まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

静岡空港、鈴与「リージョンナル航空事業」は成功するのか

2008年07月29日 | ニュース・関心事
 7月24日の静岡新聞1面トップは「鈴与の航空会社 鹿児島、熊本、小松就航へ 静岡空港から3路線」という静岡市清水区に本拠地をおく鈴与系列の「フジドリームエアラインズ」のニュース。

 そもそものこのニュースは昨年に中日新聞がスクープしたものですが、その時は半信半疑でしたが、具体的な動きになっているようです。しかし、果たして採算ラインにのれるのか、大いに疑問です。

 強制収用までして作る必要があったのかという静岡空港ですが、来年3月開港を目前に、開港日も未だ決まらない不思議な状態にあります。前提の4路線の一つ、鹿児島路線に日航も全日空も乗り入れない現実。

 一方、根本問題としての強制収用の図面作成ミスか滑走路西側に聳え立つ樹林。国土交通省に、この二つ、そして防衛省との管制圏未決着問題含め、開港日をが決められない理由があるのではないかの憶測。

 こうした中での鈴与のリージョナル事業、石川知事の「搭乗率補償するから」という頼み込みからなのか、鈴与の多くの幹部社員が「不安視」する中のトップダウン型ドンキホーテ経営路線なのか。

 76人乗り小型ジェット2機購入から3機に増やすこと検討中ということですが、上がることはあっても下がることのない原油高騰の中、「博打的」要素孕む鈴与路線、果たして静岡の雄たりうるのか。

国際連帯税は可能なのか、世界はビビットに反応すべしでは?

2008年07月29日 | ニュース・関心事
 国際連帯税は可能かの議論をしているうちに、政府は27日、為替取引や海外への航空券に課税し、発展途上国の支援に充てる「国際連帯税」導入の是非に関する検討を始めた、との報道。ホント!

 実は、航空機利用者に対する課税については、川口順子自民党参議院はじめ川田龍平議員含め超党派の議員連盟が作られていましたが、世界のスピードは早い、です。どういう形で日本に導入されるのか。

 外務省によると、航空券連帯税は07年時点で、28カ国が導入を表明、うちフランスや韓国など八カ国が実施しています。収入は国際組織に寄付され、感染症対策などに使われている、とのことです。

 外為市場での取引額は07年には一日3兆ドル程度に上り、民間団体の試算では、0・005%の課税で世界のODA総額の3分の1に相当する330億ドルの資金を得られるとのことです。さあ、どうする?

 国内では、今年になって超党派の議員連盟が結成されるなど連帯税導入を求める声が強まっており、福田康夫首相が6月に発表した地球温暖化対策に関する指針の中でも研究を進める意向を示しています。

 具体的展望が必要ですね。