ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

乃木坂のイメージ戦略とインフルエンサー初動前作越え、Hot100動画ランクが示すヒットの法則 [30Mar17]

2017-03-30 02:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS系 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定
03月30日(木) [TV_地デ] 24:59〜25:29 読売テレビ『浜ちゃんが!』に、秋元真夏が出演

03月31日(金) [TV_地デ] 20:54〜22:48 テレビ東京系『たけしのニッポンのミカタ!』に、生駒里奈が出演

04月01日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
04月01日(土) [TV_地デ] 19:00〜21:54 日本テレビ系『世界一受けたい授業 3時間SP』に、生駒里奈が出演

04月04日(火) [TV_地デ] 19:30〜20:43 NHK総合『うたコン』の「朝ドラ名曲と桜満開!春うたSP」に、乃木坂メンバーが数人参加する模様で、NHK公式の予告映像には、高山、新内、飛鳥、井上、衛藤の5人が映っています

04月05日(水) [TV_地デ] 23:30〜 NHK Eテレ『テレビでハングル講座』に、桜井玲香が生徒役としてレギュラー出演。その第1回目放送。再放送は金曜06:00から

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



17枚目「インフルエンサー」は、2017/04/03付のオリコン週間ランキングで、初登場1位を獲得し、売り上げは87.5万枚でした。

オリコンデイリーの累計が87.4万枚ですが、1枚単位まで記すと874,265枚、一方、初動は874,528枚で、差は263枚と、ほとんど違いはありませんでした。

メディアの記事では、百枚の桁を四捨五入した値を載せることが多く、たまたま初動が5百枚を越えたので、繰り上がって1千枚大きい数字が出ていますが、17枚目も、15、16枚目と同様、デイリー累計と初動がほぼ同じとなっています。

各店舗において、売り上げ集計のオンライン化が進み、セールスのほとんどを、即日で数値化出来るようになったのかもしれません。

火曜からデイリーを足し続ければ、日曜夜には、ほぼ初動が分かるというのは、オリコンの数字に目を向けさせる原動力で、乃木坂ファンは、メンバーのソロ写真集を続々と発売する出版社だけでなく、オリコンからも期待されている気がします(笑)。


前回記事において、オリコン初動はデイリー累計とほぼ等しいという前提で、17枚目CDセールスをあれこれ分析し、幾つか表を載せました。

その前提は正しかったようなので、それらの表に、修正する箇所はほとんどなく、話も変わらないのですが、一応念のため、正式に発表された初動の数字を使って計算したものを再掲しておきます。

(表1) 乃木坂17枚目「インフルエンサー」発売週におけるオリコンのデイリー推移と第1週売り上げ(初動)

凡例
[シングル番号] 初日→初動 {+初日と初動の差 / 水曜から日曜までのオリコンデイリー累計} (曜日) その曜日の売り上げ枚数

#「初日」は、オリコンデイリーランキングに初登場する火曜日における売り上げ枚数
#「初動」は、オリコン週間ランキングの初登場週における売り上げ枚数
#「枚数」はすべて「万枚」単位

[17] 74.3→87.5 {+13.2/13.1} (水)6.1 (木)2.2 (金)2.1 (土)1.5 (日)1.2
[16] 68.3→82.8 {+14.4/14.4} (水)5.3 (木)2.5 (金)2.1 (土)1.4 (日)3.1
[15] 60.0→72.8 {+12.8/12.8} (水)6.2 (木)1.9 (金)1.2 (土)0.9 (日)2.5
[14] 59.1→75.0 {+15.9/15.8} (水)11.4 (木)1.7 (金)1.1 (土)0.9 (日)0.8
[13] 53.4→62.7 {+09.3/09.0} (水)3.9 (木)2.0 (金)1.3 (土)0.8 (日)1.0
[12] 48.2→60.9 {+12.8/12.3} (水)1.6 (木)1.3 (金)0.7 (土)0.7 (日)8.0


前回と異なるのは、17枚目の初動が「87.4」ではなく「87.5」となり、初日から初動への積み上げが「+13.1」から「+13.2」へ変わった2箇所だけです。

微々たる違いしかなく、面白くないので、初動の数字をピンク色に塗ってみました(笑)。


さらに、前作から今作への、個別握手会分と店頭販売分の増減を推定した表も、再度、載せておきます。

(表2) 乃木坂16、17枚目オリコン初動の推定される内訳と前作から今作への増減

凡例
オリコン第1週の売り上げ枚数 = 個別握手会の推定売り上げ枚数 + 店頭販売の推定売り上げ枚数 : シングル番号

#「個別握手会の推定売り上げ枚数」は、初動算入可能な次数の応募が終了した時点の完売状況から推定した値。1、2期は完売1部750枚、3期は500枚として計算
#「店頭販売の推定売り上げ枚数」は、オリコン初動から「個別握手会の推定売り上げ枚数」を引いて求めた値

初動 87.5万枚 = 個別 60.4 + 店頭 27.0 : 17枚目
初動 82.8万枚 = 個別 59.0 + 店頭 23.8 : 16枚目

初動 04.7万枚 = 個別 01.5 + 店頭 03.2 : 増分(16th→17th)


変わったのは「初動 87.4万枚」が「初動 87.5万枚」になった箇所と文字色のみですが(笑)、表を眺めていると、橋本奈々未が「卒業」した上に、複数のトップメンバーが握手会を欠席という厳しい条件の中、初動を5万枚近く伸ばしたわけで、乃木坂というグループの人気が、分厚くなってきたことを実感します。


一度も福神を外れたことのない、トップのトップメンバーだった橋本奈々未がグループを去っても、乃木坂から大量のファンが離脱することはなかったようで、人気メンバーが「卒業」する度に、セールスと動員力が厳しさを増すAKB48Gとは対照的です。

乃木坂しかなかったところに、欅坂が現れ、そこに平仮名「けやき坂」が加わり、さらに乃木坂3期が入ってきたのに、CD売り上げが分散縮小することなく、多くのメンバーがセールスを伸ばし、坂道全体として、パイを増やし続けている。

握手会の供給が急激に伸びているのに、それに併せて需要も拡大しているので、超人気メンバーの「卒業」や握手会不参加でも、既存ファンは離脱せず、その上、少なからぬ新規ファンが誕生していると考えざるを得ないでしょう。


理由としては、乃木坂はCDや写真集のセールス上昇によって、欅坂は「サイレントマジョリティー」のヒットなど楽曲人気を通して、「今、坂道が来ている!」という成長イメージを、メディアに印象付けることに成功したことが、一つ挙げられます。

乃木坂の握手会セールスを眺めていると、CDの売り上げを左右するコアファンは、ぐんぐん伸びている優良企業の株を探し求める、投資家のようなメンタルを持っているのではないかと、感じることがあります。

選抜上位に抜擢され、外仕事がどんどん入るメンバーは、多くの投資家が株を買い求める、有望な成長企業のように、人気がうなぎ上りになる。

熱心なコアファンであれば、懐から出ていく額は相当大きくなるだろうから、「応援」という気持ちの中に、お金を無駄にしたくないという、「投資」に似た感覚が入るのかもしれません。


そして、有望な成長株メンバーが在籍するのは、もちろん、人気をぐいぐい上げていると、盛んにメディアに取り上げられているグループで、今後、大いに期待の持てるアイドルという「イメージ」が重要になってくる。

乃木坂と欅坂は、そういったイメージ戦略に成功しつつある一方、AKB48Gは、グループの未来が不安視され、お金を引き上げる投資家が後を絶たない大企業のように見えます。

少なからぬ投資家が「勝ち馬に乗る」心理を持つのは当然で、AKB48Gと坂道に対する将来展望イメージの差が、前者から後者への人気移動を加速させている気がします。


ただ、人気移動と言っても、乃木坂ではないアイドルのファンだった人が、そのグループやメンバーを応援することを完全に止めて、ある日突然、「乃木坂に移りま〜す!」と(笑)、新規ファンになるケースは少ない気がします。

例えば、乃木坂も別グループも両方推す「兼任」ファンだった人が、新たに登場した乃木坂3期に興味を持ち、乃木坂のCDを以前より多く買いつつあるなら、それは立派な「新規」ファンの誕生と言えます。

それどころか、「インフルエンサー」のMVが気になって、何回も見直し、ツイッターで感想をつぶやけば、内容が「みんな可愛い」でも、「ダンス上手くないね」でも、楽曲指標を押し上げるわけで、紛れもない「新規」ファンであり、CDを買って、伊藤万理華に会いに行く日は、そう遠くないかもしれない(笑)。

アイドルグループ間で、イメージ戦略の明暗が分かれ、一人勝ちした坂道が、あらゆる場面から、新規ファンを集めつつあり、それが、17枚目初動の前作越えにつながった、そんな気がします。


このブログにしては、珍しく「バラ色」なことを書いてるなと、読んでて感じる方がいらっしゃるかもしれません(笑)。

確かに、今、少し前向きな気分になっていて、理由は、CDセールスだけでなく、「インフルエンサー」の楽曲人気が、これは期待できるんじゃないかと思わせる、良い兆候を見せているからです。

どういうことなのか、まずは、最新のビルボードチャートを紹介します。

(表3) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48最新表題曲のランキング推移

凡例
曲名 (グループ名_曲の種別)
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号 日付期間

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「02/27(月)05(日)」は、2月27日(月)から3月5日(日)までの1週間が集計対象であることを示す

インフルエンサー (乃木坂46_17枚目表題曲)
(総合)24位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]07位 [F]01回 : 03週前 02/27(月)05(日)
(総合)26位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]04位 [M]07位 [F]02回 : 02週前 03/06(月)12(日)
(総合)05位 [S]07位 [R]30位 [L]00位 [T]01位 [M]10位 [F]03回 : 01週前 03/13(月)19(日)
(総合)01位 [S]01位 [R]04位 [L]01位 [T]02位 [M]09位 [F]04回 : 01週目 03/20(月)26(日)

============ 前作、前々作のCD発売週ランキング ============
サヨナラの意味
(総合)01位 [S]01位 [R]03位 [L]01位 [T]01位 [M]34位 [F]04回 : 01週目 11/07(月)13(日)
裸足でSummer
(総合)01位 [S]01位 [R]05位 [L]01位 [T]03位 [M]17位 [F]05回 : 01週目 07/25(月)31(日)
===================================================

不協和音 (欅坂46_4枚目表題曲)
(総合)34位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]00位 [F]01回 : 03週前 03/13(月)19(日)
(総合)16位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]01位 [M]10位 [F]02回 : 02週前 03/20(月)26(日)

シュートサイン (AKB48_47枚目表題曲)
(総合)70位 [S]95位 [R]00位 [L]00位 [T]10位 [M]00位 [F]01回 : 02週前 02/27(月)05(日)
(総合)00位 [全項目20位圏外で一般サイトに記載なし] : 01週前 03/06(月)12(日)
(総合)01位 [S]01位 [R]08位 [L]01位 [T]04位 [M]00位 [F]02回 : 01週目 03/13(月)19(日)
(総合)12位 [S]10位 [R]40位 [L]02位 [T]23位 [M]00位 [F]03回 : 02週目 03/20(月)26(日)


「インフルエンサー」は、CD発売週を集計対象とする2017/04/03付Hot100において、総合1位を獲得しています。

各項目は、「[S] ストリーミング数」「[L] ルックアップ」が共に1位、「[R]ラジオ放送回数」4位、「[T] ツイート数」2位と、いずれも素晴らしい順位ですが、「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」が発売週に記録している成績と比べて、それほど変わりありません。

小さくガッツポースしたくなったのは(笑)、「[M] 国内動画再生回数」の9位です。

前作の34位、前々作の17位と比べて、順位が高い上に、何より、CD発売週で、順位が落ちずに少し上がっている。

後で説明しますが、「[M] 国内動画再生回数」順位の発売週における「跳ね」は、今後の展開を占うとき、重要な意味を持っている可能性があります。


その話をする前に、ちょっとだけ、他の曲のことを。

「インフルエンサー」が2位だった「[T] ツイート数」の1位は「不協和音」で、前週の乃木坂1位欅坂2位獲得に続いて、2週連続で、順番の異なるワンツーとなっています。

CDリリースのかなり前から、ネットで大きな話題となり、「[T] ツイート数」順位が極めて高くなっているのに加え、最新週では、公開1週目に当たるMVの再生が絶好調で、「[M] 国内動画再生回数」が10位に入っている。

その結果、「不協和音」は、発売2週前にして、総合16位ランクインと、圧巻の快進撃を見せています。

一方、「シュートサイン」は、MVがショートバージョンなので、「[M] 国内動画再生回数」が100位圏外は仕方ないですが、「[T] ツイート数」が、発売2週前10位、1週前20位圏外、発売週4位、2週目23位と、AKB48にしては、大いに物足りない順位に留まっている。

「ハイテンション」の後、5枚目アルバム「サムネイル」を挟んだので、事前に十分な宣伝が出来なかった面はあるかもしれませんが、小嶋陽菜の「卒業」という大きなテーマがあるのに、話題性に関する指標が跳ねないのは、グループの置かれている状況の深刻さを、浮き彫りにしていると思います。


「インフルエンサー」の「[M] 国内動画再生回数」に、話を戻して、前作、前々作において、この順位がMV公開初期にどう動いたかを、以下に示しています。

(表4) 乃木坂15〜17枚目表題曲MVに関する、YouTube再生回数とHot100「国内動画再生回数」順位の推移

凡例
曲名 (曲の種類) MV形態
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) [M] 対象週におけるBillboard JAPAN Hot100 「国内動画再生回数」順位 @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間を指す
#「01W」は、公開日から最初の日曜までで、「02W」は、その次の月曜から日曜までで、「03W」以降は以下同じ
#「国内動画再生回数」順位の「100外」は、100位圏外を確認、「20外」は20位以内ではないが、100位圏外かどうかを含め (無料では) 詳細不明。笑
# MV公開から7週目までと、2017/04/03付最新チャートの集計対象である先週、03/20(月)〜26(日)のデータを載せている
#「※」は、CD発売週

裸足でSummer (15枚目表題曲) fulll ver. MV
24.0万回/日 (066.1/+066.1) [M]100外 @ 01W : 07/08(金)10(日)
12.5万回/日 (153.8/+087.7) [M]003位 @ 02W : 07/11(月)17(日)
12.3万回/日 (239.6/+085.8) [M]006位 @ 03W : 07/18(月)24(日)
08.1万回/日 (296.2/+056.6) [M]017位 @ 04W : 07/25(月)31(日) ※
07.8万回/日 (350.5/+054.3) [M]018位 @ 05W : 08/01(月)07(日)
06.3万回/日 (394.3/+043.8) [M]031位 @ 06W : 08/08(月)14(日)
05.0万回/日 (429.5/+035.2) [M]044位 @ 07W : 08/15(月)21(日)
・・・・・・・・・・・・
03.2万回/日 (1038.9/+022.1) [M]020外 @ 38W : 03/20(月)26(日)

サヨナラの意味 (16枚目表題曲) fulll ver. MV
43.3万回/日 (119.1/+119.1) [M]024位 @ 01W : 10/21(金)23(日)
16.4万回/日 (234.0/+114.9) [M]005位 @ 02W : 10/24(月)30(日)
10.6万回/日 (308.3/+074.3) [M]015位 @ 03W : 10/31(月)06(日)
07.0万回/日 (357.2/+048.9) [M]034位 @ 04W : 11/07(月)13(日) ※
05.8万回/日 (398.0/+040.8) [M]050位 @ 05W : 11/14(月)20(日)
04.9万回/日 (432.6/+034.6) [M]096位 @ 06W : 11/21(月)27(日)
04.6万回/日 (464.5/+031.9) [M]081位 @ 07W : 11/28(月)04(日)
・・・・・・・・・・・・
03.6万回/日 (998.3/+025.2) [M]100外 @ 23W : 03/20(月)26(日)

インフルエンサー (17枚目表題曲) full ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) [M]007位 @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) [M]007位 @ 02W : 03/06(月)12(日)
15.8万回/日 (456.8/+110.9) [M]010位 @ 03W : 03/13(月)19(日)
16.9万回/日 (575.3/+118.6) [M]009位 @ 04W : 03/20(月)26(日) ※


「裸足でSummer」MV は、[M]項の順位が、発売週に、前週の6位から17位に下がり、さらに18位、31位、44位と続落しています。

また、「サヨナラの意味」も、発売週に、前週15位から34位へダウン、その後も、50位、96位と、下降線を辿っている。

それに対して、「インフルエンサー」は、発売週に10位から9位へアップして、前作、前々作のような大幅下落を起こしていない。


実は、欅坂の表題曲MVの成績を調べると、発売週を境に上昇するか、下降するかは、その後のMV人気、さらには楽曲人気をも左右するポイントに思えます。

(表5) 欅坂1〜4枚目表題曲MVに関する、YouTube再生回数とHot100「国内動画再生回数」順位の推移

# 表記法は(表4)と同じ

サイレントマジョリティー (1枚目表題曲) fulll ver. MV
18.8万回/日 (0089.3/+089.3) [M]012位 @ 01W : 03/16(水)20(日)
14.3万回/日 (0189.5/+100.3) [M]004位 @ 02W : 03/21(月)27(日)
13.9万回/日 (0286.9/+097.4) [M]008位 @ 03W : 03/28(月)03(日)
18.1万回/日 (0413.3/+126.5) [M]003位 @ 04W : 04/04(月)10(日) ※
24.1万回/日 (0581.9/+168.5) [M]001位 @ 05W : 04/11(月)17(日)
25.8万回/日 (0762.8/+180.9) [M]002位 @ 06W : 04/18(月)24(日)
32.5万回/日 (0990.0/+227.2) [M]001位 @ 07W : 04/25(月)01(日)
・・・・・・・・・・・・
14.3万回/日 (5283.6/+100.4) [M]014位 @ 54W : 03/20(月)26(日)

世界には愛しかない (2枚目表題曲) fulll ver. MV
20.5万回/日 (117.8/+117.8) [M]015位 @ 01W : 07/12(火)17(日)
11.2万回/日 (196.0/+078.3) [M]008位 @ 02W : 07/18(月)24(日)
07.3万回/日 (247.2/+051.1) [M]021位 @ 03W : 07/25(月)31(日)
06.7万回/日 (294.3/+047.1) [M]032位 @ 04W : 08/01(月)07(日)
07.0万回/日 (343.6/+049.3) [M]016位 @ 05W : 08/08(月)14(日) ※
06.5万回/日 (389.4/+045.8) [M]021位 @ 06W : 08/15(月)21(日)
05.7万回/日 (429.5/+040.2) [M]037位 @ 07W : 08/22(月)28(日)
・・・・・・・・・・・・
04.0万回/日 (1265.0/+027.8) [M]073位 @ 37W : 03/20(月)26(日)

二人セゾン (3枚目表題曲) fulll ver. MV
40.4万回/日 (0151.4/+151.4) [M]009位 @ 01W : 11/17(木)20(日)
19.9万回/日 (0291.0/+139.6) [M]010位 @ 02W : 11/21(月)27(日)
15.8万回/日 (0401.7/+110.6) [M]007位 @ 03W : 11/28(月)04(日) ※
15.8万回/日 (0512.1/+110.5) [M]005位 @ 04W : 12/05(月)11(日)
11.8万回/日 (0594.6/+082.4) [M]007位 @ 05W : 12/12(月)18(日)
11.5万回/日 (0675.3/+080.7) [M]015位 @ 06W : 12/19(月)25(日)
12.1万回/日 (0759.9/+084.5) [M]012位 @ 07W : 12/26(月)01(日)
・・・・・・・・・・・・
09.0万回/日 (1673.7/+062.7) [M]041位 @ 19W : 03/20(月)26(日)

不協和音 (4枚目表題曲) fulll ver. MV
75.9万回/日 (284.6/+284.6) [M]010位 @ 01W : 03/23(木)26(日)


「サイレントマジョリティー」MVは、CD発売週に、前週の8位から3位にアップし、翌週、なんと1位を獲得、その後も、2位、1位と続き、間違いなく上昇気流に乗って、人気の大ブレイクへ突き進むことになる。

対して、「世界には愛しかない」は、発売週に、32位から16位に上がったものの、翌週21位に下がり、さらに37位へ続落しています。

面白いのは、「二人セゾン」が、前作と前々作の中間の動きを見せていることです。

発売週には、10位から7位へアップ、翌週、5位へ続けて上昇するも、その後、7位、15位と続落し、次に12位へ少し反発している。


CD発売週を期に、上昇するか、下降するかが、後の楽曲人気と連動しているように思えます。

発売週を境に、一気にトップへ上りつめた「サイレントマジョリティー」は、破竹の快進撃を始め、公開54週目の現在でも、MV再生数は、14.3万回/日という、とんでもないペースで伸び続けている。

逆に、「世界には愛しかない」は、楽曲人気がデビュー曲に及ばず、MV再生数の増加スピードは、現在、4.0万回/日で推移している。

そして、「二人セゾン」は、前作と前々作の中間の楽曲人気というレベルで、再生数も9.0万回/日と、両者を足して2で割ったような数字になっている(笑)。


もう一度、(表4)に戻って、乃木坂を眺めると、CD発売週における、[M]項順位のジャンプアップがなかった「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」は、楽曲人気の面で、欅坂「サイレントマジョリティー」と「二人セゾン」には、なかなか届かず、「世界には愛しかない」とは、MV1千万再生の到達日数のように、互角の勝負になっている。

MV公開初期のことだけど、思った以上に、その後の人気動向とよくリンクしていて、重要な見所じゃないでしょうか。

そういう意味から、「インフルエンサー」MVの[M]項順位が、発売週に、前週の10位から、9位へ上がったことは、小さなアップではあるけど、今後に小さくない期待を抱かせる(笑)、楽しみな動きだと思います。


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「インフルエンサー」デイリー累計は前作4.7万増の87.4万枚、AKB48Gからの人気移動が加速か [28Mar17]

2017-03-28 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月27日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演
03月27日(月) [TV_BS] 24:30〜25:25 BSフジ181『乃木坂46 衛藤美彩のランキングはじめました!』。なんと、衛藤美彩の冠番組がスタート!

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)


17枚目「インフルエンサー」のオリコンデイリー6日目が1.2万枚の1位と判明しました。

前作「サヨナラの意味」の6日目と同じく、3万枚あたりかなと思っていたので、若干、肩透かしを食った印象はありますが(笑)、発売週のデイリー累計は87.4万枚となり、初日以降の積み上げは、以下のように、13.1万枚となっています。

(表1) 乃木坂17枚目「インフルエンサー」発売週におけるオリコンデイリーの推移

凡例
[シングル番号] 初日→初動 {+初日と初動の差 / 水曜から日曜までのオリコンデイリー累計} (曜日) その曜日の売り上げ枚数

#「初日」は、オリコンデイリーランキングに初登場する火曜日における売り上げ枚数
#「初動」は、オリコン週間ランキングの初登場週における売り上げ枚数
#「枚数」はすべて「万枚」単位
# 青色の数字は、まだ確定していないが、それ以上の数字になるとの意

[17] 74.3→87.4 {+13.1/13.1} (水)6.1 (木)2.2 (金)2.1 (土)1.5 (日)1.2
[16] 68.3→82.8 {+14.4/14.4} (水)5.3 (木)2.5 (金)2.1 (土)1.4 (日)3.1
[15] 60.0→72.8 {+12.8/12.8} (水)6.2 (木)1.9 (金)1.2 (土)0.9 (日)2.5
[14] 59.1→75.0 {+15.9/15.8} (水)11.4 (木)1.7 (金)1.1 (土)0.9 (日)0.8
[13] 53.4→62.7 {+09.3/09.0} (水)3.9 (木)2.0 (金)1.3 (土)0.8 (日)1.0
[12] 48.2→60.9 {+12.8/12.3} (水)1.6 (木)1.3 (金)0.7 (土)0.7 (日)8.0


発売週のオリコンデイリー累計と、週間ランキングに記載される初動は別ものですが、上表が示すように、最近は、ほとんど差がありません。

オリコン初動を87.4万枚とすれば、「サヨナラの意味」が82.8万枚なので、前作から4.7万枚の伸びとなります。

17枚目「インフルエンサー」は、橋本奈々未が「卒業」した直後のシングルである上に、中元日芽香が休養、生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理は、おそらく「外仕事」のため、個別握手会に一切参加しない予定で、厳しいCDセールスが予想されていました。

ところが、蓋を開けてみると、オリコン初動は前作を5万枚近く越えることが確実です。


CD発売前に30部を全完売するトップメンバーが5人も抜けるのだから、今回ばかりは、多少の前作割れは止むを得ないという雰囲気が漂っていました。

ところが、デイリー初日で、「サヨナラの意味」をかなり越える枚数が出て、その後、4日目金曜に、累計が前作をあっさり抜いてしまった。

マイナスを覚悟していた分、プラスの数字が出てくると、いつもより余計に上がったように思え(笑)、さすが乃木坂は人気が急上昇していると、一転して、威勢の良い話になってきました。

折しも、『乃木坂工事中』の17thヒット祈願キャンペーンは、なんと参加者全員が「氷瀑」登りを成功させるという、意外な快挙を達成し、今の乃木坂は、やる事成す事、上手く行きそうな空気がある(笑)。


しかし、オリコン初動が前作を越えたことには、何か具体的な理由がある筈で、さらに、デイリー6日目が1.2万枚に留まり、前作に比べ、ひと伸び足りなかったことにも、背景があるでしょう。

17枚目のCDセールスにおいて、何が起こっているのか、少し考えてみます。

まずは、初動算入されたと思われる個別握手会売り上げについて、完売状況を基に、前作からの増減を推定しました。

(表2) 乃木坂個別握手会の5、6次応募終了時点における、16枚目から17枚目への推定売り上げ枚数のグループ別増減

凡例
対象グループによる個別握手会セールスの16枚目から17枚目への伸び [17枚目M次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率_販売率) グループ人数 ← 16枚目M次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率_販売率) グループ人数] : グループ名

# M = 5, 6
# (1+2)期Aは、16枚目で30部を担当した白石、西野、松村、橋本、秋元、高山、桜井、若月、中田、衛藤、井上、飛鳥、万理華、中元、みなみ、堀、蘭世、新内、北野に、生駒と生田を加えたグループ
# (1+2)期Bは、上記以外の1、2期メンバー
# 1、2期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD750枚として計算。これは、CD1枚あたり平均7.2秒の割り当て
# 3期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD500枚として計算。これは、CD1枚あたり平均10.8秒の割り当て

