ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

白石麻衣ブログ更新でCDセールス大幅上昇の可能性、メンバー人気の乃木坂とMV楽曲人気の欅坂 [28Apr17]

2017-04-28 02:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケ

04月28日(金) [ラジオ_FM] 7:30〜10:15 広島FM『GOOD JOG FRIDAY』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月29日(土祝) [CD特典] 17枚目第3回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
04月29日(土) [TV_地デ] 18:30〜19:00 日本テレビ系『満天☆青空レストラン』に、生駒里奈が出演
04月29日(土) [TV_地デ] 22:00〜22:45 NHK Eテレ『みんなの2020 バンバン ジャパーン』に、秋元真夏が出演

04月30日(日) [TV_地デ] 18:00〜19:00 TBS系『バナナマンのせっかくグルメSP』に、高山一実が出演
04月30日(日) [TV_地デ] 19:00〜21:54 日本テレビ系『明石家さんまの転職DE天職6』に、生駒里奈と齋藤飛鳥が出演
04月30日(日) [TV_地デ] 21:54〜23:05 テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、生駒里奈が出演

05月01日(月) [イベント] 『ドラゴン・キングダム〜魔法の森と水晶の秘密〜』の上映&トークイベントが天王洲銀河劇場で開催され、主人公の声を担当した松村沙友理が参加。上映は15:00からの予定
05月01日(月) [TV_地デ] 21:00〜21:54 テレビ朝日系『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』に、秋元真夏が出演
05月01日(月) [TV_地デ] 21:00〜22:54 日本テレビ系『笑神様は突然に...2時間スペシャル』に、生駒里奈が出演

05月03日(水) [イベント] 『マイナビ GirlsAward 2017 SPRING/SUMMER』 (開演14:30〜終演: 21:00) in 国立代々木競技場第一体育館で乃木坂がライブパフォーマンス。北野日奈子・齊藤飛鳥・白石麻衣・西野七瀬・堀未央奈・松村沙友理はモデル、また秋元真夏がMCとして出演

05月04日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』

05月06日(土) [CD特典] 17枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
05月06日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
05月06日(土) [ラジオ_FM] 20:00〜20:30 広島FM『JPスタンダード』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



シングルCD、写真集、楽曲のセールスに関して、先週、4月17日(月)から23日(日)を集計対象とする5月1日付チャートが、オリコンとビルボードで出揃いました。

46&48Gに、今何が起こりつつあるのか、考えるヒントを与えてくれるようなランキングで、少し紹介しておきます。

まずは、シングルCDのオリコン週間ランキングから。

(表1) 2017/05/01付オリコン週間ランキングのTOP50に入った乃木坂、欅坂、AKB48Gのシングル

凡例
[順位] 対象週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売週を1週目とする経過週数 タイトル

# 集計期間は 04/17(月)〜23(日)
#「累計売り上げ枚数」は「万枚」単位
# 「50外」は50位圏外

[04位] 2.1万枚 (69.0) : 03週目 不協和音
[08位] 1.0万枚 (96.3) : 05週目 インフルエンサー
[10位] 0.8万枚 (16.8) : 02週目 青春時計 NGT48
[12位] 0.7万枚 (25.3) : 10週目 バグっていいじゃん HKT48
[24位] 0.2万枚 (106.8) : 06週目 シュートサイン AKB48
[49位] 0.1万枚 (42.2) : 37週目 世界には愛しかない
[50位] 0.1万枚 (41.8) : 55週目 サイレントマジョリティー
[50外] 0.1万枚 (59.5) : 21週目 二人セゾン


TOP50を眺めると、乃木坂は、CD発売5週目の「インフルエンサー」が、1.0万枚を売り上げ、8位にランクイン。

欅坂は、CD発売3週目に当たる「不協和音」が2.1万枚を売り上げ4位。

さらに、37週目の「世界には愛しかない」と55週目「サイレントマジョリティー」が、0.1万枚で、49、50位に入っています。

21週目の「二人セゾン」は、50位以内ではありませんが、売り上げは1、2枚目シングルとほとんど同じで、「おまけ」として載せておきました(笑)。

「不協和音」以外は、すべて特典イベントが終わっているシングルながら、今週も、1千枚のセールスを記録しており、相変わらず、楽曲人気の高さを見せつけています。


48Gに関しては、発売2週目のNGT48「青春時計」が0.8万枚で10位、10週目のHKT48「バグっていいじゃん」が0.7万枚の12位、6週目であるAKB48「シュートサイン」が0.2万枚の24位でした。

「バグっていいじゃん」は、先週の数百枚から、一気に7千枚まで伸びていて、何か販促イベントがあったか、あるいは、個別握手会の応募分をまとめて流し込んだのでしょうか。

48姉妹グループの細かい事情まではフォローしていないので、詳しいことは分かりませんが、前回順位からのジャンプアップがさすがに大き過ぎるので、特典絡みかなと考えています。


今週のチャートを見て、一番びっくりしたのは、「インフルエンサー」が、1.0万枚も売れていることです。

全国握手会が開催された週なら理解出来ますが、先週は、4月23日(日)に、パシフィコ横浜で個別握手会があったものの、初回限定盤のセールスを押し上げる全国はなかった。

しかも、「インフルエンサー」個別握手会は、ほとんどが売り切れ状態で、オリコンの数字を1万枚に引き上げるような、大型の流し込みは可能性が低い気がするんですが。


もちろん、個別握手会を開催することで、店頭セールスが伸びた可能性は否定出来ないけど、前作「サヨナラの意味」のオリコン推移を調べても、5週目以降で全国握手会のない週は、すべて売り上げが1万枚を割り込んでいる。

しかるに、「インフルエンサー」の5週目は、1.0万枚のセールスを記録した上に、前週から順位を上げており、「何かありました?」と訊きたくなる好調ぶりです(笑)。

(表2) 17枚目「インフルエンサー」のオリコン週間ランキング推移

凡例
[順位] 週間売り上げ (累計売り上げ) : CD発売週を1週目とする経過週数 対象週の期間

#「売り上げ」は万枚単位
# 06週目以降の「00位 00.0万枚 (00.0)」は、まだデータが出ておらず確定していないの意
#「全国(大阪)」は、この週、インテックス大阪で全国握手会が行われたことを示す

[01位] 87.5万枚 (87.5) : 01週目 03/20(月)26(日)
[04位] 04.9万枚 (92.3) : 02週目 03/27(月)02(日) 全国(大阪)
[05位] 01.8万枚 (94.1) : 03週目 04/03(月)09(日)
[10位] 01.1万枚 (95.3) : 04週目 04/10(月)16(日)
[08位] 01.0万枚 (96.3) : 05週目 04/17(月)23(日) 白石ブログ更新 個別(横浜)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 06週目 04/24(月)30(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 07週目 05/01(月)07(日) 全国(なごや)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 08週目 05/08(月)14(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 09週目 05/15(月)21(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 10週目 05/22(月)28(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 11週目 05/29(月)04(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 12週目 06/05(月)11(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 13週目 06/12(月)18(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 14週目 06/19(月)25(日) 全国(幕張)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 15週目 06/26(月)02(日) SPイベント応募締切


全国握手会のない5週目に1.0万枚を積み上げたお陰で、累計は96.3万枚となり、「タイムリミット」と言える14週目に、98.8万枚に達するためには、あと2.5万枚を売り上げれば良い勘定です。

ポートメッセなごやと幕張メッセの全国握手会がある2週を併せると、2.0万枚は堅いので、乃木坂17枚目は、オリコン「ミリオン」達成をほぼ確実にしたと見ていいでしょう。

まあ、めでたいことなのかどうか、よく分かりませんが(笑)、5週目に1.0万枚という、思い掛けず大きなセールスが飛び出したことで、100万枚がはっきり手の届く範囲に来たのは間違いない。


では、なぜ、先週、CDセールスが伸びたかですが、一つ思い当たるのは、4月17日(月)に、白石麻衣がブログを更新して、ポートメッセなごやの全国握手会に参加する旨を、アナウンスしたことです。

本当に、それが売り上げアップにつながったのか、オリコンデイリーを調べてみました。

(表3) 17枚目「インフルエンサー」のオリコンデイリーランキング推移

凡例
[デーリー順位] A-B-C-D-E / F-G : 日付

# A〜Gが「1」であれば、それぞれ以下の順位帯に入っていることを示す
A1〜2位、B3〜4位、C5〜6位、D7〜8位、E9〜10位、F11〜20位、G21〜30位

[08位] 0-0-0-1-0 / 0-0 : 04/16(日)
[02位] 1-0-0-0-0 / 0-0 : 04/17(月) 白石ブログ更新
[17位] 0-0-0-0-0 / 1-0 : 04/18(火)
[10位] 0-0-0-0-1 / 0-0 : 04/19(水)
[09位] 0-0-0-0-1 / 0-0 : 04/20(木)
[06位] 0-0-1-0-0 / 0-0 : 04/21(金)
[05位] 0-0-1-0-0 / 0-0 : 04/22(土)
[10位] 0-0-0-0-1 / 0-0 : 04/23(日) 個別(横浜)
[08位] 0-0-0-1-0 / 0-0 : 04/24(月)
[26位] 0-0-0-0-0 / 0-1 : 04/25(火)


ドンピシャでしょう(笑)。

まいやんがブログを更新した4月17日(月)は、デイリーの数字が3.2千枚で、順位も前日の8位から2位へジャンプアップしている。

一方、横浜で個別握手会のあった4月23日(日)の順位は、前日の5位から10位へダウンしており、このイベントは、週間売り上げの思わぬ好調ぶりとは、関係ないようです。


次の全国握手会に参加します!と、白石麻衣がブログに書いただけで、数千枚のCDが売れたかもしれないわけで、恐るべし、まいやん効果と言いたくなります(笑)。

しかし、ソロ写真集の週間ランキングを見て、なるほど!と、頷いてしまった。

(表4) 乃木坂ソロ写真集の直近3週にわたるオリコンランキング推移

凡例
[順位] 売り上げ枚数 写真集発売週を1週目とする経過週数 メンバー「タイトル」

# 順位、売り上げ枚数、発売後経過週は、左から、写真集のオリコン週間ランキングにおける2017年04/17付、04/24付、05/01付のデータ
#「売り上げ枚数」は千部単位
#「09W」は、発売週を1週目として、9週目に当たるとの意味
# この3週に渡ってTOP10にランクインした乃木坂メンバーのソロ写真集のデータを載せている

[01位] 3.5千部 09W [03位] 4.4千部 10W [01位] 5.3千部 11W 白石麻衣「パスポート」
[05位] 1.5千部 28W [07位] 1.0千部 29W [07位] 0.9千部 30W 西野七瀬「風を着替えて」
[04位] 1.6千部 11W [06位] 1.0千部 12W [06位] 0.9千部 13W 齋藤飛鳥「潮騒」
[07位] 1.2千部 07W [09位] 0.8千部 08W [09位] 0.6千部 09W 橋本奈々未「2017」


上表の各行において、右端が先週を集計対象とするチャートで、白石麻衣の「パスポート」は、発売11週目ながら、5.3千部を売り上げ、1位に輝いている。

同じ週、30週目の西野七瀬「風を着替えて」と13週目の齋藤飛鳥「潮騒」が0.9千部、9週目の 橋本奈々未「2017」は0.6千部で、これらも凄まじい売り上げですが、まいやんの数字が異次元の領域に入っていて(笑)、霞みがちになってしまう。


「パスポート」は、累計が18.7万部に達しており、あと1.3万部で20万部に届きます。

写真集としては、おそらくほとんど前例のない、常軌を逸した売れ行きですが、白石、西野、飛鳥と、握手会人気の図抜けて高いメンバーの作品がとくに売れているので、熱心なファンの支えは入っていると思います。

数字が伸びれば伸びるほど、メディアが白石麻衣を取り上げてくれるので、コアファンがそれを意識して買っているのかもしれません。


ただ、ブログ更新によるオリコンランキング上昇の可能性と併せて、白石麻衣という人が、今、シングルや写真集のセールスに大きな影響力を持っているのは、疑いようのない事実です。

そして、凄みのある数字を眺めていると、乃木坂46の人気のあり方が、トップメンバーの個人的人気に大きく支えられている、そんな構造になりつつあると痛感します。

1回の給料日ごとに25部づつ写真集を買えば、3〜4ヶ月で100部になり、そういった度外れに熱心なファンが2千人現れたら、累計で20万部を達成出来る(笑)。


さすがに、そこまで極端なことは起こらないだろうから、メディアによる宣伝効果で、もともとファンでない人も巻き込み、写真集セールスが伸びているのだと思います。

しかし、コアファンの寄与がどのくらいの割合かは気になるところです。

今後、白石麻衣を始めとして、人気の高い乃木坂メンバーが、出演するテレビ番組の視聴率、映画の興行収入、CMの商品売り上げなど、より広範な人気を必要とする数字を、どれだけ上げられるのか、その辺が注目されます。


乃木坂が、握手会を出発点とするコアファンの支持をテコに、存在感を見せているのに対し、欅坂は、楽曲人気、とくに表題曲MVの人気を原動力に、J-POPアイドル界を牽引するグループになりつつある。

Billboard JAPAN Hot100 の成績は、欅坂人気の構造を浮き彫りにしています。

(表5) 2017/05/01付 Billboard JAPAN Hot100 にランクインした乃木坂、欅坂、AKB48Gの楽曲

凡例
曲名 (グループ名_曲の種別)
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号 曲名

#「各項目」の意味は、S ストリーミング数、R ラジオ放送回数、L ルックアップ(PCによる読み取り数)、T ツイート数、M 国内動画再生回数、F ランクイン回数
# 項目別ランキングにおける「00位」は、100位圏外
#「一般チャート解析の対象外」は、全項目が20位圏外で、一般向け無料サイトに載っていない意
#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
# 集計期間は 04/17(月)〜23(日)

(総合) 03位 S04/R55/L02/T02/M05/F06 : 03週目 不協和音
(総合) 09位 S11/R00/L04/T17/M16/F08 : 05週目 インフルエンサー
(総合) 15位 S16/R36/L23/T12/M00/F03 : 02週目 青春時計 NGT48
(総合) 17位 S21/R00/L20/T39/M07/F58 : 55週目 サイレントマジョリティー
(総合) 33位 S43/R00/L17/T50/M24/F24 : 21週目 二人セゾン
(総合) 41位 S19/R00/L00/T00/M00/F04 : 10週目 バグっていいじゃん HKT48
(総合) 76位 一般チャート解析の対象外/F35 : 37週目 世界には愛しかない
(総合) 77位 一般チャート解析の対象外/F27 : 24週目 サヨナラの意味
(総合) 90位 S74/R00/L15/T90/M00/F07 : 06週目 シュートサイン AKB48
(総合) 92位 S00/R00/L00/T09/M00/F02 : 03週目 エキセントリック


欅坂は、CD発売3週目の「不協和音」が3位、55週目「サイレントマジョリティー」が17位、21週目「二人セゾン」の33位、37週目「世界には愛しかない」76位と、今週も、すべての表題曲が Hot100 にランクインしています。

さらに、4枚目「不協和音」の通常盤限定曲で、欅坂が主演する連続ドラマ『残酷な観客達』の主題歌に採用された「エキセントリック」が、「T ツイート数」9位を生かして、92位に入っている。

これまでにリリースしたシングルの全表題曲が、毎週毎週、Hot100にリストアップされるなんて、前代未聞のアイドルグループで、確かに、平手友梨奈が表紙を飾った週刊朝日の記事に書かれていたように、2017年は欅坂の年かもしれません。


例えば、乃木坂は、5週目「インフルエンサー」が9位、24週目「サヨナラの意味」の77位と、二つがランクインしているだけで、「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」は入っていない。

とはいえ、今作と前作、2曲の名前が載っているのは素晴らしいことで、AKB48は、6週目の最新表題曲「シュートサイン」が90位に入っているだけです。

姉妹グループでは、2週目のNGT48「青春時計」と10週目HKT48「バグっていいじゃん」が、(表1)に示された、良好なCDセールスを生かして、それぞれ15位と41位にランクイン。

「バグっていいじゃん」は、シングルの売り上げが反映される「S ストリーミング数」が19位であるものの、他の項目は軒並み100位圏外で、CD頼みの順位になっていることが分かります。


Hot100 の成績に関しては、これまで100位以内のランクインや最高順位などを、曲ごとにまとめたことがありませんでした。

そこで、今日は、そういった長期間に渡る順位変化の様子を、載せておきます。

(表6) Billboard JAPAN Hot100 への乃木坂、欅坂、AKB48G表題曲のランクイン回数と最高順位

凡例
(総合) Hot100ランクイン回数 最高順位 @ 週番号(初ランクインの週番号) A/B-C-D-E-F 曲名

# A〜Fの数字は、それぞれ以下の順位帯に入った週数を示す
A1〜10位、B1〜20位、C21〜40位、D41〜60位、E61〜80位、F81〜100位
# 2017/05/01付チャートまでの成績

乃木坂
(総合) 08回 01位 @ 05週目(3週前) 06/06-2-0-0-0 インフルエンサー
(総合) 27回 01位 @ 24週目(3週前) 09/12-8-3-4-0 サヨナラの意味
(総合) 15回 01位 @ 39週目(4週前) 05/10-4-0-1-0 裸足でSummer
(総合) 11回 01位 @ 57週目(4週前) 04/07-2-2-0-0 ハルジオンが咲く頃

欅坂
(総合) 06回 01位 @ 03週目(3週前) 03/05-01-00-00-0 不協和音
(総合) 24回 01位 @ 21週目(3週前) 06/11-12-01-00-0 二人セゾン
(総合) 35回 01位 @ 37週目(8週前) 01/04-06-11-10-4 世界には愛しかない
(総合) 58回 01位 @ 55週目(3週前) 10/21-27-07-03-0 サイレントマジョリティー

AKB48
(総合) 07回 01位 @ 06週目(2週前) 01/02-2-1-1-1 シュートサイン
(総合) 12回 01位 @ 23週目(5週前) 02/03-5-1-2-1 ハイテンション
(総合) 10回 01位 @ 34週目(9週前) 02/03-2-1-3-1 LOVE TRIP

AKB48姉妹グループ
(総合) 03回 01位 @ 02週目(4週前) 01/02-0-0-0-1 青春時計 NGT48
(総合) 04回 01位 @ 10週目(1週目) 02/02-1-1-0-0 バグっていいじゃん HKT48
(総合) 08回 02位 @ 17週目(3週前) 01/02-1-0-2-3 僕以外の誰か NMB48
(総合) 10回 01位 @ 82週目(5週前) 01/04-1-0-1-4 金の愛、銀の愛 SKE48


欅坂の楽曲には、ランクイン回数が多いという際立った特徴がある。

例えば、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」は、ほぼ同じ時期にリリースされましたが、Hot100へランクインは、前者の15回に対して、後者は35回と、圧倒的に上回っている。

「セカアイ」は、あまりヒットしなかったと囁かれることもあるけど、Hot100に入った回数を見ると、全然そんなことはなくて、ロングヒットと言える数字を残し、さらに、今なお、ランクイン回数を伸ばし続けています。


「サヨナラの意味」は27回ランクインで、「二人セゾン」の24回と、現在のところ、遜色ない数字です。

しかし、欅坂楽曲の高順位を支えている「M 国内動画再生回数」のランキングに目を向けると、乃木坂より欅坂の方が、今後、人気を維持する確率が大きいことが分かります。

(表7) Hot100「M 国内動画再生回数」TOP100 への乃木坂、欅坂、AKB48G表題曲のランクイン回数と最高順位

凡例
(動画)「M 国内動画再生回数」TOP100へのランクイン回数 最高順位 @ 週番号(MV公開週の週番号) A/B-C-D-E-F 曲名

# A〜Fの数字は、それぞれ以下の順位帯に入った週数を示す
A1〜10位、B1〜20位、C21〜40位、D41〜60位、E61〜80位、F81〜100位
#「00回 ----位」は、一度もランクインがないことを示す
# 2017/05/01付チャートまでの成績

乃木坂
(動画) 08回 07位 @ 05週目(3週前) 05/08-0-0-0-0 インフルエンサー
(動画) 20回 05位 @ 24週目(3週前) 01/02-2-3-5-8 サヨナラの意味
(動画) 09回 03位 @ 39週目(3週前) 02/04-1-2-0-2 裸足でSummer
(動画) 03回 27位 @ 57週目(3週前) 00/00-2-1-0-0 ハルジオンが咲く頃

欅坂
(動画) 05回 02位 @ 03週目(2週前) 05/05-0-0-0-0 不協和音
(動画) 23回 05位 @ 21週目(2週前) 07/14-7-2-0-0 二人セゾン
(動画) 21回 07位 @ 37週目(4週前) 02/06-4-3-6-2 世界には愛しかない
(動画) 58回 01位 @ 55週目(3週前) 33/49-9-0-0-0 サイレントマジョリティー

AKB48
(動画) 00回 ----位 @ 06週目(3週前) 00/00-0-0-0-0 シュートサイン
(動画) 05回 04位 @ 23週目(3週前) 03/04-1-0-0-0 ハイテンション
(動画) 04回 22位 @ 34週目(4週前) 00/00-1-2-0-1 LOVE TRIP

AKB48姉妹グループ
(動画) 00回 ----位 @ 02週目(4週前) 00/00-0-0-0-0 青春時計 NGT48
(動画) 00回 ----位 @ 10週目(2週前) 00/00-0-0-0-0 バグっていいじゃん HKT48
(動画) 00回 ----位 @ 17週目(4週前) 00/00-0-0-0-0 僕以外の誰か NMB48
(動画) 00回 ----位 @ 82週目(4週前) 00/00-0-0-0-0 金の愛、銀の愛 SKE48


「サヨナラの意味」と「二人セゾン」の順位帯分布を比べると、20位以内へのランクインが、前者2回、後者14回など、欅坂の方が、乃木坂より高い順位を長くキープしているのが分かります。

こういった内容の違いが、前回記事で指摘したように、欅坂のMV再生回数は、1千万を越えて、2千万が視野に入ってくるのに、乃木坂は、次の大台がなかなか見えないという差につながっている。

欅坂の表題曲は、最初の勢いこそ、乃木坂とあまり変わらないけど、時間が経っても、人気が減衰せず、長く注目されるので、ランクイン回数を増やすことが出来る。

アイドルの場合、初期の楽曲人気は、既存ファンの人数や熱量で決まるので、乃木坂は欅坂に対抗できるけど、発売から30週、40週、50週と過ぎると、音楽そのものに対する人気がものを言うため、差が開いていくのだと思います。


ところで、AKB48Gの「M 国内動画再生回数」ランキングは、かなり厳しい状況で、48本体は、直近3表題曲が5回以下のランクインしかなく、姉妹グループに至っては、最新表題曲が軒並みゼロ回です。

公開するMVを、フルバージョンではなく、ショートに留めるケースの多いことが、理由の一つだけど、その手法を含めて見直さないと、音楽的な存在感が薄れる一方になってしまう。

TBS『COUNT DOWN TV』が、Billboaord JAPAN に近い、新方式ランキングを採用したように、今後、複数項目による総合評価が主流になる可能性が大きい。

その中で自グループの楽曲をランクインさせ、宣伝してもらうためには、MV人気は必要不可欠なもので、少なくとも表題曲はフルバージョンで勝負しないと、ランクイン競争を勝ち抜くのは難しいと思います。


Hot100 の最新チャートを示した(表5)に、「365日の紙飛行機」が載っていません。

このヒット曲は、最近まで、頻繁に総合100位圏内に入り、55回までランクインを伸ばしたのですが、04/03付チャートを最後に、ここ4週、圏外に留まっている。

軌を一にして、iTunes Store トップソングにおいても、すでに1週間以上、200位圏外に去っており、これほど長期のランク外は始めてだと思います。

AKB48は、人気が低落していると言われながら、2013年8月発売の「恋するフォーチュンクッキー」をヒットさせ、その後、2015年12月リリースの「365日の紙飛行機」が、主題歌採用されたNHK連続テレビ小説『あさが来た』の人気と共に、再びヒットとなった。

これら二つの楽曲が、AKB48Gを支えてきたのは間違いなく、Hot100を始め、色々な指標ランキングに、これまで曲名が載り続けていました。


しかし、今、その曲が、ゆっくりと静かに、ランキング表から姿を消そうとしている。

04/17付チャートにおいて、「365日の紙飛行機」の55回を、「サイレントマジョリティー」が初めて上回り、(表5)の05/01付チャートにおいて、3つ多い58回まで引き離している。

新旧交代と言ってしまうのは簡単だけど、AKB48Gから見れば、今こそ、新しい楽曲ヒットが必要で、それがなければ、グループの存続すら危うい状況に陥ってしまいかねません。


ビルボード型の総合ランキングが、動画人気を重視するのは、星野源の「恋」やピコ太郎の「PPAP」のように、ミュージックビデオが、楽曲人気にもたらす影響が極めて大きいからだと思います。

RADWIMPSの「前前前世」では、映画『君の名は。』そのものが、プロモーションビデオの役割を果たしていて、面白く、魅力的な映像は、もはやJ-POP音楽を構成する不可欠な要素と言っていい。

欅坂の楽曲が成功しているのは、こういった流れに上手く乗って、聴くだけでなく、観る音楽、さらには踊る音楽を提供したことが大きいんじゃないでしょうか。


CDの売り上げ枚数がすべてだった時代が終わりつつある中、どうやって人気を外に向かって広げていくのか。

欅坂はMVという答えを掴み、乃木坂は、個々メンバーの人気が頼みで、AKB48Gは苦しい模索が続いている。

そんな現状に見えるのですが、果たして、サバイバルを勝ち抜くのは誰なんでしょう?


