ジャン・アレチボルトの冒険

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プリンシパル初日、伊藤かりんが二幕進出の快挙!厳重警備、投票不具合、9枚目題名と全国ツアー [31May14]

2014-05-31 09:00:00 | 芸能
伊藤かりんさん、おめでとう!

第二幕の10役で副総統の「エルザ」を、齋藤飛鳥、寺田蘭世の三人で競って、役はあしゅが射止めたものの、敗者復活で「侍女1」を見事獲得です。

「侍女1」は、10役以外では、しもべ役である「メグ」「エリザベート」に次ぐ役柄のようで、少なくとも、希望役が取れなかった23人中3位以上の票を得たんじゃないでしょうか。

自分のブログすら持てず、なかなか知名度を伸ばせない研究生という立場で、ここまで人気を集められるのは、舞台での表現力が素晴らしかったということで、快挙と言っていいと思います。

「エルザ」を巡っては「不動産屋」というコントを三人が演じていて、「プリンシパル trois」第一幕は、台本のあるミニ演劇で票を競うやり方のようです。

「プリンシパル deux」では、「あいうえお作文」的な無茶ぶりでメンバーが随分と苦しんでいたので、今回は、骨組みがある分、事前の準備が出来て、まだ少し気持ちに余裕があるかもしれません。

しかし、衛藤美彩は、初日、惜しくも二幕進出を逃しましたが、ブログに「笑いをとる」ことの難しさを書いていて、前回とは違った苦労がありそうです。

まあ、即興のリアクションに比べると、コントの方が演じるスキルは磨けると思うので、「trois」第一幕は、個人的には、前回より評価出来るやり方だと思っています。


齋藤飛鳥は、「deux」で培った舞台センスが冴えて、さすがの二幕進出です(乃木坂の風 03Jun13 ~ Rising Star 齋藤飛鳥の「プリンシパル」をめぐる冒険)。

また、「duex」では10役獲得が3回だった和田まあやが、星野みなみ、深川麻衣と競って、主人公ポリン姫の母親で総統の「クリスティーヌ」をゲット。

10役獲得2回の斎藤ちはるも、生駒里奈を破ってポリン姫の父親である「ロザリオ」を射止め、若いメンバーが、「deux」の経験を糧に、この1年の成長を舞台で開花させている感があります。

そして、星野みなみも、10役は取れませんでしたが、「侍女3」に踏みとどまって二幕進出、幸先の良いスタートとなっています。

さらに、「deux」で10役獲得1回だった中田花奈が、11回の西野七瀬を抑えて、「ベル」役に選ばれ、「trois」初日は、前回とやや雰囲気の異なる展開となっています。

各メンバーの成長に加えて、コントで笑いをとるスタイルによって、プリンシパルの勢力地図ががらっと塗り替わる可能性も出てきました。

そういった意味でも、今後に大きな期待を抱かせる初日だったんじゃないでしょうか。

公式サイトに載っていますが、一応、初日1番公演第一幕の状況を表にしておきました。

# 赤色は10役青色はその役を獲得したメンバーオレンジ色は敗者復活で第二幕へ進出したメンバー
# 「」内は、第一幕で演じたコントの題名

ポリン姫 (主人公、ヌビア星の姫)
「映画のPR」生田絵梨花能條愛未
ロザリオ (姫の父)
「ステーキ屋さん」斎藤ちはる生駒里奈
クリスティーヌ (姫の母、総統)
「入ってくんなよ」和田まあや星野みなみ、深川麻衣
エルザ (副総統)
「不動産屋」齋藤飛鳥伊藤かりん、寺田蘭世
キャサリン (軍司令官)
「ステーキ屋さん」白石麻衣、新内眞衣
ベル (しもべ)
「入ってくんなよ」中田花奈西野七瀬、樋口日奈
マキア (しもべ)
「不動産屋」高山一実、秋元真夏、中元日芽香「入ってくんなよ」斉藤優里、畠中清羅、堀未央奈
パム (しもべ)
「入ってくんなよ」桜井玲香松村沙友理、大和里菜
ルイーダ (海王星女王)
「不動産屋」若月佑美、衛藤美彩、川村真洋
エステル (海王星戦士)
「入ってくんなよ」松井玲奈、永島聖羅、北野日奈子「不動産屋」伊藤万理華、井上小百合、川後陽菜

メグ (しもべ):生駒里奈
エリザベート (しもべ):西野七瀬
侍女1 (海王星):伊藤かりん
侍女2 (海王星):松村沙友理
侍女3 (海王星):星野みなみ
侍女4 (海王星):能條愛未

この記事の最後の方、「関連記事」の次に、「16人のプリンシパル deux」での各メンバーの成績を載せているので、興味のある方はご覧になってみて下さい。


さて、公演内容以外に、昨夜は、さまざまな情報が一気に出て、「サプライズ祭り」の様相を呈していました。

まず、9枚目シングルのタイトルが「真夏のスリーピース」だそうです。

なんでしょう、この「とにかくポップな夏曲じゃあ~」という臆面のなさは(笑)。

で、個人的なイメージですが、この曲のMVに、水着姿のメンバーが一切出てこなかったら「がっかりっすよ先輩!」でしょう。

メンバー全員が水着で踊るのは止めて欲しいけど、まいやんやみさみさなど、その抜群のスタイルから、「You!水着で夏しちゃいなよ!」と言いたくなるメンバーが何人もいますよね(笑)。

まあ、せっかく夏の9枚目はお姉さんメンバー中心にしたのだから、乃木坂といえども、少しは考えても良いんじゃないかと思いますが、どうでしょう。

また、シングルのタイトルに加えて、昨年と同じく8月後半に、大阪、福岡、仙台、名古屋、東京を巡る全国ライブツアーを行うことが発表され、8月30日(土)最終公演は、なんと神宮野球場だそうです。

ドームコンサートではなく、神宮をチョイスするあたり、何とも言えない微妙な控えめ感が堪りませんが(笑)、それでも3万人以上は入る筈で、おそらく乃木坂史上最大規模のライブになるのは間違いないでしょう。


こういった情報は威勢が良いんですが、一方で、幾つかシャレにならないトラブルが起こったようです。

まず、手荷物検査と金属探知機チェックに時間が掛かってしまって、公演の進行スケジュールがかなり遅れてしまった。

確かに、AKB48メンバーへの襲撃事件を受けて、厳重な警備を敷かざるを得ないのは分かるけど、開演18:00というのは、観客との約束事で、その時刻から計画を立てている人も多いので、それを守りつつ必要な警備を固めるのがプロです。

また、投票の際に、主催者側がわざわざ用意したタブレット端末「楽天Kobo」を含む電子システムが上手く作動せず、ここでも時間を取ってしまったのは、お粗末な話です。

イベントの時間的進行がおかしくなると、観客が困るだけでなく、メンバーは、いつでも舞台に出られるようテンションを高めていて、そのテンションのまま延々と待つわけで、余計な疲労がどんどん蓄積していきます。

一日二日の公演ならまだいいけど、これから16日間21公演もあるので、無駄な疲労は大きな怪我につながる危険がある。

本来、主催者側の設定した警備体制や電子システムの都合でイベントの進行が大きく遅れるのであれば、それは開催計画の不備ということであって、料金の払い戻しがあってもおかしくない話だと思います。

乃木坂の運営は、ライブでも、チケット販売を開始して随分経ってから欠席メンバーを発表したり、アンダーライブを初回限定盤CD3枚1口の抽選応募にして、当選確率すら明かさないなど、販売ルールや開催計画への心構えに疑問を感じさせる部分が幾つもあります。

こういう主催者としての「ぬるさ」が随所に目に付くのに、握手会という、もっとも難しいイベントを年間何十日も行い、総部数をシングル毎に増やし続けていて、その安易さに一番不安を感じます。


客に不要な迷惑を掛けず、適切な警備のもと、スムーズに進行させるのは、日本の多くのイベントで当然のように行われていることで、長丁場公演によるメンバーの怪我を防ぐ為にも、以後のプリンシパル公演において、主催者にはさらなる工夫と準備が求められます。

また、プリンシパルでは千人の観客に対して50人の警備員を配したそうですが、1万人近い来場者がある全国握手会であれば、500人体制というプーチン大統領でも来るのかという警備になって(笑)、アクリル板越し握手のこともあり、全然予定通り進まない可能性があります。

必要不可欠な警備のために、イベントの進行が大きく損なわれるのなら、その計画には無理があるということで、来場者数を抑えるか、イベントを止めるかしかありません。

握手会はCDの発売を記念してファンとメンバーが交流するというのが本来の主旨ですから、メンバーやファンの安全、そしてスムーズな進行を損なう可能性があるなら、1部あたりの人数や1日あたりの部数など、握手会の規模を見直すのは当然のことだと思います。

現実的な計画を立て、事前チェックを十分に行い、当日はスムーズにイベントを進行させる。

人を集めてイベントを開催している以上、ごく普通のことだと思いますが、「プリンシパル trois」初日を見る限り、これから直面する大型ライブや握手会での警備体制の再構築は、なかなかに前途多難という印象を受けてしまいます。


関連サイト

衛藤美彩の5月30日(金)ブログ


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「16人のプリンシパル deux」第二幕出演スコア表

スコアは、立候補した役に選出された場合は不戦勝であるどうかに関わらず2点、敗者復活で女中役に選出されて第二幕へ進んだ場合は1点、第二幕に出られなかった場合は0点として、それを合計したものです。立候補者がいなかった役への選出も2点としています。

== 凡例 ==
出演スコア
[第二幕への出演回数 / 立候補した役または候補者ゼロの役への選出回数] 名前(6枚目「ガールズルール」時点でのCD選抜回数)
** 6th 八福神 * 6th 通常選抜
=========

// 20公演(東京15大阪5)40点満点

01位 37点 [20/17] 生田 絵梨花(6)**
02位 33点 [19/14] 橋本 奈々未(6)**
03位 30点 [18/12] 能條 愛未(2)
03位 30点 [17/13] 白石 麻衣(6)**
03位 30点 [16/14] 高山 一実(6)**
06位 29点 [18/11] 衛藤 美彩(0)
07位 28点 [17/11] 西野 七瀬(6)**
07位 28点 [15/13] 若月 佑美(4)*
09位 24点 [16/08] 桜井 玲香(6)**
09位 24点 [14/10] 深川 麻衣(4)*
11位 22点 [13/09] 生駒 里奈(6)*
12位 21点 [13/08] 井上 小百合(6)*
13位 19点 [13/06] 齋藤 飛鳥(2)
14位 18点 [12/06] 松村 沙友理(6)**
15位 17点 [11/06] 伊藤 万理華(2)*
16位 16点 [09/07] 永島 聖羅(1)
17位 15点 [09/06] 斉藤 優里(4)* 中元 日芽香(0)
19位 14点 [10/04] 川村 真洋(1)
20位 13点 [09/04] 秋元 真夏(3)*
21位 11点 [08/03] 樋口 日奈(0)
22位 09点 [08/01] 中田 花奈(5)*
23位 08点 [06/02] 斎藤 ちはる(0)
24位 07点 [05/02] 大和 里菜(0)
24位 07点 [04/03] 和田 まあや(0)
26位 06点 [04/02] 川後 陽菜(0)
27位 05点 [04/01] 畠中 清羅(1)
28位 04点 [03/01] 伊藤 寧々(1)

// 東京15公演30点満点

28点 [15/13] 生田 絵梨花(6)**
24点 [14/10] 橋本 奈々未(6)**
22点 [12/10] 若月 佑美(4)*
21点 [13/08] 能條 愛未(2)
21点 [12/09] 白石 麻衣(6)** 西野 七瀬(6)**
20点 [13/07] 衛藤 美彩(0)
20点 [11/09] 高山 一実(6)**
19点 [11/08] 深川 麻衣(4)*
18点 [12/06] 桜井 玲香(6)**
16点 [10/06] 生駒 里奈(6)**
16点 [09/07] 永島 聖羅(1)
15点 [09/06] 井上 小百合(6)*
14点 [09/05] 伊藤 万理華(2)*
13点 [09/04] 松村 沙友理(6)**
13点 [08/05] 齋藤 飛鳥(2)
13点 [07/06] 中元 日芽香(0)
11点 [07/04] 斉藤 優里(4)*
08点 [06/02] 秋元 真夏(3)* 川村 真洋(1) 樋口 日奈(0)
07点 [06/01] 中田 花奈(5)*
07点 [05/02] 斎藤 ちはる(0)
06点 [04/02] 川後 陽菜(0) 大和 里菜(0)
06点 [03/03] 和田 まあや(0)
05点 [04/01] 畠中 清羅(1)
04点 [03/01] 伊藤 寧々(1)

// 大阪5公演10点満点

10点 [5/5] 高山 一実(6)**
09点 [5/4] 生田 絵梨花(6)** 白石 麻衣(6)** 橋本 奈々未(6)** 能條 愛未(2) 衛藤 美彩(0)
07点 [5/2] 西野 七瀬(6)**
06点 [5/1] 齋藤 飛鳥(2)
06点 [4/2] 桜井 玲香(6)** 井上 小百合(6)* 川村 真洋(1)
06点 [3/3] 生駒 里奈(6)** 若月 佑美(4)*
05点 [3/2] 松村 沙友理(6)** 秋元 真夏(3)* 深川 麻衣(4)*
04点 [2/2] 斉藤 優里(4)*
03点 [2/1] 伊藤 万理華(2)* 樋口 日奈(0)
02点 [2/0] 中田 花奈(5)* 中元 日芽香(0)
01点 [1/0] 斎藤 ちはる(0) 大和 里菜(0) 和田 まあや(0)
00点 [0/0] 伊藤 寧々(1) 永島 聖羅(1) 畠中 清羅(1) 川後 陽菜(0)


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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乃木坂46「16人のプリンシパル trois」が今日スタート!テロ以上に怪我と病気に細心の注意を [30May14]

2014-05-30 12:00:00 | 芸能
AKB48の36枚目「ラブラドール・レトリバー」の第1週売り上げの数字が出揃って、オリコン初動が166万2千枚、サウンドスキャン第1週は48万8千枚でした。

昨年の総選挙投票券付きシングルである31枚目「さよならクロール」は、オリコン初動176万3千枚、サウンドスキャン第1週58万6千枚で、一般流通CDが10万枚ほど下がって、その結果、オリコンも10万枚減少した形になっています。

一般流通CD売り上げの半分以上は、全国握手会券の付いた初回限定盤が占めますが、最近、AKB48の観客動員力にやや陰りが見えるという指摘が出始めていて、「ラブラドール・レトリバー」のサウンドスキャン第1週売り上げ枚数が低下したことで、その推測を打ち消せない結果となってしまいました。

一方、個別握手会による売り上げ枚数は、「さよならクロール」は117万7千枚、「ラブラドール・レトリバー」が117万4千枚で、ほとんど同じでしたが、個別の日数は、31枚目が3日なのに対して、36枚目は4日に増やされていて、個別1日あたりの売り上げは減ってしまっています。

また、総選挙投票券を特定流通CDに付けたのは31枚目からで、36枚目では、投票券がネットオークションである程度の値段で売れることが周知され、個別握手会券の価格が事実上値下がりしている面がある。

例えば、個別握手会券と総選挙投票券の入ったCDを1枚千円で買っても、投票券が750円で売れるのであれば、握手会券とCD本体は250円ということになります。

こういう状況の中での、個別1日あたりの売り上げ枚数減少であり、握手会人気の低落をも疑いたくなる数字です。


ただ、「ラブラドール・レトリバー」のCDセールスで特徴的なのは、数字そのものより、これほどの枚数を売り上げているのに、あまりニュースとして取り上げられていないことです。

最近のAKB48関連の記事は、岩手でのメンバー襲撃事件の話で埋め尽くされている感があって、「ラブラドール・レトリバー」166万枚という、言ってみれば「明るい」話題を大々的に流そうという空気が感じられません。

事件を紹介するテレビ報道では、握手会によってCDセールスを伸ばすAKB商法を批判的に取り上げる番組もあったようで、多くの問題を抱え、未成年の少女を危険に晒して達成した売り上げというイメージが流布し始めていて、ダブルミリオンを狙えそうなほどの数字であっても、マスメディアとしては、今は触れられないという雰囲気なのかもしれません。

もしそうだとすれば、CDセールスやタレント人気ランキングなどに表れているAKB48人気の低落傾向に、さらに拍車が掛かる危険があって、運営はイメージ回復のため、握手会商法の見直しなどを本格的に迫られるかもしれません。