第5次応募終了時点
01.3万枚増 [706/880部 (0.802_0.972) 42人 ← 671/790部 (0.849_0.988) 35人] : 全体
====================
10.7万枚減 [455/475部 (0.958_0.997) 16人 ← 578/618部 (0.935_0.997) 21人] : (1+2)期A
03.8万枚増 [134/225部 (0.596_0.953) 14人 ← 093/172部 (0.541_0.956) 14人] : (1+2)期B
08.2万枚増 [117/180部 (0.650_0.910) 12人 ← 000/000部 (0.000_0.000) 00人] : 3期

第6次応募終了時点 (初動算入限界)
01.5万枚増 [743/880部 (0.844_0.983) 42人 ← 717/790部 (0.908_0.995) 35人] : 全体
====================
10.7万枚減 [465/475部 (0.979_0.999) 16人 ← 601/618部 (0.972_0.999) 21人] : (1+2)期A
03.7万枚増 [149/225部 (0.662_0.971) 14人 ← 116/172部 (0.674_0.981) 14人] : (1+2)期B
08.5万枚増 [129/180部 (0.717_0.941) 12人 ← 000/000部 (0.000_0.000) 00人] : 3期


17枚目の個別握手会セールスは、前作と同じく、第6次応募分までが初動に流し込まれたと考えられます。

そして、6次応募終了時点の完売状況から、1、2期が750枚/部、3期は500枚/部として推定計算すると、乃木坂全体として、前作から1.5万枚増えた勘定になる。


橋本、中元、生田、白石、松村がいない(1+2)期Aは、当然ですが、10.7万枚もの大幅な売り上げダウンと推測されます。

しかし、担当部数を53部増やされた(1+2)期Bが、3.8万枚増を達成し、さらに、初めて握手会に参加する3期が、180部中129部という凄まじい完売を叩き出して、8.5万枚増まで持っていった。

結局、トップメンバー5人が抜けた穴を、(1+2)期Bの増部と、3期の参加によって、お釣りが来るほど埋めた可能性が高い。


デイリー累計から、初動全体はほぼ4.7万枚増と分かっているので、個別握手会分が1.5万枚増であれば、店頭販売分は3.2万枚増と出てきます。

(表3) 乃木坂16、17枚目オリコン初動の推定される内訳と前作から今作への増減

凡例
オリコン第1週の売り上げ枚数 = 個別握手会の推定売り上げ枚数 + 店頭販売の推定売り上げ枚数 : シングル番号

#「個別握手会の推定売り上げ枚数」は、初動算入可能な次数の応募が終了した時点の完売状況から推定した値。1、2期は完売1部750枚、3期は500枚として計算
#「店頭販売の推定売り上げ枚数」は、オリコン初動から「個別握手会の推定売り上げ枚数」を引いて求めた値

初動 87.4万枚 = 個別 60.4 + 店頭 27.0 : 17枚目
初動 82.8万枚 = 個別 59.0 + 店頭 23.8 : 16枚目

初動 04.7万枚 = 個別 01.5 + 店頭 03.2 : 増分(16th→17th)


初回限定盤の売り上げがほとんどを占める店頭セールスは、全国握手会の人気に左右される傾向があります。

橋本奈々未に「お別れ」を言える最後の機会となった16枚目の全国握手会は、大盛況となり、店頭セールスを押し上げた可能性がある。

17枚目における初日から初動への積み上げが、「卒業」のあった16枚目、そして14枚目より少なく、なかった15枚目に近いのは、意味があるのかもしれません。


しかし、発売週の積み上げはやや下がったものの、「卒業」のない17枚目店頭セールスが、ヒートし過ぎた感すらある前作を、3.2万枚も上回ったのだとすれば、今の乃木坂握手会が強力なファン動員力を持っていることを示していると思います。

もし、発売の翌週に行われる最初の全国握手会が、大阪ではなく東京で、さらに、白石麻衣や松村沙友理らの参加有無が早めに告知されていれば、店頭セールスをさらに伸ばせた可能性がある。

首都圏の会場ではなく、人気メンバーが登場するかどうか不透明なことから、様子を見つつ、初回限定盤を買い控えている人がいても、不思議ではない。


17枚目初動を前作越えさせた原動力は、超人気メンバーが複数抜けても、なお、たくさんの来場者を集めることが出来る、乃木坂握手会の不屈の人気にあるようです(笑)。

しかし、今の乃木坂が、ここまで多くの人を呼び込んでいる状況には、AKB48Gの人気が、近年、急速に低下してきたことが関係しているかもしれない。

とくに、昨年後半から今年に掛けて、AKB48Gは、かつてないほど厳しい状況に直面しているように見えます。

そのことを示唆する一つの例が、配信成績の変遷です。

(表4) AKB48が最近リリースした表題曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
グループ名_収録シングルと曲の種類
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 (200位以内ランクイン日数 / 配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「A」「劇」は、それぞれ初回限定盤TypeA、劇場盤が配信源であることを示す
# 2017/03/26(日)までのデータを記載

AKB48_45枚目表題曲 [配信&発売] 2016/08/31(水)
02-03-01-01-02 / 05-06-02 [186] (022/208日; 007位) LOVE TRIP (A)
00-02-00-02-00 / 06-03-04 [191] (017/208日; 013位) LOVE TRIP (劇)
00-00-00-00-00 / 00-01-00 [207] (001/208日; 116位) LOVE TRIP (B)
00-00-00-00-00 / 00-00-00 [208] (000/208日; 200外) LOVE TRIP (C〜E)

AKB48_46枚目表題曲 [配信&発売] 2016/11/16(水)
02-02-02-00-01 / 28-17-13 [066] (065/131日; 009位) ハイテンション (A)
00-00-00-00-00 / 00-01-01 [129] (002/131日; 133位) ハイテンション (劇)
00-00-00-00-00 / 00-00-01 [130] (001/131日; 194位) ハイテンション (B)
00-00-00-00-00 / 00-00-00 [131] (000/131日; 200外) ハイテンション (C〜E)

AKB48_47枚目表題曲 [配信] 2017/03/10(金) [発売] 03/15(水)
00-01-02-01-02 / 07-03-01 [000] (017/17日; 018位) シュートサイン (A)
00-00-00-00-00 / 00-00-00 [017] (000/17日; 200外) シュートサイン (劇, B〜E)

#「シュートサイン」収録曲は、表題曲が先行配信されているが、日付の記載が見当たらない。但し、3月10日(金)に、TypeAが初ランクインしているので、その日に配信開始として日数を計算している


「LOVE TRIP」は、初回限定盤TypeAが最高7位を記録し、22日の200位以内ランクインを果たしています。

また、劇場盤は、最高13位の17日ランクインとなっている。

次の「ハイテンション」は、年末の大型音楽祭でのパフォーマンス披露を多数こなして、分厚いプロモーションを仕掛け、TypeAが最高9位で、65日という長期間ランクインを見せています。


ところが、「シュートサイン」は、配信17日目において、まだ200位以内に留まっているものの、最高18位で、前2作と比べて、上位への食い込みが弱い。

さらに、気になるのは、TypeA以外の配信源が、ほとんどランクインしていないことです。

「LOVE TRIP」と「ハイテンション」の順位帯分布が示すように、AKB48の表題曲は、日数はバラバラとしても、複数の配信源がTOP200のリストに入るのが常でしたが、「シュートサイン」は、一つだけのランクインに留まっています。

iTunes Store トップソングに表れる楽曲人気が、2016年後半から17年に掛けて、かなり低下したのではないかと考えたくなる。


AKB48G「支店」の楽曲でも、同じようなことが起こっています。

(表5) HKT48、NMB48、SKE48が最近リリースした表題曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表4)と同じ
# 2017/03/26(日)までのデータを記載

HKT48_08枚目表題曲 [配信&発売] 2016/09/07(水)
00-00-01-01-00 / 03-03-06 [187] (14/201日; 029位) 最高かよ(B)
00-00-00-00-00 / 01-00-02 [198] (03/201日; 081位) 最高かよ(劇)
00-00-00-00-00 / 00-01-00 [200] (01/201日; 119位) 最高かよ(A)
00-00-00-00-00 / 00-00-01 [200] (01/201日; 169位) 最高かよ(C)

HKT48_09枚目表題曲 [配信&発売] 2017/02/15(水)
00-00-00-00-00 / 02-01-02 [035] (05/040日; 060位) バグっていいじゃん (劇)
00-00-00-00-00 / 00-00-00 [035] (00/040日; 200外) バグっていいじゃん (A〜C)

NMB48_15枚目表題曲 [配信] 2016/07/27(水) [発売] 08/03(水)
00-00-00-01-02 / 05-08-03 [224] (19/243日; 036位) 僕はいない (A)

NMB48_16枚目表題曲 [配信] 2016/12/21(水) [発売] 12/28(水)
00-00-00-00-00 / 03-03-02 [088] (08/096日; 056位) 僕以外の誰か (A)

SKE48_20枚目表題曲 [配信&発売] 2016/08/17(水)
00-00-00-01-00 / 03-02-07 [210] (13/223日; 040位) 金の愛、銀の愛 (A)

SKE48_2枚目アルバムリード曲 [配信&発売] 2017/02/22(水)
00-00-00-00-00 / 00-00-00 [033] (00/033日; 200外) 夏よ、急げ! (A〜C)


HKT48の「最高かよ」は、TypeBが最高29位のランクイン14日で、すべての配信源が200位圏内に一度は姿を見せている。

一方、「バグっていいじゃん」は、劇場盤が最高60位のランクイン5日と、前作から大幅に成績が落ち、しかも、それ以外の配信源はほとんどランクインしていません。

NMB48も、「僕はいない」TypeAが最高36位、ランクイン19日だったのに対して、「僕以外の誰か」は最高56位、ランクイン8日と、2016年後半、楽曲への注目度が下がった節があります。

さらに、SKE48が昨年夏にリリースした「金の愛、銀の愛」は、TypeAが最高40位のランクイン13日でしたが、先日発売された2ndアルバム「革命の丘」のリード曲「夏よ、急げ!」は、200位以内へのランクインを、確認していません。

「金の愛、銀の愛」はシングル表題曲なので、この2曲を単純に比較することは出来ませんが、ベストに近いアルバムのリード曲が、TOP200に入らないとすれば、楽曲人気の低落を考えざるを得ない状況じゃないでしょうか。


AKB48Gのあちらこちらで、グループと楽曲に対する関心度が下降していることを疑わせる数字が、今年に入って、目につくようになっています。

逆に、乃木坂と欅坂は、至る所から、人気上昇を窺わせる数字が出てくる。

「インフルエンサー」のように、超人気メンバーが何人も握手会に参加しないという事態が発生しても、CDセールスの目立った後退がなく、あっさりと初動が前作を超えてしまうのは、坂道シリーズに、今、追い風が吹きまくっていることを示す一例だと思います。


ただ、その追い風は、AKB48Gから坂道への人気移動に起因している可能性がある。

とくに、平仮名「けやき坂」や乃木坂3期といった、新しいグループとメンバーが、目立った実績を積み上げる前に、既存メンバーをも追い越すほどの人気を集めているのは、新規ファンがかなり増えているのではないかと考えたくなります。

AKB48Gのファンだった人が、坂道グループに関心を持つケースは多いと思いますが、加えて、もともとアイドルに興味のなかった人がファンになるケースでも、以前なら、AKB48Gと乃木坂に分散していたのが、最近、坂道グループへ行く割合が高くなっているのかもしれません。

48G運営が、NGT48やSTU48といった「新しい」グループを盛んに作ろうとするのは、こういったファン獲得競争において、巻き返しを狙っている節がある。

グループアイドルを応援する場合、すでに何期もメンバー層が存在する出来上がったチームより、スタートして間もないチームの方が、新規ファンとして入り易い面があって、「けやき坂」と乃木坂3期の独立グループっぽい在り方も、その辺を意図しているんじゃないでしょうか。


ところで、CDセールスの話から離れますが、ちょっと良いお知らせを一つ(笑)。

「サヨナラの意味」 MVが、今日の夕方、1千万再生を達成しました。

(表6) 乃木坂と欅坂の表題曲MV再生回数が1千万に到達するまでに掛かった日数

凡例
「曲名」MV形態 (グループ名_収録シングルと曲の種類)
到達した累計再生回数 @ MV公開後経過日数 (公開からその累計再生回数に届くまでの時間/+1千万少ない回数からその累計再生回数に届くまでの時間) 1千万少ない回数からその累計再生回数に届くまでの1日平均増加速度 : その累計再生回数に届いた日時

「サヨナラの意味」 full ver. MV
0千万回 @ 000D 公開起点 : 2016/10/21(金)12:00
1千万回 @ 158D (157.2/+157.2日) 06.4万回/日 : 2017/03/27(月)17:54

「裸足でSummer」 full ver. MV
0千万回 @ 000D 公開起点 : 2016/07/08(金)12:00
1千万回 @ 250D (248.6/+248.6日) 04.0万回/日 : 2017/03/14(火)02:15

「二人セゾン」 full ver. MV
0千万回 @ 000D 公開起点 : 2016/11/17(木)12:00
1千万回 @ 065D (064.1/+064.1日) 15.6万回/日 : 2017/01/20(金)15:19

「世界には愛しかない」 full ver. MV
0千万回 @ 000D 公開起点 : 2016/07/12(火)12:00
1千万回 @ 195D (193.8/+193.8日) 05.2万回/日 : 2017/01/22(日)06:15

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
0千万回 @ 000D 公開起点 : 2016/03/16(水)12:00
1千万回 @ 048D (047.1/+047.1日) 21.2万回/日 : 2016/05/02(月)14:26
2千万回 @ 122D (120.6/+073.5日) 13.6万回/日 : 2016/07/15(金)03:32
3千万回 @ 227D (226.4/+105.8日) 09.5万回/日 : 2016/10/28(金)21:59
4千万回 @ 303D (301.6/+075.2日) 13.3万回/日 : 2017/01/12(木)03:33
5千万回 @ 356D (354.7/+053.1日) 18.8万回/日 : 2017/03/06(月)05:48


「サヨナラの意味」は、MV公開158日目に、157.2日掛かって1千万回を突破です。

「裸足でSummer」の250日目よりは、ずっと早く、「世界には愛しかない」の195日目も上回るスピードですが、「二人セゾン」の65日目、「サイレントマジョリティー」の48日目には、なかなか及ばないという感じです(笑)。

ただ、「インフルエンサー」MVは、以下に示したように、前2作を遥かに越えるペースで再生数を伸ばしており、勢いを持続出来れば、欅坂1、2枚目より早い日数で1千万会に辿り着く可能性がある。

(表7) 乃木坂と欅坂の表題曲MV再生回数の公開後3週目(3w)までの週単位推移

凡例
公開後3週間における累計再生回数 (公開1週目の再生回数積み上げ / 2週目の積み上げ / 3週目の積み上げ) 曲名 [MV形態]

# ここにおける「週」は、MVが公開された曜日と時刻を始まりとし、次の同じ曜日と時刻までを終わりとする7日間で、小文字の「w」で表される
#「再生回数」はすべて「万回」単位
# 青色の数字は、まだ確定していないが、それ以上の値になることが決まっているとの意

506.4万回 (279.4 / 118.9 / 108.1) インフルエンサー [full ver.]
338.7万回 (192.8 / 088.1 / 057.8) サヨナラの意味 [full ver.]
272.9万回 (121.4 / 089.6 / 061.9) 裸足でSummer [full ver.]

300.0万回 (300.0 / 000.0 / 000.0) 不協和音 [full ver.]
449.0万回 (217.9 / 121.7 / 109.3) 二人セゾン [full ver.]
254.9万回 (131.2 / 075.0 / 048.7) 世界には愛しかない [full ver.]
320.9万回 (121.9 / 098.5 / 100.5) サイレントマジョリティー [full ver.]


「インフルエンサー」MVの再生数が、公開1週目で279.4万回というのは、凄まじいスピードですが、2週目、3週目に入って、1週間の積み上げは、「二人セゾン」とほぼ同じレベルで推移しています。

(表6)に記したように、「二人セゾン」MVが65日目に1千万再生に届いたのは、平均15.6万回/日を実現できたからで、これは、だいたい110万回/週に相当します。

つまり、「インフルエンサー」が、2週目、3週目のペースを大きく崩さず、突き進むことが出来れば、「二人セゾン」より早く大台に乗る希望が見えてくるわけです。


ただし、公開されたばかりの欅坂4枚目表題曲「不協和音」のMV再生数は、(表7)に載せたように、現時点で5日目と、まだ7日に届いていないのに、累計が300万を越えるという、常軌を逸した速度で上昇しています。

「インフルエンサー」を凌駕する圧巻のスタートダッシュを見せており、乃木坂が良い数字を出すと、すぐに欅坂が上回る数字を叩き出す、毎度お馴染みの展開です(笑)。

(表8) 「インフルエンサー」と「不協和音」のMV再生回数の公開後7日目(7d)までの日単位推移

凡例
対象日の再生回数増加速度 (1日終わりの累計再生回数) @ 公開後経過日数 : 対象日の期間

# ここにおける「日」は、MVが公開された時刻を始まりとし、次の同じ時刻までを終わりとする1日間で、小文字の「d」で表される
#「001d」は公開開始から24時間後までの1日目、「002d」は1日目終わりから24時間後までの2日目、「003d」は2日目終わりから24時間後までの3日目
#「累計再生回数」は「万回」単位
#「03/02(木)03(金)12:00」は、3月2日(木)12:00から3月3日(金)12:00までの1日

インフルエンサー [full ver.]
94.0万回/日 (094.0) @ 001d : 03/02(木)03(金)12:00
51.0万回/日 (145.0) @ 002d : 03/03(金)04(土)12:00
31.6万回/日 (176.6) @ 003d : 03/04(土)05(日)12:00
28.4万回/日 (205.0) @ 004d : 03/05(日)06(月)12:00
25.2万回/日 (230.2) @ 005d : 03/06(月)07(火)12:00
23.7万回/日 (253.9) @ 006d : 03/07(火)08(水)12:00
25.5万回/日 (279.4) @ 007d : 03/08(水)09(木)12:00

不協和音 [full ver.]
127.7万回/日 (127.7) @ 001d : 03/23(木)24(金)12:00
67.4万回/日 (195.0) @ 002d : 03/24(金)25(土)12:00
54.2万回/日 (249.3) @ 003d : 03/25(土)26(日)12:00
45.0万回/日 (294.3) @ 004d : 03/26(日)27(月)12:00


「サイレントマジョリティー」MVに惹かれて、欅坂に関心を持つようになった人が大勢いて、そういった層の期待感が、「二人セゾン」や「不協和音」のMV人気を牽引している気がします。

高速ダンスを中心に据えた「インフルエンサー」MVは、乃木坂ファンだけでなく、ダンス系MVが好きな欅坂ファンも加わり、再生数を伸ばしているのかもしれません。

あるいは、そういった欅坂のファンを、乃木坂に引っぱってくることを意識して、「インフルエンサー」のパフォーマンスを作った可能性すらある。


ただ、欅坂のダンス系楽曲が強いのは、音楽番組でのステージが、MV以上に魅力的であるからだと思います。

MVとテレビにおけるパフォーマンスが相乗効果を発揮して、楽曲指標が伸びていく。

「インフルエンサー」MVが公開初期の人気を維持するためには、見応えのあるステージを、音楽番組で披露することが不可欠で、今後のプロモーションが注目されます。


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「インフルエンサー」iTunesランクで9日連続TOP10を達成、オリコン初動は85万枚突破が確実 [26Mar17]

2017-03-26 00:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月25日(土) [イベント] 『東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER』に、「乃木坂 46 SHIBUYA109 福神 Produced by TGC」がモデルとして登場。メンバーは、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美の10名
03月25日(土) [ラジオ_FM] 11:00〜11:55 エフエム秋田『秋田銀行Presents 乃木坂46学校〜1日だけの特別授業〜』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 9:30〜11:00 秋田朝日放送『サタナビっ!』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 18:00〜 フジテレビ『MUSIC FAIR」に、乃木坂が出演して、「インフルエンサー」を披露

03月26日(日) [TV_地デ] 19:00〜22:42 テレビ東京『今、地方を知れば日本がわかる!池上彰のご当地ウラ事情』に、松村沙友理がリポーターとして登場。レポVTRとスタジオトークの両方に出演する模様
03月26日(日) [TV_CS] 23:30〜24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご ♯16』に、レギュラーの川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、さらにゲストとして斉藤優里が出演。再放送は4月1日(土)10:30〜11:00

03月27日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演
03月27日(月) [TV_BS] 24:30〜25:25 BSフジ181『乃木坂46 衛藤美彩のランキングはじめました!』。なんと、衛藤美彩の冠番組がスタート!

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定

(写真集)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『タイトル未定』が、講談社より発売予定。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケが行われ、入浴ショット!もあるようです(笑)


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



こんばんは。

17枚目「インフルエンサー」の発売週ということで、毎日、次から次へ、新しい情報が出てきて、右往左往しながら、整理しています(笑)。

まず、オリコンデイリーの4日目が、2.1万枚の1位と発表されたので、来週前半に明らかとなる、週間ランキング第1週、すなわち「初動」の見通しを。

(表1) 乃木坂17枚目「インフルエンサー」発売週におけるオリコンデイリーの推移

凡例
[シングル番号] 初日→初動 {+初日と初動の差 / 水曜から日曜までのオリコンデイリー累計} (曜日) その曜日の売り上げ枚数

#「初日」は、オリコンデイリーランキングに初登場する火曜日における売り上げ枚数
#「初動」は、オリコン週間ランキングの初登場週における売り上げ枚数
#「枚数」はすべて「万枚」単位
# 青色の数字は、まだ確定していないが、それ以上の数字になるとの意

[17] 74.3→84.7 {+10.4/10.4} (水)6.1 (木)2.2 (金)2.1 (土)0.0 (日)0.0
[16] 68.3→82.8 {+14.4/14.4} (水)5.3 (木)2.5 (金)2.1 (土)1.4 (日)3.1
[15] 60.0→72.8 {+12.8/12.8} (水)6.2 (木)1.9 (金)1.2 (土)0.9 (日)2.5
[14] 59.1→75.0 {+15.9/15.8} (水)11.4 (木)1.7 (金)1.1 (土)0.9 (日)0.8
[13] 53.4→62.7 {+09.3/09.0} (水)3.9 (木)2.0 (金)1.3 (土)0.8 (日)1.0
[12] 48.2→60.9 {+12.8/12.3} (水)1.6 (木)1.3 (金)0.7 (土)0.7 (日)8.0


初日から初動への積み上げは、水曜から日曜まで5日間における、オリコンデイリー売り上げ枚数の合計に、ほぼ等しくなります。

17枚目「インフルエンサー」のデイリーを眺めると、水曜6.1万枚、木曜2.2万枚、金曜2.1万枚で、16枚目「サヨナラの意味」に非常に似た推移を見せている。

発売週の水曜から日曜までの売り上げは、店頭販売の勢いが反映している可能性が高く、コンビニを含めた販売網の規模や予約特典の種類といった、売り方に関する条件が変わらなければ、同じようなセールスになるのかもしれません。


興味深いのは、16枚目「サヨナラの意味」の数字が、木曜、金曜、土曜と徐々に下がっているのに、日曜に、一気に上昇していることです。

もちろん、単純に、日曜にCDを買う人が増えるという見方もありますが、予約購入をした人が、セブンイレブンやCDショップに受け取りに行くのが、日曜にもっとも多いこと、さらには、系列店の集計が出揃うことが、原因じゃないでしょうか。

一方、14枚目「ハルジオンが咲く頃」には、日曜のジャンプアップがありません。

このシングルは、セブンネットなどを通した、ネットによる予約販売に、とくに力を入れたため、CDが発送される水曜日に、11.4万枚という大きな売り上げが記録され、その後は、比較的少ない売り上げが日曜まで続いたのだと思います。

逆に、12枚目「太陽ノック」は、セブンイレブンのみの限定盤を用意するなど、コンビニの店頭販売に力を入れまくったシングルで(笑)、最終日曜に、8.0万枚という、信じられない売り上げが計上されています。


最近の乃木坂は、ネットと店頭、どちらかに大きく偏ることなく、バランスをとって販売している感じで、15枚目「裸足でSummer」と16枚目「サヨナラの意味」は、水曜に5〜6万を売り上げ、木曜、金曜、土曜と徐々に下がって、日曜に2.5〜3万枚へアップするという同じパターンを示している。

「インフルエンサー」も、多分、このパターンを踏襲すると思われ、土曜に1.5万枚、日曜に3万枚くらいを見込んで良いんじゃないでしょうか。

となると、金曜までのデイリーを入れた84.7万枚に、さらに4.5万の積み上げで、89万枚を少し越えるあたりが、現時点における、妥当な予想値だと思います。


橋本奈々未が「卒業」した上、何人ものトップメンバーが握手会に参加せず、当初、苦戦が心配されたCDセールスでしたが、蓋を開けてみると、オリコン初動として、前作を越え、90万枚に迫ろうかという数字が出ているわけで、「今、乃木坂来ている」ということなんでしょうか(笑)。

10万枚を越えかねない、トップメンバーの抜けた大きな穴を、他メンバーの増部と3期の売り上げでカバーするなんて、かなり厳しいだろうと思っていたけど、人気の追い風が吹いているときは、大抵のことが上手く回る実例を目の当たりにしている気分です。

ただ、CDセールスがピンチだった17枚目は、楽曲人気という観点では、もの凄いチャンスだと言えます。


昨年末に2年連続紅白出場を果たし、年明けからゴールデンタイムのテレビ番組にバンバン出演、さらに、ソロ写真集を矢継ぎ早に発売して、大きな売り上げを記録し、様々なメディアに取り上げられている。

乃木坂に対する関心度がぐんぐん上がっている現在こそ、楽曲セールスを一気に引き上げる、グループ結成以来の願ってもない好機です。

そこで、CDセールス以外の楽曲セールスに関して、目立った動きを紹介しておきます。


土曜の夕方、フジテレビ『MUSIC FAIR 』に乃木坂が出演、「インフルエンサー」のパフォーマンスが披露されました。

テレビの音楽番組は、これで3回目のステージかと思いますが、やはり、MVのダンスとは異なる、柔らかい、女性的な踊りという印象を受けました。

MVでは、テンポの速いメロディーに、1音符づつフリを付け、楽曲の持つパンチとスピード感を、手数の多い、高速ダンスで表現することを、目指しているように感じます。

そして、手、腕、脚を、素早くサッと動かし、力強くガシッと止めるため、まるで、空手やカンフーにおける「演武」のようにも見える(笑)。

あるいは、歌衣装を、チャイナドレスのような雰囲気に仕上げているのは、カンフー的な振り付けを意識してのことかもしれません。


しかし、メンバーの筋力が付いていかないことから、1音符ごとに、「動き」と「止め」をを繰り返すフリを修正して、1小節くらいのまとまりで、ある程度流れるようなダンスに変更されている気がします。

