ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

秋元真夏はセンター適性が高いのか?上昇するユニット曲MV人気と閉塞する乃木坂選抜アンダー制度 [30Sep17]

2017-09-30 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

09月29日(金) [特典] 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」発売記念「セブン-イレブンライブ」 in ポートメッセなごや。開演19:30
09月29日(金) [地デ] 25:40~26:10 フジテレビ「めざましテレビ Presents ガールズアワード2017A/W ~自撮りで見える舞台裏~」秋元真夏、白石麻衣、松村沙友理

09月30日(土) [特典] 18枚目シングル「逃げ水」第3回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
09月30日(土) [FM] 25:00~25:30 TOKYO FM『澤本・権八のすぐに終わりますから。』に、西野七瀬がゲストとして出演

10月05日(木) [地デ] 22:54~23:00 フジテレビ系「My first baito」
10月05日(木) [イベント] 『伊藤万理華の脳内博覧会』in GALLERY X BY PARCO の初日。10月5日(木)〜15日(日) 10:00-21:00 [最終日は18:00閉場]

10月06日(金) [舞台] 3期生公演『見殺し姫』in AiiA 2.5 Theater Tokyo 初日。10月6日(金)〜15日(日) 10日間11公演

10月07日(土) [地デ] 18:00〜18:30 フジテレビ『MUSIC FAIR』で、乃木坂19th選抜が「いつかできるから今日できる」を披露する模様
10月07日(土) [FM] 25:00~25:30 TOKYO FM『ジュグラーの波~なぜ衛藤美彩はラジオで数字を学ぶのか?~』初回。衛藤美彩がレギュラー出演する毎週土曜放送の経済情報番組

10月08日(日) [LIVE] 「乃木坂46 真夏の全国ツアー2017」in 新潟・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター 1日目第12番公演(18:00)
10月08日(日) [BS] 23:00〜24:00 NHK BSプレミアム『乃木坂46のガクたび!』。第3弾は、井上小百合、大園桃子、川後陽菜、斉藤優里、西野七瀬、堀未央奈の6人が、なぎなた日本一の名門校「香川県立琴平高等学校」に1日転校生として入学

10月09日(月祝) [LIVE] 「乃木坂46 真夏の全国ツアー2017」in 新潟・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター 2日目第13番公演(13:00)&第14番公演(18:00)



9月21日(木)の正午、乃木坂19枚目表題曲「いつかできるから今日できる」のフルバージョンMVが公開され、今日のお昼に8日目が終わり、現在は9日目に入っています。

また、25日(月)に、秋元真夏と白石麻衣のユニット曲「まあいいか?」MV、27日(水)は、若月佑美と3期、梅澤美波、阪口珠美、山下美月で結成した「若月軍団」による「失恋お掃除人」MVが、いずれも正午にフルバージョン公開されました。

YouTubeに表示される再生回数に関しては、ツイッターの方に、あれこれ情報を投稿してきましたが、なんせ厳しい文字数制限があって(笑)、簡単に書けて速報性には優れているものの、言いたいことを十分に言えていないような、物足りなさが残っています。


ツイートし馴れている方は、短い文章で的確に言い尽くすスキルを持っているのだと思いますが、長文ブログにどっぷり浸かってきた身には、なかなか堪えるので(笑)、さっそく19枚目収録曲MVの再生回数の状況から、補足していきます。

(表1) 乃木坂19枚目シングル表題曲に関する、MV再生回数平均増加速度の推移

凡例
「曲名」MV形態
対象週における再生回数の平均増加速度 (週終わりの累計回数) @ 対象日の番号 : 日付期間

#「回数」は「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「対象日の番号」は、公開開始から翌日同時刻までの24時間を「1d」、翌々日同時刻までの24時間を「2d」と順に数えたもの
#「09/21(木)22(金)12:00」は、9月21日(木)12:00から22日(金)12:00までの24時間

「いつかできるから今日できる」full ver. MV
86.6万回/日 (086.6) @ 01d : 09/21(木)22(金)12:00
34.6万回/日 (121.1) @ 02d : 09/22(金)23(土)12:00
25.1万回/日 (146.2) @ 03d : 09/23(土)24(日)12:00
20.2万回/日 (166.4) @ 04d : 09/24(日)25(月)12:00
17.6万回/日 (184.0) @ 05d : 09/25(月)26(火)12:00
14.0万回/日 (198.0) @ 06d : 09/26(火)27(水)12:00
14.8万回/日 (212.8) @ 07d : 09/27(水)28(木)12:00
11.9万回/日 (224.7) @ 08d : 09/28(木)29(金)12:00


累計再生回数は、公開2日目に100万を突破、7日目で200万を越える速度で増えていて、順調なスタートを切っています。

この初期推移を、過去の表題曲MVと比べるには、ツイート用に作成した表が便利だと思います。

(表2) 乃木坂15〜19枚目、欅坂1〜4枚目シングル表題曲MV公開8日目の累計再生回数と各日ごとの積み上げ

凡例
MV公開8日目の累計再生回数 @ 8d (1〜8dにおける積み上げ再生回数) : シングル番号 [MV公開の時期] 曲名

#「回数」は「万回」単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「MV公開の時期」は、CD発売日の午前零時を原点として、MV公開日時を示したもの
# MVはすべてフルバージョン

225万回 @ 8d (087/35/25/20/18/14/15/12) : 19th [19.5日前] いつかできるから今日できる
184万回 @ 8d (079/31/19/13/12/12/10/08) : 18th [18.5日前] 逃げ水
300万回 @ 8d (093/52/32/28/25/24/25/21) : 17th [19.5日前] インフルエンサー
210万回 @ 8d (055/41/29/21/20/16/11/17) : 16th [18.5日前] サヨナラの意味
132万回 @ 8d (024/28/18/12/14/12/13/11) : 15th [18.5日前] 裸足でSummer

425万回 @ 8d (128/67/54/46/36/35/32/28) : 4th [12.5日前] 不協和音
238万回 @ 8d (048/45/37/27/19/19/23/20) : 3rd [12.5日前] 二人セゾン
143万回 @ 8d (035/24/18/14/16/14/10/11) : 2nd [28.5日前] 世界には愛しかない
136万回 @ 8d (024/24/17/15/15/15/15/15) : 1st [20.5日前] サイレントマジョリティー
#「サイレントマジョリティー」MVの再生回数は、公開初期の頃、数日間隔でしか記録しなかったので、「積み上げ」の数字はその間の平均になってます笑


「いつかできるから今日できる」は初日に87万回を積み上げ、乃木坂の曲としては、「インフルエンサー」の93万に次ぐ高い数字を出しています。

しかし、公開2日目の積み上げは35万まで下がり、「サヨナラの意味」41万より低い水準に落ちている。

その後、3〜8日目で、前作「逃げ水」を常に越える伸びを見せるも、5日目に20万を割り込み、低落傾向が気になる展開になっています。


欅坂の表題曲を眺めると、「二人セゾン」の公開8日目累計が238万で、「いつかできるから今日できる」とほぼ同じレベルです。

欅坂3rdの初日は48万で、乃木坂19thの半分近いスタートであるものの、2日目以降の減少が緩やかで、なかなか20万を下回らない。

「いつかできるから今日できる」MVの初期再生数推移には、こういった粘り強さが乏しく、今後、『MUSIC FAIR』といった音楽番組を介したテレビ披露や、何より映画のヒットを通して、巻き返しを期待したいところです。


ただ、最初の船出が多少ゆっくりでも、時間が経った時どうなっているかは、全然別の話です。

(表3) 乃木坂15〜19枚目、欅坂1〜4枚目シングル表題曲MVの最新累計再生回数と積み上げ

凡例
対象日における再生回数の平均増加速度 (日終わりの累計回数) @ 対象日の番号 : シングル番号 曲名

#「対象日の番号」は、公開日を「1D」、翌日を「2D」、翌々日を「3D」と順に数えたもの
# 2017年9月28日(木)のデータを示している

12.6万回/日 (0221.7) @ 008D : 19th いつかできるから今日できる
04.4万回/日 (0522.5) @ 070D : 18th 逃げ水
05.8万回/日 (2120.5) @ 211D : 17th インフルエンサー
01.2万回/日 (1454.5) @ 343D : 16th サヨナラの意味
02.4万回/日 (1568.8) @ 448D : 15th 裸足でSummer

08.5万回/日 (2801.8) @ 190D : 4th 不協和音
05.1万回/日 (2863.0) @ 316D : 3rd 二人セゾン
02.6万回/日 (1846.5) @ 444D : 2nd 世界には愛しかない
10.9万回/日 (7517.2) @ 562D : 1st サイレントマジョリティー


乃木坂の表題曲では、もっとも勢いのあるスタートを切った「インフルエンサー」が、現在も5.8万回/日と、最速の積み上げを見せています。

ただ、公開8日目累計が132万の「裸足でSummer」と、210万だった「サヨナラの意味」を比べると、現在センターである齋藤飛鳥と「卒業」した橋本奈々未の違いが影響しているのか、増加速度は、先発した前者が後者の2倍となっている。

また、欅坂では、公開初日24万、8日目136万と、他の表題曲と比べて、スローな出だしだった「サイレントマジョリティー」が、初日100万突破、8日目には400万台に入った「不協和音」より、高い積み上げ速度を見せています。

公開190日目と562日目の比較ですから、デビュー曲MVの人気が、いかに長期に渡って続いているかが分かります。

だからこそ、7500万回という、とんでもない累計が出ているわけですが(笑)。


次に、公開された二つのカップリング曲MV、「まあいいか?」と「失恋お掃除人」の再生回数を見ておきましょう。

(表4) 乃木坂15〜19枚目、欅坂1〜4枚目シングル表題曲MVの最新累計再生回数と積み上げ

凡例
対象日における累計再生回数 @ 対象日の番号 (初日から対象日までの積み上げ再生回数) : シングル番号 [MV公開の時期;期間] 曲名

#「回数」は「万回」単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
# MVはすべてフルバージョン

86万回 @ 4d (51/16/13/07/00/00/00) : 19th [15.5日前;公開中] まあいいか?
52万回 @ 2d (41/11/00/00/00/00/00) : 19th [13.5日前;公開中] 失恋お掃除人

71万回 @ 7d (42/10/06/04/04/03/03) : 18th [07.5日前;08.0日間] 未来の答え
85万回 @ 7d (37/14/08/08/05/08/05) : 17th [13.5日前;14.0日間] 意外BREAK
93万回 @ 7d (27/20/11/11/10/07/06) : 16th [100.0日後;公開中] ないものねだり
54万回 @ 7d (24/07/07/05/04/03/03) : 16th [13.5日前;14.0日間] あの教室
47万回 @ 7d (17/10/07/04/03/03/03) : 15th [12.5日前;13.0日間] オフショアガール

欅坂CW曲MVの公開7日目累計トップ3
253万回 @ 7d (92/45/36/30/18/17/15) : 4th [92.5日後;公開中] エキセントリック
125万回 @ 7d (51/23/15/13/10/08/06) : 4th [07.5日前;公開中] W-KEYAKIZAKAの詩
101万回 @ 7d (26/25/11/12/11/08/07) : 2nd [20.5日前;公開中] 語るなら未来を…


カップリング曲のフルバージョンMVは、公開された時期と期間がバラバラで、乃木坂だと、もっとも遅いものでCDリリースの100日後、もっとも短いもので6日間と極端な違いがあって、MV人気を比較するのは簡単ではない。

上表では、乃木坂のMVについては、初日再生回数がもっとも多いものを各シングルから一つ又は二つ選び、公開7日目の累計と、日ごとの積み上げを示しています。


すでにツイートしたように、「まあいいか?」MVは初日51万と、乃木坂歴代CW曲MVでは、もっとも勢いのあるスタート切っています。

また、「失恋お掃除人」の初日41万も、18枚目まで最高だった「未来の答え」42万と同じ水準で、高い人気を見せている。

こういった初日の積み上げに注目すると、15、16、17、18、19枚目と進むにつれて、まさに右肩上がりに数字が伸びていて、カップリング曲に対する乃木坂ファンの関心が、シングル毎に上昇していることが窺われます。


表題曲を担当する選抜メンバーが、握手会人気などに基づく徹底した序列主義によって、がんじがらめに固定化される中、カップリング曲は、さゆりんご軍団、真夏さんリスペクト軍団、若様軍団、3期生曲、2期生曲、センターを変えた選抜などなど、多彩なユニット構成を提供しており、CW曲MVへの期待度がファンの間で高まっている気がします。

ただ、(表4)に挙げた、各シングルの人気トップMVの中に、アンダー曲が一つも入っていないのは、選抜と同じ閉塞感を、ファンがそこに感じているからかもしれません。

かつて伊藤万理華が、

アンダーに対しての概念
ぶっ壊してやる

(伊藤万理華の2014/01/30_23:48ブログ)

と宣言して、星野みなみと齋藤飛鳥を両脇に従え、センターとして8枚目収録「生まれたままで」をパフォーマンスした頃は、アンダー曲MVはむしろ人気の高い作品だった。

その後も、井上小百合センター「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」、堀未央奈「別れ際もっと好きになる」、中元日芽香&堀未央奈「嫉妬の権利」など、アンダー曲MVは、表題曲MVを凌ぐほどファンの話題を集め、本当に「概念」がぶっ壊れたような時期があった。


今、アンダー曲MVの再生数が伸び悩み、ユニット曲の数字を越えられず、さらに単独活動を続ける3期生の楽曲へ関心が高まっている状況は、乃木坂の選抜アンダー体制そのものが、行き詰まり始めていることを示している。

実際、(表4)には、アンダー曲だけでなく、「女は一人じゃ眠れない」という選抜共通曲も入っていない。

選抜曲とアンダー曲が、3期生曲に、MV人気で敵わないというのは、グループにとって大喜びできることじゃないと思います(笑)。


しかし、初日42万を叩き出した「未来の答え」MVも、8日間の期間限定公開にも関わらず、7日目には3万まで数字が下がっていて、人気を盛り上げきれていない感がある。

「まあいいか?」と「失恋お掃除人」も、フルバージョンMVの公開は、おそらくCD発売日までと思いますが、どこまで積み上げスピードを維持できるかが、重要なポイントです。

欅坂の「W-KEYAKIZAKAの詩」や「語るなら未来を…」と同じく、公開7日目で、6〜7万の増加速度があれば、かなり期待の持てる展開で、累計100万突破が目安という気がします。


19枚目シングル「いつかできるから今日できる」の有料配信は、パッケージ「Special Edition」のダウンロードが、いつも通り、CD発売の1週間前から始まるものの、表題曲のみ、映画『あさひなぐ』の公開日から落とせるようになっています。

こういった特定曲の単独先行配信は、AKB48Gでは割とよく目にしますが、乃木坂では、初めてのことじゃないでしょうか。

ちょっとびっくりしましたが、映画と主題歌をヒットさせようという運営の意気込みが伝わってきます。


表題曲の iTunes Store トップソングは、配信7日目までの順位が出ているので、成績をまとめておきます。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂欅坂シングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017/09/28(木)までのデータを示している
# ランキング対象の配信源は、Special Edition に収録されたもの
#「*」は、現在もランクインを続けている曲

07-00-00-00-00 / 00-00-00 [000] (007/007日; 3位)* いつかできるから今日できる
08-02-06-05-02 / 20-15-00 [000] (058/058日; 4位)* 逃げ水
09-07-14-13-10 / 49-50-23 [023] (175/198日; 4位)* インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [159] (172/331日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-18-21 [358] (078/436日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [504] (051/555日; 5位) ハルジオンが咲く頃

14-04-04-05-12 / 60-31-25 [022] (155/177日; 1位)* 不協和音
12-16-22-19-09 / 64-43-40 [078] (225/303日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [272] (143/415日; 3位) 世界には愛しかない
47-40-46-53-81 / 227-47-00 [00] (541/541日; 1位)* サイレントマジョリティー


安室奈美恵の「引退」発表があり、彼女のヒット曲が、怒涛のごとく上位を独占した時期と重なったんですが、結局、最高順位とトップ10ランクイン日数は、従来とあまり変わらない数字に落ち着きそうです。

ただ、今後、「Special Edition」の全曲配信開始とCDリリースの2回、乃木坂の19枚目シングルへ注目の集まるタイミングがあるので、大きく記録を更新する可能性は残っていると思います。


ところで、「サイレントマジョリティー」が Billboard JAPAN Hot100 で、80回のランクインを達成しています。

(表6) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂欅坂シングル表題曲のランクイン回数と順位帯分布

凡例
(総合) 100位以内ランクイン回数 最高順位 @ 最新週の番号(初登場週の番号) A/B-C-D-E-F 曲名

# 上記 A〜F は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(1〜20位)、C(21〜40位)、D(41〜60位)、E(61〜80位)、F(81〜100位)
# 集計対象が2017/09/18(月)〜09/24(日)である10月2日付までのデータを示している
#「最新週の番号」と「初登場週の番号」は、CD発売週を「1週目」、翌週を「2週目」、CD発売の前週を「1週前」、前々週を「2週前」と順に数え、10月2日付週と初登場週に相当する番号を記している

欅坂
(総合) 28回 01位 @ 25週目(3週前) 05/14-10-04-00-00 不協和音
(総合) 42回 01位 @ 43週目(3週前) 06/11-12-03-07-09 二人セゾン
(総合) 36回 01位 @ 59週目(8週前) 01/04-06-11-10-05 世界には愛しかない
(総合) 80回 01位 @ 77週目(3週前) 10/22-43-12-03-00 サイレントマジョリティー

乃木坂
(総合) 03回 10位 @ 03週前(5週前) 01/01-00-00-02-00 いつかできるから今日できる
(総合) 11回 01位 @ 07週目(4週前) 06/07-02-01-01-00 逃げ水
(総合) 28回 01位 @ 27週目(3週前) 06/10-09-06-01-02 インフルエンサー
(総合) 27回 01位 @ 46週目(3週前) 09/12-08-03-04-00 サヨナラの意味
(総合) 17回 01位 @ 61週目(4週前) 05/10-04-00-01-02 裸足でSummer
(総合) 11回 01位 @ 79週目(4週前) 04/07-02-02-00-00 ハルジオンが咲く頃


総合トップ100へ80回ランクインというのは、ランクイン回数順に楽曲を並べると、洋楽、邦楽合わせた中で、ほぼ確実にベスト5に入ってくるレベルで、「サイレントマジョリティー」のヒットを強力に裏付ける大記録だと思います。

また、『MUSIC STATION ウルトラFES』で歌われて以来、AKB48「恋するフォーチンクッキー」がHot100に、数回ほど再登場しており、10月2日付では、84回ランクインとなっている。

ただ、恋チュンの順位は98位である一方、サイマジョは20位、しかも上表のように、初登場以来、一度も80位を割り込んだことがない。


従って、数ヶ月以内に、「サイレントマジョリティー」が、Hot100 のランクイン日数で、「恋するフォーチンクッキー」を越える可能性が極めて高い。

84回のランクインは、とてつもない数字で、恋チュンがAKB48近年最大のヒットと見なされる所以です。

例えば、「365日の紙飛行機」は、10月2日付で83位の58回と、高い数字を誇っていて、ランクイン回数が精度の高いヒット指標であることを物語っています。


「恋するフォーチュンクッキー」のランクイン回数を、「サイレントマジョリティー」が越えることは、それに匹敵するか、それ以上のヒットになりつつあることを意味していて、欅坂のデビュー曲が、J-POPアイドルの歴史に、新たなページを刻もうとしていると言っても、言い過ぎじゃないと思います。

もちろん、モーニング娘。の「LOVEマシーン」のように、20年近く経っても、未だにカラオケで盛んに歌われ、音楽祭で披露されるような「大ヒット」となるには、まだまだ越えるべきハードルがあるだろうけど、少なくとも、そこへ向かって大きな一歩を踏み出したことは間違いない。

乃木坂ファンとしては、デビュー時の欅坂と同じくらい知名度がある状況で、「制服のマネキン」を出せていれば、なんとかなったんじゃないかなど(笑)、色んな想いが湧いてくるんですが、妹グループですし、滅多にないチャンスなので、さらに力強くヒット街道を邁進して欲しいなと。


先日、バラエティ番組で、生田絵梨花と白石麻衣が、どうすれば乃木坂はヒット曲を出せるか、スピリチュアル・カウンセラーの江原啓介さんに尋ねていましたが(笑)、「サイレントマジョリティー」など、本当にヒットした歌を調べてみると、重要なことは「時間の壁」を越えることじゃないかという気がします。

乃木坂のように、握手会などで人気の高いメンバーを、ずらりと選抜前列に並べると、熱心な既存ファンの支えで、CDセールスも楽曲セールスも、最初の数ヶ月は高いレベルに持っていける。

しかし、ヒットに辿り着くには、それを越えて、さらに半年、1年と、楽曲人気をキープすることが不可欠です。


80回ランクインというのは、1年半に渡って「サイレントマジョリティー」が楽曲人気を維持したことを意味しており、その長さになると、コアファンの力だけでは到底無理で、ライトファン、ソフトファン、さらには、グループに興味のない人々をも振り向かせることが求められます。

今の乃木坂は、3〜4ヶ月という1シングル期間内に、CDや楽曲を一気に売って、さっさと次に進む短期勝負型のセールスで、選抜もそれを念頭に置いた布陣になっている。

しかし、「時間の壁」を越えるには、まず幅広い層のファンが受け入れやすい選抜を作り、基本コンセプトを出来るだけ変えないで、2、3シングル、そのチームイメージに合った楽曲で勝負するのが一つの案だと思います。


選抜にほとんど起用されていないメンバーが多いので、人の入れ替わりは促進すべきだけど、例えば、選抜中、2期6人、3期4人といった形で期別枠を確保し、年少年長、歌ダンスのスキルなど、キャラによるポジション配置をある程度決めれば、人的流動性を損なわず、数シングルに渡って、一つのまとまったチームイメージを発信できるかもしれない。

個々のメンバーが自分の担うべき仕事やキャラを理解できれば、よりカラーのはっきりした選抜が作れるんじゃないかと。

結局、どんな楽曲を持ってきても、それをパフォーマンスする選抜の基本イメージが曖昧だと、届くものも、届かなくなってしまうので、まずは、曲を作る前に、チームを作った方がいいと思う。


フジテレビ『お台場みんなの夢大陸2017』から生中継された、秋元真夏と松村沙友理がWセンターを務めた「ひと夏の長さより…」のステージは、欠席した1期メンバーに代わって、2期が何人も入り、選抜センターである3期の大園桃子と与田祐希が3列目的な役割を担うなど、何か、色んな人が、自由に無理なくキャラを発揮していて、とても楽しかった。

この斬新なメンバー配置は、今後、乃木坂の選抜を再構築するとき、重要なヒントになるかもしれない。

「ひと夏の長さより…」は、iTunes トップソングのCW曲ランクイン日数最高記録を、「ないものねだり」の初期連続14日の全26日から、連続23日の全27日に塗り替え、さらに「まあいいか?」MVは、初日再生回数の最高記録を、「未来の答え」42万から、51万へ更新している。

いずれも秋元真夏ががっつり関わっていて、真夏さんって、周りを生き生きと輝かせる、強力なセンター属性を持っているんじゃないかと、最近、考え込むことが多くなっています(笑)。


// 最近のツイート抜粋

アレチボルト@sabakunonezumi のツイッターアカウント

乃木坂46「いつかできるから今日できる」がiTunesトップソングで3位ランクイン。初1位獲得の好機も、1位「Hero」2位「Don't wanna cry」と安室奈美恵独占で壁は高い。ただ「打上花火」5位「Cut to the Feeling」8位浮上で通常モード復帰の兆しあり
12:55 - 2017年9月25日

映画.comによると『あさひなぐ』最初の土日は動員9.4万、興収1.3億。ライブ動員数から5億は期待可も、目安の10億は、確かに1人が何度も観ることが重要かも。気になるのは評価平均で、そこで注目を集めた『アイズ』より低い感がある。スポ根青春物語なので、もっと熱い評価が欲しいところ
2:10 - 2017年9月26日

昨日公開「まあいいか?」MVの初日再生回数が、「未来の答え」41.6万を抜き、乃木坂CW歴代最高の50.5万を記録。「ひと夏の長さより」に続き秋元真夏の存在感が光る。但し、19thの3期曲「僕の衝動」MVが再度上回る可能性あり。表題曲MV5日目は引き続き、インフル未満、逃げ水以上
12:33 - 2017年9月26日

伊藤万理華という女優の凄さは、憑依型の攻撃的な演技に加えて、普通の女の子の柔らかさを、映像空間で繊細に表現できることだと思う。「ナイフ」しかり、「まりっか’17」しかり、「アイズ」しかり、「重力猫」しかり。「伊藤まりかっと。」からの「requpo」CMキャラ単独起用、おめでとう!
19:05 - 2017年9月26日

乃木坂46「いつかできるから今日できる」MVの公開1週目累計は213万。「逃げ水」以上「インフルエンサー」以下で「サヨナラの意味」に近い水準。ビルボード国内動画は10位と前々作7位に迫る好調なスタートも、7日目積み上げは20万を切り勢いがやや鈍化。今後音楽番組での披露がポイントか
13:23 - 2017年9月28日

乃木坂表題MV公開1週目の累計再生回数とBJ国内動画ランキング

1w累計/+7d積上 | 1W動画順位 曲名
213/+15 | 10位 いつ
176/+10 | 32位 逃げ
279/+25 | 07位 イン
193/+11 | 24位 サヨ
121/+13 | 圏外 裸足
13:29 - 2017年9月28日