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「不協和音」MVが歴代最速の1千万再生を達成、欅坂全表題曲の年内2千万再生が実現する可能性 [25Apr17]

2017-04-25 23:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)。なお、発売日に、福家書店新宿サブナード店において、『写真集お渡し会』が19:00より開催

04月28日(金) [ラジオ_FM] 7:30〜10:15 広島FM『GOOD JOG FRIDAY』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



「不協和音」フルバージョンMVが、4月25日(月)の未明に、1千万再生を達成したようです。

欅坂は、デビューシングル「サイレントマジョリティー」から4作連続で、表題曲MVが1千万回を越える再生数を叩き出したことになる。

しかも、今回は、欅坂の歴代MV中、最短日数での大台到達で、もう手の付けられない快進撃です(笑)。


さっそく、具体的なデータを見てみましょう。

(表1) 「不協和音」MVが1千万再生を達成するに要した時間

「不協和音」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D [2017/03/23(木)12:00] 000.0d (公開起点)
1.0千万回 @ 034D [2017/04/25(火)02:42] 032.6d (+032.6d * 30.7万回/日)

説明
#「2017/03/23(木)12:00」は、YouTubeでMVが公開された日時
#「034D」は、公開初日である「2017/03/23(木)」を1日目「001D」として、34日目に1千万回到達との意味
#「2017/04/25(火)02:42」は、1千万回に到達した推定日時
#「032.6d」は、0回の公開起点から1千万回までに掛かった推定時間が32.6日
#「+032.6d」は、累計が1千万回少ない前回の大台(0回)から今回の大台(1千万回)までに掛かった推定時間が32.6日
#「 30.7万回/日」は、その間の再生数平均増加速度。「+032.6d」を掛けると1千万回になる


3月23日(木)の正午に公開された「不協和音」MVは、その後、べらぼうなペースで再生数を伸ばし、公開初日を1日目として、34日目に1千万回に達しました。

その推定時刻は、2017/04/25(火)02:42で、公開起点である2017/03/23(木)12:00から計算すると、32.6日の期間となります。

1千万回を32.6日で割ると、平均増加速度が出てきますが、その数値は、なんと30.7万回/日。

1ヶ月以上に渡って、1日30万回を越えるスピードで再生数を積み上げており、またまた、ジャスティン・ビーバーがコメントしたのかと疑いたくなるくらい(笑)、アイドルソングでは、ちょっと考えられないMV人気の沸騰ぶりです。


ところで、他楽曲の再生数へ、話を進める前に、(表1)で使っている幾つかの用語を、少し説明しておきます。

最近、MV再生数が楽曲人気を測る重要な指標であるとの認識が広まってきたようで、ネット上に、何日で1千万回突破といった、コメントがよく載るようになりました。

ただ、オリコンのように、週1回、ランキングが発表されるデータと違い、再生数は、刻一刻と変わっていくので、時間をどう表現するかが、案外、重要なポイントです。


例えば、「不協和音」MVは、2017/03/23(木)に、YouTubeへアップロードされているので、この日を公開初日の1日目として、翌日03/24(金)を2日目、翌々日03/25(土)を3日目とすれば、1千万回を越えた04/25(月)は、公開34日目と表現できます。

一方、公開された時刻、2017/03/23(木)12:00を公開起点として、1千万回に達した04/25(火)02:42までの時間を計算すると、上述のように、32.6日が出てくる。

二つのMVを並べて、1千万回に到達した時間を比べる場合は、32.6日を使った方が良いけど、4月14日(金)に放送された『MUSIC STATION』におけるパフォーマンスがどう影響したかを考えるときは、それは公開23日目の出来事なので云々と、整理した方が便利です。


つまり、34日目と32.6日は、場面によって、それぞれ使い勝手が異なる、種類の違う時間表現と言えます。

言ってみれば、人の年齢を表現するときの、「数え年」と「満年齢」のようなものです。

このブログでは、「数え年」方式である34日目は、大文字の「D」を使って「34D」と記し、「満年齢」方式に当たる32.6日は、小文字の「d」で、「32.6d」と表し、必要に応じて使い分けています。

例えば、MV再生数が公開からどのくらいの勢いで伸びたかを、複数の曲に関して比較するときは、すべて「満年齢」方式による時間で統一し、公開から「1d」「2d」「3d」や「1w」「2w」「3w」と、小文字の「d」「w」で表しています。

また、後で載せるように、最近、再生数がどう推移しているかを示すときは、「数え年」方式を使い、公開から「1D」「2D」「3D」や「1W」「2W」「3W」と、大文字の「D」「W」で時間、この場合「日付」と呼んだ方が分かり易いですが、を記しています。


1千万再生に関するネットのコメントを眺めて、本来同じである筈の「到達時間」が、バラついているように見えるのは、使っている時間表現の方式が、「D」なのか「d」なのか、明示していないからじゃないかと思います。

連続変化する時間を、どう切り取って表現するかは、まったくもって個人の自由なので(笑)、使われている尺度が分からないと、混乱する可能性がある。

それから、もう一つ、面倒くさいのは、YouTubeに記載されている公開日は、必ずしも、本当の公開日と一致していないことです。


「不協和音」MVのページには、「Published on Mar 22, 2017」と記されていますが、実際に公開が始まったのは、(表1)に載せたように、3月23日の正午です。

では、いつも1日前の日付が記載されているかというと、そうでもなくて、「裸足でSummer」MVのページには、「Published on Jul 8, 2016」とあり、実際にも、7月8日に公開されています。

なぜ、YouTubeに記載されている公開日が実際の公開日と違ったたり、同じだったりするのか、理由はさっぱり分かりません(笑)。


ただ、公開日がいつかは、非常に重要な情報で、とくに初期の再生数増加速度を比較するときは、1日違いで大きく印象が変わってしまいます。

従って、記載された日付は参考程度に留めて、自分で調べるしかない。

もちろん、新作MVがアップされそうになったら、ずっとYouTubeに張り付いて、監視するのも手ですが(笑)、乃木坂や欅の表題曲ならともかく、カップリング曲やAKB48Gの曲となると、なかなか目が届きません。


このブログに載せているのは、すべて実際に公開された日時ですが、次のような方法で、それを調べています。

「曲名 YouTube」でツイッター検索を掛け、新作MVがアップされたとことを、アドレス付きで報告してくれているツイートを多数表示し、スクロールでどんどん時間を遡って、最初のツイートを探し出します。

最初のツイートが現れた時刻が、例えば「2017/03/23 12:02」であり、その前は、すべて「めざましテレビ」でのMV一部解禁を伝えるツイートであれば、公開日時を「2017/03/23 12:00」とするのは、妥当な判断だと思います。


自分1人でモニターするのではなく、膨大な数のファンによる注目と速報性の高いツイート群を使わせて頂くやり方で、いわば「ツイッター・モンテカルロ法」です(笑)。

今のところ、これが一番簡単で、正確なんじゃないかと考えています。

ただ、人気の高いグループのMVは、検索するのが少しでも遅くなると、延々とスクロールしなければ、第一報に辿り着かないので、結局、カップリング曲やAKB48Gの曲であっても、公開起点を知りたいのであれば、「そろそろ公開時期かな?」というチェックは、アンテナを張り巡らせて、常時やった方が良く、面倒なのは、全然面倒です(笑)。


脇道の話が長くなってしまいました。

ご安心下さい、本題は、ずっと短いですから(笑)。

では、「不協和音」MVの1千万再生を、他のケースと具体的に比べてみましょう。

(表2) 欅坂と乃木坂の表題曲MVが1千万再生を達成するに要した時間

# 表記法は(表1)と同じ

「不協和音」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D [2017/03/23(木)12:00] 000.0d (公開起点)
1.0千万回 @ 034D [2017/04/25(火)02:42] 032.6d (+032.6d * 30.7万回/日)

「二人セゾン」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D [2016/11/17(木)12:00] 000.0d (公開起点)
1.0千万回 @ 065D [2017/01/20(金)15:19] 064.1d (+064.1d * 15.6万回/日)

「世界には愛しかない」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D [2016/07/12(火)12:00] 000.0d (公開起点)
1.0千万回 @ 195D [2017/01/22(日)06:15] 193.8d (+193.8d * 05.2万回/日)

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D [2016/03/16(水)12:00] 000.0d (公開起点)
1.0千万回 @ 048D [2016/05/02(月)14:26] 047.1d (+047.1d * 21.2万回/日)
2.0千万回 @ 122D [2016/07/15(金)03:32] 120.6d (+073.5d * 13.6万回/日)
3.0千万回 @ 227D [2016/10/28(金)21:59] 226.4d (+105.8d * 09.5万回/日)
4.0千万回 @ 303D [2017/01/12(木)03:33] 301.6d (+075.2d * 13.3万回/日)
5.0千万回 @ 356D [2017/03/06(月)05:48] 354.7d (+053.1d * 18.8万回/日)

「サヨナラの意味」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D [2016/10/21(金)12:00] 000.0d (公開起点)
1.0千万回 @ 158D [2017/03/27(月)17:54] 157.2d (+157.2d * 06.4万回/日)

「裸足でSummer」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D [2016/07/08(金)12:00] 000.0d (公開起点)
1.0千万回 @ 250D [2017/03/14(火)02:15] 248.6d (+248.6d * 04.0万回/日)


1千万回到達は、「不協和音」のMV再生数が34日目、32.6日で1千万回に達したのに対し、「二人セゾン」は65日目の64.1日、「世界には愛しかない」が195日目の193.8日、「サイレントマジョリティー」ですら48日目の47.1日で、記事の冒頭述べたように、歴代最高スピードでの大台となっています。

ちなみに、乃木坂のMVは、「サヨナラの意味」が158日目の157.2日、「裸足でSummer」は250日の248.6日。

「サヨナラの意味」が、「世界には愛しかない」より短い期間で1千万再生を達成しているものの、全体を眺めると、MV人気において、乃木坂は欅坂に圧倒されている感があります。


しかし、17枚目表題曲「インフルエンサー」のMV再生数は、ほどなく1千万回に届きそうで、乃木坂も決して人気がないわけでない。

ということで、今後の展開を考えるため、欅坂、乃木坂、AKB48に関して、MV再生数の最新動向を載せておきます。

(表3) 欅坂の表題曲及びカップリング曲のMV再生回数推移と大台到達予想

凡例
「曲名」MV形態
対象週における1日平均の再生回数増加速度 (週終わりの累計/その週に積み上げた回数) [M] Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」の順位 @ 公開初週から数えた経過週数 : 対象週の日付
========== 最新週の日単位変化 ==========
対象日における1日平均の再生回数増加速度 (日終わりの累計) @ 公開初日から数えた経過日数 : 対象日の日付
(大台到達予想)
仮定した増加速度 →目標とする累計 @ 公開初日から数えた経過日数_公開起点0回から要した時間 : 到達日時

#「累計」「積み上げた回数」は、いずれも「万回」単位
# 5月中、大台に乗るとの予想は、日時をピンク色で示している
# 予想日時が今年中のものは「2017」を省略

「不協和音」 full ver. MV
75.9万回/日 (284.6/+284.6) [M]010位 @ 01W : 03/23(木)26(日)
31.3万回/日 (503.9/+219.3) [M]002位 @ 02W : 03/27(月)02(日)
28.1万回/日 (700.7/+196.8) [M]004位 @ 03W : 04/03(月)09(日)
22.4万回/日 (857.3/+156.5) [M]003位 @ 04W : 04/10(月)16(日)
18.5万回/日 (986.6/+129.3) [M]未発表 @ 05W : 04/17(月)23(日)
========== 06Wの日単位変化 ==========
15.5万回/日 (1002.0) @ 033D : 04/24(月)
(大台到達予想)
15.0万回/日 →2.0千万回 @ 100D_099.3d : 06/30(金)18:45
12.5万回/日 →2.0千万回 @ 114D_112.5d : 07/14(金)00:57
10.0万回/日 →2.0千万回 @ 133D_132.4d : 08/02(水)22:14

「二人セゾン」 full ver. MV
09.6万回/日 (1804.1/+067.5) [M]028位 @ 21W : 04/03(月)09(日)
08.7万回/日 (1865.3/+061.2) [M]020位 @ 22W : 04/10(月)16(日)
08.4万回/日 (1923.9/+058.7) [M]未発表 @ 23W : 04/17(月)23(日)
========== 24Wの日単位変化 ==========
07.2万回/日 (1931.1) @ 159D : 04/24(月)
(大台到達予想)
07.5万回/日 →2.0千万回 @ 169D_167.9d : 05/04(木)10:47

「世界には愛しかない」 full ver. MV
04.7万回/日 (1328.1/+032.7) [M]090位 @ 39W : 04/03(月)09(日)
04.1万回/日 (1356.7/+028.7) [M]096位 @ 40W : 04/10(月)16(日)
04.0万回/日 (1384.7/+028.0) [M]未発表 @ 41W : 04/17(月)23(日)
========== 42Wの日単位変化 ==========
03.4万回/日 (1388.1) @ 287D : 04/24(月)
(大台到達予想)
03.5万回/日 →2.0千万回 @ 463D_461.6d : 10/17(火)02:22
03.0万回/日 →2.0千万回 @ 492D_490.7d : 11/15(水)04:47
02.5万回/日 →2.0千万回 @ 532D_531.4d : 12/25(月)22:35

「語るなら未来を…」full ver. MV
03.3万回/日 (763.5/+23.0) [M]100外 @ 38W : 04/03(月)09(日)
02.6万回/日 (781.6/+18.2) [M]100外 @ 39W : 04/10(月)16(日)
02.5万回/日 (798.8/+17.2) [M]未発表 @ 40W : 04/17(月)23(日)
========== 41Wの日単位変化 ==========
02.0万回/日 (800.9) @ 279D : 04/24(月)
(大台到達予想)
02.0万回/日 →1.0千万回 @ 379D_378.3d : 08/02(水)19:33

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
15.9万回/日 (5496.7/+111.0) [M]009位 @ 56W : 04/03(月)09(日)
13.8万回/日 (5593.2/+096.5) [M]008位 @ 57W : 04/10(月)16(日)
13.7万回/日 (5689.1/+096.0) [M]未発表 @ 58W : 04/17(月)23(日)
========== 59Wの日単位変化 ==========
11.6万回/日 (5700.8) @ 405D : 04/24(月)
(大台到達予想)
10.0万回/日 →6.0千万回 @ 436D_434.6d : 05/25(木)03:26


1千万再生を達成したばかりの「不協和音」MVは、週単位では、未だに20万回/日近いペースで数字を伸ばしていて、次の大台である2千万が現実的なラインとして見えています。

というのも、15.0万/日で進めば6月終わり、12.5万/日なら7月半ば、10.0万/日でも8月初めに到達する計算で、ずっと先の話ではない。

夏場に入ると、「FNSうたの夏まつり」など、大型のテレビ音楽祭が複数開催され、強い追い風を期待できるので、「不協和音」MVの2千万再生は、もはや時間の問題と言って良いんじゃないでしょうか。


そして、もっと確実なのが「二人セゾン」で、来週半ばにも、2千万回を越えそうです。

また、「サイレントマジョリティー」の6千万回も、控えめに見積もって、5月下旬には実現する勘定で、こちらも時間の問題になっています。

さらに、カップリング曲ながら「語るなら未来を…」が、着実に再生数を伸ばしており、現在、累計が800万を越えるまでに来ている。

やや不確定な面はあるものの、8月当たりには1千万に届くと読んでも、決して、強気過ぎることはないと思います。


「世界には愛しかない」MVは、他の表題曲に比べると、少し再生数の伸びが鈍い印象がある。

しかし、週単位では4万回/日以上のペースを維持しており、3.0万回/日で進むと仮定しても、11月半ばには2千万回に届くことになる。

そうなると、欅坂は、4つの表題曲MVすべてが、年内に、2千万再生を成し遂げるわけで、予想しながら、軽く目眩を覚えました(笑)。


一方、乃木坂の「インフルエンサー」MVは、「二人セゾン」が2千万回に届くとほぼ同じ頃に、1千万再生を達成しそうで、実現すれば、相当に速いペースと言えます。

(表4) 乃木坂表題曲のMV再生回数推移と大台到達予想

# 表記法は(表3)と同じ

「インフルエンサー」full ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) [M]007位 @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) [M]007位 @ 02W : 03/06(月)12(日)
15.8万回/日 (456.8/+110.9) [M]010位 @ 03W : 03/13(月)19(日)
16.9万回/日 (575.3/+118.6) [M]009位 @ 04W : 03/20(月)26(日)
16.1万回/日 (687.7/+112.4) [M]009位 @ 05W : 03/27(月)02(日)
13.7万回/日 (783.4/+095.7) [M]011位 @ 06W : 04/03(月)09(日)
10.9万回/日 (859.7/+076.3) [M]013位 @ 07W : 04/10(月)16(日)
09.9万回/日 (928.9/+069.2) [M]未発表 @ 08W : 04/17(月)23(日)
========== 09Wの日単位変化 ==========
08.5万回/日 (937.4) @ 054D : 04/24(月)
(大台到達予想)
09.0万回/日 →1.0千万回 @ 062D_060.7d : 05/02(火)05:34

「サヨナラの意味」 full ver. MV
04.1万回/日 (1061.5/+029.0) [M]100外 @ 25W : 04/03(月)09(日)
03.2万回/日 (1083.8/+022.3) [M]100外 @ 26W : 04/10(月)16(日)
03.0万回/日 (1105.0/+021.2) [M]未発表 @ 27W : 04/17(月)23(日)
========== 28Wの日単位変化 ==========
02.6万回/日 (1107.6) @ 186D : 04/24(月)
(大台到達予想)
02.0万回/日 →2.0千万回 @ 633D_631.9d : 2018/07/15(日)09:50

「裸足でSummer」 full ver. MV
03.5万回/日 (1088.5/+024.4) [M]100外 @ 40W : 04/03(月)09(日)
02.9万回/日 (1108.7/+020.2) [M]100外 @ 41W : 04/10(月)16(日)
02.9万回/日 (1129.0/+020.3) [M]未発表 @ 42W : 04/17(月)23(日)
========== 43Wの日単位変化 ==========
02.5万回/日 (1131.5) @ 291D : 04/24(月)
(大台到達予想)
02.0万回/日 →2.0千万回 @ 726D_725.0d : 2018/07/03(火)11:13


しかし、今後の展開となると、年内に4作連続の2千万再生を実現しそうな欅坂と違い、乃木坂は、それほど威勢の良い話は出来ません。

「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」のMV再生数が、1千万回を越えて以降、ペースを維持出来ず、2千万となると、どうしても2018年半ばまで待つ計算になって、実現する雰囲気が漂っていない。


乃木坂の表題曲MVが、時間とともに失速していき、欅坂が長く勢いを維持するのは、楽曲人気の連動性の違いだと思います。

欅坂の場合は、平手友梨奈をセンターに据え、TAKAHIRO氏が振り付け担当して、相互につながりのある表題曲MVを作ってきた。

目指す音楽の方向性が安定しているため、「不協和音」MVの注目を集めると、過去3作のMVも再生数が伸びて行く。

そして、新しいシングルを出す度に、それまでの表題曲が再び脚光を浴びるので、楽曲人気がなかなか落ちず、長期に渡って、配信、動画、CDにおいて、人気を保ち続けているのだと思います。


対して、乃木坂は、「ハルジオンが咲く頃」で深川麻衣の「卒業」センター、「裸足でSummer」は齋藤飛鳥の初センター、そして、「サヨナラの意味」が橋本奈々未の「卒業」センター、「インフルエンサー」は西野七瀬と白石麻衣のWセンターと、コンセプトがシングルごとにガラッと変わり、楽曲イメージに、相互の関連性がほとんどない。

音楽の方向性が安定しないため、新しいシングルを出しても、過去作品の楽曲指標を伸ばす効果が薄く、欅坂に差を開け続けられいる。

iTunes Store トップアルバムにおいて、乃木坂が欅坂に完敗しているのも、「連動性」の欠乏が大きな原因だと思います。


そして、最近では、乃木坂の楽曲人気を、欅坂が牽引していると考えたくなる数字が随所に出ている。

もし、そうだとすれば、欅坂が失速すると、乃木坂はひとたまりもないでしょう。

握手会主義選抜を延々と続けてきたツケが、一気に噴出する危険もあって、乃木坂は、早急に、音楽面で、独自コンセプトの確立を目指すべきだと思います。


最後に、AKB48の表題曲MVについて。

(表5) AKB48表題曲のMV再生回数推移と大台到達予想

# 表記法は(表3)と同じ

「シュートサイン」short ver. MV
1.5万回/日 (095.9/+010.5) [M]100外 @ 07W : 04/03(月)09(日)
0.9万回/日 (102.3/+006.4) [M]100外 @ 08W : 04/10(月)16(日)
1.0万回/日 (109.6/+007.3) [M]未発表 @ 09W : 04/17(月)23(日)
========== 10Wの日単位変化 ==========
0.7万回/日 (110.3) @ 064D : 04/24(月)
(大台到達予想)
01.0万回/日 →1.0千万回 @ 954D_953.6d : 2019/10/01(火)23:54

「ハイテンション」 full ver. MV
02.1万回/日 (943.7/+014.4) [M]100外 @ 24W : 04/03(月)09(日)
01.7万回/日 (955.9/+012.2) [M]100外 @ 25W : 04/10(月)16(日)
01.7万回/日 (967.7/+011.8) [M]未発表 @ 26W : 04/17(月)23(日)
========== 27Wの日単位変化 ==========
01.4万回/日 (969.2) @ 182D : 04/24(月)
(大台到達予想)
01.5万回/日 →1.0千万回 @ 203D_202.6d : 05/15(月)19:41

「LOVE TRIP」 full ver. MV
00.6万回/日 (565.9/+004.4) [M]100外 @ 36W : 04/03(月)09(日)
00.5万回/日 (569.6/+003.8) [M]100外 @ 37W : 04/10(月)16(日)
00.5万回/日 (573.4/+003.8) [M]未発表 @ 38W : 04/17(月)23(日)
========== 39Wの日単位変化 ==========
00.5万回/日 (573.9) @ 266D : 04/24(月)
(大台到達予想)
00.5万回/日 →1.0千万回 @ 1119D_1117.5d : 2019/08/25(日)09:29


「ハイテンション」MVは、再生数の伸びに大きな落ち込みがない限り、5月半ばには、1千万回に到達するでしょう。

しかし、前後の表題曲、「シュートサイン」と「LOVE TRIP」は、今のところ、大台の予想をする段階にはありません。


AKB48Gは、最近、シングル表題曲のMVを、軒並み、ショートバージョンに留めて、フルバージョンを無料公開していません。

CDセールスへの悪影響を心配しているのかもしれないけど、その結果、音楽的存在感が著しく低下しているように見えます。

数字を取れるか取れないかは関係なく、しっかりとしたMVを作り、フルバージョンを公開して、自分たちの音楽を世界に向かって発信する。

この姿勢こそが、人々の心を動かす切札だと思うのですが、いろいろと難しい大人の事情があるのでしょう(笑)。


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白石18万、西野12万、飛鳥11万、乃木坂の写真集セールスは「総選挙」化しつつあるのか? [23Apr17]

2017-04-23 22:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月24日(月) [ラジオ_AM] 22:00〜24:00 RCCラジオ『RadiPrism』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)。なお、発売日に、福家書店新宿サブナード店において、『写真集お渡し会』が19:00より開催

04月28日(金) [ラジオ_FM] 7:30〜10:15 広島FM『GOOD JOG FRIDAY』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



以前、ネットにこんな話が載っていました。

高山一実が、自身の1stソロ写真集「恋かもしれない」について、同時期発売の西野七瀬2nd「風を着替えて」はヨーロッパで撮影しているのに、どうして私は海外でないの?と、スタッフに訊いたところ、「ファーストから海外はちょっと」と言われた。

でも、生田絵梨花の「転調」は、1作目からドイツでロケしていると指摘したら、「生まれ故郷だから」との答え。


これを読んで、ソロ写真集の分析記事を書くのは、止めようと思いました(笑)。

かずみんとスタッフの間に、本当にそんなやりとりがあったのかどうか、定かではないけど、売り上げにせよ、ロケ地にせよ、ソロ写真集にまつわるデータは、メンバー間の「人気格差」につながりそうで、あまりに生々しくなる。

個別握手会の成績は、選抜構成を考える必須資料なので、シングルごとに、メンバーのランキング表を敢えて載せていますが、特定のセールス指標を基に、個々人に順位を付けるのは、もともと気が進まない。

写真集くらいは、誰がどれだけ売れたか気にすることなく、純粋に作品として向き合えば良いんじゃないかと。


ただ、秋元真夏の1st写真集「真夏の気圧配置」を、ニューカレドニアで撮ったと聞いたときは、思わず、かずみんの顔が頭に浮かびました(笑)。

まなったん、ニューカレドニアの生まれではないですよね(笑)。

さらに、桜井玲香「自由ということ」のマレーシアというのは、一瞬、「もしや?」と思わせるものがあるけど、衛藤美彩は間違いなく大分の出身で、「話を聞こうか。」のシドニーではない。

ソロ写真集に関しては、何かにつけて、かずみんの話が脳裏をよぎるので(笑)、とくにセールスについては、書かないつもりだったんですが、最近、白石麻衣の2nd「パスポート」を筆頭に、「乃木坂現象」と呼ばれるほど、出す作品、出す作品、軒並み売れ行きが絶好調で、さすがに、取り上げないわけにいかなくなってきました。

累計部数順に並べることはしませんが、何が起こっているのか、現状を少し紹介します。

(表1) 乃木坂ソロ写真集の直近3週にわたるオリコンランキング推移

凡例
[順位] 売り上げ枚数 (発売後経過週) : メンバー「タイトル」

# 順位、売り上げ枚数、発売後経過週は、左から、オリコン週間写真集ランキングの2017年4月10日付、17日付、24日付のデータ
#「売り上げ枚数」は千部単位
# この3週に渡ってTOP10にランクインした乃木坂メンバーのソロ写真集のデータを載せている

[02] 4.7 (08W) [01] 3.5 (09W) [03] 4.4 (10W) : 白石麻衣「パスポート」
[06] 2.1 (27W) [05] 1.5 (28W) [07] 1.0 (29W) : 西野七瀬「風を着替えて」
[05] 2.2 (10W) [04] 1.6 (11W) [06] 1.0 (12W) : 齋藤飛鳥「潮騒」
[08] 1.9 (06W) [07] 1.2 (07W) [09] 0.8 (08W) : 橋本奈々未「2017」


白石麻衣の「パスポート」は、発売8週目で4.7千部の2位、9週目が3.5千部1位、10週目は4.4千部3位と、べらぼうな売り上げを続け、現在、累計は18万部を越えています。

近年の女性写真集としては、おそらく驚天動地の売れ行きで、「21世紀最大のヒット」など、メディア記事の表現も、エスカレートしている。

また、売れ行きが凄まじいのは、まいやんの写真集だけではない。

西野七瀬「風を着替えて」は、発売が昨年9月であるのに、半年以上経った現在でも、週に1〜2千部を売り上げ、トップ10に入っており、累計は12万部に達している。

さらに、齋藤飛鳥「潮騒」も、順調にセールスを重ねて累計11万部、「卒業」ライブの日に発売された橋本奈々未「2017」ですら、まだ売れ続け、累計は8万部を突破しています。


電子書籍の台頭で、以前ほど、紙の本が売れなくなっている時代、出せば、確実に売れる乃木坂のソロ写真集は、大きな注目集めているようで、各出版社が、メンバーの争奪戦を展開しているとも言われています。