当たり前のことですが、アイドルにとって、活動内容への社会的な批判によるイメージ低下なんて致命的ですから。

そして、乃木坂46もまったく他人事ではないです。


さて、いよいよ今日から「16人のプリンシパル trois」が始まります。

見どころなどを、少しフラフラと書いてみます(笑)。

次の表は、前回「16人のプリンシパル deux」の最終成績を示したものです


「16人のプリンシパル deux」第二幕出演スコア表

スコアは、立候補した役に選出された場合は2点、敗者復活で女中役に選出されて第二幕へ進んだ場合は1点、第二幕に出られなかった場合は0点として、それを合計したものです。立候補者がいなかった役への選出も2点としています。

== 凡例 ==
出演スコア
[第二幕への出演回数 / 立候補した役または候補者ゼロの役への選出回数] 名前(6枚目「ガールズルール」時点でのCD選抜回数)
** 6th 八福神 * 6th 通常選抜
=========

// 20公演(東京15大阪5)40点満点

01位 37点 [20/17] 生田 絵梨花(6)**
02位 33点 [19/14] 橋本 奈々未(6)**
03位 30点 [18/12] 能條 愛未(2)
03位 30点 [17/13] 白石 麻衣(6)**
03位 30点 [16/14] 高山 一実(6)**
06位 29点 [18/11] 衛藤 美彩(0)
07位 28点 [17/11] 西野 七瀬(6)**
07位 28点 [15/13] 若月 佑美(4)*
09位 24点 [16/08] 桜井 玲香(6)**
09位 24点 [14/10] 深川 麻衣(4)*
11位 22点 [13/09] 生駒 里奈(6)*
12位 21点 [13/08] 井上 小百合(6)*
13位 19点 [13/06] 齋藤 飛鳥(2)
14位 18点 [12/06] 松村 沙友理(6)**
15位 17点 [11/06] 伊藤 万理華(2)*
16位 16点 [09/07] 永島 聖羅(1)
17位 15点 [09/06] 斉藤 優里(4)* 中元 日芽香(0)
19位 14点 [10/04] 川村 真洋(1)
20位 13点 [09/04] 秋元 真夏(3)*
21位 11点 [08/03] 樋口 日奈(0)
22位 09点 [08/01] 中田 花奈(5)*
23位 08点 [06/02] 斎藤 ちはる(0)
24位 07点 [05/02] 大和 里菜(0)
24位 07点 [04/03] 和田 まあや(0)
26位 06点 [04/02] 川後 陽菜(0)
27位 05点 [04/01] 畠中 清羅(1)
28位 04点 [03/01] 伊藤 寧々(1)

// 東京15公演30点満点

28点 [15/13] 生田 絵梨花(6)**
24点 [14/10] 橋本 奈々未(6)**
22点 [12/10] 若月 佑美(4)*
21点 [13/08] 能條 愛未(2)
21点 [12/09] 白石 麻衣(6)** 西野 七瀬(6)**
20点 [13/07] 衛藤 美彩(0)
20点 [11/09] 高山 一実(6)**
19点 [11/08] 深川 麻衣(4)*
18点 [12/06] 桜井 玲香(6)**
16点 [10/06] 生駒 里奈(6)**
16点 [09/07] 永島 聖羅(1)
15点 [09/06] 井上 小百合(6)*
14点 [09/05] 伊藤 万理華(2)*
13点 [09/04] 松村 沙友理(6)**
13点 [08/05] 齋藤 飛鳥(2)
13点 [07/06] 中元 日芽香(0)
11点 [07/04] 斉藤 優里(4)*
08点 [06/02] 秋元 真夏(3)* 川村 真洋(1) 樋口 日奈(0)
07点 [06/01] 中田 花奈(5)*
07点 [05/02] 斎藤 ちはる(0)
06点 [04/02] 川後 陽菜(0) 大和 里菜(0)
06点 [03/03] 和田 まあや(0)
05点 [04/01] 畠中 清羅(1)
04点 [03/01] 伊藤 寧々(1)

// 大阪5公演10点満点

10点 [5/5] 高山 一実(6)**
09点 [5/4] 生田 絵梨花(6)** 白石 麻衣(6)** 橋本 奈々未(6)** 能條 愛未(2) 衛藤 美彩(0)
07点 [5/2] 西野 七瀬(6)**
06点 [5/1] 齋藤 飛鳥(2)
06点 [4/2] 桜井 玲香(6)** 井上 小百合(6)* 川村 真洋(1)
06点 [3/3] 生駒 里奈(6)** 若月 佑美(4)*
05点 [3/2] 松村 沙友理(6)** 秋元 真夏(3)* 深川 麻衣(4)*
04点 [2/2] 斉藤 優里(4)*
03点 [2/1] 伊藤 万理華(2)* 樋口 日奈(0)
02点 [2/0] 中田 花奈(5)* 中元 日芽香(0)
01点 [1/0] 斎藤 ちはる(0) 大和 里菜(0) 和田 まあや(0)
00点 [0/0] 伊藤 寧々(1) 永島 聖羅(1) 畠中 清羅(1) 川後 陽菜(0)


「プリンシパル deux」では、6枚目「ガールズルール」でフロントを外された生田絵梨花が、メンバー中唯一、20公演すべてで第2幕進出を果たし、桁違いの実力を見せつけて「Queen of Principals」として勇名を轟かしました。

また、当時まだ選抜に入ったことがなかった衛藤美彩が、人気のある福神メンバーを相手を互角以上の勝負を繰り広げて、大きな注目を集めました。

この二人は前回プリンシパルの中心人物でしたが、それ以外にも、上表を見て分かるように、能條愛未が、18回も第二幕進出を果たして、選抜2回ながら、実は、大変な活躍をしていたんですね(笑)。

さらに、永島聖羅は、途中から体調を崩したようで、後半、十分に実力を出し切れなかった部分があったけど、その快進撃は、明らかにらりんを目立つ存在にしていました。

そして、「帝一の國」で本格的な演劇を経験した井上小百合、「2LDK」で卓越した才能を見せつけた若月佑美、演技力に定評のある伊藤万理華も、今回の舞台で大いに注目したいメンバーです。

とくに若月さん、ブログに、どんなポエムを書いてくれるのか、文章の方も楽しみです(笑)。

前回参加しなかった星野みなみと、公演後半、流れを掴んだ齋藤飛鳥は、年齢も上がって、この1年での成長を舞台でどう発揮するのか、その辺も見どころでしょう。


メンバーごとの注目点は、書ききれないくらい多々ありますが、公演全体として一つ注目したいのは、9枚目シングル表題曲がどこで披露されるかと、6月7日(土)のAKB48総選挙開票イベントと、どう絡めるのか、あるいは絡めないのかという点です。

「制服のマネキン」700万回突破!乃木坂MV再生回数ランキングと9枚目表題曲公開スケジュール [22May14]』に、新曲披露の可能性として、以下の三つを挙げました。

1) 6月15日(日)のプリンシパル千秋楽、もしくはその前日6月14日(土)、公演中に初披露
2) 6月7日(土)、プリンシパル公演中か終了後の舞台で初披露、その模様が「総選挙」特番でテレビ中継される
3) 6月13日(金)、プリンシパル公演中に、松井玲奈も参加して初披露

この記事を書いた後、あれこれ考えたのですが、やはり、初披露のときに選抜1列目に入った松井玲奈がいないのは、さすがに格好がつかないので、6月13日(金)の公演で新曲パフォーマンスを行う可能性が一番高いかなと。

実は、松井玲奈が参加するのは、5月30日(金)、6月3日(火)、6月4日(水)、6月13日(金)の4日だけで、初日、つまり今日の可能性も考えていたんですが、橋本奈々未が欠席するそうで、トップ3の一人がいない状態で、いきなり公演一日目でのお披露目はないと思います。

橋本ななみんの5月29日(木)ブログによると、9枚目シングルに収録する個人PVの撮影で、

首、肩、腕、背中、脚が
簡単に言うと肉離れや筋断裂をしてしまいました(*_*)

ということですが、「肉離れや筋断裂」って、プロ野球選手で言えば「今季絶望」ぐらいの言葉で、「簡単に言う」レベルの話じゃないと思うのですが(笑)。

たとえプリンシパルを全部休むことになったとしても、体の方が断然大事なので、橋本さん、絶対に無理はしないで下さいね。


9枚目表題曲のMV公開は、過去の例から見て、6月11日(水)から15日(日)あたりで、6月13日(金)に舞台で初披露するのであれば、その直後にYouTubeにMVがアップされる流れだと思います。

結局、松井玲奈のスケジュールから見て、プリンシパルの終盤に、9枚目表題曲に関する動きがあるというのが、今のところ、一番考えられる予想です。

一方、公式サイトを見ると、未だに生駒里奈のスケジュールが確定していないようで、プリンシパルのど真ん中に行われるAKB48総選挙開票イベントが、どういう位置づけになるのか、何らかの中継があるのかないのか、全然、分かりません(笑)。

この辺は、おそらく生駒里奈の総選挙順位も影響する話で、直前にならないと方針が決まらないかもしれません。

もし生駒ちゃんが選抜入りして、AKB48の37枚目シングル制作がすぐに始まったら、彼女はプリンシパルの後半、休演が多くなる可能性もあって、事態はさらに複雑になるでしょう。

どうにも、「兼任」というのは、面倒くさいですな(笑)。


ところで、AKB48のメンバー襲撃事件を受けて、プリンシパルにも、手荷物検査や金属探知機によるチェックが導入されるようです。

公式サイトを読むと、定刻に開演出来るようご協力をとありますが、それ以上に、メンバーの怪我や病気が心配です。

不測の事態に備えて、あれこれ警戒を強めると、会場の空気がピリピリしたものになって、出演者の疲労が蓄積しやすくなります。

それでなくとも、演劇経験のほとんどないメンバーが、17日間22公演という超ハードな舞台をこなすわけで、体調不良や小さな怪我が一人も出なければ、むしろ奇跡に近いようなスケジュールです。

前回のプリンシパル東京公演は、10日間15公演でしたが、学校に通いながら舞台に上がるメンバーも多く、終盤は体力の限界に近い状態だったと思います。

今回は、公演数が増えた上、警備強化がのしかかるので、極めて厳しいプリンシパルになるのは避けられないでしょう。

とにもかくにも、調子が少しでも悪くなったら、そのメンバーを休ませることが重要で、絶対に大きな怪我を起こさないよう、運営は十分に気をつけて欲しい。

乃木坂運営は、プリンシパルを異様に重視していて、そこでの成績が、選抜入りなどへも影響してくるという空気は、メンバーも感じ取っていると思います。

「一回りも二回りも大きくなって帰ってくる」などと言って、殊更にハードなスケジュールを組み、毎公演オーディションという常軌を逸した困難を設けて、メンバーをわざと追い込んでいるのは運営なのだから、万が一、メンバーに何かあったら、全部、運営の責任です(『乃木坂の風 15Dec13 ~ 生駒里奈「ひゃっはー!」、プリンシパル3rdの開催濃厚 in 王様のブランチ』)。

刃物を持ってステージに上がり込んでくる輩以上に、音もなく静かに溜まっていく疲労は、より確率の高い脅威なので、運営はそれからもメンバーを守る義務がある。

ということで、怪我や病気だけはくれぐれも気をつけて下さいませ。

楽しい時間を期待しています。


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アクリル板越し握手の実現性、警察の「要請」はAKB48Gと乃木坂46の握手会を変えるか [28May14#2]

2014-05-28 19:47:51 | 芸能
凄いですね、アクリル板越しの握手ですか。

それはもう握手というより「面会」だと思うのですが(笑)、何としてでも握手会は今まで通り続けたいという運営の執念が伝わってきます。

同時に、現在のAKB48が、「会いに行けるアイドル」というより、「握手でCDを100万枚以上売らなきゃいけないアイドル」になっていることを、如実に示す話でもある。

ただ、アイデアに水を差すようで申し訳ないんですが、アクリル板握手は、経済的な面からあまり現実的ではない気がします。


穴のあいた巨大なアクリル板を用意するのは、結構お金が掛かると思いますが、それ以上に問題なのはどう設置するかです。

メンバーを守るのであれば、大人の男が体当たりしても、動いたり倒れたりしないないほどの強度で、アクリル板を床に立てる必要があって、その設置方法が難しい。

床にコンクリートか木の土台を固定して、その上にアクリル板を立てることが考えられますが、設置工事には時間とお金が掛かる上、会場側が許可するかどうか分かりません。

何か重い土台に固定されたアクリル板をあらかじめ作って、会場に持ち込む方法もあるけど、そんなものを運ぶとなると、往復の運搬費がかさむ上に、会場へ運び入れる作業も一苦労です。

簡単なつっかえ棒で支えるだけのタイプが、一番現実的だけど、その場合、相手が本気で襲ってきたときに、アクリル板ごと倒れる危険がある。

さらに、何と言っても、用意しなければならない数が多い。

例えば、パシフィコ横浜で行われる乃木坂46の9枚目個別握手会は28レーンあるので、設置工事をするにせよ、運び込んで置くにせよ、28個やる必要があります。

運搬、設置、撤去の費用を1個20万円としても、制作費以外に、1回の個別握手会で560万円が飛んでいく計算です。

いくら安全のためとはいえ、トンデモナイ出費です。


さらに、無視出来ないのが、アクリル板の小さな穴を通して握手する場合、あまり急いで行うと、腕や手を怪我する可能性があることです。

そのため、ファン1人あたりに割り振る握手時間は、今より長くせざるを得ない筈で、1部あたりの握手人数が減少して、個別全体の売り上げが下がってしまいます。

つまり、アクリル板システム自体に大変な費用が掛かる上に、売り上げ枚数は逆に減ってしまうので、握手会の収支は大幅に赤字方向に傾く危険がある。

安価で安全なアクリル板越し握手システムがあれば良いんですが(笑)、そんな需要はおそらく日本初、いや世界初の筈で、本当にやるのであれば、これから研究を重ねることになって、AKB48運営は、その開発費を負担しなければならないでしょう。

まあ、やってられませんね(笑)。


ただ、今回、金属探知機やアクリル板など、さまざまな安全対策案が出てくる背景には、警察の異例に強い態度があると思います。

一つのコンサートを、警備上の問題から中止するよう警察が勧告することはあるけど、警視庁は、警備体制が整うまで握手会を当面中止するよう言ってきたわけで、巨額の損失が出る複数イベントの中止を勧告するのは、かなり厳しい姿勢です。

さらに気になるのは、事件のあった握手会だけでなく、AKB48劇場に関しても、客席とステージをもっと離すようになど、細かい要請を出していることです。

AKB48の活動内容を詳しく調べている節があって、岩手の事件以前から、グループに注目していた印象を受けます。

確かに、握手会を巡っては、握手券欲しさに、若者が犯罪行為に手を染める事件が多発していて、警察がAKB48に関心を寄せてきたことは間違いないと思います。

もちろん、運営トップの脱法ハーブ云々も、警察の目を引く話でしょう。

AKB48の運営は、万世橋警察署との話の中で、警察の真剣度が分かるはずで、秋葉原のAKB48劇場を今月一杯休館にして、予定されていた握手会をも延期しているのは、警察の態度に強いものを感じたからである可能性があります。

アクリル板越しの握手は、警察が提案したという報道もあるようで、それが本当であれば、「握手会という警備の難しいイベントをやる以上、安全対策にはそれなりの費用が必要で、それが出せなければ止めてもらうよ」というメッセージなのかもしれません。

いずれにしても、全国握手会でのメンバー襲撃事件を機に、警察がAKB48運営への指導を強めていく確率は高まったと見ていいんじゃないでしょうか。


あくまで個人的な憶測ですが、警視庁は、接触系イベントである握手会に、中学生や高校生が参加していることを、疑問視しているのかもしれません。

客が女子高生と散歩するような、18歳以下の未成年がサービスを提供する店は、都内で、しょっちゅう指導、摘発されていますが、一方、「ガールズバー」は深夜でなければ一応問題ないようで、どこまでのサービスなら許されるのか、警察と経営者のギリギリの攻防という面がある。

握手会も、アイドルとファンの交流であり、シングルCDの発売を記念して行う特典(おまけ)イベント、という部分がなければ、際どい線引きになる可能性があります。

実際、次のシングルが発売された後に、前のシングルの握手会を行ったりする現状では、「発売記念」という言葉に説得力はありません。

また、収録曲どころかシングルのタイトルすら分からない状態でCDが飛ぶように売れ、多くの人が同じCDを何枚も買って握手券以外は捨ててしまうことから、「特典(おまけ)」というより、握手そのものを売っていると見られても仕方がない面がある(笑)。

さらに、研究生のように、タレントとしての活動実績がほとんどないのに、握手だけさせられていて、アイドルとファンという構図が当てはまるかどうかすら疑わしいケースがある。

そういう仕事に高校生や中学生、果ては小学生までが、多日数長時間、従事していて、大々的なイベントになっているのは、警察から見て、あまり気持ちの良い状態ではないような気がします。

