ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

リリース間隔が短過ぎる、3rdアルバム配信開始で「インフルエンサー」iTunesランクが大幅下落 [28May17]

2017-05-28 03:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月24日(水) [CDリリース] 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」発売

05月28日(日) [CD特典] 17枚目第5回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ
05月28日(日) [TV_地デ] 17:00〜17:25 日本テレビ系『チカラウタ』に、生駒里奈が出演
05月28日(日) 23:30〜24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご(のぎえいご)♯18』に、川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあやがレギュラー出演し、ゲストは井上小百合と斉藤優里。再放送は、7月1日(土)10:30〜11:00

05月29日(月) [TV_地デ] 25:56〜26:21 テレビ朝日『妄萌がーる。〜恋したい女子がみてるって噂〜』の4週連続放送初回に、秋元真夏が出演

05月30日(火) [イベント] 舞台『あさひなぐ』ライブビューイングと映画キャスト発表イベント

(演劇)

乃木坂メンバー8人が出演する舞台『あさひなぐ』
====================
05/20(土)〜05/31(水) 東京公演 in EXシアター六本木
06/02(金)〜06/05(月) 大阪公演 in 森ノ宮ピロティホール
06/09(金)〜06/11(日) 名古屋公演 in 愛知県芸術劇場大ホール
[出演メンバー] 生駒里奈、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、新内眞衣、堀未央奈、若月佑美
[公式サイト] 舞台化・映画化『あさひなぐ』同時企画

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



『MUSIC STATION』番組公式サイトの6月2日(金)「出演者ラインアップ」に、乃木坂46「スカイダイビング」と書かれていて、驚愕しました(笑)。

その日は、舞台『あさひなぐ』大阪公演初日で、開演は夜の7時です。

3時間近くに及ぶ芝居なので、終わるのは10時くらいになる筈で、Mステの放送時間と、モロに被っている。

舞台出演者8人は、全員が17th選抜メンバーで、しかも、齋藤飛鳥、堀未央奈、衛藤美彩はフロント、生駒里奈と若月佑美は2列目と、福神が5人入っています。

森ノ宮ピロティホールにて、芝居の真っ最中である8人を、六本木のスタジオから生放送されるMステに出演させるには、舞台を一時中断して、大阪と東京を中継で結ぶしかなく、無茶と無理の掛け算になってしまう(笑)。

録画VTRでパフォーマンスを流す方法はあるけど、海外の大物アーティストですら、スタジオでの生放送ライブなのだから、さすがに考えられません。

やはり、舞台組の8人は不参加にならざるを得ないと思います。


「スカイダイビング」に関しては、17th選抜が担当すると書かれているだけで、ステージにおけるフォーメーションは、まだ一般公開されていない。

そのため、センターやフロントが「インフルエンサー」と同じである必要はなく、ステージを作る際の自由度は大きい。

しかし、今後のライブや音楽番組において、舞台組8人が加わった、本来の17th選抜でパフォーマンスするつもりであれば、チーム総数を21人から大きく変えるのは、「イメージ」の一貫性から避けたいところです。


結局、参加可能な選抜13人に、代役8人を入れた21人が、現実的な選択肢じゃないでしょうか。

とすれば、その8人に誰が選ばれるかは重要なポイントで、アンダーから5人、3期から3人なんてケースも考えられます。

紅白歌合戦におけるステージのように、全員参加というのは難しいだろうから、来週の金曜は、メンバーにとって、心がざわつく日になるかもしれない。


「スカイダイビング」を、どういうメンバー構成でパフォーマンスするかに加え、もう一つ注目しているのは、番組において、生田絵梨花がどう扱われるかです。

6月2日(金)の『レ・ミゼラブル』は、いくちゃんの出番が午後1時からの昼公演のみと、Mステには十分間に合うスケジュールなので、間違いなく出演すると思います。

さらに、今週の「Mトピ」は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』に、乃木坂46の生田絵梨花がコゼット役で出演していることを、幾つかのシーンを流しながら、ランキング4位の話題として紹介していました。

欅坂46がMステに初登場したとき、その前週回で、中学生センターとして、平手友梨奈を映像付きで紹介しており、こういった事前の「地ならし」は、よく行われることです。


乃木坂が出演する前週回に、『レミゼ』といくちゃんを、これほど大々的に取り上げている以上、番組が、乃木坂の出番において、生田絵梨花を中心に据える可能性がある。

こういった部分は、テレビ局側が、今の乃木坂をどう見ているのか、どこを評価しているのかを読み取る、貴重なヒントを与えてくれます。

一方、『レミゼ』側が生田絵梨花に期待しているのは、演技力、集客力に加えて、まさに、バラエティや音楽番組を通した宣伝力の筈で、次回のMステは、一つのハイライトになるかもしれません。


舞台『あさひなぐ』の8人が参加できない日に、17th選抜による「スカイダイビング」をMステ披露するとは、微塵も考えていませんでした。

地方公演がすべて終わった後、6月16日(金)のMステで「スカイダイビング」だろうと、密かに睨んでいたので(笑)、18th選抜の発表を6月18日(日)と予想していました。

ところが、中核メンバーを大勢欠いたまま、音楽番組でのステージパフォーマンスを、早期に強行するスケジュールを見ていると、運営が、3rdアルバムから18枚目への移行を急いでいるようにも感じます。


18枚目シングルの発売日程に関して、一つ気になるニュースが出ています。

Mr. Children が、7月26日(水)に、ニューシングル「himawari」をリリースするそうです。

7月26日(水)は、乃木坂18枚目発売日の「本命」候補ですが、ミスチルほど実績があり、固定ファンを多く持っているアーティストであれば、オリコンの順位にそれほどこだわらないかもしれない。

しかし、気になるのは、表題曲「himawari」が、7月28日(金)から全国ロードショーが始まる、映画『君の膵臓をたべたい』の主題歌であり、映画の製作と配信を東宝が手掛けていることです。


『あさひなぐ』の舞台化映画化は、乃木坂が東宝とコラボするプロジェクトであり、生田絵梨花が出演している『レ・ミゼラブル』、来年出演予定の『モーツァルト!』も、東宝による帝国劇場ミュージカル。

「himawari」のリリースが、東宝系映画『君の膵臓をたべたい』の宣伝の一環だとすれば、メディアが取り上げやすい「オリコン1位」は、違った風味を帯びてくる(笑)。

業界の事情に詳しくないので、関係者がこういった状況をどう考えるのか、見当が付かないけど、乃木坂18枚目を、「himawari」と重なるのを避けて発売する可能性は排除できません。


その場合、早めて7月19日(水)にするのか、遅くして8月2日(水)かは、難しいところです。

ただ、映画『あさひなぐ』の全国ロードショーは9月22日(金)スタートで、その主題歌が19枚目表題曲であるなら、「今、話したい誰かがいる」と同じように、8月終わりくらいには、歌を公開して、映画のキャンペーンを始めたい。

すると、8月2日(水)に18枚目をリリースし、それから1ヶ月もしないうちに、19枚目表題をお披露目して、次のシングルに進むわけで、さすがにタイト過ぎる。


従って、7月26日(水)を避けるのであれば、7月19日(水)の方が、その後の展開に、少し余裕を持たせることが出来ます。

17th選抜によるリード曲「スカイダイビング」を、舞台『あさひなぐ』の千秋楽を待たず、地方公演の真っ最中にMステ披露する流れを見ていると、3rdアルバムと18枚目シングルに「まき」のサインが出ているのかなと(笑)、考えたくなります。

一応、3rdアルバムと18枚目シングルのスケジュール表を載せておきます。

(表1) 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」と18枚目シングルの個別握手会応募の予想される日程関係

凡例
応募の日付期間 : 3rdアルバムの応募次数18thシングルの予想される1次応募
『乃木坂工事中』の放送日 : a 18th選抜の予想される発表

# 大文字と小文字のアルファベットは、18th1次応募日と選抜発表日のそれぞれの予想案を区別する記号

05/11(木)12(金) : 03次 ←17th13次
05/18(木)19(金) : 04次 ←17th14次
05/24(水) : 3rdアルバム発売
05/25(木)26(金) : 05次 ←17th15次最終受付
05/28(日) : 乃木坂工事中「新軍団員勧誘プレゼン大会!」 (全仏テニス男子1回戦18:00〜)

06/01(木)02(金) : 06次 ←A 18th01次
06/02(金)『MUSIC STATION』で「スカイダイビング」を披露
06/04(日) : a 18th選抜発表 (全仏テニス男子4回戦18:00〜)

06/08(木)09(金) : 07次 ←B 18th01次
06/11(日) : b 18th選抜発表 (全仏テニス男子決勝22:00〜)

06/15(木)16(金) : 08次 ←C 18th01次
06/18(日) : c 18th選抜発表

06/22(木)23(金) : 09次 ←D 18th01次
06/25(日) : d 18th選抜発表

06/29(木)30(金) : 10次
07/01(土)02(日) : 真夏の全国ツアー2017 神宮2Days東京公演

(18枚目個別握手会の応募開始シミュレーション)

A 18th01次[06/01(木)02(金)] →(7次分算入)→18th発売[07/19(水)]
B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(6次分算入)→18th発売[07/19(水)]

A 18th01次[06/01(木)02(金)] →(8次分算入)→18th発売[07/26(水)]
B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(7次分算入)→18th発売[07/26(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(6次分算入)→18th発売[07/26(水)]

A 18th01次[06/01(木)02(金)] →(9次分算入)→18th発売[08/02(水)]
B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(8次分算入)→18th発売[08/02(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(7次分算入)→18th発売[08/02(水)]
D 18th01次[06/22(木)23(金)] →(6次分算入)→18th発売[08/02(水)]


オリコン初動へ流し込む個別握手会セールスとして、いくら何でも6次応募分は確保したいので、上表の「応募開始シミュレーション」に挙げた日程が、現実的な範囲だと思います。

Mステで「スカイダイビング」を披露している最中に、18枚目個別握手会の1次応募というのは、忙しなさ過ぎるので、さすがに、6月8日、9日までは待つんじゃないかと思っています。

一方、選抜発表日の見通しは、全仏オープンテニスも絡んで、五里霧中、さっぱり見えてきませんが、今の感じだと、6月4日(日)深夜の『乃木坂工事中』に来ても、あまり驚きません。

それでも、まあ、6月11日(日)以降じゃないかと予想しているんですが(笑)。


3rdアルバムは、5月23日(火)深夜、おそらくは24日(水)午前零時に、iTunes Store などでの配信ダウンロードが始まりました。

まだ、3日間のデータしかありませんが、収録されている新曲について、トップソングにおける成績を紹介しておきます。

(表2) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂2nd、3rdアルバムに収録された新曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ランクイン日数のより長い方を上に、同じであれば、最高順位がより高い方を上に載せている
#「*」はリード曲

「生まれてから初めて見た夢」Complete Edition 収録曲
0-0-2-1-0 / 0-0-0 [0] (3/3日; 21位) 硬い殻のように抱きしめたい
0-0-1-2-0 / 0-0-0 [0] (3/3日; 25位) スカイダイビング*
0-0-0-1-1 / 1-0-0 [0] (3/3日; 40位) Rewindあの日
0-0-0-0-1 / 2-0-0 [0] (3/3日; 41位) 忘却と美学
0-0-0-0-1 / 2-0-0 [0] (3/3日; 43位) 流星ディスコティック
0-0-0-0-1 / 2-0-0 [0] (3/3日; 50位) 設定温度
0-0-0-0-0 / 3-0-0 [0] (3/3日; 54位) 醜い私
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [0] (3/3日; 58位) ワタボコリ
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [0] (3/3日; 59位) 満月が消えた
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [0] (3/3日; 60位) 思い出ファースト
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [0] (3/3日; 62位) ごめんね、スムージー
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [0] (3/3日; 69位) 君が扇いでくれた

(参考)
MONDO GROSSO「何度でも新しく生まれる」収録
0-0-0-0-1 / 2-1-2 [2] (6/8日; 42位) 惑星タントラ

「それぞれの椅子」Special Edition 収録曲
0-0-1-3-3 / 21-22-17 [300] (67/367日; 26位) きっかけ*
0-0-1-0-1 / 2-3-0 [360] (7/367日; 30位) 低体温のキス
0-0-0-1-1 / 2-3-0 [360] (7/367日; 31位) 光合成希望
0-0-0-1-1 / 1-3-1 [360] (7/367日; 36位) Threefold choice
0-0-0-0-1 / 2-2-1 [361] (6/367日; 43位) かき氷の片想い
0-0-0-0-1 / 1-2-2 [361] (6/367日; 48位) 失恋したら、顔を洗え!
0-0-0-0-1 / 2-1-1 [362] (5/367日; 49位) 空気感
0-0-0-0-0 / 2-2-1 [362] (5/367日; 55位) 口約束
0-0-0-0-0 / 2-2-1 [362] (5/367日; 57位) 環状六号線
0-0-0-0-0 / 1-2-0 [364] (3/367日; 69位) 太陽に口説かれて
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [365] (2/367日; 93位) 欲望のリインカーネーション


3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」は、新曲を12曲収録しており、配信3日目までに、6曲が50位以内に入っています。

昨年の同じ時期にリリースされた2ndアルバム「それぞれの椅子」は、新曲が11曲で、7曲が50位以内にランクインしたので、上位への食い込みはほぼ互角じゃないでしょうか。

各曲が200位以内へのランクイン日数を、どこまで伸ばせるか、前作より粘り強いかは、今後の展開を見ないと、まだ判断出来ません。


2ndアルバムはリード曲「きっかけ」が、67日という長期のランクインを果たしていて、「スカイダイビング」が、これを越えられるかどうかが、3rdの人気を見極める、一つの手掛かりになる。

「きっかけ」は、音楽番組での披露はほとんどなかったものの、Mr. Children の桜井和寿さんが評価してくれて、自身、ライブで歌って下さったことがあります。

また、『乃木坂46時間TV』で、メンバーによる黒板アートを盛り込んだ印象的なMVが流され、後に、フルバージョンをYouTubeで公開するなど、予期せぬ出来事を含めて、幾つか、効果的な楽曲プロモーションが行われました。

「スカイダイビング」は、Mステ披露という、願ってもないスタートを切れるので、その成果をどう生かしていくかが、ポイントだと思います。

もし、選抜メンバーが超多忙で、今後、音楽番組への出演が思うに任せないのであれば、やはりMVを作って公開した方が良いんじゃないでしょうか。


ちなみに、上表に「参考」として載せた「惑星タントラ」は、6月7日(水)に発売される、MONDO GROSSO のアルバム「何度でも新しく生まれる」に収録された、齋藤飛鳥のソロ曲で、他の曲に先駆けて、iTunes Store で先行配信されています。

「硬い殻のように抱きしめたい」が、やはりあしゅのソロ曲で、近い時期に配信が始まったので、比較のため示しておきました。

「何度でも新しく生まれる」は、大沢伸一氏による14年ぶりのアルバムで、収録全曲の配信はまだ始まっていないので、発売日以降に、「惑星タントラ」が、再び、ランクインする可能性があります。

同じ齋藤飛鳥のソロ曲が、アイドルとアーティストという二つの異なる文脈の中で、それぞれ、どのようなセールスを見せるかは、興味深いテーマだと思います。


「生まれてから初めて見た夢」の収録曲は、前作アルバム並みのスタートを切っていますが、17枚目表題曲「インフルエンサー」と、欅坂4枚目表題曲「不協和音」に、異変が起こっています。

(表3) iTunes Store トップソングにおける「不協和音」と「インフルエンサー」の日付で揃えた順位帯及び順位の推移比較

凡例
2017年最初の月曜から日曜を「1番週」とて対象週を表したもの 対象週の期間
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信日を含む月曜〜日曜まとまりの1週を「01W」として対象週を表したもの
===== 対象週の日単位変化 =====
対象日の順位 : 日付

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 色付きのデータは、青色が不協和音赤色がインフルエンサー
#「インフルエンサー」の日単位変化では、順位に加えて、順位帯表を載せている

19番週 05/08(月)14(日)
0-0-0-0-1 / 6-0-0 [0] : 06W 不協和音
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 09W インフルエンサー
========== 19番週の日単位変化 ==========
048位078位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/08(月)「バイトル」新CM
067位094位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/09(火)
089位111位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 05/10(水)
072位101位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 05/11(木)
077位102位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 05/12(金)
073位083位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/13(土)
079位069位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/14(日)← 乃木坂上位へ

20番週 05/15(月)21(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 07W 不協和音
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 10W インフルエンサー
========== 20番週の日単位変化 ==========
073位065位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/15(月)
094位080位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/16(火)
099位085位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/17(水)
092位078位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/18(木)
091位079位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/19(金)
075位058位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/20(土)
064位051位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/21(日)

21番週 05/22(月)28(日)
0-0-0-0-0 / 2-3-0 [0] : 08W 不協和音
0-0-0-0-1 / 1-3-0 [0] : 11W インフルエンサー
========== 21番週の日単位変化 ==========
067位050位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 05/22(月)
111位090位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 05/23(火)← 3rdAb配信開始
125位109位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 05/24(水)
108位107位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 05/25(木)
100位111位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 05/26(金)← 欅坂上位へ


上表は、ここ3週間分のトップソング推移です。

配信08Wまで、順位下降の流れが止まらなかった「インフルエンサー」は、2017年19番週、配信09Wに当たる週の後半、上昇の気配が見えてきます。

「インフルエンサー」が流れる中、乃木坂メンバーが出演する「バイトル」新CMの放送が、5月8日(月)から始まり、その効果が出てきた可能性がある。

そして、5月14日(日)、初めて「不協和音」より高い順位に入り、その後、20番週、配信10Wにおいて、乃木坂の優勢をキープします。


トップソング順位の反転上昇こそが、長期ランクインの必須条件で、21番週、配信11W初日である5月22日(月)に、久しぶりに50位圏内復帰を果たした「インフルエンサー」は、いよいよヒットの兆候が出てきた感があった。

ところが、5月23日(火)深夜、3rdアルバム収録曲の配信が始まると、一気に、90位まで順位が下がり、その後も100位を割り込むまでに下がっています。

新曲の配信が始まる火曜日は、もともと既存曲の順位が落ちる傾向があるけど、乃木坂のアルバム投入で、本来なら、グループへの関心が高まり、過去表題曲の順位が上昇しておかしくない状況で、大きく下がってしまった。


興味深いのは、「インフルエンサー」が順位を落とした5月23日(火)、「不協和音」も、前日の67位から111位まで、急降下している。

これは、乃木坂と欅坂の同時期にリリースしたダンス系ナンバーが、配信セールスにおいて連動している可能性を示すもので、片方の人気が上下すると、もう一方も、その影響を受けて上下しているように見える。

確かに、「インフルエンサー」のMVを再生すると、「不協和音」MVが関連動画として提示され、二つの楽曲をセットとして捉える人が出てきても不思議ではない。

その「セット感」が、配信ダウンロードにも反映され、2曲を一緒に購入するケースが、結構、多いのかもしれません。


5月23日(火)を境に、「インフルエンサー」は大きく順位を落とし、3rdアルバムの投入が、よやく起こり始めた上昇気流を、吹き飛ばしてしまった感がある。

17枚目を3月22日(水)にリリースして、音楽番組でのパフォーマンス披露が、飛び飛びの間隔で5回ほどと、従来と比べて脆弱な中、その表題曲を収録した3rdアルバムを、5月24日(水)に発売するのは、さすがに間隔が短過ぎます。

しかも、「インフルエンサー」を使った「バイトル」CMが流れ始めたのは、5月8日(月)で、これから楽曲への注目が盛り上がろうかという時期に、ニューアルバムを出し、リード曲「スカイダイビング」をMステで披露して、新曲キャンペーンを仕掛けようとしている。

本来なら、まさに今こそ、「インフルエンサー」のテレビ披露を畳み掛けるタイミングだと思います。

2ndアルバムもそうでしたが、春シングルと夏シングルの狭い間隙に、無理無理、ねじ込むようにアルバムを入れるのは、楽曲への丁寧なプロモーションを不可能にし、結局、表題曲もリード曲も、どちらも中途半端な人気で終わらせる危険がある。


今の乃木坂であれば、特典を付ければ、CDの売り上げは稼げるので、多数の楽曲を収録した複数枚構成のアルバムを、年3枚のシングルに追加して、リリースしているのだと思いますが、まさに、円盤をたくさん売るために、新曲キャンペーンが不十分となり、楽曲が売れにくくなっている状況が発生していて、乃木坂をヒットから遠ざけてしまっている。

また、今年は、全国ツアー、シングル握手会、アルバム特典イベントと同時に、舞台に出演しなければならないメンバーがいて、過剰な負担から、体調を損ねる人が続出するんじゃないかと、非常に心配しています。

アルバムを出すのであれば、シングルを1回休むくらいの期間を確保して、きちんとMVを作り、リード曲のキャンペーンをじっくり行うべきじゃないでしょうか。

年3枚のシングルを維持しながら、年1枚のアルバムというのは、メンバーへの過剰負担、楽曲キャンペーンの中途半端さを考えると、デメリットが多過ぎるハイペースで、最近では、そこに舞台や映画が絡んでくるので、トップメンバーは、もう滅茶苦茶な、正気の沙汰ではないスケジュールになりつつある。


折角上がりつつあった「インフルエンサー」のトップソング順位が下降するのを見ていると、こういう手法では、どんなに良い曲を出しても、ヒットには結びつかないという、虚しさを感じます。

「不協和音」の方は、さすがに、3rdアルバム出現の影響が、「インフルエンサー」より小さいようで、5月26日(金)、トップソングの順位で、約2週間ぶりに、欅坂が乃木坂を再逆転しています。

せめて「スカイダイビング」を、分厚くプロモーションして欲しいのだけど、冒頭に書いたように、Mステの初披露は、選抜8人が不参加になりそうで、MVはなく、さらに、19枚目を睨んだ、18枚目の日程スタートが目前に迫っていて、ファンが聴き込んで味わう間もなく、終わってしまいそうです。


3rdアルバムに関しては、シングルとの間隔が狭過ぎることだけでなく、配信パッケージの種類にも、疑問を感じます。

(表4)「生まれてから初めて見た夢」の iTunes Store における配信パッケージ

凡例
収録曲数 (シングル表題曲の数+シングルカップリング曲の数+新曲の数) パケージダウンロードの値段(1曲に換算した値段) : パッケージ名

#「シングル表題曲の数」は、すべてのタイプで、「裸足でSummer」「サヨナラの意味」「インフルエンサー」の3曲
#「新曲の数」で、例えば「新L1C11」は、リード曲「スカイダイビング」とその他の11曲が収録されていることを示す

33曲 (表題3+CW18+新L1C11) ¥3000 (91円/曲) : Complete Edition
15曲 (表題3+CW8+新L1C3) ¥2100 (140円/曲) : 初回生産限定盤
14曲 (表題3+CW8+新L1C2) ¥2100 (150円/曲) : 初回仕様限定盤 (通常)
14曲 (表題3+CW7+新L1C3) ¥2100 (150円/曲) : 初回仕様限定盤 (TypeA)
14曲 (表題3+CW7+新L1C3) ¥2100 (150円/曲) : 初回仕様限定盤 (TypeB)


「Complete Edition」にプラスして、CDとまったく同じ4タイプをアップロードしていて、計5タイプが存在しています。

「インフルエンサー」は、すべてのタイプに収録されているので、シングルの「Special Edition」以外に、なんと5個の配信源が新たに登場したことになる。

とくに、「Complete Edition」の一括ダウンロードは、1曲250円のバラ売りで新曲12曲をすべて購入するのと同じ価格設定なので、表題3曲とカップリング18曲が、おまけとして、タダで手に入る感覚です(笑)。

非常にお得なんだけど、「インフルエンサー」が50位圏内に復帰して、さらに上位を狙おうかという時に、こういうパッケージを投入するのは、戦略として理解出来ないものがある。


3rdアルバム収録の「インフルエンサー」は、「Complete Edition」の配信源を含め、トップソング200位以内に1曲も入っていないので、どこまで「Special Edition」の順位に影響しているのか分かりません。

しかし、トップソングの順位は、上位であれば、それ自体が大きな宣伝効果を発揮するもので、配信源は出来るだけ絞った方が良い。

それが分かっているから、乃木坂と欅坂は、AKB48Gと異なり、シングル収録曲を「Special Edition」にまとめ、1st、2ndアルバムも、そういう形のパッケージにしてきたのだと思います。


3rdアルバムの配信用パッケージは、シングル表題曲だけでなく、新曲に関しても、リード曲「スカイダイビング」は5つ、他の曲は2つと、同一曲の配信源を無闇に増やしている。

ここまで複雑になると、買い易さも損なわれるので、一体、誰に何のメリットがあるのか、首を傾げたくなります。

シングルとアルバムのリリース時期が近過ぎることが最大の問題だけど、今回は、これまでスマートだった筈の配信形式にも疑問を感じさせるものがあって、今、乃木坂に何が起こっているのか、考えるのが怖いです(笑)。


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乃木坂センター予想、あさひなぐ重視で18th飛鳥、19th西野本命も、混沌と変化が兆す2017年 [24May17#2]

2017-05-24 23:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月24日(水) [CDリリース] 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」発売

05月25日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』
05月25日(木) 3rdアルバム全国キャンペーン
====================
札幌 [ラジオ_AM] 北海道放送 HBCラジオ『カーナビラジオ午後一番』に、樋口日奈、松村沙友理、渡辺みり愛が、生放送ゲスト出演(12:00〜16:00内)
名古屋 [ラジオ_FM] @FM 愛知『You got@POWER』に、桜井玲香、鈴木絢音、寺田蘭世が、生放送ゲスト出演(16:00〜17:50内)
大阪 [TV_地デ] 毎日放送 MBSテレビ『ちちんぷいぷい』に、秋元真夏、相楽伊織、星野みなみが、生放送ゲスト出演(13:50〜17:50内)
福岡 [ラジオ_AM] 九州朝日放送 KBCラジオ『PAO〜N』に、川後陽菜、高山一実、中田花奈が、生放送ゲスト出演(13:00〜16:00内)

05月26日(金) 3rdアルバム全国キャンペーン
====================
札幌 [TV_地デ] 北海道文化放送 UHBテレビ『みんなのテレビ』に、樋口日奈、松村沙友理、渡辺みり愛が、生放送ゲスト出演(15:50〜19:00内)
仙台 [TV_地デ] 東日本放送 KHBテレビ『突撃!ナマイキTV』に、伊藤かりん、斉藤優里、西野七瀬が、生放送ゲスト出演(9:55〜11:05内)
名古屋 [ラジオ_FM] Radio NEO『NORRI's KITCHEN』に、桜井玲香、鈴木絢音、寺田蘭世が、生放送ゲスト出演(12:00〜15:00内)
福岡 [ラジオ_AM] RKB毎日放送ラジオ『午後のブルドック』に、川後陽菜、高山一実、中田花奈が、生放送ゲスト出演(13:00〜16:00内サテライトスタジオ)

05月27日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
05月27日(土) 3rdアルバム全国キャンペーン
====================
仙台 [TV_地デ] 東北放送 TBCテレビ『サタデーウォッチン!』に、伊藤かりん、斉藤優里、西野七瀬が、生放送ゲスト出演(9:25〜10:25内)
大阪 [TV_地デ] 関西テレビ KTV『にじいろジーン』に、秋元真夏が、生放送ゲスト出演(8:30〜9:55内)

05月28日(日) [CD特典] 17枚目第5回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ
05月28日(日) [TV_地デ] 17:00〜17:25 日本テレビ系『チカラウタ』に、生駒里奈が出演
05月28日(日) 23:30〜24:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご(のぎえいご)♯18』に、川後陽菜、北野日奈子、能條愛未、和田まあやがレギュラー出演し、ゲストは井上小百合と斉藤優里。再放送は、7月1日(土)10:30〜11:00

05月29日(月) [TV_地デ] 25:56〜26:21 テレビ朝日『妄萌がーる。〜恋したい女子が みてるって噂〜』の4週連続放送初回に、秋元真夏が出演

05月30日(火) [イベント] 舞台『あさひなぐ』ライブビューイングと映画キャスト発表イベント

(演劇)