こういった流れを考えると、スポーツ新聞やネットメディアが、同じ出版関係者として、景気の良い「乃木坂現象」を盛んに取り上げるのは、頷けることです。

また、大手出版社がテレビ局の株主や番組のスポンサーであることも影響しているのか、乃木坂の写真集が、テレビで紹介されることが少なくない。

実際、白石麻衣と「パスポート」は、とくに最近、幾つかの番組でピックアップされ、かなりフィーチャーされています。


もともと好調だったセールスに、こういった分厚い宣伝が加わり、さらに売り上げが伸びているのだと思います。

しかし、一つ気になるのは、乃木坂ソロ写真集の売り上げの中に、どのくらい、大量買いや複数買いが入っているかという点です。

(表1)で面白いのは、最初の4月10日付チャートで、4つの写真集すべてが、高い売り上げを示し、その後、漸減の傾向を見せている。

発売から半年以上経過した西野七瀬「風を着替えて」ですら、同じ動きをしています。

4月10日付チャートの集計対象は03/27(月)から04/02(日)で、給料日の翌週に当たる人が多いと思われ、若いサラリーマンが、購買層の中心になっている可能性がある。


18万部も売れている以上、多くの人が「パスポート」を買っているのは間違いないけど、それが18万人かというと、ちょっと疑問を感じる面がある。

極端な計算ですが、3千人のファンが、1人50部ずつ買えば、それだけで15万部の売り上げになります(笑)。

1冊2千円として10万円掛かるものの、乃木坂の握手会に10万円使うファンは、決して珍しくないと思います。


例えば、土日に名古屋で行われる全国と個別の握手会に、東京のファンが参加する場合、往復の新幹線代プラス宿泊食事代で3万円、forTUNE盤20枚、初回限定盤20枚を用意すれば5万円。

つまり、名古屋の握手会に参加するだけで、8万円ほど掛かっておかしくないわけで、ここに関東会場の握手会を加えれば、10万円なんて、すぐに飛んでいくでしょう(笑)。

そして、熱量の極めて高いファンであれば、こんなもんじゃ済まない気がします。


白石麻衣、西野七瀬、齋藤飛鳥の握手会人気を考えると、10万円以上を使うようなファンは相当な数、存在すると思います。

しかし、直接本人に会って握手できるCDと違い、写真集は、お渡し会以外は、とくにイベントがない。

さすがに、メンバーを熱烈に「推し」ていても、特典イベントなしで、何万円ものお金を投入するファンは滅多にいない、というのが従来の見方でした。

そのため、ソロ写真集の売れ行きは、メンバーの純粋な「人気」を反映する、重要な指標と捉えられてきた節がある。


ところが、乃木坂の写真集を巡って、出版社間の競争が熱くなると、メンバーも売り上げを伸ばそうと、ファンに向かって盛んにアピールし始めます。

そして、「パスポート」のように、大きなセールスを挙げると、メディアが取り上げ、白石麻衣がいかに人気を集めているか、がんがん書いてくれるので、一般層への宣伝となる上に、グループ内でも、さすがは、まいやんという雰囲気が漂い、選抜で高いポジションを維持する確率が高くなる。

とくに、白石さんは、17枚目「インフルエンサー」の個別握手会を全欠席するので、写真集のセールスは、存在感を発揮するフィールドとして、通常以上に、意味を持っています。


もし、こういったメカニズムを念頭に置いて、数字を伸ばすために、コアファンが「推し」メンバーのソロ写真集を複数買っているとすれば、それはAKB48「総選挙」と同じ構図です。

握手という見返りはないものの、「推し」をより高い順位の椅子に座らせるため、毎年の「総選挙」に、とんでもない額を使うファンがいるのは確かです。

乃木坂のソロ写真集セールスにおいて、似た動きが起こっていれば、売り上げの中に、大量買いが占める割合は、結構、高くなっている可能性がある。


齋藤飛鳥は、1stソロ写真集「潮騒」が発売されて1ヶ月ほど経った頃、1人80冊買って!と、ついコメントしてしまい、物議を醸したらしいですが(笑)、この話は、写真集セールスを巡って、乃木坂内外において、テンションが高まっていることを象徴しています。

自分の写真集を出してくれた出版社の期待を背負って、メンバーは1冊でも多く売れて欲しいと望み、ファンは、何とか実現させてあげたいと思う。

とくに「潮騒」は、「パスポート」の前週に発売され、オリコンランキングへの登場時期がダイレクトに重なり、比較されやすい面があって、その分、あしゅの何とかしたいという気持ちが大きくなったのかもしれません。

ちなみに、「潮騒」、私は買いましたよ、もちろん1冊だけですが(笑)。


CDセールスの場合は、握手会の完売表やルックアップといったデータがあり、複数買いの程度を推測する手掛かりになる。

一方、書籍には、セールスを別角度から眺める数字がほとんど流布しておらず、一般人には、売り上げ部数しか分かりません。

従って、乃木坂写真集のセールスが「総選挙」化しているかどうか、どのくらい、大量買いが入っているのか、今のところ、具体的な話は出来ません。


ただ、10万部を越えるセールスを叩き出しているメンバーは、CMや広告のオファーが少なからず来るだろうから、その状況を通して、写真集「人気」がどう受け止められているのか、徐々に見えてくると思います。

スポンサーとなる企業の側は、購買層について、人数、男女比、年齢層など、多くのデータに基づいて検討する筈で、どういった会社から、どのくらいオファーがあるかは、「人気」構造を考える一つの目安になる。

もし、幅広い層の10万人がソロ写真集を買った結果の10万部であれば、そのメンバーの一般人気は極めて高いと言うべきで、今後、CM出演などが増えていくくでしょう。

実際、全盛期のAKB48は、ソロ写真集の売れ行きが素晴らしいと同時に、テレビCMにも多数出演し、両者の人気は連動していたように見えます。


ところで、5月24日(水)に発売される3rdアルバムの個別握手会について、以下のように、日程が発表されましたが、白石麻衣と松村沙友理は、17枚目に引き続き、不参加と告知されています。

3rdアルバム「タイトル未定」個別握手会
07月16日(日) 京都・京都パルスプラザ
07月17日(月祝) 愛知・ポートメッセなごや
07月23日(日) 千葉・幕張メッセ


7月後半まで、がっつり拘束される外仕事のようですが、未だに、内容がアナウンスされず、さすがに、ジリジリしますね(笑)。

「卒業」を心配する声も後を絶たず、少なからぬファンが、何となく宙ぶらりんの気持ちのまま、待ち疲れてしまっているんじゃないでしょうか。

まあ、乃木坂側の都合で動くわけにいかない仕事だと思うので、握手会欠席の理由が明かされるのを、結局、ひたすら待つしかないんですが。


ただ、白石麻衣は最新ブログに

次の全国握手会はゴールデンウィーク!名古屋!
お会いできるのを楽しみにしてます


白石麻衣の2017/04/17_13:55ブログ

と書き込んでいて、インテックス大阪に続き、ポートメッセなごやの全国握手会には、出席するようです、

5月6日(土)開催と、まだ少し先の握手会ながら、早々と参加を表明したのは、「インフルエンサー」オリコン累計の「ミリオン」達成にとって、名古屋の全国握手会が、一つのポイントになるからだと思います。


「インフルエンサー」のオリコン週間売り上げが、今、どうなっているのか、セールスの推移を紹介したいのですが、その前に、前作「サヨナラの意味」のそれを眺めておきましょう。

(表3) 16枚目「サヨナラの意味」のオリコン週間ランキング推移

凡例
[順位] 週間売り上げ (累計売り上げ) : CD発売後経過週 対象週の期間

#「売り上げ」は万枚単位

[01位] 82.8万枚 (82.8) : 01週目 11/07(月)13(日)
[04位] 03.9万枚 (86.6) : 02週目 11/14(月)20(日)
[04位] 02.7万枚 (89.4) : 03週目 11/21(月)27(日) 全国(幕張)
[08位] 01.0万枚 (90.4) : 04週目 11/28(月)04(日)
[16位] 00.7万枚 (91.1) : 05週目 12/05(月)11(日)
[06位] 01.2万枚 (92.3) : 06週目 12/12(月)18(日) 全国(なごや)
[22位] 00.4万枚 (92.7) : 07週目 12/19(月)25(日)
[14位] 00.4万枚 (93.1) : 08週目 12/26(月)01(日)
[07位] 00.6万枚 (93.7) : 09週目 01/02(月)08(日)
[06位] 01.5万枚 (95.2) : 10週目 01/09(月)15(日) 全国(京都)
[25位] 00.2万枚 (95.3) : 11週目 01/16(月)22(日)
[37位] 00.2万枚 (95.5) : 12週目 01/23(月)29(日)
[42位] 00.1万枚 (95.6) : 13週目 01/30(月)05(日) SPイベント応募締切
[50外] 00.1万枚 (95.8) : 14週目 02/06(月)12(日)
[50外] 00.1万枚 (95.8) : 15週目 02/13(月)19(日)
[23位] 00.4万枚 (96.2) : 16週目 02/20(月)26(日) 橋本「卒業」ライブ
[50外] 00.1万枚 (96.3) : 17週目 02/27(月)05(日)
[50外] 00.1万枚 (96.4) : 18週目 03/06(月)12(日)
[50外] 00.1万枚 (96.5) : 19週目 03/13(月)19(日)
[50外] 00.1万枚 (96.5) : 20週目 03/20(月)26(日)
[50外] 00.1万枚 (96.6) : 21週目 03/27(月)02(日)
[50外] 00.1万枚 (96.7) : 22週目 04/03(月)09(日)
[50外] 00.0万枚 (96.7) : 23週目 04/10(月)16(日)


全国握手会の行われた週、とくに発売直後のスタートダッシュが落ち着いた、6週目と10週目に、売り上げ枚数と順位が反転上昇し、その後、3会場がすべて終わった発売11週目から、急速にセールスが縮小しています。

10週目と最新の23週目の累計を比べると、この間に、1.5万枚を積み上げていますが、「サヨナラの意味」の場合は、16週目に、ななみんの「卒業」ライブという特別イベントがあり、通常より、3千枚ほどブーストされている。

従って、全国握手会がすべて終わった後は、1.2万枚が期待できる積み上げになります。


このことを念頭に置いて、17枚目のCDセールスを見てみます。

(表4) 17枚目「インフルエンサー」のオリコン週間ランキング推移

# 05週目以降の「00位 00.0万枚 (00.0)」は、まだデータが出ておらず、確定していないの意

[01位] 87.5万枚 (87.5) : 01週目 03/20(月)26(日)
[04位] 04.9万枚 (92.3) : 02週目 03/27(月)02(日) 全国(大阪)
[05位] 01.8万枚 (94.1) : 03週目 04/03(月)09(日)
[10位] 01.1万枚 (95.3) : 04週目 04/10(月)16(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 05週目 04/17(月)23(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 06週目 04/24(月)30(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 07週目 05/01(月)07(日) 全国(なごや)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 08週目 05/08(月)14(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 09週目 05/15(月)21(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 10週目 05/22(月)28(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 11週目 05/29(月)04(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 12週目 06/05(月)11(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 13週目 06/12(月)18(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 14週目 06/19(月)25(日) 全国(幕張)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 15週目 06/26(月)02(日) SPイベント応募締切


発売4週目現在の累計は95.3万枚で、「ミリオン」まで4.7万枚に迫っています。

すると、幕張メッセの14週目までに、3.5万枚より多く積み上げ、累計を98.8万枚以上に持っていかないと、100万越えが微妙になってくる。


ここで重要になるのが、7週目に予定されているポートメッセなごやで、この週、2万枚近い売り上げを叩き出せば、「ミリオン」がほぼ見えてきます。

逆に、1万枚程度に留まるようなことがあれば、ギリギリ、行くか行かないかというシビレる展開になる(笑)。

白石麻衣の参加アナウンスは、名古屋全国握手会を盛り上げるには効果的で、随分と早い時期に、ブログでお知らせしたのは、少しでも初回限定盤の売り上げ枚数を伸ばしたいという、運営の意図も背後に潜んでいると思います。


最後に、MV再生数ですが、公開47日目にして、「インフルエンサー」は、3週間後にアップされた欅坂「不協和音」に、累計で抜かれてしまいました。

(表5) YouTube公開MVの累計再生数において、欅坂直近3表題曲が乃木坂の同時期発売表題曲を上回った日付

凡例
乃木坂の表題曲欅坂の表題曲 : 日付
対象日の再生回数増加速度 (日終わりの累計再生回数) @ MV公開後経過日数

#「累計再生回数」は「万回」単位

裸足でSummer世界には愛しかない
03.1万回/日 (554.0) @ 79D04.3万回/日 (553.4) @ 75D : 09/24(土)
02.9万回/日 (556.9) @ 80D03.8万回/日 (557.2) @ 76D : 09/25(日)← 逆転

サヨナラの意味二人セゾン
03.4万回/日 (483.6) @ 50D11.5万回/日 (469.1) @ 23D : 12/09(金)
07.0万回/日 (490.6) @ 51D23.3万回/日 (492.5) @ 24D : 12/10(土)←

インフルエンサー不協和音
13.4万回/日 (859.7) @ 46D27.2万回/日 (857.3) @ 25D : 04/16(日)
10.1万回/日 (869.8) @ 47D19.1万回/日 (876.4) @ 26D : 04/17(月)←


「世界には愛しかない」が「裸足でSummer」を追い越したのが公開80日目、「二人セゾン」が「サヨナラの意味」を上回ったのが51日目と、3作連続の「逆転」です。

また、「不協和音」のMV再生数は、25日(火)未明にも1千万回に到達する模様です。

(表6) YouTubeに公開された「サヨナラの意味」MVの再生回数推移

凡例
対象日の再生回数増加速度 (日終わりの累計再生回数) @ MV公開後経過日数 : 日付

19.1万回/日 (876.4) @ 026D : 04/17(月)
19.7万回/日 (896.1) @ 027D : 04/18(火)
17.5万回/日 (913.6) @ 028D : 04/19(水)
17.0万回/日 (930.6) @ 029D : 04/20(木)
17.2万回/日 (947.9) @ 030D : 04/21(金)
19.4万回/日 (967.2) @ 031D : 04/22(土)
(予想)
17.0万回/日 →1.0千万回 @ 034D_033.1日 : 04/25(火)03:34


欅坂は、リリースした4表題曲のMVすべてが、1千万再生を達成することになり、2016年に引き続き、今年も、勢いが止まらないどころか、加速している感さえある、快進撃と言えるでしょう。

ただ、「インフルエンサー」のMV再生数も、今週の10万回/日を維持出来れば、5月初めには1千万に届く計算です。

(表6) YouTubeに公開された「インフルエンサー」MVの再生回数推移

10.1万回/日 (869.8) @ 047D : 04/17(月)
10.6万回/日 (880.3) @ 048D : 04/18(火)
09.1万回/日 (889.4) @ 049D : 04/19(水)
08.9万回/日 (898.3) @ 050D : 04/20(木)
09.3万回/日 (907.5) @ 051D : 04/21(金)
10.6万回/日 (918.1) @ 052D : 04/22(土)
(予想)
10.0万回/日 →1.0千万回 @ 061D_060.4日 : 05/01(月)10:11


最近、再生数の伸びが落ちつつあるので、上表のように5月1日(月)に1千万を越えるかどうかは、予断を許しませんが、オリコン累計の「ミリオン」と同じく、あと一歩のところに来ているのは間違いありません。

乃木坂の場合は、実現すれば、3作連続、4作目の大台到達です。

素晴らしい記録なんだけど、ことごとく欅坂に先を越されているので、楽曲人気を牽引して貰っている感が強く、手放しでは喜べない、微妙な気分になります(笑)。


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NGT48「青春時計」初動16.0万枚をどう評価すべきか、地域密着の理念と握手会商法の相克 [20Apr17]

2017-04-20 02:45:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月20日(木)〜22日(土) [単独ライブ] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 〜関東シリーズ 東京公演〜』 in 東京体育館
==============================
04月20日(木) 1日目 第1公演(18:30)
04月21日(金) 2日目 第2公演(18:30)
04月22日(土) 3日目 第3公演(12:00)&第4最終公演(17:00)
==============================

04月20日(木) [ラジオ_FM] 20:10〜 広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』 with 乃木坂46 in アルパークに、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月22日(土) [TV_地デ] 22:20〜22:54 NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』に、秋元真夏が出演
04月22日(土) [ラジオ_AM] 23:00〜23:30 RCCラジオ『MUSIC ROOM』に、斎藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月23日(日) [CD特典] 17枚目第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
04月23日(日) [TV_地デ] 21:00〜21:54 日本テレビ『行列のできる法律相談所』に、生田絵梨花が出演

04月24日(月) [ラジオ_AM] 22:00〜24:00 RCCラジオ『RadiPrism』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)。なお、発売日に、福家書店新宿サブナード店において、『写真集お渡し会』が19:00より開催

04月28日(金) [ラジオ_FM] 7:30〜10:15 広島FM『GOOD JOG FRIDAY』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



新潟を拠点とするNGT48のデビューシングル「青春時計」は、オリコン第1週が16.0万枚の1位と発表されました。

ゴールデンボンバーが「#CDが売れないこんな世の中じゃ」というタイトルのシングルをリリースするほど(笑)、CDの売り上げが伸びなくなった時代に、敢えて、大型投資を必要とするメジャーアイドルをCDデビューさせたわけで、ブームが終わりつつあるとも囁かれるJ-POPアイドルの行方を占う上で、NGT48のセールスは重要な意味を持っています。

とくに、NGT48と同じく、「地域活性化」を旗印に、2017年夏のスタートを予定している瀬戸内のSTU48の今後には、少なからぬ影響を及ぼす可能性がある。

今日は、「青春時計」のセールスに関する色々な数字を眺めながら、新人アイドルの登場が何をもたらしたのか、考えてみます。


まず、16.0万枚というオリコン初動を取り上げますが、比較する対象としては、ちょうど1年前にリリースされた欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリー」が適切だと思います。

NGT48の登場以前、AKB48Gにおける最後のCDデビューは、HKT48「スキ!スキ!スキップ!」ですが、リリースが2013年3月20日(水)と、今から、4年以上も前の出来事です。

音楽セールスの形態は、CDからネット配信への転換が、ここ数年で、急速に進んだ感があり、2013年と2017年のCD売り上げ枚数の差を、そのままグループや楽曲に対する人気の違いと捉えるのは、やや無理がある。

「サイレントマジョリティー」は、2016年と、まだ1年前の発売なので、時期的な面から、比べ易いと言えます。


加えて、NGT48と欅坂46は共に、ソニー・ミュージックのレコードレーベルからCDを発売しており、個別握手会参加券付きCDの販売を、forTUNE music が手掛け、売り方において共通点が多い。

そして、以下に示すように、握手会の規模と場所まで似ており、特典イベントに注ぎ込む基礎的な負担は、ほぼ同程度と仮定できます。

(表1) NGT48と欅坂46のデビューシングルのCDセールス比較

「青春時計」NGT48_デビューシングル
発売日 2017/04/12(水)
全国握手会 3会場 (幕張1 名古屋1 長岡1)
個別握手会 5会場 (横浜2 幕張1 京都1 長岡1)
総部数 388部(25人) 初動算入6次応募分まで
オリコン初動 16.0万枚
オリコン累計 16.0万枚 [発売01週目の2017/04/24付まで]

「サイレントマジョリティー」欅坂46_デビューシングル
発売日 2016/04/06(水)
全国握手会 3会場 (幕張1 名古屋1 京都1)
個別握手会 5会場 (横浜2 幕張1 京都1 名古屋1)
総部数 336部(21人) 初動算入8次応募分まで
オリコン初動 26.2万枚
オリコン累計 41.6万枚 [発売54週目の2017/04/24付まで]


「青春時計」の初動16万枚は、見方によって評価が分かれる数字だと思いますが、収支という観点からは、やや厳しい気がします。

「サイレントマジョリティー」とほぼ同じ規模の握手会を設定して、会場費、警備費、人件費、交通費、宿泊費などの経費が同程度と考えられる中、初動が10万枚違うのは、CD1枚千円として、総売り上げで1億円の差が出ている勘定です。

つまり、NGT48は、欅坂のデビューシングルより、1億円少ないCDセールスで、同じ規模の握手会を開催するわけで、レコード会社の経済的負担は、より大きいと推測されます。


衣装代、広告宣伝費、ミニイベント開催費といった、新曲キャンペーンに関わる経費と併せて調整するのかもしれないけど、何と言ってもデビュー曲なので、その辺をあまり削るわけにはいかない。

従って、今後、CDセールスが伸びるかどうかが重要ですが、オリコン初動で大きな数字を出し、マスメディアが一斉に取り上げ、「箔をつけ」て注目度を高めるという、48&46流のマーケッティング方程式が上手く稼動するには、20万枚に届かない第1週売り上げでは、ややパンチが弱い。

握手会の規模から考えて、ソニーは、「サイレントマジョリティー」の26.2万枚を越える初動を叩き出し、「女性アーティストのデビューシングル初週売上歴代1位」と、再度、取り上げられることを狙っていたのかもしれません。

あるいは、そこまで行かずとも、HKT48「スキ!スキ!スキップ!」の25.1万枚に肉迫すれば、音楽業界全体で、CDの売り上げ枚数が落ちている中、勢いのある新人グループの登場と、評価されることを期待していた可能性はある。


一つ疑問を感じるのは、NGT48は地域密着型アイドルを謳いながら、なぜ、欅坂と同じレベルに、首都圏に軸足を置いた握手会を、ここまで大規模に設定したのかという点です。

地方都市を本拠地とする以上、最初の知名度が低いのは当然で、地元ファンを重視しながら、徐々に人気を広げていくからこそ、地域の活性化を含めた意義がある。

そして、握手会も、地元会場を中心に据え、もっと小さな規模で始めるのが、適切なスタートで、そういった設定から生み出された初動であれば、16万枚どころか、10万枚でも、大成功だったと思います。


しかし、実際には、5会場中3つが関東である、総部数390の大規模な個別握手会が組まれ、欅坂と同じような、首都圏中心のアイドルを目指す形になっている。

こうなると、特典イベントの開催費を賄うだけでなく、ファン獲得において、東京エリアで競合する欅坂や乃木坂に負けないよう、人気の勢いを見せる必要があり、16万枚では、やはり物足りない。

新潟という地域に根ざしたアイドルというコンセプトと、首都圏をファン開拓の中心に置き、大きなCDセールスを挙げようとする販売戦略が、矛盾を孕んでいて、軸足がふらつく中、初動16万枚という数字への評価も、定まらず宙に浮いている感があります。


瀬戸内のSTU48も同じですが、もしレコード会社が、デビューシングルから、20万、30万を越える売り上げ枚数を求めるのなら、本格的な地域密着型アイドルは難しく、ほとんどの握手会が関西や関東の大都市圏で開催される、「全国区」アイドルにならざるを得ないでしょう。

しかも、AKB48Gの場合は、「兼任」という制度があるので、人気の高まったメンバーは、AKB48の選抜に入り、結局、東京を本拠として活動なんてことになりかねない(笑)。

地元重視のグループである筈なのに、いつの間にか、中心メンバーが軒並み東京で活動するのは、まるでコントのような話ですが、過去の例から考えて、その可能性は否定出来ません。


テレビ朝日『MUSIC STATION』やTBS『COUNT DOWN TV』といった影響力の大きな音楽番組が、楽曲ランキングを、オリコン型のCDセールス重視から、Billboard JAPAN Ho100 型の複数項目による総合評価に切り替えつつある中、レコード会社が、CDの売り上げ枚数をひたすら追求する姿勢を転換出来るかどうかが、地元に根付き、地域を活性化するアイドルを生み出せるかどうかを左右すると思います。

もちろん、加えて、「兼任」をさせない運営方針も必要でしょう(笑)。

こういった決断なしに進むと、他のAKB48姉妹グループのように、本拠地を表す名前を持ちながら、思い付く主要メンバーは、ほとんどがAKB48本体で活動する、地元感のない中央集権アイドルになってしまう。

そして、地域性が薄く、チームとしての結束さえ伝わってこない、メンバーの寄せ集め選抜こそが、AKB48Gの人気低落を招いた、原因の一つじゃないでしょうか。

まあ、政治の世界だけでなく、アイドル界においても、地方分権は実現がとても難しいのかもしれません(笑)。


せっかくのデビューシングルなのに、辛口の話になってしまって、申し訳ありません。

ただ、「青春時計」は、CDセールス以外の楽曲指標に目を転じると、最近のAKB48Gでは見られない、好調な数字が幾つか出ています。

発売1週目の楽曲人気を探るため、次に、Billboard JAPAN Hot100 を見ていきます。

(表2) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48が最近リリースしたシングル表題曲のCD発売週順位

凡例
[BJ] Hot100総合順位 各項目の順位 [OC] オリコン順位 (オリコン初動) 曲名 グループ名

#「各項目」の意味は、「S」ストリーミング数、「R」ラジオ放送回数、「L」PCによる読み取り数 (ルックアップ)、「T」 ツイート数、「M」国内動画再生回数、「F」ランクイン回数
#「各項目の順位」における「00」は、100位圏外
#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
# すべての曲について、CD発売週の Hot100 とオリコン週間ランキングを示している

========== AKB48姉妹グループ ==========
[BJ]01位 S01/R25/L05/T03/M00/F02 [OC]01位(16.0) 青春時計 NGT48
[BJ]01位 S01/R00/L12/T07/M00/F01 [OC]01位(21.0) バグっていいじゃん HKT48
[BJ]02位 S01/R83/L06/T11/M00/F03 [OC]01位(26.7) 僕以外の誰か NMB48
[BJ]01位 S01/R27/L20/T07/M00/F04 [OC]01位(25.2) 金の愛、銀の愛 SKE48

========== AKB48 ==========
[BJ]01位 S01/R08/L01/T04/M00/F02 [OC]01位(102.5) シュートサイン
[BJ]01位 S01/R08/L03/T04/M10/F04 [OC]01位(118.0) ハイテンション
[BJ]01位 S01/R08/L01/T06/M00/F04 [OC]01位(117.8) LOVE TRIP
#「LOVE TRIP」のオリコン初動は45枚目シングル「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」の売り上げ

========== 乃木坂46 ==========
[BJ]01位 S01/R04/L01/T02/M09/F04 [OC]01位(87.5) インフルエンサー
[BJ]01位 S01/R03/L01/T01/M34/F04 [OC]01位(82.8) サヨナラの意味
[BJ]01位 S01/R05/L01/T03/M17/F05 [OC]01位(72.8) 裸足でSummer

========== 欅坂46 ==========
[BJ]01位 S01/R04/L01/T01/M04/F04 [OC]01位(63.3) 不協和音
[BJ]01位 S01/R07/L01/T02/M07/F04 [OC]01位(44.2) 二人セゾン
[BJ]01位 S01/R08/L01/T03/M16/F06 [OC]01位(32.3) 世界には愛しかない
[BJ]01位 S01/R07/L01/T02/M03/F04 [OC]01位(26.2) サイレントマジョリティー


CD発売週の「青春時計」は、オリコンだけでなく、Hot100の総合ランキングでも1位を獲得しています。

16.0万枚のCDセールスに、おそらく好調なネット配信が加味され「S ストリーミング数」が1位、また、48G新人アイドルの久しぶりのデビューが注目を集め「T ツイッター数」は3位と高く、これらが総合1位の原動力になったと思います。

