしくない状況です。

そこで、固定化が進んだ選抜に、風穴を空け、フレッシュ感を演出するために、1期最年少で、握手会人気の高い齋藤飛鳥を、「飛び級」でセンターに抜擢し、同時に、北野日奈子も、1シングル繰り上げて、選抜入りさせた。

15枚目の選抜選考には、急激に人気を上げている欅坂を強く意識して行われた部分が、あるように感じます。


『徳山大五郎を誰が殺したか?』のドラマ枠は、そもそも、『初森ベマーズ』に続く乃木坂の第2弾ドラマを放送するために、考えられていたんじゃないかと、個人的に密かに疑っています(笑)。

15枚目の発売日である7月27日(水)は、7月スタートのドラマ主題歌をリリースするには丁度良いタイミングで、8月以降となるだろう欅坂2枚目は、ちょっと遅過ぎる感がある。

さらに、『じょしらく弐 ~時かけそば~』の稽古と本番が行われている時期、出演しなかった福神メンバーには、何か大きな仕事があってしかるべきなのに、何も行われた形跡がない。

本来ならば、ここでドラマの撮影がスタートし、『じょしらく』組は、舞台終了後に合流する予定だったとすれば、スケジュールの辻褄が合うように見える。


もし、万が一にも、乃木坂用に考えられていたドラマ枠が、「サイレントマジョリティー」のMV再生数やダウンロード数がとんでもない数字を叩き出したため、テレビ局の意向で、欅坂用に変更されたなんてことがあったら、乃木坂運営は、強い衝撃を受ける筈で、選抜の固定化なんて言っている場合じゃなくなる。

しかし、かりに、もともと欅坂用に考えられていた枠であっても、乃木坂にオファーが来なかったのは紛れもない事実なわけで、新人妹グループの破竹の快進撃を、平静に眺める気分にはならないでしょう。

15th選抜において、齋藤飛鳥をセンターに起用し、北野日奈子を選抜入りさせたのは、止まらない欅坂の勢いが背景にあるように思えます。


ただ、折角、17歳で身長154センチの小柄な齋藤飛鳥を真ん中に据えても、23歳161センチの白石麻衣と22歳159センチの西野七瀬で挟み、後ろを、23歳162センチの松村沙友理で固めて、どういう物語を作るのか、いきなり難問にぶつかるような並びになっている。

とろこが、私を含めた乃木坂ファンから、選抜のメンバー配置について、年齢差や身長差がアンバランスではないかという批判があまり出て来ないのは、メンバーが、そのポジションに辿り着いた長い物語を熟知していて、そこに感動を覚えるからだと思います。

例えば、さゆりんの2列目入りは、10枚目「何度目の青空か?」以来、1年3ヶ月ぶりとなる福神復帰で、その間に起こった苦難の物語を、リアルタイムで一緒に辿った者からすれば、「本当に、よく頑張った!」という言葉しか出てきません。


もちろん、白石麻衣と西野七瀬にも、ファンの心を揺さぶる物語があるので、いや、ちょっと待てよ、齋藤飛鳥との対比で、さすがにその配置は無理がないかな?、なんて指摘は、ファンからはなかなか出て来ない(笑)。

しかし、乃木坂のことをよく知らない人からすれば、メンバー配置から感じるのは、年齢や身長そして見た目の雰囲気だけで、そういう面でのアンバランスはとくに気になるでしょう。

「サイレントマジョリティー」は、14歳ながら、身長160センチと背が高く、凛々しい表情を浮かべた平手友梨奈が、18歳で154センチの今泉佑唯と、17歳で155センチの鈴本美愉を、両脇に従えて、決然として登場するからこそ、多くの人が、「大人への支配」を打ち破りそうな迫力を感じて、MVの再生回数が伸びていく(笑)。

平手友梨奈がセンターを獲得した物語や、今泉佑唯と鈴本美愉が欅坂というグループに辿り着いた物語を一切知らなくとも、3人がこの順番に並ぶだけで、「サイレントマジョリティー」が描く世界観を発信することが出来る。

つまり、ファンにしか分からない、内に向かった物語ではなく、誰にでも分かる、外に向かった物語を、1枚目選抜のフロントが紡いでいるから、「サイレントマジョリティー」は、ここまで広く支持され、ヒット曲になったのだと思います。