小刻みに「止め」を入れると、フリとフリの間に明確な分岐点が設定され、鑑賞者は、各メンバーが、今、どの段階に来ているか、容易に判断することが出来ます。

そのため、よほど全体練習を積まないと、例えば、あるメンバーが右手、左手、首の「動き」を終え、左脚に取り掛かっているとき、隣のメンバーは、まだ左手を動かしている(笑)、なんてことが、はっきり分かってしまって、バラバラ感がキツくなる傾向がある。


一方、流す感じにして、分岐点を曖昧にすれば、個々人のフリが少しばらけても、全体として左程気にならないというメリットがあります。

ただ、「インフルエンサー」は、小気味良いテンポと音符が詰まったような過剰感から、音楽そのものが、手数の多い、高速ダンスを要求しているとも言える。

すると、早いリズムの音楽を、ゆったり踊ることになり、妙な違和感が生じる可能性がある。

音楽番組でのパフォーマンスを観ていて、踊りに意識を集中させると、歌詞とメロディーが頭に入ってこない気がするのは、本来の高速ダンスを、やむを得ず「低速化」したためかもしれません(笑)。


MVにおいて、唯一、上手く高速ダンスをこなしていた伊藤万理華は、まだ、そのリズム感が身体に残っているのか、スピードのある「動き」とパワフルな「止め」が入っていて、フリとして意図的にディレイを掛けている部分はともかく、細かいダンスで、周りのメンバーと比べて、動き出しが、少し遅く見えるんですね。

他のメンバーは、フリからフリへの間合いを省いて、流れるように踊っているのに対して、まりっかは、ちゃんと間合いを作りながら進むので、動き出しが遅くなり、しかし、高速で動くため、最終ポイントには同着するという、不思議なズレが発生している(笑)。

『MUSIC FAIR』のステージでは、メンバーのソロショットを多めに入れて、こういったズレやバラバラ感を抑えるような編集が施されていたように感じましたが、テレビ朝日『MUSIC STATION』とTBS『COUNT DOWN TV』は、フォーメーション変化を中心に据える見せ方で、結構、ありのままの現状が伝わってきました(笑)。

ダンスが音楽と十分マッチしていなのは宜しくないので、まりっかのソロで、高速ダンスのシーンを入れるなど、何かもう少し、手を加えた方が良いんじゃないかという気がします。


ところで、有り難いことに、『MUSIC FAIR』のパフォーマンスは、今回も、通常テレビサイズの2分半ではなく、3分近い尺になっていました。

長いステージを貰えるのは、パフォーマンスする側にとって、何よりのことなので、呼んでくれた側、そして何より視聴者の期待に応えられるよう、乃木坂は、歌とダンスをしっかり磨いて欲しいですね。

乃木坂は音楽アイドルで、もっとも力を入れるべき場所は、音楽番組やライブのステージだと思うので。


以下に、「サヨナラの意味」と「インフルエンサー」の演奏時間を比較したものを載せています。

(表2) 「インフルエンサー」と「サヨナラの意味」のステージパフォーマンスが放送されたテレビ番組

凡例
(放送された順番) 演奏時間 @ パフォーマンス放送開始日時のCD発売日に対する時間関係 [パフォーマンス放送開始日時] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「パフォーマンス放送開始日時」が分からない場合は、番組開始時刻を記し「*」を付けている
#「放送の種別」の「地デ」「BS」「CS」は、地上デジタル放送、BS放送、CS放送の意
# 2017年03月25(土)までのものを掲載

インフルエンサー (CD音源 =4分25秒)
(01) 2分30秒 @ 04.2日前 [03/17(金)20:00*] (地デ_生) テレビ朝日『MUSIC STATION』
(02) 2分29秒 @ 02.9日前 [03/19(日)01:26] (地デ) TBS『COUNT DOWN TV』
(03) 2分55秒 @ 03.8日後 [03/25(土)18:09] (地デ) フジテレビ『MUSIC FAIR』

サヨナラの意味 (CD音源 = 4分53秒)
(01) 2分31秒 @ 08.2日前 [10/31(月)20:23] (地デ) TBS『ハロウィン音楽祭2016』
(02) 2分31秒 @ 04.2日前 [11/04(金)20:03] (地デ_生) テレビ朝日『MUSIC STATION』
(03) 2分30秒 @ 02.3日前 [11/06(日)17:13] (地デ) NHK総合『シブヤノオト』
(04) 2分29秒 @ 02.0日前 [11/07(月)00:23] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
(05) 4分53秒 @ 04.0日後 [11/12(土)23:17] (BS) NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
(06) 2分31秒 @ 06.8日後 [11/15(火)20:09] (地デ_生) NHK総合『うたコン』
(07) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:20] (地デ) NHK Eテレ『Rの法則』
(08) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:53] (地デ_生) 日本テレビ『ベストヒット歌謡祭2106』
(09) 3分30秒 @ 18.0日後 [11/26(土)23:27] (CS) 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』
(10) 2分30秒 @ 20.8日後 [11/29(火)19:15] (地デ_生) 日本テレビ『ベストアーティスト2016』
(11) 2分15秒 @ 28.8日後 [12/07(水)20:04] (地デ) フジテレビ『FNS歌謡祭第1夜』
(12) 2分32秒 @ 38.0日後 [12/16(金)23:46] (地デ) フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』
(13) 2分31秒 @ 44.8日後 [12/23(金)19:36] (地デ_生) テレビ朝日『Mステ スーパーライブ』
(14) 2分31秒 @ 52.9日後 [12/31(土)21:10] (地デ_生) NHK総合他『第67回NHK紅白歌合戦』
(15) 2分30秒 @ 53.1日後 [01/01(日)02:20] (地デ_生) TBS『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2016 → 2017』


「サヨナラの意味」は、CD発売前に、『ハロウィン音楽祭2016』『MUSIC STATION』『シブヤノオト』『乃木坂工事中』と4回のテレビ披露を行いましたが、「インフルエンサー」は2回だけで、今作の新曲キャンペーンは、前作に比べ、タイミングが遅く、量としても少ない印象を受けます。

トップメンバーの個人的なテレビ露出は、レギュラー出演番組が増えたりして、大幅にアップしているものの、肝心の楽曲プロモーションが、やや薄くなっている気がして、心配になります。

まだまだ、これからだと思いますが、ダンスナンバーなので、とくに全体練習の時間を十分に確保して、質の高いステージを見せてくれることを願っています。


次は、MVについての話です。

YouTubeに公開されていた、17枚目カップリング曲のフルバージョンMVが、CD発売日に、ショートに差し替えられました。

乃木坂のシングルでは、もう恒例となってしまった光景で、毎回、気分が凹みますが、短い期間ながら、各曲のMV人気が数字として出てくるので、以下に載せておきます。

(表3) YouTube公開が終了した乃木坂17、16、15枚目カップリング曲フルバージョンMVの再生回数

凡例
グループ名_収録シングルと曲の種類
公開時間 : 期間中の再生回数平均増加速度 (公開終了時の累計再生回数) 曲名

#「累計再生回数」は「万枚」単位
#「ないものねだり」は現在もフルバージョン公開中で、初期14日間に絞ったデータを載せている
#「ないものねだり」以外はすべて、CD発売日にフルバージョンが削除され、ショートに切り替わっている
# 公開期間のより長い順に曲を上から並べ、同じ期間であれば、累計再生回数のより大きい方を上にしている

乃木坂46_17枚目「インフルエンサー」(C/W)曲
14.0日間 : 7.9万回/日 (110.5) 意外BREAK
14.0日間 : 7.7万回/日 (108.2) Another Ghost
07.0日間 : 7.5万回/日 (52.8) 三番目の風
07.0日間 : 6.5万回/日 (45.6) 風船は生きている

乃木坂46_16枚目「サヨナラの意味」(C/W)曲
14.0日間 : 8.4万回/日 (117.0) ないものねだり
14.0日間 : 5.2万回/日 (73.5) あの教室
07.5日間 : 5.4万回/日 (40.9) 2度目のキスから
06.0日間 : 6.1万回/日 (36.5) 君に贈る花がない
06.0日間 : 5.1万回/日 (30.7) ブランコ

乃木坂46_15枚目「裸足でSummer」(C/W)曲
13.0日間 : 4.8万回/日 (62.5) オフショアガール
13.0日間 : 2.3万回/日 (30.0) 命の真実
06.0日間 : 5.5万回/日 (32.7) シークレットグラフィティー
06.0日間 : 3.9万回/日 (23.2) 白米様
命の真実 = 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」


橋本奈々未のソロ曲で、「卒業」ライブに合わせて、MVを公開した「ないものねだり」が、高い人気を見せていますが、まあ、これは条件が違うので、別に考えるべきでしょう。

すると、15枚目で13日間公開の「オフショアガール」が4.8万回/日、16枚目で14日間の「あの教室」は5.2万回/日、17枚目の「意外BREAK」7.9万回/日、「Another Ghost」7.7万回/日と、シングルごとに再生数の増加ペースが上がっている。

このデータを見ると、昨年から今年に掛けて、乃木坂の人気が急速に上がってきたことを、実感します。

ただ、「インフルエンサー」の Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」順位が、再生回数の伸びが期待させるほどは上位に食い込まないことから、海外での人気が大幅にアップしている可能性はあります。


楽曲人気を測るには、MVの人気だけでなく、iTunes Store トップソングにおける順位推移が、重要な情報になる。

実は、「インフルエンサー」は、配信9日目までTOP10に滞在し、10日目である24日金曜、11位以下に下がっています。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、「インフルエンサー」の順位及び順位帯の日単位推移

凡例
「曲名」グループ名_収録シングルと曲の種類
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過日数 日付 ← その日に放送された、曲披露のテレビ番組

# 上記 A〜H と Z は、「1」が記されている場合、指定された日において、対応する順位帯にランクインしたことを示す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

「インフルエンサー」乃木坂46_17枚目表題曲
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 03/15(水)
004位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 03/16(木)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 03/17(金)← Mステ
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 03/18(土)← CDTV
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 03/19(日)
008位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 03/20(月)
007位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 03/21(火)
009位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08日目 03/22(水)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 09日目 03/23(木)
014位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10日目 03/24(金)


以下に示すように、TOP10のランクイン日数は、13枚目表題曲「今、話したい誰かがいる」で9日を記録したあと、14枚目「ハルジオンが咲く頃」で2日に急落、その後、シングルごとに増え、遂に17枚目で9日に戻ってきた感じになっています(笑)。

(表5) 乃木坂と欅坂が近年リリースした表題曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
グループ名_収録シングルと曲の種類
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 (200位以内ランクイン日数 / 配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

乃木坂46_13〜17枚目表題曲
09-01-00-00-00 / 00-00-00 [000] (010/010日; 4位) インフルエンサー
07-09-13-16-22 / 44-23-08 [001] (142/143日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [181] (067/248日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [316] (051/367日; 5位) ハルジオンが咲く頃
09-05-07-00-06 / 23-00-00 [000] (050/050日; 4位) 今、話したい誰かがいる
# 「今誰」のみ、配信開始後50日目までのデータ

欅坂46_1〜3枚目表題曲
12-16-22-15-04 / 40-06-00 [000] (115/115日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 24-60-26 [103] (124/227日; 3位) 世界には愛しかない
47-36-35-41-60 / 119-15-00 [00] (353/353日; 1位) サイレントマジョリティー


「今、話したい誰かがいる」は、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』の主題歌になっており、映画に対する人気が、楽曲の配信成績を押し上げた可能性が高い。

しかし、その後の表題曲に、テレビドラマや映画のタイアップは付いていないので、TOP10日数の伸びは、乃木坂楽曲への関心度が、グループ人気の高まりとともに、徐々に上がってきたことを示していると思います。


欅坂は「サイレントマジョリティー」が、別格の人気を誇っていますが、とくに注目したいのは、51位から100位の順位帯に、もっとも多く留まっていることです。

毎週毎週、新しい楽曲が数多く登場するので、人気のある曲といえども、上位を維持し続けるのは難しい。

しかし、51〜100位あたりは、「コンスタント」な楽曲人気があれば、長期に渡って維持が可能な順位帯のようで、「サヨナラの意味」も、44日と、他順位帯と比べ、突出して多いランクイン日数を記録しています。

「インフルエンサー」が200位以内へのランクイン日数を伸ばすためは、この順位帯に留まれるかどうかが鍵になるかもしれません。


次に乃木坂のカップリング曲の順位です。

(表6) 乃木坂が近年リリースしたカップリング曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表5)と同じ
# 200位以内ランクイン日数がより多い曲を上に載せ、同じ日数の場合は、最高順位がより高い方を上にしている
# (u)と(c)は、それぞれアンダー曲と共通曲であることを示している

乃木坂46_17枚目「インフルエンサー」(C/W)曲
0-0-0-1-0 / 7-2-0 [000] (10/10日; 034位) Another Ghost
0-0-0-1-0 / 6-3-0 [000] (10/10日; 036位) 意外BREAK
0-0-0-0-0 / 0-4-3 [003] (07/10日; 121位) 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-4-2 [004] (06/10日; 125位) 風船は生きている (u)
0-0-0-0-0 / 0-4-1 [005] (05/10日; 121位) 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [009] (01/10日; 164位) 人生を考えたくなる (c)

乃木坂46_16枚目「サヨナラの意味」(C/W)曲
0-0-0-1-3 / 9-8-5 [117] (26/143日; 038位) ないものねだり
0-0-0-0-0 / 3-4-4 [132] (11/143日; 065位) あの教室
0-0-0-0-0 / 4-2-4 [133] (10/143日; 087位) 君に贈る花がない
0-0-0-0-0 / 1-4-4 [134] (09/143日; 099位) ブランコ (u)
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [139] (04/143日; 144位) 2度目のキスから
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [140] (03/143日; 086位) 孤独な青空 (c)

乃木坂46_15枚目「裸足でSummer」(C/W)曲
0-0-0-0-4 / 6-3-0 [235] (13/248日; 045位) オフショアガール
0-0-0-0-0 / 4-6-3 [235] (13/248日; 061位) 行くあてのない僕たち
0-0-0-0-0 / 6-3-1 [238] (10/248日; 076位) 僕だけの光 (c)
0-0-0-0-0 / 2-1-3 [242] (06/248日; 076位) シークレットグラフィティー (u)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [246] (02/248日; 162位) 命の真実
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [246] (02/248日; 168位) 白米様
命の真実 = 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」

乃木坂46_14枚目「ハルジオンが咲く頃」(C/W)曲
0-0-1-1-1 / 0-2-1 [361] (06/367日; 025位) 釣り堀
0-0-1-1-0 / 1-1-1 [362] (05/367日; 027位) 急斜面
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [363] (04/367日; 036位) 不等号 (u)
0-0-0-0-1 / 1-1-1 [363] (04/367日; 044位) 憂鬱と風船ガム
0-0-0-1-0 / 1-1-0 [364] (03/367日; 039位) 強がる蕾
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [365] (02/367日; 096位) 遙かなるブータン (c)

乃木坂46_13枚目「今、話したい誰かがいる」(C/W)曲
0-2-1-3-3 / 2-2-1 [36] (14/50日; 016位) 悲しみの忘れ方
0-0-0-1-1 / 5-5-2 [36] (14/50日; 038位) ポピパッパパー
0-0-0-0-0 / 2-6-1 [41] (09/50日; 096位) 嫉妬の権利 (u, c)
0-0-0-0-0 / 2-4-1 [43] (07/50日; 079位) 隙間
0-0-0-0-0 / 0-2-2 [46] (04/50日; 124位) 大人への近道


ここでも、「ないものねだり」は、カップリング曲とは思えないランクイン日数を見せていて、橋本奈々未の人気の高さと、「卒業」のインパクトの大きさが伝わってきます。

17枚目は、やはり「Another Ghost」と「意外BREAK」が好調で、まだ一度も、151〜200位の順位帯には入っていないので、あと数日は200位圏内に留まれるんじゃないでしょうか。


ちょっと気になるのは、この2曲以外、100位以内にランクインしたカップリング曲がないことです。

TOP100入りした(C/W)曲は、13枚目4曲、14枚目6曲、15枚目4曲、16枚目5曲、そして17枚目2曲。

少数の特定曲だけが注目され、それ以外に対する関心度が大きく低下するようであれば、シングルに7曲も収録することの意味が薄れていきます。


最近は、トップメンバーの個人仕事が忙し過ぎるのか、選抜が担当する共通曲ですら、MVを作らず、ほとんどテレビ披露もなく、配信成績がふるわないことが珍しくありません。

アンダーメンバーが参加する場合でも、MVを作って、しっかりキャンペーンを掛ければ、「サンクエトワール」のように、注目を集めるでしょう。

グループの音楽的人気は、すべての出発点なので、シングルに収録する以上、十分なプロモーションを行って欲しいですね。


最後に、欅坂のカップリング曲を。

(表7) 欅坂が近年リリースしたカップリング曲の iTunes Store トップソングにおける配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表5)と同じ
# 200位以内ランクイン日数がより多い曲を上に載せ、同じ日数の場合は、最高順位がより高い方を上にしている
# (u)と(c)は、それぞれアンダー曲と共通曲であることを示している

欅坂46_03枚目「二人セゾン」(C/W)曲
0-0-0-1-0 / 1-2-1 [110] (05/115日; 39位) 夕陽1/3
0-0-0-0-1 / 1-2-0 [111] (04/115日; 44位) 僕たちの戦争
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [111] (04/115日; 66位) 大人は信じてくれない
0-0-0-0-0 / 1-0-1 [113] (02/115日; 86位) 誰よりも高く跳べ!
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [113] (02/115日; 88位) 制服と太陽

欅坂46_02枚目「世界には愛しかない」(C/W)曲
0-1-1-0-1 / 4-3-2 [215] (12/227日; 17位) 語るなら未来を
0-0-0-0-1 / 1-1-8 [216] (11/227日; 50位) 青空が違う
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [223] (04/227日; 58位) また会ってください
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [224] (03/227日; 69位) ひらがなけやき
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [224] (03/227日; 75位) ボブディランは返さない
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [225] (02/227日; 86位) 渋谷からPARCOが消えた日

欅坂46_01枚目「サイレントマジョリティー」(C/W)曲
0-0-1-1-0 / 3-8-3 [337] (16/353日; 25位) 渋谷川
0-0-2-0-0 / 1-2-1 [347] (06/353日; 26位) キミガイナイ
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [349] (04/353日; 39位) 手を繫いで帰ろうか
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [350] (03/353日; 53位) 乗り遅れたバス
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [350] (03/353日; 55位) 山手線


欅坂のカップリング曲は、「渋谷川」「語るなら未来を」「青空が違う」と、1枚目、2枚目では、200位以内ランクイン日数が10日を越える人気曲が登場していました。

しかし、3枚目には、そういった曲は出現せず、「夕陽1/3」の5日間が最長という結果に終わっています。


4枚目「不協和音」MVの圧倒的な人気を見ていると、TAKAHIRO氏の振り付けによる、平手友梨奈センターというイメージが固定し過ぎて、他のメンバーによる、違った雰囲気の楽曲が、人々の注目を集めづらくなっているんじゃないかと考えたくなります。

そろそろ、違う切り口の楽曲イメージを模索して、グループの音楽的幅を広げるべき時期に来ているんでしょうか。

「世界には愛しかない」は、その一つの試みだった節がありますが、(表5)が示すように、前作「サイレントマジョリティー」と比べて、楽曲指標が大幅に落ちてしまったため最初の路線に近い「二人セゾン」に戻したという見方もある。

楽曲人気が高まるということは、グループの音楽的イメージが固まることでもあり、その方向性で成功を収めれば収めるほど、異なる道を試しづらくなるのかもしれません。

ヒット曲を持たないグループからすれば、贅沢極まりない悩みなんですが(笑)。


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乃木坂17thはオリコン初日74.3万枚で初動90万に迫る勢い、BJツイート数は欅坂とワンツー獲得 [23Mar17]

2017-03-23 02:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月22日(水) 乃木坂46の17枚目シングル「インフルエンサー」発売
03月22日(水) [TV_地デ] 19:00〜23:18 フジテレビ『2017 FNSうたの春まつり』に、生駒里奈、衛藤美彩、齋藤飛鳥、高山一実が出演

03月23日(木) [TV_地デ] 24:59〜25:29 読売テレビ『浜ちゃんが!』に、秋元真夏が出演
03月23日(木) [TV_地デ] 26:04〜26:34 日本テレビ『採用!フリップNEWS』に、高山一実が出演

03月24日(金) [ラジオ_FM] 13:00〜16:30 TOKYO FM『よんぱち〜WEEKEND MEISTER〜』に、高山一実が出演

03月25日(土) [イベント] 『東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER』に、「乃木坂 46 SHIBUYA109 福神 Produced by TGC」がモデルとして登場。メンバーは、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美の10名
03月25日(土) [ラジオ_FM] 11:00〜11:55 エフエム秋田『秋田銀行Presents 乃木坂46学校〜1日だけの特別授業〜』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 9:30〜11:00 秋田朝日放送『サタナビっ!』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 18:00〜 フジテレビ『MUSIC FAIR」に、乃木坂が出演して、「インフルエンサー」を披露

03月26日(日) [TV_地デ] 19:00〜22:42 テレビ東京『今、地方を知れば日本がわかる!池上彰のご当地ウラ事情』に、松村沙友理がリポーターとして登場。レポVTRとスタジオトークの両方に出演する模様
03月26日(日) [TV_CS] 23:30〜24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご ♯16』に、レギュラーの川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、さらにゲストとして斉藤優里が出演。再放送は4月1日(土)10:30〜11:00

03月27日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演
03月27日(月) [TV_BS] 24:30〜25:25 BSフジ181『乃木坂46 衛藤美彩のランキングはじめました!』。なんと、衛藤美彩の冠番組がスタート!

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



3月21日付のオリコンデイリーランキングが発表され、乃木坂17枚目「インフルエンサー」は、74.3万枚の初登場1位でした。

初日の売り上げ枚数が分かったので、オリコン週間ランキング第1週の売り上げ、つまり「初動」がどのくらいになるのか、過去の例から考えてみます。

(表1) 乃木坂シングルのオリコン初日売り上げから初動への積み上げ枚数の変遷

凡例
[シングル番号] 初日の売り上げ枚数 →(初日から初動への積み上げ枚数)→ 初動の売り上げ枚数 [CD発売日] タイトル

#「初日」は、オリコンデイリーランキングの初登場日における売り上げ枚数
#「初動」は、オリコン週間ランキングの初登場週における売り上げ枚数
#「枚数」はすべて「万枚」単位

[01] 初日08.5 →(05.1)→ 初動13.6 [2012/02/22] ぐるぐるカーテン
[02] 初日11.1 →(04.4)→ 初動15.6 [2012/05/02] おいでシャンプー
[03] 初日15.0 →(03.7)→ 初動18.7 [2012/08/22] 走れ!Bicycle
[04] 初日19.0 →(04.3)→ 初動23.3 [2012/12/19] 制服のマネキン
[05] 初日20.4 →(03.8)→ 初動24.2 [2013/03/13] 君の名は希望
[06] 初日28.6 →(05.1)→ 初動33.7 [2013/07/03] ガールズルール
[07] 初日34.7 →(04.8)→ 初動39.5 [2013/11/27] バレッタ
[08] 初日38.7 →(07.1)→ 初動45.8 [2014/04/02] 気づいたら片想い
[09] 初日37.5 →(04.7)→ 初動42.2 [2014/07/09] 夏のFree&Easy
[10] 初日41.2 →(06.6)→ 初動47.9 [2014/10/08] 何度目の青空か?
[11] 初日42.2 →(07.8)→ 初動50.0 [2015/03/18] 命は美しい
[12] 初日48.2 →(12.8)→ 初動60.9 [2015/07/22] 太陽ノック
[13] 初日53.4 →(09.3)→ 初動62.7 [2015/10/28] 今、話したい誰かがいる
[14] 初日59.1 →(15.9)→ 初動75.0 [2016/03/23] ハルジオンが咲く頃
[15] 初日60.0 →(12.8)→ 初動72.8 [2016/07/27] 裸足でSummer
[16] 初日68.3 →(14.4)→ 初動82.8 [2016/11/09] サヨナラの意味

17枚目「インフルエンサー」の初動予想

[17] 初日74.3 →(15.9)→ 初動90.2 {前作+7.4} [2017/03/22]
[17] 初日74.3 →(14.4)→ 初動88.7 {前作+5.9} [2017/03/22]
[17] 初日74.3 →(12.8)→ 初動87.1 {前作+4.3} [2017/03/22]

# {前作+7.4} は、すぐ左に記された初動枚数が、16枚目「サヨナラの意味」のそれより7.4万枚多いという意味


初日から初動への積み上げ枚数は、2014年の10枚目「何度目の青空か?」あたりまでは、5万枚前後でした。

ところが、2015年、数字が顕著に上がり、12枚目「太陽ノック」では、12.8万枚という大きな値を記録します。

おそらく、乃木坂の人気が上昇する中、セブンイレブンとのコラボを進め、シングルCDをコンビで売るスタイルを確立し、販売ポイントを大幅に増やしたことが、影響していると思われます。

そして、2016年に入ると、握手会の盛況ぶりとともに、リリースしたシングルすべてで、12万枚を越える積み上げとなります。


2016年のシングルでは、14枚目「ハルジオンが咲く頃」が15.9万枚と、もっとも大きな積み上げを見せ、逆に、もっとも少なかったのが15枚目「裸足でSummer」の12.8万枚。

また、3作の平均は14.4万枚で、ちょうど都合良く16枚目「サヨナラの意味」の積み上げとほぼ同じレベルです。

何の「都合が良い」のか、書いている自分にも分かりませんが(笑)、最大が14枚目、平均が16枚目、最小が15枚目なので、上表後半で、「インフルエンサー」の初日売り上げ枚数に、それぞれを足し、17枚目初動の予想値を計算しています。