さらに、「R ラジオ放送回数」の25位は、他の姉妹グループと比べ、かなりの高順位で、エアプレイを通したキャンペーンが機能したことを窺わせます。


一方、少し気になるのは、「M 国内動画再生回数」の100位圏外と、「L ルックアップ」の5位です。

後で示すように、AKB48Gの各グループが、最近、MVの無料公開をショートバージョンに留める中、NGT48は、表題曲MVを発売4週前からフルバージョンで載せ、発売後もそのままアップし続けている。

しかし、発売週を含めた、この公開5週の間、「M 国内動画再生回数」で、まだ一度も100位以内に入っていません。


「青春時計」はTBS『CDTV』4、5月のオープニングテーマに採用され、毎回番組冒頭で、MVをがっつり流してくれる上、発売週の放送回である15日(土)深夜は、かなり長めのNGT48特集を組んでいたので、M項の100位圏内にランクインする好機でしたが、順位は付きませんでした。

M項ランキングで100位以内に入るのは簡単なことではないけど、制作に時間と労力、そしてお金の掛かるMVをフルバージョンで無料公開する以上、動画分野で、Hot100に曲名を載せたいところです。

今後、グループの知名度がもっと上がっていけば、動画ランキングに入ってくると思いますが、「青春時計」MVを観て感じるのは、数多のアイドルがひしめき合う世界に飛び込んでいく割には、さらっとソフトで、総花的なテイストに仕上がっていて、J-POPの楽曲と新人アイドルを売り込むビデオとしては、もう一捻り、二捻り欲しいかなと。


次に、「L ルックアップ」ですが、発売週に5位というのは、最近の48G姉妹グループの楽曲としては、決して低い順位ではない。

しかも、上位に入った4曲は、以下のように、いづれもCDの売り上げ枚数が多く、オリコン順位も10位以内と高いので、運が悪かった面はある。

しかし、それでも「青春時計」の5位が気になるのは、デビュー曲だからです。

(表3) Billboard JAPAN Hot100 の4月24日付チャートにおける、「ルックアップ」ランキングのトップ5

# 表記法は(表2)と同じ。「02週目」は、4月24日付チャートの対象週が、「不協和音」のCD発売2週目に当たるとの意

[BJ]02位 S02/R18/L01/T01/M03/F05 [OC]02位(03.7) : 02週目 不協和音
[BJ]08位 S09/R00/L02/T15/M13/F07 [OC]10位(01.1) : 04週目 インフルエンサー
[BJ]03位 S03/R11/L03/T02/M68/F04 [OC]06位(02.3) : 01週目 太陽も月も
[BJ]04位 S04/R00/L04/T38/M00/F01 [OC]03位(03.4) : 01週目 アンチクロックワイズ
[BJ]01位 S01/R25/L05/T03/M00/F02 [OC]01位(16.0) : 01週目 青春時計

#「太陽も月も」は GENERATIONS from EXILE TRIBE の曲、「アンチクロックワイズ」は After the Rain(そらる×まふまふ) によるTBS系アニメ『クロックワーク・プラネット』のエンディング曲


J-POPの新人が登場すると、「まずは曲を聴いてみよう」というのが普通のアプローチですが、48&46の場合は、「まずは握手をしてみよう」という人が相当な割合を占めることがある(笑)。

CDデビューの段階から、楽曲に興味のあるライトファンより、特典イベントに惹かれるコアファンが多くなってしまうと、その後、音楽面に力を入れても、配信や動画の人気が上昇しづらくなって、グループの外に向かったアピールが弱くなるかもしれない。

多数のライトと少数のコアというのが自然なファン構成で、とくにメンバーの知名度がまだ低いデビューシングルでは、乃木坂もそうでしたが、店頭セールスが個別握手会セールスを大きく上回るなど、ライトファンの比率が高い傾向がある。

しかも、NGT48は、地域に根ざした活動を謳っているので、乃木坂以上に、分厚いライト層を抱えていると予測していました。

ところが、16万枚を売り上げて、ルックアップが5位というのは、コアファンによる複数枚買いが、かなりの分量入っていることを示唆する成績で、本来、ライトファンが多い筈のデビュー曲としては、意外な印象だった。

よく考えてみると、上述のように、「青春時計」は、コアファンの大票田とも言うべき首都圏で(笑)、3会場も個別握手会を設定しており、こういったアグレッシブにCDセールスを追求する姿勢によって、コアファンの比率が、通常より高くなったのかもしれません。


CDを大量に売り上げ、オリコンで断然の1位を獲得しているのに、発売週の「L ルックアップ」で1位を逃すのは、グループにとって危険なサインです。

実際、好調な坂道と、人気の伸び悩みが目立つAKB48Gで、この指標はくっきり明暗が分かれている。

(表2)が示すように、欅坂は、リリースした4シングル表題曲すべてで、発売週「L ルックアップ」が1位を獲得し、乃木坂も、9枚目表題曲「夏のFree&Easy」の4位を最後に、10枚目以降は、ずっと1位に入っています。

一方、AKB48は、2016年度にリリースした4つのシングル表題曲の中、「翼はいらない」が2位、「ハイテンション」が3位と、半分の2作が1位を逃している。

さらに、48姉妹グループは、(表2)が示すように、1位どころか、トップ10に入らない曲もあり、発売週「L ルックアップ」の順位低下が、ライブや握手会の観客動員力と連動しているようにも見える。

「青春時計」の5位は、現在の「支店」グループがリリースした曲としては、悪くない順位だけど、新人グループのデビュー曲という角度で眺めると、心配になる面があって、2枚目以降のシングルも、「L ルックアップ」を注視した方が良いと思います。


最後に、「青春時計」に関する iTunes Store トップソングとMV再生回数の状況を、他グループのデータと一緒に載せておきます。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂、欅坂、AKB48Gが最近リリースした楽曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
グループ名_収録シングルと曲の種類
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数 / 配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名 [収録CDのタイプ] グループ名

# 上記 A〜H と Z は、全配信期間において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 各曲について、配信開始日から2017年4月18日(火)まで、毎日1回記録した順位データをまとめている
# 同一曲が複数の配信源を持つ場合は、もっとも成績の良かった配信源を載せている。「劇」は劇場盤、「A」はTypeA

========== AKB48姉妹グループ又は派生ユニット ==========
00-02-01-04-00 / 01-00-00 [000] (008/008日; 14位) 青春時計 NGT48
06-03-01-03-00 / 08-00-00 [000] (021/021日; 04位) 誰のことを一番 愛してる? 坂道AKB
00-00-00-00-00 / 02-01-02 [058] (005/063日; 60位) バグっていいじゃん [劇] HKT48
00-00-00-00-00 / 03-03-02 [111] (008/119日; 56位) 僕以外の誰か [A] NMB48
00-00-00-01-00 / 03-01-07 [233] (012/245日; 40位) 金の愛、銀の愛 [A] SKE48

========== AKB48 ==========
00-01-02-01-02 / 11-05-11 [007] (033/040日; 18位) シュートサイン [A] AKB48
02-02-02-00-01 / 28-17-13 [089] (065/154日; 09位) ハイテンション [A] AKB48
02-03-01-01-02 / 05-06-02 [209] (022/231日; 07位) LOVE TRIP [A] AKB48

========== 乃木坂46 ==========
09-06-11-08-01 / 00-00-00 [000] (035/035日; 04位) インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-36-08 [001] (167/168日; 03位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [206] (067/273日; 08位) 裸足でSummer

========== 欅坂46 ==========
14-00-00-00-00 / 00-00-00 [000] (014/014日; 01位) 不協和音
12-16-22-19-09 / 56-06-00 [000] (140/140日; 02位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-31 [111] (141/252日; 03位) 世界には愛しかない
47-40-42-44-69 / 121-15-00 [000] (378/378日; 01位) サイレントマジョリティー


iTunes Store において、デビューシングル「青春時計」の収録曲は、乃木坂、欅坂と同じく、オフボーカルなしで1パッケージにまとめた「Special Edition」として配信されています。

AKB48Gの楽曲と違って、一つの曲に対する配信源は一つなので、その分、ダウンロード数を稼ぎ易い面があり、確かに、48姉妹グループの最新シングル表題曲に比べると、高い順位帯に食い込んでいる。

ただ、「Special Edition」による底上げ効果があるとしても、「支店」の楽曲が50位以内に入ることが滅多にない中、「青春時計」の最高14位、50位圏内7日間は、突出して良好な数字です。

最終的な成績が出ないと判断できませんが、個人的感触として、姉妹グループに比べ、楽曲人気そのものが高い気がします。

新しいアイドルグループが登場するなんて、そうそうあることではないので、取り敢えず、曲を聴いてみたいという人が少なからず現れているんじゃないでしょうか。

 

ところで、ちょっとだけ欅坂の話をすると、4月18日(火)、「不協和音」は連続14日間のトップ10を達成し、「二人セゾン」の12日間を抜いています。

ただ、19日(水)深夜の現時点で13位に下がっており、初期のトップ10ランクインは14日になりそうです。

ちなみに、「サイレントマジョリティー」は、上表のように、47日間トップ10に入っていますが、配信開始からの初期30日では29日ランクインし、その後、11位以下に去っている。

凄まじい記録ですが、なぜ、ここまで曲が受けたのか、当時も、今も、理由はよく分かりません(笑)。


次に、公開初期におけるMV再生回数の伸びを載せておきます。

(表5) 乃木坂、欅坂、AKB48Gが最近、YouTube公開した楽曲MVの初期3週間での積み上げ再生回数

凡例
MV公開から3週間経過した時点での累計再生回数 (1週目における積み上げ再生回数 / 2週目 / 3週目) 曲名 [MV形態] グループ名

========== AKB48姉妹グループ又は派生ユニット ==========
070.9万回 (043.5 / 015.1 / 012.2) 青春時計 [full ver.] NGT48
167.9万回 (134.2 / 017.8 / 016.0) 誰のことを一番 愛してる? [short ver.] 坂道AKB
028.1万回 (016.8 / 006.7 / 004.5) バグっていいじゃん [short ver.] HKT48
040.6万回 (027.4 / 008.3 / 004.9) 僕以外の誰か [short ver.] NMB48
014.1万回 (007.9 / 003.5 / 002.6) 金の愛、銀の愛 [special edit ver.] SKE48

========== AKB48 ==========
057.9万回 (033.9 / 015.0 / 009.1) シュートサイン [short ver.]
309.2万回 (195.3 / 065.8 / 048.1) ハイテンション [full ver.]
222.7万回 (136.4 / 053.8 / 032.6) LOVE TRIP [full ver.]

========== 乃木坂46 ==========
506.4万回 (279.4 / 118.9 / 108.1) インフルエンサー [full ver.]
338.7万回 (192.8 / 088.1 / 057.8) サヨナラの意味 [full ver.]
272.9万回 (121.4 / 089.6 / 061.9) 裸足でSummer [full ver.]

========== 欅坂46 ==========
768.2万回 (397.6 / 193.7 / 177.0) 不協和音 [full ver.]
449.0万回 (217.9 / 121.7 / 109.3) 二人セゾン [full ver.]
254.9万回 (131.2 / 075.0 / 048.7) 世界には愛しかない [full ver.]
320.9万回 (121.9 / 098.5 / 100.5) サイレントマジョリティー [full ver.]


「青春時計」MVは、48Gでは、おそらく「ハイテンション」以来のフルバージョン公開じゃないでしょうか。

そして確かに、1週目43.5万回、2週目15.1万回、3週目12.2万回を積み上げ、坂道AKBの「誰のことを一番 愛してる?」MVを除けば、良好な再生数の伸びを示しています。

とはいえ、(表2)で指摘したように、Hot100「M 国内動画再生回数」の100位圏内に入ったことはまだなく、MV人気をさらに高める工夫が必要なのかもしれません。


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TBS『CDTV』の新ランキングは何が変わったのか、岐路に立つ音楽番組の「ヒット」観 [15Apr17]

2017-04-15 16:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月20日(木)〜22日(土) [単独ライブ] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 〜関東シリーズ 東京公演〜』 in 東京体育館
==============================
04月20日(木) 1日目 第1公演(18:30)
04月21日(金) 2日目 第2公演(18:30)
04月22日(土) 3日目 第3公演(12:00)&第4最終公演(17:00)
==============================

04月20日(木) [ラジオ_FM] 20:10〜 広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』 with 乃木坂46 in アルパークに、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月23日(日) [CD特典] 17枚目第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

(写真集)
04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)。なお、発売日に、福家書店新宿サブナード店において、『写真集お渡し会』が19:00より開催

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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一時休養を発表した欅坂の今泉佑唯さん、どういう状況なのか心配ですね。

更新された公式ブログには、「数ヶ月前から体調が優れない」とあり、「心身のバランスがうまくとれない日が続いて」いたと書かれています。

詳しいことは分かりませんが、アイドルという仕事は、常にダイエットを要求され、しかも、デビュー以来、人気を爆発的に上昇させた欅坂は、歌とダンスは勿論、テレビ、ラジオ、雑誌、さらには、ライブと、今、とくにハードなスケジュールに直面していると思います。


加えて、次々とやってくる握手会などの特典イベントが、メンバーのストレスに拍車を掛け、体調不良を加速させている。

乃木坂の握手会でも、毎回、必ず、複数のメンバーについて、「体調不良による欠席のお知らせ」が公式サイトに続々と載せられ、このイベントの過酷さを物語っています。

ずーみんの一時休養は、握手会とスペシャルイベントを欠席したあと、発表されており、ファンと直接会うイベントをこなせないことで、最終的な決断が下されたように見えます。


ブログの文章は、少し時間を取って、心と身体を休養させれば、再び、グループの活動に戻れるというニュアンスで書かれており、ハードでストレスの多い状況から一度離れれば、急速に回復するのかもしれません。

周囲は、深刻に捉えるより、むしろ、ゆったり気長に復帰を待つのが、一番良い向き合い方である気がします。

抱えた問題はそれぞれ違うだろうけど、桜井玲香と中元日芽香も、一時休養の後、また活動を再開していて、以前より人気が落ちたなんてことは微塵もないので(笑)、今泉さんも、あれこれ考えず、今は、じっくり休養して下さい。


ところで、4月8日(土)深夜のTBS『COUNT DOWN TV』で、「新オリジナルランキング」が発表されました。

番組では、このランキングを、

ランキングCDセールス、音楽配信サイトダウンロード数、動画サイト再生回数、SNSのメンション数などのデータをもとに作成

と説明しています。

オリコン週間ランキングと同じく、CDセールスを基にした従来のチャートから、Billboard JAPAN Hot100 のように、配信、動画、SNSなど、複数の人気指標を組み合わせて順位を決めるチャートに変わったようです。


ただ、TOP30が紹介された「CDTVランキング」が、Hot100と全く同じというわけではなく、番組独自の視点が入っており、だからこそ「オリジナル」というフレーズを付けたのでしょう。

これらのランキングはどこが同じで、どこが違うのか、まずは、乃木坂、欅坂、AKB48など、女性アイドルの楽曲を中心に、CDTVが付けた順位を、Billboard JAPAN、オリコンと比べてみました。

(表1) CDTVランキングTOP30と Billboard JAPAN Hot100 及びオリコン週間ランキングの比較

凡例
[CT] CDTVランキング順位 (BJ) Hot100総合順位 (OC) オリコン順位 「曲名」アーティスト名

# CDTVランキングは、2017年4月8日深夜に放送されたもの
# Hot100とオリコンは、2017/03/27(月)〜04/02(日)を集計期間とする4月10日付週間チャートで、上記CDTVランクは、この週を調査対象にしたと思われる
# 女性アイドル系アーティストの楽曲でCDTVランクTOP30に入った幾つかを取り上げている

[CT] 02位 (BJ) 02位 (OC) 02位「To Tomorrow」 ℃-ute
[CT] 03位 (BJ) 03位 (OC) 04位「インフルエンサー」乃木坂46
[CT] 10位 (BJ) 09位 (OC) 50外「TOKYO GIRL」Perfume
[CT] 13位 (BJ) 10位 (OC) 49位「はやく逢いたい」Dream Ami
[CT] 14位 (BJ) 13位 (OC) CD発売前「不協和音」欅坂46
[CT] 21位 (BJ) 23位 (OC) 13位「シュートサイン」AKB48
[CT] 22位 (BJ) 21位 (OC) 39位「サイレントマジョリティー」欅坂46
[CT] 24位 (BJ) 25位 (OC) 50外「サヨナラの意味」乃木坂46
[CT] 30外 (BJ) 100外 (OC) 24位「僕以外の誰か」NMB48


表に載せた女性アーティストに限らず、多くの楽曲において、CDTVとHot100の順位は近く、一方、オリコンとは明らかに異なっています。

例えば、Perfumeの「TOKYO GIRL」は、オリコン順位が一般向け無料サイトに掲載される50位圏内に入っていませんでしたが、CDTVでは10位、Hot100が9位で、トップ10にランクインしている。

CDセールスは1千枚を下回ったものの、Hot100 項目別ランキングの「国内動画再生回数」が4位、「ルックアップ」は4位と高い順位を示し、MVの視聴数が多く、CDレンタルが好調なことが分かります。

また、iTunes Store トップソングも、しばしばトップ10にランクインしており、配信成績も良い。

CD以外のこういった楽曲人気が評価され、CDTVランキングで上位に入ったのだと思います。


CDセールスだけで順位を付けていると、「TOKYO GIRL」のように、明らかに「今、来ている」曲を紹介できなくなり、ヒットチャートとしての意味を失ってしまいます。

限られた時間内に、何が流行っているかを的確に伝える音楽番組のチャートとして、様々な指標を考慮した新ランキングを導入したのは、大いに頷ける決断です。

そして、極めつけが、CDがまだリリースされていない欅坂「不協和音」が14位に入っていることです。

従来であれば、発売週以降の登場だった筈ですが、Hot100の「国内動画再生回数」2位、「ツイート数」4位が示すように、MV人気を中心に、ネットで話題を呼んでいる曲で、その盛り上がりがランキングに反映されている。


逆に、AKB48「シュートサイン」は、CDを8千枚売り上げ、オリコンは13位ですが、Hot100は23位で、CDTVも21位と、やや順位を下げている。

配信人気があと一歩であるのに加え、MVの視聴数が伸び悩んだことが原因だと思います。

オリコン順位に比べ、CDTVとHot100が低い曲の典型例が、NMB48「僕以外の誰か」です。

2千5百枚のCDセールスによって、オリコンは24位であるものの、iTunes トップソングは200位圏外、MV再生数の増加速度は、ショートバージョンということもあって、この週、0.7万回/日に留まり、結果として、Hot100は圏外で、CDTVランキングTOP30に入っていない。


たまたまオリコン24位ということで、NMB48の曲を例に取り上げて、ちょっと申し訳ないんですが、大規模な握手会によってCDセールスを稼いでいる、AKB48Gと坂道全体の今後に関わる問題なので、少し、分析してみます。

収録された音楽コンテンツの魅力によって、1週間に2千5百枚もCDが売れているなら、本来、その曲はかなりヒットしている筈で、CD以外の楽曲指標が良好な数字を出しているのが普通です。

実際、特典イベントがすべて終了しているのに、1千4百枚のCDを売り上げた「サイレントマジョリティー」は、Hot100の「国内動画再生回数」が13位、「ルックアップ」は27位と好調で、さらに、iTunes トップソングも51位以内をキープしている。

こういった楽曲人気が評価され、1年前にリリースされた欅坂のデビュー曲が、Hot100の21位、CDTVは22位にランクインしています。


「僕以外の誰か」は、2千4百枚という大きなCDセールスに比べ、他の楽曲指標がそれに見合った数字を出しておらず、おそらく特典によって売り上げ枚数を稼ぐ一方、曲そのものに対する反響は弱いという実態が浮き彫りになっている。

従来通りなら、特典であれ、何であれ、CDをたくさん売りさえすれば、オリコンの順位が上がり、それに基づいて、CDTVなどテレビのランキングで紹介され、各局の音楽番組に呼ばれ、パフォーマンスを披露することが出来ました。

オリコンで上位に入れば、メディアが反応して、楽曲を宣伝してくれたわけで、テレビを介したプロモーションという観点からは、握手会という負担の大きなイベントを続けるメリットが残っていた。


しかし、テレビ朝日『MUSIC STATION』に続いて、TBS『CDTV』も、Billboard JAPAN Hot100 のような、複数の楽曲指標による「総合」ランキングを採用しつつある今、多額の出費とメンバーの体調不良という巨大な犠牲を払って、大規模握手会を開催する利点は急速に失われていくでしょう。

しかも、ミュージカル『レ・ミゼラブル』にコゼット役で出演する生田絵梨花が、公演開始の1ヶ月以上前であるにもかかわらず、大阪の全国握手会に参加しなかった、あるいは参加出来なかったように、重要な外仕事を任されているメンバーにとって、CDの特典イベントは活動の足枷になりつつある。

CDセールスを稼ぐため、握手会に注ぎ込んでいる労力を、他の楽曲指標をアップさせることに振り向けた方が、音楽番組で取り上げられる確率が高まり、メンバーは外仕事をより順調にこなせると思います。

メンバーの健康と時間を深刻に削りながらミリオンを達成しても、もはやプラスより、マイナスの方が大きいのは明らかで、48&46は、そろそろ考え方を変えるべき時期に来ている、というより、変えたグループが生き残るんじゃないでしょうか。


CDTVランキングは、Billboard JAPAN Hot100 と似ている部分が多いのですが、全部同じではなく、はっきり異なる順位が付けられている楽曲が幾つか見当たります。

以下の表は、CDTVの順位が、Hot100より、大幅に高かった曲をピックアップしたものです。

(表2) CDTVランキングTOP30と Billboard JAPAN Hot100 及びオリコン週間ランキングの比較

# 表記法は(表1)と同じ
# CDTVランキングの順位がHot100総合より、かなり高い楽曲を取り上げている

[CT] 05位 (BJ) 11位 (OC) 03位「ユメひとつ」刀剣男士 team新撰組 with蜂須賀虎徹
[CT] 09位 (BJ) 16位 (OC) 05位「Bye Bye」 Apink
[CT] 11位 (BJ) 17位 (OC) 07位「YESTERDAY」Block B
[CT] 19位 (BJ) 32位 (OC) 06位「愛が信じられないなら」山内惠介
[CT] 26位 (BJ) 34位 (OC) 12位「Be with」SPYAIR
[CT] 27位 (BJ) 46位 (OC) 08位 「Treasure☆」島村卯月(CV:大橋彩香)他


刀剣男士 team新撰組 with蜂須賀虎徹の「ユメひとつ」はミュージカル、Apink「Bye Bye」とBlock B「YESTERDAY」は韓流、昨年末の紅白と先日の『うたコン』で乃木坂がお世話になった山内惠介さんの「愛が信じられないなら」は演歌、「Treasure☆」はアイドルマスターのアニメと、J-POPとはジャンルの異なる曲が並んでいます。

Hot100より明らかに高い順位にランクインしているこれらの楽曲は、オリコンがTOP10に入っており、CDセールスがかなり良いんですね。

つまり、CDTVのランキングは、Hot100 以上に、実は、CDの売り上げ枚数を重視している節がある。


例えば、演歌の人気を、SNSのメンション(mention)数で測るのが苦しいように(笑)、J-POPと違う分野の曲には、構造的にそれぞれ得意不得意な楽曲指標があると思います。

演歌の分野で山内惠介が人気を博しているのは、間違いないのに、J-POPと同じ発想で点数を付けると、ランキングから取りこぼしてしまう危険がある。

幅広い視聴層を惹き付けたいテレビの音楽番組としては、出来るだけ多種多様なジャンルの楽曲をTOP30に取り込みたい筈で、そのために、CDセールスの配分を、Billboard JAPAN より、やや重めに設定したのかもしれません。


しかし、そうは言っても、CDTVランキングTOP30に入った曲で、Hot100 の30位以内でないのは3曲しかなく、もっとも順位が低いのは、「Treasure☆」の46位。

CDの売り上げ枚数を含め、何かの楽曲指標で突出した数字を出していないと、CDTVのTOP30に取り上げてもらえないのは、Billboard JAPAN Hot100 と同じようです。

まだ1回しかランキングを発表していないので、こういった推察が変わっていく可能性はありますが、限られた時間の中で、出来るだけ幅広いヒット曲を紹介したいという、地上波音楽番組の工夫が伝わってくるランキングだと思います。


今回、CDTVの新ランキングに注目したのは、ランクインすると、短いながらも、必ずMVを流してくれるからです。

それが5秒程度であっても、地上波の人気音楽番組ですから、宣伝効果は非常に大きい。

しかも、例えば、「サイレントマジョリティー」は、4月17日付の Hot100 が13位なので、今週のCDTVにも登場する可能性が高く、好調な配信と動画から考えて、その次、次の次と、毎週のように取り上げてもらえるかもしれない。

欅坂の楽曲は、軒並みMV人気が高いので、今後、発売週以外にも、CDTVランキングに登場する確率が高く、グループにとって、強力な追い風となるでしょう。


MステとCDTVが、CDセールス以外の様々な楽曲指標に基づくランキングを導入した以上、出演アーティストを決める際にも、その順位を参考にする可能性があります。

つまり、今まで以上に、良質で魅力的な楽曲とMVを生み出すことが、テレビ露出を左右するポイントになるわけで、乃木坂も、それを念頭に、選抜を決め、パフォーマンスを仕上げて欲しい。

まずは、再生数で、後発の欅坂に抜かされないMVを作ることを、目標にするのが良いかと(笑)。

(表3) YouTubeに公開されている 「インフルエンサー」と「不協和音」のMVの再生回数推移

凡例
インフルエンサー不協和音 : 日付
対象日の再生回数増加速度 (日終わりの累計再生回数) @ MV公開後経過日数

#「累計再生回数」は「万回」単位

10.1万回/日 (793.6) @ 40D21.6万回/日 (722.3) @ 19D : 04/10(月)
10.3万回/日 (803.9) @ 41D20.9万回/日 (743.3) @ 20D : 04/11(火)
10.3万回/日 (814.2) @ 42D20.1万回/日 (763.3) @ 21D : 04/12(水)
10.0万回/日 (824.2) @ 43D19.0万回/日 (782.3) @ 22D : 04/13(木)
09.6万回/日 (833.8) @ 44D19.8万回/日 (802.1) @ 23D : 04/14(金)


15日土曜朝の時点で、「インフルエンサー」MVの累計再生数は、「不協和音」MVに、あと30万回まで迫られています。

再生数増加速度の差が10万回/日なので、3日ほどで並ばれる計算です。

「裸足でSummer」、「サヨナラの意味」に続き、3度目の逆転になるわけで、さすがに4度目は回避できるよう、選抜メンバーを決める段階から、手を打って欲しい。


17枚目のパフォーマンスを、難しい高速ダンスにするのであれば、伊藤万理華を単独センターに据え、欅坂表題曲における平手友梨奈のように、ソロパートを長めに設定すべきだったと思います。