そして、今、乃木坂に求められているのも、外に向かった物語を発信できる選抜じゃないでしょうか。


2ndアルバム「それぞれの椅子」は、オリコン初動で27.5万枚を売り上げ、アルバム週間ランキングで1位に輝いています。

しかし、その一方、リード曲である「きっかけ」に関して、BIllboard JAPAN Hot100 で、信じられない数字が出ている。

(表3)「きっかけ」の発売第1週におけるオリコン週間ランキングと BIllboard JAPAN Hot100

#「OC」は、オリコン週間ランキング
#「BJ」は、Billboard JAPAN Hot100
# 各項目の意味は以下
A : ストリーミング数
B : ラジオ放送回数
C : PCによる読み取り数 (ルックアップ)
D : ツイート数
E : 動画再生回数
F : Hot100ランクイン回数
#「00位」は100位圏外

「きっかけ」(乃木坂46の2枚目アルバム「それぞれの椅子」収録曲)
OC : 27.5万枚 [01位]
BJ : (総合)46位 [A]74位 [B]17位 [C]00位 [D]27位 [E]00位 [F]01回

「チキンLINE」(SKE48の19枚目シングル表題曲)
OC : 25.7万枚 [01位]
BJ : (総合)01位 [A]01位 [B]00位 [C]07位 [D]03位 [E]00位 [F]01回


アルバムCDが27.5万枚も売れたのに、その週における収録曲「きっかけ」の「ルックアップ」(C)が、何と、100位圏外になっています。

以前の記事で、発売週に25.7万枚もCDを売り上げたSKE48の「チキンLINE」に関して、表題曲の「ルックアップ」が、7位に留まっていたことを指摘しました。

SKE48「チキンLINE」ルックアップ7位の衝撃、欅坂トップソング1位で変わるアイドル勢力図 [07Apr16]

しかし、乃木坂の「きっかけ」は、100位以内に入らなかったわけで、目眩がするほどシビアな数字です。

つまり、「それぞれの椅子」が27.5万枚売れたのは、少数のファンが、特典イベントを目的として、1人当たり何枚もCDを買った結果であり、複数枚購入の度合いは、初動がほぼ同じである「チキンLINE」のケースを遥かに上回っていると推察出来ます。

特典によってCDが売れたのであって、収録曲が売れたわけではないことを、否応なく突き付けられる、深刻な数字です。


もちろん、CDは特典で売れていても、収録曲のダウンロード数が好調であれば問題ありません。

しかし、5月25日(水)からiTunes Store の配信が始まった、「それぞれの椅子」収録曲は、トップソングでのランキングが芳しくない。

(表4) iTunes Store トップソングにおける「きっかけ」の順位帯推移

凡例
「曲名」
配信開始からの経過週: A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A~H と Z は、示された週における、以下の順位帯へのランクイン日数を表す
A : 1~10位
B : 11~20位
C : 21~30位
D : 31~40位
E : 41~50位
F : 51~100位
G : 101~150位
H : 151~200位
Z : 200位圏外

# 深夜24:00の前後2時間以内に、1度だけその時点での順位を調べ、その日の順位としている
# 01週目、02週目、03週目 … が意味する1週間は、月曜から始まり日曜で終わる7日。例えば、「きっかけ」の01週目は、配信開始日2016/05/25(水)を含む、05/23(月)から05/29(日)まで、02週目は05/30(月)から06/05(日)までで、以下、同じように続く
# 以下の曲はすべて、配信開始が水曜なので、01週目の日数合計は5日で、02週目以降は合計が7日になっている
# 以下の曲はすべて、配信開始週とCD発売週が同じ

「きっかけ」
01週目 : 0-0-1-2-1 / 1-0-0 [0]
02週目 : 0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0]

「低体温のキス」
01週目 : 0-0-1-0-1 / 2-1-0 [0]
02週目 : 0-0-0-0-0 / 0-2-0 [5]

「ハルジオンが咲く頃」
01週目 : 2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0]
02週目 : 0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0]
03週目 : 0-0-1-2-4 / 0-0-0 [0]
04週目 : 0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0]
05週目 : 0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0]
06週目 : 0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0]
07週目 : 0-0-0-0-0 / 0-6-1 [0]
08週目 : 0-0-0-0-0 / 0-1-3 [3]
09週目 : 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7]
10週目 : 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7]
11週目 : 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7]

「サイレントマジョリティー」
01週目 : 5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0]
02週目 : 7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0]
03週目 : 7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0]
04週目 : 6-1-0-0-0 / 0-0-0 [0]
05週目 : 4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0]
06週目 : 0-4-3-0-0 / 0-0-0 [0]
07週目 : 0-0-7-0-0 / 0-0-0 [0]
08週目 : 0-0-2-3-2 / 0-0-0 [0]
09週目 : 0-0-0-5-2 / 0-0-0 [0]



