まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

9月8日は決算審議の共立蒲原病院の組合議会

2010年09月05日 | ニュース・関心事
7月に提出された共立蒲原病院の経営形態に関する有識者会議の答申は民間型の独立法人化。一方で静岡市の静岡・清水病院の経営形態に関しては公営企業法の一部適用から全部適用への転換を軸に検討会開始。

蒲原病院の検討会の答申は、民間病院だったらこの経営内容はこうなる、を基本認識にして展開されておりきわめて刺激的内容です。私自身は独立法人化より全部適用で十分に展開できるのではが基本的立場。

損益計算書を売上高、売上原価、粗利益、販管費(人件費、物件費)、営業利益に区分けし、売上が52億から40億に減少し粗利益は33億から25億。販管費を差引と赤字が10億から11億。補助金で決算上は黒字。

補助金は、8億600万から15億円。この現状をどうするか、問いかけています。ただ、補助金には2種類あり、救急や高度医療など法律で繰り出しを認められている補助金とこれまでの累積赤字への補助金。

なぜこれほどもまでに赤字は続いているかといえば、一番の理由は、2006年からの新研修医制度により次々に診療科医師が大学に戻り、05年40人の医師は、現在20人。この問題抜きに民間並みでいいかのかどうか。

しかし、立ち直るためには嘆くだけではどうにもなりません。黒字化への道が存在するとして、10年後に黒字化は可能と幾つかの提言を打ち出しています。こうした中での決算審議、組合議会の開催です。

議会の側のチェック能力が求められています。


上海万博

2010年09月05日 | ニュース・関心事
後半の視察の一つが上海万博。すで日中議連は8月末に視察しています。短い時間なので、1、並ばないと入れないパビリオンははずす、2、アジア、アフリカ、南米を軸にする、3、建物で中身を推察する、方針。

建物からその国が万博に何を訴えようとしているか、伝わります。ベトナムは竹、カナダは木材で外装、インドが仏教寺院イメージ、アラブ首長国連邦はスフィンクスなどと納得できる国が幾つかもありました。

アジアの国で中に入ったのは、北朝鮮、ベトナム。アフリカは、アフリカ連合の建物、ザンビア、スーダンなど。南アフリカは別パビリオン。南米連合はドミニカ共和国、ボリビアなど。コスタリカは中南米連合。

キューバは、愛知万博とほとんど同じコンセプト、テキーラバーを中心に、ベネズエラは期待しましたが建物は堅固でエレベータまで付いていますが中は映画館。全世界の国が一同に会する魅力はあります。

それにしても中国の万博にかけたエネルギーと政治的意図は十分に伝わってきます。今日はそれほどの混雑はありませんでしたが、中のトイレ、水、ごみ、移動のバス、ゴーカート、地下鉄の環境整備はすごい。

万博会場の周辺は林立するビルディング、夜の夜景は今までも定評ありましたが一層のレベルアップ。果たしてこの万博の政治的社会的経済的意味は、明日、県の上海事務所を訪問して話を聞いてきます。

日本の企業館に静岡県の名が横浜市と共にありました。中には入りませんでしたが、静岡県の上海万博にかけるそのエネルギーについてもしっかりと掴んできたいと思います。4時間歩き通しましたがさすがに・・。

毛沢東生地の韶山市の観光業と農業

2010年09月05日 | ニュース・関心事
湖南省の3日目の視察は毛沢東生地の韶山市。公式訪問受け入れの強みで対外交流協会の担当職員の方がキチンと同行、そして、現地では湖南省直轄の毛沢東記念館の外事担当職員の方が受け入れ、説明。

ここまで徹底して視察をサポートしてくれた湖南省と今回の企画を準備してくれた中国交流会のヤンさんに改めて感謝の気持ちです。韶山市は人口10万人で、毛沢東記念館を年間520万人が訪問。1日最大6万人。

その関係で市の産業はもともとは農業でしたが、今は観光業関係者も増大しているとのことでした。農業は基本的には水稲が主流ですが、聞いてびっくりしましたが、中国でも農業の次世代担い手が不在の事実。

毛沢東記念館は、とにもかくにも毛沢東に心酔した人はやはり一度は見ておいた方がいい施設です。感動しました。勿論、歴史は勝者が書きますので文化大革命のことは一切でてきません。それでも感動です。

毛沢東の生家の大きさにびっくりしました。今日が土曜日のせいか、観光客は大変多く、毛沢東広場(中国で毛沢東の名のつく広場はここだけ)では観光客がお花代を出して献花する儀式もあり驚きました。

昼食時での対外交流協会の方が語る毛沢東への熱い想いに私も「青年期、毛沢東の文書はかなり読み込んでいますが、日本に戻ったらもう一度毛沢東の文書を読み直してみたい」。中国の魅力を再発見でした。



湖南省、長沙市のごみ問題への悩み

2010年09月05日 | ニュース・関心事
昨日の散歩の後、両替と大雨に長沙市の環境保護局を訪問したのが30分遅れの10;00.この日スケジュールはこのあと長沙市の下水道局、長沙市の全人代副議長対談、湖南省の環境保護局、リサイクル施設と大忙し。

中心テーマはごみ問題でした。最後のリサイクル施設で全体像がようやく理解できました。660万長沙市民の家庭ごみは1日3300トン、市民一人当たり500gのごみ排出量。現在、すべて分別せずに回収。

長沙市のごみ回収はいくつかの民間の会社が市の委託事業で回収。市内の何箇所かにごみ集約ヤード。そこから30トントラック38台で延べ120台で1か所のリサイクルステーションに集める、とのこと。

それを圧縮して埋め立て場所に搬送。これに対し湖南省が長沙市含め14の市、79の県(日本とは違って市より規模小さい)に対して埋め立て場所、焼却場、下水処理施設全体で500億元の計画を提案。

一方で長沙市のリサイクル計画として3300トンをプラスチック、金属、生ごみを分離する装置をつくることで再利用の道筋を付けるという実験プラントを模索。果たして焼却場の選択に向かうのか、別の道か。

湖南省の環境保護局は、リサイクル、埋め立てを続けるか、焼却場をつくるか、検討中。大連では分別収集を始めている、と。私からはダイオキシン発生と大型化、灰溶融炉等未完の技術、ゼロウエイストを紹介。

ざっくばらんな徹底した議論の場の必要性を感じました。