靱公園を分断するなにわ筋の南側角にある大きな楠。
戦後、現在の靱公園を進駐軍が小型飛行場にする際、切り倒される運命だったという。
楠永大神、楠玉大神として祀られているご神木。
樹齢は約300年だそうです。
楠の裏(表?)には楠永神社があります。
小型飛行場にする際、切り倒される運命だったというこの楠
しかし、硬くて切り倒せず枝のみを取り払ったため、
のちに木が蘇生し、現在の姿に復活したのだそうです。
コンクリート芯が差し込まれた痛ましい姿です。
楠の傍に「永代浜跡」と「靱海産物市場跡」の碑もあります。
かつて周辺は、靭の海産物問屋の荷揚げ場や
塩干魚・鰹節などの専門市場だったと言う。
大阪随一の魚市場で、雑喉場魚市場や靱塩干魚市場が栄えていたそうです。
楠は魚市場、飛行場、そして公園と町の変化とともに過ごし、
今は神様として祀られています。