「きっかけ」は、私が確認した最高が26位で、発売2週目に入って、50位を割り込んでいます。

その他の収録曲は、「低体温のキス」のように、2週目で200位圏外に去り、現在、圏内に留まっているのは、「きっかけ」だけです。

MVを作っていないので、ある程度セールスが弱いのは無理からぬことかもしれません。


ただ、アルバムというのは、アーティストにとって最も大事な作品の筈で、しかもオリコン調べで、発売週に27.5万枚も売れています。

にもかかわらず、収録された新曲が50位圏内を2週キープ出来ないのは、「ルックアップ」の発売週100位圏外と共に、乃木坂の楽曲人気が、危険な水域まで、低下していることを示すもので、相当にヘビーな現実だと思います。

今週の10日(金)に、『MUSIC STATION』で、「きっかけ」を披露するので、まさに、そのステージを切っ掛けにして(笑)、アルバム収録曲への注目度を高めて欲しいですね。

06月10日(金) 20 : 00 ~ [地デ] テレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂が出演して2ndアルバムの収録曲「きっかけ」をテレビ初披露。


新センターの就任、選抜への新規抜擢、上位ポジションへの昇格などは、さまざまな物語を生み出し、ファンはそれに心を揺さぶられる。

そして、乃木坂だけでなく、AKB48Gの各グループにおいても、日々、こういった物語が生まれているでしょう。

選抜制度や「総選挙」は、物語を作り出すために考案されたと言ってもいいかもしれません。


しかし、AKB48Gが人気低落から抜け出せないように、これら内向きの物語だけでは、グループの人気を維持することは難しいようです。

欅坂のように、どこかで、既存ファンではない人も夢中になる、外に向かった物語を発信しなければ、やがて、グループは競争に負けて、衰退を余儀なくされます。

齋藤飛鳥という高いスター性を備えたメンバーを、センターに据えた15枚目は、乃木坂にとって、魅力的な物語を外に向かって発信する、絶好のチャンスだと思います。

そして、あしゅ1人だけがフィーチャーされて、ポツンと孤立するような寂しい物語ではなく、3列目にいる、中元日芽香や北野日奈子までも派手に巻き込んだ、華やかな物語を期待しています。

でなければ、アンダーへ行く伊藤万理華と井上小百合に感じたと同じことを、中元日芽香と北野日奈子について、さらには齋藤飛鳥についてさえ、言わなければならない日が来るかもしれない。

何のために、これほどの逸材を、起用したのかと。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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(速報) 乃木坂15thは齋藤飛鳥センター、桜井松村福神復帰、中元北野は7、8枚目以来の選抜入り [06Jun16]

2016-06-06 02:29:52 | 芸能
先ほど放送された『乃木坂工事中』において、乃木坂46の15枚目シングル表題曲を担当する選抜メンバーが発表されました。

人数構成は、1列目5人、2列目5人、3列目6人の16人体制で、センターは齋藤飛鳥でした。

乃木坂の歴代シングルを眺めると、前選抜のメンバーが新センターになる場合、1列目か2列目中央から起用される「ルール」が必ず適用されてきました。

しかし、14th選抜の2列目端だった齋藤飛鳥が、15thセンターに選ばれた今回は、この「ルール」が破られた初めてのケースで、異例の「大抜擢」と言えるでしょう。


アンダーからの新規抜擢としては、14枚目「ハルジオンが咲く頃」個別握手会で、最高30部を5次応募で全完売した中元日芽香が、7枚目「バレッタ」以来、2年4ヶ月ぶりに、2度目の選抜入りを果たし、悲願を達成しました。

また、24部7次全完売の北野日奈子が、8枚目「気づいたら片想い」以来となる2度目の起用で、堀未央奈と併せ、15th選抜は2期メンバーが2人となっています。

2期枠が2人に復活したのは、堀未央奈と相楽伊織が選抜入りした11枚目「命は美しい」以降、4作ぶりのことです。


以下に、新選抜のメンバー構成を載せておきます。

(表1) 15枚目シングルの表題曲を担当する選抜メンバー

15th選抜 (5-5-6, 16人, 10福神)
(3列目) 北野日奈子"(02/09) 星野みなみ(13) 若月佑美(14) 生駒里奈(15) 堀未央奈"(07/09) 中元日芽香(02)
(2列目) 高山一実(15) 衛藤美彩(07) 松村沙友理(15) 秋元真夏(12/12) 桜井玲香(15)
(1列目) 橋本奈々未(15) 西野七瀬(15) c齋藤飛鳥(08) 白石麻衣(15) 生田絵梨花(14/14)

