まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

静岡新聞7月20日号、異国通信での娘の手記(親ばか)

2008年07月22日 | ニュース・関心事
しずおか異国通信

 仕事が時間、計画通りに進まない。なぜなら電気が、水がない、人が集まらない。ちょっと外出。やっとつかまったバスの中で雨漏り、タイヤガパンク、煙が出ている。とにかく乗れるだけ乗れと詰め込まれ汗だく。

<日本技術の高さ再認識>
 無秩序なことばかりのこの生活にも慣れ自分も気がついたらマンゴーかじって、美しい海をみて、音楽に合わせてリズムに乗って大声で笑って。近所の人と毎日何回もあいさつして電気が来たら拍手。日本の文化や技術の質の高さや文化の尊さを確信させられることも多く、日本人として私達隊員のこの国での役割は、日本社会に対する役割は何かを考え続ける。日本社会とかけ離れた今の生活は私自身の将来の糧になるだろうと思う。

 そして、教育水準の低さ、無責任な仕事の積み重ねから防げた妊産婦死亡、乳幼児死亡、HIV等感染症による若者の死亡が多いこの国の深刻な状況。自分の力は微々たるものだが、残りの任期でやれることをやりきりたいと思う。

映画『崖の上のポニョ』を観る

2008年07月22日 | ニュース・関心事
変身願望多き子供たちの夢をかなえるファンタジー、金魚が人間になれる、それを人魚姫の伝説を使って、海と魔法と人間をつなぐ宮崎駿シリーズの最新作、ドキドキとほんあわか感で観ました。

 「人間になりたい」と願ったさかなの子ポニョと5歳の男の子、宗介の物語ですが、共働きのしばしば対立する夫婦の緊張感を宗介が緩衝材となり、一方で灯台の光信号を通じて家族愛が浮かび上がります。

 「人間が手で描く」というアニメーションの根源にこだわったという津波シーンの迫力はCGとは違ってなかなか。その津波に乗っかって宗助に会いにやって来るポニョのシーンは何でもありで爽快そのもの。

 もうアニメ作品は作らないとして息子さんの「ゲド戦記」に期待した宮崎駿さん。厳しい評価を語りながら再度の今回の作品でしたが、芸術家の世代を媒介にした激しい闘いを見る想いです。

 「老兵は死なずただ去るのみ」の名言どおりにはいかない宮崎さん。「去る立場」を背負わされる私達世代にとって、逆に大きなメッセージとなります。いつも闘い、その迫力こそが時代を切り開く、ですね。