そして、今回の事件が起こって、握手会は、手荷物検査すらしていない「ザル」警備で、安全対策が極めて貧弱だということが発覚した。

これはもう黙ってられないということで、警察が異例に強い勧告を出して、指導に乗り出し始めた。

そんな風に見えるんですが、考え過ぎでしょうか(笑)。


握手会において、警察を納得させるほどの安全対策を講じるためには、現在のような大きな規模では、金属探知機にせよ、アクリル板にせよ、多額の出費が必要になる筈で、規模を縮小しない限り、握手会の今後は極めて不透明と言わざるを得ません。

しかし、規模を縮小すると、AKB48の連続ミリオンが危うくなるし、乃木坂46の右肩上がりも止まってしまうかもしれない。

乃木坂46のCDセールスが、握手会での安全対策に左右されるというのは、ちょっと不思議な話ですが、魅力的なメンバーがいることこそ最大の財産なので、メンバーを大事にしながら、何とか乗り切って欲しいです。

もちろん、個人的には、前回記事にも書いたように、乃木坂が握手会依存から脱却して、メンバーのタレント性やグループの楽曲的魅力に基づいた、新しいやり方で進んでいくことを願っています。


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金属探知機は魔法のアイテムではない、AKB48Gと乃木坂46に求められる握手会依存からの脱却 [28May14]

2014-05-28 00:28:50 | 芸能
以前、長嶋茂雄氏の自宅に泥棒が入ったことがありました。

長嶋氏は、当時、「セコム」のテレビCMに出ていて、家にも彼の宣伝していた「ホームセキュリティシステム」が設置されていました。

ところが、肝心なときに、そのシステムが作動しなかった。

なぜかというと、「スイッチを切っていたから」だそうです(笑)。

設置当初はスイッチを入れていたのだけど、泥棒や空き巣ではないのに、ちょっとしたことで警報が鳴り、そういう「誤作動」がたびたび起こったため、面倒なのでスイッチを切っていた、という話を聞いたことがあります。


AKB48全国握手会での刃物によるメンバー襲撃事件を受けて、警備強化のため、イベントの際に、「金属探知機」を導入すべきという声があがっています。

金属探知機による所持品チェックは、大きな効果があるように思えますが、それには「スイッチが入っている」ことが重要です(笑)。

空港にあるようなゲート型にせよ、手に持ってかざすタイプにせよ、探知の感度を上げれば、家の鍵、車のキー、ベルトのバックルなど色んなものに反応して、ひたすら警報が鳴り続けます。

従って、そういった通常所持品を全部出してもらってからの検査となりますが、金属製のボタンや装飾品が付いた服であれば、それに反応することもある。

検査する人数が少なければ、それぞれのケースに対処出来ると思いますが、AKB48グループや乃木坂46の握手会であれば来場者が1万人近くということもある。

一人一人、いちいち丁寧に調べていたのでは、いつまで経ってもイベントが始められません。

必然、探知機の感度を落とさざるを得ないし、時間短縮のために家族連れやアベックは検査しないなど、だんだんとチェックが甘くなっていくでしょう。

そして、何も事件が起こらない状態が半年、一年と続くと、観客はゲートをくぐらされるけど、実は、スイッチが入っていないなんてことが起こっても、不思議ではありません。

それでは何にもならないですね(笑)。


警視庁がAKB48運営に対して、イベントでの警備強化を求めたそうですが、この要請に法的拘束力はなく、金属探知機によるチェックを行わなかったからといって、それが直ちに法律や法令違反ということではない。

そして、ほとんどの休日に全国各地で、AKB48グループの握手会が行われ、週末ごとに、おそらくのべ人数で何万というファンがやって来る。

こういう状況では、金属探知機を導入しても、すぐに現場の実情に合った「柔軟運用」となって、検査が形骸化するのは目に見えています。

しかも、凶器が金属製とは限りません。

セラミックの包丁もあるし、プラスチックや木製の棒も凶器になり得ます。

メンバーの安全を守るためには、来場者一人一人について、手荷物検査やボディーチェックを丁寧に実行するしかないわけで、金属探知機による検査は、その補助に過ぎません。

丁寧な検査に時間が掛かるのは当然で、それを実現するためには、来場者の数を減らす、つまり握手会の規模を縮小するしか方法はないということです。


AKB48の最新シングルである36枚目「ラブラドール・レトリバー」(5月21日発売)は、個別握手会が4日、全国握手会は7日あり、また、33枚目「ハート・エレキ」(昨年10月30日発売)、34枚目「鈴懸の木の道(以下略)」(昨年12月11日発売)、35枚目「前しか向かねえ」(2月26日発売)の個別や全国握手会がまだ終わっておらず、現在でも延々と行われています。

事件が起こった握手会も、「ハート・エレキ」と「前しか向かねえ」を合わせた全国握手会でした。

これほど日数が多い上に、個別握手会は朝の9時から夜の8時まで11時間も行われ、SKE48などの「支店」メンバーも参加するので、来場者はとてつもなく多くなっています。

この来場者の多さが連続ミリオンを支えているのだけど、防犯の観点からすると、守るべきラインが伸び切っている状態で、警備の手薄な部分が至る所に出来て、メンバーの安全確保が難しくなっています。

結局、本気でメンバーを守るつもりであれば、握手会の日数と部数を減らして、来場者数を抑えるべきで、握手会の規模を一切変えずに、導入しただけで安全が保証されるような魔法の機械は、どこにも存在しません。

つまり、握手会に多くの人を呼び込んで、ミリオンやハーフミリオンを達成するという発想を止めない限り、メンバーは危険にさらされ続けるということです。


握手会の規模縮小は、今回のような襲撃事件を防ぐだけでなく、メンバーの精神的健全性を保つ上にも、大いにプラスになると思います。

握手会で暴言を吐いたり、セクハラを仕掛けるといった行為は、メンバーから見ると心理的な攻撃であって、刃物による攻撃のように血は流れませんが、メンバーが傷つくことに変わりありません。

しかも、物理的な攻撃はすぐに排除されて、以後、その人物がレーンに現れることはないですが、心理的攻撃の場合、メンバーのために敢えて厳しい言葉を掛けたのだと、本人が考えていることがあり、運営も「ファンの熱さ」だと見なして、なかなか出入り禁止にしない場合がある。

運営の腰が重い背景には、握手会に出来るだけ多くの人に来てもらって、CDの売り上げを伸ばしたいという発想があると思います。

CDセールス至上主義を止めて、握手会の規模縮小に踏み切れば、物理的な攻撃だけでなく、心理的攻撃を排除する機運も高まる筈で、メンバーの身体的安全性だけでなく、精神的健全性も同時に確保される道が開けてきます。


メンバーと一対一で向き合う握手会であっても、それは友だちや知り合いとプライベートで会っているのではなく、本質的には、メンバーによる一種のショーだと思います。

コンサートでは、やってはいけないことが色々あって、それを守ることでアーティストが全力を出し、観客が楽しめるのと同じように、個別握手会というショーを盛り上げる為には、守るべき約束ごとがある。

しかし、二人だけというシチュエーションから、それを理解出来ない人が出てくるのは避けられないことで、残念ながら、そういう人はレーンに入れないという措置をとるしかありません。

ただ、メンバーに掛ける言葉の問題にしても、どこからがアウトで、どこまでOKにするかの線引きは難しく、規制を厳しくすると、やり過ぎ感が出てきて、来場したファンが窮屈に感じる可能性がある。

結局、握手会は、メンバーも大変ですが、ファンにもそれなりの覚悟と心づもりが要求されるイベントで、安全性と健全性を保ちながら、楽しい握手会にするためには、参加者を絞って、小さな規模でやらざるを得ないと思います。

ファンとメンバーが至近距離で接触して、話をする握手会は、ライブ以上に、とても難しいイベントだということですね。

この認識をAKB48グループや乃木坂46の運営が持たない限り、握手会を巡るトラブルは減少しないでしょう。


握手会を止めて、CDセールスを落とせば、AKB48グループと乃木坂46は、経営的にやっていけないという意見がありますが、これほど悲惨な事件が起こったにもかかわらず、大人の経済的理由から、中学高校生の未成年を多数含む少女たちを、肉体的精神的に危険な状態に置きながら、年間60日近くの握手会をこのまま続行していいわけがありません。

AKB48グループと乃木坂46の運営ほど、経営を握手会に依存している事務所はなく、当然、別のやり方はあるわけで、事件が起こったのならなおさら、握手会以外の方法に舵を切るのが当たり前の対応です。

また、AKB48や乃木坂46が大所帯になっているのは、運営が握手会要員として、安易に新規のメンバー募集を行うからで、握手会依存を止めれば、メンバーを増やすことに慎重になって、グループはほどなく適性な人数に近づいていくでしょう。

そうなると、メンバーをタレントとして活躍させる以外に、経営を安定させる道はないのだから、個々のメンバーを熱心に育てる姿勢にもつながり、メンバーにとって大きなプラスになると思います。

とくに言いたいのは、このまま握手会依存を止めず、これまで通り大規模な握手会を続けて、もし、再び、今回のように一般ニュースで大きく取り上げられる事件が起こったら、そのときは、AKB48グループと乃木坂46が、事実上、活動停止に追い込まれて、消滅する危険があるということです。

しかも、被害を受けるメンバーが今回同様、未成年であった場合、主催者の管理責任が問われるかもしれません。

握手会依存を止めることは、マイナス面以上にプラス面が多いので、たとえ一時的に苦しくとも、今のうちに方向転換を図った方が、グループにとって得なんじゃないでしょうか。


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握手会は続行可能か?AKB運営の失われた信頼と多難な前途 [27May14]

2014-05-27 01:28:05 | 芸能
朝日新聞のネット記事によると、AKB48の湯浅支配人は、「ファンの手荷物もランダムにチェックしていた」と述べたそうです。

5月26日(月)01:15のasahi.com記事

やはり、今回の全国握手会では、全入場者についての手荷物検査を行っていなかったようです。

近年では、数万の観客が入るプロ野球の試合でも、入場時にすべての手荷物を開けて調べていて、全手荷物検査はイベント警備の常識になっています。

岩手の握手会では、ごく基本的な手荷物検査すら行なっていなかったわけで、完全な「ザル」警備と言われても仕方ありません。

また、AKB48グループ運営の戸賀崎智信氏は、犯人が凶器を「ジャンバーの内側から取り出し」たと説明したそうです。

5月26日(月)09:51のJcastニュース

この情報が本当だとすれば、50センチもの大きな刃物をジャンパーに隠すという「子どもダマし」のような犯人のやり口を、建物への入場からメンバーのいるテントまで随分と時間があったのに、警備スタッフは誰一人見抜けなかったことになります。

ジャンパーを着ていて、その内側に何かを隠せそうな余地があるなら、テントに入る前に、軽く中を見せてもらうのは当然で、アメリカの空港のように上着から靴下まで、場合によってはズボンすら脱がせるようなことをせずとも、簡単にチェック出来るはずです。

それを怠ったことに、手荷物検査すら行わない警備意識の低さが如実に表れています。


とくに、残念なのは、建物入り口で手荷物検査を行うと、その光景自体がプレッシャーとなって、容疑者が犯行を断念する確率を高められたことです。

入り口で手荷物検査があれば、メンバーのいるテントへの入場では、さらに厳しいチェックがあるという印象を与えられ、犯行前に刃物を発見されて、何も出来ないまま逮捕されるかもしれないという思いを抱かせる可能性が高くなります。

警備がかなり厳重であるという印象を玄関口で持たせることは、大きな防犯効果を生むはずで、だからこその手荷物検査でもあるんですが、ほぼフリーでテントまで通してしまっては、犯行を思いとどまらせる壁が一切ないことになります。

どう考えても、警備体制に重大な不備があったと言わざるを得ません。


ところが、湯浅支配人は「通常の警備としては問題なかった」と発言していて、AKB48運営のトップが、握手会の警備がいかに杜撰だったを全く理解していないことが分かります。

警備に不可欠なのは意識の高さだと思いますが、事件に関する運営トップの人々の発言を見ると、警備の不備を真摯に認めて反省するといった態度は皆無で、この意識の低さでは、第2第3の凶行を防げるとは到底思えず、握手会は完全廃止にするしかありません。

「テロに負けない」といった言葉が、運営から出ているようですが、杜撰な警備によって凶行を許してしまった以上、すでに「テロに負けた」わけで、しかも現警備体制の問題点すら認識出来ないのであれば、同じ人々が運営にいる限り、今後も、「テロに負け続ける」ということです。

運営トップの意識を徹底的に叩き直すか、全員を入れ替えない限り、CDを買えば誰でも有名アイドルと握手出来るという、本質的に危険極まりないイベントを安全に進めて行くのは到底無理でしょう。


犯人が、どこで、どのような凶器を手に入れ、どうやって持ち込んだのかは、自供をもとに警察が実況見分を行って調べる筈で、本当に「ジャンバーの内側から取り出し」たのかどうかなど、事件の詳細解明はこれからの話ですが、AKBの運営は、岩手で何が起こったかを正確に把握した上で、握手会の警備体制をどう構築するのか、真剣に検討して欲しいものです。

運営トップの意識が高まり、話になるレベルの警備案が出てこない限り、警察が握手会に際して、あれこれ文句を言ってきて、事実上、開催出来ない可能性もあります。

本来、十分にコントロール出来る筈の箱ものイベントで、こういった惨事が発生するのは、所管警察がとくに嫌がるところのはずで、それでなくとも、AKB48の握手会は、握手券の不正取得など青少年犯罪を誘発している部分があって、今回の事件で、さらに警察のマークが厳しくなるのは避けられないでしょう。

また、昨年の週刊誌報道によると、脱法ハーブを吸った上に、「合法」だと開き直った人物がAKB48グループの運営にいるそうですが、脱法ハーブの「違法」化を進める警察を挑発するような運営トップが、警備問題で警察と上手く話を進めていけるのか、はなはだ疑問を感じます。

AKB48グループが握手会をこれまで通り行えるかどうか、前途は多難だという気がします。


メンバーに関しては、とりあえず「心のケア」を行うとのことですが、問題なのは、事件をきっかけにして、多くのメンバーが運営への信頼を失ってしまうことだと思います。

彼女たちは、運営を信じて、レーンに誰が入ってきても、その人に笑顔を見せてにこやかに握手をしているのに、いきなり刃物で切りつけてくるような人物が平然と入って来るのであれば、もう運営を信じることが出来ないのは当たり前だし、握手会なんて怖くてやってられないでしょう。

従って、運営が握手会を再開するためには、十分な警備体制を整えて、警察以上に、メンバーの信頼を取り戻すことが必要です。

また、今回の事件は、メンバーの親御さんにも大きな衝撃を与えたはずで、運営は親も納得させなければ、卒業が続発する可能性があります。

結局、握手会でメンバーを守れなかったことが、AKB運営に対する信頼を大きく揺るがしていて、秋元康氏も含めて、運営トップの人たちがそれをどう修復するのかが、AKB48の行方を左右するポイントになると思います。

経営面から考えると、握手会によるCDセールスを柱とするAKB商法に、安全対策費という項目を付け加えて、ビジネスモデルを再構築出来るのかどうか、ということなんでしょう。


個人的には、ファンとメンバーが交流する握手会のようなイベントは、一つの夢の世界なので、乃木坂の「お茶会」程度の小規模短時間であれば、やってもいいんじゃないかと考えています。

抽選で参加するファンを絞れば、所持品チェックも十分に行えて、安全性をかなり高めることが出来るでしょう。

しかし、AKB48グループと乃木坂46の現在の握手会は、大規模長時間で来場者数が多く、あまりにも弊害が大き過ぎる。

本来、新しいシングルを発売する際の、ファンサービスとしての握手会である筈なのに、握手会によってCDを売ることがメインの目的になっているため、日数と部数を増やして、一人でも多くの参加者を呼び込んで、一枚でも多くのCDを売ろうとする。

そして、警備も含めて慎重な計画が必要なのに、安易に握手会の日数や部数を増やして、大規模長時間多人数にしてしまっています。

その結果、メンバーへ掛ける言葉などにやや問題のあるファンも含め、甘いチェックで通された様々な来場者への応対は、すべてメンバーが引き受けることになります。

多くの参加者を集めて、多くCDを売りたいがため、入場者へのチェックが甘くなり、そのツケをメンバーが払わされる図式です。

今回の事件は、「起こるべくして起こった」という声がありますが、確かに、そう考えたくなるのはもっともです。

何十万枚というCDセールスを握手会で稼ごうとする限り、大規模長時間多人数は不可避で、メンバーが引き受ける負担は重くなり、今回のような事件が起こる確率も高くなっていきます。

警備体制を充実させて、メンバーの安全性や健全性を第一に考えると、小規模短時間少人数へ向かわざるを得えず、安全対策の重視は、握手会によるCDセールス至上主義の緩和という、根本的な方向転換を促すかもしれません。