14th選抜 (5-5-7, 17人, 10福神)
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 松村沙友理 生駒里奈 伊藤万理華 井上小百合 堀未央奈"
(2列目) 齋藤飛鳥 高山一実 衛藤美彩 秋元真夏 星野みなみ
(1列目) 橋本奈々未 西野七瀬 c深川麻衣 白石麻衣 生田絵梨花

# 客席側から見た左右でメンバー名を並べている
# 15th選抜におけるメンバー名の色は、前14th選抜でどのポジションにいたかを、1列目青色、2列目緑色、3列目オレンジ色、アンダーはピンク色で示している
# (括弧)内の数字は、これまでの選抜回数
# 「"」は2期、「c」はセンター


さらに、「列」の移動があったメンバーを、次に示しておきます。

(表2) 15枚目で14枚目から「列移動」が起こったメンバー

[1列目メンバー]

(15th1列目) 齋藤飛鳥

(14th2列目) 飛鳥

[2列目メンバー]

(15th2列目) 松村沙友理 桜井玲香

(14th3列目) 松村 桜井

[3列目メンバー]

(14th2列目) みなみ

(15th3列目) 北野日奈子 星野みなみ 中元日芽香

(14thアンダー) 北野 中元

[アンダーメンバー]

(14th3列目) 万理華 井上

(15thアンダー) 伊藤万理華 井上小百合


いや~、正直、齋藤飛鳥のセンターは想定していませんでした。

「次世代」を睨んで、1列目か2列目中央への抜擢はあるかなと思っていたんですが、星野みなみや堀未央奈といった年少メンバーと一緒に、数シングル掛けて、徐々に前に出すと予想していたので、15枚目でのセンターは、早過ぎて、驚きました。


ただ、30部全完売の伊藤万理華と井上小百合を選抜から外し、その一方で、北野日奈子を入れたように、「次世代」や「2期」の起用を、これまでの慣例を壊してでも、スピードアップしたいという、運営の方針を感じさせる選考です。

若い欅坂が「サイレントマジョリティー」のヒットで、破竹の快進撃を続ける中、乃木坂は、選抜メンバーの固定化が進み、停滞感が漂い始めてきた。

3期メンバーが入ってくることもあって、何かを変えなきゃという気持ちが、さすがに出て来たのかもしれません。

松村沙友理と桜井玲香の2列目復帰にも、グループが刻むリズムを、変調、あるいは転調したいという(笑)、意図が込められているようにも見えます。


しかし、7枚目「バレッタ」における堀未央奈の大抜擢と同様、今回も、フロントは、握手会人気のトップメンバーで固められており、若い齋藤飛鳥のイメージに合わせて、顔ぶれを一新しようという域には踏み込んでいない。

グループを取り巻く状況が厳しさを増し、変革を迫られ、あしゅのセンター、きーちゃんの起用など、ピンポイントで幾つかの「例外的」抜擢を試みているけど、全体としては、従来通りの握手会主義や序列主義に留まっていて、一つの明確な新路線を打ち出すには至っていない。

そのため、何か新しいことを始めたいという「意欲」というより、何かを変えなければと思いながら、決断しきれない「焦り」や「戸惑い」の方が、強く伝わってきます。


実際、次のように、15th選抜のメンバーは、14枚目個別握手会の成績順に、フロントからキレイに並んでいます。

そして、生駒里奈のケースを除けば、例外と言えるのは、3列目の1枠に、30部全完売のまりっかやさゆにゃんではなく、その次に高いセールスを挙げた24部のきーちゃんを抜擢したことだけです。

(表3) 14枚目個別握手会第17次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、15th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目
# 深川麻衣は除いて、順位表を作っている。ちなみに、まいまいの成績は、30部の3次全完売
# メンバー名に続く「"」は、2期であることを示す
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない
# 第17次応募は最終1つ前の受付で、その終了後完売状況は、14枚目に関して判明している最後のもの