中心感の弱いWセンターにして、全体のシンクロで見せる構成は、個々人の高度なスキルが要求される、厳しい選択だった。

18枚目も、選抜メンバーを並べた瞬間、音楽パフォーマンスにおいて、出来ること、出来ないことが、明確に決まってしまうので、今度こそ、楽曲重視の布陣が組まれることを期待しています。


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「不協和音」がiTunesランクで「サイマジョ」を上回るスタート、生生星フロントは乃木坂の大発明 [11Apr17]

2017-04-11 01:45:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月10日(月) [TV_地デ] 25:29〜25:59 日本テレビ系(関東ローカル)『NOGIBINGO!8』がスタート。出演は3期メンバーが中心

04月11日(火) [TV_地デ] 23:15〜24:15 テレビ朝日系『陸海空 こんな時間に世界征服するなんて』に、生駒里奈が出演

04月15日(土) [イベント] 14:00〜14:30 広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』 with 乃木坂46 in アルパーク の公開録音を、アルパーク東棟2F時計の広場で開催。斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演。放送は、4月20日(木)20:10〜『大窪シゲキの9ジラジ』内

04月20日(木)〜22日(土) [単独ライブ] 『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2017 〜関東シリーズ 東京公演〜』 in 東京体育館
==============================
04月20日(木) 1日目 第1公演(18:30)
04月21日(金) 2日目 第2公演(18:30)
04月22日(土) 3日目 第3公演(12:00)&第4最終公演(17:00)
==============================

04月20日(木) [ラジオ_FM] 20:10〜 広島FM『大窪シゲキの9ジラジ』 with 乃木坂46 in アルパークに、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演

04月23日(日) [CD特典] 17枚目第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

(写真集)
04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

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今週発売された欅坂の4枚目「不協和音」は、オリコンデイリーの累計が60.5万枚となり、60万枚を越えましたね。

ほぼ右肩上がりを続けてきた、乃木坂のシングル初動推移を眺めると、初めて60万枚を突破したのが12枚目「太陽ノック」で、60.9万枚だった。

欅坂は、CDデビュー1年後の4枚目シングルで、乃木坂が「ぐるぐるカーテン」の3年半後に出した12枚目と、ほぼ同じレベルの初動に届いたわけで、空恐ろしくなるような(笑)、人気の急成長ぶりです。


もちろん、こういったCDの初期セールスは、握手会など特典イベントの規模と人気で決まるので、売り上げ枚数がダイレクトに収録楽曲のヒット度合いを示すものではない。

しかし、欅坂の場合は、CD売り上げ以外の指標でも、ずば抜けて良い成績をマークしており、楽曲そのものの人気が高いと判断せざるを得ない状況です。

とくに、最新曲の「不協和音」は、「サイレントマジョリティー」に匹敵するんじゃないかと、思いたくなるほど迫力のある数字を出しつつあります。


まず、配信人気が度を越して高い(笑)。

(表1) iTunes Store トップソングにおける、欅坂シングル表題曲の配信1週目の日単位順位推移

凡例
曲名 (グループ名_シングル番号と曲の種類)
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 配信後経過日数 日付

# 上記 A〜H と Z は、数字が「1」であれば、対象日、それぞれ以下の順位帯に、ランクインしたことを表している
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「日付」は「年」を省略。「不協和音」は2017年、それ以外はすべて2016年

不協和音 (欅坂46_4枚目表題曲)
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 04/05(水)
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 04/06(木)
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 04/07(金)
02位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 04/08(土)
02位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 04/09(日)

二人セゾン (欅坂46_3枚目表題曲)
02位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 11/30(水)
02位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 12/01(木)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 12/02(金)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 12/03(土)
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 12/04(日)

世界には愛しかない (欅坂46_2枚目表題曲)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 08/10(水)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 08/11(木)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 08/12(金)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 08/13(土)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 08/14(日)

サイレントマジョリティー (欅坂46_1枚目表題曲)
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 04/06(水)
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 04/07(木)
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 04/08(金)
03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 04/09(土)
03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 04/10(日)


「不協和音」は、トップソングにおいて、配信初日から連続3日間1位を記録、その後も、2日間2位を維持している。

欅坂のシングル表題曲はすべて、配信1週目に、トップ10をキープしていますが、ここまで上位に座ったのは、「サイレントマジョリティー」だけで、デビュー曲以上のヒットを予想したくなります。

もちろん、今後の展開は、あくまで今後の展開なので(笑)、順位がどう推移するかは分かりませんが、過去の表題3曲は、配信初期の成績と、その後のヒット度合いが、結構、リンクしている感があるので、期待が膨らむわけです。


また、「不協和音」が凄まじいのは、自身の成績が好調なだけでなく、発売されることによって、他楽曲の人気をも、強力に押し上げていることです。

(表2) iTunes Store トップソングにおける、欅坂シングル表題曲の直近3週の週単位順位帯推移

凡例
曲名 (グループ名_シングル番号と曲の種類)
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 配信後経過週数 対象週の期間

# 上記 A〜H と Z は、対象週、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

不協和音
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 04/05(水)09(日)※ 4枚目CD発売

二人セゾン
0-0-0-0-0 / 6-1-0 [0] : 17週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 18週目 03/27(月)02(日)
0-0-0-3-1 / 3-0-0 [0] : 19週目 04/03(月)09(日)※

世界には愛しかない
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 33週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [6] : 34週目 03/27(月)02(日)
0-0-0-0-0 / 4-1-2 [0] : 35週目 04/03(月)09(日)※

サイレントマジョリティー
0-0-0-0-3 / 4-0-0 [0] : 51週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-1-5 / 1-0-0 [0] : 52週目 03/27(月)02(日)
0-3-1-0-3 / 0-0-0 [0] : 53週目 04/03(月)09(日)※

語るなら未来を (欅坂46_2枚目C/W曲)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 33週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 34週目 03/27(月)02(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-4 [3] : 35週目 04/03(月)09(日)※


一目瞭然ですが、4枚目がリリースされた週、3枚目、2枚目、1枚目のシングル表題曲は、トップソングの順位が大きく上昇しています。

また、2枚目のカップリング曲である「語るなら未来を」も、4月5日(水)から4日連続で、再ランクインです。

さらに、上表には載せてませんが、1枚目に収録されている「渋谷川」が、4枚目発売日に、200位圏内に1日だけ復帰しました。

数えてみると、なんと348日ぶりです(笑)。


「不協和音」が発売された週は、リリース翌日の4月6日(木)に、国立代々木第一体育館で、デビュー1周年記念ライブが行われ、1万2千人を動員しています。

加えて、NHK総合『SONGS』で、欅坂と平手友梨奈の特集が組まれ、「不協和音」を含む、すべての表題曲がスタジオライブで披露されました。

『SONGS』は、音楽アーティストにとって『情熱大陸』のような番組で(笑)、CMなしの25分間、曲の背景や抱いている想いなどをつぶさに取り上げ、楽曲パフォーマンスを流してくれるので、視聴者に対して、強力なプロモーションになることは間違いない。

しかも、デビュー1年目の新人アイドルが出演するなんて、多分、始めての出来事じゃないでしょうか。


こういった大きな後押しがあったため、「不協和音」だけでなく、他の楽曲まで、トップソングの順位が一気に上昇した面はあると思います。

ただ、もともと、欅坂の楽曲群は、一つが取り上げられると、その曲だけでなく、他の曲も人気がアップする「連動性」が強く、今回の「不協和音」では、そういった巻き込み効果がより一層顕著になった印象がある。

TAKAHIRO氏による振り付けで、平手友梨奈が中心となって、パンチのあるダンスを展開という音楽イメージが、今まで以上に、広く浸透してきたのかもしれません。

「語るなら未来を」は、カップリングながら、そういった方向性にドンピシャ沿った曲で、「不協和音」発売に、より敏感に反応した可能性がある。


乃木坂の楽曲は、現在、新曲である「インフルエンサー」と、前作表題曲「サヨナラの意味」の二つが、トップソング200位以内にランクインしています。

(表3) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂16、17枚目シングル表題曲の週単位順位帯推移

# 表記法は(表2)と同じ
#「サヨナラの意味」は、配信初期の4週と、直近の4週を載せている

インフルエンサー (乃木坂46_17枚目表題曲)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/15(水)19(日)
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/20(月)26(日)※ 17枚目CD発売
0-3-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 03/27(月)02(日)
0-0-6-1-0 / 0-0-0 [0] : 04週目 04/03(月)09(日)

サヨナラの意味 (乃木坂46_16枚目表題曲)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0] : 20週目 03/13(月)19(日)
0-0-0-0-0 / 0-5-1 [1] : 21週目 03/20(月)26(日)※
0-0-1-2-0 / 1-3-0 [0] : 22週目 03/27(月)02(日)← CDTV春SP
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 23週目 04/03(月)09(日)


配信4週目の「インフルエンサー」は、トップ30にほとんど留まり、何とか、順位の大崩れを免れています。

「サヨナラの意味」の順位帯推移が示すように、4週目は、ランキングが一気に下降する危険があって、4枚目表題曲は、そういう意味で、かなり粘り強く人気をキープしていると思います。

しかし、「インフルエンサー」の発売週に、「サヨナラの意味」の順位が大幅上昇したり、「裸足でSummer」や「ハルジオンが咲く頃」が、久しぶりに再ランクインを果たす、といったことはなく、欅坂ほどの「連動性」は認められませんでした。

ちなみに、「サヨナラの意味」が、配信22週目に大跳ねしているのは、おそらく、スタジオライブに加えて、歌をテーマにしたミニドラマまで制作された『CDTV春SP』の影響だと思います。


配信初期のトップソングでベスト3に連日入り、かつ他曲への巻き込み効果が著しい「不協和音」には、もう一つ、カップリング曲の順位が高いという特徴があります。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、欅坂シングルC/W曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
収録シングルの番号とタイトル
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ランクイン日数のより長いものから順に上から曲を並べ、日数が同じ場合は、確認出来た最高順位がより高いものを上にしている
# 2017年4月9日(日)までのデータ
# (c)は共通曲

4枚目「不協和音」C/W曲
2-0-1-0-1 / 1-0-0 [000] (05/005日; 07位) W-KEYAKIZAKAの詩(c)
1-1-1-1-1 / 0-0-0 [000] (05/005日; 10位) エキセントリック
0-1-0-1-1 / 2-0-0 [000] (05/005日; 25位) チューニング
0-1-0-1-0 / 2-1-0 [000] (05/005日; 29位) 割れたスマホ
0-0-0-1-0 / 2-1-1 [000] (05/005日; 48位) 僕たちは付き合っている
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [001] (04/005日; 50位) 微笑みが悲しい

3枚目「二人セゾン」C/W曲
0-0-0-1-0 / 1-2-1 [126] (05/131日; 39位) 夕陽1/3
0-0-0-0-1 / 1-2-0 [127] (04/131日; 44位) 僕たちの戦争
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [127] (04/131日; 66位) 大人は信じてくれない(c)
0-0-0-0-0 / 1-0-1 [129] (02/131日; 86位) 誰よりも高く跳べ!
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [129] (02/131日; 88位) 制服と太陽

2枚目「世界には愛しかない」C/W曲
0-1-1-0-1 / 4-3-6 [227] (16/243日; 17位) 語るなら未来を(c)
0-0-0-0-1 / 1-1-8 [232] (11/243日; 50位) 青空が違う
0-0-0-0-0 / 1-1-6 [235] (08/243日; 58位) また会ってください
0-0-0-0-0 / 1-1-5 [236] (07/243日; 69位) ひらがなけやき
0-0-0-0-0 / 1-1-5 [236] (07/243日; 75位) ボブディランは返さない
0-0-0-0-0 / 1-1-4 [237] (06/243日; 86位) 渋谷からPARCOが消えた日

1枚目「サイレントマジョリティー」C/W曲
0-0-1-1-0 / 3-8-4 [352] (17/369日; 25位) 渋谷川
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [365] (04/369日; 39位) 手を繫いで帰ろうか(c)
0-0-2-0-0 / 1-2-1 [363] (06/369日; 26位) キミガイナイ
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [366] (03/369日; 53位) 乗り遅れたバス
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [366] (03/369日; 55位) 山手線


4枚目シングルのカップリングは、トップ20に2曲、トップ40に6曲がすべて入っており、過去シングルと比べ、上位への食い込みが見事です。

もちろん、今後、どれだけランクイン日数が伸びるかは未知数だけど、欅坂のシングル収録曲が、表題だけでななく、カップリングに至るまで、注目を集めているのが分かります。

欅坂のカップリングで、もっとも長いランクイン日数を稼いでいる曲は「渋谷川」の17日で、過去最高順位である7位を獲得した「W-KEYAKIZAKAの詩」が、これを越えるかどうかが、一つの注目ポイントです。


この曲は、フルバージョンMVが、発売日以降も、続けて公開されているので、条件としては、かなり有利だと思います。

橋本奈々未の「卒業」曲である「ないものねだり」は、配信初期のランクインが14日間で終わったけど、フルバージョンMVを公開してから、再び、12日間200位圏内に戻っており、MVのプロモーション効果が大きいのは間違いない。

以下に、「インフルエンサー」と「サヨナラの意味」のカップリング曲の配信成績を載せておきます。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂16、17枚目シングルC/W曲の配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表4)と同じ

17枚目「インフルエンサー」C/W曲
0-0-0-1-0 / 7-2-4 [012] (14/026日; 034位) Another Ghost
0-0-0-1-0 / 6-3-2 [014] (12/026日; 036位) 意外BREAK
0-0-0-0-0 / 0-4-3 [019] (07/026日; 121位) 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-4-2 [020] (06/026日; 125位) 風船は生きている
0-0-0-0-0 / 0-4-1 [021] (05/026日; 121位) 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [025] (01/026日; 164位) 人生を考えたくなる(c)

16枚目「サヨナラの意味」C/W曲
0-0-0-1-3 / 9-8-5 [133] (26/159日; 038位) ないものねだり
0-0-0-0-0 / 3-4-4 [148] (11/159日; 065位) あの教室
0-0-0-0-0 / 4-2-4 [149] (10/159日; 087位) 君に贈る花がない
0-0-0-0-0 / 1-4-4 [150] (09/159日; 099位) ブランコ
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [155] (04/159日; 144位) 2度目のキスから
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [156] (03/159日; 086位) 孤独な青空(c)


「ないものねだり」の26日ランクインは、乃木坂C/W曲では、今のところ最長記録です。

やはり、フルバージョンのMVは、宣伝効果が高いのだと思います。


ところで、「インフルエンサー」カップリング曲は、現在、6曲すべてが200位圏外に去り、配信初期におけるトップソングの成績は、ほぼ確定しています。

前作「サヨナラの意味」の収録曲と比べると、ランクイン日数は互角に思えるけど、上位へ進出する勢いがやや弱い気がします。

というのも、16枚目は、トップ100ランクインが5曲である一方、17枚目は「Another Ghost」と「意外BREAK」の2曲のみ。

乃木坂の音楽に対して、期待感を持たせるような雰囲気を、もっと盛り上げたいところです。


一番効果的なのは、思わず引き込まれる魅力的な楽曲パフォーマンスを、MVや音楽番組で披露することですが、選抜トップメンバーが超多忙の今、簡単なことではないのでしょう。

考えてみると、メンバーが全員倒れている場面から始まる、ミュージカルのような「不協和音」のスタジオパフォーマンスのように、欅坂は、それを実現しつつあり、カップリングに至るまで楽曲人気が高まっているのは、不思議なことではない。

ランクイン日数がどこまで長く伸びるかは、もちろん楽曲が受けるかどうかで決まるけど、配信初期にマークする最高順位は、グループへの「期待感」が影響する可能性が高いので、まずは、やってくれそうな空気(笑)を醸し出すことが必要なのかもしれません。


最近、デビューシングル「サイレントマジョリティー」が、リリースして1年になるのに、一度も、オリコンのランキングから落ちたことがないという話が、ネットで取り上げられていました。

これは事実で、先週が、発売52週目に当たる「サイレントマジョリティー」は、オリコン週間ランキングの200位以内に、52回ランクインしています。

さらに付け加えると、発売34週目の「世界には愛しかない」は34回、18週目の「二人セゾン」は18回ランクインしている(笑)。


つまり、CDデビュー以来、欅坂は、すべてのシングルが、一度たりとも、オリコン週間ランキングの200位を割ったことがない。

目眩がするような成績ですが(笑)、握手会などの特典イベントが全部終わっても、まだ延々と売れ続けているわけで、収録されている曲やMVが欲しくて、人々がシングルを購入しているとしか考えられない。

しかも、細々と売れているのではなく、1週間で1千枚を越えるほどのセールスを叩き出すことも少なからずあり、200位圏内どころか、50位圏内へのランクイン回数も、突出して多くなっています。

(表6) 同じ時期に発売された乃木坂・欅坂・AKB48Gシングルのオリコン初動と50位以内ランクイン回数

凡例
(発売時期)
オリコン初動 [累計] 50位以内へのランクイン回数 (50位以内へのランクイン率 / 200位以内へのランクイン率) @ 発売後経過週数 発売日 タイトル

# シングルは、上から、乃木坂、欅坂、AKB48Gの順に並べている
# 欅坂のデータは、水色で示している

(2017年春曲)
087.5万枚 [092.3] 02回(1.000/1.000) @ 02週目 2017/03/22 インフルエンサー
060.5万枚 [060.5] 00回(0.000/0.000) @ 01週目 2017/04/05 不協和音
102.5万枚 [105.6] 03回(1.000/1.000) @ 03週目 2017/03/15 シュートサイン
#「不協和音」の売り上げ枚数は、発売1週目オリコンデイリーの累計で、初動の確定値ではない

(2016年秋曲)
082.8万枚 [096.6] 14回(0.667/1.000) @ 21週目 2016/11/09 サヨナラの意味
044.2万枚 [059.0] 18回(1.000/1.000) @ 18週目 2016/11/30 二人セゾン
118.0万枚 [121.4] 08回(0.400/0.950) @ 20週目 2016/11/16 ハイテンション

(2016年夏曲)
072.8万枚 [085.7] 12回(0.333/1.000) @ 36週目 2016/07/27 裸足でSummer
032.3万枚 [041.7] 24回(0.706/1.000) @ 34週目 2016/08/10 世界には愛しかない
117.8万枚 [121.6] 07回(0.226/0.742) @ 31週目 2016/08/31 LOVE TRIP
030.4万枚 [036.4] 11回(0.314/0.486) @ 35週目 2016/08/03 僕はいない
025.2万枚 [032.5] 12回(0.364/0.636) @ 33週目 2016/08/17 金の愛、銀の愛
027.0万枚 [034.5] 12回(0.400/0.733) @ 30週目 2016/09/07 最高かよ
#「LOVE TRIP」の正式タイトルは、LOVE TRIP / しあわせを分けなさい

(2016年春曲)
075.0万枚 [083.1] 07回(0.130/0.630) @ 54週目 2016/03/23 ハルジオンが咲く頃
026.2万枚 [041.3] 29回(0.558/1.000) @ 52週目 2016/04/06 サイレントマジョリティー
123.8万枚 [129.7] 09回(0.161/0.625) @ 56週目 2016/03/09 君はメロディー
023.0万枚 [029.7] 08回(0.163/0.408) @ 49週目 2016/04/27 甘噛み姫
025.7万枚 [036.5] 18回(0.340/0.434) @ 53週目 2016/03/30 チキンLINE
023.9万枚 [030.5] 14回(0.275/0.275) @ 51週目 2016/04/13 74億分の1の君へ


2016年の夏にリリースされた「裸足でSummer」は、36週目までに50位以内へ12回入り、ランクイン率は33.3%。

対して、同じ時期に発売された「世界には愛しかない」は、34週目までに24回も入り、ランクイン率は70.6%と極めて高い。

また、2016年春の「ハルジオンが咲く頃」は、54週目までに、50位圏内が7回あり、ランクイン率は13.0%ですが、2週間後に発売された「サイレントマジョリティー」は、なんと29回で、ランクイン率が55.8%と、5割を越えている。

1年前にリリースしたシングルが、全期間の半分以上、50位以内にランクインしているなんて、驚愕のセールスと言うべきで、この曲は本当に受けたんだなあと、しみじみ感じます(笑)。


発売から時間が経っておらず、握手会などの参加応募券が有効な時期のオリコン売り上げは、特典イベントの規模やメンバーの人気によって数字が左右され、楽曲のヒット指標とは捉えにくい面がある。

しかし、発売から随分経ち、特典イベントがすべて終わってからの売り上げは、たとえ2、3百枚であっても、楽曲人気を示す指標になる。

従って、オリコンの数字から、楽曲のヒット度合いを読むには、初動や累計といった、初期の売り上げ枚数でほぼ決まってしまう値ではなく、発売後、かなり時間が経った頃に、50位圏内や200位圏内のランクイン回数を調べるのがポイントだと思います。


一つ注意したいのは、50位圏内へのランクイン回数は、特典イベントへの応募期間を長くするなど、人工的な設定によって、伸ばすことが出来る点です。

上表に載せたシングルの中には、50位圏内と200位圏内のランクイン率が近いものが幾つかあります。

収録された音楽コンテンツが一定の人気を呼んでいるなら、かりに特典イベントの応募が終了しても、徐々に順位が下がる筈で、その間に、51位から200位のまでの滞在回数が伸び、後者が前者を大きく上回っていくでしょう。

50位圏内へのランクインには、通常、1千枚以上という大きな売り上げが必要ですが、その回数と、200位圏内へのランクイン回数が近い場合は、51〜200位を経ず、順位が一気に下降しているわけで、特典ブーストがランキングを押し上げていた可能性があります。

やはり、欅坂のように、50位圏内率が高く、200位圏内率はさらに高いのが理想的で(笑)、楽曲人気を確信出来るシングルと言えるでしょう。


乃木坂にも、実は、発売後、かなり時間が経っても、じわじわ売れ続け、200位圏内のランクイン回数が非常に多かったシングルがあります。

5枚目「君の名は希望」です。

今から数年前、当ブログで、この事実を何度か紹介し、「君の名は希望」はかなりヒットしていると書きました。


しかし、発売初期のオリコン売り上げは、特典イベントの規模と人気でほぼ決まり、時間が経ってからのCDセールスこそ、それが少数枚であっても、楽曲人気を反映しているという発想は、当時、あまり支持されなかったようで、「君の名は希望」という歌が注目を集めているとの見方は広まらなかった。

まあ、1週間3百枚のセールスを、30週続けても1万枚に届かず、はっきりと目に見える形で、累計の数字が変化するわけではない。

そのため、200位圏内へのランクイン回数が多くとも、そこに注目する人は少なかったのだと思います。

(表6)を載せ、初動や累計の枚数以上に、ランクイン回数が重要であると指摘して、少なからぬ人が耳を傾けてくれるとすれば、「ヒットとは何か」に対する理解が、だんだん変わってきたからだと思います。


また、「制服のマネキン」は、一番最初に1千万再生を達成した乃木坂の楽曲MVだった。

「サイレントマジョリティー」の登場以降、MV再生数の重要性が認識され、4枚目表題曲が高い人気を誇っていたとの主張は、今では、多くの人に頷いて貰えるでしょう。

しかし、当時は、そもそもMV再生数という値に対する注目度が低く、オリコンの初動や累計が、楽曲人気を一番良く表すとされ、「制服のマネキン」が、勢いよく再生数を伸ばしていても、ほとんど話題にならなかった。


今、ランクイン率やMV再生数などで、欅坂が見せている楽曲人気の好調さを、「君の名は希望」と「制服のマネキン」は、当時、数字はやや控えめながら(笑)、それでも明確に示していました。

さらに、当時の乃木坂が、今の欅坂と似ているのは、音楽関係者など、外部の人から、楽曲を評価する声が、多く挙がったことです。

そして、4枚目、5枚目の表題曲は、南流石氏の振り付けで、生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみのフロントがパフォーマンスしていた。


「生生星」フロントと南流石氏の組み合わせは、平手友梨奈センターとTAKAHIRO氏の組み合わせに匹敵する、乃木坂の大きな発明だったんじゃないでしょうか。

そして、そこから生み出された「制服のマネキン」と「君の名は希望」は、「サイレントマジョリティー」や「二人セゾン」のように、楽曲指標で好調な数字を記録し、音楽関係者の評価も高かった。

しかし、乃木坂は6枚目以降、南流石氏による「生生星」フロント体制を完全に捨て去り、握手会主義選抜にのめり込み、ヒットへの糸口を見出せないまま時が過ぎてしまった。

欅坂が、TAKAHIRO氏による平手友梨奈センターという体制から、「制服のマネキン」をベースにした「サイレントマジョリティー」を生み出し、各種楽曲指標を上昇させ、怒濤の快進撃を始めたのは、私のような「生生星」ファンにとって、「皮肉」と呼ぶには、あまりに切ない出来事です。


「公式ライバル」として、乃木坂46が誕生したとき、AKB48側は、お互いが競争することで、相乗効果によって、両グループの人気を伸ばし、48&46アイドルに対する人気全体のパイを広げることを期待していたかもしれない。

しかし、現実には、AKB48の人気低落が加速し、主要メンバーの「卒業」が相次ぎ、その一方で、乃木坂が人気をぐいぐい高めていった。

欅坂の結成は、再び、乃木坂との共存共栄によって、坂道全体の人気を増やしていくとの目論見があると思います。


ただ、AKB48と乃木坂の歴史から考えて、両グループが並び立つ未来の実現には、疑問符を付けざるを得ない。

余程、コンセプトが異なるのであれば、「棲み分け」が期待出来るけど、「制服のマネキン」と「サイレントマジョリティー」のように、乃木坂と欅坂は、むしろ非常によく似ている。

乃木坂が、音楽面で何らかの対抗策を打ち出さなければ、ヒット連発で勢いに乗る欅坂に、駆逐されてしまう危険を感じます。

「国民的アイドル枠は二つも要らない」というのが、アイドルの歴史が示す鉄則のような気がするんですが、気のせいでしょうか(笑)。


「インフルエンサー」MVの再生数は、乃木坂において、過去に例を見ないほど、急速に伸びていますが、「不協和音」MVの再生数が、これまた過去に例を見ないほど(笑)、超急速に数字を積み上げていて、今週終わりにも、累計で抜かされそうです。

(表7)「不協和音」と「インフルエンサー」のYouTube公開MVに関する再生回数推移

凡例
曲名 (グループ名_シングル番号と曲の種類) MVの種類
対象週における再生回数の1日平均増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) @ MV公開からの経過週数
========== 最新週の日単位変化 ==========
対象日における再生回数の増加速度 (日終わりの再生回数) @ MV公開からの経過日数

