まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

映画『インビクタス/負けざる者たち』を観る

2010年02月20日 | ニュース・関心事
ジョン・カーリン原作のノンフィクション小説を、クリント・イーストウッド監督が映画化したとなればどうしても観ておかなければ、と補正予算議会の区切りに有楽座に足を運びました。

南アフリカ共和国ネルソン・マンデラ大統領とラグビーチームのピナール主将が新しい国の出発の象徴としてラグビーワールドカップで優勝する過程で描き出していくというストーリーです。

27年間の弾圧による牢獄生活を経験しながら新しい出発のために黒人の側からの「和解と赦し」が必要であるとするマンデラ大統領の崇高な理念と現実を史実に基づいて描かれていてとても感動的です。

クリントイーストウツド監督でなければならではの歴史観や人間観が随所に。ただ、感動とは別にスポーツがいかに政治に利用されていくか、ナショナリズム鼓舞に国際スポーツが如何に有効かの映画の側面も。

おそらく監督自身、そのことも十分に理解しながら、国家誕生に潜り抜けなければならない一つの条件としてクールに観ているんだろうなと思いながら観ていました。さて、皆さんはどんな感想をもたれるのか?