まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

北朝鮮核実験報道を横目に

2006年10月10日 | その他
 朝からTV番組も、休刊日明けの夕刊、各新聞社も、ネットニュースも一斉に北朝鮮核実験報道です。国会審議中継も気になりました。こうした中、アメリカは国連において国連憲章7条にもとづく制裁決議を準備とのことです。

 当然にも、県議会でも12日の最終日の緊急決議の準備が各会派で行われています。ただ、核実験との公式の確認ができていないこと、失敗説もあり、明日10:30からの議会運営委員会で案文が準備できるか微妙です。

 その明日は、私は静岡空港制限表面区域に関する収用委員会の第1回目で、需要予測について代理の意見陳述、1日拘束されます。その翌日12日は県議会最終日で、反対討論原稿、収用委員会での陳述原稿と、その準備で無茶苦茶な毎日です。

 今日も、知事提案の対応について急ぎでの資料収集でした。反対する議案は
1、第127号議案ー県立3病院独立法人化補正予算
2、第129号議案ー収用委員会の定数増員の改正条例
3、第135号議案ー拡声器の暴騒音規制条例の改正
4、第137号議案ー空港に関わる県営土地改良事業に対する市町の負担額
5、第138号議案ー静岡空港本体用地造成第2工区請負契約
6、第139号議案ー静岡空港エプロン舗装請負契約
7、第145号議案―新型インフルエンザ対策・タミフル備蓄

の7議案です。

 賛成するかどうかで迷ったのは、第150号専決処分議案で、2002年に富士高校の登山部の富士川河川敷での月例山行で、たまたま昼休みに部員が川遊びをした時、一人の生徒が溺れ死ぬ事件が発生。それを許可した教員の責任を巡る訴訟。

 亡くなられた生徒のご両親が、県を訴えているものです。判決は、原告勝訴判決でしたが、県が控訴しました。その専決処分を認めるか、どうかというもの。判決文を読みましたが、まさに其処には教員の監督責任と高校生のドラマがあります。

 辛くて読めない程に事件のあらましが其処に描かれています。昼休みに迷いながら生徒の水泳を許可した教員、そして泳ぎが得意でなく最後まで泳ごうとしなかった被害者が友達に誘われて川に入り溺死してしまいます。

 私の現段階での判断としては、県の控訴を認めるが「和解」と言う解決はできないのか、というものです。いろんな議論があると思います。