乃木坂19枚目収録「失恋お掃除人」MVの公開初日再生回数は41万。「まあいいか?」51万に届かぬも、18枚目最高「未来の答え」42万と同水準。17枚目「意外BREAK」37万、16枚目「あの教室」24万、15枚目「オフショアガール」17万と、シングル毎のCW曲MV人気上昇が顕著
13:42 - 2017年9月28日


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齋藤飛鳥と西野七瀬どちらが主役?「いつかできるから今日できる」MVは映画とロケの妥協モザイク [24Sep17]

2017-09-24 01:45:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

09月22日(金) 映画『あさひなぐ』の公開スタート
09月22日(金) [地デ] 19:00〜 日本テレビ『沸騰ワード10』に、生駒里奈がロケ、生田絵梨花と西野七瀬がパネラーとして出演

09月24日(日) [特典] 18th「逃げ水」第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
09月24日(日) [地デ] 13:30~ フジテレビ系『KinKi Kidsのブンブブーン』に、桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理が出演
09月24日(日) [CS] 23:30~24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご (のぎえいご) #20『に、レギュラーとして川後陽菜、能條愛未、和田まあや、ゲストとして3期生12人全員が出演。再放送は、9月30日(土)10:30~11:00

09月25日(月) [地デ] 19:00~21:00 日本テレビ系『有吉ゼミSP』に、生駒里奈が出演
09月25日(月) [地デ] 21:00~22:54 日本テレビ系『笑神様は突然に…』に、生駒里奈と伊藤かりんが出演

09月26日(火) [地デ] 23:15~24:15 テレビ朝日系『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』に、生駒里奈が出演

09月28日(木) [地デ] 22:54~23:00 フジテレビ系『My first baito』

09月29日(金) [特典] 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」発売記念「セブン-イレブンライブ」 in ポートメッセなごや。開演19:30

09月30日(土) [特典] 18枚目シングル「逃げ水」第3回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
09月30日(土) [FM] 25:00~25:30 TOKYO FM『澤本・権八のすぐに終わりますから。』に、西野七瀬がゲストとして出演




乃木坂の19枚目表題曲「いつかできるから今日できる」は、フルバージョンMVが、9月21日(木)正午にYouTubeで公開され、現在3日目に入っています。

ごく初期の段階ですが、初日と2日目の再生回数が出ているので、少し見ておきましょう。

(表1) 乃木坂&欅坂シングル表題曲フルバージョンMVの公開初日、2日目の再生回数推移

凡例
公開初日終わりの累計/+初日の積み上げA → 2日目終わりの累計/+2日目の積み上げB (初日に対する2日目の積み上げ比 B/A) シングル番号 曲名

# 再生回数は「累計」「積み上げ」ともに万回単位
# 公開初日の「累計」と「積み上げ」は同じ値

乃木坂
086.6/+086.6 → 121.1/+034.6 (0.399) : 19 いつかできるから今日できる
078.9/+078.9 → 109.8/+030.9 (0.392) : 18 逃げ水
092.8/+092.8 → 145.0/+052.2 (0.563) : 17 インフルエンサー
054.9/+054.9 → 096.3/+041.4 (0.754) : 16 サヨナラの意味
023.9/+023.9 → 051.6/+027.7 (1.159) : 15 裸足でSummer

欅坂
127.7/+127.7 → 195.0/+067.4 (0.528) : 04 不協和音
047.6/+047.6 → 093.1/+045.5 (0.956) : 03 二人セゾン
034.8/+034.8 → 059.1/+024.3 (0.698) : 02 世界には愛しかない
026.5/+026.5 → 051.7/+025.2 (0.954) : 02C/W 語るなら未来を…


「いつかできるから今日できる」MV再生数は、公開開始から24時間経った22日(金)正午に累計86.6万回、さらに24時間後の23日(土)正午は121.1万回に達しています。

最初の24時間と次の24時間における再生数の積み上げは、それぞれ86.6万回と34.6万回で、2日目の伸びは初日の39.9%に縮小している。

公開開始から時間が経つにつれ、再生数の増加速度が鈍るのは普通のことですが、過去の表題曲MVを調べると、この(2日目/初日)積み上げ比率は、15枚目「裸足でSummer」で115.9%とむしろ増えていたものが、16枚目「サヨナラの意味」75.4%、17枚目「インフルエンサー」56.3%、18枚目「逃げ水」39.2%と、シングルごとに下落を続けてきました。

MVが公開された初日は、既存ファンが一斉に作品を観るのだけど、その日で視聴を止めてしまう人が、去年夏以降、増えていていき、2日目における再生数積み上げの鈍化が、徐々に激しくなっているのかもしれません。


MV人気を判断するには、まだまだ今後の推移を追う必要がありますが、欅坂の表題曲MVでは、iTunes Store トップソング200位以内に225日ランクインした、とくに人気の高い「二人セゾン」は、(2日目/初日)積み上げ比率が95.6%と非常に大きい。

また、初日が127.7万回と、桁違いの積み上げを見せた「不協和音」ですら、52.8%に留まっている。

こういうデータを眺めていると、「いつかできるから今日できる」の39.9%は、16枚目以降の下落率増大に、一応の歯止めを掛けたものの、映画『あさひなぐ』の主題歌であり、全国ロードショーに時期を重ねてのMV公開なので、やや物足りない印象を受けてしまいます。

ちなみに、(表1)に「サイレントマジョリティー」MVのデータがないのは、当時はまだ、公開1日目から毎日再生数を記録するといった、詳細なチェックを行なっておらず、(2日目/初日)積み上げ比率を計算するデータがないためです(笑)。


映画『あさひなぐ』の全国ロードショーが9月22日(金)である一方、主題歌「いつかできるから今日できる」を表題に据えたシングルCDの発売が10月11日(水)と半月以上遅いため、19枚目に関しては、通常より早く「仕掛け」ている感があります。

ただ、表題曲MVの公開時期については、以下のように、いつも通りの範囲に入っている。

(表2) 乃木坂シングル表題曲フルバージョンMVの公開時期推移

凡例
CD発売日午前零時を原点としたMV公開のタイミング [公開期間の長さ : 公開開始日時〜公開終了日時] 曲名

# 現在公開中MVの「公開期間の長さ」は、公開開始から2017/09/23_16:30までの経過日数
# すべてフルバージョンMVに関するデータ

19.5日前 [002.2日間 : 2017/09/21(木)12:00〜公開中] いつかできるから今日できる
18.5日前 [064.2日間 : 2017/07/21(金)12:00〜公開中] 逃げ水
19.5日前 [205.2日間 : 2017/03/02(木)12:00〜公開中] インフルエンサー
18.5日前 [337.2日間 : 2016/10/21(金)12:00〜公開中] サヨナラの意味
18.5日前 [442.2日間 : 2016/07/08(金)12:00〜公開中] 裸足でSummer
20.5日前 [020.5日間 : 03/02(水)12:00〜03/23(水)00:00] ハルジオンが咲く頃


15枚目「裸足でSummer」以降、表題曲MVは、CDリリース3週前の木曜日か金曜日の正午に公開され、19枚目も該当する週の木曜正午だった。

金曜にしなかったのは、その日、映画『あさひなぐ』の封切りが、朝のワイドショー芸能コーナーにおいて取り上げられるだろうから、前日の木曜に、主題歌MV解禁のニュースを流してもらい、2日連続でのキャンペーンを狙ったのかもしれません。

安室奈美恵さんが来年9月の引退を発表したため、乃木坂側の目論見は、かなり外れた気もしますが(笑)、いずれにせよ、リリース3週前木曜正午のMV公開は、近年採用されてきた、ごくオーソドックスなパターンです。


(表2)が示すように、「ハルジオンが咲く頃」のフルバージョンMVは、発売3週前の水曜公開で、14枚目以前は、よくあるタイミングでした。

おそらく、その頃は、CDリリースと同時に、ショートバージョンに差し替えていたので、表題曲のフルMVを、せめて3週間は無料公開したいという意図から、水曜だったとも考えられます。

15枚目以降の表題曲フルMVは、期限を定めず公開されているので、水曜にこだわる必要はなく、少し遅めで、かつ個別握手会の応募受付が行われる木曜金曜にシフトしたというのは、想像力が逞しすぎるでしょうか(笑)。


19枚目表題曲は、MV公開のタイミングこそ通常の範囲内でしたが、それ以外の面では、映画『あさひなぐ』の公開を睨んで、特別パターンを連発しています(笑)。

まず、毎シングル、ほぼテレビ初披露の舞台となる『MUSIC STATION』への出演が、いつもより1ヶ月近く早かった。

(表3) テレビ朝日『MUSIC STATION』で、乃木坂がシングル表題曲を披露した時期の推移

凡例
CD発売日午前零時を原点としたMステ披露のタイミング [番組開始日時] 曲名

32.2日前 [2017/09/08(金)20:00] いつかできるから今日できる
04.2日前 [2017/08/04(金)20:00] 逃げ水
04.2日前 [2017/03/17(金)20:00] インフルエンサー
04.2日前 [2016/11/04(金)20:00] サヨナラの意味
02.8日後 [2016/07/29(金)20:00] 裸足でSummer


「裸足でSummer」をMステでパフォーマンスしたのは、CDがリリースされた水曜直後の金曜、「サヨナラの意味」「インフルエンサー」「逃げ水」は直前の金曜で、少なくとも15枚目から18枚目は、シングル発売の1週間以内に、表題曲のステージがテレビ朝日から生放送されている。

ところが、「いつかできるから今日できる」のMステ披露は、映画『あさひなぐ』公開日の2週間前、CD発売日から遡って5番目の金曜日だった。

MV公開は映画公開の前日なので、すでにテレビでのステージパフォーマンスが放送された状態で、YouTubeに映像作品がアップされたわけで、おそらく初めてのことじゃないでしょうか。


また、カラオケでの配信も始まっているようで、Mステのステージにおいて、西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、堀未央奈のフロント4人が、歌い出しのソロリレーを生歌唱したのは、歌いやすい曲であることをアピールして、リクエストを増やそうという意図があったのかもしれません。

確かに、「いつかできるから今日できる」は、乃木坂の他の曲と比べても、使っている音域がさほど広くなく、歌いやすいメロディーに仕上がっていて、いつも以上にカラオケを意識した節がある。

9月19日(火)に放送された日本テレビ系バラエティ『火曜サプライズ』おいて、ゲスト出演した生田絵梨花と白石麻衣は、共通の悩みとして、「乃木坂の曲は、あまりカラオケで歌ってもらえていない」と、スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんに相談していて、この時期に「カラオケ」という言葉が選抜トップメンバーから飛び出しています。

まあ、江原さんに相談するより、ボイストレーナーに歌い方を指導してもらった方が、効果的という気がするけど(笑)、カラオケの配信を、全国ロードショーに合わせた早い時期に持ってきて、そこに曲全部を何度も聴けるフルMVの公開を重ねたのは、MVで楽曲と『あさひなぐ』を予習し、劇場で映画を鑑賞し、カラオケで主題歌を歌ってもらい、ヒットを狙う作戦なんでしょうか(笑)。


テレビ披露、カラオケ配信だけでなく、ダウンロード配信も、「いつかできるから今日できる」のみ、9月22日(金)から始まっています。

19枚目収録曲がすべて入った配信パッケージ「Special Edition」は、いつも通り、CD発売1週間前からの「先行」配信ですが、表題曲だけは、それより12日も早い単独配信になっている。

折しも、安室奈美恵の引退発表直後で、iTunes Store トップソングは、現在、1位「Hero」、2位「Don't wanna cry」、3位「CAN YOU CELEBRATE?」を始め、往年のヒット曲が多数ランクインして、「アムロ祭り」の様相を呈しています。


こういった特殊な状況下で、乃木坂の新曲が、果たしてどこまで上位に食い込めるのか、全然読めなかったけど、実際には、配信開始直後から、ぐんぐん順位をアップして、私が確認できた限りでは、ひとまず、最高で4位まで辿り着いています。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂&欅坂シングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ランキング対象の配信源は、Special Edition に収録されたもの
# 配信開始から2017/09/22(金)までのデータを示している
#「今、話したい誰かがいる」は、配信初期50日間のデータ

乃木坂
01-00-00-00-00 / 00-00-00 [000] (001/001日; 4位) いつかできるから今日できる
08-02-06-05-02 / 19-10-00 [000] (052/052日; 4位) 逃げ水
09-07-14-13-10 / 49-46-21 [023] (169/192日; 4位) インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [153] (172/325日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-18-21 [352] (078/430日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [498] (051/549日; 5位) ハルジオンが咲く頃
09-05-07-00-06 / 23-00-00 [000] (050/050日; 4位) 今、話したい誰かがいる

欅坂
14-04-04-05-12 / 60-29-23 [020] (151/171日; 1位) 不協和音
12-16-22-19-09 / 64-43-40 [072] (225/297日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [266] (143/409日; 3位) 世界には愛しかない
47-40-46-53-81 / 221-47-00 [00] (535/535日; 1位) サイレントマジョリティー


上表のように、「いつかできるから今日できる」の4位は、これまでの表題曲と比べて遜色ない順位で、「前門のアムロ、後門のアムロ」状態を考慮すると(笑)、かなり力強く上位へ食い込んだと言えるんじゃないでしょうか。

最高順位に関しては、CD発売週に、もう一度、上昇気流が起こる可能性があるので、4位で確定するのは、まだ早いと思います。

4作しかシングルをリリースしていない欅坂は、「不協和音」と「サイレントマジョリティー」で、すでに2回も1位を獲得していて、乃木坂にとって、トップソング1位は、一つの悲願になっています。

全国100以上の劇場で上映される映画の主題歌というのは、かつてないほど分厚い新曲キャンペーンなので、19枚目で悲願を達成できるかどうか、期待しながら、注目しています。

2週間もすれば、トップソングにおけるアムロ旋風も、少しは凪ぐんじゃないかと、って甘いかな(笑)。


最後に、「いつかできるから今日できる」フルバージョンMVの感想を。

ダンスシーンにおける、個々メンバーのアップショットが、光量多めで、魅力的に仕上げられていたり、眼鏡を外して、こちらを見つめる齋藤飛鳥を、これでもかというくらい美しく撮っていたり、印象に残るシーンは少なくなかったです。

また、所々挿入される映画のシーンは、音楽との相乗効果で、疾走感があって、引き込まれるものがある。


ただ、作品全体に渡って、肌合いやテンションの異なる複数のシーンが、モザイクのように散りばめられ、それらが相互にどう関連するのかよく分からず、「ん〜?」と違和感を覚えることが多かった。

例えば、栃木県の「久保講堂」だと思いますが、木造の建物に接する外廊下に、西野七瀬と白石麻衣が登場するシーンは、映画のシーンと、雰囲気やテンションが、全然異なっている。

現在の映画は、フィルム現像ではないだろうけど、そういったテイストを残しているのか、ロケ地でMV用に撮影した映像とは、まず質感や肌触りが違う。


しかも、映画では、なぎなたの道着に身を包み、高校生として躍動する青春を過ごしている西野白石が、ロケ地映像では、実年齢に合った服を着て、大人っぽく落ち着いた表情を見せている。

全く異なる二つのドラマに、同じ女優が出演して、それぞれの作品のシーンを交互に見せられているようで、つながりや統一感がなく、何が作品の本線なのかが分からない。

また、齋藤飛鳥や堀未央奈など、複数のメンバーが、体育館で窓近くの席に座り、中央エリアで行われていることを、みんなで観ているシーンは、その後に挿入される、映画におけるなぎなた部の稽古シーンと比べ、観客である生徒のテンションや空間を照らす光の質が、まったく相容れない「水と油」状態で、あしゅと堀ちゃんは、「何を観ているのか?」がすんなり伝わってこない。


おそらく、映画シーンでなぎなたに打ち込み、輝いている西野七瀬や白石麻衣を、ロケ地シーンで、同じ学校の齋藤飛鳥が目撃し、強いインパクトを受け、家に帰って、観たものを何枚もの絵に描き、憧れを募らせ、最後に、眼鏡を外して見つめるシーンで、ななせまると直接会って、自分の思いを行動に移していく、といった流れなんだと思います。

ただ、あしゅの眼差しに気づくなーちゃんは、映画シーンの西野ではなく、ロケ地シーンの西野なので(笑)、二人の間に迸る熱いものが、イマイチ心に入ってこない。

というより、そもそも西野七瀬と齋藤飛鳥は、ロケ地撮影のソロシーンで、なぜ意味深な表情をしているのか、かなりの回数MVを観ないと、理由に思い至らなかった。


個人的な好みを述べると、映画シーンとダンスシーンのみで構成して、ロケ地シーンは要らないと思います。

映画作品が持っている雰囲気とテンションに、楽曲とダンスのリズムをシンプルに組み合わせた方が、青春物語の疾走感が強調されて、ノリの良いMVになったんじゃないかと。

しかも、主人公が西野七瀬であり、白石麻衣と深く関わるという、映画物語の中核がブレることなく伝わってくる。


齋藤飛鳥が舞台版『あさひなぐ』の主役であり、西野七瀬と並んで19th選抜のセンターなので、あしゅをフィーチャーする必要があったのかもしれません。

しかし、そのことが、MVの世界を複雑にしてしまい、二人はどういう関係なのか?、映画シーンとロケ地シーンはどうつながるのか?、いくつも疑問が生じて、青春スポ根物語である『あさひなぐ』の世界に、素直に没入しづらくなっている。

これだけふんだんに映画シーンを投入している以上、MVの主人公も西野七瀬に絞るべきで、主人公の存在感を霞ませかねない、別の主人公は入れるべきではないかと。


ただ、もし、どうしても齋藤飛鳥もフィーチャーしたいのであれば、映画シーンを入れず、ロケ地シーンで、ななせまるとあしゅをWメインに据え、楽曲イメージに寄せた映像を作り、そこにダンスシーンを挿入するしかない。

結局、このMVは、映画の予告宣伝なのか、それともWセンターを擁する19th選抜による楽曲のプロモーションなのか、その辺のコンセプトが曖昧なため、西野単独主役なのか、西野飛鳥W主役なのかが明快にならず、色んな方向性を持った映像シーンが、バラバラに詰め込まれたような、鑑賞者が気持ちを入れ込みにくい作品になっている。

まあ、考えてみると、Wセンターという発想自体が、何かを決断できない妥協の産物に他ならず、その上、一人を舞台の主役、もう一人を映画の主演にして、映画の主題歌を二人に担当させるという、複雑極まりないシチュエーションを作ってしまった。

MVの主人公を誰にするのか、本来なら「選抜センター」という単純な答えで済む話を、かなりの難問にしてしまった出発点は、Wセンターという根本的に矛盾した方式にあり、舞台に気を配って、19枚目を映画宣伝シングルに特化できなかったっことが、それに拍車を掛けたのだと思います。

乃木坂運営の合同会社は、今、色んな方向性を持った人々が、バラバラに詰め込まれたような組織に陥っていて、日夜、妥協に妥協を重ねた「決断」をし続けているなんて怖ろしいこと、MVを観ながらついつい想像してしまったんですが、もちろん杞憂だと、笑い飛ばして大丈夫ですよね(笑)。



最近、速報性が求められる情報に関して、随時、ツイートを出していて、次にその一部を抜粋しています。

さらに読みたい方は、以下のアカウントをご参照下さい。

アレチボルト@sabakunonezumi のツイッターアカウント

『ウルトラFES』の乃木坂「インフルエンサー」、「間違えないようにね」とのタモリ発言には、Mステ生歌を思い出してドキッとしたけど、ダンスはなんとか範囲に収めたと思う。キレと揃いは甘いものの、最後まで踊りに気持ちが込もって見応えがあった。厳しい条件での生中継ステージ、お疲れ様でした
15:20 - 2017年9月18日

『ウルトラFES』で披露された曲のiTunes順位が軒並み上昇。欅坂「サイレントマジョリティー」56日ぶりTOP50、乃木坂「インフルエンサー」27日ぶり150位以内、AKB48「365日」19日ぶり100位以内、「恋チュン」久々の200位リスト再登場。来年も出た方がいいと思う笑
17:39 - 2017年9月19日

『ZIP!』と『めざましテレビ』の公式アカウントが、乃木坂の明朝出演を告知。前者には「西野&飛鳥Wセンター」とあり、「いつかできるから今日できる」の関連情報を流すようで、正午MV公開に向けたメディア解禁の可能性も。主題歌MV公開、映画『あさひなぐ』公開と2日連続テレビ宣伝の意図か
19:00 - 2017年9月20日

今日正午から19th表題&映画主題歌「いつかできるから今日できる」MVがYouTubeでフルバージョン公開。乃木坂公式サイトの最新記事に撮影詳細。『あさひなぐ』劇場版映像とロケ別撮りを映画の世界観を壊さないようミックス。ただ、舞台版主役、齋藤飛鳥の印象が映画キャスト以上に強く残る
12:59 - 2017年9月21日

乃木坂46「いつかできるから今日できる」iTunesランクが、23日(土)午前0時現在、6位まで上昇。安室奈美恵往年のヒット曲が多数上位に入る中、それらをかき分けての浮上で、もう鮭の滝登り状態。表題曲の最高順位は、「逃げ水」4位、「インフルエンサー」4位、「サヨナラの意味」3位。
0:32 - 2017年9月23日

「いつかできるから今日できる」MV再生回数の公開2日目積み上げは35万で初日の40%。「サヨナラの意味」からの下落率増大は止まったものの、映画『あさひなぐ』との連動を考えると、やや加速感が乏しい印象。2日目の累計は121万で「逃げ水」110万と「インフルエンサー」145万の中間。
12:32 - 2017年9月23日


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『ウルトラFES』は西野白石参加の生中継ステージ?インフルエンサーはヒットなき乃木坂のヒット曲 [18Sep17]

2017-09-18 01:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

09月18日(月祝) [特典] 18th「逃げ水」第1回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
09月18日(月祝) [地デ] 12:00~22:18 テレビ朝日系『MUSIC STATION ウルトラFES2017』に、乃木坂が出演。「インフルエンサー」を披露する模様

09月19日(火) [地デ] 19:00~19:56 日本テレビ系『火曜サプライズ』に、生田絵梨花と白石麻衣が出演
09月19日(火) [地デ] 24:55~ メ~テレ『BOMBER-E PRIVATE NIGHT』に、伊藤かりん、相楽伊織、鈴木絢音が出演

09月20日(水) [地デ] TBS『トコトン掘り下げ隊! 生き物にサンキュー!!SP』に、生田絵梨花と西野七瀬が出演

09月21日(木) [地デ] 22:54~23:00 フジテレビ系『My first baito』

09月22日(金) 映画『あさひなぐ』の公開スタート
09月22日(金) [地デ] 19:00〜 日本テレビ『沸騰ワード10』に、生駒里奈がロケ、生田絵梨花と西野七瀬がパネラーとして出演

09月24日(日) [地デ] 13:30~ フジテレビ系『KinKi Kidsのブンブブーン』に、桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理が出演
09月24日(日) [特典] 18th「逃げ水」第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜



9月18日(月祝)に放送されるテレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES2017』は、番組公式サイトの出演アーティスト欄に、乃木坂の名前が載っていたものの、ちょうどこの日は、パシフィコ横浜で「逃げ水」個別握手会が開催されるので、どうするんだろうと気になっていたんですが、なんと中継を結ぶようですね。

乃木坂公式サイトが、『ウルトラFES』へ生放送出演するため、「インフルエンサー」選抜メンバーは、13時半に握手会を中断するとの注意書きを記事に載せていて、横浜から生中継があるのは間違いないようです。

番組企画でアーティストが被災地などに赴き、現地でのステージを中継したり、単独ライブの途中に会場からというのは、割とよくあるけど、個別握手会という、ミニライブすらない、純粋なCD販促イベントの最中というのは、もちろん聞いたことがなく、かなり強烈なやり方だと思います。


Mステ特番にスタジオ参加すれば、トークコーナーなどで、自分たちのステージ以外の出番を貰える可能性があり、また、出演後は、他アーティストとのツーショット写真を撮って、ネットにアップ出来たりするので、メンバーとグループにとって、かなりのアピールになる。

しかし、そういった大きな出演メリットを逃してまで、握手会を優先しているわけで、乃木坂に詳しくない人から、そんなに握手会は大事なのか?という、ツッコミが入りそうです(笑)。

メンバー指名制握手会である個別握手会は、数ヶ月前から日時が決定され、運営は参加者からお金を予め受け取り、メンバー側の都合によるキャンセルは、別日へ振り替えるという「慣例」がある。


そのため、『ウルトラFES』のような大型音楽祭と重なることが、後日判明しても、10人以上の出演メンバー、しかも多くが1日5部担当の人気メンバーを、急遽、握手会不参加にするという決断は、なかなか出来ないのだと思います。

しかし、乃木坂のテレビ出演が増えるにつれ、土日祝祭日に開催される握手会が、グループの活動を妨げる因子になりつつある。

運営もこの点を理解しているようで、18枚目「逃げ水」の個別握手会は、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理が全日程不参加、続く19枚目「いつかできるから今日できる」では、さらに、秋元真夏、伊藤万理華、桜井玲香の全欠席がアナウンスされ、松村沙友理は過去の振り替え分消化で、1日のみ参加になるなど、外仕事のとくに忙しいトップメンバーは、最初から除外して、スケジュールの弾力性を確保しようとしています。

さらに、18、19枚目の握手会日程は、年末大型音楽祭が頻繁に開催される11月と12月を、なるべく避けるよう設定されている節がある。


しかし、今回の『ウルトラFES』では、選抜メンバー全員の出演が求められる大型音楽祭と個別握手会が重なり、怖れていた悪夢が現実化してしまった。

横浜からの生中継は、本来なら六本木に駆けつけて、ぜひステージに上がりたいけど、握手会の大量キャンセルは出来ず、身動きが取れなくなった末の、苦肉の策に見えます。

そして、当日のスケジュールによっては、出演メンバーに大きな負担が掛かるかもしれない。

番組公式サイトで発表された「演奏順」によると、12時00分から16時45分までの「昼の部」に、総勢31組のアーティストが参加し、番号がふってないので100%とは言えないけど、写真の並び順から、乃木坂は17番目に登場するようです。