つまり、逆に言うと、安全性や健全性に目をつぶって、運営がメンバーに無茶をさせているからこそ、AKB48グループと乃木坂46は、突出したCDセールスを達成出来ていることになります。

つくづく残念なお知らせという他ないですね。


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AKB48全国握手会で殺人未遂事件、なぜ刃物を会場に持ち込めたのか、主催者の責任を考える [26May14]

2014-05-26 01:30:42 | 芸能
昨日、岩手で行われていたAKB48の全国握手会で、24歳の男が長さ50センチほどの刃物を振り回し、川栄李奈と入山杏奈、そしてスタッフ1人が怪我をしたようです。

33枚目「ハート・エレキ」と35枚目「前しか向かねえ」の両方を兼ねた握手会だったようで、詳しい状況は分かりませんが、上記二人は同じレーンなので、レーン内でメンバーと握手をする際に、男が凶行に及んだと推測されます。


あってはならないことが起こってしまいました。

しかも、現在伝えられている情報が本当であれば、イベント主催者の責任に触れざるを得ません。

というのも、50センチもある大きな刃物を会場に持ち込ませるなど、絶対にあってはならない話です。

昨年の「ボストンマラソン爆弾事件」を例に出すまでもなく、今や先進国であっても、無差別殺人や有名人への襲撃といったテロが何時どこで起こってもおかしくない状況で、とくに人が多く集まるイベントは標的にされやすい。

また、日本であれば、犯行に刃物が使われる可能性が高いのは当然です。

そのため、現在ほとんどのコンサートやスポーツイベントでは、会場に入る際、刃物や危険物を持っていないか、バッグを開けてのチェックが行われています。

とくに握手会はアイドルとファンが至近距離で接触するので、入場時の所持品チェックは、十分に行われなければなりません。

ところが、今回の握手会では、どうやらチェックが甘く、まったく行っていなかったという声もある。

容疑者がどこに刃物を隠していたかは不明ですが、カバンやリュックで持ち込んだのであれば、開けて中味を見る程度の簡単な検査でも、これだけ大きな刃物であれば発見出来た可能性があります。

また、手荷物検査があると分かった段階で、犯人が入場を断念した可能性もあり、事件を未然に防ぐ確率は高まったでしょう。

昨日の握手会が有名アイドルによる「接触系」イベントであるにもかかわらず、所持品チェックが甘く、これほど大きな刃物を会場に持ち込ませたことは、主催者の大きなミスと言わざるを得ません。


AKB48グループや乃木坂46は、CDセールスを維持、アップするために、大規模な握手会を各地で行い、とくにこの1年、その回数を大幅に増やしてきました。

しかし、握手会を大規模、多日数にすると、開催費用が増大するのは当然です。

握手会に多くのファンが来て、たくさんの枚数CDが売れたとしても、その開催に多額の費用が掛かると、作詞作曲者などの著作権者には枚数に応じたお金が支払われることもあって、イベント主催者の実入りは少なくなってしまいます。

当然、開催費用を抑えた方が利益が上がるわけで、とくに今回のように地方で行う場合、メンバーと同行スタッフの往復交通費や宿泊代が大きな負担となるため、経費節約の意識はより強くなるでしょう。

一方、手荷物検査やボディチェックは、時間だけでなく人手の掛かる作業で、また警備会社など専門家との連携もあった方がよく、しっかり行うとなると、それなりの人件費を覚悟せねばなりません。

あまり疑いたくはないけど、岩手の全国握手会で、所持品チェックが甘かったことに、もし、こういった事情が絡んでいるならば、メンバーやファンの安全を経済的理由でおろそかにしたと言われても仕方ありません。


AKB48の握手会は来場者数が多いので、厳密な入場チェックを行うと、待ち時間が長くなったり、握手出来るファンの人数が減少したりと、参加者の利便性が低下してしまいます。

そのため、主催者側にあまり所持品チェックを行いたくないという気持ちがあり、過去に大きなトラブルもなかったので、イベントの安全性をファンとの信頼関係に委ねてしまった部分もあるんじゃないでしょうか。

しかし、こういった「まあ大丈夫だろう」という考え方自体、数千の人が来場して、メンバーと握手するというイベントの持つ危険性に対する認識不足で、主催者としての資質が問われます。

痛ましい出来事が起こった以上、今後、手荷物検査やボディチェックが厳しくなるなど、安全面への配慮が強化されるのは間違いありません。

もし、類似事件が再度発生した場合、主催者が本格的に管理責任を問われる可能性があり、また、警察もイベント開催に際してあれこれ注文をつける筈で、安全体制が不十分だと判断されると、直前で開催中止に追い込まれる危険もあるからです。

ただ、いかに安全対策を施しても、今後、メンバーが背負わなければならない精神的負担は簡単には軽減出来ないでしょう。

怪我をしたメンバーはもちろん大きなショックを受けていると思われますが、それ以外のメンバーも含めて、心のどこかで「襲われるかもしれない」と考えながら、握手会や写メ会などの接触系イベントに臨むのは、かなりキツい話です。

握手会日数の増加によって、AKB48グループは、休日の多くが握手会イベントで埋め尽くされていて、メンバーの肉体的精神的負担は、只でさえ限界に近づきつつあると思います。

事件の心理的影響が、そこに加わるとなると、今以上に体調を崩すメンバーが出ることが予想されます。

担当部数をこなせないメンバーが続出した場合、その振り替えをどうするかなど、心の問題が握手会のスケジュール設定を左右する大きな要素となっても不思議ではありません。


このブログでは、AKB48グループや乃木坂46の握手会が、日数が多過ぎる上に、時間が長過ぎることを、何度も問題点として取り上げてきました。

とくに、中学高校生の未成年メンバーに、1日7時間以上に渡る個別握手をさせるような例もあり、あまりに負担が大きい。

乃木坂の風 03Oct13 ~ 握手会商法は「こどもの権利」に配慮しているか?浮かび上がる三つの問題点

また、シングルの特典として、これほど多数回の握手会を全国各地で開くと、CDが売れてオリコンの数字は伸びても、経費が掛かり過ぎて経済的に得ではなく、かえって経営を圧迫する危険も指摘してきました。

岩手で何が起こったのか、詳しい状況は警察の捜査を待つ必要がありますが、事件が起こった、あるいは事件を防げなかった背景について、さっぱり分からないと戸惑うのではなく、AKB48の握手会と運営が抱える問題がすぐにあれこれ頭に浮かぶのは、大変に残念なことです。

AKB48の運営は、まだ子どもと言っていいようなメンバーを含め、若い少女を多く預かり、彼女たちを働かせているのだから、職場環境、とりわけ安全面には細心の注意を払う義務がある筈で、その意識が低いのであれば、アイドル事務所を営む資格はないと思います。

今回被害に遭われた川栄さんは19歳、入山さんは18歳で、いずれもまだ未成年です。

この子たちを守るべき主催者が、握手してもよいと入場させた人物に、彼女たちが襲われ、大きな怪我を負ったことは、重い意味を持っています。

AKB48運営、そして乃木坂46運営は、今一度、規模、日数、1日の時間を含めて握手会のあり方全体を、ぜひ考え直して欲しい。

そして、命に別条はないとのことで少しほっとしましたが、なによりも、三人が一刻も早く快癒されることを心より願っています。


関連サイト

事件を伝える毎日新聞のネット記事


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「制服のマネキン」700万回突破!乃木坂MV再生回数ランキングと9枚目表題曲公開スケジュール [22May14]

2014-05-22 16:00:00 | 芸能
アンダーライブを六本木ブルーシアターで以下の7公演行うようですね。

6月28日(土) 昼公演(開演12:00)、夜公演(開演17:00)
6月29日(日) 昼公演(開演12:00)、夜公演(開演17:00)
7月11日(金) 夜公演(開演18:00)
7月12日(土) 昼公演(開演12:00)、夜公演(開演17:00)

チケット5千円が高いか安いかはともかく、CDの特典や抽選応募ではなくて、本当になによりです(笑)。

というより、まあ、ライブはチケット制が当たり前なんですが。

一方、中味の方は、アンダーが劇場を定めてライブを行うという発想が大いに評価できて、これを充実させれば、より多くのメンバーにスキルアップと露出のチャンスが巡ってくるので、乃木坂の本当の強化につながります。

研究生をアンダーライブに参加させればパーフェクトですが、乃木坂の運営が珍しく諸手を挙げて賛成できる企画を打ち出してきて、若干、戸惑いすら覚えます(笑)。

ちなみに、六本木ブルーシアターは、「ブルーマン」の専用劇場だったところで、私も、観に行ったことがあります。

そのときは、開演前、少し大きめのエントランスホールでビールが飲めて、収容900席の割にはステージが近く、良い劇場だなという印象を持ちました。

三人で行うブルーマンのパフォーマンスであれだけ迫力があったのだから、20人近いメンバーが踊るステージは圧巻の筈で、今度のアンダーライブも大いに期待出来そうです。


こういった小規模会場での連続ライブは、選抜メンバーも定期的に経験するべきで、そうでなければ、選抜常連組のスキルアップがおろそかになってしまいます。

やはり、ある程度メンバーが固定されたチームを二つ作り、シングル毎、交互に表題曲選抜と共通カップリング曲選抜となり、後者のチームを中心に、今回のようなライブを行うのがベストだと思います。

そして、まずは共通カップリング曲をアンダーが担当すれば、こういった2チーム制への第一歩となるので、9枚目からぜひ踏み込んで欲しいところです。


さて、6月16日(月)、NHKホールで行われる「MUSIC JAPAN」の公開収録に乃木坂が参加すると告知がありました。

このステージで9枚目表題曲がパフォーマンスされる筈ですが、その前日、6月15日(日)まで「16人のプリシパル trois」が行われているので、「MUSIC JAPAN」の公開収録が新曲初披露になるとはちょっと思えません。

また、新曲初披露に合わせて、表題曲MVの公開も行われるでしょう。

今日は、そういった9枚目表題曲のお披露目スケジュールを考えてみます。


まず、最初に、YouTubeで公開されている乃木坂46のMVについて、昨日、5月21日(水)時点での再生回数ランキングを、資料として載せておきます。

凡例
[順位] 曲名 (曲の収録シングルによる種別、YYMMDD表示のMV公開日、万枚単位の再生回数)

# 「収録シングルの種別」は、最初の数字がシングル番号、次に「A0」表題曲、「A1」共通カップリング曲、「A2」初回限定盤TypeA三番目曲つまり限定曲、「B」TypeBの限定曲、「C」TypeCの限定曲で、「*」はアンダー曲であることを示す
# 青色の曲名は表題曲、オレンジ色の曲名はアンダー曲
# YouTubeに公開された「君の名は希望」MVは3タイプ。ランキング表では、ストリングスの演奏でダンスを披露する「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」、映画オーディションの様子を短めにまとめた「君の名は希望-short ver.-」、そのフルバージョンである「君の名は希望」として区別している

[01] 制服のマネキン (4A0、121125、708.9)
[02] ガールズルール (6A0、130607、298.1)
[03] 君の名は希望-DANCE&LIP ver.- (5A0、130317、256.6)
[04] ぐるぐるカーテン (1A0、120131、210.3)
[05] 世界で一番 孤独なLover (6A1、130613、197.3)
[06] おいでシャンプー (2A0、120415、192.9)
[07] バレッタ (7A0、131030、177.2)
[08] 気づいたら片想い (8A0、140306、156.8)
[09] シャキイズム (5A1、130303、141.0)
[10] 走れ!Bicycle (3A0、120808、121.9)
[11] そんなバカな (7B、131120、98.7)
[12] 月の大きさ (7A1、131106、97.9)
[13] 13日の金曜日 (5B*、130303、94.6)
[14] 指望遠鏡 (4A1、121209、87.3)
[15] でこぴん (5C、130310、82.4)
[16] ロマンスのスタート (8A1、140326、78.8)
[17] 会いたかったかもしれない (1B、120131、72.3)
[18] 生まれたままで (8C*、140310、52.7)
[19] 君の名は希望-short ver.- (5A0、130213、50.4)
[20] 他の星から (6C、130623、50.4)
[21] ここじゃないどこか (4B、121216、43.5)
[22] 扇風機 (6B*、130630、41.7)
[23] 初恋の人を今でも (7C*、131120、35.9)
[24] 失いたくないから (1C、120223、35.9)
[25] 偶然を言い訳にして (2A2、120426、35.8)
[26] 人はなぜ走るのか? (3B、120812、35.0)
[27] 春のメロディ (4C*、121209、34.4)
[28] 狼に口笛を-ダンスバージョン- (2C*、120426、32.0)
[29] 孤独兄弟 (8B、140320、29.6)
[30] 乃木坂の詩 (1A2、120221、28.7)
[31] 涙がまだ悲しみだった頃 (3A2*、120812、27.0)
[32] 君の名は希望 (5A0、130217、26.1)
[33] 音が出ないギター (3C、120812、17.4)
[34] 水玉模様 (2B、120426、13.7)


「制服のマネキン」が再生700万回を突破、2位「ガールズルール」に400万回以上の差をつけて、断然のトップです。

生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみの三人が、それぞれ異なる個性を見せつつ、しかも心地よく共鳴してダンスの「和音」を生み出している「制服のマネキン」MVは、やはり高い人気があるようです。

また、3位に「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」が入っていて、『乃木坂の風 06Jan14 ~ 星野みなみの笑顔マジック、松村沙友理は圧巻の腹話術漫才で新境地開拓!』に載せた2014年1月3日(金)時点でのランキングでは、4位だったので、一つ順位を上げたことになります。

「君の名は希望」は、昨年12月25日(水)と今年4月11日(金)にNHKで放送された、音楽プロデューサー佐久間正英氏を紹介する特集番組の中で、彼の親戚である生田絵梨花が「君の名は希望」を歌うシーンがあり、いくちゃんのピアノ弾き歌いのイメージと共に、曲に対する関心が高まった可能性があります。

「組閣」や「総選挙」に乃木坂が巻き込まれたこの数ヶ月、AKB48のイメージとは対極にあるような、乃木坂らしい曲である「制服のマネキン」と「君の名は希望」のMVが人気を集めたのは、偶然ではないかもしれません。


表題曲以外で注目される曲の一つは、5位の「世界で一番 孤独なLover」です。

このMVは「おいでシャンプー」や「バレッタ」より再生回数が多く、表題曲以外ではトップとなっています。

橋本奈々未の都会的イメージが、楽曲の雰囲気によく合っていて、「制服のマネキン」や「君の名は希望」とは違ったタイプの、乃木坂の代表曲と言っていいでしょう。

アンダー曲の1位は、「13日の金曜日」です。

これまで見てきたように、ダンス中心のMVは人気があって、このMVは、とくにダンスの楽しさが伝わってくる作品です。

乃木坂ライブで披露されることの多い曲でもあり、そういった効果も加わって、再生回数が伸びているのだと思います。

ところで、アンダー曲の2位に最近公開された8枚目収録「生まれたままで」が入っています。

8th選抜アンダーは「最強のアンダー」と言われ、初めてアンダーライブが行われたことも、注目を集める一因になったかもしれません。

また、『乃木坂の風 11Mar14 ~ 万理華の魅力炸裂! 「生まれたままで」MVは、乃木坂の力を見せつけた傑作』に書いたように、このMVはカラフルで躍動感に溢れていて、作品としての魅力が高い再生回数につながっていると思います。


せっかくなので、AKB48グループのMVもちょこっと調べてみました。

凡例
グループ名_シングル番号 (YYMMDD表示のMV公開日) 万枚単位の再生回数「曲名」

HKT48_3rd (140219) 64.4万回「桜、みんなで食べた (Short ver.)」
SKE48_14th (140305) 31.0万回「未来とは?」
NMB48_9th (140326) 60.4万回「高嶺の林檎(Short ver.)」
乃木坂46_8th (140306) 156.8万回「気づいたら片想い」

上表は、3月中旬からの連続CDリリースに合わせて公開された「支店」シングル表題曲MVに関するデータで、直接比べられない部分があるかもしれませんが、「気づいたら片想い」MVの方が再生回数は多いです。

ダウンロードランキングでも、「気づいたら片想い」は、発売8週目の現在、未だに200位以内に入っていて、上記4曲の中では、セールス的にかなりの強さを見せています。

8枚目シングルでは、徹底した宣伝攻勢が掛けられた上、生駒里奈の「組閣」と「総選挙」への参加もあって、乃木坂に注目が集まり、ダウンロード配信や有線リクエストだけでなく、MV再生回数でも「支店」を上回る結果になっているのかもしれません。