(表1)の初動予想が示すように、2017年のシングルにおいて、初日から初動への積み上げが、2016年と似たような規模であるならば、17枚目のオリコン第1週は、87.1万枚から90.2万枚の間に収まる計算になります。

前回記事では、初動を88万枚と予想しましたが、ざっくりした議論だった割には、なかなか良い数字だったかもしれません(笑)。

しかし、リリース直後の店頭セールスの勢いを反映していると思われる、初日から初動への積み上げは、乃木坂メンバーのメディア露出が急拡大していることから、昨年よりさらにアップしている可能性があって、初動が90万台に深く入っていくこともあり得ます。

その場合、さすがに、95万枚を越える予想には、勇気が要るけど(笑)、今の乃木坂の勢いは、「やや神ってる」と言いたくなるくらい迫力があるので(笑)、92万枚あたりなら、さほど驚かないレベルでしょう。


初動の見通しについては、威勢の良い話が出来ますが、CDセールスは、あくまで握手会に対する人気を表すもので、かりに実売ミリオンを達成したとしても、乃木坂の楽曲がヒットしているかどうかは、また別の問題です。

ということで、「インフルエンサー」の楽曲人気を探るために、まずは、MV再生数の現状を見ておきましょう。

(表2) 乃木坂17、16、15枚目表題曲MVの公開5週目までの再生回数推移

凡例
「曲名」MV形態
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) [M] 対象週におけるBillboard JAPAN Hot100 「国内動画再生回数」順位 @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間
========== 日単位推移 ==========
対象日における再生回数の増加速度 (日終わりの再生回数) @ MV公開からの経過日数 : 対象日の日付

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間を指す
#「01W」は、公開日から最初の日曜までで、「02W」は、その次の月曜から日曜
#「01D」は、公開日のことで、「02D」は、その翌日
#「※」は、CD発売日を含む週を示している

「インフルエンサー」fulll ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) [M]007位 @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) [M]007位 @ 02W : 03/06(月)12(日)
15.8万回/日 (456.8/+110.9) [M]010位 @ 03W : 03/13(月)19(日)
========== 03Wの日単位推移 ==========
18.9万回/日 (364.8) @ 012D : 03/13(月)
14.0万回/日 (378.8) @ 013D : 03/14(火)
15.5万回/日 (394.3) @ 014D : 03/15(水)
15.8万回/日 (410.0) @ 015D : 03/16(木)
15.4万回/日 (425.4) @ 016D : 03/17(金)← Mステ
16.3万回/日 (441.7) @ 017D : 03/18(土)← CDTV
15.1万回/日 (456.8) @ 018D : 03/19(日)
========== 04Wの日単位推移 ==========
11.0万回/日 (467.7) @ 019D : 03/20(月)
10.4万回/日 (478.1) @ 020D : 03/21(火)

「サヨナラの意味」fulll ver. MV
43.3万回/日 (119.1/+119.1) [M]024位 @ 01W : 10/21(金)23(日)
16.4万回/日 (234.0/+114.9) [M]005位 @ 02W : 10/24(月)30(日)
10.6万回/日 (308.3/+074.3) [M]015位 @ 03W : 10/31(月)06(日)
07.0万回/日 (357.2/+048.9) [M]034位 @ 04W : 11/07(月)13(日) ※
05.8万回/日 (398.0/+040.8) [M]050位 @ 05W : 11/14(月)20(日)

「裸足でSummer」fulll ver. MV
24.0万回/日 (066.1/+066.1) [M]100外 @ 01W : 07/08(金)10(日)
12.5万回/日 (153.8/+087.7) [M]003位 @ 02W : 07/11(月)17(日)
12.3万回/日 (239.6/+085.8) [M]006位 @ 03W : 07/18(月)24(日)
08.1万回/日 (296.2/+056.6) [M]017位 @ 04W : 07/25(月)31(日) ※
07.8万回/日 (350.5/+054.3) [M]018位 @ 05W : 08/01(月)07(日)


「インフルエンサー」のフルバージョンMVは、公開4週目に入っていますが、前作「サヨナラの意味」、前々作「裸足でSummer」より、明らかに再生回数の増加スピードが大きく、累計500万回が目前に近づいてきました。

ただ、幾つか気掛かりな点があります。

一つは、Billboard JAPAN Hot100 の「国内動画再生回数」ランキングが、MV公開2週目に7位、3週目は10位と、YouTubeで表示される視聴数から期待されるほど、上位に食い込んでいないことです。

「裸足でSummer」MVは、公開2週目が3位、3週目は6位で、むしろ15枚目表題曲の方が、ランキングの成績が良い。


「インフルエンサー」は、久しぶりの本格的なダンスナンバーで、MVは踊りを中心に据えた作品になっている。

ドラマ系より、ダンス系の方が、再生数を稼ぎやすく、「サイレントマジョリティー」のように、MV人気を起爆剤にして、楽曲への注目度を高め、ヒットにつなげようという意図があると思います。

そして、確かに、再生数は、勢い良く伸びているのだけど、それが、Hot100「国内動画再生回数」の順位を跳ね上げるには至っていない。


もう一つ気になるのは、3月17日(金)のテレビ朝日『MUSIC STATION』におけるステージパフォーマンスが、再生数の増加速度をアップさせたように見えないことです。

(表2)に示したように、3月17日(金)は、前日とほぼ同じレベルに留まり、「Mステ」効果が感じられません。

翌18日(土)は、TBS『CDTV』のゲストライブで、再び「インフルエンサー」を披露しますが、こちらも少し数字が上がった程度で、19日(日)には、下がっている。

Mステやテレビ系音楽祭でのステージが、なかなかMV人気の上昇につながらないのは、「サヨナラの意味」でも見られたことで、ドラマ系からダンス系に変わったものの、依然としてレスポンスが鈍い印象を受けます。

音楽番組でのスタジオライブは、楽曲人気を引き上げる「切札」で、例えば、「サイレントマジョリティー」は、その機会が巡ってくる度に、MV再生数の増加速度や iTunes Store ランキングを急上昇させてきました。

もし、テレビにおける楽曲パフォーマンスが、視聴者の心を十分に揺さぶっていないのであれば、どうすれば魅力を伝えることが出来るのか、改善策を検討した方が良いんじゃないでしょうか。


次に、iTunes Store ランキングの状況を載せておきます。

(表3) 乃木坂14〜17枚目表題曲の iTunes Store トップソングにおける配信4週目までの週単位の順位帯推移

凡例
曲名 (確認出来た最高順位 @ その順位を達成した配信後経過日数)
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の期間
========== 日単位推移 ==========
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過日数 対象日の日付

# ここでの「週」は、月曜から日曜までの7日間
# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「※」は、CD発売日を含む週を示している

インフルエンサー (最高4位 @ 2日目 : 7日経過時点)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/15(水)19(日)
2-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/20(月)21(火) ※
========== 日単位推移 ==========
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 03/15(水)
004位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 03/16(木)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 03/17(金)← Mステ
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 03/18(土)← CDTV
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 03/19(日)
008位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 03/20(月)
007位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 03/21(火)

サヨナラの意味 (最高3位 @ 1日目)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日) ※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日)

裸足でSummer (最高8位 @ 2日目)
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 07/20(水)24(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 07/25(月)31(日) ※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 08/01(月)07(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 04週目 08/08(月)14(日)

ハルジオンが咲く頃 (最高5位 @ 1日目)
2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/23(水)27(日) ※
0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/28(月)03(日)
0-0-1-2-4 / 0-0-0 [0] : 03週目 04/04(月)10(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 04週目 04/11(月)17(日)


久しぶりの本格的なダンス曲ということで、ファンとして、今度こそヒットをと、意気込み過多に陥っているのかもしれませんが、Mステ出演の後、ベスト3にランクインするんじゃないかと、ぶっちゃけ、密かに期待していました(笑)。

「インフルエンサー」の振り付けは、情熱的なのにクールといった大人のイメージを、絶妙に表現していて、格好が良い。

さらに、テンポの速いメロディーによく合っていて、ちゃんと踊りこなせれば、かなり話題になるんじゃないかと、個人的に思っています。

トップ10のランクイン日数としては、前作の7日と並ぶところまで来ていて、決して悪くはないんですが、基本的には、前作、前々作とあまり変わらない順位推移で、特別に、楽曲人気が飛躍しつつある感じではなさそうです。


最後に、先週を集計期間とする最新の Billboard JAPAN Hot100 で、色んなことが起こっているので(笑)、紹介しておきます。

(表4) 最新 Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48Gの楽曲ランキング

凡例
「曲名」(グループ名_収録シングル)
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
#「チャート解析対象外」は、すべての項目が20位圏外で、100位以内かどうかを含め、詳細が分からないことを示す

Billboard JAPAN Hot100
2017/03/27付チャート : 集計期間 03/13(月)〜19(日)

「シュートサイン」AKB48_47枚目表題曲
(総合)01位 [S]01位 [R]08位 [L]01位 [T]04位 [M]00位 [F]02回 : 01週目

「インフルエンサー」乃木坂46_17枚目表題曲
(総合)05位 [S]07位 [R]30位 [L]00位 [T]01位 [M]10位 [F]03回 : 01週前

「サイレントマジョリティー」欅坂46_01枚目表題曲
(総合)26位 [S]30位 [R]00位 [L]25位 [T]16位 [M]14位 [F]53回(7位) : 50週目

「不協和音」欅坂46_04枚目表題曲
(総合)34位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]00位 [F]01回 : 03週前

「二人セゾン」欅坂46_03枚目表題曲
(総合)38位 [チャート解析対象外] [F]19回 : 16週目

「サヨナラの意味」乃木坂46_16枚目表題曲
(総合)62位 [チャート解析対象外] [F]22回 : 19週目

「青春時計」NGT48_01枚目表題曲
(総合)81位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]06位 [M]00位 [F]01回 : 04週前

「365日の紙飛行機」AKB48_42枚目(C/W)曲
(総合)95位 [S]76位 [R]00位 [L]00位 [T]00位 [M]72位 [F]54回(6位) : 67週目


総合TOP100である Hot100 には、乃木坂が2曲、欅坂が3曲、AKB48は2曲、そしてNGT48が1曲、ランクインしています。

オリコン初動が102.5万枚だった「シュートサイン」が1位で、「ルックアップ」も1位を獲得しています。

「シュートサイン」は、初回限定盤のタイプごとに、異なるグループの楽曲が入っている、複数アーティストによるコラボアルバムなので、購入者は応援するグループの楽曲を目当てにしているケースが多いと思われます。

従って、「ルックアップ」は多くなる傾向がある筈で、実際、同じ形式の43枚目「君はメロディー」も、1位となっています。

「総選挙」投票券が付いたシングルのように、購入動機が、収録コンテンツへの興味からかけ離れている場合の方が、「ルックアップ」の1位を逃し易いようです。


発売1週前の「インフルエンサー」は、総合5位で、トップソングで10位以内に入っている有料配信を反映して「ストリーミング数」が7位、「ツイート数」が1位、「国内動画再生回数」は(表2)に載せたように10位となっています。

「ツイート数」がトップに踊り出たのは、Mステでのパフォーマンスが、ネット上でのコメントを増やしたからだと思います。

まさに、「Mステ効果」なんですが、それがMV再生数増加速度や iTunes トップソングを、ガツンと跳ね上げないところに、物足りなさを感じるわけです(笑)。

つまり、ネットで話は盛り上がるけど、具体的な楽曲人気につながっていかない、そんなもどかしさがあって、乃木坂というグループの音楽面での脆弱性を感じます。


ちなみに、「ツイート数」の2位は、欅坂4枚目表題曲の「不協和音」です。

MVはまだ公開されておらず、配信も始まっていないので、ほとんど「ツイート数」の項目だけで、総合34位に入ったことになります。

やはり、欅坂の新曲に対する期待感は非常に高いようで、タイトルが発表されるだけで、ネットで大きな話題になるのでしょう。


一方、「サイレントマジョリティー」は、発売50週目にも関わらず、「ツイート数」16位、「国内動画再生回数」14位と、圧倒的な人気を見ています。

また、現在でもオリコン週間ランキングの50位以内に入るCDセールス、連続350日100位以内ランクインを達成した iTunes トップソングなど、息の長い楽曲セールスを展開しており、「ストリーミング数」30位、「ルックアップ」25位と、盤石の成績を誇っています。

さらに、「ランクイン回数」が53回となり、AKB48「365日の紙飛行機」の54回に迫っています。

「365日の紙飛行機」は、総合95位で、最近、100位圏外に落ちる週が、徐々に増えているので、ほどなく、「サイレントマジョリティー」が抜いてしまう可能性が高いと思います。


あと、NGT48のデビュー曲「青春時計」が、「ツイート数」6位で、総合81位に初ランクインを果たしています。

坂道グループやAKB48Gの楽曲が、「ツイート数」で極めて高い順位を獲得するのを見ていると、アイドルはネットと相性が良いことが分かります。

ただ、ネットでの盛り上がりを、どうやって具体的なセールスに結びつけていくかが難しい。


乃木坂は、ネット人気をCDセールスに結びつけることが出来たものの、楽曲セールスを期待ほどには伸ばせていない印象がある。

また、欅坂は、その両方で成功を収め、AKB48Gは、今、その両方で、苦戦している。

そして、乃木坂は、本格的なダンスナンバーによって楽曲人気の引き上げを狙い、AKB48Gは、NGT48、STU48といった新グループの投入に打開策を求めている、といった感じでしょうか。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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ヒット祈願が示す、みなみ蘭世みり愛の新ユニット感、17thオリコン初動予想は88万枚 [22Mar17]

2017-03-22 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月22日(水) 乃木坂46の17枚目シングル「インフルエンサー」発売
03月22日(水) [TV_地デ] 19:00〜23:18 フジテレビ『2017 FNSうたの春まつり』に、生駒里奈、衛藤美彩、齋藤飛鳥、高山一実が出演

03月23日(木) [TV_地デ] 24:59〜25:29 読売テレビ『浜ちゃんが!』に、秋元真夏が出演
03月23日(木) [TV_地デ] 26:04〜26:34 日本テレビ『採用!フリップNEWS』に、高山一実が出演

03月24日(金) [ラジオ_FM] 13:00〜16:30 TOKYO FM『よんぱち〜WEEKEND MEISTER〜』に、高山一実が出演

03月25日(土) [イベント] 『東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER』に、「乃木坂 46 SHIBUYA109 福神 Produced by TGC」がモデルとして登場。メンバーは、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美の10名
03月25日(土) [ラジオ_FM] 11:00〜11:55 エフエム秋田『秋田銀行Presents 乃木坂46学校〜1日だけの特別授業〜』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 9:30〜11:00 秋田朝日放送『サタナビっ!』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 18:00〜 フジテレビ『MUSIC FAIR」に、乃木坂が出演して、「インフルエンサー」を披露

03月26日(日) [TV_地デ] 19:00〜22:42 テレビ東京『今、地方を知れば日本がわかる!池上彰のご当地ウラ事情』に、松村沙友理がリポーターとして登場。レポVTRとスタジオトークの両方に出演する模様
03月26日(日) [TV_CS] 23:30〜24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご ♯16』に、レギュラーの川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあや、さらにゲストとして斉藤優里が出演。再放送は4月1日(土)10:30〜11:00

03月27日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演
03月27日(月) [TV_BS] 24:30〜25:25 BSフジ181『乃木坂46 衛藤美彩のランキングはじめました!』。なんと、衛藤美彩の冠番組がスタート!

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)


日曜日に放送された『乃木坂工事中』の「17枚目シングルキャンペーン」前編は、久々に画面を食い入るように観てしまう、傑作回でしたね(笑)。

2時間雪山を歩いたあと、40メートルもの凍った滝を登るという、超超過酷なヒット祈願なのに、集まったメンバーが、異様に緊張感の低い、というか、事態をよく飲み込めてない感が濃厚に漂う、個性豊かな年少メンバーが中心で、まず人選が衝撃的です。

星野みなみは、1回の富士登山で、「山には慣れている」と豪語する、強烈な自己肯定力を備えていて、練習用の10メートル人口氷瀑を登ったあと、「ギャーと叫んだ方が、アイゼンの刺さりが良い」と、惚れ惚れするようなポジティブシンキングぶりを発揮します。

どう見ても、叫んでいるのは、アイゼンかアイスアックスが刺さっていないときで、一番大きな絶叫が響き渡ったのは、氷から身体が全部離れてしまい、命綱のロープ1本で宙づりになってる場面でしたが(笑)。


あらゆることをプラス思考で処理するみなみに対して、寺田蘭世は、なぜそこまでと驚くほどの、ネガティブシンキングを連発。

練習のため集まった山小屋前で、最初に心境を述べる場面で、弟さんにアイスクライミングの話をしたら、「お姉ちゃん死んじゃうの」と泣かれたエピソードを披露して、何と、自分も悲しくなったのか、カメラの前で泣き出してしまいます。

思い出し笑いはよくあるけど、思い出し泣きというのは、なかなかないでしょう(笑)。

これから未知のスポーツにチャレンジする、しかも場合によっては死ぬかもしれないと思っている状況で、普通なら、アドレナリンが出まくる筈なのに、センチメンタルな涙が溢れるのは、逆に、凄い度胸だと思う(笑)。


また、アイゼンやアイスアックスが上手く使えず、練習終わりには、すっかり自信を喪失して、悲し気な表情で雪の中に立ち尽くしてしまい、生駒里奈に慰められるというテレビ的に美味しい場面も実現。

バナナマン設楽から、スタジオでVTRを観た感想を訊かれて「クズだな自分は」と、番組史上に残りそうな、壮絶な名台詞をぶっこんできます(笑)。

いやいや、マイナス思考もここまで行くと大したもので、寺田蘭世は、実は、メンタルが相当に強いんじゃないかという気がしてきました。


方向性のまったく異なる、エモーショナルな二人に対して、渡辺みり愛は、冷静そのもので、ヒット祈願への参加を知らされたことが一昨日だったこと、登山は経験がなく、冬山ファッションも今日が初めてだと、自分に関する情報を的確に伝えてきます。

練習が始まっても、インストラクターや他のメンバーの動きから、急速にコツを掴んだようで、先生から褒められるほど、早い上達を見せます。

後から合流した秋元真夏もすぐに上手くなったそうで、アイスクライミングには、運動神経というより、頭の良さが必要なのかもしれません(笑)。

氷の凹凸を見ながら、どの場所に、どういう角度でアイゼンやアイスアックスを刺すかを、適切に探り当てることが、どうやら一番重要なようで、これが出来ないと、無駄な体力を使ってしまい、消耗が激しく、上まで辿り着けない。

一歩登るごとに、最善の判断を下す必要があって、もちろん筋力はマストだけど、センスの良さが成否を左右する、結構、知的なスポーツという印象を受けました。


渡辺みり愛は、アイスクライミングの合間、ドローンを飛ばして、空中撮影を試みるなど、スキルフルな才能を発揮。

まさに、今、自分の身に起こっていることを、俯瞰でちゃんと把握しているかのような冷静さを持っていて、心がぶるんぶるんと揺れて、大騒ぎするみなみと蘭世ちゃんとは全然違うなと、驚きました。

ただ、この3人、年齢が近いせいか、仲が良いようで、食事が始まると、しゃべるしゃべる、とくにみなみが(笑)。

もう、秋元真夏が入っていけないくらいのキャピキャピした盛り上がりで(笑)、同年代のメンバーって、やはり通じ合うものがあるんだなと感心しました。


まあ、蘭世は「卵の割り方を生駒さんから教わった」とか、一人でお寿司に行って「なんだかんだ言って一人は楽よ」と、バツイチみたいなことを言い出すみなみとか、あまり中味のある話ではないんですが(笑)、トークのテンポというか、ワチャワチャ感というか、そういったものが、聴いてて心地よく、お互いに波長が合っているのが、伝わってきました。

みり愛さんは、しゃべるより、他メンバーの話に聞き入ることが多かった気がしますが、「一人焼肉」「一人寿司」に思うところがあったのか、突然、カメラに向かって「どうしたら友だちって出来ますか?」と、凄まじい質問を真顔でぶつけてくる(笑)。

感情をストレートに表に出すタイプではなさそうだけど、心の中で色んなことをあれこれ考えて、割と悩んでしまう、真面目な性格なのかもしれません。


性格とその表現型としてのキャラが、三者三様に上手く立っている。

その一方、年齢が近いことから、基本的な波長がよく合い、さらに、常軌を逸した愛くるしいルックスに、小柄で華奢なスタイルという、ビジュアル面での共通項もある。

ダンスにも個々人特有の性格があるので、踊りの相性が合う合わないはあるけど、3人によるユニットを、ぜひ見てみたいと感じました。


橋本奈々未が「卒業」したため、白石麻衣、松村沙友理との「御三家」が不可能となり、運営は、新しい3人ユニットを模索している節がある。

17枚目カップリング曲「Another Ghost」は、そういった試みの一つかもしれません。

しかし、伊藤万理華、齋藤飛鳥、西野七瀬は、3人とも芸術家肌のメンバーで、人と絡むより、自分の世界に没入することを好む性格に思えます。


「Another Ghost」の3人は、全員が、一匹狼的な似たキャラを持っている一方、年齢層は違っていて、ビジュアル面にも共通項をあまり感じない。

やはり、「御三家」や生生星のように、3人が異なるキャラを持ちながら、年齢が近く、ルックスとスタイルに似た部分のある方が、ユニットとしては、まとまり易い気がします。

「17枚目シングルキャンペーン」は、星野みなみ、寺田蘭世、渡辺みり愛の3人が、有望なユニット候補であることを、偶然、発掘した形になっていて、そういう意味からも、面白い企画だと言えるんじゃないでしょうか。


さて、いよいよ17枚目「インフルエンサー」の発売日がやって来ました。

MVの再生回数、iTune Store ランキング、Billboard JAPAN Hot100 など、幾つかの楽曲指標がすでに出ていますが、今日からは、オリコンデイリーの売り上げ枚数が、発表されていきます。

大規模握手会によって数字を稼ぐCDセールスは、楽曲としての人気とはあまり関係ありませんが、コアファンの動向を知る有力な手掛かりになる。

そこで、先週の木曜に判明した、17枚目個別握手会の第5次応募終了後の完売状況に基づいて、オリコン初動が、前作を上回るのかどうか予想しながら、今作の売り上げ状況を分析してみます。


まずは、いつものように乃木坂を3グループに分け、それぞれのセールス増減を調べました。

(表1) 乃木坂個別握手会の4、5、6次応募終了時点における、16枚目から17枚目への推定売り上げ枚数のグループ別増減

凡例
対象グループによる個別握手会セールスの16枚目から17枚目への伸び [17枚目M次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率_販売率) グループ人数 ← 16枚目M次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率_販売率) グループ人数] : グループ名

# M = 4, 5, 6
# (1+2)期Aは、16枚目で30部を担当した白石、西野、松村、橋本、秋元、高山、桜井、若月、中田、衛藤、井上、飛鳥、万理華、中元、みなみ、堀、蘭世、新内、北野に、生駒と生田を加えたグループ
# (1+2)期Bは、上記以外の1、2期メンバー
# 1、2期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD750枚として計算。これは、CD1枚あたり平均7.2秒の割り当て
# 3期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD500枚として計算。これは、CD1枚あたり平均10.8秒の割り当て

第4次応募終了時点
01.3万枚増 [634/874部 (0.725_0.949) 42人 ← 571/790部 (0.723_0.957) 35人] : 全体
====================
10.2万枚減 [427/475部 (0.899_0.989) 16人 ← 506/618部 (0.819_0.981) 21人] : (1+2)期A
04.0万枚増 [104/225部 (0.462_0.906) 14人 ← 065/172部 (0.378_0.873) 14人] : (1+2)期B
07.5万枚増 [103/174部 (0.592_0.866) 12人 ← 000/000部 (0.000_0.000) 00人] : 3期

第5次応募終了時点
01.3万枚増 [706/880部 (0.802_0.972) 42人 ← 671/790部 (0.849_0.988) 35人] : 全体
====================
10.7万枚減 [455/475部 (0.958_0.997) 16人 ← 578/618部 (0.935_0.997) 21人] : (1+2)期A
03.8万枚増 [134/225部 (0.596_0.953) 14人 ← 093/172部 (0.541_0.956) 14人] : (1+2)期B
08.2万枚増 [117/180部 (0.650_0.910) 12人 ← 000/000部 (0.000_0.000) 00人] : 3期

第6次応募終了時点 (予想)
01.6万枚増 [748/880部 (0.850_0.984) 42人 ← 717/790部 (0.908_0.995) 35人] : 全体
====================
10.7万枚減 [463/475部 (0.975_0.999) 16人 ← 601/618部 (0.972_0.999) 21人] : (1+2)期A
03.8万枚増 [154/225部 (0.684_0.974) 14人 ← 116/172部 (0.674_0.981) 14人] : (1+2)期B
08.5万枚増 [131/180部 (0.728_0.946) 12人 ← 000/000部 (0.000_0.000) 00人] : 3期


16枚目「サヨナラの意味」個別握手会の第5次応募は、1期と2期の売り上げが急激に伸びた時期で、そのため、前作からの増減は、(1+2)期Aは4次の10.2万枚減から5次10.7万枚減へ、(1+2)期Bは4次4.0万枚増から5次3.8万枚増と、「追い上げ」を食らっています。

しかし、3期が順調に完売部数を積み上げ、4次7.5万枚増から5次8.2万枚増と、売り上げを伸ばしている。

結局、(1+2)期の減少分を、3期が穴埋めする形となり、乃木坂全体では、4次の1.3万枚増から5次も1.3万枚増と、前作微増を維持しているという予測になります。


オリコン初動に算入されるのは、今週木曜日に判明する、6次応募分までなので、5次終了時点から、完売部数の積み上げを予想する必要があります。

上表では、中田花奈や渡辺みり愛が全完売を達成するだろうなど、個々のメンバーについて、具体的な積み上げを考え、増減を導き出しています。

ただ、1期と2期の売り上げに関しては、何をどうやっても、あまり結果は変わりません(笑)。


というのは、第5次応募終了時点の枚数ベースの推定販売率が、(1+2)期Aは、前作99.7%、今作99.7%、(1+2)期Bは、前作95.6%、今作95.3%とほとんど100%の売り切れに近い状態なので、完売部数を増やしても、枚数はさほど伸びません。