その順番が正しければ、単純計算で、「インフルエンサー」の披露は14時30分頃と予想されます。

しかし、乃木坂公式の記事には、握手会は13時30分までは、通常の進行で行われると書かれている。

すると、握手会を終えてから、『ウルトラFES』本番出演まで、1時間ほどしかなく、出演メンバーは、その短い間に、着替えて、直前チェックをこなさなければならない。


もし、「インフルエンサー」を、その場で踊って、生中継するのであれば、ぶっつけ本番に近い形でのパフォーマンスですが、複雑な手脚のフリを、次々と高速でつなぐダンスを、メンバーがどこまでこなせるか、かなり不安なものがある。

握手会が始まる午前10時までに、リハーサルやカメラ割りは済ませると思うけど、忙しいメンバーが多い中、当日までに、全体練習の時間を十分取れているとは、ちょっと思えない。

ダンスの精度があまりに芳しくなければ、乃木坂側としては、一発勝負の生中継ステージではなく、パフォーマンスだけは、予め収録したものを流す形にして頂けると有難いなと(笑)。


ただ、Mステという音楽番組は、昔から、「生放送」に強いこだわりがあって、私が記憶する限り、アイーティストが正式な出演者として登場しているのに、パフォーマンス部分だけ、別撮りのVTRを流していると感じたことは、一度もないです。

実際、「インフルエンサー」の衣装を着たメンバーが、スタジオのタモリさんと話をし、弘中綾香アナウンサーの曲振りを合図に、ハードなダンスを披露したのに、その後、全然息が弾んでないなんてこと(笑)、さすがにマズいでしょう。

かと言って、正直に、これは録画のステージです、とテロップを出すのも格好が良くない。


ん〜、もし生放送ステージであれば、異様に厳しいです。

「インフルエンサー」を音楽番組で披露したのは、バナナマン日村の「ヒム子」が乱入して、一緒に踊った、6月28日(水)の『テレ東音楽祭』以来で、もう3ヶ月近く前になる。

9月9日(土)の幕張メッセ『セブン-イレブンライブ』は、セットリストに「インフレンサー」が入っていて、パフォーマンスしたようですが、やはり、地上波テレビで放送されるステージは、緊張の度合いが数段階アップする筈で、しばらく遠ざかっている以上、徹底した再練習が必要だけど、メンバーの日程を見ていると、ほとんど期待はできません。


このダンスは、一度フリを間違えると、誤魔化しが効かないようで、随分と練習を積んだ「ヒム子」も、『テレ東音楽祭』は、ステージに入った最初のあたり、かなり苦戦してました。

また、録画ステージだとしても、事前の練習が足りないと、完成度が低くなってしまう。

生放送の音楽番組に、14時30分頃出演するのに、10時00分から13時30分まで握手会が入っているのは、さすがに、どうにかならなかったのかと言いたくなります。


ところで、パフォーマンスが録画なのか、生放送なのか、という点以外に、もう一つ気になるのは、18枚目個別握手会に参加していない白石、西野、松村は、パシフィコ横浜にいるのかという点です。

私は、披露されるステージの放送形態がどうであれ、Wセンターのまいやんとななせまるが、ダンスに参加しない可能性は低いと思っています。

中継される曲前トークでも、さゆりんごを含めて、3人が揃っているんじゃないかと。


もちろん、日程調整の効かない、重要な仕事が入っていたら、欠席せざるを得ないけど、Mステ特番のステージで、センターとしてパフォーマンスする以上に大事なことって、そんなにはないでしょう。

従って、逆に、白石西野のどちらか一人、あるいは二人とも現れなかったら、余程大きな仕事をしていることになるわけで、それはそれで良い知らせという気がします。

ただ、西野白石松村の3人が、個別握手会の日に行われる『ウルトラFES』に対して、どういう動きを見せるかで、なぜ握手会を「全欠席」しているのか、その一端が明らかになるかもしれず、場合によっては、「仕事なんか入ってないじゃん!なぜ、握手会やらないの?」と、ファンの間に波紋が広がることもあって、運営にとって、舵取りの難しい日になりそうです。


今回の『ウルトラFES』は、各アーティストが、最新曲というより、ヒットした曲を披露するというコンセプトが、番組側から出されているようで、乃木坂のステージも「いつかできるから今日できる」ではなく、「インフルエンサー」が選択されています。

個人的には、映画『あさひなぐ』の宣伝と、前回Mステのリベンジを兼ねて(笑)、もう一度、「朝の靄に差し込んだ陽の光」を生で歌って欲しかったけど、大型音楽祭は、主催者の考え方があるので、曲数を1つに絞られると、それに従うしかありません。

そして、確かに、ここ数シングルを眺めると、「インフルエンサー」は、楽曲指標のもっとも良好な表題曲と言っていいでしょう。


とくに、好調なのが、MV人気です。

以下の表は、YouTubeに公開されている表題曲フルバージョンMVについて、初期5週間における再生回数の積み上げスピードを並べたものです。

(表1) 乃木坂15〜18枚目表題曲の、公開初期5週におけるMV再生回数平均増加速度

凡例
公開初期5週における再生回数の平均増加速度 (対象5週終わりの累計回数 / +対象5週に積み上げた回数) @ 対象5週の番号 : 対象期間の日付 曲名

#「回数」は「万回」単位
#「対象5週の番号」は、公開開始から5番目の同曜日同時刻までを「5w」としている

10.5万回/日 (366.3/+366.3) @ 05w : 2017/07/21(金)-08/25(金)12:00 逃げ水
21.0万回/日 (733.4/+733.4) @ 05w : 2017/03/02(木)-04/06(木)12:00 インフルエンサー
12.0万回/日 (418.3/+418.3) @ 05w : 2016/10/21(金)-11/25(金)12:00 サヨナラの意味
10.8万回/日 (377.1/+377.1) @ 05w : 2016/07/08(金)-08/12(金)12:00 裸足でSummer


上表は、公開から5週間、つまり1ヶ月強の再生回数を見ていますが、「インフルエンサー」の伸びは、群を抜いています。

そして、「裸足でSummer」以前のMVは、再生回数の増加速度がずっと小さかったので、17枚目表題曲MVこそ、もっとも勢いのあるスタートを切った作品と見なしていい。

また、時間経過に伴う伸びの鈍化も、比較的緩やかで、最新週において、もっとも大きな増加速度を維持しており、それ故、乃木坂のMVで唯一、2千万再生を達成することが出来た。

(表2) 乃木坂15〜18枚目表題曲の、最新週におけるMV再生回数平均増加速度

凡例
対象週における再生回数の平均増加速度 (週終わりの累計回数) @ 対象週の番号 : 期間

#「対象週の番号」は、公開開始から次の日曜までを「1W」、翌月曜から次の日曜までを「2W」、翌月曜から次の日曜までを「3W」と順に数えたもの
# 2017年9月4日(月)〜10日(日)の週データを示している

4.2万回/日 (0444.8/+29.2) @ 08W : 09/04(月)10(日) 逃げ水
4.8万回/日 (2023.3/+33.4) @ 28W : 09/04(月)10(日) インフルエンサー
2.0万回/日 (1429.4/+14.3) @ 47W : 09/04(月)10(日) サヨナラの意味
2.2万回/日 (1527.7/+15.6) @ 62W : 09/04(月)10(日) 裸足でSummer


公開8週目に当たる「逃げ水」MVの再生回数増加速度が、28週目の「インフルエンサー」を下回っているのは、ちょっと寂しいですね。

MV人気を測る方法としては、YouTubeに表示された再生回数を追跡する以外に、ビルボード「国内動画再生回数」の順位変化を調べる手があります。

(表3) 乃木坂と欅坂のシングル表題曲に関する、Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」ランキングのMV公開全期間に渡る順位帯分布

凡例
(動画) 100位以内ランクイン回数 最高順位 @ 最新週の番号(MV公開週の番号) A/B-C-D-E-F 曲名

# 上記 A〜F は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(1〜20位)、C(21〜40位)、D(41〜60位)、E(61〜80位)、F(81〜100位)
# MVの公開が始まった週から、集計対象が2017/09/04(月)〜09/10(日)である9月18日付までのデータを示している
#「最新週の番号」と「MV公開週の番号」は、CD発売週を「1週目」、翌週を「2週目」、CD発売の前週を「1週前」、前々週を「2週前」と順に数え、9月18日付週とMV公開週に相当する番号を記している

乃木坂の15〜18枚目シングル表題曲
(動画) 08回 17位 @ 05週目(3週前) 00/01-01-04-01-01 逃げ水
(動画) 28回 07位 @ 25週目(3週前) 05/08-10-07-03-00 インフルエンサー
(動画) 20回 05位 @ 44週目(3週前) 01/02-02-03-05-08 サヨナラの意味
(動画) 09回 03位 @ 59週目(3週前) 02/04-01-02-00-02 裸足でSummer

欅坂の01〜04枚目シングル表題曲
(動画) 25回 02位 @ 23週目(2週前) 08/15-10-00-00-00 不協和音
(動画) 43回 05位 @ 41週目(2週前) 07/14-08-09-07-05 二人セゾン
(動画) 21回 07位 @ 57週目(4週前) 02/06-04-03-06-02 世界には愛しかない
(動画) 78回 01位 @ 75週目(3週前) 33/60-18-00-00-00 サイレントマジョリティー


「インフルエンサー」は、「国内動画再生回数」100位以内に28回ランクインし、そのうち、トップ10に5回、トップ20に8回、トップ40に18回入っている。

他の表題曲と比べて良好な数字で、YouTube再生回数の伸びの勢いと合致しています。


しかし、乃木坂の楽曲との比較ではなく、一般的な意味で「ヒット」したかと言われると、正直、まだまだ数字が物足りない。

欅坂の「サイレントマジョリティー」は、100位以内に78回ランクインして、トップ10が33回、トップ20に60回、トップ40は78回で、つまり、MV公開週以来、恐ろしいことに、一度も40位を割ったことがない(笑)。

ここまでの数字が出ると、間違いなく「ヒット」と呼べますが、「二人セゾン」と「不協和音」も、トップ20入りがそれぞれ14回、15回で、「インフルエンサー」を越える上位食い込みを見せています。


ちなみに、欅坂の4表題曲MVについて、公開初期5週と最新週の再生回数データを載せておきます。

(表4) 欅坂1〜4枚目表題曲の、公開初期5週及び最新週におけるMV再生回数平均増加速度

# 表記法は(表1)(表2)と同じ

公開初期5週
29.6万回/日 (1035.5/+1035.5) @ 05w : 03/23(木)-04/27(木)12:00 不協和音
18.0万回/日 (0629.9/+0629.9) @ 05w : 11/17(木)-12/22(木)12:00 二人セゾン
10.0万回/日 (0351.6/+0351.6) @ 05w : 07/12(火)-08/16(火)12:00 世界には愛しかない
18.1万回/日 (6033.0/+0633.0) @ 05w : 03/16(水)-04/20(水)12:00 サイレントマジョリティー

最新週
8.9万回/日 (2648.3/+062.1) @ 25W : 09/04(月)10(日) 不協和音
4.4万回/日 (2779.5/+030.6) @ 43W : 09/04(月)10(日) 二人セゾン
2.2万回/日 (1804.4/+015.4) @ 61W : 09/04(月)10(日) 世界には愛しかない
9.7万回/日 (7332.5/+068.2) @ 78W : 09/04(月)10(日) サイレントマジョリティー


「サイレントマジョリティー」MVは、スタートダッシュが図抜けていたわけじゃなく、「不協和音」MVより、ずっと大人しい歩み出しだった(笑)。

しかし、長期間に渡って、再生回数の増加速度を維持し続け、公開78週目に当たる最新週でも、9.7万回/日で伸びており、25週目である「不協和音」の8.9万回/日を上回っています。

結局、時間の流れに伴う人気低落に、どこまで抗えるかという点が重要のようで、最初に桁違いのスタートを見せても、急速に勢いが鈍る曲は、人々の心に残らず、「ヒット」曲とは呼ばれないのでしょう。


「インフルエンサー」は、乃木坂の楽曲中では、今のところ、もっともMV人気が高く、『ウルトラFES』で披露する曲に選ばれたのは、妥当なことだと思います。

映像と音楽がセットになったMVは、テレビの音楽ステージと同じ構造を持っていて、そのため、再生回数は視聴率に通じるものがある。

乃木坂でもっともMV再生回数を稼いでいる曲を、番組側が、オンエアしたいと考えても不思議ではない。


ただ、公開28週目で4.8万回/日という数字は、「不協和音」や「サイレントマジョリティー」と比べると低い数字で、このまま減衰が続くと、「ヒット」曲の範疇に入るのは難しい。

なぜ「インフルエンサー」が選ばれたのか、疑問の声が出るのは、乃木坂における「ヒット」が、本当の「ヒット」につながっていない現状を反映していると思います。

楽曲指標の数字を比べると、乃木坂の中では、より「ヒット」しているけど、現実の肌合いとして実感出来るほど、図抜けたレベルには至っていないのでしょう。


最後に、iTunes Store トップソングの成績を載せておきます。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂と欅坂のシングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017/09/16(土)までのデータを示している
# ランキング対象の配信源は、Special Edition に収録されたもの
#「*」は、現在もランクイン日数を伸ばしている曲

乃木坂の15〜18枚目シングル表題曲
08-02-06-05-02 / 18-05-00 [000] (046/046日; 4位)* 逃げ水
09-07-14-13-10 / 49-42-20 [022] (164/186日; 4位)* インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [147] (172/319日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-18-21 [346] (078/424日; 8位) 裸足でSummer

欅坂の01〜04枚目シングル表題曲
14-04-04-05-12 / 60-29-19 [018] (147/165日; 1位)* 不協和音
12-16-22-19-09 / 64-43-40 [066] (225/291日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [260] (143/403日; 3位) 世界には愛しかない
47-40-46-53-79 / 217-47-00 [00] (529/529日; 1位)* サイレントマジョリティー


「インフルエンサー」の200位以内ランクイン日数は、「サヨナラの意味」に近づいていて、MVだけでなく、配信も好調な推移を示しています。

ただ、最近、圏外に落ちる頻度が増えていて、200日を越えて、「二人セゾン」の225日にどこまで迫れるか、ちょっと読み切れません。

欅坂は、「サイレントマジョリティー」が、配信529日目にして、529日ランクインで、一度も200位圏外に去ったことがなく、「ヒット」していると認めざるを得ない成績で(笑)、さらに記録を伸ばしつつある。


一方、「不協和音」は、現在、200位の圏内と圏外を彷徨う、ギリギリの攻防を続けていて、思ったほどランクイン日数が伸びてこない。

欅坂の楽曲で、配信人気の脆弱性がはっきり露呈したのは、デビュー間もない時期の「世界には愛しかない」を除くと、初めてのことです。

また、夏シングルの代わりにリリースされた1stアルバムは、リード曲「月曜日の朝、スカートを切られた」が、200位以内に25日しかランクインせず、欅坂に、やや冷たい秋風が吹き始めた感があります。

10月25日(水)のリリースが発表された5枚目シングルは、今の重たい空気を一新できるかどうかが掛かる、非常に重要なシングルで、どういった方向性の表題曲を持ってくるのか、注目されます。


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「いつかできるから今日できる」2番で衛藤生田生駒桜井が圧巻の歌唱、「逃げ水」が連れてきた夏 [15Sep17]

2017-09-15 01:00:00 | 芸能

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09月24日(日) [地デ] 13:30~ フジテレビ系「KinKi Kidsのブンブブーン」桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理
09月24日(日) [特典] 18th「逃げ水」第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜



9月13日(水)の深夜に、堀未央奈がレギュラー出演する文化放送『レコメン!』で、「いつかできるから今日できる」のフルバージョンが、ラジオ初オンエアされましたが、2番の出だしは素晴らしいですね。

衛藤美彩、生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香の順で、ソロをつないでいると思いますが、それぞれの声質が生きていて、歌に情感がこもっている。

もちろん、メンバーがスタジオで歌っているわけではなく、CD音源を流しているので、機械的な修正は若干入っているかもしれないけど、オリジナル歌唱の魅力が存分に伝わってくる出来だった。


西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、堀未央奈のソロリレーによる1番の歌い出しも、8日(金)の『MUSIC STATION』におけるステージに比べると、音程とリズムの不安定さが緩和され、より聴きやすい印象でした。

しかし、2番のように、歌を自分のものにして、思いの丈をメロディーに乗せる感じまでは行かず、音を追うのに精一杯といった雰囲気がある。

CD音源における4人のソロリレーは、1番と2番で、担当しているメンバーの実力差が、はっきり分かる出来になっています。


1番の4人も懸命に歌っているので、言いづらいのだけど、映画の宣伝を考えても、やはり、2番の4人が、歌のスタートを担当した方が良いと思う。

衛藤、生田、生駒、桜井のリレーであれば、大箱の生歌ステージにも十分対応可能で、「いつかできるから今日できる」の歌唱に関して、今の乃木坂が見せられる最高レベルのパフォーマンスを、お茶の間に届けられます。

昨年の秋曲「サヨナラの意味」は、年末の大型音楽祭を中心に、16回ほど、テレビ番組で披露されましたが、2番の入るフルバージョンを流してくれたのは、NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』くらいだった。


こういった経験から、「いつかできるから今日できる」も、15回近くのテレビ露出を期待できますが、2番を披露できるチャンスはほとんどなく、それでは、あまりに勿体ない。

1番と2番のソロ歌唱を比べて、決定的に違うのは、音程とリズム以上に、声のボリューム、つまり声量の大きさで、そこに余裕があるから、2番のメンバーは、歌に豊かな情感を込めることが出来ている。

そして、声量が足りないと、情感を出せないだけでなく、大箱での生歌はまず無理で、年末のテレビ系音楽祭は、軒並み、口パクか「被せ」にせざるを得ず、生歌パートを用意して、上手く歌えるメンバーも揃っているのに、歌唱の「見せ場」を作れないステージを繰り返すことになる。


歌唱メンバーの順番さえ変えれば、主演映画『あさひなぐ』の効果的なプロモーションになるだけでなく、「乃木坂って、歌上手いね」という評判を獲得するチャンスなんですが、音楽番組で、いきなり2番から歌い出すわけにもいかず(笑)、ファンとして、頭を抱えたくなる状況です。

乃木坂の選抜には、センターとフロントが、あらゆる場面において「主人公」になる一人勝ち方式が長らく適用され、同時に、西野七瀬と白石麻衣が常に1列目に配置されるので、ずっと二人が中軸を担ってきました。

19th選抜は、映画『あさひなぐ』のプロモーションが重要なテーマなので、映画の主人公であり、選抜のセンターでもある、ななせまるが、多く場面で中心になるのは分かります。


しかし、他のことはともかく、こと歌唱に関しては、実力に応じて役目を割り振らないと、映画の宣伝にも影響しかねない。

最近の乃木坂は、衛藤美彩や桜井玲香など、ここ数年の舞台活動を通して、メキメキと歌唱力を向上させているメンバーが何人かおり、生田絵梨花に至っては、ミュージカル界の新人注目女優と見なされている。

また、そこまで行かなくとも、生駒里奈のように、もともと歌が苦手だったのに、NHKホールの生演奏をバックに、踊りながら、ある程度歌えるまでに、明確な進歩を遂げたメンバーがいる。


一方で、歌唱面での経験をほとんど積み上げていないメンバーもいて、両者の実力差は、年々、広がっている印象がある。

「いつかできるから今日できる」における、1番と2番の出だしソロの違いは、ここ数年で急速に拡大した、メンバー間の歌唱力差を、如実に反映しています。

そして、歌唱面において、センターフロント序列を貫くことの矛盾が、映画主題歌である19枚目表題曲の生歌ソロを通して、露わになっている。

経験と練習を積み、抜群に上手く歌えるメンバーがいるのに、経験と練習の足りないメンバーを、歌唱の主軸に据えるのは、乃木坂にとって、明らかにマイナスなやり方ですが、それでも厳守されるのだとすれば、センターフロント序列主義とは、一体、誰得なんだろうと?、遠い目をして呟くたくなります(笑)。


ところで、「いつかできるから今日できる」のMステ生歌に衝撃を受け、どこの音が外れているんだろうと、色んな人の耳コピによる演奏と歌唱を聴いているうちに、だんだんと、歌うべき音階が分かってきたので、歌い出しである「朝の靄に 差し込んだ陽の光」について、下に書き出しておきます。

音階と言っても、次をどれだけ上げるか下げるかの相対的なもので、私には絶対音感がなく、キーはよく分かりません。

(表1)「いつかできるから今日できる」歌い出しの、推測される音の高さ

#「=」半音階、「==」一音階

あ : ==|
さ : ====|
の : =====|
も : =====|
や : ====|
に : |

さ : |
し : |
こ : |
ん : =======|
だ : =====|
ひ : =======|
の : =========|
ひ : ==========|
か : =========|
り : =========|


音楽の素養がないので、あくまで素人の憶測ですが、キボードで弾くと似た音楽になるので、多分、こんな感じじゃないでしょうか(笑)。

Mステの西野七瀬ソロで気になったのは、「あ」から「に」までの、峠越えのような音の上げ下げ、つまり、1音上げ、半音上げ、キープ、半音下げ、2音下げが、明瞭に歌えていたかどうかという点です。

とくに、「や」から「に」の2音下げが十分でないと、続く「さ」「し」「こ」は、同じキーなので、音が彷徨ってしまう。

まいやんとあしゅもそうなんですが、「朝の靄に」で登場する上げて下げるのメロディーを、正確に捉え切れなかったことが、後半の不安定さを引き起こしたのかもしれない。


ただ、ソロのフレーズは、理解しやすい、かなりシンプルな旋律のようなので、音符を頭に入れて練習すれば、音を取ること自体は、そんなに大変じゃない気がします。

もちろん、音楽番組のステージに立ったら、緊張して頭が真っ白になったり、喉が締まって声が出なくなったりは、珍しくないので、最後は、度胸でぶつかるしかない。

今後、運営が、音楽番組で、出だしの生歌ソロを継続するかどうか分かりませんが、ちょうど良い機会なので、メンバー全員が歌えるように、練習すれば良いんじゃないでしょうか。


「いつかできるから今日できる」の楽曲キャンペーンが始まったので、この辺で、「逃げ水」のセールスを少し振り返っておきます。

まず、オリコン週間ランキングの推移から。

(表2) 18枚目「逃げ水」オリコン週間ランキングの推移と前作からの積み上げ

凡例
[順位] 売り上げ枚数 (累計/前作の同時期累計│前作からの伸び) : CD発売週を「1週目」とする週番号 期間

#「全国」は全国握手会。「なごや」は、会場がポートメッセなごや、「幕張」は幕張メッセ

[1位] 88.0万枚 (88.0/87.5│+0.55) : 1週目 08/07(月)13(日)
[3位] 05.2万枚 (93.2/92.3│+0.85) : 2週目 08/14(月)20(日)
[3位] 03.8万枚 (97.0/94.1│+2.82) : 3週目 08/21(月)27(日)※ 27(日) 全国(なごや)
[9位] 01.6万枚 (98.5/95.3│+3.29) : 4週目 08/28(月)03(日)
[3位] 02.8万枚 (101.3/96.3│+5.06) : 5週目 09/04(月)10(日)※ 10(日) 全国(幕張)


ツイートにも書きましたが、「逃げ水」は、幕張メッセで全国握手会が開催された発売5週目に、2.8万枚という大きなセールスを記録して、週間ランキングで3位となり、累計が100万枚を突破しました。

前作「インフルエンサー」は、5週目累計が96.3万枚だったので、今作は、それを5.06万枚上回っている。

17枚目から18枚目への個別握手会セールスのアップは、完売状況に基づくシミュレーションによって、3万枚弱と推定されるので、店頭セールスが2万枚ほど伸びている感じになる。


しかし、「インフルエンサー」の全国握手会は、ポートメッセなごやが発売7週目、幕張メッセは14週目と、かなり遅い時期に入っており、一方、「逃げ水」は、早い時期に店頭セールスを刺激するスケジュールが組まれている。

従って、6週目以降の累計推移を見ないと、まだ何とも言えない面があります。

ちなみに、次の18枚目全国握手会、最後の握手会ですが、会場はインテック大阪で、来年の1月6日(土)に予定されています(笑)。

時期としては、発売22週目に当たり、メチャメチャ遅いので、今後の週間売り上げがどう動くのか、ちょっと分かりません。


幕張メッセ効果で、5週目のオリコン売り上げが3位の2.8万枚と、跳ね上がったため、Billboard JAPAN Hot100 の順位にも、影響が出ています。

(表3) Billboard JAPAN Hot100 における、「逃げ水」のランキング推移

凡例
(総合) Hot100総合順位 各項目の順位 : 対象週の週番号 期間の日付

#「各項目」の意味は、「S」ストリーミング数、「R」ラジオ放送回数、「L」PCによる読み取り数 (ルックアップ)、「T」 ツイート数、「M」国内動画再生回数、「F」ランクイン回数
#「各項目の順位」における「00」は、100位圏外
#「対象週の週番号」は、CD発売日から週終わりの日曜までを「1週目」、翌週の月曜から日曜を「2週目」と順に数えたもの
# CD発売週より前の週は、前週の月曜から日曜を「1週前」、前々週の月曜から日曜を「2週前」と順に数えてる