乃木坂メンバー8人が出演する舞台『あさひなぐ』
====================
05/20(土)〜05/31(水) 東京公演 in EXシアター六本木
06/02(金)〜06/05(月) 大阪公演 in 森ノ宮ピロティホール
06/09(金)〜06/11(日) 名古屋公演 in 愛知県芸術劇場大ホール
[出演メンバー] 生駒里奈、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、新内眞衣、堀未央奈、若月佑美
[公式サイト] 舞台化・映画化『あさひなぐ』同時企画

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』 


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



前回の記事は、18th選抜のセンターを予想するつもりでしたが、冒頭、導入部として書き始めた、星野みなみがテレビ朝日『舞台バラエティ 澤部パパと心配ちゃん』に出演した話が、ついうっかり広がりまくって(笑)、他メンバーの演技力にまで触れる長文になってしまったので、結局、それを本編にしました。

記事の中では、みなみが持っている演技力を、他との比較を通して考えようと、伊藤万理華、生田絵梨花、若月佑美を取り上げました。

しかし、対照的なタイプだから、3人を例に出したものの、もちろん、彼女たち以外にも、素晴らしい才能を感じさせるメンバーは何人もいます。


スーパー・エキセントリック・シアターの舞台『Mr. カミナリ』にヒロイン役で出演した桜井玲香と衛藤美彩は、そこでの経験を糧に、演技の才能を開花させていった。

この二人は、場をパッと華やかにするビジュアルと、ずば抜けて美しい声を備えており、今後の活躍が大いに期待できるメンバーです。

また、舞台『帝一の國』のヒロイン役で頭角を現した井上小百合は、「大人のカフェ」による『飲みかけで帰ったあの娘』にゲストとして呼ばれ、『すべての犬は天国へ行く』で見せたコミカルな演技の素質を伸ばしている。

美しいビジュアルを持ちながら、本格的なコメディが出来るというのは、貴重な存在で、幅広いジャンルの作品に呼ばれる可能性があります。


さゆにゃんと同じく、『帝一の國』からスタートした樋口日奈は、今年、舞台版ドラえもん『のび太とアニマル惑星(プラネット)』のしずかちゃん役として、全国ツアーを行い、着実に、キャリアを積み上げています。

2期メンバーに目を転じると、ゴールデンボンバーの喜矢武豊が主人公、若月佑美が「日暮かごめ」を演じる舞台『犬夜叉』に、「桔梗」役として参加した伊藤純奈が、高い評価を受けているようです。

純奈さんは、ルックス的に超美人だけど、背が高く、妙な迫力があるので(笑)、神宮ライブのアンダー曲パフォーマンスでも、非常に目立っていました。

持ち前の存在感を生かして、これからどういう芝居を見せてくれるのか、楽しみです。

個人的には、『16人のプリンシパル trois』で主役「ポリン姫」を獲得し、第二幕の演技が好評だった渡辺みり愛、さらに、鈴木絢音と佐々木琴子の、乃木坂を離れた他流試合での舞台やドラマを観てみたい。

3人とも、ルックスの魅力はもちろんだけど、演技空間におくと、それぞれ、何か、非常に個性的な輝きを放つような気がして、密かに期待を寄せています。


演技の話は、この辺にして、今日こそ、センターの予想をしたいと思います(笑)。

『乃木坂工事中』の予告から、次回、5月28日(日)深夜の放送分で、18th選抜の発表はないようです。

となると、6月に入ってからですが、18枚目が7月中の発売であれば、発表日程には自ずとリミットが出てくる。

選抜発表からCDリリースまでの期間は、例えば、6月25日(日)発表で4週プラス3日以下、7月2日(日)発表で3週プラス3日以下となり、さすがに短過ぎる。

そもそも、7月2日(日)深夜の『乃木坂工事中』は、18枚目表題曲が披露される可能性のある神宮2Daysライブの後で、ここまで引っぱると、相当な「異常事態」と言えます(笑)。

今のところ、16枚目「サヨナラの意味」のような、トップメンバーの「卒業」といった、異変の兆候は全然ないので、まあ、過去の通例から考えて、選抜発表は、6月4日(日)、11日(日)、18日(日)に絞られるんじゃないでしょうか。


一方、個別握手会の応募スケジュールは、5月25日(木)・26日(金)に、17枚目の受付が終了し、3rdアルバムは5次受付に入っている。

現時点で、18枚目応募に関するアナウンスは一切ないので、今週の木曜金曜に1次受付を持ってくるとは考えにくい。

「生まれてから初めて見た夢」の全国キャンペーンが始まり、CDの発売と収録曲の配信がスタートしたばかりで、むしろ、しばらくは、アルバムを売ることに専念したいところです。


とうことで、18枚目個別握手会の応募開始は、6月1日(木)・2日(金)以降の可能性が高い。

(表1) 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」と18枚目シングルの個別握手会応募の予想される日程関係

凡例
応募の日付期間 : 3rdアルバムの応募次数18thシングルの応募次数

05/11(木)12(金) : 03次 ←17th13次
05/18(木)19(金) : 04次 ←17th14次
05/24(水) : 3rdアルバム発売
05/25(木)26(金) : 05次 ←17th15次最終受付
05/28(日) : 乃木坂工事中「新軍団員勧誘プレゼン大会!」 (全仏テニス男子1回戦18:00〜)

06/01(木)02(金) : 06次 ←A 18th01次
06/04(日) : a 18th選抜発表 (全仏テニス男子4回戦18:00〜)

06/08(木)09(金) : 07次 ←B 18th01次
06/11(日) : b 18th選抜発表 (全仏テニス男子決勝22:00〜)

06/15(木)16(金) : 08次 ←C 18th01次
06/18(日) : c 18th選抜発表

06/22(木)23(金) : 09次 ←D 18th01次
06/25(日) : d 18th選抜発表

06/29(木)30(金) : 10次
07/01(土)02(日) : 真夏の全国ツアー2017 神宮2Days東京公演

(18枚目の日程シミュレーション)

A 18th01次[06/01(木)02(金)] →(8次分算入)→18th発売[07/26(水)]
B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(7次分算入)→18th発売[07/26(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(6次分算入)→18th発売[07/26(水)]
D 18th01次[06/22(木)23(金)] →(5次分算入)→18th発売[07/26(水)]

a 18th選抜発表[06/04(日)] →(7週+3日)→18th発売[07/26(水)]
b 18th選抜発表[06/11(日)] →(6週+3日)→18th発売[07/26(水)]
c 18th選抜発表[06/18(日)] →(5週+3日)→18th発売[07/26(水)]
d 18th選抜発表[06/25(日)] →(4週+3日)→18th発売[07/26(水)]


ただ、18枚目個別握手会の1次応募受付が、6月1日(木)・2日(金)以降といっても、あまりに遅いと、オリコン初動を下げかねない。

7月中にCDを発売するのであれば、6月15日(木)・16日(金)の応募開始で、初動算入が6次分以下となってしまい、今、一番勢いがあると言われる乃木坂にとっても、さすがに、この辺が限度かと思います。

つまり、7月発売という条件を付ければ、18枚目の日程候補は、選抜発表が6月4日(日)、11日(日)、18日(日)、個別握手会の応募開始が6月1日(木)・2日(金)、6月8日(木)・9日(金)、6月15日(木)・16日(金)と、3つくらいに限定されます。


ここから先の絞り込みは、3rdアルバムのキャンペーンに、運営がいつ区切りを付けるかで決まると思います。

「生まれてから初めて見た夢」は、選抜2人、アンダー1人による3人ずつの5チームに分かれて、メンバーが札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡へ行き、地元のテレビとラジオに出演する全国キャンペーンを展開。

また、「SHOWROOM」で、メンバーが二人ずつ、1週間毎日登場して、「3rdアルバムリリースを皆でお祝いしようスペシャル!」を生配信するとのことで、CD発売に合わせて、こういったプロモーションを幾つか仕掛けています。

しかし、17th選抜メンバーが8人も、舞台『あさひなぐ』に出演していることから、テレビ朝日『MUSIC STATION』といった、テレビの音楽番組に出演して、リード曲を披露する雰囲気ではなく、今のところ、パフォーマンスを通した新曲キャンペーンが、十分に打てていない。

また、2ndアルバム「それぞれの椅子」のように、発売記念の『乃木坂46時間TV』を放送し、最後に、リード曲MVを完成させ、流すといった展開もなさそうです。


ステージパフォーマンスなし、MVなしで、3rdアルバムは、1stと2ndに比べ、プロモーションが若干、弱い印象がある。

この状況を、さっさと18枚目へ行こうぜ!のサインと捉えるべきか(笑)、だからこそ、長めにアピール期間を取りたいと考えているのか、よく分かりません。

ただ、全国キャンペーンが5月27日(土)、「SHOWROOM」の生配信は5月30日(水)に終わるので、CD発売週とその翌週くらいは、「アルバムモード」が続く気がします。


ということで、18枚目個別握手会の1次応募受付は、6月8日(木)・9日(金)あたりじゃないかと、個人的に睨んでいます(笑)。

値段の問題なのか、それとも、音楽番組での楽曲披露やMV公開がないためか、3rdアルバム個別握手会の完売状況は、今の乃木坂を念頭に置くと、ややゆっくり目に感じられる積み上げスピードで、じゃんじゃん出ている風ではない。

18枚目の応募をスタートさせると、さらにアルバムへの申し込みが鈍る危険があるので、その辺のさじ加減で、日程が決まってくるのかもしれません。


選抜発表の日付に関しては、個別握手会の応募を始めるタイミングほど、神経を尖らせる必要はないので、さらに読めません。

加えて、今年も全仏オープンテニスをテレビ東京が放送するようで、公式サイトには、

今年もテレビ東京では、錦織圭選手が出場する全ての試合を、生放送または生放送になるべく近い形で放送する予定です。

と、力強く書かれている。


(表1)に載せたように、さっそく、次回、5月28日(日)の『乃木坂工事中』が、放送できるかどうか微妙になっている。

その日最初の試合が何時に始まるかは決まっているけど、錦織選手が何番目の試合に登場するかは、直前にならないと判明しないようで、しかも、前の試合が雨で中断すると、もう五里霧中のタイムテーブルになっていく(笑)。

万が一、5月28日(日)の『乃木坂工事中』がなくなったら、番組側は放送スケジュールの変更を余儀なくされ、本来、6月11日(日)に流すつもりだった選抜発表が、翌週に延期されることもあり得るでしょう。

乃木坂の選抜発表にとって、世界卓球と全仏オープンテニスは、どうすることも出来ない不確定因子なわけで、ファンは成り行きを見守るしかありません。

まあ、次回、遂に18th選抜発表!と予告したのに、放送延期ってな事態は避けたいので、少し遅いけど、確実に放送出来る、6月18日(日)かなと、ぼんやり考えています(笑)。


ちなみに、18枚目表題曲のMV撮影が、現時点でまだ行われていなければ、舞台『あさひなぐ』の大阪公演が終わり、名古屋公演が始まるまでの期間、6月6日(火)、7日(水)、8日(木)の可能性が高いと思います。

CD発売が7月26日(水)なら、表題曲MVは、3週間前の7月5日(水)あたりに公開される筈で、そうなると、撮影は1ヶ月前くらいには済ませておきたい。

しかも、生田絵梨花は、6月7日(水)、『レ・ミゼラブル』の昼公演を終えた後、翌8日(木)は出演がない。

つまり、6月7日(水)の夜は、選抜の常連メンバーが揃う、数少ないチャンスで、やるならここということです。

まあ、本音を言えば、「しっかり身体を休めて下さい!」と叫びたくなる、強行日程ですが(笑)。



さて、いよいよ、センターの予想に入ります。

18th選抜で誰がセンターに起用されるかを考えるとき、19th選抜で何が起こるかを見極めることが重要です。

もっと具体的に言うと、19thのセンターは、かなりの高確率で西野七瀬だと思います。


乃木坂が東宝と組んで行っている『あさひなぐ』の舞台化と映画化は、グループにとって結成以来の大事業じゃないでしょうか。

生田絵梨花が抜擢された帝国劇場の『レ・ミゼラブル』は、東宝が主催・製作するミュージカルで、さらに、コンスタンツェ役で出演が決まっている、来年上演の「モーツァルト!」も同じ。

乃木坂と東宝は、『あさひなぐ』プロジェクトと生田絵梨花のミュージカル出演を通して、今、いわば蜜月状態にある。


そして、今秋公開される映画『あさひなぐ』は、興行的に、是が非でも、成功させなければならない作品になる。

舞台の方は、上演するシアターが限られ、乃木坂の動員力を考えても、大きな赤字が出る心配は少ない。

しかし、映画は、制作費が大きい上に、相当な上映館数を予定しているようで、かなりな規模の全国ロードショーになる。

万が一にも、観客動員数や興行収入で、シビアな数字が出てしまうと、乃木坂と東宝の今後の付き合いにも影響を及ぼしかねないわけで、何としてでも、ヒットさせたいところです。


こういう事情を考えると、19th選抜は、映画『あさひなぐ』を宣伝することが、大きなテーマになる可能性が濃厚で、主役を演じている西野七瀬をセンターに据える以外の選択肢は、ないに等しい気がします。

主要役の白石麻衣をWセンターとして抜擢することは考えられるけど、何はともあれ、ななせまるがセンターに入り、場合によっては、19枚目表題曲が映画主題歌となり、それを、年末の大型音楽祭、さらにはNHK紅白歌合戦で披露するというのは、なかなかパンチの効いたプロモーションじゃないでしょうか(笑)。

しかし、19th選抜のセンターに西野七瀬を起用するのであれば、18th選抜でのセンターがななせまるである可能性は、むしろ低くなる。

それをやってしまうと、17th、18th、19thの3作連続センターとなり、さすがにファンから不満が出るだろうから、運営も避けるんじゃないでしょうか。


乃木坂の選抜発表において、西野七瀬は、常にセンターの「本命」ですが、19th選抜が背負うであろうものを想像すると、18thでの抜擢はないんじゃないかと。

では、18thセンターは誰かとなると、まあ、素直に考えると、舞台『あさひなぐ』の主役を務めている、齋藤飛鳥が最有力でしょう。

ソロ写真集『潮騒』のオリコン累計売り上げは10万枚を越え、白石麻衣『パスポート』、西野七瀬『風を着替えて』に次ぐ、3番手に位置している。

また、3rdアルバムに収録された12の新曲の中で、齋藤飛鳥だけが「硬い殻のように抱きしめたい」という曲をソロで担当し、しかも乃木坂ファンに人気の高い杉山勝彦さんが作曲を担当している。

さらに、MONDO GROSSO が14年ぶりにリリースしたアルバム「何度でも新しく生まれる」に、飛鳥ソロ曲「惑星タントラ」が収録されていて、乃木坂の枠を飛び出した音楽活動を展開しています。

運営の齋藤飛鳥に対するフィーチャーぶりは、最近、とくに顕著になっていて、舞台『あさひなぐ』の主役抜擢も、この流れの一つだと思います。


ところで、「惑星タントラ」の作詞は、「ティカ・α」、すなわち、相対性理論のボーカルとしても活躍している「やくしまるえつこ」さんで、秋元康氏でなかったことに、正直、驚愕しました。

AKB48Gや坂道シリーズのメンバーが、秋元氏がタッチしない形で新曲を提供され、他アーティストのCD収録曲として歌った例は、ほとんどないんじゃないでしょうか。

もちろん総合プロデューサーとして、了承はしていると思いますが、乃木坂が秋元氏から離れて、独自性を見せた出来事で、結構、大きな意味を持っているように感じます。


さらに、17枚目「インフルエンサー」では、個別握手会を生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理の3人が全欠席していて、外仕事が忙しいとはいえ、従来の乃木坂では考えられなかった手法が採用されている。

東宝とのコラボを含め、2017年に起こった一連の出来事を眺めていると、運営内部の勢力図が変わり、合同会社の中で、ソニー系が独立性の高い動きを見せ始めているんじゃないかと考えたくなります。

確かに、乃木坂は、近年、グループのブランド力が高くなり、広告CM、メディア出演、乃木恋など、CDセールスやライブといった音楽セールスとは別の分野で、大きな収益を上げつつある。

もし、広告CMやドラマ映画への出演が、重要な収益の柱であれば、メンバーを長時間拘束し、健康を損ねるかもしれない握手会は、ほどほどにすべきという雰囲気が漂っても不思議ではない。


一方、アルバムに関しては、豪華客船でメンバーとクルージングやボーリング大会といった特典を付けていて、AKB48系運営が主導している気がします。

とくに、3rdアルバムの配信は、収録曲をまとめた「Complete Edition」だけでなく、CDと同じ形態のパッケージを用意して、全5タイプをアップロードしている。

これは、まるっきりAKB48Gのやり方と同じで、私のような素人には、差し当たってデメリットしか思い付かない配信方法です(笑)。

1曲の配信源は一つに絞った方が、トップソングの順位が高くなる筈で、乃木坂のシングルはそうやっているんだけど、どんなメリットを想定しているんでしょう、さっぱり分かりません。


さて、話を18th選抜のセンターに戻しましょう。

最有力候補である齋藤飛鳥以外だと、誰が考えられるんでしょう?

乃木坂シングルのセンターは、前作1列目、又は2列目中央から選ばれたケースが、ほどんどを占めています。

例外は、7枚目「バレッタ」で大抜擢された堀未央奈、10枚目「何度目の青空か?」の休業明け生田絵梨花、そして前作2列目端から起用された16枚目「裸足でSummer」の齋藤飛鳥の3シングルだけです。


18th選抜のセンターを予想するとき、17thフロントと2列目中央のメンバーに候補を絞れば、17分の14、つまり80%以上の確率で、その中に次期センターがいる計算になる。

そして、秋元真夏、堀未央奈、西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、衛藤美彩、生駒里奈、生田絵梨花の8人が、該当するセンター候補です。

ここから、西野七瀬と齋藤飛鳥を除き、センター続投になる白石麻衣を外すと、残りは5人。


5人の中で、まず生田絵梨花のセンターはないでしょう。

『レミゼ』が忙しいことが理由ですが、『真夏の全国ツアー2017』に、一度も参加出来ない可能性が濃厚であることが大きい。

夏シングルのセンターは、全国ツアーを支えることが重要な仕事で、一種の座長公演みたいな雰囲気になりますから(笑)、全不参加のメンバーをセンターに据えるのは、ちょっと考えられない。


さらに、生駒里奈も、8月に主演舞台『モマの火星探検記』があり、宮城公演は絶対に参加出来ない。

もし生駒ちゃんをセンターに据えるつもりがあるなら、そもそも、全国ツアー真っ最中の8月に主演舞台を入れるだろうか?という疑問がある。

バラエティ番組に頻繁に出演し、乃木坂でもっとも一般知名度の高いメンバーなので、18thセンターの有力候補ではあるけど、主演舞台と全国ツアーの日程が少し引っ掛かります。


あとは、秋元真夏、堀未央奈、衛藤美彩。

3人に中で、もっとも可能性を検討したくなるのは、センター脇に配置されている堀ちゃんです。

握手会人気が高く、バラエティでの積極性があり、舞台『じょしらく』で示したように、演技センスも優れたものを持っていて、有力な候補だと思います。


しかし、選抜における堀未央奈の動向を考えるとき、避けて通れないのは、「バレッタ」における大抜擢を発案したのは、誰なのかという点です。

選抜になかなか入れない、あるいは、1列目2列目に上がれない1期メンバーが数多くいる中、加入して間もない2期メンバーを、いきなりセンターにすれば、凄まじい軋轢が生じるのは、容易に分かることです。

分かるからこそ、運営は、わざわざ手紙を寄越して、1期の気持ちをなだめようとしたわけで、選抜発表で選考側のコメントが届いたのは、それ以前も、それ以後も、例がありません。


運営のかなり上の人が強力に主張しなければ、これほど険しい道のりを強いられる人事を、断行するのは無理じゃないでしょうか。

通常、会議でそういった案が出ても、少なからぬ反対意見が出るだろうから、最終的には、取り敢えず3列目に入れるといったあたりに、落ち着くのが普通ですが、センターへの「大抜擢」が実現してしまった。

この出来事は、1期と2期の関係を複雑化し、堀未央奈以外の2期メンバーの起用を遅らせ、そして何より、彼女自身に、わだかまりを残した感がある。


18th選抜で再び、堀ちゃんをセンターに据えるには、こういった過去を乗り越えるエネルギーが必要で、まずは、「大抜擢」を決行した人物が、今、運営にいるのかどうかが、一つのポイントになります。

しかし、上述したように、2017年に入って、運営内部の権力構造が若干変化したように感じられる出来事が、次々と起こっている。

もし、その人物が乃木坂を去ったのであれば、7枚目以来となる、2期センターの誕生は、北野日奈子や新内眞衣らが福神入りして、2期のプレゼンスがより高まるのを待ってから、行われるように思います。


秋元真夏と衛藤美彩もセンター候補ですが、17枚目で初めて1列目に入った真夏さんより、フロント2回目、かつ2列目中央を経験しているみさみさの方が、少し確率が高いかもしれない。

しかし、もちろん、3列目から異例の「大抜擢」が絶対ないとは言えず、そこまで広げて考えると、てんで見当が付かなくなります(笑)。

運営の方針に変化の兆しが見えつつある中、18thセンターに関しては、舞台『あさひなぐ』の主役を演じる齋藤飛鳥が最有力であること以外、予想する取っ掛かりがありません。

結局、これから発表される18thセンターとフロントの顔ぶれこそ、2017年の乃木坂が進もうとしている方向を解明する、最大のヒントなのでしょう。

つまり、いつもの通り、センターの予想は難しいということですね(笑)。


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星野みなみがテレ朝『心配ちゃん』で本領発揮、万理華生田若月生駒松村、女優適性トップは誰か [24May17]

2017-05-24 01:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月23日(火) [TV_地デ] 23:15〜24:15 テレビ朝日系『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』に、生駒里奈が出演

05月24日(水) [CDリリース] 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」発売
05月24日(水) [ラジオ_AM] 25:00〜27:00 ニッポン放送『乃木坂46西野七瀬のオールナイトニッポン』に、西野七瀬と斉藤優里が出演
05月24日(水) [ラジオ_AM] 27:00〜28:30 ニッポン放送『乃木坂46新内眞衣のオールナイトニッポンZERO 』に、新内眞衣、斎藤ちはる、能條愛未、和田まあやが出演

05月25日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』
05月25日(木) 3rdアルバム全国キャンペーン
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札幌 [ラジオ_AM] 北海道放送 HBCラジオ『カーナビラジオ午後一番』に、樋口日奈、松村沙友理、渡辺みり愛が、生放送ゲスト出演(12:00〜16:00内)
名古屋 [ラジオ_FM] @FM 愛知『You got@POWER』に、桜井玲香、鈴木絢音、寺田蘭世が、生放送ゲスト出演(16:00〜17:50内)
大阪 [TV_地デ] 毎日放送 MBSテレビ『ちちんぷいぷい』に、秋元真夏、相楽伊織、星野みなみが、生放送ゲスト出演(13:50〜17:50内)
福岡 [ラジオ_AM] 九州朝日放送 KBCラジオ『PAO〜N』に、川後陽菜、高山一実、中田花奈が、生放送ゲスト出演(13:00〜16:00内)

05月26日(金) 3rdアルバム全国キャンペーン
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札幌 [TV_地デ] 北海道文化放送 UHBテレビ『みんなのテレビ』に、樋口日奈、松村沙友理、渡辺みり愛が、生放送ゲスト出演(15:50〜19:00内)
仙台 [TV_地デ] 東日本放送 KHBテレビ『突撃!ナマイキTV』に、伊藤かりん、斉藤優里、西野七瀬が、生放送ゲスト出演(9:55〜11:05内)
名古屋 [ラジオ_FM] Radio NEO『NORRI's KITCHEN』に、桜井玲香、鈴木絢音、寺田蘭世が、生放送ゲスト出演(12:00〜15:00内)
福岡 [ラジオ_AM] RKB毎日放送ラジオ『午後のブルドック』に、川後陽菜、高山一実、中田花奈が、生放送ゲスト出演(13:00〜16:00内サテライトスタジオ)

05月27日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
05月27日(土) 3rdアルバム全国キャンペーン
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仙台 [TV_地デ] 東北放送 TBCテレビ『サタデーウォッチン!』に、伊藤かりん、斉藤優里、西野七瀬が、生放送ゲスト出演(9:25〜10:25内)
大阪 [TV_地デ] 関西テレビ KTV『にじいろジーン』に、秋元真夏が、生放送ゲスト出演(8:30〜9:55内)

05月28日(日) [CD特典] 17枚目第5回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ

05月30日(火) [イベント] 舞台『あさひなぐ』ライブビューイングと映画キャスト発表イベント

(演劇)

乃木坂メンバー8人が出演する舞台『あさひなぐ』
====================
05/20(土)〜05/31(水) 東京公演 in EXシアター六本木
06/02(金)〜06/05(月) 大阪公演 in 森ノ宮ピロティホール
06/09(金)〜06/11(日) 名古屋公演 in 愛知県芸術劇場大ホール
[出演メンバー] 生駒里奈、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、新内眞衣、堀未央奈、若月佑美
[公式サイト] 舞台化・映画化『あさひなぐ』同時企画 

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』 


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定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



日曜日にテレビ朝日系列で放送された『舞台バラエティ 澤部パパと心配ちゃん』で、星野みなみは、物語のエンディングを引っぱる主要役を演じ、予想を遥かに越える活躍ぶりでしたね(笑)。

みなみは、まだ生まれていない主人公「心配ちゃん」の妹「ウレイちゃん」役で登場。

心配ちゃんを心配しないよう洗脳して、未来を変えようとする大鶴義丹の「ドート・デモナール」率いる一味の悪巧みを、未来からやって来たタイムパトロールとして阻止する話です。

説明するだけで、かなり「新感覚」なテイストが伝わると思いますが(笑)、心配しなくなってしまった「心配ちゃん」は、大鶴義丹が左利きで、いろいろと不便そうだったことに気づいて、再び心配し始める。

これを受けて、左利きの優れた点を住民たちがあれこれ説明し、人々の優しさに触れた義丹は改心、みなみが逮捕に成功して、大団円を迎えます。


『相棒』の角田課長、山西惇が見守る中、みなみが大鶴義丹に帯状手錠を掛け、一味を連行するシーンは、「おお〜、す、すごいゴージャスじゃないか!」と、テンション爆上げ〜⤴になってしまいました(笑)。

番組が始まるまでは、舞台そのものに出演するのではなく、挿入VTRに少し登場するのかなと思っていたんですが、なんのなんの、ドラマ部分の中心軸に関わる役で、台詞も多く、びっくりしながら観ていました。

しかし、さすがに星野みなみ、持ち前の演技センスを存分に発揮して、終盤の舞台を上手く引っぱっていて、感心しました。


劇の中盤、澤部パパとMEGUMIママのいる家に、するすると上がり込んで来る、最初の登場シーンこそ本人の緊張感が伝わってきて、「み、みなみ、大丈夫か?」とドキドキしました。

しかし、終盤、近所の住民たちが「心配ちゃん」の家に集結し、その中で、「ドート・デモナール」御一行様と渡り合う場面は、そういう心配をすっかり忘れて、芝居に見入ってしまった。

星野みなみも、ステージ上に展開する世界に入り込んでいたようで、テンポよく、生き生きと芝居を進めていて、あらためて、女優としての素質の高さを感じました。

とくに、素晴らしいのは、台詞ごと、シーンごとに、戸惑ったり、怒ったり、自慢げだったり、優しさが溢れていたりと、華やかに表情が変わることで、「シャキイズム」MVで見せた才能が、さらに豊かに成長している。

しかも、みなみの表情は、こういう場面では、こういう顔といった、訓練された「スキル」によるものではなく、内面の感情から出てくるもので、それゆえ、繰り出す表情の数が多く、自然なテイストなので、目が離せなくなります。


主人公「心配ちゃん」の山田美紅羽ちゃんは、TBS「金曜ドラマ」枠の『下剋上受験』で主役を演じるなど、子役として大活躍していて、今回の舞台でも、桁外れの演技力で、芝居の世界観を見事に作り上げていました。

天才的なセンスに、演技的トレーニングが加わり、ドラマや芝居を、中心でリードする分厚いスキルを身につけています。

一方、星野みなみは、劇団に所属したり、本格的な芝居をした経験がなく、自分が感じるものを頼りに、表情、動き、間合いを作っている。

子役演技のお手本のような山田美紅羽の「心配ちゃん」と、オリジナリティだらけの自然そのものの演技を見せる星野みなみの「ウレイちゃん」が、芝居空間において好対照を成し、舞台をより魅力的にしていた気がします。