[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 白石麻衣 西野七瀬
[01] 30部/30部 (1.00; 03次) 生田絵梨花 衛藤美彩 橋本奈々未
[01] 30部/30部 (1.00; 04次) 秋元真夏 齋藤飛鳥(c)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 桜井玲香 中元日芽香 若月佑美
[01] 30部/30部 (1.00; 08次) 堀未央奈"
[01] 30部/30部 (1.00; 10次) 伊藤万理華 高山一実 星野みなみ 松村沙友理
[01] 30部/30部 (1.00; 12次) 井上小百合
[17] 24部/24部 (1.00; 07次) 北野日奈子"
[18] 22部/24部 (0.92) 新内眞衣" 寺田蘭世"
[20] 21部/24部 (0.88) 中田花奈
[21] 18部/18部 (1.00; 11次) 生駒里奈
[22] 16部/18部 (0.89) 斉藤優里
[23] 10部/16部 (0.63) 樋口日奈
[24] 11部/14部 (0.79) 渡辺みり愛"
[25] 07部/14部 (0.50) 伊藤かりん"
[26] 01部/14部 (0.07) 和田まあや
[27] 06部/12部 (0.50) 斎藤ちはる
[28] 05部/12部 (0.42) 伊藤純奈" 川後陽菜 能條愛未
[31] 08部/08部 (1.00; 06次) 山崎怜奈"
[32] 06部/06部 (1.00; 05次) 鈴木絢音"
[32] 06部/06部 (1.00; 09次) 相楽伊織"
[34] 04部/06部 (0.67) 川村真洋
[35] 01部/06部 (0.17) 佐々木琴子"


カラオケバトルで注目を集めている川村真洋、あるいは、舞台『じょしらく』を通して、著しい成長を見せた渡辺みり愛や鈴木絢音などの2期メンバーを、選抜前列に複数配置するといった、思い切りの良い、グループの活性化策は、今回も見られませんでした。

握手会セールスを1ミリも落としたくないため、従来の握手会主義や序列主義を変更出来ず、それを維持しながら新味を出そうと、齋藤飛鳥や北野日奈子の抜擢という数少ないカードを、相互に連携させることなく、バラバラに切っている。

見ていて、どうにも不完全燃焼感が残る、中途半端なテコ入れという印象を受けました。


西野七瀬や齋藤飛鳥が、発表直後、新しいポジションをすぐに受け入れらず、自分を説得するかのように、泣きながらしゃべっていたのは、運営から「覚悟」が伝わってこなかったからじゃないでしょうか。

今いる立ち位置が変わるのは、上がる場合でも、下がる場合でも、それを受け入れるために、大きなエネルギーを必要とすることだと思います。

プレーヤーとして、責任を直接問われるメンバーが、事前相談一切なしで、ある日突然、このポジションに行けと、理由も説明されずに命令される。

せめて、自分が進まなければならない、新しい方向に対して、命令している側に、断固たる覚悟を求めたくなるのは当然です。

乃木坂の未来像を、もし運営が恐る恐るでしか示せないのであれば、それに付いていこうという気持ちは、メンバーの中に沸き起こらないでしょう。


若いセンターが新たに誕生した15枚目シングル。

成否を決めるのは、これからの運営の姿勢だと思います。

「世代交代」や「主役交代」がちらつく中、乃木坂が進むべき道を、メンバーとファンに対して、明確に示す勇気があるのかどうか。

15枚目収録曲の方向性と共に、注目していきたいポイントです。


最後に歴代選抜構成を、資料として載せておきます。

乃木坂46の歴代選抜のメンバー構成

#「*」は福神メンバー、「(c)」はセンター、「''」は2期メンバー
# メンバー名は、前から見て左からの順に並べている

1st選抜 [3-4-9(16), 7福神]「ぐるぐるカーテン」
(3列目) 川村真洋 能條愛未 西野七瀬 齋藤飛鳥 斉藤優里 桜井玲香 井上小百合 中田花奈 市來玲奈
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年01月08日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年02月22(水)
オリコン第1週 : 2位, 13.6万枚

2nd選抜 [3-4-9(16), 7福神]「おいでシャンプー」
(3列目) 岩瀬祐美子 市來玲奈 斉藤優里 生田絵梨花 井上小百合 星野みなみ 西野七瀬 畠中清羅 宮澤成良
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 桜井玲香* 生駒里奈*(c) 中田花奈*
選抜発表 : 2012年03月18日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年05月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 15.6万枚

3rd選抜 [4-6-6(16), 7福神]「走れ!Bicycle」
(3列目) 斉藤優里 若月佑美 井上小百合 市來玲奈 伊藤万理華 深川麻衣
(2列目) 中田花奈 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 西野七瀬* 高山一実
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ* 桜井玲香
選抜発表 : 2012年06月17日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年08月22(水)
オリコン第1週 : 1位, 18.7万枚

