まつや清の日記 マツキヨ通信

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蒲原病院贈収賄事件、議会決算資料にのっていなかったSPD委託契約

2010年11月01日 | ニュース・関心事
本日、共立蒲原病院組合議会静岡市側議員への経過説明が担当部署によって行われました。発端である2006年度から毎年委託契約されていた院内SPD(診療在庫管理)の事実が決算書にのっていないことが明らかになりました。

06年520万、07年から09年960万ですので、300万以上の委託契約報告書類に記載されなければなりません。何故なのか、担当部署として調査することになりました。また、この委託に付随して多額な診療材料費が事業として発生します。

09年度決算で1億7137万、08年度2億51339万、これらの材料が西村医療器を通じて病院側に納入されています。これは材料メーカーと西村医療器の間の民と民の取引きで官は関与しませんがSPD契約が生み出す収益構造です。

としますと、06年のSPD導入時の各医療機器会社の参入はかなりの競争が繰り広げられていたことが推測されます。こうした詳細な経過について議会・住民への説明が必要になりますが、関係資料が警察に押収されていて今後です。

事件は関係者の内部告発から明らかになったとのことですが、病院では昨年の10月投書があり内部調査したが解明できなかったそうです。市側も今回初めて投書事実を知ったと言いますから病院内コンプライアンスも問題です。

いずれにしても11月24日の人事院勧告に基づく給与案件が審議されることになっていた議会の全員協議会において正式な報告を行うそうです。真相解明、責任所在、再発防止の観点で議会の役割を発揮させないといけません。