不協和音 (欅坂46_4枚目表題曲) full ver. MV
75.9万回/日 (284.6/+284.6) @ 01W : 03/23(木)26(日)
31.3万回/日 (503.9/+219.3) @ 02W : 03/27(月)02(日)
28.1万回/日 (700.7/+196.8) @ 03W : 04/03(月)09(日)
========== 03Wの日単位変化 ==========
27.6万回/日 (531.5) @ 12D : 04/03(月)
25.8万回/日 (557.3) @ 13D : 04/04(火)
27.6万回/日 (585.0) @ 14D : 04/05(水)※ 4枚目CD発売
24.7万回/日 (609.7) @ 15D : 04/06(木)← BL、SONGS
29.8万回/日 (639.4) @ 16D : 04/07(金)
31.0万回/日 (670.4) @ 17D : 04/08(土)
30.3万回/日 (700.7) @ 18D : 04/09(日)
#「BL」は Birthday Live、「SONGS」はNHK総合の欅坂を特集した音楽番組

インフルエンサー (乃木坂46_17枚目表題曲) full ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) @ 02W : 03/06(月)12(日)
15.8万回/日 (456.8/+110.9) @ 03W : 03/13(月)19(日)
16.9万回/日 (575.3/+118.6) @ 04W : 03/20(月)26(日)
16.1万回/日 (687.7/+112.4) @ 05W : 03/27(月)02(日)
13.7万回/日 (783.4/+095.7) @ 06W : 04/03(月)09(日)
========== 06Wの日単位変化 ==========
14.6万回/日 (702.3) @ 33D : 04/03(月)
13.6万回/日 (715.9) @ 34D : 04/04(火)
14.3万回/日 (730.2) @ 35D : 04/05(水)
12.4万回/日 (742.6) @ 36D : 04/06(木)
12.9万回/日 (755.5) @ 37D : 04/07(金)
14.0万回/日 (769.5) @ 38D : 04/08(土)
13.9万回/日 (783.4) @ 39D : 04/09(日)


先週の再生数増加速度は、「不協和音」が28.1万回/日、「インフルエンサー」は13.7万回/日で、14万回/日ほどの差がある。

4月9日(日)終わりで、累計再生数は、前者が700.7万回、後者が783.4万回と、80万回ほど離れているので、増加速度の差が変わらなければ、15日(土)くらいに両者が並ぶことになる。

もし、乃木坂「インフルエンサー」MVが、累計再生数で、後発の欅坂「不協和音」MVに抜かれると、「裸足でSummer」「サヨナラの意味」に続く、3回目の出来事です。


「ハルジオンが咲く頃」MVは、発売日にショートバージョンに差し替えられたので、「サイレントマジョリティー」に抜かれることはなかったけど、そのままフルを公開していたら、今回は4度目になったでしょう。

MVの再生数を、あまり細かく競い合うのは宜しくないけど、さすがに、こう何度も同じことが繰り返されると、そろそろ、逃げ切れるMVを作りませんか?、と言いたくなる。

楽曲人気において、乃木坂が欅坂に対抗出来るような、新しい音楽や体制を生み出す必要に迫られているのは、間違いないので、再生数が追いつけないようなMVを模索する中で、そういった試行錯誤をするのは、ちょうど良い機会じゃないでしょうか。

まあ、乃木坂のシングルを、欅坂の後に発売すれば、取り敢えず、「MV再生数何度も追いつかれ過ぎ」問題は解決しますが、半端ではない問題の先送り感が残りますから(笑)。


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欅坂旋風!iTunes1位不協和音, 5位W-KEYAKI, 7位エキセンの4th全曲TOP40、Hot100は7曲イン [06Apr17]

2017-04-06 02:30:00 | 芸能

(重要なお知らせ)

4月6日(木) 08:30〜11:00 の期間、システムメンテナンスにより、ブログの閲覧が出来なくなります。読者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほど宜しくお願い致します。


乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月06日(木) [TV_地デ] 19:00〜20:54 フジテレビ系『奇跡体験!アンビリバボー』の「春一番、可愛い嵐が吹き荒れる、胸キュンアニマル大集合スペシャル!」に、秋元真夏が出演。
04月06日(木) [TV_地デ] 22:50〜23:15 NHK総合『SONGS』は、欅坂特集。「不協和音」のテレビ初パフォーマンスあり

04月07日(金) [TV_地デ] 23:00〜 フジテレビ『Love music』の「Love music プレゼンツ桜フェス2017門出」に、乃木坂が出演
04月07日(金) [TV_BS] 24:00〜24:30 BSフジ「ジャパコン Presents 『エージェントHaZAP』」に、佐々木琴子と鈴木絢音がレギュラー出演。隔週金曜に放送される番組の初回

04月08日(土) [TV_地デ] 18:56〜20:54 テレビ朝日系『池上彰のニュースそうだったのか!!2時間SP』に、高山一実が出演
04月08日(土) [TV_地デ] 22:20〜22:53 NHK総合「バナナ♪ゼロミュージック『100%小室哲也SP』」に、北野日奈子、新内眞衣、高山一実が出演
04月08日(土) 23:00〜23:55 BSフジ『スーパーフォーミュラ Go On!』で、ナレーションを樋口日奈がレギュラー担当。全8話不定期放送の初回

04月09日(日) [CD特典] 17枚目第1回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
04月09日(日) [TV_地デ] 11:40〜11:45 TBS『メトログ』に、高山一実が登場

04月10日(月) [TV_地デ] 25:29〜25:59 日本テレビ系(関東ローカル)『NOGIBINGO!8』がスタート。出演は3期メンバーが中心

(写真集)
04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)

 

欅坂の4枚目「不協和音」は、今回も、シングル収録全7曲が「Special Edition」にまとめられ、4月4日(火)深夜から配信が始まっていますが、各曲とも、凄まじい勢いでランキング上位に食い込んでいます。

まず、表題曲「不協和音」が、あっという間に、iTunes Store トップソングの1位まで上り詰めてしまった。

過去の表題3曲は、すべてがトップ3にランクインしており、高い配信人気を誇っているものの、1位を獲得したのは、「サイレントマジョリティー」だけです。


順位は相対的な尺度で、例えば、RADWIMPS「前前前世」や星野源の「恋」など、社会的なブームが起きているような、超人気曲とかち合うと、トップに立つのが難しいのは当然です。

しかし、配信初期に何位まで上がったのかは、案外、その後のランクイン日数など、最終的な成績と連動していることが少なくない。

例えば、「サイレントマジョリティー」の最高順位が1位だったのに対して、「世界には愛しかない」3位、「二人セゾン」は2位で、微妙な違いながら、ヒットの度合いは、その順番通りの感がある。

(表1) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂・欅坂シングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

欅坂_1〜4枚目表題曲
01-00-00-00-00 / 000-00-00 [000] (001/001日; 1位) 不協和音
12-16-22-15-04 / 051-06-00 [000] (126/126日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 024-60-29 [111] (127/238日; 3位) 世界には愛しかない
47-36-35-42-68 / 121-15-00 [000] (364/364日; 1位) サイレントマジョリティー

乃木坂_14〜17枚目表題曲
09-06-05-01-00 / 00-00-00 [000] (021/021日; 4位) インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 47-28-08 [001] (153/154日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [192] (067/259日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [327] (051/378日; 5位) ハルジオンが咲く頃


やはり、iTunes Store トップソングで1位に入るのは、並大抵のことではないようで、あっさりトップに立った「不協和音」は、今後の推移を大いに期待出来るんじゃないでしょうか。

ちなみに、2016年以降にリリースされた乃木坂の表題曲では、「サヨナラの意味」の3位が、確認出来た最高順位としては、もっとも良い数字です。

確かに、200位以内ランクイン日数も、「サヨナラの意味」が群を抜いています。

まあ、年末の大型音楽祭、橋本奈々未の「卒業」コンサート、『CDTV春SP』の歌をテーマにしたドラマなど、分厚いプロモーションが効いているのは間違いないけど、ななみん最後の曲を売るぞ!という気合いが最初から炸裂したからこその3位なわけで(笑)、最高順位と最終成績は連関していると言っていいでしょう。


欅坂4枚目表題曲の、デビュー曲以来となる、1位ランクインは、間違いなく快挙だけど、このシングルがトンデモナイのは、カップリング曲の順位がべらぼうに良いことです。

6日(木)02:15の時点で、共通曲「W-KEYAKIZAKAの詩」が5位、通常盤限定曲「エキセントリック」は7位で、表題曲を併せて、3曲がトップ10入りを果たしている。

しかも、「ゆいちゃんず」の「チューニング」が14位、「青空とMARRY」の「割れたスマホ」は18位と、さらに2曲が20位以内に入り、「けやき坂」の「僕たちは付き合っている」32位、「てち&ねる」の「微笑みが悲しい」36位で、全収録曲が、40位圏内にランクインしています。


ちょっと考えられない大量上位ランクインで、今日1日、トップソングをチェックする度、一体何が起こっているんだと、衝撃を受けていました。

実際、以下に示したように、カップリング曲の最高順位がすべて40位を越えるなんて状況、少なくともアイドルのシングルで、私は見たことがない。

(表2) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂・欅坂シングル(C/W)曲の配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表1)と同じ
# このブログでは、対象日における iTunes Store ランキングの順位は、翌朝、記録したものを採用するので、「不協和音」の順位帯分布は暫定的なデータ

欅坂_4枚目「不協和音」(C/W)曲 [04/06(木)02:15の状況]
1-0-0-0-0 / 0-0-0 [000] (01/001日; 005位) W-KEYAKIZAKAの詩(c)
1-0-0-0-0 / 0-0-0 [000] (01/001日; 007位) エキセントリック
0-1-0-0-0 / 0-0-0 [000] (01/001日; 014位) チューニング
0-1-0-0-0 / 0-0-0 [000] (01/001日; 017位) 割れたスマホ
0-0-0-1-0 / 0-0-0 [000] (01/001日; 032位) 僕たちは付き合っている
0-0-0-1-0 / 0-0-0 [000] (01/001日; 036位) 微笑みが悲しい

乃木坂_17枚目「インフルエンサー」(C/W)曲
0-0-0-1-0 / 7-2-4 [007] (14/021日; 034位) Another Ghost
0-0-0-1-0 / 6-3-2 [009] (12/021日; 036位) 意外BREAK
0-0-0-0-0 / 0-4-3 [014] (07/021日; 121位) 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-4-2 [015] (06/021日; 125位) 風船は生きている
0-0-0-0-0 / 0-4-1 [016] (05/021日; 121位) 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [020] (01/021日; 164位) 人生を考えたくなる(c)

欅坂_3枚目「二人セゾン」(C/W)曲
0-0-0-1-0 / 1-2-1 [121] (05/126日; 39位) 夕陽1/3
0-0-0-0-1 / 1-2-0 [122] (04/126日; 44位) 僕たちの戦争
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [122] (04/126日; 66位) 大人は信じてくれない(c)
0-0-0-0-0 / 1-0-1 [124] (02/126日; 86位) 誰よりも高く跳べ!
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [124] (02/126日; 88位) 制服と太陽

欅坂_2枚目「世界には愛しかない」(C/W)曲
0-1-1-0-1 / 4-3-2 [226] (12/238日; 17位) 語るなら未来を(c)
0-0-0-0-1 / 1-1-8 [227] (11/238日; 50位) 青空が違う
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [234] (04/238日; 58位) また会ってください
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [235] (03/238日; 69位) ひらがなけやき
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [235] (03/238日; 75位) ボブディランは返さない
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [236] (02/238日; 86位) 渋谷からPARCOが消えた日

欅坂_1枚目「サイレントマジョリティー」(C/W)曲
0-0-1-1-0 / 3-8-3 [348] (16/364日; 25位) 渋谷川
0-0-2-0-0 / 1-2-1 [358] (06/364日; 26位) キミガイナイ
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [360] (04/364日; 39位) 手を繫いで帰ろうか(c)
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [361] (03/364日; 53位) 乗り遅れたバス
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [361] (03/364日; 55位) 山手線


乃木坂17枚目「インフルエンサー」のカップリング曲では、「Another Ghost」の34位、「意外BREAK」の37位が、トップクラスの最高順位で、しかも、ランクインしたのは、それぞれ1日です。

また、欅坂の過去シングルにおいても、TOP10入りしたカップリングは1曲もない筈で、TOP20まで広げても、「語るなら未来を」が唯一の例です。

カップリングが6曲あって、2曲がTOP10、4曲のTOP20、そしてすべてTOP40なんて、常軌を逸した、漫画のような世界で(笑)、欅坂の楽曲人気は、想像以上に大きくなっているとしか言い様がありません。


配信初日から、春の欅坂旋風が吹き荒れている感じですが(笑)、最新の Billboard JAPAN Hot 100 においても、驚くべきことが起こっています。

(表3) 2017/04/10付 Billboard JAPAN Hot100 にランクインした乃木坂、欅坂、AKB48の楽曲成績

凡例
曲名 (グループ名_収録シングルと曲の種類)
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
# 曲名が、ピンク色は乃木坂緑色は欅坂

Billboard JAPAN Hot100
2017/04/10付 集計期間 03/27(月)〜04/02(日)

インフルエンサー [乃木坂_17枚目表題曲]
(総合)03位 [S]03位 [R]12位 [L]02位 [T]03位 [M]09位 [F]05回 : 02週目

不協和音 [欅坂_04枚目表題曲]
(総合)13位 [S]00位 [R]82位 [L]00位 [T]04位 [M]02位 [F]03回 : 01週前

サイレントマジョリティー [欅坂_01枚目表題曲]
(総合)21位 [S]32位 [R]00位 [L]27位 [T]29位 [M]13位 [F]55回 : 52週目

シュートサイン [AKB48_47枚目表題曲]
(総合)23位 [S]31位 [R]00位 [L]08位 [T]26位 [M]00位 [F]04回 : 03週目

サヨナラの意味 [乃木坂_16枚目表題曲]
(総合)25位 [S]49位 [R]00位 [L]26位 [T]08位 [M]00位 [F]24回 : 21週目
========== 前週 ==========
(総合)55位 [S]77位 [R]00位 [L]25位 [T]15位 [M]00位 [F]23回 : 20週目

二人セゾン [欅坂_03枚目表題曲]
(総合)33位 [S]52位 [R]00位 [L]23位 [T]15位 [M]31位 [F]21回 : 18週目

誰のことを一番 愛してる? [AKB48_47枚目(C/W)曲]
(総合)37位 [S]25位 [R]00位 [L]00位 [T]16位 [M]00位 [F]02回 : 03週目

W-KEYAKIZAKAの詩 [欅坂_04枚目(C/W)曲]
(総合)54位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]07位 [M]38位 [F]01回 : 01週前

割れたスマホ [欅坂_04枚目(C/W)曲]
(総合)76位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]09位 [M]64位 [F]01回 : 01週前

世界には愛しかない [欅坂_02枚目表題曲]
(総合)79位 [S]00位 [R]00位 [L]41位 [T]46位 [M]73位 [F]32回 : 34週目

チューニング [欅坂_04枚目(C/W)曲]
(総合)81位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]10位 [M]71位 [F]01回 : 01週前


総合100位以内に、欅坂の楽曲が、なんと7曲も入っています。

しかも、表題4曲に加え、4枚目カップリングである「W-KEYAKIZAKAの詩」「割れたスマホ」「チューニング」の3曲がランクインしている。

CD発売前で、配信も始まっていない先週のランキングなので、「[S] ストリーミング数」と「[L] ルックアップ」に順位は付いてないですが、「[T] ツイート数」と「[M] 国内動画再生回数」でポイントを稼いで、Hot100入りを果たしている。

例えば、「[T] ツイート数」は「W-KEYAKIZAKAの詩」7位、「割れたスマホ」9位、「チューニング」10位で、『CDTV春SP』が放送された「サヨナラの意味」の8位に比べて、遜色ないほど話題になっている。


ちなみに、「サヨナラの意味」が前週の総合55位から25位に上昇したのは、「[S] ストリーミング数」の77位から49位に反映されている配信ダウンロード数の増加と、「[T] ツイート数」の15位から8位が示す、ネット上コメント数の増加が原動力だと思われます。

やはり、『CDTV春SP』、とくに番組内ドラマが効いているのでしょう。

ただ、「[L] ルックアップ」は、25位から26位とほとんど変わっておらず、CDの購買又はレンタルが促進された風ではない。

レンタルCDは、若い人が利用することが多いので、そういった層への『CDTV春SP』の影響は、限定的だったのかもしれません。


4枚目カップリングが3曲もHot100に入った、もう一つの原動力である「[M] 国内動画再生回数」は、もともと欅坂が極めて強いジャンルです。

実際、上表に載せたランクイン11曲の中、[M]項ランキングで100位圏内だったのは、「インフルエンサー」と欅坂7曲の8曲です。

つまり、総合100位に入った欅坂の7曲は、すべて、「国内動画再生回数」でも、100位以内をキープしており、尋常ではない、MV人気を見せつけている。


[M]項ランキング100位以内の8曲を、MV再生数の状況と併せて、以下に示しています。

(表4) 表3において「国内動画再生回数」が100位以内である楽曲のYouTube公開MV再生回数

凡例
曲名
対象週における再生回数の1日平均増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) [M] 対象週における「国内動画再生回数」順位 @ MV公開からの経過週数

#「再生回数」はすべて万回単位
#「01W」は、公開日から最初の日曜までで、「02W」は、その次の月曜から日曜までで、「03W」以降は以下同じ
#「国内動画再生回数」順位の「100外」は100位圏外
# MV公開スタートが週の途中である「01W」は、03/28(火)02(日)のように、公開開始と週終わりの日を記している
# MVはすべてフルバージョン

MV再生回数の平均増加速度
対象期間 03/27(月)〜04/02(日)

不協和音
31.3万回/日 (0503.9/+219.3) [M]002位 @ 02W

インフルエンサー
16.1万回/日 (0687.7/+112.4) [M]009位 @ 05W

サイレントマジョリティー
14.6万回/日 (5385.7/+102.1) [M]013位 @ 55W

二人セゾン
09.0万回/日 (1736.6/+062.9) [M]031位 @ 20W

W-KEYAKIZAKAの詩
20.3万回/日 (0116.8/+116.8) [M]038位 @ 01W : 03/28(火)02(日)

割れたスマホ
20.3万回/日 (0060.8/+060.8) [M]064位 @ 01W : 03/31(金)02(日)

チューニング
11.4万回/日 (0057.0/+057.0) [M]071位 @ 01W : 03/29(水)02(日)

世界には愛しかない
04.3万回/日 (1295.3/+030.4) [M]073位 @ 38W

サヨナラの意味
04.9万回/日 (1032.5/+034.2) [M]100外 @ 24W


「不協和音」MVは、この週に219.3万回を積み上げて、[M]項ランキングの2位を見事に獲得しています。

一方、「インフルエンサー」は、112.4万回積み上げ、前週と同じ9位となり、粘り強さを見せている。

しかし、「インフルエンサー」MVの再生数は、公開初期の頃、極めて勢いよく伸びていたので、[M]項ランキングで、「不協和音」と同じくらいの高順位をマークして欲しかったけど、このままだと、最高は7位になりそうです。

ところで、[M]項が100位圏外なのに「サヨナラの意味」を上表に載せたのは、『CDTV春SP』という願ってもない追い風が吹いたのだから、ここはランクインして欲しかったという、果たせなかった願望が切ないからです(笑)。


4枚目カップリング曲のMVは、いずれも公開スタートが集計週の途中からで、7日より短い期間の再生数で順位が付けられているのに、不利な条件をものともせず、100位以内ランクインを果たしています。

とくに、「割れたスマホ」は、金曜正午から日曜までの2日半しかないのに、60.8万回の視聴を稼いで、[M]項64位に入っている。

このMVは、非常に人気が高いんですが、めちゃめちゃ勿体ないことに、CD発売日の正午にショートバージョンに切り替えられ、もう、YouTubeで観ることは出来ません。


そして、「チューニング」と「僕たちは付き合っている」のフルバージョンMVも、同じ運命を辿っています。

(表5) 欅坂4枚目(C/W)曲のYouTube公開フルバージョンMVの公開日数と最新週の再生回数推移

凡例
曲名
全期間に渡って平均した再生回数増加速度 (公開期間終わりの累計再生回数) for MV公開期間の長さ / MV公開開始日時のCD発売日に対する時間関係 : MV公開開始日時〜公開終了日時
==============================
最新週における対象日の再生回数増加速度 (日終わりの累計再生回数) @ 公開後経過日数 : 対象日の日付

#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 公開中のMVは、4月5日20:30現在までの期間を記している
#「累計再生回数」は万回単位
# MVはすべてフルバージョン

W-KEYAKIZAKAの詩
for 8.4日間/7.5日前 : 03/28(火)12:00〜公開中
==============================
6.5万回/日 (123.3) @ 07D : 04/03(月)
5.4万回/日 (128.7) @ 08D : 04/04(火)

チューニング
9.0万回/日 (062.7) for 7.0日間/6.5日前 : 03/29(水)12:00〜04/05(水)12:00
==============================
3.5万回/日 (059.3) @ 06D : 04/03(月)
2.7万回/日 (062.1) @ 07D : 04/04(火)

割れたスマホ
14.8万回/日 (074.0) for 5.0日間/4.5日前 : 03/31(金)12:00〜04/05(水)12:00
==============================
7.3万回/日 (066.2) @ 04D : 04/03(月)
6.3万回/日 (072.5) @ 05D : 04/04(火)

僕たちは付き合っている
10.2万回/日 (040.9) for 4.0日間/3.5日前 : 04/01(土)12:00〜04/05(水)12:00
==============================
4.7万回/日 (036.5) @ 03D : 04/03(月)
3.6万回/日 (040.1) @ 04D : 04/04(火)


「割れたスマホ」のフルバージョンMVは、公開期間が5日しかないけど、最終的に累計74.0万回に達し、7日公開「チューニング」の62.7万回を上回っています。

しかも、最新週に入っても、再生数は6万回/日以上のハイペースで伸びており、これは「W-KEYAKIZAKAの詩」を越える勢いです。

欅坂と「けやき坂」の全員が参加する象徴的な曲である「W-KEYAKIZAKAの詩」のMVに関して、フルバージョン無料視聴を継続するのは分かるけど、人気の高さから言って、「割れたスマホ」をショートにするのは、なぜ?と尋ねたくなる判断です。


再生数がどんどん大きくなるMVは、その増えていく数字が楽曲とグループの人気を誇示し、大きな宣伝効果を持つので、CD発売後であっても、無料公開することに、さほど損はない気がします。

また、フルバージョンであれば、発売週のHot100に続けてランクインする確率も高まり、そうなれば、さらに強力なプロモーションとなる。

あるいは、視聴数をぐんぐん伸ばしているMVをフルのままにして、それ以外をショートにすると、担当したユニット間に格差が生じる危険があるので、一律に処理しているのかもしれません。


乃木坂と違って、欅坂は、楽曲における平手友梨奈センター以外は、メンバー間に序列が出来ることを、極力、避けようとしている印象がある。

宣伝効果以外の様々な事情を考慮して、共通曲「W-KEYAKIZAKAの詩」のMVのみを、フルバージョン公開の対象にしたのでしょうか。

ただ、いつも感じることですが、運営にどういう思惑があるにせよ、「僕たちは付き合っている」フルバージョンMVのように、たった4日で公開を打ち切ることに、視聴者をイラっとさせる以外、さほどの意味はない気がするんですが(笑)。

発売日にショートへ差し替えるにしても、せめて、もっと早くMVを完成させて、もっと早く公開したらどうですかと、言いたくなる。


4枚目「不協和音」収録曲をすべてまとめた「Special Edition」は、iTunes Store トップアルバムの方で、順位が付けられており、当然のごとく、というと語弊があるけど、1位を獲得しています。

(表6) iTunes Store トップアルバムにおける、乃木坂・欅坂シングル「Special Edition」の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

欅坂_1〜4枚目 Special Edition
01-00-00-00-00 / 00-00-00 [000] (001/001日; 1位) 不協和音
04-03-05-03-06 / 49-29-21 [006] (120/126日; 1位) 二人セゾン
06-04-03-00-04 / 23-39-36 [123] (115/238日; 2位) 世界には愛しかない
09-05-06-02-10 / 58-61-68 [145] (219/364日; 1位) サイレントマジョリティー

乃木坂_14〜17枚目 Special Edition
10-03-01-03-03 / 01-00-00 [000] (021/021日; 1位) インフルエンサー
11-02-01-02-03 / 13-07-16 [909] (055/154日; 2位) サヨナラの意味
13-01-00-04-00 / 10-11-05 [215] (044/259日; 2位) 裸足でSummer
07-02-02-02-03 / 07-04-02 [349] (029/378日; 1位) ハルジオンが咲く頃


楽曲指標において、乃木坂が欅坂に、大きく差を付けられているのは、「Special Edition」のランクイン日数です。

最高順位は、いずれも1位か、2位を獲得するけど、乃木坂には、100日を越えてトップアルバムの200位圏内に入るシングルがない。

欅坂は、グループの音楽全体を評価して、全曲を一括ダウンロードする人が、乃木坂より、ずっと多いのだと思います。


トップアルバムのランクイン日数を伸ばすには、重点的にプロモーションを仕掛ける表題曲だけでなく、乃木坂が目指している音楽の方向性を気に入ってくれる、そんなファンを増やすしかありません。

そのためには、どんな音楽をやりたいのか、形を明確に提示し、評価される必要がある。

欅坂の「Special Edition」が高い人気を持っているのは、このグループのシングルなら、お金を払っても、損はしないだろうという、信用があるからじゃないでしょうか。


そして、「サイレントマジョリティー」以来、積み上げ、磨いてきた楽曲パフォーマンスが、その信用を醸成してきたのだと思います。

4枚目「不協和音」が、表題曲だけでなく、カップリング曲までトップソングの高順位をマークするのは、個々の楽曲の出来不出来を越え、欅坂の音楽に対する信頼と期待が、今、大きく高まっているのでしょう。

「サイレントマジョリティー」のMV公開で始まり、NHK紅白歌合戦のステージで終わった2016年、欅坂が培ってきたものが、2017年最初のシングルで、強烈な旋風を巻き起こし、楽曲指標上昇のギアが一段シフトアップした、そんな印象を受けています。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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星野みなみを定期ライブで観たい、負担増で岐路に立つ握手会、正念場の「インフル」楽曲人気 [04Apr17]

2017-04-04 23:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月05日(水) [TV_地デ] 23:30〜 NHK Eテレ『テレビでハングル講座』に、桜井玲香が生徒役としてレギュラー出演。その第1回目放送。再放送は金曜06:00から
04月05日(水) [ラジオ_AM] 25:00〜25:59 MBSラジオ『ザ・ヒットスタジオ』に、生駒里奈が、西川貴教らと共にレギュラー出演。毎週水曜深夜に放送される番組の初回