星野みなみは、ダンスにしても、演技にしても、「スキル」を感じさせず、しかもひたすら可愛いので(笑)、持っている才能が桁違であることが、伝わりにくい。

しかし、本格的な舞台を経験したことのない19歳の少女が、地上波テレビの番組に出演して、観客入り一発勝負の撮影で、錚々たるベテラン俳優を前に、次々と自然な表情を繰り出し、芝居をリードするなんてこと、普通は、出来るわけないんですね(笑)。

どんな状況でも自分を見失わないメンタルと、空間を支配してしまうオーラを持っていて、女優としての素質は、尋常じゃない。


アイドル界隈には、女優として高い素質を感じさせる人が少なくないけど、星野みなみほど強力なオーラを持っている人は、今も昔も、ほとんど観たことがありません。

ただ、乃木坂というグループは才能の宝庫で、滅多にいない筈のみなみクラスの才能が、もう一人、頭に浮かんでくる。

伊藤万理華です。


みなみは、持っている大量のオーラを、すべて外に向けて発するのに対して、まりっかは、半分くらいを自分の内面に叩き付けている感じで(笑)、内なる感情を照らし出すことで、繊細で重みのある演技が可能になっている。

表情に全てを還元するのではなく、表情に込める想いの濃度を上げて、内なる葛藤や苦悩を、観るものに伝えている印象があります。

個人PVの『ナイフ』『まりっか'17』『伊藤まりかっと。』、映画『アイズ』、舞台『すべての犬は天国へ行く』など、評判を呼んだ作品の伊藤万理華は、いずれも、心の奥底に、簡単には割り切れない、複雑なわだかまりを宿していて、自らのオーラで、それを照らし出すことによって、まりっか独自の芝居空間を作り上げている。

星野みなみほど、くるくる変わる表情演技ではなく、一つ一つの表情が、深い意味を持つような演技で、密度が濃い。

二人とも信じられない分量のオーラを持っていて、そこは似ているのだけど、みなみとまりっかでは、それを発する方式が異なる気がします。


星野みなみと伊藤万理華に、もう一つ共通するのは、二人ともダンスが上手いことです。

『澤部パパと心配ちゃん』の終盤、みなみの動きは惚れ惚れするほど様になっていて、カッコ可愛かった(笑)。

みなみとまりっかは、踊りのターンで中心軸がほとんどぶれない、数少ないメンバーで、姿勢をホールドする筋力と、ステップのリズム感が抜群で、それが演技における身のこなしに、発揮されてるのだと思います。

舞台の演技では、身体表現がとくに重要で、その点でも、『澤部パパと心配ちゃん』の星野みなみは、才能の一端を見せたと言えるでしょう。


みなみとまりっかは、強いオーラを放ち、自分の内面に起因する、オリジナリティの高い演技で芝居を作り上げる素質を持っていますが、生田絵梨花と若月佑美は、それとは方向性が異なるものの、やはり非凡な才能を持っている。

いくちゃんは、来年の5月6月、帝国劇場で公演予定のミュージカル『モーツァルト!』に、妻であるコンスタンツェ役として抜擢され、もはや演劇界では、完全に「見つかってしまった」状態です(笑)。

生田絵梨花の舞台を観る度に感心するのは、演じている自分や芝居全体が、観客からどう見えているのかを、念頭に置きながら、演技を進めていることです。

演者としての経験だけでなく、観客としての経験も豊富に積み上げているようで、自分が客として観たい芝居、満足できる芝居を念頭に置き、そこに近づけるよう、努力しているように思えます。


とくに、『虹のプレリュード』や『リボンの騎士』のような主演舞台では、この「観客を含めた芝居空間全体が俯瞰で見えている」感が、よく伝わってきました。

今、ステージ上で演じている自分は、芝居の流れの中で、さらにはお客の心の中で、どのような存在になっているかを、客観的に把握する能力が図抜けている。

そして、役者としてだけでなく、演出家や観客の目線においても、満足できる芝居を作り上げるために、貪欲にスキルを身に付けようとするのかもしれません。

自分の作品を含めた舞台演劇に対する、優れた鑑賞者であることが、生田絵梨花をここまで引き上げた、原動力である気がします。


そうそう、いくちゃん出演回の帝国劇場『レ・ミゼラブル』、なんとかチケットをゲットしました(笑)。

『ロミオ&ジュリエット』は、とうとう席が取れず、生田絵梨花の作品を見逃すという、痛恨の結果に終わってしまった。

人気出過ぎと文句を言いたくなったけど(笑)、『リボンの騎士』以来のいくちゃん出演ミュージカル、めちゃめちゃ楽しみにしています。


自分を客観的に見ることにおいては、若月佑美も、傑出した才能を持っていると思います。

若様の場合は、4次元時空間で展開する芝居の構造、すなわち、役者やセットがどういう位置関係で存在するか、台詞や動きがどう絡んでいくかが、良く見えている。

台本という2次元情報から、奥行きのある物語を組み立て、その中で自分はどう振る舞うべきなのかを、的確に捉えていく。

デザイン画を描く才能に通じるのかもしれませんが、芝居が見えているので、台詞の間合い、身のこなし、移動のタイミングなど、演出家が意図する世界にピッタリ合った演技を、正確にこなすことが出来る。

そのため、若月佑美が登場するシーンは、安心して鑑賞できて、『嫌われ松子の一生』のような主演舞台は、間違いなく一定のレベルを越える、お金を払って損のない芝居に仕上がっています。


生田絵梨花と若月佑美は、自分の演技と芝居全体を、俯瞰で眺める能力を持っているので、主役であれ、脇役であれ、演出家の求めるものを理解して、それに応えることが出来る。

どんな役でも、キチンと演じられ、物語世界に寄与するので、制作側がオファーを出しやすく、プロとしてやっていける確率は高いと思います。

まあ、いくちゃんに関しては、大型のミュージカルが次々、舞い込んでいる感があって、すでに売れっ子の新人女優になりつつある。

また、若様も、昨年あたりから、年間3本くらいのペースで、コンスタントに舞台仕事をこなしており、「女優業」が軌道に乗り始めています。


一方、星野みなみと伊藤万理華は、内面から、自然と出てくるオーラが魅力的である一方、そのオリジナリティの高さから、起用される役によっては、十分に実力を発揮出来ないかもしれない。

まりっかが個人PVで頭角を現したのは、プロモーションする主役として、彼女の才能を監督が理解し、それを存分に生かす作品を考えたからで、表現するべき世界が先にありきの、大きな舞台やドラマ映画となると、合う合わないが問題になる可能性がある。

星野みなみの「ウレイちゃん」は、物語の鍵を握る重要役で、未来からやってきたタイムパトロールという設定は、演技に正解がないため、自由度が高く、個性を出しやすい。

みなみのことを良く知っている人がキャストした節があって、『澤部パパと心配ちゃん』はテレビ朝日なので、あるいは齋藤飛鳥とW主演の1時間ドラマ『少女のみる夢』の制作に関わったスタッフが、彼女を抜擢したのかもしれません。


星野みなみと伊藤万理華は、自分のことを評価してくれる制作スタッフと巡り会うことが大事だと思います。

そういう意味では、まりっかは、柳沢翔、福島真希と、優れた監督に、すでに二人も出会っているわけで、今後、大きな仕事が回ってくる可能性はあるんじゃないでしょうか。

みなみも、『澤部パパと心配ちゃん』への出演を切っ掛けに、ドラマ、映画、舞台と、出演する機会が増えることを願っています。

そうそう、『GRAVITY CAT 重力的眩暈 子猫編』の「ONE SHOW 2017」の Gold Pencil 受賞、おめでとうございます。


みなみとまりっかは、内面から出てくる強烈なエネルギーで、芝居空間を自分色に染め上げ、誰も観たことのない、オリジナリティの高い演技を見せる。

持っている才能のスケールがあまりにデカイので、最初、それを生かす起用法が限られていて、女優としての本格的なスタートが少し遅くなるかもしれない。

しかし、一度、良い作品、良い役と出会って、成功すると、一気にブレイクする可能性がある。

一方、いくちゃんと若様は、自分を外から客観的に眺める能力に優れていて、演出家や観客の求める演技を、高い精度で展開することが出来る。

主役脇役を幅広くこなせるスキルと、場面を読んで理解するスマートさから、関係者に「見つかってしまう」のが早い。


持っている才能の違いを説明する譬えを考えて、星野みなみは「北島マヤ」、生田絵梨花は「姫川亜弓」という表現を思い付いたけど、ちょっと違う気もするので、『ガラスの仮面』で掘り下げるのは止めておきます(笑)。

それにしても、乃木坂という一つのアイドルグループに中に、これほど豊かな素質を備えたメンバーが、何人もいるというのは、壮観と言っていいでしょう。

乃木坂は、「美少女軍団」というイメージが流布しているけど、「才能の宝庫」という点も大きな特徴で、ビジュアルの魅力以上に、多くのファンを生み出している原動力じゃないでしょうか。


ここまで、星野みなみを中心に、伊藤万理華、生田絵梨花、若月佑美 の演技に触れてきましたが、個人的に、女優として注目しているメンバーを、あと二人挙げておきます。

一人は、生駒里奈。

生駒ちゃんは、役の本質を掴み取る能力が桁外れで、髪型やメイクによって、まず的確な器を準備し、そこに、自分の感情を注ぎ込んで、生きたキャラを完成させるように見えます。

みなみタイプといくちゃんタイプの中間に位置するような演技で、求められているものを理解し、自分なりに咀嚼して返すことが出来るので、かなり幅広い役をこなせると思います。

生駒里奈が高い演技力を持っていることは、『すべての犬は天国に行く』以来、急速に知れ渡ったようで、次々と演劇作品に出演し、8月には初の主演舞台『モマの火星探検記』が控えている。

乃木坂の選抜センターを5作連続で務めたように、表現力において、飛び抜けた才能を備えているのは間違いなく、演技経験を積むことで、女優として、どう進化していくのか、とても楽しみです。


もう一人は、松村沙友理。

『初森ベマーズ』のユウウツ役で見せた、振り切ったコント風演技が、未だに忘れられない(笑)。

あそこまでやり切るのは、一つの才能で、女優としてハイレベルな素質を秘めている気がします。

しかも、ルックスが桁違いに美しく、声も特徴的で可愛いので、一度、ハマリ役を見つけたら、何かを掴んで、ブレイクする可能性は十分あるんじゃないでしょうか。


ひょっとすると、『16人のプリンシパル』で散々な目に遭ったことで(笑)、すっかり自信を失ってしまい、「自分は演技に向いていない」と思い込んでいるんでしょうか。

だとすれば、大きな間違いで、乃木坂が唯一主演した連続テレビドラマにおいて、もっとも輝いていたのは、明らかに松村沙友理であり、自信を持って良いと思う。

最近はアニメ声優の道に進もうとしている節があるけど、個人的には、持っているビジュアル、声、そして思い切りの良さを生かして、一度は、女優にチャレンジして欲しいなと。


さゆりんが手応えを掴むためには、ユウウツ役のように、松村沙友理独自のジャンルを開拓する必要があるのかもしれない。

そして、自分を表現する適切な手段さえ見つかれば、それが自信になって、「開眼」するんじゃないかと(笑)。

松村沙友理は非常に頭の良い人なので、試行錯誤しながら、探っていけば、端緒に辿り着くんじゃないでしょうか。


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「インフルエンサー」が「不協和音」をiTunesランクで逆転、サイマジョ路線とヒットの要因 [20May17]

2017-05-20 01:15:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月20日(土) [舞台] 乃木坂メンバー8人が出演する舞台『あさひなぐ』の初日
====================
05/20(土)〜05/31(水) 東京公演 in EXシアター六本木
06/02(金)〜06/05(月) 大阪公演 in 森ノ宮ピロティホール
06/09(金)〜06/11(日) 名古屋公演 in 愛知県芸術劇場大ホール
[出演メンバー] 生駒里奈、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、新内眞衣、堀未央奈、若月佑美
[公式サイト] 舞台化・映画化『あさひなぐ』同時企画

05月20日(土) [TV_地デ] 22:20〜22:54 NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』に、秋元真夏、生田絵梨花、斉藤優里、星野みなみが出演

05月21日(日) [TV_地デ] 13:55〜15:20 テレビ朝日系『舞台バラエティ 澤部パパと心配ちゃん』に、星野みなみが出演
05月21日(日) [TV_地デ] 17:00〜17:25 日本テレビ系『チカラウタ』に、生駒里奈が出演

05月21日(日) [舞台] 生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』のプレビュー公演初日
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』

05月24日(水) [CDリリース] 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」発売


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重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)


最近、どういう風の吹き回しか(笑)、星野みなみのメディア出演が、一気に増えています。

とくに、今度の土曜日曜は、NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』とテレビ朝日『舞台バラエティ 澤部パパと心配ちゃん』に、二日連続で登場する予定で、出演場面の長さはいささか心配ですが(笑)、「みなみ祭り」の一つのハイライトです。

また、週が明けた月曜、斉藤優里がMCを務めるNACK5『Nutty Radio Show THE魂』と深夜の『NOGIBINGO!8』に出演との情報があり、さらに、放送日は発表されていないものの、NHK BSプレミアムの『乃木坂46のガクたび!』第2回に、参加しているとも囁かれている。


ここまで急激に出番が増えると、やや不気味なくらいで(笑)、福神メンバーが舞台で忙しいから?、それとも、最近、合同会社のトップが変わったことが影響している?などと、あれこれ余計な詮索をしたくなります。

しかし、よく考えてみると、例の「氷瀑6」として活躍した、星野みなみ、寺田蘭世、渡辺みり愛は、これからの乃木坂を中心で支えるメンバーで、むしろ、今までのフィーチャーが少な過ぎたとも言えます。

この辺の若いメンバーをまずプロモーションして、選抜前列に押し上げないと、3期の投入も進まないわけで、運営が、当然やるべきことを、やり始めただけなのかもしれません。


いずれにしても、星野みなみのファンとして、今、かなりの高揚感を味わっていて、遂に見つかってしまうのか!との想いに打ち震えています(笑)。

ハードディスクも新調したばかりなので、みなみの出るテレビ番組は、すべて録画して、永久保存版として残そうかなと。

『日経エンタテイメント!』の「タレントパワーランキング2017」が示すように、星野みなみの知名度や注目度は、乃木坂メンバー内において、意外に高い方で、傑出したタレント性がその数字を支えていると思います。

今回のメディア露出を通して、さらに関心を集める存在になって、大きく羽ばたいて欲しいですね。


ところで、先週の終わり頃から、iTunes Store トップソングにおいて、あまり目にしたことのない現象が起こっているので、紹介しておきます。

(表1) iTunes Store トップソングにおける「インフルエンサー」と「不協和音」の日付で揃えた順位帯推移の比較

凡例
2017年最初の月曜から日曜を「1番週」とて対象週を表したもの 対象週の期間
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信日を含む月曜〜日曜まとまりの1週を「01W」として対象週を表したもの
===== 対象週の日単位変化 =====
対象日の順位 : 日付

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 色付きのデータは、それぞれ以下の曲に関するもの

不協和音
インフルエンサー

18番週 05/01(月)07(日)
0-0-0-2-5 / 0-0-0 [0] : 05W
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08W

19番週 05/08(月)14(日)
0-0-0-0-1 / 6-0-0 [0] : 06W
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 09W
===== 19番週の日単位変化 =====
048位078位 : 05/08(月)
067位094位 : 05/09(火)
089位111位 : 05/10(水)
072位101位 : 05/11(木)
077位102位 : 05/12(金)
073位083位 : 05/13(土)
079位069位 : 05/14(日)

20番週 05/15(月)21(日)
0-0-0-0-0 / 4-0-0 [0] : 07W
0-0-0-0-0 / 4-0-0 [0] : 10W
===== 20番週の日単位変化 =====
073位065位 : 05/15(月)
094位080位 : 05/16(火)
099位085位 : 05/17(水)
092位078位 : 05/18(木)


「不協和音」は「インフルエンサー」と比べて、CD発売が2週間、iTunes Store の配信とMV公開が3週間、より遅く始まっています。

上表が示すように、05/01(月)から07(日)までの18番週において、iTunes Store トップソングの順位は、配信5週目の「不協和音」が50位以内をキープしたのに対して、8週目「インフルエンサー」は50位を割り込み、欅坂が乃木坂を、常に上回っていました。

19番週に入っても、05/08(月)から13(土)まで、「不協和音」が「インフルエンサー」より高い順位を維持していましたが、05/14(日)、乃木坂が欅坂を逆転します。

そして、20番週は、05/15(月)から最新の18(木)まで、「インフルエンサー」が「不協和音」をリードする形が続いている。


表題曲の iTunes ランキングに関して、後発の欅坂が、先発の乃木坂に抜かれたのは、ほとんど見た記憶がなく、おそらく、初めての出来事だと思います。

「不協和音」のトップソング順位は、配信2週目までは、「サイレントマジョリティー」や「二人セゾン」を越えそうな勢いで上位に食い込んでいましたが、3週目以降、順位の下落スピードが思ったより速く、欅坂1、3枚目の表題曲と比べ、配信人気に、脆弱性を感じさせるものがあった。

そして、6週目の終わりに、3週間早く配信が始まった「インフルエンサー」に順位で逆転され、7週目に入っても、その状況が続いています。


一方、MV人気はどうなっているんでしょう?

(表2) 「インフルエンサー」「不協和音」MVの日付で揃えた再生回数推移の比較

凡例
2017年最初の月曜から日曜を「1番週」とて対象週を表したもの 対象週の期間
MV再生回数の対象週における平均増加速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数) @ 公開日を含む月曜〜日曜まとまりの1週を「01W」として対象週を表したもの

#「累計再生回数」「積み上げ再生回数」は「万回」単位
#「20番週」は週の途中なので、日単位推移のみを記している
# 色付きのデータは、それぞれ以下の曲に関するもの

不協和音
インフルエンサー

18番週 05/01(月)07(日)
14.1万回/日 (1193.8/+099.0) @ 07W
08.6万回/日 (1051.0/+060.3) @ 10W

19番週 05/08(月)14(日)
13.3万回/日 (1287.2/+093.4) @ 08W
08.7万回/日 (1111.5/+060.6) @ 11W
===== 19番週の日単位変化 =====
12.4万回/日 (1206.2) @ 47D07.6万回/日 (1058.5) @ 68D : 05/08(月)
12.5万回/日 (1218.7) @ 48D08.1万回/日 (1066.6) @ 69D : 05/09(火)
12.1万回/日 (1230.8) @ 49D07.7万回/日 (1074.3) @ 70D : 05/10(水)
12.9万回/日 (1243.7) @ 50D08.5万回/日 (1082.8) @ 71D : 05/11(木)
13.4万回/日 (1257.1) @ 51D08.7万回/日 (1091.5) @ 72D : 05/12(金)
14.8万回/日 (1271.8) @ 52D09.5万回/日 (1101.0) @ 73D : 05/13(土)
15.4万回/日 (1287.2) @ 53D10.5万回/日 (1111.5) @ 74D : 05/14(日)

20番週 05/15(月)21(日)
===== 20番週の日単位変化 =====
12.6万回/日 (1299.8) @ 54D08.4万回/日 (1119.9) @ 75D : 05/15(月)
11.7万回/日 (1311.5) @ 55D08.0万回/日 (1128.0) @ 76D : 05/16(火)
11.7万回/日 (1323.2) @ 56D08.1万回/日 (1136.1) @ 77D : 05/17(水)
11.0万回/日 (1334.2) @ 57D07.9万回/日 (1144.0) @ 78D : 05/18(木)


YouTubeに公開されているMVの再生回数については、18番週、19番週、そして最新の20番週ともに、「不協和音」が「インフルエンサー」を、終始上回る増加速度を見せていて、iTunes Store トップソングにおけるような、逆転現象は起こっていません。

上表では、対象週(W)の日付を揃えて比較していますが、経過時間を揃えても、例えば、公開8週目(w)では、「不協和音」13.2万回/日、「インフルエンサー」9.3万回/日と、欅坂が乃木坂を常に越える増加速度を出しています。

つまり、MV人気における、欅坂の乃木坂に対する優位は、とくに変わっていないようです。


念のため、Billboard JAPAN Hot100 も見ておきましょう。

(表3) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂と欅坂の楽曲ランキング

凡例
「曲名」(グループ名_収録シングル)
(総合) Hot100順位 各項目のアルファベット記号 その項目における順位 : CD発売日を含む月曜〜日曜まとまりの1週を「1週目」、前週を「1週前」として対象週を表したもの

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、S ストリーミング数、Rラジオ放送回数、L PCによる読み取り数 (ルックアップ)、T ツイート数、M 国内動画再生回数、F ランクイン回数
# 項目Fだけは、順位ではなく、回数が記されている
# 各項目の順位における「00位」は、100位圏外
# 色付きのデータは、それぞれ以下の曲に関するもの

不協和音
インフルエンサー
サイレントマジョリティー
二人セゾン

18番週 05/01(月)07(日)
(総合)009位 S11/R00/L02/T07/M11/F08 : 05週目
(総合)011位 S10/R00/L06/T08/M33/F10 : 07週目
(総合)024位 S31/R00/L17/T26/M13/F60(10位) : 57週目
(総合)045位 S64/R00/L18/T25/M46/F26 : 23週目

19番週 05/08(月)14(日)
(総合)011位 S17/R00/L06/T15/M10/F09 : 06週目
(総合)026位 S42/R00/L09/T23/M29/F11 : 08週目
(総合)030位 S47/R00/L28/T28/M12/F61(05位) : 58週目
(総合)066位 S93/R00/L27/T43/M49/F27 : 24週目


18、19番週において、総合100位に入っている表題曲は、乃木坂が「インフルエンサー」1曲、欅坂は「不協和音」「サイレントマジョリティー」「二人セゾン」の3曲で、上表のような内容でした。

18番週の「S ストリーミング数」順位で、「インフルエンサー」が「不協和音」を上回ったのは、ポートメッセなごやの全国握手会が行われ、その週のオリコン売り上げが1.6万枚に跳ね上がった影響だと思います。

それ以外は、「L ルックアップ」「T ツイート数」「M 国内動画再生回数」のランキングで、後発の「不協和音」が、先発の「インフルエンサー」より、軒並み高い順位を出しています。

そして、19番週では、「S ストリーミング数」を含めた、すべての項目で、欅坂が乃木坂を越える順位を見せ、今のところ、楽曲人気の全体像に異変は感じられない。


しかし、iTunes トップソングの順位推移を眺めていると、現時点の印象として、「不協和音」は、新規ファンの取り込みが、これまでの表題曲に比べて、やや弱いかなという印象を受けます。

MV再生回数も、公開初期の伸びは極めて勢いがあったものの、公開7週目(w)頃から、減衰傾向が顕著になり、 05/18(木)12:00から25(木)12:00までの9週目(w)の増加速度は、このまま進むと、「不協和音」が前作「二人セゾン」を下回る可能性が高い。

欅坂に対する期待感が、ここに来て、やや落ち着き始めているかもしれず、2017年の20、21、22番週は、楽曲指標の動きから目が離せない期間になりそうです。


「不協和音」の楽曲イメージは、「ノーと言いなよ」が「僕は嫌だ」に進化したように、「サイレントマジョリティー」の世界観を、さらに拡大強化した印象がある。

自分を抑圧するものに抵抗し、闘う意志を持つことの重要性がより強調され、その一方で、「サイレントマジョリティー」の基調を成し、「世界には愛しかない」と「二人セゾン」でクローズアップされている、繊細な叙情性は薄まっている。

「不協和音」の楽曲人気は、これまでの表題曲と比べ、長期の持続性が脆弱で、新規ファンの獲得力が弱いように見えますが、そうであれば、原因の一つは、「サイマジョ」路線の「インフレーション」が、ある種の「淡白さ」を生み出していることかもしれない。


最近、平手友梨奈が「ガールズルール」のような曲をやりたいと言ったそうですが、その主張は、今の欅坂にとって、極めて的を得たものである気がします。

「サイレントマジョリティー」という、明らかなヒット曲を手にした今、その成功体験を押し進めていくのは、不可避なことです。

そして、中心に据えられた「大人への反抗」や「抵抗する勇気」が、より強調された路線が採用されがちになる。


しかし、ヒットにつながったのは、案外、そういったテーマが受けたからではなく、複雑で切ないメロディー、欅坂メンバーの初々しい姿など、多くの成分が、上手い配合でブレンドされていたからかもしれない。

そういった複数成分の微妙なミックスチャーこそが、楽曲全体の魅力を構成しているとすれば、主成分だけを精製して、より高い比率で入れ込んだ曲を作っても、最初の曲を越えられないのは、頷けることです。

むしろ、成功した楽曲のスタイルではなく、新しい方向性、とくにメンバーがやってみたいと感じるものを取り上げて、そこから発想した方が、第2のヒットが生まれる確率は高いように思います。


大沢伸一氏のソロ・プロジェクト MONDO GROSSO が、6月7日(水)に、アルバム「何度でも新しく生まれる」をリリースしますが、収録曲の一つである「惑星タントラ」は、なんとなんと(笑)、齋藤飛鳥がソロで歌っています。

「惑星タントラ」は、5月19日(金)から先行配信されており、Short Edit 版のMVも解禁されました。

さっそく聴いてみましたが、乃木坂の音楽空間では想像できなかった、齋藤飛鳥の新しい魅力が発揮されていて、感銘を受けました。


普段、アイドルとは関係のない、アーティストや音楽プロデューサーが見ている、乃木坂、欅坂、そしてメンバーのイメージは、今まで作られ、ファンにはお馴染みとなっている、乃木坂、欅坂、そしてメンバーのイメージとは、少し異なっていて、彼らにプロデュースして貰うと、これまで気づかなかった、思わぬ魅力が出てくる可能性がある。

結局、ヒット曲とは、歌い手を輝かせ、その秘められた魅力を、表に引きずり出す装置であって、パフォーマーが持っているものの素晴らしさに気づくことが、ヒットへの第1歩である気がします。

MONDO GROSSO と齋藤飛鳥だけでなく、今後、色々なアーティストに乃木坂をプロデュースして貰うのは、グループとメンバーの新たな面を引き出す可能性があり、非常に有意義なことだと思います。

また、メンバーの魅力をよく知っているのは、何より本人なので(笑)、てちが「ガールズルール」のような曲で、自分が輝くと思うなら、是非とも、やってみる価値があるでしょう。

MONDO GROSSO / 惑星タントラ (Short Edit)


最後に、「サイレントマジョリティー」MVが、予想通り、5月19日(金)に、6千万再生を達成したので、以下に、これまでの大台突破の推移を載せておきます。

(表4)「サイレントマジョリティー」フルバージョンMVの再生回数推移

凡例
到達した大台の累計再生回数 @ MV公開日を1Dとする達成日の日付 日単位(d)で表した、公開から達成までの経過時間 (+1千万回少ない累計再生回数から対象とする再生回数までの経過時間*その間における再生回数の平均増加速度) 到達日時

#「+1千万回少ない…までの経過時間」と「その間における再生回数の平均増加速度」を掛けると1千万回になる

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/03/16(水)12:00
1.0千万回 @ 048D 047.1d (+047.1d*21.2万回/日) 2016/05/02(月)14:26
2.0千万回 @ 122D 120.6d (+073.5d*13.6万回/日) 2016/07/15(金)03:32
3.0千万回 @ 227D 226.4d (+105.8d*09.5万回/日) 2016/10/28(金)21:59
4.0千万回 @ 303D 301.6d (+075.2d*13.3万回/日) 2017/01/12(木)03:33
5.0千万回 @ 356D 354.7d (+053.1d*18.8万回/日) 2017/03/06(月)05:48
6.0千万回 @ 430D 428.9d (+074.2d*13.5万回/日) 2017/05/19(金)10:37


乃木坂と欅坂の楽曲では、再生数が6千万回に達したMVは「サイレントマジョリティー」が初めてで、比較しようがないんですが、1千万と2千万はあるので、一応、載せておきます。