実際、5次応募後、10.7万枚減と3.8万枚増だった(1+2)期AとBの増減は、6次後も同じで、数字が動いていない。

さらに、3期についても、5次後の販売率が91.0%なので、まだ少しだけ、伸ばす余地は残っているけど、かなり天井に近いレベルまで来ていると思います。


つまり、17枚目個別握手会は、16枚目と同じく、6次終了時点で、与えられた総部数を、ほぼ全部売り切った状況に達しており、完売1部当たりをCD何枚に設定しているかが、前作からの増減を決定する、一番の因子になっています。

(表1)では、1期2期が750枚/部、3期は500枚/部として計算して、その結果、乃木坂全体として、前作より1.6万枚増と勘定している。

もちろん、750枚/部と500枚/部は、諸々の情報から、こちらが選んだ数字であって、実際の測定した値ではありません。


そこで、完売1部当たりの売り上げ枚数をあれこれ変えてみて、第6次応募終了時点における、個別握手会セールスの前作からの増減を計算してみました。

(表2) 完売1部当たりのCD枚数を変化させたときの、6次応募終了時点における16枚目から17枚目への個別握手会推定売り上げ枚数の増減

凡例
3期の完売1部あたりCD枚数 [CD1枚に対する割り当て時間]
====================
6次応募終了時点での前作からの推定売り上げ枚数増減 @ 1期2期の完売1部あたりCD枚数 [CD1枚に対する割り当て時間]


700枚/部 [7.7秒/枚] : 3期
====================
05.9万枚増 @ 650枚/部 [8.3秒/枚]
05.0万枚増 @ 750枚/部 [7.2秒/枚]
04.0万枚増 @ 850枚/部 [6.4秒/枚]

600枚/部 [9.0秒/枚] : 3期
====================
04.2万枚増 @ 650枚/部 [8.3秒/枚]
03.3万枚増 @ 750枚/部 [7.2秒/枚]
02.3万枚増 @ 850枚/部 [6.4秒/枚]

500枚/部 [10.8秒/枚] : 3期
====================
02.5万枚増 @ 650枚/部 [8.3秒/枚]
01.6万枚増 @ 750枚/部 [7.2秒/枚]
00.6万枚増 @ 850枚/部 [6.4秒/枚]

400枚/部 [13.5秒/枚] : 3期
====================
00.8万枚増 @ 650枚/部 [8.3秒/枚]
00.1万枚減 @ 750枚/部 [7.2秒/枚]
01.1万枚減 @ 850枚/部 [6.4秒/枚]

300枚/部 [18.0秒/枚] : 3期
====================
00.9万枚減 @ 650枚/部 [8.3秒/枚]
01.8万枚減 @ 750枚/部 [7.2秒/枚]
02.8万枚減 @ 850枚/部 [6.4秒/枚]


前作割れするケースは、赤字にしています。

つまり、3期握手会の完売1部あたりが400枚より少なくなると、個別握手会セールスが前作割れする危険があります。

ただ、3期が初めて行う握手会は、1期2期より、ゆったりしているとは思いますが、CD1枚で18秒というのは、さすがに、あり得ない気がします。

また、13.5秒も、サービス精神に溢れた設定というべきで(笑)、まあ、400枚/部くらいが、下限じゃなないでしょうか。

従って、かりに前作を下回ったとしても、1万枚減くらいで収まるという予想が出てきます。


3期の握手会は、現実的には、やはり、500枚の10.8秒、あるいは、600枚の9秒あたりが妥当という気がします。

一方、1期2期は、750枚の7.2秒、ややもすれば850枚で6.4秒なんてことも、あるかもしれない(笑)。

となると、前作を越える場合は、3万枚増あたりに留めるのが、リーズナブルな読みということになる。


1期2期の完売1部あたり枚数がアップするほど、前作からの増加分が少なくなるのは、奇妙に感じるかもしれませんが、これは、生田、白石、中元、橋本、松村の5人が、16枚目で大きな売り上げを叩き出していて、17枚目で、それらがごっそり抜けてしまうことを反映しています。

もちろん、前作と今作で、完売1部あたりの枚数が変わっていたら、話は違ってきますが、店頭セールス分が分からない現在、そこまでは読み切れないので、変わらないという前提で計算をしています。

まとめると、オリコン初動に流し込める17枚目個別握手会セールスは、前作を割り込んでも1万枚減まで、前作を上回っても3万枚増まで、という予想になります。

個別握手会分に関しては、ほぼ前作並みと言えるレベルに収まるだろうというのが、結論です。


次に、店頭セールスですが、iTunes Store ランキングと Billboard JAPAN Hot100 の成績を見ていると、前作を圧倒する勢いという感じではないけど、下回っている風でもなく、こちらも「とんとん」という印象です(笑)。

未だにアナウンスがないので、全国握手会に生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理が参加する可能性は低いという雰囲気が漂っており、初回限定盤の売れ行きに、やや影響を与えるかもしれません。

しかし、Amazonの音楽売れ筋ランキングを眺めると、TypeAが2位、TypeBが4位、TypeDが6位、TypeCが7位と、好調なセールスを見せています。


これらの情報を総合すると、17枚目の店頭セールスが、前作から大幅ダウンするとは考えにくい。

一方で、大幅アップと言い切る材料は、今のところ、あるように思えない。

従って、前作を越えるものの、3万枚増あたりの店頭セールスになるんじゃないかと予想しています。

個別握手会分は、上述の議論から、2万枚増ほどが妥当と読んでいるので、結局、オリコン初動は前作5万枚アップの88万枚くらいかなと。


この読みが正しければ、「とんとん」と言い続けた割に、80万台後半ですから、結構な数字ですよね。

まあ、あまり上げ過ぎても、あれこれ宜しくないし、とはいえ、下がるよりは上がった方が良いので、88万くらいが、乃木坂にとって、落としどころとして、丁度良い頃合いじゃないでしょうか(笑)。

しかし、17枚目は、外仕事の都合で、次々に、主要メンバーが抜けていく可能性があって、累計がどこまで伸びるかは、予断を許さない部分がある。

従って、実売ミリオンを達成するのかどうかは、初日に90万台後半でも出ない限り(笑)、まだ何とも言えません。


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「インフルエンサー」MVは再生数400万突破も国内人気に足踏み感、別印象だったMステのダンス [18Mar17]

2017-03-18 02:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月18日(土) [CD特典] 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントのAコース『乃木坂メンバーとゲーム!会』を都内某所で開催。応募券3枚による抽選申し込みで、各メンバーに対して5名の定員
03月18日(土) [TV_地デ] 14:30〜16:25 テレビ朝日『世界VS日本 オモシロCM全部見せます!』に、高山一実が出演
03月18日(土) [TV_CS] 17:00〜18:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「乃木坂46 真夏の全国ツアー2013」』
03月18日(土) [Web] 20:00〜 ニコニコ生放送『乃木坂46 秋元真夏写真集発売記念!軍団員から感謝の特番〜真夏さんありがとう〜』に、秋元真夏、相楽伊織、鈴木絢音、渡辺みり愛が出演。番組サイト http://live.nicovideo.jp/watch/lv293169136
03月18日(土) [TV_地デ] 24:58〜 TBS『CDTV』のゲストライブコーナーに、乃木坂が出演し、「インフルエンサー」をパフォーマンスする模様

03月19日(日) [TV_CS] 21:00〜23:00 MUSIC ON! TV『乃木坂46特集』
03月19日(日) [TV_CS] 23:00〜24:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「真夏の全国ツアー2014 Final!@明治神宮野球場」』

03月20日(月) [TV_CS] 19:00〜20:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE 2015.2.22 SEIBU DOME」』
03月20日(月) [TV_CS] 20:30〜22:30 MUSIC ON! TV『乃木坂46特集』
03月20日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演
03月20日(月) [TV_BS] 24:00〜24:49 NHK・BS1『開眼ラボ』に、高山一実が出演

03月22日(水) 乃木坂46の17枚目シングル「インフルエンサー」発売

03月25日(土) [イベント] 『東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER』に、「乃木坂 46 SHIBUYA109 福神 Produced by TGC」がモデルとして登場。メンバーは、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美の10名
03月25日(土) [ラジオ_FM] 11:00〜11:55 エフエム秋田『秋田銀行Presents 乃木坂46学校〜1日だけの特別授業〜』に、秋元真夏と生駒里奈が出演
03月25日(土) [TV_地デ] 18:00〜 フジテレビ『MUSIC FAIR」に、乃木坂が出演して、「インフルエンサー」を披露

03月27日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子が出演

03月30日(木) [TV_地デ] 19:00〜21:57 TBS 『CDTV春スペシャル 卒業ソング音楽祭2017』が、幕張メッセ国際展示場11ホールで開催され、乃木坂46が参加。「サヨナラの意味」をパフォーマンスする予定

(写真集)
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットあり
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



テレビ朝日『MUSIC STATION』で初披露した「インフルエンサー」、全体としてまとまっていて、なかなか良かったんじゃないでしょうか。

極めて難度の高いダンスを、テレビで初披露する番組が、生放送のMステというのは、相手にとって不足はないというか、不安マックスというか(笑)、固唾を飲んで観ていましたが、第1関門を何とか合格点で乗り切った感じで、プロモーションとして、幸先の良いスタートを切ったと思います。

ただ、ダンスの印象としては、MVに映っているのとはかなり異なる、別タイプの踊りになっている気がしました。

MVのダンスは、メリハリが強調され、腕や脚を使って、高速で小刻みな「動き」とキレのある「止め」を繰り返すことで、パワフルで、リズミカルな踊りに仕上がっている。

一方、Mステのステージでは、ダンスがより大きく、よりダイナミックになっていて、さらに、「止め」ではなく、「流す」ことで、女性的な優美さが演出されている。

その結果、MVで披露されている男性的なパワーダンスというよりは、柔らかい、流れるような「舞踏」という印象を受けます。

高速で小刻みな「動き」とキレのある「止め」を実現するには、強い筋力が必要ですが、短期間で身につけるのは無理なので、ダンスの方向性を、男性的なイメージから女性的なものに変え、今の乃木坂メンバーが踊りやすい振り付けにしたのかもしれません。


そうであれば、現実に即した判断で、フリの「揃い」には物足りない部分があって、バタバタ感はあるものの(笑)、フォーメーション変化を多く取り入れた、アピールポイント満載のダンスになっていたと思います。

また、女性的なイメージを中心に据えたことで、乃木坂メンバーのビジュアルがより生きる形になっていて、エロチシズムを感じさせる大人っぽい雰囲気も出ていました。

MVにおける直球勝負のハイレベルダンスを、消化不良のまま披露するよりは(笑)、こちらの方が、乃木坂の良さを引き出す気がします。


しかし、MV中盤、伊藤万理華のダンスを観たときに感じた「すげぇ〜!」というインパクトは乏しくなっている。

「乃木坂はここまで踊れるんだ」という衝撃を、視聴者に与えることを目指していたのだとすれば、目標の高さに付いて行けず、より「無難な」ダンスに変更してしまったという、厳しい見方もあります。

Mステのパフォーマンスは、「美しい」や「セクシー」という印象は受けるけど、鳥肌が立つような「カッコいい!」という言葉は、あまり浮かばなかった。

やはり、今までの乃木坂を越えた、別次元のダンスを披露するには、もっともっと練習を積んで、基礎的な筋力とスキルを身につけ、上手いメンバーを前に出す、ダンス選抜を組んで挑むしかないのでしょう。


さて、17枚目シングル「インフルエンサー」は、アンダー曲「風船は生きている」と3期生曲「三番目の風」のフルバージョンMVが公開され、表題1曲とカップリング4曲に付けられている、5つのMVがすべてお披露目されました。

また、CDリリースの1週間前に当たる、15日水曜から、iTunes Store において、収録7曲をまとめた「Special Edition」の「先行配信」が始まっています。

さらに、今夜のMステを皮切りに、明日深夜はTBS『CDTV』のゲストライブ、来週25日土曜には、フジテレビ『MUSIC FAIR』での番組ライブが予定されていて、いよいよ発売に向けて、新曲キャンペーンが本格化してきました。


今回、CDセールスの方では、オリコン累計でのミリオンが一つの「見所」になっていますが、それ以上に重要なのは、各種の楽曲セールスが、橋本奈々未が乃木坂を去った直後、どのうように変化するかという点です。

グループの中軸を長く務めた超人気メンバーの「卒業」を期に、全体人気が低落し始めるのは、アイドルの世界ではよくあることで、とりわけ、「卒業」をイベント化して、セールスを盛り上げた場合は、「祭りの後」、ファン心理が冷え込んでしまう心配がある。

乃木坂がポストななみん時代に、さらなる発展を遂げるためには、この「卒業」直後の危険な時間帯を、上手く乗り切る必要があります。


楽曲人気は、ライトファンの動向を反映するため、グループ人気の上昇あるいは下降が、最初に表れる傾向がある。

「インフルエンサー」は、踊りをメインディッシュにした、久しぶりのダンスナンバーで、それゆえ、まず注目したいのは、MV人気です。

限られた練習時間の中で、難しいダンスに敢えて挑戦しているのに、MV人気が伸び悩むようであれば、メンバーの筋肉痛になりながらの頑張りが報われないですし(笑)。


ということで、まずは、「インフルエンサー」MVの再生回数推移と Billboard JAPAN Hot100 の「国内動画再生回数」順位を、「サヨナラの意味」「裸足でSummer」と並べてみました。

(表1) 乃木坂17、16、15枚目表題曲MVの再生回数推移

凡例
「曲名」MV形態
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) [M] 対象週におけるBillboard JAPAN Hot100 「国内動画再生回数」順位 @ MV公開からの経過週数 : 対象週の期間
========== 日単位推移 ==========
対象日における再生回数の増加速度 (日終わりの再生回数) @ MV公開からの経過日数 : 対象日の日付

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、月曜で始まり、日曜に終わる7日間を指す
#「01W」は、公開日から最初の日曜までで、「02W」は、その次の月曜から日曜
#「01D」は、公開日のことで、「02D」は、その翌日
#「※」は、CD発売日を含む週を示している

「インフルエンサー」fulll ver. MV
52.7万回/日 (197.7/+197.7) [M]007位 @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (345.9/+148.2) [M]007位 @ 02W : 03/06(月)12(日)
========== 03Wの日単位推移 ==========
18.9万回/日 (364.8) @ 012D : 03/13(月)
14.0万回/日 (378.8) @ 013D : 03/14(火)
15.5万回/日 (394.3) @ 014D : 03/15(水)
15.8万回/日 (410.0) @ 015D : 03/16(木)

「サヨナラの意味」fulll ver. MV
43.3万回/日 (119.1/+119.1) [M]024位 @ 01W : 10/21(金)23(日)
16.4万回/日 (234.0/+114.9) [M]005位 @ 02W : 10/24(月)30(日)
10.6万回/日 (308.3/+074.3) [M]015位 @ 03W : 10/31(月)06(日)
07.0万回/日 (357.2/+048.9) [M]034位 @ 04W : 11/07(月)13(日) ※
05.8万回/日 (398.0/+040.8) [M]050位 @ 05W : 11/14(月)20(日)

「裸足でSummer」fulll ver. MV
24.0万回/日 (066.1/+066.1) [M]100外 @ 01W : 07/08(金)10(日)
12.5万回/日 (153.8/+087.7) [M]003位 @ 02W : 07/11(月)17(日)
12.3万回/日 (239.6/+085.8) [M]006位 @ 03W : 07/18(月)24(日)
08.1万回/日 (296.2/+056.6) [M]017位 @ 04W : 07/25(月)31(日) ※
07.8万回/日 (350.5/+054.3) [M]018位 @ 05W : 08/01(月)07(日)


「インフルエンサー」MVは、3月2日(木)、YouTubeに公開され、現在、3週目ですが、1、2週目の再生数増加スピードは、「サヨナラの意味」「裸足でSummer」を上回り、CD発売前に、なんと400万回を突破しています。

非常に勢いがあって、高いMV人気を窺わせる数字なんですが、少し気になるのが、Hot100「国内動画再生回数」の順位が、ベスト5に入っていないことです。

とくに、公開2週目は、「サヨナラの意味」3位、「裸足でSummer」5位と、15、16枚目が最高順位をマークし、ベスト5に入っているのに、17枚目の「インフルエンサー」は7位に留まっている。


ところが、2週目の積み上げ再生回数を調べると、15枚目は87.7万回、16枚目114.9万回、17枚目は148.2万回と、シングルごと、着実に上昇しています。

順位は相対的なものなので、人気アーティストのMV公開がかち合うと、上位に食い込むのは難しくなります。

ただ、1週間に148.2万回も視聴されて、7位というのは、さすがに低い印象がある。


シングルごとの再生回数アップを考えると、あるいは、ここ1年くらいで、海外の乃木坂ファンが急速に増え、その寄与分が大きいのかもしれません。

日本のYouTubeは、観ることの出来ない国があるようですが、一方で、視聴可能な国や地域もあると言われています。

また、握手会に参加する外国の方が、明らかに増えているようで、山崎怜奈は、最近、公式ブログに、中国語のメッセージを載せている。


海外のファンは、日本のテレビや雑誌を閲覧するのが難しいだろうから、ネットが主な情報源になっている筈で、新作MVの公開はビッグイベントになっていて、公開初期の再生数には、海外ファンによる視聴がかなり入っているのかもしれません。

この話に関連して、欅坂「世界には愛しかない」MVの、ちょっと面白いデータがあるので、以下に載せておきます。

(表2) 欅坂3枚目表題曲MVの公開4週目と19週目の再生回数推移

06.7万回/日 (294.3/+047.1) [M]032位 @ 04W : 08/01(月)07(日)
03.4万回/日 (734.2/+024.1) [M]007位 @ 19W : 11/14(月)20(日)


公開4週目の積み上げは47.1万回、一方、19週目は24.1万回で、2倍近い差があります。

しかし、Hot100「国内動画再生回数」の順位は、4週目が32位であるのに対して、19週目は7位と、後者が前者を遥かに上回っている。

つまり、4週目は19週目の2倍近い再生数を稼ぎながら、前者の順位は30位を割り込み、後者ではトップ10入りを果たしている。


欅坂も、乃木坂と同じく、海外ファンが増えているのは、十分考えられることで、MVを公開して間もない時期は、海外視聴の比率が高く、YouTubeに表示される再生回数の割に、「国内動画再生回数」の順位が伸びないのでしょう。

ただ、メディア露出の少ない海外では、新規ファンの誕生が、日本より遅く、MV公開から時間が経つと、ほとんどの既存ファンが動画を観終わってしまう。

その結果、公開から何ヶ月も経った頃には、国内視聴の比率が大きくなり、1週間の積み上げ再生数が初期より少なくとも、上位に食い込む場合があると考えれば、上手く説明出来ます。


もちろん、海外ファンが増えるのは大いに歓迎すべきことで、喜ばしい限りですが、それと同時に、国内での人気も上がって欲しいのは当然です(笑)。

「インフルエンサー」MVが、公開2週目に、Hot100「国内動画再生回数」7位というのは、発売前に累計400万回突破という華々しい数字を目にすると、やはり、少し物足りなさを覚えるものがあります。

さいたまスーパーアリーナでの『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』で、「インフルエンサー」のステージパフォーマンスを披露しなかったように、17枚目は、若干、プロモーションが遅れている感があって、それがMVの国内人気に、あと一歩、火がついていない状況を生んでいるのかもしれません。

だとすれば、テレビ露出が本格化するこれから、MVに対する注目度も上昇する可能性があるわけで、今後の再生回数と順位に期待したいところです。


乃木坂の表題曲MVについては、Hot100「国内動画再生回数」の順位が、シングルごとに下がっているのが一つ心配ですが、それに加えて、(表1)の「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」が示すように、CDをリリースする週に、順位が跳ねないことも気になります。

というのも、欅坂は、跳ねているんですね。

(表3) 欅坂3、2、1枚目表題曲MVの再生回数推移

#「※」は、CD発売日を含む週を示している

「二人セゾン」fulll ver. MV
40.4万回/日 (0151.4/+151.4) [M]009位 @ 01W : 11/17(木)20(日)
19.9万回/日 (0291.0/+139.6) [M]010位 @ 02W : 11/21(月)27(日)
15.8万回/日 (0401.7/+110.6) [M]007位 @ 03W : 11/28(月)04(日) ※
15.8万回/日 (0512.1/+110.5) [M]005位 @ 04W : 12/05(月)11(日)
11.8万回/日 (0594.6/+082.4) [M]007位 @ 05W : 12/12(月)18(日)

「世界には愛しかない」fulll ver. MV
20.5万回/日 (117.8/+117.8) [M]015位 @ 01W : 07/12(火)17(日)
11.2万回/日 (196.0/+078.3) [M]008位 @ 02W : 07/18(月)24(日)
07.3万回/日 (247.2/+051.1) [M]021位 @ 03W : 07/25(月)31(日)
06.7万回/日 (294.3/+047.1) [M]032位 @ 04W : 08/01(月)07(日)
07.0万回/日 (343.6/+049.3) [M]016位 @ 05W : 08/08(月)14(日) ※

「サイレントマジョリティー」fulll ver. MV
18.8万回/日 (0089.3/+089.3) [M]012位 @ 01W : 03/16(水)20(日)
14.3万回/日 (0189.5/+100.3) [M]004位 @ 02W : 03/21(月)27(日)
13.9万回/日 (0286.9/+097.4) [M]008位 @ 03W : 03/28(月)03(日)
18.1万回/日 (0413.3/+126.5) [M]003位 @ 04W : 04/04(月)10(日) ※
24.1万回/日 (0581.9/+168.5) [M]001位 @ 05W : 04/11(月)17(日)
25.8万回/日 (0762.8/+180.9) [M]002位 @ 06W : 04/18(月)24(日)
32.5万回/日 (0990.0/+227.2) [M]001位 @ 07W : 04/25(月)01(日)
26.4万回/日 (1174.5/+184.5) [M]002位 @ 08W : 05/02(月)08(日)
19.6万回/日 (1311.5/+137.0) [M]002位 @ 09W : 05/09(月)15(日)
17.4万回/日 (1433.3/+121.8) [M]002位 @ 10W : 05/16(月)22(日)


乃木坂の表題曲MVは、近年、CD発売の3週前に公開がスタートするので、4週目にリリースという日程が定番になっています。

一方、欅坂は、「二人セゾン」が3週目、「世界には愛しかない」は5週目、「サイレントマジョリティー」4週目に、CDがリリースされ、シングルごとにマチマチです。

しかし、CDが発売された週に、Hot100「国内動画再生回数」の順位が前週よりアップするのは、共通している。


典型的な例が「サイレントマジョリティー」で、3週目に8位へ下がったものの、CDリリースの4週目に3位へ反転上昇、さらに翌5週目には1位を獲得して、ここから爆発的な快進撃が始まりました。

CDの発売週は、新曲キャンペーンが佳境に入る時期で、メディアもシングルの話題を取り上げてくれることが多いので、MV人気を含む楽曲人気を上昇させる絶好のチャンスと言えます。

欅坂は、このチャンスを上手く生かして、3枚のシングルすべてで、MV人気をアップさせているんですが、乃木坂は、15、16枚目と、それが出来ていません。


プロモーションの掛け方が問題なのか、MVの内容に改善の余地があるのか、あるいは両方なのか、その辺は分かりません。

ただ、「サイレントマジョリティー」のヒットを見ていると、MV人気の上昇は極めて重要で、その最大の鍵は、CD発売週における注目度アップにあるように思えます。

17枚目表題曲「インフルエンサー」も、公開4週目にCDが発売されますが、何とか、Hot100「国内動画再生回数」ランキングで上位に食い込むよう、頑張って欲しいですね。


一応、カップリング曲MVについて、公開最初の1週間における再生回数を載せておきます。

(表4) 乃木坂17、16枚目(C/W)曲MVの公開後1週間における再生回数

凡例
「曲名」MV形態 (収録されているシングルの番号)
対象週における再生回数の1日平均での増加速度 (週終わりの再生回数/+対象週に積み上げた再生回数) @ MV公開からの経過週 : 対象週の期間

#「再生回数」はすべて万回単位
# ここにおける「週」は、公開された曜日と時刻で始まり、次の同じ曜日と時刻で終わる7日間を指す
#「01w」は、公開された日時からきっちり1週間の期間

「意外BREAK」full ver. MV (17枚目)
12.1万回/日 (084.6/+084.6) @ 01w : 03/08(水)15(水)12:00

「Another Ghost」full ver. MV (17枚目)
11.4万回/日 (079.7/+079.7) @ 01w : 03/08(水)15(水)12:00

「あの教室」full ver. MV (16枚目)
07.7万回/日 (053.9/+053.9) @ 01w : 10/26(水)02(水)12:00

「2度目のキスから」full ver. MV (16枚目)
05.7万回/日 (040.1/+040.1) @ 01w : 11/02(水)09(水)00:00


「風船は生きている」と「三番目の風」のMVは、公開から1週間経っていないので、ここには載せていません。

最初の1週間を比べると、「意外BREAK」MVの再生回数増加速度が、「Another Ghost」を少し上回っています。

まあ、「上回っている」と言っても、0.7万回/日ほどで、ほぼ互角の人気と考えていいでしょう。

一方、16枚目のカップリング曲フルバージョンMVで、1週間以上公開されたのは「あの教室」と「2度目のキスから」だけですが、17枚目に収録された2曲の方が、再生数の増加速度は大きい。

しかし、上述したように、国内視聴が伸びているのかどうかは不明です。


次に、まだ配信開始から2日しか経ってませんが、 iTunes Store トップソングを見ておきましょう。

(表5) 乃木坂17枚目収録曲のiTunes Store トップソングにおける順位推移

凡例
公開1日目の順位→2日目の順位 曲名

#「200外」は、200位以内に入っていない圏外の意

005→004位 インフルエンサー
036→051位 意外BREAK
034→053位 Another Ghost
125→145位 風船は生きている
121→159位 三番目の風
137→200外 当たり障りのない話
164→200外 人生を考えたくなる


「インフルエンサー」の、現在確認できた最高順位は4位です。

ただ、最高順位以上に重要なのは、上位へのランクイン日数で、以下に、最近のシングルがどういう成績だったかを示しています。

(表6) 乃木坂17、16、15、14枚目表題曲の iTunes Store トップソングにおける配信4週目までの週単位の順位帯推移

凡例
曲名 (確認出来た最高順位 @ その順位を達成した配信後経過日数)
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間 曲を披露したその週放送のテレビ番組