04月07日(金) [TV_地デ] 23:00〜 フジテレビ『Love music』の「Love music プレゼンツ桜フェス2017門出」に、乃木坂が出演
04月07日(金) [TV_BS] 24:00〜24:30 BSフジ「ジャパコン Presents 『エージェントHaZAP』」に、佐々木琴子と鈴木絢音がレギュラー出演。隔週金曜に放送される番組の初回

04月09日(日) [CD特典] 17枚目第1回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

04月10日(月) [TV_地デ] 25:29〜25:59 日本テレビ系(関東ローカル)『NOGIBINGO!8』がスタート。出演は3期メンバーが中心

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



4月2日、日曜に読売新聞が掲載した、ライブチケット高値転売に関する記事は、J-POPの人気グループが直面する難しい現状が浮き彫りになっていて、非常に興味深かった。

「公式転売サイト」を作り、そこに転売を一本化することで、転売業者の買い占めと価格の高騰を抑える対策を考えているようです。

ただ、対策をより効果的にするには、より大きな出費が必要で、それが多額になってしまうと、今度は、利益が出なくなってしまう。

経費と効果を天秤に掛けざるを得ないんだけど、あまり妥協すると、「抜け道」が出来る危険が大きくなっていく。


強力な法律を作って、違法な転売に対して、目ん玉が飛び出るくらいの罰金を科すのが、もっとも効果的だと思います。

しかし、日本は、経済犯罪への罰則が、全般的に甘いと言われていて、稼いだもん勝ちの、やり得になっている面がある。

株や証券などにおける法律を含め、大幅な見直しが必要となるかもしれず、もちろん、そんなの待ってられなので(笑)、とにかく何か手を打たなければというのが、音楽業界の現実でしょう。


記事では、チケット転売問題がクローズアップされている背景として、現在、CDセールスが細くなっているため、ライブを充実させ、そこから収益を上げようとする動きが挙げられています。

乃木坂の場合は、「インフルエンサー」のオリコン累計が、今度こそミリオンに届こうかというレベルまで来ており、一見、順調に見えます。

しかし、50人に満たないメンバーの握手会によって、100万枚近い売り上げを叩き出すため、個々のメンバーの負担は、尋常でなく厳しいものがあり、公式サイトに「体調不良による欠席」のお知らせが、次々とアップされるのは、もはや乃木坂握手会の日常風景です。


しかも、生田絵梨花が参加するミュージカル『レ・ミゼラブル』のように、長期に渡る舞台の主役級といった外仕事が入ると、スケジュール、及び体調管理の面から、そのメンバーは握手会を休まざるを得なくなる。

逆に言えば、1シングル9日、年27日の握手会があるために、引き受けられない外仕事もある筈で、知名度が上昇し、テレビ、ラジオ、映画、舞台など、さまざなジャンルの仕事が増えている現在、CDセールスを伸ばすための特典イベントは、メンバーとグループの飛躍を妨げる足枷になる危険があって、マイナス面が大きくなりつつある。

大規模な握手会を開催するには、多額の経費が必要ですが、お金だけでなく、メンバーの肉体的、精神的な負担、さらには、外仕事が限定される危険など、目に見えない犠牲を強いられ、一方、「ミリオン」がもたらす人気イメージの上昇が、それらを吹き飛ばすほど大きいかと言われると、首を傾げざるを得ない。


AKB48や乃木坂が、握手会によってオリコンの数字を稼いでいるのは、もはや周知の事実で、ダブルミリオンに迫る枚数であっても、収録楽曲の人気と、ほとんど関係ないことは、多くの人が知っています。

そんな時代に、お金だけでなく、メンバーの健康や外仕事のチャンスまで危険に晒しながら、数字を上げることは、損得の面から、全然、割に合わなくなりつつある。

運営も、その点は理解しているようで、最近、全国握手会のミニライブ参加券と1回握手会券を切り離したり、握手会券1枚で、ライブ1曲の映像をダウンロード出来るサービスを始めたり、メンバーの負担を増やさない「新方式」を打ち出している。


CDの枚数を伸ばしたいのであれば、個別や全国の握手会日数を追加し、総部数を増やすのが一番手っ取り早いけど、それをやらないのは、運営がメンバーの負担が限界に来ていると承知しているからだと思います。

平手友梨奈を始め、未成年メンバーの多い欅坂の運営は、さらに慎重で、トップメンバーの最高部数を、未だに1日4部制に留めている。

これを5部に引き上げるだけで、オリコンの数字は、一気に跳ね上がるけど、敢えてそれを避けている。

欅坂も、乃木坂と同じく、4枚目「不協和音」から、全国握手会のミニライブ券と握手会券を切り離すそうで、出来るだけ、メンバーの負担を増やしたくないという意図が読み取れます。

まあ、ファンの懐に対する負担は、より重くなっていく気がしますが(笑)。


J-POP界におけるライブ重視の流れは、今後も、止まらないと思います。

書籍の場合は、画面で見るのと紙で読むのは、違う行為なので、電子化が本を駆逐する可能性は少ない気がします。

しかし、楽曲の場合、ダウンロードであれ、CDであれ、最終的に聴くのは、スピーカーを通してです。

つまり、ダウンロードかCDかは、配布方法の違いであって、安くて、速くて、簡単な方が良いに決まっている。


ジャケット写真やパンフレットが欲しいという声は、これからもなくならないだろうし、音楽を「形」として持っておきたいという人も、ゼロにはならないでしょう。

ただ、楽曲購入の主流が、インターネットを介した配信になるのは、止め様のない流れで、CDセールスが縮小し、ライブによる収益の重要性が拡大しつつある中、「公式転売サイト」という構想が出ているのだと思います。

乃木坂がCDをたくさん売っても、日本全体のCDセールスを、再度、右肩上がりに変えるのは不可能です。

そして、全体セールスが細っていくと、CDの制作、流通、販売コストは上がり、今以上に、効率の悪い、音楽の配布方法になっていく。


「インフルエンサー」握手会に、複数のトップメンバーが参加せず、ミニライブの人気でCD枚数を稼ぐ「新方式」を打ち出したのは、50人足らずのメンバーで、「ミリオン」に迫るほど、多くのCDを売り上げる乃木坂ですら、オリコンの数字を維持するための「コスト」が、重くのしかかっていることを意味しています。

握手会の規模を思い切って縮小し、CDセールスに伴うメンバーの負担を大幅に減らして、その分、テレビ、舞台、映画などの外仕事を増やし、グループとしてはライブ活動を充実させる。

その方向で行くしかないし、否応なく、その方向に行きつつあるのに、握手会にこだわり、握手会主義選抜にこだだり、参加者が溢れ返る会場に、メンバーの「体調不良による欠席」が次々とアナウンスされるのは、虚しい光景です。


個人的に望んでいるのは、選抜、アンダー関係なく、2千人くらいの会場で、頻繁に定期ライブを行うことです。

定期ライブは、メンバーのパフォーマンス力を向上させるし、普段から踊り馴れておくと、全国ツアーなどの大型集中ライブで、怪我をしにくくなる。

さらに、比較的小さい会場であれば、メンバーを近くで観ることが出来て、満足度が大きく、ライトファンにとっては、握手会の代わりになるでしょう。

ライブの途中、星野みなみが、会場通路に降りて、ニコニコしながら、元気に目の前で踊ってくれたら、みなみファンとしては、もう、それ以上の贅沢は考えられないです(笑)。

疲れ切った表情で、声も出せないかもしれないメンバーと握手するより、キラキラと舞台で輝く姿を、近くで眺めている方が、私は、断然楽しいと思うんですが。


さて、乃木坂定期ライブの夢を語ったところで(笑)、「インフルエンサー」の楽曲人気に話を進めます。

ライブの成否は、CDの売り上げ枚数ではなく、人気のある収録曲があるかどうかに大きく左右されます。

だからこそ、読売新聞の記事にあったように、欅坂のライブチケットが、新人グループながら、あんなに高騰するのでしょう。


では、まず、MVの再生数から。

(表1) 乃木坂15、16、17枚目表題曲MVに関する、YouTube再生回数の推移

凡例
曲名 (シングル番号と曲の種類) MV形態
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間
========== 最新週の日単位変化 ==========
対象日における再生回数の1日平均での増加速度 (日終わりの再生回数) @ MV公開からの経過日数 : 対象日の日付

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間
#「01W」は公開日から最初の日曜まで、「02W」はその次の月曜から日曜までで、「03W」以降はその繰り返し
#「01D」は公開日、「02D」は翌日、「03D」は翌々日
#「インフルエンサー」はMV公開から5週+1日、「サヨナラの意味」「裸足でSummer」は公開から5週と最新5週+1日を載せている
# 楽曲を披露したテレビ番組名を、放送日の週に記している
#「※」はCDの発売週

インフルエンサー (17枚目表題曲) full ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) @ 02W : 03/06(月)12(日)
15.8万回/日 (456.8/+110.9) @ 03W : 03/13(月)19(日) Mステ, CDTV
16.9万回/日 (575.3/+118.6) @ 04W : 03/20(月)26(日)※ Mフェア
16.1万回/日 (687.7/+112.4) @ 05W : 03/27(月)02(日) 乃木中
========== 06Wの日単位変化 ==========
14.6万回/日 (702.3) @ 033D : 04/03(月)

サヨナラの意味 (16枚目表題曲) full ver. MV
43.3万回/日 (119.1/+119.1) @ 01W : 10/21(金)23(日)
16.4万回/日 (234.0/+114.9) @ 02W : 10/24(月)30(日)
10.6万回/日 (308.3/+074.3) @ 03W : 10/31(月)06(日)
07.0万回/日 (357.2/+048.9) @ 04W : 11/07(月)13(日)※
05.8万回/日 (398.0/+040.8) @ 05W : 11/14(月)20(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
04.4万回/日 (918.5/+031.0) @ 20W : 02/27(月)05(日)
04.3万回/日 (948.8/+030.3) @ 21W : 03/06(月)12(日)
03.5万回/日 (973.1/+024.3) @ 22W : 03/13(月)19(日)
03.6万回/日 (998.3/+025.2) @ 23W : 03/20(月)26(日)
04.9万回/日 (1032.5/+034.2) @ 24W : 03/27(月)02(日) CDTV春SP
========== 25Wの日単位変化 ==========
04.5万回/日 (1037.0) @ 165D : 04/03(月)

裸足でSummer (15枚目表題曲) full ver. MV
24.0万回/日 (066.1/+066.1) @ 01W : 07/08(金)10(日)
12.5万回/日 (153.8/+087.7) @ 02W : 07/11(月)17(日)
12.3万回/日 (239.6/+085.8) @ 03W : 07/18(月)24(日)
08.1万回/日 (296.2/+056.6) @ 04W : 07/25(月)31(日)※
07.8万回/日 (350.5/+054.3) @ 05W : 08/01(月)07(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
02.9万回/日 (975.9/+020.3) @ 35W : 02/27(月)05(日)
03.0万回/日 (997.1/+021.3) @ 36W : 03/06(月)12(日)
02.8万回/日 (1016.8/+019.6) @ 37W : 03/13(月)19(日)
03.2万回/日 (1038.9/+022.1) @ 38W : 03/20(月)26(日)
03.6万回/日 (1064.1/+025.2) @ 39W : 03/27(月)02(日)
========== 40Wの日単位変化 ==========
03.5万回/日 (1067.6) @ 270D : 04/03(月)


「インフルエンサー」MVの再生数は、公開2週目、3週目と、増加速度が続落したものの、CD発売週に当たる4週目に、反転上昇しています。

乃木坂の楽曲では珍しいことで、同じく公開4週目にCDがリリースされた「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」では、MVの再生数増加スピードは、そのまま下落を続けています。

従って、「インフルエンサー」MV再生数の伸びが、CD発売週に加速したことは、今後の楽曲人気を占う上で、かなり良い兆候だと思います。


しかし、翌5週目には、4週目16.9万回/日から、16.1万回/日へ微減、さらに、6週目の初日月曜は、14.6万回/日にまで下がっている。

CD発売週を越えて、再生数の伸びが鈍っている様にも見え、ここは踏ん張って欲しいところです。

というのも、「サイレントマジョリティー」MV再生数の動きを見ると、CD発売週からの増加速度上昇こそが、ヒットを生み出す原動力だった節がある。

(表2) 欅坂1、4枚目表題曲MVに関する、YouTube再生回数の推移

# 表記法は(表1)と同じ

サイレントマジョリティー (欅坂_01枚目表題曲) full ver. MV
18.8万回/日 (0089.3/+089.3) @ 01W : 03/16(水)20(日)
14.3万回/日 (0189.5/+100.3) @ 02W : 03/21(月)27(日)
13.9万回/日 (0286.9/+097.4) @ 03W : 03/28(月)03(日)
18.1万回/日 (0413.3/+126.5) @ 04W : 04/04(月)10(日)※
24.1万回/日 (0581.9/+168.5) @ 05W : 04/11(月)17(日)
25.8万回/日 (0762.8/+180.9) @ 06W : 04/18(月)24(日)
32.5万回/日 (0990.0/+227.2) @ 07W : 04/25(月)01(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14.9万回/日 (5000.1/+104.6) @ 51W : 02/27(月)05(日)
13.0万回/日 (5091.2/+091.1) @ 52W : 03/06(月)12(日)
13.1万回/日 (5183.3/+092.0) @ 53W : 03/13(月)19(日)
14.3万回/日 (5283.6/+100.4) @ 54W : 03/20(月)26(日)
14.6万回/日 (5385.7/+102.1) @ 55W : 03/27(月)02(日)
========== 56Wの日単位変化 ==========
14.8万回/日 (5400.6) @ 384D : 04/03(月)

不協和音 (欅坂_04枚目表題曲) full ver. MV
75.9万回/日 (284.6/+284.6) @ 01W : 03/23(木)26(日)
31.3万回/日 (503.9/+219.3) @ 02W : 03/27(月)02(日)
========== 03Wの日単位変化 ==========
27.6万回/日 (531.5) @ 012D : 04/03(月)


「サイレントマジョリティー」MVは、公開4週目にCDが発売され、最近の乃木坂表題曲と同じスケジュールで進んでいます。

そして、この4週目に、前週13.9万回/日から18.1万回/日へアップ、さらに、翌5週目24.1万回/日、6週目25.8万回/日、とぐいぐい上昇し、とうとう7週目に32.5万回/日というトンデモナイ数字を叩き出します。

現在に至る全公開期間の中で、32.5万回/日は、1週間平均としての最高記録ですが、CDリリースからの怒濤の盛り上がりこそ、「サイレントマジョリティー」を、近年のアイドルソングとは桁違いのヒット曲に押し上げたと思います。


アイドルの楽曲は、どうしても勝負が早いので、CDリリースから随分経ってから、じわじわ人気が出てくる売れ方は、なかなか期待できません。

やはり、発売から1、2週間以内に、切っ掛けを掴みたいところです。

「サイレントマジョリティー」MVの人気を実感するのは、最新である4月3日(月)が、公開384日目ながら14.8万回/日のペースを保っていることです。

同じ日が公開33日目に当たる「インフルエンサー」は14.6万回/日で、ほとんど変わらないペースです(笑)。


さらに、今週、リリースされる「不協和音」のMVは、公開1週目75.9万回/日、2週目31.3万回/日と、目眩がするような速度で再生数を積み上げており、3日月曜でも、27.6万回/日と、「インフルエンサー」の2倍近いペースを維持している。

実は、「インフルエンサー」MV再生数の伸びが、公開4週目に加速したのは、CDが発売されただけでなく、「不協和音」MVの公開が始まり、巻き込み効果によって、アップした部分があるかもしれません。

YouTubeで欅坂のMVを鑑賞すると、関連のお薦め動画があれこれ出てきて、同じ坂道のダンスナンバーで、方向性の似ている「インフルエンサー」は、よく目に付く場所に表示されます。

「不協和音」MVが、ここまで強力な人気を集めると、関連動画の再生数がプラスの影響を受けることは十分考えられ、一番上くらいに出てくる「インフルエンサー」MVの再生数が伸びても、不思議ではない。


(表1)には、「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」のMV再生数推移を、最新5週に渡って載せました。

TBS『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』において、「サヨナラの意味」がパフォーマンスされ、さらに、歌をテーマにした番組内ドラマが放送された3月30日(木)、MV再生数の伸びが加速し、公開24週目は、前週の3.6万回/日から、4.9万回/日へアップしている。

面白いのは、「裸足でSummer」のMV再生数増加速度が、『CDTV春SP』の週に、やや上昇していることです。

これは、「サヨナラの意味」のステージで、橋本奈々未の代わりに、齋藤飛鳥がセンターに入ったことで、同じく、あしゅがセンターを務める「裸足でSummer」に注目する人が増え、前者のMVを観た後、後者のMVをクリックする頻度が高まったことによる、巻き込み効果じゃないでしょうか。

4.9万回/日の「サヨナラの意味」が、「裸足でSummer」の再生数推移にプラスの効果を及ぼすならば、31.3万回/日の「不協和音」によって、「インフルエンサー」の再生数上昇ペースが追い風を受けても、全然、あり得ることだと思います。


次に、iTunes Store トップソングを見てみます。

(表3) iTunes Store トップソングにおける乃木坂15、16、17枚目表題曲の順位帯推移

凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信後経過週数 期間
========== 最新週の日単位変化 ==========
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信後経過日数 日付

# 区切りバー「====」の上は週単位、下は日単位の順位帯分布
# 週単位における A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 日単位における A〜H と Z は、指定された日に、どこの順位帯にランクインしたかを示している
#「※」はCDの発売週

インフルエンサー (17枚目表題曲)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/15(水)19(日) Mステ, CDTV
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/20(月)26(日)※ Mフェア
0-3-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 03/27(月)02(日) 乃木中
0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 04週目 04/03(月)

サヨナラの意味 (16枚目表題曲)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日)※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0] : 20週目 03/13(月)19(日)
0-0-0-0-0 / 0-5-1 [1] : 21週目 03/20(月)26(日)
0-0-1-2-0 / 1-3-0 [0] : 22週目 03/27(月)02(日) CDTV春SP
0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 23週目 04/03(月)
========== 22週目からの日単位変化 ==========
119位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 146日目 03/27(月)
114位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 147日目 03/28(火)
149位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 148日目 03/29(水)
026位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 149日目 03/30(木) CDTV春SP
034位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 150日目 03/31(金)
037位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 151日目 04/01(土)
057位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 152日目 04/02(日)
061位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 153日目 04/03(月)

裸足でSummer (15枚目表題曲)
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 07/20(水)24(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 07/25(月)31(日)※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 08/01(月)07(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 04週目 08/08(月)14(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 35週目 03/13(月)19(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 36週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 37週目 03/27(月)02(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 38週目 04/03(月)


「インフルエンサー」は、リリース翌週、配信3週目の「魔の水曜」を越えた後、4週目に入っていますが、初日月曜の段階で、何とか、30位以内に留まっています。

乃木坂の楽曲にとって、4週目は、いよいよ本格的な順位下落が始まる時期で、「サヨナラの意味」も、「裸足でSummer」も、この週から大きくランキングを崩している。

まだ1日だけですが、公開4週目に入って、TOP30をキープしたのは、「インフルエンサー」が初めてで、MV再生数の好調さを反映するような動きを見せています。


『CDTV春SP』は、放送された3月30日(木)に、「サヨナラの意味」の順位を、あからさまに引き上げており(笑)、MV再生数以上に、配信ランキングは、テレビ露出に敏感に反応するようです。

ただ、「裸足でSummer」が、200位以内に再ランクインするような、巻き込み効果はありませんでした。

また、欅坂の場合は、「二人セゾン」が発売されると、それまで200位圏外だった「世界には愛しかない」が再ランクインするといった、連動性があります。

しかし、乃木坂では、「裸足でSummer」が、「インフルエンサー」のリリースされた配信36週目に動くことはなかった。

前作、前々作を「巻き込む」力は、欅坂の方が、乃木坂より、明らかに1枚上という気がします。


参考までに、「サイレントマジョリティー」の順位変化を載せておきます。

(表4) iTunes Store トップソングにおける「サイレントマジョリティー」の順位帯推移

# 表記法は(表3)と同じ

サイレントマジョリティー (欅坂_01枚目表題曲)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 04/06(水)10(日)※
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 04/11(月)17(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 04/18(月)24(日)
6-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04週目 04/25(月)01(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 50週目 03/13(月)19(日)
0-0-0-0-3 / 4-0-0 [0] : 51週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-1-5 / 1-0-0 [0] : 52週目 03/27(月)02(日)
0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 53週目 04/03(月)
========== 51週目からの日単位変化 ==========
051位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 349日目 03/20(月)
056位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 350日目 03/21(火)
062位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 351日目 03/22(水)
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 352日目 03/23(木)← 不協和音
050位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 353日目 03/24(金)
049位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 354日目 03/25(土)
051位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 355日目 03/26(日)
051位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 356日目 03/27(月)
050位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 357日目 03/28(火)← W-KEYAKIZAKAの詩
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 358日目 03/29(水)← チューニング
047位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 359日目 03/30(木)
044位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 360日目 03/31(金)← 割れたスマホ
036位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 361日目 04/01(土)← 僕たちは付き合っている
043位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 362日目 04/02(日)
042位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 363日目 04/03(月)

#「←」は、4枚目「不協和音」収録曲のMV公開日を示している

「サイレントマジョリティー」は、CD発売週から、MV再生数の伸びが尋常でない加速を見せたことを、(表2)で指摘しましたが、iTunes トップソングも、その間、ほぼTOP10を維持しており、配信においても、スタートダッシュに成功したことが分かります。

一方、最近のランキングに目を移すと、51週目から、順位を大きく上げている。

日単位変化の欄に、「不協和音」収録MVの公開日を矢印で示しています。


とくに、表題曲「不協和音」MV、全体曲「W-KEYAKIZAKAの詩」MV、平仮名「けやき坂」の「僕たちは付き合っている」MVの公開で、順位がジャンプしている。

「サイレントマジョリティー」という曲の特徴は、欅坂に何か新しい動きがあると、すぐに楽曲人気が上昇することで、そのため、配信から1年近く経っているのに、まだ一度も、200位圏内を割ったことがなく、それどころか、150位を下回ったことすらありません。

他の楽曲に巻き込まれる効果、つまり感受性が異様に高く、これこそヒット曲の条件の一つではないかと考えたくなります。

新作MVを鑑賞しても、何はともあれ、取り敢えず、「サイレントマジョリティー」MVは観て、iTunes Store で買っちゃおう!という気分になる人が、後を絶たないのかもしれません(笑)。


「インフルエンサー」は、今週、来週あたりのランキング推移で、楽曲人気の大まかな程度が判明するでしょう。

従って、ぜひ、音楽番組に次々出演して、集中的なテレビ披露を仕掛けて欲しいのだけど、今のところ、プロモーションが薄い印象を否めません。

(表5) CD発売日前後に「インフルエンサー」と「サヨナラの意味」のステージパフォーマンスが放送されたテレビ番組

凡例
(放送された順番) 演奏時間 @ パフォーマンス放送開始日時のCD発売日に対する時間関係 [パフォーマンス放送開始日時] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「パフォーマンス放送開始日時」が分からない場合は、番組開始時刻を記し「*」を付けている
#「放送の種別」の「地デ」「BS」「CS」は、地上デジタル放送、BS放送、CS放送の意
# 2017年04月03(月)までのものを掲載

インフルエンサー (CD音源 =4分25秒)
(1) 2分30秒 @ 04.2日前 [03/17(金)20:00] (地デ) テレビ朝日『MUSIC STATION』
(2) 2分29秒 @ 02.9日前 [03/19(日)01:26] (地デ) TBS『COUNT DOWN TV』
(3) 2分55秒 @ 03.8日後 [03/25(土)18:09] (地デ) フジテレビ『MUSIC FAIR』
(4) 2分27秒 @ 12.0日後 [04/03(月)00:25] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
# Mステは演奏ではなく番組開始の時刻を示している。なぜなら、痛恨の録画ミスだから(笑)

サヨナラの意味 (CD音源 = 4分53秒)
(1) 2分31秒 @ 08.2日前 [10/31(月)20:23] (地デ) TBS『ハロウィン音楽祭2016』
(2) 2分31秒 @ 04.2日前 [11/04(金)20:03] (地デ_生) テレビ朝日『MUSIC STATION』
(3) 2分30秒 @ 02.3日前 [11/06(日)17:13] (地デ) NHK総合『シブヤノオト』
(4) 2分29秒 @ 02.0日前 [11/07(月)00:23] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
(5) 4分53秒 @ 04.0日後 [11/12(土)23:17] (BS) NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
(6) 2分31秒 @ 06.8日後 [11/15(火)20:09] (地デ_生) NHK総合『うたコン』
(7) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:20] (地デ) NHK Eテレ『Rの法則』
(8) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:53] (地デ_生) 日本テレビ『ベストヒット歌謡祭2106』


今週の金曜、フジテレビ『Love music』に出演するようですが、番組公式サイトに「Love music プレゼンツ桜フェス2017門出」と書かれている。

テーマが「門出」であれば、「インフルエンサー」というより、「サヨナラの意味」を歌唱する方が、相応しい気がするんですが、セットリストは発表されていないようで、何を歌うのか分かりません。

もちろん、「サヨナラの意味」を披露するのは大歓迎ですが、17枚目収録曲のプロモーションに物足りなさを感じるので、もっとパフォーマンスの機会を増やした方がいいんじゃないでしょうか。

iTunes トップソングの順位は、下がれば下がるほど、テレビ露出に対する「感受性」が低下するので、まだスマホのトップ画面に曲名が出ている今のうちが、仕掛け時だと思います(笑)。


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坂道AKBがMステ出演日にiTunesランクTOP5達成、白石松村の全握参加は重要発表間近のサイン? [02Apr17]

2017-04-02 04:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月04日(火) [TV_地デ] 19:30〜20:43 NHK総合『うたコン』の「朝ドラ名曲と桜満開!春うたSP」に、乃木坂メンバーが数人参加する模様で、NHK公式の予告映像には、高山、新内、飛鳥、井上、衛藤の5人が映っています

04月05日(水) [TV_地デ] 23:30〜 NHK Eテレ『テレビでハングル講座』に、桜井玲香が生徒役としてレギュラー出演。その第1回目放送。再放送は金曜06:00から
04月05日(水) [ラジオ_AM] 25:00〜25:59 MBSラジオ『ザ・ヒットスタジオ』に、生駒里奈が、西川貴教らと共にレギュラー出演。毎週水曜深夜に放送される番組の初回

04月07日(金) [TV_BS] 24:00〜24:30 BSフジ「ジャパコン Presents 『エージェントHaZAP』」に、佐々木琴子と鈴木絢音がレギュラー出演。隔週金曜に放送される番組の初回