4th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「制服のマネキン」
(3列目) 能條愛未 齋藤飛鳥 若月佑美 井上小百合 深川麻衣 市來玲奈 西野七瀬 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年10月07日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年12月19(水)
オリコン第1週 : 1位, 23.3万枚

5th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「君の名は希望」
(3列目) 伊藤寧々 中田花奈 井上小百合 西野七瀬 若月佑美 深川麻衣 永島聖羅 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2013年01月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2013年03月13(水)
オリコン第1週 : 1位, 24.2万枚

6th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「ガールズルール」
(3列目) 伊藤万理華 井上小百合 中田花奈 若月佑美 星野みなみ 秋元真夏 深川麻衣 斉藤優里
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 西野七瀬* 高山一実*
(1列目) 松村沙友理* 白石麻衣*(c) 橋本奈々未*
選抜発表 : 2013年04月21日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 前日、京都全国握手会で先行発表
CD発売 : 2013年07月03(水)
オリコン第1週 : 1位, 33.7万枚

7th選抜 [5-4-8(17), 8福神]「バレッタ」
(3列目) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 秋元真夏 深川麻衣 中元日芽香 川後陽菜 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 若月佑美*
(1列目) 西野七瀬* 白石麻衣* 堀未央奈''(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2013年10月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 同日、代々木ライブ夜公演にて先行発表
CD発売 : 2013年11月27(水)
オリコン第1週 : 1位, 39.5万枚

8th選抜 [5-5-6(16), 5福神]「気づいたら片想い」
(3列目) 川村真洋 北野日奈子'' 樋口日奈 秋元真夏 和田まあや 高山一実
(2列目) 桜井玲香 若月佑美 生田絵梨花 松村沙友理 深川麻衣
(1列目) 堀未央奈''* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生駒里奈*
選抜発表 : 2014年01月26日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年04月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 45.8万枚

9th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「夏のFree&Easy」
(3列目) 衛藤美彩 井上小百合 斉藤優里 星野みなみ 大和里菜 堀未央奈'' 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 桜井玲香* 深川麻衣* 生駒里奈*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2014年05月11日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年07月09(水)
オリコン第1週 : 1位, 42.2万枚

10th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「何度目の青空か?」
(3列目) 衛藤美彩 若月佑美 堀未央奈'' 星野みなみ 高山一実 斎藤ちはる
(2列目) 松村沙友理* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 生田絵梨花*(c) 西野七瀬* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2014年08月03日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年10月08(水)
オリコン第1週 : 1位, 47.9万枚

11th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「命は美しい」
(3列目) 松村沙友理 相楽伊織 齋藤飛鳥 伊藤万理華 堀未央奈'' 星野みなみ 衛藤美彩 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2015/01/18深夜(日) テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2015年03月18日(水)
オリコン第1週 : 1位, 50.0万枚

12th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「太陽ノック」
(3列目) 松村沙友理 斉藤優里 星野みなみ 齋藤飛鳥 伊藤万理華 井上小百合 新内眞衣'' 衛藤美彩
(2列目) 高山一実* 若月佑美* 桜井玲香* 秋元真夏* 深川麻衣*
(1列目) 白石麻衣* 西野七瀬* 生駒里奈*(c) 生田絵梨花* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2015年05月10日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月22日(水)
オリコン第1週 : 1位, 60.9万枚

13th選抜 [4-6-6(16), 10福神]「今、話したい誰かがいる」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 生駒里奈 松村沙友理 伊藤万理華 井上小百合
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 橋本奈々未* 生田絵梨花* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 衛藤美彩* 西野七瀬*(c) 白石麻衣*(c) 深川麻衣*
選抜発表 : 2015年08月30日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年10月28日(水)
オリコン第1週 : 1位, 62.7万枚

14th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「ハルジオンが咲く頃」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 松村沙友理 生駒里奈 伊藤万理華 井上小百合 堀未央奈''
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 衛藤美彩* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 深川麻衣*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年01月31日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年03月23日(水)
オリコン第1週 : 1位, 75.0万枚

15th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「タイトル未定」
(3列目) 北野日奈子" 星野みなみ 若月佑美 生駒里奈 堀未央奈" 中元日芽香
(2列目) 高山一実* 衛藤美彩* 松村沙友理* 秋元真夏* 桜井玲香*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 齋藤飛鳥*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年06月05日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月27日(水)
オリコン第1週 : ?位, ???万枚


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