# 上記 A〜H と Z は、指定された週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「※」は、CD発売日を含む週を示している

インフルエンサー (最高4位 @ 2日目 : 2日経過時点)
2-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/15(水)19(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/20(月)26(日) ※
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 03/27(月)02(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04週目 04/03(月)09(日)

サヨナラの意味 (最高3位 @ 1日目)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日) ※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日)

裸足でSummer (最高8位 @ 2日目)
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 07/20(水)24(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 07/25(月)31(日) ※
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 08/01(月)07(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 04週目 08/08(月)14(日)

ハルジオンが咲く頃 (最高5位 @ 1日目)
2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 03/23(水)27(日) ※
0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 03/28(月)03(日)
0-0-1-2-4 / 0-0-0 [0] : 03週目 04/04(月)10(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 04週目 04/11(月)17(日)


トップ10(トップ20)へのランクインは「ハルジオンが咲く頃」が2日(5日)、「裸足でSummer」は5日(14日)、「サヨナラの意味」は7日(12日)でした。

シングルごとにトップ10に滞在する日数が増えていて、「インフルエンサー」は、8日以上のランクインが差し当たっての目標になります。

Mステへ20:00に出演した後、24:00時点でトップソングが6位に下がっていて、上昇する気配がないのは、かなり相当気になりますが(笑)、今後、音楽番組への集中出演など、新曲キャンペーンが本格化するので、勝負はこれからでしょう。



一方、カップリング曲に関しては、17枚目と16枚目の配信1週目の成績を、以下に並べてみました。

(表7) 乃木坂17、16枚目(C/W)曲の iTunes Store トップソングにおける配信1週目の順位帯

17枚目(C/W) 01週目 03/15(水)16(木)
0-0-0-1-0 / 1-0-0 [0] 意外BREAK
0-0-0-1-0 / 1-0-0 [0] Another Ghost
0-0-0-0-0 / 0-2-0 [0] 風船は生きている (u)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [0] 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [1] 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [1] 人生を考えたくなる (c)

16枚目(C/W) 01週目 11/02(水)06(日)
0-0-0-1-1 / 2-1-0 [0] ないものねだり
0-0-0-0-0 / 2-2-1 [0] あの教室
0-0-0-0-0 / 2-1-2 [0] 君に贈る花がない
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [2] 孤独な青空 (c)
0-0-0-0-0 / 0-2-2 [1] ブランコ (u)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [3] 2度目のキスから


16枚目でトップ40に入ったのは「ないものねだり」だけですが、17枚目は「意外BREAK」と「Another Ghost」の2曲がランクインしています。

しかし、100位以内へのランクインで眺めると、16枚目が4曲入ったのに対して、17枚目は現在のところ2曲で、若干、勢いの乏しいスタートという印象がある。

もちろん、配信人気の全体像が見えるのは、まだまだ先の話ですが、あるいは、新曲キャンペーンの出遅れが響いているのかもしれません。


結局、17枚目の楽曲人気は、MVにせよ、配信にせよ、初期の段階では、強烈なスタートダッシュを切ったという感じではなく、あと一歩の迫力が足らない、やや脆弱な展開になっています。

ようやくステージパフォーマンスが披露されたので、今後、ぐいぐいとプロモーションを仕掛けて、どこか拭いきれない「出遅れ」感を吹き飛ばして欲しいところです。

楽曲に対する注目度は、音楽アイドルの人気を支える基盤なので、CDセールス以上に力を入れて、アップさせることを期待しています。

まあ、一番効果的なのは、素晴らしい楽曲と、魅力的なパフォーマンスなんですが(笑)。


ところで、「裸足でSummer」MVの累計再生回数が、今週の火曜日に1千万回を越えました。

乃木坂では、「制服のマネキン」に次いで2曲目の快挙です。

「制服のマネキン」MVに関してはデータがないので、比較のため、欅坂の3表題曲が、何日で大台に乗ったのか、以下に示しておきます。

(表8) 乃木坂15枚目、欅坂3、2、1枚目表題曲MVの1千万再生達成の軌跡

凡例
「曲名」MV形態
到達した累計再生回数 @ MV公開後経過日数 (公開からその累計再生回数に届くまでの時間/+1千万少ない回数からその累計再生回数に届くまでの時間) 1千万少ない回数からその累計再生回数に届くまでの1日平均増加速度 : その累計再生回数に届いた日時

「裸足でSummer」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/07/08(金)12:00
1000万回 @ 250D (248.6/+248.6日) 04.0万回/日 : 2017/03/14(火)02:15

「二人セゾン」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/11/17(木)12:00
1000万回 @ 065D (064.1/+064.1日) 15.6万回/日 : 2017/01/20(金)15:19

「世界には愛しかない」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/07/12(火)12:00
1000万回 @ 195D (193.8/+193.8日) 05.2万回/日 : 2017/01/22(日)06:15

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
0000万回 @ 000D (000.0/+000.0日) 公開起点 : 2016/03/16(水)12:00
1000万回 @ 048D (047.1/+047.1日) 21.2万回/日 : 2016/05/02(月)14:26
2000万回 @ 122D (120.6/+073.5日) 13.6万回/日 : 2016/07/15(金)03:32
3000万回 @ 227D (226.4/+105.8日) 09.5万回/日 : 2016/10/28(金)21:59
4000万回 @ 303D (301.6/+075.2日) 13.3万回/日 : 2017/01/12(木)03:33
5000万回 @ 356D (354.7/+053.1日) 18.8万回/日 : 2017/03/06(月)05:48


「裸足でSummer」MVは、公開250日目に、248.6日掛かって1千万回に辿り着いています。

一方、「二人セゾン」は65日目の64.1日、「世界には愛しかない」は195日目の193.8日、「サイレントマジョリティー」が48日目の47.1日で、いずれも、欅坂が早い段階で大台に到達したことが分かります。

やはり、欅坂のMV人気には圧倒的なものがあって、乃木坂も、何とか、そのレベルにまで人気を上げていきたいところです。


乃木坂ファンにとって、一つ良いお知らせがあって、「サヨナラの意味」MVの再生数は、「世界には愛しかない」 より早く1千万回に辿り着きそうです(笑)。

(表9) 乃木坂16枚目表題曲「サヨナラの意味」MVの再生回数推移と1千万回到達の予想日時

凡例
「曲名」MV形態
対象週における1日平均の再生回数増加速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週での積み上げ再生回数) @ MV公開後経過週 : 対象週の期間
========== 日単位推移 ==========
対象日における再生回数増加速度 (日終わりの累計再生回数) @ MV公開後経過日数 : 対象日の日付

[予想]
想定する1日平均の再生回数増加速度 → 1千万回 @ MV公開後経過日数 : 1千万回に到達する予想日時

# 再生回数はすべて「万回」単位

「サヨナラの意味」fulll ver. MV
05.1万回/日 (887.5/+035.9) @ 19W : 02/20(月)26(日)
04.4万回/日 (918.5/+031.0) @ 20W : 02/27(月)05(日)
04.3万回/日 (948.8/+030.3) @ 21W : 03/06(月)12(日)
========== 22Wの日単位推移 ==========
04.2万回/日 (953.0) @ 144D : 03/13(月)
03.4万回/日 (956.4) @ 145D : 03/14(火)
03.4万回/日 (959.7) @ 146D : 03/15(水)
03.4万回/日 (963.2) @ 147D : 03/16(木)

[予想]
04.0万回/日 → 1千万回 @ 157D_156.5日 : 03/26(日)11:26
03.5万回/日 → 1千万回 @ 158D_157.8日 : 03/27(月)18:43
03.0万回/日 → 1千万回 @ 160D_159.5日 : 03/29(水)12:25
02.5万回/日 → 1千万回 @ 162D_161.9日 : 03/31(金)22:47


前回記事には、「インフルエンサー」発売週の週末くらいに、「サヨナラの意味」MVの再生数が1千万回に届きそうと書いたのですが、今週に入って増加速度がやや落ち気味で、上表予想のように、少し先になる可能性が高くなってきました。

MVの主役である橋本奈々未が乃木坂を去り、ファンの気持ちが17枚目に向かっていく中、「サヨナラの意味」に対する関心が徐々に薄れてきたのかもしれません。

「忘れる」というメカニズムは、悲しいことを乗り越えるためには必須のもので、それが機能しているために再生数の伸びが鈍ったのだとすれば、むしろ健全な話と言えるでしょう。


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裸足、サヨナラMV1千万再生の連続達成がほぼ確実、坂道AKBのMVは国内15位ランクイン [12Mar17]

2017-03-12 02:45:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月13日(月) [TV_地デ] 19:00〜20:54 日本テレビ『有吉ゼミSP』に、伊藤かりんが出演
03月13日(月) [TV_地デ] 19:00〜21:48 テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!3時間スペシャル』に、高山一実が出演
03月13日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子がスタジオレギュラーとして出演

03月17日(金) [TV_地デ(生放送)] 20:00〜 テレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂17th選抜が出演し、「インフルエンサー」のパフォーマンスを披露する予定

03月18日(土) [CD特典] 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントのAコース『乃木坂メンバーとゲーム!会』を都内某所で開催。応募券3枚による抽選申し込みで、各メンバーに対して5名の定員
03月18日(土) [TV_CS] 17:00〜18:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「乃木坂46 真夏の全国ツアー2013」』

03月19日(日) [TV_CS] 21:00〜23:00 MUSIC ON! TV『乃木坂46特集』
03月19日(日) [TV_CS] 23:00〜24:30 MUSIC ON! TV『M-ON! LIVE 乃木坂46「真夏の全国ツアー2014 Final!@明治神宮野球場」』

(写真集)
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットあり
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
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前回の記事で、Billboard JAPAN 最新チャート において、「インフルエンサー」が 「国内動画再生回数」7位を記録、総合では24位にランクインして、Hot100 に初登場したことを紹介しました。

実は、乃木坂のMVについては、それ以外にも、幾つか、ちょっと良いお知らせがあるので(笑)、取り上げておきます。


まずは、YouTubeに公開されている「裸足でSummer」MVの再生回数が、来週前半、1千万回に届きそうです。

(表1) 乃木坂15枚目表題曲「裸足でSummer」MVの再生回数推移と1千万回到達の予想日時

凡例
「曲名」MV形態
対象週における1日平均の再生回数増加速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週での積み上げ再生回数 @ MV公開後経過週) : 対象週の期間
========== 日単位推移 ==========
対象日における再生回数増加速度 (日終わりの累計再生回数 @ MV公開後経過日数) : 対象日の日付

[予想]
想定する1日平均の再生回数増加速度 → 1千万回 : 1千万回に到達する予想日時

# 再生回数はすべて「万回」単位

「裸足でSummer」full ver. MV
03.0万回/日 (916.2/+021.3 @ 32W) : 02/06(月)12(日)
02.8万回/日 (935.6/+019.3 @ 33W) : 02/13(月)19(日)
02.9万回/日 (955.5/+020.0 @ 34W) : 02/20(月)26(日)
02.9万回/日 (975.9/+020.3 @ 35W) : 02/27(月)05(日)
========== 36W における日単位推移 ==========
03.2万回/日 (979.0 @ 242D) : 03/06(月)
03.2万回/日 (982.3 @ 243D) : 03/07(火)
03.3万回/日 (985.6 @ 244D) : 03/08(水)
03.2万回/日 (988.8 @ 245D) : 03/09(木)
02.8万回/日 (991.6 @ 246D) : 03/10(金)

[予想]
03.0万回/日 → 1千万回 : 2017/03/14(火)01:26
02.8万回/日 → 1千万回 : 2017/03/14(火)05:48
02.6万回/日 → 1千万回 : 2017/03/14(火)10:51
02.4万回/日 → 1千万回 : 2017/03/14(火)16:45


「裸足でSummer」MVの再生数は、2月の間、3.0万回/日付近の安定したペースで増加しており、3月に入っても同じ速度を維持し、3月10日(金)に、累計で990万回を突破しました。

今後、急激に再生数の伸びが鈍るとは考えにくく、また、かりに、2.4万回/日まで下がったとしても、上表のように、3月14日(火)には、1千万回を越える計算なので、大台達成は、確実と言えるでしょう。

1千万回に近づくと、ファンの「見物」や「応援」クリックが増えることが多いので(笑)、13日(月)にも、早々と一桁多い数字が表示されるかもしれません。


「裸足でSummer」のMVが、ここまで人気を博したのは、昨年から、乃木坂に対する注目度が急速に上がり、ファンが増えたことが背景にあるのは間違いありません。

ただ、その追い風に加えて、作品の中で、主人公である齋藤飛鳥が、「物憂げな天使」といった感じの、独特の魅力を放っていることも大きいと思います。

今までの乃木坂には、あまりなかった雰囲気の「可愛さ」で、新しいグループイメージを生み出してくれそうな、期待感の高まりが、視聴数の伸びにつながった面はあるんじゃないでしょうか。


一方、「サヨナラの意味」のMVも、いい感じに再生数を積み上げていて、「裸足でSummer」よりやや遅れるものの、近々、1千万を越える可能性が濃厚です。

(表2) 乃木坂16枚目表題曲「サヨナラの意味」MVの再生回数推移と1千万回到達の予想日時

「サヨナラの意味」full ver. MV
04.9万回/日 (821.4/+034.0 @ 17W) : 02/06(月)12(日)
04.3万回/日 (851.5/+030.1 @ 18W) : 02/13(月)19(日)
05.1万回/日 (887.5/+035.9 @ 19W) : 02/20(月)26(日)
04.4万回/日 (918.5/+031.0 @ 20W) : 02/27(月)05(日)
========== 21W における日単位推移 =====
04.5万回/日 (923.0 @ 137D) : 03/06(月)
04.7万回/日 (927.6 @ 138D) : 03/07(火)
05.0万回/日 (932.6 @ 139D) : 03/08(水)
04.8万回/日 (937.4 @ 140D) : 03/09(木)
04.2万回/日 (941.6 @ 141D) : 03/10(金)

[予想]
04.4万回/日 → 1千万回 : 2017/03/24(金)13:17
04.2万回/日 → 1千万回 : 2017/03/25(土)04:11
04.0万回/日 → 1千万回 : 2017/03/25(土)20:35
03.8万回/日 → 1千万回 : 2017/03/26(日)14:43


橋本奈々未の「卒業」ライブが、さいたまスーパーアリーナで行われた週は、MV公開の19週目に当たりますが、再生数の増加速度が5.1万回/日まで上昇しました。

しかし、ななみんが乃木坂を去り、「インフルエンサー」MVが公開され、17枚目に移行していく中でも、積み上げの勢いが一気に萎むことはなく、今のところ、4.0万回/日を越えるペースを維持している。

橋本奈々未が主役を演じる、ドラマ系MVなので、今後、急速に再生回数が伸びなくなる懸念を、完全には拭えないけど、あと2週間ほど、この速度を保つことは、十分期待出来るので、3月24日(金)から26日(日)、つまりCD発売週の終わり頃に、1千万に届くんじゃないかと予測しています。

まあ、新曲キャンペーンは、前作への注目を高める効果があるので、何とか、行けると思います。


もし、「裸足でSummer」MVの再生数が、3月14日(火)に1千万回を越えると、公開250日目での達成となります。

また、「サヨナラの意味」MVが3月25日(土)に大台に乗れば、こちらは、公開156日目の快挙です。

何でもかんでも欅坂と比べるのも、どうかと思いますが、やはり気になるので(笑)、「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」「二人セゾン」のMV再生数が、公開後何日で、1千万回を越えたのか、以下に示しておきます。

(表3) 欅坂1、2、3枚目表題曲MVが1千万再生を達成したときの公開後経過日数

凡例
「曲名」MV形態
MV公開後の経過日数 @ 到達した累計再生回数 [その再生回数に届いた日時 : 1千万回で区切った再生回数増加速度]

「サイレントマジョリティー」full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/03/16(水)12:00 : 公開始点]
047.1日 @ 1000万回 [2016/05/02(月)14:26 : 21.2万回/日]
120.6日 @ 2000万回 [2016/07/15(金)03:32 : 13.6万回/日]
226.4日 @ 3000万回 [2016/10/28(金)21:59 : 09.5万回/日]
301.6日 @ 4000万回 [2017/01/12(木)03:33 : 13.3万回/日]
354.7日 @ 5000万回 [2017/03/06(月)05:48 : 18.8万回/日]

「世界には愛しかない」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/07/12(火)12:00 : 公開始点]
193.8日 @ 1000万回 [2017/01/22(日)06:15 : 05.2万回/日]

「二人セゾン」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/11/17(木)12:00 : 公開始点]
064.1日 @ 1000万回 [2017/01/20(金)15:19 : 15.6万回/日]


1千万回到達は、「サイレントマジョリティー」が47.1日、「世界には愛しかない」193.8日、「二人セゾン」は64.1日です。

「裸足でSummer」250日、「サヨナラの意味」156日であれば、欅坂のデビュー曲と3枚目表題曲よりは、ずっと遅く、2枚目表題曲とは、まあ互角くらいの感じになります。

案の定(笑)、欅坂MVの再生数の伸びは凄まじく、楽曲人気の高さを、あらためて認識させられます。


平手友梨奈をセンターに据え、TAKAHIRO氏の振り付けで演出する、欅坂のパンチの効いた、カッコいいダンスパフォーマンスは、今や、多くの固定ファンを獲得している節がある。

最新の Billboard JAPAN チャートである、3月13日付 Hot100 に、欅坂スタイルのダンスナンバーが、今や、圧倒的な人気を持っている現実が、はっきりと表れています。

(表4) 2017/03/13付 Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48Gの楽曲ランキング

凡例
「曲名」グループ名_収録シングルと表題・カップリングの種別
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
# 総合順位のより高い曲を、より上に並べている

2017/03/13付チャート : 集計期間 02/27(月)〜03/05(日)

「インフルエンサー」乃木坂46_17枚目表題曲
(総合)24位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]07位 [F]01回 : 03週前

「サイレントマジョリティー」欅坂46_01枚目表題曲
(総合)27位 [S]30位 [R]00位 [L]22位 [T]27位 [M]13位 [F]51回 : 48週目

「二人セゾン」欅坂46_03枚目表題曲
(総合)42位 [S]48位 [R]00位 [L]18位 [T]35位 [M]32位 [F]17回 : 14週目

「誰のことを一番 愛してる?」AKB48_47枚目カップリング曲 (坂道AKB)
(総合)48位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]15位 [F]01回 : 02週前

「サヨナラの意味」乃木坂46_16枚目表題曲
(総合)57位 [チャート解析対象外] [F]20回 : 17週目

「シュートサイン」AKB48_47枚目表題曲
(総合)70位 [S]95位 [R]00位 [L]00位 [T]10位 [M]00位 [F]01回 : 02週前


坂道シリーズとAKB48Gの楽曲で、Hot100 にランクインしているのは、上表に示した6曲だけですが、な、なんと、「誰のことを一番 愛してる?」が総合48位に入っている。

AKB48の47枚目初回限定盤TypeEに収録されている、坂道AKBによる「3番目曲」で、一方、「シュートサイン」は70位ですから、カップリング曲が表題曲を総合順位で上回るという、珍しい状況になっています。

しかも、凄まじいのは、「誰のことを一番 愛してる?」が、「国内動画再生回数」ランキングで、15位というトンデモナイ順位をマークしていることです。


この曲のMVは、3月13日付チャート対象週の火曜日から、YouTubeでの公開が始まり、週終わりまでに129.8万回も再生数を積み上げていますが、恐ろしいことに、公開されているのはショートバージョンなんですね(笑)。

ショートのMVが、ここまで上位に食い込むのは、表題曲であっても、ほとんどないと思います。

例えば、「シュートサイン」のMVもショートですが、「国内動画再生回数」は100位圏外で、まあ、低いと言えば低いけど、ショートですから、割とよくあるケースです。


「誰のことを一番 愛してる?」の15位は、滅多にないことが起こった感じで、正直びっくりしました。

そして、より詳しく調べるため、(表4)の6曲について、「国内動画再生回数」ランキングとYouTube公開MVの再生数を並べてみました。

(表5) 2017/03/13付 Hot100 の「国内動画再生回数」順位とYouTube公開MVの再生回数

凡例
[M]「国内動画再生回数」順位 YouTube公開MVの対象週における再生回数積み上げ (1日平均の再生回数増加速度_週終わりの累計再生回数) @ MV公開後経過週 曲名(形態)

# 再生回数を調べた対象週は、Billboard JAPAN と同じ、02/27(月)から03/05(日)までの1週間
#「01W」「51W」は、対象週が、MV公開の第1週目、第51週目であることを示す
# 公開1週目の曲に関しては、公開された日付を、曲名の後に記している
# 曲名は略。インフル「インフルエンサー」、サイレン「サイレントマジョリティー」、二人セゾ「二人セゾン」、誰のこと「 誰のことを一番 愛してる?」、サヨナラ「サヨナラの意味」、シュート「シュートサイン」
#「形態」は、「f」がフルバージョン、「s」がショートバージョン
#「020外」は、21位以下であるのは確実なものの、それ以外は分からない不詳の意味
#「100外」は、100位圏外

[M]007位 197.7万回 (52.7万回/日_0197.7) @ 01W インフル(f) 03/02(木)
[M]013位 104.6万回 (14.9万回/日_5000.1) @ 51W サイレン(f)
[M]015位 129.8万回 (22.2万回/日_0129.8) @ 01W 誰のこと(s) 02/28(火)
[M]032位 065.2万回 (09.3万回/日_1497.4) @ 16W 二人セゾ(f)
[M]020外 031.0万回 (04.4万回/日_0918.5) @ 20W サヨナラ(f)
[M]100外 015.1万回 (02.2万回/日_0048.5) @ 02W シュート(s)


「インフルエンサー」「サイレントマジョリティー」「二人セゾン」のMV は、さすがに視聴人気が高いですが、いずれもフルバージョンです。

ここに、ショートバージョンである「誰のことを一番 愛してる?」のMVが食い込んでいるわけで、どうなってるんだ?と、訊きたくなるようなランキングです(笑)。


ただ、どうなっているかは、大体予想がつきます。

「誰のことを一番 愛してる?」MVは、平手友梨奈センター、TAKAHIRO振り付けの、欅坂フルセットが入っているダンスナンバーで、「サイレントマジョリティー」や「二人セゾン」のMVに魅力を感じているファンが、公開と同時に殺到して、再生数を押し上げたのだと思います。

ちなみに、(表4)の「ツイート数」を比べると、「シュートサイン」の10位に対して、「誰のことを一番 愛してる?」は3位と上回っており、表題曲以上に、大きな注目を集めていることが分かります。


もちろん、坂道AKBには、欅坂だけでなく、乃木坂とAKB48Gのメンバーも参加しているので、「コラボ」効果でランキングが上がっているとの見方はあるでしょう。

しかし、もし、平手友梨奈を始めとする欅坂メンバーが参加せず、TAKAHIRO氏の起用もなかった場合、ショートバージョンのMVが、「国内動画再生回数」で15位に入るのは、さすがに想像出来ません。

やはり、欅坂が持っている、ヒットの方程式を、そのまま持ち込んだことが、驚異的なMV人気を実現した最大の原因じゃないでしょうか。


しかし、こういった手法は、AKB48にとって、致命的なダメージとなる危険がある。

欅坂のスタイルを参考にして、似たようなダンスナンバーを編み出すのは良いけど、それをパフォーマンスするのは、あくまでAKB48メンバーであるべきだと思います。

何と言っても、「シュートサイン」は、AKB48のシングルであって、欅坂のシングルではありません。


ところが、「誰のことを一番 愛してる?」MVは、欅坂「不動のセンター」が、そのままセンターに入り、TAKAHIRO氏の振り付けで踊っている作品で、これではAKB48のシング収録曲としての意義が薄く、48Gのメンバーが育つとも思えない。

しかも、表題曲「シュートサイン」を遥かに上回るMV視聴数を達成したことで、欅坂の人気が、AKB48を圧倒しているということを、ダイレクトに印象付ける形になってしまっている。

歯止めの掛からない人気低落に苦しむAKB48が、グループ建て直しのために行わなければならないのは、少数の人気メンバーに依存する体質を改め、若手メンバーを積極的に起用して、今までにない、オリジナリティの高い楽曲パフォーマンスを追求することです。

「誰のことを一番 愛してる?」における坂道AKBのあり方を見ていると、目先の数字に追われるあまり、かえって人気回復のチャンスを逃しているように感じます。

なぜ、貴重なカップリングの1枠に、関係のない他グループのメンバーを多数参加させ、自グループで出番の少ないメンバーに与えるチャンスを、大幅に減らしてしまうのか、さすがに理解に苦しむものがあります。

まあ、特定のトップメンバーが過剰なまでに重点起用され、若手になかなかチャンスが回ってこないのは、まさに乃木坂の日常風景ですから(笑)、AKB48の心配をしている余裕はないんですが。


関連記事

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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「インフルエンサー」個別握手会が直面する「格差」問題、MV再生数は国内7位のロケットスタート [11Mar17]

2017-03-11 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月11日(土) [イベント] 『第2回 江の島将棋頂上決戦』に、伊藤かりんが参加。場所は江の島サムエル・コッキング苑で、入場料が必要

03月12日(日) [CD特典] 16枚目第6回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

03月13日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子がスタジオレギュラーとして出演

03月18日(土) [CD特典] 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントのAコース『乃木坂メンバーとゲーム!会』を都内某所で開催

(写真集)
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットあり
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

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重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
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重要日程(Nov15~Jan16)



9日木曜に、乃木坂17枚目「インフルエンサー」個別握手会の第5次応募が始まり、それに伴って、第4次終了後の完売状況が判明しました。

今作は、橋本奈々未が「卒業」した直後のシングルですが、中元日芽香の「休業」に、生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理の個別握手会「全欠席」が重なり、CDセールスが前作からどう動くのかが注目されます。

ということで、さっそく、グループ別に計算した、推定売り上げ枚数の増減を見てみましょう。

(表1) 乃木坂個別握手会の3次、4次応募終了時点における、16枚目から17枚目への推定売り上げ枚数のグループ別増減

凡例
対象グループによる個別握手会セールスの16枚目から17枚目への伸び [17枚目3次又は4次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率) グループ人数 ← 16枚目3次又は4次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率) グループ人数] : グループ名