一方、最近のAKB48は以下のようになっています。

# 比較し易いように「0」を入れて桁数を合わせている

AKB48_31 (130820) 0483.6万回「さよならクロール 」
AKB48_32 (131030) 4123.0万回「恋するフォーチュンクッキー」
AKB48_33 (131210) 0205.6万回「ハート・エレキ -Dance ver.-」
AKB48_34 (140225) 0060.5万回「鈴懸の木の道」
AKB48_35 (140205) 0156.7万回「前しか向かねえ ダイジェスト映像」
AKB48_36 (140422) 0338.9万回「ラブラドール・レトリバー ダイジェスト映像」

さすがに、「恋するフォーチュンクッキー」は4千万回以上の再生回数で桁が違います。

また、ここには載せませんでしたが、17枚目表題曲「ヘビーローテーション」のMV(100918公開)は、再生数が10393.2万回、つまり1億回を越えていて、AKB48への注目度は依然高いと言えるでしょう。

ただ、「鈴懸の木の道」は60.5万回で「気づいたら片想い」に届かず、全部のMVが桁違いの再生回数というわけではありません。

例えば、乃木坂の「制服のマネキン」MVを、ほぼ同時期に公開された28枚目表題曲MV「UZA -Dance ver.-」と比べると、

AKB48_28th (121204) 562.9万回「UZA -Dance ver.-」
乃木坂46_4th (121125) 708.9万回「制服のマネキン」

と、「制服のマネキン」が上回っています。

AKB48の表題曲MVは人気あるなしの幅が大きく、一方、乃木坂46の表題曲MVは比較的コンスタントに高い再生回数を出していて、そのため、乃木坂がAKB48を上回るケースも出てくる、といったところでしょうか。

こうやってAKB48と再生回数を比べると、乃木坂46には、グループへの高い関心を維持する固定ファンが、かなりまとまって存在するという印象を受けます。

流動性の少ないファン層こそ、乃木坂46の特徴であり、AKB48との違いなのだと思います。


なんだか話が大分逸れてしまいしたが(笑)、9枚目表題曲について、まずはMVの公開日程を考えてみます。

次の表は、歴代表題曲MVの公開スケジュールです。

1枚目選抜発表 =23日=> MV公開[2012/01/31(火)] =22日=> 1枚目発売
2枚目選抜発表 =28日=> MV公開[2012/04/15(月)] =17日=> 2枚目発売
3枚目選抜発表 =52日=> MV公開[2012/08/08(水)] =14日=> 3枚目発売
4枚目選抜発表 =49日=> MV公開[2012/11/25(日)] =24日=> 4枚目発売
5枚目選抜発表 =38日=> MV公開[2013/02/13(水)] =28日=> 5枚目発売
6枚目選抜発表 =47日=> MV公開[2013/06/07(金)] =26日=> 6枚目発売
7枚目選抜発表 =24日=> MV公開[2013/10/30(水)] =28日=> 7枚目発売
8枚目選抜発表 =39日=> MV公開[2014/03/06(木)] =27日=> 8枚目発売

選抜発表からMV公開まではシングル毎にかなりバラツキがありますが、公開からCDリリースまでは最短14日、最長28日で、しかも4枚目以降に限れば、24日から28日と比較的一定しています。

そこで、9枚目シングルの発売日7月9日(水)から遡って、MV公開日を予想すると以下のようになります。

9枚目選抜発表[05/11] =31日=> MV公開[06/11(水)] =28日=> 9枚目発売[07/09]
9枚目選抜発表[05/11] =35日=> MV公開[06/15(日)] =24日=> 9枚目発売[07/09]
9枚目選抜発表[05/11] =45日=> MV公開[06/25(水)] =14日=> 9枚目発売[07/09]
# オレンジ色の日付は予想日

つまり、9枚目表題曲MVは、過去の例からすると、6月11日(水)から25日(水)の間に公開される見通しで、もっとも可能性が高いのは、6月11日(水)から15日(日)ということになります。

そして、6月11日(水)から15日(日)は、「16人のプリンシパル trois」公演の後半に当たります。


ここでもう一つ考えたいのは、MV公開が新曲初披露になるかどうかということです。

実は、6枚目「ガールズルール」以降、乃木坂運営は、新曲の初披露を、MV公開ではなく、観客を前にしたステージ上でのパフォーマンスとして行いたいと考えている節があります。

次の表は、ステージでの表題曲初披露とMV公開の日程的関係です。

6枚目「ガールズルール」
選抜発表 =41日=> Stage初披露* =6日=> MV公開 =26日=> CD発売
*2013/06/01(土)「16人のプリンシパル deux」大阪公演2日目舞台

7枚目「バレッタ」
選抜発表 =24日=> MV公開 =4日=> Stage初披露* =24日=> CD発売
*2013/11/03(日)「ロックの学園 2013」

8枚目「気づいたら片想い」
選抜発表 =27日=> Stage初披露* =4日=> MV公開 =35日=> CD発売
*2014/03/02(日)第6回「バレッタ」個別握手会 in パシフィコ横浜

7枚目表題曲「バレッタ」は、2013年11月3(日)の「ロックの学園 2013」において、初めてステージ上で披露され、日程としては、伊藤万理華が太腿をペチペチ叩かれるシーンで始まるMVの公開から4日後、10月30(水)のことでした(笑)。

しかし、このMV公開の5日前と3日前、10月25日(金)と27日(日)の「HALLOWEEN PARTY 2013」に、乃木坂はなぜか総勢17人で6th選抜主体のメンバーが出演していて、ここで17人の7th選抜が「バレッタ」を初披露する予定だった可能性があります。

7枚目は、選抜発表からCDリリースの間隔が短く、経験の浅い堀未央奈がセンターだったこともあって、パフォーマンスの完成度が十分ではなかったのかもしれません。


ということで、9枚目表題曲も、MV公開の前に、ステージ上で初披露される可能性が高いと思います。

そして、MV公開が、6月11日(水)から15日(日)に行われるとすれば、「16人のプリンシパル trois」の舞台上、とくに土曜か日曜の公演が考えられます。

となると、候補日は、5月31日(土)、6月1日(日)、6月7日(土)、6月8日(日)、6月14日(土)、6月15日(日)です。

プリンシパルが始まってすぐの土日に新曲を披露するのは、公演に対するファンの集中力を削ぎかねないので、まあ5月31日(土)と6月1日(日)は除外していいんじゃないでしょうか。

やはり、普通に考えれば、千秋楽である6月15日(日)か、その前日である6月14日(土)かなという気がします。

ただ、このタイミングだと、少し、遅いという見方もある。

9枚目「タイトル未定」
選抜発表[05/11] =27日=> Stage初披露[06/07] =32日=> CD発売[07/09]
選抜発表[05/11] =28日=> Stage初披露[06/08] =31日=> CD発売[07/09]
選抜発表[05/11] =34日=> Stage初披露[06/14] =25日=> CD発売[07/09]
選抜発表[05/11] =35日=> Stage初披露[06/15] =24日=> CD発売[07/09]
# オレンジ色の日付は候補日

ステージでの表題曲初披露は、6枚目「ガールズルール」がCDリリースの32日前、7枚目「バレッタ」は24日前、8枚目「気づいたら片想い」は39日前でした。

突貫工事的なスケジュールだった「バレッタ」が24日だった以外は、30日以上前に表題曲が披露されていて、キャンペーン期間としてそのくらいは欲しいということなんだと思います。

となると、千秋楽かその前日の初披露だと日程がちょっとタイトになります。

そして、6月7日(土)か6月8日(日)を視野に入れると、9th選抜のメンバーである生駒里奈がAKB48「総選挙」開票日である6月7日(土)に、どこにいるかがポイントになってくる。


「16人のプリンシパル trois」公式サイトには、現時点でも、生駒里奈の出演日程は「調整中」と書かれています。

これはちょっと不思議な話です。

AKB48と乃木坂46の間の日程調整だけなら、そんなに時間が掛かるとは思えません。

では、何が「調整」されてるのでしょう。

9枚目表題曲をプリンシパルのステージで初披露するとき、その様子をテレビで流してくれれば、乃木坂にとっては有り難いですよね。

そうなんです、一つの仮説ですが、「総選挙」開票イベントの行われる6月7日(土)に、赤坂ACTシアターと味の素スタジアムを中継で結んで、乃木坂46の9枚目表題曲初披露と生駒里奈の順位発表を絡めるなんてことを、運営が考えているのではないかと。

これは乃木坂にとってはプリンシパル公演と9枚目シングルを宣伝する絶好のチャンスになりますが、中継車を出さなければならないテレビ局からすれば、あまり気乗りのする話ではない。

「総選挙」は、今年もフジテレビが生中継するそうですが、フジテレビとの間で、乃木坂に関しては生中継ではなく録画でどうだ云々と「調整中」であれば(笑)、生駒里奈のスケジュールがなかなか決まらないのも頷けます。

6月7日(土)、生駒里奈がプリンシパルを欠席して、「総選挙」開票イベントに参加するならば、その日のプリンシパル公演での表題曲初披露はまずないでしょう。

一方、もし生駒里奈がプリンシパルに出演するとなると、上で述べたような生中継が行われる可能性も出てきて、新曲披露は、ステージ上どころか、テレビでの発表になるかもしれません。

まあ、赤坂ACTシアターからのテレビ中継は、生駒ちゃんの「総選挙」での順位次第という気もしますが(苦笑)。


ただ、6月7日(土)に初披露の場合、松井玲奈は間違いなく開票イベントに出ているので、ライブパフォーマンスに参加出来ず、フロントが一人いない状態になって、さあどうするという話になります(笑)。

松井玲奈がプリンシパルに出演するのは、初日である5月30日(金)、6月3日(火)、6月4日(水)、6月13日(金)の4日だけです。

つまり、開票日だけでなく、そもそも新曲初披露をプリンシパルの土日公演で行うのであれば、松井玲奈はパフォーマンスに参加出来ないんですね。

もし、乃木坂運営が、選抜メンバー全員で初披露を行うことにこだわるなら、もう6月13日(金)しかありません。

従って、まとめると、9枚目表題曲の初披露には以下の可能性が考えられます。

1) 6月15日(日)のプリンシパル千秋楽、もしくはその前日6月14日(土)、公演中に初披露
2) 6月7日(土)、プリンシパル公演中か終了後の舞台で初披露、その模様が「総選挙」特番でテレビ中継される
3) 6月13日(金)、プリンシパル公演中に、松井玲奈も参加して初披露


生駒里奈と松井玲奈の「交換留学」に加えて、生駒里奈の「総選挙」参加、松井玲奈の選抜入りによって、考えなければならない要素が多くなっていて、新曲キャンペーンの日程予想もかなり複雑になってしまいます。

あるいは、運営も、その複雑さに振り回されて、なかなかスケジュールを決められないのかもしれません。

昨日行われた「総選挙」の中間発表、すなわち「速報」によると、生駒里奈は3千5百票ほどで56位だったそうです。

前回記事『「気づいたら片想い」最新有線ランキング、生駒里奈は夢舞台「総選挙」で選抜入りを果たすのか[16May14]』に書いたように、「気づいたら片想い」個別握手会の売り上げ枚数から考えて、生駒里奈の乃木坂ファンからの票は4千が目安で、「速報」で示された結果は、彼女のいわば「基礎票」とほぼ同じ程度と言えます。

ただ、「速報」は投票開始から1日後の票数で、乃木坂ファンで「総選挙」システムに不慣れな人が多いだろうことを考えると、まだ票の大勢を読める段階ではないと思います。

いずれにせよ、今後の票数の伸びは、AKB48の運営が、これから「総選挙」で生駒里奈をどれだけプッシュするかに掛かっています。

そして、生駒里奈が最終的に何票ほど獲得する見通しかによって、6月7日(土)の夜、彼女が赤坂ACTシアターと味の素スタジアムのどちらにいるのかが決まり、9枚目表題曲がいつ初披露されるのかも影響を受ける気がします。

松井玲奈の参加不参加もそうですが、AKB48グループのイベントに、乃木坂46の新曲キャンペーンが左右されるとすれば、あからさまな「48」化であって、とても残念な話です。

歴代MVの再生回数が示唆するように、乃木坂の強さは流動性の少ない安定したファン層だと思います。

しかし、これ以上AKB48に右往左往させられる状態が続くと、乃木坂のファン層も流動化して、シングル毎にCDセールスやMV再生回数が大きく変動し始める危険があります。

ファンへの刺激は、「組閣」や「総選挙」といったイベントではなく、「制服のマネキン」MVのように、ダンスや音楽の中で実現して欲しいものです。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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「気づいたら片想い」最新有線ランキング、生駒里奈は夢舞台「総選挙」で選抜入りを果たすのか[16May14]

2014-05-16 18:45:00 | 芸能
今日、5月16日付の有線ランキング(集計期間は04/26~05/09の2週分)が発表されました。

以下に歴代シングルの成績とともに載せましたが、8枚目表題曲「気づいたら片想い」は21位でした。

好調を維持する「気づいたら片想い」の有線ランキング

凡例
シングル番号 ランクイン回数 [最高順位] 曲名 (発売日)
# 最新5月16日付でランクインしている場合は、ランクイン回数*(現在の順位)となっている

1枚目 7回 [54位] ぐるぐるカーテン (2012/02/22)
2枚目 8回 [44位] おいでシャンプー (2012/05/02)
3枚目 7回 [69位] 走れ!Bicycle (2012/08/22)
4枚目 7回 [66位] 制服のマネキン (2012/12/19)
5枚目 3回 [112位] 君の名は希望 (2013/03/13)
6枚目 4回 [96位] ガールズルール (2013/07/03)
7枚目 0回 [圏外] バレッタ (2013/11/27)
8枚目 6回*(21位) [8位] 気づいたら片想い (2014/04/02)

発売2週目の4月18日付ランキングで、登場3回目にして最高8位を記録したあと、4月25日付11位、5月2日付16位と下がって、今回の順位になっていて、非常に好調な成績です。

前作表題曲「バレッタ」が、一度も150位以内にランクインしない「完全圏外」で、今作表題曲がいきなりトップ10入りを果たすのは、とてつもない順位上昇です。

それほど知名度の高くない歌手の曲へ、急激に注目が集まるとすれば、普通は、人気ドラマの主題歌に採用されていたり、あるいは、冬季五輪のフィギアで、金メダルをとったスケーターがフリーで使ったとか(笑)、何か社会的に有名なイベントと絡んでいることが多いと思います。

「気づいたら片想い」の場合、そういったイベントは見当たりませんが、一つ考えられるのは、コンビニチェーンのミニストップとのタイアップです。

4月9日(水)から4月21日(月)まで「気づいたら片想い」発売記念キャンペーンと銘打ったコラボを行っていて、実際、店内で曲が流れていました。

最高順位の8位となった際の集計期間は4月5日(土)から4月11日(金)で、ちょうどコラボ期間の前半に当たっています。

一方、今回は、4月26日(土)から5月9日(金)までの集計で、コラボ期間はすでに終わっていて、それでも順位が急落することなく、21位という高いレベルに留まっていることから、「気づいたら片想い」への関心は依然、持続していると考えていいでしょう。

トップ10に入ると、ランキングの表紙ページに載るため、それだけで関心が高まって、順位の落ち方が緩やかになるのは自然なことです。

ただ、テレビ朝日「ミュージックステーション」を始め、音楽番組からバラエティまで、メンバーがテレビの有名番組に出演したり、巨大なジャケット写真をビル外壁に掲げるなど、「気づいたら片想い」では、かつてないほど徹底した宣伝広告が行われていて、その効果は少なくないと思います。

また、後で述べるように、「組閣」という特別な出来事が、乃木坂への関心を高め、セールスに影響を与えている面はあるんじゃないでしょうか。


ところで、3月12日(水)HKT48「桜、みんなで食べた」、3月19日(水)SKE48「未来とは?」、3月26日(水)NMB48「高嶺の林檎」、そして4月2日(水)に「気づいたら片想い」が発売され、3月中旬から4月初めに掛けて、「支店」と乃木坂のシングルCDが連続リリースされました。

この4曲を比べると、有線ランキングに関しては、以下のように、もともと有線に強いHKT48の「桜、みんなで食べた」と乃木坂「気づいたら片想い」の好調ぶりが目立っています。

HKT48

1枚目 15回 [19位] スキ!スキ!スキップ! (2013/03/20)
2枚目 17回 [12位] メロンジュース (2013/09/04)
3枚目 9回*(58位) [10位] 桜、みんなで食べた (2014/03/12)

SKE48

11枚目 6回 [29位] チョコの奴隷 (2013/01/30)
12枚目 4回 [60位] 美しい稲妻 (2013/07/17)
13枚目 10回 [25位] 賛成カワイイ! (2013/11/20)
14枚目 7回*(142位) [45位] 未来とは? (2014/03/19)

NMB48

6枚目 8回 [60位] 北川謙二 (2012/11/07)
7枚目 4回 [118位] 僕らのユリイカ (2013/06/19)
8枚目 10回 [33位] カモネギックス (2013/10/02)
9枚目 4回 [119位] 高嶺の林檎 (2014/03/26)

