中さん

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日記(6.10)コラム「時間泥棒」

2018-06-10 16:47:15 | 日常
6月10日   (日曜日)   雨

コラム時間泥棒

「時は金なり、節約せよ!」
灰色の男たちから誘われるままに、
人々は時間貯蓄銀行に時間を預ける。

ところが、これはインチキで時間は盗まれてしまう。
みんな次第に不機嫌になり、
時間に追われる余裕のない生活を強いられていく
▼ドイツの作家、ミヒャエル・エンデの「モモ」は、

少女モモが時間泥棒たちから時間を取り戻す物語だ。
「時間を節約すればするほど、生活はやせ細っていく」
「時間は、本当に自分のものであるあいだだけ、生きた時間でいられる」。

全編に示唆に富んだ言葉がちりばめられている.
、~~~~~~~~~~~~
 ▼こちらは、ほとんど「労働時間泥棒」のような仕組みだ
  働き方改革関連法案に盛り込まれた高度プロフェッショナル制度では、
  高収入の一部専門職は労働時間規制から外され、
  残業代も深夜・休日手当も出ない。

 ▼企業は労働時間を把握する義務がなくなる。
  時間に縛られずに済むのは経営者の方だ。
  働き手は過大な業務を押しつけられ、
  際限なく働かされる懸念が拭えない。

 ▼そもそも法案の基礎資料である労働時間データに大量の誤りが見つかり、
  制度の土台が揺らぐ。
  命と健康にかかわる時間を粗略に扱われ、
  モモならずとも、怒りがこみ上げよう。


 ▼きょうは時の記念日。
  本来は時間厳守を呼びかける日だが、
  いっそ6月では初めての祝日とし、
  ゆとりを考える機会にしてはどうか。
  怪しい改革より社会ははるかに潤うだろう。
=================
高収入の一部専門職は労働時間規制から外され
  残業代も深夜・休日手当も出ない。
 このあたりの文がミソだな!
 働かなくなって長いので現実的には感じられないでいるが
 国に時間泥棒されては・・・・・若い優秀な方々はたまらないであろう・・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~
蛇足)
数十年も前に書かれたものなのに現代にぴったりはまる。
時間を盗まれるということ・・

時間泥棒によって、人々の時間は奪われて、
「時間を節約することがすべての目的」になってしまいます。

そのため、散髪屋さんは、お客さんと話をしなくなり髪を切ることだけに集中し、
30分で終えるところを20分終わらせて「10分効率よくできた」となるわけです。
家も道路もすべて画一的なものに統一すれば、
時間がかからなくなり、時間の節約が実現されます。

ところで、節約された時間はどこにいったのか。

本の中では、時間泥棒たちが時間貯蓄銀行に貯めこんで、
生きるために使っています。
ですので、節約したと思っている人間たちは、
時間泥棒に時間を奪われているために、
「効率的に働いているのに、なぜか時間が足りない。余裕がない」となり、
ますますせかせかと働くようになります。

その一方で、時間の効率化とともに、心というものが忘れ去られて行きます。
散髪屋のお客は話を楽しむこともなく、ただ単に髪を切ってもらうだけになる。
親は仕事に忙しいから、子どもに遊ぶためのおもちゃを与え、食べるためにお金を与える。

人々は一層忙しくなり、大事な心を忘れて、せかせか、
いらいら生活をするようになる。
なのに、当人たちは、時間泥棒に時間が盗まれていることに全く気づかない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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日記(6.10) コラム「時の記念日」

2018-06-10 09:03:43 | 日常
6月10日  (日曜日)  曇り→雨

朝がとても涼しい。
いよいよ雨雲が近づく日まだ少し明るく曇天前だ!

ナス・トマト・キュウリが成長中だ。

ズッキーニの花に蟻が群がっている。甘いのかな?
イタリアではこの花を料理に使うのを目にする。


インゲンの花も咲きだした。
第二畑に草よけマルチを張っておいてよかった。

バターココナッツの実がついてきた。西洋のカボチャだ。スープに使うと美味しいものだ。

カボチャの花が


スイカも小さな花を付けた。

落花生も育ってきた。

昨年落ちたトマトの種が苗になったので移植しておいたらもう実をつけた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~
いただいてきた果肉植物からヒューっと蔓が伸びて先に花を付けた。


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コラム・・

時計の針が右回りなのは日時計の名残という。

古代エジプト人はオベリスクの影で時を計ったそうだが、
東から南を通って西に沈む太陽の影は中心から見ると左から右に進む。
といっても北半球での話だ。

 ▲太陽が北を通る南半球では影は反対に動く。
 南米ボリビアの主要都市ラパスの議会議事堂には文字盤が正反対で、
 針も逆に進む時計が設置され、観光名所になっている。

 「南半球ではこれが自然」という理由だ。


 ▲日時計は夜には使えない。そこで考え出されたのが水時計だ。
  日本書紀には天智天皇治世下の671年に「漏刻(ろうこく)」と呼ばれた
  水時計が「初めて時を打つ」という記述がある。 

 この日が太陽暦ではきょう10日に当たり、
 1920年に「時の記念日」に指定された。

  
 天智天皇由来の近江神宮(滋賀県)では毎年「漏刻祭」が開かれ、
 時計業界関係者も訪れる。

 ▲日本初の水時計は天智天皇が中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と呼ばれた
  皇太子時代に自ら作ったとされる。
  日本初の元号も皇子が関わった「大化の改新」の大化だ

  律令国家を打ち立てるにはミクロ、マクロの
  「時の支配」が必要だったといえるかもしれない。


 ▲そういえば、現代にも時間を自在に動かし、権力を誇示してみせた指導者がいる。
  北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長だ。

  3年前に韓国と30分間ずらした平壌時間を今年4月の南北首脳会談後に元に戻した。
 ▲世界の耳目を集める米朝首脳会談が間近に迫った。
  時代がかったパフォーマンスより、
  実質的な議論に時間を使ってもらいたい。
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