04月09日(日) [CD特典] 17枚目第1回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

04月10日(月) [TV_地デ] 25:29〜25:59 日本テレビ系(関東ローカル)『NOGIBINGO!8』がスタート。出演は3期メンバーが中心

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



31日金曜の『MUSIC STATION 3時間SP』は、トップバッターを任された坂道AKBが「誰のことを一番 愛してる?」を披露しました。

さらに、番組後半、AKB48が、自身がプロデュースしたという「小嶋陽菜 Mステ卒業メドレー」をパフォーマンスし、メドレーの最後を、全メンバーがスタジオに集結したのかと思わせるような(笑)、超大人数による「シュートサイン」で締めくくっています。

Mステという人気音楽番組で、これだけ印象的なステージを展開したのだから、「誰のことを一番 愛してる?」と「シュートサイン」の楽曲人気が、放送後、上昇することが予想されます。

そして、確かに、配信ランキングとMV再生数において、「Mステ」効果と考えられる上昇が起こっている。

(表1) iTunes Store トップソングにおける「誰のことを一番 愛してる?」と「シュートサイン」の順位帯推移

凡例1 週単位
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信後経過週数 期間

凡例2 日単位
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信後経過日数 日付

# 週単位における A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 日単位における A〜H と Z は、指定された日に、どこの順位帯にランクインしたかを示している

誰のことを一番 愛してる?
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 03/29(水)
009位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 03/30(木)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 03/31(金)← MステSP

シュートサイン (TypeA)
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [0] : 01週目 03/10(金)12(日)
0-1-2-1-2 / 1-0-0 [0] : 02週目 03/13(月)19(日)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 03週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-0-0 / 1-1-3 [0] : 04週目 03/27(月)31(金)
========== 04週目の日単位変化 ==========
136位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 18日目 03/27(月)
154位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 19日目 03/28(火)
159位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 20日目 03/29(水)
154位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 21日目 03/30(木)
081位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 22日目 03/31(金)← MステSP


「誰のことを一番 愛してる?」は、AKB48の47枚目収録曲中、iTunes Store での配信開始がもっとも遅く、MステSPの金曜日は、まだ3日目です。

ただ、配信初日に、カップリング曲とは思えないほど高い10位をマーク、2日目には9位にアップ、3日目のMステ放送後、なんと5位まで上昇している。

土曜深夜の現時点では、さらに4位にアップしており、「インフルエンサー」の最高確認順位と同じレベルまで辿り着いていて(笑)、とんでもない快進撃です。


もともと上位へ食い込む勢いがあったので、TOP5入りに、MステSPでのパフォーマンスが、どこまで影響しているか、その程度を推し量るのは難しい。

しかし、ほとんどのアイドルソングは、「サイレントマジョリティー」を含め、配信1日目か、遅くとも2日目に、最高順位をマークします。

今回のように、3日目に、9位から5位へジャンプアップするのは、珍しい光景なので、Mステ効果は、大きく作用したと考えていいんじゃないでしょうか。

後で示すように、MV再生数の伸びが、金曜、一気に加速していることも、この見方を裏付けています。


一方、「シュートサイン」は、配信5週目に入っており、火曜、水曜、木曜と150位付近を推移していましたが、金曜、いきなり81位に上昇です。

紛うことなきMステ効果と言うべきで(笑)、この上昇気流によって、200位以内ランクイン日数が、かなり伸びるかもしれない。

「サヨナラの意味」が、現在もランクインを続けているのは、昨年末、『Mステ スーパーライブ』のステージを切っ掛けに、順位を大幅上昇させたことが大きな原動力になっている。

「シュートサイン」の配信成績は、前作、前々作と比べ、相当に厳しい展開になっているので、やはり、Mステにはぜひ出演した方が良いということでしょう(笑)。


次に、MV再生数ですが、「誰のことを一番 愛してる?」と「シュートサイン」は、いずれもショートバージョンしかYouTubeに公開しておらず、積み上げスピードは、フルバージョンで期待される場合ほど大きくないんですが、明確に分かる変化が起こっています。

(表2) 「誰のことを一番 愛してる?」と「シュートサイン」のMVに関する、YouTube再生回数の推移

凡例
曲名 (MV形態)
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間
========== 最新週の日単位変化 ==========
対象日における再生回数の1日平均での増加速度 (日終わりの再生回数) @ MV公開からの経過日数 : 対象日の日付

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間を指す
#「01W」は、公開日から最初の日曜まで、「02W」は、その次の月曜から日曜までで、「03W」以降は同じ

誰のことを一番 愛してる? (short ver.)
2.6万回/日 (148.3/+18.5) @ 02W : 03/06(月)12(日)
2.5万回/日 (166.0/+17.7) @ 03W : 03/13(月)19(日)
1.8万回/日 (178.5/+12.5) @ 04W : 03/20(月)26(日)
========== 05Wの日単位変化 ==========
1.3万回/日 (179.8) @ 28D : 03/27(月)
1.2万回/日 (181.1) @ 29D : 03/28(火)
1.2万回/日 (182.3) @ 30D : 03/29(水)
1.4万回/日 (183.7) @ 31D : 03/30(木)
3.3万回/日 (187.0) @ 32D : 03/31(金)← MステSP

シュートサイン (short ver.)
1.3万回/日 (57.8/+9.3) @ 03W : 03/06(月)12(日)
1.3万回/日 (67.1/+9.3) @ 04W : 03/13(月)19(日)
1.0万回/日 (74.4/+7.3) @ 05W : 03/20(月)26(日)
========== 06Wの日単位変化 ==========
0.7万回/日 (75.2) @ 36D : 03/27(月)
0.7万回/日 (75.8) @ 37D : 03/28(火)
2.3万回/日 (78.1) @ 38D : 03/29(水)← Instagram更新
1.8万回/日 (79.9) @ 39D : 03/30(木)
2.0万回/日 (82.0) @ 40D : 03/31(金)← MステSP


「誰のことを一番 愛してる?」MVの再生数は、公開5週目に入って、木曜まで1.2〜1.4万回/日のペースで進んでいたのに、金曜、3.3万回/日と2倍以上の急加速を見せている。

「サイレントマジョリティー」にせよ、「二人セゾン」にしろ、平手友梨奈がセンターを務める楽曲の特徴は、音楽番組でパフォーマンスすると、ほぼ例外なく、MV再生数の伸びが明確に加速することです。

こういった尋常でないレスポンスの良さは、TAKAHIRO氏によるステージの演出が、非常に面白く、視聴者の心を揺さぶるダンスパフォーマンスに仕上がっているからだと思います。


アメリカでショービジネスの世界を長く経験し、結果を出し続けてきた人だけに、観客を楽しませるステージとは何かを、熟知している感がある。

欅坂の表題曲については、MVの素晴らしさが話題になることが多いけど、個人的には、それ以上に、エンターテイメント性の高いライブステージに、強い感銘を受けます。

乃木坂の舞台『すべての犬は天国へ行く』において、TAKAHIRO氏の振り付けによるダンスシーンは、いきなり伊藤万理華が1人猛然と飛び出してきて、ソロダンスを展開する、度肝を抜く演出で始まる圧巻のパフォーマンスだった。

坂道AKBによるMステのステージでも、ドラマチックな演出が随所に施され、その後、視聴者がMVを観たくなる、余韻の残るパフォーマンスになっているのだと思います。


「シュートサイン」MV再生数は、どういうわけか、金曜より前、水曜に、増加速度が跳ね上がっています。

この日、小嶋陽菜は、自身のInstagramを更新して、雑誌『Numero TOKYO』の撮影シーンを、動画として公開したようです。

この動画が、「セクシー」だと評判になり、メディア記事にも取り上げられます。


自分のアカウントへの動画アップを切っ掛けに、小嶋陽菜が注目を集めた29日水曜、「シュートサイン」MVが、通常より多くの視聴数を稼いでいる。

こじはるのInstagramであれば、マスメディアに似た影響力があり、しかも、観ているのは、彼女に関心を持っている人々なので、「Instagram更新」効果でMV人気が高まった可能性があります。

そして、翌30日木曜、MV再生数の増加速度がやや下がったものの、MステSPの31日金曜は、続落せずに、少し上昇している。

Mステとのダブル効果で、金曜に、月曜火曜の3倍近いペースに跳ね上がったのかもしれません。


しかし、Mステ効果はともかく、表題曲である「シュートサイン」MVの累計再生数が公開40日目で82.0万、対して、カップリング曲「誰のことを一番 愛してる?」が公開32日目で187.0万回というのは、いくら何でも、差が大き過ぎる。

坂道AKBは、乃木坂欅坂メンバーが全体の3分の2を占め、「誰のことを一番 愛してる?」のパフォーマンスは、平手友梨奈センターでTAKAHIRO氏振り付けという、欅坂のメソッドをそのまま持ち込んだ構成になっている。

欅坂のシングルやアルバムに収録する方が適切な楽曲を、強引にAKB48のシングルに入れ、表題曲を遥かに越える楽曲指標をマークするなんて、あまりにトホホな光景です。

かりにTAKAHIRO氏が、「サイレントマジョリティー」風のダンスを演出するにしても、AKB48の若手メンバーによるユニットであれば、表題曲を上回る人気のC/W曲を生み出すのは、意義深いことだけど、坂道AKBのようなやり方では、かえって、AKB48を弱体化させる危険がある。


どこまでが「自」グループで、どこからが「他」グループかという境界線を動かすことでしか、達成できないミリオンや楽曲人気なら、そんな数字にこだわっても無意味だし、むしろグループの存在意義を危うくし、ファンの離脱を促進しかねない。

しかし、それでもAKB48運営は、ひたすら数字にこだわりたいようで、坂道AKBという「作戦」を見ていると、もはや追い求めているものは、人気ではなく、数字そのものじゃないかという気がしてきます。

まあ、乃木坂でも似たような世界が展開しつつあるので、まずは、46の姉グループから、考え方を変えて欲しいんですが(笑)。


ところで、土曜日にインテックス大阪で行われた17枚目全国握手会は、3rdアルバム発売、3期単独ライブと、今後のスケジュールに関する大きな発表があったようですね。

しかし、個人的にもっとも注目した点は、生田絵梨花が欠席する一方、白石麻衣と松村沙友理が揃って参加したことです。

いくちゃんについては、外仕事であるミュージカル『レ・ミゼラブル』によって、4月以降のスケジュールが押さえられていることを、ほぼ確信しました。

長期公演での主要役なので、稽古段階から、体調管理の徹底と舞台への専念を求められていて、握手会不参加は、レミゼ主催者側との契約に入っているのだと思います。


まいやんとさゆりんごの全国握手会出席も、二人がやろうとしている外仕事について、一つのヒントを与えています。

1週間後の4月9日(日)、幕張メッセで開催される個別握手会は、もちろん、二人とも欠席です。

東京を遠く離れなければならない、大阪での握手会には参加出来るのに、1週間後の千葉には参加出来ない。


これは、4月1日(土)と9日(日)の間で、まいやんとさゆりんの「外仕事」が、本格的にスタートすることを示唆しています。

しかも、握手会に対する、二人の参加不参加が同じパターンであることから、同じ仕事に関わる可能性が高い。

そして、何かが始まるのであれば、近々、「外仕事」の内容について、発表があるのが自然な流れです。

4月から6月まで、3ヶ月に渡って、個別握手会に参加出来ないほどの仕事なので、大々的な記者会見が行われても不思議ではない。


ということで、来週早々にも、白石麻衣と松村沙友理の「外仕事」が明らかになる、重要発表があるんじゃないかと、密かに、期待しています(笑)。

17枚目握手会を大阪でスタートさせたことなど、二人の「外仕事」に絡めて、色々と憶測したくなりますが、程なく分かることだろうから、今は、静かに待つしかないですね。

ただ、どんな仕事であれ、公表されれば、大手を振ってファンに話せるので、早く、その日が来て、黙っている苦しさから解放され、気分的に楽になって欲しい。


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『CDTV』効果で「サヨナラの意味」iTunesランクが大幅上昇、「インフル」は「魔の水曜」に突入 [01Apr17]

2017-04-01 00:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月01日(土) [CD特典] 17枚目第1回全国握手会 in 大阪・インテックス大阪
04月01日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
04月01日(土) [TV_地デ] 19:00〜21:54 日本テレビ系『世界一受けたい授業 3時間SP』に、生駒里奈が出演

04月04日(火) [TV_地デ] 19:30〜20:43 NHK総合『うたコン』の「朝ドラ名曲と桜満開!春うたSP」に、乃木坂メンバーが数人参加する模様で、NHK公式の予告映像には、高山、新内、飛鳥、井上、衛藤の5人が映っています

04月05日(水) [TV_地デ] 23:30〜 NHK Eテレ『テレビでハングル講座』に、桜井玲香が生徒役としてレギュラー出演。その第1回目放送。再放送は金曜06:00から

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



木曜夜、TBS『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が放送されましたが、披露した「サヨナラの意味」の楽曲指標が、大きく跳ね上がっています。

今回は、ステージでパフォーマンスするだけでなく、番組内で放送されたドラマが、なんと「サヨナラの意味」に心を動かされた人々の物語で、一体どんな大人の力学が働いたのか(笑)、乃木坂の歌を強烈にフィーチャーしてくれている。

その結果、配信成績とMV再生数の両方で、顕著な人気上昇が起こっています。

まずは、iTunes Store トップソング順位から。

(表1) iTunes Store トップソングにおける「サヨナラの意味」と「二人セゾン」の最近の順位帯推移

凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信後経過週数 期間
========== 最新週の日単位変化 ==========
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信後経過日数 日付

# 区切りバー「====」の上は週単位、下は日単位の順位帯分布
# 週単位における A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 日単位における A〜H と Z は、指定された日に、どこの順位帯にランクインしたかを示している

サヨナラの意味
0-0-0-0-0 / 0-5-2 [0] : 19週目 03/06(月)12(日)
0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0] : 20週目 03/13(月)19(日)
0-0-0-0-0 / 0-5-1 [1] : 21週目 03/20(月)26(日)
0-0-1-0-0 / 0-3-0 [0] : 22週目 03/27(月)30(木)
========== 22週目の日単位変化 ==========
119位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 146日目 03/27(月)
114位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 147日目 03/28(火)
149位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 148日目 03/29(水)
026位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 149日目 03/30(木)← CDTV春SP

二人セゾン
0-0-0-0-0 / 6-1-0 [0] : 15週目 03/06(月)12(日)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 16週目 03/13(月)19(日)
0-0-0-0-0 / 6-1-0 [0] : 17週目 03/20(月)26(日)
0-0-0-0-0 / 4-0-0 [0] : 18週目 03/27(月)30(木)
========== 18週目の日単位変化 ==========
72位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 118日目 03/27(月)
59位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 119日目 03/28(火)
70位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 120日目 03/29(水)
71位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 121日目 03/30(木)


「サヨナラの意味」は、橋本奈々未が乃木坂を去った後、3月に入っても、101〜150位あたりに、粘り強くランクインを続け、想像以上に、堅調な配信人気を見せています。

卒業や別れの季節である3月、ななみんの旅立ちをベースに書かれた「サヨナラの意味」が歌われる機会が増え、ダウンロードする人がコンスタントに現れるのかもしれません。

そして、『CDTV春スペシャル』のドラマで、「サヨナラの意味」が取り上げられた3月30日(木)は、順位が一気に跳ね上がり、トップ30に再度ランクインしています。


上表には、欅坂「二人セゾン」の順位推移を、比較のため載せています。

近い時期に発売された「サヨナラの意味」より、明らかに高い順位を見せていますが(笑)、30日(木)に、目立った変化はなかった。

従って、「サヨナラの意味」のジャンプアップは、間違いなく『CDTV』の効果だと思います。

NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌となった「365日の紙飛行機」のヒットが最近の典型例ですが、印象的なドラマとのタイアップは、やはり、楽曲人気を押し上げる強力な刺激となるようで、多くのアーティストが、アニメ、ドラマ、映画などの音楽に関わろうとするのは、大いに頷けることです。


iTunes のランキングだけでなく、YouTubeのMV再生数にも、以下のように、明確な効果が表れています。

(表2) 「サヨナラの意味」「裸足でSummer」「二人セゾン」MVに関する、YouTube再生回数の推移

凡例
曲名 (MV形態)
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間
========== 最新週の日単位変化 ==========
対象日における再生回数の1日平均での増加速度 (日終わりの再生回数) @ MV公開からの経過日数 : 対象日の日付

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間を指す
#「01W」は、公開日から最初の日曜まで、「02W」は、その次の月曜から日曜までで、「03W」以降は同じ

サヨナラの意味 (full vr. MV)
4.3万回/日 (948.8/+030.3) @ 21W : 03/06(月)12(日)
3.5万回/日 (973.1/+024.3) @ 22W : 03/13(月)19(日)
3.6万回/日 (998.3/+025.2) @ 23W : 03/20(月)26(日)
========== 24Wの日単位変化 ==========
3.9万回/日 (1002.2) @ 158D : 03/27(月)
3.8万回/日 (1006.0) @ 159D : 03/28(火)
3.8万回/日 (1009.8) @ 160D : 03/29(水)
5.8万回/日 (1015.6) @ 161D : 03/30(木)← CDTV春SP

裸足でSummer
3.0万回/日 (997.1/+021.3) @ 36W : 03/06(月)12(日)
2.8万回/日 (1016.8/+019.6) @ 37W : 03/13(月)19(日)
3.2万回/日 (1038.9/+022.1) @ 38W : 03/20(月)26(日)
========== 39Wの日単位変化 ==========
3.3万回/日 (1042.2) @ 263D : 03/27(月)
3.4万回/日 (1045.6) @ 264D : 03/28(火)
3.5万回/日 (1049.1) @ 265D : 03/29(水)
3.6万回/日 (1052.7) @ 266D : 03/30(木)

二人セゾン (full vr. MV)
8.3万回/日 (1555.5/+058.1) @ 17W : 03/06(月)12(日)
7.9万回/日 (1610.9/+055.4) @ 18W : 03/13(月)19(日)
9.0万回/日 (1673.7/+062.7) @ 19W : 03/20(月)26(日)
========== 20Wの日単位変化 ==========
8.2万回/日 (1681.9) @ 131D : 03/27(月)
8.7万回/日 (1690.5) @ 132D : 03/28(火)
8.8万回/日 (1699.4) @ 133D : 03/29(水)
9.0万回/日 (1708.3) @ 134D : 03/30(木)


「サヨナラの意味」MVは、3月、3.5〜4.5万枚/日のペースで、再生数を伸ばしてきました。

ところが、30日(木)に、いきなり5.8万枚/日という、一段階上の数字が出ていて、もの凄く分かり易い『CDTV』効果が表れている(笑)。


ステージライブでは、橋本奈々未の代わりに、齋藤飛鳥がセンターに入っています。

ひょっとして、あしゅがセンターだった「裸足でSummer」MVの再生数にも、何か影響があるかもと調べてみましたが、今のところ、増加スピードが跳ね上がるといった、大きな変化はないようです。

しかし、波及効果は、徐々に表れる可能性があるので、今後、どうなるかは追跡する必要がある。


「二人セゾン」MVの再生数は、「サヨナラの意味」「裸足でSummer」の2倍以上という、相変わらずのハイペースで数字を伸ばしています。

ただ、30日(木)に、これまでと違う、気になる変化は認められなかった。

YouTubeは、システムメンテナンスの影響なのか、ときどき、MVの再生数増加速度が、全楽曲で一斉に小さくなったり、逆に、「えっ?」と驚くほど、大きくなったりすることがある。

そのため、日単位推移で顕著な変化が発生しても、他のMVと併せて調べないと、その曲特有の現象とは言い切れません。

30日(木)に起こった、「サヨナラの意味」MV再生数の増加速度大幅アップは、この作品だけに見られる変化で、しかも、明確に原因の見当が付くので、TBSさんありがとう!と言っていいんじゃないでしょうか(笑)。


「サヨナラの意味」が、このまま人気を維持して、定番卒業ソングの一つになれば、最新曲をリリースする時期以外で、音楽番組に出演するチャンスが拓けてきます。

欲を言えば、加えて「桜」ソングを1曲持っていれば、2〜5月くらいをカバーすることが出来るので、大変にお得です。

さらに、「クリスマ・・・」、まあ、「捕らぬタヌキの皮算用」は虚しいだけなので(笑)、まずは、「サヨナラの意味」が、少しでも長く、iTunes Store トップソングの200位圏内に留まるよう、願っています。



ところで、肝心の最新曲「インフルエンサー」は、どういう楽曲人気を見せているんでしょうか。

MVの再生数については、前回の記事で触れ、発売週以降、Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」順位が、上昇傾向を見せるかどうかが、今後を占う鍵という話をしました。

今日は、iTunes トップソングの順位推移を紹介します。


以下の表は、15、16、17枚目表題曲の配信開始初期における順位推移を、並べて比較したものです。

ピンク色で示した順位帯と順位が、「インフルエンサー」の数字です。

(表3) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂15〜17枚目表題曲の順位推移比較

凡例
配信後経過週
裸足でSummer : 日付
サヨナラの意味 : 日付
インフルエンサー : 日付
=========================
裸足でSummerサヨナラの意味インフルエンサー : 配信後経過日数(曜日)

# 区切りバー「====」の上は週単位の順位帯分布、下は日単位の順位
# 順位帯分布は 「A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 」の形で表され、
A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 3曲とも水曜日に配信が始まったので、1週目は、5日分のデータしかない
#「※」は、3曲すべてにとってのCD発売日

1週目
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/20(水)24(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/02(水)06(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/15(水)19(日)
=========================
10位03位05位 : 01日目(水)
08位04位04位 : 02日目(木)
10位05位05位 : 03日目(金)
10位06位06位 : 04日目(土)
15位06位06位 : 05日目(日)

2週目 (CD発売週)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/25(月)31(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/07(月)13(日)
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/20(月)26(日)
=========================
11位08位08位 : 06日目(月)
11位10位07位 : 07日目(火)
12位13位09位 : 08日目(水) ※
13位11位10位 : 09日目(木)
13位15位14位 : 10日目(金)
10位15位15位 : 11日目(土)
11位17位15位 : 12日目(日)

3週目
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/01(月)07(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/14(月)20(日)
0-3-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/27(月)30(木)
=========================
13位19位16位 : 13日目(月)
19位19位16位 : 14日目(火)
21位28位20位 : 15日目(水)
23位24位24位 : 16日目(木)
23位28位00位 : 17日目(金)
25位28位00位 : 18日目(土)
28位29位00位 : 19日目(日)

4週目
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 08/08(月)14(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 11/21(月)27(日)
=========================
33位36位 : 20日目(月)
43位44位 : 21日目(火)
39位50位 : 22日目(水)
38位61位 : 23日目(木)
40位63位 : 24日目(金)
43位56位 : 25日目(土)
44位53位 : 26日目(日)

5週目
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08/15(月)21(日)
0-0-0-2-5 / 0-0-0 [0] : 11/28(月)04(日)
=========================
51位48位 : 27日目(月)
55位45位 : 28日目(火)← ベストアーティスト
62位40位 : 29日目(水)
66位40位 : 30日目(木)
68位45位 : 31日目(金)
74位47位 : 32日目(土)
69位46位 : 33日目(日)


「インフルエンサー」は、配信1、2週目で、前2作と同じか、少し上回るレベルの推移を見せています。

しかし、問題は、CD発売の翌週に当たる、配信3週目の動きです。

「裸足でSummer」「サヨナラの意味」の順位は、この週、とくに水曜日を期に、大幅な下降が始まり、20位圏内から脱落しています。


iTunes Store による楽曲配信は、水曜日に始まるケースがほとんどです。

そして、配信後、一気に上位へ食い込む、短期勝負型のアイドルソングにとって、新しい人気曲が一斉に登場する発売翌週の水曜こそ、順位下落の確率が高まる、危険な「魔の水曜日」と言えます(笑)。

実際、乃木坂の前作、前々作は、発売翌週の水曜日を境に、TOP20を去り、以降、一度も復帰していない。


最近、乃木坂の表題曲は、CD発売の1週間前に配信が始まるので、リリースの前後1週は、勢いを維持して、20位以内に留まり、3週目に訪れる「魔の水曜日」で、厳しい壁にぶつかり、乗り越えられずに落ちて行くパターンが多い。

その結果、前2作とも、20位以内へのランクイン日数が14日となっています。

「インフルエンサー」には、「魔の水曜日」を克服して、長く上位に留まって欲しいのだけど、3月29日(水)は、かろうじて20位に踏み止まったものの、30日(木)に、24位へ後退し、前2作と似たような動きを見せつつある。


今、一番強力にフィーチャーが必要なのは「インフルエンサー」で、次々と音楽番組に出演して、パフォーマンスを披露することが望まれるんですが、4月4日(火)のNHK総合『うたコン』も、出るには出るけど、メンバー数人のようで、ステージライブを行う感じではない。

センターの白石麻衣を始め、選抜トップメンバーが忙し過ぎて、揃わないのかもしれません。

しかし、選抜がするべき一番の仕事は、表題曲のテレビ披露なので、もしそれが事実なら、本末転倒と言わざるを得ません。

外仕事が多過ぎて、選抜の仕事をこなせないのであれば、こなせる人を選抜にするべきなんですが、乃木坂は、何が何でも握手会人気なので(笑)、身動きが取れなくなっています。


(表3)には、前2作について、配信5週目までを載せています。

「魔の水曜日」を期に、歯止めの掛からない下落を始めた「サヨナラの意味」の順位、実は、この5週目から、反転上昇が始まります。

その切っ掛けとなったのが、日本テレビ『ベストアーティスト2016』でのステージです。


それ以前にも、『MUSIC STATION』を始め、数多くの音楽番組で「サヨナラの意味」をパフォーマンスしてきたのに、順位の下降は止まらなかった。

ところが、『ベストアーティスト』の翌日、翌々日に、40位へ反転上昇し、それから、41〜50位の順位帯に留まる粘りが出てきた。

ここで下げ止まって、一息ついたことで、順位下降のペースが落ち、200位圏外に去る前に『Mステ スーパーライブ』に辿り着くことが出来、現在まで続く、長期ランクインにつながっている。


では、なぜ『ベストアーティスト』は、順位を反転上昇させたのでしょう。

答えは簡単で、このステージだけ、とくに生歌比率の高い「サヨナラの意味」だったからです。

生田絵梨花、衛藤美彩、中元日芽香が軸を担い、自分たちの声で、歌を届けようと頑張った。

それが、観ている人々の心を動かし、曲を欲しいと思う人が増えたのだと思います。


メンバーが正面からパフォーマンスに取り組み、歌を伝えようと努力すれば、出来不出来はともかく(笑)、必ず、それに反応する人が出てくる。

ドラマで取り上げられる前、「サヨナラの意味」は、パフォーマンスという本来の形によって、すでに、視聴者の心を揺さぶっていたわけです。

「インフルエンサー」はダンス曲なので、生歌は厳しいけど、練習を積んで、しっかりと踊れば、伝わるものがあると思います。

今後、何回テレビ披露出来るのか分かりませんが、とにもかくにも、心のこもったステージを期待しています。


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