SKE48「未来とは?」は、45位が最高で、現在142位という圏外ギリギリまで下がっています。

また、NMB48「高嶺の林檎」は、最高が119位で、これは過去もっとも低い最高順位でした。

歴代シングル表題曲のランキングを見ると、NMB48は有線を意識したプロモーションを行っていないようで、運営があまり重視してないのかもしれません。

ただ、昨年末、NHK紅白歌合戦に初出場を果たし、そこで歌った「カモネギックス」がランクイン回数、最高順位ともに、これまでの最高を記録したのに、その次の曲が一気に成績を落としていて、今の時代、紅白の効果は思った以上に限定的なのかなという印象を受けます。


参考までに、AKB48のランキングを載せておきます。

AKB48

32枚目 37回 [2位] 恋するフォーチュンクッキー (2013/08/21)
33枚目 9回 [3位] ハート・エレキ (2013/10/30)
34枚目 10回 [43位] 鈴懸の木の道で(以下略) (2013/12/11)
35枚目 12回*(117位) [2位] 前しか向かねえ (2014/02/26)
36枚目 1回*(51位) [51位] ラブラドール・レトリバー (2014/05/21)

32枚目表題曲「恋するフォーチュンクッキー」が、37回ランクイン、最高2位という成績を残して、今回、圏外に去りました。

この曲は、AKB48にとって初めてのロングヒットで、その成功によって、当初はあれこれ批判のあった総選挙1位指原莉乃は、この一年で、グループ内での地位を確固たるものにしたと思います。

一方、総選挙投票券が付いた36枚目シングル表題曲「ラブラドール・レトリバー」が、発売2週前で51位にランクインしてきました。

「総選挙」は、AKB48でもっとも注目を集めるイベントなので、投票、開票へ向かうにつれて順位を上げてくるでしょう。


「組閣」が乃木坂に与えるプラスの影響とマイナスの影響

「気づいたら片想い」が有線ランキングで際立った成績を挙げた理由として、ミニストップとのコラボや大規模な宣伝広告に加えて、生駒里奈と松井玲奈の「交換留学」が発表され、乃木坂が「組閣」に巻き込まれたことが考えられます。

「組閣」の中味を見ると、SKE48やNMB48の方がより大きな人事シャッフルを強いられているのですが、「公式ライバル」として、AKB48グループと距離を保っていた乃木坂から、初めてAKB48との「兼任」メンバーが出たことが話題となり、ネットで頻繁に取り上げられました。

9th選抜に関するネット記事も、松井玲奈の選抜入りを見出しにする記事が多く(笑)、乃木坂への関心が「組閣」絡みであることが分かります。

こういった乃木坂への興味が、有線ランキング好成績の一助となり、それ以上に、ネット動向に直接影響を受けるダウンロードランキングを、押し上げている可能性が高いと思います。

iTunes Store の「トップソング」を見ると、同時期にリリースされた「支店」の曲がいずれも発売4週目ほどで200位より下の圏外に去ったのに対し、「気づいたら片想い」は、発売7週目に入った現在でも120位あたりに留まっていて、異例の強さを見せています。

有線リクエスト、ダウンロード配信、そして初回限定盤CDの好調ぶりを見ていると、今回乃木坂が「組閣」に巻き込まれたことは、少なくとも「気づいたら片想い」のこういったセールスには、プラスに働いている気がします。

まあ、だからこそ運営がファンの反対を押し切って、話題作りをしたがるのかもしれません。


しかし、何度か書いてきましたが、「気づいたら片想い」の個別握手会によるCDセールスは、明らかに前作「バレッタ」より落ちています。

実際、一般流通CDの売り上げは、前作を3万枚ほど上回っているのに、オリコン累計では現在1万枚ほど越えたあたりで、個別第14次応募で新たに出た完売は2部、推定2千枚ほどの積み上げに留まっていて、今後、大きな伸びは期待出来ない状態です。

一般流通CDで3万枚のプラスがあれば、今までの乃木坂であれば、累計で5万枚は前作を上回ってもおかしくないのですが、個別でのセールスが芳しくないため、なかなかオリコンの数字が伸びないということです。

9枚目の個別を見ないとまだ判断は出来ませんが、あるいは、乃木坂のコアファン数が7枚目でピークを迎え、8枚目で「ピークアウト」したのではないかと、危惧しています。

また、前回の記事『乃木坂が直面する人気格差と年齢イメージ差、チーム分けによるシングル両A面化を考える [14May14]』で指摘したように、メンバー間に大きな人気格差が生まれていることも気になる点で、それによってチャンス格差が今以上に広がると、さらに全体人気は伸びなくなっていきます。

生駒里奈のチームB「兼任」と松井玲奈の乃木坂「兼任」という刺激的なことが起こって、今まで乃木坂に興味のなかった人々が面白そうだと集まり、ダウンロード配信や店頭販売CDのセールスは伸びたけど、その一方、コアファンの中から、乃木坂と距離を置く人が出てきて、個別によるCDセールスは落ちてしまった。

そして、ファン数が多い人気メンバーへの影響は、全完売の達成が遅くなる程度だけど、ファン数の少ないメンバーは大きな打撃を受けて、人気の格差が広がっていく。

どうも、そんな光景が頭に浮かぶのですが、この認識が正しいかどうか、9枚目以降のセールスが注目されます。


生駒里奈が「総選挙」選抜入りする可能性は高い

現在のAKB48グループは、まさに、刺激のあるイベントを仕掛け過ぎて、一つのグループをじっくり応援する固定ファンが減り、面白そうな出来事があればそこに人が集まるといった人気構造になっていると思います。

そのため、セールスが安定せず、注目を集めるために、絶えず刺激的なイベントを打ち続けなければならない。

そして、その頂点にあるイベントが「総選挙」です。

指原莉乃は、テレビ朝日「いきなり!黄金伝説。」の記念特集回に、2週連続で主役として出演していて、いよいよ「総選挙」へ向けたプロモーションが本格化してきた感があります。

指原莉乃に対する、AKB48運営のあからさまなフィーチャーぶりを見ると、今回も、彼女が1位を獲得する、あるいは、少なくともトップ争いに絡むのは間違いないでしょう。

「総選挙」は、秋元康氏とAKSが見ている「夢」のようなものなので、彼らが上位に入れたいメンバーがあれば、ほぼ確実に上位に入る筈で、票読みではなく、運営は誰をフィーチャーしたがっているかを考えた方が、結果を当てやすいと思います。

というのも、「いきなり!黄金伝説。」出演のような強力なプロモーションを行えば、指原莉乃へ注目が集まって、彼女の票が伸びるのは当たり前ですね(笑)。

とくに注目したいのは、5月21日(水)に行われる「速報」、つまり中間発表ですが、それに対して秋元康氏がコメントする際、どのメンバーのことを取り上げ、記事として流されるかという点です。

昨年は、やはり指原莉乃に関する話題が大きく取り上げられ、それが後押しとなって、浮動票が彼女に流れた面があります。

まあ、本当の選挙であればアウトな話だらけですが、AKB48「総選挙」は運営の「夢」舞台ですから、嫌なら投票しなければ良いということです(笑)。


しかし、メンバーの方は、透明性と公平性が担保されてないから不参加、というわけにいきません。

ということで、生駒里奈です(笑)。

生駒ちゃんは、最近、テレビ露出を急激に増やしていて、今日は19:00から日本テレビ「笑神様は突然に」、明日は12:00からフジテレビ「マカフシ」、19:56から日本テレビ「世界一受けたい授業」と、人気番組に立て続けに出演する予定です。

また、ネットで噂になっているように、「総選挙」への応援を呼びかける「ティッシュ配り」を、乃木坂メンバーと一緒に各地で行っているようで、この模様もいずれテレビで放送されるでしょう。

こういった生駒里奈への力の入れようを考えると、彼女が選抜入りする可能性はかなり高いという気がします。

一応、票読みをしてみましょう。

「気づいたら片想い」個別では、生駒里奈の売り上げは、個別第14次応募終了後で、推定1万3千枚ほどです。

これは第1次応募が始まった2月4日(火)から第14次応募終了の5月9日(金)までの94日間で積み重ねた枚数で、「総選挙」へ向けてCDを買う期間を1ヶ月とすれば、その3分の1である4千枚ほどが参考となります。

握手会は会場までの往復交通費など追加出費がある上、時間も掛かるのに対して、「総選挙」の投票はパソコンに入力するだけなので、参加し易いのは確かなんですが、やはりAKB48のシングルを買うことに抵抗を覚える乃木坂ファンは少なくないでしょう。

従って、「乃木坂の風 24Mar14 ~ 生駒里奈は「総選挙」に参加するのか、日程、集票力、話題作り、そして「支店」化」に書いたように、乃木坂ファンからの票、つまり基礎票としては、1万枚に届かないという予想になります。

しかし、ゴールデンタイムの人気番組に出て関心を高めていくと、「総選挙」というイベントが好きな人は少なくないので、その浮動票が生駒里奈に入る確率は高くなります。

また、乃木坂メンバーを巻き込んだ「ティッシュ配り」が放送されると、乃木坂ファンの中でも、生駒里奈を応援しようという人が増えるはずです。

16人の選抜に入るには、昨年のケースでは4万票以上が必要ですが、「速報」段階で1万票弱ほど獲得して、「これはもしかすると」という空気になれば、一気に票を伸ばす可能性はあると思います。

もちろん、そのためには、ネット記事、秋元康氏のコメント、徹底したテレビ出演、CDを何千枚も積み上げた写真(笑)など、昨年の指原莉乃と同じような、一連のお約束プロモーションが不可欠ですが、生駒里奈へのAKB運営のこだわりを見ると、「速報」での票数さえある程度確保出来れば、行けるんじゃないでしょうか。


まあ、重点的にプロモーションして貰ったり、「総選挙」で上位に入ることは、生駒里奈というタレントにとって、少なくとも短期的には、間違いなくプラスだと思います。

ただ、それが乃木坂46というグループにどんな影響を及ぼすのか、そして長期的に見て生駒にプラスなのかは、また別の話です。

個人的には、刺激的なイベントによって注目を集めるのではなく、音楽的ステージ的に魅力のあるコンセプトによって人気を集める道を、乃木坂が選んで、生駒里奈もその中で成長して欲しいと思っているのですが、どんどん違う方向に進んでいるようです。

BABYMETALがヨーロッパツアーを行うまでに成長したり、PerfumeやももいろクローバーZに、AKB48が人気を引き離されていくのを見ていると、時代はアイドルに独自性のある音楽を求め始めている気がします。

「総選挙」という秋元康氏の「夢」が、いつまで人々を引きつける「夢」であり続けられるのか、それが今回一番の注目点なのかもしれません。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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乃木坂が直面する人気格差と年齢イメージ差、チーム分けによるシングル両A面化を考える [14May14]

2014-05-14 18:30:00 | 芸能
8枚目「気づいたら片想い」の個別握手会に行った方のレポートを読むと、「長い行列が出来て賑わっているレーンの横に、待っている人がいないガラガラのレーンがあった」といった文章によく出会います。

メンバーによって人気のあるなしは、多かれ少なかれ、もともとあった筈ですが、「バレッタ」までは、こういった声はあまり聞かれなかったので、8枚目で、握手会人気の格差がとくに目立つようになったのだと思います。

そして、完売表からも、人気格差の拡大を窺わせる数字が出てきます。

次の表は、乃木坂全メンバーを、握手会人気がトップである10人、それ以外の1期、そして2期の三つに分け、個別握手会での成績を、グループごとに計算したものです。

(表1) 乃木坂46を三つのグループに分けたときの、各グループの個別握手会での売り上げ比率

凡例
シングル番号個別第13次終了後「タイトル」
そのグループの推定売り上げ枚数の総売り上げ枚数に対する比(推定売り上げ枚数)、完売部数の総完売部数に対する比、担当部数の総担当部数に対する比、人数の総人数に対する比:グループ名

# 各グループの売り上げ枚数は、シミュレーション計算によって求めた
# 比率はすべて%表示で、小数点以下1桁を四捨五入したもの
# 枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「1期10」は、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理、秋元真夏、橋本奈々未、深川麻衣、桜井玲香、若月佑美、衛藤美彩、生田絵梨花の10人のグループ
#「1期10以外」は、1期メンバーでかつ「1期10」ではない人のグループ
#「2期」は二期生で、選抜、アンダー入りしているメンバーも含んだグループ
#「研究生」は、二期生で、選抜にもアンダーにも入っていないメンバーのグループ

7枚目個別第13次終了後「バレッタ」
枚数46%(19.4万枚)、完売部数60%、担当部数43%、人数23%:1期10
枚数39%(16.5万枚)、完売部数31%、担当部数40%、人数47%:1期10以外
枚数15%(06.4万枚)、完売部数09%、担当部数17%、人数30%:2期
[枚数12%(05.0万枚)、完売部数06%、担当部数13%、人数28%:研究生]

8枚目個別第13次終了後「気づいたら片想い」
枚数52%(19.8万枚)、完売部数81%、担当部数39%、人数24%:1期10
枚数35%(13.5万枚)、完売部数16%、担当部数43%、人数48%:1期10以外
枚数13%(05.0万枚)、完売部数04%、担当部数18%、人数29%:2期
[枚数07%(02.6万枚)、完売部数01%、担当部数10%、人数21%:研究生]


実は、7枚目「バレッタ」個別において、すでに明確な人気格差が存在していました。

「1期10」、つまり握手会スターの10人は、それ以外の1期メンバーのちょうど半分の人数であるのに、売り上げ枚数で上回っていて、完売部数は2倍に達していました。

また、2期は、人数比で乃木坂全体の30%を占めるのに、売り上げ枚数は15%、完売部数は9%でした。

この格差は、8枚目「気づいたら片想い」に入ってさらに拡大します。

「1期10」が売り上げを、19万4千枚から19万8千枚と伸ばしたのに対して、それ以外の1期は16万5千枚から13万5千枚、2期は6万4千枚から5万枚へと、逆に売り上げを落としています。

その結果、人数では乃木坂の4分の1である握手会スター10人が、全売り上げ枚数の半分以上を稼ぎ出す状態となり、完売部数はなんと8割を越える比率に達しています。

とくに、2期の中でも、まだ選抜やアンダーに入っていない「研究生」は、8枚目で9人ですが、売り上げ枚数が全体の7%、完売部数は1%という成績で、握手会スター10人と決定的な人気格差が出来ています。

複数の握手会レポートでレーンによる賑わいの違いが指摘されるのは、「バレッタ」で存在していた人気の差が、「気づいたら片想い」でさらに大きくなって、いよいよ個別握手会の会場で、はっきりと認識出来るレベルにまで達したからだと思います。


これほど大きな人気格差が発生した原因の一つは、メディアやライブでの露出が圧倒的で、ファンへアピールする機会の多い選抜に、特定のメンバーが起用されてきたことが挙げられます。

そして、選抜がさまざな場面で優先されるのは、シングルの表題曲を歌っている上に、カップリングでも数多くの曲を担当しているからだと思います。

乃木坂のテレビ出演は、音楽番組だけでなく、バラエティにしても、基本的には新曲キャンペーンが目的なので、表題曲を歌う選抜メンバー、とくに中核をなす福神メンバーの出演が増えるのは当然です。

また、表題曲だけでなく、カップリングも含めて持ち歌が多いメンバーは、音楽番組やライブステージに立つ回数が増えて、ファンに認識して貰いやすくなります。

逆に、研究生のように一切持ち歌がなければ、音楽番組やバラエティはもちろん、ライブや「乃木坂って、どこ?」への登場も極めて限られてしまい、知名度を上げるチャンスはなかなか巡ってこないでしょう。

つまり、楽曲参加の少ないメンバーは、歌やダンスのスキルを磨くチャンスが少ないだけでなく、露出を増やして、知名度を上げるチャンスも少なく、人気が出づらい状況に置かれていると言えます。

では、乃木坂の曲で、選抜が担当した曲は、どのくらいあるのでしょう。


乃木坂のシングル収録曲は、選抜が歌うのか、アンダーが歌うのか、それともユニットを作るのかなど、担当するメンバー構成によって、以下の七つに分類することが出来ます。

「S」型 = 選抜全員が参加
「Sa」型 = 選抜全員とアンダーの一部が参加
「T」型 = 選抜全員とアンダー全員が参加
「A」型 = アンダー全員が参加
「Us」型 = 選抜の一部が参加
「Usa」型 = 選抜の一部とアンダーの一部が参加
「Ua」型 = アンダーの一部が参加

「S」は選抜全員、「A」はアンダー全員、小文字は全員でなく一部、「U」は「ユニット」という気持ちです。

例えば、7枚目「バレッタ」初回限定盤TypeB収録の「そんなバカな」は、選抜全員に加えて、井上小百合、斉藤優里、中田花奈、樋口日奈、星野みなみがアンダーから参加しているので、「Sa」という分類になります。