(総合)43位 S00/R00/L00/T02/M00/F01 : 04週前 07/10(月)16(日)
(総合)32位 S00/R00/L00/T04/M32/F02 : 03週前 07/17(月)23(日)
(総合)61位 S00/R00/L00/T09/M17/F03 : 02週前 07/24(月)30(日)
(総合)10位 S13/R26/L00/T07/M46/F04 : 01週前 07/31(月)06(日)
(総合)01位 S01/R05/L01/T01/M57/F05 : 01週目 08/07(月)13(日)
(総合)04位 S04/R33/L02/T05/M55/F06 : 02週目 08/14(月)20(日)
(総合)05位 S05/R70/L03/T15/M56/F07 : 03週目 08/21(月)27(日)
(総合)09位 S09/R00/L04/T26/M72/F08 : 04週目 08/28(月)03(日)
(総合)04位 S03/R00/L05/T12/M96/F09 : 05週目 09/04(月)10(日)

発売5週目の15、16、17枚目表題曲ランキング
(総合)09位 S11/R00/L04/T17/M16/F08 : 05週目 04/17(月)23(日) インフルエンサー
(総合)11位 S22/R66/L08/T14/M79/F08 : 05週目 12/05(月)11(日) サヨナラの意味
(総合)17位 S26/R00/L07/T29/M59/F09 : 05週目 08/22(月)28(日) 裸足でSummer

#「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」の日付は、2016年のもの


18枚目表題曲「逃げ水」は、発売1週目に1位を獲得した後、2週目4位、3週目5位、4週目9位と、徐々に順位が下がっていました。

ところが、5週目に4位へ反転上昇し、再びトップ5に復活です。

最近の表題曲は、5週目の総合順位が、「裸足でSummer」17位、「サヨナラの意味」11位、「インフルエンサー」9位で、4位というのは、なかなか素晴らしい位置だと思います(笑)。


総合が4位にアップした理由ですが、「S ストリーミング数」が3位に急上昇していて、幕張メッセ全国握手会の効果によるオリコン週間売り上げ2.8万枚が、反映されている。

さらに、「T ツイート数」の12位も見逃せないところで、個別握手会を全欠席しているトップメンバーが、久々に参加した全国握手会の週、「乃木坂」「逃げ水」という言葉が、ネットに溢れたことが窺えます。

しかし、一つ気になるのは、「M 国内動画再生回数」が96位と、直近3表題曲と比べ、かなり低い順位に留まっている。


実は、「逃げ水」MVは、YouTube再生数の伸びが、あまり芳しくない。

(表4) 公開8週目における「逃げ水」MVの再生回数増加速度と17、16、15枚目表題曲との比較

凡例
対象週の再生回数増加速度 (週終わりの累計回数 / +対象週に積み上げた回数) @ 対象週の週番号 : 期間 曲名

#「回数」は「万回」単位
#「対象週の週番号」は、公開開始から次の日曜までを「1W」、翌月曜から日曜までの7日間を「2W」、さらに翌月曜から日曜までを「3W」と順に数えたもの
# MVはすべてフルバージョン
#「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」の日付は、2016年のもの

4.2万回/日 (444.8/+029.2) @ 08W : 09/04(月)10(日) 逃げ水
9.9万回/日 (928.9/+069.2) @ 08W : 04/17(月)23(日) インフルエンサー
4.6万回/日 (497.0/+032.5) @ 08W : 12/05(月)11(日) サヨナラの意味
4.4万回/日 (460.3/+030.8) @ 08W : 08/22(月)28(日) 裸足でSummer


「逃げ水」MVは、現在、公開9週目の途中ですが、8週目の再生回数平均増加速度は4.2万回/日で、同時期の「インフルエンサー」9.9万回/日の半分以下に留まり、「サヨナラの意味」4.6万回/日、「裸足でSummer」4.4万回/日よりも、少し低い。

また、8W終わりの累計は、「逃げ水」444.8万回に対して、前作928.9万回、前々作497.0万回、前前々作460.3万回と、ここ4表題曲中、もっとも少ない数字になっている。

現在、乃木坂メンバーが、数多くの雑誌、テレビ・ラジオ番組、舞台、広告CMに出演し、東京ドーム2daysライブを開催出来るまでになったことを考えると、グループの知名度は、昨年から今年にかけて上昇している筈です。

にも関わらず、MV再生数の伸びが、昨年の夏曲を下回っているのは、心配な話で、乃木坂の音楽的な人気は、あまり上がっていないのかもしれません。


また、「逃げ水」の配信成績も、現在のところ、物足りなさを感じる展開になっている。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、14〜18枚目表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017/09/13(水)までのデータを示している
# ランキング対象の配信源は、Special Edition に収録されたもの
#「*」は、現在もランクイン日数を伸ばしている曲

08-02-06-05-02 / 18-02-00 [000] (043/043日; 4位)* 逃げ水
09-07-14-13-10 / 49-42-19 [020] (163/183日; 4位)* インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [144] (172/316日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-18-21 [343] (078/421日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [489] (051/540日; 5位) ハルジオンが咲く頃


「逃げ水」は、現在、51〜100位の順位帯に入っていて、ランクイン日数はさらに伸びていく見込みですが、50位以内への食い込みが23日しかない。

「インフルエンサー」の53日、「サヨナラの意味」70日、「裸足でSummer」26日、「ハルジオンが咲く頃」19日と比べると、やはり昨年夏並みの水準まで、戻ってしまった感がある。

MV人気と配信人気の両方で、前作、前々作から、失速したかのようで、19枚目表題曲「いつかできるから今日できる」での反転上昇を期待したいところです。


一つ興味深いのは、「逃げ水」は、配信パッケージである「Special Edition」のトップアルバムでの成績は、結構、良いんですね。

(表6) iTunes Store トップアルバムにおける、14〜18枚目「Special Edition」の配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表5)と同じ
# 配信開始から2017/09/13(水)までのデータを示している
#「*」は、現在もランクイン日数を伸ばしている配信パッケージ

12-03-04-01-01 / 10-10-01 [001] (042/043日; 2位)* 逃げ水
10-03-01-03-03 / 07-09-04 [143] (040/183日; 1位) インフルエンサー
11-02-01-02-03 / 13-07-16 [261] (055/316日; 2位) サヨナラの意味
13-01-00-04-00 / 10-11-05 [377] (044/421日; 2位) 裸足でSummer
07-02-02-02-03 / 07-04-02 [511] (029/540日; 1位) ハルジオンが咲く頃


「逃げ水」の「Special Edition」は、まだ一度しか200位圏外に落ちたことがないので、現在の42日から、さらにランクイン日数を伸ばすでしょう。

表題曲のトップソングがあまり芳しくないのに、配信パッケージが意外に好調なのは、カップリング曲に人気があるからだと思います。

(表7) iTunes Store トップソングにおける、18枚目「逃げ水」全C/W曲と過去のC/W曲の配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表5)と同じ
# 配信開始から2017/09/13(水)までのデータを示している
#「^」はMV付き、「U」はアンダー曲、「C」は共通曲
#「初期23日連続イン」は、配信開始から23日間連続して、200位以内に入ったという意味
# 17枚目以前の曲は、もっともランクイン日数の多いものだけを載せ、「Z(200位圏外)」と「配信日数」を省略している

18枚目「逃げ水」
0-3-5-1-1 / 6-7-4 [16] (27/43日; 013位) ひと夏の長さより… [初期23日連続イン]
0-0-0-0-0 / 6-2-4 [31] (12/43日; 065位) 泣いたっていいじゃないか?
0-0-0-0-0 / 1-4-2 [36] (07/43日; 099位) 未来の答え^ (3期)
0-0-0-0-0 / 0-3-3 [37] (06/43日; 111位) アンダー^ (U)
0-0-0-0-0 / 2-0-3 [38] (05/43日; 094位) 女は一人じゃ眠れない^ (C)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [43] (00/43日; 200外) ライブ神^ (2期)

17枚目「インフルエンサー」
0-0-0-1-0 / 7-2-4 (14日; 034位) Another Ghost^ [初期14日連続イン]

16枚目「サヨナラの意味」
0-0-0-1-3 / 9-8-5 (26日; 038位) ないものねだり^ [初期14日連続イン]

15枚目「裸足でSummer」
0-0-0-0-4 / 6-3-0 (13日; 045位) オフショアガール^

14枚目「ハルジオンが咲く頃」
0-0-1-1-1 / 0-2-1 (06日; 025位) 釣り堀^

13枚目「今、話したい誰かがいる」
0-2-1-3-3 / 2-2-1 (14日; 16位) 悲しみの忘れ方^ [初期14日連続イン]
0-0-0-1-1 / 5-5-2 (14日; 38位) ポピパッパパー^ [初期14日連続イン]


秋元真夏と松村沙友理がWセンターである「ひと夏の長さより…」は、配信開始から23日連続でトップソング200位以内に入り、トータルでは27日ランクインを記録しています。

これは、乃木坂歴代カップリング曲中、もっとも長いランクインで、センターの意外性、メンバー構成の新鮮さ、楽曲そのものの人気などに加え、フジテレビの夏イベント『お台場みんなの夢大陸』のテーマソングというタイアップが追い風となって、ダウンロード数が増えていったのだと思います。

ただ、26日ランクインの「ないものねだり」を始め、過去のカップリングでランクイン日数の多かった曲は、すべてMV付きで、今回、MVなしで、新記録を打ち立てたのは、快挙じゃないでしょうか。


ネットでの一部囁かれていたように、もし、真夏さん&さゆりんごのセンターで、「ひと夏の長さより…」を表題曲にしていたら、2017年、乃木坂の夏は、もっと違うものになっていたのかもしれません。

まあ、そんなことを考えてもしょうがないので(笑)、2017年の秋と冬が、乃木坂にとって、より良い季節になるよう、期待しています。

そのためにも、「いつかできるから今日できる」の生歌リレーを、すべての音楽番組で果敢にチャンレンジして、出来れば、成功させて欲しいなと(笑)。


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「いつかできるから今日できる」のMステ生歌で何が起こったのか?彷徨う乃木坂の歌唱コンセプト [12Sep17]

2017-09-12 19:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

09月12日(火) [地デ] 24:55~ メ~テレ「BOMBER-E PRIVATE NIGHT」に、伊藤かりん、相楽伊織、鈴木絢音が出演

09月18日(月祝) [特典] 18th「逃げ水」第1回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

09月18日(月祝) [地デ] 12:00〜 テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES』に、乃木坂が出演

09月22日(金) 映画『あさひなぐ』の公開スタート

09月24日(日) [地デ] 13:30~ フジテレビ系「KinKi Kidsのブンブブーン」に、桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理が出演
09月24日(日) [特典] 18th「逃げ水」第2回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜



先週の金曜日、9月8日夜の『MUSIC STATION』で、乃木坂19枚目表題曲「いつかできるから今日できる」がテレビ初披露されましたが、正直、強烈でしたね(笑)。

音楽番組における乃木坂のステージは、ほとんど観てきましたが、本来の楽曲が分からないほど、音を外した生歌というのは、初めて経験しました。

放送直後こそ、「どうしたんだ!?」とネットで騒ぎになったものの、私と同じように、受けたショックがあまりに大きかったのか、この件には、もう触れたくないといった感じで(笑)、その後、冒頭の生歌部分を取り上げる人が少ない気がします。


やはり自分が好きなアイドルには、画面の中で、いつもキラキラ輝いて欲しいわけで、失敗したステージなんか忘れて、さっさと次に行きたいのは、ファンとしてもっともな気持ちです。

しかし、今回の歌唱パフォーマンスには、乃木坂が抱えている本質的な矛盾が、見え隠れしている面もあって、スルー出来ないものがある。

また、フロント4人による、生歌リレーの歌い出しは、このレベルのままだと、今後のステージで使えない可能性があって、ではどうするのかというパフォーマンスの行方も気になる。


そこで、Mステの生歌唱で、何が起こったのか、考えてみることにします。

まず、そもそも、本来はどういったメロディーなのか、あのステージからは掴めなかったので、何か音源が出ていないか、ネットで調べてみました。

もちろんCD発売はまだ先で、配信は始まっておらず、ラジオ放送もないようで、利用できる音源はほとんどないのですが、何人かの方が、楽曲を耳コピして歌っている動画をアップしていました。

さすがに、音感レベルが高く、歌の上手い人ばかりで、演奏されているメロディーもほぼ一定しているので、それらを参考にして、金曜の夜、フロント4人の歌唱に何が起こったのか、推測していきます。


まず、トップバッターの西野七瀬は、歌の出だしである、次のフレーズを担当しています。

朝の靄に 差し込んだ陽の光

この歌唱で問題なのは、初っ端「朝の靄に」の音が上手く取れていないことだと思います。

とくに、「の」の部分は、はっきりキーを上げる箇所なのに、音が上がりきらず、むしろ下がっている印象すら受けるような、何か平板な進行になっている。

「の」を伸ばすとき、高い位置の音階を一定に保てず、若干、彷徨っているのかもしれない。

そして、次に続く「差し込んだ」に、上手く音をつなげられず、後半パートで、歌唱と演奏メロディーが微妙に食い違って、不安定な音楽になってしまった。


2番手の白石麻衣は、

木々の中を ひたすら走ってた

を歌っています。

最初の「木々の中を」は、西野パートと同じメロディーですが、1番手の歌い方に影響されたのか、ここでも「の」の音が弱くて、メロディーに乗り切れていない。

さらに、後半の「走ってた」は、乃木坂の歌によくある、歌詞の言語リズムと、演奏される楽曲リズムが合っていないパートで、いわば「字足らず」なので、普通に発音するときと違い、不自然に音を伸ばす必要があって、歌う側にとって、ちょっとした「難所」になっている。

十分に音が取れないまま、その難所に突入したため、音程だけでなく、リズムまでズレてしまい、尺の合わない、間延びした歌唱で終わってしまった。


音程とリズムがヨレヨレになっていく様を、間近でじっくり聴かされた3番手の齋藤飛鳥は、事前に思い描いていた、歌うべき音のイメージが完全崩壊していく。

どこを行けば 空に辿り着くのか?

あしゅの担当したこのフレーズは、西野パートと同じメロディーだと思いますが、「どこを行けば」は、キーを上げるも下げるも、ほとんど1音も取れず、アイドルが歌う青春スポ魂映画の主題歌なのに、お経のような感じになってしまった(笑)。


ネットの感想を読むと、齋藤飛鳥の歌が一番厳しかったというコメントが多いけど、歌唱力の問題というより、前の2フレーズがよろけたので、修正できなかった面があると思います。

後半の「空に辿り着くのか?」は、ある程度、立て直していて、歌番組での生歌が初めてであることを考えると、センスを感じさせる部分もあり、今回の出来だけで、歌唱力を判断するのは早いかなと。

生歌をリレーでつなぐのは、伝言ゲームのようなもので、前の人が音やリズムを外すと、どうしてもそれにつられてしまい、相当にハイレベルな音感がないと、正しく修正するのは、なかなか難しい。


かつて、2013年のフジテレビ『FNSうたの夏まつり』で、乃木坂が山下久美子さんとコラボして、彼女の「So Young」を、一部、生で歌ったことがありました。

メンバーが1人ずつ前に出て、一言歌って次につなぐリレー形式でしたが、緊張したのか、1番手まいやんの音とリズムが彷徨い、群馬弁なのか、若干、訛りが入った歌い方になってしまった。

すると、2番手桜井玲香まで、引きずられて訛ってしまい(笑)、妙な流れが出来てしまった。

結局、3番手生田絵梨花が、正しい音とリズムに引き戻して、なんとか形を整えたけど、生歌リレーにおいて、トップバッターが正確に歌うことの重要性を痛感させられたステージでした。


SMAPは、中居正広のような、やや歌の苦手なメンバーがいるにも関わらず(笑)、全員で生歌ソロをつなぐステージを、よく披露しています。

ぜひ見習いたい、果敢なチャレンジ精神ですが、それでも中居君に歌い出しを任せるといった順番にはせず、各メンバーの歌唱力を見極めた歌割りになっている。

一方、中居君も、音程は甘いけど、数多くの司会をこなしているだけあって、声量は持っていて、さらに、出来るだけ音を外さないよう、日頃から練習している節がある。

理に適った歌割りと、練習の積み重ねによって、決して上手くはないけど、聴ける範囲にまとめていて、「歌が下手」ということを、ネタに出来るレベルには仕上げています。


先日の『うたコン』で、「なんてたってアイドル」の平歌部分をソロで歌った生駒里奈が、NHKホールという大きな会場にも関わらず、なんとか様になったのは、ほぼ同じメロディーのパートを、渡辺麻友という上手い人が先に歌ってくれて、お手本を見せてくれたことが、少なからず追い風になっている。

この曲のメロは、「いつかできるから今日できる」の冒頭より、ずっと複雑で、大箱での生歌は、生駒ちゃん自身が「正直やめた方がいいと思いましたが」と書いているように(笑)、かなりチャレンジングな試みだったと思うけど、適切な歌割り、歌シーンのある舞台の経験、そして、ステージへ向けた練習が功を奏し、大外しすることなく、「アイドルの歌唱」という範囲に入れることが出来た。

Mステの生歌が、「アイドルの歌」として捉えても、シャレにならないレベルになってしまったのは、歌い出しを担当するトップバッターの歌唱力が不十分だったことが大きく、そこを改善すれば、もう少し音とリズムが躍動するステージにまとめられると思います。


現在の乃木坂で、もっとも信頼度の高い歌唱力を持っているのは、音楽番組のミュージカル特集などに出演し、数多くの生歌ステージをこなしている生田絵梨花なので、一番簡単なのは、いくちゃんに、歌い出しを任せることです。

例えば、西野白石パートをいくちゃんが歌い、飛鳥パートをななせまるとまいやん、続く堀未央奈のパートをあしゅと堀ちゃんで分ける、といった歌割りにすれば、声量が求められる大箱にも、何とか対応できる筈で、『FNS歌謡祭』や『MステSUPERLIVE』での生歌スタートが可能になると思います。

おそらく映画で流れる「いつかできるから今日できる」は、Mステと同じく、フロント4人のソロリレーだと思いますが、映画バージョンとライブバージョンが異なっても問題はないだろうし、生歌の温かみと迫力をステージに入れ込む意味からも、検討する価値のある案じゃないでしょうか。


しかし、選抜センターが、冒頭の歌い出しを担当する乃木坂の「しきたり」に従うのであれば、フロント4人が、練習に練習を重ねるしかない。

『MUSIC FAIR』のような、スタジオで歌う番組ならば、練習次第で、テレビで流せる範囲にまで、持っていける可能性はある。

ただ、声量を短期間でアップするのは難しいので、大きな会場で歌う、年末のテレビ系音楽祭では、歌割りを変更しない限り、残念ながら、「被せ」など、何らかのサポートが必要になるかもしれない。

大箱では、音を外す以前に、声が聴こえない危険があって、それだけは避けたいですから。


今回のステージ、ファンの捉え方はともかく、映画『あさひなぐ』の関係者が、どう感じたかが気になります。

原作者のこざき亜衣氏は、

個人的に冒頭のちょっと音程外してるところも、若い女の子の等身大の不安定さが出ててとてもよかった

と感想をツイートされていて、乃木坂のステージをMax好意的に観て下さっていて、本当に優しい方でホッとしました(笑)。


ただ、映画の宣伝を担当している人たちは、本音のところ、もっとシビアな捉え方をしたかもしれない。

次の表は、乃木坂が表題曲をMステで披露したタイミングです。

(表1) テレビ朝日『MUSIC STATION』におけるシングル表題曲の演奏時間と出演タイミング

凡例
(Mステのステージがテレビ披露の何番め) 演奏時間 @ CD発売日の午前0時を基準にしたステージ披露のタイミング [番組放送日] 曲名

(01) 2分30秒 @ 32.2日前 [09/08(金)] いつかできるから今日できる
(02) 2分36秒 @ 04.2日前 [08/04(金)] 逃げ水
(01) 2分30秒 @ 04.2日前 [03/17(金)] インフルエンサー
(02) 2分31秒 @ 04.2日前 [11/04(金)] サヨナラの意味


CD発売の前週金曜に、Mステで表題曲を披露するパターンが、16、17、18枚目と続いていました。

しかも、そのステージは、テレビ露出の1番目か、2番目で、お茶の間に楽曲を届ける、最初の重要なステップに位置付けられてきた。

今回、通常より1ヶ月近くも早い出演に踏み切ったのは、もちろん、9月22日(金)の映画『あさひなぐ』公開を睨んでのことです。


映画の公開直前に、Mステで主題歌をパフォーマンスして、映画館に足を運んでくれる人を増やそうという、重要なキャンペーンの一環だった。

そして、番組側も、主要キャラが登場する映画のシーンを複数流して、かなり協力してくれました。

舞台版『あさひなぐ』の「製作」欄に、テレビ朝日が名を連ねていて、そういう関係もあって、Mステで大きく取り上げてくれたのかもしれません。


しかし、ステージを観た視聴者に対して、どれだけの宣伝効果があったかとなると、疑問符を付けざるを得ない。

歌い出しには、メロディーラインを構成する主要「モチーフ」が提示されているのに、そこが頭に入ってこないので、主題歌の全体像が把握できず、映画の雰囲気が伝わりづらい。

Perfumeによる、『ちはやふる』の主題歌「FLASH」が、勢いのある映画のイメージとよくマッチしていて、強力なプロモーションになっただろうことを考えると、やはり、きちっと歌って欲しかったという思いが残ります。


Mステのステージにおいて、もう一つ看過できない問題点は、高山一実らのパートあたりから入ってくる、男性バックコーラスの音が大きすぎて、あろうことか、メンバーの声が聞き取りづらくなっていたことです。

かずみんの様子から、この部分は生歌ではない筈で、機械で流すメロディーの音量調整を間違った可能性があり、本当なら、スタッフの大失敗ということになる。

どうも最近、乃木坂運営は、公式サイトにCD発売日を告知する際、スタッフ同士の内輪のやりとりを流出させたり、19th選抜メンバーを『乃木坂工事中』で発表する前に、北野日奈子の選抜入りの報告ブログをアップしてしまったり(笑)、ミスが多いですよね。

以前からのスタッフがいなくなって、新しい人が担当し始めたのかもしれません。

公式サイトにおけるミスは、それほど大ごとにはならないだろうけど、主演映画の主題歌をパフォーマンスする重要なステージに臨んで、メンバーの歌唱力を読み間違えたり、生放送なのに流すメロディーに不具合があったりとなると、だんだんシャレにならなくなる。


しかし、乃木坂運営の最大のミスは、表題曲を生で歌うステージを、これまで、ほとんど設けてこなかったことだと思います。

乃木坂の場合、一つの表題曲について、最低でも5つくらいの音楽番組でパフォーマンスし、1年だと、20回くらいは歌う機会がある。

一部でいいから必ず生歌パートを入れ、メンバーに歌わせていれば、かなりの経験を積めた筈です。


少なからぬファンが、口パクや「被せ」を批判するのは、日頃から歌の経験を重ねていないと、いざというとき、大事故を起こす危険があるからで、今回のMステは、恐れていたことが、そのまま現実になってしまった感がある。

生駒里奈は、『うたコン』出演の直後、更新したブログに、

テレビで歌う人は下手くそはダメよね、それを私はもう個性にしたくはないです。

(生駒里奈の2017/09/05_21:06ブログ)

と書いています。

3日後、超特大ブーメランが乃木坂を直撃するとは、その時、知る由もなかった、といった流れになってしまいましたが(笑)、本当にもっともな意見で、これからメンバーみんなで、歌の練習に邁進して欲しいです。


ネットを眺めていると、昔のアイドルも歌が下手だったという意見を、ちょくちょく目にしますが、そんなことはないと思いますよ。

当時のアイドルは、デビューして間がない16、17歳の女の子が、渋谷公会堂のような、声量を要求される大きな会場のステージに立ち、完全な生歌で、一人で1曲歌い切るのが当たり前だった。

そのため、山口百恵や中森明菜といった、図抜けて歌が上手い人を除けば、コンディションによって、ときどき音程が揺らぐのは仕方のないことです。


しかし、それでも、ほとんどの歌手は、聴ける範囲にちゃんと入っていたので、裏で相当な練習を重ねていたのだと思います。

実際、乃木坂と共演した、松本伊代や榊原郁恵は、50歳代とは信じられないほど、豊かな声量を持ち、音もきっちり取れていた。

アイドル時代に、しっかりしたボイストレーニングを受けていなければ、その歳になって、あそこまでは歌えない筈で、昔のアイドルは、日常的に歌の研鑽を積んでいたのでしょう。


今回のMステは、間近に迫った主演映画に対して、有効なプロモーションが打てたのかという点を含め、正面から検証を加えて、今後の糧にするべきだと思います。

プロとして失格と言われても仕方のない面があったのは確かで、挫ける必要はないけど、何が問題だったかを洗い出し、練習を通して改善して、今後の音楽番組で、生歌スタートを完成させることを期待しています。

最後に、堀未央奈の歌パートについて一言。

風は 何も 語りはしない

この歌唱は、結構、面白くて、良かったです。

音やリズムはともかく(笑)、堀ちゃんが、自分のペースで堂々と歌っていて、歌に「強さ」があった。

本番の生歌ステージで、最後にものを言うのは、自分の歌を届けるという、決然とした自信で、生田絵梨花の歌唱が感動的なのも、テクニックの背後にあるメンタルの強さじゃないかと。

なぜ、堀ちゃんが、堂々と歌えるのかは分かりませんが(笑)、実は、秋元真夏の生歌にも、似たような雰囲気があって、魅力的な歌に必要なものは、声量や音程だけでないということを教えられた気分で、このパートは楽しかった。