(表5) 乃木坂、欅坂、AKB48表題曲MVの、1千万、2千万再生達成に掛かった日数

凡例
到達した大台の累計再生回数 @ MV公開日を1Dとする達成日の日付 日単位(d)で表した、公開から達成までの経過時間 (+1千万回少ない累計再生回数から対象とする再生回数までの経過時間*その間における再生回数の平均増加速度) 曲名

# MVは、すべてフルバージョン
# より速く1千万回、2千万回に届いたMVを、上から順に並べている

1.0千万回 @ 034D 032.6d (+032.6d*30.7万回/日) 不協和音
1.0千万回 @ 048D 047.1d (+047.1d*21.2万回/日) サイレントマジョリティー
1.0千万回 @ 062D 060.9d (+060.9d*16.4万回/日) インフルエンサー
1.0千万回 @ 065D 064.1d (+064.1d*15.6万回/日) 二人セゾン
1.0千万回 @ 158D 157.2d (+157.2d*06.4万回/日) サヨナラの意味
1.0千万回 @ 195D 193.8d (+193.8d*05.2万回/日) 世界には愛しかない
1.0千万回 @ 202D 201.5d (+201.5d*05.0万回/日) ハイテンション
1.0千万回 @ 250D 248.6d (+248.6d*04.0万回/日) 裸足でSummer

2.0千万回 @ 122D 120.6d (+073.5d*13.6万回/日) サイレントマジョリティー
2.0千万回 @ 169D 167.9d (+103.8d*09.6万回/日) 二人セゾン


「サイレントマジョリティー」MV再生数が、5千万回から6千万回に到達するまで掛かった日数は74.2dで、いかに速いかが分かります。

このように再生数の推移は数字で把握できて、「サイマジョ」がヒットしたことは、よく理解出来るのだけど、なぜヒットしたのかは、さっぱり分かりません。

しかし、一番知りたいのは、まさにそこなので、とても切ないわけです(笑)。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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記事目次(Dec16~)
記事目次(Sep15~Nov16)
記事目次(Jul14~Aug15)
記事目次(Nov13~Jun14)
記事目次(Apr13~Oct13)


// 特集ページ

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プリンシパルtrois
プリンシパルdeux
星野みなみ!
楽曲情報(11th~)
楽曲情報(1st~10th)
6thガールズルール
7thバレッタ
和田まあや!
えくせれんとブログ


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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AKB48「願いごとの持ち腐れ」MV再生数は「箱推し」減少と大アイドル時代終焉を意味するか? [16May17]

2017-05-16 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月18日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』

05月19日(金) [TV_地デ] 25:34〜26:37 ABC朝日放送『芸能人だって旅したい!芸能界旅サークル8 〜やった!初夏だ!美食だ!絶景だ!ぜいたく京都&アクティブ富士の旅〜』に、秋元真夏が出演

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



AKB48の「ハイテンション」MVが、公開202日目(D)、経過時間201.5日(d)で、1千万再生を達成しました。

昨年の秋、「サヨナラの意味」MVの4日後に公開され、ともにフルバージョンである上に、それぞれ、橋本奈々未と島崎遥香の「卒業」シングルであるため、どちらがより速く再生数を伸ばすか、注目が集まった時期がありました。

そして、期待通り、なかなかのデッドヒートが展開することになる(笑)。

後発の「ハイテンション」は、12月初め、「サヨナラの意味」を、累計再生数で一度抜きますが、新年に入って、島崎遥香が「卒業」したことで、伸びの勢いが弱まり、2月初め、橋本奈々未の「卒業」ライブが迫りつつある中、乃木坂が再逆転を果たします。

その後は、「サヨナラの意味」MVが、1万回/日以上のスピード差を維持しながら、再生数を積み上げ、約1ヶ月早い、公開158D、経過時間157.2dで、1千万回に到達しました。


次の表は、「ハイテンション」MVの1千万再生を、乃木坂と欅坂のMVと比べたものです。

(表1) MV1千万再生に要した日数に関する、AKB48「ハイテンション」と乃木坂欅坂表題曲の比較

凡例
1.0千万回 @ MV公開日を1Dとする達成日の日付 日単位(d)で表した、公開から達成までの経過時間 (+0回から1千万回までの経過時間*その間における再生回数の平均増加速度) 曲名

# すべてフルバージョンMV
#「公開から達成までの経過時間」と「+0回から1千万回までの経過時間」は同じ
#「+0回から1千万回までの経過時間」と「その間における再生回数の平均増加速度」を掛けると1千万回になる
# 乃木坂と欅坂は、それぞれ、より速く1千万回に届いたMVを、上から順に並べている

1.0千万回 @ 202D 201.5d (+201.5d*05.0万回/日) ハイテンション
# (公開) 2016/10/25(火)05:00 〜 (1千万回到達) 2017/05/14(日)16:23

1.0千万回 @ 062D 060.9d (+060.9d*16.4万回/日) インフルエンサー
1.0千万回 @ 158D 157.2d (+157.2d*06.4万回/日) サヨナラの意味
1.0千万回 @ 250D 248.6d (+248.6d*04.0万回/日) 裸足でSummer

1.0千万回 @ 034D 032.6d (+032.6d*30.7万回/日) 不協和音
1.0千万回 @ 048D 047.1d (+047.1d*21.2万回/日) サイレントマジョリティー
1.0千万回 @ 065D 064.1d (+064.1d*15.6万回/日) 二人セゾン
1.0千万回 @ 195D 193.8d (+193.8d*05.2万回/日) 世界には愛しかない


乃木坂と比べると、「ハイテンション」MVは、「裸足でSummer」より速いペース、「インフルエンサー」「サヨナラの意味」より遅いペースで、1千万再生を達成したことになる。

一方、欅坂の場合は、もっとも遅い「世界には愛しかない」MVが193.8dと、「ハイテンション」より短い期間で、1千万回に届いています。

しかし、AKB48のMVで、近年、1千万回を越えた作品は、おそらく「365日の紙飛行機」のみで、久しぶりの快挙じゃないでしょうか。


「ハイテンション」MV再生数の大台到達は、島崎遥香の高い人気を示す出来事だと思いますが、それは彼女の「卒業」シングルであって、ぱるるは、もうAKB48にいないという点が切ない。

そして、島崎遥香だけでなく、小嶋陽菜も「卒業」した後、48枚目シングルとしてリリースされる最新曲「願いごとの持ち腐れ」は、5月2日(火)から、フルとショート、両方のMVが公開されています。

しかし、公開後1週間を眺めると、再生数の伸びは、過去に例を見ないほど、厳しい数字になっています。

(表2) AKB48Gシングル表題曲のフルバージョンMV再生回数の公開3週(w)までの推移

凡例
[シングル番号] 公開3週後(3w終了時点)での累計再生回数 (1wでの積み上げ再生回数 / 2w / 3w) CD発売日から見たMV公開日時 曲名 [MV形態]

#「シングル番号」において、「A45」はAKB48の45枚目シングル表題曲、「G01」はNGT48の1枚目シングル表題曲
#「1w」は、公開日時から1週間後までの1週間。例えば、05/02(火)10:00公開なら05/09(火)10:00までの期間。以降同様に「2w」「3w」を定義
#「積み上げ再生回数」は「万回」単位
# 「CD発売日から見たMV公開日時」は、CD発売日の午前0時を原点として数えたMV公開日時

[A45] 222.7万回 (136.4 / 053.8 / 032.6) 28.1日前 LOVE TRIP [full ver.]
[A46] 309.2万回 (195.3 / 065.8 / 048.1) 21.8日前 ハイテンション [full ver.]
[A48] 000.0万回 (041.8 / 000.0 / 000.0) 28.6日前 願いごとの持ち腐れ [full ver.]

[G01] 070.9万回 (043.5 / 015.1 / 012.2) 25.6日前 青春時計 [full ver.]


「願いごとの持ち腐れ」フルバージョンMVは、CD発売の28.6日前に公開され、再生数の1週目(w)積み上げは41.8万回。

CD発売との関係性において、ほぼ同時期に公開された「LOVE TRIP」MVの1w積み上げが136.4万回なので、3分の1以下です。

また、1週間遅く公開された「ハイテンション」MVは、1w積み上げが195.3万回と、「願いごとの持ち腐れ」の4.5倍以上の勢いで伸びている。

NGT48「青春時計」は、デビュー曲ということから、最近のAKB48姉妹グループとしては珍しく、フルバージョンMVを公開していますが、1wの積み上げが43.5万回で、「願いごとの持ち腐れ」とほぼ同じ水準です。


「願いごとの持ち腐れ」MVは、廃校になる小学校を舞台にした、ドキュメンタリー仕立ての作品で、YouTubeにおいて、再生数を稼ぐ観点からすると、なかなか歌が始まらないという、ウィークポイントがある。

そこに配慮したのか、同時公開されたショートバージョンMVでは、スタートとほぼ同時に曲が流れる構成になっています。

ただ、ショートの再生数も、今のところ、芳しくない。

(表3) AKB48Gシングル表題曲のショートバージョンMV再生回数の公開3週(w)までの推移

凡例
[シングル番号] 公開3週後(3w終了時点)での累計再生回数 (1wでの積み上げ再生回数 / 2w / 3w) CD発売日から見たMV公開日時 曲名 [MV形態]

#「シングル番号」において、「A」はAKB48、「H」はHKT48、「N」はNMB48で、続く番号のシングル表題曲を示している
#「S02」のみ、SKE48の2ndアルバム「革命の丘」リード曲

[A44] 054.3万回 (038.1 / 009.1 / 007.1) 32.6日前 翼はいらない [short ver.]
[A47] 057.9万回 (033.9 / 015.0 / 009.1) 22.6日前 シュートサイン [short ver.]
[A48] 000.0万回 (016.4 / 000.0 / 000.0) 28.6日前 願いごとの持ち腐れ [short ver.]

[H09] 028.1万回 (016.8 / 006.7 / 004.5) 12.6日前 バグっていいじゃん [short ver.]
[S02] 014.7万回 (010.3 / 002.2 / 002.2) 20.7日前 夏よ、急げ! [special edit ver.]
[N16] 040.6万回 (027.4 / 008.3 / 004.9) 23.3日前 僕以外の誰か [short ver.]


「願いごとの持ち腐れ」と同じく、昨年の『総選挙』投票券付きシングルである「翼はいらない」は、ショートの表題曲MVを、CD発売の32.6日前に公開して、1wで38.1万回を積み上げている。

ショートバージョンとはいえ、オリコン初動が140万枚を越えるシングルとしては、「なぜ?」と言いたくなるほど低い数字ですが、「願いごとの持ち腐れ」ショートの1w積み上げは、その半分を割り込む16.4万回です。

また、前作「シュートサイン」の33.9万回と比べても、半分程度しかない。


48枚目表題曲である「願いごとの持ち腐れ」に関しては、まだ新曲キャンペーンが本格的に始まっていないので、今後、MV再生数の伸びが加速する可能性はあります。

しかし、公開直後は、通常、もっとも注目を集める時期であって、1週目を遥かに越える数字を、2週目、3週目で叩き出すケースは、極めて稀という見方もある。

知名度が圧倒的に優っているAKB48の表題曲MVが、姉妹グループの作品と、ほぼ同じ水準の再生数増加速度で推移しているのは、かなりシビアな状況だと思います。


島崎遥香と小嶋陽菜の「卒業」を契機に、AKB48のファンが、まとまってグループを離れた懸念がある。

さらに、『総選挙』投票券付きシングルは、Billboard JAPAN Hot100「ルックアップ」が1位を逃す確率が高く、ライトファンを、遠ざけてしまう作用があるのかもしれない。

人気メンバー2人の「卒業」直後と『総選挙』直前という条件の重なったことが、「願いごとの持ち腐れ」MVの苦戦を招いている可能性は否定できません。


48枚目表題曲のMV再生数が伸び悩み、「箱推し」のライトファンが減少している節がある一方、先日公開された、カップリング曲MVの再生数からは、少数のトップメンバーに対する人気が、依然、健在であることが伝わってきます。

(表4) AKB48「願いごとの持ち腐れ」カップリング曲MV再生回数の公開3日(d)までの推移

凡例
公開後3日間に渡る再生回数平均増加速度 (3日目終了時点における累計再生回数) CD発売日から見たMV公開日時 曲名 [MV形態]

# 計測対象の3日間は、MVが公開された05/11(木)10:00から05/14(日)10:00まで

9.9万回/日 (29.6) イマパラ [short ver.]
6.0万回/日 (17.9) あの頃の五百円玉 [short ver.]
5.4万回/日 (16.1) 点滅フェロモン [short ver.]
4.9万回/日 (14.7) 前触れ [short ver.]


「イマパラ」は指原莉乃、「あの頃の五百円玉」は山本彩、「点滅フェロモン」は松井珠理奈、「前触れ」は渡辺麻友が、それぞれ中心となって担当する曲で、MVにおいても、4人がとくにフィーチャーされている。

「願いごとの持ち腐れ」ショートの再生数は、最初の1週間で16.4万回でしたが、上表の通り、トップメンバーを主軸に据えたカップリング曲のMV4作品は、3日間で、そのレベルに達するか、越えており、公開1週目(w)の積み上げが、表題曲を抜くのは、ほぼ確実です。

表題曲も、カップリング曲も、MVが公開されて日が浅く、人気の動向を見極めるには、今しばらく、推移を見守る必要があります。

ただ、ここ数シングルを見ていると、AKB48は、少数のトップメンバーに対するコアファン人気が、グループ全体に対するライトファン人気を飛び越し始めているんじゃないか、そんな風に考えたくなります。


AKB48の最新表題曲MVが、再生数の伸び悩みに直面しているのは、乃木坂にとって、他人事ではない。

グループの発信するJ-POPソングが、多くの人々を惹き付けたからこそ、モーニング娘。やAKB48は、人気アイドルとして、一定の社会的存在感を持つことになった。

しかし、グループアイドルが、音楽ユニットとして、魅力的な楽曲を提供出来なくなれば、大人数でチームを組む意義が失われ、一つの時代が終焉を迎える可能性がある。

AKB48の最盛期が過ぎつつある中、乃木坂がヒットを飛ばせるかどうか、あるいは欅坂がさらにヒットを続けられるかどうかは、グループアイドルの時代が、今後も続くかどうかを左右する重要な分岐点だと思います。


とくに、知名度と注目度が高まりつつある乃木坂は、ヒットを出しやすい時期に入っていて、トップメンバーの「卒業」を考えても、ここ1年くらいが勝負どころじゃないでしょうか。

しかも、NHK紅白歌合戦に2年連続で出場し、テレビ、ラジオ、雑誌、ネットなど、さまざまなメディアによる露出量が急激に増えている今、いよいよ音楽的なヒットの好条件が揃ってきた感がある。

ということで、次は、17枚目表題曲「インフルエンサー」に関して、楽曲指標の最新動向を見ていきます。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂直近4シングル表題曲の配信後経過週で揃えた順位帯推移

凡例
配信後経過週(W)
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 対象週の期間

インフルエンサー
サヨナラの意味
裸足でSummer
ハルジオンが咲く頃

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「W」は、配信開始日を含む「月曜〜日曜」まとまりの1週を「01W」と置き、翌週を「02W」、翌々週「03W」と順に名付けたもの
#「対象週の期間」は「インフルエンサー」が2017年、それ以外は2016年を省略
#「インフルエンサー」のデータは「09W」が最新

07W
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] : 04/24(月)30(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 3-4-0 [0] : 08/29(月)04(日)
0-0-0-0-0 / 0-6-1 [0] : 05/02(月)08(日)
08W
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 05/01(月)07(日)← GirlsAward 2017 S/S
0-0-0-3-0 / 4-0-0 [0] : 12/19(月)25(日)← Mステ SUPER LIVE
0-0-0-0-0 / 1-5-1 [0] : 09/05(月)11(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [3] : 05/09(月)15(日)
09W
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 05/08(月)14(日)
0-0-2-2-3 / 0-0-0 [0] : 12/26(月)01(日)← NHK紅白歌合戦
0-0-0-0-0 / 0-1-4 [2] : 09/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 05/16(月)22(日)
10W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05/15(月)21(日)
0-2-2-3-0 / 0-0-0 [0] : 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 09/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 05/23(月)29(日)


「インフルエンサー」は、配信7週目(W)に、101〜150位の順位帯まで下がったものの、8Wにおいて、『GirlsAward 2017 Spring/Summer』でのメンバー出演とパフォーマンス披露によって盛り返し、9Wに至っても、150位以内に留まっています。

ただ、前作「サヨナラの意味」は、8Wにテレビ朝日『MUSIC STATION SUPER LIVE 2017』、9WはNHK紅白歌合戦と、2週続けて、超大型の音楽祭で披露され、順位を一気に上昇させました。

この勢いは、10W以降も維持され、「サヨナラの意味」は、歴代でもっとも長い、172日という、200位以内ランクイン日数を叩き出すことになる。


「インフルエンサー」は、「裸足でSummer」と「ハルジオンが咲く頃」と比べると、明らかに好調な順位推移を見せています。

しかし、2年連続の紅白出場を起爆剤にして、「サイレントマジョリティー」の背中が見えるくらいまで(笑)、上位へ食い込み、しばらくキープするとこまでは至っていない。

今の情勢では、「インフルエンサー」の200位以内ランクイン日数が、「サヨナラの意味」の172日を越えるのは、難しいと思います。

(表6) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂欅坂の直近4シングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

乃木坂
09-06-11-08-02 / 20-05-00 [000] (061/061日; 4位) インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [022] (172/194日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [232] (067/299日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [367] (051/418日; 5位) ハルジオンが咲く頃

欅坂
14-04-02-03-11 / 06-00-00 [000] (040/040日; 1位) 不協和音
12-16-22-19-09 / 62-19-05 [002] (164/166日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [135] (143/278日; 3位) 世界には愛しかない
47-40-42-50-69 / 140-16-00 [00] (404/404日; 1位) サイレントマジョリティー


春シングルは、大型音楽祭があまりない時期に、新曲キャンペーンが行われるので、上位への食い込みやランクイン日数を伸ばしずらい面があるかもしれません。

しかし、「サイレントマジョリティー」は、同じ春ジングルで、しかも、リリース前年、欅坂に紅白出場という起爆剤があったわけではなく、音楽的にはゼロの状況からスタートしている。

2016年4月6日(水)の欅坂と2017年3月22日(水)の乃木坂を比べると、ヒットを生み出す条件として、乃木坂は欅坂より多くのアドバンテージを持っていたと思います。

それを考えると、「インフルエンサー」の iTunes Store トップソング成績が、「サイレントマジョリティー」を視界に捉えられないのは残念だし、前作「サヨナラの意味」を、かなり下回っていることには、物足りなさを感じます。


2017年最初のシングルである「インフルエンサー」には、表題曲のトップソングにおける成績に加え、「Special Edition」のトップアルバム200位以内へのランクイン日数を、どこまで伸ばせるかが、もう一つのポイントでした。

しかし、「インフルエンサー」は、トップアルバムにおいて、最近、2週間以上、200位圏外に去っていて、以下のように、40日ランクインで止まっています。

(表7) iTunes Store トップアルバムにおける、乃木坂欅坂の直近4シングルの配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) タイトル

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ランキング対象の配信源はすべて、歌入りシングル収録曲を網羅した「Special Edition」

10-03-01-03-03 / 07-09-04 [021] (040/061日; 1位) インフルエンサー
11-02-01-02-03 / 13-07-16 [139] (055/194日; 2位) サヨナラの意味
13-01-00-04-00 / 10-11-05 [255] (044/299日; 2位) 裸足でSummer
07-02-02-02-03 / 07-04-02 [389] (029/418日; 1位) ハルジオンが咲く頃

09-03-01-02-04 / 14-05-02 [000] (040/040日; 1位) 不協和音
04-03-05-03-09 / 53-39-28 [022] (144/166日; 1位) 二人セゾン
06-04-03-00-04 / 28-45-43 [145] (133/278日; 2位) 世界には愛しかない
09-05-06-02-13 / 65-71-77 [156] (248/404日; 1位) サイレントマジョリティー


アイドルの楽曲で、圏外に一度去ったものが、その後、長期の再ランクインを果たすケースは稀なので、「インフルエンサー」の「Special Edition」は、トップアルバム200位以内へのランクイン日数に関して、「サヨナラの意味」」よりは少なく、「裸足でSummer」と同じくらいの数字に落ち着きそうです。

欅坂が3シングル連続で達成している、100日以上のランクインを、17枚目に期待していたんですが、このままだと、実現はかなり厳しい。

トップアルバムは、複数曲をまとめた配信パッケージの一括ダウンロード数で順位を付けているので、上位に長く滞在するアーティストは、表題曲やリード曲だけでなく、収録曲全体、さらには音楽の方向性そのものが支持されている可能性がある。


18枚目以降、乃木坂シングルの「Special Edition」が、トップアルバムのランクイン日数を伸ばすには、グループの目指す音楽を、提示できるかどうかが鍵になると思います。

ある程度、コンセプトや方向性を定めなければ、期待感の膨らむ余地すらなくなってしまう。

欅坂の音楽的成功は、センター、衣装、振り付け師を固定して、発信するイメージを分かりやすく示したことが大きく、トップアルバムのランクイン日数が長いのは、多くの人が、個々の楽曲だけでなく、表現されている世界観にも興味を抱いているからじゃないでしょうか。


最後に、「サイレントマジョリティー」MVの再生数が、程なく6千万回に届きそうなので、これまでの推移と予想を載せておきます。

(表8)「サイレントマジョリティー」MV再生回数の1千万刻みの大台到達推移と予想される6千万到達日時

凡例
到達した累計再生回数 @ MV公開日を1Dとする達成日の日付 日単位(d)で表した、公開から達成までの経過時間 (+1千万回少ない累計再生回数から対象とする再生回数までの経過時間*その間における再生回数の平均増加速度) 曲名

# MVはフルバージョン
# この表では、「公開から達成までの経過時間」と「+1千万回少ない…までの経過時間」が異なる
#「+1千万回少ない…までの経過時間」と「その間における再生回数の平均増加速度」を掛けると1千万回になる

0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/03/16(水)12:00
1.0千万回 @ 048D 047.1d (+047.1d*21.2万回/日) 2016/05/02(月)14:26
2.0千万回 @ 122D 120.6d (+073.5d*13.6万回/日) 2016/07/15(金)03:32
3.0千万回 @ 227D 226.4d (+105.8d*09.5万回/日) 2016/10/28(金)21:59
4.0千万回 @ 303D 301.6d (+075.2d*13.3万回/日) 2017/01/12(木)03:33
5.0千万回 @ 356D 354.7d (+053.1d*18.8万回/日) 2017/03/06(月)05:48
(予想) 今後、平均12.0万回/日で進んだ場合
6.0千万回 @ 430D 428.6d (+073.8d*13.5万回/日) 2017/05/19(金)01:32


上表(予想)で仮定した平均12.0万回/日は、割と控えめな数字なので、遅くとも、今週末には、6千万再生を達成すると思います。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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18th選抜に3期は入るのか?選ばれる選ばれないの格差が崩すグループのブランド性 [13May17]

2017-05-13 01:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月09日(火)〜14日(日) [単独ライブ] 三期生単独ライブ
====================
渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo
05/09(火) 1日目 第1公演(18:30)
05/10(水) 2日目 第2公演(18:30)
05/11(木) 3日目 第3公演(18:30)
05/12(金) 4日目 第4公演(18:30)
05/13(土) 5日目 第5公演(12:30)&第6公演(17:00)
05/14(日) 6日目千秋楽 第7公演(12:30)&第8最終公演(17:00)
====================

05月13日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京 「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!」生駒里奈
05月13日(土) 12:05〜14:30 テレビ東京系『元祖!大食い王決定戦〜開幕!2017爆食女王戦』に、秋元真夏と堀未央奈が出演
05月13日(土) [Web] 20:00〜 AbemaTV『乃木坂46SP第2弾!なんか時間もらったからフニャフニャおしゃべりしちゃうぞTV』に、 高山一実、中田花奈、星野みなみが出演
05月13日(土) [TV_BS] 23:00〜23:55 BSフジ『スーパーフォーミュラ GO ON!』に、樋口日奈がナレーターとして出演

05月14日(日) [CD特典] 17枚目第1回追加個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
05月14日(日) [TV_地デ] 16:55〜17:15 テレビ東京系『元祖!大食い王決定戦〜宿命の新旧女王対決〜』に、秋元真夏と堀未央奈が出演

05月15日(月) [TV_地デ] 19:54〜21:54 テレビ朝日系『Qさま!!2時間スペシャル』に、秋元真夏が出演

05月18日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』

05月19日(金) [TV_地デ] 25:34〜26:37 ABC朝日放送『芸能人だって旅したい!芸能界旅サークル8 〜やった!初夏だ!美食だ!絶景だ!ぜいたく京都&アクティブ富士の旅〜』に、秋元真夏が出演

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



「インフルエンサー」の個別握手会は、5月25日(木)、26日(金)に実施される15次応募が最終受付とアナウンスされました。

17枚目、18枚目、そして3rdアルバムの個別握手会応募を、3つ同時に行う日程は避けると思うので、夏シングルの第1次受付は、「生まれてから初めて見た夢」がリリースされる5月24日(水)の翌週以降である可能性が高い。

(表1) 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」と18枚目シングルの個別握手会応募の予想される日程関係

凡例
応募の日付期間 : 3rdアルバムの応募次数18thシングルの応募次数

# 日付はすべて2017年

04/20(木)21(金) : 01次 ←17th11次
04/27(木)28(金) : 02次 ←17th12次
05/04(木)05(金) : GW休み
05/11(木)12(金) : 03次 ←17th13次
05/18(木)19(金) : 04次 ←17th14次
05/24(水) : 3rdアルバム発売
05/25(木)26(金) : 05次 ←17th15次最終受付
06/01(木)02(金) : 06次 ←A 18th01次
06/08(木)09(金) : 07次 ←B 18th01次
06/15(木)16(金) : 08次 ←C 18th01次
06/22(木)23(金) : 09次 ←D 18th01次
06/29(木)30(金) : 10次

(18枚目発売の予想日程)

B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(6次or7次算入)→18th発売[07/19(水)or26(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(6次or7次算入)→18th発売[07/26(水)or02(水)]


となると、上表のB案かC案のように、17枚目15次最終受付のあと、1次か2次分おいた、6月8日(木)〜9日(金)、あるいは6月15日(木)〜16日(金)に、18枚目の個別握手会応募がスタートとするのが、オーソドックスな日程でしょうか。

ただ、16枚目「サヨナラの意味」のように、トップメンバーを「卒業」センターに据えるといった、特別な事情が絡む場合は、通常の予測から大幅にズレたスケジュールになるおそれがあります。

逆に言えば、個別握手会の第1次応募や、選抜発表が、いつになっても行われなかったり、驚くほど早く始まるなど、予想とまったく合わない日程で進み始めたら、ファンは「特別な事情」を覚悟した方がいいかもしれない(笑)。


アルバムと春シングルのスケジュールは、昨年とほぼ同じパターンで進んでいて、今のところ、夏シングルに関して、異変を感じさせるものはありません。

(表1)の予想が妥当であれば、18th選抜の発表は、まだ少し先になりそうですが、メンバーに対する告知と、テレビ用の収録はそろそろ行われても不思議ではない。

そこで、夏シングルの選抜には、どういうメンバーが起用されるのか、ざっくりと考えてみます。


まずは、17枚目シングルにおける各メンバーの握手会人気から。

(表2) 17枚目個別握手会第12次応募終了時点の推定売り上げ枚数による1、2期メンバー順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を7.2秒、完売1部750枚として計算し、万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、17th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「uc」はアンダーセンター、「*」は2期メンバー
# 30部全完売の場合だけ、達成次数の少ない方を上位としている
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

[01] 30部/30部 (1.00; 02次, 2.25万枚) 秋元真夏 西野七瀬(c)
[03] 30部/30部 (1.00; 03次, 2.25万枚) 桜井玲香 高山一実
[05] 30部/30部 (1.00; 04次, 2.25万枚) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 寺田蘭世* 星野みなみ 堀未央奈*
[11] 30部/30部 (1.00; 05次, 2.25万枚) 井上小百合 北野日奈子* 斉藤優里 新内眞衣*
[15] 30部/30部 (1.00; 06次, 2.25万枚) 中田花奈
[16] 30部/30部 (1.00; 08次, 2.25万枚) 生駒里奈
[17] 26部/26部 (1.00; 07次, 1.95万枚) 渡辺みり愛*(uc)
[18] 25部/25部 (1.00; 04次, 1.88万枚) 若月佑美
[19] 24部/24部 (1.00; 06次, 1.80万枚) 山崎怜奈*
[19] 24部/24部 (1.00; 07次, 1.80万枚) 鈴木絢音*
[21] 18部/18部 (1.00, 1.35万枚) 樋口日奈
[22] 10部/18部 (0.56, 1.33万枚) 伊藤かりん*
[23] 08部/18部 (0.44, 1.32万枚) 斎藤ちはる
[24] 09部/13部 (0.69, 0.97万枚) 相楽伊織*
[25] 08部/12部 (0.67, 0.89万枚) 能條愛未
[26] 03部/12部 (0.25, 0.86万枚) 川後陽菜
[27] 08部/11部 (0.73, 0.82万枚) 伊藤純奈*
[28] 01部/07部 (0.14, 0.50万枚) 和田まあや
[29] 06部/06部 (1.00; 10次, 0.45万枚) 川村真洋
[30] 00部/06部 (0.00, 0.42万枚) 佐々木琴子*

[00] 00部/00部 (全日程不参加) 白石麻衣(c)
[00] 00部/00部 (全日程不参加) 松村沙友理
[00] 00部/00部 (全日程不参加) 生田絵梨花
[00] 00部/00部 (全日程不参加) 中元日芽香


8次応募までに30部をすべて売り切ってしまうメンバーが16人もおり、さらに、出演舞台とのスケジュール調整で25部になった若月佑美、おそらく「外仕事」の関係で「全欠席」の生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理、体調の問題から一時休業していた中元日芽香の5人も、30部を確実に全完売する人気を持っている。

18th選抜の定員が変わらず21枠であれば、この21人がそのまま入るのが、握手会主義を堅持してきた乃木坂の「常識」です。

つまり、17th選抜の樋口日奈が中元日芽香に代わるのみ、という見通しになる。


しかし、センターとしてアンダーを引っぱり、東京体育館での『関東シリーズ東京公演』を成功に導いた渡辺みり愛は、選抜入りしないのか?