各シングルには、「表題曲」「共通カップリング曲」「TypeA限定曲」「TypeB限定曲」「TypeC限定曲」「通常盤限定曲」の6曲が入っています。

以下の表は、それぞれのシングルについて、収録6曲の分類記号を、上に挙げた曲順に並べたもので、青色はMVが作られたことを、オレンジ色はMVがないことを表しています。

(表2) 乃木坂シングルの「楽曲構成」

1枚目 「ぐるぐるカーテン」
SATSaSaSa

2枚目「おいでシャンプー」
SSaUsUsASa

3枚目「走れ!Bicycle」
SUsASaSaUa

4枚目「制服のマネキン」
SSUsUsAUs

5枚目「君の名は希望」
SSSAUsUs

6枚目「ガールズルール」
SSUsaAUsT

7枚目「バレッタ」
SSUsaSaAUsa

表題曲:バレッタ (S)
共通曲:月の大きさ (S)
限定曲A:私のために 誰かのために (Usa)
限定曲B:そんなバカな (Sa)
限定曲C:初恋の人を今でも (A)
限定曲D:やさしさとは (Usa)

8枚目「気づいたら片想い」
SSSaUsAUs

表題曲:気づいたら片想い (S)
共通曲:ロマンスのスタート (S)
限定曲A:吐息のメソッド (Sa)
限定曲B:孤独兄弟 (Us)
限定曲C:生まれたままで (A)
限定曲D:ダンケシェーン (Us)

# 「限定曲D」は「通常盤限定曲」


1枚目 「ぐるぐるカーテン」から3枚目「走れ!Bicycle」までは、小文字の「a」が比較的多く、また共通カップリングを必ず選抜が担当するというわけでなく、アンダーの楽曲参加が積極的に行われていました。

ところが、4枚目「制服のマネキン」以降、表題曲と共通カップリング曲を両方とも選抜が担当する形が確立、さらに「A」のアンダー曲以外、アンダーメンバーがMVに参加しない状態が、6枚目「ガールズルール」まで続きます。

とくに4枚目と5枚目は、アンダー曲以外、アンダーメンバーが担当する曲そのものがなくなっています。

7枚目「バレッタ」では、「Sa」曲にMVが作られ、アンダーの参加がやや増えますが、それも束の間、8枚目「気づいたら片想い」は、MV3曲を選抜が担当する形に戻り、小文字の「a」が減らされてしまいます。

つまり、乃木坂のシングルは、4枚目以降、徹底した選抜優先主義で作られるようになり、アンダーが参加する機会が大きく減ったことが分かります。

さらに、選抜やアンダーに入っていない研究生に至っては、6枚目「ガールズルール」から個別握手会に参加しているのに、一曲も担当する歌がなく、6枚目、7枚目、8枚目とシングル制作に一切関わっていません。

これでは、ファンにアピールするチャンスがあまりに少な過ぎます。

人気に格差が出来るのはやむを得ない場合もありますが、チャンスの与えられ方に格差があるとすれば、解消すべきだと思います。


選抜がシングル収録曲のいわば「総取り」をする現状では、アンダーや二期生に十分なチャンスが巡ってこないのは当然です。

そして、選抜メンバーとそれ以外の間に、大きな露出量の差が発生すると、それが人気格差につながっていきます。

握手会スターの中、衛藤美彩を除く9人は、すべて4枚目までに選抜入りを果たしたメンバーで、選抜優先が徹底された4枚目以降に、アンダーから新たに選抜常連となるのが難しいことを示しています。

従って、チャンスの平等化を図るためには、まずはシングルにおける選抜優先を緩和して、アンダーと研究生の楽曲参加を増やす必要があります。

8枚目「気づいたら片想い」では、アンダーライブを企画して、アンダーの存在感をアップさせる措置が取られました。

初回限定盤の抽選応募特典にしたのは至極残念ですが、アンダーライブそのものは、チャンス格差の解消につながるアプローチで、高く評価できます。

しかし、やはりアンダーや研究生のシングルにおける楽曲参加を増やさないと、問題の根本的な解決にはならないと思います。

例えば、「K」を研究生曲とすれば、

SAUsaSaKUsa

のようなシングル構成が考えられます。

持ち歌があれば、それを披露する機会が巡ってくる筈で、それに向けた練習も必要となり、露出量のアップだけでなく、パフォーマンス力の向上も期待できます。


ところで、人気格差に加えて、最近気になり始めているのは、乃木坂メンバーの年齢差が大きくなっていることです。

もちろん、実際の年齢差は時間が経っても同じですが、年長メンバーが22歳、23歳になってくると、もはや立派な大人であって、中学高校生の年少メンバーと並べると、「少女」と「女性」という歴然たるイメージ落差が発生します。

そのため、例えば、渡辺みり愛と白石麻衣が同時に選抜入りすると、衣装だけでなく、楽曲の面でも、チームとして一貫したコンセプトを打ち出すことが難しい。

こういった年齢差によるイメージ格差が、今後、さらに広がっていくのは避けられないので、チャンス格差とともに、解決を迫られる問題だと思います。

一つの方法は、以前から提唱していることですが、年齢別2チーム制です。

現在、乃木坂は総勢42人なので、研究生をなくして、それぞれ14人の年長チーム(S1)と年少チーム(S2)を作り、残り14人をアンダー(A)にする発想です。

そして、シングルの楽曲構成を、

[S1S2]Us1s2A(S1またはS2)(Us2aまたはUs1a)

といった感じにする。

[S1S2]は、表題曲と共通カップリング曲の担当を、年長チームと年少チームが、シングル毎、交互に担当するイメージです。

年長チームは白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未を、年少チームは生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみを中心にさしあたって構成を考えれば、チームカラーがはっきり見えてくると思います。

そうすると、衣装を作りやすいし、クリエイターも、楽曲コンセプトを発想しやすいんじゃないでしょうか。


人気メンバーを分散させる2チーム制で、とくに期待したいのは、定期ライブですね。

年長チームが表題曲を担当するときは、音楽番組への出演はそのチームが主流になるので、年少チームとアンダーは、中規模会場を使った定期ライブを中心に活動して欲しい。

そして、年少チームが表題曲の場合は、年長チームとアンダーがライブを活発化させる。

モーニング娘。に4期として石川梨華が入ったとき、最初のうち、ダンスがたどたどしくて、まあアイドルだからこんなもんだろうと思っていました。

ところが、その後、ステージを見るたびに、彼女のダンスが上達していって、卒業する頃には、「石川はダンスが上手い」というのが当たり前の認識になっていました。

残念ながら、石川さん、歌はなかなか上手くならなかったので、歌唱力はともかく(笑)、ダンスは練習を積み重ねれば、飛躍的にスキルアップ出来るのだと思います。

ところが、乃木坂メンバーを見ていると、石川梨華に感じたような、見る度に踊りが上手くなっているという「手応え」がありません。

例えば、代々木ライブでは、「ああ、上手くなってる!」と感じるけど、その後の武道館ライブでは、「あれ、もうちょっと上手くなかったっけ?」と、それが続かないというイメージがあります。

やはり、日常的な歌とダンスの練習が足りなくて、スキルを積み上げていくことが出来てない気がします。

チームを固定して、シングル毎に持ち歌を与え、そこに定期ライブを仕掛けて、切れ目なくダンス練習を行う。

かりに2チームに分けても、シングルの楽曲構成や定期ライブの開催といった部分に踏み込まなければ、今のアンダーの名前を変えるだけに終わってしまいます。

チーム制に加えて、こういった一連のアプローチを一緒に行えば、チャンス格差の解消やパフォーマンスレベルの向上が可能になると思います。


ところで、(表1)に示される売り上げ枚数の比率は、そのグループに属するメンバーを応援するコアファン数の比率に近いと思います。

つまり、握手会スターを支える人は、コアファン全体の半分に上っている可能性がある。

そして、人気メンバーのファンで、「現在、乃木坂は上手く行っている」という認識を持っている人は少なくない筈で、2チーム制のような、選抜常連である「推し」のポジションが変わるかもしれない試みに反対する意見は、コアファンの中では、むしろ多数派じゃないでしょうか。

握手会スターによる選抜1・2列目の固定化は、実は運営が望んでいる以上に、コアファンの多くが潜在的に支持していることであって、だからこそアンダーや二期生をもっと起用するべきだという意見が、なかなか実現しないという気がします。

どういう乃木坂を見たいかは、最終的にはファンの気持ち次第ですから、多くのファンが現状維持を望むのであれば、乃木坂はとくに何かを変えることなく、このまま進むのが正解なのかもしれません。

ただ、私は、現在の人気格差、それはチャンス格差でもありますが、それを放置しておくのは、握手会スター10人の将来にとっても、決して良いことではないと思っています。


昨夜、あるバラエティ番組に、元モー娘。として、石黒彩と中澤裕子が出演していました。

彼女たちが今でも注目を集めるのは、モー娘。が現在でもなお人気グループであり、音楽シーンの中で活動を続けていることが大きいと思います。

白石麻衣や西野七瀬に人気が集中し過ぎて、彼女たちが卒業した後、乃木坂の人気が急速にしぼむとすれば、まいやんとななせまるのその後の活動にも、マイナスの影響が出るでしょう。

モー娘。にいた頃、中澤裕子は、辻希美と加護亜依から「三十路、三十路のおばちゃん!」とからかわれていましたが、年長メンバーの地位を脅かすほど人気のある年少メンバーがグループ内に存在することは、その年長メンバーにとってもプラスになることです。

辻加護の人気があったからこそ、中澤裕子が立ち上げたモー娘。は長く人気を繋ぐことが出来て、それが今でも中澤裕子の芸能活動を支えているのだと思います。

乃木坂は42人全員で乃木坂。

競争や淘汰を嫌がるセンチメンタリズムではなく、実利的な観点から見て、この合い言葉は正しいと思います。

チャンスを平等に与え、メンバー全員が伸びていくことは、現在人気のないメンバーだけでなく、人気のあるメンバーにとっても重要なことじゃないでしょうか。


最多勝投手やホームラン王が居ても、チーム内に大きな実力差があって選手層が薄ければ、優勝するのは難しくなります。

やはり、チームが強くなるには、全員のレベルアップが不可欠です。

ワールドカップの代表が決まったのに、譬えが野球で申し訳ないですが(笑)、乃木坂もメンバー全員の力で坂を上って欲しいと思っています。


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乃木坂9枚目は過酷日程対応選抜、平日可&ダンス力で井上優里星野抜擢、大和初選抜、研究生ゼロ [12May14]

2014-05-12 18:20:00 | 芸能
乃木坂46の9th選抜メンバーが、昨夜の「乃木坂って、どこ?」で発表されました。

フォーメーションは1列目5人、2列目5人、3列目7人で、1列目と2列目の10人がなんと十福神だそうです(笑)。

選ばれたメンバーと配置は次の通り。比較のため、「5-5-6」の五福神だった8th選抜のメンバー配置も載せておきます。


9th選抜
(3列目) 衛藤美彩井上小百合斉藤優里星野みなみ大和里菜堀未央奈高山一実
(2列目) 若月佑美秋元真夏桜井玲香深川麻衣生駒里奈
(1列目) 松井玲奈白石麻衣西野七瀬(センター)、橋本奈々未松村沙友理

8th選抜
(3列目) 川村真洋、北野日奈子、樋口日奈、秋元真夏、和田まあや、高山一実
(2列目) 桜井玲香若月佑美、生田絵梨花、松村沙友理深川麻衣
(1列目) 堀未央奈白石麻衣西野七瀬(センター)、橋本奈々未生駒里奈

# 客席側から見た左右でメンバー名を並べている
# 9th選抜は、1列目青2列目緑3列目オレンジで色分けし、8th選抜では、その色のメンバーがどこにいたかを示している


新選抜をパッと見ると「ほとんど変わってない」という印象を受けます。

センターが西野七瀬の続投というだけでなく、1・2列目の変化は、「兼任」の松井玲奈が入り、生田絵梨花が不参加という以外、堀未央奈と秋元真夏が入れ替わっただけです。

しかし、3列目を見ると、8th選抜からそのままなのは高山一実だけで、川村真洋、北野日奈子、樋口日奈、和田まあやの4人がアンダーとなり、衛藤美彩、井上小百合、斉藤優里、星野みなみ、大和里菜の5人が選抜メンバーに入って、大きく変化しています。

こういった、1・2列目の固定化と、流動性を増す3列目が、「バレッタ」7th選抜以来、乃木坂の特徴になりつつあります。

では、なぜ固定化と流動化が同時に起こっているのか、9th選抜を読み解きながら考えてみます。


「5-5-7」のフォーメーションは、松井玲奈と握手会スターへの配慮

9th選抜では、やはり「兼任」の松井玲奈が選ばれ、1列目左端に入りました。

松井玲奈は乃木坂46の9th選抜に入っているのか、超多忙なスケジュールを読む [01May14]』に書いたように、松井玲奈は日程的な束縛があまりに強いので、乃木坂としての活動は、プリンシパルや握手会への参加が限定的になるのは勿論、9枚目の新曲キャンペーンでは、音楽番組などへ出演出来ないこともあり得ます。

そのため、松井玲奈をあまり目立つポジションにすると、9th選抜の「顔」が居たり居なかったりして宜しくないので、2列目あたりに入るんじゃないかと思っていました。

ただ、さすがに芸能界の先輩であり、一般知名度も高い松井玲奈の「格」を考えると、わざわざ乃木坂に来て頂いたのに、2列目というのは失礼という感覚が働いて、運営はフロントに入れたのだと思います。

とはいえ、もしフォーメーションが以前のような「3-5-8」であれば、3人フロントの一人が、ころころ変わるのはマズいので、松井玲奈を2列目にするしかありません。

松井玲奈の「格」を考えると、2列目にはしたくないけど、3人フロントに入れるわけにもいかない。

ということで、5人フロントにして、松井玲奈を端に置けば、1列目だけどトップ3ではないので、万事丸く収まります(笑)。

そして、フロントが5人なのに、2列目が3人ってわけにはいかないので、1列目5人、2列目5人の形になったと見ることができます。


しかし、この「5-5」という並びは、松井玲奈問題を解決する以上に、重要な意味を持ってると思います。

握手会スターへの配慮です。

以下の表は、「気づいたら片想い」個別握手会第13次応募(5月1日~2日)終了後の完売表からシミュレーションによって求めた、推定売り上げ枚数による順位表です。


(表1)「気づいたら片想い」個別第13次応募受付終了時点での推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] (完売部数/担当部数、推定売り上げ枚数) メンバー名

# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# 表を見易くするため、順位、完売部数、担当部数の数字が1桁の場合は2桁目にゼロを入れている
# 同じ順位内での名前の記載順番に意味はない
# 「*」に付いたメンバー名は、二期生であることを示す
# 9th選抜メンバーは、1列目青2列目緑3列目オレンジで示している

[01] (30/30、2.03) 白石麻衣西野七瀬(センター)、松村沙友理秋元真夏
[05] (29/30、2.02) 橋本奈々未深川麻衣
[07] (27/30、2.01) 若月佑美
[08] (26/30、2.01) 桜井玲香
[09] (29/29、1.96) 衛藤美彩
[10] (17/30、1.82) 高山一実
[11] (21/25、1.66) 生田絵梨花(学業で9枚目参加せず)
[12] (05/30、1.26) 生駒里奈
[13] (05/28、1.20) 堀未央奈*
[14] (06/21、1.03) 伊藤万理華
[15] (03/26、1.01) 中田花奈
[16] (07/18、0.97) 永島聖羅
[17] (02/26、0.95) 井上小百合
[18] (05/19、0.91) 北野日奈子*
[19] (03/22、0.89) 斉藤優里
[20] (05/17、0.84) 中元日芽香
[21] (01/23、0.78) 齋藤飛鳥
[22] (00/17、0.53) 星野みなみ
[23] (00/16、0.50) 伊藤寧々
[24] (01/11、0.41) 畠中清羅
[25] (01/10、0.38) 能條愛未、樋口日奈、伊藤純奈*、山崎怜奈*
[29] (02/07、0.34) 和田まあや
[30] (00/10、0.31) 川村真洋、市來玲奈、大和里菜、川後陽菜、寺田蘭世*、鈴木絢音*、新内眞衣*、伊藤かりん*、米徳京花*
[39] (01/06、0.25) 渡辺みり愛*
[40] (00/06、0.19) 斎藤ちはる、矢田里沙子*、佐々木琴子*


1位から9位までの9人に、生田絵梨花を加えた以下の10人が、乃木坂の握手会スターと言えます。

いくちゃんは、今回、学業のため担当部数が5部減り、その結果、上表では11位ですが、7枚目までの成績を見るとトップ10の常連で、間違いなく握手会スター、しかも最年少のスターですね。