「いつかできるから今日できる」を耳コピして歌っている方の動画を、一つ紹介しておきます。

リンクは貼りませんが、以下の語句を、YouTubeの検索欄に入れれば、トップに来ると思います。

いつかできるから今日できる monogataru cover

「こんなに素晴らしい歌だったんだ!」と、聴いて感動しました(笑)。


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歌唱力の片鱗と開花、『うたコン』生駒と『N響ほっと』生田、東京ドーム2Daysは巨人横浜次第? [07Sep17]


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歌唱力の片鱗と開花、『うたコン』生駒と『N響ほっと』生田、東京ドーム2Daysは巨人横浜次第? [07Sep17]

2017-09-07 20:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

09月08日(金) [地デ] 20:00~20:54 テレビ朝日系「ミュージックステーション」で、乃木坂が19枚目表題曲で映画『あさひなぐ』主題歌の「いつかできるから今日できる」をテレビ初披露

09月09日(土) [地デ] 04:15〜04:45 TBS「開運音楽堂」に、衛藤美彩が出演
09月09日(土) [地デ] 18:30〜19:00 日本テレビ系「満天☆青空レストラン」に、生駒里奈と松村沙友理が出演

09月11日(月) [地デ] 23:00~23:30 NHK Eテレ「世界制服」西野七瀬



9月5日(火)夜に生放送されたNHK総合『うたコン秋祭り 〜筒美京平名曲集〜』で、生駒里奈と渡辺麻友が小泉今日子の「なんてったってアイドル」(1985)をパフォーマンスしましたが、久しぶりの生歌に、可愛いいダンスが入って、楽しかったですね。

番組が掲げたテーマに沿った曲について、『うたコン』は、生演奏生歌で披露するスタイルを貫いているので、二人のステージもそうだろうと予測できましたが、まさか生駒ちゃんに、あれほど長いソロパートがあるとは思いませんでした(笑)。

2013年12月のAKB48紅白対抗歌合戦において、生田絵梨花のピアノ伴奏で、渡辺麻友が歌った「君の名は希望」に感動して以来、まゆゆの歌唱力がハイレベルであることは知っていたので、今回も、ほとんどを彼女が歌うのかと。


そのため、「黒いサングラス」と歌い出したときは、「い、生駒ちゃん?!大丈夫か?」と、一気に、手に汗握る緊張を覚えました。

私が聴いた生駒里奈の生歌となると、あの「バレッタ」3連発で有名な、2013年代々木ライブでの「水玉模様」くらいしか記憶になく、それも結構ヨレヨレだった記憶が残っている(笑)。

まあ、クリス・ハートと並んで、バラードをデュエットするわけじゃなく、往年のアイドルソングを、キュートな衣装で、元気に歌って踊るステージなので、さほど歌唱面を気にすることはないのだけど、あまりにヒドイと、何より、本人が落ち込んでしまうので、ドキドキしました。


NHKホールは、もともとオーケストラの演奏を想定しているのか、音が全然響かない設計になっていて、かつては、紅白歌合戦などの歌番組で、相当な歌唱力を持っているアーティストが、思い通りに歌えず、四苦八苦しているシーンをよく見かけました。

最近は、改装して作り直したのか、以前よりずっと歌いやすくなった印象ですが、それでも、かなりの声量を求められるホールに変わりはない。

しかも、音量、音程、リズムを簡単には調整できない生バンドが演奏する上に、パフォーマンスには結構ダンスが入っていて、動き回りながら歌うという、二重三重の負荷が掛かってくる。


もう、歌唱がヨレヨレでも、スマイルで乗り切るしかないと(笑)、半ば覚悟を決めてたんですが、驚いたことに、ちゃんと音を取りながら、メロディーに合わせて、普通に声が出ていた。

大箱会場で、高い声量を維持しながら、リズムと音を安定させるのは、相当に難しい筈ですが、こちらの予想を遥かに越えるレベルで歌っていて、正直、びっくりしました。

確かに、他の演歌歌手やJ-POPシンガーはもちろん、渡辺麻友と比べても、個々の音程精度は甘いけど、長いフレーズを、メロディの主線を外すことなく、歌い切っている。


自前曲の歌唱を「口パク」や「被せ」にしているアイドルが生で歌うと、短いフレーズなのに、音が彷徨って「どこに行こうとしている?」と訊きたくなるようなケースが多いんですが(笑)、「うたコン」の生駒は、最後までリズムと音の流れを手放さなかった。

歌を聴いていると、楽譜が頭に入っていて、出すべき音が何かを把握できている気がしました。

生駒ちゃんは、中学校時代、吹奏楽部で活躍していたそうで、その経験からか、歌唱を、楽器演奏を含めた「音楽」の一部として捉え、歌手として自分の果たすべき役割を理解している雰囲気がある。

また、最近、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や『モマの火星探検記』といった、歌唱シーンを含んだ舞台を数多くこなしたことで、声量と発声スキルが格段に向上したのかもしれない。


もちろん、出すべき音を理解していても、大きな会場で、その音を自分の声として響き渡らせるには、さまざまな技術が必要で、決して簡単なことではない。

ただ、生駒里奈は、歌が上手くなる知識と素質を備えているようで、短期間の練習だったと思いますが、ここまでのレベルに達したことが、それを裏付けていると思います。

そもそも、NHKホールで、長いソロパートを歌ったメンバーは、生田絵梨花を「別格の例外」として、生駒里奈が初めてですが、音楽番組での生歌経験がほとんどないにも関わらず、かなりなレベルにまとめ上げたわけで、今後、さらに経験と練習を積めば、相当に上手くなる気がします。


一方、今回のステージで、改善すべき課題も見えてきました。

「なんてたってアイドル」の歌唱では、以下の二箇所で声が裏返っている。

黒いサングラスかけても プライバシーをかくして[も]

イメージが大切よ 清く正しく美[し]く

# 裏返った部分を、[括弧]で囲っている

生駒里奈は、『うたコン』の放送直後に更新したブログに、

緊張して声が上ずった!!

(生駒里奈の2017/09/05_21:06ブログ)

と書いています。

確かに、経験不足からの緊張は大きいと思います。

ただ、いずれも、ひとまとまりの歌パートの最後でつまずいていて、緊張が直接の原因だとしても、その背後には、肺活量の不足があるように感じます。


長いフレーズを歌ったため、終盤息が続かず苦しくなり、それでも元気良くフィニッシュして、まゆゆに良い流れで渡そうと力が入り、声のコントロールをやや失ってしまった。

例えるなら、フィギアスケートで、フリー終盤に3回転ジャンプを持ってきたけど、スタミナが続かず、上手く行かなかった感じです(笑)。

従って、もっと肺活量をアップして、余裕を持ってフレーズ終盤を迎えれば、緊張していても、なんとかミスなくフィニッシュできるんじゃないでしょうか。


音の取りが甘いのも、音感はあって、出すべき音は分かっているのだけど、NHKホールという大きな空間に声を響かせるため、通常とは桁違いの声量が求められ、その結果、音程が安定しなくなっているのだと思います。

生駒ちゃんは、ブログで、次のように述べている。

誰も練習見てないからさ絶対伝わらないけど練習ではまだマシだったんだよ?

いや、よく分かります、あのステージで、あれだけ歌えるのだから、声量の要らないカラオケなら、しっかり音を取れて、周りが聴き惚れるくらい、上手く歌えるでしょう。

しかし、カラオケルームで歌うのと、NHKホールで歌うのは、全然、別の話です。

通常では考えられないレベルの声量を要求されるため、そうでないときは難なく出せた音程やリズムが、思うようにキープ出来なくなって、声が裏返るなんてことも起こってしまう。


とにもかくにも取り組むべきは、肺活量をアップして、声量を上げることで、生田絵梨花が、毎晩毎晩、浮き輪を膨らましたり、奇妙なダンスを踊っていたのは(笑)、その重要性を認識していたからだと思います。

ただ、ほとんど初めての生放送生歌唱、しかも観客の入った大箱でのステージなのに、声が震えることなく、落ち着いて歌い進め、しかも、ソロパートの終盤に、きちんと見せ場を作ろうとする「攻め」の姿勢を見せていて、生駒里奈の尋常ではない舞台度胸を痛感します。

飛び抜けた歌唱力を持っている衛藤美彩や桜井玲香ですら、音楽番組の生歌ステージで、ワンフレーズを綺麗に歌い上げるまで、何回も場数を踏まなければならなかったことを考えると、今回の『うたコン』では、生駒里奈の類い稀なるスター性の高さを再認識させられました。

やっぱ凄いわ、この子(笑)。


『うたコン』で、乃木坂とAKB48が出演したステージの曲名と演奏時間を載せておきます。

NHK総合『うたコン秋祭り 〜筒美京平名曲集〜』
2017/09/05(火)19:30〜放送

「なんてたってアイドル」小泉今日子
2 : 09 = 生駒里奈 & 渡辺麻友

「逃げ水」乃木坂46
2 : 44 = 18th選抜 {(欠)若月佑美 (代)斉藤優里}

「#好きなんだ」AKB48
2 : 42 = 49th選抜 {「2017総選挙」選抜}

#「曲名」歌手名(オリジナル)
演奏時間 = 歌手名


ところで、NHKホールで長いソロパートを歌ったメンバーとして、生田絵梨花は「別格の例外」と上述しましたが、生ちゃんは、夏休み中の7月終わり、日本を代表するオーケストラ、NHK交響楽団をバックに、大勢の観客の前で、ディズニーアニメ映画のヒットソングを生歌唱するという、とんでもないステージをこなしています。

先日、そのときの模様が、Eテレで放送されましたが、歌唱力と表現力が段違いに向上していて、ああ、生田絵梨花はもうアイドルではなく、ミュージカル女優なんだなあと、しみじみ感じました(笑)。

以下に、生ちゃんが歌った曲と演奏時間を記しておきます。

NHK Eテレ『N響ほっとコンサート2017 プリンセス・オン・クラシック』
2017/09/03(日)21:00〜放送

「生まれてはじめて」 from 『アナと雪の女王』
3 : 40 = 生田絵梨花 & 新妻聖子

「とびら開けて」from『アナと雪の女王』
2 : 08 = 生田絵梨花 & 津田英佑

「輝く未来」from『塔の上のラプンツェル』
3 : 56 = 生田絵梨花 & 津田英佑

#「曲名」from『映画名』
演奏時間 = 歌手名


生田絵梨花も、『虹のプレリュード』『リボンの騎士』『ロミオ&ジュリエット』『レ・ミセラブル』と、舞台経験を重ねるごとに、ぐいぐい歌唱力を伸ばしてきました。

『レ・ミセラブル』は、6月下旬、帝国劇場に観に行ったのですが、純粋で可憐なコゼット役がハマっていて、19世紀前半のフランスを舞台にした、猥雑かつエネルギッシュな大河劇の世界を堪能しました。

生ちゃんの歌唱に関しては、ソロはよく届いて聴き惚れるのだけど、全体合唱は、周りの出演者がとんでもないレベルの方ばかりで、埋没しがちになっていて、あと一歩声量が欲しいかなと感じました。

まあ、ミュージカル界を引っ張っていくならばといった、とんでもなく高いレベルの話で、通常の感覚で言えば、もう十分なんですが(笑)。


ただ、『N響ほっとコンサート』では、フルオーケストラの演奏をものともせず、NHKホールに高音を響かせていて、さらに声量がアップした印象を受けました。

舞台の連続公演が出演者のスキルを急速に向上させるのは、しばしば見られることで、生田絵梨花の歌唱力も、日毎にレベルアップしている可能性がある。

そして、生ちゃんの場合は、単に歌が上手いというだけでなく、惚れ惚れするスタイルに、豊かな表情変化が加わった、全体としての表現力が桁違いで、「生まれてはじめて」の一人芝居入りソロ、「とびら開けて」「輝く未来」における相手との掛け合いが、もう愛くるしいのなんの(笑)。


純粋な歌唱力だけであれば、同年代で生田絵梨花に匹敵する人はいるかもしれないけど、ここまで若々しさ、可愛らしさ、フレッシュ感を表現できる人は、滅多にいないんじゃないかと思います。

フジテレビ『TEPPEN』のピアノ対決に出演したとき、ピアノを弾いている最中ですら、ニコニコと楽しげな雰囲気を、表情と身体全体で伝えていて、観ていて、ワクワクしたのを覚えています。

あんな風にピアノ弾く人って、あまり観たことがなく、圧巻の表現力を備えている。


歌唱ステージでは、とくに、「とびら開けて」や「輝く未来」のように、男性ボーカルとデュエットでハモると、心が沸き立つような、素晴らしい高揚感を生み出していく。

以前、『乃木坂工事中』で、メンバーのどんな歌にも、上手くハモってみせると豪語していました。

生田絵梨花、一見、ばんばん剛速球を投げる、自己主張の強い性格に見えるけど、実は、優しい妹キャラという話があって(笑)、相手の感情や間合いを読むのことに長けていて、そのため歌唱でも、ハーモニーは非常に得意のようです。

ソロだと、どうしても低音部が弱くなりがちですが、男性とハモると、高音部に専念できて、しかも、相手の歌唱ラインという「道しるべ」があるので、進むべき方向がはっきりしている。


この辺が、生田絵梨花のデュエットが、見応え、聴きごたえのあるステージになる理由かなと。

ちなみに、「とびら開けて」の津田英佑さんは、映画『アナと雪の女王』日本語吹き替え版のまさにハンス王子を担当している方のようで、2014年の『FNSうたの夏まつり』で、アナ役の神田沙也加とデュエットしていて、覚えている人も多いかもしれません。

つまり、『N響ほっとコンサート』で、生ちゃんは、本家アナ役の代わりを務めたわけで、今年の紅白歌合戦では、乃木坂メンバーとしてだけでなく、ミュージカル枠でも呼ばれるんじゃないか、と言ったら言い過ぎでしょうか(笑)。


ただ、ここ最近、生田絵梨花のミュージカル女優としての活躍ぶりには目を見張るものがあって、フジテレビ『MUSIC FAIR』の「ミュージカル名曲集」にも出演していました。

以下に、そのとき、生ちゃんが参加した曲と演奏時間を載せておきます。

フジテレビ『MUSIC FAIR ミュージカル名曲集』
2017/09/02(土)18:00〜放送

「ONE」 from 『コーラスライン』
1 : 12 = 生田絵梨花 & 石丸幹二 & 知念里奈 & 中川晃教 & 新妻聖子

「TOMORROW」 from 『アニー』
1 : 25= 生田絵梨花ソロ

「愛していれば分かり合える」 from 『モーツァルト!』
2 : 05 = 生田絵梨花 & 中川晃教

「SEASONS OF LOVE」 from 『RENT』
2 : 46 = 生田絵梨花 & 石丸幹二 & 知念里奈 & 中川晃教 & 新妻聖子

#「曲名」from『ミュージカル名』
演奏時間 = 歌手名


生ちゃんが『アニー』を音楽番組で歌う日が来るなんて、感慨深いです。

乃木坂初期の頃、お泊まり会企画で、全員がパジャマ姿のとき、他メンバーから『アニー』のモノマネやって!のリクエストが出て、「TOMORROW」を歌い出すも、微妙な空気になり、本人が拗ねてしまったことがあった。

それが今や、泣く子も黙るミュージックフェアですから、隔世の感があって、歌を聴きながら、本人には余計なお世話だろうけど(笑)、「おめでとう!」と声を掛けたくなりました。


また、中川晃教と歌った『モーツァルト!』の「愛していれば分かり合える」は、男性とのデュエットで素晴らしい。

ただ、このデュエットは、相手パートに、結構、高音部が多く、高音と高音のハーモニーだったこと、また、妻である「コンスタンツェ」の台詞が、生ちゃんのお嬢様的な雰囲気と合っていなかったことなど、やや気になる点がありました。

来年5月6月、帝国劇場で上演される『モーツァルト!』に、生ちゃんは、まさに「コンスタンツェ」役で出演するので、役作りの面で新しい工夫を要求されるかもしれません。

どんな生田コンスタンツェが観られるのか、今から非常に楽しみです。


生田絵梨花の印象的な音楽ステージとしては、少し前になりますが、『FNSうたの夏まつり』における「Another Day Of Sun」を、ぜひ挙げておきたい。

フジテレビ『FNSうたの夏まつり アニバーサリーSP』
2017/08/02(水)19:00〜

「Another Day OF Sun」form 映画『ラ・ラ・ランド』
2 : 17 = 生田絵梨花 & 石丸幹二 & 新妻聖子 & クリス・ハート & Bevely


ガチで、クリス・ハートと共演してます(笑)。

このステージでは、赤い柄をあしらった白いワンピースをタイトに着こなし、それが生ちゃんの抜群のスタイルをこれでもかと引き立てている。

しかも、ソロパートの前に、少しダンスが入るので、手脚の美しさと生き生きとした表情が強調され、まあ、眩しい眩しい(笑)。

そして、歌うのが、次のパート。

And when they let you down
The morning rolls aroud


前半の盛り上がりを、後半のフィナーレへとつなげる大きな転換点で、ソロ歌唱が重要なポイントになるんですが、持ち前の高音を生かして、生田絵梨花が、見事に歌い切った。

ここでステージの流れが一気に「転調」、前半参加していなかったクリス・ハートとBevelyが加わり、全員が一列に並んで、合唱の大団円へなだれ込んでいく。


乃木坂が関わった複数アーティストによるコラボで、メンバーが、ここまで中心的な役割を果たしたステージは、記憶がありません。

グループの歴史が、新しい段階に入った瞬間で、生田絵梨花がソロパートを歌い終わったとき、思わず、「よっしゃ!」と声が出てしまいました。

生ちゃん、カッコいいです、催眠術に掛かっているフリして、センブリ茶を飲み、あまりの苦さに「ショートケーキ味」と他人のコメント繰り返してしまったのと、同じ人物とは、到底思えません(笑)。

ハードディスクに落とした「Another Day Of Sun」、少なくとも20回は繰り返し観てる気がします(笑)。


生駒里奈が歌唱面で高い潜在能力を見せ、若手ミュージカル女優として頭角を現した生田絵梨花が、数々の歌唱ステージで大活躍している。

個人的には、ここに星野みなみが続くことを期待しています(笑)。

みなみは乃木坂No.1と言われるほど、美しく印象的な声を持っていて、ダンスが上手いことから、リズム感も十分にある。


年齢が上がって、さらに外仕事が増えていくと思うので、歌うチャンスがあれば、ぜひ積極的に挑戦して、声の魅力を生かして欲しい。

声質が抜群なので、声量さえ上げれば、かなりのインパクトを与えられる筈で、楽しみにしています。

ちなみに、生ちゃんが、隠れ妹タイプなのに対して、みなみは、グイグイ迫ってくる、隠れお姉さんタイプじゃないかと、睨んでいます(笑)。


さて、歌の話はこの辺にして、ここからは、乃木坂に関して、新しく出てきた情報と、なかなか出てこない情報を、いくつか取り上げていきます。

まず、乃木坂ファンが、「あれはどうなった?」と、もっとも気になっているのは、7月2日(日)の神宮ライブ2日目に「サプライズ」発表された、『東京ドーム2Daysライブ』の日程じゃないでしょうか。

11月開催とアナウンスされているので、そろそろチケットが売り出されてもおかしくないのに、未だに、日程すら出てこない。


11月までは、まだ2ヶ月あって、現在の乃木坂人気を考えると、1ヶ月前にチケットの販売を始めたとしても、十分にソールドアウトを見込めるでしょう。

しかし、遠くから参加する予定の方にとっては、鉄道やバスの予約、あるいは宿の手配があり、平日開催なら、会社や大学を休まなければならないかもしれない。

出来るだけ早く、ライブ日程を知りたい人が大勢いる筈ですが、にも関わらず、なかなかスケジュールが発表されない。


19枚目「いつかできるから今日できる」の個別握手会の開催日程が、来年の3月分まで明らかになっていることを考えると、11月の東京ドームライブが、未だに発表されないのは、いくらなんでも遅いですよね。

とうことで、しょうがないので、こちらで予想しちゃいましょう(笑)。

東京ドーム公式サイトに載っているスケジュール表の11月分を見ると、9月7日(木)現在、以下のようなイベントが、すでに確定しています。

東京ドーム11月の確定スケジュール
11(土)〜12(日) 桑田佳祐 LIVE TOUR 2017「がらくた」
16(木)〜19(日) アジア プロ野球チャンピオンシップ2017
25(土)〜27(月) 東方神起 LIVE TOUR 2017 〜Begin Again〜


乃木坂の2Daysライブは、当然、これらの日付以外で行われます。

また、11月は、4日(土)に、18枚目「逃げ水」個別握手会が、京都パルスプラザで開催されるので、この日も除外される。

さらに、公演は2日でも、機材搬入、ステージ設営、リハーサルなどのため直前1日、そして、撤収に直後1日は最低必要なので、合わせて連続4日の「空き」を確保しなければならない。

もちろん、上記の『桑田佳祐 LIVE TOUR 2017』と『東方神起 LIVE TOUR 2017』に関しても、それぞれ少なくとも前後1日の予備日が押さえられている筈で、乃木坂の2日目が終わった翌日、他アーティストの初日なんていうスケジュールは組めません。


これらの束縛条件を考えると、11月に乃木坂2Daysライブを行える日程候補は、以下の6案に絞られます。

(表1) 乃木坂の東京ドーム2Daysの日程候補

凡例
[候補案の記号] ステージ設営&リハーサル == 本公演 == 機材撤収

#「04(土)^」は「逃げ水」個別握手会の開催日で、会場は京都パルスプラザ
#「*」は、若月佑美の舞台『スマートモテリーマン講座』出演日
# 赤色の日付は日曜祝祭日

[A] 31(火) == 01(水)02(木)* == 03(金)
[B] 01(水) == 02(木)*03(金) == 04(土)^*
[C] 04(土)^ == 05(日)06(月) == 07(火)
[D]05(日) == 06(月)07(火) == 08(水)*
[E] 06(月) == 07(火)08(水)* == 09(木)
[F] 20(月) == 21(火)22(水) == 23(木)*


6つの案の中で、[E]と[F]は、『桑田佳祐 LIVE TOUR 2017』と『東方神起 LIVE TOUR 2017』が直前1日しか、ステージ設営とリハーサルを行えない日程です。

東京ドームコンサートは、開催自体がニュースになるような大型コンサートなので、現地で準備に費やせるのがたった1日というのは、ちょっと疑問を感じるものがある。

[E]と[F]は、相手次第ですが、可能性は低い気がします。


次に、[C]は、ライブ前日が京都での個別握手会で、さら可能性が低くなる。

初めてライブを行う、広大な東京ドームで、公演前日にリハーサルが一切出来ないのは、あまりに厳しい。

しかも、握手会は京都で行うので、万が一、大雨などの気象条件によって、交通機関が大きく乱れたら、4日夜に東京に戻れなくなってしまう危険もあって、もう論外という雰囲気が漂います(笑)。


従って、1日(水)2日(木)の[A]案、2日(木)3日(金祝)の[B]案、6日(月)7日(火)の[C]案、現実的な候補になってくる。

この3つの中で、もっとも望ましいのは、3日が「文化の日」である[B]案でしょう。

若月佑美が舞台で不参加になるのも1日目で、最終2日目は登場できる。

ライブ翌日に、京都で握手会というのは、メンバーにとって滅茶滅茶ハードですが、休前日と休日にライブが行えるといメリットには、捨てがたいものがある。


とうことで、もっともの可能性が高いのは、11月2日(木)3日(金祝)と言いたいんですが、実は、東京ドームのスケジュール表に載っていない、重要な情報があります。

東京ドーム11月の未定スケジュール
30(火)〜02(木) プロ野球日本シリーズ セ・リーグ出場チーム本拠地試合
# ジャイアンツがクライマックスシリーズで優勝した場合
CS日程
1stステージ 10/14(土)〜16(月)
2ndステージ 10/18(水)〜23(日)


え〜とですね、もしプロ野球の読売ジャイアンツが、日本シリーズに出場すると、なんと10月30日(火)、11月1日(水)、2日(木)の3日間は、東京ドームが使えなくなります。

そして、その場合、[A]案と[B]案は、吹き飛んでしまう(笑)。


では、今年、巨人が日本シリーズに出る可能性があるかというと、これが結構あるんですよ(笑)。

セ・リーグの優勝は、マジック10を点灯させている広島で、ほぼ決まりの情勢です。

ところが、プロ野球を好きな方はご存知と思いますが、日本シリーズに出場するのは、優勝チームではなく、シーズン終了後、上位3チームによって行われるトーナメント「クライマックスシリーズ(CS)」の勝者。


つまり、巨人は、3位以内に入れば、まだ日本シリーズに出場する可能性がある。

じゃあ、3位以内はあり得るのかというと、9月7日(木)朝の時点で、巨人は4位に位置し、3位横浜を2.5ゲーム差で追っています。

2.5ゲーム差ですから、巨人が3連勝して、横浜が3連敗すれば、順位が入れ替わるんですが、残り試合は各チーム20ほどあって、私のような横浜ファンは、日々、肝を冷やしながら過ごしております(笑)。


とうことで、巨人がCSに出る可能性は、まだまだ消えておらず、乃木坂2Daysライブの[A]案、[B]案の行方は、横浜のロペスと筒香、巨人の阿部と坂本、終盤、どちららが調子を上げてくるかに掛かってきました(笑)。

以前、このブログは、プロ野球関係の記事をよく載せてたんですが、まさか、乃木坂ライブの日程に関する記事で、巨人や横浜のことを書くとは思いませんでした。

そして、一つの仮説ですが、乃木坂運営は、[B]の2日(木)3日(金祝)と、[C]の6日(月)7日(火)を、両方押さえているのだけど、13連敗を喫した巨人が、想像を越えた復調を見せ、ペナントレース終盤に入っても、日本シリーズ進出の可能性を残しているため、東京ドーム2Daysの日程が、今になっても、決まらないのかもしれません。

