まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

木魂庵と『曲がったキュウリの時代」精神

2010年11月28日 | ニュース・関心事
今日、木魂庵の食事会があり宮澤議員も含め参加させていただきました。とにかく面白い家を建てたかったという八木博さん。家に裏と表を作らず玄関が四方にあります。筋交いは隠すものが常識なら見えるようにしよう。

柱は大黒柱、床の間の柱とか区別して注目されるなら全部同じ柱の大きさ。縁側の床板はチベット産。とにかく捨てられる、拾った木材で家をつくろう。銘木でなく変木を大事にしよう。節があるなら節をそのまま生かそう。

次から次に語られる木魂庵を作った動機。聞いていて、なるほど、成程の連続で常識が覆されていきます。とにかく木(気)が入っています。食事会には静岡の木材関係の代表的存在の影山弥太郎さんも同席で話が弾みます。

安池康之さんが「木は腐りますか。今軟弱地盤の土壌改良でコンクリート杭と木材杭を比べると木材の方が長持ちするって言う説がありますか本当ですか」に更に熱がこもります。答えは「腐る木も腐らない木もあります」。

「駿府城の巽櫓を再建するとき家康が立てた頃の地盤強固剤の松の木が出てきたが何にも腐っていなかった、コンクリートの中の鉄筋が錆びて2倍に膨張するのでボロボロになってしまう、木の杭のほうが長持ちします」。

大手住宅メーカーが盛んに使っているフィンランド産ホワイトウッズは20年もたないという理由についても聞きました。聞きながら、「曲がったきゅうりの時代」精神と重なり合う部分ばかりだということに気がつきました。

第25回「きよしとこの夜」、参加者がどんなに少なくてもやり続けないといけないと強く感じた次第です。