人気が急上昇している3期からは、誰も抜擢されないのか?

30部全完売メンバーに、部数減もしくは全欠席の5人を加えた21人が18th選抜というのは、握手会主義的にピッタリの構成だけど、あまりに夢と希望がなく、なにより面白くない。


選抜を発表したとき、ワクワク感が微塵もなければ、新曲キャンペーンに宜しくない影響があるかもしれない。

橋本奈々未という人気メンバーが「卒業」した直後の17枚目は、おそらくファンの大量離脱を防ごうとして、定員を増やし、長らく選抜入りしなかったメンバーを抜擢し、さらに握手会人気の高いメンバーをずらりと前に出した、総花的な配慮型選抜を組んでいる。

楽曲イメージや若手起用など、一つのテーマを掲げ、握手会人気やメンバー序列とは別の観点から、積極的に誰かを選び、誰かを選ばないという、ファンを刺激する決断を避けた感があって、西野七瀬と白石麻衣のWセンターは、その象徴に見えます。

西野単独センターであれば、まいやんが「選ばれなかった」ことになり、白石単独センターなら、ななせまるが「選ばれなかった」ことになって、それぞれを「推し」ているファンが不満を抱く可能性あるので、運営は、両方が「選ばれた」Wセンターをチョイスした。


しかし、18枚目でも、こういった決断なしの握手会主義序列選抜を続けると、さすがに興醒めして、今以上に、欅坂に流れるファンが増えてしまう(笑) 。

とくに、17th選抜では、1期メンバーの起用を優先した節があって、2期は、堀未央奈のフロント復帰、寺田蘭世の初選抜以外、目立った躍進がなかった。

2期アンダーの中には、山崎怜奈のように、もっと速いペースで担当部数を引き上げられそうなメンバーが何人かいるのだけど、30部はもう少し待ってくれと言われているかのように、なかなか部数が増えず、選抜入りが見えてこないケースがある。


そして、17th選抜では、北野日奈子の2列目入りが実現せず、2期の福神経験メンバーは、未だに堀未央奈のみ。

さらに、一度も選抜入りしたことのないメンバーが、2期11人中、未だに、過半数の6人も存在している。

現在の乃木坂における、2期メンバーの存在感を考えると、あまりに低過ぎる扱いで、年齢的な面からも、早急に起用を進める必要があります。


従って、2期に関しては、18th選抜で何らかの動きがあるんじゃないかと、期待しています。

渡辺みり愛の抜擢など、新しい選抜メンバーが誕生する、あるいは、3列目メンバーの福神入りといった、2期のプレゼンスを高める措置が取られる可能性はあるんじゃないでしょうか。

まあ、可能性云々というより、緊急の必要性と言った方が良いかもしれない(笑)。


また、2期を飛び越して、3期を起用するようなことになれば、グループ内に亀裂が生じて、チーム運営が暗礁に乗り上げる危険がある。

1期の選抜常連メンバーで、アンダー時代、2期と苦労を共にした人は少なくないので、スムーズに3期を取り込むためには、選抜選考における、2期メンバーへの処遇が、鍵になると思います。

7枚目「バレッタ」における、堀未央奈のセンター大抜擢が、1期と2期の関係を複雑化させ、結局、2期メンバーの起用が、今に至っても、遅れ気味であることを踏まえると、新人の抜擢は、手順を踏んで行うのが、乃木坂という組織を円滑に回すために、必要不可欠じゃないでしょうか。


次に、3期人気の現状を見ておきます。

(表3) 17枚目個別握手会第12次応募終了時点の推定売り上げ枚数による3期メンバー順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

# 表記法は、(表2)と同じ
#「推定売り上げ枚数」は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を10.8秒、完売1部500枚として計算

[01] 18部/18部 (1.00; 04次, 0.90万枚) 久保史緒里 山下美月 与田祐希
[01] 18部/18部 (1.00; 06次, 0.90万枚) 梅澤美波 大園桃子
[06] 17部/18部 (0.94, 0.90万枚) 伊藤理々杏
[07] 12部/12部 (1.00; 07次, 0.60万枚) 阪口珠美
[07] 12部/12部 (1.00; 10次, 0.60万枚) 岩本蓮加
[09] 06部/12部 (0.50, 0.57万枚) 向井葉月
[10] 05部/12部 (0.42, 0.56万枚) 中村麗乃
[11] 02部/12部 (0.17, 0.52万枚) 吉田綾乃クリスティー
[12] 01部/12部 (0.08, 0.50万枚) 佐藤楓


3期の場合、完売1部あたりのCD枚数が、1、2期と同じとは限らないので、(表3)の完売数を、(表2)とダイレクトに比べることは出来ません。

しかし、1部500枚と低め目に見積もったとしても、18部全完売とほぼ全完売が6人、12部全完売が2人も出ているのは、驚異的な握手会人気と言うべきです。

また、5月11日(木)朝の時点での、17枚目カップリング曲MVの再生数を比べると、以下のように、3期生曲である「三番目の風」が、トップを走っている。

(表4) 17枚目C/W曲MVの最新再生回数

凡例
対象日におけるMV再生回数の増加速度 (日終わりの累計再生回数) @ MV公開日を1Dとする経過日数 : 対象日の日付 曲名

# MV はすべてショートバージョン
# MVはすべて3月22日(水)12:00に公開スタート
#「累計再生回数」は万回単位

0.2万回/日 (18.1) @ 051D : 05/11(木) Another Ghost
0.2万回/日 (18.4) @ 051D : 05/11(木) 意外BREAK
0.2万回/日 (13.1) @ 051D : 05/11(木) 風船は生きている
0.7万回/日 (29.0) @ 051D : 05/11(木) 三番目の風


ショートバージョンなので、数字そのものは、決して大きくないですが、それでも3期の作品に、より注目が集まっていることが分かります。

確かに、渋谷の AiiA 2.5 Theater Tokyo で開催中の『三期生単独ライブ』は、盛況のようで、現在の3期人気を物語っている。


しかし、18th選抜への抜擢に関しては、可能性は低いんじゃないかと考えています。

今の3期は、乃木坂というグループ内にありながら、1、2期とあまり混ざることなく、平仮名「けやき坂」と同じく、一種の別グループとして活動している。

そして、そのことが、「乃木坂3期」に特別な存在感を与え、このフレッシュな12人チーム全体のブランド性を高めている気がします。


もし、誰かを選抜に起用すると、一枚岩であったチームに、「選ばれた」人と「選ばれなかった」人が出現することになる。

そして、「選ばれた」メンバーは、ますます人気を伸ばす一方、「選ばれなかった」メンバーは、それがハンデとなって、人気を伸ばしづらくなる。

選ばれる選ばれないの人選が、シングル毎に変わるなら、むしろグループを活性化する可能性があるけど、同じ顔ぶれに固定されてしまうと、メンバー間に明確な「格差」が生じて、「乃木坂3期」という、もともと微妙な立ち位置のブランドが、崩壊してしまうかもしれない。

2期についても、入ったばかりの6枚目「ガールズルール」の頃は、ファンが期待感を抱き、今の3期と同じく、「乃木坂2期」というブランドを確立するチャンスがあった。


しかし、「バレッタ」における、堀未央奈のセンター大抜擢で、状況が一変してしまい、「乃木坂2期」は、1期選抜の中で1人奮闘する堀ちゃんと、人気の伸び悩みに苦しむ大勢のメンバーという、厳しい道を歩むことになる。

こういったリスクを考えると、「乃木坂3期」は、18枚目も3期生曲での参加に留めて、今しばらくは、1、2期から少し離れる形で、独立性のある活動を続ける気がします。

AKB48のチーム8を彷彿とさせますが、どうやって、選抜に起用していくのかは、おいおい考えればという感じじゃないでしょうか(笑)。


18th選抜の発表が近くなったら、あらためて、起用メンバーを考えてみますが、2期に動きがあり、3期は19枚目以降というのが、今のところの、大雑把な予想です。

ただ、最後に一つ指摘したいのは、乃木坂全体に関しても、いつも「選ばれる」人と、いつまでも「選ばれない」人という「格差」を放置していると、人気メンバー個々のブランド性がある程度高まっても、グループとしてのブランド性は低下していく危険がある。

AKB48において、主要メンバーが「卒業」するたび、人気が低落し、遂に、歯止めが掛からなくなったのは、個人のブランドが上がることと、グループのブランドがアップすることは、必ずしも、イコールではないことを示すものだと思います。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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楽曲情報(1st~10th)
6thガールズルール
7thバレッタ
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17th「インフルエンサー」の「ミリオン」ほぼ確実も、「君の名は希望」が示すヒットの真髄 [11May17]

2017-05-11 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月09日(火)〜14日(日) [単独ライブ] 三期生単独ライブ
====================
渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo
05/09(火) 1日目 第1公演(18:30)
05/10(水) 2日目 第2公演(18:30)
05/11(木) 3日目 第3公演(18:30)
05/12(金) 4日目 第4公演(18:30)
05/13(土) 5日目 第5公演(12:30)&第6公演(17:00)
05/14(日) 6日目千秋楽 第7公演(12:30)&第8最終公演(17:00)
====================

05月10日(水) [TV_地デ] 19:56〜20:54 テレビ朝日系『くりぃむクイズミラクル9』に、高山一実が出演

05月13日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京 「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!」生駒里奈

05月13日(土) 12:05〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』予選
05月14日(日) 19:54〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』本選
番組公式サイトに、秋元真夏と堀未央奈が出演と記載

05月14日(日) [CD特典] 17枚目第1回追加個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



昨日、2017年5月15日付のオリコン週間ランキングが公表され、17枚目「インフルエンサー」は、ポートメッセなごやで開催された全国握手会の効果で、売り上げ1.6万枚、前週の18位から6位へジャンプアップしています。

この結果、累計は98.5万枚となり、「ミリオン」まで、あと1.5万枚です。

そして、今後の日程を考えると、かなり控えめに見積もっても、1.5万以上は稼げると予測出来るので、現時点で、オリコンでの100万枚突破に、「当確」を出していいと思います。


なぜ、1.5万枚の積み上げが可能なのか、スケジュール表で説明します。

(表1) 17枚目「インフルエンサー」のオリコン週間ランキング推移

凡例
[順位] 週間売り上げ (累計売り上げ) : CD発売週を1週目とする経過週数 対象週の期間

#「売り上げ」は万枚単位
#「01W」は、CD発売1週目、「02W」は2週目と、以下同様に続く
#「07W」に相当する05/01(月)〜07(日)が、2017年5月15日付最新チャートの対象週
#「08W」以降の「00位 00.0万枚 (00.0)」は、まだデータが出ておらず確定していないの意
#「02W」の「01(土) インテックス大阪」は、CD発売2週目の4月1日(土)に、その会場で、全国握手会が行われたことを示す

[01位] 87.5万枚 (87.5) : 01W 03/20(月)26(日)
[04位] 04.9万枚 (92.3) : 02W 03/27(月)02(日) 01(土) インテックス大阪
[05位] 01.8万枚 (94.1) : 03W 04/03(月)09(日)
[10位] 01.1万枚 (95.3) : 04W 04/10(月)16(日)
[08位] 01.0万枚 (96.3) : 05W 04/17(月)23(日) 17(月) 白石麻衣ブログ更新
[18位] 00.6万枚 (96.9) : 06W 04/24(月)30(日)
[06位] 01.6万枚 (98.5) : 07W 05/01(月)07(日) 06(土) ポートメッセなごや
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 08W 05/08(月)14(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 09W 05/15(月)21(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 10W 05/22(月)28(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 11W 05/29(月)04(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 12W 06/05(月)11(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 13W 06/12(月)18(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 14W 06/19(月)25(日) 25(日) 幕張メッセ
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 15W 06/26(月)02(日) 30(金) SPイベント応募締切


乃木坂のCDセールスは、お茶会などSPイベントへの応募、あるいは初回限定盤で参加できる全国握手会が終わるまでが、週間売り上げ枚数の多い「稼ぎ時」で、それを過ぎると、急速に枚数が減少するのが、通常のパターンです。

「インフルエンサー」の場合、先週がCD発売7週目に当たり、14週目に幕張メッセの全国握手会が行われ、15週目はSPイベントの応募が締め切られるので、15週目までが「稼ぎ時」となる。

ただ、17枚目は、3rdアルバムの特典イベント応募と並行して販売されているので、その影響は気になるところです。


そこで、同じように、2ndアルバムと重なった、14枚目「ハルジオンが咲く頃」の売り上げ推移を調べると、CD発売7週目に、すべての全国握手会が終わった後、8週目から15週目の期間に、4千枚近くを積み上げています。

「インフルエンサー」は、まだ特典が生きているので、4千枚を下回ることは、さすがに考えられない。

従って、8週目から15週目までの「稼ぎ時」において、4千枚以上の伸びは、当然、期待して良い。


次に、14週目に最後の全国握手会が行われるのは、過去のシングルと比べ、結構、遅いスケジュールで、オリコンの数字がどこまで跳ねるのか、判断しずらい部分がある。

そこで、最後の全国が、遅めにずれ込んだシングルを探すと、13枚目「今、話したい誰かがいる」は、CD発売18週目に京都パルスプラザで開催され、その週、オリコンの数字は8千1百枚だった。

また、欅坂「二人セゾン」は、CD発売13週目に、京都パルスプラザで最後の全国握手会が開かれ、その週のオリコンは、7千5百枚になっています。


地方への浸透度がまだ低いだろう欅坂が、京都の全握効果によって売り上げた枚数を、CD発売後のほぼ同じ時期、幕張メッセで全国握手会を行う乃木坂が下回るとは思えないし、17枚目14週の幕張が13枚目18週の京都を越える可能性も大きい。

となると、「インフルエンサー」14週目の積み上げとして、少なくとも、7〜8千枚は見込んで良いんじゃないでしょうか。

8週目から15週目の「稼ぎ時」に、ベースとして4千枚、14週目に表れる全握効果として、さらに7千枚の上乗せを予測すると、合計で1.1万枚の伸びと計算されます。

15週目までにプラス1.1万枚は、嫌になるくらい悲観的に読んだ数字ですが(笑)、それでも累計は99.6万枚に達します。


14枚目、15枚目、16枚目のオリコン長期セールスを調べると、特典イベントの応募がすべて終了した後、時間は掛かるものの、さらに1万枚前後、累計が伸びています。

従って、「稼ぎ時」期間内に、100万枚を突破するかどうかは分からないけど、かりに届かなくとも、その後、「ミリオン」を達成する可能性は非常に高い。

こういった見通しから、記事タイトルに書いた「ほぼ確実」という言葉が出てくるわけです。


「当確」かどうかを見極めるため、弱気の最低ラインばかりを考えてきましたが、もう少し現実的な予測もしておきます。

8週目から13週目までは、1週平均8百枚くらいが「っぽい」枚数で、この6週間に5千枚弱は読んでいい。

そして、幕張メッセ全国握手会が開催される14週目は、1万枚は堅いと思うので、この週、あるいは、翌15週目に、オリコンでの「ミリオン」達成が話題になるんじゃないかと、密かに睨んでいます(笑)。



しかし、オリコンの数字が100万枚を越えそうだからといって、「目出度い!」と喜ぶ気分には、全然なりません

最近の握手会は、体調不良で欠席するメンバーが続出し、とくに舞台を控えている人は、相当にキツい状況のようです。

今ですら限界ギリギリなのに、次も「ミリオン」、次の次も「ミリオン」と、AKB48のように、こだわり始めると、構成人数の少ない乃木坂は、メンバーの身体が本格的にもたなくなって、何人も休業に追い込まれる危険があります。

むしろ「ミリオン」は、今回だけの想い出にして(笑)、18枚目から、握手会の部数と日数を減らすことで、CDセールスの意図的な減少を図るべきだと思います。


オリコンの数字にこだわるのであれば、「枚数」ではなく、「回数」を気にした方がいい。

どういうことか、例をお見せしましょう。

(表2) AKB48の直近6シングルに関する、オリコン週間ランキングの成績

凡例
オリコン初動 (累計売り上げ枚数) 週間ランキング最高順位 TOP50ランクイン回数(率) / ランクイン回数(率) @ CD発売週を1週目とする経過週数 [シングル番号] タイトル

#「ランクイン率」は、いずれも「経過週数」を分母として計算
#「経過週数」は、「シュートサイン」は5月15日付、それ以外は5月8日付までの数字
# 記載シングル中、もっとも多い「ランクイン回数」をピンク色で示している

090.5万枚 (109.3) 1位 22回(0.30)/69回(0.95) @ 73W [42] 唇にBe My Baby
123.8万枚 (129.7) 1位 09回(0.15)/35回(0.58) @ 60W [43] 君はメロディー
144.1万枚 (151.9) 1位 04回(0.08)/14回(0.29) @ 48W [44] 翼はいらない
117.8万枚 (121.8) 1位 07回(0.20)/25回(0.71) @ 35W [45] LOVE TRIP / しあわせを分けなさい
118.0万枚 (121.6) 1位 08回(0.33)/23回(0.96) @ 24W [46] ハイテンション
102.5万枚 (107.4) 1位 08回(1.00)/08回(1.00) @ 08W [47] シュートサイン


AKB48のシングルは、依然として、オリコン累計の連続「ミリオン」記録を更新し続けています。

しかし、42枚目「唇にBe My Baby」は、初動が100万枚に届かず、薄氷の「ミリオン」となった。

一方、44枚目「翼はいらない」は、初動で144万枚を叩き出し、累計は150万枚を越えている。

「枚数」だけを見ていると、明らかに44枚目が好調で、42枚目は芳しくない印象を受けます。


ところが、TOP50へのランクイン回数を比べると、「翼はいらない」は、たった4回しか入っていないのに対して、「唇にBe My Baby」は22回と、直近6シングル中、突出して高い数字を示している。

さらに、オリコンが週間ランキングとして、リストアップする200位以内へのランクインは、44枚目の14回に対して、42枚目は69回と、圧倒的な差が付いています。

69回もランクインするのは、特典イベントがすべて終わって以降も、シングルが売れ続けているためで、収録されている音楽コンテンツが、人々に受けていることを示しています。


「受けている」コンテンツとして考えられるのは、42枚目共通曲である「365日の紙飛行機」だと思います。

楽曲のCD音源、あるいはDVDに入っているMVを目当てに、「唇にBe My Baby」のCDが買われ続けたのでしょう。

実際、「365日の紙飛行機」は、つい最近まで iTunes Store トップソングの200位以内にランクインを続け、YouTubeに公開されたMVの再生数は、フルバージョンが1千7百万回、ショートでも1千3百万回と、高い人気を博しています。


逆に、「翼はいらない」は、添付された『総選挙』投票券や割安となる握手会券を求めるコアファンが、CDを大量買いすることによって、売り上げ枚数は、膨大な数字に達しているものの、肝心の音楽コンテンツは注目されなかったようで、ランクイン回数が、通常より、際立って少なくなっています。

表題曲「翼はいらない」は、配信、動画に関する楽曲指標において、ともに、厳しい数字が並んでいて、さらに、Billboard JAPAN Hot100「ルックアップ」のCD発売週ランキングにおいて、初動が140万枚を越えたにも関わらず、「ルックアップ」で1位を獲れなかった。

これらは、ランクイン回数の不振と符合しますが、ただ、それにしても、前後のシングルと比べて、回数が落ち込み過ぎていて、収録楽曲がたまたま人気を呼ばなかっただけとは思えないものがある。

2015年以降にリリースされたAKB48の9シングルについて、発売週「ルックアップ」を調べると、4作が1位を逃していますが、2015年と16年の『総選挙』投票券付きシングルである「僕たちは戦わない」と「翼はいらない」が、二つともその中に入っている。

あるいは、『総選挙』に絡めたことが、収録楽曲に対する関心を、ことさら削いでいるのかもしれません。


「365日の紙飛行機」を中心となって歌った山本彩は、前回記事に記したように、2017年の『日経タレントパワーランキング』の「女子アイドル(個人)TOP30」において、前年より4位分アップの2位に入っています。

また、高い認知度とそれに見合った関心度を獲得して、AKB48メンバーとして、唯一、「注目」ゾーンの中央部を占めている。

「365日の紙飛行機」の楽曲ヒットが、『夢の紅白選抜』1位を含む、目覚ましい躍進の原動力になったのは間違いなく、42枚目『唇にBe My Baby』の薄氷ミリオンは、ほとんど悪影響を与えていません。


一方、「翼はいらない」のセンターに、当時、大抜擢された向井地美音は、順位を8位分上昇させ、「NEXTブレイク」ゾーンに入ったものの、「女子アイドル(個人)TOP30」の29位に留まっている。

初動144万枚のAKB48シングルにおいて、表題曲センターを務めたメンバーとしては、物足りなさが残る知名度で、ランクイン回数が示すように、音楽的にヒットしなかったことが、響いているのかもしれない。

『総選挙』投票券付きシングルは、「ミリオン」割れの心配が少ないので、運営が、若手メンバーを大抜擢する傾向があるけど、特典中心の販売手法から、楽曲の出来不出来に関わらず、音楽コンテンツに対する関心が薄くなる危険がある。

結局、メンバー個人のもっとも有効なプロモーションは、ヒットした楽曲のセンターであることなので、若手を育成したいならば、投票券付きシングル選抜への大抜擢は、止めた方がいい気がします。


(表2)が示すように、特典イベントで巨大なCDセールスを稼ぐシングルについて、オリコンの成績を調べるときは、売り上げ「枚数」ではなく、ランクイン「回数」を重視した方が、音楽的ヒットを見極め易い。

欅坂のシングルは、さらに特徴的な数字を見せています。

(表3)欅坂46の歴代4シングルに関する、オリコン週間ランキングの成績

# 表記法は(表2)と同じ
#「経過週数」は、すべて5月15日付までの数字

26.2万枚 (42.0) 1位 33回(0.58)/57回(1.00) @ 57W [01] サイレントマジョリティー
32.3万枚 (42.4) 1位 28回(0.72)/39回(1.00) @ 39W [02] 世界には愛しかない
44.2万枚 (59.7) 1位 21回(0.91)/23回(1.00) @ 23W [03] 二人セゾン
63.3万枚 (71.8) 1位 05回(1.00)/05回(1.00) @ 05W [04] 不協和音


欅坂のシングルが恐ろしいのは(笑)、200位以内へのランクイン率が、4作すべて100%という点で、つまり、デビューから現在まで、リリースしたシングルで、オリコン圏外になったものが、一つもないんですね。

デビューシングル「サイレントマジョリティー」は、発売57週目ですが、なんと57回ランクインしている。

さらに強烈なのは、TOP50へのランクイン回数も、考えられないくらい多い。


(表2)には、累計がすべて100万枚を突破しているAKB48のシングルが並んでいますが、TOP50のランクインが10回を越えているのは、「365日の紙飛行機」が入っている「唇にBe My Baby」の22回のみです。

対して、欅坂のシングルは、5週目の「不協和音」以外、3作ともに20回を越え、1枚目は30回を突破している。

しかも、最新5月15日付チャートで、4作すべてがTOP50入りを果たしており、今後も、ランクイン回数は間違いなく伸びてゆく。


特典イベントが終わったあとも、収録楽曲の魅力で、CDが売れ続けているのは勿論ですが、1週間に1千枚を越える勢いを持続しているため、頻繁にTOP50にランクインする。

「枚数」より「回数」に意味があるという視点で、欅坂シングルのオリコンを眺めると、デビュー以来、このグループが如何にヒット曲を連発してきたかが、身に滲みて分かります。

ええ、乃木坂ファンとしては、滲み過ぎて、痛いくらいです(笑)。


さて、最後に、勇気を出して(笑)、乃木坂のシングルを見ておきましょう。

(表4)乃木坂46の歴代17シングルに関する、オリコン週間ランキングの成績

# 表記法は(表2)と同じ
#「経過週数」は、「インフルエンサー」は5月15日付、それ以外は5月8日付までの数字

13.6万枚 (21.4) 2位 08回(0.03)/34回(0.13) @ 271W [01] ぐるぐるカーテン
15.6万枚 (22.5) 1位 11回(0.04)/34回(0.13) @ 261W [02] おいでシャンプー
18.7万枚 (24.5) 1位 10回(0.04)/24回(0.10) @ 245W [03] 走れ!Bicycle
23.3万枚 (31.3) 1位 08回(0.04)/57回(0.25) @ 228W [04] 制服のマネキン
24.2万枚 (31.9) 1位 07回(0.03)/77回(0.36) @ 216W [05] 君の名は希望
33.7万枚 (46.0) 1位 14回(0.07)/49回(0.25) @ 199W [06] ガールズルール
39.5万枚 (51.7) 1位 11回(0.06)/32回(0.18) @ 179W [07] バレッタ
45.8万枚 (54.7) 1位 14回(0.09)/20回(0.12) @ 161W [08] 気づいたら片想い
42.2万枚 (52.7) 1位 14回(0.10)/16回(0.11) @ 147W [09] 夏のFree&Easy
47.9万枚 (62.0) 1位 17回(0.13)/31回(0.23) @ 134W [10] 何度目の青空か?
50.0万枚 (62.2) 1位 12回(0.11)/33回(0.30) @ 111W [11] 命は美しい
60.9万枚 (68.0) 1位 11回(0.12)/22回(0.24) @ 093W [12] 太陽ノック
62.7万枚 (74.1) 1位 16回(0.20)/30回(0.38) @ 079W [13] 今、話したい誰かがいる
75.0万枚 (83.2) 1位 07回(0.12)/36回(0.62) @ 058W [14] ハルジオンが咲く頃
72.8万枚 (85.8) 1位 12回(0.30)/39回(0.98) @ 040W [15] 裸足でSummer
82.8万枚 (96.8) 1位 14回(0.56)/25回(1.00) @ 025W [16] サヨナラの意味
87.5万枚 (98.5) 1位 07回(1.00)/07回(1.00) @ 007W [17] インフルエンサー


初動13.6万枚の2位、そんな「ぐるぐるカーテン」から始まった乃木坂は、溜め息が出るくらい、コツコツ、コツコツと、CDセールスを伸ばし、17枚目において、累計が100万枚に届きそうです。