白石麻衣西野七瀬松村沙友理秋元真夏橋本奈々未深川麻衣若月佑美桜井玲香衛藤美彩、生田絵梨花

# 9th選抜のポジションで色分けしてあります。

この中で、9枚目シングルに参加しない生田絵梨花と、なぜか別扱いにされている衛藤美彩以外の8人を、9th選抜でどう配置するのかが、おそらく運営が最初に考えたことだと思います。

「気づいたら片想い」8th選抜では、7枚目「バレッタ」個別で、西野七瀬、白石麻衣に次いで、3番目に30部全完売を達成した秋元真夏が3列目に据え置かれて波紋を呼びました。

運営は、握手会人気を極端なまでに重視してきたのに、最高の成績を収めたメンバーを3列目に留めておくのは、どう考えてもおかしい。

こういった意見は、人間、いや哺乳類全般が(笑)、本能的に持っているギブアンドテイクの感覚から発している部分があって、ファンだけでなく、運営スタッフも同じ気持ちだった人が多いと思います。

そのため、上に挙げた握手会人気トップメンバーを、今回は8人ですが、何とか1列目2列目に入れたいという感情が働くのは自然なことです。

ただ、もし「3-5」フォーメーションであれば、ポジションが全部埋まってしまって、生駒里奈や堀未央奈など、握手会人気以外の価値観で抜擢する枠がなくなってしまいます。

ほとんどの握手会スターを収めた上で、特別抜擢枠をも確保する「キャパシティ」が必要だったため、「5-5」という形になったのだと思います。


握手会で一度人気を確立すれば、そうそう簡単に成績は落ちないので、握手会人気トップ10は、今後もその座を維持していくでしょう。

また、10th選抜では、生田絵梨花が戻ってくる上、9枚目個別で、衛藤美彩の担当部数が遂に30部になったので、もう「別扱い」は出来ない雰囲気になって、まるまる10人全員の1・2列目入りを考えなければならない状況になる可能性があります。

従って、10th選抜でも、「5-5」フォーメーションは十分あり得ることで、運営が2チーム制といった根本的な改革を行わない限り、握手会スターによる、大人数のフロント&福神はしばらく続くんじゃないでしょうか。

乃木坂の1・2列目が、大人数化して、かつメンバーが固定化されつつあるのは、運営が「ガールズルール」以来進めてきた「握手会主義」の一つの結論なのだと思います。


9th選抜は過酷な9枚目制作スケジュールを乗り切るための布陣

握手会スターへの配慮以外に、9th選抜のメンバー構成に大きく影響を与えているのは、9枚目シングルの制作が、稀に見るハードスケジュールになっていることだと思います。

5月11日(日)深夜「乃木どこ?」での選抜発表から7月9日(水)のCDリリースまでは、8週プラス3日、59日の時間があります。

これは過去の例と比べても平均的な長さで、シングルの制作やキャンペーンに日程的な問題があるようには、一見思えません。

しかし、『9枚目シングルは乃木坂史上初の「前倒し」発売、過酷な制作スケジュールとなる可能性 [06May14]』で指摘したように、発表から発売まで59日間の真ん中に、17日間22公演の「16人のプリンシパル trois」が入っていて、それがシングル制作スケジュールを超ハードなものにしています。


(表2) シングル発売とプリンシパルの日程的関係

#「初日」はプリンシパル公演第1日、「千秋楽」は公演最終日の意味
# 第3回プリンシパルの「初日」「千秋楽」は、東京公演のそれを表している

第2回プリンシパル (2013)
6th選抜発表 =12日=> 初日 =9日=> 千秋楽 =52日=> 6枚目発売 (発表 =10週+3日=> 発売)

第3回プリンシパル (2014)
9th選抜発表 =19日=> 初日 =16日=> 千秋楽 =24日=> 9枚目発売 (発表 =8週+3日=> 発売)


表に示されるように、6枚目「ガールズルール」でも、選抜発表とCDリリースの間にプリンシパルが入りましたが、10週プラス3日と時間があった上に、東京公演は10日間15公演で、千秋楽からCDリリースまで52日の余裕がありました。

この52日で、シングル制作と新曲キャンペーンが行われ、途中、3日間5公演の大阪公演があったりして、ちろんハードだったのは間違いないですが、何とかギリギリセーフという日程でした。

しかし、9枚目は、選抜発表からCDリリースまで8週プラス3日なのに、プリンシパルは17日間もあるため、千秋楽から発売まで24日しかなく、プリンシパルが終わってからシングル制作に取りかかったのでは、表題曲MVの公開が発売数日前なんてことになりかねません。

そのため、プリンシパルが始まる前、選抜発表から公演初日の19日間で、芝居の稽古をしながら、レコーディングやMVの制作を進めるという、トンデモなく過酷なスケジュールになります。


加えて、休日はほとんど合流出来ない松井玲奈が選抜入りしているため、平日に動けるメンバーでないと、9枚目シングルの制作はなかなか進まない。

また、MV制作の時間が限られるために、現場でダンスの振りをすぐに覚える力が必要になります。

従って、時間に融通がきく、となると多くは高卒以上で、かつダンススキルの高いメンバーという条件が選考に入ってきます。

9th選抜では、乃木坂16枠の中、生田絵梨花と衛藤美彩以外の握手会スター8人は、(表1)のように、全員が1・2列目に入っています。

この8人は、選抜常連で経験豊富な上、学業的な縛りも少ないので、平日活動&ダンススキルに問題はありません。

さらに、衛藤美彩の選抜入りは文句なしとして、選抜常連の生駒里奈と高山一実も条件をクリアしています。

ただ、もう一人の選抜常連である堀未央奈は、ダンス面でやや不安が残るため、3列目に下げられたのかもしれません。

つまり、乃木坂16枠は、握手会人気トップ9人に加えて、運営が別の観点で評価する生駒里奈、高山一実、堀未央奈の3人が、平日活動&ダンススキルもパスして順当に選ばれ、残りは4枠ということになります。


まず、堀未央奈以外の二期生が一人も抜擢されなかったのは、ほとんどが中学高校生である上、経験が浅く、次々に新しいダンスをマスターしなければならない状況に、まだ対応出来ないだろうと判断されたのだと思います。

一方、1期で選抜に一度も入っていない大和里菜と斎藤ちはるは、本来ならば、ゼロ回解消として2枠を取って、二人とも選抜入りさせた筈なんですが、斎藤さんは、多分、芸能コースではない普通の高校生なのだと思います、平日活動という面から、涙を飲むことになったんじゃないでしょうか。

選抜ゼロ回の1期が一人というのは、あまりにシビアで、学業の問題があっても、それでも選抜入りさせると予想していたので、正直、驚きました。

ただ、それだけ、9枚目シングルの制作スケジュールがハードなのだと思います。

前回の記事『乃木坂9枚目個別握手会は再び長期販売も、9th選抜は「連続応募」と「紅白」で短期の可能性 [10May14]』に書いたように、9th選抜は比較的短期で、すぐに10枚目が来る可能性もあるので、斎藤さんには、気持ちを切らさず頑張って欲しいです。


このように、残り4枠は、ゼロ回解消1枠と堀未央奈以外の二期生枠ゼロで3枠となり、そこに、井上小百合、斉藤優里、星野みなみが抜擢されました。

この三人は、明らかにダンススキルが高く、選抜経験も豊富です。

星野みなみは高校生ですが、芸能コースのようなので、平日活動という面でも、何とかなるのかもしれません(笑)。


井上小百合、斉藤優里、星野みなみの抜擢と「乃木どこ?」の視聴率

ただ、この三人の抜擢は、平日活動&ダンス力だけが理由ではない気がします。

5月4日(日)深夜の「乃木どこ?」は、「世界卓球」準決勝試合の延長放送に備えて休止となりましたが、実は、すぐ前の番組である「SUPER GT+」、後の「池上彰の経済教室」「ノブナガ・ザ・フール」は、開始時間の変動はあったものの、普通に放送されました。

日曜深夜のレギュラー番組の中、時間調整で削られたのは「乃木どこ?」だけだったんですね(笑)。

9枚目個別の第1回応募を、昨夜の選抜発表回を待たずに行ったことからも、運営が、意図的に5月4日深夜の放送を避けたなんてことはないだろうし、そんな権限もないでしょう。

となると、「乃木どこ?」の視聴率は、テレビ東京編成部を納得させるほど高くなく、番組としてあまり評価を受けていない可能性を考えざるを得ません。


そして、「乃木どこ?」の視聴率が低迷しているとすれば、井上小百合、斉藤優里、星野みなみが抜擢された別の理由が見えてきます。

そうですね、この三人はかなり派手なキャラなので(笑)、登場するだけで画面が賑やかになって、視聴率アップに望みをつなげます。

とくに、9枚目の期間は、これまた派手で華やかな生田絵梨花が出演しないので、テレビ的なテコ入れが、通常以上に必要となってくるでしょう。

乃木坂の選抜は、事実上、「乃木どこ?」選抜でもあって、バラエティ的に面白いキャラを選抜に入れて欲しいという要請が、さゆにゃん、ゆったん、みなみの起用を後押しした気がします。


「世界卓球」に伴う番組の扱われ方を見ていると、正直、「乃木どこ?」が次のクールで打ち切りになっても不思議ではない雰囲気で、番組スタッフも、かなり危機感を持っているのかもしれません。

とくに池上彰と比べられたら、キツいよね(笑)。

ただ、テレ東の場合、いきなり打ち切りではなく、取り敢えず、月曜朝5時スタートとか、とんでもない時間帯に移動させられることから始まると思う(笑)。

みなみには、「それだけでもうゾッとしました」「ゴリラが主人公ですよね」に続く、さらなる名言・名画で大暴れしてもらって(笑)、番組をバンバン盛り上げて欲しいですね。


堀未央奈と生駒里奈は9枚目個別握手会が「正念場」か

今回の選抜発表、ちょっと気になったのは、堀未央奈と生駒里奈です。

堀未央奈は、初めて3列目に下げられましたが、ダンススキルの問題以上に、握手会人気が伸び悩んでいることが、背景にある気がします。

以下の表は、「気づいたら片想い」個別第13次応募後の売り上げの、前作「バレッタ」個別同次後からの「伸び」の順位表です。


(表3)「気づいたら片想い」第13次後の推定売り上げ枚数から前作「バレッタ」第13次後のそれを引いた、売り上げ枚数の「伸び」による順位表

凡例
[順位] (完売部数の伸び/担当部数の伸び、推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名

# 完売・担当部数の伸びで、例えば「-4」は4部の減少、「+7」は7部の増加を表す
# 売り上げ枚数は千枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 推定売り上げ枚数の伸びで、例えば「+1.6」は1千6百枚の増加、「-0.1」は1百枚の減少を表す
# 表を見易くするため、順位の数字が1桁の場合は2桁目にゼロを入れている
# 同じ順位内での名前の記載順番に意味はない
# 「0.0#」は、論理上、完全なゼロになるという意味
# 「*」に付いたメンバー名は、二期生であることを示す
# 9th選抜メンバーは、1列目青2列目緑3列目オレンジで示している

[01] (+3/+3、+2.0) 衛藤美彩
[02] (-4/+7、+1.6) 中元日芽香
[03] (+4/+2、+1.4) 深川麻衣
[04] (-1/+2、+1.2) 若月佑美
[05] (-2/+2、+1.2) 桜井玲香
[06] (-1/+5、+0.4) 市來玲奈
[07] (+1/+1、+0.2) 和田まあや
[08] (-2/+4、0.0) 山崎怜奈*
[09] (+2/0、0.0) 松村沙友理
[10] (0/0、0.0#) 白石麻衣西野七瀬(センター)、秋元真夏
[13] (-1/0、0.0) 橋本奈々未
[14] (-4/+5、-0.1) 北野日奈子*
[15] (-1/+4、-0.1) 米徳京花*
[16] (-3/+4、-0.1) 能條愛未、伊藤純奈*
[18] (-4/+4、-0.2) 樋口日奈
[19] (-1/+2、-0.3) 永島聖羅
[20] (-2/+4、-0.4) 川村真洋、大和里菜、寺田蘭世*
[23] (-6/+2、-0.5) 高山一実
[24] (0/0、-0.7) 渡辺みり愛*
[25] (-4/+4、-0.8) 川後陽菜、鈴木絢音*
[27] (0/0、-1) 矢田里沙子*、佐々木琴子*
[29] (-4/+6、-1.1) 伊藤寧々
[30] (-1/0、-1.3) 斎藤ちはる
[31] (-9/+7、-1.5) 星野みなみ
[32] (-3/+2、-1.5) 伊藤万理華
[33] (-1/0、-2.0) 伊藤かりん*
[34] (-4/-3、-2.2) 生田絵梨花
[35] (-1/-1、-2.3) 畠中清羅
[36] (-2/0、-2.4) 新内眞衣*
[37] (-10/+6、-2.4) 堀未央奈*
[38] (-6/+2、-3.4) 斉藤優里
[39] (-12/+6、-3.7) 井上小百合
[40] (-8/+3、-4.4) 齋藤飛鳥
[41] (-4/0、-4.6) 中田花奈
[42] (-14/+2、-5.7) 生駒里奈


堀未央奈は、「気づいたら片想い」個別で、担当を6部増やされましたが、完売を10部減らして、売り上げ枚数も落としていることが推測されます。

次の10th選抜は、前回ブログで予想したように、8月上旬に発表される可能性があって、そうなると、10枚目制作は夏休みに行われることになります。

9th選抜が徹底的にお姉さんメンバーを集めたこともあって、10th選抜は、中学高校生が多く入ることが予期され、今回、堀未央奈以外誰も選ばれなかった二期生は、若いメンバーを含めて二人以上抜擢される可能性があります。

そのとき、もし堀未央奈の9枚目個別での成績が芳しくなければ、一度、堀ちゃんをアンダーにして、二期生を新たに二人起用しようという流れになるかもしれません。


そして、堀未央奈以上に厳しいのが、生駒里奈です。

10th選抜では、生田絵梨花が帰って来る上に、いよいよ衛藤美彩の2列目昇格が視野に入ってきます。

9th選抜と同じく、1・2列目が10人という大人数であっても、相当に熾烈なポジション争いになるのは必至で、選考の最後の決め手が、握手会人気になる可能性は十分あります。

「組閣」の影響だと思いますが、「気づいたら片想い」で、生駒里奈は握手会人気を大きく落としていて、9枚目個別で回復出来なければ、初めて3列目に下がる危険が出てきます。

AKB48の「総選挙」参加にしても、そこでどんな順位になるか以上に、それを乃木坂の握手会人気アップに繋げられるかという点を、運営は重視する筈で、堀未央奈と並んで、生駒里奈も、9枚目個別は、そこでの成績が今後のポジションを大きく左右する「正念場」と捉えて臨んだ方がいいと思います。

堀未央奈と生駒里奈の魅力と能力を、握手会人気で判断するのは理不尽だけど、その理不尽な基準でメンバーを選別するのが今の運営なので、人気アップにつながると思えることがあれば、秋元真夏流である必要はないけど(笑)、あれこれトライしてみたらどうでしょう。


最後に、個人的な意見を述べておきます。

私は、これまで何度か書いたように、乃木坂が楽曲的に躍進するには、川村真洋、中元日芽香、伊藤万理華、衛藤美彩、星野みなみ、生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香の8人が、選抜の中心になることが必要だと思っているので、衛藤美彩と星野みなみを選抜入りさせたことと、桜井玲香を2列目センターに置いたことは評価するけど、9th選抜の構成全体に対しては、正直、心躍るものはほとんど感じませんでした。

しかも、超多忙で選抜発表の収録にすら出られない松井玲奈が、なぜ、わざわざ乃木坂のフロントに入る必要があるのか、売り上げアップ云々の話であったとしても、1期2期多くのメンバーが涙を飲んでいる中、ファンとして納得は出来ないです。

また、選抜回数の少ない1期と二期生の起用を進める上からも、2チーム制などの制度変更が必要だと思っていますが、運営は大きな改革を避け、1・2列目を握手会スターで固め、3列目はシングル毎、さしあたっての都合で選ぶという、長期展望を欠いたやり方で延々と進んでいる感があります。

「気づいたら片想い」個別を見ていると、メンバー間の人気格差が激しくなる一方、全体としての伸びがなく、乃木坂がダイナミズムを失いつつある気がします。

握手会主義で凝り固まった選抜選考を続けていくのではなく、そろそろ、発想を切り替えて、新しい戦力を生み出すような、大胆なチーム改革を始めないと、本格的なヒットが遠のき、「乃木どこ?」の打ち切りといった出来事が、突然に降り掛かってくるかもしれません。

「停滞する」乃木坂。

アイドルとして、それは避けて欲しいですね。


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「シミュレーション計算」

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乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明



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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています



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