# (1+2)期Aは、16枚目で30部を担当した白石、西野、松村、橋本、秋元、高山、桜井、若月、中田、衛藤、井上、飛鳥、万理華、中元、みなみ、堀、蘭世、新内、北野に、生駒と生田を加えたグループ
# (1+2)期Bは、上記以外の1、2期メンバー
# 1、2期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD750枚として計算。これは、CD1枚あたり平均7.2秒の割り当て
# 3期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD500枚として計算。これは、CD1枚あたり平均10.8秒の割り当て

第3次応募終了時点

03.9万枚増 [465/862部 (0.539) 42人 ← 362/775部 (0.467) 35人] : 乃木坂全体
====================
06.5万枚減 [334/475部 (0.703) 16人 ← 331/603部 (0.549) 21人] : (1+2)期A
04.0万枚増 [055/225部 (0.244) 14人 ← 031/172部 (0.180) 14人] : (1+2)期B
06.3万枚増 [076/162部 (0.469) 12人 ← 000/000部 (0.000) 00人] : 3期

第4次応募終了時点

01.3万枚増 [634/874部 (0.725) 42人 ← 571/790部 (0.723) 35人] : 乃木坂全体
====================
10.2万枚減 [427/475部 (0.899) 16人 ← 506/618部 (0.819) 21人] : (1+2)期A
04.0万枚増 [104/225部 (0.462) 14人 ← 065/172部 (0.378) 14人] : (1+2)期B
07.5万枚増 [103/174部 (0.592) 12人 ← 000/000部 (0.000) 00人] : 3期


3次応募終了時点において、乃木坂全体の個別握手会セールスは、16枚目の775部中362部完売に対して、17枚目は862部中465部完売で、推定3.9万枚の伸びとなっていました。

これは、(1+2)期Aが、爆発的なスタートダッシュにより、完売率を70.3%にまで引き上げ、前作からの減少分を6.5万枚に留めたことが大きい。

この6.5万枚減を、(1+2)期Bの4.0万枚アップと3期の6.3万枚で完全に穴埋めして、逆に、前作を越える売り上げ枚数を積み上げているという予測です。


ところが、最新である4次応募終了後の状況を眺めると、今作の(1+2)期Aは、新たに93部を売り切り、完売率を89.9%にまで伸ばしたものの、前作の同次受付では、175部も完売を積み上げ、完売率を81.9%にまで急上昇させている。

その結果、完売率は、まだ少し高いものの、担当部数の差が、ダイレクトに売り上げ枚数に反映される形になって、推定10.2万枚の減少となっています。

一方、(1+2)期Bは、3次応募後と同じく、4.0万枚増を維持し、3期は7.5万枚の売り上げと計算されるので、全体では、1.3万枚増と予測され、状況がやや厳しくなった可能性があります。


16枚目において、(1+2)期Aの完売率は、オリコン初動への算入限度である第6次応募後に、97.2%まで上昇するので、17枚目との差は、全完売状況での担当部数の差に、ほぼ近くなると思われます。

つまり、16枚目の618部に比べて、17枚目の475部は、143部少ないので、完売1部750枚であれば、11万枚弱のビハインドを背負う可能性が濃厚です。

従って、5次、6次応募において、(1+2)期Bの増分を現在のレベルに維持出来るか、また、3期の売り上げをどこまで伸ばせるかが、個別握手会セールスの前作越えを左右する鍵になってきます。


17枚目の個別握手会応募は4次受付まで進み、握手会人気の高いメンバーは、持ち分を売り切りつつある。

従って、今後、全体セールスの伸びは、担当部数の少ないメンバーがどこまで完売部数を積み上げるかに掛かってきます。

そこで、一つ気になるのは、握手会人気の「格差」が大きいと、売り上げに響く可能性があることです。

少なくとも現時点で、メンバーごとの完売スピードには、かなり明確な「格差」が存在しており、それを、どのくらい早期に解消出来るかが、17枚目の初動を決めるかもしれません。

(表2) 17枚目個別握手会第4次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、17th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない
# 推定売り上げ枚数は、(表1)と同じ方法で求めている

// 1期2期メンバー //

[01] 30部/30部 (1.00; 02次, 2.25万枚) 秋元真夏 西野七瀬c
[03] 30部/30部 (1.00; 03次, 2.25万枚) 桜井玲香 高山一実
[05] 30部/30部 (1.00; 02^04次, 2.25万枚) 衛藤美彩 齋藤飛鳥 堀未央奈*
[05] 30部/30部 (1.00; 04次, 2.25万枚) 伊藤万理華 寺田蘭世* 星野みなみ
[11] 27部/30部 (0.90, 2.24万枚) 新内眞衣*
[12] 25部/30部 (0.83, 2.23万枚) 井上小百合
[13] 22部/30部 (0.73, 2.21万枚) 斉藤優里
[14] 21部/30部 (0.70, 2.20万枚) 中田花奈
[15] 20部/30部 (0.67, 2.19万枚) 北野日奈子*
[16] 09部/30部 (0.30, 1.98万枚) 生駒里奈
[17] 25部/25部 (1.00; 04次, 1.88万枚) 若月佑美
[18] 13部/26部 (0.50, 1.83万枚) 渡辺みり愛*
[19] 19部/24部 (0.79, 1.78万枚) 山崎怜奈*
[20] 18部/24部 (0.75, 1.77万枚) 鈴木絢音*
[21] 17部/18部 (0.94, 1.35万枚) 樋口日奈
[22] 04部/18部 (0.22, 1.15万枚) 伊藤かりん*
[23] 03部/18部 (0.17, 1.12万枚) 斎藤ちはる
[24] 04部/13部 (0.31, 0.86万枚) 相楽伊織*
[25] 02部/12部 (0.17, 0.75万枚) 能條愛未
[26] 00部/12部 (0.00, 0.68万枚) 川後陽菜
[27] 01部/11部 (0.09, 0.66万枚) 伊藤純奈*
[28] 00部/07部 (0.00, 0.40万枚) 和田まあや
[29] 01部/06部 (0.17, 0.37万枚) 川村真洋
[30] 00部/06部 (0.00, 0.34万枚) 佐々木琴子*

// 3期メンバー //

[01] 18部/18部 (1.00, 0.90万枚) 久保史緒里 山下美月 与田祐希
[04] 12部/18部 (0.67, 0.86万枚) 梅澤美波 大園桃子
[06] 12部/12部 (1.00, 0.60万枚) 伊藤理々杏
[07] 09部/12部 (0.75, 0.58万枚) 阪口珠美
[08] 02部/12部 (0.17, 0.43万枚) 向井葉月
[09] 01部/12部 (0.08, 0.39万枚) 岩本蓮加 中村麗乃
[11] 00部/12部 (0.00, 0.36万枚) 佐藤楓 吉田綾乃クリスティー


17th選抜のメンバーは、すでに10人が全完売を達成し、新内眞衣、井上小百合、北野日奈子、生駒里奈は、3次受付から2会場10部を追加されたものの、順調に売り上げを伸ばしています。

まあ、衛藤美彩、齋藤飛鳥、堀未央奈の3人は、その追加分すら、すでに売り切っており、別格の握手会人気という感じでしょうか(笑)。

また、斉藤優里、中田花奈、樋口日奈は、いずれも70%以上の完売率で、ほぼ全完売に近い。

さらに、渡辺みり愛、山崎怜奈、鈴木絢音も、大きな担当部数を任されたにも関わらず、勢い良く完売部数を積み上げています。


ただ、気になるのは、上表21位までと、22位以下の間に、かなり明確な売り上げの差があることです。

今回の個別握手会は、『あさひなぐ』などの舞台に出演するメンバーの都合から、幕張と京都が、別会場として追加されましたが、こういった分離方式は、「巻き込み」効果を弱くする可能性がある。

あるメンバーを一番に「推し」ているファンは、そのメンバーが参加しない会場であれば、行かない確率が高くなる。


とくに、首都圏に住んでいて、京都まで足を伸ばす場合、「推し」のいる日と、いない日があれば、両方行くのではなく、会える日に絞る人が多いでしょう。

すると、「推し」以外のメンバーの握手会券を、試しに買ってみるケースは、どうしても少なくなります。

つまり、人気の高いメンバーを別会場に集めると、彼女たちが参加しない会場、とりわけ地方会場において、担当部数の少ないメンバーの完売スピードが、通常より遅くなる懸念がある。

上述したように、17枚目個別握手会セールスの趨勢は、(1+2)期Bを構成する、非完売部が多く、まだ伸びしろのあるメンバーの売り上げに掛かっているので、「分離方式」は、気になるところです。


次に、3期メンバーの売り上げを眺めると、ここにも、すでに「格差」の兆候がある。

久保史緒里、山下美月、与田祐希は、担当部数を増やしても、すぐに全完売してしまうほど、高い人気を見せている。

確かに、『3人のプリンシパル』でも、この3人は、2幕進出の常連メンバーで、雑誌のグラビアなど、紙媒体を通した露出は、突出している感があります。

(表2)のような完売表は、それ自体が、上位メンバーの人気を加速させる可能性があって、今後も、運営のフィーチャーとファンの注目が、相互に絡み合い、この3人は中軸メンバーへの道を驀進してゆくのかもしれません。


しかし、制作に参加したシングルが、まだ1枚もリリースされていない時期に、メンバー間に大きな差を付けるのは、グループにとって、決して良いことではない。

とくに、(表2)は、運営の力の入れ具合から予想される通りの、上位と下位が、すでに出来上がりつつあることを示している。

1期2期と一緒の活動がほとんどなく、個別のブログすらなく、乃木坂の一員として、まだ、本格的なスタートを切っていないのに、こういった「格差」が発生するのは、あまり賢い新人プロモーションには見えません。

もちろん、運営が、握手会人気とは無関係に、各メンバーの適性を見極めて、適材適所の起用を行えば、何ら問題はないんですが、乃木坂の過去と現在を考えると、そんなことは到底期待出来ないわけです(笑)。

3期だけでなく、1期も2期も、オーディションで採用された以上、メンバー全員が活躍する状況を作ってこそ、グループが一番生き生きするんですが、そういう未来は難しいんでしょうか。


CDセールスの話はこの辺にして、次は、楽曲のことを。

17枚目は、表題曲「インフルエンサー」に続いて、カップリング曲の「意外BREAK」と「Another Ghost」も、フルバージョンMVが公開されました。

また、来週、3月17日(金)の『MUSIC STATION』に出演して、「インフルエンサー」を披露するようです。


スタジオライブをすでに収録している『MUSIC FAIR』は、明日の放送分に、乃木坂は登場しないようなので、Mステが、17枚目表題曲のステージパフォーマンス初披露になる可能性が高い。

ということで、3月22日(水)の発売に向けて、いよいよ新曲プロモーションが本格化してきました。

「インフルエンサー」に関しては、握手会人気で左右されるCDセールスより、念願のヒットにつながるかどうか、楽曲に対する評判が気になりますが、今のところ、17枚目に関して出ている楽曲指標は、MVの再生数くらい、しかも初期段階の数字だけです。


ただ、公開直後ではあっても、あれこれ考えさせられる特徴は出ているので、ちょっと見ておきましょう。

(表3) 乃木坂の15、16、17枚目表題曲MVの公開初週及び初日の再生回数

凡例
初週
MV公開1週後の累計再生回数 (1日平均の再生回数増加速度) @ 01w : 対象期間 曲名
初日
MV公開1日後の累計再生回数 @ 001d : 対象期間 曲名

#「03/02(木)09(木)12:00」は、3月2日(木)12:00にMVが公開され、1週後の9日(木)12:00に計測したことを示す
#「03/02(木)03(金)12:00」は、3月2日(木)12:00にMVが公開され、1日後の3日(金)12:00に計測したことを示す
# MVはすべてフルバージョン

初週
279.4万回 (39.9万回/日) @ 01w : 03/02(木)09(木)12:00 インフルエンサー
192.8万回 (27.5万回/日) @ 01w : 10/21(金)28(金)12:00 サヨナラの意味
121.4万回 (17.3万回/日) @ 01w : 07/08(金)15(金)12:00 裸足でSummer

初日
94.0万回 @ 001d : 03/02(木)03(金)12:00 インフルエンサー
54.9万回 @ 001d : 10/21(金)22(土)12:00 サヨナラの意味
23.9万回 @ 001d : 07/08(金)09(土)12:00 裸足でSummer


表題曲「インフルエンサー」のフルバージョンMVは、公開から1週間が過ぎ、今、2週目に入ったところです。

MVの再生数ですが、上表のように、7日間でなんと累計279.4万回に達し、1日平均に換算すると39.9万回/日という、驚異的なロケットスタートを果たしています。

「サヨナラの意味」が、27.5万回/日の累計192.8万回、「裸足でSummer」は、17.3万回/日の累計121.4万回。

公開後1週間の再生数増加速度が、シングルごとに、メキメキと上昇していて、乃木坂のMVに対する関心度が、この1年で明らかに高まっているのが分かります。


もちろん、公開して間もない時期ですから、かなり熱心なファンが観ているのだと思います。

実際、公開24時間後の再生数が、94.0万回という常軌を逸した数字になっていて(笑)、公開を待ちわびたファンが殺到した感がある。

つまり、熱量の高いファンが、かなり多数存在していて、公開と同時に、さっそく、何度も繰り返し鑑賞したのかもしれません。

まあ、私もその一人なんですが(笑)。


ところで、「インフルエンサー」は、Billboard JAPAN Hot100 の3月13日付で、総合24位に初ランクインしています。

CD発売の3週前に相当するチャートで、項目別で100位に入ったのは、「ツイート数」2位と「国内動画再生回数」7位で、この2項目の好成績が、総合順位を押し上げたようです。

(表3)で示した、YouTubeにおける、MV再生数の爆発的なスタートが、7位という形に反映されていると思います。


以下は、直近3シングルの表題曲について、MV公開1(2)週目の再生数と、「国内動画再生回数」の順位を並べたものです。

(表4) 乃木坂の15、16、17枚目表題曲MVの Billboard JAPAN の集計単位に従った第1、2週目の再生回数

凡例
Billboard JAPAN の集計単位に従った公開後経過週
第1週目又は第2週目に積み上げた再生回数 (1日平均の再生回数増加速度) [M] Hot100 国内動画再生回数の順位 @ 01W又は02W : 対象期間 曲名

# MVはすべてフルバージョン

第1週目
197.7万回 (52.7万回/日) [M]007位 @ 01W : 03/02(木)05(日) インフルエンサー
119.1万回 (43.3万回/日) [M]024位 @ 01W : 10/21(金)23(日) サヨナラの意味
066.1万回 (24.0万回/日) [M]100外 @ 01W : 07/08(金)10(日) 裸足でSummer

第2週目
000.0万回 (00.0万回/日) [M]000位 @ 02W : 03/06(月)12(日) インフルエンサー
114.9万回 (16.4万回/日) [M]005位 @ 02W : 10/24(月)30(日) サヨナラの意味
087.7万回 (12.5万回/日) [M]003位 @ 02W : 07/11(月)17(日) 裸足でSummer


順位は相対的なものですが、それでも、第1週目が、「裸足でSummer」100位圏外、「サヨナラの意味」24位、「インフルエンサー」7位と、急激に上がっているのは、乃木坂のMVに対する人気の高まりを表していると思います。

第2週目は、「裸足でSummer」が3位、「サヨナラの意味」は5位と、トップ5入りを果たしているので、「インフルエンサー」は、1位とか何とかを、少しは期待して良いでしょう(笑)。


一方、カップリング曲の「意外BREAK」と「Another Ghost」は、MVが公開されて、まだ数日しか経っていません。

しかし、24時間後の再生数を、過去のカップリング曲と比べると、乃木坂に対する関心が、最近、急速に高まっていることが分かります。

(表5) 乃木坂の15、16、17枚目カップリング曲MVの公開初日の再生回数

凡例
MV公開1日後の累計再生回数 @ 001d : 対象期間 曲名

# MVはすべてフルバージョン

17枚目(C/W)曲MV
37.2万回 @ 001d : 03/08(水)09(木)12:00 意外BREAK
32.6万回 @ 001d : 03/08(水)09(木)12:00 Another Ghost

16枚目(C/W)曲MV
24.2万回 @ 001d: 10/26(水)27(木)12:00 あの教室
18.8万回 @ 001d: 11/03(木)04(金)12:00 君に贈る花がない
17.1万回 @ 001d: 11/03(木)04(金)12:00 ブランコ
14.1万回 @ 001d: 11/02(水)03(木)00:00 2度目のキスから

15枚目(C/W)曲MV
17.0万回 @ 001d : 07/14(木)15(金)12:00 オフショアガール
14.2万回 @ 001d : 07/21(木)22(金)12:00 シークレットグラフィティー
11.7万回 @ 001d : 07/21(木)22(金)12:00 白米様
10.9万回 @ 001d : 07/14(木)15(金)12:00 命の真実
#「命の真実」の正式曲名は「命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」」


15枚目の(C/W)曲は、1日経過後のMV再生数が11〜17万回だったのに対して、16枚目は、14〜24万回へ上昇。

さらに、17枚目の「意外BREAK」は37万回、「Another Ghost」は33万回と、30万回を越える数字を叩き出しています。

表題曲MVの初期再生数と同じく、カップリング曲MVへの注目度もアップしているようです。

メンバーのソロ写真集が、出せば売れる状態であることを考えても、今の乃木坂は、コアファンの人数、掛ける、熱量に関して、アイドル界でトップクラスのレベルに達したと言えるんじゃないでしょうか。


しかし、熱心なファンが支える人気を、より多様な層を巻き込む、幅広い人気にスケールアップしなければ、多くの人がカラオケで歌うような、本格的なヒットにはつながらないと思います。

そして、「LOVEマシーン」や「サイレントマジョリティー」がそうであったように、人気を広げていく、もっとも有効な方法は、音楽番組やライブにおいて、魅力的なパフォーマンスを繰り返し披露することです。

そういう観点から、来週のMステから始まる、楽曲パフォーマンスのテレビ披露は、極めて重要な意味を持っています。


今、乃木坂に対する関心度は、かつてないほど高まっているので、その期待に答えるような、楽しいステージを見せることが出来れば、本当に、ヒットに手が届く可能性があります。

トップメンバーは、超多忙で、新曲キャンペーンは厳しい条件で行わなければならないけど、ぜひ、妥協せずに、しっかり練習を重ねて、最高のパフォーマンスをお茶の間に届けて欲しいです。

マジで、ここが勝負どころじゃないでしょうか。


しかし、幾つか心配なことがあります。

一つは、乃木坂運営が、全員でダンスを練習する時間を、しっかり確保することの重要性を、認識していないんじゃないかという点です。

例えば、「Another Ghost」MVを観ていると、その懸念が強まってくる。


このMVは、伊藤万理華、齋藤飛鳥、西野七瀬の3人を起用して、Perfume のような、ダンスハーモニーを披露することを目指したのだと思います。

ただ、感想を率直に述べると、伊藤万理華はまりっかのダンス、齋藤飛鳥はあしゅのダンス、西野七瀬はななせまるのダンスを踊っていて、それらが相互に共鳴し、全体としてまとまった、3人ユニットとしてのダンスを生み出しているようには思えなかった。

振り付けは同じながら、各メンバーが、それぞれ自分のリズムを刻み、自分のスタイルで踊っている感じで、ダンスの「和音」が成立している風には見えない。

Perfume の凄いところは、別々のフリをこなしていても、3人のリズムや息づかいが、一つのまとまったハーモニーを奏でていて、全体として、「Perfume のダンス」が明確に見えてくるところです。


「Another Ghost」のダンスが、バラバラに見えるのは、3人の持つ、異なったリズム感やダンススタイルが、そのまま出ていることが原因で、お互いを摺り合わせて、まとめ上げるのに必要な、全体練習の時間が足りなかったのだと思います。

伊藤万理華は、フリの細かい動きまで、丁寧にじっくりと踊り込む、密度の濃いダンスが特徴で、重厚感のある「重ため」の踊りに仕上げる傾向がある。

そのため、「インフルエンサー」のような、パワーダンスにはぴったりで、抜群の表情演技と併せ、フラメンコ風の情熱ダンスでは、主役級の存在感を発揮します。


対して、齋藤飛鳥は、フリを自分で取捨選択し、無駄の少ない、シャープでシンプルなダンスにする印象があって、リズミカルで軽やかなダンスが魅力的です。

この方向性は、星野みなみのダンスと似ていて、二人がWセンターの「あらかじめ語られるロマンス」が好評なのは、もともと持っているリズム感や、ライト化の傾向が(笑)、よく合っていて、歌唱、踊り、雰囲気で「和音」を形成するからだと思います。

一方、面白いのは「あの教室」MVのダンスで、堀未央奈という、全然、リズム感の異なるメンバーを相手に、敢えてシンクロさせないダンスを二人が踊ることで、鑑賞者に、喧嘩を含めた「会話」を想起させるという、斬新な手法が使われている節がある。

ただ、最後、お互いが理解し合って、距離が近づくことを、ダンスを合わせて表現するシーンがあるのだけど、あしゅと堀ちゃんの息がぴったりというレベルまでは、ちょっと届いてなかったかもしれない(笑)。


「Another Ghost」は、同じフリを3人に踊らせて、そこから一つのハーモニーを引き出そうとするダンスなので、伊藤万理華と齋藤飛鳥、そして西野七瀬は、自分が本来持っている、リズム感や踊りのスタイルを一度脇に置いて、ユニットダンスを模索しなければならない。

これには、振り付け師を交えた、相当な練習が必要だと思いますが、MV制作に割ける時間は限られていたようで、ダンスをまとめ切るには至っていない印象を受けました。

MVの出来から考えて、「インフルエンサー」のダンスも、十分な練習時間を用意しなければ、放送事故レベルのステージになりかねない危険があるので(笑)、パフォーマンスのクオリティを第一に考えたスケジュールを組んで欲しいですね。


ところで、「インフルエンサー」「Another Ghost」「意外BREAK」のMVを観て、ちょっと気になったんですが、西野七瀬と白石麻衣は、相当に疲れているんじゃないでしょうか?

踊っているとき、軸が不安定で、ときどき、ダンスが「流れ」ているように見える。

これまで、二人のダンスは何度も観てきましたが、そういう印象を持ったのは、初めてです。


以前、「兼任」していた頃の生駒里奈に対して、ダンスのとき、同じように、軸が安定せず、「流れ」ていると感じたことがあります。

それ以前にはなかったことで、当時は、AKB48のダンスがそういうタイプで、影響を受けたのかなと、何となく思っていました。

しかし、「兼任」が終わって、「太陽ノック」のセンターになって以降は、そういった部分が一切なくなり、生駒ちゃんらしい「強さ」がダンスに戻ったので、あれは疲れだったんじゃないかと考えています。


上記のMVは、いずれも撮影が深夜に及んだ節があって、超多忙な中、疲労がさらに蓄積しているのだとすれば、怪我や病気が非常に心配です。

ななせまるとまいやんは、どこかで一度、しっかり休養させることを、検討した方が良いのかもしれません。

ヒットだ、ダンスだ、クオリティだと言っても、何はともあれ、メンバーの健康が一番ですから。


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北野日奈子がEテレで大暴れ!乃木坂「インフルエンサー」は順調も、AKB48Gに迫るリアルな危機 [08Mar17]

2017-03-08 03:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月11日(土) [イベント] 『第2回 江の島将棋頂上決戦』に、伊藤かりんが参加。場所は江の島サムエル・コッキング苑で、入場料が必要

03月12日(日) [CD特典] 16枚目第6回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

03月13日(月) [TV_地デ] 21:30〜21:55 NHK Eテレ『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子がスタジオレギュラーとして出演

03月18日(土) [CD特典] 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントのAコース『乃木坂メンバーとゲーム!会』を都内某所で開催

(写真集)
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットあり
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



月曜の夜、NHK Eテレの『趣味どきっ!明日使える!お弁当大百科』に、北野日奈子がゲスト出演して、ぶいぶい言わせてましたね(笑)。

トークの流れを見極めるなんて小賢しいアドバイスが吹っ飛ぶような、お前は時事放談の大物政治家かとツッコミたくなるほど、決然として、コメント&感動ジェスチャーをぐいぐいねじ込んで来る姿、きいちゃん、カッコ良かったです。

加えて、皆でイカめしを食べているとき、「イカめしい顔」になるね、という目が点になるようなダジャレをぶっこんでくる、林家三平の強烈なMCと相俟って、もはや、駅弁から家庭のお弁当作りの極意を学ぶなんて域を遥かに超えた、壮大で斬新なトークエンターテイメントが炸裂して、若干、軽い頭痛すら覚えながら、食い入るように観てしまいました(笑)。

今後、どんな世界を魅せてくれるのか、来週の月曜日が楽しみです。

ただ、崎陽軒のシュウマイ弁当の件は、多くのメンバーが、がっつりのお肉系が大好きというイメージがあるので(笑)、全員が本当にそんなに喜ぶ?と、やや疑問符を付けてしまった。


それにしても、桜井玲香も、4月から、2017年度『テレビでハングル講座』の生徒役としてレギュラー出演するそうで、今年に入って、乃木坂は、NHKの番組に、がんがん起用されてます。

乃木坂の持つ、超美人ながら、エキセントリック感が少なく、明るくおしとやかというイメージが、NHKの求めているキャラに合っているのかもしれない。

まあ、実際に出演してみると、北野日奈子のように、思わぬ「収穫」もあるわけで(笑)、ファンとしても、お笑い系バラエティに留まらず、Eテレが提供するような、幅広いジャンルの番組で、活躍して欲しいですね。

とくに、語学って、長期間、コンスタントに出演するので、ファンにとっても、タレントにとっても、結構、美味しいと思う(笑)。

星野みなみに、料理シーンが充実してるイタリア語とか来ないかな(笑)。


17枚目「インフルエンサー」は、主題歌のフルバージョンMVが公開され、発売まであと2週間に迫ってきました。

フジテレビ音楽番組のディレクターをされている島田和正さんが、『MUSIC FAIR』の収録で、「インフルエンサー」を撮影したとツイートされていて、近々、ステージパフォーマンスの放送があるようです。

次回の『MUSIC STATION』が3月17日(金)で、ここで初めてテレビ披露される可能性を考えていたんですが、場合によっては、『MUSIC FAIR』の方が先になるかもしれません。


いずれにせよ、メンバーには、音楽番組のステージを目標に、「インフルエンサー」をさらに踊り込んで、ダンスの精度を貪欲に上げて欲しいですね。

テレビでのパフォーマンスは、カメラワークや編集による「見せ方」に限度があって、それを何百万という視聴者、しかも大多数がグループのファンではなく、「音楽」のファンが見つめているので、番組によって、楽曲の印象と評判を決定付けてしまうことが少なくない。