どうでしょう、本当かどうかはともかく、アイドルとプロ野球が交錯する、なかなか興味深い、壮大な仮説じゃないでしょうか?笑

って、自画自賛している場合じゃなくて、なんでも良いから、早く日程を発表して欲しいものです。


次は、19枚目「いつかできるから今日できる」個別握手会の総部数について。

今日から、応募受付がスタートして、調整中の若月佑美を除いた総部数は、915部と判明しています。

「逃げ水」の初動算入時における総部数は930部なので、若様が3日15部参加すれば、今作は前作と同じ部数に達します。


乃木坂の場合、個別握手会の総部数が分かれば、そこから、初動売り上げ枚数をおおよそ推測することが出来る。

というのは、次に示すように、オリコン初動を総部数で割った「初動効率」は、14枚目以降、9.5〜10.5万枚/百部で一定しているからです。

(表2) 乃木坂歴代シングルの「初動効率」推移

凡例
シングル番号 : 初動効率 [オリコン初動] CD発売日 タイトル

#「初動効率」は、オリコン初動売り上げ枚数を、初動算入時の個別握手会総部数で割り100を掛けたもの

01枚目 : 04.5万枚/百部 [13.6万枚] 2012/02/22(水) ぐるぐるカーテン
02枚目 : 05.2万枚/百部 [15.6万枚] 2012/05/02(水) おいでシャンプー
03枚目 : 05.7万枚/百部 [18.7万枚] 2012/08/22(水) 走れ!Bicycle
04枚目 : 05.4万枚/百部 [23.3万枚] 2012/12/19(水) 制服のマネキン
05枚目 : 05.5万枚/百部 [24.2万枚] 2013/03/13(水) 君の名は希望
06枚目 : 05.4万枚/百部 [33.7万枚] 2013/07/03(水) ガールズルール
07枚目 : 06.0万枚/百部 [39.5万枚] 2013/11/27(水) バレッタ
08枚目 : 06.0万枚/百部 [45.8万枚] 2014/04/02(水) 気づいたら片想い
09枚目 : 05.4万枚/百部 [42.2万枚] 2014/07/09(水) 夏のFree&Easy
10枚目 : 05.3万枚/百部 [47.9万枚] 2014/10/08(水) 何度目の青空か?
11枚目 : 07.0万枚/百部 [50.0万枚] 2015/03/18(水) 命は美しい
12枚目 : 08.3万枚/百部 [60.9万枚] 2015/07/22(水) 太陽ノック
13枚目 : 08.5万枚/百部 [62.7万枚] 2015/10/28(水) 今、話したい誰かがいる
14枚目 : 09.6万枚/百部 [75.0万枚] 2016/03/23(水) ハルジオンが咲く頃
15枚目 : 09.6万枚/百部 [72.8万枚] 2016/07/27(水) 裸足でSummer
16枚目 : 10.5万枚/百部 [82.8万枚] 2016/11/09(水) サヨナラの意味
17枚目 : 09.9万枚/百部 [87.5万枚] 2017/03/22(水) インフルエンサー
18枚目 : 09.5万枚/百部 [88.0万枚] 2017/08/09(水) 逃げ水


オリコン初動は、個別握手会セールスに店頭セールスを加えたものなので、「初動効率」は、個別握手会の効率ではありません。

ただ、初動において、個別握手会セールスは7割程度の大きな部分を占める上、全国握手会の盛況ぶりとも連動している面があるので、全体を総部数で割ったものも、一定の意味を持つと思います。

実際、乃木坂の初動効率は、グループの人気を反映するように、デビューシングルから、徐々に数字が大きくなり、14枚目「ハルジオンが咲く頃」以降は、比較的一定のレベルで推移して、安定軌道に入っています。


14〜18枚目は、16枚目「サヨナラの意味」の10.5万枚/百部を除くと、9.5〜9.9万枚/百部という、かなり狭い幅の中に収まっている。

しかし、19枚目は、初動に流し込める個別握手会の最大応募次数が、過去最小の5次で、しかも、運営が緻密な計算で決めたというより、9月22日(金)の映画『あさひなぐ』公開に合わせ、10月11日(水)発売に設定せざるを得なかったが故の5次という印象がある。

さらに、1期トップメンバーが6人も全欠席する上、完売1部あたりのCD枚数が、1期2期より少ないかもしれない3期が、大幅に部数を伸ばしていて、初動効率が18枚目より下がってしまうことは、十分にあり得ることです。


もちろん、初回限定盤の売り上げがアップすれば、数字の落ち込みを防げるけど、18枚目「逃げ水」は、大型タイアップを4つ付けたにも関わらず、店頭セールスの水準が前作並で推移している節があって、あまり威勢のいい予想はしずらい。

ということで、19枚目の初動効率を、8.5〜10.0万枚/百部の範囲に設定し、若様の担当部数を20部と置いて、初動を計算してみました。

(表3) 「初動効率」から予想される19枚目「いつかできるから今日できる」のオリコン初動

凡例
シングル番号 : 設定された初動効率 [予想されるオリコン初動]

# 個別握手会の総部数は、若月佑美20部参加を仮定した、940部としている
# CD発売は、2017/10/11(水)

19枚目 : 08.5万枚/百部 [79.9万枚]
19枚目 : 09.0万枚/百部 [84.6万枚]
19枚目 : 09.5万枚/百部 [89.3万枚]
19枚目 : 10.0万枚/百部 [94.0万枚]


初動効率が9.0万枚/百部なら84.6万枚、8.5万枚/百部なら79.9万枚。

18枚目「逃げ水」の初動は88.0万枚なので、この辺まで効率が落ちてしまうと、前作割れの心配が出てきます。

従って、色々とシビアな因子が揃っている中で、初動効率の維持、上昇が求められるわけで、『あさひなぐ』旋風といったものを期待したいところです。

プチ旋風でもいいので(笑)。


最後に、ちょっと良いお知らせを。

17枚目表題曲「インフルエンサー」MVの再生回数が、9月6日(水)のお昼過ぎ、公開から189日目に、2千万回に到達しました。

乃木坂のMVは、これまで「制服のマネキン」「裸足でSummer」「サヨナラの意味」「インフルエンサー」の4作品が、1千万再生を達成していましたが、2千万再生は、初めてです。


YouTubeでは、欅坂「サイレントマジョリティー」MVとリンクすることが多く、その高い人気に引っ張ってもらった面は否定できないものの、間違いなく快挙だと思います。

(表4) 再生回数が1千万を越えた乃木坂のMVに関する到達日数と積み上げ速度

凡例
「曲名」MV形態
到達した大台の累計再生回数 @ 公開初日を「001D」とした到達日 公開から到達までの時間 (+累計が1千万回少ない前回の大台から対象とする大台までに掛かった時間*その間の再生数平均増加速度) 到達日時

「インフルエンサー」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2017/03/02(木)12:00
1.0千万回 @ 062D 060.9d (+060.9d*16.4万回/日) 2017/05/02(火)10:32
2.0千万回 @ 189D 188.0d (+127.1d*07.9万回/日) 2017/09/06(水)12:24

「サヨナラの意味」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/10/21(金)12:00
1.0千万回 @ 158D 157.2d (+157.2d*06.4万回/日) 2017/03/27(月)17:54

「裸足でSummer」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/07/08(金)12:00
1.0千万回 @ 250D 248.6d (+248.6d*04.0万回/日) 2017/03/14(火)02:15


「インフルエンサー」MV再生回数の、1千万から2千万に到達する間における増加速度は7.9万回/日で、「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」が、公開から1千万回に届くまでの6.4万回/日と4.0万回/日を上回っていて、人気の高さが窺えます。

欅坂のMVに関するデータも載せておきます。

(表5) 再生回数が1千万を越えた欅坂のMVに関する到達日数と積み上げ速度

# 表記法は(表4)と同じ
# 近く次の大台に届きそうなMVは、オレンジ色の最後の行に、予想到達日時を載せている
# [括弧]内の再生回数増加速度は、今日以降、この数字で積み上げればという設定速度

「不協和音」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2017/03/23(木)12:00
1.0千万回 @ 034D 032.6d (+032.6d*30.7万回/日) 2017/04/25(火)02:42
2.0千万回 @ 108D 107.3d (+074.7d*13.4万回/日) 2017/07/08(土)18:23
3.0千万回 @ 218D 216.8d (+109.6d*09.1万回/日) 2017/10/26(木)07:56 [08.0万回/日]

「二人セゾン」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/11/17(木)12:00
1.0千万回 @ 065D 064.1d (+064.1d*15.6万回/日) 2017/01/20(金)15:19
2.0千万回 @ 169D 167.9d (+103.8d*09.6万回/日) 2017/05/04(木)09:44
3.0千万回 @ 354D 353.5d (+185.6d*05.4万回/日) 2017/11/05(日)23:37 [04.0万回/日]

「世界には愛しかない」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/07/12(火)12:00
1.0千万回 @ 195D 193.8d (+193.8d*05.2万回/日) 2017/01/22(日)06:15

「語るなら未来を…」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/07/20(水)12:00
1.0千万回 @ 367D 365.8d (+365.8d*02.7万回/日) 2017/07/21(金)07:49

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/03/16(水)12:00
1.0千万回 @ 048D 047.1d (+047.1d*21.2万回/日) 2016/05/02(月)14:26
2.0千万回 @ 122D 120.6d (+073.5d*13.6万回/日) 2016/07/15(金)03:32
3.0千万回 @ 227D 226.4d (+105.8d*09.5万回/日) 2016/10/28(金)21:59
4.0千万回 @ 303D 301.6d (+075.2d*13.3万回/日) 2017/01/12(木)03:33
5.0千万回 @ 356D 354.7d (+053.1d*18.8万回/日) 2017/03/06(月)05:48
6.0千万回 @ 430D 428.9d (+074.2d*13.5万回/日) 2017/05/19(金)10:37
7.0千万回 @ 511D 510.4d (+081.5d*12.3万回/日) 2017/08/08(火)21:38
8.0千万回 @ 619D 618.5d (+108.1d*09.3万回/日) 2017/11/24(金)23:52 [09.0万回/日]


「不協和音」MVが、来月にも3千万再生を達成する可能性があります。

一方、「サイレントマジョリティー」MVは、年内の8千万再生が視野に入ってきましたが、1億回となると、まだ先の話という感じです。

欅坂のMV作品群は、依然として、高い人気を維持しているものの、2016年後半から2017年前半に比べると、やや勢いが落ち着いた印象で、5枚目シングルの方向性が注目されます。


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プリンシパルtrois
プリンシパルdeux
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楽曲情報(11th~)
楽曲情報(1st~10th)
6thガールズルール
7thバレッタ
和田まあや!
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忘れられた若手育成、乃木坂19枚目は舞台映画均衡型あさひなぐ選抜も、偏った年齢層と期別枠数 [04Sep17]

2017-09-04 20:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

09月04日(月) [BS] 21:00~22:00 NHK BSプレミアム「あのころバラエティー・生放送!超ナウいテレビ」に、樋口日奈が出演
09月04日(月) [地デ] 23:00~23:30 NHK Eテレ「世界制服」に、西野七瀬が出演

09月05日(火) [地デ] 19:30~20:43 NHK総合「うたコン」に、乃木坂メンバーが、少なくとも1人は出演する模様

09月08日(金) [地デ] 20:00~20:54 テレビ朝日系「ミュージックステーション」で、乃木坂が19枚目表題曲で映画『あさひなぐ』主題歌の「いつかできるから今日できる」をテレビ初披露



昨日、9月3日(日)の深夜、テレビ東京『乃木坂工事中』で、乃木坂の19th選抜メンバーが発表されました。

番組終盤に、舞台&映画『あさひなぐ』のメイキングと抜粋シーンが流れ、19枚目がこれら作品の「集大成」であると紹介された後、3列目左から順に、ナレーションでメンバー名が伝えられました。

本人に知らせたときの映像やコメントは一切なく、名前が読み上げられると、メンバーの写真がクローズアップするだけで、過去最高に、シンプルであっさりした、選抜発表でした(笑)。


しかし、顔を歪めんばかりに緊張しているメンバーが大勢いる中、自分の名前を呼ばれ、すぐに今の気持ちを述べる光景は、見ている側にも圧迫感があって、今回の簡潔なスタイルは、案外、良いんじゃないかと思いました。

重要なのは、発表のときメンバーが何を感じたかではなく、選ばれた、あるいは選ばれなかった後、何を行っていくかなので、告知直後のリアクションにあまり拘る必要はないかと。

確かに、初めて福神入りした、井上小百合と伊藤万理華のリアクションやコメントは、ちょっと気になりますが(笑)、後日、別撮りVTRを流すなり、ブログに書き込むなりすれば、良いんじゃないでしょうか。


発表のスタイルは、個人的に、意外と気に入ったんですが、19th選抜の顔ぶれを眺めて、率直に感じたのは、さすがに、もうちょっと「若いメンバー」を入れて欲しいということです。

最年少が齋藤飛鳥と星野みなみの19歳で、残りのメンバーは全員が20歳以上。

しかも、新内眞衣、白石麻衣、松村沙友理が25歳、衛藤美彩、斉藤優里、秋元真夏が24歳、高山一実、桜井玲香、西野七瀬、若月佑美、中田花奈が23歳と、選抜19人中11人が22歳を越えています。


アイドルに年齢制限はなく、どのメンバーも魅力的なので、年長メンバーがいること自体は、何ら問題ないのだけど、乃木坂45人の中には、19歳以下の若いメンバーが22人もいるのに、選抜19人中17人を20歳以上で固めてしまうことには、強い疑問を感じます。

18th選抜は、大園桃子と与田祐希の17歳高校生コンビが目立つ位置にいたので、あまり気にならなかったけど、今回、3期枠がなくなり、2期の若いメンバーも抜擢されなかったので、年長メンバーに偏りすぎているという、乃木坂選抜の問題点が、一気に顕在化した印象がある。

若いメンバーが入ると、チームに勢いが出るので、アイドルグループとしては、常に一定の割合以上、年少メンバーを起用した方がいい。


とくに、『あさひなぐ』は、高校のなぎなた部を舞台にした、学園青春物語なのに、その「集大成」シングルを担当する選抜のほとんどを、大卒年齢のメンバーが占めていることには、違和感を覚えます。

舞台や映画のキャスティングでは、作品内の世界観があるので、メンバーの実年齢と役年齢が離れていても、さほど問題にはならないけど、主題歌をパフォーマンスして、作品を広くプロモーションする選抜としては、どこかに若い勢いを感じさせる、高校生らしいイメージが欲しいところです。

若いメンバーを何人か起用して、こういったイメージを担ってもらえば、『あさひなぐ』のプロモーションに弾みが付くのに、なぜ、ここまで徹底的に年少メンバーが排除されてしまったのか。

19th選抜で何が起こったのか、詳しく見ていきましょう。


何はともあれ、選抜構成から。

(表1) 19枚目シングルを担当する選抜メンバー

19th選抜 [4-7-8(19), 11福神=1, 2列目全員]「いつかできるから今日できる」
(3列目) 新内"(05/13) 優里(08/19) 星野(17/19) 生駒(19/19) 秋元(16/16) 北野"(05/13) 中田(07/19) 高山(19/19)
(2列目) 若月(17/19) 井上(14/19) 松村(19/19) 生田(18/18) 万理華(11/19) 桜井(19/19) 衛藤(12/19)
(1列目) 堀"(11/13) c西野(19/19) c飛鳥(12/19) 白石(19/19)

# 客席側から見た左右でメンバー名を並べている
# 名前に色が付いているメンバーは、前作18thから列移動のあった人で、前作の位置を1列目青色2列目緑色3列目オレンジ色アンダーはピンク色3期は赤色で示している
# 名前に続く(A/B)は、(選抜入りした回数/選抜抜擢対象となった回数)
# 「"」は2期、「^」は3期、「c」はセンター

[参考]
18th選抜 [6-6-6(18), 12福神=1, 2列目全員]「逃げ水」
(3列目) 万理華 新内" 生駒 桜井 若月 井上
(2列目) 星野 松村 生田 秋元 衛藤 高山
(1列目) 飛鳥 白石 大園^(c) 与田^(c) 西野 堀"


選抜メンバーを予想する前回記事に書いたとおり、18th選抜の1期2期メンバー16人は、全員が続投となっています。

ここに、最低でも4人、出来れば5人の追加枠が欲しかったのですが、結局、3枠に留まり、1期は斉藤優里と中田花奈、2期は北野日奈子が、アンダーから1シングルぶりに抜擢されました。

もし、5枠あれば、寺田蘭世と渡辺みり愛が入った可能性があって、それぞれ現在、18歳と17歳で、選抜に若さとフレッシュ感が出た筈で、非常に残念です。


また、メンバーのモチベーションからも、2枠を維持した方がいいと書いた3期は、ご承知の通り、枠数ゼロとなっています。

いきなりWセンターに抜擢しながら、次のシングルでは、選抜に1人も起用しないとなると、もうしばらく3期は使わないというメッセージになる危険があって、握手会人気などへの影響が懸念されます。

こういった、選抜への合流プログラムがさっぱり見えないやり方を続けると、3期人気が急激に萎んでいく危険があって、19枚目個別握手会のセールスが気になるところです。


前作から列移動したメンバーを眺めると、選抜19人中、『あさひなぐ』の舞台にも、映画にも参加していない、秋元真夏、高山一実、星野みなみの3人は、2列目から3列目に入っていて、19枚目が『あさひなぐ』重視の構成であることを窺わせます。

つまり、1列目2列目の福神は、全員が映画か舞台の出演メンバーということです。

バラエティ出演に大きな実績を持っている、真夏さんとかずみんは、選抜を外れるわけがなく、今回は「選抜の趣旨から3列目」という雰囲気ですが、みなみは、個人的に、ドキドキでした(笑)。


17枚目「インフルエンサー」のヒット祈願キャンペーンで誕生した「氷瀑6(ロック)」のように、星野みなみは、もともとバラエティに向いている方で、『16人のプリンシパル toris』では、「みなみは何をやっても、お客さんが笑ってくれる」と、若月佑美が羨ましがったという話があります。

ただ、複数のメンバーがいる場面では、誰かに任せてしまって、やや大人しくなる傾向があるので、今後、もっと積極的に前に出る意識があると良いかもしれない。

この辺は、みなみも分かっている節があって、先日、『高校生クイズ』を宣伝するため、朝の情報番組『ZIP!』に出演した際は、受け身にならず、自分から話を進める姿勢を見せていて、ちょっと感心しました(笑)。

ドラマや舞台への出演を狙うにしても、バラエティで目立った方が、オファーが来る確率は高まると思うので、どんどんしゃべる積極みなみを、今後も続けて欲しいなと。


列移動に話を戻すと、伊藤万理華と井上小百合が、3列目から2列目に上がり、初めて福神入りしています。

映画『あさひなぐ』における演技が、すでに公開前から話題になっているまりっかは、予想記事で指摘したように、3列目据え置きの方が「サプライズ」で、当然の福神昇格だと思います。

また、選抜入りが14回目の井上小百合は、『帝一の國』、大人のカフェ『飲みかけで帰ったあの娘』など、数々の舞台に出演し、外仕事の実績は十分で、舞台版『あさひなぐ』では重要役をこなしていることから、順当な福神入りと言えます。


ただ、19枚目表題曲「いつかできるから今日できる」は、映画『あさひなぐ』の主題歌で、9月22日(金)の公開に合わせた、10月11日(水)のCD発売なので、映画出演メンバーを優先的に前へ出して、すでに終わっている舞台の出演メンバーは、サポート役に回ると、なんとなく思い込んでいました。

ところが、蓋を開けてみると、伊藤万理華と井上小百合の同時福神入りを筆頭に、映画と舞台の出演メンバーは、ポジション上、同じように重視されている。

例えば、3列目には、舞台に出演した新内眞衣と北野日奈子、映画に出演している斉藤優里と中田花奈、それぞれ2人ずつが配置されています。

(表2) 19th選抜メンバーの映画又は舞台『あさひなぐ』への出演状況

# 青色は舞台出演者赤色は映画出演者
#「h」は主役

(3列目) 新内 優里 星野 生駒 秋元 北野 中田 高山
(2列目) 若月 井上 松村 生田 万理華 桜井 衛藤
(1列目) c西野(h) c飛鳥(h) 白石


また、2列目は、若月佑美、井上小百合、衛藤美彩が舞台、松村沙友理、生田絵梨花、伊藤万理華、桜井玲香が映画と、それぞれから、3人と4人が起用されている。

映画組の4人が、7人構成である2列目の中央を占めているのは、やや映画優先という雰囲気が漂っています。

しかし、フロントでは、舞台の堀未央奈と齋藤飛鳥、映画の西野七瀬と白石麻衣が、交互に並んだ上に、舞台と映画の主役によるWセンターで、完全に同格な扱いです。


舞台版『あさひなぐ』を円盤化して、DVD&Blu-rayを発売する予定があるのかもしれませんが、映画主題歌を担当する19th選抜で、ここまで舞台出演メンバーが重視される理由にはならない気がします。

一つ興味深いのは、舞台版『あさひなぐ』の「製作」欄に「Y&N Brothers」という会社が名を連ねていて、一方、映画版を調べると、制作者として「ノースリバー」「ROBOT」という名前が出てくる。

「ノースリバー」や「ROBOT」は、乃木坂のシングルに収録されているMVに関して、「Production」として、パンフレットに名前が載っており、多分、AKB48の運営である、AKS系の会社だと思います。

そして、「Y&N Brothers」は、秋元康氏が兄弟で経営している会社のようで、最近、秋元氏が立ち上げた新劇団などに関連して、名前が出てきます。


もし『あさひなぐ』プロジェクトにおいて、舞台版に秋元氏の会社が関わり、映画版にAKSが関わっているならば、乃木坂の運営内部に、双方の作品をそれぞれプッシュする二つの勢力が存在することになる。

その場合、19th選抜のメンバー構成も、映画出演者を優先する形にすると、色々と不満が出ておかしくない。

(表2)が示す、舞台と映画のあまりに見事なバランスは(笑)、運営内部の勢力均衡を反映しているのかなと、考えたくなります。


実際、何か「大人の事情」でもない限り、映画のプロモーション選抜において、主役である西野七瀬の単独センターではなく、舞台主役である齋藤飛鳥とのWセンターにするというのは、かなり不思議な印象を受けます。

センターを二人にすると、視聴者や観客の視線は、それぞれに対して半分ずつ注がれることになる。

しかも、齋藤飛鳥は、西野七瀬より4歳も若く、エキゾチックで神秘的なルックスがとくに目を引くので、本来、映画の主役である、ななせまるに集めるべき注目を、あしゅが相当部分、持って行ってしまうかもしれない。


だからこそ、このWセンターは、選択肢として思い浮かぶものの、実現する可能性は低く、映画版のプロモーションを考えると、1列目中央は映画出演メンバーで固めると予想していました。

ところが、実際には、あしゅとのWセンターを組み、堀ちゃんまで入れて、舞台と映画がFifty-Fiftyのフロントだった。

齋藤飛鳥は、乃木坂の「次」を象徴するメンバーの1人で、個人的には、2回目のセンターポジションで、存在感を発揮し、お茶の間に盛大に「見つかって」欲しいのだけど(笑)、映画宣伝という観点からすると、「これで良いのかな?」と呟きたくなるものがあります。


今回の選抜選考には、『あさひなぐ』主義とでも呼びたくなる発想が貫かれています。

ただ、舞台あるいは映画の『あさひなぐ』に起用された根拠が、好調な握手会セールスであれば、結局やっぱり握手会主義なので(笑)、選抜各メンバーの成績を見ておきましょう。

(表3) 18枚目シングル個別握手会における、1期2期メンバーの推定売り上げ枚数順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は、1期2期は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を7.2秒、完売1部750枚として計算。3期は、1枚10.8秒の1部500枚として計算し、小数点以下3桁目を四捨五入した「万枚単位」で表示
# メンバー名の色は、19th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「"」は2期メンバー
# 同じ担当部数のメンバーが同じ完売部数を出している場合は、達成次数の少ない方を上位としている
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

1期2期メンバー
[01] 30部/30部 (1.00; 04次, 2.25万枚) 秋元真夏 井上小百合 衛藤美彩 c齋藤飛鳥 新内眞衣 堀未央奈"
[07] 30部/30部 (1.00; 05次, 2.25万枚) 高山一実 寺田蘭世"
[09] 30部/30部 (1.00; 06次, 2.25万枚) 星野みなみ
[10] 30部/30部 (1.00; 07次, 2.25万枚) 北野日奈子"
[11] 30部/30部 (1.00; 08次, 2.25万枚) 斉藤優里 渡辺みり愛"
[13] 29部/30部 (0.97, 2.25万枚) 樋口日奈
[14] 28部/30部 (0.93, 2.25万枚) 山崎怜奈"
[15] 24部/30部 (0.80, 2.24万枚) 生駒里奈
[16] 24部/30部 (0.80, 2.24万枚) 鈴木絢音"
[17] 22部/30部 (0.73, 2.23万枚) 中田花奈
[18] 25部/25部 (1.00; 05次, 1.88万枚) 桜井玲香
[19] 25部/25部 (1.00; 06次, 1.88万枚) 伊藤万理華
[20] 20部/20部 (1.00; 02次, 1.50万枚) 若月佑美
[21] 20部/20部 (1.00; 04次, 1.50万枚) 生田絵梨花
[22] 07部/16部 (0.44, 1.16万枚) 伊藤かりん"
[23] 10部/13部 (0.77, 0.97万枚) 能條愛未
[24] 10部/13部 (0.77, 0.97万枚) 伊藤純奈"
[25] 07部/13部 (0.54, 0.95万枚) 相楽伊織"
[26] 10部/12部 (0.83, 0.90万枚) 斎藤ちはる
[27] 02部/12部 (0.17, 0.83万枚) 川後陽菜
[28] 00部/12部 (0.00, 0.81万枚) 川村真洋
[29] 06部/06部 (1.00; 06次, 0.45万枚) 佐々木琴子"
[30] 00部/06部 (0.00, 0.40万枚) 和田まあや

