まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

民主党代表選、野田氏に軍配

2011年08月29日 | ニュース・関心事
215対177、野田氏が海江田氏を追い落とした民主党代表選挙。原発の収束と復旧・復興を当選後に語ってくれた野田氏だが果たして「脱原発依存社会」に向かう道筋を明確にしてくれるのかどうか、未知数です。

そして、党員資格停止中の小沢氏が海江田陣営の陣頭指揮をとると云う民主党代表選挙の異常さ。第1回目投票で決着するとしての強引な手法がまたしても決選投票にあだとなり中間派は野田氏への流れたようです。

ただ、不思議なことはというよりマニュフェスト復活路線は、東アジア共同体形成、TPPへの慎重路線への転換、辺野古への基地移転は困難とするなど、海江田氏を政権交代という原点派たらしめたことは注視に値します。

しかし、民主党・自民党・公明党3党合意の白紙にまで及ぶ時、衆参「ねじれ」の現実に直面し政権運営は菅政権同様に息詰まります。ひょっとしたら小沢氏は原点に戻って衆議院解散まで策謀していたのかもしれません。

いずれにしても野田新政権が3:11から6カ月、政治をどう変えるのか、大連立という「翼賛的」要素が気になります。解散カードで「脱原発」の道を引こうとした菅首相の「無茶苦茶さ」に学ぶべきものがあります。

原発の収束、原発からの撤退、核燃料サイクルの放棄、再生可能エネルギー社会の実現、これからの新しい経済の方向性や幸福観にもとずく復旧・復興の道筋は社会を大きく変えるものであり、解散の争点たりえます。

しばらく、静観でしょうか。