しかし、売り上げ枚数ではなく、ランクイン回数に目を向けると、「右肩上がり」とは違った光景が広がっている。

乃木坂の場合、TOP50へ20回以上ランクインしたシングルは、まだありません。


しかし、200位以内へのランクインを見ると、5枚目「君の名は希望」が77回と、突出した数字を示しています。

「君の名は希望」は、初出場した2015年大晦日のNHK紅白歌合戦で歌われた曲なので、そういった「追い風」が効いていると思いがちですが、調べてみると、紅白効果で再ランクインしたのは、1、2回です。

むしろ、77回のほとんどは、発売から2年以内の時期に稼いでいる。


もっと具体的に述べると、2013年3月25日付で初登場1位となった後、2014年11月10日付の86週目までに、なんと69回もランクインしています。

「君の名は希望」は、特典イベントが終了した後も、毎週毎週、CDが売れ続けていた。

乃木坂の知名度が低かったため、派手なセールスではなく、それゆえTOP50へのランクインはなかったものの、長い期間、人々の心を動かし続け、静かに広まっていったのだと思います。

握手会の部数設定などから、初動はあまり伸びず、当時は厳しい意見があったけど、「枚数」ではなく、「回数」を見ると、この曲がヒットしていたことが分かります。


5枚目に次いで、ランクイン回数が多いのは、4枚目「制服のマネキン」の57回です。

こちらはMVの再生回数が、最初に1千万回を越え、CDセールスからも、人々を惹き付けていたことが分かります。

「制服のマネキン」と「君の名は希望」が、少なからぬ音楽関係者から評価され、乃木坂の代表曲と言われることがあるのは、(表4)を見ていると、確かにもっともだと感じます。

ヒットしていたんですね、二つの曲ともに。


逆に、ランクイン回数がもっとも少ないのは、9枚目「夏のFree&Easy」の16回、次いで、8枚目「気づいたら片想い」の20回です。

以前、8枚目と9枚目において、乃木坂は、ライトファンの大量離脱が起こったのではないかと書きましたが、それを裏付けるデータだと思います。

ランクインが16回、20回というのは、特典イベントへの応募が終わった途端に、CDが売れなくなったことを意味するもので、収録楽曲に対する関心が、極端に下がってしまったように見えます。

やはり、この時期、乃木坂は大きな危機を迎えていたのでしょう。


生駒里奈は、AKB48Gにおける山本彩と同じく、『日経タレントパワーランキング』において、高い認知度と関心度を備え、「注目」ゾーンに入った、唯一の乃木坂メンバーです。

白石麻衣を含め、多くのメンバーが、握手会に参加するコアファンが支えるアイドルから、お茶の間から広く人気を博するタレントへと、何とか移行しようともがく中、生駒ちゃんは、大きく知名度を上げ、もっとも次へつながる位置を占めている。

彼女の際立ったアピール力や誰からも好かれるキャラが、バランスの良い、スコアの上昇をもたらしたのは確かだと思いますが、一方で、「君の名は希望」「制服のマネキン」という、乃木坂の二大ヒット曲で、センターを務めたことは、大きな効果を及ぼしているでしょう。

山本彩の「365日の紙飛行機」と同様、音楽アイドルの社会的存在感を、本当にアップするのは、「ヒット」しかないのだと思います。


「ミリオン」達成がほぼ確実な17枚目「インフルエンサー」ですが、大事なことは、収録楽曲が本当に人々の心を揺さぶっているかどうかであって、「枚数」という数字にこだわるのは、危険なことです。

もし、メンバーを真にフィーチャーしたいのであれば、本当にヒットを飛ばすことが不可欠でしょう。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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日経タレントパワーランク2017、注目を集め切れないAKB48と意外に知られていない乃木坂46 [09May17]

2017-05-09 02:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月09日(火)〜14日(日) [単独ライブ] 三期生単独ライブ
====================
渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo
05/09(火) 1日目 第1公演(18:30)
05/10(水) 2日目 第2公演(18:30)
05/11(木) 3日目 第3公演(18:30)
05/12(金) 4日目 第4公演(18:30)
05/13(土) 5日目 第5公演(12:30)&第6公演(17:00)
05/14(日) 6日目千秋楽 第7公演(12:30)&第8最終公演(17:00)
====================

05月09日(火) [TV_地デ] 23:15〜24:15 テレビ朝日系『陸海空 こんな時間に世界征服するなんて』に、生駒里奈が出演

05月10日(水) [TV_地デ] 19:56〜20:54 テレビ朝日系『くりぃむクイズミラクル9』に、高山一実が出演

05月13日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京 「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!」生駒里奈

05月13日(土) 12:05〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』予選
05月14日(日) 19:54〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』本選
番組公式サイトに、秋元真夏と堀未央奈が出演と記載

05月14日(日) [CD特典] 17枚目第1回追加個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



今年も、『日経エンタテイメント!』が「タレントパワーランキングTOP100」を、6月号に載せています。

1200組のタレントに関して、各年代から万遍なく抽出した4400人の回答者によるアンケートと書かれていて、この手の調査としては、かなり詳細で大規模なものだと思います。

そのため、出てくる数字は、タレントが置かれた現在の人気状況を、高い精度で示していて、今後の活動を考える上で、貴重な手掛かりを与えてくれる可能性がある。


ということで、乃木坂、欅坂、AKB48Gを中心に、女性アイドルに関する順位やスコアを見ていきます。

まずは、女性グループとしてのランキングから。

(表1)「日経エンタテイメント!」2017年6月号の「女性グループTOP15」における上位10組

凡例
2017年「女性グループTOP15」の順位 (スコア) 認知度*関心度 「得点分布図」で位置しているゾーン ← 2016年からの順位上昇度 スコア増分 ← 2016年順位 (スコア) : アーティスト名

#「認知度」は、そのタレントを知っていると回答した人の割合
#「関心度」は、知っている人の中で、そのタレントに興味を抱いていると回答した人の割合
#「認知度」「関心度」ともに「%」表示で、、数値は表から読み取ったもの
#「ゾーン」は、「今旬」「大御所&安定」「注目」「NEXTブレイク」の4つあり、 「得点分布図」に、それぞれ環状エリアが示されている
# この表では、各ゾーンに入っている場合、順に「今旬」「安定」「注目」「期待」と記している
#「2016年からの順位上昇度」において、「0同」は順位変化なし、「1上」は1位分上昇、「2下」は2位分下降、「新」は昨年圏外

01位 (31.8) 77.4*71.8 今旬 ← 0同 +2.6 ← 01位 (29.2) : Perfume
02位 (21.8) 61.4*60.3 安定 ← 0同 +4.2 ← 02位 (17.6) : ももいろクローバーZ
03位 (18.9) 67.3*52.4 安定 ← 0同 +2.2 ← 03位 (16.7) : AKB48
04位 (18.4) 50.4*64.5 注目 ← 0同 +1.8 ← 04位 (16.6) : E-girls
05位 (16.9) 41.7*66.0 注目 ← 0同 +3.3 ← 05位 (13.6) : 乃木坂46
06位 (14.0) 35.7*66.2 注目 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 欅坂46
07位 (12.0) 27.2*73.5 期待 ← 1上 +3.6 ← 08位 (08.4) : Flower
08位 (10.8) 31.8*56.9 -- ← 2下 +0.8 ← 06位 (10.0) : NMB48
09位 (10.6) 31.6*59.1 注目 ← 2下 +1.6 ← 07位 (09.0) : HKT48
10位 (09.0) 28.4*53.6 -- ← 1下 +0.6 ← 09位 (08.4) : SKE48
15位 (04.8) 14.5*53.5 -- ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : NGT48


昨年に引き続き、今年もトップは Perfume で、これは文句なしでしょう。

2016年にリリースされた「FLASH」は、映画『ちはやふる』の人気とともに、大きなヒットとなり、次の「TOKYO GIRL」も、配信ランキングで上位に入るなど、好調なセールスを見せている。

音楽面で成功を収めるのが難しい時代に、注目を集める楽曲を立て続けに出している感があって、もともと高い認知度に、関心度が伴い、女性グループで唯一、「今旬」ゾーンに入っています。


2位は、ももいろクローバーZで、依然としてライブ人気が高く、抜群の観客動員力を示す一方、百田夏菜子がNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』の主要キャストを演じたり、佐々木彩夏と有安杏果が横浜アリーナでソロライブを行うなど、個々メンバーの活動が充実した印象があります。

実際、この3人は、「女子アイドル(個人)TOP30」の順位が、昨年と比べて、百田夏菜子が1位分、佐々木彩夏8位分、有安杏果3位分上昇しており、いずれも「注目」ゾーンに入っている。

メンバーのソロ仕事が、グループ人気を支え、順位を維持したように思えます。


AKB48も、3位と、昨年から変動がなかった。

しかし、認知度が67.3%と、「女性グループTOP15」にランクインした中で、Perfumeに次いで2番目に高い値である一方、関心度は52.4%で、逆に、一番低い数字に留まっている。

テレビを中心に、グループとメンバーのメディア露出は活発で、知名度は上がっているけど、人々の注目を十分に集められていない可能性があります。


E-girlsは、「ごめんなさいのKissing You」「Mr.Snowman」「Dance Dance Dance」が、MV再生数で3千万、2千万、1千万を越えるなど、人気曲を幾つも持ち、おそらく若い女性層を中心に、分厚い固定ファンを抱えているグループで、2017年も、安定したスコアによって、4位にランクインしています。

今年は、Dream Ami や Flower といった、構成メンバー、構成グループが音楽的存在感を示し、それが E-girls の認知度と関心度を支えた面があるかもしれない。

確かに、「女子アイドル(個人)TOP30」で Ami は7位、上表のように、「女性グループTOP15」では、Flower が7位と、上位に食い込んでいます。


次は、いよいよ5位の乃木坂です(笑)。

CDデビューして5年が経ち、17枚のシングルと2枚のアルバムをリリースし、最近は、個々のメンバーが、テレビ、ラジオ、雑誌、写真集、CM、舞台と、様々な分野で活躍し、注目を集めるグループに成長した感があります。

しかし、各種メディアで盛んに取り上げられているものの、認知度は、未だ41.7%に留まっていて、道行く人に「乃木坂を知っているか?」とランダムに尋ねると、「YES」の答えは半分以下しかないというのが現状です。

また、ランキングの調査地域は、東京、千葉、埼玉、神奈川と、乃木坂の地盤である首都圏なので、全国に広げると、さらに認知度が低くなる可能性がある。


一般知名度が、なかなか伸びてこない理由は、「乃木坂、と言えばこれ!」と思い浮かぶような、ヒット曲がないことだと思います。

個々メンバーの活躍によって、グループの認知度を上げることは可能だけど、どうしても限度がある。

その限度を越えて進むためには、音楽的なヒットを飛ばして、グループそのもののブランド力を上昇させることが、どうしても必要です。

後で示すように、「女子アイドル(個人)TOP30」に、今年、乃木坂は7人ランクインし、人気は着実に上がっているものの、メンバーもグループも、知名度が伸び悩んでいて、依然として、ももクロ、AKB48、E-girlsを越えるスコアを出せていない。


乃木坂と対照的なのが欅坂で、個人としてTOP30入りしたのは、平手友梨奈1人ながら、グループとしては、35.7%の認知度を獲得し、「女性グループTOP15」で、NMB48、HKT48、SKE48を一気に抜いて、初登場でいきなり6位に躍り出ています。

CDデビュー1年目とは思えない上位進出ですが、神がかった人気の急上昇を可能にしたのは、「サイレントマジョリティー」を始めとする、一連の楽曲ヒットです。

センターの平手以外、各メンバーのことは、まだ、ほとんど知られていないものの、「欅坂、と言えばサイマジョ!」といった、定番曲を手に入れたため、グループとしての知名度が瞬く間に上がったのだと思います。


先日、ウッチャン、内村光良が、自身がMCを務める人気バラエティ『世界の果てまでイッテQ!』において、欅坂に少しハマっていると言いながら、「不協和音」のフリを軽く披露していました。

楽曲を本当にヒットさせると、さまざまな人が、さまざまな場面で、思わぬ取り上げ方をしてくれます。

とくに、有名な人の発言は、大きな宣伝効果を持っていて、強力なプロモーションになることがある。


多くのアイドルが、音楽アイドルという形を取っているのは、ヒット曲の持つ、こういった伝播力に期待しているからだと思います。

「女性グループTOP15」における、欅坂の6位は、一つの奇跡ですが、今の人気の広がり方を見ていると、2018年のランキングでは、乃木坂が抜かされてしまう可能性がある。

グループの知名度をアップするためにも、18枚目以降のシングルは、楽曲優先の選抜を組むべきで、間違っても、外仕事が忙しく、キャンペーンを十分こなせないメンバーを、選抜上位に配置するのは止めて欲しい。

本人にとっても辛いでしょう、それは。


AKB48の姉妹グループは、NMB48、HKT48、SKE48の順番は変わらなかったものの、欅坂の登場と Flower の浮上によって、NMBとHKTが2位分、SKEは1位分のダウンを喫しています。

今年、念願のCDデビューを果たしたNGT48は、53.5%という高い関心度を生かして、初登場で15位にランクイン。

認知度は14.5%ですが、これは2017年2月時点のデータで、デビューシングル「青春時計」は4月リリースなので、今後、さらにスコアが伸びていくと予想されます。


「女子アイドル(個人)TOP30」に進む前に、「ミュージシャンTOP30」における女性アーティストを少し紹介しておきます。

(表2)「ミュージシャンTOP30」に入ったアイドル系女性アーティスト

凡例
2017年「ミュージシャンTOP30」の順位 (スコア) 認知度*関心度 「得点分布図」で位置しているゾーン ← 2016年からの順位上昇度 スコア増分 ← 2016年順位 (スコア) : アーティスト名

15位 (31.8) 77.4*71.8 今旬 ← 03上 +2.6 ← 18位 (29.2) : Perfume
23位 (28.7) 74.8*66.6 今旬 ← 02上 +2.0 ← 25位 (26.7) : 西野カナ
25位 (27.8) 91.3*61.8 -- ← 09下 -1.8 ← 16位 (29.6) : きゃりーぱみゅぱみゅ
27位 (27.5) 86.5*60.4 安定 ← 33上 +7.3 ← 60位 (20.2) : 指原莉乃 HKT48


「女性グループTOP15」で1位だった Perfume は、ミュージシャン全体のランキングでも、昨年から3位分アップの15位と、高い順位をマークしています。

一方、「トリセツ」「あなたの好きなところ」「Dear Bride」「パッ」と、最近、出せば必ずヒットする感すら漂う西野カナも、昨年から2位分アップの23位で、認知度、関心度の分布図において、Perfume と同じく、「今旬」ゾーンに入っています。

Perfume や西野カナは、アイドルという範疇に入らないと思いますが、よりアイドル性が高いように見える「きゃりーぱみゅぱみゅ」は、昨年よりスコアを落とし、順位も9位分のダウンです。


そんな中、指原莉乃が、86.5%の認知度を叩き出して、昨年から33位分ものアップで、27位にランクイン。

ただ、これほどの知名度で、順位も大幅上昇しているのだから、「今旬」ゾーンに入っておかしくないのだけど、関心度が低めの「安定」ゾーンに留まっている。

グループとしてのAKB48も、(表1)が示すように、高い認知度に、関心度が追いついていないという、同じ人気構造に陥っています。

「女子アイドル(個人)TOP30」は、こういったAKB48の問題点を、より鮮明に照らし出しています。

(表3)「女子アイドル(個人)TOP30」に入ったAKB48Gメンバー

凡例
2017年「女子アイドル(個人)TOP30」の順位 (スコア) 認知度*関心度 「得点分布図」で位置しているゾーン ← 2016年からの順位上昇度 スコア増分 ← 2016年順位 (スコア) : メンバー名 所属グループ名

01位 (27.5) 86.5*60.4 安定 ← 0同 +7.3 ← 01位 (20.2) : 指原莉乃 HKT48
02位 (21.8) 50.0*71.7 注目 ← 4上 +6.4 ← 06位 (15.4) : 山本彩 NMB48
03位 (20.2) 63.8*57.3 安定 ← 0同 +1.6 ← 03位 (18.6) : 小嶋陽菜 AKB48
05位 (18.7) 68.0*54.4 安定 ← 1下 +0.2 ← 04位 (18.5) : 渡辺麻友 AKB48
08位 (15.1) 70.4*41.2 安定 ← 0同 +0.1 ← 08位 (15.0) : 柏木由紀 AKB48
09位 (14.8) 71.3*38.3 -- ← 3上 +2.5 ← 12位 (12.3) : 峰岸みなみ AKB48
11位 (14.1) 51.9*51.6 -- ← 1下 +0.3 ← 10位 (13.8) : 松井珠理奈 SKE48
12位 (13.7) 48.7*55.0 注目 ← 2上 +2.8 ← 14位 (10.9) : 横山由依 AKB48
16位 (10.7) 28.1*62.1 -- ← 3上 +1.5 ← 19位 (09.2) : 入山杏奈 AKB48
20位 (08.7) 25.8*60.2 -- ← 7上 +2.2 ← 27位 (06.5) : 宮脇咲良 HKT48
24位 (07.1) 24.9*52.9 -- ← 1下 -0.4 ← 23位 (07.5) : 北原里英 NGT48
25位 (06.6) 17.3*64.2 期待 ← 4上 +1.1 ← 29位 (05.5) : 小嶋真子 AKB48
27位 (06.5) 20.8*55.0 -- ← 9上 +2.0 ← 36位 (04.5) : 兒玉遥 HKT48
29位 (06.1) 12.3*72.6 期待 ← 9上 +2.4 ← 38位 (03.7) : 向井地美音 AKB48


AKB48Gは、「女子アイドル(個人)TOP30」に、総勢14人がランクインしており、今なお、大きな存在感を見せています。

しかし、上位に名前を連ねている、指原莉乃、小嶋陽菜、渡辺麻友、柏木由紀、峰岸みなみは、認知度が高い割に、関心度の低い、「安定」ゾーンか、その下に位置している。

さらに、松井珠理奈の11位以下、認知度がより低いメンバーを眺めても、関心度が高めの「注目」あるいは「NEXTブレイク(期待)」ゾーンに入っているのは、横山由依、小嶋真子、向井地美音の3人に留まっています。


一方、乃木坂は、今回、7人のメンバーがTOP30にランクインを果たしていますが、ほとんどのメンバーが「注目」あるいは「NEXTブレイク(期待)」ゾーンに入っている。

(表4)「女子アイドル(個人)TOP30」に入った乃木坂・欅坂メンバー

凡例
2017年「女子アイドル(個人)TOP30」の順位 (スコア) 認知度*関心度 「得点分布図」で位置しているゾーン ← 2016年からの順位上昇度 スコア増分 ← 2016年順位 (スコア) : メンバー名

#「=====」以下は、TOP30の圏外ながら分布図に名前が載っているメンバーについて、「認知度」「関心度」「位置しているゾーン」を示している

乃木坂46
06位 (17.0) 36.1*76.6 -- ← 7上 +4.9 ← 13位 (12.1) : 白石麻衣
09位 (14.8) 41.6*64.9 注目 ← 1上 +2.0 ← 10位 (12.8) : 生駒里奈
17位 (10.5) 24.5*71.8 期待 ← 5上 +2.4 ← 22位 (08.1) : 生田絵梨花
19位 (09.6) 19.2*75.4 期待 ← 5上 +2.5 ← 24位 (07.1) : 西野七瀬
22位 (08.1) 14.5*80.5 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 齋藤飛鳥
23位 (07.1) 14.7*71.0 期待 ← 7上 +1.7 ← 30位 (05.4) : 秋元真夏
26位 (06.6) 12.5*79.0 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 高山一実
========================================
30外 (00.0) 10.5*79.4 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 星野みなみ
30外 (00.0) 12.0*69.5 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 松村沙友理
30外 (00.0) 09.5*79.0 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 衛藤美彩
30外 (00.0) 08.5*79.6 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 堀未央奈
30外 (00.0) 08.6*75.8 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 若月佑美

欅坂46
21位 (08.5) 16.9*76.8 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 平手友梨奈
========================================
30外 (00.0) 08.9*82.8 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 長濱ねる
30外 (00.0) 08.2*84.3 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 渡邉理佐
30外 (00.0) 08.0*78.3 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 渡辺梨加
30外 (00.0) 06.5*80.6 期待 ← 新 +00.0 ← 00位 (00.0) : 今泉佑唯


AKB48は、グループとして、認知度は非常に高いものの、それに見合った関心度を得ておらず、指原莉乃を始めとするトップメンバーも、同じような人気構造になっている。

一方、認知度の低い若手メンバーは、関心度が思うように上がらず、トップメンバーを越える、大型新人が出現する期待感はあまり漂っていません。


しかし、山本彩は、例外と言っていい。

『日経エンタテイメント!』が載せた世代別の注目度グラフによると、彼女をもっとも支持しているのは、10代20代の若い層です。

このデータに大きく頷いてしまったのは、「365日の紙飛行機」が、配信で強さを見せていることを、以前から、不思議に思っていたからです。


NHKの連ドラは、主に年配の人が視聴しているイメージを持っていたので、主題歌の人気が、CDセールスに反映されるのは分かるけど、iTunes Store のランキングが好調なのは、なぜだろうと。

しかも、大晦日の紅白歌合戦における、AKB48G 『夢の紅白選抜」で、山本彩は、指原莉乃を抑えて、1位になっている。

山本彩は、ネットと親和性の高い、若い世代に支持されているように見えるけど、それと、朝ドラの主題歌がヒットしていることが、しっくり来なかった。


今回のランキングで判明したのは、やはり、山本彩の支持層は若い世代で、朝ドラを観ているかどうかはともかく(笑)、「365日の紙飛行機」を配信ランキング上位に押し上げていたのは、そういった世代の人々ということです。

さらに、指原莉乃の最大支持層が、30代及び50代男性ということから、ファンの資金力がものを言う、AKB48『総選挙』で無類の強さを誇るさっしーが、ネット投票で決まる 『夢の紅白選抜」において、なぜ山本彩に1位を譲ったのかも、理解できます。

AKB48というグループ全体が、山本彩型ではなく、指原莉乃型の人気構造になっているのは、『総選挙』というイベントが、資金力の乏しい若い世代のファンを減少させ、お金を持った、大人ファンの比率を高めたためかもしれない。


AKB48は、若いファンを呼び込み、知名度に見合った注目度をゲットすることが、今後の課題に思えますが、逆に、乃木坂は、メディア露出に見合った知名度が欲しい。

(表4)で、白石麻衣は「NEXTブレイク(期待)」と「注目」の中間エリアに位置し、ちょうど移行期にあるようですが、まだ「注目」ゾーンに達し切れていない原因は、認知度が36.1%と低いことです。

関心度は76.6%と高いので、いわば、「知る人ぞ知る」アイドルという域を抜け切れていない。

6枚目以降、フロントから外れたことのない、乃木坂のトップのトップメンバーで、個人としての外仕事も多いことを考えると、知名度の数字としては物足りなさが残ります。


ソロ写真集『パスポート』が発売されたのは2月で、その後、20万部出版といった記事が盛んに出て、テレビでも取り上げられているので、今後、まいやんの認知度が上がる可能性は十分あるでしょう。

ただ、西野七瀬を始めとする、他のメンバーに関しても、関心度は軒並み高いものの、認知度が20%を切るメンバーが多い。

20%を越えたのは3人だけで、生田絵梨花が24.5%で3番目、まいやんの36.1%が2番目、最高が生駒里奈の41.6%。

さらに、上述したように、グループとしての認知度も41.7%に留まっていて、50%に届いていない。

乃木坂を知っている人の期待感は大きいのだけど、世間への浸透はまだまだというのが現状のようです。


メンバーの目覚ましいメディア進出や数多くの映画、舞台への出演から、最近、乃木坂の勢いを感じていたので、2017年のランキングでは、いよいよグループとして上位に食い込むかもしれないと、密かに期待していましたが、昨年と同じ5位という結果で、拍子抜けしました。

しかも、よく見ると、6位には欅坂が迫っていて、上に行くことより、下に抜かれることが気になるランキングだった。

まあ、世間はそんなに甘くないということですね(笑)。


アイドル界全体に関しては、二つのことを感じました。

一つは、これまで、多数のマイナーアイドルと少数のメジャーアイドルで、比較的、分散していた人気が、最近、後者に集中し始め、前者が淘汰されつつあるんじゃないかという点です。

今回、ちょっと驚いたのは、ランキングに載った、ほとんどのアイドルグループとメンバーは、昨年よりスコアを上げており、一見、アイドル全体の勢いは衰えていないように思えます。


しかし、ももクロやAKB48といったメジャーなアイドルですら、「注目」や「今旬」ゾーンに入っておらず、グループとして波に乗っている感が乏しい。

また、個人TOP30に入っているアイドルでも、「ああ、今、来てるなあ、この子」と思えるのは、山本彩や平手友梨奈といった、ごく少数に限られます。

スコアの数字は伸びているけど、実感を伴わないケースが多くて、昨年に比べて、アイドル界がより盛り上がっているようには思えない。


もう一つ感じたのは、グループ以上に、メンバーの個別活動を重視する流れが見えることです。

音楽的なヒットを飛ばすことが難しくなる中、それぞれのメンバーが、ドラマ、映画、舞台、ファッションショー、バラエティ、写真集など、様々な分野で活躍することで、グループの存在感を示す方向に進んでいるのかもしれません。

しかし、今回のランキングで、スコアを明確に上昇させた、Perfume と欅坂は、いずれも正面から音楽に取り組み、ヒットをものにしたグループで、メンバーの個別外仕事だけで、グループ人気をアップさせるのは、限度があるでしょう。

音楽を聴く人が減少しているとすら言われる「音楽不況」の中で、生き残るには、何が有効なのか。

しばらくの間、模索が続くのかもしれません。


関連記事

2016年タレントパワーランク、乃木坂とBABYMETALが台頭も、AKB48総崩れで一時代の終了か [12May16]


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乃木坂18th日程予想、握手会応募6月8日、選抜発表6月18日、CD発売7月26日 [05May17]

2017-05-05 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケ

05月04日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』

05月06日(土) [CD特典] 17枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
05月06日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
05月06日(土) [ラジオ_FM] 20:00〜20:30 広島FM『JPスタンダード』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演
05月06日(土) [TV_BS] 23:45〜 NHK BSプレミアム『乃木坂46 SHOW!』。「インフルエンサー」、「風船は生きている」、「三番目の風」のスタジオライブ。コント「乃木坂ポリス」には、生駒里奈・井上小百合・衛藤美彩・新内眞衣が参加。さらに、『乃木坂46アンダーライブ全国ツアー2017』の潜入リポート

05月07日(日) [CD特典] 17枚目第4回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
05月07日(日) [ラジオ_FM] 19:00〜19:55 TOKYO FM『エバスク会社説明会2017 supported by 日経電子版』に、若月佑美と秋元真夏が出演
05月07日(日) [TV_地デ] 19:00〜20:54 フジテレビ系『フルタチさん』に、秋元真夏が出演
05月07日(日) [TV_地デ] 21:54〜23:05 テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、高山一実が出演

05月09日(火)〜14日(日) [単独ライブ] 三期生単独ライブ
====================
渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo
05/09(火) 1日目 第1公演(18:30)
05/10(水) 2日目 第2公演(18:30)
05/11(木) 3日目 第3公演(18:30)
05/12(金) 4日目 第4公演(18:30)
05/13(土) 5日目 第5公演(12:30)&第6公演(17:00)
05/14(日) 6日目千秋楽 第7公演(12:30)&第8最終公演(17:00)
====================

05月13日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京 「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!」生駒里奈

05月13日(土) 12:05〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』予選
05月14日(日) 19:54〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』本選
番組公式サイトに、秋元真夏と堀未央奈が出演と記載

05月14日(日) [CD特典] 17枚目第1回追加個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



昨日、『真夏の全国ツアー2017』のスケジュールが発表されました。

7月始め、いきなり神宮TwoDaysをこなした後、1ヶ月以上経った8月中下旬に、宮城、大阪、愛知を巡り、さらに1ヶ月以上おいて、新潟という、かなり変則的な印象を受ける「ツアー」になっている。