[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 白石麻衣
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) c西野七瀬
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 松村沙友理

3期メンバー
[01] 24部/24部 (1.00; 04次, 1.20万枚) 梅澤美波 大園桃子 久保史緒里 山下美月 与田祐希
[06] 18部/18部 (1.00; 04次, 0.90万枚) 伊藤理々杏
[07] 18部/18部 (1.00; 06次, 0.90万枚) 岩本蓮加 阪口珠美
[09] 17部/17部 (1.00; 07次, 0.85万枚) 向井葉月
[10] 12部/12部 (1.00; 06次, 0.60万枚) 佐藤楓
[11] 12部/12部 (1.00; 07次, 0.60万枚) 中村麗乃
[12] 10部/12部 (0.83, 0.60万枚) 吉田綾乃クリスティー


どう考えても、寺田蘭世と渡辺みり愛は、選抜入りさせるべきでしょう。

18歳、17歳で、ここまで握手会人気を上げるのは、並大抵のことじゃない筈で、それだけファンを惹き付けるものを持っているのだから、選抜に起用して、より大きな世界に向かってアピールするチャンスを与えるのが当然だと思います。

ん〜、本当に勿体ないですね。


19th選抜の特徴は、前作個別握手会の一部または全部を欠席したトップメンバーが、1列目2列目に、何人も入っていることです。

握手会への不参加は、むしろ賛成だけど、外仕事がそこまで忙しいのであれば、選抜を1回休ませるという決断があってしかるべきじゃないでしょうか。

例えば、若月佑美は、11月12月、舞台『スマートモテリーマン講座』に単独キャストのヒロイン役で出演し、全国ツアーとして、相当数の都市を巡り、かなりの公演数をこなすため、東京ドーム2Daysだけでなく、多くの年末音楽祭に出られない可能性がある。


若様を選抜から外してあげれば、舞台に専念できるし、空いた1枠に、選抜回数の少ないメンバーを起用することも可能になる。

おそらく、忙しいトップメンバーを敢えて選抜起用し、音楽番組や歌謡祭とスケジュールが合わない場合は、「代役」としてアンダーメンバーを入れるつもりなのでしょう。

しかし、正規の選抜メンバーになり、レコーディングやMV撮影に参加するところから始めてこそ、自分のポジション、自分の作品への愛着と責任が芽生え、音楽番組のステージを踏むごとに、乃木坂の一員として成長していく。

もし、特定のメンバーしか使う気がないのであれば、新しいメンバーを募集するべきではない。

オーディションで採用した以上は、採用したすべてのメンバーを育てていく義務が運営にある筈で、いつまでもいつまでも、1度も選抜に入れないのは、許されないことだと思います。


以下に示すように、そもそも、2期は、枠数が少なすぎます。

(表4) 乃木坂シングル選抜の枠数の変遷

凡例
総定員数 [選抜入りした1期の人数 / 2期の人数 / 3期の人数] : シングル番号 CD発売日 タイトル (その期間に起こった特徴的な出来事)

#「CD発売日」の「13/11/27(水)」は、2013年11月27日(水)発売
#「選抜入りした2期の人数」は「07th」から、「3期の人数」は「18th」から記載

16人 [16] : 01st〜06th
========== 2期加入 ==========
17人 [16 / 1] : 07th 13/11/27(水) バレッタ(堀未央奈大抜擢)
16人 [14 / 2] : 08th 14/04/02(水) 気づいたら片想い
17人 [16 / 1] : 09th 14/07/09(水) 夏のFree&Easy(松井玲奈選抜入り)
16人 [15 / 1] : 10th 14/10/08(水) 何度目の青空か?
18人 [17 / 1] : 11th 15/03/18(水) 命は美しい
18人 [17 / 1] : 12th 15/07/22(水) 太陽ノック
16人 [16 / 0] : 13th 15/10/28(水) 今、話したい誰かがいる
17人 [16 / 1] : 14th 16/03/23(水) ハルジオンが咲く頃(深川麻衣卒業)
16人 [14 / 2] : 15th 16/07/27(水) 裸足でSummer
========== 3期加入 ==========
19人 [16 / 3] : 16th 16/11/09(水) サヨナラの意味(橋本奈々未卒業)
21人 [17 / 4] : 17th 17/03/22(水) インフルエンサー
18人 [14 / 2 / 2] : 18th 17/08/09(水) 逃げ水(選抜発表に3期参加)
19人 [16(22) / 3(11) / 0(12)] : 19th 17/10/11(水) いつかできるから今日できる

# 19thでは、選抜人数の後に、期別の総人数を書き込んでいる


2期枠は、北野日奈子の復帰で3人に戻りましたが、2期の貢献度を考えると、まだまだ少ない。

さらに、3期は、17枚目から18枚目に掛けて、全メンバーが売り上げを伸ばしているのに、18th選抜の2枠を、19thでゼロにするのは、支離滅裂な話です。

(表5) 乃木坂17枚目と18枚目の個別握手会第8次応募終了時点における1期2期3期のグループ別完売状況

凡例
グループの完売部数/担当部数 (完売率) 推定売り上げ枚数_寄与率 : グループ名 握手会参加人数

#「推定売り上げ枚数」は、完売1部あたりのCD売り上げ枚数を、1期2期は750枚(= 7.2秒/枚)、3期を500枚(= 10.8秒/枚)としてシミュレーション
#「寄与率」は、全体売り上げ枚数に対する、グループ売り上げ枚数の比を、百分率で示したもの

17枚目「インフルエンサー」個別握手会第8次応募終了時点
423/458部 (0.924) 34.2万枚_56.2% : 1期19人
215/242部 (0.888) 18.0万枚_29.7% : 2期11人
138/180部 (0.767) 08.6万枚_14.1% : 3期12人
==============================
776/880部 (0.882) 60.8万枚_100.0% : 全体42人

18枚目「逃げ水」個別握手会第8次応募終了時点
397/445部 (0.892) 33.1万枚_52.0% : 1期19人
232/258部 (0.899) 19.3万枚_30.2% : 2期11人
225/227部 (0.991) 11.3万枚_17.8% : 3期12人
==============================
854/930部 (0.918) 63.8万枚_100.0% : 全体42人

17枚目から18枚目へのグループ別変動
26部減/13部減 1.06万枚減 : 1期0人同
17部増/16部増 1.23万枚増 : 2期0人同
87部増/47部増 2.74万枚増 : 3期0人同
==============================
78部増/50部増 2.92万枚増 : 全体0人同


個別握手会セールス全体に対する、2期の寄与率は30%ほどなので、19人選抜であれば、6人が起用されてしかるべきです。

例えば、堀未央奈、新内眞衣、北野日奈子に加え、寺田蘭世、渡辺みり愛、山崎怜奈が選抜入りしている状態で、確かに、現在の2期が持つ存在感や人気に見合った構成という印象になる。

一方、3期は、完売1部あたりのCD枚数が、1期2期とどれだけ異なるか、よく分からないものの、かりに寄与率15%とすれば、3人が選抜入りしておかしくない。

そして、久保史緒里、山下美月、与田祐希なんて感じであれば(笑)、納得する3期ファンは少なくない気がします。


もちろん、1期の寄与率は、西野白石松村など、全欠席のトップメンバーが参加すれば、もっと上がるでしょう。

しかし、19人中16人、つまり84%もの占有率にはならない。

そろそろ、1期の比率を下げて、その枠を、2期3期に譲ることが必要じゃないでしょうか。


また、同時に、年少メンバーを増やして、年長メンバーへの偏りを解消することも不可欠だと思います。

今、2期3期を重視して、若いメンバーを育てておかないと、乃木坂というグループは、1期トップメンバーが「卒業」するごとに、大幅に人気を落とし、歯止めの掛からない長期の人気低落に喘ぐことになる。

歴史は何度でも繰り返すものですから(笑)。


ところで、19枚目個別握手会の開催日程と応募受付のスケジュールが発表されています。

まず、第1次応募は今週の木曜金曜からで、オリコン初動へ算入可能な最大次数は、過去最少の5次となっています。

(表6) オリコン初動へ算入される19枚目個別握手会応募分と歴代シングルとの比較

19枚目シングル
応募開始[09/07(木)08(金)] →05次算入→ CD発売[10/11(水)]

歴代シングルとの比較
08枚目 08次算入 2014/04/02(水) 気づいたら片想い
09枚目 09次算入 2014/07/09(水) 夏のFree&Easy
10枚目 09次算入 2014/10/08(水) 何度目の青空か?
11枚目 08次算入 2015/03/18(水) 命は美しい
12枚目 11次算入 2015/07/22(水) 太陽ノック
13枚目 11次算入 2015/10/28(水) 今、話したい誰かがいる
14枚目 10次算入 2016/03/23(水) ハルジオンが咲く頃
15枚目 08次算入 2016/07/27(水) 裸足でSummer
16枚目 06次算入 2016/11/09(水) サヨナラの意味
17枚目 06次算入 2017/03/22(水) インフルエンサー
18枚目 06次算入 2017/08/09(水) 逃げ水
19枚目 05次算入 2017/10/11(水) いつかできるから今日できる

# 日付はCD発売日


初動売り上げ枚数を考えると、なかなかシビアな設定ですが、さらに強烈なのは、秋元真夏、伊藤万理華、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理の6人が全日程不参加、生駒里奈は3会場不参加という、かつてないほど大規模なトップメンバーの離脱がアナウンスされています。

(表7) 19枚目個別握手会のスケジュール

[1] 2018/01/21(日) 愛知・ポートメッセなごや
[2] 2018/01/28(日) 東京・東京ビッグサイト
[3] 2018/02/03(土) 東京・東京ビッグサイト
[4] 2018/02/25(日) 神奈川・パシフィコ横浜
[5] 2018/03/17(土) 東京・東京ビッグサイト
[6] 2018/03/21(水祝) 京都・京都パルスプラザ

[全日程不参加]
秋元真夏、伊藤万理華、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理
[一部不参加]
生駒里奈 : [2][3][5]の東京ビッグサイト会場を欠席


まだ、メンバーごとの設定部数は発表されていませんが、オリコン初動の前作割れは、覚悟した方が良いかもしれない。

18枚目と同じく、2期3期がどこまでセールスを伸ばすかで、勝負が決まるのだけど、上述したように、19枚目は、これまで彼女たちを支えてきたファンのモチベーションを著しく損ねるような選抜構成なので、売り上げがどう動くか、予断を許さない状況です。

ただ、現在の乃木坂は、多数のCM出演がある上に、ライブなどの映像作品が売れ行き好調で、さらに『乃木恋』も人気が衰えていない。

CDセールス以外で、効率良く収益を挙げる方法を、いくつも持っているので、多忙なトップメンバーを、無理して握手会に参加させる意義が乏しいのかもしれません。


さらに、今の時代、80万、90万、ミリオンといったCDの売り上げ枚数は、グループ人気の社会的アピールにならないので、オリコンの数字に細かくこだわる必要もない。

一方、AKB48は、連続ミリオンを続けることが重要で、万が一、途切れてしまったり、乃木坂に抜かれたりすると、ネットで「AKB終了!」と書きたてられ、本当に終わりが近づいてしまう。

乃木坂の運営には、AKSも関わっているので、西野白石といった、トップメンバーの握手会参加を抑え、AKB48のCDセールスを圧迫しないよう、配慮しているのかもしれません。


しかし、そうは言っても、大幅な初動前作割れは、乃木坂も避けたいところでしょう。

19th選抜で、2期と3期を冷遇しながら、そこに頼るしかないのが現状ですが(笑)。

総定員を少し増やしてでも、2期と3期をもっと起用すれば、若手メンバーに経験を積ませつつ、『あさひなぐ』プロモーションとCDセールスの両方に、弾みがつく形になったんですが、困ったもんです。

ただ、CDの売り上げ枚数に関しては、そういった数字を、本気で気にしない時代に入りつつあるので(笑)、乃木坂も、上がった下がったにこだわる発想を、完全に捨てた方が良いのかもしれません。


最後に、これまでのシングル選抜に関して、メンバー構成を示す表を載せておきます。

乃木坂46の歴代選抜のメンバー構成

# 選抜番号に続く[括弧]内は、構成人数を [1列目-2列目-3列目(総定員), 福神数] の順に示している
#「*」は福神メンバー、「(c)」はセンター、「''」は2期メンバー、「^」は3期メンバー
# メンバー名は、前から見て左からの順に並べている

1st選抜 [3-4-9(16), 7福神]「ぐるぐるカーテン」
(3列目) 川村真洋 能條愛未 西野七瀬 齋藤飛鳥 斉藤優里 桜井玲香 井上小百合 中田花奈 市來玲奈
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年01月08日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年02月22(水)
オリコン第1週 : 2位, 13.6万枚

2nd選抜 [3-4-9(16), 7福神]「おいでシャンプー」
(3列目) 岩瀬祐美子 市來玲奈 斉藤優里 生田絵梨花 井上小百合 星野みなみ 西野七瀬 畠中清羅 宮澤成良
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 桜井玲香* 生駒里奈*(c) 中田花奈*
選抜発表 : 2012年03月18日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年05月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 15.6万枚

3rd選抜 [4-6-6(16), 7福神]「走れ!Bicycle」
(3列目) 斉藤優里 若月佑美 井上小百合 市來玲奈 伊藤万理華 深川麻衣
(2列目) 中田花奈 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 西野七瀬* 高山一実
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ* 桜井玲香
選抜発表 : 2012年06月17日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年08月22(水)
オリコン第1週 : 1位, 18.7万枚

4th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「制服のマネキン」
(3列目) 能條愛未 齋藤飛鳥 若月佑美 井上小百合 深川麻衣 市來玲奈 西野七瀬 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年10月07日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年12月19(水)
オリコン第1週 : 1位, 23.3万枚

5th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「君の名は希望」
(3列目) 伊藤寧々 中田花奈 井上小百合 西野七瀬 若月佑美 深川麻衣 永島聖羅 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2013年01月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2013年03月13(水)
オリコン第1週 : 1位, 24.2万枚

6th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「ガールズルール」
(3列目) 伊藤万理華 井上小百合 中田花奈 若月佑美 星野みなみ 秋元真夏 深川麻衣 斉藤優里
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 西野七瀬* 高山一実*
(1列目) 松村沙友理* 白石麻衣*(c) 橋本奈々未*
選抜発表 : 2013年04月21日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 前日、京都全国握手会で先行発表
CD発売 : 2013年07月03(水)
オリコン第1週 : 1位, 33.7万枚

7th選抜 [5-4-8(17), 8福神]「バレッタ」
(3列目) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 秋元真夏 深川麻衣 中元日芽香 川後陽菜 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 若月佑美*
(1列目) 西野七瀬* 白石麻衣* 堀未央奈''(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2013年10月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 同日、代々木ライブ夜公演にて先行発表
CD発売 : 2013年11月27(水)
オリコン第1週 : 1位, 39.5万枚

8th選抜 [5-5-6(16), 5福神]「気づいたら片想い」
(3列目) 川村真洋 北野日奈子'' 樋口日奈 秋元真夏 和田まあや 高山一実
(2列目) 桜井玲香 若月佑美 生田絵梨花 松村沙友理 深川麻衣
(1列目) 堀未央奈''* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生駒里奈*
選抜発表 : 2014年01月26日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年04月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 45.8万枚

9th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「夏のFree&Easy」
(3列目) 衛藤美彩 井上小百合 斉藤優里 星野みなみ 大和里菜 堀未央奈'' 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 桜井玲香* 深川麻衣* 生駒里奈*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2014年05月11日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年07月09(水)
オリコン第1週 : 1位, 42.2万枚

10th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「何度目の青空か?」
(3列目) 衛藤美彩 若月佑美 堀未央奈'' 星野みなみ 高山一実 斎藤ちはる
(2列目) 松村沙友理* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 生田絵梨花*(c) 西野七瀬* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2014年08月03日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年10月08(水)
オリコン第1週 : 1位, 47.9万枚

11th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「命は美しい」
(3列目) 松村沙友理 相楽伊織 齋藤飛鳥 伊藤万理華 堀未央奈'' 星野みなみ 衛藤美彩 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2015/01/18深夜(日) テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2015年03月18日(水)
オリコン第1週 : 1位, 50.0万枚

12th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「太陽ノック」
(3列目) 松村沙友理 斉藤優里 星野みなみ 齋藤飛鳥 伊藤万理華 井上小百合 新内眞衣'' 衛藤美彩
(2列目) 高山一実* 若月佑美* 桜井玲香* 秋元真夏* 深川麻衣*
(1列目) 白石麻衣* 西野七瀬* 生駒里奈*(c) 生田絵梨花* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2015年05月10日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月22日(水)
オリコン第1週 : 1位, 60.9万枚

13th選抜 [4-6-6(16), 10福神]「今、話したい誰かがいる」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 生駒里奈 松村沙友理 伊藤万理華 井上小百合
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 橋本奈々未* 生田絵梨花* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 衛藤美彩* 西野七瀬*(c) 白石麻衣*(c) 深川麻衣*
選抜発表 : 2015年08月30日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年10月28日(水)
オリコン第1週 : 1位, 62.7万枚

14th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「ハルジオンが咲く頃」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 松村沙友理 生駒里奈 伊藤万理華 井上小百合 堀未央奈''
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 衛藤美彩* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 深川麻衣*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年01月31日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2016年03月23日(水)
オリコン第1週 : 1位, 75.0万枚

15th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「裸足でSummer」
(3列目) 北野日奈子" 星野みなみ 若月佑美 生駒里奈 堀未央奈" 中元日芽香
(2列目) 高山一実* 衛藤美彩* 松村沙友理* 秋元真夏* 桜井玲香*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 齋藤飛鳥*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年06月05日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2016年07月27日(水)
オリコン第1週 : 1位, 72.8万枚

16th選抜 [5-6-8(19), 11福神]「サヨナラの意味」
(3列目) 中元日芽香 井上小百合 新内眞衣" 桜井玲香 生駒里奈 星野みなみ 北野日奈子" 伊藤万理華
(2列目) 若月佑美* 松村沙友理* 堀未央奈"* 齋藤飛鳥* 衛藤美彩* 秋元真夏*
(1列目) 高山一実* 西野七瀬* 橋本奈々未*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年10月16日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2016年11月09日(水)
オリコン第1週 : 1位, 82.8万枚

17th選抜 [6-6-9(21), 12福神]「インフルエンサー」
(3列目) 新内眞衣" 井上小百合 寺田蘭世" 北野日奈子" 伊藤万理華 星野みなみ 斉藤優里 樋口日奈 中田花奈
(2列目) 若月佑美* 高山一実* 生駒里奈* 生田絵梨花* 松村沙友理* 桜井玲香*
(1列目) 秋元真夏* 堀未央奈"* 西野七瀬*(c) 白石麻衣*(c) 齋藤飛鳥* 衛藤美彩*
選抜発表 : 2017年01月29日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2017年03月22日(水)
オリコン第1週 : 1位, 87.5万枚

18th選抜 [6-6-6(18), 12福神]「逃げ水」
(3列目) 伊藤万理華 新内眞衣" 生駒里奈 桜井玲香 若月佑美 井上小百合
(2列目) 星野みなみ* 松村沙友理* 生田絵梨花* 秋元真夏* 衛藤美彩* 高山一実*
(1列目) 齋藤飛鳥* 白石麻衣* 大園桃子^*(c) 与田祐希^*(c) 西野七瀬* 堀未央奈"*
選抜発表 : 2017年07月09日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2017年08月09日(水)
オリコン第1週 : 1位, 88.0万枚

19th選抜 [4-7-8(19), 11福神]「いつかできるから今日できる」
(3列目) 新内眞衣" 斉藤優里 星野みなみ 生駒里奈 秋元真夏 北野日奈子" 中田花奈 高山一実
(2列目) 若月佑美* 井上小百合* 松村沙友理* 生田絵梨花* 伊藤万理華* 桜井玲香* 衛藤美彩*
(1列目) 堀未央奈"* 西野七瀬*(c) 齋藤飛鳥*(c) 白石麻衣*
選抜発表 : 2017年09月03日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2017年10月11日(水)
オリコン第1週 : ?位, ???万枚


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乃木坂19th選抜予想、センター西野の1期2期続投、3期枠不透明も寺田北野優里渡辺樋口に可能性 [03Sep17]

2017-09-03 18:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

09月03日(日) [地デ] 21:00~23:00 NHK Eテレ「クラシック音楽館 『夏休み特別公演 N響ほっとコンサート~オーケストラからの贈りもの~』」に、生田絵梨花が出演
09月03日(日) [地デ] 24:00〜24:30 テレビ東京系「乃木坂工事中」で、19th選抜メンバーの発表

09月04日(月) [BS] 21:00~22:00 NHK BSプレミアム「あのころバラエティー・生放送!超ナウいテレビ」に、樋口日奈が出演
09月04日(月) [地デ] 23:00~23:30 NHK Eテレ「世界制服」に、西野七瀬が出演

09月05日(火) [地デ] 19:30~20:43 NHK総合「うたコン」に、乃木坂メンバーが1人出演との情報

09月08日(金) [地デ] 20:00~20:54 テレビ朝日系「ミュージックステーション」で、乃木坂が19枚目表題曲で映画『あさひなぐ』主題歌の「いつかできるから今日できる」をテレビ初披露



19枚目「いつかできるから今日できる」の選抜メンバーが、いよいよ、今日、9月3日(日)深夜の『乃木坂工事中』で発表され、8日(金)の『MUSIC STATION』でテレビ初披露ですね。

個人的には、9月18日(月祝)に『MUSIC STATION ウルトラFES 2017』が開催され、映画『あさひなぐ』の公開直前でもあるので、そこで「いつかできるから今日できる」を披露するのかと思っていました。

ただ、18日(月祝)は「逃げ水」個別握手会がパシフィコ横浜で行われるので、中断して、中継でもしない限り、録画出演になってしまう。

新曲のテレビ初披露がVTRというのは、さすがに様にならないし(笑)、そもそも、Mステの30周年を記念する特別番組で、乃木坂側が自由に選曲出来るのか?、しかも出演映画のダイレクトな宣伝となる曲を?、という疑問もあった。


結局、「名曲・ヒット曲だけの10時間」と銘打った『ウルトラFES』では、生中継か録画かは分かりませんが、デビュー曲「ぐるぐるカーテン」をパフォーマンスするようです。

18日(月祝)のMステ特番で、映画主題歌を披露する見通しが立たなくなったため、8日(金)の通常番組への出演が、本当に急遽、決まったのかもしれません。

というのは、先週の『乃木坂工事中』次回予告で、19th選抜発表がアナウンスされず、放送数日前に公式サイトで告知という「異常事態」は、新選抜Mステお披露目を避けるための(笑)、止むを得ない措置としか考えらえれないわけで。

何のための冠番組?という話になってしまいますから。


Mステ側から見た、乃木坂の「名曲・ヒット曲」は「ぐるぐるカーテン」だったという点に、一抹の寂しさを覚えつつ(笑)、今日は、直前ながら、一応、19th選抜メンバーを予想しておきます。

まず、超短期と指摘されている、18枚目シングル「逃げ水」の期間を、具体的に載せておきます。

(表1) 乃木坂歴代シングルにおける、選抜活動期間とCDリリース間隔

凡例
シングル番号 : 選抜活動期間 [選抜発表日] CDリリース間隔 [CD発売日] タイトル

#「選抜活動期間」は、そのソングルの選抜発表日から次シングルの選抜発表日までの期間
#「CDリリース間隔」は、そのソングルのCD発売日から次シングルのCD発売日までの期間
# 選抜発表日は、ライブや握手会における先行発表があった場合でも、すべて『乃木坂って、どこ?』又は『乃木坂工事中』で放送された日曜の日付を採用している

01枚目 : 10週 [2012/01/08(日)] 10週 [02/22(水)] ぐるぐるカーテン
02枚目 : 13週 [2012/03/18(日)] 16週 [05/02(水)] おいでシャンプー
03枚目 : 16週 [2012/06/17(日)] 17週 [08/22(水)] 走れ!Bicycle
04枚目 : 13週 [2012/10/07(日)] 12週 [12/19(水)] 制服のマネキン
05枚目 : 15週 [2013/01/06(日)] 16週 [03/13(水)] 君の名は希望
06枚目 : 24週 [2013/04/21(日)] 21週 [07/03(水)] ガールズルール
07枚目 : 16週 [2013/10/06(日)] 18週 [11/27(水)] バレッタ
08枚目 : 15週 [2014/01/26(日)] 14週 [04/02(水)] 気づいたら片想い
09枚目 : 12週 [2014/05/11(日)] 13週 [07/09(水)] 夏のFree&Easy
10枚目 : 24週 [2014/08/03(日)] 23週 [10/08(水)] 何度目の青空か?
11枚目 : 16週 [2015/01/18(日)] 18週 [03/18(水)] 命は美しい
12枚目 : 16週 [2015/05/10(日)] 14週 [07/22(水)] 太陽ノック
13枚目 : 22週 [2015/08/30(日)] 21週 [10/28(水)] 今、話したい誰かがいる
14枚目 : 18週 [2016/01/31(日)] 18週 [03/23(水)] ハルジオンが咲く頃
15枚目 : 19週 [2016/06/05(日)] 15週 [07/27(水)] 裸足でSummer
16枚目 : 15週 [2016/10/16(日)] 19週 [11/09(水)] サヨナラの意味
17枚目 : 23週 [2017/01/29(日)] 20週 [03/22(水)] インフルエンサー
18枚目 : 08週 [2017/07/09(日)] 09週 [08/09(水)] 逃げ水