とくに、「インフルエンサー」のダンスは、出来不出来がはっきりするタイプの振り付けなので、放送後に書き込まれる感想は、称賛か落胆か、どちらかにはっきり決まってしまう可能性が高い。

ファンとしては、恐ろしい限りですが(笑)、こういったダンスを選んだ以上、やるしかないわけで、もう、一にも二にも練習、練習しかないでしょう。

忙しい中、大変だと思うけど、メンバーには、ぜひ頑張って、乃木坂の表現力を、大きくアップすることを期待しています。


さて、CDセールスの方は、先週、個別握手会の第4次応募が行われ、第3次応募終了後の完売状況が判明しています。

舞台出演するメンバーだけによる会場が追加されたり、最初の担当部数を売り切った3期メンバーが、次々と増部されたり、かなり複雑な設定変更が続いており、結局、前作と比べて、売り上げが伸びているのか、それとも落ち込んでいるのか、よく分からない雰囲気になっています。

そこで、乃木坂を三つのグループに分け、あくまで推定ではあるけど、個々の売り上げ枚数の増減を計算して、現在の状況を調べてみました。

(表1) 乃木坂個別握手会の3次応募終了時点における、16枚目から17枚目への推定売り上げ枚数のグループ別増減

凡例
対象グループによる個別握手会セールスの16枚目から17枚目への伸び [17枚目3次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率) グループ人数 ← 16枚目3次応募終了時点の完売部数/担当部数 (完売率) グループ人数] : グループ名

# (1+2)期Aは、16枚目で30部を担当した白石、西野、松村、橋本、秋元、高山、桜井、若月、中田、衛藤、井上、飛鳥、万理華、中元、みなみ、堀、蘭世、新内、北野に、生駒と生田を加えたグループ
# (1+2)期Bは、上記以外の1、2期メンバー
# 1、2期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD750枚として計算。これは、CD1枚あたり平均7.2秒の割り当て
# 3期メンバーによる推定売り上げ枚数は、完売1部あたりCD500枚として計算。これは、CD1枚あたり平均10.8秒の割り当て

06.5万枚減 [334/475部 (0.703) 16人 ← 331/603部 (0.549) 21人] : (1+2)期A
04.0万枚増 [055/225部 (0.244) 14人 ← 031/172部 (0.180) 14人] : (1+2)期B
02.4万枚減 [389/700部 (0.556) 30人 ← 362/775部 (0.467) 35人] : (1+2)期

06.3万枚増 [076/162部 (0.469) 12人 ← 000/000部 (0.000) 00人] : 3期

03.9万枚増 [465/862部 (0.539) 42人 ← 362/775部 (0.467) 35人] : 全体


第3次応募終了時点で、「インフルエンサー」と「サヨナラの意味」の個別握手会完売状況を比べると、16枚目が775部中362部完売の46.7%だったのに対して、17枚目は862部中465部の53.9%となっています。

一見すると、17枚目が16枚目を圧倒的に上回っているように思えますが、今作の465部完売には、完売1部あたりのCD枚数が、通常より若干低いかもしれない、3期によるのものが76部含まれています。

従って、1、2期と3期を分けて、それぞれの売り上げ枚数を推定しなければ、前作から伸びているのかどうか、なかなか見えにくい。


(表1)の前半は、1、2期メンバーを、AとBのグループに分けて計算したものです。

CD発売前に、30部をほぼ全完売する(1+2)期Aは、17枚目では、橋本奈々未の「卒業」、中元日芽香の「休業」、生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理の全日程不参加で、16枚目から5人が抜け、グループ全体の担当部数が603部から475部と、128部減っています。

このため、3次応募終了時点において、完売1部750枚で、推定6.5万枚減少という勘定になる。

一方、(1+2)期Bは、担当部数が172部から225部へ53部増やされ、3次応募終了時点において、完売も31部から55部に増え、グループ全体では推定4.0万枚のアップと計算されます。

これらを併せると、(1+2)期では、2.4万枚の減少という数字が出てくる。



問題は、この減少分を、3期がどれだけ穴埋めするかですが、162部中76部完売から、1部500枚で計算すると、6.3万枚を売り上げているとの推定になります。

結局、乃木坂全体では、現時点で、3.9万枚アップという予測です。

もちろん、1、2期が1部750枚目、3期が500枚というのは、あくまで憶測に過ぎません。

ただ、誤差を含んだシミュレーションであることを前提に考えても、17枚目個別握手会セールスは、16枚目にかなり近づいている気がします。


乃木坂の運営は、完売1部あたりのCD枚数や、各メンバーの売り上げ枚数に関して、より詳細なデータを持っている筈です。

そして、追加の部数を、幕張と京都の2会場、そして3期のメンバーごとの小刻みな引き上げに留めている。

会場の追加は、大きな出費を伴う措置ですが、敢えて行っているのは、それなしでは個別握手会セールスが大幅に落ち込む危険があるからだと思います。


逆に言えば、追加部数を、この規模に留めているのは、これで何とかなると踏んでいるからで、もし、全然、前作に届かないとの認識であれば、トップメンバーによる1会場追加など、打てる手は打ってくるでしょう。

シミュレーション計算で、幕張と京都の2会場追加の後、今作17枚目の個別握手会セールスが、前作16枚目に届きそうな数字が出ているのは、運営のやっていることと合致した結果で、当たらずとも、遠からずと思っていいんじゃないでしょうか(笑)。

運営が、オリコン初動の前作割れなど論外という気持ちなのは、十分に伝わってくるので、3期の小刻み増部以外、追加策を出さないのは、これ以上、余分なお金を掛けなくとも、CDセールスは何とかなると思える数字が、手元にあるからというのが、計算結果への信頼感の根拠です(笑)。

この推測が正しければ、いよいよ、17枚目のCDセールスは、店頭販売CDの売り上げに掛かってくるわけで、全国握手会に、いくちゃん、まいやん、さゆりんごが参加するのかどうか、気になってきます。


次に、まだ公開直後ですが、MVの再生回数を見ておきましょう。

(表2) 乃木坂の15、16、17枚目表題曲MVの公開3週間の再生回数

凡例
MV公開3週間後の累計再生回数 (1週目の積み上げ再生回数/2週目の積み上げ再生回数/3週目の積み上げ再生回数) 曲名 [MV形式]

# 再生回数は「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入

272.9万回 (121.4 / 089.6 / 061.9) 裸足でSummer [full ver.]
338.7万回 (192.8 / 088.1 / 057.8) サヨナラの意味 [full ver.]
000.0万回 (>235.0 / 000.0 / 000.0) インフルエンサー [full ver.]

#「>235.0」は、まだ1週間に達していないが、235.0万回以上が確実との意


「インフルエンサー」MV、公開からまだ5日ですが、かなりのロケットスタートです(笑)。

以下の表は、MV公開1日経過後の再生回数で、これを見れば、乃木坂のコアファン数が、シングルごとに増えているのが良く分かります。

MV公開の24時間以内に鑑賞する人なんて、私もそうですが(笑)、相当に熱量の高いファンですからね。

(表3) 乃木坂の15、16、17枚目表題曲MVの公開3週間の再生回数

凡例
MV公開1日後の累計再生回数 @ 001d : 計測した期間 曲名

#「07/08(金)09(土)12:00」は、7月8日(金)12:00にMVが公開され、9日(土)12:00に計測したことを示す

23.9万回 @ 001d : 07/08(金)09(土)12:00 裸足でSummer
54.9万回 @ 001d : 10/21(金)22(土)12:00 サヨナラの意味
94.0万回 @ 001d : 03/02(木)03(金)12:00 インフルエンサー

========= インフルエンサーの日単位変化 =========
94.0万回/日 (094.0 @ 001d) : 03/02(木)03(金)12:00
51.0万回/日 (145.0 @ 002d) : 03/03(金)04(土)12:00
31.6万回/日 (176.6 @ 003d) : 03/04(土)05(日)12:00
28.4万回/日 (205.0 @ 004d) : 03/05(日)06(月)12:00
25.2万回/日 (230.2 @ 005d) : 03/06(月)07(火)12:00


MVを始め、楽曲の人気を判断するのはこれからですが、ひとまず、幸先の良い出だしだとは言えると思います。

ちなみに、欅坂シングル表題曲MVの公開3週は、次のようになっています。

(表4) 欅坂の1、2、3枚目表題曲MVの公開3週間の再生回数

凡例
MV公開3週間後の累計再生回数 (1週目の積み上げ再生回数/2週目の積み上げ再生回数/3週目の積み上げ再生回数) 曲名 [MV形式]

320.9万回 (121.9 / 098.5 / 100.5) サイレントマジョリティー [full ver.]
254.9万回 (131.2 / 075.0 / 048.7) 世界には愛しかない [full ver.]
449.0万回 (217.9 / 121.7 / 109.3) 二人セゾン [full ver.]


「サイレントマジョリティー」MVの再生数は初週121.9万回で、「世界には愛しかない」「二人セゾン」より少ないんですが、その後、時間が経っても勢いが衰えず、現在では、5千万回を越える大ヒットになっています。

重要なのは、コアファンの人数で左右される公開初期の再生数ではなく、その後の、推移だと思います。

ダンス系作品は再生数が伸び易いというイメージがあるので、踊れているかどうかはともかく(笑)、楽しみですね、「インフルエンサー」MVの数字がどう変化していくのか。


折角なので、AKB48Gのデータを載せておきます。

(表5) AKB48の44、45、46、47枚目表題曲MVの公開3週間の再生回数

凡例
MV公開3週間後の累計再生回数 (1週目の積み上げ再生回数/2週目の積み上げ再生回数/3週目の積み上げ再生回数) 曲名 [MV形式]

#「000.0」は未定

000.0万回 (033.9 / 015.0 / 000.0) シュートサイン [short ver.]
309.2万回 (195.3 / 065.8 / 048.1) ハイテンション [full ver.]
222.7万回 (136.4 / 053.8 / 032.6) LOVE TRIP [full ver.]
054.3万回 (038.1 / 009.1 / 007.1) 翼はいらない [short ver.]


「シュートサイン」は小嶋陽菜の「卒業」シングルという位置付けですが、MVの人気は、あまり良くないです。

というのも、シングルの収録曲であり、「卒業」ソングと銘打っている「気づかれないように」と、同じく島崎遥香の「卒業」ソングである「Better」を比べると、こじはるの「卒業」商法が、あまり盛り上がっていない実態が浮き彫りになる。

(表6) 小嶋陽菜と島崎遥香の「卒業」ソングMVの公開3週間の再生回数

凡例
MV公開3週間後の累計再生回数 (1週目の積み上げ再生回数/2週目の積み上げ再生回数/3週目の積み上げ再生回数) 曲名 [MV形式]

000.0万回 (016.1 / 002.8 / 000.0) 気づかれないように… [short ver.]
037.7万回 (026.6 / 006.0 / 005.0) Better [short ver.]

000.0万回 (134.2 / 000.0 / 000.0) 誰のことを一番 愛してる? [short ver.]


ちなみに、「誰のことを一番 愛してる?」は、47枚目に収録されている、平手友梨奈をセンターに据えた坂道AKBの曲だそうです。

再生回数しかチェックしていなくて、MVは観ていないんですが、こんなに勢いのある数字が出るのは、やはり「てち」の人気なんでしょうか?

だとすれば、凄いですね、欅坂は。


次に、AKB48G「支店」の最新曲MVの動向を載せておきます。

(表7) NMB48、SKE48、HKT48の表題曲及びリード曲MVの公開3週間の再生回数

凡例
MV公開3週間後の累計再生回数 (1週目の積み上げ再生回数/2週目の積み上げ再生回数/3週目の積み上げ再生回数) 曲名 [MV形式]

040.6万回 (027.4 / 008.3 / 004.9) 僕以外の誰か [short ver.] NMB48
014.7万回 (010.3 / 002.2 / 002.2) 夏よ、急げ! [special edit ver.] SKE48
028.1万回 (016.8 / 006.7 / 004.5) バグっていいじゃん [short ver.] HKT48


まあ、ショートとはいえ、MVの再生回数、あまり良くないんですが、「支店」が問題なのは、iTunes Store トップソングのランクインが振るわないことです。

(表8) NMB48とHKT48の表題曲の iTunes Store トップソングにおける順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 各曲について、2017年3月6日(月)までの順位帯分布を示している

0-0-0-0-0 / 2-1-2 [15] (5/20日; 060位) バグっていいじゃん (劇場)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [20] (0/20日; 200外) バグっていいじゃん (TypeA, B, C)

0-0-0-0-0 / 3-3-2 [68] (8/76日; 056位) 僕以外の誰か (TypeA)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [76] (0/76日; 200外) 僕以外の誰か (劇場, TypeB, C, D)


SKE48の2ndアルバム「革命の丘」については、2月24日(金)に、iTunes トップアルバムに、TypeAが122位に1日だけランクインしたことを確認しています。

ひょっとすると、この日、松井玲奈が自身のツイッターで、アルバムを宣伝して、「坂に転がった方も(買ってね)」と呼びかけたことが、順位アップにつながったのかもしれない。

しかし、それ以外では、リード曲「夏よ、急げ!」を含めて、少なくとも私は、収録曲がトップソングの200位以内に入ったのを見たことがありません。

NMB48、HKT48、SKE48は、表題曲の発売週の「ルックアップ」順位が急激に下がっていることもあり、選抜の布陣、シングルの構成、新曲プロモーション、AKB48との関係など、根本的に見直すべきじゃないでしょうか。

とくに、この期に及んで、「総選挙」や「兼任」にこだわるのは、グループのアイデンティティをさらに希薄にする、非常に危険なことだと思いますよ。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)
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「インフルエンサー」MVは振付、映像秀逸も、ほぼ唯一踊れている伊藤万理華の出番が少な過ぎる [04Mar17]

2017-03-04 00:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

03月04日(土) [CD特典] 16枚目第5回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

03月04日(土) [TV_地デ] 17:00〜17:54 BSフジ『青い芝生 あなたが羨ましいと思う人を教えてください』に、松村沙友理がナレーションで出演

03月05日(日) [イベント] 『先崎学九段×乃木坂46・伊藤かりんの将棋スペシャルトークショー in 天童』に、伊藤かりん参加。開場 14:45、開演 15:15、終演予定 16:15

03月05日(日) [TV_地デ] 18:30〜18:55 TBSテレビ『バナナマンのせっかくグルメ!』に、生駒里奈が出演

03月05日(日) [演劇] ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の大阪公演千秋楽 (梅田芸術劇場メインホール)

(写真集)
02月28日(火) [Book] 秋元真夏の1stソロ写真集『真夏の気圧配置』が、徳間書店より発売。ニューカレドニアでロケを行い、「天国に一番近い島」ウベア島での水着ショットもあるそうです
03月08日(水) [Book] 桜井玲香の1stソロ写真集『自由ということ』が、光文社から発売。マレーシアで撮影

(舞台)
01月15日(日)〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』 
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が大阪梅田で上演中。
[上演期間と劇場]
東京公演 01月15日(日)〜02月14日(火) 赤坂ACTシアター
大阪公演 02月22日(水)〜03月05日(日) 梅田芸術劇場メインホール
[公演日程]
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
大阪公演日程 : 梅田芸術劇場メインホール
02月28日(火) 07日目 休演日
03月01日(水) 08日目 第09公演(13:30)&第10公演(18:30)
03月02日(木) 09日目 第11公演(13:30)
03月03日(金) 10日目 第12公演(13:30)^
03月04日(土) 11日目 第13公演(12:30)&第14公演(17:30)
03月05日(日) 12日目 第15最終公演(13:30)
=============(千秋楽までの日程)================

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



17枚目表題曲「インフルエンサー」のフルバージョンMVが、3月2日(木)のお昼から、YouTubeで公開されています。

噂通りのダンス系MVですが、何回見直しても、う〜ん、感想をまとめるのが難しい。

今感じていることを、そのまま素直に書くと、伊藤万理華のダンスをもっと眺めていたかった、というところでしょうか(笑)。


音楽、振り付け、ファッション、部屋を含めた空間の見せ方や使い方、カメラワーク、光の感じなど、個人的には、かなり好きな方向性の作品です。

そのため、観ていて、期待感が高まるシーンは多いのだけど、なかなか「うま〜い!、マスターこれこれ」と、ドンピシャで返ってくることがなく、「はしもとおおおお〜!」の作ったパスタのように(笑)、「んっ、何か違う気がするけど、そ、そういう風になるのね」と、気分が少し冷めてしまう。(13枚目収録、橋本奈々未個人PV「October 28」参照)

唯一の例外は、ショートヘアのまりっかが、壁を背に1列に並んだメンバーの中央でダンスを披露するところで、期待以上のものを受け取って、鳥肌が立つような興奮を覚えました。


問題点は、二つあると思います。

一つは、ほとんどのメンバーのダンスが、振付師の求めているレベルに届いておらず、演出家が意図している世界を表現し切れていないことです。

「インフルエンサー」のフリは、手足の動きにしても、ステップにしても、小刻みなものが多く、難度が極めて高い。

例えば、「命は美しい」であれば、上半身を頭ごと、ぐるんぐるんと回すような、ダイナミックな動きがあるので、少しキレが悪くても、あまり気にならない。


しかし、今回は、腕を上げるにしても、ごく短い距離を、高速で動かすことが多く、フリが全体的「小ぶり」です。

そのため、動かし始めから、いきなりトップスピードに持っていく必要があり、止めも、ぴたっと高精度で止めないと、様にならない。

「小ぶり」であるがゆえに、誤摩化しがきかず、少しのズレが、ダンス全体の印象を大きく損ねてしまう。


さらに、こういった「小ぶり」なフリが、右手、左手、首、左足など、次々と連続し、それらを流れるようにこなさなければならない。

小さな動きの中で、スピードとキレを実現するためには、相当な「筋力」が必要で、加えて、全体を音楽に乗せるには、ハイレベルな「リズム感」が求められる。

これだけの素質とスキルを備えているメンバーは、乃木坂では、私が思い付く限り、伊藤万理華しかいません。

そして、確かに、MVの中で、彼女のダンスは「別格」だった。


堀未央奈が、『BIRTHDAY LIVE』の後、MVが公開される前に更新したブログに、

今までにないくらいのダンスナンバー。
身体が筋肉痛になりました(^▽^)

(堀未央奈の2017/02/24_18:30ブログ)

と綴っています。


公式のMV紹介記事にも、同じことが書かれているので、堀ちゃんだけでなく、少なからぬメンバーが「筋肉痛」になった可能性があるけど、原因は、こういったパワーダンスを踊り切るだけの筋力を、身につけていないことだと思います。

例えば、プロ野球の選手は、どんなにハードな試合をこなしても、野球に必要な筋肉は、十分作ってあるので、翌日、疲労感はあったとしても、全身が筋肉痛でバキバキ、なんてことにはならない(笑)。

筋肉痛は、普段使わない部分を、急に酷使したときに起こるもので、乃木坂は、この手のダンスを、グループとして、練習してこなかったのでしょう。

しばらくの間、バラード系表題曲が続き、ゆったりした踊りが主流だったので、個人的に鍛えていなければ、無理からぬことじゃないでしょうか。

ただ、筋肉を付けるには、月単位の時間が掛かるので、もし1週間にも満たないスケジュールで、「インフルエンサー」のフリ入れからMV撮影までを行ったとすれば、振り付けの意図が十分に伝わる、シャープなダンスを実現するのは、多くのメンバーにとって、「無茶振り」に近い話だったかもしれません。


MVを鑑賞して感じた、もう一つの問題点は、作品イメージを中心となって担う、「アイコン」メンバーがはっきりしないことです。

フラメンコを彷彿させるような、情熱的なダンスとメロディーなので、シリアスで、アグレッシブなイメージを体現する、楽曲的なイメージセンターが欲しい。

ところが、西野七瀬と白石麻衣は、二人とも、癒し系の柔らかいイメージが身上で、だからこそ高い人気を集めている面がある。


どこか、ぶっきらぼうで、冷たい雰囲気を漂わせながら、心の奥底に、滾る(たぎる)ような熱い情念を抱えている。

こういったイメージを持つメンバーを、前面に押し出して、作品世界を包み込む、「基調」となる空気感を醸成すれば、より締まったMVに仕上がったと思います。

そして、ダンスの上手さ、持っている雰囲気、表現力のレベルを考えると、伊藤万理華をセンターに据えて、両脇を、桜井玲香と衛藤美彩で固めるといった配置が、効果的じゃないでしょうか。


3人とも、高い演技力を持ったメンバーですが、「インフルエンサー」MVは、ダンスがメインでありつつも、演劇性を強く感じさせる要素を含んでいる。

おそらく、音楽と歌詞が、かなり「濃いめ」に仕上がっていて(笑)、踊りも負けじと、迫力のあるパワーダンスが採用されているので、舞台で輝きを放つような、強烈なオーラを発揮できるメンバーが中軸を担わないと、釣り合いが取れない。

濃いめのツユには、しっかりした麺を、ということです(笑)。


多くのメンバーが、要求されているレベルのパワーダンスをこなす、筋力とスキルを持っていないこと、さらに、音楽とダンスが醸し出す、濃ゆい空気感を、正面から受け止められる演劇性の高いメンバーを軸にしていないこと。

この二点が、「インフルエンサー」MVの出来を、今ひとつ、物足りないものにしている気がします。

冒頭書いたように、作品の方向性としては、かなり好きな部類に入るので、あと一歩感が、個人的には、ひどく残念に感じます。


17枚目の期間は、多くの主要メンバーが、大きな外仕事を抱えることが分かっていたので、表題曲MVは、ダンス系ではなく、ドラマ系になるのだろうと予想していました。

乃木坂の場合、日常的なダンスレッスンは行っていないようなので、個々人のスキルに依存するパワーダンスで、一定以上のレベルに仕上げるのは、かなり難しい。

従って、メンバーの位置を頻繁に移動させ、全体フォーメーションの変化によって魅了するタイプの踊りしか、現実問題としては、考えられない。


欅坂の「サイレントマジョリティー」は、こういったフォーメーションダンスの見事なお手本です。

半年前まで、何のトレーニングも受けていないメンバーであっても、正確な位置移動を習得して、フォーメーション変化を上手くこなせれば、グループのパフォーマンスとしては、それなりのレベルに達する。

観客は、次々と出現する、新しいフォーメーションに心を奪われるので、個々のメンバーのスキルは、さほど気にならず、鑑賞することが出来ます。


ところが、フォーメーションダンスを完成させるには、選抜メンバー全員が集まっての練習時間が、かなり長く必要です。

例えば、「今、話したい誰かがいる」の「シーソー」ダンスは、一人一人は、ただ、しゃがむだけで、とくに難しいスキルは要りません。

しかし、相互に息を合わせてしゃがまないと、なかなか「シーソー」にならない(笑)。

参加するメンバーが全員集まり、鏡を見ながら、録画しながら、繰り返しチェックして、練習を重ねなければ、本番で綺麗なフォーメーションを披露することが出来ない。


個々のダンス力が十分ではないアイドルグループにとって、フォーメーション変化を多用するダンスは、非常に有り難いパフォーマンスなんだけど、人数が多いほど、十分に練習を積まなければならない。

ただ、今の乃木坂は、外仕事の忙しいメンバーほど、選抜の前に入る形になっていて、全員で集まる時間は、極めて限られている。

従って、トップメンバーがとくに忙しい17枚目は、フォーメーションダンスは無理だろうと思っていました。


もちろん、パワーダンスならば、全体練習の時間を圧縮できる余地はあるかもしれないけど、それならば、今度は、伊藤万理華のように、ダンスの上手いメンバーを前に出して、「ダンス選抜」を作る必要がある。

ただ、17th選抜は、どう見ても、ダンス選抜ではないので、まあ、さすがにパワーダンス系ではないだろうと信じていました(笑)。

それ用の布陣になっていないのに、無理無理、パワーダンスに手を出すと、お客様にプロとして見せられるレベルを下回る危険があって、いくらアイドルとはいえ、さすがに避けるだろうと。

しかし、蓋を開けてみると、17枚目表題曲は、ど真ん中のパワーダンスで、MVを観ると、事前に怖れていた、あらゆる不安が的中していました(笑)。


「インフルエンサー」MVは、多くのメンバーのダンスレベルに物足りなさ感じますが、それでも、流れるようなカメラワーク、頻繁なショットの切り替えなど、撮影と編集のテクニックで、あらが目立たないよう、最大限の工夫が施されています。

つまり、より問題なのは、これから始まる、音楽番組でのステージパフォーマンスです。

テレビ局も、上手く踊れている風に見えるよう、撮影や画面の切り替えで、配慮はしてくれると思いますが、やはり限度がある。


練習に練習を重ねれば、短期間であっても、急速に上手くなる可能性があるけど、17th選抜のトップメンバーは、ことごとく超多忙なので、スキルアップは期待薄です。

それどころか、4月以降は、センターの白石麻衣、2列目の生田絵梨花と松村沙友理が、おそらく、まったく選抜活動に参加出来なくなる。

さらに、5月からは、舞台『あさひなぐ』の稽古と本番によって、井上小百合、齋藤飛鳥、新内眞衣、若月佑美、生駒里奈、堀未央奈、衛藤美彩、北野日奈子と、8人ものメンバーが、「インフルエンサー」のステージパフォーマンスに加われない可能性が出てきます。

厳しいですね、異様に(笑)。


乗り切る方法としては、まず、伊藤万理華が前に出て、軸になるような形のパフォーマンスにする。

さらには、個人ダンスのレベルを一部下げて、フォーメーションダンスを少し取り入れる、といったあたりでしょうか。

十分な練習時間が取れないのに、MVのダンスを、音楽番組で、そのまま正面から披露すると、場合によっては、パフォーマンス後、乃木坂の第二検索ワードが「ダンス下手」になってしまうかもしれない(笑)。


「インフルエンサー」MVは、ダンスの振り付けを、非常にカッコ良く作っていて、まりっかのように、上手く踊れば、衝撃的にインパクトがあります。

また、映像作品としても、センスがあって、オシャレ感に溢れている。

振付師も、監督も、現場のスタッフは極めて優秀だと思います。

もし乃木坂側が、十分な練習時間と、適切なメンバー構成を提供していれば、このMVは、もっと完成度の高い作品になったでしょう。

もちろん、再生回数など、MVとしての数字的な評価は、これからですが、個人的な今の感想としては、「勿体ない」というのが、一番大きいかもしれません。


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