不思議なツアー日程の理由は気になるところですが、最近、3rdアルバムの特典イベント、メンバーが参加する舞台、出演する番組やイベントなどなど、新しい告知が息つく暇なく、次々とアナウンスされ、脳内が情報で溢れ返って、こぼれ落ちそうです(笑)。


ところが、よく考えてみると、2016年は、2ndアルバム「それぞれの椅子」が5月25日(水)に発売された後、6月5日(日)深夜の『乃木坂工事中』で、15th選抜の発表が行われ、「裸足でSummer」の7月27日(水)へなだれ込んでいる。

3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」の発売は、5月24日(水)と、2ndと同じ時期であり、2017年も、昨年と似たようなパターンで進む可能性は低くない。

となると、18枚目シングルに関して、選抜発表やCD発売のことを、そろそろ念頭に置いた方がいいのかもしれません。


ということで、整理する意味も込めて、乃木坂のスケジュールをあれこれ書き出して、眺めてみました。

ウンザリするほど情報量が多く、そもそも運営からして、全体像を把握できているのか疑いたくなったけど(笑)、やろうとしている流れが、見え隠れしている気もします。

シングルのスケジュールにおいて、一番重要で、それゆえ一番早く決まるだろうCDの発売日を、まずは検討してみます。

(表1) 17枚目「インフルエンサー」と3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」の特典イベント日程

05/06(土) 17th第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
05/07(日) 17th第4回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
05/14(日) 17th第1回追加個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
05/28(日) 17th第5回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ

06/11(日) 17th第6回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
06/17(土) 17th第2回追加個別握手会 in 京都・国立京都国際会館アネックスホール
06/25(日) 17th第3回全国握手会 in 千葉・幕張メッセ

07/16(日) 3rdAb第1回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ
07/17(月) 3rdAb第2回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
07/23(日) 3rdAb第3回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
07/29(土) 3rdAbセブン-イレブン限定ミニライブ in 大阪・インテックス大阪

08/26(土) 17thスペシャルプレゼント(A&Bコース) in 都内某所

09/09(土) 3rdAbセブン-イレブン限定ミニライブ in 千葉・幕張メッセ
09/29(金) 3rdAbセブン-イレブン限定ミニライブ in 愛知・ポートメッセなごや


シングルをリリースするとき、もっともキツい束縛条件になるのは、前作の特典イベントです。

その大部分を未消化にしたまま、次へ進むと、新しい握手会を入れる余地が乏しくなって、身動きが取れなくなる。

とくに18枚目は、17枚目だけでなく、3rdアルバムの特典も絡んでくるので、ある程度、それらを終わらせないと、CD発売に踏み切れない。


そういった観点で、上表を眺めると、3rdアルバム個別握手会を、7月16日(日)、17日(月)、23日(日)と、たった8日間で全消化しているのは、目を引く設定です。

乃木坂が個別握手会を、2日連続で行うのは、少なくとも私の記憶にはなく、かなりのハードスケジュールと言っていい。

これほど急いで握手会をこなすのは、その後に、何か重要なことを入れたいためだと、考えたくなります。


実際、昨年と同じく、7月最後の水曜日である26日に、夏シングルを発売するのであれば、23日までに、突貫工事的なやり方ながら、敢えて、3rd個別握手会を消化してしまう日程には、意味が出てくる。

しかし、今の乃木坂に関しては、シングルやアルバムの特典イベントだけでなく、ほぼ確実に選抜入りするだろう、主要メンバーの外仕事も考慮する必要がある。

(表2) 乃木坂メンバーが出演する主な舞台と全国ツアーライブの日程

舞台『あさひなぐ』
05/20(土)〜05/31(水) 東京公演 in EXシアター六本木
06/02(金)〜06/05(月) 大阪公演 in 森ノ宮ピロティホール
06/09(金)〜06/11(日) 名古屋公演 in 愛知県芸術劇場大ホール
[出演メンバー] 生駒里奈、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、新内眞衣、堀未央奈、若月佑美

ミュージカル『レ・ミゼラブル』
05/21(日)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花

舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』
07/13(木)〜07/23(日) in 紀伊國屋ホール
[出演メンバー] 松村沙友理

舞台『モマの火星探検記』
08/09(水)〜08/13(日) 東京公演 in 天王洲 銀河劇場
08/19(土)〜08/20(日) 大阪公演 in サンケイホールブリーゼ
[出演メンバー] 生駒里奈

真夏の全国ツアー2017
07/01(土)〜07/02(日) 東京公演 in 明治神宮野球場
08/11(金)〜08/13(日) 宮城公演 in ゼビオアリーナ仙台
08/16(水)〜08/18(金) 大阪公演 in 大阪城ホール
08/22(火)〜08/23(水) 愛知公演 in 日本ガイシホール
10/08(日)〜10/09(月) 新潟公演 in 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター


17th選抜メンバーが8人も参加する舞台『あさひなぐ』は、千秋楽が6月11日(日)なので、18枚目の日程に影響する心配はなさそうです。

ただ、稽古を入れると、5月始め頃から6月中旬までが拘束期間となるわけで、3rdアルバムが5月24日(水)にリリースされるのに、どうやってキャンペーンするのか気になります。

新しく制作した楽曲を、音楽番組で披露して、プロモーションする必要があるけど、衛藤美彩、齋藤飛鳥、堀未央奈は17th選抜フロント、生駒里奈と若月佑美は2列目で、中核となる福神メンバーが5人も舞台に立っている。

さらに、『レ・ミゼラブル』に携わっている生田絵梨花は、もちろん微塵も動けないし、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理も、時間が取れない可能性がある。

となると、テレビにおけるステージパフォーマンスを、17th選抜とは別のチームで行わない限り、ほとんど新曲キャンペーンが打てない筈ですが、そもそも宣伝はなし!というスタンスなんでしょうか(笑)。

ちょうど良い機会なので、外仕事の少ないメンバーを選抜して、みっちり全体練習を積んで、音楽番組にばんばん出演したらどうでしょう。


ところで、生田絵梨花がコゼットを演じるミュージカル『レ・ミゼラブル』と『真夏の全国ツアー2017』を並べると、いくちゃんは、ライブには一切参加出来ないことが分かります。

すべてのツアー公演が、本番舞台ともろ被りです(笑)。

さらに、生駒里奈も、主演舞台『モマの火星探検記』の公演日程が、全国ツアーの宮城公演と重なり、大阪と愛知のコンサンートも、身体のことを考えると止めた方がいい設定になっている。

昨年、中元日芽香や桜井玲香が調子を崩したのは、2ndアルバム、15枚目、そして全国ツアーの流れが、常軌を逸したハードスケジュールだったことと無関係でないように見えるんですが、今年も、予定をチェックするだけで、心配になる過密日程です。

メンバーが良い仕事をするには、心身ともに、それに専念できるスケジュールを組むことが、必須条件だと思いますが、詰め込むだけ詰め込んだ感が濃厚に漂っています。


18枚目のCD発売日を予測するとき、選抜主要メンバーが、生放送の『MUSIC STATION』に出演できることが、一つのポイントになるかと思います。

昨年の夏シングルと同じ、7月終わり前後にリリースするのであれば、生田絵梨花が動ける金曜日は、『レ・ミゼラブル』の東京公演と福岡公演の間、7月21日(金)と28日(金)の2回だけ。

さらに、松村沙友理は、舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』が7月23日(日)まで続くので、28日(金)以降でなければ出られません。


乃木坂としては、CD発売日の前後に、人気主要メンバーが出演する形で、18th表題曲をMステで披露したい筈で、7月28日(金)が狙い目と言えます(笑)。

白石麻衣と西野七瀬の都合が分からないので、未知数な部分はあるけど、7月28日(金)のMステ出演を念頭に置くのであれば、CD発売は7月19日(水)、26日(水)、8月2日(水)あたりが、妥当な範囲じゃないでしょうか。

加えて、7月2(日)神宮ライブで18th表題曲をステージ初披露する場合、7月26日(水)発売なら24日前となり、翌週MV公開という良い流れに持っていける。

このように、3rdアルバムの特典イベント、メンバーの舞台、真夏の全国ツアーの日程を調べると、昨年と同じく、7月最終水曜日である7月26日付近が、18枚目シングルの、もっとも有力な発売日候補かと思います。


次に、個別握手会応募を、アルバムから夏シングルに、どう引き継ぐかという観点で、日程を考えてみます。

(表3) 2ndアルバム「それぞれの椅子」と15枚目「裸足でSummer」の個別握手会応募の日程関係

凡例
応募の日付期間 : 2ndアルバムの応募次数15thシングルの応募次数

# 日付はすべて2016年

04/19(火)22(金) : 01次
04/28(木)02(月) : 02次
05/05(木)06(金) : GW休み
05/12(木)13(金) : 03次 ←14th17次
05/19(木)20(金) : 04次 ←14th18次最終
05/25(水) : 2ndアルバム発売
05/26(木)27(金) : 05次
06/02(木)03(金) : 06次15th01次
06/05(日)深夜 : 15th選抜発表『乃木坂工事中』
06/09(木)10(金) : 07次15th02次
06/16(木)17(金) : 08次15th03次
06/23(木)24(金) : 09次15th04次
06/30(木)01(金) : 10次最終15th05次

07/07(木)08(金) ←15th06次
07/14(木)15(金) ←15th07次
07/21(木)22(金) ←15th08次
07/27(水) : 15thシングル発売
07/28(木)29(金) ←15th09次
08/04(木)05(金) ←15th10次


15枚目「裸足でSummer」個別握手会の応募受付は、14枚目の応募が18次で終わった後、2ndアルバム「それぞれの椅子」の6次に重ねる形で、始まっています。

そして、15枚目の1次応募が行われた直後の2016年6月5日(日)深夜に、『乃木坂工事中』で、齋藤飛鳥をセンターとする15th選抜が発表され、オリコン初動への算入分を8次分確保する形で、「裸足でSumemr」がリリースされます。

(表4) 15枚目シングルの個別握手会応募スタートとCD発売の日程

凡例
15th01次[日付] →(オリコン初動へ算入可能な次数)→15th発売[日付]

15th01次[06/02(木)03(金)] →(8次算入)→15th発売[07/27(水)]


こういった、アルバムからシングルへの「つなぎ」は、双方の売り上げを損なわないような日程設定が求められ、結構、重要なポイントだと思います。

そのため、2ndアルバムから15thシングルへの接続方法が、3rdから18thの移行に際して、参考にされる可能性がある。


ただ、3rdアルバムを巡る状況を見ると、17枚目「インフルエンサー」個別握手会の応募が、ゴールデンウィーク明けに13次で、14枚目「ハルジオンが咲く頃」の17次より、やや遅い進行になっています。

(表5) 3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」と18枚目シングルの個別握手会応募の予想される日程関係

凡例
応募の日付期間 : 3rdアルバムの応募次数18thシングルの応募次数

# 日付はすべて2017年

04/20(木)21(金) : 01次 ←17th11次
04/27(木)28(金) : 02次 ←17th12次
05/04(木)05(金) : GW休み
05/11(木)12(金) : 03次 ←17th13次
05/18(木)19(金) : 04次 ←17th14次
05/24(水) : 3rdアルバム発売
05/25(木)26(金) : 05次
06/01(木)02(金) : 06次 ←A 18th01次
06/08(木)09(金) : 07次 ←B 18th01次
06/15(木)16(金) : 08次 ←C 18th01次
06/22(木)23(金) : 09次 ←D 18th01次
06/29(木)30(金) : 10次


17枚目個別握手会は、11次応募終了時点で、全体完売率が89.7%に達しています。

ただ、グループ別の完売率は、1期93.0%、2期90.9%、3期79.4%で、3期メンバーを中心に、少し残っている。

5月28日(日)京都パルスプラザと6月11日(日)幕張メッセは、まだ売り続けたいだろうから、17枚目の応募は、アルバム発売の直前まで、14次くらいまで引っぱるんじゃないかと思っています。


であれば、18枚目個別握手会の応募開始は、3rdアルバム発売の後になる。

(表5)には、どこから始めるのか、A、B、C、Dの4つの案を示しておきました。

(表6) 18枚目シングルの個別握手会応募スタートとCD発売の日程シミュレーション

凡例
(表5)のアルファベットで示された応募開始の日程案 18th01次[日付] →(オリコン初動へ算入可能な次数)→18th発売[日付]

A 18th01次[06/01(木)02(金)] →(7次算入)→18th発売[07/19(水)]
B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(6次算入)→18th発売[07/19(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(5次算入)→18th発売[07/19(水)]
D 18th01次[06/22(木)23(金)] →(4次算入)→18th発売[07/19(水)]

A 18th01次[06/01(木)02(金)] →(8次算入)→18th発売[07/26(水)]
B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(7次算入)→18th発売[07/26(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(6次算入)→18th発売[07/26(水)]
D 18th01次[06/22(木)23(金)] →(5次算入)→18th発売[07/26(水)]

A 18th01次[06/01(木)02(金)] →(9次算入)→18th発売[08/02(水)]
B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(8次算入)→18th発売[08/02(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(7次算入)→18th発売[08/02(水)]
D 18th01次[06/22(木)23(金)] →(6次算入)→18th発売[08/02(水)]


上述したように、18枚目リリースを7月19日(水)、26日(水)、8月2日(水)のどれかだと置けば、(表6)のシミュレーションが出てきます。

最近の乃木坂は、初動算入分として、5次以下は厳しいけど、6、7次あれば十分で、8次以上は要らない(笑)、といった設定になっています。

また、3rdアルバムに関しては、売り上げ総額はともかく、オリコンランキングの対象となる「枚数」を、もっと稼ぎたいという気持ちを、運営が抱いていても不思議ではない。

(表7) 乃木坂アルバムとAKB48「サムネイル」のオリコン成績

凡例
オリコン初動 [累計売り上げ枚数] 最高順位 50位以内ランクイン回数(50位以内ランクイン率/オリコンランクイン率) @ 発売後経過週数 発売日 タイトル

22.2万枚 [32.4] 1位 12回(0.099/0.760) @ 121週目 2015/01/07 透明な色
27.5万枚 [33.9] 1位 08回(0.163/1.000) @ 049週目 2016/05/25 それぞれの椅子
61.0万枚 [63.2] 1位 04回(0.286/0.929) @ 014週目 2017/01/25 サムネイル


「透明な色」と「それぞれの椅子」は、累計売り上げ枚数が30万枚を少し越える感じで、100万枚に届きそうなシングル、あるいは、AKB48のアルバムと比べて、やや物足りない感が出てしまう数字と言えなくない。

とはいえ、魅力的なアルバムに仕上げること以外、出来ることは限られている。

たくさん特典を付け、数字を伸ばしても、楽曲人気が上がったわけではなく、メンバーの負担が甚大になるだけなので、絶対に止めた方がいいし、運営も、昨年夏から秋に掛けての超過酷なスケジュールの再現は避ける、と思いたい(笑)。

ただ、個別握手会の応募開始など、18枚目のスタートを少し遅らせ、アルバムのプロモーションにしばらく専念する日程を組むのは、十分あり得ると思います。


こういった諸々を考えると、(表6)に載せた複数案の中で、

B 18th01次[06/08(木)09(金)] →(7次算入)→18th発売[07/26(水)]
C 18th01次[06/15(木)16(金)] →(6次算入)→18th発売[07/26(水)]

あたりが、一番、妥当な予想かなと思っています。

これが正しければ、夏シングルのスタートは、昨年より、ちょっと遅めということです。


一方、選抜発表の日付は、今の乃木坂では、どうとでもなるので(笑)、よく分かりません。

以前は、選抜をお披露目してから、MV撮影やレコーディングに入っていたようだけど、今は、秘密裡に、色々なことを進めるので、『乃木坂工事中』での発表は、番組の都合次第という面がある。

ただ、舞台『あさひなぐ』は、千秋楽が6月11日(日)で、これが終わらないと、次に進む雰囲気にならないという意見はもっともで、個人的には、6月11日(日)、18日(日)、25日(日)のどこかかな、と睨んでいます(笑)。

さすがに、神宮で楽曲パフォーマンスと同時に発表なんてことは、ないでしょう。

悲喜こもごもの選抜発表はライブでやらない方がいいというのは、2013年10月に開催された代々木ライブの貴重な教訓なので。


最後に、MVの再生回数で、今週、「インフルエンサー」が1千万回、「二人セゾン」が2千万回を越えたので、以下に到達に要した日数を載せておきます。

(表8) 欅坂と乃木坂の表題曲MV再生回数が大台到達に要した時間

凡例
曲名 [MV形態]
到達した累計再生回数 @ MV公開日を1日目とする到達の日付 MV公開から到達までに掛かった推定日数 (累計が1千万回少ない前回の大台(0回)から今回の大台(1千万回)までに掛かった推定日数 * その間の再生回数平均増加速度)

インフルエンサー [full ver. MV]
1.0千万回 @ 062D 060.9d (+060.9d * 16.4万回/日)
# 1千万回到達の推定日時は 2017/05/02(火)10:32

サヨナラの意味 [full ver. MV]
1.0千万回 @ 158D 157.2d (+157.2d * 06.4万回/日)

裸足でSummer [full ver. MV]
1.0千万回 @ 250D 248.6d (+248.6d * 04.0万回/日)

不協和音 [full ver. MV]
1.0千万回 @ 034D 032.6d (+032.6d * 30.7万回/日)

世界には愛しかない [full ver. MV]
1.0千万回 @ 195D 193.8d (+193.8d * 05.2万回/日)

二人セゾン [full ver. MV]
1.0千万回 @ 065D 064.1d (+064.1d * 15.6万回/日)
2.0千万回 @ 169D 167.9d (+103.8d * 09.6万回/日)
# 2千万回到達の推定日時は 2017/05/04(木)09:44

サイレントマジョリティー [full ver. MV]
1.0千万回 @ 048D 047.1d (+047.1d * 21.2万回/日)
2.0千万回 @ 122D 120.6d (+073.5d * 13.6万回/日)
3.0千万回 @ 227D 226.4d (+105.8d * 09.5万回/日)
4.0千万回 @ 303D 301.6d (+075.2d * 13.3万回/日)
5.0千万回 @ 356D 354.7d (+053.1d * 18.8万回/日)


「インフルエンサー」MVは、60.9日で1千万再生を成し遂げ、これは乃木坂最速ですが、欅坂と比べても、「二人セゾン」を上回るペースです。

ただ、凄まじいのは、「サイレントマジョリティー」 MVは、4千万から5千万までの到達時間が53.1日で、60日を切っている。

後から再生数の伸びが勢いを増すのは、MVが幅広く人気を博している証拠で、間違いなくヒットしていると思います。


ついでに、近々、大台に届きそうなMVを記しておきます。

(表9) 近々、再生回数が大台に達しそうなMV

凡例
曲名 [MV形態]
仮定する再生回数平均増加速度 →到達する累計再生回数 @ 到達の公開後経過日数_到達に要した日数 : 到達日時

#「公開後経過日数「要した日数」「到達日時」は、「仮定する再生回数平均増加速度」から導いた予想

ハイテンション [full ver. MV]
01.5万回/日 →1.0千万回 @ 203D_201.9d : 05/15(月)01:24

サイレントマジョリティー [full ver. MV]
12.0万回/日 →6.0千万回 @ 430D_429.1d : 05/19(金)15:01


この表における平均増加速度の仮定は、かなり控えめな数字を使っているので、2曲とも、5月中には、次の大台に乗る可能性が濃厚です。

なんだかんだ言って、島崎遥香は人気があるってことでしょう(笑)、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』にも出演しますしね。


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本格化する欅坂の人気、乃木坂17th日程予想は、選抜発表2月12日、CD発売3月22日 [20Jan17]


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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乃木坂17枚目ショートMV再生数は「三番目の風」がトップ、欅坂4枚目は「割れたスマホ」が独走 [02May17]

2017-05-02 00:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

04月25日(火) [Book] 衛藤美彩の1stソロ写真集『話を聞こうか。』が、講談社より発売。シドニーなど、オーストラリアで撮影ロケ

05月01日(月) [イベント] 『ドラゴン・キングダム〜魔法の森と水晶の秘密〜』の上映&トークイベントが天王洲銀河劇場で開催され、主人公の声を担当した松村沙友理が参加。上映は15:00からの予定
05月01日(月) [TV_地デ] 21:00〜21:54 テレビ朝日系『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』に、秋元真夏が出演
05月01日(月) [TV_地デ] 21:00〜22:54 日本テレビ系『笑神様は突然に...2時間スペシャル』に、生駒里奈が出演

05月03日(水) [ラジオ_FM] 12:15〜18:50(前半)&19:20〜22:45(後半) NHK-FM『今日は一日“秋元康ソング”三昧』に、高山一実が出演
05月03日(水) [イベント] 『マイナビ GirlsAward 2017 SPRING/SUMMER』 (開演14:30〜終演: 21:00) in 国立代々木競技場第一体育館で乃木坂がライブパフォーマンス。北野日奈子・齊藤飛鳥・白石麻衣・西野七瀬・堀未央奈・松村沙友理はモデル、また秋元真夏がMCとして出演

05月04日(木) [TV_地デ] 22:54〜23:00 フジテレビ系『My first baito』

05月06日(土) [CD特典] 17枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
05月06日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!』に、生駒里奈が出演
05月06日(土) [ラジオ_FM] 20:00〜20:30 広島FM『JPスタンダード』に、斉藤優里、寺田蘭世、星野みなみが出演
05月06日(土) [TV_BS] 23:45〜 NHK BSプレミアム『乃木坂46 SHOW!』。「インフルエンサー」、「風船は生きている」、「三番目の風」のスタジオライブ。コント「乃木坂ポリス」には、生駒里奈・井上小百合・衛藤美彩・新内眞衣が参加。さらに、『乃木坂46アンダーライブ全国ツアー2017』の潜入リポート


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



最近、アイドルブームが終焉を迎えつつあるのではないか、という話をあちこちで耳にします。

それが本当かどうかは、随分と時間が経って、振り返ってみないと分からないけど、そう考えたくなる出来事が、今、次々と起こっているのは確かだと思う。

先週金曜日の『MUSIC STATION』は、ディズニー映画『美女と野獣』の日本語吹き替え版で主役を務める昆夏美と山崎育三郎が、役の衣装を纏い、踊りながら歌うミュージカルのスタイルで主題歌を披露。

また、矢野顕子と上原ひろみが、対面に設置されたグランドピアノで即興演奏を繰り広げながら、「ラーメン食べたい!」と熱唱(笑)。

さらに、椎名林檎とトータス松本が、ドラマ風仕立てのステージで「目抜き通り」を華麗に歌い上げ、オースティン・マホーンが抜群の歌唱力とキレのあるダンスで「Dirty Work」をパフォーマンスする。


J-POPというジャンルを遥かに越え、幅広い音楽を「人気」や「旬」という指標で集めている感があった。

オリコンによるシングルCDの売り上げを基準に、J-POP歌手を呼んでくるのとは、明らかに異なる発想で番組を作っており、その中で、従来の「女性アイドル」枠が、徐々に狭くなっている印象を受けます。

直接的には、「ラブライブ」「けものフレンズ」といったメディアミックス系作品から誕生した、「μ's」や「どうぶつビスケッツ×PPP」などの声優グループが、リアル3次元「アイドル」(笑)と競合しつつあるように見える。


それだけでなく、Billboard 型の総合ランキングを新たに取り入れたTBS『COUNT DOWN TV』のように、シングルCDの売り上げ順では、これまであまり名前の挙がらなかった外国人アーティストも、今後、さらに注目を集める可能性がある。

iTunes Store トップソング上位の常連である「Dirty Work」のオースティン・マホーンが、Mステにさっそく登場したのは、こういった流れの一つかもしれない。

そして、多種多様なアーティストが音楽番組に参加し始めると、当然、「アイドル」枠は、大きなヒットを飛ばさない限り、縮小されるのは避けられないでしょう。


もう一つ、アイドル時代の終焉を感じさせるのが、相次ぐ人気アイドルの「卒業」です。

とくに、AKB48の全盛期を象徴する小嶋陽菜の「卒業」は、随分前から分かっていたことながら(笑)、いざ、実際にグループを去ると、一つの時代が終わった感が濃厚に漂い始める。

さらに、モーニング娘。'17の中核メンバーである工藤遥が「卒業」を発表したことも、終わり感に拍車をかけている。

将来に向けて、現実的な選択を迫られる、17歳という時期に、7年間続けたメジャーアイドルを辞め、女優の道へ進むことを決意したわけで、今の「アイドル」が直面する切実な状況が、浮き彫りになっています。


アイドルの「卒業」ラッシュの中、折しも、これまでAKB48の楽曲人気を支えてきた「365日の紙飛行機」が、各種ランキングにおいて、圏外に去りつつある。

今や、メジャーアイドル界を牽引するヒットナンバーは、「サイレントマジョリティー」だけになりつつあり、次の一手が待たれるところです。

しかし、知名度の高さから、一番ヒットに近い筈の乃木坂は、握手会人気の序列にこだわり過ぎて、個人仕事に忙殺されるトップメンバーを、相変わらず選抜上位に配置し続け、結果、音楽チームとしての選抜が十分に機能していない。

さらに、アンダーは、3期の大フィーチャーによって、3番手に押しやられた感があり、ファンの注目度が、以前より、上がりづらくなっている。

一方、欅坂は、「サイレントマジョリティー」の成功が強烈で、同一路線を猛然と突き進むも、デビュー曲を越えるセールスが生み出せず、かと言って、まったくの別路線は、楽曲指標が大幅に低下する危険があって、簡単には踏み出せない。


現在のアイドル界で「1人勝ち」しているとも言われる坂道グループですが、実際には、大きな問題を抱え、とくに乃木坂には、息苦しい閉塞感が漂っている。

最新シングルである乃木坂「インフルエンサー」と欅坂「不協和音」のカップリング曲について、楽曲指標を調べると、直面している問題が浮き彫りになってきます。

まず、乃木坂ですが、3期への期待が、アンダーへの関心を削いでいる節がある。

(表1) 乃木坂17枚目「インフルエンサー」C/W曲の short ver. MVの再生回数積み上げ状況

凡例
集計対象期間の長さ [公開開始日時〜期間終わりの日時]
=========================
MV再生回数の期間内平均増加速度 (期間終わりの累計再生回数)

#「累計再生回数」は「万回」単位

39.8日間 [03/22(水)12:00〜05/01(月)06:00]
=========================
0.39万回/日 (15.6) Another Ghost
0.39万回/日 (15.7) 意外BREAK
0.27万回/日 (10.8) 風船は生きている
0.55万回/日 (21.9) 三番目の風


カップリング曲のショートバージョンMVは、フルと違って、CD発売日に一斉公開されるので、再生数をダイレクトに比べることが出来ます。

上表が示すように、5月1日(月)朝6時において、4つのMVともに、公開開始から39.8日経過していますが、その時点での累計再生数を調べると、3期メンバーによる「三番目の風」が 21.9万回ともっとも多く、「意外BREAK」15.7万回、「Another Ghost」15.6万回が続き、アンダー曲「風船は生きている」は10.8万回で、3期曲の半分に留まっている。

1日平均の増加速度に換算すると、「三番目の風」でも 0.55万回/日と、それほど大きな数字ではないけど、3期、選抜ユニット、アンダーで、MV人気に明確な差が付いています。


「三番目の風」ショートMVが、累計再生数でトップになったのは、公開から少し後のことです。

(表2)乃木坂17枚目カップリング曲 short ver. MVの再生回数積み上げ状況

凡例
公開後経過週数 (経過日数) : 対象週の日付期間
MV再生回数の対象週における平均増加速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数)

#「公開後経過週数」は、公開開始時刻から1週間を「1w」、次の1週間を「2w」と順に数える
#「(公開後)経過日数」は、公開開始時刻から1日間を「1d」、次の1日間を「2d」と順に数える
#「03/22(水)29(水)12:00」は、03/22(水)12:00から03/29(水)12:00までの期間を表す
#「累計再生回数」「積み上げ再生回数」は「万回」単位
#「06w」は週の途中なので、日単位推移を記している
# 色付きのデータは、それぞれ以下の曲に関するもの
Another Ghost
意外BREAK
風船は生きている
三番目の風

01w (01-07d) : 03/22(水)29(水)12:00
0.87万回/日 (06.1/+6.12)
0.84万回/日 (05.9/+5.87)
0.49万回/日 (03.4/+3.44)
0.75万回/日 (05.3/+5.28)