18枚目「逃げ水」の発売から、次シングルの発売までの期間、つまりリリース間隔は8週間。

また、18th選抜の発表から次選抜の発表までの期間、つまり活動期間は9週間。

いずれも、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」の10週間より短く、上述したような、不測の事態があったとしても、異様に慌ただしいシングルと言わざるを得ないでしょう。


さらに、19枚目「いつかできるから今日できる」の、選抜発表からCD発売までの期間は、以下のように、5週プラス3日で、こちらも、相当短い部類に入ります。

(表2) 19th選抜発表からCD発売までの期間と歴代シングルとの比較

凡例
選抜発表からCD発売までの期間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)

10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 4回 (07枚目, 14枚目, 15枚目, 17枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)
05週+3日 : 1回 (19枚目)
04週+3日 : 1回 (18枚目)
03週+3日 : 1回 (16枚目)

# 19枚目シングル
選抜発表[2017/09/03(日)] →5週+3日→ CD発売[10/11(水)]


レコーディング、MV制作、新曲キャンペーンなどに、十分時間が確保できるのか、かなり心配になってきます。

やはり、5月24日(水)発売の3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」と、10月11日(水)発売の映画主題歌シングル「いつかできるから今日できる」の間に、8月9日(水)発売の3期センター大抜擢シングル「逃げ水」を入れたのは、かなり無理のあるスケジュールだったと思います。

映画『あさひなぐ』の9月22日(金)公開を考えれば、アルバム発売を秋に回して、夏シングルをもっと早く出すか、あるいは、遅めの夏シングルに「いつかできるから今日できる」を盛り込むか、何か日程上の工夫が必要だった。


大園桃子と与田祐希という、現役高校生の新人をセンターに据えたため、ダンスの振り入れやMV撮影に時間が掛かることを考え、18th選抜の活動期間を、夏休み時期に設定した可能性があります。

しかし、映画『あさひなぐ』の公開は9月下旬なので、夏休み期間は、すでにプロモーション時期に入っている。

その結果、18枚目「逃げ水」の新曲キャンペーン期間でありながら、次シングルの表題曲であり、主題歌である「いつかできるから今日できる」を、『真夏の全国ツアー』で披露し続けるという、不思議な光景が展開することになった。


また、同時期に、映画『ワンダーウーマン』のテーマソング「女は一人じゃ眠れない」を歌い、公式アンバサダーとして活動したことも、首を捻りたくなる話です。

映画『あさひなぐは』は、一般的な視点からすると、知名度や期待度が十分高いと言える作品ではなく、乃木坂が、それをどこまで引き上げられるかが勝負なのに、多額のお金を投入してテレビCMをバンバン流すような、世界的に有名な娯楽超大作の宣伝と重ねてしまった。

その結果、私のようなファンですら、「女はみんなワンダー!」という掛け声が響く中、中世ヨーロッパ兵士風の制服を着たメンバーが胸元で両腕をクロスさせているシーンの方が、薙刀を持っている姿より、強烈に心に残ってしまい、『あさひなぐ』の公開までに、頭を切り換えられるどうか、若干自信がありません(笑)。


二つの映画のプロモーションを、似たような顔ぶれのメンバーが、同時期に展開すると、一般層に対して、イメージの混乱を招くおそれがあるので、せめて、担当するメンバーを明確に分けるなど、工夫すべきだったんじゃないでしょうか。

映画『あさひなぐ』は、テレビCMをどこまで分厚く流せるのか未知数で、とにかく、19th選抜が主題歌「いつかできるから今日できる」を、音楽番組で披露することが、プロモーションの大きな柱になるでしょう。

来週金曜のMステを皮切りに、印象深いパフォーマンスを見せて、効果的なプロモーションを仕掛けることが期待されます。


そのための第一歩が、選抜メンバーの抜擢ということになります。

ただ、映画『あさひなぐ』の出演者は、すでに公表されているので、19th選抜に起用されるメンバーは、いつも以上に、「だいたい分かっている」感が強い(笑)。

また、出演していなくとも、これまでの活躍から考えて、「抜擢されないなんて、まず考えられない」というメンバーが何人もいます。

以下に、19th選抜に入る可能性の高い順に、そういったメンバーを挙げてみました。

(表3) 19th選抜に起用される可能性が非常に高い1期2期メンバー

(1) 映画『あさひなぐ』出演メンバー : 6人
生田、桜井、白石、西野、松村、万理華

(2) 18th選抜1列目&舞台『あさひなぐ』出演メンバー : 2人
飛鳥、堀

(3) 舞台、バラエティの高頻度出演メンバー : 4人
秋元、生駒、高山、若月

(4) 18th選抜2列目メンバー : 2人
衛藤、みなみ


映画に出演している、主人公の西野七瀬、生田絵梨花、伊藤万理華、桜井玲香、白石麻衣、松村沙友理は、19th選抜入りは確定と言っていい。

まあ、この6人は、運営の大方針転換でもない限り、映画がなくとも、アンダーに行くとは思えないメンバーですが。

予想すべきことがあるとすれば、まりっかが初めて福神入りするかどうかで、しかも、3列目据え置きなら、そちらの方が「サプライズ」という感じになる(笑)。


好評だった主演映画『アイズ』に加え、国際的な賞をいくつも獲得した、柳沢翔監督による、PS4®『GRAVITY DAZE 2』のプロモーション動画『GRAVITY CAT 重力的眩暈子猫編』への出演など、映像作品における伊藤万理華の活躍は目覚ましいものがあります。

映画『あさひなぐ』においても、試写会の段階から、すでに、原作者や映画評論家が、彼女の演技を評価していて、女優として、明らかに頭角を現わし始めている。

映画のプロモーション選抜という側面を持つ19枚目では、フロントに入りしてもおかしくない筈で、まあ、福神入りは当たり前で、実現しなければ、仰天の「サプライズ」というレベルだと思います。


次に、18th選抜のフロントメンバーで、舞台『あさひなぐ』で主人公を演じた齋藤飛鳥と、重要役だった堀未央奈も、選抜入りは間違いないでしょう。

そして、この二人が、どのポジションに起用されるかが、19th選抜の1列目を考える鍵だと思います。

西野七瀬の単独センターであれば、両脇を白石麻衣と松村沙友理で固め、その外側に齋藤飛鳥と堀未央奈をシンメトリーに配置する5人フロントが、案として浮かんできます。

映画出演メンバーのトップ3を、舞台に出演した2人で挟む形です。


また、ななせまるとまいやんのWセンターならば、あしゅと堀ちゃんで囲む、4人フロントが考えられます。

これは、18th選抜フロントから3期Wセンターを抜くパターンです。

一方、映画と舞台の主人公である、西野七瀬と齋藤飛鳥のWセンターも、一つの選択肢だと思います。


19th選抜は、「任期」の前半こそ、映画宣伝、とりわけ舞台挨拶が主な業務になると思いますが(笑)、後半は、FNS歌謡祭、MステSUPERLIVE、紅白歌合戦などの年末大型音楽祭を中心となって担当するので、齋藤飛鳥をセンターに起用して、お茶の間に「次」の乃木坂を見せるという発想はあっても不思議ではない。

ただ、七瀬&飛鳥を誰と誰で挟むかという点が難しく、その辺がネックになるかもしれません。

ななせまるをセンター抜擢しないのは、超「サプライズ」人事ですが、あるとすれば、あしゅ単独センターでしょうか。

まあ、堀ちゃんの2回目センターや、与田祐希あるいは大園桃子の続投、さらには久保史緒里や山下美月の大抜擢も、確率がゼロではないけど、そこまで考えると、もはや予想ではなく、順列組み合わせの「場合分け」に近くなるので(笑)、止めておきます。


次に、テレビのバラエティ番組に頻繁に出ている、秋元真夏、生駒里奈、高山一実も、当確マークを付けて良い。

秋元真夏は、池上彰、林修、古舘一郎などがMCを務める各局の知的情報バラエティに軒並み出演しており、また、バナナマンによる音楽バラエティであるNHK『バナナ♪ゼロミュージック』では、レギュラーに近い出演者として活躍し、テレビ朝日のクイズ番組『Qさま!!』にも度々出演しています。

さらに、フジテレビの『お台場みんなの夢大陸』のテーマソング「ひと夏の長さより…」でセンターを務め、フィナーレライブなどを成功に導いている。

とくに、この曲は、iTunes Store トップソングの200位以内に、カップリング曲としては異例となる、26日間もの長期ランクインを記録し、さらに日数を伸ばす勢いで、フジの夏イベントを大いに盛り上げてきた。


紅白歌合戦の出場選考では、NHKへの貢献度が重視されると言われますが、それは民放も同じ筈で、自局の番組やイベントを盛り上げたタレントは、局主催の大型音楽祭などに呼ばれやすくなる。

そのため、乃木坂のようなグループアイドルでは、そのメンバーを選抜入りさせた方が、テレビにおける楽曲披露の確率が高まっていく。

真夏さんは、あらゆる局で活躍しているので、乃木坂にとっては、音楽番組出演の一つの切り札と言ってよく、とくに大型音楽祭が目白押しの季節に、選抜から外すなんてことは考えられません。


生駒里奈も、各局の人気バラエティに軒並み出演しており、テレビ東京『特捜警察ジャンポリス』では、長くレギュラーを務めている。

また、最近では、テレビ朝日『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』の準レギュラーとして活躍していて、お茶の間で、もっとも顔と名前の知られている乃木坂メンバーです。

高山一実は、乃木坂が、日本テレビの大型クイズイベント『高校生クイズ2017』の番組サポーターを務める中、応援ソング「泣いたっていいじゃないか?」のセンターとなり、番宣企画でも中心的な役割を果たしている。

二人とも、バラエティへの出演実績が豊富で、秋元真夏と並んで、乃木坂のテレビ露出を支える要として、19枚目も選抜入りするでしょう。


若月佑美は、福田一雄氏が脚本演出を手掛け、安田顕が「講師」として引っ張る舞台『スマートモテリーマン講座』に出演し、11月と12月は芝居三昧になります。

(表4) 若月佑美が出演する舞台『スマートモテリーマン講座』の日程

11/02(木) 東京・かめありリリオホール (プレビュー公演)
11/04(土) 愛媛・西条市総合文化会館 大ホール
11/08(水) 広島・JMSアステールプラザ 大ホール
11/11(土) 盛岡・岩手県民会館 大ホール
11/15(水) 青森・弘前市民会館 大ホール
11/18(土)〜19(日) 北海道・道新ホール
11/23(木祝) 宮城・仙台電力ホール
11/26(日) 福岡・福岡国際会議場 メインホール
11/30(木)〜12/03(日) 大阪・シアター・ドラマシティ
12/06(水) 愛知・ウインクあいち
12/12(火) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート
12/15(金)〜30(土) 東京・天王洲 銀河劇場


『スマートモテリーマン講座』は、数多くの地方公演を経た後、12月後半に2週間に渡る東京公演を敢行する舞台で、若月佑美は紅一点の単独キャストとして、全公演をこなすことになります。

従って、ものすごくハードな舞台になる可能性が高く、肉体的、精神的な負担を考えると、19th選抜を外して、芝居に専念させてあげた方が、若様のためだと思うのですが、乃木坂運営は、生田絵梨花の『虹のプレリュード』『ロミオ&ジュリエット』『レ・ミゼラブル』のように、外仕事が重要であればあるほど、そのメンバーを選抜入りさせてきた実績がある(笑)。

まあ、舞台の主催者にすれば、出演者が大型音楽祭で活躍するのは、公演の宣伝につながるわけで、そういった期待に応える意味があるのかもしれません。

彼女は、足を痛めているようで、個人的には、これ以上無理をして欲しくないのだけど、今回も、出演可能な音楽番組で表題曲パフォーマンスを披露しつつ、芝居を続けるという形になるのだと思います。


衛藤美彩と星野みなみは、18th選抜2列目の福神で、このポジションから直接アンダーに行った例は、一度もありません。

みさ先輩はTBS『開運音楽堂』の準レギュラー、みなみはテレビ朝日『舞台バラエティ 澤部パパと心配ちゃん』で主要役をこなし、その他、バラエティを中心に、さまざまな番組に出演していて、かなりのメディア露出がある。

そして、衛藤美彩は、握手会人気が図抜けているので、アンダーに行くなんて考えられません。

一方、星野みなみは、自分の「推し」ということもあって、予想するとき、かえって慎重になるんですが、まあ、大丈夫、と思いたいです(笑)。

ただ、2期枠、3期枠の大幅増なんてことが起こると、事態は一気に流動化して、2列目であっても訳わかんなくなるので、蓋を開けてみるまで、心配は尽きません。


さて、18th選抜の1期2期は16人で、そのうち14人が、(表3)の19th選抜に入る可能性の高いメンバーと言えます。

残っているのは、18th3列目の井上小百合と新内眞衣ですが、17枚目と18枚目の個別握手会セールスを眺めると、この二人の選抜入りも固いと思います。

(表5) 17、18枚目シングル個別握手会における、1期2期メンバーの推定売り上げ枚数順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は、1期2期は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を7.2秒、完売1部750枚として計算。3期は、1枚10.8秒の1部500枚として計算し、小数点以下3桁目を四捨五入した「万枚単位」で表示
# メンバー名の色は、18th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー
#「卒業」予定の中元日芽香、両シングル個別握手会を全不参加の白石麻衣松村沙友理、片方のシングルだけ全不参加の西野七瀬生田絵梨花は、表から除いている

# 同じ担当部数のメンバーが同じ完売部数を出している場合は、達成次数の少ない方を上位としている
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

(17枚目個別握手会第14次応募終了時点)
# 第14次応募は、最終応募の1つ前の受付

[01] 30部/30部 (1.00; 02次, 2.25万枚) 秋元真夏
[02] 30部/30部 (1.00; 03次, 2.25万枚) 桜井玲香 高山一実
[04] 30部/30部 (1.00; 04次, 2.25万枚) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 寺田蘭世* 星野みなみ 堀未央奈*
[10] 30部/30部 (1.00; 05次, 2.25万枚) 井上小百合 北野日奈子* 斉藤優里 新内眞衣
[14] 30部/30部 (1.00; 06次, 2.25万枚) 中田花奈
[15] 30部/30部 (1.00; 08次, 2.25万枚) 生駒里奈
[16] 26部/26部 (1.00; 07次, 1.95万枚) 渡辺みり愛*
[17] 25部/25部 (1.00; 04次, 1.88万枚) 若月佑美
[18] 24部/24部 (1.00; 06次, 1.80万枚) 山崎怜奈*
[19] 24部/24部 (1.00; 07次, 1.80万枚) 鈴木絢音*
[20] 18部/18部 (1.00; 05次, 1.35万枚) 樋口日奈
[21] 10部/18部 (0.56, 1.33万枚) 伊藤かりん*
[22] 09部/18部 (0.50, 1.33万枚) 斎藤ちはる
[23] 09部/13部 (0.69, 0.97万枚) 相楽伊織*
[24] 09部/12部 (0.75, 0.90万枚) 能條愛未
[25] 04部/12部 (0.33, 0.87万枚) 川後陽菜
[26] 08部/11部 (0.73, 0.82万枚) 伊藤純奈*
[27] 01部/07部 (0.14, 0.50万枚) 和田まあや
[28] 06部/06部 (1.00; 10次, 0.45万枚) 川村真洋
[29] 01部/06部 (0.17, 0.43万枚) 佐々木琴子*

(18枚目個別握手会第08次応募終了時点)

[01] 30部/30部 (1.00; 04次, 2.25万枚) 秋元真夏 井上小百合 衛藤美彩 齋藤飛鳥 新内眞衣 堀未央奈*
[07] 30部/30部 (1.00; 05次, 2.25万枚) 高山一実 寺田蘭世*
[09] 30部/30部 (1.00; 06次, 2.25万枚) 星野みなみ
[10] 30部/30部 (1.00; 07次, 2.25万枚) 北野日奈子*
[11] 30部/30部 (1.00; 08次, 2.25万枚) 斉藤優里 渡辺みり愛*
[13] 29部/30部 (0.97, 2.25万枚) 樋口日奈
[14] 28部/30部 (0.93, 2.25万枚) 山崎怜奈*
[15] 24部/30部 (0.80, 2.24万枚) 生駒里奈
[16] 24部/30部 (0.80, 2.24万枚) 鈴木絢音*
[17] 22部/30部 (0.73, 2.23万枚) 中田花奈
[18] 25部/25部 (1.00; 05次, 1.88万枚) 桜井玲香
[19] 25部/25部 (1.00; 06次, 1.88万枚) 伊藤万理華
[20] 20部/20部 (1.00; 02次, 1.50万枚) 若月佑美
[21] 07部/16部 (0.44, 1.16万枚) 伊藤かりん*
[22] 10部/13部 (0.77, 0.97万枚) 能條愛未
[23] 10部/13部 (0.77, 0.97万枚) 伊藤純奈*
[24] 07部/13部 (0.54, 0.95万枚) 相楽伊織*
[25] 10部/12部 (0.83, 0.90万枚) 斎藤ちはる
[26] 02部/12部 (0.17, 0.83万枚) 川後陽菜
[27] 00部/12部 (0.00, 0.81万枚) 川村真洋
[28] 06部/06部 (1.00; 06次, 0.45万枚) 佐々木琴子*
[29] 00部/06部 (0.00, 0.40万枚) 和田まあや



17枚目個別握手会において、井上小百合と新内眞衣は、30部5次全完売で、ランキングとしては10位に入っています。

また、18枚目は、30部4次全完売で、こちらはトップの成績です。

これだけ高い握手会人気があってアンダーというのは、さすがに考えにくい。


とくに、新内眞衣は、「オールナイトニッポン0 (ゼロ)」の水曜パーソナリティで、乃木坂のラジオ展開において、要となる役割を果たしてきました。

Billboard JAPAN Hot100 において、楽曲のラジオ放送回数である「エアプレイ」は、総合順位を付ける際に、一つの因子として評価されます。

まいちゅんが、3シングル連続で選抜入りしている理由として、ラジオ番組への貢献度は大きい筈で、19枚目も、引き続き、起用される確率が高いでしょう。


となると、18th選抜の1期2期は、16人全員が19th選抜に起用されるという予想になります。

それどころか、上表を眺めていると、選抜入りしておかしくないメンバーが何人もいる。

まず、1期メンバーでは、斉藤優里が、17枚目は30部5次、18枚目は30部8次の全完売を出し、好調な握手会人気を見せています。

ゆったんは、FM NACK5『The魂(ソウル)』の月曜パーソナリティであり、彼女も、乃木坂ラジオ展開の中核を担っていて、19th選抜の有力候補だと思います。


また、中田花奈は、17枚目の30部6次全完売から、18枚目8次応募終了時点で30部中22部完売と、やや握手会セールスを下げており、17枚目で選抜入りしたものの、18枚目アンダーとなったことが、影響しているのかもしれません。

しかし、かなりんも、FM FUJI『沈黙の金曜日』のレギュラーパーソナリティで、乃木坂ラジオ展開を支えていて、19枚目も、選抜入りの可能性がある。

とくに、ゆったんとかなりんは、映画『あさひなぐ』に、主人公の友人役として出演していて、映画のプロモーションシングルという19枚目の側面からも、チャンスはあるでしょう。


一方、選抜回数の少ない1期メンバーで、注目したいのは、樋口日奈と斎藤ちはる。

樋口日奈は、17枚目に18部5次全完売し、18枚目は、担当部数が一気に30部まで増えたのに、8次応募終了時点で29部完売と、最高部数をほぼ売り切ってしまった。

ひなちまは、17枚目から18枚目に掛けて、もっとも握手会セールスを伸ばしたメンバーで、選抜入りする可能性が高まっていると思います。


一方、斎藤ちはるは、TBS『世界ふしぎ発見』の台湾ロケで、「ミステリーハンター」を務め、好感度の高い、明るく元気なリポートが評判を呼びました。

この番組は、TBSの老舗看板番組で、もし「ミステリーハンター」が、乃木坂メンバーとして、年末の大型音楽祭に次々出演すれば、番組にとってもプラスになる。

また、彼女は、すば抜けた美貌と明治大学在籍という学歴から、アナウンサーとして、各局が目をつけているという噂もあって、テレビとの相性が良い。

こういった要素を勘案すると、ちーちゃんの選抜起用は、選択肢に入ってくるんじゃないでしょうか。


次に、2期に目を転じると、まず、寺田蘭世と北野日奈子は、18枚目で選抜に入らなかった理由がさっぱり分からないほど、高い握手会人気を誇っていて、19枚目でアンダーから選抜入りする、最有力候補と言えるでしょう。

さらに、握手会人気から見て、渡辺みり愛、山崎怜奈、鈴木絢音の3人が、選抜起用の圏内に入っている。

とくに、17枚目でアンダーセンターを務めたみり愛は、今回、抜擢されても全然おかしくない状況だと思います。


選抜起用すべきアンダーメンバーが、これだけの人数存在する現状を考えると、19th選抜の1期2期枠数は、18th選抜の16人から、最低でも4人、出来れば5人に増やしたいところです。

2期に関しては、19枚目も、誰もアンダーから抜擢されず、堀と新内の2枠据え置きが続くと、18枚目でせっかく持ち堪えた、握手会人気が一気に崩壊する危険があります。

19th選抜の選考内容は、その辺の危機意識を、運営が持っているかどうかを測る物差しになるでしょう。


次に3期を考えてみましょう。

(表6) 17、18枚目シングル個別握手会における、3期メンバーの推定売り上げ枚数順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

# 表記法は(表5)と同じ

(17枚目個別握手会第14次応募終了時点)
# 第14次応募は、最終応募の1つ前の受付

[01] 18部/18部 (1.00; 04次, 0.90万枚) 久保史緒里 山下美月 与田祐希(c)
[04] 18部/18部 (1.00; 06次, 0.90万枚) 大園桃子(c) 梅澤美波
[06] 17部/18部 (0.94; 04次, 0.90万枚) 伊藤理々杏
[07] 12部/12部 (1.00; 07次, 0.60万枚) 阪口珠美
[08] 12部/12部 (1.00; 10次, 0.60万枚) 岩本蓮加
[09] 06部/12部 (0.50, 0.57万枚) 向井葉月
[10] 05部/12部 (0.42, 0.56万枚) 中村麗乃
[11] 02部/12部 (0.17, 0.52万枚) 佐藤楓
[11] 02部/12部 (0.17, 0.52万枚) 吉田綾乃クリスティー

(18枚目個別握手会第08次応募終了時点)

[01] 24部/24部 (1.00; 04次, 1.20万枚) 梅澤美波 大園桃子(c) 久保史緒里 山下美月 与田祐希(c)
[06] 18部/18部 (1.00; 04次, 0.90万枚) 伊藤理々杏
[07] 18部/18部 (1.00; 06次, 0.90万枚) 岩本蓮加
[07] 18部/18部 (1.00; 06次, 0.90万枚) 阪口珠美
[09] 17部/17部 (1.00; 07次, 0.85万枚) 向井葉月
[10] 12部/12部 (1.00; 06次, 0.60万枚) 佐藤楓
[11] 12部/12部 (1.00; 07次, 0.60万枚) 中村麗乃
[12] 10部/12部 (0.83, 0.60万枚) 吉田綾乃クリスティー


握手会主義の観点からすれば、梅澤美波、大園桃子、久保史緒里、山下美月、与田祐希の5人が、選抜起用の可能性が高いと言えます。

しかし、3期の場合は、そもそも19th選抜に枠があるかどうかに、やや疑問がある。

大園桃子と与田祐希は、18th選抜において、1列目センターであり、かつ福神扱いなので、通常ならば、19th選抜から外れることはない。

ただ、3期のセンター大抜擢が、そもそも異例なので、1期2期に適用されてき「ルール」が、無視されるかもしれない。


気になるのは、3期生舞台『見殺し姫』の上演期間が、10月6日(金)から15日(日)と、19枚目が発売される10月11日(水)に、がっつりぶつけられていることです。

稽古と本番の時期が、19th選抜によるシングル制作と新曲キャンペーンに重なってしまい、両立が難しい。

とくに、3期は中学生や高校生が多いので、選抜メンバーになると、学校に通いながら、舞台の稽古をこなし、その合間に、表題曲の仕事を行うことになる。

『見殺し姫』の稽古と本番を、敢えて19枚目のシングル制作と発売前プロモーションに被せたことから、3期を選抜起用する可能性は、低いのかなとも感じます。


しかし、個人的には、19枚目も2枠を維持して、3期メンバーを、2人入れるべきだと思います。

年末大型音楽祭のステージは、今後の成長にとって貴重な経験になるので、舞台期間中は参加できずとも、11月12月を考えて、選抜起用しておくべきかと。

また、自分たちの期の枠があるのは、グループ全体にとっての希望になるだろうから、そういう意味でも、枠数を減らさない方が良いでしょう。


3期人気は、依然として上昇傾向にあるものの、メンバーに実績がない中での人気なので、いつ崩壊するかもしれない怖さがある。

乃木坂の選抜とアンダーに、3期全体をどのように合流させてくのか、長期プログラムの意図が分かるような選抜を期待しています。

今後の進み方が全然見えなくなるような、扱いをしてしまうと、3期の握手会人気は、縮小に転じてしまうかもしれず、Wセンター大抜擢直後の19枚目は、重要な分岐点だと思います。



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