02w (08-14d) : 03/29(水)05(水)12:00
0.44万回/日 (09.2/+3.09)
0.43万回/日 (08.9/+3.02)
0.22万回/日 (05.0/+1.56)
0.46万回/日 (08.5/+3.20)

03w (15-21d) : 04/05(水)12(水)12:00
0.31万回/日 (11.4/+2.19)
0.32万回/日 (11.2/+2.26)
0.19万回/日 (06.4/+1.36)
0.38万回/日 (11.2/+2.67)

04w (22-28d) : 04/12(水)19(水)12:00
0.23万回/日 (13.0/+1.59)
0.25万回/日 (12.9/+1.72)
0.22万回/日 (07.9/+1.54)
0.43万回/日 (14.2/+3.04)

05w (29-35d) : 04/19(水)26(水)12:00
0.21万回/日 (14.4/+1.46)
0.23万回/日 (14.5/+1.62)
0.24万回/日 (09.6/+1.66)
0.63万回/日 (18.6/+4.40)

06w (36-39d) : 04/26(水)30(日)12:00
0.22万回/日(14.7)0.22万回/日(14.7)0.25万回/日(09.8)0.63万回/日(19.2) 36d
0.23万回/日(14.9)0.23万回/日(14.9)0.26万回/日(10.1)0.72万回/日(19.9) 37d
0.21万回/日(15.1)0.21万回/日(15.2)0.23万回/日(10.3)0.60万回/日(20.5) 38d
0.28万回/日(15.4)0.28万回/日(15.4)0.31万回/日(10.6)0.76万回/日(21.3) 39d

#「06w」においては、各行右端の「公開後経過日数」が指定する対象日に関して、「再生回数増加速度」と「日終わりの累計再生回数」を記している


公開1週目(01w)は、「Another Ghost」と「意外BREAK」の再生数増加速度が、「三番目の風」を上回っていました。

しかし、2週目から3週目に掛けて、増加速度で逆転し、その状況が続いたため、4週目に、累計でも、3期曲が、選抜ユニット曲を越えていきます。

さらに、5週目と6週目において、「三番目の風」は、再生数の伸びを加速させ、他の3曲を引き離していく。

3、4、5週目は、AiiA 2.5 Theater Tokyo で6日8公演行われる3期単独ライブ、さらに3rdアルバムの特典である日比谷野外音楽堂の『三期生単独公演』が発表された時期で、ファンの予想を上回るような、分厚い単独活動が、3期への関心度を高め、MVの再生数を伸ばしたのだと思います。

一方、アンダー曲「風船は生きている」は、他の曲に比べて、ショートMVの公開1週目から、再生数の伸びが鈍く、注目を集め切れていないように見えます。


ショートMVの再生数推移で、17枚目カップリング曲中、トップを走る「三番目の風」ですが、iTunes Store トップソングには、その順番はあまり反映されていません。

(表3) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂14〜17枚目C/W曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
グループ名_シングル番号「タイトル」C/W
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ランクイン日数のより長いものから順に上から曲を並べ、日数が同じ場合は、確認出来た最高順位がより高いものを上にしている
# 2017年4月30日(日)までのデータ
# (c)は共通曲、(u)はアンダー曲

乃木坂_17枚目「インフルエンサー」C/W
0-0-0-1-0 / 7-2-4 [33] (14/47日; 034位) Another Ghost
0-0-0-1-0 / 6-3-2 [35] (12/47日; 036位) 意外BREAK
0-0-0-0-0 / 0-4-3 [40] (07/47日; 121位) 三番目の風
0-0-0-0-0 / 0-4-2 [41] (06/47日; 125位) 風船は生きている(u)
0-0-0-0-0 / 0-4-1 [42] (05/47日; 121位) 当たり障りのない話
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [46] (01/47日; 164位) 人生を考えたくなる(c)

乃木坂_16枚目「サヨナラの意味」C/W
0-0-0-1-3 / 9-8-5 [154] (26/180日; 038位) ないものねだり
0-0-0-0-0 / 3-4-4 [169] (11/180日; 065位) あの教室
0-0-0-0-0 / 4-2-4 [170] (10/180日; 087位) 君に贈る花がない
0-0-0-0-0 / 1-4-4 [171] (09/180日; 099位) ブランコ(u)
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [176] (04/180日; 144位) 2度目のキスから
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [177] (03/180日; 086位) 孤独な青空(c)

乃木坂_15枚目「裸足でSummer」C/W
0-0-0-0-4 / 6-3-0 [272] (13/285日; 045位) オフショアガール
0-0-0-0-0 / 4-6-3 [272] (13/285日; 061位) 行くあてのない僕たち
0-0-0-0-0 / 6-3-1 [275] (10/285日; 076位) 僕だけの光(c)
0-0-0-0-0 / 2-1-3 [279] (06/285日; 076位) シークレットグラフィティー(u)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [283] (02/285日; 162位) 命の真実
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [283] (02/285日; 168位) 白米様
#「命の真実」の正式曲名は『命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」』

乃木坂_14枚目「ハルジオンが咲く頃」C/W
0-0-1-1-1 / 0-2-1 [398] (06/404日; 25位) 釣り堀
0-0-1-1-0 / 1-1-1 [399] (05/404日; 27位) 急斜面
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [400] (04/404日; 36位) 不等号(u)
0-0-0-0-1 / 1-1-1 [400] (04/404日; 44位) 憂鬱と風船ガム
0-0-0-1-0 / 1-1-0 [401] (03/404日; 39位) 強がる蕾
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [402] (02/404日; 96位) 遙かなるブータン(c)


「インフルエンサー」の「Special Edition」は、5月1日(月)で、配信47日目ですが、現在では、すべてのC/W曲が200位圏外に去り、1ヶ月ほど戻っていないので、上記のランクイン日数と最高順位を、確定値と見なしていいと思います。

選抜ユニット曲である「Another Ghost」と「意外BREAK」は、CD発売まで14日間、フルバージョンMVを公開したのに対して、「三番目の風」と「風船は生きている」は、半分の7日間しか披露していない。

こういった初期宣伝の違いに加え、担当メンバーの知名度が高いこともあって、「Another Ghost」が最高34位の14日ランクイン、「意外BREAK」は最高36位の12日ランクインで、3期曲とアンダー曲を引き離して、C/W曲中、1位2位の成績を残しています。


ただ、アンダー曲の最高順位が、14枚目の「不等号」36位、15枚目の「シークレットグラフィティー」76位、16枚目の「ブランコ」99位、そして17枚目の「風船は生きている」125位と、連続して下がっており、アンダーの存在感がシングルごとに薄くなっている懸念がある。

「インフルエンサー」において、3期曲が始めて収録され、さらに、3期の単独活動が大々的に打ち出されたことは、この傾向に追い打ちを掛けているかもしれない。

思うに、アンダーと3期が一緒にライブを行えば、面白い組み合わせを次々と考案出来るので、両方の人気が同時に上がって、動画や配信で、「Win-Win」の結果を出せる気がするんですが、なぜ、乃木坂運営は、「混ぜるな危険!」(笑)といった方針を堅持するのか、ちょっと分かりません。


(表3)を眺めていて、アンダー曲の順位下落以外に気になるのは、共通曲に元気がないことです。

15枚目の「僕だけの光」は、日本テレビ系『高校生クイズ』の応援ソングに採用されたため、一定の順位とランクイン回数を稼いでいますが、14枚目「遙かなるブータン」はランクインが2日、16枚目「孤独な青空」は3日、17枚目「人生を考えたくなる」に至っては、たった1日。

かつては、4枚目「制服のマネキン」の「指望遠鏡」、5枚目「君の名は希望」の「シャキイズム」、6枚目「ガールズルール」の「世界で一番 孤独なLOVER」など、乃木坂のシングルは、共通曲が表題曲に負けないほど、高い評価を得ていました。


さらに、「13日の金曜日」「生まれたままで」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」「別れ際、もっと好きになる。」など、人気の高いアンダー曲が加わり、「楽曲の乃木坂」と言われるほど、充実した内容のシングルを誇っていた。

アンダー曲と共通曲の苦戦は、乃木坂のシングルが音楽的な存在感を失いつつある象徴で、後で示すように、「Special Edition」の丸ごとダウンロード数で順位を付ける「トップアルバム」の成績は、欅坂にまったく歯が立たなくなっています。

3期をフィーチャーするのは良いとしても、同時に、アンダーへの注目度も高めるような手法を取らなければ、乃木坂の音楽に対する期待感は、ますます薄れてしまう危険があります。

「インフルエンサー」C/Wで最高順位が100位を越えたのが2曲というのは、欅坂「不協和音」のカップリング曲が、すべて40位以内に入っていることを考えても、さすがに寂しい。


次に、欅坂「不協和音」のカップリング曲を見ていきます。

(表4) 欅坂4枚目「不協和音」C/W曲の short ver. MVの再生回数積み上げ状況

# 表記法は(表1)と同じ

25.8日間 [04/05(水)12:00〜05/01(月)06:00]
=========================
0.50万回/日 (12.9) チューニング
1.17万回/日 (30.2) 割れたスマホ
0.68万回/日 (17.5) 僕たちは付き合っている


欅坂も、乃木坂と同じく、ほとんどのカップリング曲MVを、CD発売日に、フルバージョンからショートに切り替えるので、ショートに関しては、ダイレクトに再生数を比較できます。

ただ、4枚目共通曲「W-KEYAKIZAKAの詩」のMVは、フルバージョンの公開が現在も続いており、上表では、ショートに代わった、残り3曲のデータを並べています。

そして、一目瞭然ですが、志田愛佳、菅井友香、守屋茜、渡辺梨加、渡邉理佐の5人ユニット「青空とMARRY」による「割れたスマホ」が、再生数トップで、次に平仮名「けやき坂」の「僕たちは付き合っている」、今泉佑唯と小林由依の「ゆいちゃんず」による「チューニング」となっている。


「割れたスマホ」「僕たちは付き合っている」「チューニング」の順番は、MV公開1週目(01w)からのもので、「青空とMARRY」の独走状態です。

(表5) 欅坂4枚目「不協和音」C/W曲の short ver. MVの再生回数積み上げ状況

# 表記法は(表2)と同じ
# 色付きのデータは、それぞれ以下の曲に関するもの
チューニング
割れたスマホ
僕たちは付き合っている

01w (01-07d) : 04/05(水)12(水)12:00
0.88万回/日 (06.2/+6.16)
1.96万回/日 (13.7/+13.74)
1.15万回/日 (08.0/+8.03)

02w (08-14d) : 04/12(水)19(水)12:00
0.38万回/日 (08.8/+2.63)
0.76万回/日 (19.1/+5.35)
0.50万回/日 (11.5/+3.52)

03w (15-21d) : 04/19(水)26(水)12:00
0.37万回/日 (11.3/+2.56)
0.92万回/日 (25.5/+6.45)
0.54万回/日 (15.3/+3.76)

04w (22-25d) : 04/26(水)30(日)12:00
0.31万回/日(11.7)0.91万回/日(26.4)0.42万回/日(15.7) 22d
0.30万回/日(12.0)0.98万回/日(27.4)0.43万回/日(16.2) 23d
0.29万回/日(12.3)0.79万回/日(28.2)0.39万回/日(16.5) 24d
0.37万回/日(12.6)1.11万回/日(29.3)0.53万回/日(17.1) 25d


「割れたスマホ」MVやステージパフォーマンスは、これまでの欅坂とやや趣が異なり、どレズというか(笑)、何と言うか、少女の美しくも怪しい、セクシャルな面に踏み込んだ作品で、女性的なビジュアルの魅力を前面に押し出している。

今までなかった新機軸が受けて、ショートMVの再生数が伸びたのかもしれません。

確かに、一度は観ておかなきゃと思わせるものがある(笑)。


しかし、iTunes Store トップソングの成績は、「割れたスマホ」の独走という感じではない。

(表6) iTunes Store トップソングにおける、欅坂1〜4枚目のC/W曲の配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表3)と同じ
# (c)は共通曲、(h)は平仮名「けやき」の曲

欅坂_4枚目「不協和音」C/W
1-1-1-1-1 / 3-7-4 [07] (19/26日; 07位) エキセントリック
2-0-1-0-1 / 4-1-2 [15] (11/26日; 05位) W-KEYAKIZAKAの詩(c)
0-1-0-1-0 / 2-2-3 [17] (09/26日; 17位) 割れたスマホ
0-1-0-1-1 / 2-1-1 [19] (07/26日; 14位) チューニング
0-0-0-1-0 / 2-1-2 [20] (06/26日; 32位) 僕たちは付き合っている(h)
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [22] (04/26日; 36位) 微笑みが悲しい

欅坂_3枚目「二人セゾン」C/W
0-0-0-1-0 / 1-2-1 [147] (05/152日; 39位) 夕陽1/3
0-0-0-0-1 / 1-2-0 [148] (04/152日; 44位) 僕たちの戦争
0-0-0-0-0 / 1-1-2 [148] (04/152日; 66位) 大人は信じてくれない(c)
0-0-0-0-0 / 1-0-1 [150] (02/152日; 86位) 誰よりも高く跳べ!(h)
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [150] (02/152日; 88位) 制服と太陽

欅坂_2枚目「世界には愛しかない」C/W
0-1-1-0-1 / 4-3-6 [248] (16/264日; 17位) 語るなら未来を(c)
0-0-0-0-1 / 1-1-8 [253] (11/264日; 50位) 青空が違う
0-0-0-0-0 / 1-1-6 [256] (08/264日; 58位) また会ってください
0-0-0-0-0 / 1-1-5 [257] (07/264日; 69位) ひらがなけやき(h)
0-0-0-0-0 / 1-1-5 [257] (07/264日; 75位) ボブディランは返さない
0-0-0-0-0 / 1-1-4 [258] (06/264日; 86位) 渋谷からPARCOが消えた日

欅坂_1枚目「サイレントマジョリティー」C/W
0-0-1-1-0 / 3-8-4 [373] (17/390日; 25位) 渋谷川
0-0-2-0-0 / 1-2-1 [384] (06/390日; 26位) キミガイナイ
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [386] (04/390日; 39位) 手を繫いで帰ろうか(c)
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [387] (03/390日; 53位) 乗り遅れたバス
0-0-0-0-0 / 2-1-0 [387] (03/390日; 55位) 山手線


4枚目C/W曲の配信成績は、過去シングルと比べて、かなり良好だと思います。

通常盤限定曲である「エキセントリック」と共通曲「W-KEYAKIZAKAの詩」は、欅坂のカップリング曲として、初めてTOP10にランクインしています。

乃木坂は、(表3)のように、少なくとも14枚目以降で、TOP10入りしたC/W曲はなく、おそらく、それ以前も、例はないと思います。


さらに、「エキセントリック」は、200位以内のランクインが19日で、これまで最長だった「渋谷川」の17日を抜き、新記録を打ち立てています。

ちなみに、乃木坂では、橋本奈々未のソロ曲である「ないものねだり」が、卒業ライブ直前にフルバージョンMVを公開したこともあり、最長26日ランクインしています。

「エキセントリック」は、欅坂主演の連続ドラマ『残酷な観客達』の主題歌ですが、採用のアナウンスがなされる前から、MVがないにも関わらず、TOP10に入るなど、非常に好調だったので、曲自体が受けたのかもしれません。


一方、「W-KEYAKIZAKAの詩」は、漢字「欅坂」と平仮名「けやき坂」の全員が参加する合同曲で、C/W曲としては例外的に、CD発売後も、フルバージョンが削除されず、公開され続けています。

おそらく、「乃木坂の詩」と同じく、グループの結束を示すコンセプト曲なのでしょう。

そして、欅坂にとって特別な曲ということで、多くのファンが注目し、最高順位が5位まで上昇したのだと思います。


フルバージョンMVの公開期間は、「チューニング」7日間、「割れたスマホ」5日間、「僕たちは付き合っている」4日間と、かなり忙しないですが(笑)、ショートへの切り替え直前の再生数は、それぞれ62万回、74万回、41万回でした。

つまり、フルMVの段階で、「割れたスマホ」が一番人気で、「僕たちは付き合っている」が2番、「チューニング」3番という順番だった。

そして、ショートMVの再生数も、フルの勢いをそのまま保持して、進んだことになる。

やはり、せくしーな新機軸は強いということでしょうか(笑)。


しかし、トップソングでは、「割れたスマホ」が最高17位のランクイン9日、「チューニング」は最高14位の7日、「僕たちは付き合っている」は最高32位の6日で、ゆいちゃんずがMV以上の人気を見せています。

まあ、MVで映像と一緒に鑑賞したい、じっくり聴いてみたいなど、人によって、曲によって、色々とアプローチの仕方が分かれるので、再生数の動きが、配信成績と必ずしも一致しないのは、不思議ではない。

ただ、「サイレントマジョリティー」のように、再生数の増加速度が20万回/日を越えるレベルに達すると、トップソングの順位推移が奮わないなんてことは、ほとんどなく、動画と配信の人気が連動する確率は高くなると思います。


ここまでは、カップリング曲の話をしてきましたが、ついでに、表題曲の配信成績を見ておきましょう。

(表7) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂14〜17枚目と欅坂1〜4枚目の表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表3)と同じ
# 新しいシングル表題曲から順に並べている

乃木坂
09-06-11-08-02 / 09-02-00 [000] (047/047日; 4位) インフルエンサー
07-09-14-18-22 / 53-39-09 [009] (171/180日; 3位) サヨナラの意味
05-09-05-04-03 / 13-16-12 [218] (067/285日; 8位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [353] (051/404日; 5位) ハルジオンが咲く頃

欅坂
14-04-02-01-05 / 00-00-00 [000] (026/026日; 1位) 不協和音
12-16-22-19-09 / 62-11-01 [000] (152/152日; 2位) 二人セゾン
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [121] (143/264日; 3位) 世界には愛しかない
47-40-42-50-69 / 127-15-00 [000] (390/390日; 1位) サイレントマジョリティー


乃木坂と欅坂が同時期に発売した表題曲について、トップソングの成績を比べると、「サイレントマジョリティー」は「ハルジオンが咲く頃」に、順位、ランクイン日数ともに圧勝、「世界には愛しかない」は「ハルジオンが咲く頃」に、50位以内の滞在日数では劣勢であるものの、200位圏内ランクイン日数は2倍以上と大幅に上回っています。

また、「二人セゾン」と「サヨナラの意味」、「不協和音」と「インフルエンサー」は、欅坂の方が、乃木坂より上位への食い込みが強い一方、ランクイン日数は、現時点で、ほぼ互角という感じです。


二つのグループそれぞれについて、最新曲と過去曲を比較すると、乃木坂「インフルエンサー」と欅坂「不協和音」は、スタートに勢いがあったけど、時間が経つにつれ、失速感が出始めていて、少し気になってます。

(表8) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂14〜17枚目表題曲の配信後8週目までの週単位順位帯推移

凡例
配信後経過週数
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 対象週の日付期間

#「配信後経過週数」は、配信開始日を含む、月曜から日曜で定義された週を「1W」として、次の月〜日を「2W」、次の次を「3W」として順に数えたもの
# 上記 A〜H と Z は、対象週いおいて、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 色付きのデータは、それぞれ以下の曲に関するもの
インフルエンサー
サヨナラの意味
裸足でSummer
ハルジオンが咲く頃

01W
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/15(水)19(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/02(水)06(日)
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/20(水)24(日)
2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/23(水)27(日)

02W
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/20(月)26(日)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/07(月)13(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/25(月)31(日)
0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0] : 03/28(月)03(日)

03W
0-3-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 03/27(月)02(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/14(月)20(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/01(月)07(日)
0-0-1-2-4 / 0-0-0 [0] : 04/04(月)10(日)

04W
0-0-6-1-0 / 0-0-0 [0] : 04/03(月)09(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 11/21(月)27(日)
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 08/08(月)14(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 04/11(月)17(日)

05W
0-0-1-6-0 / 0-0-0 [0] : 04/10(月)16(日)
0-0-0-2-5 / 0-0-0 [0] : 11/28(月)04(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08/15(月)21(日)
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] : 04/18(月)24(日)

06W
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04/17(月)23(日)
0-0-0-0-6 / 1-0-0 [0] : 12/05(月)11(日)
0-0-0-0-0 / 2-5-0 [0] : 08/22(月)28(日)
0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0] : 04/25(月)01(日)

07W
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] : 04/24(月)30(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 3-4-0 [0] : 08/29(月)04(日)
0-0-0-0-0 / 0-6-1 [0] : 05/02(月)08(日)

08W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05/01(月)07(日)
0-0-0-3-0 / 4-0-0 [0] : 12/19(月)25(日) Mステ SUPER LIVE
0-0-0-0-0 / 1-5-1 [0] : 09/05(月)11(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [3] : 05/09(月)15(日)


配信5週目(05W)まで、「インフルエンサー」は上位に力強く滞在を続け、高い人気を感じさせる動きでした。

ところが、6週目あたりから、順位のキープに底堅さがなくなり、7週目には、「裸足でSummer」の同時期とさほど変わらない順位帯分布を示しています。

「サヨナラの意味」は、大型音楽祭が目白押しだった時期なので、「インフルエンサー」をその順位と比べるのは酷かもしれませんが、紅白の連続出場後、初めてリリースしたシングルなので、表題曲が大きな追い風を受けて、前作を上回ってこそ意味があるという見方もある。

8週目以降、どこかで反転上昇しなければ、「サヨナラの意味」をかなり下回る配信成績となる懸念があって、今こそ、17th選抜がプロモーションして欲しいのだけど、どうも、メンバーを集めるのが大変なようで(笑)。


実は、欅坂「不協和音」も、似たような状況に直面しつつある。

(表9) iTunes Store トップソングにおける、欅坂1〜4枚目表題曲の配信後5週目までの週単位順位帯推移

# 表記法は(表8)と同じ
# 色付きのデータは、それぞれ以下の曲に関するもの
不協和音
二人セゾン
世界には愛しかない
サイレントマジョリティー

01W
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/05(水)09(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11/30(水)04(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/10(水)14(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/06(水)10(日)

02W
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/10(月)16(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12/05(月)11(日)
1-2-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/15(月)21(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/11(月)17(日)

03W
2-4-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/17(月)23(日)
0-7-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12/12(月)18(日)
0-0-0-1-1 / 5-0-0 [0] : 08/22(月)28(日)
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/18(月)24(日)

04W
0-0-1-1-5 / 0-0-0 [0] : 04/24(月)30(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 12/19(月)25(日) Mステ SUPER LIVE
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08/29(月)04(日)
6-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04/25(月)01(日)

05W
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05/01(月)07(日)
0-4-3-0-0 / 0-0-0 [0] : 12/26(月)01(日) 紅白歌合戦
0-0-0-0-0 / 3-4-0 [0] : 09/05(月)11(日)
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05/02(月)08(日)


「不協和音」は、4週目(04W)の順位落ち込みが激しい。

当初、「サイレントマジョリティー」を越えるんじゃないかと思うほど、力強く上位へのランクインを続けていたのに、先週あたりから、順位キープに脆弱さが見え始めています。

欅坂も、紅白初出場を追い風にして、前作「二人セゾン」はもちろん、デビュー曲「サイレントマジョリティー」を凌駕する、ヒットを目指していると思いますが、今のところ、失速感が少し漂っていて、5週目以降、どう挽回するかがポイントになっています。


「三番目の風」のショートMVが注目を集めるのは、乃木坂3期という未知のグループが、今まで観たことのない、新しい何かを見せてくれるかもしれないという、期待が膨らんでいるからだと思います。

また、「割れたスマホ」MVの好調さも、これまで手を出さなかった方向性が、ファンに期待を抱かせている面がある。

さらに、「インフルエンサー」と「不協和音」は、「超高速」「高難易度」といった謳い文句が並ぶダンスナンバーで、「サイレントマジョリティー」の登場以来、アイドルらしからぬアイドルソングに、ワクワクするような新しい魅力を探し求める、多くの人々に期待を持たせている。


ただ、具体的な音楽とパフォーマンスが明らかになると、最初の期待は徐々に消え、本当に新しいのか、本当にワクワクするのか、本当に魅力的なのかを、吟味する「査定」が始まっていく。

乃木坂3期をアンダーと混ぜないのは、従来の乃木坂と異なる、新しいグループというイメージによって、ファンの期待を高め、それを原動力に様々なセールスを伸ばそうという意図が背後に潜んでいる気がします。

アイドルブームの終焉が囁かれる中、新しいグループを立ち上げる構想が幾つも出てくるのは、そういった、一種の「期待商法」なのかもしれない。


しかし、「期待」に沿ったかどうか、必ず、吟味される時がやって来る。

しかも、事前の期待が大きければ大きいほど、「査定」を乗り越え、プラスの評価を勝ち取るのは難しい。

2次元ではない、「リアル」アイドルのファンは依然として多く、掛ける期待は相変わらず大きけど、メディアミックスの架空世界と違い、それに応える実現可能なアイデアやコンセプトがなかなか見つからず、見切り発車を繰り返しながら、あてどなく彷徨っている。

「サイレントマジョリティー」がヒットした理由を分析して、かりに何かが分かったとしても、次のヒットを生み出す役には立たず、結局、ゼロから始めなければならない(笑)、そんな切ない現実が、今のアイドル界に重くのしかかっているように感じます。


最後に、乃木坂と欅坂のシングル収録曲パッケージである「Special Edition」に関して、iTunes Store トップアルバムの成績を載せておきます。

(表10) iTunes Store トップアルバムにおける、乃木坂14〜17枚目と欅坂1〜4枚目の「Special Edition」の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
グループ名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) タイトル

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 新しいシングルから順に並べている
# 2017年4月30日(日)までのデータ
# すべて「Special Edition」

乃木坂
10-03-01-03-03 / 07-09-04 [007] (40/047日; 1位) インフルエンサー
11-02-01-02-03 / 13-07-16 [125] (55/180日; 2位) サヨナラの意味
13-01-00-04-00 / 10-11-05 [241] (44/285日; 2位) 裸足でSummer
07-02-02-02-03 / 07-04-02 [375] (29/404日; 1位) ハルジオンが咲く頃

欅坂
09-03-01-02-03 / 08-00-00 [000] (026/026日; 1位) 不協和音
04-03-05-03-09 / 52-38-25 [013] (139/152日; 1位) 二人セゾン
06-04-03-00-04 / 28-45-41 [133] (131/264日; 2位) 世界には愛しかない
09-05-06-02-13 / 65-68-71 [151] (239/390日; 1位) サイレントマジョリティー


乃木坂のシングル「Special Edition」は、200位以内のランクイン日数が、2ヶ月を越えたことがありません。

「インフルエンサー」には、長期ランクインして欲しいのだけど、最近、圏外に去ることが多く、厳しい状況です。

一方、欅坂は、「世界には愛しかない」と「二人セゾン」は、200位以内に、4ヶ月以上滞在し、さらに「サイレントマジョリティー」は、半年を越えるランクインを記録しています。

(表3)と(表6)が示すように、乃木坂のシングルは、共通曲とアンダー曲の人気が低下しているのに対し、欅坂のシングルは、共通曲を筆頭に、カップリング曲全体の最高順位が高く、上位に食い込んでいる。


表題曲のトップソング成績を比べると、(表7)のように、乃木坂「サヨナラの意味」「インフルエンサー」と、欅坂「二人セゾン」「不協和音」の間に大きな差があるわけじゃないけど、C/W曲に目を向けると、歴然とした違いが存在していて、トップアルバムでの「完敗」につながっていると思います。

今の乃木坂は、特定メンバーと特定楽曲にプロモーションを集中させ過ぎて、グループに向けられている関心を、幅広く掬い上げることが出来ていない。

その結果、シングルの中に、注目度の低い曲を、幾つも作ってしまい、音楽グループとしての存在感を、自ら薄めてしまっている面がある。

選抜制度の下、1シングルに6、7曲を収録する以上、表題曲、アンダー曲、そして共通曲は、その大きな音楽コンテンツを支える柱で、いずれもしっかり時間を掛けて制作し、分厚くプロモーションするのが当然です。

今のところ、そのどこかに不十分な面があるから、観客動員数などで優っている筈の欅坂に、各種の楽曲指標が届かなくなっているわけで、音楽アイドルとして、やるべきことを、きちんとこなしているか、いま一度、チェックした方が良いと思います。


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